JP2017538121A - 自動車のレーダシステムを操作するための方法および装置 - Google Patents

自動車のレーダシステムを操作するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

受信信号(Sein)を受信するステップと、所定の時間後に前記受信信号(Sein)を微分するステップと、微分された前記受信信号(Sein)から干渉信号(SInt)のパラメータを算出するステップと、前記パラメータから前記干渉信号(SInt)を再構成するステップと、前記受信信号(Sein)から前記干渉信号(SInt)を除去するステップと、を有する、自動車のレーダシステムを操作するための方法。【選択図】 図4a

Description

本発明は、自動車のレーダシステムを操作するための方法に関する。また本発明は、自動車のレーダシステムを操作するための装置に関する。
次世代自動車は、交通安全および自動走行を考慮して複数のレーダセンサがますます装備される。高い交通量および取り付けられた多くのレーダシステムにおいては、レーダシステムが自己送信された信号の他に様々な別のレーダシステムの信号も受信することを前提としている。このシステムが重畳する周波数範囲内に送信を行うと、妨害電力としての外部信号が固有の信号のターゲット応答に反映され得る。別のレーダシステムによるレーダシステムの妨害は干渉と呼ばれる。
特許文献1には、時間信号内のジャンプまたはその微分を介して、干渉の始まりおよび終わりを検出する方法が開示されている。対抗措置として、いわゆる「ゼロパディング“Zero-padding”」、次いで有効信号の再構成が、中間値の使用または曲線適合によって実施される。しかしながら、この手段によって有効信号の一部が失われることがあるという欠点がある。
アメリカ合衆国特許出願第2006/0125682号明細書
本発明の課題は、自動車のレーダシステムを操作するための改善された方法を提供することである。
この課題は、第1の態様によれば、
受信信号を受信するステップと、
所定の時間後に前記受信信号を微分するステップと、
微分された前記受信信号から干渉信号のパラメータを算出するステップと、
前記パラメータから前記干渉信号を再構成するステップと、
前記受信信号から前記干渉信号を除去するステップと、
を有している、自動車のレーダシステムを操作するための方法によって解決される。
第2の態様によれば、この課題は、
所定の時間後に受信信号を微分するための微分装置を有しており、
微分された受信信号のパラメータを算出するための算出装置を有していて、この場合、このパラメータが干渉信号の位相レスポンスの時間微分のための値を成しており、
前記パラメータから干渉信号を再構成するための再構成装置を有しており、
受信信号から干渉信号を除去するための除去装置を有している、自動車のレーダシステムを操作するための装置によって解決される。
この方法および装置の好適な実施態様は、従属請求項の対象である。
この方法の好適な実施態様によれば、干渉信号のパラメータは、微分された受信信号の極値から算出され、この場合、前記極値から、干渉信号の位相レスポンスの時間微分のための値である直線が算出される。このような形式で、受信信号内に含まれる干渉信号を表すイメージが形成され得る。
この方法の別の好適な実施態様によれば、干渉信号の振幅が、受信信号の極値の中間値から算出される。このような形式で、干渉信号の振幅が評価プロセスによって算出され得る。
この方法の別の好適な実施態様によれば、直線の勾配および軸線区分が算出される。このような形式で、位相レスポンスの時間微分を算出することができ、この時間微分によって、好ましくない干渉信号が除去された有効信号を算出するために、干渉信号が再構成される。
この方法の別の好適な実施態様によれば、レーダシステムがIQ混合器を有しており、この場合、IQ混合器の各回路のための受信信号を微分するために微分装置が使用され、算出装置を用いて干渉信号の位相レスポンスの時間微分の直線のパラメータが算出され、前記IQ混合器の各回路のために微分された前記受信信号の成分が前記位相レスポンスの時間微分で重み付けされ、この際に、前記IQ混合器の前記各回路のために前記受信信号の有効成分が算出される。好適には、このような形式では位相レスポンスのゼロ位相角が決定される必要はない。
この方法の別の好適な実施態様によれば、算出装置がIQ混合器の1つの信号回路のためだけに設けられている。このような形式で、レーダシステムのハードウエアコストが好適な形式で安価に維持され得る。
別の好適な実施態様によれば、干渉信号の位相レスポンスのゼロ位相角の算出が実行される。このような形式で、IQ混合器が存在しなくても、有効信号の再構成を実行することができる。
一般的なレーダシステムのブロック図である。 別のレーダシステムの妨害信号を有するレーダシステムの送信信号を示す図である。 レーダシステムの受信信号内の干渉を示す図である。 本発明による装置の第1実施形態のブロック図である。 本発明による装置の第2実施形態のブロック図である。 受信信号およびその時間微分の原理を示す図である。 受信信号および再構成された干渉信号の経時変化である。 干渉信号が除去された有効信号である。 この方法を使用する前の周波数スペクトルである。 この方法を使用した後の周波数スペクトルである。
本発明を、その他の特徴および利点と共に、複数の図面を用いて以下に詳しく説明する。この場合、明細書および図面に開示されたすべての特徴は、請求項の引用関係とは無関係に本発明の対象である。図面は、特に本発明にとって重要な原理を説明するために用いられる。同じ若しくは機能的に同じ構成要素には、同じ符号が付けられている。
図1は、一般的な周波数変調連続波レーダシステム(英語.Frequency modulated continuous wave radar、FMCW)のブロック図を示す。この場合、発生器10が設けられており、この発生器10は送信信号をパワーディバイダ20に供給する。パワーディバイダ20から信号の半分が送信アンテナ30に、半分が混合器60に供給される。ターゲットで反射された受信信号は受信アンテナ40によって受信され、HF前置増幅器50に供給され、続いて混合器60に供給される。混合器60によって、送信信号と受信信号とは互いに乗算され、その結果が、フィルタリングのために例えば低域フィルタの形のフィルタ70に供給される。このフィルタ70から、フィルタ処理された信号は、ベースバンド増幅器80、アナログ/デジタル変換器90、続いてインターフェースを介してコンピュータ(図示せず)に達する。このような形式のFMCWレーダシステムによって、自動車分野において、例えばターゲットに対する距離、方向および速度を決定することができる。
次に、線形周波数変調連続波レーダ(LFMCWレーダ)の相互の妨害が観察される。
図2は、例えば別の自動車のレーダシステムから送信される妨害若しくは干渉信号SIntによって所定の範囲内で干渉するチャープシーケンス変調を有する信号としての、送信信号の複数のランプfegoの時間/周波数グラフを示す。破線で仕切った送信器ランプfegoの左右は、レーダシステムの受信バンド幅を表し、この場合、ターゲットで反射された信号(図示せず)は、送信器ランプfegoに対して平行な、受信バンド幅内に配置された信号波形を有しており、この場合、反射された信号は送信器ランプfegoに対して時間的に遅延されている。
それぞれ送信信号の送信器ランプfegoの左右の破線は、図1のレーダシステムのフィルタ70の作用を示しており、従って円で示した範囲内においてのみ、干渉信号SIntを有する送信信号の干渉作用が生じる。レーダシステムの受信信号内の干渉は、2つのFMCWレーダの周波数ランプが交差している場合、干渉区間の中央を中心にして対称性を有している。従って、干渉作用のための前提条件は、送信する信号と干渉し合う信号の変調の少なくとも異なる勾配である。
これは、ターゲット検出時における周波数スペクトル内のノイズ増大若しくは感度低下を招くことがある。前記対称性のためには、妨害レーダ信号の周波数ランプが、図2に2本の破線で示された受信バンド幅内に完全に位置していなければならないが、有効信号の始まりまたは終わり頃に干渉が発生すると、これは不可能である。この場合、干渉は、測定データの窓掛け(例えばハニング窓による)のために、いずれにしてもそれほど強くない。何故ならば、ランプの縁部の値は弱く重み付けされるだけだからである。
対称性の原因は、干渉Tintの全時間長さに亘っての干渉信号SIntの位相レスポンスφint(t)であり、この位相レスポンスは、数学的に次のように表すことができる:
Figure 2017538121
φInt(t)…干渉信号の位相レスポンス
Int…干渉信号SIntの周波数
つまり、全干渉時間長さTIntに亘って見て、位相変化は合計ゼロである。ミックスダウンされた干渉信号若しくは妨害信号fIntの周波数レスポンスfInt(t)は、図2に円で示した受信バンド幅内での、妨害信号SIntと送信信号との差から得られる。
位置fInt(TInt/2)=0(干渉信号と送信信号との交点)に関して、軸対称が成り立つ。信号が微分されると、初期対称的な信号が発生し、この場合、干渉時間長さTIntの中央が原点を形成する。これは、軸対称的なコサインが導き出されて初期対称的な負のサインが得られるのに等しい。
図3は、固有のレーダの送信信号の周波数ランプfegoの時間信号に作用する干渉の影響を示す。時間軸の大部分で振幅的に弱い信号が発生することが分かる。これに対して、約180〜約270(定性的な時間データ)の間の範囲内において、より高い振幅変化が見られ、これは、別のレーダシステムの送信信号による送信信号の干渉作用によって引き起こされる。
そこで、受信された時間信号を微分し、この時間微分から、ミックスダウンされた干渉信号の具体的な状態(周波数レスポンス)に関する情報を得ることが提案される。これらの情報は、これによって受信された時間信号内の干渉成分を推定し、この干渉成分を時間信号から除去するか若しくは抑圧させるために用いられる。その結果、入り込んだ時間信号若しくは受信信号Sein(t)を補正するためのシステムが重要となる。
レーダシステムの受信信号Sein(t)は、一般的な形式で数学的に次のように表すことができる:
Figure 2017538121
ein(t) … 全受信信号
… 有効信号
これによって、有効信号SNutzと干渉信号SIntとの重畳が形成される。
次に、個別の干渉信号SIntへの限定が観察され、この場合、この方法は複数の干渉信号を有するシステムにも使用することができる。干渉信号SIntは、時間レンジ内で数学的に次のように表すことができる:
Figure 2017538121
Int … 干渉信号
Int … 干渉信号の振幅
φInt(t) … 干渉信号の位相レスポンス
干渉信号SIntの位相レスポンスφInt(t)は、受信信号Seinの周波数ランプと干渉信号SIntの周波数ランプとの差から、次の数学的な関係に従って得られる:
Figure 2017538121
次のパラメータを有している:
Int 受信バンド幅内の干渉信号の時間長さ
B 送信された周波数ランプの周波数偏移
Int 干渉信号の周波数ランプの周波数偏移
送信された周波数ランプの時間長さ
e,Int 干渉信号の時間長さ
e,Int 干渉信号の搬送周波数
e,ege 送信信号の搬送周波数
Δt 干渉信号と送信信号との時間的なずれ
φ ターゲット応答のゼロ位相角
有効信号Sは、一定の周波数の振動として数学的に次のように記載される:
Figure 2017538121
beat,i … ミックスダウン後のi回のターゲット応答の一定の周波数
図4aは、自動車のレーダシステムを操作するための装置100の第1実施形態の機能形式を具体的に示す。IQ混合器のための受信信号SeinのQ成分およびI成分が装置100に供給されることが分かる。微分装置110によって、受信信号SeinのI成分およびQ成分の時間微分がそれぞれ実施される。
受信信号Seinの時間微分が形成されると、好ましくない干渉に関する情報を次の数学的な関係に従って得ることができる:
Figure 2017538121
Figure 2017538121
φInt(t) … 干渉信号の位相レスポンスの時間微分
φInt(t)は、直線の形を有していて、そのパラメータは微分された受信信号Seinから決定され得る。このために、ピーク値若しくは極値は、決定された閾値の上若しくは下にリストアップされていてよい。何故ならば、干渉信号SIntおよびその微分は有効信号よりも大きい振幅を有しているからである。微分前の有効信号の中間値が、干渉信号SIntの振幅AIntを提供し、微分された入力信号Seinの極値が、直線のパラメータを決定するために、およびひいてはφInt(t)を決定するために利用され得る。この場合、これらの極値を通って直線が延びていて、この直線のために、ファクター1だけ異なる(異なる勾配)2つの可能な答えを提供する。「誤った」直線、つまり「誤った」勾配を有する直線は、妨害電力の増加を招き、従って正常でないものとして無視され得る。妨害電力は、例えば再構成された干渉信号SIntの極値を受信信号Sein内で測定された極値と比較することによって検知され得る。
この場合、算出は算出装置120によって行われる。パラメータの算出は、信号成分I,Qのためだけに実施される必要があり、この場合、パラメータ算出の結果に、ステップ130で乗算機130によって、微分された信号成分が乗算される。
除去装置140(加算器)によって、重み付けされた結果にQ成分が加算され、それによって有効信号Sが得られる。次いで、コントロール装置160によって、受信信号Sein内の干渉成分が増加または減少されているかの検査が行われる。干渉成分が増加されている場合のために、間違った直線が使用されているので、有効信号Sを形成するために、別の直線を使用しなければならない。その結果、干渉成分が取り除かれた、修正された入力信号が提供される。この方法はQ回路のためにも同じであり、この場合、除去装置141として減算機141が使用される。
図5に示されているように、受信信号Sinの妨害されていない領域I内における有効信号Sの時間微分は、部分II内における干渉にさらされた受信信号Sinの微分と比較して非常に小さい。つまり、干渉はもっぱら領域II内において発生する。微分されたコサイン信号は、干渉成分がサイン信号内と同じ振幅変化を有するように重み付けされる。つまり、重み付けは(φInt(t))−1でなければならない。これは、f(x)=x−1と類似の変化を有している。干渉時間の中間のための(φInt(t))−1は、無限になる傾向にあるので、システム内でこのための上限が設定されるべきである。重み付けされた信号は、最後にサイン信号から差し引かれる。
受信信号SinのI成分の微分は、次のように数学的に表される:
Figure 2017538121
受信信号SinのQ成分のために次の式が当てはまる:
Figure 2017538121
合計、および(φInt(t))−1による重み付けによって次の式が得られる:
Figure 2017538121
このような形式で、結果として、受信信号Seinから干渉成分若しくは干渉信号SIntが取り除かれるので、妨害のない有効信号Sが提供される。ある程度まで、有効信号Sの損失も存在する。何故ならば、重み付けされたI成分が有効信号Sの一部をまだ含んでいるからである。
好適な形式で、図4aに示した装置100は、干渉成分において振幅の抹消が得られるように、項目を重複させるために、パラメータ評価の高い精度は必ずしも必要ない。しかも、この変化例においては好適な形式で、位相レスポンスのゼロ位相角を決定する必要はない。
この装置100の第2実施形態は、図4bに概略的に示されている。この場合、レーダシステムにIQ混合器は使用されておらず、干渉信号SIntは受信信号Sinの振幅および周波数から再現され、受信信号Sinから減算される。微分装置110は、図4aの装置100の実施形態と同じであり、算出装置120も同じである。この場合、直線の勾配および軸線部分に追加して、例えば干渉時間長さTintの中央(図5の部分IIの略中央)における受信信号Sinの位相位置を算出することによって、位相レスポンスのゼロ位相角も決定されなければならない。干渉の時間的長さは、閾値検出時における収集された最大ピーク値を介して決定されるか、または限定された受信バンド幅に基づいて発生した最大周波数を介して決定される。フィルタ70の周波数レスポンスは受信信号Seinに影響を与えるので、これについて予め承知しておくことが、装置100の精度を改善するために利用され得る。
図面に示した以下の測定データを用いて、交差し合う干渉ランプは時間レンジ内で実際に、図3のシミュレーションと同じように見えることが確認できる。従来の刊行物は、非常に僅かな(約3〜5)信号値だけが干渉の影響を受ける干渉について開示している。本発明による方法の違いは、周波数ランプの高い傾斜度に関連した、特にチャープシーケンス変調において使用される高い受信器バンド幅および走査率に由来する。従って、本発明による方法は、チャープシーケンス変調のために特に良好に適しているとみなすことができる。
発生した干渉を伴う測定サイクルのために、妨害信号を図4bの装置100で評価することによって再構成する試みがなされている。
図6では、受信信号Sinは実線で示されていて、受信信号Seinの微分により再構成された干渉信号は破線で示されている。
図7では、測定された受信信号Sin、および有効信号Sとしての、受信信号Seinと再構成された干渉信号SIntとの差が示されている。好適には、有意義な再構成を実施するために、パラメータの評価は非常に精確でなければならない。
図8aは、本発明の方法による補正前のレーダシステムの周波数スペクトルを示す。スペクトル内に高いノイズ成分が見られ、この場合、近い位置にターゲットは存在しない。
図8bは、補正後の周波数スペクトルを示す。スペクトルの中央に、約10dB低下されているノイズが確認され、さらに個別のターゲットもラインとして確認され得る。これは、干渉成分が遠ざけられていることによって、受信信号内のノイズ成分が減少され得ることを意味する。
好適には、装置100はレーダシステム内でソフトウエアプログラムとして実現されていてよい。また、装置100をソフトウエアプログラムとして自動車の単数または複数のコントロールユニット内に実装することも考えられ得る。
要約すれば、本発明によって、妨害干渉成分をレーダシステムの受信信号から除去することができる方法および装置が提案される。これによって、検出精度は高められ、受信された信号の信号ノイズ間隔が改善され得る。
本発明は、前述のように具体的な実施例を用いて説明されているが、これに限定されるものではない。従って当業者は、本発明の核心を逸脱することなしに、まだ開示されていない実施形態を実現することもできる。
10 発生器
20 パワーディバイダ
50 HF前置増幅器
60 混合器
70 フィルタ
80 ベースバンド増幅器
100 装置
110 微分装置
120 算出装置
130 ステップ、乗算機
140 除去装置、加算器
141 除去装置、減算機
160 コントロール装置
ego ランプ
φInt(t) 位相レスポンス
ein(t) 受信信号
有効信号
Int 干渉信号

Claims (10)

  1. 自動車のレーダシステムを操作するための方法において、
    受信信号(Sein)を受信するステップと、
    所定の時間後に前記受信信号(Sein)を微分するステップと、
    微分された前記受信信号(Sein)から干渉信号(SInt)のパラメータを算出するステップと、
    前記パラメータから前記干渉信号(SInt)を再構成するステップと、
    前記受信信号(Sein)から前記干渉信号(SInt)を除去するステップと、
    を有している、自動車のレーダシステムを操作するための方法。
  2. 前記干渉信号(SInt)の前記パラメータを、微分された前記受信信号(Sein)の極値から算出し、前記極値から、前記干渉信号(SInt)の位相レスポンス(φInt)の時間微分のための値である直線を算出する、請求項1記載の方法。
  3. 前記干渉信号(SInt)の振幅(AInt)を、前記受信信号(Sein)の前記極値の中間値から算出する、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記直線の勾配および軸線区分を算出する、請求項2または3記載の方法。
  5. 前記レーダシステムがIQ混合器を有しており、前記IQ混合器の各回路のための前記受信信号(Sin)を微分するために微分装置(110)を使用し、算出装置(120)を用いて前記干渉信号(SInt)の前記位相レスポンス(φInt)の時間微分の直線のパラメータを算出し、前記IQ混合器の各回路のために微分された、前記受信信号(Sein)の成分を前記位相レスポンスの時間微分で重み付けし、この際に、前記IQ混合器の前記各回路のために前記受信信号(Sein)の前記有効成分(S)を算出する、請求項4記載の方法。
  6. 前記算出装置(120)を前記IQ混合器の1つの信号回路のためだけに設ける、請求項5記載の方法。
  7. 前記干渉信号の前記位相レスポンスのゼロ位相角の算出を実行する、請求項2から4までのいずれか1項記載の方法。
  8. 自動車のレーダシステムを操作するための装置(100)において、
    所定の時間後に前記受信信号(Sein)を微分するための微分装置(110)を有しており、
    微分された前記受信信号(Sein)のパラメータを算出するための算出装置(120)を有していて、前記パラメータが前記干渉信号(SInt)の位相レスポンス(φInt)の時間微分のための値を成しており、
    前記パラメータから前記干渉信号(SInt)を再構成するための再構成装置(150)を有しており、
    前記受信信号(Sein)から前記干渉信号(SInt)を除去するための除去装置(140)を有している、
    自動車のレーダシステムを操作するための装置(100)。
  9. 前記レーダシステムがIQ混合器を有しており、前記パラメータの算出が前記IQ混合器の1つの信号回路のためだけに実行可能であり、微分された前記受信信号(Sein)の2つの信号回路が前記パラメータで重み付けされ、有効信号(S)のI成分およびQ成分が再構成される、請求項8記載の装置(100)。
  10. コンピュータプログラム製品において、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法が制御装置で実行されるかまたはコンピュータ読み取り可能なデータキャリアに記憶されているときに前記方法を実施するためのプログラムコード手段を有している、コンピュータプログラム製品。
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