JP2017532452A - マイクロエレクトロニクスにおける銅析出のためのレベラー - Google Patents

マイクロエレクトロニクスにおける銅析出のためのレベラー Download PDF

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Abstract

脂肪族ジ(t−アミン)とアルキル化剤との反応生成物を含むレベラーを含有するマイクロエレクトロニクスにおける電解めっき用の組成物。前記レベラーを使用する電解めっき方法、前記レベラーを作製する方法、及び前記レベラー化合物。【選択図】なし

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2014年9月15日出願の米国仮出願第62/050,574号に対する優先権を主張し、参照することによってその開示全体を援用する。
本発明は、概して、電解析出化学において使用するための添加剤、並びに銅及び銅合金を析出させる方法、より具体的には、電解めっき溶液中で使用するためのレベラー添加剤、及び半導体基板におけるインターコネクトフィーチャーの銅メタライズ方法に関する。
高い回路速度及び高い回路密度を有するコンピュータチップ等の半導体集積回路(IC)装置の要求には、極超大規模集積(ULSI)構造及び超大規模集積(VLSI)構造におけるフィーチャーサイズの比例縮小が必要とされる。より小さな装置サイズ及びより高い回路密度への傾向には、インターコネクトフィーチャーの寸法の減少及びその密度の増大が必要とされる。インターコネクトフィーチャーは、インターコネクトを導電性(伝導性)にするために後で金属、典型的には銅で充填される、誘電体基板に形成されるビア又はトレンチ等のフィーチャーである。銅は、アルミニウムを置き換えて、半導体基板に接続線及びインターコネクトを形成するために導入されている。銀を除く全ての金属よりも優れた導電性を有する銅は、一般的に好まれる金属であるが、その理由は、銅メタライゼーションによってフィーチャーをより小さくすることができ、電気を流すために使用されるエネルギーが少ないためである。ダマシン加工では、電解銅析出を用いて半導体IC装置のインターコネクトフィーチャーをメタライズする。
半導体集積回路装置を製造する状況では、基板は、半導体ウエハ又はチップ基板上にパターン化誘電体フィルムを含み、例えば、シリコン又はシリコンゲルマニウム上にSiO又は低−κ誘電体フィルムを含む。典型的には、ウエハは、半導体基板上に1層以上の誘電体に構築される集積回路の層、例えば、プロセッサ、プログラマブル装置、記憶装置等を有する。集積回路(IC)装置は、インターコネクト構造の層間(ビア)及び装置間(トレンチ)に電気接続を形成するサブミクロンビア及びトレンチを含むように製造されている。これらフィーチャーは、典型的には、約200ナノメートル以下、例えば、約150ナノメートル、約100ナノメートル未満、又は更には約50ナノメートル未満の寸法を有する。
銅の使用によって、ICの製造プロセスに多くの要件が付加された。第1に、銅原子は、例えば、電流によって誘導される移動によって半導体の接合部に拡散して、その電気特性を妨害する傾向がある。この発生に対処するために、窒化チタン、タンタル、窒化タンタル、又は当技術分野において公知である他の層等のバリア層をパターン化誘電体に適用した後、銅シード層の析出(典型的には、PVDプロセスによる)に続いて、電解銅析出を行って、ボイドフリー充填を達成することを含む銅メタライゼーションを行う。ICの構造が小さくなり続けると、この要件を満たすのが次第に困難になることが分かる。
1つの従来の半導体製造プロセスは、銅ダマシンシステムである。具体的には、基板の誘電体材料に回路構造をエッチングすることによってこのシステムが開始される。この構造は、前述のトレンチ及びビアの組合せで構成される。次に、バリア層を誘電体上に配置して、続いて付加される銅層が基板の接合部に拡散するのを防ぎ、次いで、銅シード層の物理蒸着又は化学蒸着を行って、逐次電気化学的プロセスのための電導性を提供する。基板上のビア及びトレンチに充填される銅は、めっき(例えば、無電解又は電解)、スパッタリング、プラズマ蒸着(PVD)、及び化学蒸着(CVD)によって析出させることができる。電気化学析出がCuを付加する最良の方法であることが一般的に認識されているが、その理由は、他の析出方法よりも経済的であり、完璧にインターコネクトフィーチャーに充填することができる(「ボトムアップ」成長又は超充填と呼ばれることが多い)ためである。銅層を析出させた後、化学機械的研磨によって誘電体の外面から過剰の銅を除去して、誘電体のエッチングされたインターコネクトフィーチャーのみに銅を残す。最終半導体パッケージにアセンブリする前に、後続の層を同様に作製する。
銅めっき法は、半導体業界の厳しい要件を満たさなければならない。例えば、銅の析出が均一でなければならず、例えば、100nm以下の開口部を有する装置の小さなインターコネクトフィーチャーを完璧に充填することができなければならない。
所謂「超充填」又は「ボトムアップ成長」に依拠する、様々なアスペクト比のフィーチャーにCuを析出させる電解銅システムが開発されている。超充填は、ボイド形成につながり得るシーム及びピンチオフを避けるために、全ての表面上において等しい速度ではなく、ボトムアップ式にフィーチャーを充填することを含む。促進のためのスルフィド系化合物及び抑制のためのポリエーテル系化合物を開示している特許文献1のように、添加剤としての抑制剤及び促進剤からなる超充填用の多成分系が開発されている。ボトムアップ充填における更なる改善が、特許文献2及び3に記載されており、これらには、プロピレンオキシド(PO)とエチレンオキシド(EO)との組合せを含むポリエーテルが窒素含有種に結合している抑制剤について記載されている。ボトムアップ成長の推進力の結果、Cuの析出は、フィーチャーを有しないフィールド領域よりもインターコネクトフィーチャーの領域で厚くなる。これら過成長領域は、過めっき、過負荷、マウンディング、バンプ、又はハンプと一般的に呼ばれる。より小さなフィーチャーでは、超充填速度が速いので、より高い過めっきハンプが生じる。より大きなフィーチャーは、一般的に、充填が緩徐であるので、ディンプル(下板又は下地めっきとも呼ばれる)の形成につながり得、したがって、完全な平面性を達成するために更に銅めっきが必要になる。下地めっきを補正するための追加の銅めっきは、過めっきを更に悪化させる場合がある。過めっきは、Cu表面を平面化する後続の化学機械的研磨プロセスの際に問題となる。例えば、特許文献4及び5のように、過成長及び他の問題に対処するために、典型的には、「レベラー」と呼ばれる第3の有機添加剤が用いられる。
それを通じてCuが成長してインターコネクトを充填する約100nm以下の開口部をインターコネクトが有するチップ構造が小さくなるにつれて、ボトムアップ速度を増大させる必要がある。即ち、フィーチャーの底部から垂直方向に成長する速度が残りの領域における成長速度よりも実質的に、そして、より大きなインターコネクトの従来の超充填よりも更に高くなければならないという意味で、Cuは「より速く」充填しなければならない。
超充填及び過めっきの問題に加えて、インターコネクトフィーチャーを充填するためにCuを電解析出する際に微細欠陥が形成される場合がある。生じ得る1つの欠陥は、フィーチャー内部における内部ボイドの形成である。Cuがフィーチャーの側壁及びフィーチャーのトップエントリーに析出するとき、側壁及びフィーチャーの入口における析出がピンチオフされ、それによって、ボトムアップ成長速度が十分に速くない場合、特に、小さい(例えば、<100nm)及び/又はアスペクト比(深さ:幅)が高いフィーチャーでは、フィーチャーの深さにて接近してしまう。より小さなフィーチャーサイズ又はより高いアスペクト比は、一般的に、ピンチオフを避けるためにより速いボトムアップ速度を必要とする。更に、より小さなサイズ又はより高いアスペクト比のフィーチャーは、ボイドが生成され得るビア/トレンチの側壁及び底部における銅の成長が不十分であることに起因して、これら領域においてより薄いシード被覆を有する傾向がある。内部ボイドは、フィーチャーを通じて電気接続を妨害し得る。
マイクロボイドは、例えば高温アニール工程中等、Cuめっき後に生じる異常なCu成長又は粒の再結晶化に起因して、電解Cu析出中又は後に形成され得る別の種類の欠陥である。特許文献4は、インターコネクトフィーチャーにおける銅メタライゼーションの全不純物(Cl、S、C、O、N)含量を増加させるレベラー添加剤を含む電解析出化学を用いる方法を開示している。
半導体集積回路装置のサブミクロンフィーチャーのダマシン銅めっきにおいて実質的な改善が行われている。例えば、上述のCommander及びPaneccasioによる特許文献に記載されている添加剤及びめっき組成物は、この技術分野において著しい進歩を示した。
銅で充填されるマイクロエレクトロニクスデバイスの他のフィーチャーとしては、シリコン貫通ビアが挙げられる。シリコン貫通ビアは、三次元集積回路の重要な部品であり、RF装置、MEM、CMOS画像センサ、Flash、DRAM、SRAMメモリ、アナログ装置、及び論理装置に見出すことができる。
シリコン貫通ビア(TSV)の寸法は、サブミクロンインターコネクトよりも数桁大きいが、ギャップ充填において独自の問題を呈する。TSVの深さは、ビアの種類(ビアファースト又はビアラスト)及び用途に依存する。ビアの深さは、3マイクロメートル〜500マイクロメートル、例えば、20マイクロメートル〜500マイクロメートル、典型的には、約30マイクロメートル〜約250マイクロメートル、又は約50マイクロメートル〜約250マイクロメートルで変動し得る。TSVにおけるビア開口部は、例えば、約200nm〜約200マイクロメートル、典型的には、約25マイクロメートル〜約75マイクロメートルのオーダーの直径であるエントリー寸法を有していた。
商業的に実施可能な期間で大きなサイズのシリコン貫通ビアを充填することは、TSVを使用する装置の商業的利用可能性のバリアである。今日までに得られている実験データは、ダマシンメタライゼーションに適切な組成物(即ち、促進剤、抑制剤、及びレベラーを含む三成分超充填添加剤を含む組成物)を使用する従来の電解銅析出法は、電流密度が制限され(例えば、欠陥のない充填を得るためには約0.10A/dm以下)、大きな寸法(例えば、50マイクロメートル超の開口部直径)のシリコン貫通ビアを完全にメタライズするために20時間ものめっき時間を必要とする場合があることを示唆している。
特許文献6及び7には、シリコン貫通ビアを充填する様々な方法が記載されている。
また、銅めっきは、例えば、特許文献8〜15からも公知であるが、シリコン貫通ビアの構造及び方法に関するこれら参照文献の中には、適用可能な銅メタライズ化学又はシリコン貫通ビアのフィーチャーを充填するのに十分なめっき時間について開示しているものは存在しない。
特許文献16に記載されている添加剤、組成物、及び電解めっきプロセスは、シリコン貫通ビアの充填の分野における著しい進歩を表す。その応用では、銅イオン源と、塩化物イオンと、四級化ジピリジル化合物及び塩化ベンジルとヒドロキシエチルポリエチレンイミンとの反応生成物からなる群から選択されるレベラーとを含有するめっき溶液でTSVを充填する。
米国特許第6,776,893号明細書(Too等) 米国特許第7,303,992号明細書(Paneccasio) 米国特許第7,815,786号明細書(Paneccasio) 米国特許出願公開第2003/0168343号明細書(Commander等) 米国特許第8,608,933号明細書(Paneccasio等) 米国特許出願公開第2007/0001266号明細書(Arana等) 米国特許第7,081,408号明細書(Lane等) 米国特許第7,111,149号明細書(Eilert) 米国特許第6,924,551号明細書(Rumer) 米国特許出願公開第2007/0085198号明細書(Shi) 米国特許出願公開第2007/0117348号明細書(Ramanathan) 米国特許出願公開第2006/0264029号明細書(Heck) 米国特許出願公開第2006/0273455号明細書(Williams) 米国特許出願公開第2006/0278979号明細書(Rangel) 米国特許出願公開第2005/0136635号明細書(Savastiouk等) 米国特許出願公開第2013/0199935号明細書(Richardson等)
本発明は、新規レベラー、新規電解めっき溶液、有用なレベラーを調製する方法、好ましいレベラーを含有するめっき溶液を用いて集積回路装置のサブミクロンフィーチャーを充填する方法、好ましいレベラーを含有するめっき溶液を用いてシリコン貫通ビアを充填する方法、及び好ましいレベラーを含有するめっき浴から銅を電解析出させることによって、集積回路装置のサブミクロンフィーチャーを充填するか又はシリコン貫通ビアを充填することを含むプロセスによって調製されるマイクロエレクトロニクスデバイスに関する。本発明は、更に、ウエハレベルパッケージングにおいて銅のバンプ及びピラーを構築する新規プロセスに関する。
1つの態様では、新規レベラー化合物は、脂肪族ジ(t−アミン)と以下の式に対応する二官能性アルキル化剤との反応生成物を含む:
(式中、Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され;Aは、構造−CR−又は−C(R)(R)C(R33)(R34)−を有し;p及rは、それぞれ独立して、1以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり;qは、0以上6以下の整数であり;R、R、R、R、R、R、及びR34は、それぞれ独立して、水素、及び1個〜4個の炭素原子を含む置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され;R33は、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルであり、Yは、塩化物、臭化物、ヨウ化物、トシル、トリフレート、スルホネート、メシレート、メトスルフェート、フルオロスルホネート、メチルトシレート、及びブロシレートからなる群から選択される脱離基であり、Zは、R30、及び独立してYと同じ基から選択される脱離基からなる群から選択され、R30は、脂肪族ヒドロカルビル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、及びアミドからなる群から選択され、−G−が、共有単結合以外であるとき、qは少なくとも1である。
別の態様では、前記レベラー化合物は、以下の構造を有するカチオンを含む塩からなる群から選択されるオリゴマー及び/又はポリマー化合物を含む:
又は
(式中、G及びAは、上に定義した通りであり;Bは、以下の構造:
を有し、
Dは、以下の構造:
を有し、
は、それぞれのt−アミン部位において−(CR−G−(CR]−に結合してジ(四級アンモニウム)カチオン性構造を形成するN,N’−ジアルキル複素環ジアミンの残基であり、
p、r、t、u、w、及びyは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、q、v、x、k、及びzは、それぞれ独立して、0以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、v又はxが0以外であるとき、kは少なくとも1であり、Gが共有単結合以外であるとき、qは、少なくとも1であり;R〜R、R〜R19、R23、R25、及びR34は、それぞれ独立して、水素又は1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキルからなる群から選択され、R、R、R20、R21、R22、R24、及びR33は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され;
nは、1〜約30である)。
更なる態様では、前記レベラー化合物は、以下の式に対応する化合物を含む:
又は
(式中、G、A、B、及びDは、上に定義した通りであり;
は、それぞれのt−アミン部位において−(CR−G−(CR]−に結合してジ(四級アンモニウム)カチオン性構造を形成するN,N’−ジアルキル複素環ジアミンの残基であり;p、r、t、u、w、及びyは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、q、v、x、k、及びzは、それぞれ独立して、0以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、v又はxが0以外であるとき、kは少なくとも1であり、Gが共有単結合以外であるとき、qは、少なくとも1であり;R〜R、R〜R19、R23、R25、及びR34は、それぞれ独立して、水素又は1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキルからなる群から選択され;R、R、R20、R21、R22、R24、及びR33は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され;
30は、脂肪族ヒドロカルビル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、及びアミドからなる群から選択される)。
構造III又はVIIが三級アミン部位を含む場合、即ち、xが少なくとも1の値を有する場合、前記レベラーの合成中に構造Iの二官能性アルキル化剤との反応に基づいて別の構造IIIのポリマー又は構造VIIの化合物と前記アミン部位において架橋が生じることがある。かかる架橋構造も、本明細書に記載する用途においてレベラーとして機能する。
前記新規レベラーは、誘電体又は半導体の基本構造上に銅を電解析出させるプロセスにおいて用いられる。前記基本構造上の導電性層を含むメタライズ基板を水性電解析出組成物と接触させ、前記電解析出組成物に電流を供給して前記基板上に銅を析出させる。前記水性電解組成物は、銅イオンと、酸と、抑制剤と、上に定義した及び/又は以下に更に定義するレベラー組成物又は化合物とを含む。
他の目的及び特徴は、一部は以下から明らかになり、一部は以下に指摘する。
半導体集積回路装置の製造における銅の電解析出において使用するための新規電解めっき組成物及び方法を開発した。より具体的には、前記新規組成物及び方法は、例えば、三次元ウエハスタックにおいて互いに接合される2以上のウエハ間を電気的に相互接続させるシリコン貫通ビアの充填に加えて、かかる装置のサブミクロンフィーチャーの充填にも有効である。また、前記組成物及びプロセスは、ウエハレベルパッケージングにおける銅のバンプ及びピラーを構築するために有用である。
前記新規めっき組成物は、2つの一般的に異なる組成のレベラーを含有する。
第1の分類のレベラーは、エーテル結合及び四級化アンモニウムイオンの両方を含む主に直鎖状の構造を含む。好ましい実施形態では、前記レベラーは、ジ(t−アミン)と以下の式に対応するアルキル化剤とを反応させることによって調製することができる:
(式中、Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され、Aは、以下の構造:
を有し、
p、q、及rは、それぞれ独立して、1以上6以下の整数であり、sは、0以上10以下の整数であり、R、R、R、R、R、R、及びR34は、それぞれ独立して、水素、及び1個〜4個の炭素原子を含む置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され、R33は、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルであり、Yは、塩化物、臭化物、ヨウ化物、トシル、トリフレート、スルホネート、メシレート、メトスルフェート、フルオロスルホネート、メチルトシレート、及びブロシレートからなる群から選択される脱離基であり、Zは、R30、及び独立してYと同じ基から選択される脱離基からなる群から選択され、R30は、脂肪族ヒドロカルビル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、及びアミドからなる群から選択される)。前記レベラー化合物を作製するプロセスからオリゴマー及び/又はポリマー化合物に加えて極少量(<2重量%)の単一反応種(単一のジ(t−アミン)及びアルキル化剤の生成物である)が得られるのと同様に、多くの場合、前記レベラー化合物は、オリゴマー及び/又はポリマーに加えて、単一反応種を含む。
特に好適なジ(t−アミン)反応物質としては、以下の式に対応するN,N’−ジアルキル複素環及び化合物が挙げられる:
(式中、
Bは、以下の構造:
を有し、
Dは、以下の構造:
を有し、
t、u、w、及びyは、それぞれ独立して、1以上6以下の整数であり、v、x、z、及びnは、それぞれ独立して、0以上6以下の整数であり、R、R、R13、R20及びR21、R22、R24、及びR33は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキル置換基から選択され、R〜R12、R14〜R19、R23、R25、及びR34は、それぞれ独立して、水素及び1個〜4個の炭素原子を含む置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビル基からなる群から選択される)。
別のジ(t−アミン)反応物質としては、以下の式に対応するN,N’−ジアルキル複素環が挙げられる:
(式中、R7及びR20は、上に定義した通りである)。
好適なレベラーとしては、以下の構造を有するカチオンを含む四級アンモニウム塩の形態の新規化合物、ポリマー、及びオリゴマーが挙げられる:
及び
(式中、
Aは、以下の構造:
を有し、
Bは、以下の構造:
を有し、
Dは、以下の構造:
を有し、
は、それぞれのt−アミン部位において−(CR−G−(CR]−に結合してジ(四級アンモニウム)カチオン性構造を形成するN,N’−ジアルキル複素環ジアミンの残基であり、t、u、w、y及びは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、sは、0以上10以下の整数であり、v、x、n、及びqは、それぞれ独立して、1以上6以下の整数であり、sは、0以上10以下の整数であり、v又はxが0以外であるとき、nは、少なくとも1であり、sが0以外であるとき、qは少なくとも1であり、R〜R12、R14〜R19、R23、R25、及びR33は、それぞれ独立して、水素又は1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキルからなる群から選択され、R、R、R、R、R、R、R13、R22、R24、及びR34は、それぞれ独立して、水素、及び1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され、R、R、R20、R21、R23、及びR33は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択される)。
構造III及びIVの構造では、以下の通りであることが更に好ましい:
sの値は、少なくとも1又は少なくとも2であり;xの値は、少なくとも1であり、R13はアルキルであり、R7、R8、R13、R20、R21、R23、及びR33はそれぞれメチルであり、
は、5員又は6員のN,N’−ジアルキル複素環、例えば、N,N’−ジアルキルピペラジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリミジン、及びN,N’−ジアルキルイミダゾリジン、より好ましくは、N,N’−ジアルキルピペラジン、最も好ましくは、N,N’−ジメチルピペラジンの残基である。
例示的な直鎖ジ(t−アミン)としては、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,2−ジアミノエタン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパン、ビス(N,N−ジメチル−2−アミノ)エチルエーテル、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,6−ジアミノヘキサン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,4−ジアミノブタン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,2−ビス(2−アミノエトキシ)エタンが挙げられる。
式IIIの化合物についての例示的なアルキル化剤としては、ビス(2−クロロエチル)エーテル、ビス(2−クロロエトキシ)エタン、1,6−ジクロロヘキサン、及び臭化物又は他の脱離基を含有するこれら化合物のアナログが挙げられる。他の具体的なアルキル化剤としては、ビス[2−(2−クロロエトキシ)エチル]エーテル、1,3−ジクロロ−2−プロパノール、ビス(4−クロロブチル)エーテル、1,3−ジクロロプロパン−2−オン、1,2−ジ(2−クロロエチル)エーテル、1,2−ジクロロエタン、1,3−ジクロロプロパン、1,4−ジクロロブタン、1,5−ジクロロペンタン、1,6−ジクロロヘキサン、1,7−ジクロロブタン、1,8−ジクロロオクタン、及び臭化物又は他の脱離基を含有するこれら化合物のアナログが挙げられる。
式IVの化合物についての例示的なアルキル化剤としては、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルクロリド、2−メトキシエチルクロリド、1−クロロ−4−ブタノール、ヘキサノール、オクタノール等が挙げられる。(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)トリメチル−アンモニウムクロリド、(2−クロロエチル)トリメチルアンモニウムクロリド、(2−クロロエトキシ)ベンゼン、ベンジルクロリド、4−メチルベンジルクロリド、アリルクロリドが挙げられる。
第1の分類のレベラーの特に好ましい種は、以下の構造式を有する化合物の中から選択されるオリゴマー及びポリマーである(上記一般式と同様に、括弧は、記載されている構造がポリマー又はオリゴマーの反復単位であることを示す):

(式中、nは、1〜30、例えば、2〜30、又は5〜30、又は5〜20であり、n−xは、1〜12、例えば、2〜12、又は3〜12、又は3〜8である)。上述の通り、三級アミン部位を有する化合物、例えば、ポリマー31又は32は、アミン部位を介して別のポリマー鎖と架橋して、レベラーとしても機能し得る架橋ポリマー構造を生成することができる。
本発明のレベラー化合物を調製するプロセスにおいて、ジアミンは、二官能性アルキル化剤と反応して四級化構造を生成する。好ましくは、銅電解めっき浴、及びTSVの充填又はウエハレベルパッケージング等の用途において銅めっき浴から銅が電解析出する条件に適合する極性有機溶媒媒体に、ジアミン及びアルキル化剤を溶解させ、反応させる。好ましくは、前記極性有機溶媒媒体は、満足のゆく速度で四級化反応が進行する温度を超える大気沸点、例えば、少なくとも120℃、少なくとも140℃、少なくとも150℃、又は少なくとも160℃を有する。特に好適なのは、極性溶媒、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、又は180℃超の沸点を有する他の類似溶媒である。ジメチルホルムアミド、N−メチルピリジン、又はジメチルスルホキシド等の溶媒は避けるのが好ましいが、その理由は、レベラー合成によって生成される反応混合物が電解銅めっき溶液に取り込まれた場合めっき性能に対して悪影響を及ぼす可能性があるためである。ジアミンは、好ましくは、約50g/L〜約400g/L、より好ましくは、約80g/L〜約250g/Lの初期濃度で存在する。レベラー生成物がポリマーである場合、例えば、アルキル化剤が以下の式:
に対応し、Y及びZが、それぞれ、上記脱離基である場合、前記アルキル化剤は、好ましくは、約100g/L〜約450g/L、より好ましくは、約160g/L〜約280g/Lの初期濃度で存在し、前記アルキル化剤の前記ジアミンに対するモル比は、好ましくは、約5:2〜約1:2、より好ましくは、約2:1〜約1:1である。構造IIの反応物質が、化合物31及び32の前駆体のように三級アミン部位を含む場合、t−アミン部位における二官能性アルキル化剤との反応によって、アルキル化反応で形成されるポリマー及び/又はオリゴマー鎖間に適度な架橋が生じ得る。
アルキル化剤が単官能性である場合、即ち、Y及びZのうちの一方だけが官能基であり、他方がR30である場合、アルキル化剤の初期濃度は、好ましくは、約160g/L〜約300g/L、より好ましくは、約220g/L〜約260g/Lであり、アルキル化剤のジアミンに対するモル比は、好ましくは、約5:2〜約1:1である。反応は、好ましくは、約23℃〜約190℃、より典型的には、約120°〜約180℃の範囲の温度で実施される。レベラー反応混合物を直接水で希釈し、促進剤、抑制剤、塩化物イオン、銅塩、及び酸と組み合わせることができる水溶液を生成して、本発明の新規めっき浴を得る。
或いは、第1の分類のレベラー化合物は、非ポリマー化合物であってもよく、この場合、ジ(t−アミン)は、その他の点では上記ポリマーレベラーの合成において用いたものと同等の単官能性アルキル化剤で両窒素においてアルキル化される。これら非ポリマーレベラーは、以下の構造に対応する:
又は
(式中、G、A、B、及びDは、上に定義した通りであり、
は、それぞれのt−アミン部位において−(CR−G−(CR]−に結合してジ(四級アンモニウム)カチオン性構造を形成するN,N’−ジアルキル複素環ジアミンの残基であり、p、r、t、u、w、及びyは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、q、v、x、k、及びzは、それぞれ独立して、0以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、v又はxが0以外であるとき、kは少なくとも1であり、Gが共有単結合以外であるとき、qは少なくとも1であり、R〜R、R〜R19、R23、R25、及びR34は、それぞれ独立して、水素又は1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキルからなる群から選択され、R、R、R20、R21、R22、R24、及びR33は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され、R30は、脂肪族ヒドロカルビル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、及びアミドからなる群から選択される)。
特に好ましい非ポリマーレベラーとしては、以下の式に対応するものが挙げられる。
ポリマー及び非ポリマーの本明細書に記載する脂肪族レベラーの使用は、ウエハレベルパッケージング等の用途において重要であり得る、高純度の電解銅析出物の形成を促進する。
新規電解めっき方法において有用な別の分類のレベラーは、ジピリジル又は他のジ(t−アミン)化合物を二官能性アルキル化剤と反応させて、N,N’−テトラアルキルチオウレアと反応する中間体を生成することによって調製される化合物を含む。例えば、
である。
より一般的には、反応物質Aは、以下の構造に対応する:
Y−(CR2627−Ar−(CR2829−Z
(式中、Y及びZは、それぞれ独立して、塩化物、臭化物、ヨウ化物、トシル、トリフレート、スルホネート、メシレート、メトスルフェート、フルオロスルホネート、メチルトシレート、及びブロシレートから選択される脱離基であり、Arは、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン等から誘導される二価アリール残基であり、i及びjは、それぞれ、1以上12以下の整数であり、R26、R27、R28、及びR29は、それぞれ独立して、水素及び1個〜4個の炭素原子を有する低級アルキルから選択される)。反応物質Aを構成し得る例示的な化合物は、p−ジ(クロロメチル)ベンゼン、1,4−ビス(2−クロロエチル)ベンゼン、m−ジ(クロロメチル)ベンゼン、及びo−ジ(クロロメチル)ベンゼンである。或いは、Aは、構造(I)によって記載することもできる。
反応物質Bは、任意で、非置換ジピリジルであるか、又は例えば、アルキル、アリール、アラルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、シアノ、アミド、又はカルボキシル(即ち、ヒドロキシカルボニル)を含む様々な環置換基のいずれかで一、二、若しくは三置換されているジピリジルである。反応物質Bを構成し得る例示的な化合物としては、ジピリジル、エタン、プロパン、又はブタン、及び構造(II)によって記載されるジ(tert−アミン)のいずれかが挙げられる。反応物質Cは、好ましくは、脱離基部位においてアルキル化剤と反応するが、重合反応を広げることはない化合物である。例としては、ピリジン、チオウレア、及びN,N,N’,N’−テトラアルキルチオウレアが挙げられる。尿素窒素におけるアルキル置換基は、好ましくは、1個〜4個の炭素原子を有する低級アルキルから選択される。
ジピリジル系レベラーの調製では、ジピリジル化合物B及び二官能性反応物質Aを両方とも溶媒媒体、例えば、エチレングリコールに溶解させ、前記溶媒媒体中にて、好ましくは、約120℃〜約180℃の温度で反応させる。反応物質Aは、好ましくは、約150g/L〜約200g/L、より好ましくは、約170g/L〜約180g/Lの初期濃度で存在する。反応物質Bは、好ましくは、約50g/L〜約200g/L、より好ましくは、約70g/L〜約100g/Lの初期濃度で存在し、反応物質Aの反応物質Bに対するモル比は、好ましくは、約3:1〜約2:3、より好ましくは、約1:1〜約2:1である。前記反応によって、四級化ジピリジニウム反復単位及び反応物質Aの残基を含む反復単位を含むカチオンと脱離基Y及びZから誘導されるアニオンとを含むポリマー又はオリゴマーを含む塩が生成される。反応物質Aと反応物質Bとの反応によって生成される中間反応混合物を、好ましくは約80℃未満の温度に冷却し、その後、反応物質Cを添加する。次いで、溶液を約120℃〜約180℃に再度加熱して、A+B付加物と反応させて、レベラー化合物を含む反応溶液を得る。
或いは、反応物質Aを最初に反応物質Cと反応させて、反応物質Bと反応する付加物を生成して、レベラーを生成してもよい。この場合も、中間反応生成物を、好ましくは80℃未満の温度に冷却した後、反応物質Bを添加し、得られた混合物を約120°〜約180℃の温度に再度加熱して、反応を完了させる。更なる選択肢によれば、反応物質A、B、及びCを全て反応媒体に導入し、同時に反応させて、レベラー生成物を含む溶液を生成してもよい。チオウレア系レベラーの重量平均分子量は、典型的には、約1,000〜約5,000の範囲である。反応物質CがN,N,N’,N’−テトラメチルウレアである場合、重量平均分子量は、好ましくは、約300〜約3,000の範囲であってよい。
反応物質を組み合わせる正確な順序にかかわらず、p−ジ(クロロメチル)ベンゼン、ジピリジル、及びN,N’−テトラメチルチオウレアから生成されるレベラー化合物は、以下の一般構造を有する。
より一般的には、ジピリジルに基づく新規レベラーは、チオウレア残基の窒素における置換基が、独立して、水素及びC〜Cアルキルからなる群から選択され得、ジピリジル残基及びフェニレン環が、それぞれ、上記環置換基のうちの1以上を有していてもよいことを除いて、上記式に対応する。更なる例として、別の分類のレベラー化合物は、以下の構造に対応し得る:
−[−(ジ(t−アミン)残基))−(CR2627−Ar−(CR2829−]−S−C(=NR3839−NR4041
又は
−[−(ジ(t−アミン)残基))−(CR27−G−(CR−]−S−C(=NR3839−NR4041
(式中、R40及びR41は、それぞれ独立して、水素及びC〜Cアルキルからなる群から選択され、i、j、p、q、R、R、R、R、R26、R27、R28、R29、Ar、及びGは、それぞれ上に定義した通りであり、ジ(t−アミン)残基は、例えば、ジピリジル又は上に記載した他のジ−(t−アミン)化合物のいずれかから誘導される)。上記反応物質A、B、及びCから調製するとき、ポリマーレベラーは、典型的には、ポリマー、オリゴマー、及び非ポリマー種の混合物を含んでいてよい。
半導体集積回路装置をめっきするための電解めっき浴は、好ましくは、例えば、約1g/L〜約40g/Lの濃度の硫酸銅等の銅塩の形態の、約0.3g/L〜約50g/L、好ましくは約0.5g/L〜約20g/Lの濃度の銅イオンと、約3g/L〜約150g/L、好ましくは約5g/L〜約50g/Lの濃度の酸、好ましくは、硫酸と、約15ppm〜約200ppm、好ましくは約25ppm〜約140ppmの濃度の促進剤と、約50ppm〜約500ppmの濃度の抑制剤と、約0.5ppm〜約30ppm、好ましくは約1ppm〜約15ppmの濃度の本発明の新規レベラーとを含む。好ましくは、めっき浴は、例えば、約30ppm〜約100ppm又は約50ppm〜約100ppmの濃度の塩酸の形態の塩化物イオンも含有する。
半導体集積回路装置を電気めっきするプロセスでは、先ず、ビア及びトレンチの底部及び側壁に沿って、銅でめっきされるフィールドの領域上に、種導電性層(seminal conductive layer)を含むメタライズ基板を析出させる。典型的には、種導電性層は、銅シード層、又は一部の場合には、ポリチオフェン、ポリピロール、若しくはポリアニリン等の導電性ポリマー、又はウエハレベルパッケージングの場合には、半導体基板上に形成されるアンダーバンプメタルパッドを含む。銅シード層は、物理蒸着又は化学蒸着等の従来の手段によって誘電体又は半導体の基本構造上に適用してよい。ダマシンめっきでは、基本構造は、通常、二酸化ケイ素、又はケイ素若しくは他の半導体のチップ若しくはウエハ上に形成若しくは接合される他の絶縁層である。銅が誘電層を通って半導体に不所望に拡散又はエレクトロマイグレーションするのを防ぐために、好ましくは、基本構造とメタライズ基板との間にバリア層を介在させる。前記バリア層は、典型的には、窒化チタン、タンタル、窒化タンタル、窒化タングステン、並びに同等の特性を有する他の金属及び窒化物を含んでいてよい。
前記プロセスのめっき工程を実施するために、電解めっき溶液と、前記めっき溶液に浸漬されているアノードと、前記電解めっき溶液に浸漬され且つ前記アノードから離間している半導体ウエハ又はチップに形成されるか又は提供される誘電体又は半導体の基本構造上のメタライズ基板と、前記アノードと電気的に連通している正端子及び電解回路においてカソードとして機能する前記ウエハ又はチップ上のメタライズ基板と電気的に連通している負端子を有する直流電源とを含む電解回路を確立する。前記回路に直流電流を流し、前記めっき浴由来の銅イオンをカソード表面で還元させ、前記半導体基板におけるサブミクロンビア及びトレンチ又はシリコン貫通ビアを充填する。
めっき浴中の促進剤、抑制剤、及びレベラーの組合せは、半導体基板におけるサブミクロンフィーチャーのボトムアップ充填を促進する。抑制剤及びレベラーは、いずれも、フィールドにおける、ビア及びトレンチの側壁に沿っためっき速度を阻害する。
促進剤は、バルク電解溶液を通ってビア及びトレンチの底部に及びメタライズ基板の表面における液相内の境界層を通って容易に拡散して、後者がシード層又は他の種導電性層上で成長するとき、カソード銅基板に結合している電子移動剤として機能する。可動性である銅イオンも、電解フィールドの影響下で境界層を通って容易に拡散し、カソード表面で電子を受容して金属銅として析出する。抑制剤及びレベラーは、より緩徐に拡散するので、ビア及びトレンチ内で次第に減少する抑制剤及びレベラーの濃度対深さの勾配が生じ、その結果、境界層の抵抗の逆勾配、及びサブミクロンフィーチャーの底部においてより急速なめっきを促進する対応する電流勾配が生じる。
レベラーは、典型的には1,000〜5,000の範囲の重量平均分子量を有する比較的大きな分子である。明らかにそのサイズと電荷密度との組合せに起因して、レベラーは、典型的には、抑制剤よりも緩徐に拡散する。緩徐な拡散速度は、その強力な電荷と相まって、集積回路チップ又はウエハの表面におけるメタライズ基板の領域及びビアの頂点部でレベラーを濃縮させる。基板に結合している場合、レベラーは、促進剤又は抑制剤によって容易には置き換えられない。更にそのサイズ及び電荷により、レベラーは、下層の基板における銅の電解析出に対して強力な抑制効果を示すので、レベラー濃度が最高であるビアの上方部からレベラー濃度が最低であるビアの底部へと電流を導き、それによって、ビア内で水平方向における成長よりも早く垂直方向における析出物の成長を促進する。レベラーがチップ(又は他のマイクロエレクトロニクスデバイス)の外面(フィールド)及びビアの上方部で濃縮される限り、その表面における電解析出を遅延させ、それによって、望ましくない過負荷を最小化し、ビアエントリー又はその近傍におけるピンチング及びボイドの形成を防ぐのが有効である。本明細書に記載する新規レベラーは、ボイドの形成又は過負荷を最小化しながら、急速なボトムアップ充填を促進する好ましい特性を有することが見出された。
好ましくは、電解析出プロセスは、約1mA/cm〜約10mA/cmの電流密度及び10rpm〜100rpmのウエハ回転速度で行われる。
新規レベラーを含有する電解溶液は、半導体集積回路装置のサブミクロンフィーチャー、例えば、幅<1μ、より典型的には<100nm、より好ましくは10nm〜30nm、最も典型的には20nm〜30nm、及び深さ60nm〜150nmの寸法を有するビア及びトレンチの充填において用いることができる。幅10nm〜20nmのビア及びトレンチでさえも、本発明のレベラー、めっき浴、及びめっき方法を用いてギャップを充填することができる。したがって、新規レベラーを用いて充填されるサブミクロンフィーチャーは、>3:1、より典型的には>4:1、最も典型的には約4:1〜約10:1の範囲のアスペクト比を有していてよい。
本明細書に記載する新規脂肪族レベラーは、純粋な銅析出物、特に、炭素、酸素、塩化物、硫黄、及び窒素等の不純物の含量が相対的に最低限である析出物を生成するのに特に有効である。これは、先行技術からの顕著で有利な発展である。不純物の多い銅析出物は、装置の耐ストレスマイグレーション性の改善等、幾つかの利点を有し得るが、高レベルの不純物を含む銅析出物を用いて特定の装置におけるインターコネクトフィーチャーを充填することは常に有利である訳ではない。むしろ、一部の装置、特に、記憶装置は、より純度の高い銅析出物によるインターコネクトのメタライゼーションを必要とする場合がある。かかる純粋な銅層は、マイクロボイドを形成しにくく、より優れた導電性及び改善された耐エレクトロマイグレーション性を有すると考えられる。新規レベラーを含有するめっき浴は、更に、ウエハパターン全体に亘ってCuオーバーめっきをより平坦化するための強力なレベリング性能を示す。基板が特に小さなインターコネクト部位の密集パターンを呈する場合、ハンプの高さが最小化され、ウエハパターン全体に亘って短時間でマウンディングが軽減される。
上記と実質的に同様に、新規レベラー、電解めっき浴、及び電解析出プロセスは、シリコン貫通ビア(TSV)の充填に有効である。TSVは、非常に小さいが、サブミクロンインターコネクトよりも遥かに大きい。典型的には、TSVは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルのエントリー寸法、20マイクロメートル〜750マイクロメートルの深さ寸法、及び約2:1超のアスペクト比を有するが、多少低いアスペクト比及び著しく高いアスペクト比も可能である。TSVを充填する場合、新規電解めっき浴は、典型的には、約30g/L〜約80g/L、好ましくは約40g/L〜約60g/Lの銅イオンと、約50g/L〜約120g/L、好ましくは約70g/L〜約90g/Lの酸、好ましくは硫酸と、約40ppm〜約60ppmの塩化物イオンと、約2ppm〜約75ppm、好ましくは約5ppm〜約50ppmの促進剤と、約50ppm〜約300ppmの抑制剤と、約2ppm〜約50ppm、好ましくは約3ppm〜約30ppmのレベラーとを含む。典型的なアスペクト比は、約10〜約25である。前記プロセスは、好ましくは、ホットエントリーを使用しない。電解析出に先立って、種導電性層、通常、シード層をTSVの壁に析出させる。電流波形は、変化し得る。
また、新規電解めっき浴は、プリント配線板のめっき、特に、ブラインドビア及びスルーホールの壁のめっきにおいて用いることもできる。プリント配線板の場合、前記電解浴は、好ましくは、約15g/L〜約80g/L、例えば、約30g/Lの銅イオンと、約70g/L〜約225g/L、例えば、約150g/L〜約225g/Lの酸、好ましくは硫酸と、約50ppm〜約90ppmの塩化物イオンとを含む。電流密度は、好ましくは、約10A/ft〜約40A/ftの範囲である。
また、新規レベラーは、フリップチップパッケージング又は集積回路のウエハレベルパッケージングのための他のプロセスにおいて銅のバンプ及びピラーを構築するためにかかるレベラーを含有する電解めっき組成物を用いることもできる、ウエハレベルパッケージング用途においても有効である。バンプ又はピラーの形成、再分配層の形成、又はTSVの充填を含む電解析出プロセスの様々な用途では、先ず、銅が析出するキャビティに、二酸化ケイ素又は窒化ケイ素等の誘電ライナを提供する。前記誘電ライナは、例えば、化学蒸着又はプラズマ蒸着によって提供することができる。或いは、有機誘電体を用いて、熱膨張係数の不整合を軽減してもよい。キャビティのフォトレジスト壁は、更なる誘電体層を不要にするのに十分な誘電特性を有し得るが、蒸着プロセスの性質によって、フォトレジスト壁に更なる誘電体層が形成される場合もある。次いで、シード層の化学蒸着によって又は導電性ポリマーの塗布によって種導電性層を提供する。バンプ及びピラーを形成するプロセスでは、種導電性層はキャビティの底部にのみ析出する。前記底部は、平坦であってもよく、より優れた接合を促進するポリイミドが充填された凹部を含んでいてもよい。前記プロセスのこの実施形態は、底部及び側壁を含むキャビティの全表面に種導電性層が形成され、底部及び側壁の両方に銅を析出させるためにメタライズを実施するTSVの充填とは異なる。
前記プロセスを用いて、メタライズ基板が接合パッドの面に限定される、フリップチップ製造のためのアンダーバンプメタルパッドを提供することができる。或いは、フロア、即ち、底部としてのアンダーバンプメタルに関連して、前記プロセスを用いて、アンダーバンプパッド若しくはアンダーバンプメタルによってそのフロアに形成され、前記パッド若しくはアンダーバンプメタルへのアクセスを可能にするストレスバッファ層及び/又はフォトレジストにおける開口部の壁によってその側面に形成されるキャビティのボトムアップ充填によって銅のバンプ又はピラーを形成することができる。後者の用途では、キャビティの開口サイズは、ブラインドシリコン貫通ビアと略同等であり、バンプ又はピラーを構築するためのプロセスのパラメータは、ブラインドTSVの充填に用いられるものと同様である。しかし、フォトレジスト又はストレス低減材料における開口部によって提供される凹部壁は、通常、シードされないので、非導電性である。キャビティのフロアにおける半導体又は誘電体アンダーバンプ構造にのみ、典型的にはポリイミド等の導電性ポリマーを含む種導電性層が提供される。かかる実施形態では、前記プロセスは、サブミクロンビア又はTSVのボトム充填の場合と同様に、促進剤と抑制剤とのバランスに依存するのではない。
ウエハレベルパッケージングにおいて有用なめっき浴は、ダマシンプロセス及びTSVの充填に用いられるものと同様である。しかし、後者の用途では硫酸が非常に好ましいが、銅のバンプ及びピラーの形成については、硫酸又はメタンスルホン酸等のアルカンスルホン酸を含有する浴が非常に有利である。新規組成物及びプロセスは、20μ〜150μの直径又は幅及び20μ〜210μの高さを有する様々な寸法のバンプ及びピラーを形成するのに有効である。典型的には、メガバンプは、100μ〜150μの直径又は幅及び200μ〜210μの高さを有し、ピラーは、40μ〜60μの直径又は幅及び40μ〜100μの高さを有し、マイクロバンプは、20μ〜30μの範囲の直径又は幅及び高さを有する。これら各用途の場合、電解めっき浴は、好ましくは、約25g/L〜約100g/Lの濃度の硫酸銅又はアルカンスルホン酸銅と、約70g/L〜約150g/Lの濃度の硫酸又はアルカンスルホン酸と、約30ppm〜約80ppmの濃度の塩化物イオンとを含有する。マイクロバンプ及びピラーを形成するためのめっき浴では、酸濃度は、好ましくは上記範囲の下限、例えば約70g/L〜約100g/Lであるが、一方、メガバンプの形成では、酸濃度は、好ましくは上記範囲の上限、例えば120g/L〜約150g/Lである。また、マイクロバンプ及びピラー用途では、銅塩の濃度は、好ましくは約25g/L〜約60g/Lである。
メガバンプ用途の場合、電解浴は、好ましくは、約20mg/L〜約60mg/Lの濃度の促進剤と、約1,000mg/L〜約3,000mg/Lの濃度の抑制剤と、約1mg/L〜約60mg/Lの濃度のレベラーとを含有する。メガバンプを充填するための好ましいレベラーは、以下の式IIIに対応する:
(式中、v=0であり、x=0であり、z=0であり、t+kは2〜4の範囲であり、p+qは3〜5の範囲であり、Gは、エーテル酸素−O−である)。t+k=3及びp+q=4であり、R、R、R、R、R、R、R、R10、R18、及びR19が、水素であることが更に好ましい。かかる用途に特に好ましいレベラーは、R、R、R20、及びR21も水素である13頁に記載の化合物27である。かかる組成物の浴を用いると、約3%のWIFを達成することができる。
構造(III)のレベラーを用いて作製されるバンプ及びピラーは、一般的に、カーケンダル(Kirkendall)ボイドを含まず、また、Cl、S、O、及びCを含む不純物も含まない。
例えば、20μ〜80μの直径を有するマイクロバンプ及びピラーを形成する場合、めっき浴は、好ましくは、ジ(t−アミン)及びジ(ハロアルキル)アリール化合物の共重合によって生成され、ハロアルキルアリール残基とN,N’−テトラアルキルチオウレアとの縮合による末端を有しているレベラーを含む。より一般的には、マイクロバンプ及びピラー用途に好ましいレベラーは、以下の式に対応する:
−[−(ジ(t−アミン)残基))−(CR2627−Ar−(CR2829−]−S−C(=NR3839−NR4041
又は
−[−(ジ−(t−アミン)残基))−(CR27−G−(CR−]−S−C(=NR3839−NR4041
(式中、R40及びR41は、それぞれ独立して、水素及びC〜Cアルキルからなる群から選択され、i、j、p、q、R、R、R、R、R26、R27、R28、R29、Ar、及びGは、それぞれ上に定義した通りであり、ジ(t−アミン)残基は、例えば、ジピリジル又は上に記載した他のジ−(t−アミン)化合物のいずれかから誘導される)。p−ジ(クロロメチル)ベンゼン、ジピリジル、及びN,N’−テトラメチルチオウレアから生成され得るマイクロバンプ及びピラーを形成するための特に好ましいレベラーは、以下の構造を有する。
新規めっき浴及びプロセスは、フィーチャー内(WIF)高さのばらつきが約10%未満であり、ダイ内(WID)高さのばらつきも同様に約10%未満であるバンプ及びピラーを作製するのに有効である。ジピリジル系レベラーの使用は、バンプ及びピラーの構造の制御、特に、ドーム及びディンプルの高さ、深さ、及び構造の排除又は制御と同時に、高いめっき速度を達成するために有効である。
以下の実施例は、本発明を説明するものである。
実施例1
水凝縮器、撹拌棒、及び温度計を備える1リットルの3つ口丸底フラスコに、エチレングリコール500mL、ビス[2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル]エーテル160.3グラム(1モル)、及び1,2−ビス(2−クロロエトキシ)エタン187.1グラムを全て同時に入れる。混合物を400rpmで撹拌し、約135℃の発熱がみられ、最高温度が185℃〜188℃になるまで、レオスタットを備える加熱マントルを用いてゆっくり加熱する。暗赤色の混合物を1時間170℃〜180℃で加熱し、次いで、室温まで冷却する。高純度脱イオン水を用いて溶液の最終体積を10リットルにする。
実施例2
撹拌棒、凝縮器、及び温度計を備える250mLの3つ口丸底フラスにエチレングリコール(50mL)を添加する。4,4−ジピリジル(25mmol)、テトラメチルチオウレア(50mmol)、及びa,a’−ジクロロ−p−キシレン(50mmol)を反応フラスコに添加する。溶液を400rpmで撹拌し、前記溶液を170℃に加熱し、その温度で1時間撹拌する。前記溶液を室温まで冷却する。前記溶液を1Lのメスフラスコに注ぎ入れ、前記反応フラスコを水ですすぎ、前記メスフラスコに注ぎ入れ、次いで、前記溶液の体積を1Lにする。
実施例3
撹拌棒、凝縮器、及び温度計を備える250mLの3つ口丸底フラスにエチレングリコール(50mL)を添加する。テトラメチルチオウレア(50mmol)及びa,a’−ジクロロ−p−キシレン(50mmol)を反応フラスコに添加する。溶液を400rpmで撹拌し、前記溶液を170℃に加熱し、その温度で1時間撹拌する。前記溶液を<80℃まで冷却し、その時点で4,4−ジピリジル(25mmol)を添加する。次いで、反応混合物を再度170℃まで加熱し、その温度で更に1時間撹拌する。次いで、溶液を室温まで冷却する。反応溶液を100mLのメスフラスコに注ぎ入れ、高純度脱イオン水で体積を増やす。
実施例4
CuSO(50g/L Cu++)と、硫酸(80g/L)と、塩化物イオン(50ppm)と、促進剤(80mg/L)と、プロピレンオキシド反復単位とエチレンオキシド反復単位との組合せを含むアリールエトキシレート抑制剤(400mg/L)と、上記の通りp−ジ(クロロメチル)ベンゼン、ジピリジルを共重合させ、次いで、N,N’−テトラメチルチオウレアと反応させることによって生成されるレベラー化合物(28mg/L)とを含有する電解析出浴を調製した。この浴を、フリップチップダイアセンブリにおけるアンダーバンプメタル部位のアレイと接触させ、1μ/分〜8μ/分、より典型的には2μ/分〜3.5μ/分の速度で銅を析出させるのに有効な密度の電流を印加した。20℃〜45℃、特に室温の浴温度でめっきを実施した。アンダーバンプメタル部位に銅ピラーのアレイが形成され、各ピラーは、直径約40μ〜約60μ及び高さ約60μ〜約80μを有し、その先端にドーム状構造を有していた。マイクロバンプのアレイのWIDは、<10%であった。各マイクロバンプのドームの高さは、バンプ構造内のドームの基部によって画定される平面の上方に4μ〜6μしか延びていなかった。即ち、WIFは、10%を超えていなかった。
実施例5
めっき浴の銅塩成分がCu++イオン濃度80g/Lのメタンスルホン酸第二銅であり、酸成分がメタンスルホン酸(80g/L)であったことを除いて実施例4に記載の通り、フリップチップダイアセンブリのアンダーバンプ部位にマイクロバンプを形成した。この場合も、WID及びWIFはいずれも10%を超えていなかった。
実施例6
CuSO(50g/L Cu++)と、硫酸(80g/L)と、塩化物イオン(50ppm)と、促進剤(3mg/L)と、窒素含有種に結合しているプロピレンオキシド反復単位とエチレンオキシド反復単位との組合せを含む抑制剤(2,500mg/L)と、化合物27からなるレベラー化合物(15mg/L)とを含有する電解析出浴を調製した。この浴を、フリップチップダイアセンブリのアンダーバンプメタル部位のアレイと接触させ、1μ/分〜8μ/分、例えば、2μ/分〜3.5μ/分の速度で銅を析出させるのに有効な密度で電流を印加した。20℃〜45℃、特に室温の浴温度でめっきを実施した。アンダーバンプメタル部位に銅メガバンプのアレイが形成され、各メガバンプは、直径200μ及び高さ約200μを有し、その先端にドーム状構造を有していた。メガバンプのアレイのWIDは、<10%であった。各メガバンプのドームの高さは、バンプ構造内のドームの基部によって画定される平面の上方に20μしか延びていなかった。即ち、WIFは、10%を超えていなかった。
実施例7
めっき浴の銅塩成分がCu++イオン濃度80g/Lのメタンスルホン酸第二銅であり、酸成分がメタンスルホン酸(80g/L)であったことを除いて実施例4に記載の通り、フリップチップダイアセンブリのアンダーバンプ部位にメガバンプを形成した。この場合も、WID及びWIFはいずれも10%を超えていなかった。
本発明又はその好ましい実施形態の要素を導入するとき、冠詞「a」、「an」、「the」、及び「said」は、1以上の前記要素が存在することを意味することを意図する。用語「含む」、「包含する」、及び「有する」は、包括的であることを意図し、記載した要素以外の追加要素が存在していてもよいことを意味する。
上記を鑑みて、本発明の幾つかの目的が達成され、他の有利な結果が得られたことが分かるであろう。
本発明の範囲から逸脱することなしに上記組成物及びプロセスにおいて様々な変更を行うことができるので、上記記載に含まれる全ての事柄は、例示的なものであって、限定する意味を有しないと解釈すべきであることを意図する。

Claims (94)

  1. 半導体集積回路装置又はシリコン貫通ビアのサブミクロンフィーチャーの充填において有用な水性電解組成物であって、
    酸と、
    銅イオンと、
    脂肪族ジ(t−アミン)と以下の式に対応するアルキル化剤との反応生成物を含むレベラーと
    を含むことを特徴とする水性電解組成物:
    (式中、
    Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され、
    Aは、以下の構造:
    を有し、
    p及rは、それぞれ独立して、1以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、qは、0以上6以下の整数であり、
    、R、R、R、R、R、及びR34は、それぞれ独立して、水素、及び1個〜4個の炭素原子を含む置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され、
    33は、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルであり、Yは、塩化物、臭化物、ヨウ化物、トシル、トリフレート、スルホネート、メシレート、メトスルフェート、フルオロスルホネート、メチルトシレート、及びブロシレートからなる群から選択される脱離基であり、Zは、R30、及び独立してYと同じ基から選択される脱離基からなる群から選択され、R30は、脂肪族ヒドロカルビル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、及びアミドからなる群から選択され、
    −G−が、共有単結合以外であるとき、qは少なくとも1である)。
  2. 前記脂肪族ジ(t−アミン)が、末端ジアルキルアミン置換基を含む請求項1に記載の水性電解組成物。
  3. 前記脂肪族ジ(t−アミン)が、以下の式に対応するN,N’−ジアルキル脂肪族複素環及び化合物からなる群から選択される請求項1から2のいずれかに記載の水性電解組成物:
    (式中、
    Bは、以下の構造:
    を有し、
    Dは、以下の構造:
    を有し、
    t、u、w、及びyは、それぞれ独立して、1以上6以下の整数であり、v、x、z、及びkは、それぞれ独立して、0以上6以下の整数であり、
    〜R19、R23、R25、及びR34は、それぞれ独立して、水素又は1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキルからなる群から選択され、R、R、R20、R21、R22、R24、及びR33は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択される)。
  4. 前記N,N−ジアルキル複素環が、以下の式に対応する請求項3に記載の水性電解組成物。
  5. 前記N,N’−ジアルキル脂肪族複素環が、N,N’−ジアルキルピペラジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリダジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリミジン、N,N’−ジアルキルピラゾリジン、及びN,N’−ジアルキルイミダゾリジンからなる群から選択される請求項4に記載の組成物。
  6. 前記N,N’−ジアルキル複素環が、N,N’−ジメチルピペラジンを含む請求項5に記載の組成物。
  7. Zが、Yと同じ基から選択される脱離基である請求項1から6のいずれかに記載の組成物。
  8. Zが、R30である請求項1から7のいずれかに記載の組成物。
  9. 30が、ヒドロキシルである請求項8に記載の組成物。
  10. 半導体集積回路装置又はシリコン貫通ビアのサブミクロンフィーチャーの充填において有用な水性電解組成物であって、
    酸と、
    銅イオンと、
    以下の構造を有するカチオンを含む塩からなる群から選択されるオリゴマー及び/又はポリマー化合物を含むレベラーと
    を含むことを特徴とする水性電解組成物:
    及び
    (式中、
    Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され、
    Aは、以下の構造:
    を有し、
    Bは、以下の構造:
    を有し、
    Dは、以下の構造:
    を有し、
    Eは、それぞれのt−アミン部位において−(CR−G−(CR]−に結合してジ(四級アンモニウム)カチオン性構造を形成するN,N’−ジアルキル複素環ジアミンの残基であり、
    p、r、t、u、w、及びyは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、q、v、x、k、及びzは、それぞれ独立して、0以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、v又はxが0以外であるとき、kは少なくとも1であり、Gが共有単結合以外であるとき、qは少なくとも1であり、
    〜R、R〜R19、R23、R25、及びR34は、それぞれ独立して、水素又は1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキルからなる群から選択され、R、R、R20、R21、R22、R24、及びR33は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され、
    nは、1〜約30であるが、
    但し、以下の構造(I)のアルキル化剤:
    と以下の構造(II)のアミン化合物:
    (式中、R13は、水素である)
    との反応によって調製されるとき、前記レベラーは、ポリマー又はオリゴマー鎖を含んでいてもよく、又はそれからなっていてもよく、前記ポリマー又はオリゴマー鎖は、前記ポリマー又はオリゴマー鎖が架橋される前記構造(I)のアルキル化剤との反応によって一部又は全ての反復単位においてR13が置換されることを除き構造(III)に対応する)。
  11. 前記レベラー化合物が、構造III(式中、Gは、−O−、O−((A)−O)−、又は−((A)−O)−である)に対応する請求項10に記載の組成物。
  12. sが、少なくとも2である請求項11に記載の組成物。
  13. 、R、R20、R21、R23、及びR33が、メチルである請求項10から12のいずれかに記載の組成物。
  14. 13が、アルキルである請求項10から13のいずれかに記載の組成物。
  15. 13が、メチルである請求項14に記載の組成物。
  16. xが、少なくとも1である請求項10から15のいずれかに記載の組成物。
  17. 前記レベラーが、以下の式に対応する請求項10から16のいずれかに記載の組成物。
  18. 前記レベラーが、以下の式に対応する請求項10から16のいずれかに記載の組成物。
  19. 以下の式:
    が、N,N’−ジアルキルピペラジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリダジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリミジン、N,N’−ジアルキルピラゾリジン、及びN,N’−ジアルキルイミダゾリジンからなる群から選択されるN,N’−ジアルキル複素環ジアミンからなる群から選択される5員又は6員の複素環ジアミンの残基である請求項18に記載の組成物。
  20. 、R、R13、R20、R21、R23、及びR33が、それぞれ、メチルである請求項10から19のいずれかに記載の組成物。
  21. nが、1〜12である請求項10から20のいずれかに記載の組成物。
  22. 前記レベラーが、以下からなる群から選択される請求項10に記載の組成物:

    (式中、nは、1〜30、例えば、2〜30、又は5〜30、又は5〜20であり、n−xは、1〜12、例えば、2〜12、又は3〜12、又は3〜8である)。
  23. 以下の式に対応することを特徴とする化合物:
    又は
    (式中、
    Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され、
    Aは、以下の構造:
    を有し、
    Bは、以下の構造:
    を有し、
    Dは、以下の構造:
    を有し、
    は、それぞれのt−アミン部位において−(CR−G−(CR]−に結合してジ(四級アンモニウム)カチオン性構造を形成するN,N’−ジアルキル複素環ジアミンの残基であり、
    p、r、t、u、w、及びyは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、q、v、x、k、及びzは、それぞれ独立して、0以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、v又はxが0以外であるとき、kは少なくとも1であり、Gが共有単結合以外であるとき、qは少なくとも1であり、
    〜R、R〜R19、R23、R25、及びR34は、それぞれ独立して、水素又は1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキルからなる群から選択され、R、R、R20、R21、R22、R24、及びR33は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され、
    30は、脂肪族ヒドロカルビル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、及びアミドからなる群から選択される)。
  24. Gが、−O−、O−((A)−O)−、又は−((A)−O)−である請求項23に記載の化合物。
  25. Gが、O−((A)−O)−、又は−((A)−O)−であり、sが、少なくとも2である請求項24に記載の化合物。
  26. 、R、R20、R21、R23、及びR33が、メチルである請求項23から25のいずれかに記載の化合物。
  27. 13が、アルキルである請求項23から26のいずれかに記載の化合物。
  28. 13が、メチルである請求項27に記載の化合物。
  29. 請求項23から28のいずれかに記載の、以下の式に対応することを特徴とする化合物。
  30. xが、少なくとも1である請求項23から29のいずれかに記載の化合物。
  31. 請求項23から28のいずれかに記載の、以下の式に対応することを特徴とする化合物。
  32. 以下の式:
    が、5員又は6員の複素環ジアミンの残基を含む請求項31に記載の化合物。
  33. 前記N,N’−ジアルキル複素環ジアミンが、N,N’−ジアルキルピペラジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリダジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリミジン、N,N’−ジアルキルピラゾリジン、及びN,N’−ジアルキルイミダゾリジンからなる群から選択される請求項32に記載の化合物。
  34. 、R、R13、R20、R21、R23、及びR33が、メチルである請求項23から33のいずれかに記載の化合物。
  35. 以下からなる群から選択される請求項23に記載の化合物。
  36. 以下の構造を有するカチオンを含む塩からなる群から選択されることを特徴とする化合物:
    又は
    (式中、
    Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され、
    Aは、以下の構造:
    を有し、
    Bは、以下の構造:
    を有し、
    Dは、以下の構造:
    を有し、
    Eは、それぞれのt−アミン部位において−(CR−G−(CR]−に結合してジ(四級アンモニウム)カチオン性構造を形成するN,N’−ジアルキル複素環ジアミンの残基であり、
    p、r、t、u、w、及びyは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、q、v、x、k、及びzは、それぞれ独立して、0以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、v又はxが0以外であるとき、kは少なくとも1であり、Gが共有単結合以外であるとき、qは少なくとも1であり、
    〜R、R〜R19、R23、R25、及びR34は、それぞれ独立して、水素又は1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキルからなる群から選択され、R、R、R20、R21、R22、R24、及びR33は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され、
    nは、1〜約30である)。
  37. Gが、−O−、O−((A)−O)−、又は−((A)−O)−である請求項36に記載の化合物。
  38. Gが、O−((A)−O)−又は−((A)−O)−である請求項37に記載の化合物。
  39. sが、少なくとも2である請求項38に記載の化合物。
  40. 、R、R20、R21、R23、及びR33が、メチルである請求項36又は39に記載の化合物。
  41. 13が、アルキルである請求項36から40のいずれかに記載の化合物。
  42. 13が、メチルである請求項41に記載の化合物。
  43. xが、少なくとも1である請求項36から42のいずれかに記載の化合物。
  44. 以下の式に対応することを特徴とする請求項36から43のいずれかに記載の化合物。
  45. 前記化合物が、以下の式に対応する請求項36から43のいずれかに記載の化合物。
  46. Eが、N,N’−ジアルキルピペラジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリダジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリミジン、N,N’−ジアルキルピラゾリジン、及びN,N’−ジアルキルイミダゾリジンからなる群から選択されるN,N’−ジアルキル複素環ジアミンの残基を含む請求項45に記載の化合物。
  47. 、R、R13、R20、R21、R23、及びR33が、それぞれ、メチルである請求項36から46のいずれかに記載の化合物。
  48. nが、1〜12である請求項36から47のいずれかに記載の化合物。
  49. 以下からなる群から選択される請求項36に記載の化合物:

    (式中、nは、1〜30、例えば、2〜30、又は5〜30、又は5〜20であり、n−xは、1〜12、例えば、2〜12、又は3〜12、又は3〜8である)。
  50. 二官能性アルキル化剤との反応によってジピリジル化合物をアルキル化して中間体を生成し、前記中間体をN,N,N’,N’−テトラアルキルチオウレアと反応させることによって調製されることを特徴とする化合物。
  51. 前記二官能性化合物が、以下の式に対応する請求項50に記載の化合物:
    Y−(CR2627)−Ar−(CR2829)−Z、
    又は
    Y−(CR−G−(CR−Z
    (式中、Y及びZは、それぞれ独立して、塩化物、臭化物、ヨウ化物、トシル、トリフレート、スルホネート、メシレート、メトスルフェート、フルオロスルホネート、メチルトシレート、及びブロシレートから選択される脱離基であり、Arは、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン等から誘導される二価アリール残基であり、R、R、R、R、R26、R27、R28、及びR29は、それぞれ独立して、水素及び1個〜4個の炭素原子を有する低級アルキルから選択され、Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され、
    Aは、以下の構造を有し:
    i及びjは、それぞれ、1以上12以下の整数であり、p及びrは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、qは、0以上6以下の整数であり、
    前記ジピリジル環は、置換又は非置換であり、
    N−アルキル及びN−アルキル置換基は、それぞれ、1個〜4個の炭素原子を有する低級アルキルである)。
  52. 前記N,N,N’,N’−テトラアルキルチオウレアが、N,N,N’,N’−テトラメチルチオウレアを含む請求項51に記載の化合物。
  53. 前記中間体が、ジ(クロロメチル)ベンゼン(化合物A)をジピリジル(化合物B)と縮合させることによって調製され、前記中間体が、N,N,N’,N’−テトラメチルチオウレア(化合物C)と反応する請求項52に記載の化合物:
  54. 以下の式に対応することを特徴とする化合物:
    −[−(ジ(t−アミン)残基))−(CR2627−Ar−(CR2829−]−S−C(=NR3839−NR4041
    又は
    −[−(ジ(t−アミン)残基))−(CR27−G−(CR−]−S−C(=NR3839−NR4041
    (式中、R、R、R、R、R28、R29、R40、及びR41は、それぞれ独立して、水素及びC〜Cアルキルからなる群から選択され、Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され、
    Aは、以下の構造:
    を有し、
    i及びjは、それぞれ、1以上12以下の整数であり、p及びrは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、qは、0以上6以下の整数であり、Arは、置換又は非置換のアリーレン基である)。
  55. 前記ジ(t−アミン)残基が、ジピリジル残基を含む請求項54に記載の化合物。
  56. 前記ジピリジル残基が、4,4’−ジピリジルメタン、4,4’−ジピリジル4,4’−ジピリジルメタン、4,4’−ジピリジルエタン、4,4’−ジピリジルプロパン、又は4,4’−ジピリジルブタンであってよいジピリジルからなる群から選択されるジピリジル化合物から誘導される請求項55に記載の化合物。
  57. 半導体集積回路装置のサブミクロンフィーチャーの充填において有用な水性電解組成物であって、
    酸と、
    銅イオンと、
    請求項54から56のいずれかに記載のレベラー化合物と
    を含むことを特徴とする水性電解組成物。
  58. 半導体集積回路装置基板におけるビアフィーチャーをメタライズする方法であって、前記半導体集積回路装置基板が、前面と裏面と前記ビアフィーチャーとを含み、前記ビアフィーチャーが、前記基板の前記前面における開口部と、前記基板の前記前面から内向きに延在する側壁と、底部とを含み、前記方法が、前記半導体集積回路装置基板を、
    銅イオン源と、
    請求項54から56のいずれかに記載のレベラー化合物と、
    酸と
    を含む電解めっき組成物と接触させることと、
    前記電解組成物に電流を供給して、前記ビアフィーチャーの前記底部及び前記側壁上に銅金属を析出させて、銅充填ビアフィーチャーを得ることと
    を含むことを特徴とする方法。
  59. 電解めっき浴中にてレベラーとして有用な化合物を調製する方法であって、
    脂肪族ジ(t−アミン)を以下の式に対応するアルキル化剤と反応させることを含むことを特徴とする方法:
    (式中、
    Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され、
    Aは、以下の構造:
    を有し、
    p及rは、それぞれ、1以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、qは、0以上6以下の整数であり、
    、R、R、R、R、R、及びR34は、それぞれ独立して、水素、及び1個〜4個の炭素原子を含む置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され、
    33は、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルであり、Yは、塩化物、臭化物、ヨウ化物、トシル、トリフレート、スルホネート、メシレート、メトスルフェート、フルオロスルホネート、メチルトシレート、及びブロシレートからなる群から選択される脱離基であり、Zは、R30、及び独立してYと同じ基から選択される脱離基からなる群から選択され、R30は、脂肪族ヒドロカルビル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、及びアミドからなる群から選択され、
    −G−が、共有単結合以外であるとき、qは少なくとも1である)。
  60. 前記脂肪族ジ(t−アミン)が、末端ジアルキルアミン置換基を含む請求項59に記載の方法。
  61. 前記脂肪族ジ(t−アミン)が、N,N’−ジアルキル脂肪族複素環アミン及び以下の式に対応する化合物からなる群から選択される請求項59から60のいずれかに記載の方法:
    (式中、
    Bは、以下の構造:
    を有し、
    Dは、構造−CR1617−又は−C(R24)(R25)−C(R16)(R17)−を有し、
    t、u、w、及びyは、それぞれ独立して、1以上6以下の整数であり、v、x、z、及びkは、それぞれ独立して、0以上6以下の整数であり、
    、R、R13、R20及びR21、R22、R24、及びR34は、それぞれ独立して、1個〜4個の炭素原子を含む低級アルキル置換基から選択され、R〜R12、R14〜R19、R23、R25、及びR33は、それぞれ独立して、水素及び1個〜4個の炭素原子を含む置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビル基からなる群から選択される)。
  62. 前記N,N’−ジアルキル脂肪族複素環が、N,N’−ジアルキルピペラジン、N,N’−ジアルキルヘキサヒドロピリミジン、及びN,N’−ジアルキルイミダゾリジンからなる群から選択される請求項61に記載の方法。
  63. 前記N,N’−ジアルキル複素環が、N,N’−ジメチルピペラジンを含む請求項62に記載の方法。
  64. Zが、Yと同じ基から選択される脱離基である請求項59から62のいずれかに記載の方法。
  65. Zが、R30である請求項59から64のいずれかに記載の方法。
  66. 30が、ヒドロキシルである請求項65に記載の方法。
  67. 誘電体又は半導体の基本構造上に銅を電解析出させるプロセスであって、
    前記基本構造上の種導電性層(seminal conductive layer)を含むメタライズ基板を水性電解析出組成物と接触させることと、
    前記電解析出組成物に電流を供給して前記基板上に銅を析出させることと
    を含み、
    前記水性電解組成物が、
    銅イオンと、
    酸と、
    抑制剤と、
    請求項1から57のいずれかに記載のレベラー組成物又は化合物と
    を含むことを特徴とするプロセス。
  68. 前記基本構造の表面における凹部に銅を析出させることを含む請求項67に記載のプロセス。
  69. 前記凹部が、半導体基本構造におけるブラインドビア又はスルーホールであり、前記凹部が、約0.2μ〜約200μ又は約25μ〜約75μのエントリー寸法、及び約20μ〜約500μ又は約50μ〜約250μの深さを有する請求項68に記載のプロセス。
  70. 誘電体又は半導体の基本構造におけるサブミクロンフィーチャーを充填することを含み、前記サブミクロンフィーチャーが、少なくとも3:1、又は少なくとも4:1、又は4:1〜10:1のアスペクト比を有する請求項68に記載のプロセス。
  71. 前記種導電性層が、銅シード層及び導電性ポリマー層からなる群から選択される請求項67から70のいずれかに記載のプロセス。
  72. 前記凹部が、アンダーバンプパッド又はアンダーバンプメタルパッドを含むフロアを含み、前記壁が、フォトレジストにおける開口部及び/又は前記アンダーバンプパッド若しくはメタルにアクセス可能にするストレスバッファ層を含み、前記水性電解組成物が、促進剤を更に含む請求項68に記載のプロセス。
  73. 前記種導電性層が、半導体アンダーバンプパッド上にアンダーバンプメタル又は銅シード層若しくは導電性ポリマー層を含む請求項72に記載のプロセス。
  74. 前記アンダーバンプパッド又はアンダーバンプメタルパッドの直径が、約20μ〜約60μであり、前記レベラーが、以下の式に対応する請求項73に記載のプロセス:
    −[−(ジ(t−アミン)残基))−(CR2627−Ar−(CR2829−]−S−C(=NR3839−NR4041
    又は
    −[−(ジ(t−アミン)残基))−(CR27−G−(CR−]−S−C(=NR3839−NR4041
    (式中、R40及びR41は、それぞれ独立して、水素及びC〜Cアルキルからなる群から選択され、i、j、p、q、R、R、R、R、R26、R27、R28、R29、Ar、及びGは、それぞれ上に定義した通りであり、ジ(t−アミン)残基は、例えば、ジピリジル又は上に記載した他のジ(t−アミン)化合物のいずれかから誘導される)。
  75. 前記ジ(t−アミン)残基が、ジピリジルの残基である請求項74に記載のプロセス。
  76. 前記レベラーが、以下の式に対応する請求項75に記載のプロセス。
  77. 前記レベラーが、ジピリジル又は他のジ(t−アミン)化合物を二官能性アルキル化剤と反応させて、N,N’−テトラアルキルチオウレアと反応する中間体を生成することによって調製される化合物を含む請求項72から73のいずれかに記載のプロセス。
  78. 前記二官能性アルキル化剤、前記ジピリジル化合物、及び前記N,N’−テトラアルキルチオウレアが、2:1:2の相対比で反応する請求項72から73のいずれかに記載のプロセス。
  79. 前記アンダーバンプパッド又はアンダーバンプメタルパッドの直径が、約80μ〜約200μであり、前記レベラー化合物が、以下の式IIIに対応する請求項72から73のいずれかに記載のプロセス:
    (式中、v=0であり、x=0であり、z=0であり、t+kは2〜4の範囲であり、p+qは3〜5の範囲であり、Gは、エーテル酸素−O−である)。
  80. t+k=3、p+q=4である請求項79に記載のプロセス。
  81. 、R、R、R、R、R、R、R10、R18、及びR19が、水素である請求項80に記載のプロセス。
  82. 、R、R20、及びR21が、水素である請求項79から81のいずれかに記載のプロセス。
  83. 前記基本構造が、成形インターコネクト装置を含み、前記凹部が、銅が充填されるインターコネクト部位を含む請求項68に記載のプロセス。
  84. 前記電解析出組成物が、促進剤を更に含む請求項67から71又は79から83のいずれかに記載のプロセス。
  85. バリア層が、前記導電性層と前記基本構造との間に介在する請求項67から83のいずれかに記載のプロセス。
  86. 前記基本構造が、プリント配線板の誘電体支持体である請求項67、68、71、又は85のいずれかに記載のプロセス。
  87. 半導体集積回路装置であって、その製造が、請求項67、68、70、71、84、又は85のいずれかに記載のプロセスによって前記装置のサブミクロンフィーチャーに銅を充填することを含むことを特徴とする半導体集積回路装置。
  88. 請求項67、68、69、70、71、84、又は85のいずれかに記載のプロセスによって銅が充填されているシリコン貫通ビアを含むことを特徴とする積層チップ又はダイアセンブリ。
  89. 請求項67、68、71から82、84、又は85のいずれかに記載のプロセスに従って作製される銅のバンプ又はピラーのアレイを含むことを特徴とするチップ。
  90. 請求項67、68、70、71、又は83から85のいずれかに記載のプロセスによって充填される凹部を含むことを特徴とする成形インターコネクト装置。
  91. スルーホールを有するプリント回路基板であって、前記スルーホールの壁が、請求項67、68、71、又は85のいずれかに記載のプロセスによってめっきされていることを特徴とするプリント回路基板。
  92. 半導体集積回路装置基板におけるビアフィーチャーをメタライズする方法であって、前記半導体集積回路装置基板が、前面と裏面と前記ビアフィーチャーとを含み、前記ビアフィーチャーが、前記基板の前記前面における開口部と、前記基板の前記前面から内向きに延在する側壁と、底部とを含み、前記方法が、
    前記半導体集積回路装置基板を、
    銅イオン源と、
    レベラー化合物と、
    酸と
    を含む電解めっき組成物と接触させることと、
    前記電解組成物に電流を供給して、前記ビアフィーチャーの前記底部及び前記側壁上に銅金属を析出させて、銅充填ビアフィーチャーを得ることと
    を含み、
    前記レベラーが、脂肪族ジ(t−アミン)と以下の式に対応するアルキル化剤との反応生成物を含むことを特徴とする方法:
    (式中、
    Gは、共有単結合、−O−、O−((A)−O)−、及び−((A)−O)−からなる群から選択され、
    Aは、以下の構造:
    を有し、
    p及rは、それぞれ独立して、1以上6以下の整数であり、sは、1以上10以下の整数であり、qは、0以上6以下の整数であり、
    、R、R、R、R、R、及びR34は、それぞれ独立して、水素、及び1個〜4個の炭素原子を含む置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルからなる群から選択され、
    33は、1個〜4個の炭素原子を有する置換又は非置換の脂肪族ヒドロカルビルであり、Yは、塩化物、臭化物、ヨウ化物、トシル、トリフレート、スルホネート、メシレート、メトスルフェート、フルオロスルホネート、メチルトシレート、及びブロシレートからなる群から選択される脱離基であり、Zは、R30、及び独立してYと同じ基から選択される脱離基からなる群から選択され、R30は、脂肪族ヒドロカルビル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、及びアミドからなる群から選択され、
    −G−が、共有単結合以外であるとき、qは少なくとも1である)。
  93. 請求項92に記載の方法であって、
    前記電解めっき組成物と、前記めっき組成物に浸漬されているアノードと、前記電解めっき組成物に浸漬され且つ前記アノードから離間している半導体ウエハ又はチップと、前記アノードと電気的に連通している正端子及び電解回路においてカソードとして機能する前記ウエハ又はチップと電気的に連通している負端子を有する直流電源とを含む電解回路を確立することと、
    前記回路に直流電流を流すことと、前記めっき浴由来の銅イオンをカソード表面で還元させることと、前記半導体基板におけるビアフィーチャー及びトレンチを充填することと
    を含むことを特徴とする方法。
  94. 前記ビアフィーチャーが、サブミクロンのビア及びトレンチ、並びにシリコン貫通ビアからなる群から選択される請求項92から93のいずれかに記載の方法。
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