JP2017532269A - エレベータ装置用ドアシステム - Google Patents

Abstract

本発明は、エレベータ装置（２）用のドアシステムであって、ドアシステムは、枢動可能な第１のかごドアリーフ（２０）と枢動可能な第１のシャフトドアリーフ（２２）と、を備え、第１のかごドアリーフ（２０）は、エレベータかご（４）のかごドア開口部（７）に取り付け可能であり、第１のシャフトドアリーフ（２２）は、エレベータ装置（２）のシャフトドア開口部（６）に取り付け可能であり、シャフトドア開口部（６）の少なくとも一部は、閉鎖位置において、第１のシャフトドアリーフ（２２）によって閉鎖可能であり、シャフトドア面（１２）は、閉鎖位置に配置可能なシャフトドアリーフ（２２）に沿って形成され、かごドア開口部（７）の少なくとも一部は、閉鎖位置において、第１のかごドアリーフ（２０）によって閉鎖可能であり、かごドア面（１０）は、閉鎖位置に配置可能なかごドアリーフ（２０）に沿って形成され、かごドアリーフ（２０）は、開放位置において、シャフトドア面（１２）を通って延在し、またはシャフトドアリーフ（２２）は、開放位置において、かごドア面（１０）を通って延在する、ドアシステムに関し、さらに該ドアシステムを備えるエレベータ装置に関する。

Description

本発明は、エレベータ装置用のドアシステム、および該ドアシステムを備えるエレベータ装置に関する。

エレベータ装置は、典型的には、複数の床を接続するエレベータシャフトに配置される。エレベータシャフトは、個々の床の高さに、シャフトドア開口部を有する。シャフトドアは、これらのシャフトドア開口部に配置される。エレベータ装置は、エレベータかごを備え、エレベータかごは、エレベータシャフト内で移動可能に配置される。エレベータかごは、かごドア開口部を有する。かごドアは、このかごドア開口部に配置される。シャフトドアおよび少なくとも１つのかごドアは、典型的には、それぞれ少なくとも１つのドアリーフを有する。

国際公開第２００９／０５０３２７（Ａ１）号パンフレットは、折り畳みドアシステムとして具現化されたエレベータドアシステムを示している。ドアシステムは、シャフトおよびかごドアを備える。シャフトドアは、複数のシャフトドアリーフを備える。かごドアは、同数のかごドアリーフを備える。折り畳みドアシステムの開放位置では、かごドアリーフはかご側で折り畳まれ、シャフトドアリーフは床側で折り畳まれる。床側およびかご側の折り畳みドアシステムの開放位置では、折り畳むのに大きなスペースが必要となる。

国際公開第２００９／０５０３２７号

したがって、本発明の目的は、必要なスペースが小さくて済むエレベータ装置用ドアシステムを提案することである。

この目的は、エレベータかごを備えるエレベータ装置用のドアシステムによって解決される。ドアシステムは、枢動可能な第１のかごドアリーフと、枢動可能な第１のシャフトドアリーフと、を備え、第１のかごドアリーフは、エレベータかごのかごドア開口部に取り付け可能であり、第１のシャフトドアリーフは、エレベータ装置のシャフトドア開口部に取り付け可能であり、シャフトドア開口部の少なくとも一部は、閉鎖位置において、第１のシャフトドアリーフによって閉鎖可能であり、シャフトドア面は、閉鎖位置に配置可能なシャフトドアリーフに沿って形成され、かごドア開口部の少なくとも一部は、閉鎖位置において、第１のかごドアリーフによって閉鎖可能であり、かごドア面は、閉鎖位置に配置可能なかごドアリーフに沿って形成され、かごドアリーフは、開放位置において、シャフトドア面を通って延在し、またはシャフトドアリーフは、開放位置において、かごドア面を通って延在する。

この目的はさらに、該ドアシステムを備えるエレベータ装置によって解決される。

本発明は、エレベータかごがシャフトドア開口部に配置されてエレベータシャフト内に閉じ込められた時に、かごドアのドアリーフまたはシャフトドアのドアリーフがそれぞれ開放位置にのみ配置されるという知見に基づいている。したがって、エレベータかごがエレベータシャフト内を移動される間に、かごドアとシャフトドアの１つとの間にドア敷居隙間を維持するだけでよい。このドア敷居隙間は、エレベータかごがエレベータシャフト内を移動する間、エレベータかごの構成要素がエレベータシャフトに固定配置された構成要素と衝突するのを防止する。したがって、エレベータかごが静止している時、シャフトまたはかごドアの構成要素はそれぞれ、前記隙間を通って延在することができる。したがって、所望のスペース節約を実現するために、ドアシステムが開放位置にある間に、シャフトドアリーフはかごドア面を通って延在することができ、またはかごドアリーフは、シャフトドア面を通って延在することができる。シャフトドア面とかごドア面は、好ましくは互いに平行に、好ましくは垂直に配置される。該ドアシステムは、折り畳みドアシステムとして形成されてよい。

ドアシステムの更なる発展形態では、第１のかごドアリーフは、エレベータかごに配置された主枢動軸に取り付け可能であり、第１のシャフトドアリーフは、別の主枢動軸に取り付け可能であり、かごドアリーフに割り当てられる主枢動軸は、シャフトドアリーフに割り当てられる主枢動軸に平行に配置される。シャフトドアリーフまたはかごドアリーフをそれぞれ枢動させることにより、これらのドアリーフは、開放位置において、かごドア開口部またはシャフトドア開口部の側部にかなり大きなスペースを必要としなくなる。

ドアシステムの更なる発展形態は、第２のかごドアリーフを備え、第２のかごドアリーフは、第１および第２のかごドアリーフが折り畳みドアを形成するように、第１のかごドアリーフの第２の枢動軸に枢動可能に取り付けられ、第２のシャフトドアリーフは、第１および第２のシャフトドアリーフが折り畳みドアを形成するように、第１のシャフトドアリーフの第２の枢動軸に枢動可能に取り付けられ、第２の枢動軸は、主枢動軸に平行に配置される。したがって、ドアリーフを水平方向に短くなるように形成することができるが、その場合でも、シャフトドアまたはかごドアのドア幅全体をそれぞれ閉鎖することが可能である。

エレベータ装置の更なる発展形態では、第１のシャフトドアリーフと第１のかごドアリーフとは、その開放位置において、互いに直接接して積み重なるように配置され、第２のシャフトドアリーフと第２のかごドアリーフとは、その開放位置において、互いに直接接して積み重なるように配置される。したがって、両方の第２の枢動軸を通って延びる水平断面に形成された直線は、かごドア面またはシャフトドア面に対して実質的に垂直に配置可能である。その結果、２つのシャフトドアリーフとかごドアリーフとが互いに内側に積み重ねられるので、一般的なドアシステムに対比して、開放位置において、ドアシステムのスペースを節約することができる。つまり、第１の代替形態によれば、第１のシャフトドアリーフの後に、第１のかごドアリーフ、その後に第２のかごドアリーフ、その後に第２のシャフトドアリーフと続き、または第２の代替形態によれば、第１のかごドアリーフの後に、第１のシャフトドアリーフ、その後に第２のシャフトドアリーフ、その後に第２のかごドアリーフと続くように、開放位置において、次のドアリーフがかごドア面またはシャフトドア面に沿って、それぞれ連続して配置されるということである。

ドアシステムの更なる発展形態では、第２のかごドアリーフは、ベアリングシャフトを有し、このベアリングシャフトは、ドアシステムの開放時または閉鎖時それぞれに、かごドア面に沿って変位可能に配置される。代替形態として、または追加的に、第２のシャフトドアリーフは、別のベアリングシャフトを有することができ、この場合、シャフトドアに割り当て可能なベアリングシャフトは、ドアシステムの開放時または閉鎖時それぞれに、シャフトドア面に沿って変位可能に配置される。したがって、これらのドアリーフの端部を支持または案内することができる。さらに、かごドアリーフからシャフトドアリーフまでの距離は、その開放位置で調整可能である。

ドアシステムの更なる発展形態では、第１および第２のかごドアリーフは、開放位置において、５度から１５度の範囲、好ましくは１０度の開放角度を成す。追加的にまたは代替的に、第１および第２のシャフトドアリーフは、その開放位置において、５度から１５度の範囲、好ましくは１０度の開放角度を成すことができる。このようにして、確実に、対応するドアリーフは、開放位置において、かごドア面またはシャフトドア面それぞれに平行および垂直に、開放位置における最小寸法を有することができる。前記開放角度は、開放角度に割り当てられたドアリーフを水平断面に沿って見た時に検出可能である。

ドアシステムの更なる発展形態では、枢動軸、つまり主枢動軸または第２の枢動軸はそれぞれ、実質的に垂直に配置される。ドアリーフが開放位置でドア開口部に配置されていても、そのためにエレベータ乗客がエレベータかごに出入りするのがより難しくなることはないので、このような配置にすることにより、ドアシステムを簡素な設計にすることができる。

ドアシステムの更なる発展形態では、第１のシャフトドアリーフは、閉鎖位置において、シャフトドア面に平行な水平方向の幅を有し、第１のかごドアリーフは、閉鎖位置において、かごドア面に平行な水平方向の幅を有し、第１のシャフトドアリーフに割り当て可能な幅と第１のかごドアリーフに割り当て可能な幅は、ほぼ同じである。

さらに、第２のシャフトドアリーフは、閉鎖位置において、シャフトドア面に平行な水平方向の幅を有することができ、第２のかごドアリーフは、閉鎖位置において、かごドアリーフに平行な水平方向の幅を有することができ、第２のシャフトドアリーフに割り当て可能な幅と第２のかごドアリーフに割り当て可能な幅はほぼ同じであり、第１のかごドアリーフに割り当て可能な幅は、第２のかごドアリーフに割り当て可能な幅とほぼ同じである。このようにして、特に、ドアシステムの開放位置における省スペースでの折り畳みが可能になる。

図面を使用して、本発明をより詳細に説明する。

ドアシステムを備えるエレベータ装置を示した図である。 ドアシステムの水平断面図である。 ドアシステムのドアを示した図である。

図１は、エレベータ装置２を示す。エレベータ装置２は、エレベータシャフト１を備える。エレベータシャフト１は、床に配置された複数のシャフトドア開口部を有する。エレベータ装置２は、複数のシャフトドア６．１、６．２、６．３を備え、第１のシャフトドア６．１は、第１のシャフトドア開口部に配置され、第２のシャフトドア６．２は第２のシャフトドア開口部に配置される。エレベータ装置２は、かごドア７を備えるエレベータかご４を有する。

エレベータかご４は、エレベータシャフト１内に移動可能に配置される。エレベータかご４が移動する間に十分な安全性を確保するために、エレベータかご４は、エレベータシャフト１、特にシャフトドア６．１、６．２、６．３に固定された構成要素から十分に離間される。この距離は、ドア敷居隙間Ｓによって確定される。エレベータかご４が移動する間に、エレベータかご４の構成要素、例えば、かごドア７がエレベータシャフト１に固定された構成要素それぞれと接触する、または衝突するのが、ドア敷居隙間Ｓによって防止される。

図２は、床に配置された図１のエレベータかご４の一部を示した水平断面図である。エレベータかご４のかごドア７は、第１のかごドアリーフ２０を備え、さらにかごドアリーフ２１を備えることができる。床に配置されたシャフトドア６は、第１のシャフトドアリーフ２２を備え、更なるシャフトドアリーフ２３を備えることができる。

第１のかごドアリーフ２０は、好ましくは垂直に配置される主枢動軸２４によって、エレベータかご４に取り付けられる。第２のかごドアリーフ２１は、かごドア７が折り畳みドアとして形成されるように、第１のかごドアリーフ２０の第２の枢動軸２５に取り付けられる。かごドア７に割り当てられた主枢動軸２４および第２の枢動軸２５は、好ましくは平行に配置される。かごドア７の閉鎖位置では、少なくとも１つのかごドアリーフ２０、２１は、実質的にかごドア面１０に沿って配置される。つまり、少なくとも１つのかどドアリーフ２０、２１は、かごドア７の閉鎖位置において、実質的に、このかごドア面１０を形成するということである。かごドア面１０は、好ましくは、エレベータ装置内で垂直に配置される。

第２のかごドアリーフ２１は、ベアリングシャフト２８を有する。このベアリングシャフト２８は、かごドア７に割り当て可能であり、第２のかごドアリーフ２１の端部に沿って、または図２に示すように、第２のかごドアリーフ２１の端部のすぐ近くに配置可能である。かごドア７が閉鎖されると、この第１の端部は、かごドア７に割り当て可能な主枢動軸２４から離間された第２のかごドアリーフ２１の端部で形成される。かごドア７に割り当て可能なベアリングシャフト２８は、かごドア７の開放動作時または閉鎖動作時それぞれに、かごドア面１０に沿って変位可能である。

第１のシャフトドアリーフ２２は、好ましくは、主枢動軸２６によってエレベータシャフトに固定接続されたシャフトドア６の構成要素の床側に取り付けられる。シャフトドアリーフ２２に割り当て可能な主枢動軸２６は、好ましくは、第１のかごドアリーフ２０に割り当て可能な主枢動軸２４に平行に配置される。第２のシャフトドアリーフ２３は、シャフトドア６が折り畳みドアとして形成されるように、第１のシャフトドアリーフ２２の第２の枢動軸２７に取り付けられる。少なくとも１つのシャフトドアリーフ２２、２３は、閉鎖位置において、シャフトドア面１２に沿って配置される。

第２のシャフトドアリーフ２３は、ベアリングシャフト２９を有する。このベアリングシャフト２９は、シャフトドア６に割り当て可能であり、第２のシャフトドアリーフ２３の端部に沿って、または図２に示すように、第２のシャフトドアリーフ２３の端部のすぐ近くに配置可能である。シャフトドア６が閉鎖されると、第２のシャフトドアリーフ２３に割り当て可能なこの端部は、シャフトドア６に割り当て可能な主枢動軸２６から離間された第２のシャフトドアリーフ２３の端部で形成される。シャフトドア６に割り当て可能なベアリングシャフト２９は、シャフトドア６の開放動作時または閉鎖動作時それぞれに、シャフトドア面１２に沿って変位可能である。

第２のシャフトドアリーフ２３またはかごドアリーフ２１をそれぞれ案内するために、シャフトドア６またはかごドア７はそれぞれ、図示されていない案内装置を備える。ガイドシューは、いずれの場合も、第２のシャフトドアリーフ２３またはかごドアリーフ２１の上端および／または下端にある対応するベアリングシャフト２８、２９それぞれに配置可能である。例示的には、少なくとも１つのガイドシューは、いずれの場合も、かごドア面１０またはシャフトドア面１２それぞれに沿って、かごドア開口部またはシャフトドア開口部の上部閉鎖部および／または下部閉鎖部それぞれに配置される案内溝によって案内可能である。

第１および第２のかごドアリーフ２０、２１は、開放位置において、５から１５度、好ましくは１０度の開放角度ａを成すことができる。第１および第２のシャフトドアリーフ２２、２３は、開放位置において、５から１５度、好ましくは１０度の開放角度ｂを成すことができる。ドア敷居隙間Ｓは、かごドア面１０とシャフトドア面１２との間に、シャフトドア面１０またはかごドア面１２に対して垂直に配置され、このドア敷居隙間Ｓの寸法は、かごドア面１０がシャフトドア面１２から離間される距離より小さくすることができる。

図２によれば、第１のシャフトドアリーフ２２および第１のかごドアリーフ２０は、開放位置において、互いに直接接して積み重なるように配置される。第２のシャフトドアリーフ２３および第２のかごドアリーフ２１は、開放位置において、同様に直接接して積み重なるように配置される。したがって、両方の第２の枢動軸２５、２７を通って延びる水平断面に形成される直線は、かごドア面１０またはシャフトドア面１２に対して実質的に垂直に配置される。

図３は、閉鎖位置において、ドアシステムのかごドア開口部に配置されたかごドア７を示す。かごドア開口部は、ドア開口幅Ｂを有する。例示的には、かごドア７は、複数のかごドアリーフ２０、２１、３０、３１を備える。かごドアリーフ２０、２１、３０、３１は、閉鎖位置において、かごドア開口部を実質的に完全に覆う。つまり、これらのかごドアリーフ２０、２１、３０、３１のうちの第１のかごドアリーフが、かごドア開口部の少なくとも一部を覆う、または閉鎖するということである。

主枢動軸２４に枢動可能に取り付けられた第１のかごドアリーフ２０は、閉鎖位置において、ドア開口幅Ｂの方向に水平方向の幅ＢＫ１を有する。第２のかごドアリーフ２１は、主枢動軸２４から離間して、第１のかごドアリーフ２０の第２の枢動軸２５に枢動可能に取り付け可能であり、第１および第２のかごドアリーフ２０、２１は、折り畳みドアの折り畳み部分を形成する。第２のかごドアリーフ２１は、閉鎖位置において、ドア開口幅Ｂの方向に水平方向の幅ＢＫ２を有する。好ましくは、ドアリーフ２０、２１の幅ＢＫ１およびＢＫ２は、ほぼ同じである。

図３および図３の説明は、ドアシステムのシャフトドアにも適用される。

Claims (8)

1. エレベータかご（４）を備えるエレベータ装置（２）用のドアシステムであって、ドアシステムは、
   枢動可能な第１のかごドアリーフ（２０）と、
   枢動可能な第１のシャフトドアリーフ（２２）と、
   を備え、
   第１のかごドアリーフ（２０）は、エレベータかご（４）のかごドア開口部（７）に取り付け可能であり、第１のシャフトドアリーフ（２２）は、エレベータ装置（２）のシャフトドア開口部（６）に取り付け可能であり、シャフトドア開口部（６）の少なくとも一部は、閉鎖位置において、第１のシャフトドアリーフ（２２）によって閉鎖可能であり、シャフトドア面（１２）は、閉鎖位置に配置可能なシャフトドアリーフ（２２）に沿って形成され、かごドア開口部（７）の少なくとも一部は、閉鎖位置において、第１のかごドアリーフ（２０）によって閉鎖可能であり、かごドア面（１０）は、閉鎖位置に配置可能なかごドアリーフ（２０）に沿って形成され、かごドアリーフ（２０）は、開放位置において、シャフトドア面（１２）を通って延在し、またはシャフトドアリーフ（２２）は、開放位置において、かごドア面（１０）を通って延在し、第１のかごドアリーフ（２０）は、エレベータかご（４）に配置される主枢動軸（２４）に取り付け可能であり、第１のシャフトドアリーフ（２２）は、別の主枢動軸（２６）に取り付け可能であり、かごドアリーフ（２０）に割り当てられる主枢動軸（２４）は、シャフトドアリーフ（２２）に割り当てられる主枢動軸（２６）に平行に配置され、ドアシステムは、
   第２のかごドアリーフ（２１）であって、第１および第２のかごドアリーフ（２０、２１）が折り畳みドアを形成するように、第１のかごドアリーフ（２０）の第２の枢動軸（２５）に枢動可能に取り付けられる第２のかごドアリーフ（２１）を備え、さらに、
   第２のシャフトドアリーフ（２３）であって、第１および第２のシャフトドアリーフ（２２、２３）が折り畳みドアを形成するように、第１のシャフトドアリーフ（２２）の第２の枢動軸（２７）に枢動可能に取り付けられる第２のシャフトドアリーフ（２３）を備え、
   第２の枢動軸（２５、２７）は、主枢動軸（２４、２６）に平行に配置され、第１のシャフトドアリーフ（２２）と第１のかごドアリーフ（２０）とは、開放位置において、互いに直接接して積み重なるように配置され、第２のシャフトドアリーフ（２３）と第２のかごドアリーフ（２１）とは、開放位置において、互いに直接接して積み重なるように配置される、ドアシステム。
2. 第２のかごドアリーフ（２１）が、ドアシステムの開放時または閉鎖時それぞれに、かごドア面（１０）に沿って変位可能に配置されるベアリングシャフト（２８）を有し、および／または第２のシャフトドアリーフ（２３）が、別のベアリングシャフト（２９）を有し、シャフトドア（６）に割り当て可能な別のベアリングシャフト（２９）は、ドアシステムの開放時または閉鎖時それぞれに、シャフトドア面（１２）に沿って変位可能に配置される、請求項１に記載のドアシステム。
3. 第１および第２のかごドアリーフ（２０、２１）が、開放位置において、５から１５度の範囲の開放角度を成し、および／または第１および第２のシャフトドアリーフ（２２、２３）が、開放位置において、５から１５度の範囲の開放角度を成す、請求項１または請求項２に記載のドアシステム。
4. 主枢動軸または第２の枢動軸（２４、２５、２６、２７）が、実質的に垂直に配置される、請求項１から３のいずれか一項に記載のドアシステム。
5. ドアシステムが、折り畳みドアシステムとして形成される、請求項１から４のいずれか一項に記載のドアシステム。
6. 第１のシャフトドアリーフ（２２）が、閉鎖位置において、シャフトドア面（１２）に平行な水平方向の幅を有し、第１のかごドアリーフ（２０）が、閉鎖位置において、かごドア面（１０）に平行な水平方向の幅（ＢＫ１）を有し、第１のシャフトドアリーフ（２２）に割り当て可能な幅と第１のかごドアリーフ（２０）に割り当て可能な幅は、ほぼ同じである、請求項１から５のいずれか一項に記載のドアシステム。
7. 第２のシャフトドアリーフ（２３）が、閉鎖位置において、シャフトドア面（１２）に平行な水平方向の幅を有し、第２のかごドアリーフ（２１）が、閉鎖位置において、かごドア面（１２）に平行な水平方向の幅（ＢＫ２）を有し、第２のシャフトドアリーフ（２３）に割り当て可能な幅と第２のかごドアリーフ（２１）に割り当て可能な幅は、ほぼ同じであり、第１のかごドアリーフ（２０）に割り当て可能な幅（ＢＫ１）は、第２のかごドアリーフ（２１）に割り当て可能な幅（ＢＫ２）とほぼ同じである、請求項６に記載のドアシステム。
8. エレベータかご（４）に枢動可能に取り付けられる第１のかごドアリーフ（２０）と、シャフトドア開口部（６）に枢動可能に取り付けられる第１のシャフトドアリーフ（２２）と、を備えた、請求項１から７のいずれか一項に記載のドアシステムを備えるエレベータ装置であって、シャフトドア開口部の少なくとも一部は、閉鎖位置において、第１のシャフトドアリーフ（２２）によって閉鎖可能であり、かごドア開口部（７）の少なくとも一部は、閉鎖位置において、第１のかごドアリーフ（２０）によって閉鎖可能であり、かごドア面（１０）は、閉鎖位置に配置可能なかごドアリーフ（２０）に沿って形成され、シャフトドア面（１２）は、閉鎖位置に配置可能なシャフトドアリーフ（２２）に沿って形成され、かごドアリーフ（２０）は、開放位置において、シャフトドア面（１２）を通って延在し、またはシャフトドアリーフ（２２）は、開放位置において、かごドア面（１０）を通って延在する、エレベータ装置。

Images