JP2018001627A - 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷装置におけるエラーの発生の有無に応じて、排出した印刷媒体を処理する外部装置を適切に制御できるようにすることを目的とする。【解決手段】ラベルプリンター2は、プリンター外部インターフェース212と、エラー検出部209と、接続する巻取装置42に電力の供給が可能な電力供給回路211と、接続検出信号に基づき、巻取装置42への電力の供給を制御するプリンター制御部200と、巻取装置42へ向けて搬送ロール紙R2を排出する搬送部202と、を備え、プリンター制御部200は、エラー検出部209がエラー要因を検出した場合、巻取装置42から送信要求を示す信号をプリンター外部インターフェース212により受信するとエラー要因を示す信号を巻取装置42へ送信し、エラー検出部209がエラー要因を検出しない場合、駆動指示を示す信号を、巻取装置42へ送信する。【選択図】図2
Description
本発明は、印刷装置、及び、印刷装置の制御方法に関する。
従来、接続する外部装置への電力の供給を制御する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、インターフェースに物理的な変化を検出する検出素子を備え、検出素子の出力に基づいて、外部装置がインターフェースに接続されていると判別するまで、コントローラーへの電力の供給を禁止する画像形成装置を開示する。
ところで、印刷媒体に印刷を実行する印刷装置には、接続する外部装置に向けて印刷媒体を排出し、排出した印刷媒体に対する処理を、接続する外部装置により実行する印刷装置がある。この種の印刷装置は、接続する外部装置と連関して、排出した印刷媒体に対して処理を実行するため、印刷装置の状態を考慮して接続する外部装置を制御する必要がある。そのため、印刷装置は、印刷装置におけるエラーの発生の有無に応じて、排出した印媒体を処理する外部装置を制御することが望まれる。
そこで、本発明は、印刷装置におけるエラーの発生の有無に応じて、排出した印刷媒体を処理する外部装置を制御できるようにすることを目的とする。
そこで、本発明は、印刷装置におけるエラーの発生の有無に応じて、排出した印刷媒体を処理する外部装置を制御できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、外部装置と接続可能な通信部と、エラー要因を検出するエラー検出部と、前記通信部を介して、接続する前記外部装置に電力の供給が可能な電力供給回路と、前記外部装置から前記通信部により受信する接続検出信号に基づき、前記電力供給回路から前記外部装置への電力の供給を制御する制御部と、前記外部装置へ向けて印刷媒体を排出する排出部と、を備える印刷装置であって、前記接続検出信号は、前記外部装置が前記印刷装置との接続を検出したことを示すものであり、前記制御部は、前記エラー検出部が前記エラー要因を検出した場合、前記外部装置から送信要求を前記通信部により受信すると、前記通信部により前記エラー要因を示す情報を前記外部装置へ送信し、前記エラー検出部が前記エラー要因を検出しない場合、前記排出部により排出した前記印刷媒体に対する処理に係るコマンドを、前記通信部により前記外部装置へ送信することを特徴とする。
これにより、エラー要因を検出した場合、外部装置がエラー要因を示す情報に基づく処理が可能となり、エラー要因を検出しない場合、印刷装置から排出された印刷媒体に対して処理が実行可能となるため、印刷装置におけるエラーの発生の有無に応じて、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置を制御できる。
これにより、エラー要因を検出した場合、外部装置がエラー要因を示す情報に基づく処理が可能となり、エラー要因を検出しない場合、印刷装置から排出された印刷媒体に対して処理が実行可能となるため、印刷装置におけるエラーの発生の有無に応じて、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置を制御できる。
また、本発明の印刷装置は、前記エラー検出部は、前記エラー要因として、前記印刷装置が復帰可能なエラーを示す復帰可能エラーと、前記印刷装置が復帰不可能なエラーを示す復帰不可能エラーとのいずれかを検出することを特徴とする。
これにより、エラー検出部がエラー要因として復帰可能エラーと復帰不可能エラーとのいずれかを検出するため、印刷装置が復帰可能エラーと復帰不可能エラーとのいずれかの状態であるかに応じて、排出する印刷媒体を処理する外部装置を制御できる。
これにより、エラー検出部がエラー要因として復帰可能エラーと復帰不可能エラーとのいずれかを検出するため、印刷装置が復帰可能エラーと復帰不可能エラーとのいずれかの状態であるかに応じて、排出する印刷媒体を処理する外部装置を制御できる。
また、本発明の印刷装置は、前記制御部は、前記エラー検出部が前記復帰不可能エラーを検出した場合に、前記通信部により前記外部装置から停止要求を受信すると、前記外部装置への電力の供給を停止するように前記電力供給回路を制御することを特徴とする。
これにより、印刷装置が復帰不可能エラーである場合において停止要求を受信すると、外部装置への電力の供給を停止するため、外部装置と係わる動作の実行を防止でき、印刷装置の復帰不可能エラーの拡大を防止できる。
これにより、印刷装置が復帰不可能エラーである場合において停止要求を受信すると、外部装置への電力の供給を停止するため、外部装置と係わる動作の実行を防止でき、印刷装置の復帰不可能エラーの拡大を防止できる。
また、本発明の印刷装置は、前記通信部は、前記接続検出信号を、前記外部装置に接続し、前記接続検出信号についての専用線を介して受信することを特徴とする。
これにより、制御部は、接続検出信号を、専用線を介して受信するため、確実に、外部装置が接続したことを判別でき、外部装置の接続の有無に応じて、適切に、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置を制御できる。
これにより、制御部は、接続検出信号を、専用線を介して受信するため、確実に、外部装置が接続したことを判別でき、外部装置の接続の有無に応じて、適切に、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置を制御できる。
また、本発明の印刷装置は、前記電力供給回路は、前記外部装置が前記印刷装置と通信する通信用の電力を供給することを特徴とする。
これにより、電力供給回路が、外部装置が印刷装置と通信するための通信用の電力を供給するため、制御部は、エラーの発生の有無に応じて、通信用の電力の供給を適切に制御できる。
これにより、電力供給回路が、外部装置が印刷装置と通信するための通信用の電力を供給するため、制御部は、エラーの発生の有無に応じて、通信用の電力の供給を適切に制御できる。
また、本発明の印刷装置は、CPU、メモリー、カバー、及び、前記印刷媒体をカットするカッターを備え、前記エラー検出部が検出する前記復帰可能エラーは、少なくとも、前記印刷媒体が無いことを示すエラー、前記カバーが開状態であることを示すエラー、及び、前記カッターの動作に係るエラーを含み、前記エラー検出部が検出する前記復帰不可能エラーは、少なくとも、電圧に係るエラー、前記メモリーの動作に係るエラー、及び、前記CPUの動作に係るエラーを含むことを特徴とする。
これにより、少なくとも、印刷媒体が無いことを示すエラー、カバーが開状態であることを示すエラー、カッターの動作に係るエラー、電圧に係るエラー、メモリーの動作に係るエラー、及び、CPUの動作に係るエラーに応じて、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置を制御できる。
これにより、少なくとも、印刷媒体が無いことを示すエラー、カバーが開状態であることを示すエラー、カッターの動作に係るエラー、電圧に係るエラー、メモリーの動作に係るエラー、及び、CPUの動作に係るエラーに応じて、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置を制御できる。
また、本発明の印刷装置は、前記制御部は、前記エラー検出部が前記エラー要因を検出した場合、前記通信部により、前記印刷装置の状態が通常の要求を受け付けないオフライン状態であることを示す情報を送信し、前記オフライン状態であっても、前記外部装置から前記送信要求と前記停止要求とを、前記通信部により受信することを特徴とする。
これにより、印刷装置の状態がオフライン状態であっても、送信要求と停止要求を受信するため、確実に、エラー検出部が検出したエラー要因に応じて、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置への電力の供給を制御できる。
これにより、印刷装置の状態がオフライン状態であっても、送信要求と停止要求を受信するため、確実に、エラー検出部が検出したエラー要因に応じて、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置への電力の供給を制御できる。
上記目的を達成するために、本発明は、外部装置と接続可能な通信部と、エラー要因を検出するエラー検出部と、前記通信部を介して、接続する前記外部装置に電力の供給が可能な電力供給回路と、前記外部装置から前記通信部により受信する接続検出信号に基づき、前記電力供給回路から前記外部装置への電力の供給を制御する制御部と、前記外部装置へ向けて印刷媒体を排出する排出部と、を備える印刷装置の制御方法であって、前記接続検出信号は、前記外部装置が前記印刷装置との接続を検出したことを示すものであり、前記制御部は、前記エラー検出部が前記エラー要因を検出した場合、前記外部装置から送信要求を前記通信部により受信すると、前記通信部により前記エラー要因を示す情報を前記外部装置へ送信し、前記エラー検出部が前記エラー要因を検出しない場合、前記排出部により排出した前記印刷媒体に対する処理に係るコマンドを、前記通信部により前記外部装置へ送信することを特徴とする。
これにより、エラー要因を検出した場合、外部装置がエラー要因を示す情報に基づく処理が可能となり、エラー要因を検出しない場合、印刷装置から排出された印刷媒体に対して処理が実行可能となるため、印刷装置におけるエラーの発生の有無に応じて、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置を制御できる。
これにより、エラー要因を検出した場合、外部装置がエラー要因を示す情報に基づく処理が可能となり、エラー要因を検出しない場合、印刷装置から排出された印刷媒体に対して処理が実行可能となるため、印刷装置におけるエラーの発生の有無に応じて、排出した印刷媒体に処理を実行する外部装置を制御できる。
図1は、印刷システム1を構成するラベルプリンター2(印刷装置)の要部の構成を示す図である。
図1を用いた説明では、矢印に示すように、図中で左へ向かう方向を「前方」とする。また、図中で右へ向かう方向を「後方」とする。また、図中で上へ向かう方向を「上方」とする。また、図中で下へ向かう方向を「下方」とする。
ラベルプリンター2は、シリアル型のインクジェット式プリンターである。ラベルプリンター2は、ロール紙R(印刷媒体)を収容し、ロール紙Rを繰り出して搬送方向Hに搬送する。ラベルプリンター2は、搬送するロール紙Rに、シリアルインクジェットヘッドとして構成された印刷ヘッド10によりインクを吐出して印刷を実行する。
図1に示すように、ラベルプリンター2は、ロール紙Rを収容するロール紙収容部11を備える。ロール紙収容部11には、印刷媒体としてのロール紙Rが収容される。ロール紙Rとは、ロール状に巻かれたシートであり、例えば、裏面に粘着剤が付された定型サイズのラベルを、台紙としての剥離紙に並べてロール状に巻いたラベル用紙である。
以下の説明では、ロール紙Rのうち、ロール紙収容部11に収容されたロール状の部分を「ロール体R1」と表現する。また、ロール紙Rのうち、ロール紙収容部11に収容されたロール体R1から繰り出されて搬送される部分を「搬送ロール紙R2」(印刷媒体)と表現する。
図1に示すように、ラベルプリンター2には、搬送ロール紙R2が搬送される経路である搬送経路13が形成される。ロール紙Rから繰り出された搬送ロール紙R2は、搬送経路13に沿って搬送される。
図1に示すように、搬送経路13には、搬送方向Hにおける上流から下流に向かって3つの搬送ローラー141、142、143が設けられる。搬送ローラー141、142、143のそれぞれに対向する位置には、搬送ローラー141、142、143の回転に従動して回転する従動ローラー151、152、153が設けられる。搬送ロール紙R2は、搬送ローラー141、142、143と、従動ローラー151、152、153とに挟持され、搬送ローラー141、142、143の回転に応じて、搬送方向Hに搬送される。搬送ローラー141、142、143は、動力伝達機構を介して搬送モーター(不図示)と接続されており、搬送モーターの駆動に応じて回転する。
図1に示すように、搬送方向Hの最も上流側に設けられた搬送ローラー141と、搬送ローラー141の下流に設けられた搬送ローラー142との間には、案内部材17が設けられる。案内部材17は、搬送ロール紙R2の裏面に接触し、上方へ向かって繰り出された搬送ロール紙R2を、前方に向かうように屈曲させる。案内部材17は、搬送ロール紙R2に接触して屈曲させることにより、搬送ロール紙R2に張りを与え、搬送ロール紙R2の弛みが発生することを抑制する。
搬送ローラー142の搬送方向Hにおける下流には、ブラックマークセンサー181が設けられる。ブラックマークセンサー181は、裏面に黒色のマークであるブラックマークが形成されたロール紙Rが、ラベルプリンター2に収容される場合に、このブラックマークを光学的に検出するセンサーである。後述するプリンター制御部200(図2)(制御部)は、ブラックマークセンサー181の検出値に基づいて、このセンサーの検出位置にブラックマークが位置した場合、そのことを検出する。プリンター制御部200は、検出結果に基づいて、ロール紙Rの位置を管理する。
ブラックマークセンサー181の搬送方向Hにおける下流には、ギャップセンサー182が設けられる。ギャップセンサー182は、一方の端にシートを切り欠いて形成されたギャップと他方の端にシートを切り欠いて生成されたギャップとを有するギャップ部が形成されたロール紙Rが、ラベルプリンター2に収容される場合に、これらギャップを光学的に検出するセンサーである。プリンター制御部200は、ギャップセンサー182の検出値に基づいて、このセンサーの検出位置にギャップが位置した場合、そのことを検出する。プリンター制御部200は、検出結果に基づいて、ロール紙Rの位置を検出する。
ギャップセンサー182の搬送方向Hにおける下流には、搬送ローラー143が設けられ、搬送ローラー143の下流には、印刷ユニット19が設けられる。
印刷ユニット19は、キャリッジ20と、キャリッジ20に搭載された印刷ヘッド10とを備える。キャリッジ20は、搬送方向Hと交差する走査方向に延びたキャリッジ軸20aに支持され、キャリッジ軸20aに沿って、走査方向に印刷ヘッド10を走査する。印刷ヘッド10は、インクジェットヘッドであり、複数色(例えば、CYMKの4色)のノズル列を備える。印刷ヘッド10は、図示しないインクカートリッジからインクの供給を受けて、各ノズル列に設けられたノズルからインクを吐出して搬送ロール紙R2にドットを形成して画像を印刷する。
印刷ユニット19の搬送方向Hにおける下流には、カッターユニット21(カッター)が設けられる。カッターユニット21は、固定刃22と、固定刃22に対して交叉するように移動可能な可動刃23とを備える。カッターユニット21は、可動刃23を移動させて、搬送ロール紙R2をカットする。なお、カッターユニット21によるカットの態様は、搬送ロール紙R2の幅方向において一部を切り残すカットの態様でもよく、搬送ロール紙R2を完全に切断するカットの態様でもよい。
カッターユニット21の搬送方向Hにおける下流には、排出口24が設けられる。搬送ロール紙R2は、排出口24を介して、ラベルプリンター2の筐体の外に排出される。
図1に示すように、ラベルプリンター2の筐体において、後方には、軸27を中心として回動するカバー26が設けられる。カバー26は、開いた状態(開状態)(以下、「開状態」と表現する)となると少なくともロール紙収容部11が露出し、ロール紙Rの交換が可能となる。一方、カバー26は、閉じた状態(以下、「閉状態」と表現する)となると、ロール紙収容部11を覆う。カバー26は、手動の操作により開閉可能に構成されてもよく、図示しない開閉の専用のスイッチの操作により開閉可能に構成されてもよい。ユーザーは、これら構成に対応した操作を行うことで、カバー26を開状態又は閉状態のいずれかの状態にすることができる。
ラベルプリンター2の前面には、ケーブル3を介して巻取装置42(外部装置)が接続する。巻取装置42は、ラベルプリンター2の排出口24から排出される搬送ロール紙R2を巻き取る巻取ドラム43と、巻取ドラム43を駆動させる駆動部421(図2)とを有する。巻取ドラム43の駆動とは、巻取ドラム43の回転を示す。本実施形態において、巻取ドラム43は、ラベルプリンター2の搬送モーターとは独立したモーターによって駆動する構成である。巻取ドラム43は、図中の矢印Aに示す方向に回転して、ラベルプリンター2の排出口24から排出された搬送ロール紙R2を巻き取る(排出された印刷媒体に対する処理)。なお、ラベルプリンター2に巻取装置42が接続する場合、ラベルプリンター2は、カッターユニット21で搬送ロール紙R2を完全に切断することなく、搬送ロール紙R2を長尺の状態のまま排出口24から排出する。
巻取装置42は、ケーブル3を介してラベルプリンター2から、排出口24から排出された搬送ロール紙R2を巻き取ることに係るコマンド(排出した印刷媒体に対する処理に係わるコマンド)を受信した場合に、搬送ロール紙R2を巻き取る。ここでのコマンドは、排出口24から排出された搬送ロール紙R2の巻き取ることを指示するもので、後述する駆動指示に相当する。なお、ケーブル3については、後述する。
図2は、ラベルプリンター2、及び、巻取装置42の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ラベルプリンター2は、プリンター制御部200と、印刷部201と、搬送部202と、入力部203と、表示部204と、記憶部205と、切断部206と、ブラックマークセンサー181と、カバーセンサー208、エラー検出部209と、プリンター電源部210と、電力供給回路211と、プリンター外部インターフェース212(通信部)と、を備える。
プリンター制御部200は、CPUや、ROM(メモリー)、RAM(メモリー)、その他の周辺回路等を備え、CPUが制御プログラムを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとによりラベルプリンター2を制御する。
印刷部201は、上述した印刷ヘッド10や、印刷ヘッド10を駆動する駆動回路、上述したキャリッジ20、キャリッジ20を搬送方向Hと交差する走査方向に走査させる走査モーター、走査モーターを駆動するモータードライバー、その他のロール紙Rへの印刷に関する構成を備える。印刷部201は、プリンター制御部200の制御で、ロール紙Rに画像を印刷する。
搬送部202は、上述した搬送ローラー142、143、144や、従動ローラー151、152、153、154、搬送ローラー141、142、143、144を回転させる搬送モーター、搬送モーターを駆動するモータードライバー、その他のロール紙Rの搬送に関する構成を備える。搬送部202は、プリンター制御部200の制御で、ロール紙Rを搬送する。搬送部202は、ロール紙Rを搬送することにより、搬送ロール紙R2をラベルプリンター2の筐体の外に排出するため、排出部に相当する。
入力部203は、ラベルプリンター2に設けられた操作スイッチや、タッチパネル等の入力手段を備え、入力手段に対する操作を検出し、プリンター制御部200に出力する。プリンター制御部200は、入力部203からの入力に基づいて、入力手段に対する操作に対応する処理を実行する。
表示部204は、複数のLEDや、表示パネル等を備え、プリンター制御部200の制御で、LEDを所定の態様で点灯/消灯や、表示パネルへの情報の表示等を実行し、ラベルプリンター2の状態を報知や、エラーの発生の有無の報知等を実行する。
記憶部205(メモリー)は、EEPROMや、ハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。
切断部206は、上述したカッターユニット21や、カッターユニット21が備える可動刃23を移動させる移動モーター、移動モーターを駆動するモータードライバー、その他のロール紙Rのカットに係る構成を備え、プリンター制御部200の制御で、ロール紙Rをカットする。
ブラックマークセンサー181は、ブラックマークセンサー181が設けられた位置に対応する位置にブラックマークが存在するか否かによって、異なる値の検出値をプリンター制御部200に出力する。プリンター制御部200は、ブラックマークセンサー181から入力された検出値に基づいて、ブラックマークセンサー181が設けられた位置に、ブラックマークが存在すること、又は、存在しないことを検出する。
カバーセンサー208は、カバー26が開状態か閉状態かにより異なる信号をプリンター制御部200に出力する。プリンター制御部200は、カバーセンサー208からの入力に基づいて、カバー26が開状態か閉状態かを検出する。
エラー検出部209は、ラベルプリンター2のエラー要因を検出し、検出結果をプリンター制御部200に出力する。エラー検出部209が検出するエラー要因は、復帰可能エラー、又は、復帰不可能エラーのいずれかである。復帰可能エラーとは、ラベルプリンター2が復帰可能なエラーであり、ラベルプリンター2の専門家(サービスマン)が作業しなくともユーザーの操作により容易に解消可能なエラーである。復帰可能エラーとしては、少なくとも、カバー26が開状態であることを示すエラーや、ロール紙Rがないこと示すエラー、インク切れを示すエラー、カッターユニット21の動作に係るエラー等が挙げられる。復帰不可能エラーは、ラベルプリンター2が復帰不可能なエラーであり、ユーザーの操作により容易に解消できず、ラベルプリンター2の専門家の作業が必要となる蓋然性の高いエラーである。復帰不可能エラーとしては、少なくとも、CPUに係るエラーや、記憶部205やROM等に係るエラー、電源電圧等の電圧に係るエラーが挙げられる。
プリンター電源部210は、商用交流電源にケーブルを介し接続され、商用交流電源から供給される電力を、整流、平滑、及び、電圧変換し、これら処理を行った直流電力に基づいてラベルプリンター2の各部に電力を供給する。
電力供給回路211は、プリンター外部インターフェース212を介して、巻取装置42に供給する電力を制御する。電力供給回路211が供給する電力は、巻取装置42がラベルプリンター2と通信するための通信用の電力(以下、「通信用電力」と表現する)である。電力供給回路211は、通信用電力の供給をオンオフするトランジスター等により構成されるスイッチ回路を備え、プリンター制御部200の制御で、このスイッチ回路をオンオフすることにより、通信用電力の供給をオンオフする。
プリンター外部インターフェース212は、RS−232C等のシリアル通信規格に準拠したコネクターを備える。このコネクターは、物理的な通信路としての線を複数有するケーブル3が接続可能である。ケーブル3は、プリンター外部インターフェース212が備えるコネクターがシリアル通信規格に準拠したコネクターである場合、シリアル通信規格に準拠したケーブルである。
ケーブル3は、専用線を複数有する。本実施形態において専用線とは、特定の信号について、出力又は入力のいずれかを実行するための線である。
本実施形態では、ケーブル3は、Highレベル、及び、Lowレベルの2値の電圧レベルに基づき、駆動指示を示す信号を、巻取装置42に出力するための専用線である駆動指示線を有する。駆動指示とは、巻取装置42の巻取ドラム43の駆動の指示を示す。
また、ケーブル3は、Highレベル、及び、Lowレベルの2値の電圧レベルに基づき、オフライン状態信号を、巻取装置42に出力するための専用線であるステータス出力線を有する。オフライン状態信号は、ラベルプリンター2の状態がオフライン状態であることを示す信号である。オフライン状態については、後述する。なお、ステータス出力線における出力とは、ラベルプリンター2からみて出力を示す文言であり、巻取装置42からみた場合、入力である。
また、ケーブル3は、Highレベル、及び、Lowレベルの2値の電圧レベルに基づき、エラー要因を示す信号(エラー要因を示す情報)を、巻取装置42に出力するための専用線であるエラー要因出力線を有する。なお、エラー要因出力線における出力とは、ラベルプリンター2からみて出力を示す文言であり、巻取装置42からみた場合、入力である。
また、ケーブル3は、Highレベル、及び、Lowレベルの2値の電圧レベルに基づき、送信要求を示す信号を、巻取装置42から入力するための専用線である送信要求入力線を有する。送信要求とは、エラー要因を示す信号の送信の要求を示す。なお、送信要求入力線における入力とは、ラベルプリンター2からみて入力を示す文言であり、巻取装置42からみた場合、出力である。
また、ケーブル3は、Highレベル、及び、Lowレベルの2値の電圧レベルに基づき、停止要求を示す信号を、巻取装置42から入力する専用線である停止要求入力線を有する。停止要求とは、プリンター外部インターフェース212を介して電力供給回路211から供給される電力の停止の要求である。なお、停止要求入力線における入力とは、ラベルプリンター2からみて入力を示す文言であり、巻取装置42からみた場合、出力である。
また、ケーブル3は、Highレベル、及び、Lowレベルの2値の電圧レベルに基づき、接続検出信号を、巻取装置42から入力するための専用線である接続検出信号入力線を有する。接続検出信号とは、ラベルプリンター2に巻取装置42が接続した場合において、巻取装置42がこの接続を検出したことを示す信号である。なお、接続検出信号入力線における入力とは、ラベルプリンター2からみて入力を示す文言であり、巻取装置42からみた場合、出力である。
また、ケーブル3は、ラベルプリンター2から巻取装置42に、巻取装置42がラベルプリンター2と通信するための通信用電力を供給するための専用線である電力供給線を有する。この電力供給線は、例えば、ケーブル3が通信用の線を複数有する場合、1の線を、電力を供給する線として使用される構成でもよい。
本実施形態では、プリンター外部インターフェース212は、少なくとも、ケーブル3が有する駆動指示線、ステータス出力線、送信要求入力線、エラー要因出力線、接続検出信号入力線、停止要求入力線、及び、電力供給線のそれぞれの専用線に接続する端子を有するコネクターを備える。つまり、このコネクターは、少なくとも、駆動指示線に接続する端子、ステータス出力線に接続する端子、送信要求入力線に接続する端子、エラー要因出力線に接続する端子、接続検出信号入力線に接続する端子、停止要求入力線に接続する端子、及び、電力供給線に接続する端子を有する。これら端子は、ケーブル3が接続しない場合、ラベルプリンター2の外部に露出する。
図2に示すように、巻取装置42は、巻取装置制御部420と、駆動部421と、巻取装置外部インターフェース422と、巻取装置電源部423とを備える。
巻取装置制御部420は、例えば、巻取装置42の各部を制御する制御回路等により構成され、図示しない演算実行部としてCPU等を備える。巻取装置制御部420は、図示しないROMが接続し、このROMは、CPUによって実行可能な制御プログラム、及び、制御プログラムに係るデータを不揮発的に記憶する。巻取装置制御部420は、ROMが記憶する制御プログラムを実行することによって、後述する駆動部421による巻取ドラム43の駆動を制御するとともに、巻取装置42の各部を制御する。
駆動部421は、巻取ドラム43を回転させる駆動機構としてのモーターを備え、巻取装置制御部420の制御で、モーターを駆動させることにより、巻取ドラム43を回転させる。より具体的には、駆動部421は、巻取装置42がラベルプリンター2から駆動指示線を介して、駆動指示を示す信号を受信した場合、巻取装置制御部420の制御でモーターを駆動させ、図1に示す矢印Aに示す方向に巻取ドラム43を回転させる。回転した巻取ドラム43は、ラベルプリンター2から排出された搬送ロール紙R2を巻き取る。不図示の搬送ロール紙R2の弛みを検出するセンサーを設置し、巻取装置制御部420は、センサーが検出した弛みに基づきモーターを制御して、所定の弛みの範囲となるように巻き取るようにしてもよい。
巻取装置外部インターフェース422は、RS−232C等のシリアル通信規格に準拠したコネクターを備える。このコネクターは、ケーブル3が接続可能である。前述した通り、ケーブル3は、少なくとも、駆動指示線、ステータス出力線、送信要求入力線、エラー要因出力線、接続検出信号入力線、停止要求入力線、及び、電力供給線により構成される。そのため、巻取装置外部インターフェース422が備えるコネクターは、これら専用線のそれぞれに接続する端子を有する。つまり、巻取装置外部インターフェース422が備えるコネクターは、駆動指示線に接続する端子、ステータス出力線に接続する端子、送信要求入力線に接続する端子、エラー要因出力線に接続する端子、停止要求入力線に接続する端子、接続検出信号入力線に接続する端子、及び、電力供給線に接続する端子を有する。これら端子は、ケーブル3が接続しない場合、巻取装置42の外部に露出する。
巻取装置電源部423は、商用交流電源にケーブルを介し接続され、商用交流電源から供給される電力を、整流、平滑、及び、電圧変換し、これら処理を行った直流電力に基づいて巻取装置42の各部に電力を供給する。本実施形態では、巻取装置電源部423は、ラベルプリンター2と通信するための通信用電力を供給しない。具体的には、巻取装置電源部423は、駆動指示線、ステータス出力線、送信要求入力線、エラー要因出力線、及び、停止要求入力線のそれぞれで行われる通信用電力について、供給を行わない。接続信号検出信号入力線での接続検出信号の出力に係る電力については、巻取装置電源部423は、電力の供給を行う。すなわち、巻取装置42は、巻取ドラム43を回転されるための電力、及び、接続検出信号の出力に係る電力については、巻取装置電源部423で供給し、ラベルプリンター2と通信するための通信用電力についてはラベルプリンター2から供給される。
このように、ラベルプリンター2と通信するための通信用電力に係る電源を、巻取装置電源部423と別にする構成とするのは、電源のノイズの発生に起因した、ラベルプリンター2との通信に係わる誤動作を防止するためである。巻取装置電源部423を通信用電力に係る電源とすると、当該電源にノイズが発生した場合、ラベルプリンター2との通信において、巻取装置42は、誤動作する場合がある。ラベルプリンター2との通信において誤動作すると、ラベルプリンター2が、巻取装置42の通信の誤動作に伴い、誤動作する場合がある。そこで、ラベルプリンター2との通信するための通信用電力に係る電源を、巻取装置電源部423と異なる電源とすることで、巻取ドラム43を回転させる電源にノイズが発生した場合でも、このノイズの発生に起因して、ラベルプリンター2との通信において誤動作することがなく、ラベルプリンター2は、この誤動作伴う誤動作をすることがない。
前述した通り、巻取装置42は、ラベルプリンター2の搬送モーターと独立したモーターによって回転する構成である巻取ドラム43によって、ラベルプリンター2が排出口24から排出された搬送ロール紙R2を巻取ドラム43により巻き取る。また、巻取装置42は、長尺の状態のまま排出口24から排出された搬送ロール紙R2、すなわち、ロール紙Rから繰り出され、画像が印刷され、完全に切断されない搬送ロール紙R2を巻き取る。巻取装置42は、搬送ロール紙R2を巻き取るに際し、搬送経路13において、搬送される搬送ロール紙R2に対し弛みを与えることなく、巻き取る必要がある。これは、搬送経路13において搬送される搬送ロール紙R2に弛みがあると適切に画像が印刷されないためである。
このように、ラベルプリンター2は、ロール紙Rに対して適切に印刷を実行するためにも、巻取装置42を適切に制御し、巻取装置42の動作と連関して処理を実行する必要がある。そのため、ラベルプリンター2は、ラベルプリンター2の状態に応じて、巻取装置42を適切に制御する必要がある。例えば、ラベルプリンター2の状態がエラーの発生した状態である場合、ラベルプリンター2は、エラーの発生の有無に応じて、巻取装置42を制御する必要がある。
そこで、本実施形態のラベルプリンター2、及び、巻取装置42は、以下に示す動作を実行する。
図3は、ラベルプリンター2、及び、巻取装置42の動作を示すフローチャートである。図3において、フローチャートAは、ラベルプリンター2の動作を示す。また、フローチャートBは、巻取装置42の動作を示す。
ここで、図3に示す各フローチャートの開始時点において、ラベルプリンター2と、巻取装置42とがケーブル3を介して接続していないとする。なお、ケーブル3を介し接続するとは、ケーブル3の一端が、ラベルプリンター2のプリンター外部インターフェース212が備えるコネクターに接続し、他端が、巻取装置42の巻取装置外部インターフェース422が備えるコネクターに接続していることを示す。したがって、ケーブル3を介し接続していないとは、上述した接続態様でないことを示す。
図3のフローチャートBに示すように、巻取装置42の巻取装置制御部420は、ケーブル3を介して、巻取装置42がラベルプリンター2に接続したか否かを判別する(ステップSB1)。なお、接続したか否かの判別の方法は、何れの方法を用いることができる。
巻取装置制御部420は、ケーブル3を介して、ラベルプリンター2が巻取装置制御部420に対して出力するいずれかの信号を検出し、巻取装置42がラベルプリンター2に接続したと判別した場合(ステップSB1:YES)、接続検出信号入力線を介して接続検出信号をラベルプリンター2に出力する(ステップSB2)。例えば、巻取装置制御部420は、巻取装置42がラベルプリンター2に接続したと判別した場合、電圧レベルをLowレベルからHighレベルにし、Highレベルの信号を接続検出信号として出力する。
なお、接続検出信号は、上述した信号に限定されず、例えば、同期シリアルである場合、8ビット分のデータを示す信号でもよく、また、例えば、非同期シリアルである場合、スタートビット、データビット、ストップビットにより構成される信号でもよく、接続検出信号入力線を介して、巻取装置42からラベルプリンター2に入力する信号であればよい。
図3のフローチャートAに示すように、ラベルプリンター2のプリンター制御部200は、接続検出信号入力線を介して、接続検出信号を受信したか否かを判別する(ステップSA1)。例えば、プリンター制御部200は、Highレベルの信号が接続検出入力信号を介して巻取装置42から入力された場合、接続検出信号を受信したと判別する(ステップSA1:YES)。
次いで、プリンター制御部200は、接続検出信号を受信したと判別した場合(ステップSA1:YES)、ケーブル3を介して巻取装置42が接続したと判定する(ステップSA2)。次いで、プリンター制御部200は、ケーブル3を介して巻取装置42が接続したと判定すると、電力供給回路211を制御して、プリンター外部インターフェース212、及び、電力供給線を介して、通信用電力を巻取装置42に供給する(ステップSA3)。前述した通り、電力供給回路211は、スイッチ回路を備える。プリンター制御部200は、スイッチ回路に制御信号を出力することでスイッチ回路をオンにし、巻取装置42に通信用電力を、電力供給線を介して出力する。
このように、プリンター制御部200は、接続検出信号入力線を介して、接続検出信号を受信した場合、電力供給回路211を制御して、通信用電力を巻取装置42に供給する。つまり、プリンター制御部200は、接続検出信号を受信しない場合、通信用電力を巻取装置42に供給しない。前述した通り、ラベルプリンター2と巻取装置42とがケーブル3を介し接続するとは、ケーブル3の両端がラベルプリンター2と巻取装置42とのそれぞれに接続することである。つまり、ラベルプリンター2と巻取装置42とがケーブル3に接続していないとは、上記以外の接続態様であり、ケーブル3の一端がプリンター外部インターフェース212が備えるコネクターに接続していないことを含む。このように、ケーブル3の一端がプリンター外部インターフェース212が備えるコネクターに接続していない場合、ケーブル3の複数の専用線に接続する端子がラベルプリンター2の外部に露出する。このように露出していると、電力供給線に接続する端子と、当該端子に隣接する端子とが異物等によりショートする場合がある。この場合、電力供給線に接続する端子が通信用電力を出力していると、当該ショートにより、プリンター外部インターフェース212の回路を構成する素子や、ラベルプリンター2内部の素子等に影響を与える可能性がある。また、ケーブル3を介してラベルプリンター2、及び、巻取装置42が接続していないにも係わらず、電力供給線に接続する端子に通信用電力を出力することは、消費電力の増大につながる。
そこで、上述したように、プリンター制御部200は、巻取装置42から接続検出信号を受信した場合、電力供給回路211を制御して、電力供給線に接続する端子に通信用電力を出力し、電力供給線を介して巻取装置42に、通信用電力を供給する。つまり、プリンター制御部200は、巻取装置42から接続検出信号を受信しない場合、電力供給線に接続する端子に通信用電力を出力しない。そのため、プリンター制御部200は、ケーブル3がプリンター外部インターフェース212のコネクターと接続せず、ケーブル3の専用線に接続する端子が露出し、電力供給線に接続する端子と、当該端子と隣接する端子とがショートした場合であっても、プリンター外部インターフェース212の回路を構成する素子や、ラベルプリンター2内部の素子等に影響を与えることを防止できる。また、接続検出信号を受信しない場合、プリンター制御部200は、電力供給線に接続する端子に通信用電力を出力しないため、ケーブル3を介してラベルプリンター2と巻取装置42とが接続しない場合における、消費電力を抑制できる。
特に、本実施形態では、接続検出信号は、接続検出信号を巻取装置42から入力するための専用線である接続検出信号入力線を介して、ラベルプリンター2に入力される。つまり、プリンター制御部200は、接続検出信号を専用線で受信した場合に、電力供給回路211を制御して、巻取装置42に通信用電力を供給する。ここで、接続検出信号入力線以外の線路(例えば、無線に係わる線路や、USBに係わる線路等)で接続検出信号を受信可能な構成であると、プリンター制御部200は、巻取装置42とラベルプリンター2とが接続していないにも係わらず、巻取装置42の誤動作により接続検出信号を受信する可能性がある。この場合、接続検出信号を受信すると、プリンター制御部200は、ラベルプリンター2と巻取装置42とが接続していないにも係わらず、ケーブル3の電力供給線に接続する端子に通信用電力を出力することになる。そこで、接続検出信号入力線のような接続検出信号専用の専用線を介して、接続検出信号を受信した場合に、巻取装置42に電力を供給する構成とすることで、確実に、巻取装置42とラベルプリンター2が接続した場合に、ケーブル3の電力供給線に接続する端子に通信用電力を出力できる。それにより、プリンター制御部200は、確実に、端子間のショートによる、プリンター外部インターフェース212の回路を構成する素子や、ラベルプリンター2内部の素子等に影響を与えることを防止できる。
図3に示すフローチャートAの説明に戻り、プリンター制御部200は、巻取装置42に通信用電力の供給を開始すると、エラー検出部209から出力される検出結果に基づいて、エラー検出部209がエラー要因を検出したか否かを判別する(ステップSA4)。
プリンター制御部200は、エラー検出部209がエラー要因を検出しない場合(ステップSA4:NO)、巻取装置42の巻取ドラム43の駆動指示を、駆動指示線を介して巻取装置42に出力する(ステップSA5)。前述した通り、巻取ドラム43は、ラベルプリンター2から排出した搬送ロール紙R2を巻き取る。駆動指示は、巻取ドラム43を回転させる指示であり、排出した印刷媒体に対する処理に係わるコマンドに相当する。
図3のフローチャートBに示すように、巻取装置42の巻取装置制御部420は、駆動指示線を介して、駆動指示を示す信号を受信したか否かを判別する(ステップSB3)。例えば、巻取装置制御部420は、Highレベルの信号が駆動指示線を介してラベルプリンター2から入力された場合、駆動指示を示す信号を受信したと判別する(ステップSA1:YES)。なお、接続検出信号と同様、駆動指示を示す信号は、例えば、同期シリアルである場合、8ビット分のデータを示す信号でもよく、また、例えば、非同期シリアルである場合、スタートビット、データビット、ストップビットにより構成される信号でもよく、駆動指示線を介して、ラベルプリンター2から巻取装置42に入力する信号であればよい。
次いで、巻取装置制御部420は、駆動指示を示す信号を受信したと判別した場合(ステップSB3:YES)、駆動部421を制御して、巻取ドラム43を回転させ、ラベルプリンター2から排出された搬送ロール紙R2を巻き取る(ステップSB4)。一方、巻取装置制御部420は、駆動指示を示す信号を受信していないと判別した場合(ステップSB3:NO)、処理をステップSB5に移行させる。ステップSB5の処理については、後述する。
図3のフローチャートAのステップSA4の説明に戻り、エラー検出部209がエラー要因を検出した場合(ステップSA4:YES)、プリンター制御部200は、ラベルプリンター2の状態をオフライン状態にし、オフライン状態であることを示す信号を出力する(ステップSA6)。オフライン状態とは、少なくとも、ラベルプリンター2が通常の通信を実行しない状態である。本実施形態では、通常の通信を実行しないとは、送信要求を示す信号の受信、送信要求に対する応答、及び、停止要求を示す信号の受信を除く、通信を実行しないことを示す。後に明らかになるように、プリンター制御部200は、ラベルプリンター2の状態がオフライン状態である場合、送信要求を示す信号、及び、停止要求を示す信号のみ、それぞれの専用線を介して巻取装置42から受信する。
図3のフローチャートBに示すように、巻取装置制御部420は、ステータス出力線を介して、ラベルプリンター2の状態がオフライン状態であることを示すオフライン状態信号を受信したか否かを判別する(ステップSB5)。例えば、巻取装置制御部420は、Highレベルの信号がステータス出力線を介してラベルプリンター2から入力された場合、オフライン状態信号を受信したと判別する。なお、接続検出信号と同様、オフライン状態信号は、例えば、同期シリアルである場合、8ビット分のデータを示す信号でもよく、また、例えば、非同期シリアルである場合、スタートビット、データビット、ストップビットにより構成される信号でもよく、ステータス出力線を介して、ラベルプリンター2から巻取装置42に出力する信号であればよい。
巻取装置制御部420は、オフライン状態信号を受信しない場合(ステップSB5:NO)、処理をステップSB3に戻す。一方、巻取装置制御部420は、オフライン状態信号を受信する場合(ステップSB5:YES)、送信要求を示す信号を出力する(ステップSB6)。
図3のフローチャートAに示すように、プリンター制御部200は、送信要求入力線を介して、巻取装置42から送信要求を示す信号を受信する(ステップS7)。プリンター制御部200は、オフライン状態であっても、送信要求を示す信号を受信する。例えば、プリンター制御部200は、Highレベルの信号が送信要求入力線を介して巻取装置42から入力された場合、送信要求を示す信号を受信したと判別する。なお、接続検出信号と同様、送信要求を示す信号は、例えば、同期シリアルである場合、8ビット分のデータを示す信号でもよく、また、例えば、非同期シリアルである場合、スタートビット、データビット、ストップビットにより構成される信号でもよく、送信要求入力線を介して、巻取装置42からラベルプリンター2に入力する信号であればよい。
次いで、プリンター制御部200は、送信要求を示す信号を受信すると、エラー要因を示す信号を、エラー要因出力線を介して出力する(ステップSA8)。
図3のフローチャートBに示すように、巻取装置制御部420は、エラー要因出力線を介して、エラー要因を示す信号を受信する(ステップSB7)。
次いで、巻取装置制御部420は、受信したエラー要因を示す信号に基づいて、ラベルプリンター2に発生したエラー要因が、復帰不可能エラーであるか否かを判別する(ステップSB8)。すなわち、巻取装置制御部420は、ステップSB8において、ラベルプリンター2で発生したエラー要因が、復帰不可能エラーか復帰可能エラーかを判別する。
例えば、エラー要因を示す信号が、スタートビット、8ビットで構成されるデータビット、及び、ストップビットで構成される信号である場合、プリンター制御部200は、データビットに基づいて、エラー要因が復帰不可能エラーか復帰可能エラーかを判別する。なお、当該判別の方法は、一例であって、ラベルプリンター2で発生したエラー要因について、エラー要因を示す信号に基づき復帰不可能エラーか復帰可能エラーかを判別する方法であれば、何れの方法を採用できる。
巻取装置制御部420は、ラベルプリンター2に発生したエラー要因が復帰不可能エラーであると判別した場合(ステップSB8:YES)、停止要求を示す信号を、停止要求入力線を介して、出力する(ステップSB9)。
図3のフローチャートAに示すように、プリンター制御部200は、停止要求入力線を介して、停止要求を示す信号を受信したか否かを判別する(ステップSA9)。例えば、プリンター制御部200は、Highレベルの信号が駆動指示線を介してラベルプリンター2から入力された場合、停止要求を示す信号を受信したと判別する(ステップSA9:YES)。なお、接続検出信号と同様、送信要求を示す停止要求を示す信号は、例えば、同期シリアルである場合、8ビット分のデータを示す信号でもよく、また、例えば、非同期シリアルである場合、スタートビット、データビット、ストップビットにより構成される信号でもよく、停止要求入力線を介して、巻取装置42からラベルプリンター2に入力する信号であればよい。
プリンター制御部200は、停止要求を示す信号を受信したと判別した場合(ステップSA9:YES)、電力供給回路211を制御し、巻取装置42への通信用電力の供給を停止する(ステップSA10)。
このように、停止要求を示す信号を受信した場合、プリンター制御部200は、巻取装置42に通信用電力の供給を停止する。そのため、ラベルプリンター2にエラーが発生した場合において、巻取装置42から信号を受信することがなく、また、巻取装置42からの信号に基づき処理をすることがなく、プリンター制御部200は、発生したエラーが拡大することを防止できる。特に、エラー要因が、復帰不可能エラーである場合に、プリンター制御部200は、巻取装置42から停止要求を示す信号を受信し、巻取装置42に通信用電力の供給を停止する。前述した通り、復帰不可能エラーは、ラベルプリンター2が復帰不可能なエラーであり、ユーザーの操作により容易に解消できず、ラベルプリンター2の専門家の作業が必要となる蓋然性の高いエラーである。また、復帰不可能エラーとしては、CPUに係るエラーや、記憶部205やROM等に係るエラー、電源電圧等の電圧に係るエラーが挙げられ、ラベルプリンター2の動作において主要な箇所におけるエラーである。例えば、復帰不可能エラーがCPUの動作に係わるエラーである場合、ラベルプリンター2がCPUにより動作すると、更に、CPUの動作に係わるエラーが拡大する可能性がある。このように、復帰不可能エラーは、ラベルプリンター2が動作することによって、更にエラーが拡大する蓋然性が高い。そこで、プリンター制御部200は、ラベルプリンター2にエラーが発生し、エラー要因が復帰不可能エラーである場合、巻取装置42に通信用電力の供給を停止するため、巻取装置42との通信に係わる動作を確実に防止でき、当該動作に起因した復帰不可能エラーの拡大を防止できる。
また、巻取装置42とラベルプリンター2との通信を停止できるため、復帰不可能エラーの発生時において、ラベルプリンター2の誤動作で巻取装置42を駆動させるといった事態の発生を防止できる。
また、復帰不可能エラーは、復帰不可能なエラーであることから、復帰可能エラーより解消にかかる期間が長い可能性が高い。つまり、復帰不可能エラーである際、巻取装置42に通信用電力を供給すると、不必要な電力の消費が行われることとなる。そこで、プリンター制御部200は、復帰不可能エラーの際に、通信用電力の供給を停止するため、電力の消費を抑えることができる。
図3のフローチャートBのステップSB8の説明に戻り、巻取装置制御部420は、ラベルプリンター2に発生したエラー要因が復帰不可能エラーでない、すなわち、復帰可能エラーであると判別した場合(ステップSB:NO)、停止要求を示す信号を出力しない(ステップSB10)。
プリンター制御部200は、ステップSA9において、停止要求を示す信号を受信したか否かの判別を開始してから、所定の期間、停止要求を示す信号を受信しない場合、停止要求を示す信号を受信しないと判別する(ステップSA9:NO)。プリンター制御部200は、停止要求を示す信号を受信しないと判別した場合、巻取装置42への通信用電力の供給を停止することなく、本処理を終了する。
このように、プリンター制御部200は、停止要求を示す信号を受信しない場合、巻取装置42への通信用電力の供給を停止しない。つまり、プリンター制御部200は、エラー要因が復帰可能エラーである場合、巻取装置42への通信用電力の供給を停止しない。前述した通り、復帰可能エラーは、ラベルプリンター2の専門家が作業しなくとも、ユーザーにより容易に解消可能なエラーであり、少なくとも、カバー26が開状態であることを示すエラーや、ロール紙Rがないこと示すエラー、インク切れを示すエラー、カッターユニット21の動作に係るエラー等が挙げられる。そのため、復帰可能エラーは、復帰不可能エラーと比較して、ユーザーの操作により容易に解消でき、エラーが発生してから早く解消される蓋然性の高いエラーである。また、復帰可能エラーは、復帰不可能エラーと比較して、復帰可能なエラーであり、エラーが早く解消される蓋然性が高いため、エラーが拡大する蓋然性が低い。そこで、プリンター制御部200は、エラー要因が復帰可能エラーである場合、巻取装置42への通信用電力の供給を停止しない。そのため、プリンター制御部200は、不必要に通信用電力の供給の停止することを防止できる。
上述したように、プリンター制御部200は、ラベルプリンター2の状態がオフライン状態であっても、送信要求を示す信号、及び、停止要求を示す信号を受信する。プリンター制御部200は、送信要求を示す信号を受信することで、エラー要因を示す信号を巻取装置42に出力する。そして、巻取装置制御部420は、受信したエラー要因を示す信号に基づいて、エラー要因が復帰不可能エラーか復帰可能エラーかを判別し、復帰不可能エラーである場合に、停止要求を示す信号をラベルプリンター2に送信する。そして、プリンター制御部200は、停止要求を示す信号を受信すると、巻取装置42への通信用電力の供給を停止する。つまり、送信要求、及び、停止要求は、ラベルプリンター2のエラーが発生した場合に、エラー要因に応じた通信用電力の供給の制御に係わる要求であり、オフライン状態であっても受信の必要性が高い要求である。したがって、ラベルプリンター2にエラーが発生した場合、プリンター制御部200は、オフライン状態であっても、送信要求を示す信号、及び、停止要求を示す信号を受信するため、ラベルプリンター2にエラーが発生した場合において、確実に、通信用電力の供給の制御を実行できる。
以上、説明したように、ラベルプリンター2(印刷装置)は、巻取装置42(外部装置)と接続可能なプリンター外部インターフェース212(通信部)と、エラー要因を検出するエラー検出部209と、プリンター外部インターフェース212を介して、接続する巻取装置42に通信用電力の供給が可能な電力供給回路211と、巻取装置42からプリンター外部インターフェース212により受信する信号であって、巻取装置42との接続を検出したことを示す接続検出信号に基づき、電力供給回路211から巻取装置42への電力の供給を制御するプリンター制御部200(制御部)と、巻取装置42へ向けて搬送ロール紙R2(印刷媒体)を排出する搬送部202(排出部)と、を備える。プリンター制御部200は、エラー検出部209がエラー要因を検出した場合、巻取装置42から送信要求をプリンター外部インターフェース212により受信すると、プリンター外部インターフェース212によりエラー要因を示す信号(エラー要因を示す情報)を巻取装置42へ送信し、エラー検出部209がエラー要因を検出しない場合、搬送部202により排出した搬送ロール紙R2に対する巻き取りを指示する駆動指示(コマンド)を、プリンター外部インターフェース212により巻取装置42へ送信する。
これにより、巻取装置42は、エラー検出部209がエラー要因を検出した場合、エラー要因を示す信号に基づく処理が可能となり、エラー検出部209がエラー要因を検出しない場合、ラベルプリンター2から排出された搬送ロール紙R2に対して処理が実行可能となる。本実施形態では、巻取装置42は、エラー検出部209がエラー要因を検出した場合、エラー要因に応じた停止要求を示す信号の出力の処理が実行可能となり、エラー検出部209がエラー要因を検出しない場合、排出された搬送ロール紙R2の巻き取りを実行する。したがって、ラベルプリンター2のプリンター制御部200は、ラベルプリンター2におけるエラーの発生の有無に応じて、巻取装置42を制御できる。
また、エラー検出部209は、エラー要因として、ラベルプリンター2が復帰可能なエラーを示す復帰可能エラーと、ラベルプリンター2が復帰不可能なエラーを示す復帰不可能エラーとのいずれかを検出する。
このように、エラー検出部209は、エラー要因として復帰可能エラーと復帰不可能エラーとのいずれかを検出する。そのため、プリンター制御部200は、ラベルプリンター2が復帰可能エラーと復帰不可能エラーとのいずれかの状態であるかに応じて、巻取装置42を制御できる。
また、プリンター制御部200は、エラー検出部209が復帰不可能エラーを検出した場合に、プリンター外部インターフェース212により巻取装置42から停止要求を示す信号を受信した場合、巻取装置42への電力の供給を停止するように電力供給回路211を制御する。
これにより、ラベルプリンター2が復帰不可能エラーである場合において停止要求を示す信号を受信すると、巻取装置42への通信用電力の供給を停止する。そのため、プリンター制御部200は、巻取装置42との通信に係わる動作を防止でき、ラベルプリンター2の復帰不可能エラーの拡大を防止できる。また、巻取装置42とラベルプリンター2との通信を停止できるため、復帰不可能エラーの発生時において、ラベルプリンター2の誤動作で巻取装置42を駆動させるといった事態の発生を防止できる。
また、プリンター外部インターフェース212は、接続検出信号を、接続検出信号についての専用線である接続検出信号入力線を介して受信する。
これにより、プリンター制御部200は、接続検出信号を、接続検出信号入力線を介して受信するため、確実に、巻取装置42が接続したことを判別でき、巻取装置42の接続の有無に応じて、適切に、巻取装置42を制御できる。
また、電力供給回路211は、巻取装置42がラベルプリンター2と通信する通信用電力を供給する。
これにより、電力供給回路211が、巻取装置42がラベルプリンター2と通信するための通信用電力を供給するため、プリンター制御部200は、エラーの発生の有無に応じて、通信用電力の供給を適切に制御できる。
また、ラベルプリンター2は、CPU、記憶部205やROM、RAM等のメモリー、カバー26、及び、カッターユニット21(カッター)を備える。エラー検出部209が検出する復帰可能エラーは、少なくとも、ロール紙R(印刷媒体)が無いことを示すエラー、カバー26が開状態であることを示すエラー、及び、カッターユニット21の動作に係るエラーを含む。エラー検出部209が検出する復帰不可能エラーは、少なくとも、電源電圧等の電圧に係るエラー、記憶部205やROM、RAM等のメモリーの動作に係るエラー、及び、CPUの動作に係るエラーを含む。
これにより、プリンター制御部200は、少なくとも、エラー要因が、ロール紙Rが無いことを示すエラー、カバー26が開状態であることを示すエラー、カッターユニット21の動作に係るエラー、電源電圧等の電圧に係るエラー、記憶部205やROM、RAM等のメモリーの動作に係るエラー、及び、CPUの動作に係るエラーのいずれかに応じて、巻取装置42に対する通信用の電力の供給を適切に制御できる。
また、プリンター制御部200は、エラー検出部209がエラー要因を検出した場合、プリンター外部インターフェース212により、オフライン状態信号(オフライン状態であることを示す情報)を送信し、オフライン状態であっても、巻取装置42から送信要求を示す信号と停止要求を示す信号とを、プリンター外部インターフェース212により受信する。
前述した通り、送信要求、及び、停止要求は、ラベルプリンター2のエラーが発生した場合に、エラー要因に応じた通信用電力の供給の制御に係わる要求であり、オフライン状態であっても受信の必要性が高い要求である。これにより、ラベルプリンター2の状態がオフライン状態であっても、送信要求を示す信号と停止要求を示す信号とを受信するため、確実に、エラー検出部209が検出したエラー要因に応じて、巻取装置42への電力の供給を制御できる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、ラベルプリンター2に接続する外部装置として、巻取装置42を例示した。しかしながら、外部装置は、巻取装置42に限定されず、長尺の台紙にラベルが一定間隔で張りつけられるロール紙Rに対してラベルを台紙から剥離する剥離装置でもよい。また、剥離装置に限定されず、ラベルプリンター2が排出した搬送ロール紙R2に対して処理する装置であればよい。
また、例えば、上述した実施形態では、ラベルプリンター2と巻取装置42とがケーブル3を介して接続する構成を例示したが、ケーブル3を介さず接続する構成でもよい。例えば、ラベルプリンター2が巻取装置42と接続するためのメスのコネクターを有し、巻取装置42がラベルプリンター2と接続するためのオスのコネクターを有し、これらコネクターが互いに接続する構成でもよい。つまり、ラベルプリンター2に巻取装置42が着脱可能な構成でもよい。この場合、これらコネクターは、駆動指示を示す信号、オフライン状態信号、送信要求を示す信号、エラー要因を示す信号、停止要求を示す信号、接続検出信号、及び、通信用電力を入出力に係わるオスメスに対応した端子を有する。そして、上記のようにラベルプリンター2に巻取装置42が着脱可能である場合、接続した端子間で構成される線が、ケーブル3における専用線に相当する。
また、例えば、上述した実施形態では、プリンター電源部210、及び、巻取装置電源部423が、商用交流電源にケーブル3を介し接続され、商用交流電源から供給される電力を、整流、平滑、及び、電圧変換し、これら処理を行った直流電力に基づいて各部に電力を供給する場合を例示した。しかしながら、プリンター電源部210、及び、巻取装置電源部423は、例えば、商用交流電源に接続するAC/DCアダプターを介して直流電力が入力され、この直流電力に基づいて、各部に電力を供給する構成でもよい。
また、例えば、上述したラベルプリンター2の制御方法(印刷装置の制御方法)が、ラベルプリンター2が備えるコンピューターを用いて実現される場合、本発明を、上記制御方法を実現するためにコンピューターが実行するプログラム、このプログラムを前記コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、このプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。上記記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型の、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、上記記録媒体は、ラベルプリンター2が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。
また、例えば、図3の処理単位は、ラベルプリンター2、及び、巻取装置42の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。ラベルプリンター2の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。
また、図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、ラベルプリンター2、及び、巻取装置42の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、上述した実施形態では、ラベルプリンター2を例示したが、プリンターは、ラベルプリンター2に限定されない。プリンターは、外部装置が接続可能であり、接続する外部装置へ向けて印刷媒体を排出して、外部装置に排出した印刷媒体に対する処理を実行させるプリンターであればよい。
1…印刷システム、2…ラベルプリンター(印刷装置)、3…ケーブル、21…カッターユニット(カッター)、26…カバー、42…巻取装置(外部装置)、43…巻取ドラム、181…ブラックマークセンサー、200…プリンター制御部(制御部)、201…印刷部、202…搬送部(排出部)、203…入力部、204…表示部、205…記憶部(メモリー)、206…切断部、208…カバーセンサー、209…エラー検出部、210…プリンター電源部、211…電力供給回路、212…プリンター外部インターフェース(通信部)、420…巻取装置制御部、421…駆動部、422…巻取装置外部インターフェース、423…巻取装置電源部、R…ロール紙(印刷媒体)、R2…搬送ロール紙。
Claims (8)
- 外部装置と接続可能な通信部と、
エラー要因を検出するエラー検出部と、
前記通信部を介して、接続する前記外部装置に電力の供給が可能な電力供給回路と、
前記外部装置から前記通信部により受信する接続検出信号に基づき、前記電力供給回路から前記外部装置への電力の供給を制御する制御部と、
前記外部装置へ向けて印刷媒体を排出する排出部と、を備える印刷装置であって、
前記接続検出信号は、前記外部装置が前記印刷装置との接続を検出したことを示すものであり、
前記制御部は、
前記エラー検出部が前記エラー要因を検出した場合、前記外部装置から送信要求を前記通信部により受信すると、前記通信部により前記エラー要因を示す情報を前記外部装置へ送信し、
前記エラー検出部が前記エラー要因を検出しない場合、前記排出部により排出した前記印刷媒体に対する処理に係るコマンドを、前記通信部により前記外部装置へ送信する、
ことを特徴とする印刷装置。 - 前記エラー検出部は、
前記エラー要因として、前記印刷装置が復帰可能なエラーを示す復帰可能エラーと、前記印刷装置が復帰不可能なエラーを示す復帰不可能エラーとのいずれかを検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記制御部は、
前記エラー検出部が前記復帰不可能エラーを検出した場合に、前記通信部により前記外部装置から停止要求を受信すると、前記外部装置への電力の供給を停止するように前記電力供給回路を制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。 - 前記通信部は、
前記接続検出信号を、前記外部装置に接続し、前記接続検出信号についての専用線を介して受信する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷装置。 - 前記電力供給回路は、
前記外部装置が前記印刷装置と通信する通信用の電力を供給する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の印刷装置。 - CPU、メモリー、カバー、及び、前記印刷媒体をカットするカッターを備え、
前記エラー検出部が検出する前記復帰可能エラーは、少なくとも、前記印刷媒体が無いことを示すエラー、前記カバーが開状態であることを示すエラー、及び、前記カッターの動作に係るエラーを含み、
前記エラー検出部が検出する前記復帰不可能エラーは、少なくとも、電圧に係るエラー、前記メモリーの動作に係るエラー、及び、前記CPUの動作に係るエラーを含む、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷装置。 - 前記制御部は、
前記エラー検出部が前記エラー要因を検出した場合、前記通信部により、前記印刷装置の状態が通常の要求を受け付けないオフライン状態であることを示す情報を送信し、
前記オフライン状態であっても、前記外部装置から前記送信要求と前記停止要求とを、前記通信部により受信する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷装置。 - 外部装置と接続可能な通信部と、エラー要因を検出するエラー検出部と、前記通信部を介して、接続する前記外部装置に電力の供給が可能な電力供給回路と、前記外部装置から前記通信部により受信する接続検出信号に基づき、前記電力供給回路から前記外部装置への電力の供給を制御する制御部と、前記外部装置へ向けて印刷媒体を排出する排出部と、を備える印刷装置の制御方法であって、
前記接続検出信号は、前記外部装置が前記印刷装置との接続を検出したことを示すものであり、
前記制御部は、
前記エラー検出部が前記エラー要因を検出した場合、前記外部装置から送信要求を前記通信部により受信すると、前記通信部により前記エラー要因を示す情報を前記外部装置へ送信し、
前記エラー検出部が前記エラー要因を検出しない場合、前記排出部により排出した前記印刷媒体に対する処理に係るコマンドを、前記通信部により前記外部装置へ送信する、
ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016132719A JP2018001627A (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016132719A JP2018001627A (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018001627A true JP2018001627A (ja) | 2018-01-11 |
Family
ID=60945622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016132719A Pending JP2018001627A (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018001627A (ja) |
-
2016
- 2016-07-04 JP JP2016132719A patent/JP2018001627A/ja active Pending
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