JP2018002351A - エレベーターシステム及び群管理制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗場が混雑すると、事前に割当てられた号機に利用者が乗車できないことがあった。【解決手段】群管理制御装置7が備える割当指令部7bは、認証された利用者により登録される出発階及び行先階に基づいて利用者を号機に割当てた割当指令を、号機を運行する号機制御装置4a〜4nに出力する。入場者制限部7cは、乗場への利用者の通過を制限するセキュリティ通過装置11を通過して乗場に入場する利用者の情報から乗場の利用状況を予測する。そして、入場者制限部7cは、予測される乗場の利用状況に応じて、セキュリティ装置3によるセキュリティ通過装置11に対する制御よりも優先して、乗場への利用者の入場をセキュリティ通過装置11により制限する。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーターシステム及び群管理制御装置に関する。
建物の出入り口と乗場との間には、例えば、乗車前に個人認証を行うことが可能な行先階登録装置とセキュリティゲートとを備えたセキュリティ通過装置が設置されている。この行先階登録装置は、利用者が所持するIDカード等から利用者情報を読み取って利用者の個人認証を行うと共に、IDカード等から読取った行先階、又は利用者により手動入力された行先階をエレベーターの群管理制御装置に送信する。群管理制御装置は、入館が許可された利用者に号機を割当てる。利用者は、割当てられた号機に乗車することができる。
このように乗車前に利用者の行先階を登録可能な技術として、特許文献1に開示されたものが知られている。この特許文献1には、建物出入口フロア側と基準階のエレベーター乗場との間に、セキュリティを確保するためにセキュリティゲートを備えた仕切壁が設けられ、このセキュリティゲートの前には行先階登録装置が設置されていることが記載されている。
特開2012−188190号公報
エレベーター乗場(以下、「乗場」と略記する)への入場が許可された利用者は、上述した特許文献1に開示されたセキュリティゲートを通って、乗場に入場することが可能である。しかし、セキュリティゲートを通過した利用者が多くなって乗場が混雑すると、利用者が事前に割当てられた号機に乗車できないことがあった。この場合、利用者は、乗場内に設けられた再登録装置を操作して再び行先階を登録しなければならない。
しかし、乗場が混雑することにより、セキュリティゲートの手前で事前に行先階を登録して乗場に入場した利用者と、既に乗場に入場していたものの再登録装置を用いて再び行先階を登録した利用者とが混在してしまう。この場合、先に乗場に入場した利用者より、後から入場した利用者が優先して乗りかごに乗車することがある。このため、先に乗場に入場した利用者と、後から入場した利用者との間で不平等が生じていた。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、乗場に入場した利用者が円滑にエレベーターを利用できるようにすることを目的とする。
本発明に係るエレベーターシステムは、通過制限部、情報読取部、セキュリティ機能部、群管理制御装置を備える。通過制限部は、エレベーターの乗場に入場する利用者の通過を制限する。セキュリティ機能部は、利用者の識別情報に基づいて利用者の認証を行い、通過制限部の動作を制御する。群管理制御装置は、認証された利用者に割当てられた号機毎に複数の号機の運行を群管理する。
群管理制御装置は、割当指令部、入場者制限部を備える。割当指令部は、利用者により登録される出発階及び行先階に基づいて利用者を号機に割当てた割当指令を、号機を運行する号機制御装置に出力する。入場者制限部は、通過制限部を通過して乗場に入場する利用者の情報から予測される乗場の利用状況に応じて、セキュリティ機能部による通過制限部に対する制御よりも優先して、乗場への利用者の入場を通過制限部により制限する。
本発明によれば、予測される乗場の利用状況に応じて、乗場への利用者の入場を制限することにより、乗場に入場した利用者の利便性を高めることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態に係るエレベーターシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るセキュリティ通過装置の閉状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るセキュリティ通過装置の開状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る満員状態の乗場を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る乗場が満員状態であるときに利用者の入場が制限される様子を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る乗場が満員状態であるときに閉状態として利用者の入場を制限するセキュリティ通過装置の例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエレベーターシステムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態に係るエレベーターシステムにおける2つの階の乗場を併記した平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るエレベーターシステムにおけるセキュリティ通過装置の構成例を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る乗場が満員状態であるときに利用者に階段への移動を促すセキュリティ通過装置の例を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るエレベーターシステム10の概略構成を示すブロック図である。
エレベーターシステム10は、乗場行先階読取部1、入出力制御装置2、セキュリティ装置3、号機制御装置4a〜4n、エレベーター号機5a〜5n、乗りかご6a〜6n、群管理制御装置7、ゲート制御部8、セキュリティ通過装置11を備える。エレベーターシステム10内の各部から送受信される各種信号は、入出力制御装置2によって入出力が制御される。
許可された利用者しか入場できない乗場と、一般の利用者が往来可能な建物の出入り口等とは、乗場に入場する利用者の通過を制限するセキュリティ通過装置11(通過制限部の一例)によって分けられている。そして、セキュリティ通過装置11によって、エレベーターの利用者の乗場への入退場が制限される。セキュリティ通過装置11としては、例えば、後述する図3等に示すセキュリティゲート11bの他、自動ドア、手動ドア等がある。セキュリティゲート11b、自動ドアは、利用者の入場が許可される場合に閉状態から開状態に動作し、利用者が通過した後、閉状態に動作する。手動ドアは、利用者の入場が許可される場合に施錠状態から解錠状態に動作し、手動ドアが開けられて利用者が通過して閉まると施錠状態に動作する。
乗場行先階読取部1は、利用者の所持する情報記憶媒体1dから読み取った利用者識別情報に基づいて、利用者の行先階を登録する。情報記憶媒体1dは、利用者毎に一意のID(識別情報の一例)を記憶している。
乗場行先階読取部1は、情報読取部1a、号機報知部1bを備えており、種々の構成を採用することができる。
情報読取部1aは、利用者が行先階登録部1cを通じて登録した行先階の情報を取り込んだり、情報記憶媒体1dから読み取ったID等の各種情報を取り込んだりする。
号機報知部1bは、利用者に割当てられた号機番号を示す号機情報や、セキュリティゲート11bにより乗場への入場が制限されていることを示す案内情報等を利用者に通知する。
行先階登録部1cは、利用者が入力した行先階を登録する。この行先階の入力は、例えば、タッチパネルを通じて行われる。
乗場行先階読取部1と行先階登録部1cは、乗場内に設けられた再登録装置1Aとして構成されるため、乗場にいる利用者は、再登録装置1Aを操作して、行先階を再登録することが可能である。また、乗場行先階読取部1と行先階登録部1cは、乗場外にセキュリティ通過装置11とは別に設置される場合もある。
セキュリティ装置3(セキュリティ機能部の一例)は、利用者が所持するタグやカード等の情報記憶媒体1dに登録される利用者のIDに基づいて利用者の認証を行い、セキュリティ装置3の動作を制御する。このセキュリティ装置3は、入力情報受信部3a、入場者判定部3b、退場者判定部3c、登録ID管理部3d、エレベーター情報送信部3e、開閉信号送信部3fを備える。
入力情報受信部3aは、入出力制御装置2を通じて、乗場行先階読取部1の情報読取部1a、及びゲート制御部8の情報読取部8dから入力情報を受信する。この入力情報には、情報読取部1a,8dが読み取った利用者のID、入場者検出部8dIが検出した入場者検出信号、退場者検出部8dOが検出した退場者検出信号等が含まれる。なお、入場者検出部8dI、退場者検出部8dOは、図3に示すように、セキュリティ通過装置11に設置されるものであるが、これについては後述する。
入場者判定部3bは、入力情報に含まれる入場者検出信号に基づいて、利用者が乗場に入場しようとしていることを検出する。
退場者判定部3cは、入力情報に含まれる退場者検出信号に基づいて、乗場に入場していた利用者が乗場から退場しようとしていることを検出する。
登録ID管理部3dは、入力情報に含まれるIDの認証を行う。そして、登録ID管理部3dは、入力情報に含まれるIDが、不図示の利用者テーブルに予め登録されているIDと一致する場合に、IDに関連付けられた登録情報を利用者テーブルから抽出する。利用者テーブルに格納されている登録情報には、例えば、利用者毎に予め規定された出発階、行先階、利用者属性等の情報が含まれる。また、利用者属性には、利用者が車椅子利用者であること、VIP等であることを示す特殊属性が含まれる。
エレベーター情報送信部3eは、登録ID管理部3dによりIDの認証が完了した後、登録ID管理部3dが抽出した登録情報に判定情報を付加したエレベーター情報を群管理制御装置7に送信する。このエレベーター情報には、認証された利用者のID、利用者の出発階及び行先階の情報が含まれる。また、エレベーター情報に付加される判定情報は、入場者判定部3bが利用者の入場を判定した情報、又は退場者判定部3cが利用者の退場を判定した情報のいずれかである。
開閉信号送信部3fは、登録ID管理部3dによりIDの認証が完了した後、入場者判定部3bが利用者の入場を判定し、又は退場者判定部3cが利用者の退場を判定した場合に、開指令信号又は閉指令信号(以下、「開閉信号」とも呼ぶ)を送信する。この開閉信号は、開閉信号送信部3fからゲート制御部8に送信される。
号機制御装置4a〜4nは、エレベーター号機5a〜5nの運行をそれぞれ制御する。図中では、号機制御装置4aを「A号機制御装置」と記載し、号機制御装置4nを「N号機制御装置」と記載する。
エレベーター号機5a〜5nは、それぞれ乗りかご6a〜6nを有しており、号機制御装置4a〜4nの制御に従って、乗りかご6a〜6nの昇降、ドアの開閉等を行う。以下の説明では、エレベーター号機5a〜5nを区別しない場合に「エレベーター号機5」と総称する。また、乗りかご6a〜6nを区別しない場合に「乗りかご6」と総称する。
群管理制御装置7は、認証された利用者に割当てられた号機毎にエレベーター号機5の運行を群管理制御する。この群管理制御装置7は、入力受信部7a、割当指令部7b、入場者制限部7cを備えており、号機制御装置4a〜4nの動作を制御することでエレベーター号機5a〜5nの運行を群管理制御する。
入力受信部7aは、セキュリティ装置3のエレベーター情報送信部3eから送信されたエレベーター情報を受信する。上述したようにエレベーター情報には、登録情報に付加された判定情報が含まれている。
割当指令部7bは、利用者により登録された出発階及び行先階に基づいて利用者を号機に割当てた割当指令を、号機を運行する号機制御装置4a〜4nに出力する。この利用者は、エレベーター情報から取り出したIDによって特定されており、エレベーター情報に含まれる出発階及び行先階の情報に基づいて号機に割当てられる。その後、割当指令部7bは、出発階及び行先階の情報を入場者制限部7cに送信する。
入場者制限部7cは、セキュリティ通過装置11を通過して乗場に入場する利用者の情報(例えば、人数)から予測される乗場の利用状況(例えば、混雑)に応じて、乗場への利用者の入場を制限する。このため、入場者制限部7cは、セキュリティ装置3による制御よりも優先してセキュリティ通過装置11を制御する。この入場者制限部7cにより、乗場が満員状態であれば、利用者によるセキュリティ通過装置11の通過を不許可とされることで、乗場に入場する利用者の人数が制限される。本実施の形態例において乗場が満員状態であるとは、乗場に入場する利用者の入場人数が、乗場から乗車可能な全ての号機の乗車定員を合わせた数を超えた状態を意味する。なお、この満員状態は、必ずしも乗場から乗車可能な全ての号機の乗車定員を合わせた数とする必要はなく、例えば、乗車可能な全ての号機の乗車定員を合わせた数の80%等を閾値としてもよい。このように満員ではない段階からセキュリティ通過装置11の通過を制限することで、複数の利用者が同時に異なるセキュリティ通過装置11を通過した場合に、各号機の利用可能人数を超えて利用者に号機を割り当ててしまうリスクを下げることができる。この乗車定員の算出は任意である。例えば、乗場の面積に合わせて、1階の乗場から乗車可能な全ての号機のうち、半数の号機の乗車定員を合わせた数を満員状態の判断に用いてもよい。
入場者制限部7cは、乗車人数統計部7c1、満員予測部7c2、案内情報送信部7c3、特殊情報送信部7c4を備える。
乗車人数統計部7c1は、割当指令部7bから受信した出発階及び行先階の情報に基づいて、利用者に割当てられた号機毎に、出発階から行先階までの乗りかご6の乗車人数の統計を取って乗車統計データを更新する。例えば、乗車人数統計部7c1は、エレベーター情報に含まれる判定情報が利用者の入場を示す場合に、号機毎に乗車人数を「+1」として乗車統計データを更新する。また、乗車人数統計部7c1は、判定情報が利用者の退場を示す場合に、号機毎に乗車人数を「−1」として乗車統計データを更新する。例えば、1階から乗車し、5階を行先階として登録した利用者の場合、利用者が1階から4階まで乗りかご6に乗車した後、5階で降車する。このため、乗車人数統計部7c1は、1階から4階までの乗車人数を「+1」とし、5階の乗車人数を「−1」とする。
満員予測部7c2は、乗車人数統計部7c1により更新された乗車統計データに基づいて、乗場に入場する利用者の人数が、利用可能な号機の出発時の乗車定員に対して満員状態となるか否かを予測する。この満員予測部7c2は、例えば、1階に停車する全てのエレベーター号機5に対して乗車統計データを更新した結果を用いて、1階の乗場が満員状態となるか否かを予測する。上述したように乗車人数統計部7c1は、階別に乗場に入場した利用者の入場人数を統計処理することができる。このため、満員予測部7c2は、出発階の乗場だけでなく、他の階の乗場から乗車可能な乗車人数に基づいて、他の階の乗場が満員状態となるか否かを予測することもできる。
案内情報送信部7c3は、満員予測部7c2によって満員状態が予測された場合に、セキュリティ通過装置11を閉状態にする閉状態指令を含む案内情報をセキュリティ通過装置11に送信し、セキュリティ通過装置11を閉状態とする。ここで、セキュリティ通過装置11が閉状態であるとは、図3で後述するようにセキュリティゲート11bが閉じた状態をいう。また、セキュリティ通過装置11が開状態であるとは、図4で後述するようにセキュリティゲート11bが開いた状態をいう。
案内情報送信部7c3が送信する案内情報には、閉状態指令の他、満員予測部7c2により乗場が満員状態になると予測された場合に、ゲート用報知部11a(報知部の一例)に乗場が満員状態であることを報知する指令が含まれる。乗場に入場しようとする利用者は、ゲート用報知部11aから報知された案内情報により、乗場が満員状態であるため、乗場への入場が制限されていることが分かる。
特殊情報送信部7c4は、認証された利用者が特殊属性である場合、他の利用者は乗りかごへの乗り合わせを制限する機能を持つ。このため、特殊情報送信部7c4は、セキュリティ通過装置11に対して、セキュリティ通過装置11を閉状態にする閉状態指令を含む特殊情報をゲート制御部8に送信する。これにより、特殊属性である利用者以外の利用者に対してセキュリティ通過装置11が閉状態となる。このような制御は、利用者がVIP等であって、他の一般利用者との乗り合せを避ける必要がある場合に、一般利用者の乗場への入場を制限するために行われる。なお、利用者がVIP等であって、他の利用者の入場が制限される場合には、乗場が満員状態であるか否かとは無関係に上記の制御が行われる。
特殊情報には、例えば、利用者がVIP等であるためゲート開閉部8bにセキュリティ通過装置11のセキュリティゲート11bを閉状態とする閉状態指令や、乗場への入場を控える指示をゲート用報知部11aから報知する指令が含まれる。利用者は、ゲート用報知部11aから報知された案内情報により、特殊属性の利用者がエレベーターを利用するため、他の利用者による乗場への入場が制限されていることが分かる。
ゲート制御部8は、情報受信部8a、ゲート開閉部8b、表示灯制御部8c、情報読取部8dを備え、セキュリティ通過装置11の動作を制御する。この制御には、セキュリティゲート11bの開閉や、後述する図3と図4に示す表示灯11cの点灯等が含まれる。
情報受信部8aは、セキュリティ装置3の開閉信号送信部3fから送信される開閉信号を受信する。また、情報受信部8aは、乗場の入場人数が出発時の乗りかご(号機)の乗車定員を超えた場合に、入場者制限部7cの案内情報送信部7c3から送信される案内情報を受信する。また、情報受信部8aは、特殊情報送信部7c4から送信される特殊情報を受信する。
ゲート開閉部8bは、情報受信部8aから受信した開指令信号に従って、セキュリティ通過装置11のセキュリティゲート11b(図3、図4参照)を開く制御を行う。そして、ゲート開閉部8bは、セキュリティゲート11bが開いて一定時間が経過した後、又は情報受信部8aから閉指令信号を受信した場合に、セキュリティゲート11bを閉じる制御を行う。なお、ゲート開閉部8bは、情報受信部8aから開指令信号を受信しても、案内情報送信部7c3から受信した案内情報に閉状態指令が含まれる場合、又は特殊情報送信部7c4から特殊情報を受信した場合には、セキュリティゲート11bを閉じる制御を行う。
表示灯制御部8cは、セキュリティ通過装置11に設けられている、利用者を乗場に案内するための表示灯11c(図3、図4参照)の点灯を制御する。表示灯11cが、例えば緑色に点灯したときには、乗場への入場が許可されており、セキュリティゲート11bが開くため、利用者がセキュリティ通過装置11を通過して乗場に入場することが可能である。しかし、表示灯11cが、例えば赤色に点灯したときには、乗場への入場が許可されておらず、セキュリティゲート11bが閉じているため、利用者が乗場に入場することはできない。
情報読取部8dは、利用者がセキュリティ通過装置11を通過する際に、情報記憶媒体1dから読み取ったIDを、入出力制御装置2を通じてセキュリティ装置3に送信する。また、情報読取部8dは、図3に示す入場者検出部8dIと退場者検出部8dOに接続されている。
入場者検出部8dIは、カードリーダー等であって、乗場への入場者を検出した場合に入場者検出信号を発信する。情報読取部8dは、乗場へ入場しようとする利用者がかざした情報記憶媒体1dから入場者検出部8dIを通じてIDを読み取る。このIDは、利用者の乗場への入場を管理するために用いられ、さらに、IDに基づく出発階及び行先階の登録に用いられる。
退場者検出部8dOは、カードリーダー等であって、乗場からの退場者を検出した場合に退場者検出信号を発信する。情報読取部8dは、乗場から退場する利用者がかざした情報記憶媒体1dから退場者検出部8dOを通じてIDを読み取る。退場者検出部8dOが読み取ったIDは、利用者の乗場からの退場を管理するために用いられる。
そして、情報読取部8dは、情報記憶媒体1dから読み取られたIDと、入場者検出部8dIが検出した入場者検出信号、又は退場者検出部8dOが検出した退場者検出信号とを、入出力制御装置2を通じてセキュリティ装置3に送信する。
セキュリティ通過装置11は、ゲート用報知部11aを備える。ゲート用報知部11aは、利用者に割当てられた号機の号機番号の他、満員状態であることにより、利用者が乗場に入場できないことを示す案内情報を利用者に報知する。利用者は、ゲート用報知部11aに表示された情報に基づいて、割当てられた号機に向かったり、乗場の混雑が解消するまでセキュリティ通過装置11の前で待機したりする。
次に、エレベーターシステム10内の各装置を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図2は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。
計算機Cは、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、不揮発性ストレージC5、ネットワークインタフェースC6とを備える。
CPU C1は、本実施の形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM C2から読み出して実行する。RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。例えば、セキュリティ装置3、群管理制御装置7内のCPU C1がROM C2に記憶されているプログラムを読出して実行することにより、各機能が実現される。
不揮発性ストレージC5としては、例えば、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC5には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。例えば、セキュリティ装置3は、利用者のID、属性が記録された不揮発性ストレージC5を備える。また、群管理制御装置7は、号機制御装置4a〜4nから受信した運行情報が記録された不揮発性ストレージC5を備える。ネットワークインタフェースC6には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを送受信することが可能である。例えば、群管理制御装置7では、ネットワークインタフェースC6によって入力受信部7a、案内情報送信部7c3、特殊情報送信部7c4の各機能が実現される。
図3は、セキュリティ通過装置11の閉状態を示す斜視図である。
図4は、セキュリティ通過装置11の開状態を示す斜視図である。
図3と図4には、利用者の入場方向を示す矢印A1と、退場方向を示す矢印A2とが付されている。
上述したようにセキュリティ通過装置11は、ゲート制御部8によって開閉制御されるセキュリティゲート11bを有している。セキュリティ通過装置11の矢印A1の手前側には、入場者検出部8dIが設けられる。また矢印A1の奥側にはゲート用報知部11aが配置されている。そして、セキュリティ通過装置11の矢印A2の手前、すなわちゲート用報知部11aの裏側には、退場者検出部8dOが配置されている。図3に示す閉状態では利用者がセキュリティゲート11bを通過することができない。一方、図4に示す開状態では利用者がセキュリティゲート11bを通過することができる。
図5は、満員状態の乗場を示す平面図である。
乗場内にて6基のエレベーター号機5に対応するホールドアの前には、既に満員状態で利用者9aが並んでいる。このとき、セキュリティ通過装置11による制御しか行われなければ、乗場が利用者9aで満員状態であっても、セキュリティ通過装置11を通過したばかりの利用者9bに加えて、乗場外にいる利用者9cもセキュリティ通過装置11を通過して入場する。このため、乗場が一層混雑して乗降者の移動が妨げられ、結果としてエレベーターの運行効率が低下してしまう。そこで、群管理制御装置7は、セキュリティ装置3及びセキュリティ通過装置11と連動して乗場で発生する混雑を抑制するように制御している。
図6は、乗場が満員状態であるときに利用者の入場が制限される様子を示す平面図である。
満員予測部7c2が出発階である乗場を満員状態になると予測した場合、案内情報送信部7c3は、ゲート制御部8に対して、乗場が満員状態であることを示す案内情報を送信する。ゲート制御部8は、案内情報送信部7c3から受信した案内情報に基づき、セキュリティ装置3による制御ではなく、入場者制限部7cによる制御によって、セキュリティ通過装置11の動作を制御する。このため、セキュリティゲート11bが閉じてセキュリティ通過装置11が閉状態となることで、利用者の乗場への入場が制限される。このとき、図5に示した利用者9b及び利用者9cに対応する図6の利用者9dはセキュリティ通過装置11を通過することができなくなる。乗場の混雑が解消すると、案内情報送信部7c3から開状態指令を含む案内情報がゲート制御部8に送信される。このため、セキュリティゲート11bが開いてセキュリティ通過装置11が開状態となり、利用者が乗場に入場することが可能となる。
図7は、乗場が満員状態であるときに閉状態として利用者の入場を制限するセキュリティ通過装置11の例を示す斜視図である。
乗場が満員状態であるとき、入場者制限部7cによりセキュリティ通過装置11が閉状態となり、利用者の入場が許可されない。案内情報送信部7c3から閉指令信号を受信したゲート用報知部11aは、利用者に対してセキュリティ通過装置11の手前で乗場の満員状態が解消するまで待機を促す案内表示を行う。これにより、利用者は、セキュリティ通過装置11が閉状態である理由が分かる。例えば、ゲート用報知部11aには、「満員状態です」又は「1階からの利用が大変混雑しています」と表示される。従って、乗場へ移動しようとする利用者9dは、乗場が満員状態であることを知り、図6に示すようにセキュリティ通過装置11の前で待機することになる。
次に、エレベーターシステム10内の各部の処理動作について説明する。
図8は、エレベーターシステム10の動作例を示すシーケンス図である。図8では、動作主体を、情報読取部8d、セキュリティ装置3、群管理制御装置7、ゲート制御部8とし、入出力制御装置2の記載は省略する。
IDが予め登録された情報記憶媒体1dを所持する利用者が乗場に向かう場合、利用者は、情報記憶媒体1dを入場者検出部8dIにかざす。入場者検出部8dIは、利用者が入場することを検出すると共に、情報読取部8dが入場者検出部8dIを通じて情報記憶媒体1dからIDを読み取り、読み取ったIDと入場者検出信号をセキュリティ装置3に送信する(S1)。そして、セキュリティ装置3の入力情報受信部3aが、IDと入場者検出信号を受信する。
セキュリティ装置3では、入力情報受信部3aが受信したIDに基づいて、入場者判定部3bが利用者の入場を判定する。その後、登録ID管理部3dは、受信したIDと、利用者テーブルに予め登録されているIDとが一致するか否かの判定を行う。IDが一致する場合に、開閉信号送信部3fがゲート制御部8に開閉信号を送信する(S2)。通常は、このセキュリティ装置3の制御により、セキュリティ通過装置11は、図3と図4に示すようにセキュリティゲート11bを開閉する。
本実施の形態例では、入場者制限部7cにより乗場に入場する利用者の人数が制限される。このため、登録ID管理部3dの判定によりIDが一致する場合に、エレベーター情報送信部3eは、群管理制御装置7に、ID、入場者検出信号、階情報等を含むエレベーター情報を送信する(S3)。群管理制御装置7では、セキュリティ装置3から入力受信部7aがエレベーター情報を受信した後、割当指令部7bによって利用者に号機が割当てられる。
次に、入場者制限部7cの乗車人数統計部7c1は、セキュリティ装置3から入場者検出信号を受信した場合に、階情報も考慮して利用階毎に乗車人数を「+1」して乗車統計データを更新する。なお、乗車人数統計部7c1は、セキュリティ装置3から退場者検出信号を受信した場合には、乗場からの乗車をキャンセルした利用者を検出し、乗車統計データに調整を加える。ただし、退場者は極めて少ないため、このような乗車のキャンセルは無視して、乗車統計データに調整を加えなくてもよい。
次に、満員予測部7c2は、更新された乗車統計データに示される号機毎の乗車人数に対して出発階の乗場が満員状態となることが予測されるか否かを判定する(S4)。満員予測部7c2は、乗場が満員状態になると予測した場合(S4のYES)、案内情報送信部7c3に閉状態指令を行う(S5)。一方、満員予測部7c2は、乗場が満員状態にならないと予測した場合(S4のNO)、案内情報送信部7c3に開状態指令を行う(S6)。そして、案内情報送信部7c3は、ゲート制御部8に対して、開状態指令又は閉状態指令を含む案内情報をゲート制御部8に送信する(S7)。
ゲート制御部8では、情報受信部8aが、セキュリティ装置3の開閉信号送信部3fから開指令信号を受信したか否かを判定する(S8)。情報受信部8aが受信した信号が閉指令信号であれば(S8のNO)、ゲート開閉部8bがセキュリティゲート11bを閉じる(S11)。
一方、情報受信部8aが受信した信号が開指令信号であれば(S8のYES)、情報受信部8aは、案内情報送信部7c3から受信した案内情報に閉状態指令が含まれているか否かを判定する(S9)。案内情報に閉状態指令が含まれていれば(S9のYES)、利用者の乗場への入場が許可されない。このため、情報受信部8aがセキュリティ装置3から開指令信号を受信していても、ゲート開閉部8bがセキュリティゲート11bを閉じる(S11)。これにより混雑している乗場への利用者の入場が制限される。このとき、ゲート用報知部11aは、利用者に対して、図7に示したように乗場への入場が制限されていることを報知する。
一方、案内情報に閉状態指令が含まれていなければ(S9のNO)、利用者の乗場への入場が許可される。このため、ゲート開閉部8bがセキュリティゲート11bを開けて(S10)、セキュリティ通過装置11を開状態とする。これにより利用者が乗場に入場することが可能となる。このとき、ゲート用報知部11aは、利用者に割当てられた号機番号を利用者に報知する。
以上説明した第1の実施の形態に係るエレベーターシステム10では、セキュリティ装置3により乗場への入場を制限するだけでなく、入場者制限部7cにより乗場への入場を制限することができる。このため、乗場が満員状態となったときに乗場へ移動しようとする利用者は、セキュリティ通過装置11によって乗場への入場が制限される。この結果、図6に示したように利用者9b及び利用者9cに相当する利用者9dは、乗場の満員状態が解消されるまでは、セキュリティ通過装置11の手前で待機することとなる。乗場の満員状態が解消した後、セキュリティ通過装置11の手前で待機していた利用者がセキュリティ通過装置11を通過して乗場に入場することが可能となる。このように乗場への入場人数を制限することにより、乗場で乗降者の移動が妨げられるほどには混雑しなくなる。しかも、出発階で乗り降りする利用者の移動が円滑になり、停車時間を短縮して運行効率を高めることができる。また、乗場に乗車定員を超えた利用者が滞留することで、利用者が割当てられた号機の乗りかご6に乗車できなくなる事態を避けることができる。
また、登録ID管理部3dによって不図示の利用者テーブルから抽出された、利用者のIDに関連づけられた利用者属性に基づいて、利用者の乗場への入場を制限することができる。このため、例えば、車椅子利用者やVIP等の特殊属性の利用者がエレベーターを利用する場合、セキュリティ通過装置11は、特殊属性の利用者だけを優先して乗場へ移動を促すと共に、他の利用者の入場を制限することが可能となる。このように利用者属性を考慮することで、属性が異なる各利用者に対してそれぞれ適切なサービスを提供することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係るエレベーターシステム10の構成例について説明する。ここでは、異なる階の入場人数を加味して、各階の乗場毎に利用者の入場を制限する例について説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係るエレベーターシステム10における2つの階の乗場を併記した平面図である。
図9の左側は1階の乗場の様子を示しており、図9の右側は2階の乗場の様子を示している。1階の乗場は、図6と同様に満員状態であるが、2階の乗場は満員状態ではない。本実施の形態例において乗場が満員状態であるとは、各階の乗場に入場する利用者の合計入場者数が、各階の乗場で乗車可能な全ての号機の乗車定員を合わせた数を超えた状態をいう。
乗車人数統計部7c1は階毎に乗車統計データを更新している。
満員予測部7c2は、階毎に号機の出発時の乗車定員に対して満員状態となるか否かを予測する。また、満員予測部7c2は、階毎に乗場が満員状態となるか否かを予測する場合もある。ここで満員予測部7c2は、エレベーターシステム10が設置されるビルの使用形態により、特定の混雑階だけに限定して、乗場への入場制限を行うこともできる。このため、本実施の形態における満員予測部7c2では、図9の左側に示した1階の乗場の満員状態と、図9の右側に示した2階の乗場の満員状態とをそれぞれ予測可能とする。
1階の乗場に利用者9aが入場したことにより、第1の実施の形態の場合と同様に1階の乗場が満員状態に達すると、案内情報送信部7c3は、ゲート開閉部8bに閉指令信号を送信したり、ゲート用報知部11aから1階の利用者に閉状態の通知を行ったりする指令を与える。従って、1階に設置されたセキュリティ通過装置11のセキュリティゲート11bは、図7と同様に閉状態となり、1階の乗場への入場は許可されない。
このため、乗りかご6に乗車できない利用者9dは、図9の左側に示すようにセキュリティ通過装置11の手前で待機することになる。案内情報送信部7c3は、満員状態が予測された階のセキュリティ通過装置11に対して、閉状態指令を含む案内情報を送信し、階毎にセキュリティ通過装置11を閉状態とする。このため、ゲート用報知部11aは、乗場の満員状態を報知することで、現在は乗場への移動ができない状況であるため、乗場の満員状態が解消するまで待機することを利用者に促す。
また、同時刻において、乗車人数統計部7c1が図9の右側に示した2階の乗車統計データを更新している。このため、満員予測部7c2は、2階の乗場に入場した人数が、2階の利用者9eが乗り込めるよう割当てられた乗車人数に達すると、2階の乗場が満員状態になると予測する。この場合においても、案内情報送信部7c3は、2階のセキュリティゲート11bを閉状態とする閉指令信号を含む案内情報をゲート制御部8に送信し、2階のゲート用報知部11aから利用者に満員状態を報知する。
従って、図9の右側に示した2階でもセキュリティ通過装置11のセキュリティゲート11bが、図7の場合と同様に閉状態となり、2階の乗場への入場が許可されなくなる。図9の右側に示すように2階の乗場に入場できない利用者9fは、セキュリティ通過装置11の手前で待機する。この利用者に対しても、1階の場合と同様に2階の乗場が満員状態であることが案内される。ゲート用報知部11aは、2階のセキュリティ通過装置11の手前で2階の乗場の満員状態が解消するまで待機を促す案内表示を行う。
セキュリティ通過装置11を設置した1階、2階以外の他の階においても、それぞれの階で停車するエレベーター号機5の乗車定員を超える満員状態が予測された場合、その階のセキュリティ通過装置11が閉状態となる。そして、各階のゲート用報知部11aには、乗場への移動ができない状況であるため、各階の乗場の満員状態が解消するまで待機を促す案内表示が行われる。
以上説明した第2の実施の形態に係るエレベーターシステム10では、満員予測部7c2が階毎に満員状態を監視することにより、階毎に乗車可能な乗車人数の利用者だけが乗場に入場することが可能となる。そして、各階の乗場で待つ利用者の数がエレベーター号機5の乗車定員を超えた場合には、セキュリティ通過装置11の外で待っている利用者の入場が制限される。これにより乗場での混雑が解消されると共に、従来のように混雑した中で利用者が割当号機以外に乗り込むことがなくなり、エレベーターの運行効率を一層向上することができる。
なお、満員予測部7c2が満員状態を予測する処理は、図9に示した1階のように乗場の入場人数が多くなる混雑階やビルの使用形態によっては混雑予想時間帯だけ実施してもよい。そして、満員予測部7c2は、入場人数の少ない閑散階や閑散時間帯には満員状態の判定を行わなくてもよい。これにより満員予測部7c2の処理負荷を軽減することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態に係るエレベーターシステム10の構成例について説明する。ここでは、乗場が混雑しているときに、利用者が階段を利用できるようにする例について説明する。
図10は、本発明の第3の実施の形態に係るエレベーターシステム10におけるセキュリティ通過装置11、12の構成例を示す平面図である。
ビル等の建屋構成として、乗場に設置されたエレベーター号機5に隣接して階段13が併設される場合がある。そして、利用者は、乗場への入場が制限されている場合には、階段13を上がって行先階まで移動したいと要望することがある。このため、本実施の形態に係るエレベーターシステム10は、利用者が乗場に入場することなく、階段13に行くことを可能とするセキュリティ通過装置12を設けている。このセキュリティ通過装置12は、乗場への入場を制限するセキュリティ通過装置11と同様の構成とされ、乗場に併設される階段13の入口に設けられ、ゲート制御部8によって動作が制御される。
このセキュリティ通過装置12は、乗場が満員状態であって、かつ、階段13を利用する利用者に対してセキュリティ通過装置12を通過することが許可された場合に、その通過が可能となる。
図11は、乗場が満員状態であるときに利用者に階段13への移動を促すセキュリティ通過装置12の例を示す斜視図である。
図11に示すように乗場が満員状態となっているため、図7の場合と同じくセキュリティ通過装置11は閉状態であり、利用者の入場は許可されない状況になっている。このとき、ゲート用報知部11aが受信した案内情報が乗場の満員状態を示すことから、現在乗場への移動ができない状況であることを表示するだけでなく、階段利用者の通過を許可する案内を行うことが可能となる。
階段13を利用する利用者は、乗場への入場と同様にセキュリティのためにその利用者が所持する情報記憶媒体1dを、セキュリティ通過装置12の入場者検出部8dIにかざす。情報読取部8dは、入場者検出部8dIを通じて情報記憶媒体1dからIDを読み取り、このIDを含む入力情報をセキュリティ装置3に送信する。そして、セキュリティ装置3の入力情報受信部3aが入力情報を受信する。
次に、入場者判定部3bは、入力情報に含まれる入場者信号に基づいて、利用者が階段13を利用しようとしていることを検出する。その後、登録ID管理部3dは、受信した入力情報に含まれるIDと、予め登録されているIDとが一致するか否かの判定を行う。IDが一致する場合、開閉信号送信部3fは、入出力制御装置2を通じてゲート制御部8にセキュリティゲート12aの開指令信号を送信する。ゲート開閉部8bは、情報受信部8aが受信した開指令信号に従って、セキュリティゲート12aの開動作を制御し、セキュリティゲート12aを開状態として、利用者の階段13への移動を許可する。このとき、セキュリティ通過装置12に設けられたゲート用報知部11aは、乗場が満員状態であるため、セキュリティ通過装置12の通過を許可する案内を利用者に報知する。これにより利用者は、セキュリティ通過装置12を通過して階段13から行先階に移動することができる。
以上説明した第3の実施の形態に係るエレベーターシステム10では、利用者がセキュリティ通過装置12を通過して階段13を利用することができる。セキュリティ通過装置12は、乗場が満員状態のため乗場への入場が許可されていないときに、階段13を利用しようとする利用者がセキュリティ装置3にてセキュリティ通過装置12の通過を許可された場合に利用者の通過を許可する。このため、乗場が混雑していれば利用者はセキュリティ通過装置12を通過して階段13を利用することが可能となる。そして、セキュリティ通過装置11の前で待機する利用者の混雑を改善することができる。
なお、乗場が混雑していなくても、利用者が階段13から行先階に移動することを希望した場合には、セキュリティ通過装置12が開状態になると階段13に移動することもできる。また、乗場に特殊属性の利用者がいることにより、一般の利用者が乗場に入場できない場合、セキュリティ通過装置12の通過を許可する案内が利用者に報知されることで、利用者はセキュリティ通過装置12を通過して階段13から行先階に移動することもできる。
また、1階以外の他の階においても階段の入口にセキュリティ通過装置12が設置されている場合には、利用者が目的階に到達した後、セキュリティ通過装置12から退場することが可能である。
[変形例]
上述した各実施の形態において、セキュリティ通過装置11はゲート用報知部11aを一体的に組み込んだ構成として説明したが、ゲート用報知部11aをセキュリティ通過装置11とは別に構成して所定の位置に配置し、利用者に様々な案内を行ってもよい。また、乗場への移動を制限するセキュリティ通過装置11を例示したが、それ以外にもビルのセキュリティに用いられる様々な装置を、利用者の移動を制限するセキュリティ通過装置として用いることができる。
例えば、マンションの入退出管理システムとエレベーターシステム10とを連動させて、玄関口の入口をセキュリティ通過装置11と同等の役割としてもよい。この場合、エレベーターの運行状況が満員時、又は、乗車椅子利用者やVIP、乗り合わせを拒む利用者等の特殊属性の利用者がエレベーターを利用する状況下にて、エレベーター利用が一時的に利用不可となるため、玄関口の入口の開錠を不可としてもよい。
また、利用者のIDは、情報記憶媒体1dから読み取られるものとしたが、セキュリティゲート11bの天井等に設置されたカメラの撮像情報(写真、映像等)に基づいて、情報読取部1a、8dが利用者の顔写真に紐付けられたIDを読み取るようにしてもよい。
また、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…乗場行先階読取部、2…入出力制御装置、3…セキュリティ装置、4a〜4c…号機制御装置、5a〜5c…エレベーター号機、7…群管理制御装置、7a…入力受信部、7b…割当指令部、7c…入場者制限部、7c1…乗車人数統計部、7c2…満員予測部、7c3…案内情報送信部、7c4…特殊情報送信部、8…ゲート制御部、9…ゲート用報知部、10…エレベーターシステム、11…セキュリティ通過装置、11a…ゲート用報知部、11b…セキュリティゲート

Claims (9)

  1. エレベーターの乗場に入場する利用者の通過を制限する通過制限部と、
    前記利用者の識別情報に基づいて前記利用者の認証を行い、前記通過制限部の動作を制御するセキュリティ機能部と、
    認証された前記利用者に割当てられた号機毎に複数の前記号機の運行を群管理する群管理制御装置と、を備え、
    前記群管理制御装置は、
    前記利用者により登録される出発階及び行先階に基づいて前記利用者を前記号機に割当てた割当指令を、前記号機を運行する号機制御装置に出力する割当指令部と、
    前記通過制限部を通過して前記乗場に入場する前記利用者の情報から予測される前記乗場の利用状況に応じて、前記セキュリティ機能部による前記通過制限部に対する制御よりも優先して、前記乗場への前記利用者の入場を前記通過制限部により制限する入場者制限部と、を備える
    エレベーターシステム。
  2. 前記入場者制限部は、
    前記利用者に割当てられた前記号機毎に、前記出発階から前記行先階までの乗車人数を示す乗車統計データを更新する乗車人数統計部と、
    前記乗車統計データに基づいて、前記乗場に入場する前記利用者の人数が、前記利用者が利用可能な前記号機の出発時の乗車定員に対して満員状態となるか否かを予測する満員予測部と、
    前記満員予測部によって前記満員状態が予測された場合に、前記通過制限部に対して、前記通過制限部を閉状態にするための閉状態指令を含む案内情報を送信し、前記通過制限部を閉状態とする案内情報送信部と、を備える
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 前記満員予測部は、階毎に前記号機の出発時の乗車定員に対して前記満員状態となるか否かを予測し、
    前記案内情報送信部は、前記満員状態が予測された階の前記通過制限部に対して、前記通過制限部を閉状態にするための閉状態指令を含む案内情報を送信し、階毎に前記通過制限部を閉状態とする
    請求項2に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記通過制限部は、前記満員状態が予測された場合に、前記利用者が前記乗場に入場できないことを示す案内情報を前記利用者に報知する報知部を備える
    請求項3に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記満員予測部は、階毎に前記乗場が前記満員状態となるか否かを予測し、
    前記案内情報送信部は、前記満員状態が予測された階の前記通過制限部に対して、前記通過制限部を閉状態にするための閉状態指令を含む案内情報を送信し、階毎に前記通過制限部を閉状態とする
    請求項2に記載のエレベーターシステム。
  6. 前記入場者制限部は、
    認証された前記利用者が特殊属性である場合には、前記通過制限部に対して、前記通過制限部を閉状態にするための閉状態指令を含む特殊情報を送信し、特殊属性である前記利用者以外の前記利用者に対して前記通過制限部を閉状態とする特殊情報送信部を有する
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  7. 前記通過制限部は、前記乗場に併設される階段の入口に設けられ、前記階段を利用する前記利用者が前記通過制限部による通過が許可された場合に、前記階段の入口に設けられた前記通過制限部による通過を可能とする
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のエレベーターシステム。
  8. 前記報知部は、前記利用者が前記乗場に入場できない場合に、前記階段の入口に設けられた前記通過制限部による通過を許可する案内情報を前記利用者に報知する
    請求項7に記載のエレベーターシステム。
  9. エレベーターの乗場に入場する利用者の識別情報に基づいて認証される前記利用者に割当てられた号機毎に複数の前記号機の運行を群管理する群管理制御装置であって、
    セキュリティ機能部によって認証された前記利用者により登録される出発階及び行先階に基づいて前記利用者を前記号機に割当てた割当指令を、前記号機を運行する号機制御装置に出力する割当指令部と、
    前記セキュリティ機能部によって動作が制御され、前記利用者の通過を制限する通過制限部を通過して前記乗場に入場する前記利用者の情報から予測される前記乗場の利用状況に応じて、前記セキュリティ機能部による前記通過制限部に対する制御よりも優先して、前記乗場への前記利用者の入場を前記通過制限部により制限する入場者制限部と、を備える
    群管理制御装置。
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