以下、本開示の一例に係る実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図ではない。すなわち、本開示の一例は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付しており、図面は模式的なものであって、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。さらに、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
<第1実施形態>
第1実施形態にかかるプログラム及び情報処理装置は、荷物センタ情報と配送情報とに基づいて、利用を許可する第1荷物センタ(以下、単に「第1荷物センタ」ともいう。)を特定し、荷物の配送元から第1荷物センタへ荷物を配送する第1配送者と、第1荷物センタから配送先へ荷物を配送する第2配送者とが配送に利用するための配送コードを発行する。
ここで、配送コードには、配送対象となる荷物に関する情報、配送元の住所、荷物が経由する荷物センタの住所、配送先の住所などの情報が含まれ、第1配送者及び第2配送者が物流プラットフォームにおいて必要な情報を対応付けて記憶することができる。
第1実施形態にかかるプログラム、情報処理装置、及び情報処理方法は、配送される荷物とその荷物が経由する荷物センタ等の流通経路とを一意に識別するための情報として配送コードを利用することができる。また、第1配送者及び第2配送者は、配送コードに関する情報を情報処理装置に対して照会することで、配送元の住所、荷物が経由する荷物センタの住所、配送先の住所など、荷物の配送において必要な情報を得ることができる。このような配送コードの表現態様は特に制限されないが、例えば、英数字や記号等の文字列、あるいはその文字列をバーコード、QRコード(登録商標)などで表示したものが挙げられる。
かかる第1実施形態によれば、発行された配送コードに基づいて、第1配送者が荷物の配送元から第1荷物センタへ荷物を配送し、第2配送者が第1荷物センタから配送先へ荷物を配送することが可能となる。具体的には、物流プラットフォームにおいて、空き家などを荷物を一時的に保管できる場所として利用しようとする場合に、配送元や配送先のユーザ又は配送者はその保管場所を特定したり、荷物の取り違いなくその保管場所を経由して荷物を配送したりすることが可能となる。これにより、物流プラットフォームにおいて、荷物の配送元又は配送先であるユーザ及び荷物を配送する配送者に対して、荷物センタ提供者により提供される荷物センタを容易に利用できるようにすることができる。また、保管場所を提供する提供者は提供場所が不正に用いられることがないよう管理することができる。
<システム構成>
この第1実施形態では、例えば、情報処理装置であるサーバ110によって、荷物センタの利用要求に応じて配送コードを発行する物流管理システム1が構築される。図1に物流管理システム1の構成の一例を示す。
この物流管理システム1では、例えば、サーバ110と、第1端末120Aと、第2端末120Bと、がネットワーク130を介して接続される。ここで、サーバ110は、荷物センタ情報と配送情報とに基づいて配送コードを発行する情報処理装置である。また、第1端末120Aは、サーバ110に荷物センタ提供者が提供する荷物センタに関する荷物センタ情報を送信する端末である。第2端末120Bは、サーバ110に荷物の配送先に関する配送情報とともに荷物センタの利用要求を送信する端末である。
物流管理システム1は、電子商取引システムの一部を構成する、商品の物流を管理するためのシステムであっても、電子商取引システムとは独立した物流管理システムであってもよい。
ここで、第2端末120Bは配送元ユーザが使用する端末であっても、配送先ユーザが使用する端末であってもよい。以下、第1実施形態では、配送元ユーザが第2端末120Bを用いて荷物センタの利用要求を送信するものとして説明するが、これに限られるものではなく、配送先ユーザが荷物センタの利用要求を送信してもよい。
また、物流管理システム1には、必要に応じて、第1配送者及び第2配送者がサーバ110に配送コードに関する情報を照会するために使用する第3端末120C及び第4端末120Dや、配送先ユーザが荷物の配送条件とともに、第1荷物センタから配送先へ荷物を配送する配送要求を送信するために使用する第5端末120Eがネットワーク130を介して接続されていてもよい。
ここで、第1配送者が第3端末120Cを用いて配送コードに関する情報を照会して得る情報としては、例えば、第1荷物センタに配送する荷物を特定する情報や第1荷物センタの住所等に関する情報の他、配送元の住所等に関する情報など集荷に必要な情報や、配送先のユーザが指定する配送条件が挙げられる。
また、第2配送者が第4端末120Dを用いて配送コードに関する情報を照会して得る情報としては、例えば、第1荷物センタに配送された荷物を特定する情報や第1荷物センタの住所等に関する情報の他、配送先の住所等に関する情報など配送に必要な情報や、配送先のユーザが指定する配送条件が挙げられる。
<第1実施形態のハードウェア構成>
図2に、物流管理システム1に含まれる情報処理装置200(サーバ110と端末120A〜E)のハードウェア構成の一例を示す。情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インターフェース(入出力I/F)204と、通信インターフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、及び/又は、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコード又は命令によって実現する機能、及び/又は、方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含む。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示にしたがって、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、及び、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
本開示のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記録媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
情報処理装置200おける処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<第1実施形態の機能構成>
図3、及び7〜11を参照して、サーバ110、第1端末120A乃至第5端末120Eの機能構成を説明する。図3及び7〜11に開示の各機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
すなわち、図2に示す情報処理装置200のプロセッサ201は、ストレージ203に記憶された各種プログラム(制御プログラム、演算プログラムなど)をメモリ202(例えばRAM)に展開する。そして、プロセッサ201は、メモリ202に展開された各種プログラムを解釈及び実行して、各ハードウェア構成要素を制御することにより、以下に説明する機能構成が実現される。
(1)サーバの機能構成
図3は、第1実施形態に係るサーバ110の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。サーバ110は、物流管理システム1において物流管理を行う情報処理装置の一例であり、入出力I/F311と、通信I/F312と、記憶部320と、制御部330とを有する。
入出力I/F311は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F312は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部320は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部330は、例えば、プロセッサ210が、記憶部320に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
また、記憶部320は、本実施形態にかかるサーバが実行するプログラム321と、荷物センタに関する情報を管理する荷物センタ管理DB322と、配送コードに関する情報を管理する配送コード管理DB323と、第2配送者に関する情報を管理する第2配送者管理DB324と、を格納する。
このプログラム321は、例えば、ユーザからの荷物センタの利用要求に応じて第1荷物センタを特定し、特定した第1荷物センタを経由する荷物の配送に利用する配送コードを発行するためのプログラムである。また、このプログラム321は、配送先ユーザからの配送要求に応じて、第2配送者を特定し、該第2配送者に第1荷物センタからの配送を依頼するためのプログラムとして機能してもよい。なお、このプログラム321は、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録されてもよく、この記録媒体からコンピュータにインストールされてもよい。
荷物センタ管理DB322には、荷物センタ提供者により登録された荷物センタに関する情報が管理される。荷物センタ提供者は、自らが所有又は管理する空きスペースを提供するものであり、個人または法人であってもよい。荷物センタに関する情報としては、例えば、荷物センタID、及び荷物センタIDに紐づく、荷物センタの位置情報、利用可能期間、利用状況、保管可能な荷物のカテゴリー、及び荷物センタ提供者のIDなどの情報が挙げられる。
図4に、荷物センタ管理DB322が記憶するデータ構造の一例を示す。「荷物センタID」には、サーバ110が荷物センタを一意に識別するための荷物センタ識別情報が格納される。
「位置情報」には、主には第1配送者及び第2配送者が荷物センタの位置を特定するための所在地情報が格納される。この所在地情報には、住所に加えて、荷物センタの出入口の位置など住所の示す建物における荷物センタの所在に関する情報が含まれていてもよい。
「利用可能期間」には、荷物センタ提供者が荷物センタの利用を許可する期間が格納される。例えば、荷物センタ提供者が賃貸の空室を荷物センタとして開放する場合には、その開放期間が格納される。なお、利用可能期間は、期間の始期と終期の両方が規定されるものの他、始期又は終期のみ規定されたものであってもよい。
「利用状況」には、荷物センタが荷物をさらに受け入れることが可能か否かを判断するための情報が格納される。例えば、荷物センタの床面積に対する荷物の占める総面積の比率(利用率)を格納していてもよいし、荷物が置かれていない床面積を格納してもよい。また、荷物センタが棚などの設備を備える場合には、床面積に代えて棚の使用率を示してもよい。
「保管可能な荷物のカテゴリー」には、荷物センタの備える設備に応じて、荷物センタが受け入れ可能な荷物のカテゴリーが格納される。例えば、冷蔵庫や空調設備を有する荷物センタであれば、食品などの生ものが受け入れ可能であることが示される。
「提供者ID」には、サーバ110が荷物提供者を一意に識別するための荷物センタ提供者識別情報が格納される。また、提供者IDには、主に第1配送者及び第2配送者が、必要に応じて、荷物センタ提供者と連絡を取るための連絡先に関する情報が対応付けられて格納されていてもよい。
配送コード管理DB323には、サーバ110が発行した配送コードおよび配送コードに関する情報が管理される。配送コードに関する情報としては、例えば、配送コードに紐づく、配送元、荷物センタID、配送先、及び有効期限などの情報が挙げられる。また、サーバ110が受信した荷物センタの利用要求にIDを付して、その利用要求IDを配送コードに対応付けて記憶してもよい。
図5に、配送コード管理DB323が記憶するデータ構造の一例を示す。「配送コード」には、サーバ110が発行した配送コードが格納される。配送コードは、サーバ110が、配送される荷物とその荷物が経由する第1荷物センタとを一意に識別するための情報として利用することができる。配送コードの表現は特に制限されないが、例えば、英数字や記号等の文字列、あるいはその文字列をバーコード、QRコードなどで表示したものが挙げられる。
「配送元」及び「配送先」には、主に、第1配送者及び第2配送者が配送のために使用する各ユーザの住所などの情報が格納される。例えば、第1配送者及び第2配送者は、第3端末120C及び第4端末120Dからサーバ110へ、配送コードに関する情報を照会することで、「配送元」及び/又は「配送先」を知ることができる。
また、「荷物センタID」には、荷物センタ管理DB322が記憶する荷物センタのなかから、サーバ110が特定した第1荷物センタが格納される。例えば、第1配送者及び第2配送者は、第3端末120C及び第4端末120Dからサーバ110へ、配送コードに関する情報を照会することで、第1荷物センタに関する情報を知ることができる。
「有効期限」には、配送コードにより第1荷物センタを利用できる期限が格納される。有効期限は、有効期限の切れた配送コードによる第1荷物センタの利用を制限するために用いるものである。例えば、第1荷物センタが荷物の搬入時に配送コードの確認を求める装置を有する場合に、有効期限の切れた配送コードが付された荷物については搬入を認めないようにすることができる。これにより、有効期限切れの配送コードを用いた荷物センタの不正な利用を排除することができる。有効期限としては、例えば、荷物センタの利用要求の受信日を起算日として2週間である。
「配送状況」には、荷物の配送状況が格納される。配送状況は、各タイミングに応じて、第3端末120C及び第4端末120Dからサーバ110が受信した情報に基づいて更新することができる。配送状況を更新するタイミングとしては、例えば、第1配送者が配送元から荷物を集荷した時、第1配送者が第1荷物センタへ荷物を届けたとき、第2配送者が第1荷物センタから荷物を運び出したとき、第2配送者が配送先へ荷物を届けたときなどが挙げられる。また、サーバ110は、第2端末120B乃至第5端末120Eからの要求に応じて、配送コードに対応する荷物の配送状況を通知することができる。
第2配送者管理DB324には、第2配送者により登録された第2配送者に関する情報が管理される。第2配送者は、配送業を行う法人であっても、配送による対価を受けることを目的とする個人であってもよい。第2配送者に関する情報としては、例えば、第2配送者ID、及び第2配送者IDに紐づく、第2配送者が利用可能な荷物センタのID、第2配送者の利用する第4端末120Dの連絡先、利用可能な移動手段、配達可能時間が挙げられる。
図6に、第2配送者管理DB324が記憶するデータ構造の一例を示す。「第2配送者ID」には、サーバ110が第2配送者を一意に識別するための第2配送者識別情報が格納される。
「荷物センタのID」には、第2配送者が利用可能な荷物センタのIDが格納される。例えば、第2配送者は、自らの情報を登録する際に、荷物センタ管理DB322に登録された荷物センタのなかから自分が配達を担当する荷物センタを選択することができる。「配達可能時間」には、第2配送者が選択した荷物センタに対して、その荷物センタに届いた荷物を配送先に届けることのできる時間が格納される。
荷物センタおよび配達可能時間の選択は、第2配送者の活動範囲に応じて決めることができる。例えば、第2配送者2D−01は、平日の日中に地点Aにいる場合には、地点Aに近い荷物センタC−01を選択し、また、土日の午後に地点Bにいる場合には地点Bに近い荷物センタC−02を選択することができる。
「連絡先」には、主に配送先のユーザが、必要に応じて、第2配送者と連絡を取るための情報が格納される。また、「移動手段」には、第1荷物センタから配送先への荷物の配送に際して、第2配送者が利用可能な移動手段が格納される。
そのほか、第2配送者管理DB324には、第2配送者の「位置情報」が記憶されていてもよい。サーバ110は、第4端末120Dから第2配送者の位置情報を受信することができる。
次いで、図3に戻り、制御部330について説明する。制御部330は、荷物センタ管理部331と、荷物センタ特定部332と、配送コード発行部333と、配送コード管理部334と、第2配送者管理部335と、第2配送者特定部336と、を有する。また、通信I/F312は、第1端末120A乃至第5端末120Eから、要求や通知を受信する受信部としての機能を有し、通信I/F312は、第1端末120A乃至第5端末120Eに、要求や通知を送信する送信部としての機能を有する。これらの機能構成は、プロセッサ201が、記憶部320に格納されているプログラム321を読み出して実行することで実現される。また、サーバ110によって実現される機能構成は、実施形態や実施例に応じて、適宜、機能の省略、置換、及び追加が行われてもよい。
サーバ110の受信部は、第1端末120A乃至第5端末120Eから、要求や通知を受信する。例えば、このような要求や通知としては、第1端末120Aから受信する荷物センタの登録要求、変更要求、及び削除要求、第2端末120Bから受信する荷物センタの利用要求、第3端末120Cから受信する配送コードに関する情報の照会要求、配送完了通知、第4端末120Dから受信する配送コードに関する情報の照会要求、配送依頼を受任する旨の受任通知、配送完了通知、第5端末120Eから受信する配送元のユーザからの配送要求、受取完了通知などが挙げられる。また、荷物センタが備える装置から要求や通知を受信してもよい。例えば、荷物センタが電子錠や撮影機等のセンサを備える場合には、これらからの要求や通知が挙げられる。
荷物センタ管理部331は、荷物センタ管理DB322の情報を管理する機能を有する。一例として、サーバ110の受信部が第1端末120Aから、荷物センタの登録要求を受けた場合には、荷物センタ管理部331は、その荷物センタを一意に識別するための荷物センタIDを付し、その荷物センタに関する情報を記憶する。また、荷物センタに関する情報の更新要求又は削除要求を受けた場合には、荷物センタ管理部331は、それら要求に応じて、荷物センタに関する情報の更新または削除をする。
荷物センタ特定部332は、利用を許可する第1荷物センタを特定する機能を有する。一例として、サーバ110の受信部が第2端末120Bから荷物の配送先に関する配送情報とともに荷物センタの利用要求を受信した場合には、荷物センタ特定部322は、その利用要求を一意に識別するための利用要求IDを付し、配送情報と荷物センタ管理DB322に登録された各荷物センタの情報との相関を分析し、配送情報と相関性の高い荷物センタのIDを特定することができる。
配送情報としては、例えば、配送する荷物の大きさやカテゴリー等の荷物に関する情報、配送先の住所等の配送先に関する情報、配送元の住所等の配送元に関する情報、荷物の発送予定日や仮到着希望日等の配送日時に関する情報等が挙げられる。
配送情報と荷物センタ管理DB322に登録された各荷物センタの情報の相関分析は、例えば、配送情報に含まれ得る荷物に関する情報、配送先に関する情報、配送元に関する情報、配送日時に関する情報と、荷物センタ管理DB322に含まれ得る荷物センタの位置情報、利用可能期間、利用状況、保管可能な荷物のカテゴリーと、に基づいて行うことができる。
なお、「配送情報」は、荷物センタの利用要求時における荷物の配送に関する情報であり、例えば「仮到着希望日」等の一部の情報については、暫定的なものであってもよい。他方、詳細は後述するが、配送先ユーザが通知する「配送条件」は、配送要求とともに送信される荷物の配送に関する情報であり、「到着希望日」等の情報については、配送先ユーザの希望として確定的なものである。
配送コード発行部333は、荷物の配送元から第1荷物センタへ荷物を配送する第1配送者と、第1荷物センタから配送先へ荷物を配送する第2配送者とが配送に利用するための配送コードを発行する機能を有する。例えば、配送コード発行部333は、英数字や記号からなる配送コードを作成し、その配送コードに対して荷物センタ特定部332が特定した第1荷物センタのIDを対応付けて、配送コード管理DB323に記憶させる。
この際、配送コード発行部333は、利用要求IDや、配送元及び配送先等に関する配送情報についても、作成した配送コードに対応付けて記憶させることができる。
これにより、各端末から配送コードに関する情報の照会があった場合には、配送に必要な情報を第1配送者宛に返信することができる。例えば、第3端末120Cを介して、第1配送者から配送コードに関する情報の照会があった場合には、配送に必要な情報を第1配送者宛に返信することができる。ここで、第1配送者が配送に必要とする情報としては、例えば、第1荷物センタに配送する荷物を特定する情報、第1荷物センタの住所等に関する情報、配送元の住所等に関する情報、及び配送元のユーザが指定するその他の配送に関する情報が挙げられる。
第4端末120Dを介して、第2配送者から配送コードに関する情報の照会があった場合には、配送に必要な情報を第2配送者宛に返信することができる。ここで、第2配送者が配送に必要とする情報としては、例えば、第1荷物センタに配送する荷物を特定する情報、第1荷物センタの住所等に関する情報、配送先の住所に関する情報、及び配送先のユーザが指定するその他の配送に関する情報が挙げられる。
第2端末120Bを介して、配送元ユーザから配送コードに関する情報の照会があった場合には、配送に必要な情報を配送元ユーザ宛に返信することができる。ここで、配送元ユーザが配送に必要とする情報としては、例えば、荷物の配送状況に関する情報が挙げられる。
第5端末120Eを介して、配送先ユーザから配送コードに関する情報の照会があった場合には、配送に必要な情報を配送先ユーザ宛に返信することができる。ここで、配送先ユーザが配送に必要とする情報としては、例えば、荷物の配送状況に関する情報が挙げられる。
また、配送コード発行部333は、作成した配送コードに対して、有効期限を設定し、その有効期限も配送コードに対応付けて記憶させることができる。有効期限の設定方法は特に制限されず、配送コード発行部333は、荷物センタの利用要求の受信日から、所定日数後の日を有効期限として設定することができる。また、配送コード発行部333は、配送情報が発送予定日に関する情報を有する場合にはその予定日から所定日数後の日を有効期限として設定してもよい。さらに、配送コード発行部333は、配送情報が仮到着希望日に関する情報を有する場合には、仮到着希望日、又は仮到着希望日から所定日数後の日を有効期限として設定してもよい。
これにより、有効期限の切れた配送コードが付された荷物については第1荷物センタへの搬入を認めないようにすることができ、有効期限切れの配送コードを用いた荷物センタの不正な利用を排除することができる。
サーバ110の送信部は、上記のようにして発行した配送コードを、配送元のユーザ、配送先のユーザ、第1配送者、及び第2配送者の少なくともいずれかに対して、送信する。また、サーバ110の送信部は、配送コードを荷物センタの利用要求をした者に通知することもできる。ここで、荷物センタの利用要求をした者は、配送元のユーザであっても、配送先のユーザであってもよい。また、荷物センタの利用要求をした者の要求等に応じて、サーバ110の送信部は、配送コードを第三者に通知してもよい。ここでいう第三者とは、第1配送者、第2配送者、配送元のユーザが荷物センタの利用要求をした者である場合における配送先のユーザなどが挙げられる。
配送コード管理部334は、第2端末120B乃至第5端末120Eからの要求に応じて、配送コード管理DB323を参照し、配送コードに関する情報を通知したり、第2端末120B乃至第5端末120Eからの通知に応じて、配送コード管理DB323に記憶された情報を更新したりする機能を有する。例えば、サーバ110の受信部が、第1配送者の操作する第3端末120Cや第2配送者の操作する第4端末120Dから、配送コードに関連付けられる第1荷物センタに関する情報(例えば、位置情報)の問い合わせを受信する。この場合に、配送コード管理部334は、その問い合わせに応じて、配送コード管理DB323から第1荷物センタに関する情報を特定し、特定した情報を第3端末120Cや第4端末120Dに対して送信するようサーバ110の送信部に指示することができる。この時、サーバ110の送信部は、荷物センタに関する情報に加えて、配送元及び/又は配送先に関する情報を合わせて送信してもよい。
第2配送者管理部335は、第2配送者管理DB324の情報を管理する機能を有する。一例として、サーバ110の受信部が第4端末120Dから、第2配送者の登録要求を受けた場合には、第2配送者管理部335は、その第2配送者を一意に識別するための第2配送者IDを付し、その第2配送者に関する情報を記憶する。また、第2配送者に関する情報の更新要求又は削除要求を受けた場合には、第2配送者管理部335は、それら要求に応じて、第2配送者に関する情報の更新または削除をする。
第2配送者特定部336は、荷物を配送する第2配送者を特定する機能を有する。一例として、サーバ110の受信部が第5端末120Eから荷物の配送条件とともに第1荷物センタから配送先へ荷物を配送する配送要求を受信した場合には、第2配送者特定部336は、配送条件と第2配送者管理DB324に登録された各第2配送者の情報との相関を分析し、配送条件と相関性の高い第2配送者のIDを特定し、特定した第2配送者に、配送コードとともに荷物の配送依頼を通知することができる。
配送条件としては、例えば、荷物の到着希望日あるいは受取可能日等の配送日時に関する情報、配送手段に関する情報等が挙げられる。
配送情報と第2配送者管理DB324に登録された各第2配送者の情報の相関分析は、例えば、配送条件に含まれ得る配送日時に関する情報や配送手段に関する情報と、第2配送者管理DB324に含まれ得る配達可能時間や配送手段に関する情報と、に基づいて行うことができる。
これにより、第1荷物センタに紐づく第2配送者の中から、荷物の配送条件に適合する第2配送者を特定することができる。例えば、配送先ユーザが1時間後に荷物の配送を希望する場合には、その配送時間に応じることのできる配送者を特定することができる。そのため、配送先ユーザが希望する配送条件を可能な限り満足することができる。また、これにより、再配達のリスクを回避することも可能となる。
第2配送者特定部336は、特定した第2配送者の操作する第4端末120Dに対して、配送条件とともに、第1荷物センタから配送先への荷物の配送依頼を送信することができる。
サーバ110の受信部が第2配送者の操作する第4端末120Dから配送依頼を受任する旨の受任通知を受信した場合には、第2配送者特定部336は、第2配送者により配送依頼が受任された旨の配送決定通知を配送先に通知するようにサーバ110の送信部に指示してもよい。
また、配送依頼を通知した日時から所定期間内にサーバ110の受信部が受任通知を受信しない場合には、第2配送者特定部336は、配送依頼を取り消し、配送依頼を取り消された第2配送者を除外した上で、荷物を配送する第2配送者を改めて特定してもよい。
これにより、例えば、購買者と販売者の間の電子商取引において、販売者(配送元のユーザ)は、第1配送者に配送コードを知らせることにより、自ら荷物センタを指示する等の煩雑な手続きを踏むことなく、荷物の配送元から第1荷物センタへの荷物の配送を容易に指示することができる。
また、第1配送者は、配送コードに基づいて荷物を配送すべき第1荷物センタの住所を特定し、配送を完了することができる。ここで、第1配送者は、配送業を行う法人であっても、配送による対価を受けることを目的とする個人であってもよい。例えば、第1配送者が法人である場合には、第1配送者は第1荷物センタを一種の物流倉庫として利用することもできるため、自ら物流倉庫などを必要以上に保有する必要がなくなり、事業コストの削減も可能となる。また、第1配送者は、荷物を配送先に直接配送するものではないため、例えば配送先のユーザの不在のような再配達のリスクを回避することができる。
さらに、第2配送者は、第1荷物センタに配送された荷物の中から、配送コードに基づいて配送すべき荷物を特定するとともに、配送コードに基づいて荷物を配送すべき配送先の住所を特定し、配送を完了することができる。ここで、第2配送者は、配送業を行う法人であっても、配送による対価を受けることを目的とする個人であってもよい。例えば、第2配送者が個人である場合には、荷物センタと配送先の位置関係や配送先のユーザが指定する到着希望日などの配送条件に基づいて、配送に適した個人を第2配送者として特定するようにしてもよい。これにより、配送先のユーザのニーズに沿った配送が可能となる。
また、購買者(配送先のユーザ)は、配送コードに基づいて配送された荷物を受け取ることができる。特に、配送先のユーザが第2配送者に対して、配送コードに対応する荷物の到着希望日などの配送条件を指定することにより、配送先のユーザの多様な希望に応じて荷物を受け取ることが可能となる。また、配送先ユーザの指定する配送条件に合わせて受取を可能とすることで、再配達を減少せることも可能となる。
さらに、荷物センタ提供者は、利用していないスペースを荷物センタとして有効に利用することができる。また、配送コードを利用することで、荷物センタ提供者は荷物センタの住所を購買者と販売者に直接知られることなく、利用していないスペースを安心して提供することができる。
なお、荷物センタは、荷物センタ提供者が提供を希望するスペースであれば、特に制限されず、例えば、賃貸の空室や空き家、空き倉庫などが挙げられる。また、使用されている倉庫等であっても部分的な空きスペースがある場合にはそのスペースを荷物センタとして提供することもできる。
以下、さらに付加的態様について説明する。
配送コード発行部333は、配送コードを発行し配送コード管理DB323に記憶させた場合に、荷物センタ管理DB322におけるその配送コードに対応する荷物センタの利用状況に関する情報を更新してもよい。この場合、配送コード発行部333は、配送情報に基づいて、荷物の大きさを特定又は推定し、また、その荷物の第一荷物センタにおける保管期間を特定又は推定し、荷物センタ管理部331に対して荷物の保管場所が確保されるよう荷物センタの利用状況に関する情報の更新要求をする。この更新要求に応じて、荷物センタ管理部331は、荷物センタ管理DB322の利用状況に関する情報を更新する。
これにより、サーバ110が配送コード発行後に別の荷物センタの利用要求を受信した場合に、既に配送コードが発行されて使用予定となっている荷物センタに対して、重複して配送コードが発行されることにより、荷物センタの利用率が100%を超えるような事態を回避することができる。
また、配送コード管理部334は、サーバ110の受信部が第2配送者からの受任通知を受信した場合に、荷物センタ管理DB322におけるその配送コードに対応する荷物センタの利用状況に関する情報を更新してもよい。この場合、配送コード管理部334は、配送コード管理DB323から配送コードに対応する荷物センタを特定し、荷物センタ管理部331に対して荷物センタ管理DB322の荷物センタの情報の更新要求をする。この更新要求に応じて、荷物センタ管理部331は、荷物センタ管理DB322の利用状況に関する情報を更新する。
また、受任通知に代えて、サーバ110の受信部が第2配送者からの配送完了通知を受信した場合や、配送先ユーザから受取完了通知を受信した場合、荷物センタが備えるセンサ等により第2配送者による荷物の取り出しを検知した旨の通知を受信した場合、あるいは、第2配送者が荷物センタから荷物を搬出する際に送信する通知を受信した場合に、荷物センタ管理部331は、荷物センタの利用状況に関する情報を更新してもよい。
これにより、サーバ110が荷物センタの利用状況をより正確に管理することが可能となり、荷物センタからの荷物の搬出による空き状況を把握することができる。そのため、新たな荷物センタの利用要求がされた時に、選択可能な荷物センタの候補を広げることが可能となる。
また、配送コード管理部334は、第1荷物センタが配送コードに基づく電子鍵により施錠及び開錠な電子錠を有する場合には、その電子錠の施錠及び開錠を許可する機能を有していてもよい。
この場合、サーバ110の受信部は、第1配送者及び/又は第2配送者により配送コードが入力された電子錠から、該配送コードが電子錠を有する荷物センタを経由することを示すものであるか否かを確認する確認通知を受信する。配送コード管理部334は、該確認通知に応じて、配送コード管理DB323を参照して、配送コードが電子錠を有する荷物センタを経由することを示すものであるか否かを判断する。配送コードが電子錠を有する荷物センタを経由することを示すものである場合には、配送コード管理部334は、サーバ110の送信部を介して開錠を許可する旨の通知を電子錠に通知し、配送コードが電子錠を有する荷物センタを経由することを示すものでない場合には、配送コード管理部334は、開錠を許可しない旨の通知を電子錠に通知する。
さらに、配送コードが電子錠を有する荷物センタを経由することを示すものである場合には、配送コード管理部334は、配送コード管理DB323の配送状況を更新してもよい。例えば、第1配送者が配送コードを入力した場合には、配送コード管理部334は配送コード管理DB323の配送状況を「荷物センタへ輸送中」から「荷物センタ保管中」に更新し、第2配送者が配送コードを入力した場合には、配送コード管理部334は配送コード管理DB323の配送状況を「荷物センタ保管中」から「配送先へ輸送中」に更新することができる。
これにより、荷物センタ提供者が不在であっても、第1配送者及び第2配送者が荷物センタに対する荷物の搬入及び搬出が可能となる。また、荷物センタが誤った配送コードにより利用されることを回避することができる。また、適切な配送コードを有しない第1配送者及び/又は第2配送者、あるいは第三者が荷物センタに出入りすることを回避することが可能となり、荷物センタに保管される荷物の安全を確保することができる。
さらに、サーバ110の配送コード管理部334は、配送コードを発行した日時から所定期間内に開錠を許可する旨の通知を通知しない場合には、配送コード管理DB323に記憶された配送コードを失効させてもよい。
この場合、配送コード管理部334は、配送コード管理DB323の有効期限を参照して、有効期限が切れている配送コードを失効の状態とすることができる。またこれに代えて、配送コード管理部334は、第1配送者及び/又は第2配送者により配送コードが入力された電子錠から上記確認通知を受信したときに、配送コード管理DB323の有効期限を参照して、有効期限が切れている場合には、電子錠の開錠を許可しない構成としてもよい。
これにより、有効期限切れの配送コードを用いた荷物センタの不正な利用を排除することができる。なお、配送コードを失効させる場合には、サーバ110は、その旨を配送元ユーザ及び/又は配送先ユーザに通知することができる。当該通知をした場合、サーバ110の配送コード管理部334は、は、配送元ユーザ及び/又は配送先ユーザの要求に応じて、第1荷物センタから荷物を配送先ユーザに配送するための配送コード、又は、第1荷物センタから荷物を配送元ユーザに返送するための配送コードを発行することもできる。
上記電子鍵は、荷物センタへの荷物の搬入の際に第1配送者に対して受領証を発行するものであってもよい。また、電子鍵は荷物センタの出入口に設けられる態様であっても、例えば、宅配ボックスのように荷物センタ内の荷物の保管庫に対して設けられる態様であってもよい。
なお、第1荷物センタは、電子錠に代えて、配送コード管理DB323の配送状況を更新するための入力装置を有していてもよい。この入力装置は、第1配送者が荷物を搬入した時、及び/又は第2配送者が荷物を搬出した時に配送コードが入力され、配送コードが入力されたことをサーバ110に通知する。また、入力装置は、荷物センタへの荷物の搬入の際に第1配送者に対して受領証を発行するものや、QRコードなどの光学的な情報コードにより、配送コードの入力ができるものであってもよい。
荷物センタに設けられる電子錠及び/又は入力装置は、限定ではなく例として、スマートフォン、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)など)、ウェアラブル端末、他種のコンピュータを構成要素の一つとして含むものが挙げられる。
この場合、サーバ110の受信部は、第1配送者及び/又は第2配送者により配送コードが入力された入力装置から、該配送コードが入力された旨の通知を受信する。そして、該通知に応じて、配送コード管理部334は、配送コード管理DB323を参照して、配送コードが入力装置を有する荷物センタを経由することを示すものであるか否かを判断する。第1配送者が配送コードを入力した場合には、配送コード管理部334は配送コード管理DB323の配送状況を「荷物センタへ輸送中」から「荷物センタ保管中」に更新し、第2配送者が配送コードを入力した場合には、配送コード管理部334は配送コード管理DB323の配送状況を「荷物センタ保管中」から「配送先へ輸送中」に更新することができる。
荷物センタ管理部331は、荷物センタが該荷物センタの利用状況を確認するための撮影機を有する場合には、その撮影機により撮影された荷物センタ内の画像データから荷物センタの利用状況に関する情報を取得し、荷物センタ管理DB322の利用状況を更新する機能を有していてもよい。
この場合、画像データは、例えば、撮影機が有する機能部がコンピュータビジョン技術を用いて解析し、解析によって得られる荷物センタの利用状況に関する情報をサーバ110の受信部で受信後、荷物センタ管理部331が荷物センタ管理DB322の利用状況を更新してもよい。また、これに代えて、撮影機から受信した画像データを、荷物センタ管理部331がコンピュータビジョン技術を用いて解析することで、荷物センタの利用状況に関する情報を取得する構成でもよい。
これにより、サーバ110は、荷物センタの利用状況をより正確に把握することが可能となり、荷物センタの利用率が100%となることを回避することができる。そのため、例えば、荷物センタに対して荷物が過剰搬入され、荷物センタ特定部332により特定された荷物センタに対して第1配送者が荷物を搬入できないような事態を回避することができる。
なお、荷物センタは、撮影機に代えて、荷物センタの利用状況を把握するための他のセンサなどを有していてもよい。例えば、荷物センタの各荷物が置かれる位置に、重量センサや赤外線センサ等を設け、これらセンサからの荷物の有無の情報を受信し、集約することにより、荷物センタ管理部331が荷物センタ管理DB322の利用状況を更新してもよい。
(2)第1端末の機能構成
図7は、第1実施形態に係る第1端末120Aの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。第1端末120Aは、物流管理システム1において、荷物センタ提供者が荷物センタに関する情報の登録及び更新などを行う情報処理装置の一例であり、入出力I/F711と、通信I/F712と、記憶部720と、制御部730とを有する。
入出力I/F711は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F712は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部720は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部730は、例えば、プロセッサ210が、記憶部720に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
入出力I/F711は、所定の画面を表示し、また、第1端末120Aの画面に表示されたボタンや、第1端末120Aのタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、操作に関する情報を制御部730に出力する。
通信I/F712は、サーバ110に、荷物センタ提供者ID、荷物センタの登録要求、荷物センタの更新要求、又は荷物センタの削除要求などを送信する送信部としての機能を有する。また、通信I/F712は、サーバ110から、荷物センタの登録、更新、及び削除要求に対する完了通知などを受信する受信部としての機能を有する。
記憶部720は、例えば、第1端末120Aが実行するプログラム721及び荷物センタ管理DB722を記憶する。このプログラム721は、限定ではなく一例として、荷物センタの登録、更新、及び削除要求を送信する処理を実行させるプログラムである。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよく、この記録媒体からコンピュータにインストールされてもよい。また、荷物センタ管理DB722は、荷物センタの登録通知等とともにサーバ110から受信した荷物センタのIDを管理する。
制御部730内の荷物センタ管理部731は、入出力I/F711からのユーザ操作を受け付けて、サーバ110に対して荷物センタの登録、更新、及び削除要求などを送信するように第1端末120Aの送信部に指示する。
例えば、荷物センタ提供者が利用していないスペースを荷物センタとして利用したい場合には、ユーザの操作に応じて荷物センタ管理部731が、そのスペースに関する情報とともに荷物センタの登録要求をサーバ110に送信する。荷物センタの登録要求に応じて、サーバ110は、上記スペースに荷物センタIDを付して、荷物センタとして荷物センタ管理DB332に登録するとともに、荷物センタIDと登録完了通知を第1端末120Aに送信する。
また、荷物センタ提供者が登録済の荷物センタの利用可能期間や、保管可能な荷物のカテゴリーを更新したい場合には、ユーザの操作に応じて荷物センタ管理部731が、荷物センタ管理DB722を参照し、更新対象となる荷物センタID及び更新に関する情報とともに荷物センタの更新要求をサーバ110に送信する。荷物センタの更新要求に応じて、サーバ110は、荷物センタ管理DB332から更新する荷物センタIDを特定し、その荷物センタに関する情報を更新する。
荷物センタ提供者が登録済の荷物センタを削除したい場合には、ユーザの操作に応じて荷物センタ管理部731が、荷物センタ管理DB722を参照し、削除対象となる荷物センタIDとともに荷物センタの削除要求をサーバ110に送信する。荷物センタの削除要求に応じて、サーバ110は、荷物センタ管理DB332から削除する荷物センタIDを特定し、その荷物センタを荷物センタ特定部332により選択されないようにする。そして、削除対象である荷物センタIDを指定する配送コードが全て配送済または失効となったとき、あるいは配送コードが全て配送済または失効となってから所定の期間を経過したときに、荷物センタ管理DB332から削除要求のあった荷物センタIDに関する情報を削除する。
(3)第2端末の機能構成
図8は、第1実施形態に係る第2端末120Bの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。第2端末120Bは、物流管理システム1において、サーバ110に荷物の配送先に関する配送情報とともに荷物センタの利用要求を送信する情報処理装置の一例であり、入出力I/F811と、通信I/F812と、記憶部820と、制御部830とを有する。
入出力I/F811は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F812は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部820は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部830は、例えば、プロセッサ210が、記憶部820に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
入出力I/F811は、所定の画面を表示し、また、第2端末120Bの画面に表示されたボタンや、第2端末120Bのタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、操作に関する情報を制御部830に出力する。
通信I/F812は、サーバ110に、荷物の配送先に関する配送情報、荷物センタの利用要求、又は配送状況の照会要求などを送信する送信部としての機能を有する。また、通信I/F812は、サーバ110から、荷物センタの利用要求に対して発行された配送コードを知らせる通知、又は配送状況などを受信する受信部としての機能を有する。
記憶部820は、例えば、第2端末120Bが実行するプログラム821及び配送コード管理DB822を記憶する。このプログラム821は、限定ではなく一例として、荷物センタの利用要求を送信する処理を実行させるプログラムである。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよく、この記録媒体からコンピュータにインストールされてもよい。また、配送コード管理DB822は、荷物センタの利用要求に対してサーバ110から受信した荷物コードを管理する。
制御部830内の利用要求管理部831は、入出力I/F811からのユーザ操作を受け付けて、サーバ110に対して荷物の配送先に関する配送情報とともに荷物センタの利用要求などを送信するように第2端末120Bの送信部に指示する。
例えば、配送元ユーザが荷物の配送を依頼したい場合には、ユーザの操作に応じて利用要求管理部831が、荷物の配送先に関する配送情報とともに荷物センタの利用要求をサーバ110に送信する。荷物センタの利用要求に応じて、サーバ110の荷物センタ特定部332は、荷物センタを特定し、配送コードを発行して配送コード管理DB323に登録するとともに、配送コードとその発行通知を第2端末120Bに送信する。
配送元ユーザは、例えば、発行された配送コードを第1配送者の利用する伝票に記載し、荷物と伝票をコンビニエンスストアなどの集荷所に届けたり、あるいは第1配送者の有するシステムに荷物の集荷依頼とともに配送コードを登録したりすることにより、荷物と配送コードとを対応付けて第1配送者に引き渡すようにしてもよい。なお、荷物と配送コードとが対応付けられる態様であれば、荷物の引き渡し方法(配送依頼方法)は上記に限定されない。
荷物が配送先に到着した時には、サーバ110の配送コード管理部334は、配送コード管理DB323の配送状況を更新するとともに、第2端末120Bに対して、配送完了通知を送信してもよい。
(4)第3端末の機能構成
図9は、第1実施形態に係る第3端末120Cの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。第3端末120Cは、物流管理システム1において、サーバ110に対して第1配送者が配送コードに関する情報の照会や配送状況に関する通知の送信を行う情報処理装置の一例であり、入出力I/F911と、通信I/F912と、記憶部920と、制御部930とを有する。
入出力I/F911は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F912は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部920は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部930は、例えば、プロセッサ210が、記憶部920に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
入出力I/F911は、所定の画面を表示し、また、第3端末120Cの画面に表示されたボタンや、第3端末120Cのタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、操作に関する情報を制御部930に出力する。
通信I/F912は、サーバ110に、第1配送者のID、配送コードに関する情報の照会要求、又は配送状況に関する通知などを送信する送信部としての機能を有する。また、通信I/F912は、サーバ110から、照会要求に対する配送コードに関する情報の通知などを受信する受信部としての機能を有する。
記憶部920は、第3端末120Cが実行するプログラム921を記憶する。このプログラム921は、限定ではなく一例として、物流プラットフォームにおける配送に必要な情報として、配送コードに関する情報の照会要求を送信する処理を実行させるプログラムである。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよく、この記録媒体からコンピュータにインストールされてもよい。
制御部930内の配送管理部931は、入出力I/F911からのユーザ操作を受け付けて、サーバ110に対して配送コードに関する情報の照会要求、又は配送状況に関する通知などを送信するように第3端末120Cの送信部に指示する。
例えば、第1配送者が配送元ユーザから配送依頼を受け、配送コードが付された荷物を受け取った場合には、第1配送者の操作に応じて配送管理部931が、配送コードとともに集荷が完了した旨の通知をサーバ110に送信する。この通知に応じて、サーバ110の配送コード管理部334は、配送コード管理DB323に記録された配送状況を「集荷前」から「荷物センタへ輸送中」に更新するとともに、配送コードが指定する第1荷物センタの住所を第3端末120Cに送信する。
また、例えば、第1配送者が第1荷物センタに到着した場合には、第1配送者の操作に応じて配送管理部931が、配送コードとともに第1荷物センタへの荷物の搬入が完了した旨の通知をサーバ110に送信する。この通知に応じて、サーバ110の配送コード管理部334は、配送コード管理DB323に記録された配送状況を「荷物センタへ輸送中」から「荷物センタ保管中」に更新するとともに、配送コードが示す配送先(第5端末120E)に荷物が第1荷物センタに到着した旨を送信する。
なお、第1荷物センタが電子錠又は配送状況を更新するための入力装置を有する場合には、配送管理部931による搬入完了通知に代えて又は加えて、第1配送者が配送コードを入力した電子錠又は入力装置が、配送コードとともに第1荷物センタへの荷物の搬入が完了した旨の通知をサーバ110に送信してもよい。
(5)第4端末の機能構成
図10は、第1実施形態に係る第4端末120Dの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。第4端末120Dは、物流管理システム1において、第2配送者が所定の荷物センタからの荷物の配送者としての自ら情報を登録、更新、及び削除する処理、その所定の荷物センタから配送先への荷物の配送依頼を受任する処理、及びサーバ110に対して第2配送者が配送コードに関する情報の照会や配送状況に関する通知の送信を行う情報処理装置の一例であり、入出力I/F1011と、通信I/F1012と、記憶部1020と、制御部1030とを有する。
入出力I/F1011は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F1012は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部1020は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部1030は、例えば、プロセッサ210が、記憶部1020に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
入出力I/F1011は、所定の画面を表示し、また、第4端末120Dの画面に表示されたボタンや、第4端末120Dのタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、操作に関する情報を制御部1030に出力する。
通信I/F1012は、サーバ110に、第2配送者に関する情報の登録、更新、削除要求、第2配送者のID、配送コードに関する情報の照会要求、又は配送状況に関する通知などを送信する送信部としての機能を有する。また、通信I/F1012は、サーバ110から、荷物が第1荷物センタに到着した旨の通知、照会要求に対する配送コードに関する情報の通知などを受信する受信部としての機能を有する。
記憶部1020は、第4端末120Dが実行するプログラム1021を記憶する。このプログラム1021は、限定ではなく一例として、第2配送者に関する情報の登録、更新、削除要求に関する処理、及び、物流プラットフォームにおける配送に必要な情報として、配送コードに関する情報の照会要求を送信する処理を実行させるプログラムである。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよく、この記録媒体からコンピュータにインストールされてもよい。
制御部1030内の配送管理部1031は、入出力I/F1011からのユーザ操作を受け付けて、サーバ110に対して、第2配送者に関する情報の登録、更新、削除要求に関する処理、配送コードに関する情報の照会要求、又は配送状況に関する通知などを送信するように第4端末120Dの送信部に指示する。
例えば、第2配送者がサーバ110から配送依頼を受けた場合には、第2配送者の操作に応じて配送管理部1031が、配送依頼を受任する旨の受任通知をサーバ110に送信する。この通知に応じて、サーバ110の配送コード管理部334は、配送先ユーザ(第5端末120E)に配送決定通知を送信する。
また、例えば、第2配送者が第1荷物センタから荷物を搬出した場合には、第2配送者の操作に応じて配送管理部1031が、配送コードとともに第1荷物センタからの荷物の搬出が完了した旨の通知をサーバ110に送信する。この通知に応じて、サーバ110の配送コード管理部334は、配送コード管理DB323に記録された配送状況を「荷物センタ保管中」から「配送先へ輸送中」に更新する。
さらに、例えば、第2配送者が配送先に荷物を届けた場合には、第2配送者の操作に応じて配送管理部1031が、配送コードとともに配送が完了した旨の配送完了通知をサーバ110に送信する。この通知に応じて、サーバ110の配送コード管理部334は、配送コード管理DB323に記録された配送状況を「配送先へ輸送中」から「配送済」に更新する。
なお、第1荷物センタが電子錠又は配送状況を更新するための入力装置を有する場合には、配送管理部1031による搬出完了通知に代えて又は加えて、第2配送者が配送コードを入力した電子錠又は入力装置が、配送コードとともに第1荷物センタからの荷物の搬出が完了した旨の通知をサーバ110に送信してもよい。
(6)第5端末の機能構成
図11は、第1実施形態に係る第5端末120Eの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。第5端末120Eは、物流管理システム1において、配送先のユーザが、サーバ110に対して荷物センタに搬入された荷物を配送先へ配送するよう依頼する処理を行う情報処理装置の一例であり、入出力I/F1111と、通信I/F1112と、記憶部1120と、制御部1030とを有する。
入出力I/F1111は、例えば、入出力I/F204を用いて実現され得る。また、通信I/F1112は、例えば、通信I/F205を用いて実現され得る。記憶部1020は、例えば、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現され得る。制御部1130は、例えば、プロセッサ210が、記憶部1120に格納されているプログラムを読みだして実行することで実現され得る。
入出力I/F1111は、所定の画面を表示し、また、第5端末120Eの画面に表示されたボタンや、第5端末120Eのタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、操作に関する情報を制御部1130に出力する。
通信I/F1112は、サーバ110に対して、配送条件とともに、荷物センタから配送先へ荷物を配送する配送要求を送信する送信部としての機能を有する。また、通信I/F1112は、サーバ110から、荷物が第1荷物センタに到着した旨の通知や第2配送者により配送依頼が受任された旨の配送決定通知などを受信する受信部としての機能を有する。
記憶部1120は、第5端末120Eが実行するプログラム1121を記憶する。このプログラム1121は、限定ではなく一例として、サーバ110に対して荷物センタに搬入された荷物を配送先へ配送するよう依頼する処理を実行させるプログラムである。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよく、この記録媒体からコンピュータにインストールされてもよい。
制御部1130内の配送要求管理部1131は、入出力I/F911からのユーザ操作を受け付けて、サーバ110に対して、配送先ユーザの希望する配送条件とともに、荷物センタに搬入された荷物を配送先へ配送する配送要求などを送信するように第5端末120Eの送信部に指示する。
例えば、配送先ユーザがサーバ110から荷物センタに荷物が搬入された旨の通知を受けた場合には、配送先ユーザの操作に応じて配送要求管理部1131は、配送条件とともに、荷物センタに搬入された荷物を配送先へ配送する配送要求をサーバ110に送信する。この通知に応じて、サーバ110の第2配送者特定部336は、第2配送者を特定し、第2配送者に配送コードとともに荷物の配送依頼を通知する。この際に、第2配送者特定部336は、配送条件を合わせて通知してもよい。
また、配送先ユーザが荷物を受け取った場合には、配送先ユーザの操作に応じて配送要求管理部1131は、荷物の受け取りが完了した旨の通知をサーバ110に送信してもよい。この通知に応じて、サーバ110の配送コード管理部334は、配送コード管理DB323に記録された配送状況を「配送先へ輸送中」から「配送済」に更新するとともに、配送元(第2端末120B)に荷物が配送先に到着した旨を送信してもよい。
<第1実施形態における物流管理システムの動作処理>
図12〜14を参照し、第1実施形態に係るプログラムの処理について説明する。図12は、第1実施形態における物流管理システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示し、図13〜14は、第1実施形態におけるサーバ110における処理のフローチャートの一例を示す。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよく、また、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
(荷物センタ及び第2配送者に関する情報を記憶する処理)
図12に示すステップ1201において、第1端末120Aの荷物センタ管理部731は、ユーザ操作に応じて、荷物センタに関する情報とともに荷物センタの登録要求をサーバ110に対して送信するよう、通信I/F712に指示する。サーバ110の受信部は、荷物センタの登録要求に応じて、荷物センタIDを発行するとともに、荷物センタに関する情報を荷物センタ管理DB322に記憶するよう、荷物センタ管理部331に指示する(ステップS1301)。
ステップ1202において、第4端末120Dの配送管理部1031は、ユーザ操作に応じて、第2配送者に関する情報とともに第2配送者としての登録要求をサーバ110に対して送信するよう、通信I/F1012に指示する。サーバ110の受信部は、第2配送者の登録要求に応じて、第2配送者IDを発行するとともに、第2配送者に関する情報を第2配送者管理DB324に記憶するよう、第2配送者管理部335に指示する(ステップS1302)。
上記のようにして記憶した荷物センタに関する情報及び第2配送者に関する情報は、第1端末120A及び第4端末120Dから受信する変更要求または削除要求に応じて、サーバ110の荷物センタ管理部331又は第2配送者管理部335が変更または削除することができる。
(配送コードを発行する処理)
ステップS1203において、第2端末120Bの利用要求管理部831は、ユーザの操作に応じて、荷物の配送先に関する配送情報とともに、荷物センタの利用要求をサーバ110に対して送信するよう、通信I/F812に指示する。サーバ110の受信部は、荷物センタの利用要求に応じて、利用可能な荷物センタを特定する処理を実行するよう、荷物センタ特定部332に指示する(ステップS1303)。
ステップS1204,S1304において、荷物センタ特定部332は、サーバ110の受信部からの指示に応じて、配送情報と適合する荷物センタを特定する。一例として、荷物センタの特定処理は、配送情報と荷物センタ管理DB322に登録された各荷物センタの情報との相関を分析することにより行うことができる。
相関分析方法としては、特に制限されないが、例えば、一又は複数の評価軸において、配送情報と荷物センタに関する情報との適合性を評価し、各評価軸における適合性を総合して、配送情報と荷物センタ管理DB322に登録された各荷物センタの情報との相関性を評価する方法が挙げられる。
例えば、配送情報に含まれる配送元と荷物センタの距離を一つの評価軸とすることができる。この場合、荷物センタ特定部332は、配送先からの距離に基づく一又は複数の閾値を設定し、該閾値によって配送先周辺の荷物センタを分類し、その分類を用いて第1荷物センタを決定することができる。
より具体的には、まず、荷物センタを、配送先からの距離が0〜100mのもの、100〜500mのもの、500〜1000mのもの、1000m以上のものに分類する。そして、例えば配送情報に含まれ得る仮到着希望日までの時間的余裕に応じて、各荷物センタの適合性を評価する。具体的には、仮到着希望日までの時間的余裕がある場合には、配送先からの距離が0〜100mのもの、100〜500mのもの、500〜1000mのものについてはいずれも同程度の適合性があると評価することができる。一方で、仮到着希望日までの時間的余裕がない場合には、配送先からの距離が近い荷物センタをより適したものとして評価することができる。
また、荷物センタ管理DB322が荷物センタの利用状況を含む場合には、その利用状況を一つの評価軸とすることができる。この場合、荷物センタ特定部332は、荷物センタ管理DB322から荷物センタ毎の利用状況を照会し、利用可能な一又は複数の荷物センタを抽出し、抽出した該荷物センタの中から利用を許可する第1荷物センタを特定することができる。
さらに、荷物センタの利用状況(空き状況)から荷物の最大保管期間を特定できる場合には、その最大保管期間を一つの評価軸とすることができる。この場合、荷物センタ特定部332は、最大保管期間に基づく一又は複数の閾値を設定し、該閾値によって荷物センタを分類し、その分類を用いて第1荷物センタを決定することができる。
より具体的には、まず、荷物センタを、最大保管期間が1〜2日のもの、3〜4日のもの、5〜6日のもの、7日以上のものに分類する。そして、例えば仮到着希望日までの時間的余裕に応じて、各荷物センタの適合性を評価する。具体的には、発送予定日から仮到着希望日まで余裕があり、荷物センタで一定以上保管する必要がある場合には、最大保管期間が長い荷物センタがより適したものとして評価することができる。一方で、発送予定日から仮到着希望日まで余裕がなく、荷物センタで一定以上保管する必要がない場合には、最大保管期間が3〜4日のもの、5〜6日のもの、7日以上ものについてはいずれも同程度の適合性があると評価することができる。
この他、荷物センタの特定に使用する評価軸として、第2配送者に関する情報も各荷物センタに付帯する情報として使用することもできる。この場合、荷物センタ特定部332は、第2配送者管理DB324を荷物センタIDで検索し、検索結果として出力された第2配送者に関する情報を、各荷物センタに付帯する情報とする。
第2配送者に関する情報を一つの評価軸とする場合、荷物センタ特定部332は、到着希望時に稼働可能な第2配送者の数に基づく一又は複数の閾値を設定し、該閾値によって荷物センタを分類し、その分類を用いて第1荷物センタを決定することができる。
より具体的には、まず、荷物センタを、到着希望時に稼働可能な第2配送者が0〜3人のもの、4〜5人のもの、6〜10人のもの、11人以上のものに分類する。そして、稼働可能な第2配送者が多い荷物センタがより適したものとして評価することができる。また、この評価の際に移動手段として自転車を有する第2配送者が多い荷物センタをより適したものとして評価したり、自動車を有する第2配送者が多い荷物センタをより適したものとして評価したりすることもできる。
また、サーバ110が、所定の情報を記憶するDBを有するか、あるいは外部システムより所定の情報を取得可能な場合には、荷物センタ特定部332は、その所定の情報を考慮して評価を行ってもよい。所定の情報としては、例えば、荷物センタから配送先までの交通状況、到着希望時付近の天候情報などが挙げられる。具体的には、配送先が渋滞が発生しやすい区域である場合や、雨天により配達時の状況が思わしくない場合には、より距離の近い荷物センタを適合性の高いものとして評価することができる。
荷物センタ特定部332は、上記各評価軸における適合性を総合して、配送情報と荷物センタ管理DB322に登録された各荷物センタの情報との相関性を評価してもよい。例えば、配送情報が4日後の昼12時を到着希望時とするものであった場合、配送先からの距離、最大保管期間、稼働可能な第2配送者の数の観点から、この到着希望時を達成するのに最も適合する荷物センタを特定することができる。
このようにして、荷物センタ情報と配送情報に基づいて、あるいはさらに追加の情報を考慮して、利用を許可する第1荷物センタを特定することにより、個別の配送事情に対して適切な荷物センタを特定することができ、結果として、配送元及び配送先のユーザの配送ニーズに合った物流を達成することができる。
ステップS1204,S1304において、上記のようにして第1荷物センタを特定した荷物センタ特定部332は、特定した第1荷物センタの荷物センタIDとともに、配送コードを発行するよう、配送コード発行部333に指示する。
ステップS1205,S1305において、配送コード発行部333は、荷物センタ特定部332からの指示に応じて、配送コードを発行し、発行した配送コードに関する情報を配送コード管理DB323に記憶する。また、これとともに、配送コード発行部333は、配送コードを所定の端末に対して送信するよう、通信I/F312に指示する。
ステップS1206,S1306において、通信I/F312は、配送コード発行部333からの指示に応じて、配送コードを所定の端末に対して送信する。ここで、配送コードを送信する端末としては、配送元ユーザの第2端末120Bや配送先ユーザの第5端末120Eの他、第1配送者の第3端末120Cや荷物センタ提供者の第1端末120Aが含まれていてもよい。
また、サーバ110の送信部による配送コードの送信は、荷物センタの利用要求を送信した端末に対して行ってもよいし、続くステップで配送コードを利用する者の端末に対して行ってもよい。例えば、配送元ユーザが荷物センタの利用要求を送信した場合には、サーバ110の送信部は、第2端末120Bに対して配送コードを送信してもよいし、これに代えて又は加えて、この時点で第1配送者が特定されている場合には第3端末120Cに対して配送コードを送信してもよい。
続くステップで配送コードを利用する者、例えば第1配送者の第3端末120Cに対して配送コードを送信することにより、配送元ユーザが第1配送者に配送コードを伝えるステップS1207を省略することができる。
サーバ110の送信部が配送コードを第3端末120Cに対して送信しない場合には、ステップS1207において、第2端末120Bの利用要求管理部831は、サーバ110から受信した配送コードを集荷依頼とともに、配送を依頼する第1配送者の第3端末120Cに対して送信することができる。
さらに、配送元ユーザは、配送コードのみを第1配送者に伝えてもよいし、配送コードに加えて第1荷物センタの住所をサーバ110から受信し、配送コードと第1荷物センタの住所を第1配送者に伝えてもよい。
配送元ユーザが配送コードのみを第1配送者に伝える場合には、配送元ユーザが第1荷物センタの住所を知得せずに物流管理システムを使用することができるため、荷物センタ提供者の観点からすれば、荷物センタの住所を配送元ユーザに直接知られることなく、利用していないスペースを安心して提供することができる。
また、配送元ユーザが配送コードと第1荷物センタの住所を第1配送者に伝える場合には、第1配送者がサーバ110に配送コードを照会し、配送コードの関する情報として荷物センタの住所などを取得するステップS1208,S1209を省略することができる。
(第1配送者による第1荷物センタへの荷物の配送に関する処理)
ステップ1208において、第3端末120Cの配送管理部931は、サーバ110に対して、配送コードとともにその配送コードに関する情報として荷物センタの住所などの照会要求を送信するよう、通信I/F912に指示する。
ステップ1209において、サーバ110の配送コード管理部334は、第3端末120Cからの照会要求に応じて、配送コード管理DB323を参照して、照会要求のあった配送コードに関する情報を特定し、特定した荷物センタの住所などの情報を第3端末120Cに送信するよう、通信I/F312に指示する。
ステップ1210において、荷物センタの住所などの情報を受信した第3端末120Cを有する第1配送者が荷物を荷物センタに届けた場合には、第3端末120Cの配送管理部931は、ユーザの操作に応じて、該当する配送コードとともに配送完了報告をサーバ110に送信するよう、通信I/F912に指示する。
ステップ1211において、サーバ110の配送コード管理部334は、第3端末120Cから受信した配送完了報告に応じて、第1荷物センタに荷物が到着した旨の到着報告を第5端末120Eに送信するよう、通信I/F312に指示する。
(第2配送者を特定する処理)
ステップ1212において、第5端末120Eの配送要求管理部1131は、サーバ110から受信した到着報告を受けた後、ユーザ操作に応じて、配送条件とともに配送要求をサーバ110に対して送信するよう、通信I/F1112に指示する。サーバ110の受信部は、配送要求に応じて、配送条件に対応することのできる第2配送者を特定する処理を実行するように、第2配送者特定部336に指示する(S1401)。
ステップ1213,S1402において、第2配送者特定部336は、サーバ110の受信部からの指示に応じて、配送条件と適合する第2配送者を特定する。一例として、第2配送者の特定は、配送条件と、第2配送者管理DB324に登録された各第2配送者に関する情報と、の相関を分析し、配送条件と相関性の高い第2配送者のIDを特定することにより行うことができる。
相関分析方法としては、特に制限されないが、例えば、一又は複数の評価軸において、第1荷物センタに関する情報を考慮しつつ、配送条件と第2配送者に関する情報の適合性を評価し、各評価軸における適合性を総合して、配送情報と第2配送者管理DB324に登録された各第2配送者の情報との相関性を評価する方法が挙げられる。
例えば、第1荷物センタと第2配送者の距離を一つの評価軸とすることができる。この場合、第1荷物センタからの距離に基づく一又は複数の閾値を設定し、該閾値によって第1荷物センタ周辺の第2配送者を分類し、その分類を用いて第1荷物センタを決定することができる。
より具体的には、まず、第2配送者を、第1荷物センタからの距離が0〜100mのもの、100〜500mのもの、500〜1000mのもの、1000m以上のものに分類する。そして、例えば配送条件に指定される到着希望日までの時間的余裕に応じて、各第2配送者の適合性を評価する。具体的には、到着希望日までの時間的余裕がある場合には、第1荷物センタからの距離が0〜100mのもの、100〜500mのもの、500〜1000mのものについてはいずれも同程度の適合性があると評価することができる。一方で、到着希望日までの時間的余裕がない場合には、第1荷物センタからの距離が近い第2配送者をより適したものとして評価することができる。
この際、第2配送者の位置情報は、サーバ110の第2配送者特定部336が第4端末120Dから取得することができる。
また、第1荷物センタと第2配送者の距離と第1荷物センタと配送先の距離の和を、第2配送者の移動手段(移動速さ)で割って得られる配送時間を一つの評価軸とすることができる。この場合、配送時間に基づく一又は複数の閾値を設定し、該閾値によって第1荷物センタ周辺の第2配送者を分類し、その分類を用いて第1荷物センタを決定することができる。
より具体的には、まず、第2配送者を、上記により求められる配送時間が0〜15分のもの、16〜30分のもの、31〜45分のもの、45分以上のものに分類する。そして、例えば配送条件に指定される到着希望時までの時間的余裕に応じて、各第2配送者の適合性を評価する。具体的には、到着希望時までの時間的余裕がある場合には、配送時間が31〜45分のもの、45分以上のものについてはいずれも同程度の適合性があると評価することができる。一方で、到着希望時までの時間的余裕がない場合には、配送時間が短い第2配送者をより適したものとして評価することができる。
また、第2配送者管理DB324が第2配送者の対応可能日時を含む場合には、その対応可能日時を一つの評価軸とすることができる。この場合、第2配送者特定部336は、第2配送者管理DB324から第2配送者毎の対応可能日時を照会し、対応可能な一又は複数の第2配送者を抽出し、抽出した該第2配送者の中から配送を依頼する第2配送者を特定することができる。
さらに、第2配送者管理DB324が第2配送者の配送手段を含む場合には、その配送手段を一つの評価軸とすることができる。この場合、第2配送者特定部336は、第2配送者管理DB324から第2配送者毎の配送手段を照会し、配送条件に適合する配送手段を有する第2配送者の中から配送を依頼する第2配送者を特定することができる。
また、第2配送者管理DB324が第2配送者のこれまでの配送実績に関する情報を含む場合には、その配送実績を配送についての信頼性として、一つの評価軸とすることができる。この場合、第2配送者特定部336は、第2配送者管理DB324から第2配送者毎の配送実績を照会し、配送実績に基づく信頼性の高い第2配送者を、配送を依頼する第2配送者として特定することができる。
その他、サーバ110が、所定の情報を記憶するDBを有するか、あるいは外部システムより所定の情報を取得可能な場合には、その所定の情報を考慮して評価を行ってもよい。所定の情報としては、例えば、荷物センタから配送先までの交通状況、到着希望時付近の天候情報などが挙げられる。具体的には、配送先が渋滞が発生しやすい区域である場合や、雨天により配達時の状況が思わしくない場合には、これらによる配送時間の遅延を考慮して、より短い時間で配送をすることができると推定される第2配送者や、これら遅延の影響を受けにくい配送手段を有する第2配送者を適合性の高いものとして評価することができる。
第2配送者特定部336は、上記各評価軸における適合性を総合して、配送条件と第2配送者管理DB324に登録された各第2配送者の情報との相関性を評価してもよい。例えば、配送情報が当日昼12時を到着希望時とするものであった場合、荷物センタからの距離、対応可能日時、配送手段、配送実績の観点から、この到着希望時を達成するのに最も適合する第2配送者を特定することができる。
このようにして、第2配送者情報と配送条件に基づいて、あるいはさらに追加の情報を考慮して、配送を依頼する第2配送者を特定することにより、個別の配送事情に対して適切な第2配送者を特定することができ、結果として、配送先のユーザの配送ニーズに合った物流を達成することができる。
ステップS1214,S1403において、上記のようにして第2配送者を特定した第2配送者特定部336は、特定した第2配送者の有する第4端末120Dに対して配送依頼を送信するよう、通信I/F312に指示する。
ステップS1215,S1404において、第4端末120Dの配送管理部1031は、ユーザ操作に応じて、配送依頼を受任する旨の受任通知をサーバ110に対して送信するよう、通信I/F1012に指示する。
ステップS1216,S1405において、サーバ110の第2配送者特定部336は、受任通知に応じて、配送決定通知を第5端末120Eに送信するよう、通信I/F312に指示する。
(第2配送者による第1荷物センタへの荷物の配送に関する処理)
ステップ1217において、第4端末120Dの配送管理部1031は、サーバ110に対して、配送コードとともにその配送コードに関する情報として荷物センタや配送先の住所などの照会要求を送信するよう、通信I/F1012に指示する。
ステップ1218において、サーバ110の配送コード管理部334は、第4端末120Dからの照会要求に応じて、配送コード管理DB323を参照して、照会要求のあった配送コードに関する情報を特定し、特定した荷物センタや配送先の住所などの情報を第4端末120Dに送信するよう、通信I/F312に指示する。
ステップ1219において、荷物センタや配送先の住所などの情報を受信した第4端末120Dを有する第2配送者が荷物を配送先に届けた場合には、第4端末120Dの配送管理部1031は、ユーザの操作に応じて、該当する配送コードとともに配送完了報告をサーバ110に送信するよう、通信I/F1012に指示する。
ステップ1220において、第5端末120Eの配送要求管理部1131は、配送先に荷物が届いた後、ユーザ操作に応じて、受け取りが完了した旨の受取完了報告をサーバ110に送信するよう、通信I/F1112に指示する。
ステップ1221において、サーバ110の配送コード管理部334は、第4端末120Dからの配送完了報告及び/又は第5端末120Eからの受取完了報告に応じて、配送先に荷物の配送が完了した旨の通知を第2端末120Bに対して送信するよう、通信I/F312に指示する。
<第1実施例>
第1実施形態の第1実施例は、配送先ユーザが第5端末120Eを用いて荷物センタの利用要求を送信する。
これにより、配送先ユーザは自身の住所を配送元ユーザに知られることなく、物流管理システム1を利用することができる。
<第1実施例の機能構成>
第1実施例に係るシステム構成、サーバ110及び第1端末120A、第3端末120C、第4端末120Dのハードウェア構成、及びこれらの機能構成は、上述した第1実施形態と同様である。
第1実施例に係る第5端末120Eの機能構成について、制御部1130は、配送要求管理部1131に加え、上述した第1実施形態の第2端末120Bが有する利用要求管理部831と同様の機能部を有する。制御部1130が利用要求管理部を有すること以外の各機能は、上述した端末の各機能と同様である。
第1実施例に係る第2端末120Bの機能構成について、制御部830は利用要求管理部831を有さず、第2端末120Bは第5端末120Eから配送コードを受信し、それを第1配送者に伝える送受信部を有する。この点以外の各機能は、上述した端末の各機能と同様である。
<第1実施例の動作処理>
図15を参照し、第1実施例に係るプログラムの処理について説明する。図15は、第1実施例における物流管理システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよく、また、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
第1実施例に係る動作処理について、配送コードを発行する処理において、第5端末120Eの利用要求管理部が荷物センタの利用要求をサーバ110に対して送信すること(ステップS12031)、発行された配送コードを第5端末120Eに対して通知すること(ステップS12061)、第5端末120Eから第2端末120Bに配送コードを通知すること(ステップS12062)以外は、上述した第1実施形態における動作処理と同様である。
これにより、配送先ユーザは、自身の住所を配送元ユーザに知らせることなく、配送コードを発行することが可能となる。
また、第1実施例においては、配送元ユーザの住所などに関する情報を配送情報に含めずに配送コードの発行要求を行ってもよい。この場合、ステップS12062において配送コードを取得した配送元ユーザが、配送コードに対して自身の住所を対応付けるようサーバ110の配送コード管理部334に対して要求するようにする。
これにより、配送元ユーザ及び配送先ユーザが、互いに住所を知らせることなく、物流管理システム1を利用することができる。
なお、上述したとおり、本発明は、上記の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において様々な変形が可能である。すなわち、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。