JP2017532455A - 希土類系水素吸蔵合金およびその用途 - Google Patents

希土類系水素吸蔵合金およびその用途 Download PDF

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Abstract

本発明は希土類系水素吸蔵合金に関するものであり、以下の一般式(I)によって示される。RExYyNiz—a—b—cMnaAlbMcZrATiB(I)。ここで、REは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、Mは、Cu、Fe、Co、Sn、V、Wから選択される1または2以上の元素を示す。この合金は、好適な圧力—組成—温度特性、高い水素吸蔵容量、高い電気化学容量を有する。この合金はマグネシウム元素を含まず、その製造は容易かつ安全である。

Description

本発明は、水素吸蔵合金の技術分野に属し、希土類系水素吸蔵合金およびその用途に係るものである。
水素吸蔵合金は、水素吸蔵密度の大きい機能性材料である。現状では、水素吸蔵合金は、以下の6つに大きく分類できる。
LaNiなどの希土類系AB型、
MgNi、MgNi、LaMg17などのマグネシウム系、
LaMgNi、LaMgNi23、LaMgNi14などの希土類−マグネシウム−ニッケル系AB3−4型、
TiNi、TiFeなどのチタン系AB型、
ZrNiなどのラーベス相を有するジルコニウム系またはチタン系のAB型、
(V0.9Ti0.11―xFeなどのバナジウム系固溶体型。
現在広く用いられている水素吸蔵材料は、LaNi型水素吸蔵合金である。この合金は、主に、金属水素化物−ニッケル(MH−Ni)二次電池の負電極材料として使用され、理論電気化学容量は約373mAh・g-1である。市販の負電極材料は、最大容量350mAh・g-1を有するMm(NiCoMnAl)(Mmは混合希土類酸化物を示す)である。より良好な電気化学特性又はより大きい水素吸蔵容量を有する水素吸蔵合金を開発するために、マグネシウム系合金は活発に研究されている。マグネシウム系合金は、理論容量が大きい。特に、希土類―マグネシウム―ニッケル系AB型、A型およびA19型合金の研究は大きく進展しており、これらの合金は工業的に利用されている。他方、チタン、ジルコニウムおよびバナジウム系水素吸蔵材料は、活性化特性が低く、コストが高いなどの欠点のため、広く使われていなかった。
CN201310228766.0は、ニッケル水素電池用のA型水素吸蔵合金およびその作製方法を開示している。この合金の組成は、一般式LnMgNiにより表される。ここで、Lnは1または2以上の希土類元素を示し、YはAl、Co、Nb、V、Fe、Cu、Zn、As、Ga、Mo、Sn、In、W、SiおよびPから選択される1または2以上の元素を示し、Zは、Ag、Sr、Geから選択される1または2以上の元素を示し、0.5≦a2、0<b<1、5<X+Y+Z<9、0<Y<3、0<Z<1である。
中国特許出願公開第101210294号(CN101210294A)は aA19型合金を開示している。aA19型合金は、X5―aの式で表され、ここで、Xは、1または2以上の希土類金属を示し、Yは、1または2以上のアルカリ土類金属を示し、Zは、Mn、Al、V、Fe、Si、Sn、Ni、Co、Cr、Cu、Mo、Znおよび Bから選択される1または2以上の元素を示し、0<a≦2、17.5≦b≦22.5である。
中国特許出願公開第102195041号(CN102195041A)は、アルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を開示している。アルカリ蓄電池用水素吸蔵合金は、LaReMg1―x―yNin―m―vAlの式で表され、ここで、Reは、Y(イッテルビウム)(Laを除く)を含む少なくとも一つの希土類元素を示し、Tは、Co、MnおよびZnから選択される少なくとも一つの元素を示し、0.17≦x≦0.64、3.5≦n≦3.8、0.06≦m≦0.22、V≧0である。合金の主な相はA19型結晶構造である。
中国特許出願公開第101238231号(CN101238231A)は、水素吸蔵合金を開示している。この水素吸蔵合金は、一般式A(4−w)(1+w)19により表されるPrCo19型結晶構造の相を含む。ここで、Aは、Y(イットリウム)を含む希土類元素から選択された1または2以上の元素を示し、Bは、Mg元素を示し、Cは、Ni、Co、MnおよびAlから選択される1または2以上の元素を示し、wは、−0.1から0.8までの数字を示す。この合金は、概ね一般式R1R2R3によって規定された組成を有する。ここで15.8≦x≦17.8、3.4≦y≦5.0、78.8≦z≦79.6、およびx+y+z=100であり、R1は、Y(イットリウム)を含む希土類元素から選択される1または2以上の元素を示し、R2は、Mg元素を示し、R3は、Ni、Co、MnおよびAlから選択される1または2以上の元素を示す。zは、Mn+Alの化学量論的数を意味するとき、0.5以上であり、zは、Alの化学量論的数を意味するとき、4.1以下である。
中国特許出願公開第102660700号(CN102660700A)は、AB型水素吸蔵合金およびその作製方法を開示する。AB型水素吸蔵合金の化学式は、La0.35Pr0.30MgNi2.90Al0.30であり、x=0.30〜0.35である。
中国特許出願公開第102195041号(CN102195041A)はアルカリ蓄電池用水素吸蔵合金を開示しており、その組成は一般式LaReMg1―x―yNin―m―yAlである(ReはYを含む希土類元素であり、TはCo、Mn、Znであり、0.17≦x≦0.64、3.5≦n≦3.8、0.06≦m≦0.22、v≧0)。この合金の主な相は、aA19型結晶構造を有する。
中国特許出願公開第103326004号(CN103326004A)は、ニッケル水素電池用A水素吸蔵合金およびその作製方法を開示する。ニッケル水素電池用A水素吸蔵合金の構造一般式は、LnMgNiであり、ここで、Lnは、希土類元素から選択される少なくとも一つの元素を示し、Yは、Al、Co、Nb、V、Fe、Cu、Zn、As、Ga、Mo、Sn、In、W、SiおよびPから選択される少なくとも一つの元素を示し、Zは、Ag、SrおよびGeから選択される少なくとも一つの元素を示し、0.5≦a<2、0<b<1、5<X+Y+Z<9、0<Y<3、0<Z<1である。
上記の合金は、Y元素を含まないか、またはZr元素を含まないか、またはTi元素を含まない。しかしながら、それら全ては、アルカリ土類金属またはマグネシウム元素を含む。活性金属元素マグネシウムはその蒸気圧が高いので、合金製造は困難であり、合金の組成は制御が難しい。流出した微細なマグネシウム粉末は引火性が高いので燃えやすく、安全面での危険性が潜在している。
「新規なLa1―xCeNi(0≦x≦1)型水素吸蔵合金の電気化学研究」の調査(Electrochimica Acta、46(2001)、2385〜2393)、および「Ni−MHバッテリ用負電極としてのR―Y―Ni(R=La、Ce)システムに属する新規な三元金属間化合物」(Journal of Alloys and Compounds(330〜332(2002))、782〜786)は、AB型La―Y―Ni水素吸蔵合金を報告している。しかし、この合金はMnおよびAlを含まず、その最大水素吸蔵容量はわずか260mAh・g−1である。
中国特許第201310228766.0号明細書 中国特許出願公開第101210294号明細書 中国特許出願公開第102195041号明細書 中国特許出願公開第101238231号明細書 中国特許出願公開第102660700号明細書 中国特許出願公開第102195041号明細書 中国特許出願公開第103326004号明細書
「新規なLa1―xCexY2Ni9(0≦x≦1)型水素吸蔵合金の電気化学研究」、Electrochimica Acta、46号、2001年、2385頁〜2393頁 「Ni−MHバッテリ用負電極としてのR―Y―Ni(R=La、Ce)システムに属する新規な三元金属間化合物」、Journal of Alloys and Compounds、330〜332号、2002年、782頁〜786頁
本発明の目的は、水素吸蔵容量の大きい希土類系水素吸蔵合金を提供することである。本発明の他の目的は、電気化学容量の大きい希土類系水素吸蔵合金を提供することである。本発明の別の目的は、作製の容易な希土類系水素吸蔵合金、または制御の容易な組成、または安全な作製方法を提供することである。
上記の目的の一つまたは2つ以上を達成するために、本出願の第1の観点によれば、以下の一般式(I)によって表される希土類系水素吸蔵合金が提供される。
RENiz―a―b―cMnAlZrTi(I)
ここでREは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、Mは、Cu、Fe、Co、Sn、V、Wから選択される1または2以上の元素を示し、x>0、y≧0.5、x+y=3、13≧z≧7、6≧a+b>0、5≧c≧0、4≧A+B≧0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、x>0、y≧0.5、x+y=3、12.5≧z≧8.5、5.5≧a+b>0、3.5≧c≧0、2.5≧A+B≧0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、REは、Laおよび/またはCeを示す。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Laを示す。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Ceを示す。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、LaおよびCeからなるミッシュメタル(好ましくはLaとCeの原子比が0.8:0.2である)を示す。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Laが約64重量%、Ceが約25重量%、Prが約3重量%、Ndが約8重量%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、2.5≧A+B>0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、c=0、A=B=0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、11>z≧9.5、4.5≧a+b>0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、12.5≧z≧11、5.5≧a+b>0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、9.5>z≧8.5、3.5≧a+b>0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、A=B=0、c>0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、3.5≧a+b≧0、3.0≧c>0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、c=0、A=B=0、11>z≧9.5、4.5≧a+b>0である。この具体例において、一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金は、以下の一般式(I―1)によって表わすことができる。
RENiz―a―bMnAl(I―1)
ここで、REは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、x>0、y≧0.5、x+y=3、11>z≧9.5、4.5≧a+b>0である。z=10.5のとき、水素吸蔵合金は化学量論的なA型であり、z≠10.5のとき、水素吸蔵合金は非化学量論的なA型である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、2.5≧x≧0.5、好ましくは2.0≧x≧0.5、さらに好ましくは1.2≧x≧0.8である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、2.5≧a≧0、好ましくは2.5≧a≧0.5、さらに好ましくは0.6≧a≧0.4である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、1.0≧b≧0、好ましくは1.0≧b≧0.2、さらに好ましくは0.3≧b≧0である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、10.8≧z≧9.5、好ましくはz=10.5である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、2.0≧x≧0.5、2.5≧a≧0.5、1.0≧b≧0.2、z=10.5である。
一般式(I)によって表される希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、c=0、A=B=0、12.5≧z≧11である。この具体例において、一般式(I)によって表される希土類系水素吸蔵合金は、以下の一般式(I―1)によって表わすことができる。
RENiz―a―bMnAl(I―1)
ここでREは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、x>0、y≧0.5、x+y=3、12.5≧z≧11、5.5≧a+b>0である。z=11.4のとき、水素吸蔵合金は化学量論的なA19型であり、z≠11.4のとき、水素吸蔵合金は非化学量論的なA19型である。
一般式(I―1)によって表される、希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、2.5≧x≧0.5、好ましくは2.0≧x≧0.5、さらに好ましくは1.5≧x≧1である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、3.0≧a≧0、好ましくは3.0≧a≧0.5、さらに好ましくは1.0≧a≧0.5である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、1.5≧b≧0、好ましくは1.5≧b≧0.3、さらに好ましくは0.5≧b≧0である
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、12.5≧z≧11、好ましくは、11.4≧z≧11.0、さらに好ましくはz=11.4である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、2.0≧x≧0.5、3.0≧a≧0.5、1.5≧b≧0.3、z=11.4である。
一般式(I)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、c=0、A=B=0、9.5>z≧8.5、3.5≧a+b>0である。この具体例において、一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金は、以下の一般式(I―1)によって表すことができる。
RENiz―a―bMnAl(I―1)
ここでREは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、x>0、y≧0.5、x+y=3であり、9.5>z≧8.5、3.5≧a+b>0である。z=9のとき、水素吸蔵合金は化学量論的なAB型であり、z≠9とき、水素吸蔵合金は非化学量論的なAB型である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、2.5≧x≧0.5、好ましくは2.0≧x≧0.5である。
一般の公式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、2≧a≧0.5、好ましくは2≧a≧0.5である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、1.0≧b≧0、好ましくは1.0≧b≧0.2である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、9.5≧z≧8.5、好ましくはz=9である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他のさらに好ましい具体例によれば、2.0≧x≧0.5、2.0≧a≧0.5、1.0≧b≧0.2、z=9である。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Laおよび/またはCeを示す。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Laを示す。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Ceを示す。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、LaおよびCeからなるミッシュメタル(好ましくは、LaとCeの原子比は0.8:0.2である)を示す。
一般式(I―1)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Laが約64重量%、Ceが約25重量%、Prが約3重量%、Ndが約8重量%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、A=B=0、3.5≧a+b≧0、3.0≧c>0である。
この具体例において、一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金は、以下の一般式(I―2)によって表わすことができる。
RENiz―a―b―cMnAl(I―2)
ここでREは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、Mは、Cu、Fe、Co、Sn、V、Wから選択される1または2以上の元素を示し、x>0、y≧0.5、x+y=3、12.5≧z≧8.5、3.5≧a+b>0、3.0≧c>0である。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、2.5≧x≧0.5、好ましくは2.0≧x≧0.5、さらに好ましくは1.2≧x≧1である。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、2.0≧a≧0.5、好ましくは1≧a≧0.5である。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、1.0≧b≧0.3、好ましくは0.5≧b≧0.3である。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、12.5≧z≧8.5、好ましくは11.4≧z≧9、さらに好ましくは11≧z≧10である。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、2.5≧c≧0.1、好ましくは1≧c≧0.5である。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、2.0≧x≧0.5、2.0≧a≧0.5、1.0≧b≧0.3、2.5≧c≧0.1、11.4≧z≧9である。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例において、REは、Laおよび/またはCeを示す。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Laを示す。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Ceを示す。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、LaおよびCeからなるミッシュメタル(好ましくは、LaとCeの原子比は0.8:0.2である)を示す。
一般式(I―2)によって表される希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、Laが約64重量%、Ceが約25重量%、Prが約3重量%、Ndが約8重量%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
一般式(I)によって表される本発明の希土希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば,12.5≧z≧11であり、4≧a+b>0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、x>0、y≧0.5、x+y=3であり、Mは、Cu、Fe、Co、Sn、V、Wから選択される1または2以上の元素を示し、12.5≧z≧11(z=11.4のとき、合金は化学量論的A19型であり、z≠11.4のとき、合金は非化学量論的A19型である)、4≧a+b>0、3.5≧c≧0、2.5≧A+B>0であり、
好ましくは、2.5≧x≧0.5、より好ましくは、2.0≧x≧0.5、
好ましくは、2.5≧a≧0、より好ましくは、2.5≧a≧0.5、
好ましくは、1.0≧b≧0、より好ましくは、1.0≧b≧0.2、さらに好ましくは、0.5≧b≧0、
好ましくは、2.5≧a≧0.5、1.0≧b≧0.2、
好ましくは、2.5≧c≧0、より好ましくは、2.5≧c≧0.1、さらに好ましくは、0.5≧c≧0、
好ましくは、1.0≧A≧0、より好ましくは、1.0≧A≧0.1、さらに好ましくは、0.5≧A≧0.1、
好ましくは、1.0≧B≧0、より好ましくは、1.0≧B≧0.1、さらに好ましくは、0.3≧B=0、
好ましくは、z=11.4である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、REは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、Mは、Cu、Fe、Co、Sn、V、Wから選択される1または2以上の元素を示し、2.0≧x≧0.5、2.5≧a≧0.5、1.0≧b≧0.2、2.5≧c≧0.1、1.0≧A≧0.1、1.0≧B≧0.1、z=11.4である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、11>z≧9.5、3.5≧a+b>0、3≧c≧0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、x>0、y≧0.5、x+y=3であり、Mは、Cu、Fe、Co、Sn、V、Wから選択される1または2以上の元素を示し、11>z≧9.5(z=10.5のとき、合金は化学量論的A型であり、z≠10.5とき、合金は非化学量論的A型である)、3.5≧a+b>0、3≧c≧0、2≧A+B>0あり、
好ましくは2.5≧x≧0.5、より好ましくは2.0≧x≧0.5、
好ましくは2.0≧a≧0、より好ましくは2.0≧a≧0.5、さらに好ましくは1.0≧a≧0.5、
好ましくは1.0≧b≧0、より好ましくは1.0≧b≧0.2、さらに好ましくは0.5≧b≧0、
好ましくは2.0≧c≧0、より好ましくは2.0≧c≧0.1、さらに好ましくは0.5≧c≧0、
好ましくは1.0≧A≧0.1、より好ましくは0.5≧A≧0.1、
好ましくは1.0≧B≧0.1、より好ましくは0.3≧B≧0.1、
好ましくは、10.8≧z≧9.5、より好ましくはz=10.5である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、Mは、Cu、Fe、Co、Sn、V、Wから選択される1または2以上の元素を示し、2.0≧x≧0.5、2.0≧a≧0.5、1.0≧b≧0.2、2.0≧c≧0.1、1.0≧A≧0.1、1.0≧B≧0.1、z=10.5である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、9.5>z≧8.5、3≧a+b>0、2.5≧c≧0である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例によれば、REは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、x>0、y≧=0.5、x+y=3であり、
Mは、Cu、Fe、Co、Sn、V、Wから選択される1または2以上の元素を示し、9.5>z≧8.5(z=9のとき、合金は化学量論的AB型であり、z≠9とき、合金は非化学量論的AB型である)、3≧a+b>0、2.5≧c≧0、2≧A+B>0、
好ましくは2.5≧x≧0.5、より好ましくは2.0≧x≧0.5、さらに好ましくは1.2≧x≧0.8(例えば、x=1)、
好ましくは2.0≧a≧0、より好ましくは2.0≧a≧0.5、さらに好ましくは0.6≧a≧0.4(例えば、a=0.5)、
好ましくは1.0≧b≧0、より好ましくは1.0≧b≧0.2、さらに好ましくは0.5≧b≧0、
好ましくは2.0≧c≧0、より好ましくは2.0≧c≧0.1、さらに好ましくは0.5≧c≧0、
好ましくは1.0≧A≧0、より好ましくは1.0≧A≧0.1、さらに好ましくは0.5≧A≧0.1、
好ましくは1.0≧B≧0、より好ましくは1.0≧B≧0.1、さらに好ましくは0.3≧B≧0.2、
好ましくは9.4≧z≧8.5、より好ましくは9.4≧z≧9、さらに好ましくはz=9である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の他の好ましい具体例において、REは、La、Ce、Pr、Nd、SmおよびGdから選択される1または2以上の元素を示し、Mは、Cu、Fe、Co、Sn、VおよびWから選択される1または2以上の元素を示し、2.0≧x≧0.5、2.0≧a≧0.5、1.0≧b≧0.2、2.0≧c≧0.1、1.0≧A≧0.1、1.0≧B≧0.1、z=9である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、xは0.1、0.2、0.3、または0.4とでき、xは0.5、0.6または0.7でもよく、xは0.8、0.9または1でもよく、xは1.1、1.2または1.3でもよく、xは1.4、1.5または1.6でもよく、xは1.7、1.8または1.9でもよく、xは2、2.1または2.2でもよく、xは2.3、2.4または2.5でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、yは0.5、0.6または0.7でもよく、yは0.8、0.9または1でもよく、yは1.1、1.2または1.3でもよく、yは1.4、1.5または1.6でもよく、yは1.7、1.8または1.9でもよく、yは2、2.1または2.2でもよく、yは2.3、2.4または2.5でもよく、yは2.6、2.7、2.8または2.9でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、aは0でもよく、aは0.1、0.2、0.3、0.4または0.5でもよく、aは0.6、0.7、0.8、0.9または1でもよく、aは1.1、1.2、1.3、1.4または1.5でもよく、aは1.6、1.7、1.8、1.9または2でもよく、aは2.1、2.2、2.3、2.4または2.5でもよく、aは2.6、2.7、2.8、2.9または3でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の好ましい具体例によれば、bは0でもよく、bは0.1、0.2または0.3でもよく、bは0.4、0.5または0.6でもよく、bは0.7、0.8または0.9でもよく、bは1でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、zは8.5、8.6、8.7、8.8、8.9または9でもよく、zは9.1、9.2、9.3、9.4または9.5でもよく、zは9.6、9.7、9.8、9.9または10でもよく、zは10.1、10.2、10.3、10.4または10.5でもよく、zは10.6、10.7、10.8、10.9または11でもよく、zは11.1、11.2、11.3、11.4または11.5でもよく、zは11.6、11.7、11.8、11.9または12でもよく、zは12.1、12.2、12.3、12.4または12.5でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金のための具体例において、cが0でもよく、cは0.1、0.2、0.3、0.4または0.5でもよく、cは0.6、0.7、0.8、0.9または1でもよく、cは1.1、1.2、1.3、1.4または1.5でもよく、cは1.6、1.7、1.8、1.9または2でもよく、cは2.1、2.2、2.3、2.4または2.5でもよく、cは2.6、2.7、2.8、2.9または3でもよく、cは3.1、3.2、3.3、3.4または3.5でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によればて、Aは0でもよく、Aは0.1、0.2または0.3でもよく、Aは0.4、0.5または0.6でもよく、Aは0.7、0.8または0.9でもよく、Aは1でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、Bは0でもよく、Bは0.1、0.2または0.3でもよく、Bは0.4、0.5または0.6でもよく、Bは0.7、0.8または0.9でもよく、Bは1でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、xは0.5、1、1.2、1.5、2または2.5でもよく、xは1、1.2または1.5でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、yは0.5、1、1.5、1.8、2または2.5でもよく、yは1.5、1.8または2でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、aは0、0.5、0.8、1、1.5、2、2.5または3でもよく、aは0.5、0.8、1、1.5、2または2.5でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によればて、bは0、0.2、0.3、0.5、0.8、1または1.5でもよく、bは0、0.2、0.3または0.5でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によればて、cは0、0.1、0.2、0.5、1、1.5、2または2.5でもよく、cは、0、0.1または0.5でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によればて、Aは0、0.1、0.2、0.3、0.5または1でもよく、Aは0.1、0.3または0.5でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によればて、Bは0、0.1、0.2、0.3、0.5または1でもよく、Bは0、0.1、0.2または0.3でもよい。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、z=9のとき、合金は化学量論的AB型であり、z≠9とき、合金は非化学量論的AB型である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、z=10.5のとき、合金は化学量論的A型であり、z≠10.5のとき、合金は非化学量論的A型である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、z=11.4のとき、合金は化学量論的A19型であり、z≠11.4のとき、合金は非化学量論的A19型である。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例において、YNi、LaNi、LaNi、NiCeNi、AlNiおよびLaYNiから選択される1または2以上の相を有する。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、YNi、LaNi、LaNiおよびCeNiから選択される1または2以上の相を有する。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、YNi、LaNi、LaNiおよびAlNiから選択される1または2以上の相を有する。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、YNiおよびLaYNiから選択される1または2以上の相を有する。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、YNiおよびLaNi、NiYから選択される1つまたは2以上の相を有する。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、LaYNi相を有する。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、YNiおよびLaNiから選択される1または2以上の相を有する。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、YNi相を有する。
一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の具体例によれば、313Kの温度で、1.2〜1.5重量%好ましくは1.3〜1.5重量%、任意で1.2〜1.4重量%または1.3〜1.4重量%の最大水素吸蔵容量を有する。
具体例によれば、Ni−MHバッテリ用負電極として使われるとき、一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金は、電流密度70mA/gでは、300〜400mAh/g、好ましくは350〜400mAh/g、さらに好ましくは370〜400mAh/g、もっとさらに好ましくは380〜400mAh/gの最大放電容量を有する。カットオフ放電電圧は、1.0Vであってもよい。
具体例によれば、Ni−MHバッテリ用負電極として使われるとき、一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金は、電流密度70mA/gでは、100サイクルの充放電後、容量保持率は85%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上、さらに好ましくは98%以上である。カットオフ放電電圧は、1.0Vであってもよい。
本出願の第2の観点によれば、本発明の一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の水素吸蔵媒体としての使用が提供される。
本出願の第3の観点によれば、本発明の一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金の二次電池の電極製造においての使用が提供される。
本発明の一般公式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金は、電極に製造することができ、電極は他の適切な材料に連結した二次電池にできる。本発明の一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金から製造される二次電池は複数回放電および再充電できる。
本発明の一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金は、以下のステップを含む方法によって製作される。
(i)合金製品の組成に応じて原料を提供する。
(ii)原料を溶解する。
(iii)溶解した原料を銅ローラー上で急速に凝固させる。好ましくは、ステップ(iii)での銅ローラーの線速度は3〜4m/秒であり銅ローラーには冷却水が供給される。
具体例によれば、本発明の希土類系水素吸蔵合金を作製する方法では、急速な凝固ステップの後に、作製した合金を、700〜800℃で6〜10時間(例えば、真空または不活性気体下で750℃、8時間)アニールを行なう。
具体例によれば、本発明の水素吸蔵合金は、以下のステップを含む高温溶解・急冷法により製造できる。
正確に各原料を秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たす成分を提供する。なお、原料として使用される各金属元素または中間合金の純度は99.0%よりも大きい。
原料を順次Alるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解し、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は3.4m/秒である。銅ローラーは、温度25℃の冷却水で冷却される。
具体例によれば、本発明の希土類系水素吸蔵合金を作製する方法では、燃焼によって消失する原料の質量比は前もって適当な量だけ増加させる。その増加率は以下の表で表される。
上述の方法以外に、本発明の一般式(I)によって表される水素吸蔵合金は、水素吸蔵合金を製造する以下の他の方法によって作製できる。
高温製錬および鋳造法、機械的合金化法(MA)方法、粉末焼結法、高温製錬およびガス噴霧法、減少拡散方法、置換拡散法、燃焼合成(CS)方法または自己伝播高温合成(SHS)方法。
第4の本発明の観点によれば、一般式(I)によって表される希土類系水素吸蔵合金が水素吸蔵媒体として提供される。
第5の本発明の観点によれば、一般式(I)によって表される希土類系水素吸蔵合金が二次電池の電極を製造するために提供される。
一般式(I)によって表される希土類系水素吸蔵合金は、新規な水素吸蔵材料を製造するため、様々な比率の他の水素吸蔵合金によって合成できる。
例えば構造的応力を緩和して成分分離をなくしたりするなど、一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金のミクロ組織および特性を改善するために、あるいは水素吸収/脱着のプラトー特性または放電/チャージのプラトー特性を改善し、あるいは水素吸蔵容量およびサイクル寿命を増加させるために、熱処理が行われる。
水素吸収/脱着プロセスまたは合金のチャージ/放電プロセスを改善する、または合金の抗酸化能を高める、あるいは合金の性能を高めまたは合金の電気/熱伝導率を改善するために、様々な表面処理が行われる。
本発明において、特に明記しない限り、元素の記号は、周期律表と一致している。本発明の一般の式(I)において、Yはイットリウムを示し、Niはニッケルを示し、Mnはマンガンを示し、Alはアルミニウムを示し、Zrはジルコニウムを示し、Tiは、チタンを示す。
本発明の効果
本発明の一般式(I)によって表される本発明の希土類系水素吸蔵合金は、1または2以上の以下のような利点を有する。
(1)良好な圧力−組成−温度(P―c―T)特性を有する。通常の状態では、水素吸蔵容量は1.28重量%以上に達することができ、合金の最大水素吸蔵容量は1.36重量%以上に達することができる。
(2)本発明の希土類系水素吸蔵合金の水素吸蔵電極としての電気化学的性能、および水素ガス吸収および脱着性能は、従来のLaNi型水素吸蔵合金よりも良好である。
(3)本発明の希土類系水素吸蔵合金は、マグネシウムを含まないため、本発明の希土酸化物系水素吸蔵の作製方法は、従来の希土類−マグネシウム−ニッケル水素吸蔵合金の作製方法と比較してより容易で安全である。
(4)本発明の希土類系水素吸蔵合金は、良好な活性化性能、率排出能力、充電/放電あるいは水素吸蔵/脱着サイクルの安定性を有する。本発明の希土類系水素吸蔵合金は、広い温度範囲で作用し、自己放電率が低い。
(5)本発明の希土類系水素吸蔵合金の主要成分の1つは、イットリウム(Y)である。イットリウムは希土類鉱物内に豊富にあるので、イットリウムの使用は中国の希土類資源の包括的な利用に有益である。
本明細書に記載の図面は、本発明のさらなる理解を促し、本出願の一部を構成するために使用される。
水素吸蔵合金LaCe0.51.5Ni9.7Mn0.5Al0.3(実施例A23)のXRDパターン。 図1―1(実施例A23)の元のXRDデータによる、水素吸蔵合金LaCe0.51.5Ni9.7Mn0.5Al0.3の再描画XRDパターン。 水素吸蔵合金LaYNi9.5Mn0.5Al0.5(実施例A13)のP―c―T曲線。 水素吸蔵合金LaYNi10.6Mn0.5Al0.3(実施例B2)のXRDパターン。 図2―1(実施例B2)の元のXRDデータによる、水素吸蔵合金LaYNi10.6Mn0.5Al0.3の再描画XRDパターン。 水素吸蔵合金LaYNi10.6Mn0.5Al0.3(実施例B2)のP―c―T曲線。 水素吸蔵合金LaYNiMn0.5Al0.5(実施例C13)のXRDパターン。 図3―1(実施例C13)の元のXRDデータによる、水素吸蔵合金LaYNiMn0.5Al0.5の再描画XRDパターン。 水素吸蔵合金La1.21.8Ni9.2Mn0.5Al0.3Co0.5(実施例D28)のXRDパターン。 図4―1(実施例D28)の元のXRDデータによる、水素吸蔵合金La1.21.8Ni9.2Mn0.5Al0.3Co0.5の再描画XRDパターン。 合金LaYNi9.5Mn0.5Al0.3Cu0.2(実施例D38)の圧力―組成―温度(P―c―T)曲線。 水素吸蔵合金La1.21.8Ni9.2Mn0.5Al0.3Co0.5Zr0.1Ti0.1(実施例E18)のXRDパターン。 図5―1(実施例E18)の元のXRDデータによる、水素吸蔵合金La1.21.8Ni9.2Mn0.5Al0.3Co0.5Zr0.1Ti0.1)の再描画XRDパターン。 合金LaYNi10.6Mn0.5Al0.3Zr0.1(実施例F35)のX線回折パターン。 水素吸蔵合金LaYNi8.3Mn0.5Al0.2Zr0.1(実施例G18))のXRDパターン。 図7―1(実施例G18)の元のXRDデータによる、水素吸蔵合金LaYNi8.3Mn0.5Al0.2Zr0.1の再描画XRDパターン。
本発明の具体例を、実施例および図面を参照してさらに説明する。実施例およびその説明は本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
以下の実施例では、
1.相の構造分析は、以下の試験条件によりX線回折(XRD)により行われる。すなわち、Cuターゲット、Ka線、管電圧40kV、管電流100mA、走査角2シータ、20〜80度、走査速度:3度 /分、および走査ステップ0.02度である。
2.水素吸蔵量水素吸蔵量の測定装置には、水素吸蔵合金用PCT測定器、恒温水槽および分析用天秤が含まれる。試験に使用する水素の純度は、99.999%である。
測定手順には、以下が含まれる。
合金プレートを粉砕し、粉砕された合金を14メッシュ(1200μm)スクリーンおよび200メッシュ(74μm)スクリーンによりふるい分け、200メッシュスクリーンを通過する約2.5gの合金粉末を集めてサンプル容器に入れる。5分間サンプル容器を真空引きし、その後容器に水素を充填し、理想気体方式に従ってサンプル容器量を較正し、そして30分間サンプル容器を真空引きし、0.001MPa以下で圧力を維持し、353Kで3回、合金を活性化する。その後2時間サンプル容器を真空引きし、313Kで圧力―組成―温度(PCT)曲線を得る。
3.希土類系水素吸蔵合金は、以下のステップを含む高温溶解・急冷法により製造される。
正確に各原料を秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たす成分を提供する。なお、原料として使用する各元素金属または中間合金の純度は、99.0%より大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入し、 3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は3.4m/秒である。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされる。
4.関係する以下の実施例に関連する電気化学的パラメータには、以下が含まれる。
Nは繰返数、Cmaxは最大放電容量、S100は100サイクル後の容量保持比率を示す。HRD350は350mA―1の放電電流密度(I)下での放電能力を表し、LTD243は243Kの温度での容量保持比率を示し、SD72は72時間電池を蓄えた後の容量保持比率(自己放電性能)を示す。
高率放電容量(HRD350)は、主に水素吸蔵電極の力学性能を表す。HRD350isは、以下の式により算出した。

ここで、Cは、放電電流密度(I)および1.0V(対Ni(OH)/NiOOH対向電極)のカットオフ放電電圧で測定される放電容量を示し、C60は、合金電極が高放電電流密度(I)で完全に放電したあとの、A・g―1放電電流密度および1.0Vのカットオフ電圧で測定される残留放電容量を示す。HRDは、350mA・g―1の放電電流密度(I)で測定したHRD350を示す。
LTD243は、243Kの低温での放電性能を表す。低温放電性能(LTD)は、以下の式により算出される。

この式において、CTは、低温(243K)で、70mA/gの電流密度で最大放電容量を示し、C298は、標準温度(298K)で、70mA/gの電流密度で最大放電容量を示す。
SD72は、電池を72時間放置したあと測定された自己放電率を示す。SD72は、自己放電能力(チャージ保持能力)を表す。
試験条件には、以下が含まれる。
0.2Cの割合で6時間電池を充電し、10分間電池を放置し、0.2Cの割合で1.0Vまで電池を放電することによって、放電容量Caを測定する。その後、6時間0.2Cの割合で電池を充電し、72時間電池を放置し、0.2Cの割合で1.0Vまで電池を放電することによって、放電容量Cbを測定する。その後、0.2Cの割合で電池の充電および放電を行うことにより放電容量Ccを測定する。
72時間電池を放置したあとの電荷保持率を示すSD72は、以下の式によって算出される。
2C/(C+C)×100%
実施例A1〜A23
実施例A1〜A23のA型RENiz−a−bMnAl水素吸蔵合金を、高温溶解・急冷法によって製造した。
実施例A13および実施例A14の合金は、同じ原料組成を用いて製造した。実施例A13の合金は、以下のステップを含む、上述した高温溶解・急冷法によって製造した。各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
また実施例A14の合金も、上述の高温製錬急速法によって製造した。ただし、アニール工程を製造方法に加えた。
具体的には、以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たす成分を提供する。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷するために使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
急速凝固された合金板は、真空または不活性ガス雰囲気下で750℃、8時間でさらにアニールされた。
実施例A20のMlは、Laが約64%、Ceが約25%、Prが約3%、Ndが約8%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
電極の試験方法には、以下が含まれる。
実施例A1〜A23の合金を機械的に粉砕して200〜300メッシュの合金粉末にし、1:4の重量比で合金粉末にカルボニル・ニッケル粉末を混合する。16MPaの圧力で混合粉末を平板化してφ15mmMH電極板を形成し、2つのニッケル発泡体間に電極板を配置し、一方、バッテリタブとしてニッケル発泡体間にニッケルベルトを配置する。試験用に水素吸蔵陽極(MH電極)を形成するために16MPaの圧力でニッケル発泡体をプレスし、電極の端をスポット溶接して確実に電極とニッケル発泡体を密接に接触させた。
電気化学的性能を試験するために2電極システムを使用し、負電極をMH電極とした。正電極は、余剰容量を有する焼結Ni(OH)/NiOOH電極とした。電解液は、6モル・L−1KOHとした。組み立てた電池を24時間放置した。その後、ガルバノスタティック法を用いたLAND電池試験装置で試験して、その電気化学性能(例えば活性化時間、最大容量、高率放電容量HRD、サイクリング安定性など)を検証した。試験中の環境温度は、298Kである。充電電流密度は、70mA・g−1であり、充電時間は、6時間である。放電電流密度は、70 mA・g−1であり、放電カットオフ電圧は1.0Vで、各充放電の間隔は10分であった。
実施例A1〜A23のA型RENiz−a−bMnAl水素吸蔵合金およびその電気化学性能を表1に示す。
表1によると、実施例A13のLaYNi9.5Mn0.5Al0.5合金と比較して、実施例A14のアニール熱処理された合金電極は、電気化学容量が増加し、自己放電性能だけでなくサイクル寿命、放電容量、低温放電特性が改善した。
実施例A23のLaCe0.51.5Ni9.7Mn0.5Al0.3合金のミクロ組織が、X線回折装置によって分析された。図1―1は、X線回折装置によるXRDパターンを示す。図1―1に示すように、合金はCeNi相、YNi相、LaNi相、LaYNi相またはLa0.5Ce0.5Ni相を含む。
図1―2は、実施例A23の元のXRDデータに従って、水素吸蔵合金の再描画XRDパターンを示す。図示するように、合金は、YNi相、LaNi相、LaNi相およびCeNi相を含む。
図1―3は、シーベルト方法を適用することによって313Kで測定された実施例A13のLaYNi9.5Mn0.5Al0.5合金の圧力―組成―温度曲線(P―c―T曲線)である。図1―3に示すように、合金の最大水素吸蔵容量は1.36重量%に達することができ、水素脱着プラトー圧は約0.05MPaである。A31212482001曲線は合金の水素吸収曲線を示し、D31212482001曲線は合金の水素脱着曲線を示す。
実施例B1〜B22
実施例B1〜B22のA19型RENiz−a−bMnAlは、高温溶解・急冷法を採用することより作製した。
実施例B13および実施例B14の合金は、同じ原料から作製した。実施例B13の合金は、上述の高温溶解・急冷法によって作製した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
実施例B14の合金は、上述の高温溶解・急冷法によって作製し、さらに、アニール熱処理ステップを、作製方法に追加した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填した。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
急速に凝固させられた合金板は、真空または不活性ガス雰囲気下で750℃で8時間、さらにアニールされた。
実施例B20のMIは、Laが約64%、Ceが約25%、Prが約3%、Ndが約8%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
試験電極を作製する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。電気化学性能を試験する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。
実施例B1〜B22のA19型RENiz−a−bMnAl水素吸蔵合金、およびその電気化学性能を以下の表に示す。
表2によれば、実施例B13のLaYNi9.9MnAl0.5合金と比較して、実施例B14のアニール熱処理された合金電極は、電気化学容量が増加し、自己放電性能のみならずサイクル寿命、放電容量、低温放電特性が改善した。
LaYNi10.6Mn0.5Al0.3合金(実施例B2)のミクロ組織が、X線回折装置によって分析された。図2―1は、X線回折装置によるXRDパターンを示す。図2―1に示すように、合金は、MnNi相、YNi3.912Al1.088相、LaNi相、Ni相またはLaYNiなどを含む。また合金は、YNi相、YNi相、LaYNi相、LaNi相、PrCo19相またはCeCo19相などを含む。
図2―2は、実施例B2の元のXRDデータによる水素吸蔵合金の再描画XRDパターンを示す。図示するように、合金はYNi、LaNi、LaNiおよびAlNi相を含む。
図2―3は、シーベルト法を適用することによって313Kで測定されたLaYNi10.6Mn0.5Al0.3合金(実施例B2)の圧力―組成―温度曲線(P―c―T曲線)である。図2―3に示すように、合金の最大水素吸蔵容量は1.33重量%に達することができ、水素脱着プラトー圧は約0.1MPaである。A32512333001曲線は合金の水素吸収曲線を示し、D32512333001曲線は合金の水素脱着曲線を示す。
実施例C1〜C22
実施例C1〜C22のAB型RENiz−a−bMnAl水素吸蔵合金は高温溶解・急冷法により作製した。
実施例C13および実施例C14の合金は、同じ原料から作製した。実施例C13の合金は、上述の高温溶解・急冷法により作製した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用された各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
実施例C14の合金は、上述の高温溶解・急冷法により作製し、さらに、アニール熱処理ステップを、作製方法に追加した。
具体的には、この方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用された各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
急速に凝固させられた合金板は、真空または不活性ガス雰囲気下で750℃で8時間、さらにニールされた。
実施例C20のMIは、Laが約64%、Ceが約25%、Prが約3%を占め、Ndが約8%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
試験電極を作製する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。電気化学性能を試験する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。
実施例C1〜C22のRENiz−a−bMnAl水素吸蔵合金およびその電気化学性能を、以下の表3に示す。
表3によれば、実施例C13のLaYNiMn0.5Al0.5合金と比較して、実施例C14のアニール熱処理された合金電極は、電気化学容量が増加し、自己放電性能のみならずサイクル寿命、放電容量、低温放電特性が改善した。
LaYNiMn0.5Al0.5合金(実施例C13)のミクロ組織が、X線回折装置によって分析された。図3―1は、X線回折装置によるXRDパターンを示す。図3―1に示すように、合金は、MnNi相、Al0.20LaNi2.80相またはLaMn0.17Ni2.83相などを含む。また、合金はYNi相またはLaNi相などを含む。
図3―2は、実施例C13の元のXRDデータによる水素吸蔵合金の再描画XRDパターンを示す。図示するように、合金は、LaYNi相またはNi相を含む。
実施例D1〜D38
実施例D1〜D38のRENiz−a−bMnAl水素吸蔵合金は、高温溶解・急冷法により作製した。
実施例D7およびD8の合金ならびに実施例D28およびD29の合金は、同じ原料から作製した。実施例D7およびD28の合金は、高温溶解・急冷法により作製した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
実施例D8およびD29の合金は高温溶解・急冷法を適用することにより作製し、さらに、アニール熱処理ステップを、作製方法に追加した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
急速に凝固させられた合金板は、真空または不活性ガス雰囲気下で750℃で8時間、さらにアニールされた。
実施例D37のMlは、Laが約64%、Ceが約25%、Prが約3%、Ndが約8%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
試験電極を作製する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。電気化学性能を試験する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。
実施例D1〜D38のRENiz−a−bMnAl水素吸蔵合金およびその電気化学性能を、以下の表に表す。
表4によれば、それぞれ実施例D7およびD28の合金と比較して、実施例D8およびD29のアニール熱処理された合金電極は、電気化学容量が増加し、自己放電性能のみならずサイクル寿命、放電容量、低温放電特性が改善した。
La1.21.8Ni9.2Mn0.5Al0.3Co0.5合金(実施例D28)のミクロ組織が、X線回折装置によって分析された。図4―1は、X線回折装置によるXRDパターンを示す。図4―1に示すように、合金は、主にLaNi相を含む。
図4―2は、実施例D28の元のXRDデータによる水素吸蔵合金La1.21.8Ni9.2Mn0.5Al0.3Co0.5の再描画XRDパターンを示す。図に示すように、合金は、YNi相、LaNi相またはNiY相を含む。
図4―3は、シーベルト方法を適用することによって313Kで測定されるLaYNi9.5Mn0.5Al0.3Cu0.2合金(実施例D38)の圧力―組成―温度曲線(P―c―T曲線)である。図4―3に示すように、合金の最大水素吸蔵容量は1.28重量%に達し、水素脱着プラトー圧は約0.03MPaである。A32513142001曲線は合金の水素吸収曲線を示し、D32513142001曲線は合金の水素脱着曲線を示す。
実施例E1〜E34
実施例E1〜E34のRENiz―a―b―cMnAlZrTi水素吸蔵合金は、高温溶解・急冷法により作製した。
実施例E14および実施例E15の合金は、同じ原料から作製した。実施例E14の合金は、高温溶解・急冷法により作製した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
実施例E15の合金は、高温溶解・急冷法を適用することにより作製し、さらにアニール熱処理ステップを作製方法に追加した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%より大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
急速に凝固させられた合金板は、真空または不活性ガス雰囲気下で750℃で8時間、さらにアニールされた。
実施例E28のMlは、Laが約64%、Ceが約25%、Prが約3%、Ndが約8%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
試験電極を作製する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。電気化学性能を試験する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。
実施例E1〜E34のRENiz―a―b―cMnAlZrTi水素吸蔵合金およびその電気化学性能を、以下の表に示す。
表5によれば、実施例E14のLaYNi9.5Mn0.5Al0.5Zr0.5Ti0.3合金と比較して、実施例E15のアニール熱処理された合金電極は、電気化学容量が増加し、自己放電性能のみならずサイクル寿命、放電容量、低温放電特性が改善した。
La1.21.8Ni9.2Mn0.5Al0.3Co0.5Zr0.1Ti0.1合金(実施例E18)のミクロ組織が、X線回折装置によって分析された。図5―1は、X線回折装置によるXRDパターンを示す。図5―1に示すように、合金は、LaNi相、LaYNi相、YNi相,Ni5La相またはLaNi相などを含む。また、合金はCeNiまたはYNi相を含む。
図5―2は、実施例E18の元のXRDデータによる水素吸蔵合金の再描画XRDパターンを示す。図に示すように、合金は、YNi相、LaNi相、NiY相を含む。
実施例F1〜F35
実施例F1〜B35のRENiz―a―b―cMnAlZrTi水素吸蔵合金は、高温溶解・急冷法により作製した。
実施例F12および実施例F13の合金は、同じ原料から作製した。実施例F12の合金は、高温溶解・急冷法により作製した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
実施例F13の合金は、高温溶解・急冷法を適用することにより作製し、さらに、アニール熱処理ステップを、作製方法に追加した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
急速に凝固させられた合金板は、真空または不活性ガス雰囲気下で750℃で8時間、さらにアニールされた。
実施例F24のMlは、Laが約64%、Ceが約25%、Prが約3%、Ndが約8%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
試験電極を作製する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。電気化学性能を試験する方法は、実施例A1〜A23のそれと同じであった。
実施例F1〜F35のRENiz―a―b―cMnAlZrTi水素吸蔵合金およびその電気化学性能を、以下の表6に示す。
表6によれば、実施例F12のLaYNi9.9MnAl0.5Zr0.5Ti0.3合金と比較して、実施例F13のアニール熱処理された合金電極は、電気化学容量が増加し、自己放電性能のみならずサイクル寿命、放電容量、低温放電特性が改善した。
LaYNi10.6Mn0.5Al0.3Zr0.1合金(実施例F35)のミクロ組織が、X線回折装置によって分析された。図6―1は、X線回折装置によるXRDパターンを示す。図6―1に示すように、合金は、YNi相、LaNi相、PrCo19相、CeCo19相またはLaNi相を含む。
実施例G1〜G34
実施例G1〜G34のRENiz―a―b―cMnAlZrTi水素吸蔵合金は、高温溶解・急冷法により作製した。
実施例G15および実施例G16の合金は、同じ原料から作製した。実施例G15の合金は、上述の高温溶解・急冷法により作製した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、約6分の溶解された原料の温度を保って、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
実施例G16の合金は、高温溶解・急冷法により作製し、さらにアニール熱処理ステップを作製方法に追加した。
具体的には、方法には以下のステップが含まれる。
各原料を正確に秤量することによって化学式の化学量論的比率を満たしている成分を提供する(燃焼損失の高い原料を適正量増加させた)。ここで、原料として使用される各元素金属または中間合金の純度は、99.0%よりも大きい。
順次、原料をAlるつぼに装入する。
3.0Paの圧力までるつぼを真空引きし、その後、0.055MPaの圧力までるつぼに不活性気体Arを充填する。
原料を溶解して、溶解した原料の温度を約6分間保持し、その後急冷する。急冷に使用する銅ローラーの線速度は、3.4m/秒であった。銅ローラーは、25℃の冷却水で冷やされた。
急速に凝固させられた合金板は、真空または不活性ガス雰囲気下で750℃で8時間、さらにアニールされた。
実施例G25のMlは、Laは約64%、Ceが約25%、Prが約3%、Ndが約8%のランタンリッチミッシュメタルを示す。
試験電極を作製する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。電気化学性能を試験する方法は、実施例A1〜A23と同じであった。
実施例G1〜G34のRENiz―a―b―cMnAlZrTi水素吸蔵合金およびその電気化学性能を、以下の表に示す。
表7によれば、実施例G15のLaYNiMn0.5Al0.5Zr0.5Ti0.3合金と比較して、実施例G16)のアニール熱処理された合金電極合金は、電気化学容量が増加し、自己放電性能のみならずサイクル寿命、放電容量、低温放電特性が改善した。
LaYNi8.3Mn0.5Al0.2Zr0.1合金(実施例G18)のミクロ組織が、X線回折装置によって分析された。図7―1は、X線回折装置によるXRDパターンを示す。図7―1に示すように、合金は、LaYNi相またはLaNi相を含む。
図7―2は、実施例G18の元のXRDデータによる水素吸蔵合金の再描画XRDパターンを示す。図に示すように、合金は、LaYNi相を含む。
最後に、上記の具体例は、単に本発明の技術的解決策を説明するためのものであって、本発明を限定するものではないことに留意する必要がある。本発明は、好ましい具体例を参照して詳細に説明されたが、本発明の原理から逸脱することなく、本発明の技術的構成は修正、または同等の技術的構成に置換でき、それらは本発明の技術的解決の範囲内にあることは当業者には理解されるであろう。

Claims (22)

  1. 希土類系水素吸蔵合金であって、該希土類系水素吸蔵合金は、一般式(I)
    RENiz―a―b―cMnAlMcZrTi
    によって表され、ここでREは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gdから選択される1または2以上の元素を示し、Mは、Cu、Fe、Co、Sn、V、Wから選択される1または2以上の元素を示し、x>0、y≧0.5、およびx+y=3、13≧z≧7、6≧a+b>0、5≧c≧0、4≧A+B≧0である、希土類系水素吸蔵合金。
  2. x>0、y≧0.5、x+y=3、12.5≧z≧8.5、5.5≧a+b>0、3.5≧c≧0、2.5≧A+B≧0である請求項1に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  3. c=0、A=B=0である請求項2に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  4. 12.5≧z≧11である請求項3に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  5. 11>z≧9.5、4.5≧a+b>0である請求項3に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  6. 9.5>z≧8.5、3.5≧a+b>0である請求項3に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  7. A=B=0、c>0である請求項2に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  8. 3.5≧a+b≧0、3.0≧c>0である請求項7に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  9. 2.5≧A+B>0である請求項2に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  10. 12.5≧z≧11、4≧a+b>0である請求項9に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  11. 11>z≧9.5、3.5≧a+b>0、3≧c≧0である請求項9に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  12. 9.5>z≧8.5、3≧a+b>0、2.5≧c≧0である請求項9に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  13. 以下のi)〜iv)のうちの一つまたは2以上を特徴とする請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金。
    i)2.0≧x≧0.5
    ii)3.0≧a≧0.5
    iii)1.5≧b≧0.3
    iv)z=11.4
  14. 以下のi)〜iv)のうちの一つまたは2以上を特徴とする請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金。
    i)2.0≧x≧0.5
    ii)2.5≧a≧0.5
    iii)1.0≧b≧0.2
    iv)z=10.5
  15. 以下のi)〜iv)のうちの一つまたは2以上を特徴とする請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金。
    i)2.0≧x≧0.5
    ii)2.0≧a≧0.5
    iii)1.0≧b≧0.2
    iv)z=9
  16. 以下のi)〜v)のうちの一つまたは2以上を特徴とする請求項1、請求項2、および請求項7から請求項12までのうちのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金。
    i)2.0≧x≧0.5
    ii)2.0≧a≧0.5
    iii)1.0≧b≧0.3
    iv)11.4≧z≧9
    v)2.5≧c≧0.1
  17. 以下のi)〜vii)のうちの一つまたは2以上を特徴とする請求項1、請求項2、および請求項9から請求項12までのうちのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金。
    i)2≧x≧0.5
    ii)2.5≧a≧0.5
    iii)1.0≧b≧0.2
    iv)z=11.4
    v)2.5≧c≧0.1
    vi)1.0≧A≧0.1
    vii)1.0≧B≧0.1
  18. 以下のi)〜vii)のうちの一つまたは2以上を特徴とする請求項1、請求項2、および請求項9から請求項12までのうちのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金。
    i)2.0≧x≧0.5
    ii)2.0≧a≧0.5
    iii)1.0≧b≧0.2
    iv)z=10.5
    v)2.0≧c≧0.1
    vi)1.0≧A≧0.1
    vii)1.0≧B≧0.1
  19. 以下のi)〜vii)のうちの一つまたは2以上を特徴とする請求項1、請求項2、および請求項9から請求項12までのうちのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金。
    i)2.0≧x≧0.5
    ii)2.0≧a≧0.5
    iii)1.0≧b≧0.2
    iv)z=9
    v)2.0≧c≧0.1
    vi)1.0≧A≧0.1
    vii)1.0≧B≧0.1
  20. i)前記希土類系水素吸蔵合金は、313Kで1.2〜1.5重量%、好ましくは1.3〜1.5重量%の最大水素吸蔵容量を有すること、
    ii)Ni−MH電池用の負電極として使用されると、前記希土類系水素吸蔵合金は、70mA/gの電流密度で、最大放電容量300〜400mAh/g、好ましくは350〜400mAh/g、好ましくは370〜400mAh/g、さらに好ましくは380〜400mAh/gを有すること、;
    iii)、前記希土類系水素吸蔵合金は、充電および放電を100サイクル後、70mA/gの電流密度で、85%以上、好ましくは90%以上、更に好ましくは95%以上の容量保持を有すること
    のうちの一つまたは2以上を特徴とする請求項1から請求項19までのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金。
  21. 請求項1から請求項20までのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金の水素吸蔵媒体としての使用。
  22. 請求項1から請求項20までのいずれか1項に記載された希土類系水素吸蔵合金の二次電池の電極材料としての使用。
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