JP2018001398A - 円すいころ用研磨工具及び円すいころの研磨方法、並びに、円すいころ軸受の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円すいころ用研磨工具14の内径側傾斜面部15と、外径側部材25の外径側傾斜面部26との間に、複数個の円すいころ4を保持器5aに保持した状態で転動自在に配置する。円すいころ4に軸方向の押圧力が付与された状態で、円すいころ用研磨工具14と外径側部材25とを相対回転させることにより、円すいころ4の大径側端面10に研磨加工を施す。
【選択図】図3
Description
複数個の円すいころは、外輪と、内輪と、保持器と組み合わされて円すいころ軸受を構成する。
前記外輪は、内周面に、軸方向片側から軸方向他側に向かうに従って内径が大きくなる方向に傾斜した部分円すい凹面状の外輪軌道を有する。
前記内輪は、前記外輪の内径側に該外輪と同軸に配置されており、外周面のうち、前記外輪軌道に対向する部分に設けられ、軸方向片側から軸方向他側に向かうに従って外径が大きくなる方向に傾斜した部分円すい凸面状の内輪軌道と、軸方向他端部である大径側端部に径方向外方に突出した状態で設けられた大径側鍔部とを有する。
前記保持器は、前記複数個の円すいころを保持するためのものである。
前記内径側傾斜面部は、外周面に設けられ、かつ、軸方向片側から軸方向他側に向かうに従って外径が大きくなる方向に傾斜した部分円すい凸面状を有する。
前記大径側鍔部相当部は、軸方向他端部である大径側端部に径方向外方に突出した状態で設けられている。
前記大径側端面研磨部は、前記大径側鍔部相当部の軸方向片側面に設けられた、前記複数個の円すいころのそれぞれの前記大径側端面に研磨加工を施すための部分である。
図1〜図3は、本発明の実施の形態の第1例を示している。なお、本例を含め、本発明の特徴は、1個の円すいころ軸受1を構成する1セットの円すいころ4に、一度に研磨加工を施すための構造にある。円すいころ4それぞれの構成、及び、円すいころ4を組み込んだ円すいころ軸受1の構造は、基本的には、前述の図9に示した従来構造と同様である。すなわち、円すいころ軸受1は、外輪2と、内輪3と、複数個の円すいころ4と、保持器5とを備える。外輪2は、内周面に部分円すい凹面状の外輪軌道6を有する。内輪3は、外輪2の内径側にこの外輪2と同軸に配置されており、外周面に部分円すい凸面状の内輪軌道7を有する。内輪3の大径側端部には、径方向外方に突出した大径側鍔部8が設けられており、内輪3の小径側端部には、径方向外方に突出した小径側鍔部9が設けられている。それぞれの円すいころ4は、軸方向片側から軸方向他側に向かうに従って外径が大きくなる円すい台形状を有し、転動面である外周面と、軸方向片端面(円すいころ4の尾部側の端面)である小径側端面12と、軸方向他端面(円すいころ4の頭部側の端面)である大径側端面10とを備える。円すいころ4は、保持器5に保持された状態で、外輪軌道6と内輪軌道7との間に、転動自在に配置されている。この状態では、円すいころ4のそれぞれの大径側端面10が、大径側鍔部8の内側面11に摺接し、円すいころ4のそれぞれの小径側端面12が、小径側鍔部9の内側面13に隙間を介して対向する。
図5〜図7は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の円すいころ用研磨工具14aは、軸受鋼などの硬質金属材料製で円筒状の円筒状部材31に、円すいころ軸受1を構成する内輪3の外面形状と同じ外面形状を有する砥石20aを接着により外嵌固定することにより構成されている。砥石20aは、全体を筒状に構成されており、軸方向中間部外周面に設けられた内径側傾斜面部15aと、軸方向他端部である大径側端部に設けられ、径方向外方に突出した大径側鍔部相当部16aと、軸方向片端部である小径側端部に設けられ、径方向外方に突出した小径側鍔部相当部29とを備える。内径側傾斜面部15aは、軸方向片側から軸方向他側に向かうに従って外径が大きくなる方向に傾斜した部分円すい凸面状を有する。大径側鍔部相当部16aの軸方向片側面により大径側端面研磨部18aが構成されており、内径側傾斜面部15aにより、複数個の円すいころ4の転動面に研磨加工を施すための転動面研磨部27が構成されている。本例の円すいころ用研磨工具14aは、1個の円すいころ軸受1を構成する1セットの円すいころ4の大径側端面10に加え、転動面にも、まとめて研磨加工を施すことができる。
呼び番号 :HR32008XJ
外径 :68[mm]
内径 :40[mm]
幅 :19[mm]
円すいころの大径側端部の直径:7.038[mm]
接触角 :28°20’
内輪3の大径側鍔部8の軸方向片側面の二乗平均平方根粗さ:0.065[μm]
「大径側端面10の研磨条件」
(実施例1)
砥石20の種類:ダイヤモンド系ビトリファイド
砥石20の粒度:#12000
押圧力F :2.2[kN]
回転テーブル23の回転速度:125[min−1]
加工時間 :3.4[秒]
(実施例2)
砥石20の種類:ダイヤモンド系ビトリファイド
砥石20の粒度:#12000
押圧力F :0.5[kN]
回転テーブル23の回転速度:125[min−1]
加工時間 :15[秒]
潤滑油の種類:出光興産株式会社製ダフニーメカニックオイル VG32
油温 :58±1[度]
流量 :1.0[l/min]
2 外輪
3 内輪
4 円すいころ
5、5a 保持器
6 外輪軌道
7 内輪軌道
8 大径側鍔部
9 小径側鍔部
10 大径側端面
11 内側面
12 小径側端面
13 内側面
14、14a 円すいころ用研磨工具
15、15a 内径側傾斜面部
16、16a 大径側鍔部相当部
17 小径側円筒面部
18、18a 大径側端面研磨部
19 本体部分
20、20a 砥石
21 大径側円筒面部
22 段部
23 回転テーブル
24 凸部
25 外径側部材
26 外径側傾斜面部
27 転動面研磨部
28 逃げ凹部
29 小径側鍔部相当部
30 鍔部
31 円筒状部材
Claims (5)
- 複数個の円すいころの大径側端面に研磨加工を施すための円すいころ用研磨工具であって、
外周面に設けられ、かつ、軸方向片側から軸方向他側に向かうに従って外径が大きくなる方向に傾斜した部分円すい状の傾斜面部と、
軸方向他端部に径方向外方に突出した状態で設けられた大径側鍔部相当部と、
該大径側鍔部相当部の軸方向片側面に設けられた、前記円すいころの前記大径側端面に研磨加工を施すための大径側端面研磨部とを備える
円すいころ用研磨工具。 - 前記傾斜面部に設けられた、前記円すいころの転動面に研磨加工を施すための転動面研磨部をさらに備える、請求項1に記載した円すいころ用研磨工具。
- 請求項1〜2のうちの何れか1項に記載の円すいころ用研磨工具を使用して、1個の円すいころ軸受に組み込まれる1セットの円すいころに研磨加工を施す、円すいころの研磨方法であって、
前記円すいころ研磨工具の周囲に、該円すいころ用研磨工具と同軸に、内周面に軸方向片側から軸方向他側に向かうに従って内径が大きくなる方向に傾斜した部分円すい状の外側傾斜面部を有する外径側部材を配置し、
前記円すいころ用研磨工具の前記傾斜面部と、前記外径側部材の前記外側傾斜面部との間に、複数個の円すいころを保持器に保持した状態で転動自在に配置し、
前記1セットの円すいころを、前記傾斜面部と前記外側傾斜面部との間で軸方向に押圧しつつ、前記1セットの円すいころ用研磨工具と前記外径側部材とを相対回転させることにより、前記円すいころに研磨加工を施す、円すいころの研磨方法。 - 前記円すいころ用研磨工具及び前記外径側部材の軸方向を鉛直方向に一致させるとともに、前記円すいころ用研磨工具を鉛直方向上側に配置し、前記外径側部材を鉛直方向下側に配置する、請求項3に記載した円すいころの研磨方法。
- 請求項3〜4のうちの何れか1項に記載の円すいころの研磨方法により研磨加工が施された1セットの円すいころを、外輪の内周面に設けられた外輪軌道と、内輪の外周面に設けられた内輪軌道との間に転動自在に配置して、円すいころ軸受を組み立てる、円すいころ軸受の製造方法。
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