JP2017523151A - 毛髪を改良するための皮脂促進剤 - Google Patents

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Abstract

毛髪繊維有益効果を提供するための、皮脂促進剤またはその薬剤を含む組成物の使用が開示される。

Description

本発明は、毛髪繊維に滑らかさ、強度、切断抵抗および損傷抵抗などの利益を提供することで毛髪を改良する方法に関する。詳細には、本発明は、頭皮上の皮脂レベルの刺激または維持によってそのような有益効果を提供することに関する。
多くの戦略が、毛髪の状態を改良するために開発されている。これらの戦略のほとんどで、製品を毛髪に直接付与して、活性材料で繊維をコーティングし、および/または活性材料を毛髪繊維に送達させる。例えば、コンディショナーおよびコンディショニングシャンプーは多くの場合、リンスの際に毛髪繊維に沈着するシリコーンポリマーを含む。US6,180,576には、分散性で不溶のノニオン系シリコーンヘアコンディショニング剤を含む一つのそのようなコンディショニングシャンプー組成物が開示されている。
US6,180,576
本発明者らは、改良が常に一定して達成されるとは限らない可能性があり、および/または製品を毛髪に付与してからごく短時間しか維持できないという点で、従来の毛髪改良戦略の欠点を認めた。従って本発明者らは、毛髪繊維を自然に、好ましくは継続的にコンディショニングする、毛髪の改良方法を提供する必要のあることを認めた。
皮脂は頭皮上に自然に存在するが、脂ぎった髪との関連性、またはさらには脂漏性皮膚炎などのより重篤な状態との示唆される関連性により、美容および健康の負の指標と見られる場合が多い。しかしながら本発明者らは、驚くべきことに、皮脂自体が毛髪繊維有益効果を提供し得ることを見出した。特に本発明者らは、乾燥頭皮と正常な頭皮の間の皮脂レベルの差が、毛髪の質における大きな差をもたらすのに十分なものであることを見出した。従って本発明者らは、頭皮上の皮脂を促進または維持する薬剤を用いる介入を使用することで、毛髪繊維に有益な効果をもたらし得ることを認めた。
皮膚を保湿し、柔軟にするための皮脂促進剤の使用については、WO96/29983Aに記載されている。しかしながら、そのような薬剤が毛髪繊維に有益な効果を提供し得ることはWO96/29983Aには全く示唆されていない。US2012/145175には、ヒトの皮脂のように作用する非永久的溶液を付与することで毛髪の質感を縮れ毛から巻き毛に変質させるのに有用な毛髪変質剤が開示されている。この方法における欠点は、かなりの量の組成物を毛髪に付与し、そこに残留させることで、所望の有益効果を提供する必要がある。
本発明は、毛髪繊維有益効果を提供するための皮脂促進剤またはその薬剤を含む組成物の使用を提供する。
本発明は、毛髪繊維有益効果の提供方法であって、毛髪有益効果を必要とする個人の頭皮に皮脂促進剤またはその薬剤を含む組成物を付与することを含む方法として記載することもできる。
本発明は、個人に皮脂促進剤を頭皮に付与することで毛髪繊維有益効果を受けるように指示する方法として記載することもできる。
本発明の全ての他の態様は、下記の詳細な説明および実施例を考慮することで、より容易に理解できるようになる。
本発明で使用される皮脂促進剤は、頭皮に局所付与した場合に、皮膚による皮脂の自然産生を促進する物質である。本明細書で使用される「皮脂の自然産生を促進する」という用語は、皮脂レベルの回復、皮脂レベルの増加および/または皮脂レベルの維持を包含する。当該薬剤は、実質的に純粋な形で、または組成物の一部として使用することができる。皮脂は主として脂質からなることから、皮脂は、さらにまたは代わりに「天然頭皮脂質」と称することができる。同様に、当該薬剤は、さらにまたは代わりに、「天然脂質促進剤」と称することができる。
好適な皮脂促進剤は、例えばWO96/29983A(その開示は、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。)に記載されているが、特別には17頁(35行)から19頁(2行)に記載されている。皮脂促進剤がアゾール系殺菌剤(クリンバゾール、ケトコナゾール、エルビオールまたはこれらの混合物など、特別にはクリンバゾール)、硫化セレン、金属ピリチオン、トリクロサンおよびピクトロンオラミンの1以上を含むかそれであることが好ましい。より好ましくは、当該薬剤は、金属ピリチオン、アゾール系殺菌剤、硫化セレンまたはこれらの混合物を含むかそれである。最も好ましくは、当該薬剤は、金属ピリチオン、特別には亜鉛ピリチオンを含むかそれである。
本明細書で使用される「毛髪繊維有益効果」という用語および関連用語により、本発明者らは、毛髪繊維の数または成長密度ではなく毛髪繊維自体の質の向上および/または維持を意味している。繊維有益効果の例には、例えば、滑らかさ、輝き、光沢、絹のような肌触り、強度、切断抵抗、損傷抵抗および損傷修復のうちの1以上などがある。好ましい繊維有益効果には、例えば、滑らかさ、強度、切断抵抗および損傷抵抗などがある。本明細書で使用される用語によって包含される毛髪強度についての別の記述には、次のもの:弾力、耐久性、活力、元気および健康さのうちの1以上などがあるが、これらに限定されるものではない。
皮脂促進剤は好ましくは、頭皮皮脂レベルが、毛髪繊維有益効果を提供し、頭皮の乾燥を回避するだけの量に回復または維持されるように頭皮に付与する。特に、頭皮皮脂のレベルは、少なくとも30μg/cm、より好ましくは少なくとも35μg/cm、最も好ましくは少なくとも40μg/cmであることが好ましい。
皮脂促進剤は好ましくは、頭皮皮脂レベルを、べたつきをもたらすことなく毛髪繊維有益効果を提供するだけの量に回復または維持されるように頭皮に付与される。特に、頭皮皮脂のレベルは120μg/cm以下、より好ましくは100μg/cm以下、より好ましくは80μg/cm以下、最も好ましくは60μg/cm以下であることが好ましい。
本明細書で言及される皮脂レベルは、Sebmeterを用いて測定したものを意味し、好ましくはSebmeter SM 815(登録商標)(Courage & Khazaka electronic GMBH)を用いて測定する。測定は、存在する場合は頭皮上の肉眼的に乾燥した領域で分かれる髪に沿って行うべきである。好ましくは、下記の実施例2で記載の洗髪から48時間後に行う。
皮脂促進剤は、実質的に純粋な形で用いることができる。しかしながら、好ましい実施形態において、当該薬剤は、本発明において、シャンプー、コンディショナーまたはリーブオントリートメントなどのヘアトリートメント組成物の形態で使用される。代表的には、当該薬剤は、組成物の0.001重量%から5重量%、より好ましくは0.01重量%から2重量%、より好ましくは0.05重量%から重量1%、最も好ましくは0.1重量%から0.5重量%の量で組成物中に存在する。
好ましくは、当該組成物は、組成物の少なくとも5重量%の水、より好ましくは総組成物の15重量%から95重量%、さらにより好ましくは35重量%から88重量%、さらにより好ましくは45重量%から82重量%、最も好ましくは65重量%から80重量%を含む。
本発明の組成物は主として、リンスオフまたはリーブオン組成物として、個体の少なくとも頭皮部分(適宜に毛髪)への局所付与を意図したものである。
最も好ましいものは、リンスオフ組成物、特にはシャンプーおよびコンディショナーである。シャンプーおよびコンディショナーのようなリンスオフ組成物はクリーニングおよび/またはコンディショニング効果を提供するだけでなく、正しいレベルの天然皮脂を分泌して本発明の毛髪繊維有益効果を提供できるようにするのに必要な量の皮脂促進剤(通常は非油状の性質を有する)を頭皮上に沈着させることから、本発明による使用を可能とする組成物は好ましくはリンスオフ組成物である。リーブオン組成物によって提供される場合のそのような効果は、毛髪/頭皮上に直接付与し、その上に残してその効果をもたらす場合に、皮脂促進剤を送達するのに使用されるオイルによって与えられる粘稠および/または油質の感触のために消費者はあまり好まないものとなる可能性がある。
本発明によるシャンプー組成物は、美容上許容され、毛髪への局所付与に好適な1以上のアニオン系クレンジング界面活性剤を含む。
好適なアニオン系クレンジング界面活性剤の例は、硫酸アルキル類、アルキルエーテルサルフェート類、アルカリールスルホネート類、イセチオン酸アルカノイル類、コハク酸アルキル類、スルホコハク酸アルキル類、アルキルエーテルスルホスクシネート類、サルコシン酸N−アルキル類、リン酸アルキル類、アルキルエーテルホスフェート類およびアルキルエーテルカルボン酸類およびそれらの塩、特にはそれらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウムおよびモノ−、ジ−およびトリエタノールアミン塩である。アルキルおよびアシル基は通常、8から18個、好ましくは10から16個の炭素原子を含み、不飽和であることができる。アルキルエーテルサルフェート類、アルキルエーテルスルホスクシネート類、アルキルエーテルホスフェート類およびアルキルエーテルカルボン酸類およびそれらの塩は、1分子当たり1から20エチレンオキシドもしくはプロピレンオキシド単位を含むことができる。
本発明のシャンプー組成物で使用される好ましいアニオン系クレンジング界面活性剤には、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ナトリウムラウリルエーテル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ナトリウムラウリルエーテル、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルエーテルカルボン酸およびN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムなどがある。
最も好ましいアニオン系クレンジング界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(nは1から3である。)、ラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム(n)EO(nは1から3である。)、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム(n)EO(nは1から3である。)、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルエーテルカルボン酸(n)EO(nは10から20である。)、およびそれらの混合物から選択される。
前述のアニオン系クレンジング界面活性剤のいずれかの混合物も好適であり得る。
本発明のシャンプー組成物中のアニオン系クレンジング界面活性剤の総量は通常、組成物の0.5重量%から30重量%、より好ましくは1.5重量%から25重量%、最も好ましくは5重量%から18重量%の範囲である。
本発明によるコンディショナー組成物は代表的には、美容上許容され、毛髪への局所付与に好適な1以上のカチオン系コンディショニング界面活性剤を含むことができる。
好ましくは、カチオン系コンディショニング界面活性剤は、式N(R)(R)(R)(R)を有し、R、R、RおよびRは独立に(CからC30)アルキルまたはベンジルである。
好ましくは、R、R、RおよびRのうちの1個、2個もしくは3個は独立に(CからC30)アルキルであり、他のR、R、RおよびR基もしくは複数基は(C−C)アルキルまたはベンジルである。
より好ましくは、R、R、RおよびRのうちの1個もしくは2個は独立に(CからC30)アルキルであり、他のR、R、RおよびR基は(C−C)アルキルまたはベンジル基である。適宜に、当該アルキル基は、アルキル鎖内に1以上のエステル(−OCO−または−COO−)および/またはエーテル(−O−)連結基を含むことができる。アルキル基は1以上のヒドロキシル基で置換されていても良い。アルキル基は直鎖もしくは分岐であることができるか、3個以上の炭素原子を有するアルキル基の場合には環状であることができる。アルキル基は飽和であることができるか、1以上の炭素−炭素二重結合(例えば、オレイル)を含むことができる。アルキル基は、アルキル鎖上でエトキシ化されて、1以上のエチレンオキシ基を有していても良い。
好適なカチオン系界面活性剤には、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロライド、オクチルトリメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド、タロートリメチルアンモニウムクロライド、二水素化タロージメチルアンモニウムクロライド、ココトリメチルアンモニウムクロライド、PEG−2−オレアンモニウムクロライドおよびこれらの相当する水酸化物などがある。さらなる好適なカチオン系界面活性剤には、CTFA名称Quaternium−5、Quaternium−31およびQuaternium−18を有する材料などがある。前記材料のいずれかの混合物も好適であり得る。本発明によるコンディショナーで使用される特に有用なカチオン系界面活性剤は、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライドまたはこれらの混合物である。
単独でまたは1以上の他のカチオン系コンディショニング界面活性剤との混合物での本発明で使用されるある種類の好適なカチオン系コンディショニング界面活性剤の別の例は、下記の(i)および(ii)の組み合わせである。
(i)一般式(I)に相当するアミドアミン:
Figure 2017523151
[式中、
は10個以上の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖であり、
およびRは独立に、1から10個の炭素原子のヒドロカルビル鎖から選択され、
mは1から約10の整数である。]
(ii)酸。
本明細書で使用される場合、ヒドロカルビル鎖という用語は、アルキルまたはアルケニル鎖を意味する。
好ましいアミドアミン化合物は、
が約11から約24個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基であり、
およびRがそれぞれ独立に、1から約4個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基、好ましくはアルキル基であり、
mは1から約4の整数である、式(I)に相当する化合物である。
好ましくは、RおよびRはメチルまたはエチル基である。
好ましくは、mは2または3であり、すなわちエチレン基またはプロピレン基である。
本発明で有用な好ましいアミドアミン類には、ステアリン酸アミド−プロピルジメチルアミン、ステアリン酸アミドプロピルジエチルアミン、ステアリン酸アミドエチルジエチルアミン、ステアリン酸アミドエチルジメチルアミン、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミン、パルミチン酸アミドプロピルジエチルアミン、パルミチン酸アミドエチルジエチルアミン、パルミチン酸アミドエチルジメチルアミン、ベヘン酸アミドプロピルジメチルアミン、ベヘン酸アミドプロピルジエチルアミン、ベヘン酸アミドエチルジエチルアミン、ベヘン酸アミドエチルジメチルアミン、アラキン酸アミドプロピルジメチルアミン、アラキン酸アミドプロピルジエチルアミン、アラキン酸アミドエチルジエチルアミン、アラキン酸アミドエチルジメチルアミン、およびこれらの混合物などがある。
本発明で有用な特に好ましいアミドアミン類は、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミン、ステアリン酸アミドエチルジエチルアミン、およびこれらの混合物である。
酸(ii)は、毛髪トリートメント組成物中のアミドアミンをプロトン化する能力のある有機酸または鉱酸であることができる。本発明で有用な好適な酸には、塩酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、およびこれらの混合物などがある。好ましくは、その酸は、酢酸、酒石酸、塩酸、フマル酸、乳酸およびこれらの混合物からなる群から選択される。
その酸の主たる役割は、コンディショナー組成物中のアミドアミンをプロトン化することで、組成物中でイン・サイツで三級アミン塩(TAS)を形成することである。TASは実際には、非永久的四級アンモニウムまたは擬似四級アンモニウムカチオン系界面活性剤である。
好適には、その酸は、存在する全てのアミドアミンをプロトン化するだけの量で、すなわち組成物中に存在するアミドアミンの量と少なくとも等モル量であるレベルで含まれる。
本発明のコンディショナーでは、カチオン系コンディショニング界面活性剤のレベルは通常、組成物の0.01重量%から10重量%、より好ましくは0.05重量%から7.5重量%、最も好ましくは0.1重量%から5重量%の範囲である。
本発明のコンディショナーは代表的には、脂肪族アルコールも組み込む。
代表的な脂肪族アルコールは、8から22個の炭素原子、より好ましくは16から22個の炭素原子を含む。脂肪族アルコールは代表的には、直鎖アルキル基を含む化合物である。好適な脂肪族アルコールの例には、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物などがある。
本発明のコンディショナー中の脂肪族アルコールのレベルは通常、組成物の0.01重量%から10重量%、好ましくは0.1重量%から8重量%、より好ましくは0.2重量%から7重量%、最も好ましくは0.3重量%から6重量%の範囲である。
皮脂促進剤またはその薬剤を含む組成物は好ましくは、少なくとも週2回、より好ましくは少なくとも週3回、個体の頭皮に付与する。1実施形態において、皮脂促進剤またはその薬剤を含む組成物は好ましくは、週3回個体の頭皮に付与される。別の実施形態において、皮脂促進剤またはその薬剤を含む組成物は好ましくは、1日1回または2回、個体の頭皮に付与される。1実施形態において、当該薬剤または組成物を付与する個体は、乾燥頭皮を示すことができ、および/または頭皮保湿を必要とし得る。さらにまたは代わりに、その個体は、付与前に30μg/cm未満の頭皮皮脂レベルを有することができる。
皮脂促進剤またはその薬剤を含む組成物は好ましくは、各付与で皮脂促進剤に関して0.0001から0.2gの量で個体の頭皮に付与される(例えば、シャンプー組成物が1重量%の薬剤を含み、シャンプー2gの量で付与される場合、皮脂促進剤に関して付与される量は0.02gである。)。より好ましくは、皮脂促進剤またはその薬剤を含む組成物は、皮脂促進剤に関して0.001から0.1g、さらにより好ましくは0.002から0.07g、最も好ましくは0.006から0.05gの量で個体の頭皮に付与される。
各付与は、同じ組成物または製品形態からであることができる(例えば、各付与は、シャンプー組成物からであることができる。)。あるいは、異なる組成物および/または製品形態を用いることができる(例えば、当該薬剤はシャンプー組成物で、次にコンディショナー組成物で付与することができる。)。
当該薬剤および/または組成物には好ましくは、それを個体の頭皮に付与して毛髪繊維有益効果を受けるよう個体に指示するインディシアムが添付される。そのインディシアムは、文面、ロゴおよび/または図画の形態であることができ、製品ラベル、印刷広告物(パンフレット、ポスター、雑誌、新聞またはこれらの組み合わせなど)、ビジュアル表示装置(テレビのスクリーン、モニター、携帯型デジタル装置スクリーンおよびこれらの組み合わせなど)、およびスピーカーシステム(店内アナウンスシステム、テレビ、ラジオ、コンピュータおよび/または携帯型デジタル装置のスピーカーシステムなど)の1以上のような各種媒体を介して通信することができる。
実施例、または別段で明瞭に断りがある場合を除き、反応の材料もしくは条件の量、材料の物理特性および/または使用を示す本記載中の数字は全て、「約」という言葉によって調整されるものと理解しても良い。
量は全て、別段の断りがない限り、組成物の重量基準である。
留意すべき点として、値の範囲を特定する場合に、特定の上限値と特定の下限値とを組み合わせることができる。
疑問が生じるのを避けるため、「含む」という言葉は、「包含する」を意味するものであって、必ずしも「からなる」または「から構成される」を意味するとは限らない。すなわち、挙げられる段階および選択肢は網羅的である必要はない。
本明細書にある本発明の開示は、特許請求の範囲が多重項従属や重複がないと認められ得るか否かを問わず、互いに多重従属である特許請求の範囲で認められる全ての実施形態を網羅するものと考えるべきである。
下記の実施例は、本発明についての理解を容易にするために提供されるものである。これら実施例は、特許請求の範囲を限定するものではない。
実施例
実施例1
本発明での使用に好適なシャンプーおよびコンディショナー製剤のサンプルを表1および2に示してある。
表1
Figure 2017523151
表2
Figure 2017523151
実施例2
本実施例は、亜鉛ピリチオン(ZnPTO)含有シャンプーおよびコンディショナー付与の乾燥頭皮における皮脂レベルに対する効果を示すものである。
臨床試験を行って、0.25重量%ZnPTOシャンプーおよび0.25重量%ZnPTOコンディショナー系の能力を市販の美容シャンプーおよびコンディショナー系(皮脂促進剤を含まない)の能力を比較することで、定期的に試験製品を使用する期間にわたる随時頭皮皮脂レベルにおける上昇を導き出した。
半頭、二重盲検無作為設計を用いた。標準的な(すなわち皮脂促進剤を含まない)シャンプーを家庭で用いる1週間の準備期間の後、週3回、数週間にわたり半頭を美容院で洗髪した。2種類の処理システムを、各頭の左側および右側に無作為に割り付けた。
18歳から60歳の範囲の年齢で、多様な人種の女性被験者合計125名が、試験に参加した。参加者全員が肉眼で見て乾燥頭皮の領域を有していたが、それ以外の点では頭皮障害はなかった。頭皮評価は、″Assessing therapeutic effectiveness of scalp treatments for dandruff and seborrheic dermatitis, part 1: a reliable and relevant method based on the adherent scalp flaking score (ASFS)″, Journal of Dermatological Treatment, 2014, 25(3), 232−6に報告のASFSを用いて行った。その評価によってスクリーニング時に頭皮の両側に軽微もしくは軽度の乾燥が明らかになった場合、被験者は選択した。具体的には、選択基準は次の通りとした。被験者は、八分円の40%以下であったとしても6以上のスコアがあってはならない。被験者は、八分円の少なくとも10%を包含する頭の各側の少なくとも2八分円で軽微もしくは軽度の乾燥を持たなければならない。被験者は、24以上の合計ASFSスコアを有していてはならない。
随時表面皮脂の臨床評価を、基底線および数週間の処理中一定期間後に実施した。評価はいずれも、洗髪から48±4時間後に行った。
皮脂測定を次のように行った。Sebmeter SM 815(登録商標)(Courage & Khazaka electronic GmbH)を用いた。全ての測定前の約15分間にわたり、適所で頭を分けて、温湿度制御室(温度範囲20±2℃、相対湿度範囲30から40%)で静かに座っているよう要求された。測定は、半頭当たり肉眼で見て乾燥した部位および肉眼で見て健常な部位で行った。基底線で、各指定部位での分けた部分で、測定を並行して行った。部位の位置を記録し、試験を通じて各時間点で同じ部位を測定した。各部位についての同測定の平均を計算した。
頭皮皮脂に関して、肉眼観察乾燥部位での平均スコアは、洗浄9(第3週)から洗浄21(第7週)での全ての時間点について、美容系より0.25%ZnPTO系の方が有意に高かった(p<0.05)。肉眼観察乾燥部位での基底線平均皮脂レベル(括弧内に95%信頼区間)は、25(21から29)μg/cmであった。0.25%ZnPTO系の場合、これは、洗浄9で35(31から41) μg/cmまで上昇した。
肉眼観察健常部位の場合、平均皮脂レベルは、全ての時間点で35 μg/cmより大きく、80μg/cmを超えることは決してなかった。
実施例3
本実施例は、毛髪滑らかさに対する皮脂レベルの効果を示すものである。
表3に提供の組成を有するモデル皮脂で入れ毛を処理した。
表3
Figure 2017523151
実施例2での試験からのデータを用いて、入れ毛に付与されたモデル皮脂の量を計算した。この計算では、Sebmeterが総皮膚表面脂質の40%を検出し、頭皮上の毛髪密度が毛髪272.97本/cmであり、頭皮上の皮脂の80%が毛髪に移るなどの仮定を立てた。これらの仮定および長髪の入れ毛におけるも平均毛髪数を用いることで、それぞれ基底線(25 μg/cm)および処理(35 μg/cm)頭皮皮脂レベルを有する被験者での毛髪をシミュレートするのに0.705μLモデル皮脂/2.5g入れ毛および0.987μLモデル皮脂/入れ毛が必要であることがわかった。
モデル皮脂を入れ毛の根元に付与し、入れ毛を根元から先端まで櫛梳きすることで入れ毛に沿って広げた。次に、各入れ毛を、測定前の20時間にわたり、根元から垂直に吊って保存した。
次に、入れ毛の質感分析を、TA.XT plus Texture Analyserを用いて行った。質感分析によって、モデル皮脂0.987μLで処理した入れ毛が、モデル皮脂0.705μLで処理したものより有意に低い摩擦(P<0.05)を有していることが明らかになった。
実施例4
本実施例は、毛髪強度に対する皮脂レベルの効果を示すものである。
モデル皮脂およびヘキサンの混合物10mLに浸し、次に2時間にわたり換気フードで室温(25℃)にて乾燥させることで、モデル皮脂を各2.5g入れ毛に付与した以外は、実施例3に記載の方法と同じ方法で入れ毛を作った。次に、測定前20時間にわたって、各入れ毛を根元から垂直に吊って保存した。
次に、入れ毛のマイクロテンシル分析を、引張試験機MTT−680型を用いて行った。引張試験により、0.987μLモデル皮脂で処理した入れ毛が、0.705μLのモデル皮脂で処理したものより有意に高い(P<0.05)弾性率を有することが明らかになった。
実施例5
本実施例は、損傷抵抗に対する皮脂レベルの効果を示すものである。
皮脂が最初に頭皮から毛根1mmまで移動するという追加の仮定を行った以外は、実施例3と同様にして必要なモデル皮脂レベルを計算したところ、それぞれ基底線(25 μg/cm)および処理(35 μg/cm)頭皮皮脂レベルを有する被験者の毛根で毛髪をシミュレートするのに12.6μLモデル皮脂/0.8g入れ毛(頭皮全体にわたり毛根に最も近い毛髪1mmを代表する)および17.65μLモデル皮脂/0.8g入れ毛が必要であることがわかった。
皮脂を入れ毛に付与し、次にその入れ毛を、測定前20時間にわたり根元から垂直に吊って保存した。
次に、入れ毛の示差走査熱量測定(DSC)を行った。DSC分析により、17.65μL人工皮脂で処理した入れ毛が12.6μLの人工皮脂で処理した入れ毛より有意に高い(P<0.05)変性温度を有していることが明らかになった。
実施例6
本実施例は、皮脂脂質の毛髪繊維への自然浸透を示すものである。
ラマンスペクトル測定を用いて、毛髪繊維断面でのスクアレンレベルを分析した。すなわち、ミクロトームで切った毛髪断面を、785nmレーザー光源および格子サイズ600gr/mmのHoriba、HR Evolutionスペクトル計(スペクトル分解能2cm−1)を用いて調べた。走査範囲は450cm−1から1750cm−1であり、スペクトラムは二つのウィンドウで取得することができる。各スペクトラムは、合計100秒レーバー露光(各ウィンドウ50秒)で収集した。単一スポットから4つのスペクトラムを収集し、それらの平均を取ることで、妥当な信号対雑音比(S/N)を有する毛髪の良好なラマンスペクトラムを得ることができた。宇宙線を除去した。同じパラメータを用い、収集時間を5秒としてシグナル飽和を回避することで、スクアレンのスペクトラムを得た。毛髪断面での二次元(2D)マップを、同じパラメータで複数の点を走査することで収集し、刻み幅3μmをx−y面で用いた。
スペクトラムは全て、装置組み込み機能によって処理し(基底線補正)、多変量曲線分解能(MCR)解析のための特注Matlabプログラムを用いることで解析した。
得られた結果から、スクアレンが輪状の離散型分布で毛髪繊維内に存在していることが明らかになった。理論によって拘束されるものではないが、本発明者らは、スクアレンが、頭皮由来の皮脂の一部として毛髪繊維に浸透し、毛髪繊維内でのそれの存在が繊維の有益効果の少なくとも一部に寄与するものと推察している。

Claims (12)

  1. 毛髪繊維有益効果を提供するための皮脂促進剤または該薬剤を含む組成物の使用であって、前記皮脂促進剤がアゾール系殺菌剤、硫化セレン、金属ピリチオン、トリクロサン、ピクトロンオラミンもしくはこれらの混合物を含み;前記毛髪繊維有益効果が滑らかさ、強度、切断抵抗および損傷修復のうちの1以上から選択される使用。
  2. 前記皮脂促進剤または該薬剤を含む前記組成物が、頭皮皮脂を、べたつきをもたらすことなく毛髪繊維有益効果を提供するだけの量に回復するか維持する請求項1に記載の使用。
  3. 前記頭皮皮脂が、30から120μg/cm、好ましくは35から100μg/cmに回復または維持される請求項2に記載の使用。
  4. 前記皮脂促進剤が金属ピリチオン、アゾール系殺菌剤、硫化セレンまたはこれらの混合物を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用。
  5. 前記アゾール系殺菌剤が、クリンバゾール、ケトコナゾール、エルビオールまたはこれらの混合物、好ましくはクリンバゾールから選択される請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用。
  6. 前記皮脂促進剤が亜鉛ピリチオンである請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
  7. 前記組成物が、当該組成物の0.05重量%から1重量%、好ましくは0.1重量%から0.5重量%の量で前記皮脂促進剤を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。
  8. 前記組成物がリンスオフ組成物である請求項1〜7のいずれか1項に記載の使用。
  9. 前記組成物がシャンプーおよびコンディショナーから選択される請求項8に記載の使用。
  10. 前記皮脂促進剤または当該薬剤を含む組成物を、少なくとも週2回、個体の頭皮に付与する請求項1〜9のいずれか1項に記載の使用。
  11. 前記皮脂促進剤または当該薬剤を含む組成物を少なくとも週3回、個体の頭皮に付与する請求項10に記載の使用。
  12. 前記皮脂促進剤または当該薬剤を含む組成物を、当該皮脂促進剤を0.0001から0.2gの量で個体の頭皮に付与する請求項1〜12のいずれか1項に記載の使用。
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