JP6736210B2 - 毛髪処理剤 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪処理剤に関する。
毛髪は、例えば、紫外線の曝露、ドライヤーによる乾燥などにより、ダメージを受けている。また、近年、毛髪へのパーマ、脱色処理、染色処理などの化学施術が一般化したことに伴い、毛髪のダメージに対する意識が高まっている。ダメージを受けた毛髪では、健常毛と比べて、ハリ、コシおよびツヤが少なく、手触り感が悪くなっている。また、ダメージを受けた毛髪では、健常毛と比べて、撥水性が低下しているため、バリア機能が低くなっている。
そこで、毛髪の表面を被覆する成分としてシリコーンオイルを含有する毛髪処理剤が提案されている(例えば、特許文献1参照)。前記シリコーンオイルは、毛髪の表面を被覆することにより、ダメージを受けた毛髪におけるハリ、コシ、ツヤおよび手触り感を改善すると考えられている。
しかし、前記シリコーンオイルは、毛髪内に浸透し難いため、前記シリコーンオイルを含有する毛髪処理剤には、ダメージを受けた毛髪におけるハリ、コシ、ツヤおよび手触り感の改善効果を一過的にしか得ることができないという欠点がある。
特開2015−110538号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、毛髪内に十分に浸透させることができ、しかもダメージを受けた毛髪の撥水性を高めて毛髪のバリア機能を向上させることができる毛髪処理剤を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)毛髪を処理するための毛髪処理剤であって、(A)ステアリン酸アミドと、(B)モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ソルビタン、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテルおよびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドからなる群より選ばれた少なくとも1種の非イオン界面活性剤とを含有していることを特徴とする毛髪処理剤、
(2)(C)カチオン界面活性剤をさらに含有してなる前記(1)に記載の毛髪処理剤、ならびに
(3)ダメージケアの用途に用いられる前記(1)または(2)に記載の毛髪処理剤
に関する。
本発明の毛髪処理剤によれば、毛髪内に十分に浸透させることができ、しかもダメージを受けた毛髪の撥水性を高めて毛髪のバリア機能を向上させることができるという優れた効果が奏される。
試験例1において、毛髪におけるパルミチン酸アミドの含有量を調べた結果を示すグラフである。 試験例2において、毛髪におけるステアリン酸アミドの含有量を調べた結果を示すグラフである。 試験例3において、被験試料の種類と接触角との関係を調べた結果を示すグラフである。
本発明の毛髪処理剤は、(A)パルミチン酸アミドおよび/またはステアリン酸アミドと、(B)オキシエチレン基の平均付加モル数が8であるモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ソルビタン、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテルおよびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドからなる群より選ばれた少なくとも1種の非イオン界面活性剤とを含有していることを特徴とする。
本発明の毛髪処理剤は、(A)パルミチン酸アミドおよび/またはステアリン酸アミド〔以下、「(A)成分」ともいう〕を含有しているので、ダメージを受けた毛髪の表面における撥水性を高めて毛髪のバリア機能を向上させることができる。前記パルミチン酸アミドおよびステアリン酸アミドは、高い融点を有するため、一般的に、製剤化しにくい性質を有する。しかし、本発明の毛髪処理剤は、前記(A)成分とともに、(B)オキシエチレン基の平均付加モル数が8であるモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ソルビタン、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテルおよびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドからなる群より選ばれた少なくとも1種の非イオン界面活性剤〔以下、「(B)成分」ともいう〕が併用されているので、容易に製剤化することができる。
前記(A)成分であるパルミチン酸アミドおよび/またはステアリン酸アミドは、毛髪に浸透して当該毛髪のキューティクルの近傍に集積し、毛髪の表面の撥水性を向上させる性質を有している。前記(A)成分のなかでは、毛髪の表面の撥水性をより向上させることができることから、ステアリン酸アミドが好ましい。本発明の毛髪処理剤における前記(A)成分の含有量は、ダメージを受けた毛髪の表面における撥水性を高めて毛髪のバリア機能を向上させる観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、製剤化のしやすさおよび使用感を向上させる観点から、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは3.0質量%以下である。
前記(B)成分である非イオン界面活性剤は、オキシエチレン基の平均付加モル数が8であるモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ソルビタン、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテルおよびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドである。前記非イオン界面活性剤は、単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いてもよい。これらの非イオン界面活性剤のなかでは、パルミチン酸アミドおよび/またはステアリン酸アミドの溶解性が高いことから、モノステアリン酸ソルビタン、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテルおよびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドが好ましい。
本発明の毛髪処理剤における前記(B)成分の含有量は、前記(A)成分の溶解性を向上させる観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、上記(A)成分を毛髪内に十分に浸透させる観点から、好ましくは15.0質量%以下、より好ましくは10.0質量%以下である。また、本発明の毛髪処理剤における前記(A)成分100質量部あたりの前記(B)成分の量は、前記(A)成分の溶解性を向上させる観点から、好ましくは100質量部以上、より好ましくは120質量部以上であり、製剤化のしやすさを向上させる観点から、好ましくは300質量部以下、より好ましくは200質量部以下である。
本発明の毛髪処理剤は、毛髪に対し、柔軟性、しっとり感、滑らかさなどを与えることができることから、カチオン界面活性剤をさらに含有することが好ましい。前記カチオン界面活性剤としては、例えば、アミン塩型カチオン界面活性剤、4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤、アミノ酸系カチオン界面活性剤などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。前記アミン塩型カチオン界面活性剤としては、例えば、ジオクチルアミン、ジメチルステアリルアミン、トリラウリルアミンなどのアルキルアミン塩;ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミドなどの脂肪酸アミドアミン塩などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。前記4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムなどのモノアルキル型4級アンモニウム塩;塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化イソステアリルラウリルジメチルアンモニウム、アルキル基の炭素数が12〜15である塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、アルキル基の炭素数が12〜18である塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、アルキル基の炭素数が14〜18である塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウムなどのジアルキル型4級アンモニウム塩;オキシエチレン基の平均付加モル数が5である塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウムなどのトリアルキル型4級アンモニウム塩などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。前記アミノ酸系カチオン界面活性剤としては、例えば、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらのカチオン界面活性剤のなかでは、毛髪に対する柔軟性に優れる観点から、アミン塩型カチオン界面活性剤および4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤が好ましい。前記カチオン界面活性剤は、単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いてもよい。
本発明の毛髪処理剤におけるカチオン界面活性剤の含有量は、毛髪における柔軟性、しっとり感、滑らかさなどを向上させる観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、前記(A)成分を毛髪内に十分に浸透させる観点から、好ましくは2.0質量%以下、より好ましくは1.5質量%以下である。
本発明の毛髪処理剤は、本発明の目的を妨げない範囲で、例えば、増粘剤、高分子樹脂、エステル化合物、高級脂肪酸、炭化水素化合物、アルコール類、シリコーンオイル、糖類、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、香料、酸化防止剤、ビタミン類、植物抽出物、pH調整剤、防腐剤、水などをさらに含有していてもよい。
本発明の毛髪処理剤は、毛髪内に十分に浸透させることができ、しかもダメージを受けた毛髪の撥水性を高めて毛髪のバリア機能を向上させることができることから、ダメージケアの用途に好適である。なお、本明細書において、「ダメージケア」は、「ダメージを受けた毛髪の補修」および「毛髪のダメージの進行の抑制」を包含する概念である。
本発明の毛髪処理剤の剤型は、通常、乳化剤型である。本発明の毛髪処理剤は、ヘアクリームなどのヘアトリートメント剤;1剤式の染毛剤;ヘアフォーム、ヘアムース、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアウォーターなどの整髪剤などの用途に用いることができる。本発明の毛髪処理剤をヘアトリートメント剤の用途に用いた場合、ダメージを受けた毛髪に対して本発明の毛髪処理剤が接触する頻度が多いことから、本発明の毛髪処理剤による毛髪に対する効果をより確実に得ることができることが期待される。また、本発明の毛髪処理剤を整髪剤の用途に用いた場合、ダメージを受けた毛髪の整髪を行なうと同時に、本発明の毛髪処理剤による毛髪に対する効果を得ることができることが期待される。
本発明の毛髪処理剤を用いて毛髪を処理する方法としては、ダメージを受けた毛髪の撥水性を高めて毛髪のバリア機能を向上させる効果を十分に確保できる方法であればよく、例えば、本発明の毛髪処理剤を毛髪に塗布すること、本発明の毛髪処理剤に毛髪を浸漬させることなどにより、本発明の毛髪処理剤を毛髪に付着させる方法などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。本発明の毛髪処理剤を毛髪に付着させた後、当該毛髪処理剤の洗い流しを行なってもよく、当該毛髪処理剤の洗い流しを行なわなくてもよい。
以上説明したように、毛髪内に十分に浸透させることができ、しかもダメージを受けた毛髪の撥水性を高めて毛髪のバリア機能を向上させることができることから、毛髪のダメージの進行を抑制することができ、しかもダメージを受けた毛髪を効率よく補修することができる。したがって、前記毛髪処理剤は、例えば、ダメージケアなどの用途に好適に用いられることが期待されるものである。
以下に実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。なお、以下において、カッコ内の「E.O.」はオキシエチレン基を示す。また、「E.O.」の前に記載されている数字はオキシエチレン基の平均付加モル数を示す。なお、以下の評価に用いられた未処理毛およびブリーチ処理毛は、個人差に起因する毛髪における脂肪酸アミドの含有量の測定データのバラつきを抑えるために、同一人物由来の単一人毛を用いて調製した。
調製例1
毛髪長約30cmの単一人毛からなる毛束2gを、約40℃の0.5質量%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液200g中に30分間浸漬させた。つぎに、前記毛束を約40℃の水道水1000g中に3分間浸漬させた。別途準備した約40℃の水道水1000gを用いたことを除き、前記と同様に、前記毛束を当該水道水に浸漬させる操作を2回繰り返した。その後、前記毛束を自然乾燥させ、未処理毛を得た。
調製例2
調製例1で得られた未処理毛の毛束2gを、表1に示される組成を有する第1剤と第2剤とを等量混合した混合クリーム中に室温で15分間浸漬させた。つぎに、前記毛束を水で洗浄した。
つぎに、洗浄後の毛束を約40℃の0.25質量%ラウリルエーテル硫酸ナトリウム水溶液200g中に5分間浸漬させた。その後、前記毛束を約40℃の水道水1000g中に3分間浸漬させた。別途準備した約40℃の水道水1000gを用いたことを除き、前記と同様に、前記毛束を当該水道水に浸漬させる操作を2回繰り返した。その後、前記毛束を自然乾燥させ、ブリーチ処理毛を得た。
実施例1〜2および比較例1〜5
パルミチン酸アミド(実施例1)、ステアリン酸アミド(実施例2)、N−ステアリルエルカアミド(比較例2)、ラウリン酸アミド(比較例3)、N−ステアリルオレイン酸アミド(比較例4)またはメチルポリシロキサン(比較例5)と、モノステアリン酸ソルビタンと、セタノールと、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドと、グリセリンと、流動パラフィンと、フェノキシエタノールと、乳酸と、精製水とを表2に示される組成になるように混合した後、得られた混合液を乳化させて毛髪処理剤であるトリートメントを得た。また、モノステアリン酸ソルビタンと、セタノールと、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドと、グリセリンと、流動パラフィンと、フェノキシエタノールと、乳酸と、精製水とを表2に示される組成になるように混合した後、得られた混合液を乳化させて毛髪処理剤であるトリートメントを得た(比較例1)。なお、表2中、各配合成分の量は、配合成分の純分に換算した値である。
試験例1
(1)質量顕微鏡用試料の調製
精製水を用いて実施例1で得られたトリートメントを10倍希釈し、トリートメント希釈物を得た。得られたトリートメント希釈物に調製例2で得られたブリーチ処理毛を35℃で5分間浸漬させた。つぎに、浸漬後の毛髪の表面に付着したトリートメント希釈物を約40℃の温水道水の流水中で洗い流した。その後、前記毛髪にテンションをかけないように、水道水で前記毛髪を30秒間洗浄した。洗浄後の毛髪を自然乾燥させ、トリートメント処理毛を得た。
調製例1で得られた未処理毛、調製例2で得られたブリーチ処理毛および前記トリートメント処理毛のそれぞれを凍結包埋法にしたがって包埋して包埋試料を得た。クライオスタットを用いて前記包埋試料の横断面切片を作製した。前記横断面切片をスライドガラス上に接着させた後、前記横断面切片にマトリックス(ゲンチジン酸)を蒸着させ、質量顕微鏡用試料を得た。
(2)質量顕微鏡による試料の観察および質量分析
試験例1(1)で得られた質量顕微鏡用試料をイメージング質量顕微鏡〔(株)島津製作所製、商品名:iMScope〕に供し、前記質量顕微鏡用試料を光学顕微鏡下に観察するとともに、当該質量顕微鏡用試料について、m/z200〜1500の範囲のマススペクトルを測定した。分析条件は、以下のとおりである。
<分析条件>
イオン化法:マトリックス支援レーザー脱離イオン化法
測定モード:正イオン測定モード
レーザー強度:30%
レーザー繰り返し周波数:1000Hz
質量分析計:四重極型イオントラップ飛行時間型質量分析計
得られた測定結果を、解析ソフトウェア〔(株)島津製作所製、商品名:Imaging MS Solution〕を用いて解析した。得られた光学顕微鏡像に基づき、ブリーチ処理毛、未処理毛およびトリートメント処理毛それぞれの表層部に関心領域(以下、「ROI」ともいう)を設定し、パルミチン酸アミドのピークを抽出した。ブリーチ処理毛、未処理毛およびトリートメント処理毛それぞれのROIの単位面積あたりのパルミチン酸アミドに由来するシグナルの平均強度を測定することにより、毛髪におけるパルミチン酸アミドの含有量を調べた。
試験例1において、毛髪におけるパルミチン酸アミドの含有量を調べた結果を図1に示す。図中、レーン1はブリーチ処理毛におけるパルミチン酸アミドの含有量、レーン2は未処理毛におけるパルミチン酸アミドの含有量、レーン3はトリートメント処理毛におけるパルミチン酸アミドの含有量を示す。
図1に示された結果から、トリートメント処理毛におけるパルミチン酸アミドの含有量は、ブリーチ処理毛におけるパルミチン酸アミドの含有量と比べて顕著に多いことがわかる。したがって、この結果から、実施例1で得られたトリートメントを用いてブリーチ処理毛にトリートメント処理を施すことにより、ブリーチによってダメージを受けた毛髪内にパルミチン酸アミドが浸透していることがわかる。
また、図1に示された結果から、トリートメント処理毛におけるパルミチン酸アミドの含有量は、未処理毛におけるパルミチン酸アミドの含有量と比べて多いことがわかる。したがって、これらの結果から、実施例1で得られたトリートメントを用いてダメージを受けた毛髪にトリートメント処理を施すことにより、未処理毛内に存在するパルミチン酸アミドの量よりも多い量のパルミチン酸アミドが、ダメージを受けた毛髪内に浸透していることがわかる。
試験例2
試験例1において、実施例1で得られたトリートメントを用いる代わりに実施例2で得られたトリートメントを用いたことおよびパルミチン酸アミドに由来するシグナルの平均強度を測定する代わりにステアリン酸アミドに由来するシグナルの平均強度を測定したことを除き、試験例2と同様の操作を行ない、毛髪におけるステアリン酸アミドの含有量を調べた。
試験例2において、毛髪におけるステアリン酸アミドの含有量を調べた結果を図2に示す。図中、レーン1はブリーチ処理毛におけるステアリン酸アミドの含有量、レーン2は未処理毛におけるステアリン酸アミドの含有量、レーン3はトリートメント処理毛におけるステアリン酸アミドの含有量を示す。
図2に示された結果から、トリートメント処理毛におけるステアリン酸アミドの含有量は、ブリーチ処理毛におけるステアリン酸アミドの含有量と比べて顕著に多いことがわかる。したがって、これらの結果から、実施例2で得られたトリートメントを用いてダメージを受けた毛髪にトリートメント処理を施すことにより、ダメージを受けた毛髪内にステアリン酸アミドが浸透していることがわかる。
試験例3
(1)トリートメント処理毛の調製
精製水を用いて被験試料である実施例1で得られたトリートメントを10倍希釈し、トリートメント希釈物を得た。得られたトリートメント希釈物に調製例2で得られたブリーチ処理毛を35℃で30分間浸漬させた。つぎに、浸漬後の毛髪の表面に付着したトリートメント希釈物を約40℃の温水道水の流水中で洗い流した。その後、前記毛髪にテンションをかけないように、水道水で前記毛髪を30秒間洗浄した。洗浄後の毛髪を自然乾燥させ、トリートメント処理毛を得た。
また、前記において、被験試料として、実施例1で得られたトリートメントを用いる代わりに実施例2および比較例1〜5で得られたトリートメントのそれぞれを用いたことを除き、前記と同様に操作を行ない、トリートメント処理毛を得た。
(2)測定用試料の調製
試験例3(1)で得られたトリートメント処理毛(長さ30mm)を相対湿度60%で23℃に保たれた恒温恒湿槽内に48時間以上静置した。つぎに、前記トリートメント処理毛の両端を固定し、測定用試料を得た。
また、前記において、試験例3(1)で得られたトリートメント処理毛を用いる代わりに調製例1で得られた未処理毛(長さ30mm)または調製例2で得られたブリーチ処理毛(長さ30mm)を用いたことを除き、前記と同様の操作を行ない、測定用試料を得た。
(3)毛髪と水との接触角の測定
試験例3(2)で得られた測定用試料を自動接触角計〔協和界面科学(株)製、商品名:DM−500〕を用い、未処理毛1本につき2か所に精製水0.5μLを滴下した。つぎに、当該自動接触角計の多機能統合解析ソフトウェア〔商品名:FAMAS(interface Measurement&Analysis System)〕を用い、自動接触角計〔協和界面科学(株)製、商品名:DM−500〕および水の滴下後61秒間経過時の毛髪と水の液滴とがなす角度を測定し、前記毛髪の2か所で測定された角度の値の平均値を算出することにより、毛髪と水との接触角を求めた。なお、接触角の測定は、23℃で相対湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で行なった。
試験例3において、被験試料の種類と接触角との関係を調べた結果を図3に示す。図中、レーン1は実施例1で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角、レーン2は実施例2で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角、レーン3は比較例1で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角、レーン4は比較例2で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角、レーン5は比較例3で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角、レーン6は比較例4で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角、レーン7は比較例5で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角、レーン8は調製例2で得られたブリーチ処理毛と水との接触角、レーン9は調製例1で得られた未処理毛と水との接触角を示す。
図3に示された結果から、実施例1および2で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角は、ブリーチ処理毛と水との接触角と比べて大きいことがわかる。これに対し、比較例1〜4で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角は、ブリーチ処理毛と水との接触角と同程度であることがわかる。これらの結果から、実施例1および2で得られたトリートメントによれば、比較例1〜4で得られたトリートメントと比べて、ダメージを受けた毛髪の表面の撥水性をより向上させることができることがわかる。したがって、これらの結果から、実施例1および2で得られたトリートメントによれば、比較例1〜4で得られたトリートメントと比べて、毛髪の表面のバリア機能をより向上させ、毛髪のダメージの進行を抑制することができることが示唆される。
一方、実施例1で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角は、比較例5で得られたトリートメントで処理されたトリートメント処理毛と水との接触角と同程度である。しかし、比較例5で得られたトリートメントに含まれるメチルポリシロキサンは、毛髪の表層部に浸透しない。これに対し、実施例1および2で得られたトリートメントに含まれるステアリン酸アミドおよびパルミチン酸アミドは、毛髪の表層部に浸透する。したがって、ステアリン酸アミドおよび/またはパルミチン酸アミドを含有する毛髪処理剤によれば、メチルポリシロキサンなどのシリコーンオイルを含有する毛髪処理剤と比べて、ダメージを受けた毛髪を効率よく補修することができることが示唆される。
したがって、これらの結果から、ステアリン酸アミドおよび/またはパルミチン酸アミドを含有する毛髪処理剤によれば、毛髪のバリア機能を向上させて毛髪のダメージの進行を抑制することができ、しかもダメージを受けた毛髪を効率よく補修することができることが示唆される。
試験例4
表3に示される界面活性剤3.0gと、グリセリン3.0gとを30mL容量のスクリュー管に添加した。得られた混合物を85〜90℃に加温した後、当該混合物にパルミチン酸アミド0.5gを添加した。その後、得られた混合物を30分間以上放置し、混合物の性状を目視にて観察し、以下の評価基準に基づき、界面活性剤に対するパルミチン酸アミドの溶解性を評価した。
<評価基準>
AA:不溶物が目視されず、全体が均一である。
A :目視することができるかできない程度の大きさの不溶物が確認される。
B :目視することができる不溶物が確認される。
C :目視することができる不溶物の量が多い。
D :目視することができる不溶物の量が非常に多い。
また、前記において、パルミチン酸アミドを用いる代わりにステアリン酸アミドを用いたことを除き、前記と同様の操作を行ない、界面活性剤に対するステアリン酸アミドの溶解性を評価した。
試験例4において、界面活性剤に対するパルミチン酸アミドおよびステアリン酸アミドそれぞれの溶解性を評価した結果を表3に示す。
表3に示された結果から、オキシエチレン基の平均付加モル数が8であるモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(実験番号:2)、モノイソステアリン酸デカグリセリル(実験番号:5)、モノステアリン酸ソルビタン(実験番号:11)、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテル(実験番号:13)およびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(実験番号:16)によれば、パルミチン酸アミドおよびステアリン酸アミドの両方を溶解させることができることがわかる。なかでも、モノステアリン酸ソルビタン(実験番号:11)、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテル(実験番号:13)およびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(実験番号:16)によれば、パルミチン酸アミドおよびステアリン酸アミドの両方をより良好に溶解させることができることがわかる。
これに対し、表3に示された結果から、親油型モノステアリン酸グリセリル(実験番号:1)、オキシエチレン基の平均付加モル数が20であるモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(実験番号:3)、モノラウリン酸ポリグリセリル(実験番号:4)、オキシエチレン基の平均付加モル数が20であるモノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(実験番号:6)、オキシエチレン基の平均付加モル数が20であるモノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(実験番号:7)、オキシエチレン基の平均付加モル数が20であるモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(実験番号:8)、オキシエチレン基の平均付加モル数が20であるポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン(実験番号:9)、オキシエチレン基の平均付加モル数が20であるトリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(実験番号:10)、セスキオレイン酸ソルビタン(実験番号:12)、オキシエチレン基の平均付加モル数が5であるポリオキシエチレンステアリルエーテル(実験番号:14)、オキシエチレン基の平均付加モル数が20であるポリオキシエチレンステアリルエーテル(実験番号:15)および水酸化大豆リン脂質の50質量%グリセリン溶液(実験番号:17)によれば、パルミチン酸アミドおよびステアリン酸アミドのいずれかまたは両方を十分に溶解させることができないことがわかる。
したがって、これらの結果から、パルミチン酸アミドおよび/またはステアリン酸アミドと、オキシエチレン基の平均付加モル数が8であるモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ソルビタン、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテルおよびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドからなる群より選ばれた少なくとも1種の非イオン界面活性剤とを併用することにより、前記パルミチン酸アミドおよび/またはステアリン酸アミドを前記非イオン界面活性剤に溶解させることができることから、容易に製剤化を行なうことができることが示唆される。
実施例3〜6
実施例1において、モノステアリン酸ソルビタンを用いる代わりに、オキシエチレン基の平均付加モル数が8であるモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(実施例3)、モノイソステアリン酸デカグリセリル(実施例4)、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテル(実施例5)またはヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(実施例6)を用いたことを除き、実施例1と同様の操作を行ない、トリートメントを得る。
つぎに、試験例1において、実施例1で得られたトリートメントを用いる代わりに、実施例3〜6で得られたトリートメントを用い、毛髪におけるパルミチン酸アミドの含有量を調べる。その結果、実施例3〜6で得られたトリートメントを用いてダメージを受けた毛髪にトリートメント処理を施すことにより、実施例1で得られたトリートメントと同様に、ダメージを受けた毛髪の表層部にパルミチン酸アミドが浸透する傾向がみられることがわかる。
また、試験例3において、実施例1で得られたトリートメントを用いる代わりに、実施例3〜6で得られたトリートメントを用い、毛髪と水との接触角を調べる。その結果、実施例3〜6で得られたトリートメントを用いてブリーチ処理毛にトリートメント処理を施すことにより、実施例1で得られたトリートメントを用いた場合と同様に、毛髪のダメージを受けた毛髪の表面の撥水性をより向上させる傾向がみられる。したがって、実施例3〜6で得られたトリートメントによれば、毛髪の表面のバリア機能をより向上させ、毛髪のダメージの進行を抑制することができることが示唆される。
実施例7〜10
実施例2において、モノステアリン酸ソルビタンを用いる代わりに、オキシエチレン基の平均付加モル数が8であるモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(実施例7)、モノイソステアリン酸デカグリセリル(実施例8)、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテル(実施例9)またはヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(実施例10)を用いたことを除き、実施例2と同様の操作を行ない、トリートメントを得る。
つぎに、試験例2において、実施例2で得られたトリートメントを用いる代わりに、実施例7〜10で得られたトリートメントを用い、毛髪におけるステアリン酸アミドの含有量を調べる。その結果、実施例7〜10で得られたトリートメントを用いてダメージを受けた毛髪にトリートメント処理を施すことにより、実施例2で得られたトリートメントと同様に、毛髪の表層部にステアリン酸アミドが浸透する傾向がみられることがわかる。
また、試験例3において、実施例2で得られたトリートメントを用いる代わりに、実施例7〜10で得られたトリートメントを用い、毛髪と水との接触角を調べる。その結果、実施例7〜10で得られたトリートメントを用いてブリーチ処理毛にトリートメント処理を施すことにより、実施例2で得られたトリートメントを用いた場合と同様に、ダメージを受けた毛髪の表面の撥水性をより向上させる傾向がみられる。したがって、実施例7〜10で得られたトリートメントによれば、毛髪の表面のバリア機能をより向上させ、毛髪のダメージの進行を抑制することができることが示唆される。
以上説明したように、ステアリン酸アミドおよび/またはパルミチン酸アミドと、オキシエチレン基の平均付加モル数が8であるモノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ソルビタン、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテルおよびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドからなる群より選ばれた少なくとも1種の非イオン界面活性剤とを含有する毛髪処理剤によれば、毛髪のバリア性を向上させて毛髪のダメージの進行を抑制することができ、しかもダメージを受けた毛髪を効率よく補修することができることがわかる。したがって、前記毛髪処理剤は、例えば、ダメージケアなどの用途に好適に用いられることが期待されるものである。
(処方例)
以下、本発明に係る毛髪処理剤の処方例を示す。
(処方例1:ヘアトリートメント)
下記原料を下記組成となるように混合し、ヘアトリートメントとした。
ステアリン酸アミド 3.0質量%
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 6.0質量%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム液(50%) 3.0質量%
ステアリルアルコール 4.0質量%
ジプロピレングリーコール 3.0質量%
流動パラフィン 3.0質量%
高重合メチルポリシロキサン 0.45質量%
メチルポリシロキサン 1.05質量%
ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液 0.05質量%
香料 適量
精製水 残部
合計 100.0質量%
(処方例2:洗い流し不要のヘアトリートメント)
下記原料を下記組成となるように混合し、洗い流し不要のヘアトリートメントとした。
ステアリン酸アミド 0.5質量%
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(2E.O.) 0.3質量%
モノイソステアリン酸デカグリセリル 0.4質量%
ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5質量%
セチルアルコール 3.0質量%
パルミチン酸2−エチルヘキシル 2.0質量%
1,3−ブチレングリーコール 8.0質量%
乳酸 0.18質量%
エタノール 8.0質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 1.5質量%
香料 適量
精製水 残部
合計 100.0質量%
(処方例3:ヘアワックス)
下記原料を下記組成となるように混合し、ヘアワックスとした。
ステアリン酸アミド 1.0質量%
モノステアリン酸ソルビタン 1.6質量%
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.8質量%
イソノナン酸イソノニル 3.0質量%
セタノール 5.0質量%
ポリエチレングリコール1500 10.0質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 0.2質量%
エタノール 10.0質量%
高重合メチルポリシロキサン 0.9質量%
メチルポリシロキサン 2.1質量%
乳酸 0.3質量%
香料 適量
精製水 残部
合計 100.0質量%
(処方例4:ヘアシャンプー)
下記原料を下記組成となるように混合し、ヘアシャンプーとした。
ステアリン酸アミド 0.1質量%
イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(8E.O.) 0.3質量%
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(70%) 20.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.8質量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン液(30質量%) 7.0質量%
1,3−ブチレングリーコール 3.0質量%
ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液 0.05質量%
95体積%エタノール水溶液 3.0質量%
塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]
ヒドロキシエチルセルロース 0.3質量%
pH調整剤 適量
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
合計 100.0質量%
また、処方例1〜4において、ステアリン酸アミドを用いる代わりに、パルミチン酸アミドを用いたことを除き、処方例1〜4に示された組成と同様の組成となるように各原料を混合し、各種毛髪処理剤を得た。

Claims (3)

  1. 毛髪を処理するための毛髪処理剤であって、(A)ステアリン酸アミドと、(B)モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ソルビタン、オキシエチレン基の平均付加モル数が2であるポリオキシエチレンステアリルエーテルおよびヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドからなる群より選ばれた少なくとも1種の非イオン界面活性剤とを含有していることを特徴とする毛髪処理剤。
  2. (C)カチオン界面活性剤をさらに含有してなる請求項1に記載の毛髪処理剤。
  3. ダメージケアの用途に用いられる請求項1または2に記載の毛髪処理剤。
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