JP2018003446A - 防臭機能を備えた排水桝構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水側溝の下流端に、そこを流れる排水を導く排水桝を接続し、その排水桝内に阻集篭を収容し、その阻集篭内に排水中に混入する残菜、野菜屑などの廃棄物を集めて、その廃棄物が排水路に流れ出ないようにしたものにおいて、排水路を流れる排水からの悪臭が外部に発散しないようにした。【解決手段】排水側溝10に接続される排水桝20内に防臭桝40を設け、この防臭桝40の排出部42に回転蓋48を開閉可能に設け、回転蓋48には、これを閉じ方向に付勢する重錘50を設け、排水桝20の排水口25を流れる排水の重量が重錘50の付勢力を超えると回転蓋48を開くようにした。【選択図】 図3

Description

本発明は、厨房施設等における排水側溝の下流端に接続される排水桝に設けられて、排水桝の排水路から発散する悪臭の外部への拡散を可及的に抑制できるようにした、防臭機能を備えた排水桝構造に関する。
従来、食品工場、給食センターなどの厨房施設では、排水側溝の下流端に、そこを流れる排水を導く排水桝を接続し、その排水桝内に阻集篭を収容し、その阻集篭内に排水中に混入する残菜、野菜屑などの廃棄物を集めて、その廃棄物が排水路に流れ出ないようにしたものが従来より知られている。
例えば、図6に例示したように、排水側溝の端部に接続した排水桝内の受け部上に、上部を開放した阻集篭を着脱可能に載置し、この阻集篭内に排水中の前記廃棄物を分離、回収し、排水桝内の排水は排水路に排出するようにしている。
ところで、排水桝に排水を流す排水路内には長年の使用により、その内部に廃棄物が沈殿、堆積し、また、休日により一時使用を中止した際に排水路内部の貯留水が乾燥して排水路の下流端に接続される外部浄化槽などからの臭気の逆流現象が発生して、外部に露出されている排水路から悪臭が外部に放散されて、使用に耐えない状態になることがあるという問題がある。
そこで、現状では、雑巾や切り板などで排水路の開口部を覆って対処しているが、抜本的な対策にはならず、永続的に臭気を防ぐことができず、前記問題解決には至っていない。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、排水桝に後に述べる防臭機能を施すことにより、前記問題を解決できるようにした、新規な防臭機能を備えた排水桝構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、排水側溝の下流端に接続される排水桝の防臭装置であって、
前記排水桝内に設けられて廃棄物を貯留する阻集篭と、阻集篭の下方で、前記排水桝の下部に着脱可能に設けられる防臭桝とを備え、
前記防臭桝の排出部は、前記排水桝の排水口に連通されていて、前記排出部には該排出部を開閉し得る回転蓋が開閉可能に設けられており、前記回転蓋には、該回転蓋を閉じ方向に付勢する付勢手段が設けられ、前記排水部を流れる排水の重量が前記付勢手段の付勢力を超えると前記回転蓋が開放されることを特徴としている。
前記目的を達成するために、請求項2の発明は、前記請求項1に記載のものにおいて、前記回転蓋を閉じ方向に付勢する付勢手段は、前記防臭桝に設けた重錘よりなることを特徴としている。
前記目的を達成するために、請求項3の発明は、前記請求項1または2に記載のものにおいて、前記回転蓋は、前記防臭桝の外部に配設されていて、前記防臭桝の排出部の外部に開閉可能に軸支されていることを特徴としている。
以上のように、本発明によれば、排水処理後の排水桝の排水口に連通する、防臭桝の排出部を回転蓋により閉じることができるので、排水路の開口部から外部への悪臭の発散を抑制することができ、快適な作業を行うことができ、作業能率を大幅に改善することができる。また排水部に所定量の排水が溜まると回転蓋の開放により排水を行うことができる。
また、特に請求項2の発明によれば、前記回転蓋を閉じ方向に付勢する付勢手段は、防臭桝に設けた重錘よりなるので、回転蓋自体で、その閉じ方向への作動を軽快、的確に行うことができる。
また、特に請求項3の発明によれば、前記回転蓋は、前記防臭桝の外部に配設されていて、前記防臭桝の出口の外部に開閉可能に軸支されているので、回転蓋の防臭桝への取付構造を簡素化することができる。
本発明排水桝の防臭装置を備えた排水路構造の全体平面図 図1の2−2線に沿う断面図 図2の3線矢視の仮想線囲い部分の拡大断面図 図3の4−4線に沿う拡大図 防臭桝の分解斜視図 従来の阻集篭を備えた排水路構造の断面図
本発明の1実施形態を、添付図面に基づいて以下に具体的に説明する。
図1〜3において、食品工場、給食センターなどの厨房施設の、コンクリート製床スラブFの適所には、その床面fに開口した排水溝gが一体成形され、この排水溝g内に、排水側溝10が配設される。床面f上を流れる排水は、この排水側溝10より、排水桝20の排水路51を通ってに外部浄化槽などに導かれる。
排水側溝10は、床面fに開放する開放上面を有して横断面U字状に形成されており、その底面は、上流側から下流側に向かってなだらかな下り勾配が付されている。またその開放上面には、複数の長方形のグレーチングG1 が、床面fと面一に載置される。
床スラブFには、排水側溝10の下流端に連通される、コンクリート製の排水桝収容凹部11が一体に成形されており、この排水桝収容凹部11は、床面fに開口していてその内部に打込アンカーAにより排水桝20が固着されている。
前記排水桝20は、ステンレス板により形成されていて、上部20u、中間部20mおよび下部20dが、その横断面積を上から下に順次に縮小して段状に連続的に一体に形成され、上部20uの開放上面には、四角なグレーチングG2 が着脱可能に載置される。上部20uの下部と、中間部20mに上部との境界部には、上から下へ下り勾配に傾斜する阻集篭支持面23が形成され、その支持面23には、後述する阻集篭30が着脱可能に支持される。
また、中間部20mの下部と、下部20dの上部との境界部には、上から下へ下り勾配に傾斜する防臭桝支持面24が形成されており、この支持面24には、後述する防臭桝40が着脱可能に支持される。下部20dの下部縁の中央には排水口25が開口される。
前記阻集篭30は、ステンレス板により形成され、全面に複数の排水口を開口したパンチング板よりなる箱状の廃棄物収容部31の開口上部に、下から上へ上り勾配に傾斜する支持壁32を一体に形成してなり、その支持壁32が排水桝20の阻集篭支持面23上に着脱可能に載置される。この支持壁32の対向部には、門型の対をなす手掛け33が固定され、その手掛け33を把持して阻集篭30を持ち運びできるようにされている。
図3〜5に示すように、前記防臭桝40は、ステンレス板により形成されて、平面視四角な漏斗状の防臭桝部41の中央下面に四角筒状の排出部42を一体に接続して構成される。防臭桝部41の外周縁は、排水桝20の防臭桝支持面24に着脱可能に着座する下から上へ上り勾配に傾斜する着座面43に形成されており、また防臭桝部41の底壁44は、その外周辺から排出部42に向かって下り勾配に傾斜する傾斜面に形成されている。防臭桝部41の外縁の対向位置には、対をなす門型の手掛け45が固定され、その手掛け45を把持して防臭桝40を持ち運びできるようにされている。
前記排出部42には、その出口を開閉する皿状の回転蓋48が上下方向に回動自在に軸支されている。すなわち、図5に明瞭に示すように、排出部42の相対向する両側辺の外縁には、一対のブラケット46が突設され、回転蓋48の起立壁483 には一対の支持孔49が開口され、前記ブラケット46と支持孔49とに跨がって支持軸47を貫通連結して、この支持軸47により、回転蓋48が上下方向に回動自在に軸支されている。前記回転蓋48は、排出部42の出口を開閉する回転蓋部481 の基端に延長部482 が一体に延長されており、この延長部482 の自由端に付勢手段すなわち重錘50が固着されている。この重錘50は、回転蓋48をその軸支部回りに閉じ方向(図3時計方向)に回動するように付勢している。
そして、後に述べるように、防臭桝40内の流入した排水が、排出部42に貯水され、その貯水重量が重錘50の重量を超えると、回転蓋48が開く(図3鎖線位置)ようにされている。
前記防臭桝40の排出部42は、排水桝2の排水口25を通り、床スラブFに形成される排水路51を通って外部浄化槽などに連通される。
つぎに、前記1実施形態の作用について説明する。
厨房施設などにおいて、床面fを流れる排水は、図2,3実線矢印に示すように、食品屑、残菜などの廃棄物Rと共に排水側溝10内を流れて排水桝20内に流入する。
排水と共に排水桝20内に流入した廃棄物Rは、阻集篭30の廃棄物収容部31内に貯留される。一方、排水は、廃棄物収容部31の排水口を通って防臭桝40内に流れ落ちる。
防臭桝40の排出部42は、重錘50により閉じ方向に付勢される回転蓋48によって閉じられており、防臭桝40に貯留される排水の重量が、重錘50による閉じ力を超えると、図3に鎖線で示すように、回転蓋48が開き、排水は排水路51を通って外部に排出される。
ところで、排水桝20の排水を流す排水路51においては、長年の使用による沈殿物の堆積や、休日により一時使用を中止した際に排水路51内部の残留水が乾燥して無くなるなどの理由で、排水桝20に連なる外部浄化槽などからの臭気の逆流現象が起こり、外部に露出している排水路51から使用に耐えない悪臭が発散することが頻繁に発生するが、本実施形態によれば、排水桝20の下部20dに設けられる防臭桝40の排出部42は、そこに所定量の排水が貯留されない限りは、回転蓋48により閉じられているので、前記悪臭の逆流現象を防止することができ、排水路51からの悪臭の発散を極力低減することができる。
また、防臭桝40の排出部42に排水が貯留されて、その排水の重量が、重錘50の閉じ方向の付勢力よりも大きくなると、回転蓋48が下方へ開き、排水を行うことができる。また排水処理を行った後は、重錘50の作用で回転蓋48を元の閉じ位置に戻すことにより、前述のように排水路51からの悪臭の発散が防止される。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものでなく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
たとえば、前記実施形態では、付勢手段として、重錘を用いた場合を説明したが、その重錘に代えて回転蓋と防臭桝間に連結される弾性部材などの他の付勢手段に置き換えてもよい。
10・・・排水側溝
20・・・排水桝
25・・・排水口
30・・・阻集篭
40・・・防臭桝
42・・・排出部
48・・・回転蓋
50・・・付勢手段(重錘)
51・・・排水路
f・・・床面
R・・・廃棄物
本発明は、厨房施設等における排水側溝の下流端に接続される排水桝に設けられて、排水桝の排水路から発散する悪臭の外部への拡散を可及的に抑制できるようにした、防臭機能を備えた排水桝構造に関する。
従来、食品工場、給食センターなどの厨房施設では、排水側溝の下流端に、そこを流れる排水を導く排水桝を接続し、その排水桝内に阻集篭を収容し、その阻集篭内に排水中に混入する残菜、野菜屑などの廃棄物を集めて、その廃棄物が排水路に流れ出ないようにしたものが従来より知られている。
例えば、図6に例示したように、排水側溝の端部に接続した排水桝内の受け部上に、上部を開放した阻集篭を着脱可能に載置し、この阻集篭内に排水中の前記廃棄物を分離、回収し、排水桝内の排水は排水路に排出するようにしている。
ところで、排水桝に排水を流す排水路内には長年の使用により、その内部に廃棄物が沈殿、堆積し、また、休日により一時使用を中止した際に排水路内部の貯留水が乾燥して排水路の下流端に接続される外部浄化槽などからの臭気の逆流現象が発生して、外部に露出されている排水路から悪臭が外部に放散されて、使用に耐えない状態になることがあるという問題がある。
そこで、現状では、雑巾や切り板などで排水路の開口部を覆って対処しているが、抜本的な対策にはならず、永続的に臭気を防ぐことができず、前記問題解決には至っていない。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、排水桝に後に述べる防臭機能を施すことにより、前記問題を解決できるようにした、新規な防臭機能を備えた排水桝構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、排水側溝に接続される排水桝内には、その上流側に廃棄物を貯留する阻集篭を、その下流側に、防臭桝をそれぞれ着脱可能に設け、前記防臭桝の排出部は、前記排水桝の排水口の真上にあって該排水口に連通されており、前記排出部には、該排出部を開閉し得る回転蓋が開閉可能に設けられ、前記回転蓋には、該回転蓋を閉じ方向に付勢する付勢手段が設けられ、前記排水口を流れる排水の重量が前記付勢手段の付勢力を超えると、前記回転蓋が開放されるようにした、防臭機能を備えた排水桝構造において、
前記阻集篭の下方において、排水桝には、その内周面の全周にわたって上から下へ下り勾配に傾斜する防臭篭支持面が形成され、前記防臭桝の防臭篭部の外周縁の全周には、下から上に上り勾配に傾斜する着座面が形成され、この着座面を前記防臭篭支持面上に着脱可能に着座させ、前記防臭桝を排水桝の所定位置に単体で支持させたことを特徴としている
前記目的を達成するために、請求項2の発明は、前記請求項1に記載のものにおいて、前記回転蓋を閉じ方向に付勢する付勢手段は、前記防臭桝に設けた重錘よりなることを特徴としている。
前記目的を達成するために、請求項3の発明は、前記請求項1または2に記載のものにおいて、前記回転蓋は、前記防臭桝の外部に配設されていて、前記防臭桝の排出部の外部に開閉可能に軸支されていることを特徴としている。
以上のように、本発明によれば、排水処理後の排水桝の排水口に連通する、防臭桝の排出部を回転蓋により閉じることができるので、排水路の開口部から外部への悪臭の発散を抑制することができ、快適な作業を行うことができ、作業能率を大幅に改善することができる。また排水部に所定量の排水が溜まると回転蓋の開放により排水を行うことができる。
また、特に請求項2の発明によれば、前記回転蓋を閉じ方向に付勢する付勢手段は、防臭桝に設けた重錘よりなるので、回転蓋自体で、その閉じ方向への作動を軽快、的確に行うことができる。
また、特に請求項3の発明によれば、前記回転蓋は、前記防臭桝の外部に配設されていて、前記防臭桝の出口の外部に開閉可能に軸支されているので、回転蓋の防臭桝への取付構造を簡素化することができる。
本発明排水桝の防臭装置を備えた排水路構造の全体平面図 図1の2−2線に沿う断面図 図2の3線矢視の仮想線囲い部分の拡大断面図 図3の4−4線に沿う拡大図 防臭桝の分解斜視図 従来の阻集篭を備えた排水路構造の断面図
本発明の1実施形態を、添付図面に基づいて以下に具体的に説明する。
図1〜3において、食品工場、給食センターなどの厨房施設の、コンクリート製床スラブFの適所には、その床面fに開口した排水溝gが一体成形され、この排水溝g内に、排水側溝10が配設される。床面f上を流れる排水は、この排水側溝10より、排水桝20の排水路51を通って外部浄化槽などに導かれる。
排水側溝10は、床面fに開放する開放上面を有して横断面U字状に形成されており、その底面は、上流側から下流側に向かってなだらかな下り勾配が付されている。またその開放上面には、複数の長方形のグレーチングG1 が、床面fと面一に載置される。
床スラブFには、排水側溝10の下流端に連通される、コンクリート製の排水桝収容凹部11が一体に成形されており、この排水桝収容凹部11は、床面fに開口していてその内部に打込アンカーAにより排水桝20が固着されている。
前記排水桝20は、ステンレス板により形成されていて、上部20u、中間部20mおよび下部20dが、その横断面積を上から下に順次に縮小して段状に連続的に一体に形成され、上部20uの開放上面には、四角なグレーチングG2 が着脱可能に載置される。上部20uの下部と、中間部20mに上部との境界部には、上から下へ下り勾配に傾斜する阻集篭支持面23が形成され、その支持面23には、後述する阻集篭30が着脱可能に支持される。
また、中間部20mの下部と、下部20dの上部との境界部には、上から下へ下り勾配に傾斜する防臭支持面24が形成されており、この支持面24には、後述する防臭桝40が着脱可能に支持される。下部20dの下部縁の中央には排水口25が開口される。
前記阻集篭30は、ステンレス板により形成され、全面に複数の排水口を開口したパンチング板よりなる箱状の廃棄物収容部31の開口上部に、下から上へ上り勾配に傾斜する支持壁32を一体に形成してなり、その支持壁32が排水桝20の阻集篭支持面23上に着脱可能に載置される。この支持壁32の対向部には、門型の対をなす手掛け33が固定され、その手掛け33を把持して阻集篭30を持ち運びできるようにされている。
図3〜5に示すように、前記防臭桝40は、ステンレス板により形成されて、平面視四角な漏斗状の防臭部41の中央下面に四角筒状の排出部42を一体に接続して構成される。防臭部41の外周縁は、排水桝20の防臭支持面24に着脱可能に着座する下から上へ上り勾配に傾斜する着座面43に形成されており、また防臭部41の底壁44は、その外周辺から排出部42に向かって下り勾配に傾斜する傾斜面に形成されている。防臭部41の外縁の対向位置には、対をなす門型の手掛け45が固定され、その手掛け45を把持して防臭桝40を持ち運びできるようにされている。
前記排出部42には、その出口を開閉する皿状の回転蓋48が上下方向に回動自在に軸支されている。すなわち、図5に明瞭に示すように、排出部42の相対向する両側辺の外縁には、一対のブラケット46が突設され、回転蓋48の起立壁483 には一対の支持孔49が開口され、前記ブラケット46と支持孔49とに跨がって支持軸47を貫通連結して、この支持軸47により、回転蓋48が上下方向に回動自在に軸支されている。前記回転蓋48は、排出部42の出口を開閉する回転蓋部481 の基端に延長部482 が一体に延長されており、この延長部482 の自由端に付勢手段すなわち重錘50が固着されている。この重錘50は、回転蓋48をその軸支部回りに閉じ方向(図3時計方向)に回動するように付勢している。
そして、後に述べるように、防臭桝40内の流入した排水が、排出部42に貯水され、その貯水重量が重錘50の重量を超えると、回転蓋48が開く(図3鎖線位置)ようにされている。
前記防臭桝40の排出部42は、排水桝20の排水口25を通り、床スラブFに形成される排水路51を通って外部浄化槽などに連通される。
つぎに、前記1実施形態の作用について説明する。
厨房施設などにおいて、床面fを流れる排水は、図2,3実線矢印に示すように、食品屑、残菜などの廃棄物Rと共に排水側溝10内を流れて排水桝20内に流入する。
排水と共に排水桝20内に流入した廃棄物Rは、阻集篭30の廃棄物収容部31内に貯留される。一方、排水は、廃棄物収容部31の排水口を通って防臭桝40内に流れ落ちる。
防臭桝40の排出部42は、重錘50により閉じ方向に付勢される回転蓋48によって閉じられており、防臭桝40に貯留される排水の重量が、重錘50による閉じ力を超えると、図3に鎖線で示すように、回転蓋48が開き、排水は排水路51を通って外部に排出される。
ところで、排水桝20の排水を流す排水路51においては、長年の使用による沈殿物の堆積や、休日により一時使用を中止した際に排水路51内部の残留水が乾燥して無くなるなどの理由で、排水桝20に連なる外部浄化槽などからの臭気の逆流現象が起こり、外部に露出している排水路51から使用に耐えない悪臭が発散することが頻繁に発生するが、本実施形態によれば、排水桝20の下部20dに設けられる防臭桝40の排出部42は、そこに所定量の排水が貯留されない限りは、回転蓋48により閉じられているので、前記悪臭の逆流現象を防止することができ、排水路51からの悪臭の発散を極力低減することができる。
また、防臭桝40の排出部42に排水が貯留されて、その排水の重量が、重錘50の閉じ方向の付勢力よりも大きくなると、回転蓋48が下方へ開き、排水を行うことができる。また排水処理を行った後は、重錘50の作用で回転蓋48を元の閉じ位置に戻すことにより、前述のように排水路51からの悪臭の発散が防止される。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものでなく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
たとえば、前記実施形態では、付勢手段として、重錘を用いた場合を説明したが、その重錘に代えて回転蓋と防臭桝間に連結される弾性部材などの他の付勢手段に置き換えてもよい。
10・・・排水側溝
20・・・排水桝
24・・・防臭篭支持面
25・・・排水口
30・・・阻集篭
40・・・防臭桝
41・・・防臭篭部
43・・・着座面
42・・・排出部
48・・・回転蓋
50・・・付勢手段(重錘)
51・・・排水路
f・・・床面
R・・・廃棄物

Claims (3)

  1. 防臭機能を備えた排水桝構造であって、
    厨房施設などの床面(f)に設けた排水側溝(10)に接続される排水桝(20)と、前記排水桝(20)内に設けられて廃棄物(R)を貯留する阻集篭(30)と、該阻集篭(30)の下方で、前記排水桝(20)の下部に設けられる防臭桝(40)とを備え、
    前記防臭桝(40)の排出部(42)は、前記排水桝(20)の排水口(25)に連通されていて、前記排出部(42)には、該排出部(42)を開閉し得る回転蓋(48)が開閉可能に設けられており、前記回転蓋(48)には、該回転蓋(48)を閉じ方向に付勢する付勢手段(50)が設けられ、前記排出部(42)を流れる排水の重量が前記付勢手段(50)の付勢力を超えると前記回転蓋(48)が開放されることを特徴とする防臭機能を備えた排水桝構造。
  2. 前記回転蓋(48)を閉じ方向に付勢する付勢手段(50)は、該回転蓋(48)に設けた重錘よりなることを特徴とする、前記請求項1に記載の防臭機能を備えた排水桝構造。
  3. 前記回転蓋(48)は、前記防臭桝(40)の外部に配設されていて、前記防臭桝(40)の排出部(42)の外部に開閉可能に軸支されていることを特徴とする、前記請求項1または2に記載の防臭機能を備えた排水桝構造。
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