JP2003044551A - 配送物収集装置とその収集方法、及び収集プログラム、配送物収集システム - Google Patents

配送物収集装置とその収集方法、及び収集プログラム、配送物収集システム

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JP2003044551A
JP2003044551A JP2001235837A JP2001235837A JP2003044551A JP 2003044551 A JP2003044551 A JP 2003044551A JP 2001235837 A JP2001235837 A JP 2001235837A JP 2001235837 A JP2001235837 A JP 2001235837A JP 2003044551 A JP2003044551 A JP 2003044551A
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Naganori Ishidera
永記 石寺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の区分機を必要とすることなく、配送物
の区分処理の自動化を促進して収集作業を効率化し、更
に課金等に関する各種サービスをより多くの利用者に提
供できるようにする。 【解決手段】 配送物の投函を受け付ける配送物収集装
置において、前記投函された配送物から、当該配送物の
宛先を含む配送物情報を識別する入力部と、投函された
配送物の重量を測定する重量測定部と、消印を印刷する
消印を印刷する消印処理部と、当該配送物の宛先を示す
バーコードを印刷する印刷部と、当該配送物を宛先毎に
定められた区分に従い格納する保管部と、配送料金の課
金を行う課金処理部と、外部のサーバと通信するための
通信インターフェースと、利用者に情報を通知しかつ利
用者からの操作を受け付けるためのユーザインターフェ
ースを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物等の配送物
の集配に関し、特に、利用者が投函する配送物を受け付
けてその宛先毎の区分作業や、配送料金の徴収等の各種
サービスの提供を自動処理する配送物収集装置とその収
集方法、及び収集プログラム、配送物収集システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、配送物の集配においては、そ
の作業の自動化が進められている。例えば、葉書や封書
等の信書の郵便物の集配においては、郵便ポストに投函
されそこから収集局に集められ、郵便区分機等の郵便処
理システムを介して(又、一部手作業により)宛先毎に
区分処理がなされ、その宛先に配達されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述された従
来の集配処理では、以下に述べるような問題点があっ
た。
【0004】第1に、従来では、郵便区分機を用いて郵
便物の区分作業を自動処理することができるものの、郵
便区分機は、大変に大きな装置でありその設置には広い
フロア面積が必要となるため、その設置することのでき
る郵便局が限られてしまう。このため、従来の郵便区分
機を用いる方式のように、配送物を一箇所に集めて区分
する方式により区分作業の自動化を進めることには困難
が大きい。
【0005】また従来の、配達区分に際しての読取処理
を簡略化するためのシステムとして、特開平11−09
0341号公報に開示された従来技術では、郵便物上の
所定位置に識別用コードを付加し、その識別用コードと
郵便物上の宛名とを対応付けた受取人情報を、収集局で
作成してそれを配達局に送るシステムが提案されてい
る。しかし、この従来のシステムにおいても、収集局に
おいて郵便物の受取人情報を作成する必要があり、この
受取人情報を作成するために郵便区分機が必要とされ
る。つまり、この従来技術における、区分処理の簡略化
という目的においても、収集局に郵便区分機を設置する
必要がある。
【0006】図9は、従来の郵便区分処理の概略を示す
図である。郵便収集局900には、郵便区分機が設置さ
れており、A郵便局910、B郵便局920、C郵便局
930には郵便区分機が設置されていない場合を示して
いる。A、B、Cの郵便局はそれぞれ受け持ちの地域を
もっており、その地域内にはいくつかの郵便ポストが設
置されている。従来の区分処理の自動化においては、各
郵便局が受け持ちの地域の郵便ポストから郵便物を収集
し、それを郵便区分機の設置されている郵便収集局に送
って自動区分処理を行っていた。
【0007】この時、郵便区分機の導入できない小さな
郵便局において収集された郵便物の中には、配達すべき
宛先が自分の郵便局の受け持ち地域内である郵便物も含
まれている。これらの郵便物の区分を自動的に行おうと
すると、一度郵便区分機が設置されている郵便収集局ま
でこれを運び、そこで自分の局内の配達先に区分された
郵便物を戻すという工程が必要になる。
【0008】これでは、自動化を行うことによって、か
えって時間をロスすることになるとともに、自分の局と
郵便区分機が設置されている郵便収集局までの運搬コス
トもかかることになってしまう。この時間のロスと運搬
コストを避けるためには、予め配達すべき宛先が自分の
郵便局の受け持ち地域である郵便物が含まれているかど
うかを手作業によってチェックすればよいことになる
が、これでは区分処理の自動化が進まないことになる。
この問題は、例えば、配達すべき宛先がごく近所の郵便
局である郵便物が入っている場合も同様である。
【0009】また、郵便物に対する課金処理は、一般に
利用者が予め定められた金額の切手を購入して、自分で
貼るという作業が必要になるが、この際に、郵便物の大
きさや重量から正確な金額を算出して、その金額分の切
手を購入して自分で貼るという作業は、利用者にとって
負担を強いることになっている。
【0010】このような金額の算出等が利用者にとって
不明であった場合、利用者は郵便局まで郵便物を持参
し、正確な金額を知ることが可能であるし、その料金を
支払うことも可能であるが、このような郵便局のサービ
スを受けられる利用者は限られている。例えば、郵便局
から非常に遠い場所に住んでいる利用者や昼間仕事をし
ている独身の利用者等にとっては、このような郵便局の
サービスを受けにくいという問題もある。
【0011】一方で、郵便ポストに投函された郵便物を
収集する際には、設置されている全ての郵便ポストに対
して、予め定められた郵便物の収集時間に人間が収集し
に行く必要がある。この際に、郵便ポストに郵便物がま
ったく投函されていなかった場合にも、その郵便ポスト
まで人間が行かなければならないという問題もある。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
決し、従来の郵便区分機等の大型の装置の導入を必要と
することなく区分処理の自動化を促進し、利用者に対す
る配送料金の課金等に関する様々なサービスの自動処理
による提供を実現し、配送物の収集を効率良く行うこと
のできる配送物収集装置とその収集方法、及び収集プロ
グラム、配送物収集システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の配送物収集装置は、配送物の投函を受け付ける
配送物収集装置において、前記投函された配送物から、
当該配送物の宛先を含む配送物情報を識別し、取得した
前記配送物情報に基づいて、予め設定された当該配送物
の投函の受付処理を実行することを特徴とする。
【0014】請求項2の本発明の配送物収集装置は、前
記投函された配送物に対し、消印と、当該配送物の宛先
を示すバーコードとの少なくとも一方を印刷することを
特徴とする。
【0015】請求項3の本発明の配送物収集装置は、前
記投函された配送物を宛先の区分毎に格納するための区
分箱を備え、前記投函された配送物を、前記区分箱の当
該配送物の宛先に該当する区分に格納することを特徴と
する。
【0016】請求項4の本発明の配送物収集装置は、前
記区分箱を、区分する地域における配送物の流通量に応
じて、前記区分する地域毎のサイズ、個数の設定を更新
することを特徴とする。
【0017】請求項5の本発明の配送物収集装置は、通
信ネットワークを介して通信するための通信インターフ
ェースを備え、投函された配送物の有無を示す投函情報
を、予め指定された外部のサーバに、前記通信ネットワ
ークを介して通知することを特徴とする。
【0018】請求項6の本発明の配送物収集装置は、前
記配送物の投函を受け付けた時及びその後定期的に、前
記投函情報の通知を実行することを特徴とする。
【0019】請求項7の本発明の配送物収集装置は、情
報を外部から受信した際には、情報を正しく受信したと
いう返信を当該情報の送信元に送信し、情報を外部に送
信した際には、当該情報の送信先から情報を正しく受信
した旨の返信を受け付けることを特徴とする。
【0020】請求項8の本発明の配送物収集装置は、前
記投函された配送物に対し、当該配送物の重量及び大き
さを測定し、当該配送物の宛先までの配送料金を算出す
る手段を備えることを特徴とする。
【0021】請求項9の本発明の配送物収集装置は、前
記投函された配送物に対して支払われている配送料金の
額を認識する手段を備え、支払われている配送料金の額
に不足がある場合には、不足分を請求し課金することを
特徴とする。
【0022】請求項10の本発明の配送物収集装置は、
前記配送物を投函する利用者が、当該配送物の前記配送
物情報を入力するためのユーザインターフェースを備え
ることを特徴とする。
【0023】請求項11の本発明の配送物収集装置は、
前記配送物を郵便物とすることを特徴とする。
【0024】請求項12の本発明の収集方法は、配送物
の投函を受け付ける配送物収集装置の、配送物の収集方
法において、前記投函された配送物から、当該配送物の
宛先を含む配送物情報を識別し、取得した前記配送物情
報に基づいて、予め設定された当該配送物の投函の受付
処理を実行することを特徴とする。
【0025】請求項13の本発明の収集方法は、前記配
送物収集装置は、前記投函された配送物を宛先の区分毎
に格納するための区分箱を備え、前記配送物収集装置
が、前記投函された配送物を、前記区分箱の当該配送物
の宛先に該当する区分に格納することを特徴とする。
【0026】請求項14の本発明の収集方法は、前記配
送物収集装置は、通信ネットワークを介して通信するた
めの通信インターフェースを備え、投函された配送物の
有無を示す投函情報を、前記通信ネットワークを介して
外部に通知することを特徴とする。
【0027】請求項15の本発明の収集方法は、前記投
函された配送物に対し、当該配送物の重量及び大きさを
測定し、当該配送物の宛先までの配送料金を算出するス
テップを備えることを特徴とする。
【0028】請求項16の本発明の収集方法は、前記投
函された配送物に対して支払われている配送料金の額を
認識するステップと、支払われている配送料金の額に不
足がある場合には、不足分を請求し課金するステップを
備えることを特徴とする。
【0029】請求項17の本発明の収集プログラムは、
コンピュータを制御することにより、配送物の投函を受
け付ける配送物収集装置の配送物の収集を処理する収集
プログラムにおいて、前記投函された配送物から、当該
配送物の宛先を含む配送物情報を識別する処理と、取得
した前記配送物情報に基づいて、予め設定された当該配
送物の投函の受付処理を実行させることを特徴とする。
【0030】請求項18の本発明の収集プログラムは、
前記配送物収集装置は、通信ネットワークを介して通信
するための通信インターフェースを備え、投函された配
送物の有無を示す投函情報を、前記通信ネットワークを
介して外部に通知する処理を実行させることを特徴とす
る。
【0031】請求項19の本発明の収集プログラムは、
前記投函された配送物に対し、当該配送物の重量及び大
きさを測定し、当該配送物の宛先までの配送料金を算出
する処理を実行させることを特徴とする。
【0032】請求項20の本発明の収集プログラムは、
前記投函された配送物に対して支払われている配送料金
の額を認識する処理と、支払われている配送料金の額に
不足がある場合には、不足分を請求し課金する処理を実
行させることを特徴とする。
【0033】請求項21の本発明の配送物収集サービス
方法は、配送物の投函を受け付ける配送物収集装置を用
いて、前記配送物を収集する配送物収集サービス方法に
おいて、前記配送物収集装置が、前記投函された配送物
から当該配送物の宛先を含む配送物情報を識別し、前記
投函された配送物を、前記投函された配送物を宛先の区
分毎に格納するための区分箱に分類して格納することを
特徴とする。
【0034】請求項22の本発明の配送物収集サービス
方法は、前記配送物収集装置が、前記投函された配送物
に対し、消印を印刷し、当該配送物の宛先を示すバーコ
ードを印刷することを特徴とする。
【0035】請求項23の本発明の配送物収集サービス
方法は、前記配送物収集装置が、前記投函された配送物
に対し、当該配送物の重量及び大きさを測定し、当該配
送物の宛先までの配送料金を算出するステップと、前記
投函された配送物に対して支払われている配送料金の額
を認識するステップと、支払われている配送料金の額に
不足がある場合には、不足分を請求し課金するステップ
を備えることを特徴とする。
【0036】請求項24の本発明の配送物収集サービス
方法は、前記配送物収集装置が、カードによる配送料金
の支払いを受け付けることを特徴とする。
【0037】請求項25の本発明の配送物収集サービス
方法は、前記配送物収集装置は、前記配送物の投函時に
配送料金の入金を直接受け付けるためのインターフェー
スを備え、前記配送物の投函時に配送料金の入金を直接
受け付ける方式により配送料金が支払われる場合におい
ては、支払い済みの配送料金の額を示す切手の貼り付け
られた当該配送物の投函を受け付ける方式により配送料
金が支払われる場合よりも、当該配送料金を割り引くこ
とを特徴とする。
【0038】請求項26の本発明の配送物収集サービス
方法は、前記配送物収集装置は、利用者が前記配送物の
宛先を入力するためのユーザインターフェースを備え、
前記ユーザインターフェースを介して前記配送物の宛先
の入力を受けた場合には、当該配送物の配送料金を割り
引くことを特徴とする。
【0039】請求項27の本発明の配送物収集サービス
方法は、前記配送物収集装置による前記割り引いた配送
料金の利用者への還元において、現金により還元するの
か当該利用者が指定する口座に還元する金額を振り込む
かを、当該利用者が選択し指定するステップを備えるこ
とを特徴とする。
【0040】請求項28の本発明の配送物収集システム
は、配送物の収集を行う配送物収集システムにおいて、
配送物の投函を受け付け、投函された前記配送物の宛先
を認識し、前記認識された宛先の区分毎に分類して格納
する、複数の配送物収集装置を備えることを特徴とす
る。
【0041】請求項29の本発明の配送物収集システム
は、各前記配送物収集装置を管理するサーバを備え、前
記配送物収集装置は、前記サーバと通信ネットワークを
介して通信し、当該配送物収集装置に対して投函されて
いる配送物の有無を前記サーバに通知し、前記サーバ
は、配送物の投函されていない前記配送物収集装置を除
外して、配送物の投函されている前記配送物収集装置の
みを配送物の収集対象として判定することを特徴とす
る。
【0042】請求項30の本発明の配送物収集システム
は、前記配送物収集装置は、予め定められた一定量以上
の前記配送物が投函されている場合に、前記通信ネット
ワークを介して前記サーバに対し、前記配送物の臨時収
集の要求を通知することを特徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0044】本発明の配送物収集装置は、郵便物等の配
送物の投函を受け付けて、その区分や課金等を自動処理
する装置である。従来の郵便ポスト等と同様にして、本
発明の配送物収集装置は、街中や郵便局や配送物の取次
店等に設置されて利用者による配送物の投函を受け付け
る。
【0045】以下、特に配送物を、葉書や封書等の信書
の郵便物としする例を用いて説明する。このため以下で
は、配送物収集装置を、郵便物収集装置と呼ぶこととす
る。しかし、本発明の配送物収集装置が処理対象とする
配送物は、郵便物に限るものではなく、例えば宅配会社
が配送する荷物や、その他小包等に対しても同様に実施
することができる。
【0046】図1は、本発明の第1の実施の形態による
郵便物収集装置100の一実施例の構成を示すブロック
図である。図1を参照すると、本実施の形態の郵便物収
集装置100は、入力部10と、重量計測部20と、制
御部30と、消印処理部40と、印刷部50と、課金処
理部60と、通信インターフェース70と、郵便物保管
部80と、ユーザインターフェース90を備えている。
また、制御部30は、CPU31とメモリ32を備えて
いる。
【0047】図3は、本実施の形態の郵便物収集装置1
00を用いた郵便物の流れの一例を示す図であり、この
図3を参照して本実施の形態の郵便物収集装置100の
各部の機能を説明する。ここでは、本実施の形態の郵便
物収集装置100が、“B1”で示される郵便ポスト3
23に備えられているものとする。
【0048】本実施の形態の郵便物収集装置100は、
図1に示されている各機能ブロックを備えることによ
り、以下に説明する第1〜第5の機能を実現する。ま
た、本発明の郵便物収集装置においては、本実施の形態
のように図1に記載されている機能ブロックを全て備え
る必要は無く、例えば、下記の第1〜第5の機能の内で
必要とする機能を実現するための機能ブロックのみを選
択して、(不要な機能ブロックを除外して)構成するこ
とも可能である。
【0049】[第1の機能(文字認識と郵便物保管)]
(入力部10、郵便物保管部80) 図1に示される本実施の形態の郵便物収集装置100
は、入力部10により郵便物の投函を受け付けて、制御
部30を介して文字認識を利用した郵便宛名認識処理を
行う。これにより、本実施の形態の郵便物収集装置10
0(例えば図3のB1郵便ポスト)では、郵便物が投函
された時点でその宛先を認識することができるため、こ
れを用いて各郵便物を効率良くその宛先に区分すること
ができる。また、この投函された郵便物の入力部10等
により識別された情報を、郵便物情報(配送物情報)と
呼ぶこととする。
【0050】郵便物保管部80は、投函された郵便物を
宛先の区分毎に格納するための区分箱である。本実施の
形態では、郵便物の宛先の文字認識結果を利用して、郵
便物保管部80の該当する宛先の区分に郵便物を保管す
る。例えば、図3のB1郵便ポスト321の郵便物保管
部80において、予め自分の郵便局の受け持ち地域宛
と、A郵便局310の受け持ち地域宛と、C郵便局33
0の受け持ち地域宛と、それ以外の地域宛とによる4つ
の区分箱の振り分けを備えて、投函された郵便物を正し
い区分に保管することができる。
【0051】これにより、B1郵便ポスト321に投函
された郵便物は、上述のように各区分毎に分類されて保
管されるため、B郵便局320では、B1郵便ポスト3
21に投函されたB郵便局320の受け持ち地域宛の郵
便物を、わざわざ郵便収集局300に送る必要がなくな
り、B郵便局320において収集と区分処理と配達処理
を行うことができる。また、B1郵便ポストに投函され
た郵便物がB郵便局の近くにあるA郵便局310やC郵
便局330の受け持ち地域宛の場合も、わざわざ郵便収
集局まで郵便物を送る必要がなくなり、B郵便局320
から直接A郵便局310やC郵便局330へ送ることが
できる。これにより、郵便収集局へは、B1郵便ポスト
321に投函されたこれら以外の地域宛の郵便物を送る
のみでよい。
【0052】より具体的に説明すると、図3のB郵便局
の受け持ち地域内に住んでいる多摩川さんが、同じB郵
便局320の地域に住む江戸川さん宅391と、となり
のC郵便局330の地域に住む荒川さん宅393と、他
県に住む隅田さん宅390にそれぞれ郵便物を送る場合
を考えてみる。この三つの郵便物は、B1郵便ポストに
投函され、この時点で宛先が自動的に区分され、江戸川
さん宛の郵便物は自局用保管箱に保存され、荒川さん宛
の郵便物はC局用保管箱に保存され、隅田さん宛の郵便
物は郵便収集局用保管箱に保存される。これらの郵便物
は、B郵便局320が中身を収集した後に、江戸川さん
宛の郵便物は自分の局で配達までを行い、荒川さん宛の
場合は郵便収集局に送ることなくダイレクトにC郵便局
330に送り、隅田さん宛の郵便物のみを郵便収集局3
00へ送ることが可能になる。
【0053】[第2の機能(バーコード印刷)](印刷
部50) 印刷部50は、入力部10と制御部30によって文字認
識を利用した郵便宛名認識処理がされた後、この郵便宛
名認識処理の結果である、郵便物の宛先を示す情報を印
刷する。一般に行われている宛先を示す情報の印刷処理
としては、例えば、バーコードの付与等が知られてお
り、本実施の形態の印刷部50は、投函された郵便物に
その宛先を示すバーコードを印刷する。
【0054】これにより、本実施の形態の郵便物収集装
置100(例えば図3のB1郵便ポスト)では、投函さ
れた郵便物に対してその宛先を示すバーコードを印刷し
て保管することができるため、例えば、B郵便局320
やC郵便局330における配達区分作業や道順組み立て
作業が、簡単なバーコードリーダーとソーターを用いる
ことにより自動化することができ、郵便収集局300に
おける区分作業も簡略化することできる。
【0055】[第3の機能(消印)](消印処理部4
0) 消印処理部40は、入力部10と制御部30によって文
字認識が行われた結果を利用して消印を押印する。例え
ば、入力部10と制御部30により切手が貼ってある領
域を認識し、その認識結果に基づいて、切手が貼ってあ
る領域上に消印を押印することができる。また、消印処
理部40は、印刷部50のメカニカルな部分を共有して
もよい。
【0056】消印処理部40で消印を押印することによ
って、郵便局内で消印を押す作業を行う必要もなくなり
効率化が可能である。一般に郵便物は、郵便物収集装置
100(郵便ポスト)に滞留している時間が長いため、
その滞留時間内に郵便宛名認識処理や消印処理や簡単な
仕分け等を行うことにより、郵便局内での処理を大幅に
削減することができ、物流の効率化が実現できる。
【0057】[第4の機能(重量計測、課金)](重量
計測部20、課金処理部60) 重量計測部20は、投函された郵便物の大きさと重量を
計測する。課金処理部60は、投函された郵便物の大き
さと重量と、その宛先や郵便物の種類等に基づいて各種
郵便料金を課金する。
【0058】例えば、切手の貼られていない郵便物が投
函された場合には、入力部10と制御部30によってそ
の投函された郵便物に切手が貼られてないことを検出
し、次に重量計測部20によって該郵便物の大きさと重
量を計測する。次に、課金処理部60では重量計測部2
0によって計測された大きさと重量に応じて該郵便物の
料金を計算し課金する。課金の方法としては、ユーザイ
ンターフェース90によって料金を利用者に提示して、
現金又は各種カードで決済する方法等、様々な手法が考
えられる。また、クレジットカードやデビッドカード等
で課金する場合は、通信インターフェース70を介して
各種金融機関サービス窓口110とやり取りを行えばよ
い。
【0059】更に、速達や書留、配達記録、大口割引
等、特殊な郵便物の場合は、ユーザインターフェース9
0を介して利用者の選択を受け付けて、課金する方法を
用いることができる。なお、特殊な郵便物の場合、本実
施の形態の郵便物収集装置100では、印刷部50を介
して、特殊性が分かるように郵便物に印刷したり(速達
であれば、朱書きで「速達」と記載する等)、利用者に
対して、書留や配達記録で送付した等を証明する確証を
出力することができる。また、大口割引の場合は、入力
部10を介して投函される郵便物の形状と数を制御部3
0で記憶管理し、投函が終了した後、割り引いた料金を
徴収するように構成してもよい。
【0060】また、逆に朱書きで「速達」と記載されて
いる郵便物が投函された場合に、入力部10と制御部3
0によってその記載を検出し、速達として課金する等の
方法も実施することができる。
【0061】よって、重量計測部20と課金処理部60
を備えることにより、郵便物に切手が貼られていない場
合に、郵便物の大きさや重量に応じて、配達に必要な金
額を正しく課金することが可能になる。これによって、
利用者がわざわざ郵便局に出向かなくても正しい金額を
支払うことができ、利用者の負担を著しく軽減すること
が可能である。
【0062】また、ユーザインターフェース90を備え
ることにより、料金を利用者に提示することができ、更
には、特殊な種類の郵便にも対応することができる。
【0063】更に、通信インターフェース70を備える
ことにより、クレジットカードやデビッドカード等の各
種金融サービスを通じて郵便物への課金支払いを行うこ
とが可能になり、利用者に対して、課金時の多様な選択
肢を提供するというサービスの充実を可能にする。
【0064】[第5の機能(通信)](通信インターフ
ェース70) 通信インターフェース70は、外部との通信を司る装置
であり、上述の各種金融機関サービス窓口110とのや
り取りの他に、郵便物収集装置100を管理するサーバ
や端末、他の郵便物収集装置100と情報のやり取りを
行うことができる。本実施の形態の通信インターフェー
ス70により扱う情報は、投函された配送物の有無を示
す投函情報や、郵便物収集装置100の状況を示す情報
や、投函された郵便物の入力部10等により識別された
情報等である。
【0065】例えば、投函された配送物の有無を示す投
函情報を出力することによって、郵便物収集装置100
内に郵便物が投函されたかどうかをリモートで知ること
ができる。このため、郵便物を郵便物収集装置100か
ら収集する際に、何も郵便物の入っていない郵便物収集
装置100のところに収集に行く必要がなくなる。更
に、郵便物が多い場合には、その情報を参照することに
より、臨時に収集に行く等の適切な対応が可能となり、
郵便物収集の効率化が実現できる。更に、釣り銭切れ
や、用紙切れや、機械異常等の、郵便物収集装置100
の状況を示す情報を出力することにより、よりきめ細か
い迅速で適切な対応を実現することができる。
【0066】また、郵便物の宛名読み取り処理において
は、通信インターフェース70を介して、郵便物収集装
置100を管理する外部のサーバや端末と通信すること
により処理する方式も可能である。つまり、郵便物収集
装置100は、郵便物の画像データを、通信インターフ
ェース70を介して郵便物収集装置100を管理する外
部のサーバに送信し、その外部のサーバの側で記憶して
いるデータベースとプログラムを利用して宛名読み取り
処理を行い、読み取り結果のデータだけを郵便物収集装
置100に返信する方式が可能である。これによって、
郵便物収集装置100自身が文字認識の処理を実行する
必要が無くなり、郵便物収集装置100内に文字認識の
ための大容量のメモリと多大なCPUパワーを備える必
要がなく、郵便物収集装置100自体の構造をより簡略
化することができる。
【0067】次に、本実施の形態の各部の動作について
説明する。図2は、本実施の形態による郵便物収集の動
作を説明するためのフローチャートである。
【0068】入力部10は、郵便物が郵便物収集装置1
00に投函された時に、その投函に応じてスイッチを入
れるセンサーの処理と、葉書や封筒等の信書及び郵便物
を光学的に読み込んでその画像パターンを取得する処理
を実行する(ステップ201)。
【0069】この入力部10は、例えば、自動販売機の
紙幣を入れて読み取る装置と同様の搬送技術を用いるこ
とができ、通常のセンサーと通常の搬送系と通常のスキ
ャナとを用いて容易に実施することができる。又は、ベ
ルトコンベアの上に郵便物を乗せると、搬送が開始さ
れ、上下左右にスキャナをとりつけることによりどの面
に宛名住所が記載されていても宛名住所の画像情報を取
得可能な構造にすることもできる。
【0070】そして、入力部10におけるスキャナで読
み込まれた葉書や封筒等の信書及び郵便物の画像パター
ンを、メモリ32に記憶する(ステップ202)。この
メモリ32は、特別の機能を備える必要は無く、通常の
メモリを用いることができる。
【0071】重量計測部20は、郵便物の重量を計測し
(ステップ203)、計測された重量をメモリ32に記
憶する。重量計測部20は、重量を量るセンサーで構成
されていればよく、通常使われているはかりを用いるこ
とができる。
【0072】CPU31は、メモリ32に記憶された画
像パターンの画像処理を行う(ステップ204)。具体
的には、郵便番号や宛名住所を認識し、認識結果をメモ
リ32に記憶したり、その認識された郵便番号や宛名住
所に対応した郵便宛名認識処理(バーコードのパターン
の取得)を実行したり(ステップ208)、読み込まれ
た葉書や封筒等の信書及び郵便物の画像パターンから切
手の有無を判定したり(ステップ205)、ステップ2
05で切手が貼られていない(又は料金が足らない)と
判断した場合には、ステップ203での結果に基づき自
動的に課金するべき金額を算出する(ステップ206)
等の処理を実行する。このCPU31は、通常のCPU
を用いて容易に実現することができる。また、ステップ
207の消印処理については、後述する。
【0073】制御部30は、CPU31とメモリ32と
を合わせて備えており、またCPU31とメモリ32は
データバスによって繋がっている。制御部30は、郵便
物収集装置100内の各部(入力部10、重量計測部2
0、消印処理部40、印刷部50、課金処理部60、通
信インターフェース70、郵便物保管部80、ユーザイ
ンターフェース90等)繋がっており、各部に制御信号
を送ってシステム全体の動作を制御する構成が可能であ
る。このデータバスは、通常のデータバスを用いること
により容易に実現が可能である。
【0074】また、郵便番号や宛名住所の認識は多くの
方式が提案されており、例えば郵便番号の認識には佐藤
らの『一般学習ベクトル量子化による文字認識』(信学
技報PRMU95−219)に記載の方法等を用いるこ
とができ、宛名住所の認識には、例えば石寺らの『二次
元配置情報を用いた文字列認識手法』(信学技報PRM
U95−108)に記載の方法等を用いることができ
る。むろん、これらの方式に限定する必要は無く、本実
施の形態においては、郵便番号を読み取るための様々な
方式が利用可能であり、宛名住所を読み取るための様々
な方式が利用可能である。
【0075】消印処理部40は、ステップ206の課金
処理において、課金すべき金額の切手が貼られていると
判定された時には消印のスタンプのみを押す(ステップ
207)。また、切手が貼られていないと判定された場
合には、このステップ207の消印処理において課金を
行い、自動的に課金した金額の切手を貼り、消印のスタ
ンプを押印する。また、切手は貼られていても課金すべ
き金額に不足していると判定された時には不足分の金額
に対応した切手を貼り、消印のスタンプを押す。消印処
理部40は、通常のシール貼り機や、通常の印刷機を用
いて容易に実現が可能である。
【0076】また、消印処理部40では、課金済である
という意味で消印のスタンプを押すだけの構成にして、
切手を貼らないような構成にしてもよい。また、この消
印処理部40によって、例えば切手を貼らずに課金だけ
を行うことで切手の消費を抑え、その分を利用者に対し
て還元する割引サービス等の、新しいビジネスモデルを
導入することができる。
【0077】印刷部50は、ステップ204の画像処理
において行われた、制御部30による郵便番号や宛名住
所の認識結果に対応したバーコードのパターンを取得し
て、読み込まれた葉書や封筒等の信書及び郵便物の表面
にバーコードを印刷する(ステップ208)。
【0078】この印刷部50は、例えば郵便区分機で用
いられているバーコード用の印刷機を用いることにより
容易に実現が可能である。また、印刷部50は、郵便区
分機で用いられているバーコード用の印刷機を使わず
に、消印処理部40において消印を印刷するための通常
の印刷機を用いる構造にすることも可能である。
【0079】課金処理部60は、読み込まれた葉書や封
筒等の信書及び郵便物に切手が貼られていない場合や、
金額が不足している場合に、課金すべき金額を課金する
(ステップ206)。課金処理部60は、通常の自動販
売機や切符等の券売機で用いられている装置を用いるこ
とで容易に実現が可能である。
【0080】例えば、切手の貼られていない郵便物が投
函された場合に、入力部10によって大きさを、重量計
測部20によって該郵便物の重量を計測し(ステップ2
03)、入力部10と制御部30によって投函された郵
便物に切手が貼られてないことを検出し(ステップ20
5)、次に課金処理部60でが、入力部10によって計
測された大きさと重量計測部20によって計測された重
量に応じて該郵便物の料金を計算し課金する(ステップ
206)。課金の方法としては、ユーザインターフェー
スによって料金を利用者に提示して、現金又は各種カー
ドで決済する方法等、様々な手法が考えられる。また、
クレジットカードやデビッドカード等で課金する場合
は、通信インターフェース70を介して各種金融機関サ
ービス窓口110とやり取りを行えばよい。
【0081】更に、速達や書留、配達記録、大口割引
等、特殊な郵便物の場合は、利用者の選択を促すことに
よって課金する方法を用いてもよい。なお、特殊な郵便
物の場合、印刷部50を介して、特殊性が分かるように
郵便物に印刷したり(速達であれば、朱書きで「速達」
と記載する等)、利用者に対して、書留や配達記録で送
付した等を証明する確証を出力する。また、大口割引の
場合は、入力部10を介して投函される郵便物の形状と
数を制御部30で記憶管理し、投函が終了した後、割り
引いた料金を徴収するように動作してもよい。
【0082】通信インターフェース70は、郵便物収集
装置100に投函された郵便物の情報(その投函時刻や
郵便物が投函された旨)や郵便物収集装置100の状況
(釣り銭切れや用紙切れ、機械異常など)を収集局や郵
便局に設置されているサーバや、他の郵便物収集装置1
00や端末などに連絡する(ステップ209)。
【0083】通信インターフェース70は、郵便物が投
函されたこと等の情報を郵便局等に伝える処理を、予め
定められた時間毎に定期的に信号を送る方式や、郵便物
が投函された時点でその情報を送る方式により通知する
ことができる。また、郵便物収集装置100から通信し
た結果が送信先に正しく受け取られたかどうかを確認す
る方式で通信を行うことも可能であるし、郵便物収集装
置100から一方的に情報を送信する方式にすることも
可能である。また、受信に対しても同様であり、外部の
サーバから送られてきた情報を受け取ったことを相手に
知らせる方式や、外部のサーバから送られてきた情報を
一方的に受け取るのみの方式を採用することができる。
【0084】また、課金処理を行う際に必要になるデー
タやプログラムや、文字認識処理に必要なデータやプロ
グラムとを、外部に設置された外部記憶装置120から
ロードして実行する方式も可能である。更に、郵便物の
画像情報や重量等を外部に設置した外部コンピュータ1
30に送信し、その外部コンピュータ130によって課
金すべき金額の計算や認識処理を行い、それらの計算結
果の返信を受信して用いる方式等も可能である。
【0085】通信インターフェース70には、例えばT
CP/IPを用いた通信装置やインターネットを用いて
容易に実現可能であり、また専用の通信回線や電話回線
を用いることによっても容易に実現が可能であり、また
W−CDMA等の携帯電話に用いられる通信手段を用い
ることによっても容易に実現が可能であり、またBlueto
oth等を用いても容易に実現が可能である。また、通信
手段は一つの方法に限るものではなく、例えば、インタ
ーネットの通信手段とW−CDMAの通信手段を合わせ
持つ構成にすることも可能であるし、この組み合わせは
上述の各手段を任意に組み合わせることが可能である。
【0086】郵便物保管部80は、郵便物保管用の箱を
有し、郵便物の宛先が収集局と同一である場合や、宛先
が収集局のごく近くの郵便局である場合や、その他の郵
便局で配達すべき郵便物である場合等にわけた保管用の
箱に振り分けて郵便物を保管する(ステップ210)。
この際、ステップ204の画像処理において制御部30
が郵便物の宛名を認識した結果に基づいて、どの保管用
の箱に振り分けるかが決定される。
【0087】郵便物保管部80は、例えば自動販売機や
券売機等で、紙幣を千円札と五千円札と一万円札とに区
別して保存する装置と同様な装置を用いて容易に実現が
可能である。また、ベルトコンベアの上を郵便物が流れ
て行き、所望の保管用の箱に流れて行くように電車の線
路におけるポイントのような構造を用いてもよい。
【0088】また、保管用の箱は様々な大きさのものが
実施可能であり、例えば長方形の箱を例にとると、高さ
は5cmから2mまでの範囲に設定可能とし、幅と奥行
きを5cmから1mまでの範囲で設定可能とする等の形
態が考えられる。更に、箱は必ずしも長方形に限るもの
ではない。
【0089】また、保管用の箱は図3の例で説明すれ
ば、B1郵便ポスト321の場合、例えば、近隣のA郵
便局310宛の箱と、自局であるB郵便局320宛の箱
と、近隣のC郵便局330宛の箱と、近隣ではなく比較
的遠方の郵便収集局宛の箱の四種類の箱を準備すること
が望ましい。また、それぞれの箱の大きさもまったく同
じ大きさにする必要はなく、郵便物の日頃の流通量に応
じて変えることが可能であり、例えば郵便収集局宛の箱
を一番大きくして、次に自分の局すなわちB郵便局32
0宛の箱を大きくして、AとC郵便局宛の箱は小さめの
箱にすることができる。また他の方法として、例えば1
0個の箱を準備して、そのうち6個の箱を郵便収集局用
に使い、2個を自分の局すなわちB郵便局320宛の箱
として使い、残りの1個づつをAとC郵便局宛の箱とし
て使うように、用いる箱の個数を変えることもできる。
また、ここでは郵便収集局300とA、B、C郵便局の
例で説明したが、保管用の箱の区分はこの4通りに限る
ものではない。また、保管用の箱のサイズや個数の変更
は、手作業による方式に限らず、郵便物保管部80が郵
便物の日頃の流通量に応じて自動的に更新する方式や、
郵便物収集装置100を監視するサーバからネットワー
クを介してサイズや個数を変更する指示を受け付けて更
新する等の方式も実施することができる。
【0090】ユーザインターフェース90は、郵便物を
投函した利用者に対して、宛名の認識結果を確認した
り、それを利用者が修正することも可能にする。また、
課金処理の際の金額を表示したりレシート等の発行の有
無や、書留や配達記録郵便に対応する確証の発行の有無
も利用者が選択可能にすることができ、課金をクレジッ
トカードやデビッドカードから行う場合の暗証番号入力
等を行うことができる。また、ペン入力用のインターフ
ェースを備えることにより、署名を行うことも可能にな
る。
【0091】また、ユーザインターフェース90の動作
は、任意に設定可能である。例えば、入力部10を介し
て郵便物が投函された場合、ユーザインターフェース9
0に投函された旨を表示してもよいし、重量計測部20
で郵便物の大きさ・重量を計測した結果を表示したりす
る等、様々な動作が考えられる。このユーザインターフ
ェース90は、通常のタッチパネルや、タブレットと通
常の液晶やブラウン管等の表示装置を用いて容易に実現
が可能である。
【0092】ここで、本実施の形態の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。本実施例では、課金処理、消
印処理、投函通報処理、認識処理、区分処理の、本実施
の形態の五つの処理について例を挙げて説明する。
【0093】[課金処理]まず、課金処理の実施例につ
いて説明する。図4は、本実施の形態の課金処理の動作
の一実施例を説明するためのフローチャートである。
【0094】まず、利用者が郵便物を郵便ポストに投函
した際に、入力部10によって郵便物の大きさを計測す
る(ステップ401)。今、入力部10が郵便物の文字
認識が可能な機能を持っていれば、郵便物の大きさは、
郵便物の画像サイズによって直ちに知ることができる。
次に、重量計測部20で郵便物の重量を計測する(ステ
ップ402)。
【0095】課金処理部60は、入力部10を介して得
られた画像サイズと、重量計測部20を介して得られた
郵便物の重量から、郵送に必要な金額を制御部30で算
出するために必要な情報を提供し、制御部30は、郵送
に必要な金額を算出する(ステップ403)。また必要
ならば、この金額の算出処理においては、入力部10に
より文字認識されたその郵便物の宛先の情報も参照する
ものとしてもよい。
【0096】この時に制御部30では、投函された郵便
物にいくら分の金額の切手が貼ってあるかを認識し、貼
ってある切手の総額を得る(ステップ404)。次に、
ステップ404により判定された切手の総額金額と、ス
テップ403により算出された郵送に必要な金額とを比
較し、当該郵便物に対する送料に該当する切手の金額が
足りているかどうか判断する(ステップ405)。足り
ているのであればそこで処理を終了し、不足分がある場
合には、ユーザインターフェース90を介して利用者に
課金をしてもよいかどうかを問い合わせる(ステップ4
06)。
【0097】また、郵便物を投函する前に利用者に対し
て当該郵便物の代金を徴収するか(郵便代金に相当する
切手が貼ってあるか否か)の入力を促すことも考えられ
る。この場合には、ユーザインターフェース90を介し
て利用者に対して、郵便物の大きさ・重量等から課金処
理部60を介して算出された金額を提示して、徴収する
ように設計してもよい。
【0098】また、速達や書留、配達記録や大口郵便等
といった特殊な郵便の場合、該当する料金表を課金処理
部60が保持し、制御部30がユーザインターフェース
90を介して、利用者に対して入力を促してもよい。例
えば、切手の貼っていないある郵便物が投函され、入力
部10、重量計測部20、制御部30、課金処理部60
を介して、その郵便物が定形外郵便の普通郵便が120
円だと判断された場合、ユーザインターフェース90を
介してその金額を表示するとともに、「速達」や「書
留」、「配達記録」に該当する料金も併せて表示し、利
用者に対して選択を促すインターフェース(例えばボタ
ン等)を提供すればよい。
【0099】利用者が課金しないとの意思を入力した場
合(ステップ406の‘No’)は、郵便物を利用者に
返却して(ステップ409)ユーザインターフェース9
0を介して料金が不足していることを知らせて処理を終
了する。
【0100】また、利用者が課金してもよいと意思を入
力した場合には、課金処理部60によって不足分の金額
を徴収する。徴収/不徴収になったいずれの場合におい
ても、正常又は異常終了したかの信号を出力し(ステッ
プ408、ステップ410)、メモリ32にその情報を
記憶しておく。メモリ32に記憶しておくことによっ
て、課金処理の次の処理に以降する判断をすることが可
能であるし、当該郵便物収集装置100に投函された郵
便物の数を把握することができるし、徴収した金額も把
握することができる。これらの情報を通信インターフェ
ース70を介して外部に出力すれば、例えば、投函され
た数に応じた郵便物の収集も可能であるし、郵便物収集
装置100内に多額の現金が留まることを防ぐための判
断材料として利用可能である。
【0101】更に、利用者が料金を支払う際に、現金で
支払うだけでなく、通信インターフェース70を介し
て、クレジットカードやデビッドカードやその他の方法
を用いた支払い方法を選択できるように構成してもよ
い。すなわち課金処理の段階で、ユーザインターフェー
ス90を介して支払い方法を現金による方法かクレジッ
トカードによる方法かデビッドカードによる方法かプリ
ペイドカード、その他の方法かを問い合わせて、それぞ
れの手続きによる課金をすることができる。ユーザイン
ターフェースでは、クレジットカードやデビッドカード
の利用に必要な暗証番号を入力することができるし、レ
シートや領収書、書留や配達記録などの確証の発行も行
うことが可能である。
【0102】[消印処理]次に消印処理の実施例につい
て説明する。図5は、本実施の形態の消印処理の動作の
一実施例を説明するためのフローチャートである。
【0103】本実施例においては、入力部10と制御部
30を介して郵便物の画像を取得(ステップ501)
し、前述の課金処理により課金処理が正常終了している
(ステップ502)とする。
【0104】次に、制御部30では、メモリ32に記憶
されている郵便物の画像から、切手の位置を検出(ステ
ップ503)し、当該郵便物に切手が貼ってあるかどう
かを判断する(ステップ504)。切手が貼っている場
合には、ステップ503で得た切手の位置情報を参照し
て切手の貼ってある場所に消印を押印又は印刷(ステッ
プ505)し、切手が貼っていない郵便物の場合は、所
定の場所に消印を押印又は印刷(ステップ506)す
る。
【0105】この実施例では、課金処理が正常に終了し
た後に消印処理が行われると説明したが、本実施の形態
の郵便物収集装置100が、予め課金処理を行わないよ
うに動作設定されている場合には、例えば、常に課金処
理が正常に終了済であるとみなして、同様な処理を行う
等が可能である。
【0106】また、課金処理の際に、課金した金額に相
当する切手を実際に郵便物に貼り付ける処理を省略し、
課金済であることを証明する目的で消印のみを印刷する
ことも可能である。この際、実際の切手を貼らずに済む
ので、切手の節約に繋がる分、郵送費用を割り引いて利
用者に還元する等のサービスを提供することも可能であ
る。費用の利用者に対する還元を行う場合、利用者の指
定に応じて、課金処理部を介して利用者に現金を還元す
ることも可能であるし、利用者が指定するクレジットカ
ードやデビッドカードの口座に還元する金額を振り込む
ことも可能である。
【0107】[投函通報処理]次に投函通報処理の実施
例について説明する。図6は、本実施の形態の郵便物収
集装置100への郵便物の投函を、外部に通知する動作
の一実施例を説明するためのフローチャートである。
【0108】本実施例における郵便物収集装置100の
制御部30は、郵便物が入力部10を介して投函された
ことによって、投函発生信号が出力される(ステップ6
01)。次に、課金処理によって正常終了信号が得られ
たかを判断し(ステップ602)、正常終了した場合
に、通信インターフェース70を介して、郵便物が投函
された旨を伝える情報が外部に送信される(ステップ6
03)。
【0109】ここでは、課金処理が正常に終了した後に
投函通報処理が行われると説明したが、本実施の形態の
郵便物収集装置100が、予め課金処理を行わないよう
に動作設定されている場合には、例えば、常に課金処理
が正常に終了済であるとみなして、同様な処理を行う等
が可能である。
【0110】また、本発明によって投函通報処理のみを
行う場合、入力部10は必ずしもスキャナと搬送装置を
装備する必要はなく、郵便物が投函されたことだけを検
出するセンサーがあればよい。ただし、課金処理、消印
処理、郵便宛名認識処理(バーコード処理)、区分処理
のどれか一つの処理でも行う場合には、入力部にスキャ
ナと搬送装置を装備する必要がある。バーコード処理と
区分処理においては、両者とも二つの処理に先立って認
識処理が行われることが前提となっているからである。
【0111】[認識処理・区分処理]本実施例の認識処
理では、入力部10において投函された郵便物の画像を
取得し、制御部30において郵便番号と宛名住所の読み
取り処理が施される。郵便宛名認識処理(バーコード処
理)においては、印刷部で郵便番号と宛名住所の読み取
り結果に対応したバーコードが郵便物に印刷部50を介
して印刷される。本実施例の区分処理においては、郵便
物保管部80において、郵便番号と宛名住所の読み取り
結果に対応した区分箱に、郵便物が格納される。
【0112】[外部サーバとのやり取り]また、本発明
では、通信インターフェース70を介して、外部サーバ
とのやり取りを行い、郵便宛名認識処理を委託したり、
宛名認識のためのデータベースや認識プログラムをアッ
プデートすることが可能である。その場合の動作のフロ
ーチャートを図7に示す。
【0113】入力部10と制御部30を介して郵便物の
画像を取得し(ステップ701)、当該郵便物収集装置
100が、外部サーバで読み取るモードかどうかを判断
(ステップ702)する。ステップ702の判断材料と
しては、当該郵便物収集装置100が認識処理を行う機
能を持ち合わせていない場合に、外部のサーバに対して
認識処理を依頼し、当該郵便物収集装置100に認識処
理機能があるものの、認識が上手く行かなかった場合に
外部サーバに対して依頼をするように動作してもよい。
【0114】当該郵便物収集装置100が、外部サーバ
によって認識処理を行うと判断した場合には(ステップ
702)、郵便物の画像を外部サーバに送信し(ステッ
プ705)、その読み取り結果と、郵便宛名認識結果の
バーコードをサーバから受信する(ステップ707)。
【0115】当該郵便物収集装置100が、外部サーバ
によって認識処理を行うと判断しない場合、外部のサー
バからデータベースと認識プログラムをロードするかど
うかを判断(ステップ704)する。ここでいうデータ
ベースとは、郵便番号や住所などの認識処理に必要な情
報であり、認識プログラムは、認識処理を行うプログラ
ムである。ここで、外部サーバからデータベースや認識
プログラムをロードするという設定であれば、外部サー
バよりデータベースや認識プログラムをロード(ステッ
プ703)し、ロードした内容を用いて認識処理を実行
する(ステップ706)。このことにより、新しい住所
が新設された場合や、認識プログラムによって読み取り
処理の向上が図られた際には、郵便物収集装置100の
プログラムの書き換えを行わなくとも、サーバ側のプロ
グラムのアップデートをすればよい。また、当然なが
ら、毎回この処理を実行する必要はない。前回ロードし
た日から一定日数経過した場合にロードするように構成
してもよいし、通信インターフェース70を介して外部
サーバ側から、郵便物収集装置100にロードするよう
に制御することも可能である。
【0116】また、郵便番号と宛名住所の読み取り結果
に対応したバーコードを郵便物に印刷する際にも、通信
インターフェース70を介して、外部のサーバからバー
コードの情報を受け取って印刷を行うことによって、バ
ーコードの仕様が変わった場合に、サーバ側だけを更新
すれば、その仕様に対応可能である。
【0117】[ユーザインターフェース処理]ユーザイ
ンターフェース90を用いることにより、利用者に対し
て様々な確認を取ることが可能である。図8は、本実施
の形態による郵便物収集装置100のユーザインターフ
ェース90を介して利用者とやり取りする情報の流れの
一実施例を示すフローチャートである。
【0118】この実施例では、ユーザインターフェース
90を介して、制御部30で行われた郵便番号や宛名住
所の読み取り結果が、利用者の意図したものと同じであ
るか(正しく読み取れたかどうか)を問い合わせる処理
を付加する。この問い合わせに関しては、いくつかの段
階にわけて問い合わせを行うことも可能である。
【0119】例えば、第一段階で、すべての読み取り結
果が正しいかどうかを問い合わせ(ステップ801)、
すべての読み取り結果が正しいとの回答入力があればそ
こで処理を終了する。そうではないとの回答入力があっ
た場合、第二段階として、例えば、郵便番号と宛名住所
のそれぞれに対しては正しいか間違っているかを問い合
わせることが可能である。第三段階として、郵便番号が
間違えていると回答入力された場合には(ステップ80
2)、ユーザインターフェース90を介して、利用者に
正しい郵便番号を直接入力してもらう(ステップ80
3)。
【0120】また、宛名住所が間違っていると回答入力
された場合には(ステップ804)、丁目、番地、号、
場合によって部屋番号を直接入力してもらう(ステップ
805)ことが可能である。これによって、宛名住所の
町名までは郵便番号で正しくわかるし、それに続く丁
目、番地、号、場合によって部屋番号までも正しくわか
る。
【0121】例えば、ここまでの問い合わせに利用者が
協力してくれた場合には、郵送費用を割り引いて利用者
に還元する等のサービスを提供することも可能である。
利用者に対して費用の還元を行う場合、課金処理部60
を介して利用者に現金を還元することも可能であるし、
クレジットカードやデビッドカードの指定する口座に還
元する金額を振り込むことも可能である。
【0122】なお、ここで説明した課金処理、消印処
理、投函通報処理、バーコード処理、区分処理は、それ
ぞれが独立な機能として動作することが可能であり、こ
の五つの機能の任意の組み合わせにより本発明を実施す
ることができる。
【0123】なお、上記各実施の形態、各実施例の郵便
物収集装置100は、入力部10、重量計測部20、制
御部30、消印処理部40、印刷部50、課金処理部6
0、通信インターフェース70、郵便物保管部80、ユ
ーザインターフェース90の機能や、その他の機能をハ
ードウェア的に実現することは勿論として、各機能を備
えるコンピュータプログラムである収集プログラムを、
コンピュータ処理装置のメモリにロードされることで実
現することができる。この収集プログラムは、磁気ディ
スク、半導体メモリその他の記録媒体190に格納され
る。そして、その記録媒体からコンピュータ処理装置に
ロードされ、コンピュータ処理装置の動作を制御するこ
とにより、上述した各機能を実現する。
【0124】以上好ましい実施の形態及び実施例を挙げ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果が達成される。
【0126】第1に、本発明の郵便物収集装置は、入力
部と制御部と郵便物保管部を備えることにより、文字認
識を利用した郵便宛名認識処理を行い区分処理が可能で
ある。これにより、自分の郵便局の受け持ち地域宛の郵
便物をわざわざ郵便収集局に送る必要がなくなり、自分
の局で収集と区分処理と配達処理を行うことが可能にな
るとともに、近隣の郵便局の受け持ち地域宛の郵便物
も、わざわざ郵便収集局まで郵便物を送る必要がなくな
り郵便配達業務の効率化が実現される。
【0127】第2に、本発明の郵便物収集装置は、印刷
部を備えることにより、投函された郵便物に対して、そ
の場で宛先を読み取った後に郵便宛名認識の結果のバー
コードを予め印刷しておくことが可能であり、他郵便局
での配達区分作業や道順組み立て作業の簡略化が実現さ
れる。
【0128】第3に、本発明の郵便物収集装置は、消印
処理部を備えることにより、投函された郵便物に対して
その場で消印を押すことができる。これにより、郵便局
内で消印を押す作業を行う必要がなくなり効率化が実現
される。
【0129】第4に、本発明の郵便物収集装置は、入力
部と重量計測部と課金処理部を備えることにより、郵便
物に切手が貼られていない場合に、郵便物の大きさや重
量に応じて、配達に必要な金額を正しく課金することが
できる。これによって、利用者がわざわざ郵便局に出向
かなくても正しい金額を支払うことができ、利用者の負
担を著しく軽減することができる。
【0130】第5に、本発明の郵便物収集装置は、通信
インターフェースを備えることにより、クレジットカー
ドやデビッドカード等の各種金融サービスを通じて、郵
便物への課金支払いを行うことができる。これにより、
利用者に対して、課金時の多様な選択肢を提供するとい
うサービスの充実が実現できる。
【0131】第6に、本発明の郵便物収集装置は、入力
部と通信インターフェースを備えることにより、郵便ポ
スト内に郵便物が投函されたかどうかをリモートで知る
ことができる。このため、郵便物を郵便物収集装置から
収集する際に、何も郵便物の入っていない郵便物収集装
置のところに収集に行く必要がなくなり、また、郵便物
で満載となった郵便物収集装置に対して臨時に収集に行
くこともできる。
【0132】第7に、本発明の郵便物収集装置は、通信
インターフェースを備えることにより、郵便物の宛名読
み取り処理を、郵便ポストの中だけで行う構成以外の方
法で宛名読み取りを行うことができる。すなわち、入力
部で読み込まれた郵便物の画像情報を、通信インターフ
ェースを介して外部のサーバに伝送し、外部のサーバが
記憶しているデータベースとプログラムを利用して宛名
読み取り処理を行い、読み取り結果だけを郵便物収集装
置に返信することも可能になる。これによって、郵便物
収集装置内に大容量のメモリと多大なCPUパワーを持
つ必要がなくなり、郵便物収集装置自体の構造を簡略化
することができる。
【0133】以上説明されたように、本発明によれば、
郵便物の収集を効率良く行うことを可能とするためのシ
ステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による郵便物収集
装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態による郵便物収集
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の郵便物収集装置
を用いた場合の郵便物の流れの一例を示す図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の課金処理の動作
の一実施例を説明するためのフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の消印処理の動作
の一実施例を説明するためのフローチャートである。
【図6】 本発明の第1の実施の形態の郵便物収集装置
への投函を通知する動作の一実施例を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】 本発明の第1の実施の形態による郵便物収集
装置の通信インターフェースを介して外部サーバとやり
取りする情報の流れの一実施例を示すフローチャートで
ある。
【図8】 本発明の第1の実施の形態による郵便物収集
装置のユーザインターフェースを介して利用者とやり取
りする情報の流れの一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図9】 従来のシステムによる郵便物の流れを示す図
である。
【符号の説明】
100 郵便物収集装置 10 入力部 20 重量計測部 30 制御部 31 CPU 32 メモリ 40 消印処理部 50 印刷部 60 課金処理部 70 通信インターフェース 80 郵便物保管部 90 ユーザインターフェース 190 記録媒体

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配送物の投函を受け付ける配送物収集装
    置において、 前記投函された配送物から、当該配送物の宛先を含む配
    送物情報を識別し、取得した前記配送物情報に基づい
    て、予め設定された当該配送物の投函の受付処理を実行
    することを特徴とする配送物収集装置。
  2. 【請求項2】 前記投函された配送物に対し、消印と、
    当該配送物の宛先を示すバーコードとの少なくとも一方
    を印刷することを特徴とする請求項1に記載の配送物収
    集装置。
  3. 【請求項3】 前記投函された配送物を宛先の区分毎に
    格納するための区分箱を備え、 前記投函された配送物を、前記区分箱の当該配送物の宛
    先に該当する区分に格納することを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の配送物収集装置。
  4. 【請求項4】 前記区分箱を、区分する地域における配
    送物の流通量に応じて、前記区分する地域毎のサイズ、
    個数の設定を更新することを特徴とする請求項3に記載
    の配送物収集装置。
  5. 【請求項5】 通信ネットワークを介して通信するため
    の通信インターフェースを備え、 投函された配送物の有無を示す投函情報を、予め指定さ
    れた外部のサーバに、前記通信ネットワークを介して通
    知することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    か1つに記載の配送物収集装置。
  6. 【請求項6】 前記配送物の投函を受け付けた時及びそ
    の後定期的に、前記投函情報の通知を実行することを特
    徴とする請求項5に記載の配送物収集装置。
  7. 【請求項7】 情報を外部から受信した際には、情報を
    正しく受信したという返信を当該情報の送信元に送信
    し、 情報を外部に送信した際には、当該情報の送信先から情
    報を正しく受信した旨の返信を受け付けることを特徴と
    する請求項5又は請求項6に記載の配送物収集装置。
  8. 【請求項8】 前記投函された配送物に対し、当該配送
    物の重量及び大きさを測定し、当該配送物の宛先までの
    配送料金を算出する手段を備えることを特徴とする請求
    項1から請求項7のいずれか1つに記載の配送物収集装
    置。
  9. 【請求項9】 前記投函された配送物に対して支払われ
    ている配送料金の額を認識する手段を備え、 支払われている配送料金の額に不足がある場合には、不
    足分を請求し課金することを特徴とする請求項8に記載
    の配送物収集装置。
  10. 【請求項10】 前記配送物を投函する利用者が、当該
    配送物の前記配送物情報を入力するためのユーザインタ
    ーフェースを備えることを特徴とする請求項1から請求
    項9のいずれか1つに記載の配送物収集装置。
  11. 【請求項11】 前記配送物を郵便物とすることを特徴
    とする請求項1から請求項10のいずれか1つに記載の
    配送物収集装置。
  12. 【請求項12】 配送物の投函を受け付ける配送物収集
    装置の、配送物の収集方法において、 前記投函された配送物から、当該配送物の宛先を含む配
    送物情報を識別し、取得した前記配送物情報に基づい
    て、予め設定された当該配送物の投函の受付処理を実行
    することを特徴とする収集方法。
  13. 【請求項13】 前記配送物収集装置は、前記投函され
    た配送物を宛先の区分毎に格納するための区分箱を備
    え、 前記配送物収集装置が、前記投函された配送物を、前記
    区分箱の当該配送物の宛先に該当する区分に格納するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の収集方法。
  14. 【請求項14】 前記配送物収集装置は、通信ネットワ
    ークを介して通信するための通信インターフェースを備
    え、 投函された配送物の有無を示す投函情報を、前記通信ネ
    ットワークを介して外部に通知することを特徴とする請
    求項12又は請求項13に記載の収集方法。
  15. 【請求項15】 前記投函された配送物に対し、当該配
    送物の重量及び大きさを測定し、当該配送物の宛先まで
    の配送料金を算出するステップを備えることを特徴とす
    る請求項12から請求項14のいずれか1つに記載の収
    集方法。
  16. 【請求項16】 前記投函された配送物に対して支払わ
    れている配送料金の額を認識するステップと、 支払われている配送料金の額に不足がある場合には、不
    足分を請求し課金するステップを備えることを特徴とす
    る請求項15に記載の収集方法。
  17. 【請求項17】 コンピュータを制御することにより、
    配送物の投函を受け付ける配送物収集装置の配送物の収
    集を処理する収集プログラムにおいて、 前記投函された配送物から、当該配送物の宛先を含む配
    送物情報を識別する処理と、 取得した前記配送物情報に基づいて、予め設定された当
    該配送物の投函の受付処理を実行させることを特徴とす
    る収集プログラム。
  18. 【請求項18】 前記配送物収集装置は、通信ネットワ
    ークを介して通信するための通信インターフェースを備
    え、 投函された配送物の有無を示す投函情報を、前記通信ネ
    ットワークを介して外部に通知する処理を実行させるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の収集プログラム。
  19. 【請求項19】 前記投函された配送物に対し、当該配
    送物の重量及び大きさを測定し、当該配送物の宛先まで
    の配送料金を算出する処理を実行させることを特徴とす
    る請求項17又は請求項18に記載の収集プログラム。
  20. 【請求項20】 前記投函された配送物に対して支払わ
    れている配送料金の額を認識する処理と、 支払われている配送料金の額に不足がある場合には、不
    足分を請求し課金する処理を実行させることを特徴とす
    る請求項19に記載の収集プログラム。
  21. 【請求項21】 配送物の投函を受け付ける配送物収集
    装置を用いて、前記配送物を収集する配送物収集サービ
    ス方法において、 前記配送物収集装置が、前記投函された配送物から当該
    配送物の宛先を含む配送物情報を識別し、前記投函され
    た配送物を、前記投函された配送物を宛先の区分毎に格
    納するための区分箱に分類して格納することを特徴とす
    る配送物収集サービス方法。
  22. 【請求項22】 前記配送物収集装置が、前記投函され
    た配送物に対し、消印を印刷し、当該配送物の宛先を示
    すバーコードを印刷することを特徴とする請求項21に
    記載の配送物収集サービス方法。
  23. 【請求項23】 前記配送物収集装置が、前記投函され
    た配送物に対し、当該配送物の重量及び大きさを測定
    し、当該配送物の宛先までの配送料金を算出するステッ
    プと、 前記投函された配送物に対して支払われている配送料金
    の額を認識するステップと、 支払われている配送料金の額に不足がある場合には、不
    足分を請求し課金するステップを備えることを特徴とす
    る請求項21又は請求項22に記載の配送物収集サービ
    ス方法。
  24. 【請求項24】 前記配送物収集装置が、カードによる
    配送料金の支払いを受け付けることを特徴とする請求項
    23に記載の配送物収集サービス方法。
  25. 【請求項25】 前記配送物収集装置は、前記配送物の
    投函時に配送料金の入金を直接受け付けるためのインタ
    ーフェースを備え、 前記配送物の投函時に配送料金の入金を直接受け付ける
    方式により配送料金が支払われる場合においては、支払
    い済みの配送料金の額を示す切手の貼り付けられた当該
    配送物の投函を受け付ける方式により配送料金が支払わ
    れる場合よりも、当該配送料金を割り引くことを特徴と
    する請求項23又は請求項24に記載の配送物収集サー
    ビス方法。
  26. 【請求項26】 前記配送物収集装置は、利用者が前記
    配送物の宛先を入力するためのユーザインターフェース
    を備え、 前記ユーザインターフェースを介して前記配送物の宛先
    の入力を受けた場合には、当該配送物の配送料金を割り
    引くことを特徴とする請求項23から請求項25のいず
    れか1つに記載の配送物収集サービス方法。
  27. 【請求項27】 前記配送物収集装置による前記割り引
    いた配送料金の利用者への還元において、 現金により還元するのか当該利用者が指定する口座に還
    元する金額を振り込むかを、当該利用者が選択し指定す
    るステップを備えることを特徴とする請求項25又は請
    求項26に記載の配送物収集サービス方法。
  28. 【請求項28】 配送物の収集を行う配送物収集システ
    ムにおいて、 配送物の投函を受け付け、投函された前記配送物の宛先
    を認識し、前記認識された宛先の区分毎に分類して格納
    する、複数の配送物収集装置を備えることを特徴とする
    配送物収集システム。
  29. 【請求項29】 各前記配送物収集装置を管理するサー
    バを備え、 前記配送物収集装置は、 前記サーバと通信ネットワークを介して通信し、当該配
    送物収集装置に対して投函されている配送物の有無を前
    記サーバに通知し、 前記サーバは、 配送物の投函されていない前記配送物収集装置を除外し
    て、配送物の投函されている前記配送物収集装置のみを
    配送物の収集対象として判定することを特徴とする請求
    項28に記載の配送物収集システム。
  30. 【請求項30】 前記配送物収集装置は、 予め定められた一定量以上の前記配送物が投函されてい
    る場合に、前記通信ネットワークを介して前記サーバに
    対し、前記配送物の臨時収集の要求を通知することを特
    徴とする請求項29に記載の配送物収集システム。
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