JP2017532299A5 - - Google Patents

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Claims (17)

  1. 下記の一般式(I):
    Figure 2017532299
    の化合物またはその薬学的に許容可能な塩および/もしくは溶媒和物
    [式中、
    −Wは、酸素または硫黄原子を表し、
    −Yは、窒素原子またはCRy基を表し、ここで、Ryは、水素原子、ハロゲン原子、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、OH、CN、NO、NR1213、COHまたはCO((C−C)アルキル)基を表し、
    −Zは、(CRQ1Q2Q(CRQ3Q4基を表し、ここで、nおよびmは、互いに独立に、0〜3の間の整数を表し、
    −Qは、O、S、S(O)またはS(O)を表し、
    −RQ1、RQ2、RQ3およびRQ4は、互いに独立に、水素原子または(C−C)アルキル基を表し、
    −R、R、R’およびR’は、互いに独立に、水素原子または(C−C)アルキル基を表し、
    −R、R、R’およびR’は、互いに独立に、水素原子、(C−C)アルキルもしくはOH基を表し、またはRとRおよび/もしくはR’とR’は一緒に、それらを保持する炭素原子とともに、置換されていてもよい単環式炭素環もしくは複素環を形成し、
    −RおよびRは、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)チオアルコキシ、(C−C)ハロチオアルコキシ、OH、SH、CN、NO、またはNR基を表し、
    −RおよびR10は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよい(C−C)アルキル、置換されていてもよい(C−C)アルケニル、置換されていてもよい(C−C)アルキニル、置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、置換されていてもよい(C−C)チオアルコキシ、CN、NO、OH、SH、NR1415、CO54、CONR5556基、置換されていてもよい炭素環または置換されていてもよい複素環を表し、
    −R11は、水素原子、ハロゲン原子、または(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)アルコキシもしくは(C−C)ハロアルコキシ基を表し、および
    −R、R、R12、R13、R14、R15、R54、R55およびR56は、互いに独立に、水素原子もしくは置換されていてもよい(C−C)アルキル、置換されていてもよい(C−C)アルケニル、もしくは置換されていてもよい(C−C)アルキニル基を表し、またはRとR、R12とR13、R14とR15および/もしくはR55とR56は、互いに独立に、それらを保持する窒素原子とともに、置換されていてもよい含窒素複素環を形成する。]。
  2. Zが酸素原子を表し、かつ、R、R、R、R、R’、R’、R’およびR’がそれぞれ水素原子を表す、請求項1に記載の化合物。
  3. YがCRy基を表し、ここで、Ryは水素原子またはハロゲン原子を表す、請求項1または2に記載の化合物。
  4. 11が水素原子またはハロゲン原子を表す、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. およびRが互いに独立に水素原子または(C−C)アルキル基を表す、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. およびR10が互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、CO54、CONR5556、または(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)アルコキシ、(C−C)チオアルコキシ、(C−C)アルキル−アミノ、ジ((C−C)アルキル)アミノまたは複素環基を表し、前記基は、
    −ハロゲン原子、
    −ハロゲン原子、OR16、SR17、NR1819、炭素環および複素環から選択される1以上の基で置換されていてもよい(C−C)アルキル基、
    −オキソ(=O)、CN、NO、OR20、SR21、NR2223、C(O)R24、CO25、OC(O)R26、S(O)R27、SO28、NR29C(O)R30、C(O)NR3132、NR33CO34、OC(O)NR3536、NR37CONR3839およびOCO40基、
    −ハロゲン原子、(C−C)アルキル基、オキソ(=O)、OR41、SR42およびNR4344から選択される1以上の基で置換されていてもよい炭素環、
    −ハロゲン原子、(C−C)アルキル基、オキソ(=O)、OR45、SR46およびNR4748から選択される1以上の基で置換されていてもよい複素環、ならびに
    −−O(CHO−基、ここで、nは、1〜5の間の整数を表す、
    から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、ここで、
    ・R16〜R48は、互いに独立に、水素原子、(C−C)アルキル、アリール、アリール−(C−C)アルキル、複素環または複素環−(C−C)アルキル基を表し、
    これらの基のアリール環は、ハロゲン原子および(C−C)アルキル基から選択される1以上の基で置換されていてもよく、かつ、
    これらの基の複素環式環は、ハロゲン原子、(C−C)アルキル基、およびオキソ(=O)から選択される1以上の基で置換されていてもよい、あるいは
    ・R22とR23、R31とR32、R35とR36、R38とR39、R43とR44、および/またはR47とR48は一緒に、それらを保持する窒素原子とともに、ハロゲン原子、(C−C)アルキル基、およびオキソ(=O)から選択される1以上の基で置換されていてもよい含窒素複素環を形成する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. およびR10が互いに独立に
    −水素またはハロゲン原子、
    −CO54基、ここで、R54は、水素原子または(C−C)アルキル基を表す、
    −CONR5556基、ここで、R55とR56は、それらを保持する窒素原子とともに、NおよびOから選択される1または2個のヘテロ原子を含んでなり、そのうち少なくとも1個は窒素原子である5、6または7員を有する、ハロゲン原子、(C−C)アルキル、オキソ(=O)、OR20、NR2223、CO25、C(O)NR3132、NR33CO34、OC(O)NR3536、NR37CONR3839およびOCO40から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい含窒素複素環を形成する、
    −−Z−(CH−R49基、ここで、Zは、一重結合、CH−CH、CH=CH、C≡C、O、SまたはNR50を表し;mは、1〜6の間の整数を表し;R50は、水素原子または(C−C)アルキル基を表し;かつ、R49は、ハロゲン原子、OR20、NR2223、C(O)R24、CO25、OC(O)R26、NR29C(O)R30、C(O)NR3132、NR33CO34、OC(O)NR3536、NR37CONR3839またはOCO40;を表す、あるいは
    −NおよびOから選択される1または2個のヘテロ原子を含んでなる、5、6または7員を有する、
    ・ハロゲン原子、
    ・ハロゲン原子、OR16、NR1819、C〜C単環式炭素環ならびにNおよびOから選択される1または2個のヘテロ原子を含んでなる3〜6員の単環式複素環から選択される1以上の基で置換されていてもよい(C−C)アルキル基、
    ・オキソ(=O)、OR20、NR2223、C(O)R24、CO25、OC(O)R26、NR29C(O)R30、C(O)NR3132、NR33CO34、OC(O)NR3536、NR37CONR3839またはOCO40基、
    ・ハロゲン原子、(C−C)アルキル基、オキソ(=O)、OR41およびNR4344から選択される1以上の基で置換されていてもよいC〜C炭素環、
    ・ハロゲン原子、(C−C)アルキル基、オキソ(=O)、OR45およびNR4748から選択される1以上の基で置換されていてもよい、NおよびOから選択される1または2個のヘテロ原子を含んでなる3〜6員の複素環、および
    ・−O(CHO−基、ここで、nは、2または3に等しい整数を表す、から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい複素環
    を表し、
    ここで、
    ・R16、R18〜R20、R22〜R26、R29〜R40、R45およびR47〜R48は、互いに独立に、水素原子、(C−C)アルキル、アリール、またはアリール−(C−C)アルキル基を表し、
    これらの基のアリール環はフェニル基であり、かつ、ハロゲン原子および(C−C)アルキル基から選択される1以上の基で置換されていてもよく、あるいは
    ・R22とR23、R31とR32、R35とR36、R38とR39、R43とR44、および/またはR47とR48は一緒に、それらを保持する窒素原子とともに、NおよびOから選択される窒素原子に加えて1個のヘテロ原子を含んでいてもよい5員または6員の含窒素複素環、を形成し、前記複素環は、ハロゲン原子、(C−C)アルキル基、およびオキソ(=O)から選択される1以上の基で置換されていてもよい、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 下記の化合物
    Figure 2017532299
    Figure 2017532299
    Figure 2017532299
    Figure 2017532299
    Figure 2017532299
    から選択される、請求項1に記載の化合物、ならびにそれらの薬学的に許容可能な塩および/または溶媒和物。
  9. 癌の治療を目的とした薬剤の製造のための、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物の使用
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも1種類の化合物と少なくとも1種類の薬学的に許容可能な賦形剤とを含んでなる、医薬組成物。
  11. 癌の治療における薬剤として使用するための、請求項10に記載の医薬組成物。
  12. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、下式(II):
    Figure 2017532299
    (式中、W、Y、R、R、R、R10およびR11は請求項1に定義される通りである。)の化合物と下式(III):
    Figure 2017532299
    (式中、Z、R、R、R、R、R’、R’、R’およびR’は請求項1に定義される通りであり、かつ、LGおよびLGはそれぞれ、互いに独立に脱離基を表す。)
    の化合物の間のカップリング反応を含んでなる、方法。
  13. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物を製造するための方法であって、下式(VIa)または(VIb):
    Figure 2017532299
    (式中、W、Y、Z、R〜R、R〜R11およびR’〜R’は請求項1に定義される通りであり、かつ、LGおよびLGはそれぞれ、互いに独立に、脱離基を表す。)
    の化合物の環化反応を含んでなる、方法。
  14. および/またはR10が、置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、置換されていてもよい(C−C)チオアルコキシもしくはNR1415基、またはフェニル環に直接結合されたヘテロ原子を含んでなる置換されていてもよい複素環を表す請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物を製造するための方法であって、下式(IVa)または(IVb):
    Figure 2017532299
    (式中、W、Y、Z、R〜R、R〜R11およびR’〜R’は請求項1に定義される通りであり、かつ、Xは、ハロゲン原子を表す。)とそれぞれ式RHまたはR10H(式中、RおよびR10は上記の通り。)の化合物の間のカップリングを含んでなる、方法。
  15. および/またはR10が、置換されていてもよい(C−C)アルキル、置換されていてもよい(C−C)アルケニルまたは置換されていてもよい(C−C)アルキニル基、置換されていてもよい炭素環、または炭素原子の手段によりフェニル環に結合された置換されていてもよい複素環を表す請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物を製造するための方法であって、下式(Va)または(Vb):
    Figure 2017532299
    (式中、W、Y、Z、R〜R、R〜R11およびR’〜R’は請求項1に定義される通りであり、かつ、Xは、Br、Cl、IまたはOTf(OSOCF)を表す。)
    の化合物とそれぞれ式R−BR5253またはR10−BR5253(式中、RおよびR10は上記に定義される通りであり、かつ、R52およびR53は、互いに独立に、OH、(C−C)アルキルまたは(C−C)アルコキシ基を表すか、またはR52およびR53は一緒に−X−もしくは−O−X−O−鎖を形成し、ここで、Xは、2〜15個の炭素原子を含んでなる二価炭化水素基を表す。)の化合物の間のカップリングを含んでなる、方法。
  16. および/またはR10が−Z−(CH−R49(式中、Zは、CH−CH、CH=CHまたはC≡Cを表す。)を表す請求項7に記載の化合物を製造するための方法であって、下記工程:
    (1)請求項15に定義される式(Va)または(Vb)の化合物と式HC≡C−(CH−R49(式中、mおよびR49は請求項7に定義される通り。)の化合物の間の薗頭カップリングによる、RまたはR10が−C≡C−(CH−R49を表す式(I)の化合物の取得、および
    (2)任意選択による、前工程で得られた式(I)の化合物のアルキン官能基の還元による、RまたはR10が−CH=CH−(CH−R49または−(CHm+2−R49を表す式(I)の化合物の取得
    を含んでなる、方法。
  17. および/またはR10がCO54またはCONR5556基を表す請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物を製造するための方法であって、下記工程:
    (a)Rおよび/またはR10がCOH基を表す式(I)の化合物を得るための、Rおよび/またはR10がハロゲン原子を表す式(I)の化合物とCOとの反応;
    (b)Rおよび/またはR10がCO54基(ただし、R54≠H)を表す式(I)の化合物を得るための、場合により工程(a)に従って、場合により活性化形態で得られた、Rおよび/またはR10がCOH基を表す式(I)の化合物の、式R54OHのアルコールでの置換反応;
    (c)Rおよび/またはR10がCONR5556基を表す式(I)の化合物を得るための、場合により工程(a)に従って、場合により活性化形態で得られた、Rおよび/またはR10がCOH基を表す式(I)の化合物の、式HNR5556のアミンでの置換反応
    のうち少なくとも1つを含んでなる、方法。
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