JP2018002038A - 樹脂ウィンドウ - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化や製造の容易化を図り、かつ製造コストの低廉化を実現しつつ、優れた耐久性を発揮可能な樹脂ウィンドウを提供する。【解決手段】本発明の樹脂ウィンドウは、樹脂からなるウィンドウ本体1と、導電材料からなる導電部3及び第1バスバー5a、5bと、導電性の金属片からなる第2バスバー7a、7bとを備えている。ウィンドウ本体1は、板状をなしており、第1面1aと第2面1bとを有している。第2バスバー7a、7bは、本体部71と、第1固定部73a、73bと、第2固定部75a、75bとを有している。第1固定部73a、73bは、本体部71を第2面1bに固定する。第2固定部75a、75bは、第1バスバー5a、5bに通電可能に接着される。【選択図】図1

Description

本発明は樹脂ウィンドウに関する。
特許文献1に従来のウィンドウが開示されている。このウィンドウは、ウィンドウ本体と、導電部と、第1バスバーと、第2バスバーとを備えている。ウィンドウ本体は、板状をなしており、第1面と、第1面の反対側に位置する第2面とを有している。ウィンドウ本体は無機ガラスからなる。導電部は、ウィンドウ本体の第2面に一体に形成されている。第1バスバーは、導電部と通電可能にウィンドウ本体の第2面に形成されている。これら導電部及び第1バスバーは、通常、導電材料を含むペーストをウィンドウ本体の第2面に印刷した後、ウィンドウ本体とともにそのペーストを焼成することによって形成されている。第2バスバーは、導電性の金属片からなる。第2バスバーは、ウィンドウ本体の第2面と平行に延びる本体部と、本体部に形成されて第1バスバーに接着される複数の固定部とを有している。具体的には、各固定部は、半田付けによって第1バスバーに接着されている。こうして、第2バスバーは第1バスバーと通電可能となっている。
このウィンドウでは、第2バスバーから第1バスバーに通電されることにより、導電部が発熱する。これにより、このウィンドウでは、ウィンドウ本体の防曇や融氷を行うことが可能となっている。
実開平6−13060号公報
近年、軽量化や製造の容易化を意図し、ウィンドウ本体を樹脂製とすることが種々の分野で提案されている。このため、上記従来のウィンドウにおいても、他の構成をそのまま採用しつつ、ウィンドウ本体を樹脂製とすることが考えられる。
しかし、そのような樹脂ウィンドウでは、樹脂製のウィンドウ本体が金属片からなる第2バスバーに比べて温度変化で大きく伸縮する。このため、その樹脂ウィンドウでは、温度変化により、第1バスバーと第2バスバーの各固定部との接着部分に大きな応力が作用する。特に、そのような樹脂ウィンドウでは、第1バスバーの表面が導電材料によって粗くなっており、第1バスバーと各固定部との間に十分な接着力が得られ難い。これらのため、この樹脂ウィンドウは、使用中に第1バスバーから各固定部が剥がれ、第2バスバーから第1バスバーへの通電ができなくなるおそれがある。
一方、ウィンドウ本体を樹脂製とする際、第2バスバーを設けず、第1バスバーのみで導電部に通電することも考えられる。この場合には、通電時に第1バスバーが過度に発熱することを防止するため、第1バスバーを緻密にしたり、その厚みを大きくしたりし、第1バスバーの電気抵抗を十分に低減させる必要がある。
しかしながら、樹脂製のウィンドウ本体においては、高温下での焼成が不可能であり、上記手段を採用することは現実的ではない。また、そのような手段を採用すれば、第1バスバーを形成するために多くの導電材料が必要となるとともに、多くの工数が必要になり、製造コストの高騰化を招くことになる。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、軽量化や製造の容易化を図り、かつ製造コストの低廉化を実現しつつ、優れた耐久性を発揮可能な樹脂ウィンドウを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の樹脂ウィンドウは、板状をなし、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する樹脂からなるウィンドウ本体と、
前記ウィンドウ本体の前記第2面に一体に形成された導電材料からなる導電部と、
前記導電部と通電可能に前記ウィンドウ本体の前記第2面に形成され、導電材料からなる第1バスバーと、
前記第1バスバーと通電可能に設けられた導電性の金属片からなる第2バスバーとを備え、
前記第2バスバーは、本体部と、前記本体部を前記第2面に固定する複数の第1固定部と、前記本体部から前記第2面に沿って延び、前記第1バスバーに接着されて前記第1バスバーと通電可能な複数の第2固定部とを有していることを特徴とする。
本発明の樹脂ウィンドウは、ウィンドウ本体が樹脂製であるため、ウィンドウ本体が無機ガラス製である場合に比べて、軽量化されているとともに、容易に製造が可能である。
そして、この樹脂ウィンドウでは、第2バスバーの本体部が複数の第1固定部によってウィンドウ本体の第2面に固定され、複数の第2固定部によって第1バスバーに接着されている。このため、この樹脂ウィンドウでは、温度変化によってウィンドウ本体が第2バスバーに比べて大きく伸縮しても、第2バスバーが各第1固定部によって強固にウィンドウ本体の第2面に固定されていることから、第1バスバーと第2バスバーの各第2固定部との接着部分に大きな応力が作用し難い。このため、第1バスバーの表面が粗くても、第1バスバーと第2バスバーの各第2固定部とが剥がれ難い。
また、この樹脂ウィンドウでは、第2バスバーから第1バスバーに通電される。このため、第1バスバーを過度に緻密に形成したり、厚みを大きくしたりする必要がない。こうして、この樹脂ウィンドウでは、第1バスバーを形成するために過度に多くの導電材料が必要となることはなく、さほど多くの工数が必要になることもない。
したがって、本発明の樹脂ウィンドウは、軽量化や製造の容易化を図り、かつ製造コストの低廉化を実現しつつ、優れた耐久性を発揮することができる。
本体部には、導電性を有し、温度変化によるウィンドウ本体の伸縮量の差を吸収可能な吸収部が設けられていることが好ましい。この場合、温度変化でウィンドウ本体が第2バスバーよりも大きく伸縮しても、ウィンドウ本体と本体部の各第1固定部との固定部分に大きな応力が作用せず、第1バスバーと本体部の各第2固定部との接着部分にも大きな応力が作用しない。このため、この樹脂ウィンドウは、各第2固定部が第1バスバーからより剥がれ難くなる。
本体部は、複数の接続片と、各接続片を接続し、吸収部としてのリード線とを含んでいることが好ましい。また、本体部は、各第2固定部を接続し、吸収部としてのリード線を含んでいることも好ましい。これらの場合には、ウィンドウ本体の伸縮時にリード線が容易に撓み、本体部とウィンドウ本体との伸縮量の差を吸収することができる。
本発明の樹脂ウィンドウは、軽量化や製造の容易化を図り、かつ製造コストの低廉化を実現しつつ、優れた耐久性を発揮可能である。
図1は、実施例1の樹脂ウィンドウを示すウィンドウ本体の第2面側から見た背面図である。 図2は、実施例1の樹脂ウィンドウに係り、図1における領域Xを示す要部拡大背面図である。 図3は、実施例1の樹脂ウィンドウに係り、第2バスバーを示す上面図である。 図4は、実施例1の樹脂ウィンドウに係り、図2におけるA−A断面を示す要部拡大断面図である。 図5は、実施例2の樹脂ウィンドウに係り、図3と同方向の断面を示す要部拡大断面図である。 図6は、実施例3の樹脂ウィンドウを示す図2と同様の要部拡大背面図である。 図7は、実施例3の樹脂ウィンドウに係り、第2バスバーを示す図6におけるB−B断面図である。 図8は、実施例4の樹脂ウィンドウを示す図2と同様の要部拡大背面図である。 図9は、実施例5の樹脂ウィンドウを示す図2と同様の要部拡大背面図である。 図10は、実施例5の樹脂ウィンドウに係り、図9におけるC−C断面を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜5を図面を参照しつつ説明する。実施例1〜5の樹脂ウィンドウは、いずれも車両に採用されている。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の樹脂ウィンドウは、ウィンドウ本体1と、導電部3と、第1バスバー5a、5bと、第2バスバー7a、7bとを備えている。本実施例では、図1中に示す矢印方向によって、樹脂ウィンドウをウィンドウ本体1の第2面1b側から見た際の樹脂ウィンドウの左右方向及び上下方向を規定している。左右方向と上下方向とは直交する。そして、図2以降では、図1に対応して樹脂ウィンドウの各方向を規定している。また、図4、図5及び図10では、樹脂ウィンドウが車両に取り付けられた際に室外側となる方向と、室内側となる方向とを規定している。なお、これらの各方向は説明の便宜上のための一例である。
図1及び図2において仮想線で示すように、この樹脂ウィンドウには、温度変化によって伸縮する際の基準となる基準線Lが規定されている。この基準線Lは、ウィンドウ本体1の上下方向の略中央に位置しており、ウィンドウ本体1の左右方向に延びている。
図1及び図4に示すように、ウィンドウ本体1は、略矩形の平坦な板状をなしており、第1面1aと、第1面1aの反対側に位置する第2面1bとを有している。第1面1aは、樹脂ウィンドウが車両に取り付けられた際に車外側に面するようになっている。第2面1bは、樹脂ウィンドウが車両に取り付けられた際に車内側に面するようになっている。
ウィンドウ本体1は、第1面1aから第2面1bまで透光性を有するポリカーボネートを主成分とする樹脂からなる。これにより、ウィンドウ本体1は無色透明をなしている。ここで、ウィンドウ本体1は、第1面1aから第2面1bまで透光性を有していれば、可視光線の透過率が100%であるものに限られず、半透明や有色透明等であっても良い。さらに、ウィンドウ本体1は、ポリカーボネート以外の樹脂を主成分とするものでも良い。また、ウィンドウ本体1の厚みは適宜設計することができる。
図1に示す導電部3及び第1バスバー5a、5bは、公知の導電材料からなる。これらの導電部3及び第1バスバー5a、5bは、導電材料がウィンドウ本体1の第2面1bにスクリーン印刷されることによって、第2面1bに一体に形成されている。なお、スクリーン印刷以外の方法によって、導電部3及び第1バスバー5a、5bを第2面1bに一体に形成しても良い。
導電部3は、第2面1bの略中央に位置している。導電部3は、ウィンドウ本体1の左右方向に直線状に延びる複数本の導電線によって構成されている。第1バスバー5a、5bは、それぞれウィンドウ本体1の上下方向に延びている。第1バスバー5aは、第2面1bにおいて、導電部3の右側に位置しており、導電部3と接続している。第1バスバー5bは、第2面1bにおいて、導電部3の左側に位置しており、導電部3と接続している。これにより、第1バスバー5a、5bは、導電部3と通電可能となっている。上記のように、第1バスバー5a、5bは導電材料からなるため、その表面は、樹脂製のウィンドウ本体1の第1面1aや第2面1bと比べて粗面となっている。
また、図1に示すように、ウィンドウ本体1の第2面1bには、第1〜4軸部9a〜9dが形成されている。図4に示すように、第1軸部9aは、第2面1bから突出しており、車内側に向かって延びている。図1に示す第2〜4軸部9b〜9dについても、第1軸部9aと同様である。
第1、2軸部9a、9bは、第2面1bにおいて、第1バスバー5aよりも右側に位置している。一方、第3、4軸部9c、9dは、第2面1bにおいて、第1バスバー5bよりも左側に位置している。また、第1、3軸部9a、9cは、基準線Lよりも下側に配置されており、第2、4軸部9b、9dは、基準線Lよりも上側に配置されている。そして、第1軸部9aと第3軸部9cとは、上下方向で同位置に配置されており、第2軸部9bと第4軸部9dとは、上下方向で同位置に配置されている。
第2バスバー7aと第2バスバー7bとは、左右対称の形状に形成されている。第2バスバー7aと第2バスバー7bとは、同一の構成である。以下、第2バスバー7aを基に構成を詳細に説明する。
図2〜図4に示すように、第2バスバー7aは、導電性を有する金属片からなる。第2バスバー7aは、本体部71と、第1固定部73a、73bと、第2固定部75a、75bとを有している。
図2に示すように、本体部71は、ウィンドウ本体1の第2面1bと平行で上下方向に延びている。図3示すように、第1固定部73aは、本体部71の下端に貫設されている。また、第1固定部73bは、本体部71の上端に貫設されている。これらの第1固定部73a、73bは、図2に示す第1、2軸部9a、9bを挿通可能となっている。
第2固定部75aは、本体部71の下端で本体部71と一体をなしている。第2固定部75aは、本体部71からウィンドウ本体1の第2面1bと平行で左側に延びている。第2固定部75bは、本体部71の上端で本体部71と一体をなしている。第2固定部75bも、本体部71からウィンドウ本体1の第2面1bと平行で左側に延びている。これらの本体部71及び第2固定部75a、75bにより、第2バスバー7aは、上面視で略コ字形状をなしている。また、本体部71と第2固定部75aとの間には、第1段部77aが形成されており、本体部71と第2固定部75bとの間には、第2段部77bが形成されている。
図1、図2及び図4に示すように、第2バスバー7aは、第1バスバー5aとウィンドウ本体1の第2面1bとに取り付けられている。具体的には、第2固定部75a、75bは、それぞれ第1バスバー5aに半田付けされている。これにより、第2バスバー7aは、第2固定部75a、75bによって第1バスバー5aに接着されており、半田層13を介して第1バスバー5aと通電可能となっている。ここで、図2に示すように、第2バスバー7aは、基準線Lを跨いで第1バスバー5aに接着されている。具体的には、第2固定部75aは、基準線Lよりも下方で第1バスバー5aに半田付けされており、第2固定部75bは、基準線Lよりも上方で第1バスバー5aに半田付けされている。
また、図4に示すように、第1固定部73aに対して、第1軸部9aが挿通されている。第2固定部73bに対しても同様に第2軸部9bが挿通される。そして、図2に示すように、これらの第1、2軸部9aには、それぞれナット11が締結されている。こうして、第2バスバー7aでは、第1固定部73a、73b、第1、2軸部9a、9b及び各ナット11によって、本体部71がウィンドウ本体1の第2面1bに固定されている。ここで、上記のように、第1軸部9aと第2軸部9bとが基準線Lを挟んで上下に配置されているため、図2に示すように、本体部71は、基準線Lを跨いだ位置で第2面1bに固定されている。
また、図4に示すように、第2バスバー7aでは、第1段部77aが形成されていることにより、第2固定部75aは、本体部71よりもウィンドウ本体1の第2面1bに近い位置に配置されている。同様に、第2段部77bによって、第2固定部75bも、本体部71よりもウィンドウ本体1の第2面1bに近い位置に配置されている。第2バスバー7aでは、第1、2段部77a、77bによって、第2固定部75a、75bが第1バスバー5aに押し当てられるようにして、第1バスバー5aに接着されている。
図1に示す第2バスバー7bについても、第2バスバー7aと同様、第1固定部73a、73b、第3、4軸部9c、9d及び各ナット11によって、本体部71がウィンドウ本体1の第2面1bに固定されている。また、第2バスバー7bについても、第2固定部75a、75bによって第1バスバー5bに接着されている。
そして、第2バスバー7a、7bの各本体部71には、リード線15a、15bがそれぞれ半田付けされることによって取り付けられている。リード線15a、15bは、図示しない車両のコントローラに電気的に接続されている。なお、リード線15a、15bは、半田付け以外の方法によって、各本体部71に取り付けられても良い。
以上のように構成されたこの樹脂ウィンドウでは、リード線15a、15bを通じてコントローラから第2バスバー7a、7bに通電され、さらに、第2バスバー7a、7bから第1バスバー5a、5bに通電される。これにより、導電部3が発熱する。こうして、この樹脂ウィンドウでは、ウィンドウ本体1の防曇や融氷を行うことが可能となっている。
そして、この樹脂ウィンドウは、ウィンドウ本体1が樹脂製であるため、ウィンドウ本体1が無機ガラス製である場合に比べて、軽量化されているとともに、容易に製造が可能となっている。この一方で、この樹脂ウィンドウでは、ウィンドウ本体1が樹脂製となることで、金属片からなる第2バスバー7a、7bに比べて温度変化で大きく伸縮する。
ここで、温度変化によって樹脂ウィンドウが伸張すれば、図1及び図2において白色矢印で示すように、ウィンドウ本体1及び第2バスバー7a、7bにおいて、基準線Lよりも上側となる部分では上側に向かって伸張し、基準線Lよりも下側となる部分では下側に向かって伸張する。この際、上記のように、ウィンドウ本体1は、第2バスバー7a、7bよりも大きく伸張する。なお、温度変化によって樹脂ウィンドウが収縮する場合には、ウィンドウ本体1及び第2バスバー7a、7bは、白色矢印と反対方向に収縮する。
この点、この樹脂ウィンドウでは、第2バスバー7aの本体部71は、第1固定部73a、73b、第1、2軸部9a、9b及びナット11によって、ウィンドウ本体1の第2面1bに固定されている。また、第2バスバー7aは、第2固定部75a、75bによって第1バスバー5aに接着されている。このため、この樹脂ウィンドウでは、温度変化によってウィンドウ本体1が第2バスバー7aに比べて大きく伸縮しても、第2バスバー7aの本体部71が、第1固定部73a、73b、第1、2軸部9a、9b及び各ナット11によって強固にウィンドウ本体1の第2面1bに固定されていることから、第1バスバー5aと第2バスバー7aの第2固定部75a、75bとの接着部分に大きな応力が作用し難くなっている。このため、第1バスバー5aの表面が粗くても、第1バスバー5aと第2バスバー7aの第2固定部75a、75bとが剥がれ難くなっている。同様に、第1バスバー5bと第2バスバー7bの第2固定部75a、75bとについても剥がれ難くなっている。
また、この樹脂ウィンドウでは、第2バスバー7a、7bから第1バスバー5a、5bに通電される。このため、第1バスバー5a、5bのみで導電部3に通電する場合に比べて、第1バスバー5a、5bを過度に緻密に形成したり、厚みを大きくしたりする必要がない。こうして、この樹脂ウィンドウでは、第1バスバー5a、5bを形成するために過度に多くの導電材料が必要となることはなく、さほど多くの工数が必要になることもない。
したがって、実施例1の樹脂ウィンドウは、軽量化や製造の容易化を図り、かつ製造コストの低廉化を実現しつつ、優れた耐久性を発揮することができる。
また、上記のように、この樹脂ウィンドウでは、第2バスバー7a、7bがそれぞれ第1バスバー5a、5bのみに接着されるのではなく、ウィンドウ本体1の第2面1bにも固定される。ここで、第2バスバー7a、7bが第1バスバー5a、5bのみに接着される場合には、第1バスバー5a、5bからの剥がれを防止するために接着箇所を多く設ける必要がある。これに対し、この樹脂ウィンドウでは、第2バスバー7aや第2バスバー7bは、それぞれ第2固定部75a、75bの2箇所で第1バスバー5aや第1バスバー5bに接着されれば足り、接着箇所を少なくすることができる。この点においても、この樹脂ウィンドウでは、製造を容易化することが可能となっている。そして、このように、第2バスバー7a、7bと第1バスバー5a、5bとの接着箇所を少なくしても、上記のように、この樹脂ウィンドウでは、第1バスバー5a、5bと第2バスバー7a、7bとがそれぞれ剥がれ難くなっている。
(実施例2)
図5に示すように、実施例2の樹脂ウィンドウでは、ウィンドウ本体1に隠蔽体17が設けられている。隠蔽体17は、不透明の黒色に着色されたポリカーボネートを主成分とする樹脂からなる。隠蔽体17は枠状に形成されており、ウィンドウ本体1の第2面1bの周縁に一体に設けられている。なお、隠蔽体17は、黒色以外の不透明色に着色されても良い。また、ポリカーボネート以外の樹脂を主成分とするものでも良い。また、隠蔽体17の厚みについても、適宜設計することができる。
そして、この樹脂ウィンドウでは、第1軸部9aが隠蔽体17に形成されている。図示を省略するものの、第2〜4軸部9b〜9dについても同様である。そして、実施例1のウィンドウと同様、第2バスバー7aでは、第1固定部73a、73bに対して、第1、2軸部9a、9bがそれぞれ挿通され、各ナット11によって締結される。こうして、この樹脂ウィンドウでは、第2バスバー7aの本体部71が隠蔽体17を介してウィンドウ本体1の第2面1bに固定されている。第2バスバー7bの本体部71についても同様である。この樹脂ウィンドウにおける他の構成は実施例1の樹脂ウィンドウと同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
この樹脂ウィンドウでは、隠蔽体17が不透明の黒色であることから、隠蔽体17が設けられている部分では、ウィンドウ本体1の第1面1a側、すなわち、車外側から車内側が見えなくなっている。これにより、第2バスバー7a、7bの大部分は隠蔽体17によって隠蔽され、車外側に露出しなくなっている。このため、この樹脂ウィンドウでは、より高い美観を発揮することが可能となっている。この樹脂ウィンドウにおける他の作用は、実施例1の樹脂ウィンドウと同様である。
(実施例3)
図6及び図7に示すように、実施例3の樹脂ウィンドウでは、第2バスバー7aの本体部71に吸収部710が一体で設けられている。図示を省略するものの、第2バスバー7bの本体部71にも同様の吸収部710が一体で設けられている。
図7に示すように、吸収部710は、本体部71の上下方向の略中央に位置している。吸収部710は、複数の山部711と、山部711と連続する複数の谷部712とで構成されており、全体として蛇腹形状をなしている。なお、山部711及び谷部712の形状や個数は適宜設計することができる。この樹脂ウィンドウにおける他の構成は、実施例1の樹脂ウィンドウと同様である。
この樹脂ウィンドウでは、上記のように、温度変化によって、ウィンドウ本体1と第2バスバー7a、7bとがそれぞれ伸縮すれば、それに応じて、吸収部710が上下方向に伸縮する。つまり、バスバー7a、7bでは、吸収部710が上下方向に伸張すれば、その分、全体として上下方向に長くなり、反対に、吸収部710が上下方向に収縮すれば、その分、全体として上下方向に短くなる。こうして、この樹脂ウィンドウでは、吸収部710によって、温度変化によるウィンドウ本体1と第2バスバー7a、7bとの伸縮量の差を吸収することができる。このため、温度変化でウィンドウ本体1が第2バスバー7a、7bよりも大きく伸縮しても、第2バスバー7a、7bでは、ウィンドウ本体1と本体部71の第1固定部73a、73bとの固定部分に大きな応力が作用せず、第1バスバー5a、5bと本体部71の第2固定部75a、75bとの接着部分にも大きな応力が作用し難くなっている。このため、この樹脂ウィンドウでは、第2固定部75a、75bが第1バスバー5aや第1バスバー5bからより剥がれ難くなっている。この樹脂ウィンドウにおける他の作用は、実施例1の樹脂ウィンドウと同様である。
(実施例4)
図8に示すように、実施例4の樹脂ウィンドウでは、上記の第2バスバー7a、7bに換えて、第2バスバー19を備えている。図示を省略するものの、第2バスバー19は、第2バスバー7a、7bと同様、左右対称の一対であり、ウィンドウ本体1の第2面1bの左右にそれぞれ配置されている。以下、第2面1bの右側に配置される第2バスバー19を基に構成を詳細に説明する。
第2バスバー19は、第1〜4接続片191〜194と、第1〜3リード線21a〜21cとを有している。第1〜3リード線21a〜21cは本発明におけるリード線の一例であり、吸収部として機能する。第2バスバー19では、これらの第1〜4接続片191〜194及び第1〜3リード線21a〜21cによって、本体部19aが構成されている。また、第2バスバー19は、第1固定部23a〜23dと、第2固定部25a〜25dとを有している。
第1〜4接続片191〜194は、導電性の金属片によって形成されている。第1〜4接続片191〜194は、互いに所定の間隔を設けつつ、上下方向に等間隔で配置されている。具体的には、第1接続片191は、最も下方に配置されており、第4接続片194は、最も上方に配置されている。そして、第2、3接続片192、193は、第1接続片191と第4接続片194との間に配置されている。
第1固定部23aは、第1接続片191の下端に貫設されている。第1固定部23bは、第2接続片192の上下方向の略中央に貫設されている。第1固定部23cは、第3接続片193の上下方向の略中央に貫設されている。第1固定部23dは、第4接続片194の上端に貫設されている。
第2固定部25aは、第1接続片191の下端で第1接続片191と一体をなしている。第2固定部25aは、第1接続片191、ひいては本体部19aからウィンドウ本体1の第2面1bと平行で左側に延びている。第1接続片191と第2固定部25aとの間には、上記の第1段部77aと同様の第1段部27aが形成されている。第2固定部25bは、第2接続片192の上下方向の略中央で第2接続片192と一体をなしており、本体部19aから第2面1bと平行で左側に延びている。第2接続片192と第2固定部25bとの間には、第1段部27aと同様の第2段部27bが形成されている。第2固定部25cは、第3接続片193の上下方向の略中央で第3接続片193と一体をなしており、本体部19aから第2面1bと平行で左側に延びている。第3接続片193と第2固定部25cとの間には、第1段部27aと同様の第3段部27cが形成されている。第2固定部25dは、第4接続片194の上端で第4接続片194と一体をなしており、本体部19aから第2面1bと平行で左側に延びている。第4接続片194と第2固定部25dとの間には、第1段部27aと同様の第4段部27dが形成されている。
また、第1接続片191の上端には、第1リード線21aの下端が半田付けされている。第1リード線21aの上端は、第2接続片192の下端に半田付けされている。これにより、第1リード線21aによって、第1接続片191と第2接続片192とが接続されている。同様に、第2接続片192の上端には、第2リード線21bの下端が半田付けされている。第2リード線21bの上端は、第3接続片193の下端に半田付けされている。これにより、第2リード線21bによって、第2接続片192と第3接続片193とが接続されている。そして、第3接続片193の上端には、第3リード線21cの下端が半田付けされている。第3リード線21cの上端は、第4接続片194の下端に半田付けされている。これにより、第3リード線21cによって、第3接続片193と第4接続片194とが接続されている。こうして、第2バスバー19では、第1〜3リード線21a〜23cによって、第1〜4接続片191〜194が互いに通電可能となっている。
ここで、第1リード線21aは、第1接続片191と第2接続片192との間隔よりも長く形成されている。同様に、第2リード線21bは、第2接続片192と第3接続片193との間隔よりも長く形成されており、第3リード線21cは、第3接続片193と第4接続片194との間隔よりも長く形成されている。なお、第1〜3リード線21a〜21cは、半田付け以外の方法で、第1〜4接続片191〜194に接続されても良い。
また、この樹脂ウィンドウでは、ウィンドウ本体1の第2面1bにおいて、第1軸部9aと第2軸部9bとの間に、第5軸部9e及び第6軸部9fがさらに設けられている。これらの第5、6軸部9e、9fについても、第1軸部9aと同様、第2面1bから突出しており、車内側に向かって延びている。なお、図示を省略するものの、上記の第3軸部9cと第4軸部9dとの間にも、2つの軸部がさらに設けられている。
この樹脂ウィンドウにおいて、ウィンドウ本体1の第2面1bの右側に配置される第2バスバー19は、第1バスバー5aと第2面1bとに取り付けられている。具体的には、上記の第2バスバー7aと同様、第2固定部25a〜25dがそれぞれ第1バスバー5aに半田付けされている。これにより、第2バスバー19も、第2固定部25a〜25dによって第1バスバー5aに接着され、半田層13を介して第1バスバー5aと通電可能となっている。ここで、第2固定部25a、25bは、基準線Lよりも下方で第1バスバー5aに半田付けされており、第2固定部25c、25dは、基準線Lよりも上方で第1バスバー5aに半田付けされている。
また、第1固定部23aに対して、第1軸部9aが挿通されるとともに、ナット11によって締結される。これにより、第1接続片191がウィンドウ本体1の第2面1bに固定されている。同様に、第1固定部23bに対して、第5軸部9eが挿通されるとともに、ナット11によって締結される。これにより、第2接続片192が第2面1bに固定されている。また、第1固定部23cに対して、第6軸部9fが挿通されるとともに、ナット11によって締結される。これにより、第3接続片193が第2面1bに固定されている。そして、第1固定部23dに対して、第2軸部9bが挿通されるとともに、ナット11によって締結される。これにより、第4接続片194が第2面1bに固定されている。こうして、第2バスバー19では、第1固定部23a〜23d、第1、2、5、6軸部9a、9b、9e、9f及び各ナット11によって、本体部19aが第1バスバー5aよりも右側で第2面1bに固定されている。また、本体部19aは、第2面1bに沿って上下方向に延びるように配置される。さらに、第4接続片194に対して、上記のリード線15aが半田付けされて接続されている。なお、リード線15aは、第1〜3接続片191〜193に接続されても良い。
ウィンドウ本体1の第2面1bの左側に配置される第2バスバー19についても同様に、第1バスバー5bと第2面1bとに取り付けられている。この樹脂ウィンドウにおける他の構成は、実施例1の樹脂ウィンドウと同様である。
この樹脂ウィンドウでは、温度変化によって、ウィンドウ本体1と第2バスバー19とがそれぞれ伸縮すれば、第1〜4接続片191〜194同士の各間隔が変化する。ここで、第1〜3リード線21a〜21cは、それぞれ第1〜4接続片191〜194同士の各間隔よりも長く形成されている。このため、この樹脂ウィンドウでは、温度変化によるウィンドウ本体1と第2バスバー19との伸縮量の差を第1〜3リード線21a〜21cが撓むことによって吸収することが可能となっている。これにより、この樹脂ウィンドウでは、第2固定部25a〜25dが第1バスバー5aや第1バスバー5bから剥がれ難くなっている。
また、この樹脂ウィンドウでは、第1〜4接続片191〜194及び第1〜3リード線21a〜21cによって、第2バスバー19の本体部19aを構成している。そして、第1〜3リード線21a〜21cを吸収部とすることにより、本体部19aに吸収部を容易に設けることが可能となっている。この樹脂ウィンドウにおける他の作用は、実施例1の樹脂ウィンドウと同様である。
(実施例5)
図9に示すように、実施例5の樹脂ウィンドウでは、上記の第2バスバー7a、7bに換えて、第2バスバー29を備えている。図示を省略するものの、第2バスバー29も左右対称の一対である。そして、第2バスバー29についても、ウィンドウ本体1の第2面1bの左右にそれぞれ配置されている。以下、第2面1bの右側に配置される第2バスバー29を基に構成を詳細に説明する。
第2バスバー29は、第1、2接続片291、292と、第1〜3リード線31a〜31cとを有している。第1〜3リード線31a〜31cも本発明におけるリード線の一例であり、吸収部として機能する。第2バスバー29では、これらの第1、2接続片291、292及び第1〜3リード線31a〜31cによって、本体部29aが構成されている。また、第2バスバー29は、第1固定部33a、33bと、第2固定部35a〜35dとを有している。
第1、2接続片291、292は、導電性の金属片によって形成されている。第1接続片291は、第2バスバー29において下方に配置されている。第2接続片192は、第2バスバー29において上方に配置されている。第1固定部33aは、第1接続片291の下端に貫設されている。また、第1固定部33bは、第2接続片292の上端に貫設されている。
第2固定部35aは、第1接続片291の下端で第1接続片291と一体をなしている。第2固定部35aは、第1接続片291、ひいては本体部29aからウィンドウ本体1の第2面1bと平行で左側に延びている。第1接続片291と第2固定部35aとの間には、上記の第1段部77aと同様の第1段部37aが形成されている。第2固定部35dは、第2接続片292の上端で第2接続片292と一体をなしており、本体部29aから第2面1bと平行で左側に延びている。第2接続片292と第2固定部35dとの間には、第2段部37bが形成されている。
第2固定部35b、35cは、第1、2接続片291、292とは別体をなしており、第1、2接続片291、292の左側に位置している。これらの第2固定部35b、35cについても、第1、2接続片291、292と同様に導電性の金属片によって形成されている。図10に示すように、第2固定部35bは、ウィンドウ本体1の第2面1bと平行に延びる平面部位350と、平面部位350と一体をなし、平面部位350から離れる方向に直角に延びる立壁351とを有している。これにより、第2固定部35bは側面視で略L字形状をなしている。図9に示す第2固定部35cも、第2固定部35bと同様、平面部位352と立壁353とを有しており、側面視で略L字形状をなしている。
第1接続片291の上端には、第1リード線31aの下端が半田付けされている。第1リード線31aの上端は、第2固定部35bの立壁351に半田付けされている。これにより、第1リード線31aによって、第1接続片291と第2固定部35bとが接続されている。また、第2固定部35bの立壁351には、第2リード線31bの下端も半田付けされている。第2リード線31bの上端は、第2固定部35cの立壁353に半田付けされている。これにより、第2リード線31bによって、第2固定部35bと第2固定部35cとが接続されている。第2固定部35cの立壁353には、第3リード線31cの下端も半田付けされている。そして、第3リード線31cの上端は、第2接続片292の下端に半田付けされている。これにより、第3リード線31cによって、第2接続片292と第2固定部35cとが接続されている。こうして、第2バスバー29では、第1〜3リード線31a〜31cによって、第1、2接続片291、292と、第2固定部35b、35cとが通電可能となっている。
この第2バスバー29においても、第1リード線31aは、第1接続片291と第2固定部35bとの間隔よりも長く形成されている。同様に、第2リード線31bは、第2固定部35bと第2固定部35cとの間隔よりも長く形成されており、第3リード線31cは、第2固定部35cと第2接続片292との間隔よりも長く形成されている。なお、第1〜3リード線31a〜31cは、半田付け以外の方法で、第1、2接続片292、293や第2固定部35b、35cに接続されても良い。
この樹脂ウィンドウにおいて、ウィンドウ本体1の第2面1bの右側に配置される第2バスバー29は、第1バスバー5aと第2面1bとに取り付けられている。具体的には、第2固定部35a〜35dがそれぞれ第1バスバー5aに半田付けされている。ここで、第2固定部35b、35cでは、具体的には、各平面部位350、352が第1バスバー5aに半田付けされる。こうして、第2バスバー29も、第2固定部35a〜35dによって第1バスバー5aに接着され、半田層13を介して第1バスバー5aと通電可能となっている。ここで、第2固定部35a、35bは、基準線Lよりも下方で第1バスバー5aに半田付けされており、第2固定部35c、35dは、基準線Lよりも上方で第1バスバー5aに半田付けされている。
また、第1固定部33aに対して、第1軸部9aが挿通されるとともに、ナット11によって締結される。これにより、第1接続片291がウィンドウ本体1の第2面1bに固定されている。同様に、第1固定部33bに対して、第2軸部9bが挿通されるとともに、ナット11によって締結される。これにより、第2接続片292が第2面1bに固定されている。こうして、第2バスバー29では、第1固定部33a、33b、第1、2軸部9a、9b及び各ナット11によって、本体部29aが第1バスバー5aよりも右側で第2面1bに固定されている。また、第2接続片292には、リード線15aが半田付けされている。なお、第2面1bの左側に配置される第2バスバー19についても同様に、第1バスバー5bと第2面1bとに取り付けられている。この樹脂ウィンドウにおける他の構成は、実施例1の樹脂ウィンドウと同様である。
この樹脂ウィンドウでも、実施例3の樹脂ウィンドウと同様、温度変化によるウィンドウ本体1と第2バスバー29との伸縮量の差を第1〜3リード線31a〜31cが撓むことによって吸収することが可能となっている。これにより、この樹脂ウィンドウでも、第2固定部35a〜35dが第1バスバー5aや第1バスバー5bから剥がれ難くなっている。
また、この樹脂ウィンドウでは、第1、2接続片291、292及び第1〜3リード線31a〜31cによって、第2バスバー29の本体部29aを構成している。そして、第1〜3リード線31a〜31cを吸収部とすることにより、この樹脂ウィンドウでも、本体部29aに吸収部を容易に設けることが可能となっている。また、この樹脂ウィンドウでは、第2バスバー29において、第1、2接続片291、292のみがウィンドウ本体1の第2面1bに固定されるため、上記の第2バスバー19に比べて構成をより簡素化することが可能となっている。この樹脂ウィンドウにおける他の作用は、実施例1の樹脂ウィンドウと同様である。
以上において、本発明を実施例1〜5に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜5に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、第2バスバー7a、7bでは、第2固定部75a、75bが基準線Lを跨いで第1バスバー5a、5bに半田付けされており、本体部71が基準線Lを跨いだ位置で第2面1bに固定されている。しかし、これに限らず、第2固定部75a、75bは共に基準線Lよりも上方や下方で第1バスバー5aに半田付けされても良い。同様に、本体部71は、基準線Lよりも上方や下方で第2面1bに固定されても良い。第2バスバー19、29についても同様である。
また、第2バスバー7a、7bにおいて、本体部71からウィンドウ本体1の第2面1bに向かって延びる複数の軸部を形成し、これらの軸部を第1固定部としても良い。また、第1固定部は、嵌合等によって本体部71を第2面1bに固定しても良い。第2バスバー19、29についても同様である。
さらに、第2バスバー7a、7bは、第1固定部73a、73bの他に第1固定部を有していても良く、第2固定部75a、75bの他に第2固定部を有していても良い。第2バスバー19、29についても同様である。
さらに、第2バスバー19は、第2接続片192と第2リード線21bとを省略して構成されても良い。同様に、第2バスバー29は、第2固定部35bと第2リード線31bとを省略して構成されても良い。
また、実施例3〜5の樹脂ウィンドウは、隠蔽体17を有していても良い。
さらに、実施例1〜5の樹脂ウィンドウにおいて、ウィンドウ本体1は湾曲形状に形成されていても良い。
また、実施例1〜5の樹脂ウィンドウにおいて、導電部3は、通電によって発光するように構成されていても良い。
さらに、実施例1の樹脂ウィンドウにおいて、第2固定部75a、75bは、ウィンドウ本体1の第2面1bと平行で延びるように形成されている。しかし、これに限らず、第2固定部75a、75bは、第2面1bに沿って延びていれば、第2面1bと平行となっていなくても良い。実施例2〜5の樹脂ウィンドウについても同様である。
本発明は車両や建物等に利用可能である。
1…ウィンドウ本体
3…導電部
5a、5b…第1バスバー
7a、7b、19、29…第2バスバー
19a、29a、71…本体部
21a〜21c、31a〜31c…第1〜3リード線(リード線、吸収部)
23a〜23d、33a、33b、73a、73b…第1固定部
25a〜25d、35a〜35d、75a、75b…第2固定部
191〜194…第1〜4接続片
291、292…第1、2接続片
710…吸収部

Claims (4)

  1. 板状をなし、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する樹脂からなるウィンドウ本体と、
    前記ウィンドウ本体の前記第2面に一体に形成された導電材料からなる導電部と、
    前記導電部と通電可能に前記ウィンドウ本体の前記第2面に形成され、導電材料からなる第1バスバーと、
    前記第1バスバーと通電可能に設けられた導電性の金属片からなる第2バスバーとを備え、
    前記第2バスバーは、本体部と、前記本体部を前記第2面に固定する複数の第1固定部と、前記本体部から前記第2面に沿って延び、前記第1バスバーに接着されて前記第1バスバーと通電可能な複数の第2固定部とを有していることを特徴とする樹脂ウィンドウ。
  2. 前記本体部には、導電性を有し、温度変化による前記ウィンドウ本体の伸縮量の差を吸収可能な吸収部が設けられている請求項1記載の樹脂ウィンドウ。
  3. 前記本体部は、複数の接続片と、前記各接続片を接続し、前記吸収部としてのリード線とを含んでいる請求項2記載の樹脂ウィンドウ。
  4. 前記本体部は、前記各第2固定部を接続し、前記吸収部としてのリード線を含んでいる請求項2記載の樹脂ウィンドウ。
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