JP2004083148A - ポスト装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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青山 信義
Toshihide Iida
飯田 利英
Masao Shimizu
清水 将夫
Kazuyuki Arata
荒田 和之
Toyokazu Morita
森田 豊員
Yoshikazu Yokoyama
横山 義和
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Abstract

【課題】効率的に発送物の発送、収集及び配送ができるポスト装置を提供する。
【解決手段】発送物の宛先情報、発送物の内容物の重量等の情報を取得し、これらの情報に基づいて計算した配送料金の決済を行うことができるポスト2又はロッカー3を配置し、これらポスト2又はロッカー3により配送物の宛先情報や、配送先及び配送物の配送種別などの特徴情報を取得してセンタ1に通知し、センタ1側で発送物の配送先及び発送物の宛先や配送種別などに応じた集配者を決定することとした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、封書、はがき、信書、小包などの発送物を差し出すためのポスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、発送物を郵送する場合、利用者は、予め封筒に郵便番号、宛先を書いた郵便物を郵便局の窓口に持っていき、郵便局員がその場で大きさや重量等を確認したうえで、大きさ等に応じた料金分の切手を購入して、これを郵便物に貼付して投函していた。また、予め料金がわかっている郵便物については、近くの店で料金相当額の切手を購入し、これを郵便物に貼付してポストに投函していた。
【0003】
また、これらの郵便物などを集配する郵便局などでは、一旦特定の郵便局に全ての郵便物を集積し、そこで各郵便物の郵便番号や宛先を読み取ることにより、これに応じた配送ルートを決定し、決定された配送ルートのトラック等で目的地の配送先まで配送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は、郵便物をポストから回収する際、配達員は、ポストの中に郵便物が入っているかどうか分からないため、郵便物が入っていないポストであっても一度開けて確認しなければならず、この作業が非常に煩わしく非効率的であった。
また、配達員は、決められたルートを辿って集配を行っているが、途中で郵便物が入っているポストが近くにあっても、それがルートから外れていれば回収しないし、又逆に既に回収した郵便物等で収集車両が一杯となっている場合であっても、郵便物の入っているポストが回収ルートに入っていれば回収しなければならないなど、必ずしも効率的な回収は行われていなかった。
さらに、従来は、回収した郵便物を全て一旦郵便局などの集荷場に集めたうえで仕分けを行い、配送ルートを決定していた。そのため、集荷場での作業が大変であるし、特に郵便物の数が膨大になるとその仕分け作業に時間を要してしまい、郵便物が遅れてしまう原因にもなりかねないという問題があった。
【0005】
また、利用者としても、従来のように郵便物をわざわざ郵便局等の窓口まで持って行ったり、また必要な切手などをわざわざ郵便物を投函するポストとは別の場所の店まで購入に行かなければならないなど、これらの手続が非常に煩わしいしなどの問題もあった。
【0006】
本発明は、上述の問題点等に鑑みてなされたものであって、効率的に発送物の発送及び集配ができる仕組みを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の一の観点に係るポスト装置は、発送物の配送先情報に基づいて発送物の集配者を決定するセンタと通信可能に構成されたポスト装置であって、発送物を保管するための保管部と、上記保管部に保管される発送物の配送先情報を取得する配送情報取得手段と、上記取得した配送先情報上記センタに通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
上記配送情報取得手段は、発送物に記載されている宛先情報を読み取るスキャナであってもよいし、また発送者に宛先情報を入力させるためのタッチパネルなどの入力部でもよい。
また、上記配送先情報は、所定のコード化されており、読み取ったコード情報から宛先情報を取得するようにしてもよい。
【0009】
また、上記発送物の大きさ情報を取得する手段と、上記発送物の重量情報を取得する手段と、を更に有し、取得した発送物の配送先情報、大きさ情報、重量情報、配送種別から発送物の料金を計算し、計算した料金の決済処理を行う決済手段とを更に有してもよい。
ここで、発送物の種別とは、例えば、普通、速達、書留などの発送物の種類をいう。
また、上記発送物を識別するための識別情報を発行する手段を更に有してもよい。
【0010】
また、上記発送物の内容物を検知するセンサーを更に有し、検知した内容物に応じて発送可能か否か判別し、発送できない物である場合に発送を拒否する手段を更に有するようにしてもよい。
また、上記内容物の検知は、発送物の臭気、温度、X線画象のうちの少なくとも一つを検知するようにしてもよい。
【0011】
上記集配者は、当該集配者を識別するための認証情報を保持しており、上記認証情報に基づいて集配者を認証し、正しい集配者であると判別された場合に、上記集配者が上記保管部に保管されている発送物を取り出すことを許可する手段を更に有してもよい。
この認証情報としては、例えば、ワンタイムパスワード又はIDなどでもよい。
【0012】
上記保管部に保管される発送物に対して、所定の受付情報を印刷するための手段をさらに有してもよい。また、この受付情報には、日付、料金、配送先、当該発送物の識別情報などを含んでもよい。
【0013】
上記保管部を複数の棚を有するロッカーにより構成し、上記複数の棚のうち、空いている棚に発送物を割り当てる割当手段を更に有するようにしてもよい。
【0014】
上記棚は、収納できる発送物の大きさ及び/又は保管温度に応じた複数種類の棚から構成されており、上記割当手段は、上記発送物の大きさ及び/又は保管温度に応じた棚を割り当てるようにしてもよい。
また、上記ロッカーには、荷物を一時保管することができ、上記割当手段は、上記保管する荷物の大きさ及び/又は保管温度に応じた棚を割り当てるようにしてもよい。
【0015】
本発明にかかるコンピュータプログラムは、コンピュータを、発送物の配送先情報に基づいて発送物の集配者を決定するセンタと通信可能に構成された装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに対して、配送情報取得手段を制御して発送物の配送先情報を取得する処理と、上記取得した配送先情報を上記センタに通知する処理とを実行させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明にかかる実施形態について説明する。
図1に本発明にかかるポスト装置及びコンピュータプログラムを発送物の配送システムに適用した実施形態について説明する。
図1において、本実施形態にかかる配送システムは、センタ1と、このセンタ1と所定のネットワーク、通信回線又は通信網等を介して接続可能に構成されたポスト2及びロッカー3と、上記センター1と所定の携帯電話網などの無線通信網を介して接続可能に構成された集配者端末4から構成されている。
【0017】
センタ1は、発送物の集荷及び配送を管理するためのコンピュータ及びネットワーク通信機能を備えた通信機器などから構成されている。
このセンタ1は、各ポスト2又はロッカー3に保管された発送物に関する情報を収集することができる。
また、センタ1は、収集した情報により発送物の集配を行う集配者を決定し、各集配者に通知する。この集配者の決定は、例えば、集配者が使用している集配車両の大きさ、積載可能な発送物の量及び種類、集配車両の行き先、目的地までの到着時間、集配者の現在位置などに応じて適宜決定することができる。
また、センタ1は、決定した集配者の認証情報として、例えば、ワンタイムパスワードやIDを発行したり、また集配者のパスワード又はID(暗号キー)、開錠キーの認証処理を行うことができる。
【0018】
集配者端末4は、ポスト2又はロッカー3に保管されている発送物を収集及び配達する集配者が使用する端末である。
集配者端末4は、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)、ICカードなどにより構成することができ、センタ1から送信されたポスト2又はロッカー3に保管中の発送物に関する情報や、ワンタイムパスワードなどを携帯電話網などを介して受信したり、センタ1に対して集配者が受け取った発送物に関する情報を送信したりすることができる。
また、集配者端末4は、例えば、GPS(Global Positioning System)や、携帯電話が通信している基地局を特定することなどにより、その現在位置をセンタ1へ通知するようにしてもよい。
なお、集配者には、例えば、ポスト2等から発送物を所定の集荷場に収集して、そこから所定のルートに配送する業者、直接発送物を送り先に配送する業者、その他船便や航空便などの業者、託配業者も含まれる。
【0019】
ポスト2及びロッカー3は、本発明にかかるポスト装置を構成する。
ポスト2は、図2及び図3に示すように、発送物を投函するための投函口201、搬送機構202、スキャナ215、発送物の重量を検知するための重量センサ203、内容物検知センサ204、タッチパネル205、ディスプレイ206、プリンタ207、カードリーダ208、現金処理装置209、レシート発行装置210、電子錠211、センタ1と通信を行うためのアンテナ214及びこれらを制御するための制御ユニット200、発送物を保管するための保管部212、保管部212の扉213を有している。
【0020】
搬送機構202は、投函された発送物を投函口201から保管部212まで搬送するための装置である。この搬送機構202は、例えば、ローラと、ローラ間に渡された搬送ベルト及びこれらを駆動するモータなどにより構成できる。
スキャナ215は、例えば、スキャンセンサー或いはCCDカメラ等により構成され、搬送機構202の搬送路上に設けられ、投入された発送物をスキャンして、発送物の大きさ、形状及び発送物に記載されている配送先及び差出人に関する宛先情報を取得することができる。また、宛先情報がコード化して発送物に記載されている場合には、スキャナ215によりこのコード化された情報を読み取ることができる。
なお、スキャナ215は搬送路上の一箇所だけでなく、搬送路中の複数箇所に設けてもよく、これにより発送物を3次元的にスキャンすることができる。
【0021】
内容物検知センサ204は、搬送路中に設けられ、発送物の内容物を検知するためのセンサである。この内容物検知センサ204としては、例えば、臭気センサー、温度センサー、赤外線センサー、X線センサーなどの既知の各種センサーを用いることができ、これらを単体或いは組み合わせて内容物検知センサ204とすることができる。この内容物検知センサー204により内容物が危険物等であるため、配送できないものではないか否かを検知し、危険物等である場合にはこれを放出するなどして配送を拒否できる。
タッチパネル205は、発送物を発送する利用者が所定の情報を入力する入力部である。
ディスプレイ206は利用者に対するメッセージ等を表示するための表示部であり、液晶ディスプレイ、CRTなどにより構成することができる。
プリンタ207は、発送物に対して発行された受付番号、受付日、あるいは必要に応じて宛先情報などを発送物あるいは発送物に貼付された伝票又はシール上などに印刷することができる。
【0022】
カードリーダ208は、カード挿入口208aから挿入されたクレジットカード、キャッシュカード、郵便局や銀行などのATM(Automated Teller Machine)カード、デビットカードなどの各種カードの情報を読み取ることができる。
現金処理装置209は、現金投入口209aから投入された現金の決済処理を行うことができる。
レシート発行装置210は、例えば、感熱式、インク式のプリンタから構成され、利用明細情報としてのレシートをプリントして、レシート発行口210aから排出することができる。
電子錠211は、制御ユニット200からの電子的な信号により扉213の開錠、施錠を行う装置である。
【0023】
制御ユニット200は、上述の各機器と電気的に接続され、各機器を制御するための制御部を構成する。
この制御ユニット200は、コンピュータにより構成され、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するコンピュータプログラムと、このコンピュータプログラムを保持するためのRAM、ROM、ハードディスクドライブなどから図4に示した機能ブロックを構成する。
図4に示した機能ブロックは、制御部2000、宛先データベース2001、料金テーブル2002、認証情報記憶部2003、通信処理部2004、機器インタフェース部2005などから構成されている。
【0024】
宛先データベース2001は、宛先を表す地域番号と、その地域番号が表す宛先情報をデータベース化したものである。この宛先データベース2001には、図5に示すように、地域毎に対応付けた地域番号と、この地域毎の宛先情報が対応つけて記憶できるようになっている。なお、この地域番号としては、既存の郵便番号を利用してもよいし、新たな番号(例えば、個人ごとに割り当てられた番号)を用いてもよい。
料金テーブル2002は、各宛先毎の料金を記憶したテーブルである。この料金テーブル2002には、図6に示したように、発送物の種類(例えば、封書、小包、普通、書留、速達など)、その重さ、宛先、その料金がそれぞれ記憶できるようになっている。
認証情報記憶部2003は、ポスト2に保管されている発送物を収集する集配者を識別するための集配者IDと、集配者を認証するためのワンタイムパスワードを関連付けて記憶することができる記憶部である。
【0025】
通信処理部2004は、所定の通信回線、通信網等を介してセンタ1との間で所定のデータの送受信に関する処理を行う。
機器インタフェース部2005は、搬送機構202、スキャナ215、重量センサ203、内容物検知センサ204、タッチパネル205、ディスプレイ206、プリンタ207、カードリーダ208、現金処理装置209、レシート発行装置210、電子錠211とのインターフェースを制御する。
【0026】
制御部2000は、所定のコンピュータプログラムを実行することにより、上記各機器を制御して、発送物の配送先情報、発送物の重量、形状等の情報を取得する処理、取得した情報に基づいて配送料金を算定し、算定した料金の決済処理を行うことができる。
また、制御部2000は、保管部212に保管されている発送物を集荷する集配者が入力したID、パスワード等の認証処理を行うことができる。
【0027】
次に、ロッカー3の構成について図7を参照して説明する。
ロッカー3は、利用者から発送物の差出を受付けるポスト装置であると共に、一時的荷物を保管するコインロッカーとしても機能するロッカーである。
図7において、ロッカー3は、物を保管するための複数の棚301、ディスプレイ303、タッチパネル304、認証装置305、現金処理装置306、カードリーダ307、レシート発行装置308、発送物を計量等するためのセンサーを配置した受付部309、これらを制御するための制御ユニット300を有している。
【0028】
棚301は、利用者が発送する発送物や、一時的に保管する荷物を収納するものである。
各棚301には、開閉可能な扉と、扉の施錠、開錠を行う図示しない施錠装置が設置され、制御ユニット300からの指示信号に基づいて開錠、施錠を行うようになっている。
また、本実施形態では、ロッカー3は複数種類の大きさ、耐重量、保管温度(例えば、冷蔵用の棚など)の棚301を有しており、発送物の大きさ、重量、保管温度などに応じて最適な棚を選択できるようになっている。
【0029】
タッチパネル304は、利用者が所定の情報を入力するための入力部である。ディスプレイ303は利用者に対するメッセージや入力された情報等を表示するための表示部であり、液晶ディスプレイ、CRTなどにより構成することができる。
認証装置305は、集配者を認証する際に、集配者が所持している集配者端末4を接続して認証を行うためのものである。この認証装置305に集配者端末4を接続し、集配者端末4が記憶している集配者のIDやワンタイムパスワードを読み取って認証を行うことができるようになっている。
なお、この認証装置305を使用せずに、直接集配者がタッチパネル304からIDやワンタイムパスワードを入力するようにしてもよい。
【0030】
現金処理装置306は、発送を行う際の料金等を現金で決済するための装置である。
カードリーダ307は、クレジットカード、キャッシュカード、郵便局や銀行などのATM(Automated Teller Machine)カード、デビットカードなどの各種カードの情報を読み取ることができる装置である。
レシート発行装置308は、所定のプリンタから構成され、利用明細情報としてのレシートを発行することができる装置である。
【0031】
受付部309は、配送又は保管する発送物の受付けを行う。
この受付部309には図示しないスキャナ、内容物検知センサ、プリンタが配置されている。
このスキャナにより、受付けた発送物をスキャンして、発送物の大きさ、形状及び発送物に記載されている送り先及び差出人情報、或いはこれらをバーコード化した情報などをスキャンすることができる。また、内容物検知センサにより、発送物の内容物が危険物等の配送できないものではないか否かを検知できる。また、プリンタにより、受付けが完了した発送物に対して発行された受付番号、受付日、あるいは必要に応じて宛先情報などを発送物あるいは発送物に貼付された伝票上に印刷することができるようになっている。
なお、スキャナ、内容物検知センサ、プリンタとしては、上述のポストと同様なものを用いることができる。また、これに加えて、受付部309に発送物を自動的に梱包する梱包装置を設けるようにしてもよい。
【0032】
制御ユニット300は、上述の各機器と電気的に接続され、各機器を制御するための制御部を構成する。
この制御ユニット300は、コンピュータにより構成され、CPUと、CPUが実行するコンピュータプログラムと、このコンピュータプログラムを保持するためのRAM、ROM、ハードディスクドライブなどから図8に示した機能ブロックを構成する。
図8に示した機能ブロックは、制御部3000、宛先データベース3001、料金テーブル3002、棚管理テーブル3003、センタ1との通信を制御する通信処理部3004、各機器とのインターフェースを制御する機器インタフェース部3005などから構成されている。
【0033】
宛先データベース3001は、宛先を表す地域番号と、その地域番号が表す宛先情報をデータベース化したものである。この宛先データベース3001には、前述の図5と同様に、地域毎に対応付けた地域番号と、この地域毎の宛先情報が対応つけて記憶できるようになっている。なお、この地域番号としては、既存の郵便番号を利用してもよいし、新たな番号(例えば、個人の住所ごとに割り当てられた番号)を用いてもよい。
料金テーブル3002は、各宛先毎の料金を記憶したテーブルである。この料金テーブル3002には、前述の図6と同様に、発送物の種類と、その重さと、宛先と、その料金がそれぞれ記憶できるようになっている。
【0034】
棚管理テーブル3003は、各棚301の使用状態等を管理するためのテーブルである。この棚管理テーブル3003には、図9に示すように、各ロッカー3を識別するためのロッカーID、ロッカーの各棚を識別するための棚ID、各棚301が収納できる発送物又は荷物の種類を表す種別、大きさ、使用状態、収納されている発送物、受け取る集配者の集配者ID及びパスワードが記憶できるようになっている。
【0035】
制御部3000は、所定のコンピュータプログラムを実行することにより、上記各機器を制御して、発送物の配送先情報、発送物の重量及び形状等の情報を取得する処理、取得した情報に基づいて配送料金を算定し決済を行う決済処理、これらの情報をセンタ1に通知する処理などを行うことができる。
また、制御部3000は、発送物の大きさ、種類などに応じて、現在空いている棚301の中から適切な棚を割り当てることができる。また、制御部3000は、棚301に保管されている発送物を集荷する集配者が入力したID、パスワード等を認証する処理を行うことができる。
【0036】
次に、本発明にかかる発送物の発送方法について説明する。
まず、全体の処理の流れについて図1を参照して説明する。なお、本実施形態では予め集配者に集配者を識別するための集配者IDが付与されているものとする。
図1において、まず利用者がポスト2に発送物を投函或いはロッカー3に配送する発送物を保管すると、当該発送物に関する情報等がセンタ1に通知される(S1)。この際通知される情報としては、例えば、当該発送物の受付番号、ポスト2又はロッカー3の識別情報、発送物の重量、大きさ、発送物の種別などの情報を含んでもよい。
【0037】
センタ1は、受付けた発送物の種類や宛先、大きさ、重量などの情報に基づいて、最適な配送ルートを選択し、当該配送ルートに属する集配者の集配者端末4に対してメール等により発送物に関する情報を通知する(S2)。
なお、ルートの選択は、例えば、センタ1が発送物が普通、速達、書留、航空便、船便などの種別に応じて最適なルートをもっている集配者を選択するようにしてもよい。
また、集配者に通知する際、例えば、センタ1が集配者端末4の現在位置情報を収集し、収集した現在位置情報に基づいて発送物を受付けたポスト2又はロッカー3から所定距離範囲内に存在している集配者端末4に対してのみ通知するようにしてもよい。
【0038】
通知がされると、集配者は、集配者端末4を用いて通知された発送物を配送可能であるかセンタ1に対して回答する(S3)。
センタ1は、集配が可能な集配者に対して、当該集配者を認証するための認証情報として、例えばワンタイムパスワードを発行し、これを集配者端末4に対して通知する(S4)。
また同時に、センタ1は、当該発送物を保管しているポスト2又はロッカー3に対して、発行したワンタイムパスワードと、指定した集配者の集配者IDなどを通知する(S5)。
これにより、ポスト2又はロッカー3は通知された集配者ID及びワンタイムパスワードを記憶保持する。
【0039】
集配者は、通知されたポスト2又はロッカー3のところまで行き、集配者を識別する集配者IDと、通知された認証情報としてのワンタイムパスワードなどを入力して開錠を要求する(S6)。
開錠が要求されたポスト2又はロッカー3は、入力された集配者IDとワンタイムパスワードが、センタ1から通知された集配者ID及びパスワードに適合するか判別する(S7)。
判別の結果、正しい場合には、ポスト2又はロッカー3は、扉を開錠させて中に収納していた発送物を集配者が集荷することを可能とする(S8)。
そして、ポスト2又はロッカー3は、集配者が発送物を受け取った旨の情報をセンタ1
に通知して(S9)、処理を終了する。
【0040】
次に、本実施形態にかかるポスト2が発送物を受付ける際の詳細な処理の流れについて図10を参照して説明する。
図10において、まず、利用者が発送物を持参してポスト2の投函口201に投函すると、重量センサ203が投函された発送物の重量を検出することにより発送物が投函されたことを検出する(S101)。
発送物が投函されたことを検出すると、制御部2000は、内容物検知センサ204を制御して発送物の臭気、内容物のX線画象、温度などの種々の情報を取得する(S102)。
【0041】
制御部2000は取得したこれらの情報から発送物が配送可能なものか否か判別する(S103)。
この判別処理としては、例えば、制御部2000が、発送物の臭気から腐敗物、毒物などでないかや、X線センサー撮影した画像から危険物でないかを判別するようにしてもよい。
判別の結果、発送物が配送可能でない場合には、制御部2000は、発送物を受付けない旨のメッセージをディスプレイ206に表示し、搬送機構202を駆動して発送物を投函口201から返還して(S104)、処理を終了する。なお、この際、発送物が危険物等である場合には、制御部2000が警察等へ通知するようにしてもよい。
【0042】
また、判別の結果、発送物が配送可能なものである場合には、制御部2000はスキャナ215を制御して発送物全体をスキャンする(S105)。
スキャンが完了すると、制御部2000は、スキャンした画像から発送物に配送先及び差出人などの宛先が記載されているか否か判別する(S106)。
判別の結果、発送物に配送先及び差出人が記載されていない場合には、制御部2000は、タッチパネル205を用いて宛先情報を入力するよう要求するメッセージを、ディスプレイ206に表示する(S107)。
【0043】
また、S106の処理で配送先及び差出人が記載されていると判別された場合、又はS107の処理で利用者がタッチパネル205から配送先及び差出人を入力した場合には、制御部2000は普通、速達、書留、航空便、船便などの配送種別の選択を要求するメッセージをディスプレイ206に表示する(S108)。
要求に応じて利用者が配送種別を選択すると、制御部2000はスキャンした画像に基づいて発送物の縦、横、高のそれぞれの大きさを特定するとともに(S109)、重量センサ203を制御して発送物の重量を測定する(S110)。これらの処理が完了すると、制御部2000は、料金テーブル2002を参照して、特定した発送物の宛先情報、配送種別、大きさ、重量に基づいて配送料金を算定する(S111)。
算定が完了すると、制御部2000は、配送料金をディスプレイ206に表示し、この配送料金を前払いとするか、後払いとするか選択を要求メッセージを表示する(S112)。
【0044】
引き続き図11において、S113の処理で前払いが選択された場合、制御部2000は、利用者がメッセージに基づいて現金か、あるいはカードによる支払か選択を要求するメッセージをディスプレイ206に表示する(S113)。
利用者がカードを選択した場合には、制御部2000がカードリーダ208を制御してカードが挿入されるまで待機し、カードが挿入されるとそのカードの種別、カードの決済機関情報及びカード番号等を読み取り、読み取った決済機関情報に基づいて、対応する決済センタへカード番号等を含む決済要求電文を送信し決済処理要求を行う(S114)。
また、S113の処理で現金が選択された場合には、現金を現金投入口209aに投入することを要求する(S115)。
【0045】
S114の処理に応じて決済センタから返信があった場合、又はS115の処理で現金が投入された場合、制御部2000は決済が完了したか、即ち決済センタから決済可能である旨の通知があったか又は料金相当の現金が投入されたかを判別する(S116)。
判別の結果、決済が完了していないと判別された場合には、制御部2000は、S112の処理に戻って再度不足分について現金或いはカードによる決済を要求する。
なお、決済が完了していいないと判定されてから所定時間経過しても不足分の決済がされない場合など、決済が完了しない場合には、制御部2000は発送物を排出するなどして受付を拒否するようにしてもよい。
【0046】
また、判別の結果、決済が完了したと判別された場合、又は上述のS112の処理で後払いが選択された場合には、制御部2000は所定の規則に従い受付番号を発行する(S117)。この受付番号は、各発送物固有の番号であり、この番号により発送物を特定することができるようになっている。
受付番号が発行されると、制御部2000は、レシート発行装置210を制御してレシートの発行を行う(S118)。このレシートには、例えば、受付日付、決済金額、発送物の受付番号、発送物の種別、宛先などの情報をプリントしてもよい。
【0047】
また、制御部2000は、プリンタ207を制御して、発送物に対して発行した受付番号等を印刷する(S119)。
なお、印刷する内容としては、受付番号のほか、受付日、受付けたポスト2の識別番号、宛先が記載されていない発送物の場合には宛先、宛先の地区コードなどを含んでもよい。また、印刷の仕方としては、直接発送物に印刷してもよいし、また所定の伝票やシール上に印刷してこれを発送物に貼付してもよい。
【0048】
印刷が完了すると、制御部2000は、搬送機構202を制御して発送物を保管部212内に搬送して保管する(S120)。
また、制御部2000は、受付けた発送物の受付番号、配送種別、重量、宛先、当該ポストの識別番号、内容物に関する情報などの情報をセンタ1に通知して(S121)、処理を終了する。
【0049】
次に、集配者がポスト2から集配を行う場合の詳細な処理の流れについて図12を参照して説明する。なお、予めポスト2は、センタ1が発行したワンタイムパスワード及び集配者IDを認証情報記憶部2003に記憶しておくものとする。
図12において、集配者が割り当てられたポスト2のところまで行き、タッチパネル205を通じてポスト2の開錠要求を行うと、制御部2000は当該開錠要求を受付け(S201)、集配者に対してIDとパスワードの入力を要求する(S202)。
要求に応じて、集配者がタッチパネル205を介してIDとパスワードを入力すると、制御部2000はこれを受付(S203)、入力された集配者IDおよびパスワードが、認証情報記憶部2003に記憶されているセンタ1から通知された集配者ID及びパスワードに適合するか判別する(S204)。
【0050】
判別の結果、集配者ID又はパスワードが誤っている場合には、制御部2000は再度S202の処理に戻って、IDとパスワードの入力を要求する。
なお、再度IDとパスワードの入力を要求する処理は、所定回数だけ繰り返し、その後はエラーとして処理を終了するようにしてもよい。
【0051】
また、判別の結果、ID及びパスワードが正しいと判別された場合には、制御部2000はポスト2の施錠装置に対して開錠を指示する(S205)。
制御部2000は、例えば、集配者が受け取った配送物の受付番号、受け取り日時等の情報をセンタ1に通知して(S206)、処理を終了する。
【0052】
次に、ロッカー3から発送物の発送を行う場合の処理について図13を参照して説明する。
図13において、利用者が、ロッカー3の受付部309に発送物を置くと、重量センサが発送物又は保管する荷物が置かれたことを検知する(S301)。
【0053】
発送物又は荷物が検知されると、制御部3000は、内容物検知センサーを制御して発送物の臭気、内容物のX線画象、温度などの種々の情報を検知する(S302)。
この検知の結果に基づいて、制御部3000はこれらの情報から発送物が配送可能なものか否か判別する(S303)。
この判別処理としては、例えば、制御部3000が、発送物の臭気から腐敗物、毒物などでないかや、X線センサー撮影した画像から危険物でないかを判別するようにしてもよい。
判別の結果、発送物が配送可能でない場合には、制御部3000は、発送物を受付けない旨のメッセージをディスプレイ303に表示し発送物を返還して(S304)、処理を終了する。なお、この際、発送物が危険物等である場合には、制御部3000が警察等へ通知するようにしてもよい。
【0054】
発送又は保管が可能なものであると判別された場合には、制御部3000は、ディスプレイ303に発送物の配送か、荷物の保管のいずれかを選択するようメッセージを表示して、利用者に対して選択を要求する(S305)。
【0055】
利用者が発送物の配送を選択した場合には、制御部3000は、スキャナを制御して発送物全体をスキャンする(S306)。
制御部3000は、スキャナから取得した画像に基づいて、発送物に配送先及び差出人が記載されているか否か判別する(S307)。
判別の結果、発送物に配送先及び差出人が記載されていない場合には、制御部3000は、タッチパネル304を用いて宛先情報を入力するよう要求するメッセージをディスプレイ303に表示する(S308)。
【0056】
また、S307の処理で配送先及び差出人が記載されていると判別された場合、又はS308の処理で利用者がタッチパネル205から配送先及び差出人を入力した場合には、制御部3000は普通、速達、書留、航空便、船便などの配送種別の選択を要求するメッセージをディスプレイ303に表示する(S309)。
利用者が配送種別を選択すると、制御部3000は、スキャンした画像に基づいて発送物の縦、横、高さのそれぞれの大きさを特定する(S310)。
また、制御部3000は、重量センサを制御して発送物の重量を測定する(S311)。
重量の測定が完了すると、制御部3000は、料金テーブル3002を参照して、特定した発送物の宛先情報、配送種別、大きさ、重量に基づいて配送料金を算定する(S312)。
【0057】
引き続き図14において、制御部3000は、算定された配送料金をディスプレイ303に表示し、この配送料金を前払いとするか、後払いとするか選択を要求メッセージを表示する(S313)。
前払いが選択された場合、制御部3000は、利用者がメッセージに基づいて現金か、あるいはカードによる支払か選択を要求するメッセージをディスプレイ303に表示する(S314)。
利用者がカードを選択した場合には、制御部3000がカードリーダ307を制御してカードが挿入されるまで待機し、カードが挿入されるとそのカードの種別、カードの決済機関情報及びカード番号等を読み取り、読み取った決済機関情報に基づいて対応する決済センタへカード番号等を送信し決済処理要求を行う(S315)。
また、S313の処理で現金が選択された場合には、現金を現金処理装置306に投入することを要求する(S316)。
【0058】
S315の処理に応じて決済センタから返信があった場合、又はS316の処理で現金が投入された場合、制御部3000は決済が完了したか、即ちカードの決済センタから決済可能である旨の通知があったか或いは料金相当の現金が投入されたかを判別する(S317)。
判別の結果、決済が完了していないと判別された場合には、制御部3000は、S314の処理に戻って再度不足分について現金或いはカードによる決済を要求する。
【0059】
また、判別の結果、決済が完了したと判別された場合、及び上述のS313の処理で後払いが選択された場合には、制御部3000は発送物の大きさ、発送種別等に応じて、棚管理テーブル3003を参照して、空いている棚301の中から適切なロッカーを割り当てる(S318)。
この処理は、例えば、制御部3000が空いているロッカーの中から、発送物の大きさに基づいて発送物が収納可能なロッカーを選択してもよいし、また冷蔵が必要な物である場合には冷蔵用の棚301を選択するようにしてもよい。また、制御部3000が利用者の身長等に合わせて、利用者が希望する高さの棚を選択させてもよいし、また発送物の重量が重い場合には下段の棚を優先的に割り当てるようにしてもよい。
【0060】
割当てが完了すると、制御部3000は割り当てられた棚301の施錠装置に対して開錠を指示する(S319)。
なお、この際棚301の扉の部分に発光素子などを設けておき、制御部3000が割り当てられた棚301の発光素子を発光させて目印としてもよい。
【0061】
発送物の収納が完了して扉が閉められると、制御部3000は、収納が完了したものとして施錠装置に対して施錠指示を行い、棚301の施錠を行う(S320)。
そして、制御部3000は、発送物の受付番号を発行すると共に、レシート発行装置308を制御してレシートの発行を行う(S321)。このレシートには、例えば、受付日付、決済金額、発送物の受付番号、発送物の種別、宛先などの情報をプリントしてもよい。
【0062】
また、制御部3000は、プリンタを制御して、発行した受付番号等を発送物に印刷する(S322)。
なお、印刷する内容としては、受領番号のほか、受領日付、受付けたロッカー3の識別番号、宛先が記載されていない発送物の場合には宛先、宛先の地区コードなどを含んでもよい。また、印刷する場所としては、直接発送物に印刷してもよいし、また所定の伝票やシール上に印刷してこれを発送物に貼付してもよい。
【0063】
印刷が完了すると、制御部3000は、受付けた発送物の受付番号、保管しているロッカーの番号、配送種別、重量、宛先、当該ポストの識別番号などの情報をセンタ1に対して通知して(S323)、処理を終了する。
【0064】
また、上述のS305の処理で、荷物の保管が選択された場合の処理について図15を参照して説明する。
図15において、利用者が荷物の保管だけを行う場合には、制御部3000は、ディスプレイ303に利用者に対して使用する棚の種別(例えば、棚の大きさ、冷蔵用か否かなどの選択と保管期間の入力を要求するメッセージを表示させる(S331)。
このメッセージ応じて利用者がタッチパネル304から所定の情報を入力すると、制御部3000は、利用者から入力された棚の種別と、その保管期間に応じて保管料金を算定する(S332)。
【0065】
料金の算定が完了すると、制御部3000は、料金を前払いとするか後払いとするか利用者に確認するメッセージをディスプレイ303に表示する(S333)。
利用者が前払いを選択した場合には、制御部3000は、カードによる決済か現金による決済か選択するように要求するメッセージをディスプレイ303に表示する(S334)。
【0066】
利用者によりカード決済が選択された場合には、制御部3000がカードリーダ307を制御してカードが挿入されるまで待機し、カードが挿入されるとそのカードの種別、カードの決済機関情報及びカード番号等を読み取り、読み取った決済機関情報に基づいて対応する決済センタへカード番号等を送信し決済処理要求を行う(S335)。
また、S335の処理で現金が選択された場合には、現金を現金処理装置306に投入することを要求する(S336)。
【0067】
S336の処理に応じて決済センタから返信があった場合、又はS337の処理で現金が投入された場合、制御部3000は決済が完了したか、即ちカードの決済センタから決済可能である旨の通知があったか或いは料金相当の現金が投入されたかを判別する(S337)。
判別の結果、決済が完了していないと判別された場合には、制御部3000は、S334の処理に戻って再度不足分について、現金或いはカードによる決済を要求する。
【0068】
また、引き続き図16において、判別の結果、決済が完了したと判別された場合、及び上述のS333の処理で後払いが選択された場合には、制御部3000は、棚管理テーブル3003を参照して空いている棚301の中から、利用者から要求された棚の種別等に応じた適切な棚301を割り当てる(S338)。
【0069】
割当てが完了すると、制御部3000は割り当てられた棚301の施錠装置に対して開錠を指示する(S339)。
なお、この際棚301の扉の部分に発光素子などを設けておき、制御部3000が割り当てられた棚301の発光素子を発光させて目印としてもよい。
【0070】
発送物の収納が完了して扉が閉められると、制御部3000は、収納が完了したものとして施錠装置に対して施錠指示を行い棚301の施錠を行う(S340)。
制御部3000は、所定の規則に基づき当該棚301を開錠する際のワンタイムパスワードを発行する(S341)。
そして、制御部3000は、レシート発行装置308を制御して、ロッカーID、棚301のID及び発行したワンタイムパスワード等が記載されたレシートの発行を行い(S342)、処理を終了する。
【0071】
次に、集配者がロッカー3から集配を行う場合の詳細な処理の流れについて図17を参照して説明する。なお、予めロッカー3は、センタ1が発行したワンタイムパスワード及び集配者ID及び発送物が収納されている棚301の棚IDを棚管理テーブル3003に記憶しておくものとする。
図17において、集配者が割り当てられたロッカー3のところまで行き、タッチパネル304によりロッカー3の開錠要求を行うと、制御部3000は当該開錠要求を受付け(S401)、集配者に対して開錠要求を行う棚301の棚IDの入力を要求する(S402)。
要求に応じて、集配者端末4を認証装置305に接続するなどして、利用者が指定された棚IDを入力すると、制御部3000はこれを受付ける(S403)。
なお、棚IDが入力された際に、各棚301のところに点滅ランプを設けておき、該当するランプが点滅するようにして、指定された棚がすぐに分かるようにしてもよい。
【0072】
また制御部3000は、引き続き集配者IDとパスワードの入力を要求する(S404)。
この要求に応じて、集配者がIDとワンタイムパスワードを入力すると、制御部3000はこれを受付け、(S405)、入力された集配者ID及びワンタイムパスワードが、棚管理テーブル3003に記憶されている集配者ID及びワンタイムパスワードに適合するか判別する(S406)。
判別の結果、ID又はパスワードが誤っている場合には、制御部3000は再度S404の処理に戻って、IDとパスワードの入力を要求する。
なお、再度IDとパスワードの入力を要求する処理は、所定回数だけ繰り返し、その後はエラーとして処理を終了するようにしてもよい。
【0073】
また、判別の結果、ID及びパスワードが正しいと判別された場合には、制御部3000は利用者から指定棚IDされた棚301の施錠装置に対して開錠を指示する(S407)。
制御部3000は、例えば、集配者が受け取った配送物の受付番号、受け取り日時等の情報をセンタ1に通知して(S408)、処理を終了する。
【0074】
このように、本実施形態によれば、ポスト2又はロッカー3が配送物の宛先情報や、配送先及び配送物の配送種別などの特徴情報を取得してセンタ1に通知し、センタ1側で発送物の配送先及び発送物の宛先や配送種別などに応じた集配者を決定するようにしたことから、センタ1で発送物に応じて最適な集配者を割り当てることができる。
また、集配者も通知があったポスト2又はロッカー3に発送物を取りに行けばよいから、効率的に発送物の集荷ができる。
また、ポスト2又はロッカー3側で発送物の宛先情報などを取得するようにしたことから、集配者は予め発送物の宛先等を知ることができる。これにより、集荷場に発送物を集荷しなくとも、センタ1側で例えば即日配達などの緊急の発送物であっても、直接発送物を送り先に届ける集配者を割り当てることが可能となる。
【0075】
また、配送物の宛先情報をバーコードなどのコード化して発送物に記載する事により、このバーコードを読み取るだけで簡単に宛先情報を取得することができる。
【0076】
集配者に対してワンタイムパスワードのような認証情報を発行するようにしたことから、集配者を認証できる。またワンタイムパスワードとすることにより、ポスト2やロッカー3の棚301ごとに認証情報が固定されないため、先に発送物を配送した集配者が悪意等でポスト2等を空けて割り当てられていない発送物を持ち出すことを防止できる。
【0077】
またポスト2又はロッカー3で、カード又は現金による決済を可能としたことから、従来のように郵便局で切手を購入するなどの手間を省くことができ、利用者は簡単に発送物を発送することができる。
また、発送物に受付番号等を印刷するようにしたことから、受付番号等が印刷されている発送物は正規に受付けがされたものと認識することができ、従来のように切手を購入して添付するなどの手間を省くことができる。
【0078】
また、ポスト装置として、ロッカー3を用いることにより、発送物ごとに異なる棚301に収納することができ、発送物ごとに集配者を区別することが容易となる。
【0079】
また、ロッカー3が大きさが異なる棚301や、冷蔵用の棚301を設けることにより、大きさや、冷蔵などの特殊な取扱いが必要な発送物であっても、それにあった棚が割り当てられるため間単に発送することができる。
【0080】
ロッカー3を用いることにより、ポスト装置としてだけでなく、いままでのコインロッカーのように荷物を保管することも可能となり、例えば駅などの公共のスペースに設置したり、マンションなどの限られた場所に配置することも可能となる。
【0081】
なお、上述の実施形態では、ポスト2又はロッカー3で集配者ID、パスワードの認証を行う例について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、入力された集配者ID及びパスワードをセンタ1に送信し、センタ1側で認証処理を行うようにしてもよい。
また、レシートに代えて、利用者に割り当てたロッカーIDなどを記憶したICカードなどを発行するようにしてもよい。
【0082】
また、上述のポスト2又はロッカー3に広告情報、地図情報、天気情報などを配信し、これを各ディスプレイに表示させて広告メディアとして利用することもできる。
【0083】
本実施形態にかかるポスト2又はロッカー3の制御部2000、制御部3000用の動作を実行するためのコンピュータプログラムは、CD−ROM、FDなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に格納してもよい。また、このコンピュータプログラムを搬送波に重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して配信するようにしてもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OS制御下で他のアプリケーションプログラムと同様に実行させることにより上述の処理を実行させるようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、効率的に発送物の発送、収集及び配送ができる仕組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施形態の全体構成の概略及び全体の処理の流れを示した図。
【図2】本実施形態にかかるポストの正面図。
【図3】本実施形態にかかるポストのA−A’断面図。
【図4】本実施形態にかかるポストの制御ユニットの機能ブロック図。
【図5】本実施形態にかかる宛先データベースに記憶されるデータの一例を示した図。
【図6】本実施形態にかかる料金テーブルに記憶されるデータの一例を示した図。
【図7】本実施形態にかかるロッカーの正面図。
【図8】本実施形態にかかるロッカーの制御ユニットの機能ブロック図。
【図9】本実施形態にかかる棚管理テーブルに記憶されるデータの一例を示した図。
【図10】本実施形態にかかるポストにより発送物を発送する際の処理を示した処理フロー。
【図11】本実施形態にかかるポストにより発送物を発送する際の処理を示した別の処理フロー。
【図12】本実施形態にかかるポストから集配者が発送物を回収する際の処理を示した処理フロー。
【図13】本実施形態にかかるロッカーにより発送物を発送する際の処理を示した処理フロー。
【図14】本実施形態にかかるロッカーにより発送物を発送する際の処理を示した別の処理フロー。
【図15】本実施形態にかかるロッカーにより荷物を保管する際の処理を示した処理フロー。
【図16】本実施形態にかかるロッカーにより荷物を保管する際の処理を示した別の処理フロー。
【図17】本実施形態にかかるロッカーから集配者が発送物を回収する際の処理を示した処理フロー。
【符号の説明】
1    センタ
2    ポスト
3    ロッカー
4    集配者端末
2000 制御部(ポスト)
3000 制御部(ロッカー)

Claims (10)

  1. 発送物の配送先情報に基づいて発送物の集配者を決定するセンタと通信可能に構成されたポスト装置であって、
    発送物を保管するための保管部と、
    上記保管部に保管される発送物の配送先情報を取得する配送情報取得手段と、
    上記取得した配送先情報を上記センタに通知する通知手段と、
    を有することを特徴とするポスト装置。
  2. 上記発送物の大きさ情報を取得する手段と、
    上記発送物の重量情報を取得する手段と、を更に有し、
    取得した発送物の配送先情報、大きさ情報、重量情報、配送種別から発送物の料金を計算し、計算した料金の決済処理を行う決済手段と、を更に有する、
    請求項1記載のポスト装置。
  3. 上記発送物を識別するための識別情報を発行する手段を更に有する、
    請求項1又は2記載のポスト装置。
  4. 上記発送物の内容物を検知するセンサーを更に有し、
    検知した内容物に応じて発送可能か否か判別し、発送できない物である場合に発送を拒否する手段を更に有する、
    請求項1〜3のいずれかの項に記載のポスト装置。
  5. 上記集配者は、当該集配者を識別するための認証情報を保持しており、
    上記認証情報に基づいて集配者を認証し、正しい集配者であると判別された場合に、上記集配者が上記保管部に保管されている発送物を取り出すことを許可する手段を更に有する、
    請求項1〜4のいずれかの項に記載のポスト装置。
  6. 上記保管部に保管される発送物に対して、所定の受付情報を印刷するための手段をさらに有する、
    請求項1〜5のいずれかの項に記載のポスト装置。
  7. 上記保管部は、複数の棚を有するロッカーにより構成されており、
    上記複数の棚のうち、空いている棚に発送物を割り当てる割当手段を更に有する、
    請求項1〜6いずれかの項に記載のポスト装置。
  8. 上記棚は、収納できる発送物の大きさ及び/又は保管温度に応じた複数種類の棚から構成されており、
    上記割当手段は、上記発送物の大きさ及び/又は保管温度に応じた棚を割り当てる、
    請求項7記載のポスト装置。
  9. 上記ロッカーには、荷物を一時保管することができ、
    上記割当手段は、上記保管する荷物の大きさ及び/又は保管温度に応じた棚を割り当てる、
    請求項7記載のポスト装置。
  10. コンピュータを、発送物の配送先情報に基づいて発送物の集配者を決定するセンタと通信可能に構成された装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに対して、
    配送情報取得手段を制御して発送物の配送先情報を取得する処理と、
    上記取得した配送先情報を上記センタに通知する処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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