JP2018003335A - 防蟻シートおよび当該防蟻シートが接着されたコンクリート基礎 - Google Patents

防蟻シートおよび当該防蟻シートが接着されたコンクリート基礎 Download PDF

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Abstract

【課題】施工後のコンクリート基礎に対して簡単に設置することができる防蟻シートを提供する。【解決手段】防蟻シート1は、粘着性を有し、コンクリート基礎に接着されることになる第一層11と、第二層12と、第三層13とをこの順で含み、第一層11、第二層12および第三層13の少なくとも一つは、防蟻剤を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート基礎に直接または間接的に接着される防蟻シートに関する。また、本発明は、当該防蟻シートが直接または間接的に接着されたコンクリート基礎にも関する。
従来、シロアリ等の木材に危害を加える害虫から木造の建物を保護するための様々な方法が提案されている。例えば特許文献1には、ヒノキチオールを添加し又はヒノキチオールを含有する植物由来の精油に対し除虫菊抽出エキスを付加して得られた防蟻剤を、合成樹脂材料中に0.005〜1.0w%混合した防蟻シートについて開示されている。また、特許文献1には、当該防蟻シートを敷設し、この防蟻シートの上に捨てコンクリートを打設し、さらに、その上にコンクリート製のベタ基礎を設置した防蟻構造についても開示されている(特許文献1の請求項1、請求項14および図1等)。
特開2009−073790号公報
特許文献1のように、捨てコンクリートの下に防蟻シートを敷設したとしても、害虫が建物の床下に侵入することがある。建物の床下に侵入した害虫はコンクリート基礎の立ち上がり部を上昇して建物の土台に移動するため、コンクリート基礎に対してもあらかじめ害虫対策を講じておくことが望ましい。この点、特許文献1の防蟻シートは、施工後のコンクリート基礎に対して使用することは何ら想定されていない。
本発明の目的は、施工後のコンクリート基礎に対して簡単に設置することができる防蟻シート、および、当該防蟻シートが設置されたコンクリート基礎を提供することを目的とする。
本発明は、コンクリート基礎に直接または間接的に接着される防蟻シートであって、粘着性を有し、コンクリート基礎に接着されることになる第一層と、第二層と、第三層とをこの順で含み、第一層、第二層および第三層の少なくとも一つは、防蟻剤を含むことを特徴としている。
本発明の防蟻シートは、第一層が粘着性を有しているため、施工後のコンクリート基礎に対し第一層を粘着するだけで接着することができる。このように、本発明の防蟻シートは、施工後のコンクリート基礎に対し、簡単に設置することができる。
本発明の防蟻シートにおいて、第三層は防蟻剤を含み、第二層はアルカリ性物質の透過を抑制するバリア層であることが好ましい。
コンクリート基礎は、アルカリ性物質を含むセメント等から構成されているため、コンクリート基礎からアルカリ性物質が漏出することがある。防蟻剤の中にはアルカリ性物質に弱いものも多く、防蟻剤とアルカリ性物質とが接触すると防蟻剤の防蟻効果が消失し、防蟻効果の持続期間が短くなるおそれがある。しかしながら、第三層が防蟻剤を含有している場合に、第二層がアルカリ性物質の透過を抑制するバリア層によって構成されていることにより、コンクリート基礎から漏出したアルカリ性物質の第三層への到達が抑制されるため、アルカリ性物質と防蟻剤との接触が防止され、防蟻効果を長時間にわたって持続させることができる。
本発明の防蟻シートにおいて、第二層は合成樹脂製のフィルムからなることが好ましい。
合成樹脂のフィルムであれば安価で入手することができるため、防蟻シートの製造コストを低く抑えることができる。
本発明の防蟻シートにおいて、第三層の第二層とは反対側の面には、コンクリート基礎への接着用の目印が形成されていることが好ましい。
上記特徴により、防蟻シートをコンクリート基礎に接着する際に、防蟻シートをコンクリート基礎に対して所望の位置で容易に接着することが可能となる。
本発明の防蟻シートにおいて、第三層の第二層とは反対側の面には、第三層から剥離可能な第四層をさらに備えることが好ましい。
上記特徴により、防蟻シートの保管時等に、第四層によって第三層を保護することができる。また、第三層が防蟻剤を含有する場合には、防蟻シートの保管時等に、防蟻剤の防蟻成分の揮散(消失)を抑えることができる。
本発明の防蟻シートにおいて、第四層の第三層とは反対側の面には、コンクリート基礎への接着用の目印が形成されていることが好ましい。
上記特徴により、防蟻シートをコンクリート基礎に接着する際に、防蟻シートをコンクリート基礎に対して所望の位置で容易に接着することが可能となる。
本発明の防蟻シートにおいて、第三層は粘着性を有することが好ましい。
第三層の第二層とは反対側の面に第四層を備える場合には、第三層が粘着性を有していることにより、第四層が第三層から容易に剥がれてしまわないようにすることができる。また、例えば、第三層の粘着力を害虫が第三層に接触した際に第三層から容易には離脱できないくらいの粘着力に調整すれば、害虫が第三層に捕捉されるため、害虫がコンクリート基礎から建物に移動することを防止することができる。
本発明の防蟻シートにおいて、第一層、第二層および第三層の少なくとも一つは、有色であることが好ましい。
上記特徴により、例えば防蟻シートの色をコンクリート基礎の色と同系色にして防蟻シートを目立たなくしたり、あるいは、防蟻シートの色をコンクリート基礎の色に対して視認性の高い色にして防蟻シートを目立つようにすることができる。
本発明の防蟻シートにおいて、防蟻剤の防蟻効果の終了を表示する目印を備えることが好ましい。
上記特徴により、防蟻シートの交換時期を知ることができる。
本発明は、立ち上がり部を備えたコンクリート基礎であって、立ち上がり部の内側面および外側面の少なくとも一方には、上記記載の防蟻シートが直接または間接的に接着されていることを特徴としている。
上記特徴により、防蟻効果を有するコンクリート基礎を得ることができ、コンクリート基礎上の建物を害虫から保護することができる。
本発明のコンクリート基礎において、防蟻シートは、立ち上がり部の高さ方向全長ではなく、一部にのみ接着されていることが好ましい。
上記特徴により、防蟻シートの使用量を減少させることができるため、コストを抑えることができる。
本発明のコンクリート基礎において、防蟻シートは、立ち上がり部の天端面と略同じ高さ位置から下方に延びていることが好ましい。
立ち上がり部の天端面には建物の土台が載置される。そのため、防蟻シートの上端を立ち上がり部の天端面と略同じ高さにすることにより、建物の土台近傍に防蟻シートが位置することになる。その結果、害虫が立ち上がり部から建物の土台に移動することを効果的に防止することができる。
本発明のコンクリート基礎において、立ち上がり部の内側面には、コンクリート基礎の中性化を抑制する養生シートと防蟻シートとが、立ち上がり部側からこの順に接着されていることが好ましい。
上記特徴により、コンクリート基礎の中性化を防止することができると共に、害虫が立ち上がり部の内側面から建物の土台に移動することを防止することができる。
本発明のコンクリート基礎において、養生シートには、防蟻剤が含有されていることが好ましい。
上記特徴により、より防蟻効果の高いコンクリート基礎を得ることができる。
本発明のコンクリート基礎において、立ち上がり部の外側面には、コンクリート基礎に所定の意匠を付与する化粧シートが接着されていることが好ましい。
上記特徴により、所定の意匠が付与されたコンクリート基礎を得ることができる。
本発明のコンクリート基礎において、立ち上がり部の外側面には、化粧シートと防蟻シートとが、立ち上がり部側からこの順に接着されていることが好ましい。
上記特徴により、害虫が立ち上がり部の外側面から建物の土台に移動することを防止することができる。
本発明のコンクリート基礎において、化粧シートには、防蟻剤が含有されていることが好ましい。
上記特徴により、より防蟻効果の高いコンクリート基礎を得ることができる。
本発明のコンクリート基礎において、立ち上がり部の天端面にも防蟻シートが接着されていることが好ましい。
上記特徴により、コンクリート基礎の内側面および/または外側面を移動してきた害虫が、立ち上がり部の天端面と建物の土台との間の隙間に入り込むことを防止し、害虫が天端面から建物の土台に移動することを防止することができる。
本発明のコンクリート基礎において、防蟻シートは、立ち上がり部の天端面において、当該立ち上がり部の幅方向全長ではなく、一部にのみ接着されていることを特徴としている。
上記特徴により、防蟻シートの使用量を減少させることができるため、コストを抑えることができる。
本発明の防蟻シートは、施工後のコンクリート基礎に対して簡単に設置することができる。また、当該防蟻シートをコンクリート基礎に接着することにより、防蟻効果を有するコンクリート基礎を得ることができる。
本発明の防蟻シートの概略断面図である。 図1の概略平面図であり、第四層の第三層とは反対側の面を表す概略図である。 コンクリート基礎の概略平面図である。 (a)は図3のIVa−IVa線概略断面図であり、(b)は図3のIVb−IVb線概略断面図である。
本明細書は以下の順序で説明する。
1.防蟻シート
2.防蟻シートの変形例
3.防蟻シートが接着されたコンクリート基礎
4.防蟻シートが接着されたコンクリート基礎の変形例
以下では本発明について図を参照しながら詳細に説明するが、以下で説明される実施形態はいずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。本発明は、以下の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
<1.防蟻シート>
図1は本発明の防蟻シート1の概略断面図である。本発明の防蟻シート1は、粘着性を有し、コンクリート基礎に接着されることになる第一層11、第二層12および第三層13をこの順に有し、第一層11、第二層12および第三層13の少なくとも一層には防蟻剤が含有されている積層シートからなる。防蟻シート1は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、第一層11、第二層12および第三層13以外の他の層を含んでいてもよく、例えば図1に示すように第三層13の第二層12とは反対側の面に、第三層13から剥離可能な第四層14を備えていてもよい。また、防蟻シート1は、第三層13に防蟻剤が含有されており、第二層12はコンクリート基礎(以下、単に「基礎」と表記する)から漏出したアルカリ性物質の透過を抑制するバリア層であることが好ましい。
防蟻シート1は、基礎、特に基礎の立ち上がり部に直接または間接的に接着されて使用される。なお、本発明において、「防蟻シート1が基礎に直接接着される」とは、防蟻シート1が、何ら他の部材(例えば、化粧シートや中性化を防止する養生シート等)を介さずに基礎に接着されることを意味する。また、「防蟻シート1が基礎に間接的に接着される」とは、防蟻シート1が、他の部材を介して基礎に接着される(すなわち、基礎と防蟻シート1との間には他の部材が介在しており、防蟻シート1は他の部材に接着される)ことを意味する。
<第一層>
第一層11は、基礎に直接または間接的に接着されることになる層であり、第二層12の一方の面に形成された、粘着剤からなる粘着剤層である。粘着剤は、基礎または基礎に設置された部材(例えば、化粧シートや養生シート等)に対して粘着力を有していれば特に限定されないが、例えば、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤またはウレタン系粘着剤を使用することができ、二種類以上の粘着剤を組み合わせて使用することもできる。
<第二層>
第二層12は、基礎から漏出したアルカリ性物質が、防蟻剤を含有する第三層13に到達することを抑制するためのバリア層である。防蟻剤の中にはアルカリ性物質に弱い薬剤も多く存在しているため、第二層12を設けることにより、防蟻剤の防蟻効果を長時間にわたって維持することができる。基礎から漏出するアルカリ性物質は、通常、液体状(固体が混合した液体を含む)または気体状である考えられるため、第二層12の材料には、液体および気体の少なくとも一方の透過を抑制可能な材料が使用される。第二層12の材料には、液体および気体の両方の透過を抑制可能な材料が使用されることが好ましい。第二層12の材料には、例えば、ポリエチレンのようなポリエチレン系樹脂、ポリプロピレンのようなポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステル系樹脂、ポリエチレンのようなポリエチレン系樹脂またはポリビニルアルコール若しくはエチレン/ビニルアルコール共重合体のようなビニル系樹脂等の合成樹脂を使用することができる。第二層12はこのような合成樹脂のフィルム(シート)から構成することができ、第二層12の厚さは特に限定されず、使用される材料により適宜決定される。
<第三層>
第三層13は、防蟻剤を含有する防蟻層であり、第二層12の第一層11とは反対側の面に形成される。第三層13は、例えば、防蟻剤を混合した粘着剤から形成することができる。防蟻剤としては、シロアリ等の木材に危害を加える害虫に対し防蟻効果(例えば、忌避効果、殺虫効果等)を有する薬剤であれば特に限定されず、二種類以上の防蟻剤を組み合わせて使用することもできる。また、防蟻剤の性状は、固体状(粉末状)または液体状のいずれであってもよい。
第三層13の粘着力は、害虫が第三層13に接触した際に、害虫が第三層13から容易に離脱できないくらいの粘着力であることが好ましく、これにより第三層13によって害虫を捕捉し、害虫が基礎から建物の土台へ移動することを防止することができる。第三層13に使用可能な粘着剤としては、上記粘着力を有し、かつ、使用する防蟻剤の防蟻効果を消失させない粘着剤であれば特に限定されず、例えば第一層に使用可能な粘着剤の中から適宜選択することができ、二種類以上の粘着剤を組み合わせて使用することもできる。
第三層13に使用可能な粘着剤および防蟻剤の組み合わせは、一例として、粘着剤:溶剤系のアクリル系粘着剤、防蟻剤:アセタミプリドを主成分とするモスピラン原末(日本曹達株式会社)である。第三層には、この防蟻剤を液体に溶かし、溶剤系のアクリル系粘着剤と混合した混合物を使用することができる。
<第四層>
第四層14は、第三層13を保護する保護層であり、防蟻シート1を基礎に接着した後には、第三層13から剥離される。第四層14は、第三層13から人力で剥離可能であれば特に限定されないが、例えば、シリコーン処理等の離型処理された、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステル系樹脂若しくはポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルムまたは紙等の剥離シートを使用することができる。第四層14を設けることにより、防蟻シート1の保管時等に第三層13の防蟻効果の揮散(消失)を抑えることができると共に、第三層13の乾燥を抑え、第三層13の粘着力の低下を抑制することができる。また、粘着性を有する第三層13を第四層14で覆うことにより、防蟻シート1を基礎に接着する際に、作業者の手に第三層13が粘着せず、作業がし易くなる。
図2は、図1の概略平面図であり、第四層14の第三層13とは反対側の面を表す概略図である。第四層14の第三層13とは反対側の面には、防蟻シート1を基礎に接着する際に、基礎に対する接着位置等を確認するための目印15が形成されている。図2では、目印15の一例として、防蟻シート1の端縁と略平行に延びると共に、一定間隔あけて設けられた複数の直線からなる目盛が設けられている。目印15は例えば第四層14に印刷により形成することができる。防蟻シート1に目印15を設けることにより、作業者は、基礎に対する防蟻シート1の接着位置(例えば、基礎の立ち上がり部の高さ方向に対する位置)や、防蟻シート1の基礎に対する平行度(例えば、基礎の立ち上がり部の長さ方向に対して略平行に接着されているか否か)等を確認しながら、基礎に防蟻シート1を接着することができる。
<防蟻シートの製造方法>
以下では、防蟻シート1の製造方法の一例を簡単に説明するが、防蟻シート1の製造方法は以下の方法に限定されず、種々の公知の方法が利用可能である。まず、第四層14を構成する剥離シートに、第三層13を構成する防蟻剤含有粘着剤を塗布して乾燥させ、第四層14上に第三層13を形成する。第三層13の第四層14とは反対側の面に、第二層12を構成する合成樹脂フィルムを積層し、貼り合わせる。第二層12の第三層13とは反対側の面に、第一層11を構成する粘着剤を塗布して乾燥させ、第一層11を形成する。このようにして製造された防蟻シート1は、両面粘着テープとなる。防蟻シート1は第一層11を内側にしてロール状に巻回されることが好ましく、このとき、防蟻シート1は、中空または中実の芯部に巻回されてもよい。
<効果>
本発明の防蟻シート1は、第一層11が粘着性を有する粘着テープとなっている。そのため、粘着性を有する第一層11を基礎に接着するだけで、施工後の基礎に対して設置することができる。このように本発明の防蟻シート1は、施工後の基礎に簡単に設置することができると共に、交換も容易に行うことができる。
<2.防蟻シートの変形例>
以下では、防蟻シート1の変形例について説明する。既に説明した部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第一層11、第二層12、第三層13および第四層14以外の他の層を設ける場合、当該他の層にも防蟻剤を含有させもよい。
第二層12は、複数のフィルムを積層することにより構成してもよく、この場合、複数のフィルムは同じ材料であってもよく、異なる材料であってもよい。
第一層11、第二層12および第三層13の少なくとも一層は有色であってもよい。この場合、例えば、第一層11、第二層12または第三層13の色は、基礎の色(通常、灰色)と同色または近い色とすることができる。これにより、基礎に接着された防蟻シート1を目立たなくすることができる。これとは逆に、第一層11、第二層12または第三層13の色は、基礎の色に対して視認性が高い色(目立つ色)とすることもできる。これにより、基礎に接着された防蟻シート1を目立つようにすることができる。
第三層13の粘着力は第三層13に接触した害虫が第三層13から容易に離脱できないくらい強力でなくともよい。第三層13の粘着力は、防蟻シート1の保管時等に、第四層14が第三層13から自然と剥離してしまわない程度の弱い粘着力とすることもでき、使用目的等に合わせて適宜調整すればよい。
第四層14は必要に応じて設けられ、第四層14を設けないことも可能である。第四層14を設けない場合には、第三層13は粘着性を有していなくともよい。このとき、第三層13は、例えば、防蟻剤と粘着性を有しない合成樹脂等との混合物により形成することができる。また、第四層14に設けられた目印15は、第三層13の第二層12の反対側の面に形成される。
防蟻シート1は、防蟻剤の防蟻効果の終了を表示する目印(インジケータ)を備えていてもよい。このような目印としては、例えば、防蟻効果が消失したら、防蟻シート1の使用期間終了を知らせる文字(例えば「終了」の文字等)が浮き上がるような構成が考えられる。あるいは、所定時間経過したら色調が変化する薬剤を第三層13に含有させておく方法も考えられる。すなわち、使用する防蟻剤の防蟻効果(防蟻成分)の持続期間をあらかじめ調べておき、その持続期間が経過したら色調が変化するような薬剤を第三層13に含有させておく。これにより、防蟻効果の消失に合わせて第三層13の色も変化するため、目視により防蟻シート1の使用期間終了を知ることができる。
<3.防蟻シートが接着されたコンクリート基礎>
次に、図3および図4を参照して、防蟻シート1が接着された基礎50について説明する。図3は基礎50の平面図であり、図4(a)は図3のIVa−IVa線概略断面図であり、図4(b)は図3のIVb−IVb線概略断面図である。なお、図4では基礎50としてベタ基礎を表しているが、基礎50はそれ以外の基礎(例えば、布基礎)であってもよい。
基礎50は、外周基礎部51、中通り基礎部(間仕切り基礎)52および底板コンクリート53を備え、外周基礎部51および中通り基礎部52はそれぞれ立ち上がり部511、521を備えている。外周基礎部51の立ち上がり部511は、天端面511a、建物の内側を向く内側面511bおよび建物の外側を向く外側面511cを有している。中通り基礎部52の立ち上がり部521は、天端面521aおよび建物の内側を向く内側面521bを有している。外周基礎部51および中通り基礎部52の立ち上がり部511、521の天端面511a、521aには、建物の土台が設置される。以下では、図4(a)および(b)の上下および左右をそれぞれ、高さ方向(上下方向)および幅方向と表記する。
<外周基礎部>
図4(a)を参照して、外周基礎部51の立ち上がり部511について説明する。立ち上がり部511の内側面511bには、基礎50の中性化を抑制するための養生シート60が接着されている。養生シート60は、立ち上がり部511の上端部(天端面511a)から底板コンクリート53近傍まで接着されている。養生シート60の外側には防蟻シート1が接着されており、防蟻シート1の上部は折り曲げられて天端面511aに接着されている。すなわち、内側面511bおよび天端面511aに接着された防蟻シート1は1枚の防蟻シート1から成り、防蟻シート1は内側面511bに間接的に接着され、天端面511aに直接接着されている。
内側面511bに接着された防蟻シート1の下端部は、底板コンクリート53よりも上方に位置している。したがって、内側面511bにおいて、防蟻シート1は、立ち上がり部511の高さ方向全長ではなく、立ち上がり部511の高さ方向における一部にのみ接着されている。内側面511bに接着された防蟻シート1の上下方向長さは、一例として、約100mmから約200mmである。
立ち上がり部511の外側面511cには、外側面511cに所定の意匠を付与する化粧シート70が接着されている。化粧シート70は、立ち上がり部511の上端部(天端面511a)からGL(グランドライン)よりも下方の位置まで接着されている。化粧シート70の外側には防蟻シート1が接着されており、防蟻シート1の上部は折り曲げられて天端面511aに接着されている。すなわち、外側面511cおよび天端面511aに接着された防蟻シート1は1枚の防蟻シート1から成り、防蟻シート1は外側面511cに間接的に接着され、天端面511aに直接接着されている。
外側面511cに接着された防蟻シート1の下端部は、GLよりも上方に位置している。したがって、防蟻シート1は、外側面511cにおいて、立ち上がり部511の高さ方向全長ではなく、立ち上がり部511の高さ方向における一部にのみ接着されている。外側面511cに接着された防蟻シート1の上下方向長さは、一例として、約100mmから約200mmである。
天端面511aに接着された2枚の防蟻シート1は、幅方向に所定間隔あけて離間されている。天端面511aの幅方向における両端部は2枚の防蟻シート1によってそれぞれ覆われているが、幅方向における中央部分は防蟻シート1によって覆われていない。すなわち、天端面511aは、幅方向全長を防蟻シート1によって覆われているわけではなく、幅方向の一部のみ防蟻シート1によって覆われている。天端面511aに接着された防蟻シート1の幅方向における長さは、一例として、約30mmから約70mmである。
<中通り基礎部>
図4(b)を参照して、中通り基礎部52の立ち上がり部521について説明する。立ち上がり部521の内側面521bには、基礎50の中性化を抑制するための養生シート60が接着されている。養生シート60は、立ち上がり部521の上端部(天端面521a)から底板コンクリート53近傍まで接着されている。養生シート60の外側には防蟻シート1が接着されており、防蟻シート1の上部は折り曲げられて天端面521aに接着されている。すなわち、内側面521bおよび天端面521aに接着された防蟻シート1は1枚の防蟻シート1から成り、防蟻シート1は内側面521bに間接的に接着され、天端面521aに直接接着されている。
内側面521bに接着された防蟻シート1の下端部は、底板コンクリート53よりも上方に位置している。したがって、内側面521bにおいて、防蟻シート1は、立ち上がり部521の高さ方向全長ではなく、立ち上がり部521の高さ方向における一部にのみ接着されている。内側面521bに接着された防蟻シート1の上下方向長さは、一例として、約100mmから約200mmである。
天端面521aに接着された2枚の防蟻シート1は、幅方向に所定間隔あけて離間されている。天端面521aの幅方向における両端部は2枚の防蟻シート1によってそれぞれ覆われているが、幅方向における中央部分は防蟻シート1によって覆われていない。すなわち、天端面521aは、幅方向全長を防蟻シート1によって覆われているわけではなく、幅方向の一部のみ防蟻シート1によって覆われている。天端面521aに接着された防蟻シート1の幅方向における長さは、一例として、約30mmから約70mmである。
<養生シート>
養生シート60は基礎50の中性化を抑制できるシートであれば特に限定されない。養生シート60は複数の層から構成されていてもよく、一例として、基礎50に接着される基材層と、二酸化炭素の透過を抑制する二酸化炭素バリア層とを有する積層シートであってもよい。基材層は、例えば、ポリプロピレンのようなポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステル系樹脂等の合成樹脂繊維から成る不織布のシートから構成することができる。二酸化炭素バリア層の材料は、大気中の二酸化炭素が基礎50内へ侵入することを抑制できれば特に限定されない。二酸化炭素バリア層の材料は、水の透過も抑制可能であることが好ましい。二酸化炭素バリア層は、例えば、ポリエチレンのようなポリエチレン系樹脂、ポリプロピレンのようなポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステル系樹脂、ポリエチレンのようなポリエチレン系樹脂またはポリビニルアルコール若しくはエチレン/ビニルアルコール共重合体のようなビニル系樹脂等の合成樹脂製フィルム(シート)から構成することができる。
養生シート60は、基礎50の中性化を抑制する効果を消失させない範囲で、基材層および二酸化炭素バリア層以外の他の層を含んでいてもよい。養生シート60は、基材層と二酸化炭素バリア層との間、または、二酸化炭素バリア層の基材層とは反対側の面に、養生シート60を補強する補強層を有していてもよい。補強層は、例えば、ガラス繊維製若しくはガラス繊維が縦横に配列されたガラスメッシュ製シート、ガラス繊維若しくはガラスメッシュを含む合成樹脂シートまたは基材層と同様の材料から製造可能な不織布から構成することができる。養生シート60を構成する層の少なくとも一つには、防蟻剤が含有されていてもよい。防蟻剤は防蟻効果を有する薬剤であれば特に限定されず、防蟻シート1に使用した防蟻剤と同じであっても異なっていてもよく、二種類以上の防蟻剤を組み合わせて使用することもできる。
養生シート60を基礎50に接着する方法は特に限定されない。例えば、養生シート60を施工後の基礎50にモルタル等の接着剤により接着させる方法が挙げられる。あるいは、立ち上がり部511、521を施工するための一対の型枠の一方に、養生シート60の基材層がコンクリートの打設空間側となるようあらかじめ養生シート60を取り付けておき、その後、一対の型枠間にコンクリートを打設することにより、基礎50と養生シート60とを一体化させてもよい。
<化粧シート>
化粧シート70は基礎50に所定の意匠を付与できるシートであれば特に限定されない。化粧シート70は複数の層から構成されていてもよく、一例として、基礎50に接着される基材層と、所定の意匠が形成された化粧層とを有する積層シートであってもよい。化粧シート70は、基材層および化粧層以外の他の層を含んでいてもよい。化粧シート70は、例えば基材層と化粧層との間に、二酸化炭素の透過を抑制する二酸化炭素バリア層、水の透過を抑制する水バリア層(防水層)、および/または化粧シート70を補強する補強層を有していてもよい。一つの層が、二酸化炭素バリア層および水バリア層の両方を兼ねていてもよい。化粧シート70の好ましい実施形態は、基材層/補強層/化粧層、基材層/二酸化炭素バリア層/化粧層、基材層/水バリア層/化粧層、基材層/二酸化炭素バリア層/補強層/化粧層、基材層/水バリア層/補強層/化粧層、または、基材層/水バリア層/二酸化炭素バリア層/補強層/化粧層である。二酸化炭素バリア層と補強層との順序、水バリア層と補強層との順序、および、二酸化炭素バリア層と補強層と水バリア層との順序は、入れ替え可能であり、二酸化炭素バリア層と水バリア層とは一つの層から形成されていてもよい。
基材層で使用可能な材料は養生シート60の基材層で使用可能な材料と同じ材料が挙げられる。化粧シート70の二酸化炭素バリア層および補強層で使用可能な材料はそれぞれ、養生シート60の二酸化炭素バリア層および補強層で使用可能な材料と同じ材料が挙げられる。水バリア層で使用可能な材料は、養生シート60の二酸化炭素バリア層で使用可能な材料と同じ材料が挙げられる。化粧層は、例えば、隣接する層に塗料を塗布することにより形成した塗料層または隣接する層にモルタル等の接着剤によって接着されたタイルから構成することができる。化粧層を構成するタイルは、タイルが接着されていない状態の化粧シート70を基礎50に接着した後で、化粧シート70の露出した面に接着するようにしてもよい。
化粧シート70を構成する層の少なくとも一つには防蟻剤が含有されていてもよく、例えば、防蟻剤を含有した塗料により化粧層を構成してもよい。防蟻剤は防蟻効果を有する薬剤であれば特に限定されず、防蟻シート1に使用した防蟻剤と同じであっても異なっていてもよく、二種類以上の防蟻剤を組み合わせて使用することもできる。化粧シート70を基礎50に接着する方法は養生シート60を基礎50に接着する方法と同様の方法が利用可能である。
<効果>
内側面511b、521bおよび外側面511cには防蟻シート1が接着されているため、内側面511b、521bおよび外側面511cを上昇してきた害虫が、防蟻シート1の防蟻効果によってそれ以上上昇することが防止される。これにより、害虫が建物に移動することを防止できる。防蟻シート1が内側面511b、521bおよび外側面511cの少なくとも上端部近傍に位置していることにより、建物の土台近傍が防蟻シート1によって保護されることになるため、害虫が内側面511b、521bおよび外側面511cから建物の土台へと移動することを効果的に防止することができる。また、天端面511a、521aに防蟻シート1が接着されていることにより、害虫が天端面511a、521aと建物の土台との間の隙間から建物の土台へと移動することを防止することができる。特に、天端面511a、521aの幅方向における端部が防蟻シート1によって覆われている場合には、天端面511a、521aと建物の土台との隙間の入口に防蟻シート1が存在することになるため、害虫がその隙間に侵入することを効果的に防止することができる。
<4.防蟻シートが接着されたコンクリート基礎の変形例>
以下では、防蟻シート1が接着された基礎50の変形例について説明する。既に説明した部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
天端面511a、内側面511b、外側面511c、天端面521aおよび内側面521bのすべてに防蟻シート1が接着されている形態に限定されず、それらのうち少なくとも一つに防蟻シート1が接着されている形態であってもよい。防蟻シート1は、天端面511a、内側面511b、外側面511c、天端面521aまたは内側面521bの長さ方向全周に接着されている形態に限定されず、長さ方向の一部にのみ接着されている形態であってもよい。また、底板コンクリート53に防蟻シート1が接着されていてもよい。
天端面511aと内側面511bとに接着された防蟻シート1は1枚の防蟻シート1により構成されている必要はなく、それぞれ別々の防蟻シート1を接着するようにしてもよい。同様に、天端面511aおよび外側面511cに接着された防蟻シート1、並びに天端面521aおよび内側面521bに接着された防蟻シート1も、それぞれ別々の防蟻シート1を接着するようにしてもよい。この場合、内側面511bおよび外側面511cに接着された防蟻シート1の上端部は、天端面511aと略同じ高さに位置していてもよく、天端面511aよりも下方に位置していてもよい。同様に、内側面521bに接着された防蟻シート1の上端部は、天端面521aと略同じ高さに位置していてもよく、天端面521aよりも下方に位置していてもよい。天端面511a、521aに接着された防蟻シート1は、天端面511a、521aの幅方向端部を覆うのではなく、天端面511a、521aの幅方向端部よりも内側(中央寄り)のみを覆うようにしてもよい。
内側面511b、521bには、天端面511a、521aから底板コンクリート53近傍まで、内側面511b、521bの高さ方向略全長にわたって防蟻シート1が接着されていてもよい。外側面511cには、天端面511aからGL近傍まで、外側面511cの高さ方向略全長にわたって防蟻シート1接着されていてもよい。天端面511a、521aには、天端面511a、521aの幅方向略全長にわたって防蟻シート1が接着されていてもよい。
化粧シート70は、その上部に化粧層が形成されていない部分を設け、その部分に防蟻シート1を接着するようにしてもよい。
養生シート60および/または化粧シート70はそれぞれ内側面511b、521bおよび外側面511cの高さ方向全長に接着されている必要はなく、高さ方向の一部のみに接着されていてもよい。あるいは、養生シート60および/または化粧シート70を全く設けないことも可能である。そして、防蟻シート1は、養生シート60および化粧シート70を介さずに、内側面511b、外側面511cまたは内側面521bに直接接着されていてもよい。
1 防蟻シート
11 第一層
12 第二層
13 第三層
14 第四層
15 目印
50 コンクリート基礎
51 外周基礎部
511 立ち上がり部
511a 天端面
511b 内側面
511c 外側面
52 中通り基礎部
521 立ち上がり部
521a 天端面
521b 内側面
60 養生シート
70 化粧シート

Claims (19)

  1. コンクリート基礎に直接または間接的に接着される防蟻シートであって、
    粘着性を有し、前記コンクリート基礎に接着されることになる第一層と、第二層と、第三層とをこの順で含み、
    前記第一層、前記第二層および前記第三層の少なくとも一つは、防蟻剤を含む、
    ことを特徴とする防蟻シート。
  2. 前記第三層は防蟻剤を含み、
    前記第二層は、アルカリ性物質の透過を抑制するバリア層である、
    請求項1に記載の防蟻シート。
  3. 前記第二層は、合成樹脂製のフィルムからなる、
    請求項2に記載の防蟻シート。
  4. 前記第三層の前記第二層とは反対側の面には、前記コンクリート基礎への接着用の目印が形成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の防蟻シート。
  5. 前記第三層の前記第二層とは反対側の面には、前記第三層から剥離可能な第四層をさらに備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の防蟻シート。
  6. 前記第四層の前記第三層とは反対側の面には、前記コンクリート基礎への接着用の目印が形成されている、
    請求項5に記載の防蟻シート。
  7. 前記第三層は、粘着性を有する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の防蟻シート。
  8. 前記第一層、前記第二層および前記第三層の少なくとも一つは、有色である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の防蟻シート。
  9. 前記防蟻剤の防蟻効果の終了を表示する目印を備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の防蟻シート。
  10. 立ち上がり部を備えたコンクリート基礎であって、
    前記立ち上がり部の内側面および外側面の少なくとも一方には、請求項1から9のいずれか1項に記載の防蟻シートが直接または間接的に接着されている、
    コンクリート基礎。
  11. 前記防蟻シートは、当該立ち上がり部の高さ方向全長ではなく、一部にのみ接着されている、
    請求項10に記載のコンクリート基礎。
  12. 前記防蟻シートは、前記立ち上がり部の天端面と略同じ高さ位置から下方に延びている、
    請求項11に記載のコンクリート基礎。
  13. 前記立ち上がり部の内側面には、前記コンクリート基礎の中性化を抑制する養生シートと前記防蟻シートとが、前記立ち上がり部側からこの順に接着されている、
    請求湖10から12のいずれか1項に記載のコンクリート基礎。
  14. 前記養生シートには、防蟻剤が含有されている、
    請求項13に記載のコンクリート基礎。
  15. 前記立ち上がり部の外側面には、前記コンクリート基礎に所定の意匠を付与する化粧シートが接着されている、
    請求項10から15のいずれか1項に記載のコンクリート基礎。
  16. 前記立ち上がり部の外側面には、前記化粧シートと前記防蟻シートとが、前記立ち上がり部側からこの順に接着されている、
    請求項15に記載のコンクリート基礎。
  17. 前記化粧シートには、防蟻剤が含有されている、
    請求項15または16に記載のコンクリート基礎。
  18. 前記立ち上がり部の天端面にも前記防蟻シートが接着されている、
    請求項10から17のいずれか1項に記載のコンクリート基礎。
  19. 前記防蟻シートは、前記立ち上がり部の天端面において、当該立ち上がり部の幅方向全長ではなく、一部にのみ接着されている、
    請求項18に記載のコンクリート基礎。
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