JP2017521187A - 改善された構造を有する履物製品 - Google Patents

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Abstract

第1の外被体(21)を含み、第1の外被体(21)が、長手方向で後端部(24)から前端部(25)まで、幅方向で側方縁部(26)と内方縁部(27)との間に、および高さ方向で基部(28)から上端部(29)まで延在し、第1の外被体が、足を受容する容積を画定する、履物製品であって、第2の外被体(31)を含み、第2の外被体が、長手方向で後端部(34)から前端部(35)まで、幅方向で側方縁部(36)と内方縁部(37)との間に、および高さ方向で基部(38)から上端部(39)まで延在し、第2の外被体が、足を受容する容積を画定し、第1の外被体および第2の外被体が互いに相対している、履物製品(1)。少なくとも一区分において、履物製品は、可逆的に弾性変形可能な介在部品(71、101、121)を含み、介在部品は、第1の外被体と、第2の外被体との間に配設される。

Description

本発明は、靴またはこれに準ずるものなどの履物製品に関する。履物製品は、ウォーキング、平坦なまたは山岳的な地形でのランニング、スケートボード、球技、クロスカントリースキー、スノーボード、スノーシューイング、サイクリングなどのような分野で使用され得る。
履物製品は、満足のいく快適さを提供しつつ、足の十分な保持および/または締め付けを確実に行うような、様々な、時に相反する機能を満たさなければならない。履物製品はまた、一定の可撓性、すなわち足の一定の変形にうまく合わせることができる能力を備えた性質を有さなければならない。言い換えれば、履物製品は、関与するウォーキングまたはスポーツをするのに必要な自由度を有しつつ、足に適合しなければならない。
このために、靴などの履物製品を、アッパーとソール組立体(semelage)とを組み合わせることによって製作することが知られている。アッパーは多くの部品、たとえば側方の腰革、内方の腰革、爪先革、舌革、ヒール、後部カウンタ、前部保護芯(embout de protection)、とりわけ留め具および靴紐を有する締め付け装置、内側ライニングなどを一般に含み、追加の部品を有する場合さえある。加えて、これらの部品のいくつかは、複数の区分を含み得る。靴に関する主要な問題は、切断され平坦な状態に揃えられた部品を組み立てて3次元形状にすることにある。アッパーは、知られているやり方で、履物要素を画定するように装着ソールに結合される。第1の方法によれば、アッパーは接着層によって装着ソールに糊着される。装着ソールは、装着インソールとも呼ばれ、装着工程に耐えるよう比較的剛性である。糊着作業は、アッパーの中に靴型が挿入されているので、アッパーを引っ張りこれを装着インソール上に張り付けることによって行われる。これは靴型への従来型の釣り込みと呼ばれる。この技法により、履物要素を得るために、接着剤を加熱するとき十分な圧力を及ぼすことが可能となる。第2の方法は、これも知られているものであるが、アッパーを装着インソールに縫着して履物要素を製作することからなる。これは、ストローベル装着と呼ばれる。装着インソールはこの場合、可撓性のある縫製可能なソールであり、ストローベル・ソールと呼ばれる。第1および第2の方法のそれぞれに関して、装着インソールはソール組立体の一部をなす。ソール組立体は外部部品、たとえば1つまたは複数の減衰層、および地面と接触するために備えられた1つの摩耗層をさらに備え、これらは一般に、装着インソールおよび靴型に装着されたアッパーに接着によって固定される。ソール組立体は、衛生、減衰、土踏まずの保持などの観点で保護的機能を実現するために、履物要素の中に配置された1つまたは複数のインナー層をさらに備える。最後に、履物要素をソール組立体の他の構成部品と結合することによって、靴が形成される。
先行技術による靴は、その製造のために使用される方法がいかなるものであれ、ある種の欠点を有することが観察される。靴は、多数の、通常40個から60個の部品を用いる。靴を構成する部品の数が多いので、製造の作業の数およびそれを行うのに必要な時間が増加する。1つの靴を製作するのに、通常、40分から1時間30分を要する。従来の技法を使用して製造される靴は、それらの構成要素の数と製造作業の数の両方により、複雑であるということができる。
別の欠点は、特にアッパーのレベルにおける、靴の構造の不連続からもたらされる。たとえば、別のより大きな部品上に重ねられた小さいサイズの部品により、この小さい部品が置かれた領域においてアッパーの可撓能力の変化が余儀なくされる。このことにより使用者が不快になる場合があり、またアッパーの形状形成、すなわち3次元の形状形成がより困難になってしまう。
別の欠点は、足と靴との間の自由空間の存在に起因するものである。このことは、足がアッパーまたはソール組立体とある領域において接触していないということを意味する。このことは、アッパーと装着インソールとの間の接合部のある部分の領域において、特に当てはまる。したがって、不都合な移動が足と靴との間で観察される場合があり、この移動が不快感や負傷の原因となり得る。また空間は、靴を履くための開口部の領域において、足、くるぶし、または下脚部とアッパーとの間に現れる場合もある。したがって、異物が折悪く靴の中に入る可能性がある。
最後に、先行技術による靴は、足の十分な保持および/または締め付けを常に保証するものではなく、または足に対して必ずしも満足のいく快適さを提供するものでもない、ということができる。さらに、この靴は、足のあらゆる変形に対して完全に一致するものではない。
これに対し、出願人は、履物製品を製造する別のアプローチを提案した。
たとえば、特許文献1によれば、履物製品は、1つまたは2つの外被体を含み、各外被体は、長手方向において後端部から前端部まで、幅方向において側方縁部と内方縁部との間に、および高さ方向において基部から上端部まで延在し、各外被体は、互いに機械的に連結された糸を含む。
外被体は、立体、すなわち3次元で形作られ、足と非常に類似した幾何学的形状を有するよう靴型上に設置され、それにより足と非常に均質的に一致する。そのことは、足が外被体と接触しているか、または少なくとも非常に接近していることを意味する。その結果、足の均質的な保持がもたらされ、足と、外被体との間で、不都合な移動は非常に僅かであるか、さらにはいかなる移動もなくなる。そこから生じる利点は、従来の先行技術による靴に比して履物製品の快適さを増す。
特許文献1に示された構成によって、各外被体が、その内側表面および/または外側表面が完全に規則的ではないが少なくとも実質的に規則的であるという意味において構造の連続性を有することも観察される。その結果、好適には、使用者の不快感が低減するか、さらにはかなり無くなることになる。
以上の概括によれば、外被体が、足を保持し、かつ足に満足のいく快適さをもたらすことを示す。その上、各外被体は、足の変形に一致できる。そのことによって特許文献1による履物製品は、静的状況にせよ、動的状況にせよ、あらゆる状況で快適になっている。
特許文献1に示された構成によって履物製品を製造するための部品数が削減されることに補足的に留意されたい。
仏国特許第2999881号
これに対し、本発明は、履物製品を全体的にさらに改善することを目的とする。具体的には、本発明は、たとえば行動の衝撃の伝達、地面または器具の反力の回復、または知覚情報の認識を改善することを目的とする。本発明は、使用効率を最適化し、かつ使用者の疲労を低減することを目的とする。本発明はさらに、足の快適さおよび保持のような、その基本的な品質を保ちながら、使用者の特殊な要求に応えることを目的とする。たとえばスポーツ使用の際の強度の情報伝達または荷重を解析する場合に、それは実に難しい試みである。というのも、快適さと応力伝達における最適化は、一見して相反する概念であるからである。
上記に提起した諸問題に答えるべく、本発明は履物製品を提供するものであり、該履物製品は、第1の外被体を含み、第1の外被体が、長手方向において後端部から前端部まで、幅方向において側方縁部と内方縁部との間に、および高さ方向において基部から上端部まで伸張しており、第1の外被体が互いに機械的に連結された糸を含み、第1の外被体は足を受容する容積を画定し、該履物製品は第2の外被体を含み、第2の外被体が、長手方向において後端部から前端部まで、幅方向において側方縁部と内方縁部との間に、および高さ方向において基部から上端部まで伸張しており、第2の外被体が互いに機械的に連結された糸を含み、第2の外被体は足を受容する容積を画定し、第1の外被体および第2の外被体は互いに相対して配置されている。
本発明による履物製品は、少なくとも一区分において、可逆的に弾性変形可能な介在部品を含み、該介在部品が、第1の外被体と、第2の外被体との間に配設されることを特徴とする。
これにより、1つまたは複数の特定の特性を履物製品に対して所与の場所に与えることを可能とする。以下でさらに詳細に説明するように、たとえば、外被体の上端部において、介在部品は舌革であってもよい。あるいは、同様に以下でさらに詳細に説明するように、基部において、介在部品はソール組立体の一部であってもよい。それぞれ場合において、介在部品は、それが相対する外被体の部分の相対移動を可能にする。介在部品は可逆的に弾性的に潰れることができるので、外被体の関連した部分を、たとえば特定の応力の際に、互いに接近できるようにし、次にそれらを自然なもとの間隔に戻すことが出来る。この間隔は、介在部品の厚さに相当する。介在部品は、潰れながら、それに対して垂直な方向以外の方向に圧縮力の一部を拡散させ、したがってこれらの力を緩和する。言い換えれば、介在部品は、製品の使用に関連した応力、様々な衝撃、または知覚情報を伝達する表面を大きくする。このことは、履物製品の快適さの改善という利点を提供する。驚くべきことに、応力、衝撃または情報の伝達は、変更されるものでではない。したがって、本発明は、履物製品がその使用に際し精密であると共に快適であることを確保することに成功している。このことは、使用者のパフォーマンスを改善し疲労を低減させる。
概して、本発明は、履物製品の構造および製造方法を改善するものであるといえる。
本発明の他の特徴および利点は、本発明がどのように実施され得るかを非限定的な実施形態によって例示する添付図面を参照して、以下の説明からより良く理解されるであろう。
本発明の第1の実施形態による、履物製品の前側の上面斜視図である。 図1の線II−IIに沿った断面図である。 互いに組み立てられる前のプリフォーム(ebauche)および介在部品の概略斜視図であり、プリフォームは、図1による履物製品の第1の外被体および第2の外被体を製造するために使用される。 プリフォームおよび中間部品が互いに組み立てられる場合における、図3に類似した図である。 図1による履物製品の外被体の構成に関連する概略図である。 図1による履物製品の外被体の構成に関連する、別の概略図である。 図1による履物製品の外被体の構成に関連する、別の概略図である。 図1による履物製品に組み込まれる補強材の側面図である。 図1による履物製品の製造に関係する斜視図である。 図1による履物製品の製造に関係する、別の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に関する、図2に類似した断面図である。 本発明の第3の実施形態に関する、図2に類似した断面図である。
以下に記載する第1の実施形態は、たとえば、ウォーキングまたは水平なもしくは山岳のような地形でのランニング用の履物製品に関する。しかしながら、第1の実施形態は、上述したもの以外の他の用途にも適用される。
第1の形態を、図1から図10を用いて以下に記載する。
図1および図2に示すように、履物製品1は、使用者の足を受容するように提供される。説明において、履物製品1は、詳細に判ることになるが、その構造が完全に独特のものであっても、靴と見なすことができる。たとえば、靴1は、長さ方向においては長手方向Lに沿って後端部またはヒール4と前端部または先端5との間に、および、幅方向においては横断方向Wに沿って側方縁部6と内方縁部7との間に伸張している。
図示されているように、靴1は、足を囲繞するように設けられた下側部分10を含み、上側部分を含まない。しかしながら代替として、下側部分と上側部分を同時に含む靴を考慮してもよく、上側部分はくるぶしおよび場合によっては下脚部を取り囲むように設けられる。
記載された第1の実施形態によれば、靴1は、高さ方向において基部12から上端部13まで、すなわち、下側部分10または靴1の自由端まで、伸張している。基部は靴の下位部分であり、この上で足は支承される。
靴1は、ウォーキング中の足の良好な伸張、支承または着地の知覚情報および衝撃の伝達を可能にするように構築される。それ故に靴1、または履物製品は、比較的可撓性がある。
以下で詳述するように、靴1は、長手方向においては長手方向Lに沿って後端部24から前端部25まで、幅方向においては横断方向Wに沿って側方縁部26と内方縁部27との間に、および高さ方向にいて基部28から上端部29まで伸張する、第1の外被体21を含む。このことにより、第1の外被体が使用者の足を取り囲みかつ保持することが可能となる。その構成に関して、第1の外被体は、以下で説明するように、互いに機械的に結合された糸を含む。また、第1の外被体に関して、糸の少なくとも一部分は、同じく以下で説明するように、少なくとも1本の熱溶融フィラメントを含む。
限定するものではないが、第1の実施形態によれば、少なくとも1本の熱溶融フィラメントを含む第1の外被体の糸は、第1の外被体21の全体にわたって分布され、また糸の溶融は、糸の量、集中状態(concentration)に応じて、多少大きな範囲で、第1の外被体の保持性能および/または接着および/または耐摩耗性に寄与する。実際に、溶融は、第1の外被体に、その形状をそれ自体で保つ能力を与える。一方では、第1の外被体21は一体の部品であるということができ、他方では、これが、自己支持型の部品を形成でき、糸の量/集中状態に応じて、かなり大きな範囲で、その形状を靴に与えるということができる。したがって、第1の外被体21は、靴1に形状を与える、または与えることに寄与する。言い換えれば、第1の外被体の後端部24、前端部25、側方縁部26、内方縁部27、基部28、および上端部29は、履物製品または靴1の後端部4、前端部5、側方縁部6、内方縁部7、基部12、および上端部13を、それぞれ画定する。外被体21に関して採用される必要最低限の構造により、以下でわかるに、単純さ、軽量性、および他の多くの利点が確保される。
限定するものではないが、本発明の第1の実施形態によれば、靴1は、長手方向においては長手方向Lに沿って後端部34から前端部35に、幅方向においては横断方向Wに沿って側方縁部36と内方縁部37との間に、および高さ方向において基部38から上端部39に伸張する、第2の外被体31も含む。第2の外被体31も、第1の外被体21と同様、足を覆う。第2の外被体31は、第1の外被体21の外側に配設され、このことによって、足を間接的に覆う。最後に、靴1の形状は、同時に第1の外被体21と第2の外被体31によって与えられる。第1の外被体21および第2の外被体31は、互いに相対して配置されている。
本発明の精神において、第2の外被体31は、互いに機械的に結合された糸を含む。ここでもやはり、第2の外被体に関して、糸の少なくとも一部分が、以下で説明するように、少なくとも1本の熱溶融フィラメントを含む。少なくとも1本の熱溶融フィラメントを含む糸は、第2の外被体31の全体にわたって分配され、かつ糸の溶融は、糸の量、集中状態に応じて、かなり大きな範囲で、第2の外被体の保持性能および/または接着および/または耐摩耗性に寄与する。ここでもやはり、この溶融は、第2の外被体31にその形状をそれ自体で保つ能力を与える。一方では、第2の外被体31は一体の部品であるということができ、他方では、これが、自己支持型の部品を形成でき、糸の量/集中状態に応じて、かなり大きな範囲で、その形状を靴に与えるということができる。したがって、第2の外被体31は、同様に靴1に形状を与える、または与えることに寄与する。言い換えれば、第2の外被体31の後端部34、前端部35、側方縁部36、内方縁部37、基部38、および上端部39も、履物製品または靴1の後端部4、前端部5、側方縁部6、内方縁部7、基部12、および上端部13を、それぞれ画定する。外被体31に関して採用される必要最低限の構造により、以下でわかるように、単純さ、軽量性、および他の多くの利点が確保される。
本発明の具体性をさらに明らかにするために、外被体21、31がどのように製造されるのかを明確にすることが有用である。特に図3〜図7を用いて、以下でこれを行う。
最初に、たとえば図3で概略的に見られるように、各外被体21、31は、スリーブ41、すなわち、互いに機械的に結合された糸で製作された可撓性のチューブを製造することによって得られる。スリーブ41は、製品1を製作するためのプリフォームである。限定するものではないが、第1の実施形態と関連して、スリーブ41により、同時に第1の外被体21と第2の外被体31を製作することが可能となる。スリーブ41は、長手方向において第1の端部42から第2の端部43まで延在する。第1の端部42は、たとえば折り畳んだ後での縫合、互いに機械的に結合された糸で製作された保護芯の追加、または任意の同等のものなど、当業者に知られている任意の技法によって塞がれる。第2の端部43は、単なる開口部である。
スリーブ41により一体の外被体21、31を製造することが可能となることが理解される。ここで、第1の外被体21および第2の外被体31は、互いに対して伸張している。このことにより、部品の数および実施に必要とされる時間を低減して、製造が簡略化される。
スリーブ41を製作するために使用される糸の結合、およびしたがって外被体21、31を、図5および図6を用いて提示する。通常、これらの糸は、互いに機械的に連結され、かつ編み、織り、編み組みなどのような任意の適切な織物技法によって、たとえば互いに結合されるように設けられる。編みの場合、単一の針床または二重の針床を有する丸編み機、円筒板編み機(metier a plateau cylindre)、または直線編み機(metier rectiligne)を使用することが可能である。2つの編み区域を、インターシャ技法または縫い取りを用いて互いに接合してもよい。様々な装飾模様が、インターシャ法、縫い取り、ジャカード技法などによって編む場合に、直接的に得られる。図5は、第1の糸44が第1の方向に沿って配向され、第2の糸45が第2の方向に沿って配向され、第1の糸44および第2の糸45が交差して可撓性のメッシュを形成する、従来の織りを表す。図6は、ここでは3本の糸45、47、48が絡み合うループとして配設された編みを表す。ただし当然に、多数の他の構成が可能である。
スリーブ41は、たとえば直線編み機を用いて製造され、直線編み機により、断面を、すなわち、実際には、スリーブの直径を変更すること、ヒール用の形状の変更を行うこと、靴紐の通過のための開口部を作り出すこと、スリーブの壁の密度を変更すること、または特に小さいループの締め付けを変更することが可能になる。実際には、直線編み機は広範な調節可能性を提供し、直径においてか長さにおいてかを問わず、あらゆるサイズのスリーブを製作することに適している。このような理由で、直線編み機は、丸編み機よりも実用的である。実際のところ、丸編み機は、スリーブ直径のレベルにおいて狭い範囲で機能する。したがって、全種類のスリーブ41、すなわち、全ての靴サイズを包含する全種類の靴を製作するためには、複数の異なる丸編み機を使用することが必要であるが、この場合直線編み機であれば1台で十分である。最後に、直線編み機により、所望の全ての特徴を有しかつ所望の靴サイズで、1つまたは複数の3次元外被体を製作することが可能となる。
本発明の意味における糸がどのようなものであるか、改めて述べることも有用である。
最初に、糸は、たとえば、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレン、または任意の同等のもしくは類似の材料などの熱溶融合成材料を押出成形することによって得られる、モノフィラメントであってよい。フィラメントの生成は、クモが生成するシルクのフィラメントと似通った態様で連続的になされる。フィラメントは、その横断面が規則的であるという意味で、単一成分のものまたは単一材料のものであってよい。しかし、フィラメントは多成分のもの、たとえば2つの成分のものであってもよい。2つの成分のものである場合、フィラメントの横断面は、第1の材料から成る核、およびこの核を取り囲む周囲外被を示し、外被は第2の材料から成る。各材料は熱溶融性であってもよく、または、一方の材料のみが熱溶融性であってもよい。両方の材料が熱溶融性である場合、それらの溶融温度は異なる。
次に、糸はマルチフィラメントであってよい。この場合、糸は複数のフィラメントを結合することによって得られる。そのような結合を図7の略図によって示す。この場合、全てのフィラメント49は、それぞれが同じ融点を有するという意味で、同じ性質のものである。しかし、一部が可融性であり得、その他が非可融性であり得る、または異なる融点を有する、異なる性質のフィラメントの組み合わせを備えることができる。フィラメントは、任意の知られている技法によって互いに結合される。
さらに糸は、繊維メッシュの形態で製作できる。ここで繊維は、限られた長さのフィラメントである。繊維は、任意の知られている技法によって、また特に撚り合わせによって、緊密に接触して結合されメッシュを形成する。繊維を互いに対して保持することは、特に綿などの天然繊維では、従来から摩擦によって行われている。しかしながら、本発明は熱溶融材料に依存することができ、本発明では、繊維を互いに保持することは、摩擦によりまたは摩擦と溶融接着の組み合わせにより、あるいはさらには完全に接着により、行われる。
スリーブ41の概括的な構造は提示されており、これを靴1の製造のために使用することを説明することができる。ただし、第1の実施形態の精神内に留めるため、履物製品1または靴が補強材51を含むことを、最初に説明するのが有用である。この補強材を、靴1の製造時に取り付けることによって外被体21、31と関連付けられて、靴1に特定の能力を与えることが、以下でより良く理解される。
図1、図2および図8に示すように、補強材51は、長手方向において後端部54から前端部55まで、幅方向において側方縁部56と内方縁部57との間に、および高さ方向において基部58から上端部59まで延在する部品である。補強材51は、外被体21、31の長さおよび幅と同様な長さおよび幅を有する。より正確には、補強材51は、第1の外被体21との関連において、長手方向において後端部24から前端部25まで、幅方向において側方縁部26と内方縁部27との間に、および高さ方向において基部28から上端部29まで延在する。当然ながら、このことは、第1の外被体21、およびしたがって履物製品1を、特に基部12の領域においておよび基部の周縁部において、補強することを可能とする。
必須ではないが、補強材51は、締め付け装置61を担持する。締め付け装置は、当業者に知られているような、たとえば上端部59付近に配置された留め具62や靴紐63および係止装置64を含む。したがって、補強材51を締め付けたり、緩めたりすることが可能であり、またこのことによって、以下でより良くわかるように、靴1を締め付けるかまたは緩めることが可能である。留め具62とは、靴紐を通過させ、滑動させることに役立つ任意のデバイスを意味する。係止装置は、任意であり、靴紐の簡単な結び目で代えられる。
さらに具体的には、第1の実施形態に関して、補強材51は、基部58と、基部から遠ざかる方向において基部から、留め具62を有する自由端66の方に延在する少なくとも1つの側方分岐65と、基部から遠ざかる方向において基部から、留め具62を有する自由端68の方に延在する少なくとも1つの内方分岐67と、留め具を通って延びる少なくとも1本の靴紐63と、を含む。限定するものではないが、補強材51は、4つの側方分岐65と、4つの内方分岐67とを含む。しかし、これらの数は、それぞれ異なってもよい。各分岐65、67は、留め具を有するように示されており、留め具は、当業者に知られている任意の技法によって製作される。最後に、締め付け装置に結合された補強材は、外被体21、31の、したがって足の均質な締め付けを可能にする。
特に履物製品1の快適さを最適化するために、図1および図2を用いて特に理解されるように、側方分岐65および内方分岐67は、少なくとも部分的に第1の外被体21と、第2の外被体31との間に配設され、かつ留め具62は、第1の外被体21の外側に、かつ第2の外被体31の外側に配設される。
本発明によれば、図1〜図10の全体を用いて理解されるように、少なくともひとつの区分において、履物製品は、可逆的に弾性変形可能な介在部品71を含み、介在部品71は、第1の外被体21と、第2の外被体31との間に配設される。概括的に示されているように、互いに相対する外被体21、31の2つの区分を介在部品が局所的に分離させた場合でも、外被体21、31の2つの区分を互いに近づけることが可能である。介在部品は、製品の使用に関連した応力に比例して圧縮され、応力が消失するときに初期の厚さを取り戻す。そのようにすることで、介在部品は、加えられる圧縮エネルギーの一部を吸収し、かつこのエネルギーの一部を、介在部品に垂直な方向以外の方向に同様に拡散させる。このことにより、外被体において特定の圧力が低減し、さらに快適となる。
本発明の第1の実施形態に関して、介在部品71は、細長い形状を有し、かつ使用者の足の甲を保護するように、締め付け/靴紐結びシステムの下に伸張して、従って舌革を画定する。舌革71は、第1外被体21および第2外被体31の上端部29、39に配置され、舌革71は、長手方向において後端部74から前端部75に、幅方向において側方縁部76と内方縁部77との間に、および厚さ方向において下部78と上部79との間に伸張している。ここでは、外被体の上端部において履物製品の快適さを改善するようにされている。使用者にとって、足の上部、すなわち足の甲および/または屈曲の折り目が大いに保護されている。
実施例において、舌革の後端部74が、最も広く、このことは、多かれ少なかれT字形状を与える。舌革は、長方形状を有してもよく、最も重要な点は、舌革が、靴紐結びの下に伸張して、機能的な外観と、軽さ、ならびに場合に応じて美観を両立させることである。
舌革は、記載された以外の機能、およびたとえば美観のみを同様に有してもよい。舌革が靴紐結び部分の下にのみ(留め具の外)に延在するようにしてもよく、これにより、常に足の甲を保護することができる。
特に図3および図4を用いて理解されるように、舌革71の後端部74は、実施例において、第1の外被体21および/または第2の外被体31に取り付けられており、舌革の残りの部分は、第1の外被体21および/または第2の外被体31から離れている。このことにより、結果として、舌革の後端部74が、少なくとも外被体に対して固定され、かつ残りの部分、すなわち中央部分および前端部75は、外被体に対して滑動できる。このことは、足のより良好な伸張のために、履物製品の長手方向の屈曲を容易にする。尚、舌革の後端部の取り付けは、接着のような任意の適切な手段、または任意の同等な、もしくは補足的な技法で行うことがきる。一体化は、任意の他の様式でも実行できる。
一実施例において、舌革の後端部74は、2つの外被体21、31に装着され、このことにより美観において優れた仕上げを有することがさらに可能になる。
図1および図2によれば、少なくとも1つの留め具62が、舌革71の上に配置されていることが判る。実際に、第1の実施形態によれば、ただし限定するものではないが、全ての留め具が、舌革の上に配置されている。ここでは、快適さを最適化することが目的とされる。実際に、このため、備えられたデバイス61による締め付け行為の際に、舌革を介して足を押すのは、留め具62全体である。当然のこととして、締め付けシステムは、たとえば鳩目を用いて異なる態様でも製作できる。
舌革71は、最良の条件でその機能を果たすために、弾性変形可能な合成材料層を含む。この層は、エチレン酢酸ビニル(EVA)発泡体、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、または同じ機能を果たすことが可能な他の任意の材料であってもよい。舌革は、いくつもの部分、たとえば適切な方法で互いに配設されたいくつもの層を含んでもよく、かつコルクまたは任意の同等物のような天然材料も含んでもよい。
限定するものではないが、実施態様によれば、第1の外被体21および第2の外被体31の少なくとも一方が、舌革71の側方縁部76および/または内方縁部77において折り目81、82、83、84を有する。さらに正確には、第1の外被体21は、側方折り目81と、内方折り目82とを有し、かつ第2の外被体31もまた、側方折り目83と、内方折り目84とを有する。これらの折り目は、外被体21、31の幾何学的形状を変動可能にするので、製品の靴を履く容積の変動を可能にする。言い換えれば、折り目は、靴の着脱を容易にするが、一旦足が靴の中に入ると消失する。
ここで、図9および図10により靴1を製造するためにスリーブ41の使用について説明する。実際には、靴1の構成要素は、先行技術の場合のような複雑で高価な機械を用いることなく、手作業で組み立てられる。
図9および図10によって、スリーブ41が、靴型と呼ばれる、使用者の足に似せた部品86上に通されることが理解される。スリーブは、足にソックスを履かせる態様で、靴型86に取り付けられる。スリーブ41は、その織物構造に起因するその弾性のために、靴型86によって形作られる。次いで補強材51は、第1の外被体21となるスリーブ41の一区分にぴったりつくようにされる。次いで、第2の外被体31となるスリーブ41の一区分は、補強材51の上に折り畳まれ、このことによって、補強材51ならびに第1の外被体に割り当てられた一区分が覆われる。これにより、足を包む靴1のサブアセンブリを構成することができ、サブアセンブリは、最終的に第1の外被体21と、補強材51と、第2の外被体31と、舌革71とを含む。第2の外被体31が、補強材51の側方分岐65および内方分岐67の自由端66、68を通すための空隙87を有することに留意されたい。その場合に、外被体の熱溶融フィラメントをまさに必要なレベルで溶融させるために、任意の適切な技法によって、サブアセンブリの温度を上昇させ、このようにして靴1にその幾何学的形状を与えることができる。加熱後、靴型86はサブアセンブリから取り外してもよい。その場合に靴1はほぼ完成している。第1の実施形態によれば、そこにアウターソール組立体88を追加することができる。
図1および図2に見られるように、履物製品1または靴は、アウターソール組立体88を含む。このアウターソール組立体は、地面に対して支承されるためにあり、したがって、摩擦による摩耗に抵抗し、かつ衝撃を減衰するようにも構成される。このアウターソール組立体はしたがって、一例として摩耗層89および減衰層90を含む。図2は、足の土踏まずを受容するための靴の領域における横断面図であり、基部12が、上述の土踏まずの幾何学的形状と実質的に同一の非平面状の幾何学的形状を有することが確認される。本発明による靴1は実際には、足の形状に適応できる。したがって、土踏まずまたは足裏のその他の態様を再現するためのインナーソールを、靴1に追加することは、有用であり得ても、必須ではない。このことはしたがって、本発明による靴1を、先行技術の靴と比較してシンプルなものとしている。このことはまた、靴1を軽量化し、またこのことにより機械的慣性が低減される。そこから生じる利点は、運動性能の改善である。本発明による靴は、たとえば長距離ランナーに非常に適している。
図2はまた、補強材51が、ほぼ全体として第1の外被体21と、第2の外被体31との間に配置されていることを示す。
図2において、また図1にも関連して、第1の外被体21および第2の外被体31は、横断面に沿って連続的であることが観察される。したがってこれらの外被体は、折り目を有していても、それらのそれぞれの上端部29、39において、かつ靴の上端部13において連続して伸張している。したがって足の包み込みは、全体的かつ連続的である。
図1並びに、図3および図4により理解されるように、第1の外被体21と、第2の外被体31との間の境界は、靴を履くための開口部94を画定する折り目93である。靴を履くための開口部94の周縁部はしたがって、単に2つの外被体21、31を互いに重ねて折り畳むことによって画定される。このことは、この周縁部が、先行技術におけるように縫い目または縫い付けられた部品を有さないことを、したがって、靴1は、開口部94の領域を含め、使用者にとってこれが不快感の原因でないことを意味する。
本発明の他の実施形態は、図11および12を用いて以下に手短に記載する。便宜上の理由から、明らかにされるのは、特に第1の実施形態に対する差異である。加えて、同じ参照符号が、第1の形態で示されたものと同一のまたは類似の要素に対して使用することが意図されている。
このように、図11による第2の実施形態に関して、側方縁部6および内方縁部7、または基部12および上端部13を有する、履物製品または靴1が示されている。同様に、第1の外被体21、第2の外被体31、補強材51、留め具62、または舌革71が示されている。
第2の実施形態に特有であるのは、2つの外被体21、31の間に配設されたもう1つの介在又は挿入部品101を含むことである。この介在部品101は、インソール組立体102の一部であり、インソール組立体の一部は、第1の外被体21および第2の外被体31の基部28、38に置かれ、インソール組立体102の一部の介在部品101は、長手方向において後端部104から前端部105まで、幅方向において側方縁部106と内方縁部107との間に、および厚さ方向において下部108と上部109との間に伸張している。介在部品101は、それが相対する外被体の部分の相対移動を可能にする。この場合において、外被体21、31の基部28、38の全体または一区分が関わる。介在部品は、可逆的に弾性的に潰れることができるので、外被体の関連した部分を、たとえば特定の応力の際に、互いに接近可能とし、次にそれらを自然な隔たりの距離に戻す。この距離は、介在部品の厚さに相当する。ここでは、足底における衝突または衝撃のより良好な緩衝を得ることが重要である。たとえばそこから生じる利点は、使用者の関節をより良好に保護することである。
限定するものではないが、本発明の第2の実施形態によれば、介在部品、すなわちインソール組立体102の一部101は、第1の外被体21および第2の外被体31の基部28、38全体に相対して延在する。このことにより、履物製品の基部12の全体において緩衝効果が得られる。
舌革71に関係して記載されたように、付加された介在部品101は、たとえば第1の外被体21および/または第2の外被体31に結合される。結合は、接着のような任意の適切な手段、または任意の同等な、もしくは補足的な技法で行われる。このことは、衝撃または知覚情報のさらに正確な伝達という意味において、外被体21、31の基部28、38の互いの協働を最適化する。しかし、代替的に、基部に結合させること無く介在部品を配設してもよい。
介在部品101は、最良の条件においてその機能を果たすために、弾性変形可能な合成材料層を含む。この層は、エチレン酢酸ビニル(EVA)発泡体、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、または同じ機能を果たすことが可能な他の任意の材料であってもよい。介在部品またはインソール組立体の一部101は、複数の部分、たとえば適切な方法で互いに配設された複数の層を含んでもよく、またコルクまたは任意の同等物のような天然材料も含んでもよい。
更に、履物製品1が、摩耗層111と、摩耗層111と外被体21、31の基部28、38の間に配置された少なくとも1つの中間層112とを含み、摩耗層111および中間層112が、アウターソールを構成することが観察できる。このことは、直接的に摩耗層において一定の緩衝レベルを可能にする。
ここで図12による本発明の第3の実施形態に関して、側方縁部6および内方縁部7、基部12および上端部13を有する、履物製品または靴1が示されている。同様に、第1の外被体21、第2の外被体31、補強材51、留め具62、及び舌革71が示されている。第2の形態に関して示したことと同様に、第3の形態による製品は、2つの外被体21、31の間にもう1つの介在部品121を含む。この介在部品121は、インソール組立体122の一部であり、インソール組立体のこの一部は、第1の外被体21および第2の外被体31の基部28、38の間に配置され、インソール組立体122のこの一部121は、長手方向において後端部124から前端部125まで、幅方向において側方縁部126と内方縁部127との間に、および厚さ方向において下部128と上部129との間に延在する。介在部品121は、それが相対する外被体の部分の相対移動を可能にする。この場合において、外被体21、31の基部28、38の全体または一区分が関連する。介在部品は、可逆的に弾性的に潰れることができるので、外被体の関連した部分を、たとえば特定の応力の際に、互いに接近することを可能とし、次にそれらの自然な隔たりの距離に戻すことを可能とする。この距離は、介在部品の厚さに相当する。ここでは、足底における衝突または衝撃のより良好な緩衝を得ることが重要である。たとえばそこから生じる利点は、使用者の関節をより良好に保護することである。
限定するものではないが、本発明のこの第3の実施形態、介在部品、すなわちインソール組立体122のこの一部121は、第1の外被体21および第2の外被体31の基部28、38全体に相対して延在する。このことにより、履物製品の基部12の全体において緩衝効果が得られる。
介在部品121は、たとえば第1の外被体21および/または第2の外被体31に結合される。結合は、接着のような任意の適切な手段、または任意の同等な、もしくは補足的な技法で行われる。このことは、衝撃または知覚情報のさらに正確な伝達という意味において、外被体21、31の基部28、38間の協働を最適化する。しかし、代替的に、基部と結合することなく介在部品を配設してもよい。
介在部品121は、最良の条件においてその機能を果たすために、弾性変形可能な合成材料層を含む。この層は、エチレン酢酸ビニル(EVA)発泡体、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、または同じ機能を果たすことが可能な他の任意の材料であってもよい。介在部品またはインソール組立体のこの一部121は、複数の部分、たとえば適切な方法で互いに配設された複数の層を含んでもよく、かつコルクまたは任意の同等物のような天然材料も含んでもよい。
第3の実施形態において特有なことは、履物製品1が、外被体の基部38に直接装着された摩耗層131を含むことである。この場合においては、履物製品の外側を画定する、第2の外被体31の底部38に関わる。この構成は、行動の衝撃および知覚情報の最も直接的な伝達を助長する。
言い換えれば、ソール組立体の緩衝部121は、アッパーに完全に組み込まれ、このことは、摩耗ソールのみが見えるので、靴に固有の美的外観を与える。したがって、非常に簡易な構造および非常に節約できる製造コストにより、利用するのに遥かに高価な二重釣り込みタイプの構造の美的効果を得ることができる。図11および図12の2つの実施態様、すなわちインナーソール組立体に関して、2つの外被体21、31、または外被体と補強材51との間に配設された介在部品又は挿入部品101、およびアウターソール組立体に関して図12に示すような、2つの外被体21、31の間に配設された介在部品又は挿入部品121の組み合わせも有することができる。
両方の場合において、ソール組立体の緩衝介在部品101、121を包むことにより、耐摩耗応力のような応力が1つまたは複数の外被体21、31によって確保にされるので、材料の大いなる選択の可能性を高める。その上、これらの介在部品は、目に見えるものではなく、かつそれ故に美的要請を受けないので、成形よりもむしろ裁断によって製作でき、このことは、製造コストをさらに低減させ、かつこれら介在部品に使用可能な材料の点で、さらに選択の幅を広げる。
本発明は、上記の実施形態に限定されず、また以下に続く特許請求の範囲内に入り得るあらゆる技術上の同等物を含む。
特に、履物製品の別の部分に、たとえば足指の保護芯を形成するために前方の方に、また、ヒールに追加の支持をもたらすために後方の方に、また、くるぶしを保護するために縁部において、1つまたは複数の介在部品をさらに加えることが想定できる。
1つまたは複数の外被体をさらに履物製品1に加えることも想定できる。

Claims (17)

  1. 第1の外被体(21)を含み、前記第1の外被体(21)が、長手方向において後端部(24)から前端部(25)まで、幅方向において側方縁部(26)と内方縁部(27)との間に、および高さ方向において基部(28)から上端部(29)まで延在し、前記第1の外被体(21)が足を受容する容積を画定する、履物製品(1)であって、第2の外被体(31)を含み、前記第2の外被体(31)が、長手方向において後端部(34)から前端部(35)に、幅方向において側方縁部(36)と内方縁部(37)との間に、および高さ方向において基部(38)から上端部(39)に延在し、前記第2の外被体は足を受容する容積を画定し、前記第1の外被体(21)および前記第2の外被体(31)が互いに相対して配置されている履物製品(1)において、
    少なくとも一区分において、可逆的に弾性変形可能な介在部品(71、101、121)を含み、前記介在部品は前記第1の外被体(21)と前記第2の外被体(31)との間に配設されることを特徴とする、履物製品。
  2. 補強材(51)を含み、前記補強材が、基部(58)と、前記基部から遠ざかる方向において前記基部(58)から自由端(66)へ延在する少なくとも1つの側方分岐(65)であって、前記自由端(66)が留め具(62)を有する、少なくとも1つの側方分岐(65)と、前記基部から遠ざかる方向において前記基部(58)から自由端(68)へ延在する少なくとも1つの内方分岐(67)であって、前記自由端(68)が留め具(62)を有する、少なくとも1つの内方分岐(67)と、前記留め具を通って延びる少なくとも1本の靴紐(63)と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の履物製品(1)。
  3. 前記側方分岐(65)および前記内方分岐(67)が、前記第1の外被体(21)と前記第2の外被体(31)との間に少なくとも部分的に配設され、かつ前記留め具(62)が、前記第1の外被体(32)の外側に、かつ前記第2の外被体(31)の外側に配設されることを特徴とする請求項2に記載の履物製品(1)。
  4. 前記介在部品(71)が、舌革であり、前記舌革(71)が、前記第1の外被体(21)および前記第2の外被体(31)の上端部(29、39)に配置され、前記舌革(71)が、長手方向において後端部(74)から前端部(75)まで、幅方向において側方縁部(76)と内方縁部(77)との間に、および厚さ方向において下部(78)と上部(79)との間に延在することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の履物製品(1)。
  5. 前記舌革(71)の後端部(74)が、前記第1の外被体(21)および/または前記第2の外被体(31)に結合され、前記舌革の残りの部分は、前記第1の外被体(21)および/または前記第2の外被体(31)から離れていることを特徴とする請求項4に記載の履物製品(1)。
  6. 前記舌革(71)が、靴紐結び部分の下に配置されていることを特徴とする請求項4または5に記載の履物製品(1)。
  7. 前記舌革(71)が、弾性変形可能な合成材料層を含むことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の履物製品(1)。
  8. 前記第1の外被体(21)および前記第2の外被体(31)の少なくとも一方が、前記舌革(71)の前記側方縁部(76)および/または前記内方縁部(77)において折り曲げられていることを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の履物製品(1)。
  9. 前記介在部品(101、121)が、ソール組立体(102、122)の一部であり、前記ソール組立体(102、122)の前記一部(101、121)が、前記第1の外被体(21)および前記第2の外被体(31)の前記基部(28、38)に置かれ、前記ソール組立体(102、122)の前記一部(101、121)が、長手方向において後端部から前端部まで、幅方向において側方縁部(106)と内方縁部(107)との間に、および厚さ方向において下部(108)と上部(109)との間に延在することを特徴とする請求項1に記載の履物製品(1)。
  10. 前記介在部品(101、121)が、前記第1の外被体(21)および前記第2の外被体(31)の前記基部(28、38)のほぼ全体に相対して延在することを特徴とする請求項9に記載の履物製品(1)。
  11. 前記介在部品(101、121)が、前記第1の外被体(21)および前記第2の外被体(31)の前記基部(28、38)に相対して延在することを特徴とする請求項9に記載の履物製品(1)。
  12. 前記介在部品(101、121)が、前記第1の外被体(21)および/または前記第2の外被体(31)に取り付けられていることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の履物製品(1)。
  13. 前記介在部品(101、121)が、弾性変形可能な合成材料層を含むことを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の履物製品(1)。
  14. 摩耗層(111)と、前記摩耗層(111)と前記外被体(21、31)の前記基部(28、38)との間に配置された少なくとも1つの中間層(112)とを含み、前記摩耗層(111)および前記中間層(112)が、アウターソール組立体を構成することを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の履物製品(1)。
  15. 外被体(31)の基部(38)に直接取り付けられた摩耗層(131)を含むことを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の履物製品(1)。
  16. 前記第1の外被体(21)の糸(44、45、46、47、48)の少なくとも一部が、少なくとも1本の熱溶融フィラメントを含むことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の履物製品(1)。
  17. 前記第2の外被体(31)の糸(44、45、46、47、48)の少なくとも一部が、少なくとも1本の熱溶融フィラメントを含むことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の履物製品(1)。
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