その用語を本明細書で使用する場合、「sGC活性化剤」は、sGC活性を調節して、普通なら一酸化窒素に応答しないはずであるcGMPのシグナル伝達を発生させることができる化合物である。それに対して、「sGC刺激剤」は、還元型ヘムドメインが酵素に存在する限り、一酸化窒素と相乗することができ、cGMP産生を直接刺激することができる化合物を指す。
第1の実施形態では、本発明は、式(I)の化合物
またはその薬学的に許容される塩
(式中、
Xは、NまたはCHであり;
Yは、CHまたはNであり;
Aは、YがCHのとき、CH2、OもしくはN(H)であり;または
Aは、YがNのとき、CH2であり;
Bは、OまたはCR7R8であり;
Z1は、CR4またはNであり;
Rは、水素、C1〜C4アルキル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルであり;
R1は、水素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはトリフルオロメチルであり;
R2は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ハロC1〜C4アルキル、C(O)C1〜C4アルキル、S(O)2C1〜C4アルキル、C(O)C3〜C6シクロアルキル、C(O)ハロC1〜C4アルキル、C(O)C1〜C4アルコキシ、C(O)C1〜C4アルケノキシ、ヘテロアリール、またはCO(O)2ベンジルでN−置換されているピペリジニルであり、ここで、各シクロアルキルは、ヒドロキシにより置換されていてもよく、各アルキルまたはアルコキシは、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、またはC3〜C6シクロアルキルにより置換されていてもよく、各ヘテロアリールは、5または6つの環原子、N、OおよびSから独立に選択される1、2または3つの環ヘテロ原子を有し、1または2つのC1〜C4アルキル置換基で置換されていてもよく;
R3は、水素、ハロゲンまたはC1〜C4アルキルであり;あるいは
R2およびR3は組み合わさって、ベンジルまたは5もしくは6員のヘテロアリールメチルで置換されていてもよい、5または6員の縮合された飽和アザ環式環(azacyclic ring)を形成し、そのヘテロアリールは、N、OおよびSから独立に選択される1または2つの環ヘテロ原子を有し;
R4は、水素またはC1〜C4アルキルであり;
R5は、水素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルであり;
R7は、水素もしくはC1〜C4アルキルであり;または
R7およびR9は、それらが結合する環原子と組み合わさって、炭素−炭素二重結合を形成し;
R8は、水素またはC1〜C4アルキルであり;
R9は、水素またはC1〜C4アルキルである)を提供する。
第2の実施形態では、本発明は、式(Ia)の化合物
またはその薬学的に許容される塩
(式中、
Xは、NまたはCHであり;
Yは、CHまたはNであり;
Aは、YがCHのとき、CH2、OもしくはN(H)であり;または
Aは、YがNのとき、CH2であり;
Rは、水素、C1〜C4アルキルまたはトリフルオロメチルであり;
R1は、水素、ハロゲンまたはC1〜C4アルキルであり;
R2は、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ハロC1〜C4アルキル、C(O)C1〜C4アルキル、C(O)C3〜C6シクロアルキル、C(O)ハロC1〜C4アルキルまたはC(O)C1〜C4アルコキシでN−置換されているピペリジニルであり;
R3は、水素またはC1〜C4アルキルであり;あるいは
R2およびR3は組み合わさって、ベンジルまたは5もしくは6員のヘテロアリールメチルで置換されていてもよい、5または6員の縮合された飽和アザ環式環を形成し、そのヘテロアリールは、N、OおよびSから独立に選択される1または2つの環ヘテロ原子を有し;
R4は、水素またはC1〜C4アルキルであり、
R5は、水素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC3〜C6シクロアルキルである)を提供する。
第3の実施形態では、本発明は、式(Ib)
により表される実施形態による化合物を提供する。
第4の実施形態では、YがCHであり、AがOである、実施形態1から3のいずれか1つの化合物が提供される。
第5の実施形態では、YがCHであり、AがN(H)である、実施形態1から3のいずれか1つの化合物が提供される。
第6の実施形態では、YがNであり、AがCH2である、実施形態1から3のいずれか1つの化合物が提供される。
第7の実施形態では、R2が、N−置換されているピペリジン−4−イルであり、そのN−置換基が、2,2,2−トリフルオロエチル、C(O)シクロプロピル、またはC(O)C1〜C4アルキルである、実施形態1から6のいずれか1つの化合物が提供される。
第8の実施形態では、R1が水素またはメチルであり;
R3が水素、メチルまたはエチルであり、ここで、R1またはR3のうちの少なくとも1つが水素であり;
R4が水素である、
実施形態1から7のいずれか1つの化合物が提供される。
第9の実施形態では、R1がメチルであり、R3およびR4が水素である、実施形態1から8のいずれか1つの化合物が提供される。
第10の実施形態では、R1およびR4が水素であり、R3がエチルである、実施形態1から8のいずれか1つの化合物が提供される。
第11の実施形態では、Rがトリフルオロメチル、メチルまたはエチルである、実施形態1から10のいずれか1つの化合物が提供される。
第12の実施形態では、Rがトリフルオロメチルである、実施形態1から11のいずれか1つの化合物が提供される。
第13の実施形態では、Rがメチルまたはエチルである、実施形態1から12のいずれか1つの化合物が提供される。
第14の実施形態では、式(I)の化合物が、式(II)の化合物
(式中、
Aは、O、CH2またはNHであり;
Rは、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルであり;
R6は、2,2,2−トリフルオロエチル、C(O)シクロプロピル、またはC(O)C1〜C4アルキルである)である、第1および第2の実施形態の化合物が提供される。
第15の実施形態では、式(I)の化合物が、式(III)の化合物
(式中、
Aは、O、CH2またはNHであり;
Rは、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルであり;
R6は、2,2,2−トリフルオロエチル、C(O)シクロプロピル、またはC(O)C1〜C4アルキルである)である、第1または第2の実施形態の化合物が提供される。
第16の実施形態では、AがNHであり、Rがメチルまたはエチルであり、R6が、C(O)シクロプロピル、またはC(O)C1〜C4アルキルである、第14または第15の実施形態の化合物が提供される。
第13および第15の実施形態の別の態様では、AがOである化合物が提供される。
第14または第15の実施形態のさらに別の態様では、AがNHである化合物が提供される。
第14または第15の実施形態のさらに別の態様では、AがCH2である化合物が提供される。
第17の実施形態では、式(I)の化合物が、式(IV)の化合物
(式中、
Rは、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルであり;
R6は、2,2,2−トリフルオロエチル、C(O)シクロプロピル、またはC(O)C1〜C4アルキルであり;
R7、R8およびR9のそれぞれは、水素およびメチルから独立に選択される)である、第1または第2の実施形態の化合物が提供される。
第18の実施形態では、式(I)の化合物が、式(V)の化合物
(式中、
Rは、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルであり;
R6は、2,2,2−トリフルオロエチル、C(O)シクロプロピル、またはC(O)C1〜C4アルキルであり;
R7、R8およびR9のそれぞれは、水素およびメチルから独立に選択される)である、第1または第2の実施形態の化合物が提供される。
第19の実施形態では、Rがメチルまたはエチルであり、R6が2,2,2−トリフルオロエチルである、第17または第18の実施形態の化合物が提供される。
第17から第19の実施形態のいずれか1つの別の態様では、R7およびR8が水素であり、R9がメチルである化合物が提供される。第16から第18の実施形態のある特定の他の化合物においては、R7は、水素またはメチルであり、R8は、メチルであり、R9は、水素である。
第20の実施形態では、式(I)の化合物が、式(VI)の化合物
(式中、
Rは、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルであり;
R6は、2,2,2−トリフルオロエチル、C(O)シクロプロピル、またはC(O)C1〜C4アルキルであり;
R8は、水素およびメチルから独立に選択される)である、第1の実施形態の化合物が提供される。
第21の実施形態では、式(I)の化合物が、式(VII)の化合物
(式中、
Rは、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルであり;
R3は、水素、メチルまたはエチルであり;
R4は、水素またはエチルであり;
R6は、2,2,2−トリフルオロエチル、C(O)シクロプロピル、またはヒドロキシで置換されていてもよいC(O)C1〜C4アルキルである)である、第1の実施形態の化合物が提供される。
本発明の第22の実施形態では、
(−)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(S)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(±)−1−(6−(6−メチル−3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(±)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(S)−1−(6−(3−(2−メチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(S)−5−エチル−1−(6−(3−(2−メチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(±)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(±)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(±)−5−エチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(±)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(S)−5−エチル−1−(6−(1−(4−(1−(2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3,3−ジメチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)メチル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチル−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−1−(6−(3−(4−(1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
5−エチル−1−(6−((S)−3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
5−エチル−1−(6−((S)−3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
5−エチル−1−(6−((S)−3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
5−エチル−1−(6−((S)−3−(3−エチル−4−(1−((S)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(1−ヒドロキシシクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(S)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
(+)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(−)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
(+)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(−)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
(+)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(−)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
(+)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(+)−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−イソブチリルピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−イソブチリルピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−プロピオニルピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−プロピオニルピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(2−シクロプロピルアセチル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(2−シクロプロピルアセチル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−または(−)−1−(6−(3−((4−(1−(2−シクロプロピルアセチル)ピペリジン−4−イル)−3−フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(2−シクロプロピルアセチル)ピペリジン−4−イル)−5−フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(2−シクロプロピルアセチル)ピペリジン−4−イル)−5−フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
(−)−1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(−)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(−)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2);
(−)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1);
(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−(イソプロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−(イソプロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−((アリルオキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−((アリルオキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(3−((4−(1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(3−((4−(1−((2−メトキシエトキシ)カルボニル)−ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−((プロパ−1−エン−2−イルオキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(2−シクロプロピルアセチル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(2−シクロプロピルアセチル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(2−シクロプロピルアセチル)ピペリジン−4−イル)−2−フルオロ−6−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(2−シクロプロピルアセチル)ピペリジン−4−イル)−2−フルオロ−6−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(3−(3−((4−(1−(2−ヒドロキシアセチル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(±)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(±)−1−(6−(3−((4−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(エナンチオマー−1);
1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(エナンチオマー−2);
(±)−1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(+)−1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(−)−1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−1−(6−(3−(4−(1−((ベンジルオキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(イソブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(イソプロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(プロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−1−(6−(3−(4−(1−((アリルオキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−1−(6−(3−(4−(1−((シクロプロピルメトキシ)カルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;
(S)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸;およびそれらの薬学的に許容される塩からなる群から選択される、第1および第2の実施形態の化合物が提供される。
本発明の別の態様では、本発明の実施形態1から22の化合物の調製での使用に適している合成中間体が提供される。一態様では、以下の式による中間体
が提供され、ここで、Xは、CHまたはNのいずれかであり;
Rは、C1〜C4アルキル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルであり;
Wは、OHまたはC1〜C4アルコキシである。
本発明のいくつかの化合物の調製での使用に適した、ある特定の特に好ましいインダノン中間体としては、
エチル5−メチル−1−(6−(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート;
エチル5−エチル−1−(6−(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート;
エチル1−(6−(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート;
エチル5−(ジフルオロメチル)−1−(6−(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート;
エチル5−メチル−1−(3−(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
が挙げられる。
別の態様では、本発明の化合物の調製での使用に適した合成中間体としては、以下の式の化合物
が挙げられ、ここで、A、B、Z1、R1、R2、R3およびR5は、実施形態1において規定した通りの置換基である。LGは、遷移金属介在クロスカップリング反応に適した部分である。好ましい中間体においては、LGは、スルホン酸エステル(例えば、トリフレート(OSO2CF3)、メシレート(OSO2CH3)、もしくはトシレート(OSO2CH2C6H4Me))である、またはLGは、ハロゲン化物(クロロ、ブロモ、もしくはヨード)である。
ある特定の好ましい合成中間体としては、以下の式の化合物
が挙げられ、ここで、A、B、Z1、R1、R3およびR5は、実施形態1において規定した通りの置換基である。Qは、C(O)R7または−C(O)OR7であり、ここで、R7はC1〜C4アルキルまたはシクロプロピルである。LGは、遷移金属介在クロスカップリング反応に適した部分である。好ましい中間体においては、LGは、スルホン酸エステル(例えば、トリフレート(OSO2CF3)、メシレート(OSO2CH3)、もしくはトシレート(OSO2CH2C6H4Me))である、またはLGは、ハロゲン化物(クロロ、ブロモ、もしくはヨード)である。
本発明の化合物を製造するのに適した、ある特定の特に好ましい合成中間体としては、以下の式の化合物
が挙げられ、ここで、A、Z1、R1およびR3は、実施形態1において規定した通りの置換基である。Qは、C(O)R7または−C(O)OR7であり、ここで、R7はC1〜C4アルキルまたはシクロプロピルである。LGは、遷移金属介在クロスカップリング反応に適した部分である。好ましい中間体においては、LGは、スルホン酸エステル(例えば、トリフレート(OSO2CF3)、メシレート(OSO2CH3)、もしくはトシレート(OSO2CH2C6H4Me))である、またはLGは、ハロゲン化物(クロロ、ブロモ、もしくはヨード)である。
本発明の化合物のうちのいくつかの調製での使用に適した、ある特定の特に好ましい中間体としては、
(+)−(S)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
(+)−(S)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
(S)−tert−ブチル4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
(+)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
(±)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
(±)−tert−ブチル4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−tert−ブチル4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−tert−ブチル4−(4−((4−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−tert−ブチル4−(4−((4−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−tert−ブチル4−(6−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルピリジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート
(±)−3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート
(±)−tert−ブチル4−(2−エチル−4−((7−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−tert−ブチル4−(3−メチル−4−((7−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
が挙げられる。
第23の実施形態では、本発明は、緑内障を治療もしくは予防する、または眼圧を下げる方法であって、実施形態1から16のいずれか1つの化合物から選択されるsGC活性化剤を、それを必要としている対象に投与することを含む方法に関する。本発明は、驚くべきことに、治療法を必要としている患者へのsGC活性化剤の投与が、IOPを下げることおよび緑内障の治療において、望ましい持続的な効力を有することを示している。
別段の指定がない限り、用語「本発明の化合物」は、式(I)およびその部分式の化合物およびそれらの塩、ならびにすべての立体異性体(ジアステレオ異性体および鏡像異性体を含む)、回転異性体、互変異性体、および同位体標識化合物(重水素置換物を含む)、ならびに本来的に形成される部分を指す。
出発材料および手順の選択に応じて、化合物は、不斉炭素原子の数に応じて、可能な異性体の1つの形態でまたはそれらの混合物として、例えば、純粋な光学異性体、またはラセミ体およびジアステレオ異性体混合物などの異性体混合物として存在しうる。本発明は、ラセミ混合物、ジアステレオマー混合物および光学的に純粋な形態を含めた、すべてのそのような可能な異性体を含むものであることを意図する。光学的に活性な(R)−および(S)−異性体は、キラルシントンまたはキラル試薬を使用して調製されてもよいし、従来の技術を使用して分割されてもよい。化合物が二重結合を含む場合、置換基は、EまたはZ配置でありうる。化合物が二置換シクロアルキルを有する場合、シクロアルキル置換基は、cisまたはtrans配置を有しうる。すべての互変異性形態が含まれることも意図する。
本明細書で使用する場合、用語「塩」は、本発明の化合物の酸付加塩または塩基付加塩を指す。「塩」は、特に、「薬学的に許容される塩」を含む。用語「薬学的に許容される塩」は、本発明の化合物の生物学的有効性および特性を保持し、典型的には生物学的にまたは他の点で望ましくないものでない塩を指す。多くの場合において、本発明の化合物は、アミノおよび/またはカルボキシル基、あるいはそれらに類似した基の存在によって、酸性および/または塩基性塩を形成することができる。
薬学的に許容される酸付加塩は、無機酸および有機酸を用いて形成することができる。
塩を得ることができる無機酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などが挙げられる。
塩を得ることができる有機酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルホサリチル酸などが挙げられる。
薬学的に許容される塩基付加塩は、無機塩基および有機塩基を用いて形成することができる。
塩を得ることができる無機塩基としては、例えば、アンモニウム塩、および周期表の1族から12族の金属が挙げられる。ある特定の実施形態では、塩は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銀、亜鉛、および銅から得られ;特に適切な塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。
塩を得ることができる有機塩基としては、例えば、第一級、第二級および第三級アミン、天然に存在する置換アミンを含めた置換アミン、環状アミン、塩基性イオン交換樹脂などが挙げられる。ある特定の有機アミンとしては、イソプロピルアミン、ベンザチン、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、リシン、メグルミン、ピぺラジン、およびトロメタミンが挙げられる。
別の態様では、本発明は、酢酸塩、アスコルビン酸塩、アジピン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、臭化物塩/臭化水素酸塩、重炭酸塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、カンファースルホン酸塩、カプリン酸塩、塩化物塩/塩酸塩、クロルテオフィロネート(chlortheophyllonate)、クエン酸塩、エタンジスルホン酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、グルタミン酸塩、グルタル酸塩、グリコール酸塩、馬尿酸塩、ヨウ化水素酸塩/ヨウ化物塩、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、ムチン酸塩、ナフトエ酸塩、ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オクタデカン酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、リン酸塩/リン酸水素塩/リン酸二水素塩、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、セバシン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、スルホサリチル酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩 トリフェナテート(trifenatate)、トリフルオロ酢酸塩、またはキシナホ酸塩形態の式Iの化合物を提供する。
別の態様では、本発明は、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、銀塩、亜鉛塩および銅塩形態の(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供し;特に適切な無機塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。本発明はさらに、イソプロピルアミン塩、ベンザチン塩、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン塩、ジエチルアミン塩、リシン塩、メグルミン塩、ピぺラジン塩およびトロメタミン塩形態の(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供する。この実施形態の化合物は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、塩形態で提供される。
別の態様では、本発明は、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、銀塩、亜鉛塩および銅塩形態の(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供し;特に適切な無機塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。本発明はさらに、イソプロピルアミン塩、ベンザチン塩、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン塩、ジエチルアミン塩、リシン塩、メグルミン塩、ピぺラジン塩およびトロメタミン塩形態の(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供する。この実施形態の化合物は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、塩形態で提供される。
別の態様では、本発明は、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、銀塩、亜鉛塩および銅塩形態の(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供し;特に適切な無機塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。本発明はさらに、イソプロピルアミン塩、ベンザチン塩、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン塩、ジエチルアミン塩、リシン塩、メグルミン塩、ピぺラジン塩およびトロメタミン塩形態の(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供する。この実施形態の化合物は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、塩形態で提供される。
別の態様では、本発明は、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、銀塩、亜鉛塩および銅塩形態の(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供し;特に適切な無機塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。本発明はさらに、イソプロピルアミン塩、ベンザチン塩、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン塩、ジエチルアミン塩、リシン塩、メグルミン塩、ピぺラジン塩およびトロメタミン塩形態の(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供する。この実施形態の化合物は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、塩形態で提供される。
別の態様では、本発明は、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、銀塩、亜鉛塩および銅塩形態の(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供し;特に適切な無機塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。本発明はさらに、イソプロピルアミン塩、ベンザチン塩、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン塩、ジエチルアミン塩、リシン塩、メグルミン塩、ピぺラジン塩およびトロメタミン塩形態の(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供する。この実施形態の化合物は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、塩形態で提供される。
別の態様では、本発明は、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、銀塩、亜鉛塩および銅塩形態の5−エチル−1−(6−((S)−3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供し;特に適切な無機塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。本発明はさらに、イソプロピルアミン塩、ベンザチン塩、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン塩、ジエチルアミン塩、リシン塩、メグルミン塩、ピぺラジン塩およびトロメタミン塩形態の5−エチル−1−(6−((S)−3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供する。この実施形態の化合物は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、塩形態で提供される。
別の態様では、本発明は、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、銀塩、亜鉛塩および銅塩形態の(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供し;特に適切な無機塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。本発明はさらに、イソプロピルアミン塩、ベンザチン塩、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン塩、ジエチルアミン塩、リシン塩、メグルミン塩、ピぺラジン塩およびトロメタミン塩形態の(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供する。この実施形態の化合物は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、塩形態で提供される。
別の態様では、本発明は、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、銀塩、亜鉛塩および銅塩形態の(+)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン−4−イル)ベンジル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供し;特に適切な無機塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。本発明はさらに、イソプロピルアミン塩、ベンザチン塩、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン塩、ジエチルアミン塩、リシン塩、メグルミン塩、ピぺラジン塩およびトロメタミン塩形態の(+)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン−4−イル)ベンジル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を提供する。この実施形態の化合物は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、塩形態で提供される。
別の態様では、本発明は、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、銀塩、亜鉛塩および銅塩形態の5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1)を提供し;特に適切な無機塩としては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。本発明はさらに、イソプロピルアミン塩、ベンザチン塩、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン塩、ジエチルアミン塩、リシン塩、メグルミン塩、ピぺラジン塩およびトロメタミン塩形態の5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1)を提供する。この実施形態の化合物は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、塩形態で提供される。
また、本明細書に示すいずれの式も、該化合物の非標識形態ならびに同位体標識形態も表すことを意図している。同位体標識化合物は、1つまたは複数の原子が、選択された原子質量または質量数を有する原子で置きかえられていることを除いて、本明細書に示す式により表された構造を有する。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素の同位体、例えば、それぞれ2H、3H、11C、13C、14C、15N、18F、31P、32P、35S、36Cl、123I、124I、125Iが挙げられる。本発明は、本明細書で規定した様々な同位体標識化合物、例えば、3Hおよび14Cなどの放射性同位体、または2Hおよび13Cなどの非放射性同位体が存在するものを含む。そのような同位体標識化合物は、代謝研究(14Cを用いる)、反応速度論研究(例えば、2Hまたは3Hを用いる)、薬物もしくは基質組織分布アッセイを含む、検出もしくは画像化技術、例えば、陽電子放出断層撮影法(PET)もしくは単光子放出コンピュータ断層撮影法(SPECT)において、または患者の放射線治療において有用である。特に、18Fまたは標識化合物は、PETまたはSPECT研究に特に望ましいものでありうる。式(I)の同位体標識化合物は、一般的に、当業者に公知の従来技術によって、または付随する実施例および調製法に記述したものに類似したプロセスによって、これまで用いられていた非標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を使用して調製することができる。
さらに、より重い同位体、特に重水素(すなわち、2HまたはD)による置換は、より高い代謝安定性に起因するある特定の治療的利点、例えば、in vivo半減期の延長または必要用量の低減または治療指数の改善をもたらしうる。この文脈における重水素は、式(I)の化合物の置換基と見なされることが理解される。そのようなより重い同位体、具体的には重水素の濃度は、同位体濃縮係数によって規定されうる。本明細書で使用する用語「同位体濃縮係数」は、特定の同位体の同位体存在度と天然存在度との比を意味する。本発明の化合物中の置換基が重水素と示されている場合、そのような化合物は、指定した重水素原子それぞれについて、少なくとも3500(指定した重水素原子それぞれでの52.5%の重水素組み込み)、少なくとも4000(60%の重水素組み込み)、少なくとも4500(67.5%の重水素組み込み)、少なくとも5000(75%の重水素組み込み)、少なくとも5500(82.5%の重水素組み込み)、少なくとも6000(90%の重水素組み込み)、少なくとも6333.3(95%の重水素組み込み)、少なくとも6466.7(97%の重水素組み込み)、少なくとも6600(99%の重水素組み込み)、または少なくとも6633.3(99.5%の重水素組み込み)の同位体濃縮係数を有する。
本発明による薬学的に許容される溶媒和物としては、結晶化の溶媒が、同位体で置換された、例えば、D2O、d6−アセトン、d6−DMSOであってもよい、溶媒和物が挙げられる。
本発明の化合物、すなわち、水素結合のドナーおよび/またはアクセプターとして作用できる基を含む式(I)の化合物は、適切な共結晶形成剤と共結晶を形成することが可能でありうる。これらの共結晶は、既知の共結晶形成手順によって、式(I)の化合物から調製されうる。そのような手順は、結晶化条件下で、式(I)の化合物を共結晶形成剤と粉砕する、加熱する、共昇華させる、共溶融させる、または溶液中で接触させることと、それによって形成された共結晶を単離することとを含む。適切な共結晶形成剤としては、国際公開第2004/078163号に記載されているものが挙げられる。したがって、本発明はさらに、式(I)の化合物を含む共結晶を提供する。
本明細書で使用する場合、用語「薬学的に許容される担体」は、当業者に知られているような、あらゆる溶媒、分散媒、コーティング剤、界面活性剤、抗酸化剤、防腐剤(例えば、抗菌剤、抗真菌剤)、等張剤、吸収遅延剤、塩、保存料、薬物安定剤、結合剤、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、甘味剤、着香剤、着色料など、およびそれらの組合せを含む(例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences, 18th Ed. Mack Printing Company, 1990, pp. 1289- 1329を参照されたい)。任意の従来の担体が活性成分と適合しない場合を除いて、治療用または医薬組成物におけるその使用を企図する。
本発明の化合物の「治療有効量」という用語は、対象の生物学的または医学的応答、例えば、可溶性グアニル酸シクラーゼ活性の活性化を引き出す、あるいは症状を改善する、状態を緩和する、疾患進行を遅らせるもしくは遅延させる、または疾患を予防するなどの、本発明の化合物の量を指す。非限定的な一実施形態では、用語「治療有効量」は、対象に投与されたとき、(1)(i)sGCの活性化によって媒介される、または(ii)sGC活性の低下に関連する、または(iii)sGCの活性(正常なもしくは異常な)を特徴とする、状態または障害もしくは疾患を少なくとも部分的に緩和、阻害、予防、および/または改善するのに有効である、本発明の化合物の量を指す。別の非限定的な実施形態では、用語「治療有効量」は、細胞、または組織、または非細胞性生体材料、または培地に投与されたとき、sGCの活性を少なくとも部分的に高めるのに有効である、本発明の化合物の量を指す。
本明細書で使用する場合、用語「対象」は、動物を指す。典型的には、動物は、哺乳動物である。対象はまた、例えば、霊長類(例えば、ヒト、男性または女性)、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウスなどを指す。ある特定の実施形態では、対象は、霊長類である。さらに他の実施形態では、対象は、ヒトである。さらに他の実施形態では、対象は、ヒトである。ある特定の他の実施形態では、本発明の化合物は、イヌでの緑内障の治療またはIOPの低下における使用に適しうる。
本明細書で使用する場合、用語「阻害する」、「阻害」、または「阻害すること」は、所与の状態、症状もしくは障害もしくは疾患の軽減もしくは抑制、または生物学的活性もしくは過程のベースライン活性の有意な低下を指す。
本明細書で使用する場合、用語「活性化する」、「活性化」または「活性化すること」は、生物学的活性または過程のベースライン活性の有意な上昇を指す。
本明細書で使用するとき場合、任意の疾患または障害を「治療する」、「治療すること」、または「治療」という用語は、一実施形態では、疾患または障害を改善する(すなわち、疾患またはその臨床症状の少なくとも1つの発生を遅らせるまたは阻止するまたは軽減する)ことを指す。別の実施形態では、「治療する」、「治療すること」、または「治療」は、患者が認識できない可能性があるものを含む、少なくとも1つの身体的パラメーターを緩和または改善することを指す。さらに別の実施形態では、「治療する」、「治療すること」、または「治療」は、疾患または障害を、身体的に(例えば、認識可能な症状の安定化)、生理的に(例えば、身体的パラメーターの安定化)、または両方のいずれかで調節することを指す。さらに別の実施形態では、「治療する」、「治療すること」、または「治療」は、疾患または障害の発症もしくは発生または進行を予防するまたは遅延させることを指す。
本明細書で使用する場合、対象が治療によって生物学的に、医学的に、またはクオリティー・オブ・ライフにおいて利益を得る場合、そのような対象はそのような治療「を必要としている」。
本明細書で使用する場合、本発明に関連して(特に、特許請求の範囲に関連して)使用する「1つの(a、an)」、「その(the)」という用語および同様の用語は、本明細書で別段の指示がない限り、または明らかに文脈と矛盾していない限り、単数および複数の両方を包含すると解釈されるべきである。
本明細書に記述するすべての方法は、本明細書で別段の指示がない限り、または他の点で明らかに文脈と矛盾していない限り、任意の適切な順序で実施することができる。本明細書に示すあらゆる例、または例示を表す言葉(例えば、「などの」)の使用は、本発明をより明解にすることを意図したものにすぎず、別途特許請求した本発明の範囲に限定を課すものではない。
本発明の化合物の任意の不斉原子(例えば、炭素など)は、ラセミまたは鏡像異性的に富化された、例えば、(R)、(S)、または(R,S)配置で存在しうる。ある特定の実施形態では、各不斉原子は、(R)または(S)配置のいずれかで、少なくとも50%の鏡像異性体過剰率、少なくとも60%の鏡像異性体過剰率、少なくとも70%の鏡像異性体過剰率、少なくとも80%の鏡像異性体過剰率、少なくとも90%の鏡像異性体過剰率、少なくとも95%の鏡像異性体過剰率、または少なくとも99%の鏡像異性体過剰率を有する。不飽和二重結合を有する原子での置換基は、可能である場合、cis(Z)型またはtrans(E)型で存在していてもよい。
したがって、本明細書で使用する場合、本発明の化合物は、可能な異性体、回転異性体、アトロプ異性体、互変異性体、またはそれらの混合物のうちの1つの形態で、例えば、実質的に純粋な幾何(cisまたはtrans)異性体、ジアステレオマー、光学異性体(対掌体)、ラセミ体、またはそれらの混合物として存在しうる。
異性体の任意の得られる混合物は、構成物質の物理化学的差異に基づいて、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶化によって、純粋なまたは実質的に純粋な幾何または光学異性体、ジアステレオマー、ラセミ体に分離することができる。
最終生成物または中間体の任意の得られるラセミ体は、既知の方法によって、例えば、光学活性な酸または塩基により得られたそのジアステレオマー塩の分離、および光学活性な酸性または塩基性化合物の遊離によって、光学対掌体に分割することができる。したがって、特に、塩基性部分を用いて、例えば、光学活性な酸、例えば、酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジ−O,O’−p−トルオイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、またはカンファー−10−スルホン酸により形成された塩の分別結晶化によって、本発明の化合物をその光学対掌体に分割してもよい。ラセミ生成物はまた、キラルクロマトグラフィー、例えば、キラル吸着剤を使用する高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって分割することができる。
さらに、本発明の化合物(それらの塩も含む)は、それらの水和物の形態で得ることもできるし、それらの結晶化に使用される他の溶媒を含むこともできる。本発明の化合物は、本質的にまたは設計により、薬学的に許容される溶媒(水を含む)で溶媒和物を形成することができ、したがって、本発明は、溶媒和形態と非溶媒和形態の両方を包含するものであることを意図する。用語「溶媒和物」は、本発明の化合物(薬学的に許容されるその塩を含む)と1つまたは複数の溶媒分子との分子複合体を指す。そのような溶媒分子は、受容者に無害であることが知られている、製薬技術分野でよく使用されるもの、例えば、水、エタノールなどである。用語「水和物」は、溶媒分子が水である該複合体を指す。
本発明の化合物は、その塩、水和物および溶媒和物を含め、本質的にまたは設計により、多形を形成することができる。
通常、式(I)の化合物は、以下に示すスキームに従って調製することができる。
一般的合成の態様
通常、式(I)の化合物は、以下に示すスキームに従って調製することができる。下記の実施例は、本発明の範囲を限定することなく本発明を例示するのに役立つ。
RaがC1〜C4アルキル(好ましくは、メチルまたはエチル)であり、RbがRaまたはトリフルオロメチルであり、WaがCHまたはNであり、XaがClまたはBrである、1−3などの化合物は、スキーム1に従って調製することができる。
室温から還流の間の温度で、EtOHなどのアルコール溶媒において、アリールヒドラジン1−1とβ−ケトエステル誘導体1−2とを反応させて、ピラゾール誘導体1−3を得ることができる。あるいは、β−ケトエステル誘導体1−5は、対応するβ−ケトエステル1−4とジメチルホルムアミドジメチルアセチルとの室温での反応によって調製することができる。1−3を得るための、1−1と1−5との反応は、1−2との反応について上記した同様の条件を適用することによって達成することができる。
Rc−1がH、F、Ra、C1〜C4アルコキシ、またはヒドロキシメチルであり、Rc−2がRb、水素、C1〜C4アルコキシ、またはフッ素であり、Rdが水素またはメチルであり、ReがBoc、C(O)−Et、−C(O)−cPr、またはCH2CF3であり、RwがC(O)−Et、−C(O)−cPr、またはCH2CF3であり、Rfがベンジル、または5もしくは6員のヘテロアリールメチルである、2a−4または2b−2などの化合物は、スキーム2aおよびスキーム2bに従って合成することができる。
2a−1は、ボロン酸エステル2a−2との鈴木型カップリングを利用して、2a−3へと転換することができる。2a−3は、Rd=Meのとき、Pd/Cまたは酸化白金などの触媒による水素化、その後の、CH2Cl2などの適切な溶媒中の、TFAなどの酸による処理、およびその後の、トリアルキルアミン塩基(例えば、トリメチルアミン)と併せた、プロピオン酸無水物などの酸無水物もしくはシクロプロピルカルボニルクロリドなどの酸塩化物との反応によって、またはK2CO3存在下、DMFなどの適切な溶媒中で、ハロゲン化アルキルもしくは試薬、例えば、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートと反応させて、2a−4へと転換することができる。2a−4は、低温での、ジクロロメタンなどの適切な溶媒中の三臭化ホウ素による処理によって、2a−5へと転換することができる。あるいは、2a−3は、Rd=Hのとき、Pd/Cまたは酸化白金などの触媒による水素化によって、2a−5(Re=Boc)へと直接変換することができ、または2a−3は、Rd=Hのとき、CH2Cl2などの適切な溶媒中の、TFAなどの酸による処理、およびその後の、トリアルキルアミン塩基(例えば、トリメチルアミン)と併せた、プロピオン酸無水物などの酸無水物またはシクロプロピルカルボニルクロリドなどの酸塩化物との反応、その後の、K2CO3存在下でのMeOHによる処理によって、2a−5(Re=Rw)へと直接変換することができる。
CH2Cl2などの適切な溶媒中の、TFAなどの酸による2b−1aの処理は、2b−1bをもたらす。次いで、2b−1bを、DCMなどの許容される溶媒中で、トリエチルアミンなどの適切な塩基の存在下で、ハロゲン化アリールメチル、例えば、臭化ベンジル、または(2−ブロモメチル)ピリジンと反応させて、2b−2を得ることができる。
3−3などの化合物は、スキーム3に従って調製することができる。
3−1から3−2への転換は、スキーム2a(すなわち、2a−1→2a−3)に記述したものと同様の方法を用いて達成することができる。必要な場合、3−2aから3−2cへは、CH2Cl2などの適切な溶媒中の、TFAなどの酸による処理、およびその後の、トリアルキルアミン塩基(例えば、トリメチルアミン)と併せた、プロピオン酸無水物などの酸無水物もしくはシクロプロピルカルボニルクロリドなどの酸塩化物との反応によって、またはK2CO3存在下、DMFなどの適切な溶媒中で、ハロゲン化アルキルもしくは試薬、例えば、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートと反応させて、達成することができる。その次に、EtOHなどの適切な溶媒中の、Pd/C上での、3−2の、触媒による水素化によって、3−3を得ることができる。
RgがHまたはC1〜C4アルキル、好ましくはHまたはMeであり、Xbが−OTfまたは−Brである、4a−4および4a−5などの化合物は、スキーム4aに従って調製することができる。
4a−1とAlCl3とがよく混ざった混合物の、100℃から180℃の温度での加熱は、4a−2をもたらす(Heterocycles, 407-421, 1988にあるように)。次いで、4a−2は、ピリジンなどの適切な塩基の存在下での、CH2Cl2などの適切な溶媒中の、トリフルオロメタンスルホン酸無水物などのトリフレート化剤による処理によって、トリフルオロメタンスルホネート4a−3へと変換することができる。次いで、ケトン4a−3を、0℃から室温の間の温度で、MeOHなどの適切な溶媒中で、NaBH4などの還元剤によって還元して、XbがOTfであるアルコール4a−4を生成することができる。あるいは、XbがBrであるアルコール4a−4は、同様の還元条件下(すなわち、4a−3→4a−4)で、ケトン4a−3aの還元によって生成することができる。次いで、アルコール4a−4を、0℃から室温の間の温度で、THFなどの適切な溶媒中で、トリフェニルホスフィンなどのトリアリールまたはトリアルキルホスフィン、およびDIADなどのアゾジカルボン酸エステルを用いることによって、2a−5または2b−2などの様々なフェノール誘導体と反応させて、それぞれ、4a−5または4a−6を得ることができる。
4b−1などの化合物は、スキーム4bに従って調製することができる。
タイプ4a−3のケトンを、室温から50℃の間の温度で、AcOHなどの溶媒中で、NaB(OAc)3Hなどの適切な還元剤の存在下で、3−3などのアニリンと反応させて、4b−1を得ることができる。あるいは、Dean−Starkトラップを用いた還流条件下での、トルエンなどの溶媒、またはトルエンとジメチルアセトアミドとの溶媒混合物中の、TsOHなどの酸の存在下での、タイプ4a−3のケトンと3−3などのアニリンとの反応は、対応するイミンをもたらすことができる。その後の、イミンの還元は、0℃から室温の間の温度で、CH2Cl2などの溶媒、またはCH2Cl2とアルコール溶媒との混合物中で、AcOHなどの適切な酸の存在下で、NaB(OAc)3Hなどの試薬によって達成することができる。
5−1および5−2などの化合物は、スキーム5に従って調製することができる。
60℃から120℃の間の温度での、Pd(OAc)2、2,2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル、および酢酸カリウムなどの条件を用いる、ビス(ピナコラト)ジボロンによる、1−3の宮浦型ホウ素化反応は、対応するボロン酸エステルをもたらすことができ、次いで、そのボロン酸エステルを、80℃から110℃の間の温度での、ジオキサン中の、炭酸ナトリウム水溶液などの適切な塩基水溶液の存在下でのPd(dppf)Cl2などの条件を利用する鈴木型反応によって、4a−3または4a−3aと直接反応させて、5−1を得ることができる。次いで、ケトン5−1を、EtOHなどの適切な溶媒中で、NaBH4などの還元剤を使用して還元して、5−2を得ることができる。
6a−1、6a−2、6b−1および6b−2などの化合物は、スキーム6aおよびスキーム6bに従って調製することができる。
60℃から120℃の間の温度での、ジオキサン中の、Pd(OAc)2、2,2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル、および酢酸カリウムなどの条件を用いる、ビス(ピナコラト)ジボロンによる、1−3の宮浦型ホウ素化反応は、対応するボロン酸エステルをもたらすことができ、次いで、そのボロン酸エステルを、80℃から110℃の間の温度での、ジオキサン中の、炭酸ナトリウム水溶液などの適切な塩基水溶液の存在下でのPd(dppf)Cl2などの条件を利用する鈴木型反応によって、4a−5または4a−6と直接反応させて、6a−1を得ることができる。
あるいは、5−2を、0℃から室温の間の温度で、THFなどの適切な溶媒中で、トリフェニルホスフィンなどのトリアリールまたはトリアルキルホスフィン、およびDIADなどのアゾジカルボン酸エステルを用いることによって、2a−5などの様々なフェノール誘導体と反応させて、6a−1を得ることができる。
6a−1の鹸化を、室温から70℃の間の温度での、MeOHとTHFとの溶媒混合物中のLiOH水溶液などの条件を用いて達成し、6a−2を得ることができる。
60℃から120℃の間の温度での、ジオキサン中の、Pd(OAc)2、2,2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル、および酢酸カリウムなどの条件を用いる、ビス(ピナコラト)ジボロンによる、1−3の宮浦型ホウ素化反応は、対応するボロン酸エステルをもたらすことができ、次いで、そのボロン酸エステルを、80℃から110℃の間の温度での、ジオキサン中の、炭酸ナトリウム水溶液などの適切な塩基水溶液の存在下でのPd(dppf)Cl2などの条件を利用する鈴木型反応によって、4b−1の1つと直接反応させて、6b−1を得ることができる。
あるいは、TsOHなどの酸触媒の存在下での還流トルエン中の、3−3などのアニリンによる処理、その後の、EtOHなどの適切な溶媒中の、NaBH4などの還元剤による処理によって、ケトン5−1を用いて、6bなどの化合物に至り、6b−1を得ることができる。6b−1の鹸化を、室温から70℃の間の温度での、MeOHとTHFとの溶媒混合物中のLiOH水溶液などの条件を用いて達成し、6b−2を得ることができる。
Re−1=C(O)−C1〜C4アルキルまたはC(O)−シクロアルキルの、6c−3などの化合物は、スキーム6cに従って調製することができる。
0℃から室温の間の温度での、CH2Cl2などの溶媒中の、無水HCl(例えば、HClの1,4−ジオキサンまたはTHF溶液)などの適切な酸による6b−1(Re=Boc)の処理は、6c−1をもたらすことができ、次いで、6c−1は、ペプチドカップリング条件(例えば、HATUおよびDIPEA)下での、シクロプロパンカルボニルクロリドなどの塩化アシル、またはプロピオン酸無水物などの酸無水物、または2−シクロプロピル酢酸などのカルボン酸との反応によって、タイプ6c−2(Re−1=C(O)−C1〜C4アルキルまたはC(O)−シクロアルキル)の化合物へと転換することができる。
6c−2の鹸化を、室温から70℃の間の温度での、MeOHとTHFとの溶媒混合物中のLiOH水溶液などの条件を用いて達成し、6c−3を得ることができる。
7−6などの化合物は、スキーム7に従って調製することができる。
7−1から7−3への転換は、スキーム2a(すなわち2a−1→2a−3)に記述する経路に従って達成することができる。7−3を、Pd/Cまたは酸化白金などの触媒により水素化して、7−4を得ることができる。次いで、エステル7−4を、好ましくは0℃で、THFなどの溶媒中で、LiAlH4などの試薬によって還元して、7−5を得ることができる。最後に、0℃から室温の間の温度での、ジクロロメタンなどの溶媒中の、トリフェニルホスフィンおよび四臭化炭素などの試薬による7−5の処理は、7−6をもたらすことができる。
Rf−1およびRf−2が水素またはC1〜C4アルキルから独立に選択される、8−4などの化合物は、スキーム8に従って合成することができる。
1−3(Wa=N)から8−3への転換は、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール、8−2などの適切なボロン酸エステルとの鈴木型カップリングを利用して達成することができる。次いで、インドール8−3の、対応するインドリン8−4への還元は、室温での、ジクロロメタン中の、TFA存在下でのトリエチルシランとの反応によって達成することができる。
Re−2=Re−3=C1〜C4アルキルまたはシクロアルキル、およびRe−4=C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、ハロC1〜C4アルキルの、9−2b、9−3b、および9−4bなどの化合物は、スキーム9に従って合成することができる。
化合物7−6とインドリン8−4との反応を、0℃から80℃の間の温度で、DMFなどの溶媒中で、炭酸カリウムなどの塩基を用いることによって達成し、9−1aを得ることができる。0℃から室温の間の温度での、CH2Cl2中のTFA、またはジオキサン中のHClなどの適切な酸による9−1aの処理は、9−1bをもたらすことができ、次いで、9−1bは、さらに、スキーム6c(すなわち、6c−1→6c−2)に従って、9−2a、9−3aに官能化することができる。あるいは、アミン9−1bを、室温から100℃の間の温度で、DMFなどの溶媒中で、K2CO3などの塩基の存在下、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートなどの求電子試薬によってアルキル化して、9−4aを得ることができる。
最後に、9−2a、9−3a、または9−4aの鹸化を、室温から70℃の間の温度での、MeOHとTHFとの溶媒混合物中のLiOH水溶液などの条件を用いて達成し、それぞれ、9−2b、9−3b、または9−4bを得ることができる。
10−1bなどの化合物は、スキーム10に従って合成することができるであろう。
室温での、シクロペンチルメチルエーテルなどの適切な溶媒中の、o−クロラニルなどの酸化剤による化合物タイプ9−2a、9−2b、9−3aおよび9−3bの処理は、化合物タイプ10−1aおよび10−1bをもたらすことができるであろう。化合物10−1aについては、先に略述した方法による鹸化によって、化合物タイプ10−1bを得ることができる。
11c−3、11d−3、11d−5および11d−7などの化合物は、スキーム11に従って合成することができるであろう。
スキーム11
11a−5などの化合物は、7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール(CAS#34985−44−9)、11a−1から出発して調製することができる。11a−1を、昇温、好ましくは90℃で、トルエン中で、トリフェニルホスフィンヒドロブロミドと反応させて、塩11a−2を得ることができる。昇温、好ましくは70℃で、THFなどの溶媒中で、カリウムtert−ブトキシドなどの強塩基と反応させることにより、塩11a−2を、タイプ11a−3のアルデヒド(7−5の酸化により調製した)とWittig類似カップリングさせて、タイプ11a−4のオレフィンを得ることができる。タイプ11a−4の化合物を、パラジウムにより水素化して、タイプ11a−5などの化合物を得ることができる。
Re=Bocのときの11a−5などの化合物を、低温、好ましくは0℃で、BBr3などの強ルイス酸で処理して、タイプ11b−1のフェノールを得ることができる。次いで、11b−1は、ペプチドカップリング条件下での、シクロプロパンカルボニルクロリドなどの塩化アシル、またはプロピオン酸無水物などの酸無水物、またはカルボン酸との反応によって、11b−2へと変換することができる。11b−1を、二炭酸ジ−tert−ブチルと反応させて、Re=Bocの11b−2を得ることもできる。あるいは、11a−5がルイス酸安定化部分としてのReを用いたとき、これらの化合物を、低温、好ましくは−78℃で、BBr3で処理して、11b−2を直接得ることができる。
タイプ11b−2のフェノールは、ピリジンなどの適切な塩基の存在下での、CH2Cl2などの適切な溶媒中の、トリフルオロメタンスルホン酸無水物などのトリフレート化剤による処理によって、タイプ11c−1のトリフルオロメタンスルホネートへと変換することができる。60℃から120℃の間の温度での、ジオキサン中の、Pd(OAc)2、2,2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル、および酢酸カリウムなどの条件を用いる、ビス(ピナコラト)ジボロンによる、1−3の宮浦型ホウ素化反応は、対応するボロン酸エステルをもたらすことができ、次いで、そのボロン酸エステルを、80℃から110℃の間の温度での、ジオキサン中の、炭酸ナトリウム水溶液などの適切な塩基水溶液の存在下でのPd(dppf)Cl2などの条件を利用する鈴木型反応によって、タイプ11c−1の化合物と直接反応させて、タイプ11c−2のエステルを得ることができる。次いで、タイプ11c−2のエステルの鹸化を、室温から70℃の間の温度での、MeOHとTHFとの溶媒混合物中のLiOH水溶液などの条件を用いて達成し、タイプ11c−3の酸を得ることができる。
あるいは、Re=Bocのタイプ11c−2の化合物を、0℃から室温の間の温度で、CH2Cl2中のTFA、またはジオキサン中のHClなどの適切な酸で処理して、11d−1を得ることができ、次いで、11d−1は、さらに、スキーム6c(すなわち、6c−1→6c−2)に従って、11d−2および11d−4に官能化することができる。あるいは、アミン11d−2を、室温から100℃の間の温度で、DMFなどの溶媒中で、K2CO3などの塩基の存在下、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートなどの求電子試薬によってアルキル化して、11d−6を得ることができる。
最後に、11d−2、11d−4、および11d−6の鹸化を、室温から70℃の間の温度での、MeOHとTHFとの溶媒混合物中のLiOH水溶液などの条件を用いて達成し、それぞれ、11d−3、11d−5、および11d−7を得ることができる。
本発明はさらに、本プロセスの任意の段階で得ることができる中間生成物が、出発材料として使用され、残りのステップが実施される、または出発材料が、反応条件下で、in situで形成される、または反応成分が、それらの塩の形態、もしくは場合により純物質の形態で使用される、本プロセスの任意の変形を含む。
本発明の化合物、および中間体は、当業者に一般的に知られている方法に従って、互いへと変換することもできる。
別の態様では、本発明は、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物を提供する。さらなる実施形態では、該組成物は、本明細書で記述するもののような、少なくとも2種の薬学的に許容される担体を含む。本発明の目的のために、別段の指定がない限り、溶媒和物および水和物を、概して、組成物と考える。好ましくは、薬学的に許容される担体は、無菌である。該医薬組成物は、特定の投与経路、例えば、経口投与、非経口投与、および直腸内投与などのために製剤化することができる。加えて、本発明の医薬組成物は、固体形態(限定されないが、カプセル剤、錠剤、丸剤、顆粒剤、粉末剤、もしくは坐剤を含む)、または液体形態(限定されないが、液剤、懸濁剤、もしくは乳剤を含む)で作ることができる。該医薬組成物は、滅菌などの通常の製薬操作に供することができ、および/または従来の不活性な希釈剤、滑沢剤、もしくは緩衝剤、ならびに補助剤、例えば、保存料、安定剤、湿潤剤、乳化剤、および緩衝液などを含有することができる。
典型的には、医薬組成物は、活性成分を、
a)希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロース、および/またはグリシン;
b)滑沢剤、例えば、シリカ、タルカム、ステアリン酸、そのマグネシウムもしくはカルシウム塩、および/またはプロエチレングリコール;また、錠剤についての
c)結合剤、例えば、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、デンプンペースト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、および/またはポリビニルピロリドン;所望により、
d)崩壊剤、例えば、デンプン、寒天、アルギン酸もしくはそのナトリウム塩、または発泡性混合物;ならびに
e)吸収剤、着色剤、香料、および甘味料
のうちの1つまたは複数と共に含む、錠剤またはゼラチンカプセル剤である。
錠剤は、当分野で既知の方法に従って、フィルムコーティングまたは腸溶コーティングされてもよい。
経口投与に適した組成物は、錠剤、トローチ剤、水性もしくは油性懸濁剤、分散性の散剤もしくは顆粒剤、乳剤、硬もしくは軟カプセル剤、またはシロップ剤もしくはエリキシル剤の形態の有効量の本発明の化合物を含む。経口使用を意図した組成物は、医薬組成物の製造のための当分野で既知の任意の方法に従って調製され、そのような組成物は、薬学的に洗練され、かつ口当たりの良い調製物を与えるために、甘味剤、着香剤、着色剤、および保存剤からなる群から選択される1つまたは複数の薬剤を含有することができる。錠剤は、錠剤の製造に適している非毒性の薬学的に許容される賦形剤と混和した活性成分を含有してもよい。これらの賦形剤は、例えば、不活性な希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウム、またはリン酸ナトリウム;造粒剤および崩壊剤、例えば、トウモロコシデンプンまたはアルギン酸;結合剤、例えば、デンプン、ゼラチン、またはアカシア;ならびに滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、またはタルクである。錠剤は、コーティングされないか、または消化管での崩壊および吸収を遅延させ、それによってより長い期間にわたり持続的に作用させるために既知の技術によってコーティングされる。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの、時間遅延材料を用いることができる。経口使用のための製剤は、活性成分が、不活性な固体希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、もしくはカオリンと混合されている、硬ゼラチンカプセル剤として、または活性成分が、水もしくは油媒体、例えば、落花生油、流動パラフィン、もしくはオリーブ油と混合されている、軟ゼラチンカプセル剤として与えることができる。
ある特定の注射用組成物は、水性の等張性溶液または懸濁液であり、坐剤は、有利には、脂肪性の乳濁液または懸濁液から調製される。前記組成物は、滅菌されていてもよく、および/または補助剤、例えば、保存料、安定剤、湿潤剤もしくは乳化剤、溶解促進剤、浸透圧を調節するための塩、および/または緩衝液を含有してもいてもよい。加えて、それらはまた、他の治療上有益な物質を含有していてもよい。前記組成物は、それぞれ、通常の混合、造粒、またはコーティング方法に従って調製され、約0.1〜75%または約1〜50%の活性成分を含有する。
経皮適用に適した組成物は、適切な担体と共に、有効量の本発明の化合物を含む。経皮送達に適した担体としては、宿主の皮膚の通過を助ける、吸収性の薬理学的に許容される溶媒が挙げられる。例えば、経皮デバイスは、裏張り部材と、化合物を任意選択で担体と共に含有するリザーバーと、任意選択で、制御された所定の速度で長期間にわたり化合物を宿主の皮膚に送達するための速度制御バリアと、デバイスを皮膚に固定するための手段とを含むバンデージの形態である。
例えば、皮膚および眼への、局所適用に適した組成物としては、水性液剤、懸濁剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、または例えば、エアロゾルなどによる送達のための、噴霧用製剤が挙げられる。そのような局所送達系は、特に、皮膚適用に、例えば、皮膚癌の治療に、例えば、日焼け止めクリーム、ローション、スプレーなどにおける予防的使用に適切であろう。したがって、それらは、当分野で周知の、化粧用を含む局所製剤での使用に特に適している。それらは、可溶化剤、安定剤、張性増強剤、緩衝液、および保存料を含有していてもよい。
本明細書で使用する場合、局所適用はまた、吸入または鼻腔内適用にも関連しうる。それらは、乾燥粉末吸入器からの乾燥粉末の形態(単独で、混合物、例えば、ラクトースとの乾燥ブレンドとして、または例えば、リン脂質との、混合成分粒子としてのいずれか)で、または適切な噴射剤を使用するもしくは使用しない、加圧容器、ポンプ、スプレー、アトマイザー、もしくはネブライザーからのエアロゾルスプレー提供物の形態で、好都合に送達されうる。
本発明の組成物は、当業者に既知の様々な投薬計画において利用されうる。そのような投薬頻度は、治療計画に応じて、様々な継続期間の間維持される。特定の治療計画の継続期間は、1回の投薬から、1か月、1年またはそれ以上にわたる維持治療計画まで様々でありうる。当業者は、特定の適応症に対する治療計画の決定に精通しているであろう。本発明の好ましい投薬計画としては、それらに限定されないが、1日1回の投薬、および1日2回の投薬が挙げられる。
眼疾患の治療、特に、本明細書に記述する、緑内障の治療のための方法において、対象への本発明の化合物の投与は、それらに限定されないが、局所、結膜下、眼球周囲、眼球後、テノン嚢下、眼球内、網膜下、後強膜近傍(posterior juxtascleral)、または脈絡膜上投与を含めた、当業者に既知の様々な方法によるものでありうる。好ましい実施形態では、本発明の組成物の投与は、眼表面への局所投与によるものである。
本発明の組成物におけるsGC活性化剤の濃度は、変動しうるが、好ましくは、0.01〜3.0w/v%、より好ましくは0.05〜1.0w/v%であることを企図する。最も好ましい濃度範囲は、0.05〜0.5w/v%であり、最も好ましい濃度は、約0.1w/v%である。本発明のsGC活性化剤は、そのような化合物および立体異性体(適用可能な場合)の薬学的に有用な水和物および塩を含み、薬学的に許容されるビヒクルと共に製剤化されてもよい。
緑内障を治療する方法は、眼局所投与、眼球周囲注射、結膜下注射、テノン嚢下注射、前房内注射、硝子体内注射、視神経管内注射、結膜嚢に送達デバイスを埋め込むこと、強膜近傍に送達デバイスを埋め込むこと、眼内に送達デバイスを埋め込むこと、経口投与、静脈内投与、皮下投与、筋肉内投与、非経口投与、経皮投与、および経鼻投与からなる群から選択される技術によって、sGC活性化剤化合物を投与することを含んでもよい。
本発明のある特定の態様では、本発明の化合物は、片方の治療剤が、先に開示したsGC活性化剤であり、第2の治療剤が、有効な緑内障薬である、緑内障治療において効果的な2種の治療剤の固定されたおよび固定されていない組合せとして製剤化されてもよい。他の実施形態では、sGC活性化剤を含む本発明の医薬組成物は、単独で、または効能、効力を高めるおよび/またはIOP低下の継続期間を延ばすために他のIOP低下剤と組み合わせて、患者に投与することができる。ある特定の好ましい組合せにおいて、第2のIOP低下剤は、炭酸脱水酵素阻害剤、β遮断薬、プロスタグランジン剤、α2作動薬、セロトニン2作動薬、α1拮抗薬、ドーパミン作動薬、Rhoキナーゼ阻害剤、ミオシンII Ca2+ATPase阻害剤、マトリックスメタロプロテアーゼ活性化剤、アクチベータータンパク質−1(AP−1)活性化剤、ナトリウム利尿ペプチド受容体B作動薬、ホスホジエステラーゼ阻害剤、K+チャネル遮断薬、およびMaxi−Kチャネル活性化剤から選択される。本発明の併用療法は、房水のぶどう膜強膜流出を誘発すること、および房水の流入を阻害することを含み、化合物の用量の低減を可能にすることができ、それにより副作用のリスクを低下させる、2つのメカニズムによって、IOPを下げるという利益をもたらす。
本発明の医薬組成物はまた、有利には、メマンチン、エリプロディル、Ca2+チャネル遮断薬、およびベタキソロールなどの適切な神経保護剤と組み合わせることもできる。
本発明のさらなる態様では、sGC活性化剤は、単独で、または緑内障の治療に適している第2の治療剤と組み合わせて投与されてもよい。ある特定の好ましい第2の治療剤としては、β遮断薬、プロスタグランジン類似体、炭酸脱水酵素阻害剤、α2作動薬、有糸分裂剤(miotics)、PDE−V阻害剤、Rhoキナーゼ阻害剤、および神経保護剤が挙げられる。1つの好ましい組合せにおいては、ラタナプロスト(Latanaprost)およびトラボプロストからなる群から選択されるプロスタグランジンF2α類似体が、式(I)またはその部分式のsGC活性化剤と組み合わせて投与される。別の好ましい組合せにおいては、シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、ウデナフィル、アバナフィル、ロデナフィル、およびミロデナフィルからなる群から選択されるPDE−V阻害剤が、式(I)またはその部分式のsGC活性化剤と組み合わせて投与される。さらに別の好ましい組合せにおいては、式(I)またはその部分式のsGC活性化剤は、sGC刺激剤(例えば、リオシグアト)、またはNO前駆体(例えば、ニトロプロシドナトリウムもしくはニトログリセリン)と組み合わせて投与される。別の好ましい組合せにおいては、式(I)またはその部分式のsGC活性化剤は、Rhoキナーゼ阻害剤(例えば、AR−13324のみ、またはAR−13324とラタナプロストとの組合せ)と組み合わせて投与される。
本発明のさらなる実施形態では、式(I)のsGC活性化剤は、緑内障を治療するまたはIOPを下げる炭酸脱水酵素阻害剤(例えば、ブリンゾラミド)と組み合わせて投与される。別の実施形態では、式(I)のsGC活性化剤は、緑内障を治療するまたはIOPを下げるα2アドレナリン作動薬(例えば、ブリモニジン)と組み合わせて投与される。特に好ましい併用療法においては、式(I)のsGC活性化剤は、緑内障を治療するまたはIOPを下げる、ブリモニジンとブリンゾラミドとの固定された組合せ(例えば、Alcon、Fort Worth、TexasからのSIMBRINZA(商標))と組み合わせて投与される。
ある特定の実施形態では、sGC活性化剤および第2の薬学的薬剤は、別個の医薬組成物で、同時に投与される。他の実施形態では、sGC活性化剤および第2の薬学的薬剤は、1つの医薬組成物として一緒に製剤化され投与される。さらに他の実施形態では、sGC活性化剤および第2の薬学的薬剤は、別個の医薬組成物で、連続的に投与される。
本発明の併用療法においては、本発明の化合物および他の治療剤は、同じまたは異なる製造業者によって製造および/または製剤化されてもよい。さらに本発明の化合物および他の治療剤は、(i)医師に合剤を販売する前に(例えば、本発明の化合物と他の治療剤とを含むキットの場合)、(ii)投与直前に医師自身によって(または医師の指導の下で)、(iii)例えば、本発明の化合物および他の治療剤の連続投与の間に、患者自身で、1つの併用療法としてまとめられてもよい。
sGC活性化剤に加えて、本発明の組成物は、場合により、1種または複数の賦形剤を含む。医薬組成物によく使用される賦形剤としては、それらに限定されないが、張性剤(tonicity agent)、保存料、キレート剤、緩衝剤、界面活性剤、および抗酸化剤が挙げられる。他の賦形剤は、可溶化剤、安定剤、快適性を高める薬剤、ポリマー、皮膚軟化剤、pH調整剤、および/または滑沢剤を含む。水、水と水混和性溶媒(例えば、C1〜C7アルカノール)との混合物、0.5〜5%の無毒の水溶性ポリマーを含む植物油または鉱油、天然産物、例えば、アルギン酸塩、ペクチン、トラガント、カラヤガム、キサンタンガム、カラゲニン、寒天およびアカシア、デンプン誘導体、例えば、酢酸デンプンおよびヒドロキシプロピルセルロースまたはデンプン、さらには他の合成製品、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、酸化ポリエチレン、好ましくは、架橋ポリアクリル酸、およびそれらの製品の組合せを含めた、様々な賦形剤のいずれかが、本発明の組成物に使用されてもよい。賦形剤の濃度は、通常、sGC活性化剤の1〜100,000倍である。好ましい実施形態では、賦形剤は、sGC活性化剤に対するそれらの不活性性に基づいて選択される。
眼科用製剤に関連して、適切な張性調整剤としては、それらに限定されないが、マンニトール、塩化ナトリウム、グリセリン、ソルビトールなどが挙げられる。適切な緩衝剤としては、それらに限定されないが、リン酸塩、ホウ酸塩、酢酸塩などが挙げられる。適切な界面活性剤としては、それらに限定されないが、イオン性および非イオン性界面活性剤(非イオン性界面活性剤が好ましいけれども)、RLM100、Procol(登録商標)CS20などのPOE20セチルステアリルエーテル、およびPluronic(登録商標)F68などのポロキサマーが挙げられる。適切な抗酸化剤としては、それらに限定されないが、亜硫酸塩、アスコルビン酸塩、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、およびブチルヒドロキシトルエン(BHT)が挙げられる。
本明細書に記述する組成物は、1種または複数の防腐剤を含んでいてもよい。そのような防腐剤の例としては、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、亜塩素酸ナトリウム、塩化ベンザルコニウム、パラベン、例えば、メチルパラベンもしくはプロピルパラベン、アルコール、例えば、クロロブタノール、ベンジルアルコール、もしくはフェニルエタノール、グアニジン誘導体、例えば、ポリヘキサメチレンビグアニド、ポリマー性四級アンモニウム化合物、例えば、Onamer MおよびPolyquaternium−1(AlconからのPOLYQUAD(登録商標))、過ホウ酸ナトリウム、またはソルビン酸が挙げられる。ある特定の実施形態では、該組成物は、防腐剤を必要としない自己保存性(self-preserved)であってもよい。
好ましい組成物においては、本発明のsGC活性化剤は、眼への局所適用のために、点眼剤の形態の水性液剤として製剤化されることとなる。用語「水性」は、組成物の50重量%超、より好ましくは75重量%超、特に90重量%超が水である、水性組成物を通常意味する。これらの点眼剤は、単回投与アンプルから送達されてもよく、そのアンプルは、好ましくは、無菌であってもよく、したがって、組成物の静菌成分が不必要となってもよい。あるいは、点眼剤は、複数回投与ボトルから送達されてもよく、そのボトルは、点眼剤が送達されるときに、組成物からいかなる防腐剤も抽出する装置を好ましくは含んでいてもよく、そのような装置は、当分野で既知である。
他の態様では、本発明の構成成分は、濃縮ゲルもしくは類似のビヒクルとして、または眼瞼の下に置かれる溶解可能な挿入物として、眼に送達されてもよい。さらに他の態様では、本発明の構成成分は、軟膏、油中水型および水中油型乳剤、液剤または懸濁剤として、眼に送達されてもよい。
本発明の組成物、特に、局所用組成物は、蒸発および/または疾患により引き起こされる涙のいかなる高浸透圧にも対処するために、好ましくは、等張性またはわずかに低張性である。このことは、この組成物のオスモル濃度を、1kgあたり210〜320ミリオスモル(mOsm/kg)のレベル、またはこれに近いレベルにする、張性剤を必要としうる。本発明の組成物は、一般に、220〜320mOsm/kgの範囲のオスモル濃度を有し、好ましくは、235〜300mOsm/kgの範囲のオスモル濃度を有する。該眼科用組成物は、通常、滅菌した水性液剤として製剤化されることとなる。
ある特定の実施形態では、本発明のsGC活性化剤は、1種または複数の涙代用物を含む組成物として製剤化される。様々な涙代用物が当分野で既知であり、その涙代用物としては、それらに限定されないが、グリセロール、プロピレングリコール、およびエチレングリコールなどのモノマー性ポリオール;ポリエチレングリコールなどのポリマー性ポリオール;ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、およびヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロースエステル;デキストラン70などのデキストラン;ポリビニルアルコールなどのビニルポリマー;HP−グアーおよび他のグアー誘導体などのグアー;ならびに、カルボマー934P、カルボマー941、カルボマー940、およびカルボマー974Pなどのカルボマーが挙げられる。本発明のある特定の組成物は、コンタクトレンズまたは他の眼科用製品と共に使用されてもよい。
ある特定の実施形態において、本明細書に記述する組成物は、0.5〜100cps、好ましくは、0.5〜50cps、最も好ましくは、1〜20cpsの粘度を有する。これらの粘度は、生成物が、心配のないものであり、かすみを引き起こさず、製造、移動および充填作業の間、簡単に処理されることを確実にする。
好ましい組成物は、pHを約3から約8.0、好ましくは5.5〜7.5、最も好ましくは6.0〜7.4に維持する緩衝系を使用して調製される。適用または投与される組織に適合する生理的pHを有する局所用組成物(特に、局所用の眼科用組成物)が好ましい。
本発明の選択された実施形態をさらに例示するために、下記の実施例を示す。
遊離形態または薬学的に許容される塩形態の式Iの化合物は、例えば、次の項目で示すin vitroおよびin vivo試験で示された、したがって、治療法について、または研究用化学物質、例えば、ツール化合物としての使用について示された、有益な薬理学的特性、例えば、sGC調節特性を示す。より詳細には、遊離形態または薬学的に許容される塩形態の式Iの化合物は、sGCを活性化し、それは、疾患の治療における使用に適している。
1つの好ましい使用においては、式Iの化合物は、眼圧(IOP)を下げることおよび緑内障の治療における使用に適している。本発明の化合物は、単独で、緑内障の治療のための第2の治療剤と組み合わせて使用されてもよい。実施形態はさらに、対象において、緑内障を治療するまたは眼圧を下げる方法であって、式Iの化合物を、単独で、または第2の治療剤と組み合わせて投与することを含む方法を提供する。ある特定の態様では、本方法は、そのような治療法を必要としている対象への、式Iの化合物の眼局所投与を企図する。好ましい態様では、本方法は、単剤療法剤としての式Iの化合物の投与を含む。ある特定の他の態様では、本方法は、式Iの化合物およびPDE−V阻害剤の共投与(同時または連続の)を含む。
本発明の化合物はまた、腎疾患、泌尿器障害、高血圧症、アテローム性動脈硬化症、末梢動脈疾患、再狭窄、脳卒中、心不全、冠動脈攣縮、脳血管攣縮、虚血再灌流障害、血栓塞栓性高血圧症、肺動脈性肺高血圧症、安定および不安定狭心症、血栓塞栓性障害から選択される適応症の治療に有用でありうる。加えて、本発明の化合物は、腎疾患、糖尿病、線維性障害(肝臓、腎臓、および肺の線維性障害を含む)、泌尿器障害(過活動膀胱を含む)、良性前立腺肥大症、勃起不全、神経障害性疼痛、および神経障害(アルツハイマー病およびパーキンソン病を含む)を治療する可能性を有する。本発明のsGC活性化剤による治療は、さらに、炎症性障害、例えば、乾癬、多発性硬化症、関節炎、喘息、および慢性閉塞性肺疾患の治療において利益をもたらしうる。
したがって、さらなる実施形態として、本発明は、治療法における、式(I)の化合物の使用を提供する。さらなる実施形態では、治療法は、sGCの活性化により治療されうる疾患から選択される。好ましい適用においては、疾患は、前述のリストから選択され、適切には緑内障である。
別の実施形態では、本発明は、sGCの活性化により治療される疾患を治療する方法であって、薬学的に許容される量の式(I)の化合物またはその塩の投与を含む方法を提供する。さらなる実施形態では、疾患は、前述のリストから選択され、適切には緑内障である。
特に好ましい使用においては、(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸、(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸、(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸または(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸またはその薬学的に許容される塩が、眼圧(IOP)を下げることおよび緑内障の治療における使用に適している。(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸、(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸、(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸または(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸またはその薬学的に許容される塩は、単独で、または緑内障の治療のための第2の治療剤と組み合わせて使用されてもよい。実施形態はさらに、対象において、緑内障を治療するまたは眼圧を下げる方法であって、先に挙げた特定の化合物のうちの1つを、単独で、または第2の治療剤と組み合わせて投与することを含む方法を提供する。ある特定の態様では、本方法は、そのような治療法を必要とする対象に、先に挙げた特定の化合物のうちの1つの眼局所投与を企図する。好ましい態様では、本方法は、単剤療法剤としてのこれらの特定の化合物のうちの1つの投与を含む。ある特定の他の態様では、本方法は、式Iの化合物およびPDE−V阻害剤の共投与(同時または連続の)を含む。(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸、(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸、(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸または(+)−(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸は、ラセミ形態または鏡像異性的に富化された形態で、緑内障の治療、または眼圧を下げることにおいて使用されてもよい。
したがって、さらなる実施形態として、本発明は、医薬品の製造のための、式(I)またはその部分式の化合物の使用を提供する。さらなる実施形態では、医薬品は、sGCの活性化により治療されうる疾患の治療のためのものである。別の実施形態では、疾患は、前述のリストから選択され、適切には緑内障である。
全身投与の場合、投与される本発明の医薬組成物または組合せは、約50〜70kgの対象について、単位用量約1〜1000mg、または約1〜500mg、または約1〜250mg、または約1〜150mg、約0.5〜100mg、または約1〜50mgの活性成分の状態にすることができる。化合物、医薬組成物、またはその組合せの治療有効用量は、対象の種、体重、年齢、治療される個々の状態、障害もしくは疾患、またはその重症度に依存する。通常の技量の医師、臨床家または獣医師は、障害または疾患の進行を予防、治療または抑制するのに必要な活性成分それぞれの有効量を容易に決定することができる。
先に引用した用量特性は、有利には哺乳動物、例えば、マウス、ラット、イヌ、サル、または摘出した器官、組織、およびそれらの調製物を使用するin vitroおよびin vivo試験で実証可能である。本発明の化合物は、液剤、例えば、水性液剤の形態でin vitroで、および、例えば、懸濁剤としてまたは水溶液の状態で、経腸的または非経口的に、有利には静脈内にin vivoで適用することができる。in vitroでの用量は、約10−3モル濃度から10−9モル濃度の間の範囲でありうる。in vivoでの治療有効量は、約0.1〜500mg/kgの間、または約1〜100mg/kgの間の、投与経路に応じた範囲でありうる。
本発明による化合物の活性は、以下のin vitroおよびin vivo方法によって評価することができる。
以下の実施例は、本発明を説明するものであることを意図し、本発明への制限であると解釈すべきではない。温度は、℃で示される。特に言及されていなければ、すべての蒸発は、減圧下、典型的には、約15mmHgから100mmHg(=20〜133mbar)で実施される。最終生成物、中間体および出発材料の構造は、標準の分析方法、例えば、微量分析および分光学的特性、例えば、MS、IR、NMRによって確認される。使用する略語は、当分野で慣用のものである。
本発明の化合物を合成するために利用される、すべての出発材料、基礎的要素、試薬、酸、塩基、脱水剤、溶媒、および触媒は、市販されているか、当業者に既知の有機合成方法によって製造することができる。さらに、本発明の化合物は、以下の実施例に示す通り、当業者に既知の方法によって製造することができる。
略語
AC アセチル
AcOH 酢酸
AIBN アゾビスイソブチロニトリル
App 見かけの
aq. 水溶液
atm 雰囲気
ビス(ピナコラト)ジボロン 4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン
Boc tert−ブチルカルボキシ
Boc無水物 二炭酸ジ−tert−ブチル
(Boc)2O 二炭酸ジ−tert−ブチル
br.広幅
BSA ウシ血清アルブミン
BuOH ブタノール
calcd. 計算した
CHAPS 3−[(3−コールアミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホネート
CH3CN アセトニトリル
Cs2CO3 炭酸セシウム
d 二重線
DBU 1,8−ジアゾビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
dd 二重の二重線
DCE 1,2−ジクロロメタン
DCM ジクロロメタン
DEA ジエチルアミン
DEAD アゾジカルボン酸ジエチル
DIAD アゾジカルボン酸ジイソプロピル
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DIBAL−H 水素化ジイソブチルアルミニウム
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMAP 4,4−ジメチルアミノピリジン
DME 1,4−ジメトキシエタン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
Dess−Martinペルヨージナン Dess−Martin試薬;1,1,1−トリアセトキシ−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードキソール−3(1H)−オン(CAS#87413−09−0)
DMSO ジメチルスルホキシド
EDCI N1−((エチルイミノ)メチレン−N2,N2−ジメチルエタン−1,2−ジアミン
ESI エレクトロスプレーイオン化
EtOAc、AcOEt 酢酸エチル
Et エチル
EtOH エタノール
FCC フラッシュカラムクロマトグラフィー
g グラム
h 時間
HATU 2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム
HBSS ハンクス液
HBTU O−ベンゾトリアゾール−N、N,N’,N’−テトラメチル−ウロニウム−ヘキサフルオロ−ホスフェート
HC HPCL条件
HEPES 4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸
HFIP 1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−3−プロパノール
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
IBMX 1−メチル−3−(2−メチルプロピル)−7H−プリン−2,6−ジオン
IPA 2−プロパノール
IR 赤外分光法
L リットル
LDA リチウムジイソプロピルアミド
LHMDS リチウムビス(トリメチルシリル)アミド
M モルの
MHz メガヘルツ
m 多重線
m−CPBA メタ−クロロペルオキシ安息香酸
Me メチル
MeCN アセトニトリル
MeI ヨードメタン
MeOH メタノール
mg ミリグラム
mm ミリメートル
min 分
mL ミリリットル
mmol ミリモル
MP 融点
MS 質量分析法
MsCl メタンスルホニルクロリド
Ms2O メタンスルホン酸無水物
MsOH メタンスルホン酸
MTBE メチルtert−ブチルエーテル
m/z 質量電荷比
N ノルマル
NaBH4 水素化ホウ素ナトリウム
Na(AcO)3BH 水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム
NBS N−ブロモスクシンイミド
NCS N−クロロスクシンイミド
NH4Cl 塩化アンモニウム
NMR 核磁気共鳴
PBS リン酸緩衝生理食塩水
ODQ 1H−[1,2,4]オキサジアゾロ[4,3−a]キノキサリン−1−オン(CAS#41443−28−1)
Pd/C 炭素担持パラジウム
Pd(dppf)2Cl2 1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド
Pd(dppf)2Cl2・CH2C12付加物 1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロロメタン錯体
Pd(PPh3)4 テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
Ph フェニル
ppm 百万分率
PyBOP ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート
rac ラセミの
RP 逆相
rt 室温
s 一重線
sat. 飽和した
SFC 超臨界流体クロマトグラフィー
t 三重線
tr 保持時間
T3P プロピルホスホン酸無水物
TBAF テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド
TBAT テトラブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリケート
TBSCl tert−ブチルジメチルシリルクロリド
TEA、Et3N トリエチルアミン
tert− ターシャリー
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
TMP 2,2’,6,6’−テトラメチルピぺリジン、2,2’,6,6’−テトラメチルピペリジル
TMSCF3 トリフルオロメチルトリメチルシラン
TMS トリメチルシリル
TMSOTf トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル
Ts p−トルエンスルホニル
Tsdpen N−(2−アミノ−1,2−ジフェニルエチル)−4−メチルベンゼンスルホンアミド
TsOH p−トルエンスルホン酸
UPLC 超高速液体クロマトグラフィー
v/v 体積/体積
w/v 重量/体積
w/w 重量/重量
以下の実施例は、本発明を説明するものであることを意図し、本発明への制限であると解釈すべきではない。別段の断りがない限り、以下に記述する実施例の化合物の1種または複数の互変異性形態が、in situで調製されてもよい、および/または単離されてもよい。以下の記述する実施例の化合物のすべての互変異性形態が開示されていると考えるべきである。温度は、℃で示される。特に言及されていなければ、すべての蒸発は、減圧下、好ましくは、約15mmHgから100mmHg(=20〜133mbar)で実施される。最終生成物、中間体および出発材料の構造は、標準の分析方法、例えば、微量分析および分光学的特性、例えば、MS、IR、NMRによって確認される。使用する略語は、当分野で慣用のものである。
本発明の化合物を合成するために利用される、すべての出発材料、基礎的要素、試薬、酸、塩基、脱水剤、溶媒、および触媒は、市販されているか、当業者に既知の有機合成方法によって製造することができる(Houben-Weyl 4th Ed. 1952, Methods of Organic Synthesis, Thieme, Volume 21)。さらに、本発明の化合物は、以下の実施例に示す通り、当業者に既知の方法によって製造することができる。
すべての反応は、別段の断りがない限り、窒素またはアルゴン下で行われる。旋光度を、ナトリウムランプのD線を使用して、MeOH中で測定した。
プロトンNMR(1H NMR)は、重溶媒中で行われる。本明細書に開示するある特定の化合物においては、1つまたは複数の1Hシフトが、溶媒中の残存タンパク質のシグナルと重なるが、これらのシグナルは、以下に示す実験において報告されていない。
本発明の化合物が1つまたは複数の臭素原子を有する場合、質量分光データについて、複数の親イオン質量が報告される。臭素は、約1:1のモル比の79Br:81Brとして存在する。したがって、1つの臭素原子を有する化合物は、2amuの差異を有する2つの親質量イオンを示すこととなる。より小さい質量が、以下の実験で報告されている。
逆相HPLC(RP−HPLC)について、以下の調製方法を使用した。
HC−A:
− 固定相:Waters SunFire(商標)Prep C18 OBD(商標)5μm、30×100mm
− 移動相:勾配、0.1%TFAを有する水/アセトニトリル
HC−B
− 固定相:Gemini(登録商標)NX 5μ C18 110A 100×30mm
− 移動相:勾配、0.1%(28%水酸化アンモニウム)を有する水/アセトニトリル
HC−C
− 固定相:X−Bridge(登録商標)BEH C18 OBD Prep 5μm、30mm×50mm
− 移動相:勾配、0.1%(28%水酸化アンモニウム)を有する水/アセトニトリル
絶対立体化学および/または旋光度が、適用できる場合、本発明の実施形態について与えられる。本発明は、本明細書に示す化合物のすべての立体化学形態を企図する。絶対化学が与えられた場合、評価を、X線回折および/または化学相関によって行い、および/または少なくとも1つのキラル中心は、購入した市販の、エナンチオピュア(>15:1 er)な出発材料由来である。
中間体を含めたラセミ試料の場合、鏡像異性体は、キラル固定相を使用するクロマトグラフィーによって分離され、キラル固定相を用いるHPLC保持時間、および「鏡像異性体−1」もしくは「鏡像異性体−2」という名称によって、ならびに/またはデータが入手可能な場合、偏光の回転を指す特定の「+」もしくは「−」記号によって、同定/区別される。
実施例が、最終の精製手順の間に、そのまま酸性官能基を有するいくつかの場合において、試料は、遊離酸と、標題化合物のカリウムおよび/またはリチウム塩との未確定混合物を含有しうる。存在する塩の量のわずかな変化が、1H NMRスペクトルのいくつかのピークについての観察される化学シフトまたは強度を変化させうる。
中間体1−1.エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート。
2−ブロモ−6−ヒドラジニルピリジン(CAS番号26944−71−8;12.63g、67mmol)のTHF(350mL)中溶液を、アセトン/ドライアイス浴中で冷却し、次いでエチル2−(エトキシメチレン)−4,4,4−トリフルオロ−3−オキソブチレート(CAS番号571−55−1、13.72mL、71mmol)を滴下添加した。添加が完了した時点で、反応混合物を2時間かけて室温に徐々に加温した。次いで反応混合物を濃縮し、EtOAcに溶解した。次いで有機層を飽和NaHCO3水溶液およびブラインで連続的に洗浄し、MgSO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中10%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.19 (s, 1H), 7.96 (t, J=7.82 Hz, 1H), 7.74-7.80 (m, 2H), 4.37 (q, J=7.13 Hz, 2H), 1.38 (t, J=7.15 Hz, 3H).
中間体1−2.出発材料として以下に示した適切なヒドラジンを使用し、中間体1−1にて上記した方法と同様の方法を使用して、以下の化合物を調製した。
中間体1−3.エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
2−ブロモ−6−ヒドラジニルピリジン(5.04g、26.8mmol)およびエチル2−アセチル−3−(ジメチルアミノ)アクリレート(CAS番号51145−57−4;4.96g、26.8mmol)のEtOH(81ml)中混合物を、70℃に1.5時間加熱した。次いで反応混合物を室温に冷却し、沈殿物が生成した。次いで水(80mL)を混合物に加え、得られた不均一混合物を濾過した。濾過ケーキを水で洗浄し、減圧下に乾燥して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z310.1(M+H)。
中間体1−4.以下に示した通りの適切な出発材料を使用し、中間体1−3にて上記した方法と同様の方法を使用して、以下の化合物を調製した。
中間体1−5.エチル5−メチル−1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−58−7;0.125g、0.186mmol)を、中間体1−4−3(1.15g、3.72mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.039g、4.09mmol)、KOAc(0.730g、7.44mmol)のジオキサン(19mL)中溶液に加え、窒素で上部空間(head space)をパージした。反応混合物を100℃で90分間加熱した。反応混合物を室温に冷却した後、セライト(登録商標)を加え、混合物を濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.02 (s, 1H), 7.89 - 7.84 (m, 2H), 7.51 - 7.48 (m, 2H), 4.33 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.56 (s, 3H), 1.38 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.34 (s, 12H).
中間体1−6.適切な出発材料を使用し、中間体1−5にて上記した方法と同様の方法を使用し、以下の化合物を調製した。
中間体1−8.
中間体1−8−A.エチル2−((ジメチルアミノ)メチレン)−5,5,5−トリフルオロ−3−オキソペンタノエート
1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタンアミン(0.713mL、5.05mmol)およびエチル5,5,5−トリフルオロ−3−オキソペンタノエート(CAS番号127146−29−6;1g、5.05mmol)の混合物を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を濃縮して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.84 (s, 1H), 4.24 (q, J=7.1 Hz, 2H), 3.72 (q, J=10.9 Hz, 2H), 3.38 - 3.28 (m, 3H), 2.92 - 2.82 (m, 3H), 1.34 (t, J=7.1 Hz, 3H).
中間体1−8.エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
2−ブロモ−6−ヒドラジニルピリジン(0.933g、4.96mmol)をEtOH(17mL)中の中間体1−8−A(1.256g、4.96mmol)に加え、反応混合物を75℃に3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水(150mL)中に注ぎ入れて、沈殿物を得た。混合物を濾過し、固体を水で洗浄して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z378.1(M+H)。
中間体2−1.
中間体2−1−A.tert−ブチル4−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
4−ブロモ−2−メチルフェノール(CAS番号2362−12−1、5g、26.7mmol)、tert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(CAS番号286961−14−6、8.27g、26.7mmol)およびK3PO4(H2O中2M、26.7mL、53.5mmol)のアセトニトリル(54mL)中懸濁液に、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(1.09g、1.33mmol)を加えた。次いで混合物を80℃で3時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をセライト(登録商標)に加え、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から1/1)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z290.1(M+H)。
中間体2−1.tert−ブチル4−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体2−1−A(4.4g、15.21mmol)およびPd/C(5%、0.8g)のMeOH(50mL)中混合物を、H2雰囲気下室温で2時間撹拌した。次いで反応混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過した。次いで濾液を濃縮して、標題化合物を直接得た。MS(ESI−)m/z290.2(M−H)。
中間体2−2.
中間体2−2−A.tert−ブチル4−(2−エチル−4−ヒドロキシフェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
4−クロロ−3−エチルフェノール(3g、19.16mmol)、tert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(CAS番号286961−14−6、7.70g、24.90mmol)、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−58−7、0.644g、0.958mmol)のDMF(96mL)中混合物に、2Mリン酸カリウム水溶液(28.7mL、57.5mmol)を加えた。混合物を110℃で1時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をEtOAcおよびH2Oで希釈した。次いで有機層を分離し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から6/4)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z248.2(M−tBu+2H)。
中間体2−2.tert−ブチル4−(2−エチル−4−ヒドロキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体2−2−A(5.4g、17.80mmol)および10%Pd/C(1.894g)のMeOH(250mL)中混合物を、H2雰囲気下室温で1時間撹拌した。次いで反応混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、次いでこれをMeOHで洗浄した。次いで濾液を濃縮して、標題化合物を直接得た。MS(ESI−)m/z304.1(M−H)。
中間体2−3.
中間体2−3−A.2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェノール
中間体2−1(3.98g、13.66mmol)のCH2Cl2(137mL)中溶液に、0℃でTFA(12.63mL、164mmol)を加えた。次いで混合物を1.5時間撹拌し、次いで濃縮して、標題化合物をTFA塩として得た。MS(ESI+)m/z192.1(M+H)。
中間体2−3.シクロプロピル(4−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン
中間体2−3−A(2.6g、13.59mmol)のCH2Cl2(68mL)中溶液に、0℃でDIPEA(9.5mL、54.4mmol)を、続いてシクロプロパンカルボニルクロリド(2.47mL、27.2mmol)を加えた。次いで混合物を0℃で1時間撹拌し、次いでH2Oでクエンチした。次いで混合物をCH2Cl2で抽出した。次いで有機層を濃縮した。得られた残留物をMeOH(68mL)で希釈し、K2CO3(9.39g、68mmol)を仕込み、室温で置いた。混合物を2時間撹拌し、次いでCH2Cl2およびH2Oで希釈した。次いで混合物をISOLUTE(登録商標)相分離器に通した。次いで得られた有機層を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z260.1(M+H)。
中間体2−4.以下に示した通りの適切な出発材料を使用し、中間体2−3にて上記した方法と同様の方法を使用して、以下の化合物を調製した。
中間体2−5.
中間体2−5−A.1−ベンジル−4−(4−メトキシ−3−メチルフェニル)ピペリジン−4−オール
マグネシウム削り状(3.63g、149.2mmol)および触媒量のヨウ素をTHF(20mL)に懸濁し、THF(140mL)中の4−ブロモ−1−メトキシ−2−メチルベンゼン(CAS番号14804−31−0、30.0g、149.2mmol)を60分かけて滴下添加した。混合物を1時間還流させた。反応混合物を室温に冷却した後、次いでN−ベンジル−4−ピペリドン(CAS番号3612−20−2、31.06g、164mmol)のTHF(100mL)中溶液を、50分かけて滴下添加し、次いで混合物を還流状態で20分間撹拌した。混合物を室温に冷却し、飽和NH4Cl水溶液でクエンチし、EtOAcで希釈した。次いで有機層を分離した。水相をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をMgSO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc=5/1から3/1)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z312.3(M+H)。
中間体2−5−B.1−ベンジル−4−(4−メトキシ−3−メチルフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
中間体2−5−A(29.3g、94.1mmol)および6M HCl水溶液(100mL)のジオキサン(50mL)中混合物を、還流状態下3.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた残留物をジエチルエーテルで摩砕した。得られた固体を濾取して、標題化合物をHCl塩として得た。MS(ESI+)m/z294.3(M+H)。
中間体2−5−C.4−(4−メトキシ−3−メチルフェニル)ピペリジン
脱気した中間体2−5−B(32.0g、97.1mmol)のMeOH/H2O(80mL/40mL)中溶液に、Pd/C(10%、30mg)を加えた後、混合物を次いでH2雰囲気下50℃で16時間撹拌した。次いでH2雰囲気をN2で置き換え、次いで更にPd/C(10%、30mg)を混合物に加えた。次いで混合物をH2雰囲気下に再度置き、50℃で16時間撹拌した。次いで混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、これをMeOHで濯いだ。次いで濾液を濃縮し、得られた残留物をジエチルエーテルに懸濁し、次いで得られた沈殿物を濾取して、標題化合物をHCl塩として得た。MS(ESI+)m/z206.0(M+H)。
中間体2−5−D.1−(4−(4−メトキシ−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン
中間体2−5−C(6.3g、26mmol)およびトリエチルアミン(9.09mL、65mmol)のCH2Cl2(63mL)中溶液に、0℃でプロピオン酸無水物(3.67mL、29mmol)を滴下添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いでH2Oでクエンチした。次いで混合物をH2Oで洗浄し、MgSO4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z261.9(M+H)。
中間体2−5.1−(4−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン
中間体2−5−D(6.4g、25mmol)のCH2Cl2(32mL)中溶液に、−78℃で三臭化ホウ素の溶液(CH2Cl2中1M、61mL、61mmol)を加えた。混合物を−78℃で1.5時間撹拌し、次いで室温で16時間撹拌した。次いで反応物をNaHCO3の1M溶液でpH=約9になるまでクエンチした。次いで混合物をH2Oで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた固体をi−PrOHで摩砕して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z248.1(M+H)。
中間体2−6.2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−オール。
2−(ブロモメチル)ピリジン臭化水素酸塩(CAS番号31106−82−8)(2.42g、9.56mmol)を、0℃で1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−オール臭化水素酸塩(CAS番号59839−23−5;2g、8.69mmol)およびTEA(4.85mL、34.8mmol)のDCM(87mL)中混合物に4回に分けて(30分間隔)加えた。反応混合物を1時間かけて室温に加温した。次いで反応混合物を半飽和NaHCO3水溶液とDCMとの間で分配した。混合物をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、有機相を濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(アセトン/ヘプタン、0〜50%の勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z241.1(M+H)。
中間体2−7.
中間体2−7−A.tert−ブチル4−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート。
中間体2−1(10g、34.3mmol)およびK2CO3(10g、72.4mmol)のDMF(100mL)中懸濁液に、臭化ベンジル(5mL、42.1mmol)を加えた。次いで混合物を室温で67時間撹拌した。次いで反応物をN,N−ジメチルアミノエチレンジアミンでクエンチした。次いで混合物を3時間撹拌し、次いでH2O/飽和KHSO4水溶液(約3/1)で希釈した。次いで混合物をEtOAcで抽出した。次いで有機層をH2Oおよびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z326.3(M−tBu+2H)
中間体2−7−B.4−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)ピペリジン。
tert−ブチル4−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを使用し、中間体2−3−Aの調製と同様に、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z282.0(M+H)。
中間体2−7−C.4−(4−(ベンジルオキシ)−3−メチルフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン。
中間体2−7−B(5g、17.77mmol)およびK2CO3(5g、36.2mmol)のDMF(40mL)中懸濁液に、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(CAS番号6226−25−1)(4mL、27.8mmol)を加えた。次いで混合物を40℃で23時間撹拌した。次いで反応物をH2Oでクエンチした。次いで混合物を室温で3時間撹拌した。次いで混合物をEtOAcで抽出した。次いで有機層をH2Oおよびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から4/1)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z364.0(M+H)。
中間体2−7.2−メチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)フェノール。
中間体2−7−C(4.9g、13.48mmol)およびPd/C(10%)(500mg、13.48mmol)のMeOH(100mL)中混合物を、H2雰囲気下12時間撹拌した。次いで混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、これをEtOAc/MeOH(約2/1)の混合物で濯いだ。次いで濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z274.3(M+H)。
中間体2−8.
中間体2−8−A.tert−ブチル4−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート。
4−ブロモ−2−メチル−1−ニトロベンゼン(CAS番号52414−98−9)およびtert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレートを使用し、中間体2−1−Aの調製と同様に、標題化合物を合成した。MS(ESI−)m/z317.2(M−H)。
中間体2−8−B.シクロプロピル(4−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)メタノン。
中間体2−3の合成にて記載した方法と同様の方法で、中間体2−8−Aから標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z287.2(M+H)。
中間体2−8.(4−(4−アミノ−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン。
中間体2−8−B(5.98g、20.89mmol)およびPd/C(10%)(1.11g)のEtOH(104mL)中混合物を、H2雰囲気下室温で8時間撹拌した。混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、これをEtOHで濯いだ。濾液を濃縮した。得られた残留物を同様の反応条件に8時間再度供し、混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、これをEtOHで濯いだ。濾液を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から0/1中0.2%Et3N)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z259.3(M+H)。
中間体2−9.(4−(4−アミノフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン。
4−ブロモ−1−ニトロベンゼン(CAS番号586−78−7)を出発材料として、標題化合物を合成した。中間体2−1−Aと同様の方法で4−ブロモ−1−ニトロベンゼンをtert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(CAS番号286961−14−6)と反応させてBoc保護化アミンを得、これを中間体2−3−Aに概説した変換と同様に脱保護化した。次いで得られたアミンのTFA塩を、中間体2−5−Dに記載した通りの手順と同様にシクロプロパンカルボニルクロリドと反応させた。中間体2−1の合成にて記載した方法と同様の方法で、得られた生成物を水素化とニトロ還元とを同時に行い、(4−(4−アミノフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノンを得た。MS(ESI+)m/z245.1(M+H)。
中間体2−10.
中間体2−10−A.tert−ブチル4−(4−アミノ−2−エチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
4−ブロモ−3−エチルアニリン(CAS番号52121−42−3、5g、24.99mmol)、2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(9.66g、31.2mmol)およびPd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(1.02g、1.25mmol)のDMF(100mL)中混合物に、2Mリン酸カリウム水溶液(37.5mL、75.0mmol)を加えた。次いで混合物を110℃で50分間撹拌し、室温に冷却し、EtOAcで希釈した。次いで有機層を水層から分離し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から4/6)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z303.1(M+H)。
中間体2−10.tert−ブチル4−(4−アミノ−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート。
中間体2−10−A(8.34g、27.6mmol)のMeOH(276ml)中溶液に、Pd/C(10%加湿;2.93g、2.76mmol)を加え、混合物を脱気し、風船から水素で再充填した(3回)。2時間後に反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z249.3(M−tBu+2H)。
中間体2−11.2−メチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)アニリン
中間体2−8−Aを出発材料として、標題化合物を合成した。中間体2−3−Aにて記載した手順と同様の方法で、中間体2−8−AをTFAを用いて脱保護化してアミンのTFA塩を得、これを中間体2−7−Cに記載した手順と同様に2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネートと反応させた。中間体2−8に概説した変換と同様に、得られた生成物を水素化して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z273.3(M+H)。
中間体2−12.中間体2−10−Aに記載した通りに、表に示した適切なブロモアニリン出発材料と2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランとをカップリングさせ、続いて中間体2−10と同様にパラジウム触媒による水素化を行うことにより、以下の化合物
を調製した。
中間体2−13.tert−ブチル4−(4−アミノ−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
Pd/C(10%加湿)(0.251g、2.356mmol)を、中間体2−8−A(1.5g、4.71mmol)のEtOH(23.5mL)中溶液に加えた。フラスコの雰囲気をパージしてH2で再充填し、反応混合物をH2雰囲気下室温で3時間撹拌した。セライト(登録商標)約5gおよび飽和NH4Cl水溶液20μLを反応混合物に加えた。混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、これをMeOHで濯いだ。濾液を濃縮して標題化合物を得、これを更には精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 6.87-6.85 (m, 1H), 6.82 (dd, J=8.0, 2.1 Hz, 1H), 6.66 (d, J=8.0 Hz, 1H), 4.16 (dt, J=13.4, 2.4 Hz, 2H), 2.82 (br.s, 2H), 2.54 (tt, J=12.1, 3.6 Hz, 1H), 2.14 (s, 3H), 1.74 (ddd, J=14.0, 3.2, 1.8 Hz, 2H), 1.56-1.51 (m, 2H), 1.47 (s, 9H).
中間体3−1.
中間体3−1−A.7−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
Heterocycles, 27(2), 407-21;1988に記載されている通りに、フェニル3−クロロプロパノエート(CAS番号24552−27−0、7g、37.9mmol)とAlCl3(20.22g、152mmol)との混合物を100℃で1時間、次いで180℃で2時間加熱し、その後室温に冷却した。次いで過剰のAlCl3を1N HClでクエンチした。得られた混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、ISOLUTE(登録商標)相分離器に通した。濾液を濃縮して、7−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンを得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 9.07 (s, 1H), 7.47 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 6.97 - 6.92 (m, 1H), 6.78 - 6.74 (m, 1H), 3.16 - 3.06 (m, 2H), 2.78 - 2.68 (m, 2H).
中間体3−1−B.3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(800μl、4.74mmol)を、0℃で中間体3−1−A(500mg、3.37mmol)およびピリジン(820μl、10.14mmol)のDCM(7mL)中溶液に滴下添加した。得られた懸濁液を0℃で60分間撹拌した。反応混合物を水で、続いて1N HCl(5mL)でクエンチした。得られた混合物をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、有機相を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z281.0(M+H)。
中間体3−1−C.(±)−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート
水素化ホウ素ナトリウム(126mg、3.33mmol)を、0℃で中間体3−1−B(932.1mg、3.33mmol)のMeOH(20mL)中溶液に加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで水とDCMとの間で分配した。混合物をISOLUTE(登録商標)相分離器に通した。有機層を濃縮して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.34 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 7.5, 1.1 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.57 - 5.45 (m, 1H), 3.26 - 3.13 (m, 1H), 2.96 - 2.84 (m, 1H), 2.45 - 2.32 (m, 1H), 2.18 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 2.17 - 2.07 (m, 1H).
中間体3−1.(±)−3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート
DIAD(150μl、0.771mmol)を、窒素下室温で中間体3−1−C(164mg、0.581mmol)、中間体2−6(130mg、0.541mmol)およびトリ−n−ブチルホスフィン(200μl、0.770mmol)のDCM(6mL)中混合物に加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いでDCMと半飽和ブラインとの間で分配した。混合物をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、有機層を濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z505.1(M+H)。
中間体3−1−D.7−ヒドロキシ−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
m−トリル3−クロロプロパノエート(CAS番号158304−80−4)を出発材料とし、中間体3−1−Aと同様の手順を使用して中間体3−1−Dを合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.95 (s, 1H), 6.80 - 6.72 (m, 1H), 6.64 - 6.52 (m, 1H), 3.08 - 3.03 (m, 2H), 2.71 - 2.67 (m, 2H), 2.38 (s, 3H).
中間体3−1−E.6−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート
中間体3−1−Dを出発材料とし、中間体3−1−Bと同様の手順を使用して中間体3−1−Eを合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.25 - 7.21 (m, 1H), 6.90 (s, 1H), 3.11 - 3.02 (m, 2H), 2.70 - 2.63 (m, 2H), 2.41 (s, 3H).
中間体3−1−F.3−ヒドロキシ−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート
中間体3−1−Eを出発材料とし、中間体3−1−Cと同様の手順を使用して中間体3−1−Fを還元した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.09 (s, 1H), 6.89 (s, 1H), 5.47 - 5.42 (m, 1H), 3.22 - 3.11 (m, 1H), 2.89 - 2.78 (m, 1H), 2.50 - 2.40 (m, 1H), 2.38 (s, 3H), 2.15 - 2.06 (m, 1H).
中間体3−2.以下に示した通りの適切な出発材料を使用し、中間体3−1にて上記した方法と同様の方法を使用して、以下の化合物を調製した。
中間体3−3.
中間体3−3−A.(±)−7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
水素化ホウ素ナトリウム(0.090g、2.369mmol)を、0℃で7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(CAS番号125114−77−4;0.5g、2.37mmol)のMeOH(24mL)中溶液に加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで室温に加温した。2時間後、反応混合物を水およびDCMで希釈し、次いで飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた。次いで混合物をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、有機相を濃縮して、(±)−7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールを得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.41 - 7.33 (m, 1H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 7.15 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 5.41 - 5.34 (m, 1H), 3.30 - 3.17 (m, 1H), 2.97 - 2.84 (m, 1H), 2.51 - 2.35 (m, 1H), 2.20 - 2.09 (m, 1H).
中間体3−3−B.(−)−R−7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
トリエチルアミン(1.45mL、10.42mmol)を、室温でギ酸(1.018mL、26.5mmol)および撹拌子を含む40mLバイアルに滴下添加した。滴下速度を制御することにより反応混合物の温度を45℃以下に維持した。添加完了後、反応混合物を氷浴中で0℃に冷却し、30分間撹拌した。次いで混合物を室温に加温し、1時間撹拌した。この溶液に、DMF(7mL)を、続いて7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(4g、18.95mmol)およびRuCl[(R,R)−Tsdpen](p−シメン)(CAS番号192139−92−7)(0.013g、0.021mmol)を加えた。反応混合物を室温で40時間撹拌した後、60℃に更に24時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcと半飽和ブラインとの間で分配した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残留物をシリカ上に吸着させ、100%DCMを用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、(−)−7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール(>98%e.e.)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.41 - 7.33 (m, 1H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 7.15 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 5.41 - 5.34 (m, 1H), 3.30 - 3.17 (m, 1H), 2.97 - 2.84 (m, 1H), 2.51 - 2.35 (m, 1H), 2.20 - 2.09 (m, 1H).(−)−R−7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールの絶対立体化学をX線単結晶回折により確認した。
7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールのエナンチオ過剰率を、CHIRALPAK(登録商標)OD−H、CO2中10%IPAを使用するキラルSFCにより決定した;(−)−7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール(tr=4.87分)および(+)−7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール(tr=5.58分)。
中間体3−3.a).(±)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
アゾジカルボン酸ジモルホリド(CAS番号10465−82−4;502mg、1.960mmol)を、室温で中間体3−3−A(348mg、1.633mmol)、中間体2−3(508mg、1.960mmol)およびトリ−n−ブチルホスフィン(509μl、1.960mmol)のTHF(6.5mL)中溶液に加えた。混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をDCMと水との間で分配し、次いでISOLUTE(登録商標)相分離器に通した。セライト(登録商標)を有機層に加え、得られた混合物を濃縮した。得られた残留物をシリカフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z454.2(M+H)。
中間体3−3.b).(+)−(S)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
中間体3−3.a)にて記載した条件下で中間体3−3−Bを中間体2−3と反応させて、標題化合物を>97%e.e.で得た。MS(ESI+)m/z454.3(M+H)。
(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノンのエナンチオ過剰率を、CHIRALPAK(登録商標)OJ−H CO2中5〜55%IPA濃度勾配、5mL/分を使用するキラルSFCにより決定した;(+)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン(tr=2.38分)および(−)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン(tr=2.70分)。
中間体3−4.以下に示した適切な出発材料を使用し、中間体3−3.a)にて上記した方法と同様の方法を用いて、中間体3−3−A(ラセミ体)または中間体3−3−B(>98%e.e.)の何れかを使用して、以下の化合物を調製した。
中間体3−5−A.a).(±)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(160mg、0.759mmol)および中間体2−8(196mg、0.759mmol)の氷酢酸(3mL)中溶液を、室温で30分間撹拌した。次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(161mg、0.759mmol)を室温で加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。更にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(161mg、0.759mmol)を加え、混合物を16時間撹拌した。更にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(161mg、0.759mmol)を加え、次いで混合物を更に2時間撹拌した。反応混合物を水(10mL)中に注ぎ入れ、混合物のpHを33%NH4OHを加えることにより約11に調節した。次いで得られた混合物をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜40%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z453.2(M+H)。
中間体3−5−A.b).(+)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノンおよび(−)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
(±)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノンのエナンチオマーの分割を、CO2中25%MeOHを用いCHIRALCEL(登録商標)OJ−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン(tr=2.93分)および(−)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン(tr=3.58分)を得た。
中間体3−5−B.(±)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)フェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
中間体2−9を出発材料とし、中間体3−5−A.a)に記載した手順と同様の手順を使用して標題化合物を調製した。MS(ESI+)m/z439.2(M+H)。
中間体3−5−C.(±)−tert−ブチル4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(400mg、2.00mmol)、tert−ブチル4−(4−アミノ−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体2−13)(600mg、2.07mmol)およびTsOH・H2O(50mg、0.263mmol)のトルエン/ジメチルアセトアミド(20mL/5mL)中混合物を、還流状態下19時間撹拌し、次いで0℃に冷却し、次いでCH2Cl2(10mL)で希釈した。次いで反応混合物にNaB(OAc)3H(1g、4.72mmol)を、続いてAcOH(2mL)を加えた。次いで混合物を0℃で2時間撹拌し、次いでH2O中に注ぎ入れた。次いで混合物をEtOAcで抽出した。有機抽出物を5%NaHCO3水溶液、H2Oおよびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から85/15)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z485.3(M+H)。
中間体3−5−D.(±)−tert−ブチル4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体3−5−Cの合成にて記載した手順と同様の手順により7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンをtert−ブチル4−(4−アミノ−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体2−10)と反応させることにより、標題化合物を調製した。MS(ESI+)m/z499.3(M+H)。
中間体3−6.エチル1−(3−(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(87mg、0.107mmol)を、7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(225mg、1.066mmol)および中間体1−6−1(481mg、1.173mmol)のジオキサン(5mL)および2M K3PO4水溶液(1.1mL、2.132mmol)中混合物に加えた。反応混合物を窒素雰囲気下80℃で3時間撹拌した。次いで反応混合物を室温に冷却し、セライト(登録商標)を加えた。得られた混合物を濃縮し、残留物を0〜50%EtOAc/ヘプタンの濃度勾配でシリカゲルを使用するフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.16 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.69 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.66 - 7.62 (m, 1H), 7.61 - 7.55 (m, 2H), 7.53 - 7.50 (m, 1H), 7.50 - 7.45 (m, 1H), 7.33 - 7.29 (m, 1H), 4.36 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.23 - 3.17 (m, 2H), 2.72 - 2.66 (m, 2H), 1.37 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
中間体3−7.エチル5−メチル−1−(6−(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体1−3(1.03g、3.31mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.84g、3.31mmol)、KOAc(0.65g、6.61mmol)のジオキサン(11mL)中混合物に、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−58−7;0.11g、0.165mmol)を加えた。次いで混合物をマイクロ波照射下120℃で45分間撹拌した。次いで混合物に7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(0.66g、3.14mmol)のジオキサン(11mL)中溶液を、続いて炭酸ナトリウム(水中1M;8.3mL、8.27mmol)およびPd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(CAS番号95464−05−4;0.14g、0.165mmol)を加えた。次いで全混合物をマイクロ波照射下110℃で30分間撹拌した。セライト(登録商標)を反応混合物に加え、混合物を濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘプタン)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z362.3(M+H)。
中間体3−8.適切な出発材料を使用し、中間体3−7にて上記した方法と同様の方法を使用して、以下の化合物を調製した。
中間体3−9.(±)−(4−(4−((4−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
シアノ水素化ホウ素ナトリウム(377mg、6.00mmol)を、室温で中間体2−8(776mg、3.00mmol)、4−ブロモベンゾフラン−3(2H)−オン(CAS番号1020966−78−2;640mg、3.00mmol)およびAcOH(860μl、15.00mmol)のMeOH(15mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で6時間撹拌した後、更にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(377mg、6.00mmol)を加えた。合計24時間撹拌した後、反応混合物をCH2Cl2と飽和重炭酸ナトリウム水溶液との間で分配した。有機層を相分離器に通し、濾液をセライト(登録商標)上に濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z457.3(M+H)。
中間体3−10.(±)−tert−ブチル4−(4−((4−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
NaCNBH3をNaB(OAc)3Hの代わりに用いた以外は、中間体3−5−Cの合成にて記載した方法と同様の方法により、4−ブロモ−ベンゾフラン−1−オンおよびtert−ブチル4−(4−アミノ−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体2−10)を出発材料として、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.15-7.03 (m, 3H), 6.82 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.46-6.44 (m, 2H), 5.07-5.06 (m, 1H), 4.67-4.63 (m, 1H), 4.58-4.55 (m, 1H), 4.24 (br.s, 2H), 3.93 (br.s, 1H), 2.78-2.70 (m, 3H), 2.62 (q, J=7.6, 15.2 Hz, 2H), 1.72-1.58 (m, 4H), 1.49 (s, 9H), 1.26 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
中間体3−11.(±)−tert−ブチル4−(4−((4−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
NaCNBH3をNaB(OAc)3Hの代わりに用いた以外は、中間体3−5−Cの合成にて記載した方法と同様の方法により、4−ブロモ−ベンゾフラン−1−オンおよびtert−ブチル4−(4−アミノ−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体2−13)を出発材料として、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.17-7.08 (m, 2H), 6.99-6.95 (m, 2H), 6.84 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.45 (d, J=8.4 Hz, 1H), 5.07 (d, J=3.2 Hz, 1H), 4.71 (dd, J=6.8, 9.2 Hz, 1H), 4.55 (dd, J=2.8, 9.6 Hz, 1H), 4.22 (br.s, 2H), 3.85 (s, 1H), 2.78 (br.s, 2H), 2.57-2.51 (m, 1H), 2.12 (s, 3H), 1.79 (d, J=12.8 Hz, 2H), 1.63-1.59 (m, 2H), 1.48 (s, 9H).
中間体3−12.
中間体3−12−A.tert−ブチル2−クロロ−5’,6’−ジヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−カルボキシレート
3−ブロモ−2−クロロピリジン(CAS番号52200−48−3、2.89g、15mmol)およびtert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(CAS番号286961−14−6、4.87g、15.75mmol)のトルエン(100mL)/エタノール(15mL)中溶液に、2N Na2CO3溶液(22.5mL、45.0mmol)およびPd(PPh3)4(0.87g、0.75mmol)を加えた。次いで混合物を120℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をブラインで希釈し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から1/2)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z295.1、297.1(M+H)。
中間体3−12−B.tert−ブチル2−エチル−5’,6’−ジヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−カルボキシレート
tert−ブチル2−クロロ−5’,6’−ジヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−カルボキシレート(1g、3.39mmol)のTHF(20mL)中溶液に、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(0.208g、0.254mmol)およびK2CO3固体(1.407g、10.18mmol)を、続いてジエチル亜鉛(トルエン中15重量/重量%、10.68mL)を加えた。次いで混合物を室温で1時間、次いで50℃で3時間撹拌した。反応を0℃にて飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。次いで混合物をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から0/1)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z289.6(M+H)。
中間体3−12−C.tert−ブチル4−(2−エチルピリジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル2−エチル−5’,6’−ジヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−カルボキシレート(810mg、2.81mmol)およびPd/C10%加湿(299mg、0.281mmol)のMeOH(20mL)中混合物を、水素雰囲気下室温で0.5時間撹拌した。次いで反応混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、これをMeOHで濯いだ。濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z291.4(M+H)。
中間体3−12−D.3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−エチルピリジン1−オキシド
tert−ブチル4−(2−エチルピリジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(350mg、1.2mmol)のクロロホルム(15mL)中溶液に、m−CPBA(純度77%、520mg、3.0mmol)を加えた。次いで反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。次いで反応物を1N Na2S2O3および飽和NaHCO3水溶液でクエンチした。次いで混合物に飽和NaHCO3水溶液を加えた。次いで反応混合物をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲル上に吸着し、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2中0から15%MeOH)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z307.2(M+H)。
中間体3−12.(±)−tert−ブチル4−(6−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルピリジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(ACS Med. Chem. Lett. 2011, 2, 565-570)(346mg、1.63mmol)および3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−エチルピリジン1−オキシド(250mg、0.816mmol)およびDIPEA(143μL、0.816mmol)のCH2Cl2(5mL)中溶液に、PyBrOP(761mg、1.632mmol)を加えた。反応物を室温で76時間撹拌した。反応物を1Nクエン酸溶液でクエンチした。次いで2層を分離した。水層をCH2Cl2で2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲル上に吸着し、シリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2中0から60%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z499.9(M+H)。
中間体4−1.
中間体4−1−A.エチル1−(6−(1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(CAS番号13965−03−2、46.2mg、0.066mmol)を、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール(CAS番号642494−37−9;448mg、1.842mmol)および中間体1−1(600mg、1.648mmol)のアセトニトリル(8.0mL)および1.0M Na2CO3(5.27mL、5.27mmol)中溶液に加えた。反応混合物を密封し、70℃で16時間撹拌し、その後これを室温に冷却した。次いで反応混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過した。濾液をEtOAcで希釈し、有機層をH2Oおよびブラインで連続的に洗浄した。有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=100/0から50/50)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z401.1(M+H)。
中間体4−1.エチル1−(6−(インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
トリエチルシラン(CAS番号617−86−7;1.08g、9.24mmol)およびTFA(1.05g、9.24mmol)を、中間体4−1−A(370mg、0.924mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた残留物をEtOAcと飽和NaHCO3との間で分配した。単離した有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=100/0から50/50)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.15 (s, 1 H) 7.80 - 8.02 (m, 2 H) 7.51 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 7.40 (d, J=7.45 Hz, 1 H) 7.14 (d, J=7.20 Hz, 1 H) 6.71 (t, J=7.58 Hz, 1 H) 4.40 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 3.67 (t, J=8.46 Hz, 2 H) 3.07 (t, J=8.40 Hz, 2 H) 1.40 (t, J=7.14 Hz, 3 H).
中間体4−2.
中間体4−2−A.エチル1−(6−(1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.11g、0.154mmol)を、7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール(0.84g、3.45mmol)および中間体1−4−2(1g、3.08mmol)のアセトニトリル(16mL)および1.0M Na2CO3(9.25mL、9.25mmol)中溶液に加えた。反応混合物を密封し、70℃で16時間撹拌した。次いで混合物を室温に冷却し、次いでセライト(登録商標)のプラグに通して濾過した。濾液をEtOAcで希釈し、有機層をH2Oおよびブラインで連続的に洗浄した。有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z361.3(M+H)。
中間体4−2.エチル5−エチル−1−(6−(インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
トリエチルシラン(2.7mL、17mmol)およびTFA(1.3mL、17mmol)を、中間体4−2−A(611mg、1.7mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に加えた。混合物を室温で24時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた残留物をEtOAcと飽和NaHCO3との間で分配した。単離した有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z363.3(M+H)。
中間体5−1.
中間体5−1−A.tert−ブチル4−(2−エチル−4−(メトキシカルボニル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
メチル4−ブロモ−3−エチルベンゾエート(CAS番号1008769−90−1)(1.4g、5.76mmol)およびtert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(CAS番号286961−14−6、2.32g、7.49mmol)のDMF(20mL)中混合物に、2.0Mリン酸カリウム水溶液(8.64mL、17.28mmol)を、続いてPd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(260mg、0.317mmol)を加えた。混合物を110℃で2.0時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過した。濾液をEtOAcで希釈した。次いで有機層をH2Oで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.90 (s, 1 H) 7.81 (dd, J=7.96, 1.52 Hz, 1 H) 7.12 (d, J=7.96 Hz, 1 H) 5.57 (br. s., 1 H) 4.04 (br. s., 2 H) 3.91 (s, 3 H) 3.63 (t, J=5.49 Hz, 2 H) 2.65 (q, J=7.58 Hz, 2 H) 2.34 (br. s., 2 H) 1.51 (s, 9 H) 1.22 (t, J=7.58 Hz, 3 H).
中間体5−1−B.tert−ブチル4−(2−エチル−4−(メトキシカルボニル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体5−1−A(1.75g、5.07mmol)および10%Pd/C(175mg)のEtOH(200mL)中混合物を、H2雰囲気下室温で2時間撹拌した。次いで反応混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、次いでこれをEtOHで濯いだ。次いで濾液を濃縮して、標題化合物を直接得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.81 - 7.88 (m, 2 H) 7.23 - 7.26 (m, 1 H) 4.27 (br. s., 2 H) 3.90 (s, 3 H) 2.88 - 2.99 (m, 1 H) 2.82 (t, J=11.75 Hz, 2 H) 2.73 (q, J=7.49 Hz, 2 H) 1.59 - 1.78 (m, 4 H) 1.49 (s, 9 H) 1.23 - 1.27 (t, J=8.0 Hz, 3 H).
中間体5−1.tert−ブチル4−(2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体5−1−B(1.3g、3.74mmol)のTHF(16mL)中溶液に、1.0M水素化アルミニウムリチウムのTHF中溶液(4.5mL、4.5mmol)を滴下添加した。次いで混合物を0℃で1時間撹拌した。反応物を0.5M NaOH溶液でクエンチし、次いでH2OおよびEtOAcで希釈した。次いで混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過した。次いで有機相を分離した。有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 6.98 - 7.19 (m, 3 H) 5.02 (t, J=5.68 Hz, 1 H) 4.41 (d, J=5.68 Hz, 2 H) 4.07 (d, J=12.00 Hz, 2 H) 2.77 - 2.96 (m, 3 H) 2.64 (q, J=7.49 Hz, 2 H) 1.58 - 1.68 (m, 2 H) 1.45 - 1.55 (m, 2 H) 1.37 - 1.44 (m, 9 H) 1.15 (t, J=7.52 Hz, 3 H).
中間体5−2.tert−ブチル4−(4−(ブロモメチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
トリフェニルホスフィン(723mg、2.76mmol)およびCBr4(916mg、2.76mmol)を、中間体5−1(840mg、2.63mmol)のジクロロメタン(14mL)中溶液に加えた。次いで混合物を室温で16時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜20%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z326.2(M−tBu+2H)。
中間体5−3.
中間体5−3−A.メチル3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾエート
中間体5−1−B(3.5g、10.1mmol)およびTFA(10mL)のCH2Cl2(100mL)中混合物を、室温で0.5時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた残留物をCH2Cl2に溶解し、次いでこれを飽和NaHCO3およびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z248.3(M+H)。
中間体5−3−B.メチル4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンゾエート
中間体5−3−A(2.23g、9.02mmol)およびトリエチルアミン(1.89mL、13.5mmol)のCH2Cl2(50mL)中溶液に、0℃でシクロプロパンカルボニルクロリド(1.13g、10.8mmol)を加えた。次いで混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO3水溶液でクエンチした。次いで混合物をCH2Cl2で2回抽出した。次いで合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から0/1)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z316.4(M+H)。
中間体5−3−C.シクロプロピル(4−(2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン
中間体5−3−B(4.2g、13.3mmol)のTHF(50mL)中溶液に、0℃でLiBH4(THF中2M、20ml、40mmol)を、続いてMeOH(3.2mL)を加えた。次いで混合物を室温で2時間、次いで60℃で2時間撹拌した。反応物を0℃で飽和NH4Cl水溶液にてクエンチした。混合物を濃縮し、次いでブラインで希釈し、次いでEtOAcで3回抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=1/0から0/1)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z288.3(M+H)。
中間体5−3.(4−(4−(ブロモメチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
中間体5−3−C(600mg、2.09mmol)のCH2Cl2(20mL)中溶液に、CBr4(1.04g、3.13mmol)を、続いてPPh3(0.82g、3.13mmol)を加えた。次いで混合物を室温で24時間撹拌した。混合物をCH2Cl2で希釈し、次いでブラインで2回洗浄し、MgSO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z350.3、352.1(M+H)。
中間体5−4.tert−ブチル4−(4−(ヒドロキシメチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体5−1の合成にて概説した通りに、メチル4−ブロモ−2−メチルベンゾエート(CAS番号148547−19−7)を出発材料として、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z306.2(M+H)。
中間体5−5.tert−ブチル4−(4−(ブロモメチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体5−2の合成にて記載した方法により、中間体5−4を出発材料として、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z368.3(M+H)。
中間体5−6.(4−(4−(ブロモメチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
中間体5−3の合成にて概説した通りに、メチル4−ブロモ−2−メチルベンゾエートを出発材料として、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z336.1(M+H)。
中間体6−1.
中間体6−1−A.tert−ブチル4−(4−ホルミル−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル4−(4−(ヒドロキシメチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート、中間体5−4(1.04g、3.41mmol)およびH2O(0.06mL、3.41mmol)のCH2Cl2(34mL)中混合物に、デス−マーチンペルヨージナン(1.59g、3.75mmol)を加えた。次いで混合物を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を1N NaOH(15mL)で希釈し、次いでCH2Cl2で抽出した。有機層をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.24 (s, 1H), 7.77 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.22 (dd, J=7.9, 1.7 Hz, 1H), 7.15-7.08 (m, 1H), 4.36-4.22 (m, 2H), 2.89-2.76 (m, 2H), 2.76-2.62 (m, 4H), 1.89-1.78 (m, 2H), 1.71-1.60 (m, 2H), 1.51 (s, 9H).
中間体6−1−B.(7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)トリフェニルホスホニウムブロミド
7−メトキシインダン−1−オール(CAS番号34985−44−9)(0.86g、5.23mmol)およびトリフェニルホスフィン臭化水素酸塩(1.85g、5.23mmol)のトルエン(10.5ml)中混合物を、90℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却した。得られた不均一混合物から溶媒をデカンテーションし、次いでジエチルエーテルを混合物に加え、次いでこれを室温で0.5時間撹拌した。得られた固体を濾取し、次いでジエチルエーテルで洗浄して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z409.3(M−Br)。
中間体6−1−C.tert−ブチル4−(4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イリデン)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)トリフェニルホスホニウムブロミド(1.22g、2.50mmol)のTHF(12.5mL)中溶液に、室温でカリウムtert−ブトキシド(THF中1M)(2.74mL、2.74mmol)を加えた。混合物を室温で0.5時間撹拌した。次いで反応混合物にtert−ブチル4−(4−ホルミル−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.75g、2.49mmol)のTHF(12.5mL)中溶液を加えた。次いで混合物を70℃で16時間撹拌した。次いで反応混合物をCH2Cl2で希釈し、次いで半飽和NH4Clで洗浄した。有機層をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z434.3(M+H)。
中間体6−1−D.(±)−tert−ブチル4−(4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート。
tert−ブチル4−(4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イリデン)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.72g、1.67mmol)およびPd/C(10%、0.09g、0.83mmol)のMeOH/EtOAc(20mL/2mL)中混合物を、H2雰囲気下室温で3時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、これをMeOHで濯いだ。濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z380.3(M−tBu+2H)。
中間体6−1−E.(±)−4−(4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン
tert−ブチル4−(4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.3mg、0.68mmol)のMeOH(2mL)中溶液に、0℃でジオキサン中4M HCl)(0.34mL、1.37mmol)を加えた。次いで混合物を室温で時間撹拌した。反応物を1M Na2CO3水溶液(約1.5mL)でクエンチした。次いで混合物をCH2Cl2で2回抽出した。合わせた有機層をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z336.3(M+H)。
中間体6−1−F.(±)−シクロプロピル(4−(4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン
4−(4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン(79mg、0.235mmol)およびDIPEA(82μL、0.471mmol)のCH2Cl2(2.4mL)中溶液に、0℃でシクロプロパンカルボニルクロリド(23.5μL、0.259mmol)を加えた。混合物を0℃で2時間撹拌し、次いでCH2Cl2で希釈した。次いで有機層をH2Oで洗浄し、相分離器に通し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z404.3(M+H)。
中間体6−1−G.(±)−シクロプロピル(4−(4−((7−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン
シクロプロピル(4−(4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン(270mg、0.67mmol)のCH2Cl2(6.7mL)中溶液に、−78℃でBBr3のCH2Cl2中溶液(1.34mL、1.34mmol)を加えた。次いで混合物を0℃で1時間撹拌した。反応物をCH2Cl2および飽和NaHCO3水溶液の混合物でクエンチした。有機層をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z390.3(M+H)。
中間体6−1.(±)−3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート
シクロプロピル(4−(4−((7−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン(156mg、0.40mmol)およびピリジン(97μL、1.20mmol)のCH2Cl2(4.0mL)中溶液に、0℃でTf2O(95μL、0.56mmol)を加えた。次いで混合物を0℃で1.5時間撹拌した。反応物を1N HClおよびCH2Cl2の混合物でクエンチした。有機層を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、次いでISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z522.3(M+H)。
中間体6−2.
中間体6−2−A(±)−tert−ブチル4−(2−エチル−4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート。
tert−ブチル4−(2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体5−1)を中間体5−4の代わりに用いた以外は、中間体6−1(即ち6−1−A→6−1−B→6−1−C→6−1−D)の合成にて概説した方法と同様の方法により、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z450.3(M+H)。
中間体6−2(±)−3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート
(±)−tert−ブチル4−(2−エチル−4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート、中間体6−2−Aを出発材料とし、中間体6−1(即ち6−1−D→6−1−E→6−1−F→6−1−G→6−1)の合成にて概説した方法と同様の方法により、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z536.2(M+H)。
中間体6−3.
中間体6−3−A.(±)−3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−オール
tert−ブチル4−(2−エチル−4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート、中間体6−2−A(1.52g、3.38mmol)のCH2Cl2(34mL)中溶液に、−78℃でBBr3のCH2Cl2中溶液(1M、10mL、10mmol)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いでCH2Cl2で希釈した。次いで反応物を飽和NaHCO3水溶液で注意深くクエンチした。有機層をH2Oおよびブラインで連続的に洗浄し、次いでISOLUTE(登録商標)相分離器に通した。有機層を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z336.5(M+H)。
中間体6−3−B.(±)−tert−ブチル4−(2−エチル−4−((7−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−オール(1.14g、3.40mmol)およびBoc2O(0.89g、4.08mmol)のTHF(17mL)中溶液に、0℃でトリエチルアミン(0.71mL、5.1mmol)を加えた。混合物を0.5時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈した。次いで混合物を飽和NaHCO3水溶液で洗浄した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、次いで相分離器に通し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z380.2(M−tBu+2H)。
中間体6−3.(±)−tert−ブチル4−(2−エチル−4−((7−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−tert−ブチル4−(2−エチル−4−((7−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(540mg、1.24mmol)およびピリジン(0.30mL、3.72mmol)のCH2Cl2(12.4mL)中溶液に、0℃でTf2O(0.29mL、1.73mmol)を滴下添加した。混合物を同一温度で1時間撹拌した。反応混合物をCH2Cl2で希釈し、次いで1N HClおよび飽和NaHCO3で連続的に洗浄した。次いで有機層をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z512.2(M−tBu+2H)。
中間体6−4.(±)−tert−ブチル4−(3−メチル−4−((7−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−tert−ブチル4−(4−((7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体6−1−D)を使用した以外は、中間体6−3の合成にて概説した方法と同様の方法により、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z554.2(M+H)。
実施例1−A.(±)−エチル1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(17.79mg、0.022mmol)を、中間体3−3.a)(99mg、0.218mmol)および中間体1−6−1(98mg、0.240mmol)のジオキサン(1.0mL)およびK3PO4(水中2M;218μl、0.436mmol)中混合物に加えた。反応混合物を窒素雰囲気下80℃で1時間撹拌し、次いで室温に冷却した。セライト(登録商標)を加え、得られた混合物を濃縮した。残留物を0〜50%EtOAc/ヘプタンの濃度勾配でシリカゲルを使用するフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z658.4(M+H)。
実施例1.a).(±)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(水中1M;0.785mL、0.785mmol)を、実施例1−A(103.2mg、0.157mmol)のMeOH(0.78mL)およびTHF(0.78mL)中溶液に滴下添加し、得られた混合物を室温で3時間撹拌した。1N HCl(0.79mL)を加えて過剰の塩基をクエンチし、次いで得られた混合物を水とEtOAcとの間で分配した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮した。得られた残留物を逆相HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.95 (s, 1H), 7.73 - 7.67 (m, 2H), 7.52 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.49 - 7.43 (m, 1H), 7.42 - 7.32 (m, 3H), 6.92 - 6.86 (m, 1H), 6.86 - 6.82 (m, 1H), 6.74 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.59 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.64 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 4.45 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.25 - 3.16 (m, 2H), 3.00 - 2.91 (m, 1H), 2.78 - 2.63 (m, 2H), 2.34 - 2.21 (m, 2H), 2.05 - 1.96 (m, 1H), 1.96 - 1.88 (m, 4H), 1.88 - 1.79 (m, 1H), 1.67 - 1.41 (m, 2H), 0.94 - 0.86 (m, 2H), 0.86 - 0.79 (m, 2H).HRMS;C36H35F3N3O4(M+H)の計算値630.2580、実測値630.2615。
実施例1.b).(+)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および(−)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(±)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中20%(2−プロパノール中5mM NH4OH)を用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=5.85分)および(−)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=6.95分)を得た。
実施例2−A.(+)−(S)−エチル−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体3−3.b)および中間体1−5を使用し、実施例1−Aに記載した通りに実施例2−Aを調製して、(+)−エチル−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを得た。MS(ESI+)m/z604.4(M+H)。
実施例2.(+)−(S)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(水中2M;760μl、1.52mmol)を、室温で実施例2−A(92mg、0.152mmol)のMeOH(1.5mL)およびTHF(1.5mL)中溶液に滴下添加し、次いで50℃に6時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、1N HCl(1.55mL)を加え、混合物をEtOAcと水との間で分配した。水層をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を濃縮した。残留物を逆相HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.85 (s, 1H), 7.64 - 7.59 (m, 2H), 7.52 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.45 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.41 - 7.37 (m, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 2H), 6.91 - 6.86 (m, 1H), 6.85 - 6.83 (m, 1H), 6.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.72 - 5.67 (m, 1H), 4.64 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 4.45 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 3.23 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 3.01 - 2.92 (m, 1H), 2.79 - 2.64 (m, 2H), 2.44 - 2.33 (m, 1H), 2.23 - 2.16 (m, 1H), 2.15 (s, 3H), 2.05 - 1.97 (m, 1H), 1.97 - 1.77 (m, 5H), 1.67 - 1.43 (m, 2H), 0.93 - 0.85 (m, 2H), 0.85 - 0.79 (m, 2H).HRMS;C36H38N3O4(M+H)の計算値576.2862、実測値576.2864。
実施例3−A.a).(±)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−58−7;4.37mg、6.49μmol)を、ジオキサン(0.65mL)中の中間体1−2−1(62.3mg、0.195mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(49.5mg、0.195mmol)およびKOAc(38.2mg、0.390mmol)に加え、上部空間をN2でパージした。反応混合物をマイクロ波照射下120℃で45分間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、中間体3−3.a)(59mg、0.130mmol)のジオキサン(0.65mL)中溶液を、続いて炭酸ナトリウム(水中1M;195μl、0.195mmol)およびクロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−58−7;4.37mg、6.49μmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下110℃に30分間加熱した。セライト(登録商標)を反応混合物に加え、混合物を濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)で精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z659.4(M+H)。
実施例3−A.b).(+)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートおよび(−)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、CO2中5%から55%MeOH濃度勾配を用いCHIRALPAK(登録商標)OJ−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=2.02分)および(−)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=2.19分)を得た。
実施例3a.(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(1M水溶液、660μL、0.660mmol)を、室温で実施例3−A.b)((+)−異性体、tr=2.02分)(87mg、0.132mmol)のMeOH(1.3mL)およびTHF(1.3mL)中溶液に加え、反応混合物を室温で4時間撹拌した。HCl(1M水溶液、660μL、0.66mmol)を反応混合物に加え、得られた懸濁液をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を濃縮した。得られた残留物をRP−HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.97 (s, 1H), 7.93 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.82 - 7.78 (m, 1H), 7.68 - 7.63 (m, 1H), 7.55 - 7.51 (m, 1H), 7.47 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.45 - 7.41 (m, 1H), 6.82 - 6.75 (m, 2H), 6.69 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.39 - 6.34 (m, 1H), 4.64 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 4.45 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.24 - 3.16 (m, 2H), 3.05 - 2.95 (m, 1H), 2.78 - 2.64 (m, 2H), 2.59 - 2.47 (m, 1H), 2.18 - 2.08 (m, 1H), 2.05 - 1.97 (m, 1H), 1.92 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 1.84 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 1.63 (s, 3H), 1.61 - 1.44 (m, 2H), 0.93 - 0.86 (m, 2H), 0.86 - 0.78 (m, 2H).HRMS;C35H34F3N4O4(M+H)の計算値631.2532、実測値631.2572。
実施例3b.(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例3−A.b)における(−)−異性体(tr=2.19分)を実施例1.a)に記載した通りに鹸化し、次いで逆相HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMRおよびHRMSデータは実施例3aと実質的に同一であった。
実施例4−A.a).(±)−エチル1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体1−2−1および中間体3−1を使用し、実施例3−Aに記載した通りに実施例4−A.a)を調製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z640.2(M+H)。
実施例4−A.b).(+)−エチル1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートおよび(−)−エチル1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、CO2中5%から55%IPA濃度勾配を用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−エチル1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=3.01分)および(+)−エチル1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=3.42分)を得た。
実施例4a.(+)−1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(水溶液)(457μL、0.915mmol)を、0℃で実施例4−A.b)((+)−異性体、tr=3.42分)(117mg、0.183mmol)のTHF(0.9mL)中溶液に滴下添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した。MeOH(0.9mL)を混合物に加え、次いで混合物を室温に加温し、1時間撹拌した。1N HCl(0.92mL)を反応混合物に加え、得られた懸濁液をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を濃縮した。得られた残留物をRP−HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.61 - 8.54 (m, 1H), 7.96 - 7.85 (m, 2H), 7.82 - 7.77 (m, 2H), 7.70 - 7.60 (m, 2H), 7.52 - 7.37 (m, 4H), 6.76 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.46 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.45 - 6.40 (m, 1H), 6.37 - 6.32 (m, 1H), 4.12 (s, 2H), 3.86 (s, 2H), 3.19 (dd, J = 16.0, 8.0 Hz, 1H), 3.10 - 3.02 (m, 2H), 3.02 - 2.93 (m, 1H), 2.93 - 2.86 (m, 2H), 2.52 - 2.38 (m, 1H), 2.22 - 2.12 (m, 1H).HRMS;C34H29F3N5O3(M+H)の計算値612.2222、実測値612.2199。
実施例4b.(−)−1−(6−(3−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例4−A.b)における(−)−異性体(tr=3.01分)を実施例4aに記載した通りに鹸化し、逆相HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMRおよびHRMSデータは実施例4aと実質的に同一であった。
適切な出発材料を使用し、実施例3および/または実施例4に上記した方法と同様の方法を使用して、以下の化合物を調製した。
実施例6−A.(±)−エチル1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体3−5−A.a)(150mg、0.232mmol)および中間体1−6−1(95mg、0.232mmol)のCH3CN(1.2mL)およびK3PO4水溶液(水中2M;232μl、0.463mmol)中混合物を、窒素ガスの緩やかな気流を使用して5分間脱気した。次いでPd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(18.9mg、0.023mmol)を溶液に加え、反応混合物を窒素雰囲気下80℃で3時間加熱した。反応混合物を濾過し、溶離液を逆相HPLCにより直接精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z657.3(M+H)。
実施例6.a).(±)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例6−A(195mg、0.297mmol)をMeOH(3.0mL)およびTHF(3.0mL)に溶解し、次いでLiOH(2M水溶液)(1.485mL、1.485mmol)を室温で滴下添加し、室温で3時間撹拌した。1N HCl(1.5mL)を加え、混合物をEtOAcと水との間で分配した。水層をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を濃縮して標題化合物を得、これを逆相HPLC(HC−B)により精製した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.97 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.76 (t, J = 1.9 Hz, 1H), 7.72 - 7.67 (m, 1H), 7.47 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.43 - 7.38 (m, 1H), 7.38 - 7.30 (m, 3H), 6.84 - 6.79 (m, 1H), 6.75 - 6.73 (m, 1H), 6.50 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.05 - 4.99 (m, 1H), 4.62 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.26 - 3.18 (m, 2H), 2.99 - 2.88 (m, 1H), 2.77 - 2.58 (m, 2H), 2.40 - 2.28 (m, 1H), 2.14 - 2.05 (m, 1H), 2.04 - 1.96 (m, 1H), 1.89 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.84 - 1.76 (m, 4H), 1.65 - 1.40 (m, 2H), 0.94 - 0.77 (m, 4H).HRMS;C36H36F3N4O3(M+H)の計算値629.2740、実測値629.2668。
実施例6.b).(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および(−)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(±)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中25%MeOHを用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=2.30分)および(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=3.05分)を得た。
実施例7−A.a).(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
ディーンスタークトラップを、中間体2−8(286mg、1.107mmol)、中間体3−7(400mg、1.107mmol)およびTsOH(21mg、0.111mmol)の無水トルエン(12mL)中溶液を含むフラスコに装着した。反応混合物を130℃で22時間加熱し、この時点で混合物を濃縮した。粗製の残留物を無水EtOH(12mL)に再度溶解し、0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(42mg、1.107mmol)を冷却溶液に加え、反応混合物を0℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を水および飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。水層をCH2Cl2で2回抽出した。セライト(登録商標)を合わせた有機層に加え、混合物を濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z604.4(M+H)。
実施例7−A.b).(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートおよび(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、CO2中5%から55%IPA濃度勾配を用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=4.24分)および(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=4.55分)を得た。
実施例7a.(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(1M水溶液;2.8mL、2.8mmol)を、室温で実施例7−A.b)((+)−異性体、tr=4.24分)(168mg、0.278mmol)のMeOH(2.8mL)およびTHF(2.8mL)中溶液に滴下添加し、反応混合物を50℃に2時間加熱した。完了した時点で、反応混合物を室温に冷却し、1M HCl(2.9mL)を加えた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を濃縮し、逆相HPLC(HC−B)により精製した後、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.89 (s, 1H), 7.82 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.69 - 7.65 (m, 1H), 7.58 - 7.54 (m, 1H), 7.53 - 7.50 (m, 1H), 7.44 - 7.37 (m, 2H), 6.83 - 6.79 (m, 1H), 6.74 - 6.71 (m, 1H), 6.56 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.38 (s, 1H), 4.61 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.24 - 3.15 (m, 2H), 3.02 - 2.93 (m, 1H), 2.75 - 2.59 (m, 5H), 2.54 - 2.43 (m, 1H), 2.13 - 2.04 (m, 1H), 2.03 - 1.96 (m, 1H), 1.90 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 1.80 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 1.67 (s, 3H), 1.64 - 1.41 (m, 2H), 0.92 - 0.78 (m, 4H).HRMS;C35H38N5O3(M+H)の計算値576.2975、実測値576.3015。(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の絶対立体化学をX線単結晶回折により確認した。
実施例7b.(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7−A.b)((−)−異性体、tr=4.55分)を実施例7aに記載した通りに鹸化し、逆相HPLC(HC−B)により精製した後、標題化合物を得た。1H NMRおよびHRMSデータは実施例7aと実質的に同一であった。
実施例8−A.(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体2−8と中間体3−8−2との間の還元アミノ化を実施例7−A.a)に記載した通りに行って、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z658.5(M+H)。
実施例8.a).(±)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例1.a)に記載した通りに実施例8−Aを鹸化し、逆相HPLC(HC−B)により精製した後、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.98 - 7.91 (m, 2H), 7.91 - 7.87 (m, 1H), 7.67 - 7.61 (m, 1H), 7.51 - 7.47 (m, 1H), 7.43 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 6.85 - 6.80 (m, 1H), 6.74 - 6.71 (m, 1H), 6.55 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.24 (s, 1H), 4.63 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 4.45 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 3.26 - 3.16 (m, 2H), 2.98 - 2.89 (m, 1H), 2.79 - 2.61 (m, 2H), 2.42 - 2.31 (m, 1H), 2.16 - 2.07 (m, 1H), 2.05 - 1.97 (m, 1H), 1.93 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 1.84 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 1.70 (s, 3H), 1.67 - 1.45 (m, 2H), 0.93 - 0.78 (m, 4H). HRMS;C35H35F3N5O3 (M+H)の計算値630.2692、実測値630.2451。
実施例8.b).(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(±)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中20%(MeOH中5mM NH4OH)を用いCHIRALPAK(登録商標)OJ−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=3.10分)および(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=4.40分)を得た。
実施例9−A.(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体3−7と中間体2−9との還元アミノ化を実施例7−Aに記載した通りに行って、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z590.5(M+H)。
実施例9.a).(±)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例2に記載した通りに実施例9−Aを鹸化し、逆相HPLCにより精製した後、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (s, 1H), 7.91 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.85 - 7.80 (m, 1H), 7.60 - 7.54 (m, 2H), 7.43 - 7.38 (m, 2H), 6.87 - 6.82 (m, 2H), 6.44 - 6.38 (m, 2H), 5.25 - 5.21 (m, 1H), 4.62 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 3.23 - 3.15 (m, 2H), 2.97 - 2.88 (m, 1H), 2.77 - 2.59 (m, 5H), 2.38 - 2.26 (m, 1H), 2.17 - 2.08 (m, 1H), 2.04 - 1.96 (m, 1H), 1.89 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.80 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 1.64 - 1.41 (m, 2H), 0.93 - 0.78 (m, 4H).HRMS;C34H36N5O3(M+H)の計算値562.2818、実測値562.2833。
実施例9.b).(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(±)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中5〜55%(MeOH中5mM NH4OH)濃度勾配を用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=3.68分)および(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=4.10分)を得た。
実施例10−A.a).(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体2−8と中間体3−8−1との間の還元アミノ化を実施例7−A.a)に記載した通りに行って、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z618.4(M+H)。
実施例10−A.b).(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートおよび(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、CO2中30%から45%IPA濃度勾配を用いCHIRALPAK(登録商標)OJ−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=3.77分)および(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=5.85分)を得た。
実施例10a.(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(1M水溶液)(1.20mL、1.20mmol)を、室温で実施例10−A.b)((+)−異性体、tr=3.77分)(74.6mg、0.121mmol)のMeOH(1.2mL)およびTHF(1.2mL)中溶液に滴下添加した。混合物を50℃で5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、1N HCl(水溶液、1.3mL)を加えた。得られた懸濁液をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層を濃縮した。得られた残留物を逆相HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.92 (s, 1H), 7.88 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.78 - 7.74 (m, 1H), 7.58 - 7.52 (m, 2H), 7.43 - 7.40 (m, 2H), 6.84 - 6.80 (m, 1H), 6.74 - 6.72 (m, 1H), 6.56 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 5.33 - 5.28 (m, 1H), 4.62 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.21 - 3.15 (m, 3H), 3.11 - 3.04 (m, 1H), 3.01 - 2.92 (m, 1H), 2.77 - 2.58 (m, 2H), 2.50 - 2.40 (m, 1H), 2.16 - 2.06 (m, 1H), 2.04 - 1.96 (m, 1H), 1.88 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 1.81 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 1.69 (s, 3H), 1.64 - 1.42 (m, 2H), 1.08 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 0.91 - 0.80 (m, 4H).HRMS;C36H40N5O3(M+H)の計算値590.3131、実測値590.3145。
実施例10b.(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール
−4−カルボン酸。
実施例10−A.b)における(−)−異性体(tr=5.85分)を実施例10aに記載した通りに鹸化し、次いで逆相HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMRおよびHRMSデータは実施例10aと実質的に同一であった。
適切な出発材料を使用し、中間体7−A.a)にて上記した方法と同様の方法を使用して、以下の化合物を調製した。
実施例12−A.tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)インドリン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
トリフェニルホスフィン(117mg、0.446mmol)およびCBr4(CAS番号558−13−4、148mg、0.446mmol)を、tert−ブチル4−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(CAS番号864359−18−2;130mg、0.446mmol)のジクロロメタン(3.0mL)中溶液に加えた。次いで混合物を室温で16時間撹拌し、この時点で反応混合物を濃縮した。得られた残留物をDMF(1.0mL)に溶解した。次いでDMF溶液を中間体4−1(125mg、0.311mmol)およびK2CO3(119mg、0.932mmol)のDMF(1.0mL)中懸濁液に滴下添加した。混合物を65℃で3時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をEtOAcとH2Oとの間で分配した。次いで有機層を分離した。次いで有機層をブラインで3回洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=100/0から60/40)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.09 (s, 1 H) 7.79 (d, J=7.20 Hz, 1 H) 7.68 (t, J=7.83 Hz, 1 H) 7.39 (d, J=7.07 Hz, 2 H) 7.16 (dd, J=7.14, 1.07 Hz, 1 H) 7.03 - 7.12 (m, 4 H) 6.87 (t, J=7.45 Hz, 1 H) 4.38 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 4.22 (br. s., 2 H) 3.94 (s, 2 H) 3.39 (t, J=8.59 Hz, 2 H) 3.03 (t, J=8.53 Hz, 2 H) 2.79 (t, J=12.44 Hz, 2 H) 2.51 - 2.67 (m, 1 H) 1.79 (d, J=13.14 Hz, 2 H) 1.55 - 1.67 (m, 2 H) 1.45 - 1.51 (m, 9 H) 1.39 (t, J=7.14 Hz, 3 H).
実施例12−B.エチル1−(6−(1−(4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例12−A(230mg、0.34mmol)およびTFA(1mL)のCH2Cl2(5mL)中溶液を、室温で1時間撹拌した。次いで反応混合物を濃縮した。得られた残留物をEtOAcと飽和NaHCO3との間で分配した。単離した有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.09 (s, 1 H) 7.77 - 7.83 (m, 1 H) 7.68 (t, J=7.77 Hz, 1 H) 7.39 (dd, J=7.83, 0.76 Hz, 2 H) 7.16 (dd, J=7.20, 1.14 Hz, 1 H) 7.10 (s, 4 H) 6.87 (t, J=7.45 Hz, 2 H) 4.38 (q, J=7.20 Hz, 2 H) 3.94 (s, 2 H) 3.39 (t, J=8.59 Hz, 2 H) 3.19 (d, J=12.00 Hz, 2 H) 3.03 (t, J=8.59 Hz, 2 H) 2.74 (td, J=12.16, 2.34 Hz, 2 H) 2.51 - 2.65 (m, 1 H) 1.81 (d, J=12.88 Hz, 2 H) 1.71 (br. s, 1 H) 1.54 - 1.68 (m, 2 H) 1.39 (t, J=7.14 Hz, 2 H).
実施例12−C.エチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
シクロプロパンカルボニルクロリド(0.032mL、0.354mmol)を、室温で実施例12−B(170mg、0.295mmol)のCH2Cl2(2mL)およびTEA(0.21mL)中溶液に加えた。次いで混合物を室温で3時間撹拌し、その後反応混合物を濃縮した。得られた残留物をEtOAcとH2Oとの間で分配した。単離した有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=100/0から20/80)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.09 (s, 1 H) 7.79 (d, J=7.71 Hz, 1 H) 7.65 - 7.73 (m, 1 H) 7.39 (d, J=7.83 Hz, 2 H) 7.17 (d, J=7.20 Hz, 1 H) 7.09 (q, J=8.29 Hz, 4 H) 6.88 (t, J=7.45 Hz, 1 H) 4.76 (br. s., 1 H) 4.38 (q, J=7.12 Hz, 3 H) 3.88 - 4.00 (m, 2 H) 3.39 (t, J=8.59 Hz, 2 H) 3.19 (br. s., 1 H) 3.03 (t, J=8.53 Hz, 2 H) 2.56 - 2.81 (m, 2 H) 1.89 (br. s., 2 H) 1.79 (m, 1 H) 1.63 (br. s., 2 H) 1.39 (t, J=7.14 Hz, 3 H) 1.01 (br. s., 2 H) 0.77 (dd, J=7.89, 2.72 Hz, 2 H).
実施例12.1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(水中2M;185μl、0.37mmol)を、室温で実施例12−C(80mg、0.124mmol)のMeOH(1mL)およびTHF(1mL)中溶液に滴下添加し、混合物を3時間撹拌した。1N HClを加えてpHを約2に調節した。次いで混合物を濃縮した。残留物を逆相HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.88 (s, 1 H) 7.73 - 7.85 (m, 2 H) 7.48 (dd, J=7.71, 1.01 Hz, 1 H) 7.30 (d, J=7.83 Hz, 1 H) 7.14 (dd, J=7.20, 1.14 Hz, 1 H) 7.09 (s, 4 H) 6.79 - 6.87 (m, 1 H) 4.64 (d, J=13.64 Hz, 1 H) 4.46 (d, J=11.87 Hz, 1 H) 3.92 (s, 2 H) 3.58 - 3.64 (m, 1 H) 3.55 (t, J=5.62 Hz, 1 H) 3.36 - 3.42 (m, 1 H) 3.00 (t, J=8.65 Hz, 2 H) 2.72 - 2.84 (m, 1 H) 2.63 - 2.69 (m, 1 H) 1.98 - 2.08 (m, 1 H) 1.68 - 1.83 (m, 4 H) 0.85 - 0.92 (m, 2 H) 0.81 (d, J=7.96 Hz, 2 H). HRMS;C34H33F3N5O3(M+H)の計算値616.2535、実測値616.2536。
実施例13−A.tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)インドリン−1−イル)メチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
トリフェニルホスフィン(723mg、2.76mmol)およびCBr4(916mg、2.76mmol)を、中間体5−1(840mg、2.63mmol)のジクロロメタン(14mL)中溶液に加えた。次いで混合物を室温で16時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた残留物をDMF(6mL)に溶解した。次いでDMF溶液を中間体4−1(325mg、0.808mmol)およびK2CO3(311mg、3.423mmol)のDMF(2.0mL)中懸濁液に滴下添加した。混合物を65℃で3時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をEtOAcとH2Oとの間で分配した。次いで有機層を分離した。次いで有機層をブラインで3回洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜40%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z704.6(M+H)
実施例13−B.エチル1−(6−(1−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例13−A(517mg、0.735mmol)およびジオキサン中4N HCl溶液(2mL)のCH2Cl2(5mL)中溶液を、室温で1時間撹拌した。次いで反応混合物を濃縮した。得られた残留物をEtOAcと飽和NaHCO3との間で分配した。単離した有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z604.4(M+H)。
実施例13−C.エチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
シクロプロパンカルボニルクロリド(0.028mL、0.309mmol)を、室温で実施例13−B(143mg、0.237mmol)のCH2Cl2(2.0mL)およびTEA(0.165mL、1.187mmol)中溶液に加えた。次いで混合物を室温で3時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた残留物をEtOAcとH2Oとの間で分配した。単離した有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜80%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z672.5(M+H)。
実施例13.1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(H2O中2.0M;167μl、0.335mmol)を、実施例13−C(75mg、0.112mmol)のEtOH(1mL)およびTHF(1mL)中溶液に滴下添加した。次いで混合物を室温で3時間撹拌した。1N HCl水溶液を加えることにより、混合物のpHを約2に調節した。次いで混合物を濃縮した。残留物をRP−HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (s, 1 H) 7.73 - 7.86 (m, 2 H) 7.48 (dd, J=7.64, 1.07 Hz, 1 H) 7.30 (d, J=6.82 Hz, 1 H) 7.14 (dd, J=7.20, 1.14 Hz, 1 H) 7.02 - 7.07 (m, 1 H) 6.92 - 6.98 (m, 1 H) 6.88 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 6.83 (t, J=7.52 Hz, 1 H) 4.66 (d, J=12.76 Hz, 1 H) 4.47 (d, J=13.64 Hz, 1 H) 3.91 (s, 2 H) 3.41 (t, J=8.65 Hz, 2 H) 3.22 - 3.28 (m, 1 H) 3.03 - 3.09 (m, 1 H) 2.95 - 3.02 (m, 2 H) 2.75 (t, J=12.32 Hz, 1 H) 2.63 (q, J=7.45 Hz, 2 H) 1.95 - 2.06 (m, 1 H) 1.51 - 1.86 (m, 4 H) 1.13 (t, J=7.52 Hz, 3 H) 0.76 - 0.94 (m, 4 H).HRMS;C36H37F3N5O3(M+H)の計算値644.2849、実測値644.2842。
実施例14−A.tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)インドリン−1−イル)メチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体5−2(348mg、0.911mmol)の溶液を、中間体4−2(300mg、0.828mmol)およびK2CO3(318mg、2.483mmol)のDMF(6mL)中懸濁液に加えた。混合物を65℃で3時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をEtOAcとH2Oとの間で分配した。次いで有機層を分離した。次いで有機層をブラインで3回洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜40%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z664.6(M+H)。
実施例14−B.エチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例14−A(487mg、0.734mmol)およびジオキサン中4N HCl溶液(5mL)のCH2Cl2(2mL)中溶液を、室温で16時間撹拌した。次いで反応混合物を濃縮して、標題化合物をHCl塩として得た。MS(ESI+)m/z564.3(M+H)。
実施例14−C.エチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
シクロプロパンカルボニルクロリド(0.031mL、0.338mmol)を、室温で実施例14−B(156mg、0.245mmol)のCH2Cl2(2.0mL)およびTEA(0.181mL、1.30mmol)中溶液に加えた。次いで混合物を室温で3時間撹拌した。得られた残留物をEtOAcとH2Oとの間で分配した。単離した有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜80%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z632.5(M+H)。
実施例14.1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(水中2.0M;178μl、0.356mmol)を、実施例14−C(75mg、0.119mmol)のEtOH(1mL)およびTHF(1mL)中溶液に滴下添加した。次いで混合物を60℃で3時間撹拌した。混合物のpHを1N HCl水溶液を加えることにより約2に調節した。次いで混合物を濃縮した。残留物をRP−HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.95 (s, 1 H) 7.80 - 7.87 (m, 1 H) 7.64 (dd, J=7.71, 0.76 Hz, 1 H) 7.56 (dd, J=8.02, 0.69 Hz, 1 H) 7.24 (d, J=7.33 Hz, 1 H) 7.14 (dd, J=7.14, 1.07 Hz, 1 H) 7.00 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 6.89 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 6.79 - 6.86 (m, 2 H) 4.64 (d, J=12.00 Hz, 1 H) 4.45 (d, J=12.38 Hz, 1 H) 3.91 (s, 2 H) 3.37 - 3.44 (m, 4 H) 3.20 - 3.27 (m, 1 H) 2.96 - 3.04 (m, 3 H) 2.69 - 2.79 (m, 1 H) 2.59 (q, J=7.58 Hz, 2 H) 1.96 - 2.06 (m, 1 H) 1.49 - 1.84 (m, 4 H) 1.17 (t, J=7.33 Hz, 3 H) 1.10 (t, J=7.58 Hz, 3 H) 0.79 - 0.94 (m, 4 H).HRMS;C37H42N5O3(M+H)の計算値604.3288、実測値604.3279。
実施例15−A.エチル1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例13−B(121mg、0.200mmol)のDMF(2mL)中溶液に、炭酸カリウム(77mg、0.600mmol)を、続いて2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(84mg、0.360mmol)を加えた。次いで混合物を70℃で3時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈した。有機相をH2Oおよびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z686.5(M+H)。
実施例15.1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(水中2.0M;0.18mL、0.36mmol)を、実施例15−A(83mg、0.121mmol)のEtOH(1mL)およびTHF(1mL)中溶液に滴下添加した。次いで混合物を室温で3時間撹拌した。混合物のpHを1N HCl水溶液を加えることにより約2に調節した。次いで混合物を濃縮した。残留物をRP−HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.09 (s, 1 H) 7.83 - 7.89 (m, 1 H) 7.77 - 7.82 (m, 1 H) 7.49 (dd, J=7.71, 1.01 Hz, 1 H) 7.27 (d, J=6.69 Hz, 1 H) 7.15 (dd, J=7.20, 1.14 Hz, 1 H) 7.09 (d, J=7.96 Hz, 1 H) 6.94 (dd, J=7.89, 1.71 Hz, 1 H) 6.78 - 6.87 (m, 2 H) 3.90 (s, 2 H) 3.41 (t, J=8.59 Hz, 2 H) 3.09 (q, J=9.81 Hz, 4 H) 2.99 (t, J=8.59 Hz, 2 H) 2.66 - 2.77 (m, 1 H) 2.57 (q, J=7.58 Hz, 2 H) 2.45 - 2.53 (m, 2 H) 1.72 - 1.87 (m, 2 H) 1.60 - 1.69 (m, 2 H) 1.10 (t, J=7.58 Hz, 3 H)HRMS;C34H34F6N5O2(M+H)の計算値658.2617、実測値658.2590。
実施例16−A.エチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例14−B(126mg、0.189mmol)のDMF(2mL)中溶液に、炭酸カリウム(81mg、0.63mmol)を、続いて2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(88mg、0.378mmol)を加えた。次いで混合物を70℃で3時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈した。有機相をH2Oおよびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濃縮した。得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜50%EtOAc/ヘプタン濃度勾配)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z646.5(M+H)。
実施例16.5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
LiOH(水中2.0M;0.18mL、0.356mmol)を、実施例16−A(75mg、0.119mmol)のEtOH(1mL)およびTHF(1mL)中溶液に滴下添加した。次いで混合物を60℃で3時間撹拌した。混合物のpHを1N HCl水溶液を加えることにより約2に調節した。次いで混合物を濃縮した。残留物をRP−HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.97 (s, 1 H) 7.82 - 7.89 (m, 1 H) 7.67 (dd, J=7.71, 0.76 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=7.20 Hz, 1 H) 7.24 (d, J=7.71 Hz, 1 H) 7.13 - 7.17 (m, 1 H) 7.06 (d, J=7.96 Hz, 1 H) 6.89 (d, J=7.71 Hz, 1 H) 6.79 - 6.86 (m, 2 H) 4.55 (s, 2 H) 3.90 (s, 2 H) 3.40 - 3.43 (m, 2 H) 3.38 (d, J=7.20 Hz, 2 H) 3.04 - 3.10 (m, 4 H) 2.96 - 3.03 (m, 2 H) 2.54 (q, J=7.75 Hz, 2 H) 2.43 - 2.49 (m, 1 H) 1.71 - 1.85 (m, 2 H) 1.58 - 1.67 (m, 2 H) 1.19 (t, J=7.39 Hz, 3 H) 1.07 (t, J=7.58 Hz, 3 H).HRMS;C35H39F3N5O2(M+H)の計算値618.3056、実測値618.3049。
実施例17−A.エチル5−エチル−1−(6−(3−メチル−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート、中間体1−4−2(0.8g、2.27mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.63g、2.5mmol)および酢酸カリウム(0.31g、3.2mmol)のジオキサン(10mL)中懸濁液に、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(0.15g、0.13mmol)を加えた。次いで混合物を100℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。次いで反応混合物に7−ブロモ−3−メチル−1H−インドール(CAS番号853355−96−1)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(0.15g、0.13mmol)、K3PO4(1.44g、6.8mmol)およびジオキサン/H2O(3mL/6mL)を加えた。次いで混合物を100℃で2時間撹拌し、次いで室温にてH2Oで希釈した。次いで混合物をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0から8%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z375.2(M+H)。
実施例17−B.(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル5−エチル−1−(6−(3−メチル−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(0.7g、1.87mmol)、トリエチルシラン(9.0mL、56mmol)およびTFA(3.3mL)の混合物を、室温で24時間撹拌した。飽和NaHCO3水溶液により反応混合物を塩基性にした。次いで混合物をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0から6%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z377.2(M+H)。
実施例17−C.(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(0.23g、0.6mmol)、tert−ブチル4−(2−エチル−4−(ヒドロキシメチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体5−2)(0.27g、0.72mmol)およびK2CO3(0.41g、3.0mmol)のCH3CN(15mL)中混合物を、65℃で24時間撹拌した。次いで反応混合物をH2Oで希釈した。次いで混合物をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0から18%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z678.5(M+H)。
実施例17−D.(±)−エチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(0.54g、0.80mmol)およびTFA(1.2mL)のCH2Cl2(30mL)中混合物を、0℃で3時間撹拌した。飽和NaHCO3水溶液により反応混合物を塩基性にした。次いで混合物をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z578.4(M+H)。
実施例17−E.a).エチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(TFA塩として、0.2g、0.29mmol)、L−乳酸(0.03g、0.35mmol)およびHATU(0.16g、0.43mmol)のDMF(4mL)中溶液に、室温でDIPEA(0.3mL、1.73mmol)を加えた。混合物を室温で5時間撹拌した。次いで反応混合物をH2Oで希釈した。次いで混合物をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0から50%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z650.4(M+H)。
実施例17−E.b).エチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(ピーク−1)およびエチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(ピーク−2)
エチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのジアステレオマーの分割を、CO2中25%2−プロパノールを用いCHIRALPAK(登録商標)AS−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、エチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(ピーク−1、tr=9.8分)およびエチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(ピーク−2、tr=11.8分)を得た。
実施例17a.5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1)
エチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(ピーク−1、tr=9.8分)(51mg、0.078mmol)のMeOH(0.79mL)およびTHF(0.79mL)中溶液に、LiOH(1M水溶液)(0.79mL、0.79mmol)を加えた。次いで混合物を40℃で3時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物を0℃でHCl(水溶液、1M)(0.86mL、0.86mmol)により酸性にし、次いでEtOAcで抽出した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮した。得られた残留物をMeOHおよびDMSOの混合物で摩砕した。得られた固体を濾取して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.97 (s, 1H), 7.86 (t, J=7.9 Hz, 1H), 7.65-7.62 (m, 1H), 7.60-7.56 (m, 1H), 7.24 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.15-7.11 (m, 1H), 6.98 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.89-6.81 (m, 3H), 4.69-4.54 (m, 2H), 4.16-4.06 (m, 1H), 3.96 (d, J=15.2 Hz, 1H), 3.84 (d, J=15.2 Hz, 1H), 3.59 (t, J=9.5 Hz, 1H), 3.39-3.34 (m, 2H), 3.23-3.14 (m, 2H), 3.06-2.93 (m, 2H), 2.75 (t, J=13.2 Hz, 1H), 2.57 (q, J=7.6 Hz, 2H), 1.79-1.68 (m, 2H), 1.68-1.52 (m, 2H), 1.39-1.30 (m, 3H), 1.27 (d, J=6.8 Hz, 3H), 1.19 (t, J=7.3 Hz, 3H), 1.09 (t, J=7.5 Hz, 3H).HRMS;C37H44N5O4(M+H)の計算値622.3393、実測値622.3401。
実施例17b.5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2)
実施例17aの合成にて記載した方法と同様の方法によりエチル5−エチル−1−(6−(1−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(ピーク−2、tr=11.8分)を鹸化し、RP−HPLC(HC−B)により精製した後、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ 8.05-7.97 (m, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.70-7.65 (m, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.29-7.25 (m, 1H), 7.19-7.14 (m, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.87 (d, J=7.6 Hz, 3H), 4.73-4.56 (m, 2H), 4.20-4.09 (m, 1H), 4.03-3.96 (m, 1H), 3.92-3.84 (m, 1H), 3.67-3.59 (m, 1H), 3.38 (d, J=7.3 Hz, 2H), 3.31-3.13 (m, 2H), 3.02 (s, 2H), 2.85-2.73 (m, 1H), 2.61 (d, J=7.6 Hz, 2H), 1.81-1.54 (m, 4H), 1.41-1.30 (m, 6H), 1.22 (t, J=7.3 Hz, 3H), 1.12 (t, J=7.5 Hz, 3H).HRMS;C37H44N5O4(M+H)の計算値622.3380、実測値622.3383。
(S)−5−エチル−1−(6−(1−(4−(1−(2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例17−Aのステップにおいて7−ブロモインドールを7−ブロモ−3−メチル−1H−インドールの代わりに用いた以外は、実施例17(即ち17−A→17−B→17−C→17−D→17−E.a)→17a)の合成にて概説した通りの方法により標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.81 (s, 1H), 7.66 (dd, J=7.8, 8.0 Hz, 1H), 7.57 (dd, J=0.8, 8.0 Hz, 1H), 7.38 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.22 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.17 (d, J=7.2 Hz, 2H), 6.93-7.00 (m, 1H), 6.85-6.91 (m, 1H), 6.80 (dd, J=7.3, 7.6 Hz, 1H), 4.39-4.56 (m, 2H), 4.01-4.14 (m, 1H), 3.84 (s, 2H), 3.32-3.41 (m, 5H), 2.99-3.10 (m, 2H), 2.58-2.73 (m, 2H), 1.86 (s, 3H), 1.68-1.81 (m, 2H), 1.32-1.59 (m, 2H), 1.15-1.23 (m, 3H), 1.08 (t, J=7.3 Hz, 3H).HRMS;C35H40N5O4(M+H)の計算値594.3080、実測値594.3068。
実施例19−A.(±)−エチル1−(6−(3−メチル−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−1)を中間体1−4−2の代わりに用いた以外は、実施例17−Aの合成と同様の方法で標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z415.2(M+H)。
実施例19−B.(±)−エチル1−(6−(3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例17−Bの合成と同様の方法で、エチル1−(6−(3−メチル−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを出発材料として標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z417.0(M+H)。
実施例19−C.a).(±)−エチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例17−Cの合成にて記載した方法と同様の方法により、(±)−エチル1−(6−(3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを(4−(4−(ブロモメチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン、中間体5−3でアルキル化することにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z686.4(M+H)。
実施例19−C.b).エチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−1)およびエチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−2)。
(±)−エチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、EtOH中70%(ヘキサン中0.1%DEA)を用いCHIRALPAK(登録商標)IAカラムを使用するキラルHPLCにより行って、エチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−1、tr=11.6分)およびエチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−2、tr=13.3分)を得た。
実施例19a.(+)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例1.a)の合成にて記載した方法と同様の方法により、エチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−1、tr=11.6分)を出発材料として標題化合物を鹸化した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.12 (s, 1 H) 7.85-7.91 (m, 1 H) 7.78 (dd, J=7.8, 0.7 Hz, 1 H) 7.49 (dd, J=7.8, 0.7 Hz, 1 H) 7.27 (d, J=7.6 Hz, 1 H) 7.14 (d, J=7.3 Hz, 1 H) 6.98-7.03 (m, 1 H) 6.90-6.95 (m, 1 H) 6.82-6.88 (m, 2 H) 4.61-4.71 (m, 1 H) 4.42-4.52 (m, 1 H) 3.94-4.02 (m, 1 H) 3.81-3.89 (m, 1 H) 3.60 (t, J=9.5 Hz, 1 H) 3.20-3.28 (m, 2 H) 2.99-3.09 (m, 1 H) 2.92-2.99 (m, 1 H) 2.70-2.80 (m, 1 H) 2.62 (q, J=7.5 Hz, 2 H) 1.96-2.05 (m, 1 H) 1.49-1.85 (m, 4 H) 1.27 (d, J=6.8 Hz, 3 H) 1.12 (t, J=7.6 Hz, 3 H) 0.76-0.96 (m, 4 H).HRMS;C37H39F3N5O3(M+H)の計算値658.3005、実測値658.2997。
実施例19b.(−)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例1.a)の合成にて記載した通りにエチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−2、tr=13.3分)を鹸化して、標題化合物を得た。1H NMRおよびHRMSは実施例19aと実質的に同一であった。
中間体1−1および中間体5−4の代わりにそれぞれ表に描写した適切な中間体を使用し、実施例19の調製にて概説した通りに、以下の化合物を合成できる。表に記載した条件によりラセミ体サンプルを分割した。
(中間体1−1および中間体5−4)の代わりにそれぞれ表(中間体1および中間体5)中の適切な材料を用い、実施例19の調製にて概説した通りに以下の化合物を合成できる。
実施例22−A.a).(±)−エチル5−エチル−1−(6−(2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
7−ブロモ−2−メチル−1H−インドール(CAS番号302912−38−5)を7−ブロモ−3−メチル−1H−インドールの代わりに使用した以外は、(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例17−B)の合成と同様の方法で標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z377.2(M+H)。
実施例22−A.b).エチル5−エチル−1−(6−(2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−1)およびエチル5−エチル−1−(6−(2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−2)。
(±)−エチル5−エチル−1−(6−(2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、2−プロパノール中90%(ヘキサン中0.1%DEA)を用いCHIRALPAK(登録商標)IAカラムを使用するHPLCにより行って、エチル5−エチル−1−(6−(2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−1、tr=6.3分)およびエチル5−エチル−1−(6−(2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−2、tr=9.5分)を得た。
実施例22a.(+)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例19−B.a)の調製にて記載した方法と同様の方法によりエチル5−エチル−1−(6−(2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−1、tr=6.3分)を出発材料とし、実施例7aにおいてと同様に鹸化して、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.00 (s, 1H), 7.84 (dd, J=7.8, 8.0 Hz, 1H), 7.55-7.62 (m, 2H), 7.18 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.11 (dd, J=1.2, 7.2 Hz, 1H), 6.88-6.94 (m, 1H), 6.69-6.82 (m, 3H), 4.58-4.67 (m, 1H), 4.36-4.48 (m, 1H), 3.97-4.08 (m, 2H), 3.67-3.78 (m, 1H), 3.33-3.44 (m, 2H), 3.17-3.28 (m, 2H), 2.92-3.03 (m, 1H), 2.66-2.77 (m, 1H), 2.47-2.63 (m, 3H), 1.94-2.03 (m, 1H), 1.44-1.79 (m, 4H), 1.24-1.31 (m, 3H), 1.20 (t, J=7.27 Hz, 3H), 1.00-1.08 (m, 3H), 0.76-0.94 (m, 4H). HRMS:C38H44N5O3(M+H)の計算値618.3444、実測値618.3450。
実施例22b.(−)−1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例22aの合成にて記載した方法と同様の方法によりエチル5−エチル−1−(6−(2−メチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−2、tr=9.5分)を出発材料として、標題化合物を合成した。1H NMRおよびHRMSデータは実施例22aと実質的に同一であった。
実施例23−A.(4−(4−((7−ブロモ−3,3−ジメチルインドリン−1−イル)メチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン
実施例17−Cの合成にて記載した方法と同様の方法により7−ブロモ−3,3−ジメチルインドリン(CAS番号1260675−93−1)を(4−(4−(ブロモメチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン(中間体5−3)と反応させることにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z495.4(M+H)。
実施例23.1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3,3−ジメチルインドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
実施例17−Aの合成にて記載した方法と同様の方法によりエチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−4−2)を(4−(4−((7−ブロモ−3,3−ジメチルインドリン−1−イル)メチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノンと反応させ、次いでこれを実施例7aと同様に鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.97 (s, 1H), 7.85 (dd, J=7.7, 8.0 Hz, 1H), 7.58 (d, J=7.8 Hz, 2H), 7.21 (dd, J=1.3, 7.7 Hz, 1H), 7.10 (dd, J=1.2, 7.3 Hz, 1H), 6.98 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.80-6.88 (m, 3H), 4.64 (d, J=12.1 Hz, 1H), 4.45 (br. d, J=12.9 Hz, 1H), 3.92 (s, 2H), 3.32-3.38 (m, 2H), 3.20-3.28 (m, 1H), 3.18 (s, 2H), 2.96-3.06 (m, 1H), 2.67-2.79 (m, 1H), 2.57 (q, J=7.5 Hz, 2H), 1.95-2.04 (m, 1H), 1.47-1.82 (m, 4H), 1.29 (s, 6H), 1.20 (t, J=7.3 Hz, 3H), 1.09 (t, J=7.5 Hz, 3H), 0.76-0.95 (m, 4H).HRMS;C39H46N5O3(M+H)の計算値632.3601、実測値632.3595。
実施例24−A.エチル5−メチル−1−(6−(1−(2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体1−3、7−ブロモインドールおよび中間体5−5を出発材料とし、実施例17(即ち実施例17−A→17−B→17−C→17−D)の調製にて概説として記載した通りの方法により、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z536.5(M+H)。
実施例24−B.エチル1−(6−(1−(4−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル5−メチル−1−(6−(1−(2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(130mg、0.24mmol)のEtOH(2mL)中溶液に、1−エトキシシクロプロピル)オキシ]−トリメチルシラン(CAS番号27374−25−0)(0.078mL、0.39mmol)を、続いてAcOH(0.015mL、0.27mmol)およびNaCNBH3(31mg、0.49mmol)を加えた。次いで混合物を70℃で16時間撹拌し、次いでH2Oで希釈した。次いで混合物をCH2Cl2で抽出した。次いで有機層をブラインで洗浄し、MgSO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(定組成、ヘプタン中40%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z576.5(M+H)。
実施例24.1−(6−(1−(4−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した方法と同様の方法によりエチル1−(6−(1−(4−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.89 (s, 1H), 7.71 (dd, J=7.8, 8.0 Hz, 1H), 7.61 (dd, J=0.8, 8.2 Hz, 1H), 7.39 (dd, J=0.8, 7.5 Hz, 1H), 7.14-7.20 (m, 3H), 6.90-6.95 (m, 1H), 6.85 (br. s, 1H), 6.79 (dd, J=7.2, 7.7 Hz, 1H), 3.82 (s, 2H), 3.33 (t, J=8.7 Hz, 2H), 2.97-3.07 (m, 4H), 2.78 (s, 3H), 2.31-2.41 (m, 1H), 2.17-2.26 (m, 2H), 1.83 (s, 3H), 1.56-1.70 (m, 3H), 1.43-1.55 (m, 2H), 0.38-0.44 (m, 2H), 0.26-0.32 (m, 2H).HRMS;C34H38N5O2(M+H)の計算値548.3026、実測値548.3000。
実施例25−A.エチル1−(6−(1−((1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)メチル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例14(即ち実施例14−A→14−B)の合成にて概説した通りにエチル1−(6−(インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体4−1)をtert−ブチル6−(ブロモメチル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレート(CAS番号622867−53−2)と反応させることにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z548.4(M+H)。
実施例25−B.エチル1−(6−(1−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)メチル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−(1−((1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)メチル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(90mg、0.16mmol)、ピコリンアルデヒド(0.039mL、0.41mmol)およびAcOH(0.033mL、0.58mmol)のDCE(2mL)中溶液に、Na(OAc)3BH(174mg、0.82mmol)を加えた。次いで混合物を室温で16時間撹拌した。次いで反応物を飽和NaHCO3水溶液でクエンチした。次いで混合物をCH2Cl2で抽出した。次いで有機層をH2Oおよびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z639.5(M+H)。
実施例25.1−(6−(1−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)メチル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例1.a)の合成にて記載した方法と同様の方法によりエチル1−(6−(1−((2−(ピリジン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)メチル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.48-8.54 (m, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.96-8.02 (m, 1H), 7.74-7.83 (m, 2H), 7.57-7.62 (m, 1H), 7.48 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.25-7.30 (m, 1H), 7.14-7.23 (m, 2H), 6.79-6.91 (m, 4H), 3.82 (s, 2H), 3.76 (s, 2H), 3.55 (s, 2H), 3.30 (t, J=8.6 Hz, 2H), 2.98 (t, J=8.6 Hz, 2H), 2.66-2.77 (m, 4H).HRMS;C34H30F3N6O2(M+H)の計算値609.2177、実測値609.2196。
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸、実施例12(21mg、0.034mmol)のシクロペンチルメチルエーテル(1.0mL)中混合物に、o−クロラニル(o-chloranil)(20mg、0.081mmol)を加え、得られたオレンジ色混合物を約20分間撹拌した。次いで混合物を飽和Na2S2O3水溶液およびMeOHで希釈し、約5分間撹拌した。次いで混合物をジクロロメタンで更に希釈した。得られた層を分離し、水層をCH2Cl2で更に2回抽出した。有機層を合わせ、Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた残留物をRP−HPLC(HC−A)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ8.11 (s, 1 H) 7.75-7.86 (m, 1 H) 7.66-7.74 (m, 1 H) 7.48-7.61 (m, 1 H) 7.31 (d, J=3.16 Hz, 1 H) 7.20 (d, J=6.95 Hz, 1 H) 7.09-7.16 (m, 1 H) 7.04 (dd, J=7.33, 1.14 Hz, 1 H) 6.83 (d, J=8.21 Hz, 2 H) 6.63 (d, J=3.28 Hz, 1 H) 6.29 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 5.21 (s, 2 H) 4.55-4.64 (m, 1 H) 4.36-4.46 (m, 1 H) 2.61-2.74 (m, 2 H) 2.27 (t, J=7.45 Hz, 1 H) 1.93-2.02 (m, 1 H) 1.37-1.86 (m, 4 H) 0.77-0.94 (m, 4 H).HRMS;C34H31F3N5O3(M+H)の計算値614.2379、実測値614.2372。
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)インドリン−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(実施例14)(30mg、0.05mmol)のシクロプロピルメチルエーテル(1.1mL)中混合物に、o−クロラニル(28mg、0.114mmol)を加え、得られたオレンジ色混合物を約20分間撹拌した。次いで混合物をジクロロメタン、飽和Na2S2O3水溶液およびMeOHで希釈し、約5分間撹拌した。次いで混合物をジクロロメタンで更に希釈した。得られた層を分離し、水層をジクロロメタンで更に2回抽出した。有機層を相分離器に通して乾燥し、次いで濃縮した。得られた残留物をRP−HPLC(HC−A)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ8.04 (s, 1 H) 7.79-7.88 (m, 1 H) 7.72 (td, J=7.15, 0.98 Hz, 2 H) 7.34 (d, J=3.18 Hz, 1 H) 7.19 (dd, J=7.58, 0.61 Hz, 1 H) 7.10-7.15 (m, 1 H) 7.03-7.07 (m, 1 H) 6.75 (d, J=7.82 Hz, 1 H) 6.65 (d, J=3.18 Hz, 1 H) 6.02-6.10 (m, 2 H) 5.17 (s, 2 H) 4.55-4.66 (m, 1 H) 4.33-4.44 (m, 1 H) 3.10-3.21 (m, 3 H) 2.88 (tt, J=11.92, 3.48 Hz, 1 H) 2.67 (t, J=12.35 Hz, 1 H) 2.41 (q, J=7.58 Hz, 2 H) 1.92-2.02 (m, 1 H) 1.39-1.69 (m, 4 H) 1.02 (t, J=7.34 Hz, 3 H) 0.95 (t, J=7.52 Hz, 3 H) 0.77-0.90 (m, 4 H).HRMS;C37H40N5O3(M+H)の計算値602.3131、実測値602.3103。
実施例28−A.エチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチル−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−(3−メチル−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例19−A)(130mg、0.314mmol)のTHF(2mL)中溶液に、0℃で油中60%NaH(12mg、0.3mmol)を加えた。混合物を10分間撹拌し、この時点で(4−(4−(ブロモメチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン、中間体5−3(90mg、0.26mmol)のTHF(1mL)中溶液を加えた。約10分後、混合物を室温にし、DMF(1mL)を加えた。次いで混合物を45℃で1.5時間置き、次いで更にNaH(3mg、0.075mmol)を加え、45℃で更に1.5時間加熱を続けた。次いで混合物を室温に冷却し、MeOH:AcOHの3:1混合物でクエンチした。得られた混合物を飽和NaHCO3水溶液で希釈し、酢酸エチルで更に希釈した。得られた層を分離し、水層を酢酸エチルで更に2回抽出した。有機層を合わせ、Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフ(ヘプタン/EtOAc=90/10から10/90)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z684.5(M+H)。
実施例28.1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチル−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例1.a)の合成にて記載した方法と同様の方法によりエチル1−(6−(1−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルベンジル)−3−メチル−1H−インドール−7−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.15 (s, 1 H) 7.77 (t, J=7.83 Hz, 1 H) 7.66 (dd, J=7.83, 1.14 Hz, 1 H) 7.48-7.57 (m, 1 H) 7.09-7.22 (m, 2 H) 6.99-7.09 (m, 2 H) 6.78 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 6.08-6.22 (m, 2 H) 5.12 (s, 2 H) 4.57-4.68 (m, 1 H) 4.35-4.48 (m, 1 H) 2.87-3.00 (m, 1 H) 2.64-2.79 (m, 1 H) 2.45 (q, J=7.58 Hz, 2 H) 2.38 (s, 3 H) 1.92-2.03 (m, 1 H) 1.36-1.79 (m, 5 H) 0.99 (t, J=7.58 Hz, 3 H) 0.77-0.89 (m, 4 H).HRMS;C37H37F3N5O3(M+H)の計算値656.2849、実測値656.2863。
実施例29−A.(S)−tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート、中間体1−4−2(0.85g、2.62mmol)、KOAc(0.4g、4.08mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(0.8g、3.15mmol)のジオキサン(10mL)中懸濁液に、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(0.1g、0.122mmol)を加えた。次いで混合物を100℃で1時間撹拌し、次いで室温に冷却した。
(S)−tert−ブチル4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート、中間体3−4−5(0.8g、1.6mmol)およびK3PO4(1g、4.71mmol)のジオキサン/H2O(5mL/10mL)中懸濁液に、上記調製した反応混合物を、続いてPd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(0.1g、0.122mmol)を加えた。次いで混合物を100℃で15時間撹拌し、次いで室温に冷却した。次いで反応混合物をEtOAcで希釈した。有機相をH2Oおよびブラインで洗浄し、次いでNa2SO4で脱水した。次いで有機抽出物をシリカゲルのプラグに通して濾過し、これをEtOAcで濯いだ。次いで濾液を濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=88/12)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z665.5(M+H)。
実施例29−B.(S)−エチル5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(S)−tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(720mg、1.08mmol)のCH2Cl2(15mL)中溶液に、0℃でジイソプロピルエチルアミン(840mg、6.50mmol)を、続いてTMSOTf(481mg、2.17mmol)を加えた。混合物を0℃で10分間撹拌した。飽和NaHCO3水溶液(15mL)を加えて反応物をクエンチした。2相混合物を分離した。有機相をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2/MeOH=100:0から90:10)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z565.4(M+H)。
実施例29−C.(S)−エチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(S)−エチル5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(100mg、0.177mmol)のCH2Cl2(1.25mL)中溶液に、室温でトリエチルアミン(54mg、0.531mmol)およびクロロギ酸エチル(21mg、0.195mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈した。次いで混合物を飽和NaHCO3水溶液およびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=100:0から50:50)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z637.4(M+H)。
実施例29.(S)−1−(6−(3−(4−(1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した方法と同様の方法により(S)−エチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを鹸化し、続いてRP−HPLC精製(HC−B)を行って、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.93 (s, 1 H) 7.84-7.90 (m, 1 H) 7.70 (dd, J=7.8, 0.7 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=8.0 Hz, 2 H) 7.42-7.49 (m, 2 H) 6.97 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 6.55 (dd, J=8.5, 2.7 Hz, 1 H) 6.50 (d, J=2.7 Hz, 1 H) 6.17 (dd, J=6.2, 2.3 Hz, 1 H) 4.25 (d, J=11.7 Hz, 2 H) 4.14 (q, J=7.1 Hz, 2 H) 3.28-3.37 (m, 2 H) 3.21 (dt, J=15.9, 7.8 Hz, 1 H) 2.80- 3.04 (m, 4 H) 2.53-2.62 (m, 2 H) 2.38-2.50 (m, 1 H) 2.17- 2.27 (m, 1 H) 1.64- 1.75 (m, 2 H) 1.50- 1.63 (m, 2 H) 1.28 (t, J=7.1 Hz, 3 H) 1.09- 1.15 (m, 6 H).HRMS;C36H41N4O5(M+H)の計算値609.3077、実測値609.3072。
実施例30−A.エチル5−エチル−1−(6−((S)−3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(S)−エチル5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例29−B)(0.146g、0.259mmol)、DIPEA(0.135mL、0.776mmol)およびL−(+)−乳酸(0.047g、0.517mmol)のDMF(1.3mL)中溶液に、HATU(0.123g、0.323mmol)を加えた。次いで混合物を室温で0.5時間撹拌し、次いでH2O/ブライン(約1/1)で希釈した。次いで混合物をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲル上に吸着し、これをシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン中0〜60%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z637.4(M+H)。
実施例30.5−エチル−1−(6−((S)−3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成のための同様の方法によりエチル5−エチル−1−(6−((S)−3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化し、続いてRP−HPLC精製(HC−C)を行って、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.92-8.00 (m, 2 H) 7.71-7.77 (m, 1 H) 7.68 (dd, J=8.1, 0.6 Hz, 1 H) 7.56-7.62 (m, 1 H) 7.48-7.54 (m, 1 H) 7.44-7.48 (m, 1 H) 6.97 (d, J=8.3 Hz, 1 H) 6.58 (dd, J=8.6, 2.6 Hz, 1 H) 6.50 (s, 1 H) 6.13 (dd, J=6.0, 2.2 Hz, 1 H) 4.80 (br. s., 1 H) 4.31-4.59 (m, 2 H) 4.06 (d, J=11.0 Hz, 1 H) 3.22-3.28 (m, 2 H) 3.03-3.20 (m, 2 H) 2.80-3.00 (m, 2 H) 2.59-2.73 (m, 1 H) 2.52-2.58 (m, 2 H) 2.38-2.47 (m, 1 H) 2.02-2.18 (m, 1 H) 1.64 (d, J=12.10 Hz, 2 H) 1.33-1.57 (m, 2 H) 1.23-1.18 (m, 3 H) 1.03-1.14 (m, 6 H).HRMS;C36H41N4O5(M+H)の計算値609.3077、実測値609.3077。
実施例30−Aにて使用したL−(+)−乳酸を用いる代わりに表中のカルボン酸を用いた以外は、実施例30の合成にて概説した方法と同様の方法により、以下の化合物を合成できる。
実施例32−A.(±)−4−ヒドロキシ−2−メチルブタン酸カリウム
(±)−3−メチルジヒドロフラン−2(3H)−オン(CAS番号1679−47−6)(0.95mL、10mmol)のTHF(25mL)およびMeOH(25mL)中溶液に、1M KOH水溶液(10.5mL、10.5mmol)を加えた。次いで混合物を室温で3時間撹拌し、次いで濃縮した。得られた残留物をアセトンで摩砕し、次いで得られた白色固体を濾取して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, D2O) δ 3.58 (t, J=7.0 Hz, 2 H) 2.24- 2.53 (m, 1 H) 1.79 (dq, J=14.8, 6.9 Hz, 1 H) 1.58 (dq, J=13.6, 6.9 Hz, 1 H) 1.08 (d, J=7.0 Hz, 3 H).
実施例32−B.a).エチル5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例30−Aの合成にて記載した通りに、(S)−エチル5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例29−B)を(±)−4−ヒドロキシ−2−メチルブタン酸カリウムと反応させることにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z665.5(M+H)。
実施例32−B.b).エチル5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)およびエチル5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)。
エチル5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのジアステレオマーの分割を、CO2中20%MeOHを用いCHIRALPAK(登録商標)AS−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、エチル5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(tr=3.0分)およびエチル5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(tr=4.7分)を得た。
実施例32a.5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1)。
実施例7aと同様の方法でエチル5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(tr=3.0分)を鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.89-8.01 (m, 2 H) 7.74 (d, J=7.6 Hz, 1 H) 7.68 (d, J=8.0 Hz, 1 H) 7.56-7.61 (m, 1 H) 7.48-7.54 (m, 1 H) 7.43-7.48 (m, 1 H) 6.97 (d, J=8.2 Hz, 1 H) 6.58 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 6.50 (d, J=2.6 Hz, 1 H) 6.13 (d, J=4.8 Hz, 1 H) 4.57 (d, J=11.6 Hz, 1 H) 4.09 (d, J=13.0 Hz, 1 H) 3.36-3.46 (m, 2 H) 3.21-3.28 (m, 2 H) 3.06-3.19 (m, 2 H) 2.82-3.01 (m, 3 H) 2.52-2.64 (m, 3 H) 2.37-2.47 (m, 2 H) 2.02-2.17 (m, 1 H) 1.58-1.82 (m, 3 H) 1.30-1.54 (m, 3 H) 1.05-1.14 (m, 6 H) 1.01 (m, 3 H).HRMS;C38H45N4O5(M+H)の計算値637.3392、実測値637.3390。
実施例32b.5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2)。
実施例32aと同様の方法により、エチル5−エチル−1−(6−((3S)−3−(3−エチル−4−(1−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(tr=4.7分)から標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.91-8.01 (m, 2 H) 7.74 (d, J=7.3 Hz, 1 H) 7.69 (d, J=8.0 Hz, 1 H) 7.56-7.61 (m, 1 H) 7.41-7.55 (m, 2 H) 6.97 (d, J=8.4 Hz, 1 H) 6.58 (d, J=8.4 Hz, 1 H) 6.50 (d, J=7.1 Hz, 1 H) 6.12 (d, J=4.3 Hz, 1 H) 4.57 (d, J=12.1 Hz, 1 H) 4.43 (br. s., 1 H) 4.08 (d, J=11.9 Hz, 1 H) 3.35-3.47 (m, 2 H) 3.26 (d, J=7.5 Hz, 2 H) 3.05-3.18 (m, 2 H) 2.81-3.01 (m, 3 H) 2.53-2.63 (m, 3 H) 2.38-2.47 (m, 1 H) 2.06-2.15 (m, 1 H) 1.57-1.85 (m, 3 H) 1.30-1.55 (m, 3 H) 1.13-1.06 (m 6 H) 1.04-0.98 (m, 3 H).HRMS;C38H45N4O5(M+H)の計算値637.3401、実測値637.3430。
実施例33−A.(S)−1−(6−(3−(4−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(S)−tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(実施例29−A)(0.204g、0.307mmol)およびカリウムトリメチルシラノレート(0.525g、3.68mmol)のMTBE(1.5mL)中混合物を、50℃で2時間撹拌した。反応混合物をH2OおよびEtOAcで希釈した。水相のpHを約pH3に調節した。次いで有機層を水層から分離し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z637.4(M+H)。
実施例33.(S)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(S)−1−(6−(3−(4−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(0.097g、0.15mmol)およびDIPEA(0.080mL、0.457mmol)のCH2Cl2(0.6mL)中溶液に、0℃でTMSOTf(0.030mL、0.168mmol)を加えた。次いで混合物を0℃で0.25時間撹拌した。次いで混合物に更にDIPEA(0.24mL、1.38mmol)を、続いてTMSOTf(0.060mL、0.336mmol)を加えた。次いで混合物を分離フラスコ中0℃で暫く撹拌し、1−ヒドロキシシクロプロパンカルボン酸(0.062g、0.610mmol)のDMF(0.6ml)中溶液にDIPEA(0.080mL、0.457mmol)およびHATU(0.131g、0.345mmol)を仕込んだ。次いで混合物を室温で1時間撹拌し、次いで0℃で上記反応混合物に加えた。次いで全混合物を室温で0.25時間撹拌した。次いでこの混合物に更に1−ヒドロキシシクロプロパンカルボン酸(0.062g、0.610mmol)およびDIPEA(0.080mL、0.457mmol)およびHATU(0.131g、0.345mmol)のDMF(0.6mL)中溶液を加えた。次いで合わせた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで反応混合物をH2Oで希釈し、次いで水層を1N HCl水溶液で約pH3にした。次いで有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をRP−HPLC(HC−C)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.05 (s, 1 H) 7.79-7.84 (m, 1 H) 7.70-7.75 (m, 1 H) 7.61-7.69 (m, 2 H) 7.45-7.50 (m, 1 H) 7.40-7.44 (m, 1 H) 6.94 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 6.62 (dd, J=8.5, 2.6 Hz, 1 H) 6.57 (d, J=2.6 Hz, 1 H) 6.10 (d, J=2.7 Hz, 1 H) 4.71 (d, J=12.5 Hz, 2 H) 3.22-3.40 (m, 2 H) 2.86-3.12 (m, 3 H) 2.60 (q, J=7.5 Hz, 2 H) 2.27 (d, J=7.3 Hz, 2 H) 1.71-1.84 (m, 3 H) 1.53-1.70 (m, 2 H) 1.46 (d, J=6.7 Hz, 2 H) 1.09-1.27 (m, 8 H) 1.03 (br. s., 2 H).HRMS;C37H41N4O5(M+H)の計算値621.3077、実測値621.3063。
実施例34−A.a).(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−3)(155mg、0.50mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(127mg、0.50mmol)、KOAc(82mg、0.83mmol)のジオキサン(1.1ml)中溶液に、室温でPd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(24mg、0.029mmol)を加えた。次いで混合物を90℃で2.5時間撹拌し、次いで室温に冷却した。
別に、二酢酸パラジウム(4.7mg、0.021mmol)および1,1−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン(CAS番号84680−95−5)(9.9mg、0.021mmol)をEtOH(0.56mL)中50℃で1時間撹拌し、次いでこれを上記反応混合物に加えた。次いでこの混合物に(±)−(4−(4−((4−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン(中間体3−9)(190mg、0.42mmol)のジオキサン(1.1ml)中溶液を、続いてリン酸カリウム(水中2M)(0.63mL、1.25mmol)を加えた。次いで混合物を90℃で0.25時間撹拌し、次いで室温に冷却した。水相を除去し、有機相を濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z606.5(M+H)。
実施例34−A.b).(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートおよび(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、CO2中35%MeOHを用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=4.15分)および(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=5.40分)を得た。
実施例34a.(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した方法と同様の方法により、(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=4.15分)を出発材料として標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.99 (dd, J=7.8, 8.0 Hz, 1H), 7.83-7.91 (m, 2H), 7.55 (dd, J=0.9, 8.0 Hz, 1H), 7.36-7.45 (m, 2H), 6.93-7.02 (m, 1H), 6.79 (dd, J=2.1, 8.1 Hz, 1H), 6.71 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.41 (d, J=8.3 Hz, 1H), 5.55 (dd, J=3.2, 7.1 Hz, 1H), 4.74-4.80 (m, 1H), 4.62 (br. d, J=12.7 Hz, 1H), 4.38-4.48 (m, 2H), 3.18-3.26 (m, 2H), 2.58-2.77 (m, 2H), 2.51 (s, 3H), 1.96-2.04 (m, 1H), 1.76-1.95 (m, 2H), 1.63 (s, 3H), 1.41-1.61 (m, 2H), 0.76-0.94 (m, 4H).HRMS;C34H36N5O4(M+H)の計算値578.2767、実測値578.2762。
実施例34b.(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=5.40分)を出発材料とし、実施例7aの合成にて記載した方法と同様の方法を使用して鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMRおよびHRMSデータは実施例34aと実質的に同一であった。
実施例35−A.(±)−tert−ブチル4−(4−((4−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−3)(0.82g、2.65mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.74g、2.92mmol)、KOAc(0.39g、3.98mmol)のジオキサン(20ml)中溶液に、室温でPPd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(0.13g、0.16mmol)を加えた。次いで混合物を100℃で3時間撹拌し、次いで室温に冷却した。次いで反応混合物に(±)−tert−ブチル4−(4−((4−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体3−11)(0.9g、1.86mmol)のジオキサン/H2O(15mL/15mL)中溶液、K3PO4(1.69g、7.96mmol)およびPd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(0.22g、0.27mmol)を加えた。次いで混合物を100℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。次いで反応混合物をEtOAcで希釈し、次いでH2Oおよびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0%から25%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z638.4(M+H)。
実施例35−B.(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
実施例17−Dの合成にて記載した方法と同様に(±)−tert−ブチル4−(4−((4−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートをTFAで処理することにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z538.3(M+H)。
実施例35−C.a).エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(TFA塩として、0.9g、1.38mmol)、L−乳酸(0.15g、1.66mmol)およびHATU(0.78g、2.1mmol)のDMF(20mL)中溶液に、室温でDIPEA(1.2mL、6.9mmol)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌した。次いで反応混合物をH2Oで希釈した。次いで混合物をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2中0%から4%MeOH)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z610.3(M+H)。
実施例35−C.b).エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)およびエチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)
エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのジアステレオマーの分割を、ヘキサン中30%(EtOH中0.2%Et3N)を用いCHIRALPAK(登録商標)IAカラムを使用するキラルHPLCにより行って、エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(tr=9.6分)およびエチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(tr=10.9分)を得た。
実施例35a.(+)−1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(tr=9.6分)(65mg、0.11mmol)およびLiOH−H2O(45mg、1.1mmol)のTHF/MeOH/H2O(3mL/3mL/3mL)中混合物を、60℃で3時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物を1N HClで中和し、次いでCH2Cl2で2回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(CH2Cl2中0%から10%MeOH)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.97-8.03 (m, 1H), 7.89 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.55 (dd, J=0.8, 7.9 Hz, 1H), 7.38-7.45 (m, 2H), 6.97 (dd, J=2.1, 6.9 Hz, 1H), 6.78 (d, J=8.3 Hz, 1H), 6.70 (s, 1H), 6.40 (d, J=8.3 Hz, 1H), 5.52-5.58 (m, 1H), 4.77 (dd, J=7.2, 9.3 Hz, 1H), 4.58-4.66 (m, 2H), 4.44 (dd, J=3.2, 9.3 Hz, 1H), 4.04-4.14 (m, 1H), 3.14-3.22 (m, 1H), 2.69-2.79 (m, 1H), 2.57-2.68 (m, 1H), 2.50 (d, J=4.4 Hz, 3H), 1.80-1.93 (m, 2H), 1.62 (s, 3H), 1.43-1.60 (m, 2H), 1.30-1.39 (m, 3H). HRMS;C33H36N5O5(M+H)の計算値582.2716、実測値582.2709。
実施例35b.(−)−1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例35aの合成にて記載した方法と同様の方法によりエチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(tr=10.9分)を鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (400MHz, メタノール-d4) δ 7.95-8.02 (m, 1H), 7.82-7.89 (m, 2H), 7.55 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.37-7.45 (m, 2H), 6.97 (dd, J=2.0, 6.9 Hz, 1H), 6.76-6.81 (m, 1H), 6.70 (br. s, 1H), 6.41 (d, J=8.0 Hz, 1H), 5.56 (dd, J=2.9, 7.1 Hz, 1H), 4.73-4.78 (m, 1H), 4.54-4.66 (m, 2H), 4.44 (dd, J=3.2, 9.3 Hz, 1H), 4.04-4.14 (m, 1H), 3.15-3.22 (m, 1H), 2.69-2.79 (m, 1H), 2.58-2.68 (m, 1H), 2.52 (s, 3H), 1.81-1.92 (m, 2H), 1.63 (s, 3H), 1.44-1.61 (m, 2H), 1.27-1.39 (m, 3H).HRMS;C33H36N5O5(M+H)の計算値582.2716、実測値582.2707。
表中の適切な材料(中間体1および中間体3ならびにカルボン酸)を使用し、実施例35の調製にて概説した通りに以下の化合物を合成できる。ラセミ体サンプルを表に記載した条件により分割し、これらの場合(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータはラセミ体サンプルと実質的に同一であった。
実施例37−A.a.)(±)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体1−3(137mg、0.44mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(112mg、0.44mmol)およびKOAc(80mg、0.80mmol)のジオキサン(2.0mL)中溶液に、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−58−7;13.5mg、0.020mmol)を加えた。混合物を110℃で3時間撹拌し、次いで室温に冷却した。(±)−3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート(中間体6−1)(209mg、0.40mmol)のジオキサン(2.0mL)中溶液に、上記反応混合物を、続いて2M K3PO4水溶液(0.4mL、0.80mmol)およびクロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−58−7;13.5mg、0.020mmol)を加えた。次いで混合物を100℃で15時間撹拌し、次いで室温に冷却し、次いでセライト(登録商標)で濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z603.5(M+H)。
実施例37.a).(±)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した手順と同様の手順を使用して(±)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.02 (s, 1H), 7.92 (t, J=7.9 Hz, 1H), 7.66 (dd, J=8.1, 0.8 Hz, 1H), 7.44 (dd, J=7.7, 0.8 Hz, 1H), 7.36-7.31 (m, 2H), 7.31-7.25 (m, 1H), 6.73-6.67 (m, 2H), 6.56 (d, J=7.7 Hz, 1H), 4.60 (d, J=13.5 Hz, 1H), 4.41 (d, J=13.4 Hz, 1H), 4.28 (q, J=7.7 Hz, 1H), 3.26-3.07 (m, 2H), 2.94-2.85 (m, 1H), 2.84 (s, 3H), 2.71 (d, J=12.9 Hz, 1H), 2.60 (d, J=12.1 Hz, 1H), 2.49 (dd, J=13.5, 6.7 Hz, 1H), 2.41 (dd, J=13.6, 9.1 Hz, 1H), 2.17-2.05 (m, 1H), 2.03-1.89 (m, 2H), 1.87-1.71 (m, 5H), 1.62-1.38 (m, 2H), 0.90-0.85 (m, 2H), 0.84-0.77 (m, 2H).HRMS;C36H39N4O3(M+H)の計算値575.3022、実測値575.3056。
実施例37.b).(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(±)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中25%MeOHを用いCHIRALCEL(登録商標)OJ−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=4.7分)および(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=7.2分)を得た。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータは(±)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸と実質的に同一であった。
表中の適切な材料(中間体1および中間体6)を使用し、実施例37の調製にて概説した通りに、以下の化合物を合成できる。ラセミ体サンプルを表に記載した条件により分割した。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータはラセミ体型と実質的に同一であった。
実施例39−A.(±)−tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−4−2)(448mg、1.382mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(383mg、1.51mmol)およびKOAc(185mg、1.88mmol)のジオキサン(6.3mL)中懸濁液に、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(48mg、0.063mmol)を加えた。次いで混合物を90℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物に、(±)−tert−ブチル4−(2−エチル−4−((7−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体6−3)(713mg、1.256mmol)のジオキサン(6.3mL)中溶液を、続いてK3PO4(水中2M)(1.25mL、2.5mmol)およびクロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−58−7;48mg、0.063mmol)を加えた。次いで混合物を90℃で0.5時間撹拌し、次いで室温に冷却した。混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、次いで濾液をEtOAcで希釈した。次いで混合物をH2Oで洗浄した。次いで有機層をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z663.1(M+H)。
実施例39−B.(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(204mg、0.308mmol)およびTFA(240μL、3.1mmol)のCH2Cl2(3.1mL)中混合物を、室温で5時間撹拌し、次いで濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z563.4(M+H)。
実施例39−C.エチル5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(TFA塩として、173mg、0.31mmol)、DIPEA(160μL、0.92mmol)およびL−(+)−乳酸(28mg、0.31mmol)のDMF(3.1mL)中溶液に、HATU(130mg、0.338mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈した。次いで混合物を半飽和ブラインで洗浄した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで2回洗浄し、相分離器に通し、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z635.4(M+H)。
実施例39.a).5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのジアステレオマー混合物(104mg、0.164mmol)のMeOH(1.6mL)およびTHF(1.6mL)中溶液に、LiOH(水中1M)(1.64mL、1.64mmol)を加えた。混合物を50℃で1時間撹拌し、次いで室温に冷却した。次いで反応物を1N HCl(1.8mL、1.8mmol)でクエンチした。得られた懸濁液をEtOAcで抽出した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を濃縮して、標題化合物を得た。
実施例39.b).(−)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1)および(+)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2)
5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のジアステレオマーの分割を、CO2中25%IPAを用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1)(tr=6.95分)および(+)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2)(tr=9.75分)を得た。
(−)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1)(tr=6.95分)に関する分析データ:1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.10-8.02 (m, 2H), 7.74-7.66 (m, 2H), 7.45-7.38 (m, 1H), 7.32-7.26 (m, 2H), 6.87 (d, J=7.7 Hz, 1H), 6.58 (dd, J=1.7, 8.0 Hz, 1H), 6.52 (s, 1H), 4.68-4.55 (m, 2H), 4.24-4.16 (m, 1H), 4.10 (br. d, J=12.7 Hz, 1H), 3.47-3.33 (m, 1H), 3.23-3.13 (m, 1H), 3.03-2.69 (m, 4H), 2.55-2.43 (m, 3H), 2.31-2.21 (m, 1H), 2.13-2.00 (m, 1H), 1.95-1.84 (m, 1H), 1.77-1.65 (m, 2H), 1.64-1.49 (m, 2H), 1.40-1.26 (m, 4H), 1.17 (t, J=7.3 Hz, 3H), 1.08-1.02 (m, 3H).HRMS:C37H43N4O4(M+H)の計算値607.3284、実測値607.3276。
(+)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2)に関する分析データ;1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.09-8.04 (m, 2H), 7.73-7.67 (m, 2H), 7.45-7.39 (m, 1H), 7.32-7.27 (m, 2H), 6.87 (d, J=7.7 Hz, 1H), 6.58 (dd, J=7.9, 1.7 Hz, 1H), 6.52 (s, 1H), 4.68-4.55 (m, 2H), 4.24-4.16 (m, 1H), 4.14-4.07 (m, 1H), 3.46-3.34 (m, 2H), 3.22-3.14 (m, 1H), 3.03-2.69 (m, 4H), 2.55-2.44 (m, 3H), 2.30-2.21 (m, 1H), 2.13-2.00 (m, 1H), 1.95-1.86 (m, 1H), 1.77-1.50 (m, 4H), 1.34 (dd, J=16.9, 6.6 Hz, 3H), 1.17 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.06 (t, J=7.5 Hz, 3H).HRMS;C37H43N4O4(M+H)の計算値607.3284、実測値607.3276。
表中の適切な出発材料(中間体1、中間体6およびカルボン酸)を使用し、実施例39の調製にて概説した通りに以下の化合物を合成した。ラセミ体サンプルを表中に記載した条件により分割した。
実施例41.a).(±)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例29−Cの合成にて記載した方法と同様の方法を用いて(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例39−B)をクロロギ酸メチルと反応させ、続いて実施例7aに記載した通りに鹸化することにより標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.09-8.03 (m, 2H), 7.71 (dd, J=8.0, 0.7 Hz, 1H), 7.68 (dd, J=7.7, 0.7 Hz, 1H), 7.45-7.39 (m, 1H), 7.32-7.26 (m, 2H), 6.87 (d, J=7.9 Hz, 1H), 6.58 (dd, J=7.9, 1.8 Hz, 1H), 6.53-6.50 (m, 1H), 4.26-4.15 (m, 3H), 3.70 (s, 3H), 3.45-3.33 (m, 2H), 2.96-2.78 (m, 5H), 2.53-2.44 (m, 3H), 2.30-2.20 (m, 1H), 2.12-2.00 (m, 1H), 1.95-1.86 (m, 1H), 1.69-1.48 (m, 4H), 1.17 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.04 (t, J=7.6 Hz, 3H).HRMS;C36H41N4O4(M+H)の計算値593.3128、実測値593.3149。
実施例41.b)(+)−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および(−)−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
(±)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中25%IPAを用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=3.5分)および(+)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=5.1分)を得た。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータは(±)−5−エチル−1−(6−(3−(3−エチル−4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)ベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸と実質的に同一であった。
実施例42.a).(±)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
出発材料としてエチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−4−2)および(±)−tert−ブチル4−(3−メチル−4−((7−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体6−4)を出発材料とした以外は、実施例41の合成にて概説した通りに標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.04 (s, 1H), 7.93 (t, J=7.9 Hz, 1H), 7.64 (dd, J=8.1, 0.7 Hz, 1H), 7.47 (dd, J=7.7, 0.7 Hz, 1H), 7.35-7.25 (m, 3H), 6.73-6.66 (m, 2H), 6.56 (d, J=7.7 Hz, 1H), 4.28-4.14 (m, 3H), 3.69 (s, 3H), 3.42-3.32 (m, 2H), 3.18-3.07 (m, 1H), 2.95-2.90 (m, 3H), 2.50-2.40 (m, 3H), 2.13-2.08 (m, 1H), 1.92 (dd, J=12.5, 7.5 Hz, 1H), 1.79 (s, 3H), 1.72 (t, J=12.2 Hz, 2H), 1.55-1.39 (m, 2H), 1.18 (t, J=7.3 Hz, 3H).HRMS;C35H39N4O4(M+H)の計算値579.2971、実測値579.2971。
実施例42.b).(+)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および(−)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
(±)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中30%MeOHを用いCHIRALCEL(登録商標)OJ−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=2.3分)および(+)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=3.9分)を得た。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータは(±)−5−エチル−1−(6−(3−(4−(1−(メトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸と実質的に同一であった。
(+)−および(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
CO2中5%から55%MeOHを用いCHIRALCEL(登録商標)OJ−Hカラムを使用するキラルSFCにより(±)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(実施例11−1)のエナンチオマーを分割することによって標題化合物を単離して、(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=3.23分)および(−)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=4.73分)を得た。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータは実施例11−1と実質的に同一であった。
(+)−および(−)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
CO2中5〜55%MeOHを用いCHIRALPAK(登録商標)AS−Hカラムを使用するキラルSFCにより(±)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(実施例11−4)のエナンチオマーを分割することによって標題化合物を単離して、(+)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=2.59分)および(−)−1−(3−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=2.81分)を得た。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータは実施例11−4と実質的に同一であった。
実施例45−A.tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
TsOH(0.016g、0.083mmol)を、中間体3−7(0.3g、0.830mmol)および中間体2−13(0.24g、0.83mmol)のトルエン(8.3mL)中溶液に加え、フラスコにディーンスタークトラップを装着し、混合物を130℃で17時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで濃縮した。残留物を無水MeOH(8.3mL)に溶解し、0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(0.031g、0.83mmol)を加え、次いで混合物を室温で2時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(0.031g、0.83mmol)を再度加え、混合物を更に16時間撹拌した後、更にもう1回、水素化ホウ素ナトリウム(0.031g、0.83mmol)を加えた。合計24時間撹拌した後、反応物を水で、続いて飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。水層をCH2Cl2で抽出した。有機層をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z636.5(M+H)。
実施例45−B.エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
ジオキサン中4M HCl(700μl、2.8mmol)を、0℃で実施例45−A(356mg、0.560mmol)の無水MeOH(5.6mL)中溶液に加えた。次いで混合物を室温で19時間撹拌した。反応物を1M Na2CO3(3mL)でクエンチし、次いでCH2Cl2で2回抽出した。合わせた有機抽出物をISOLUTE(登録商標)相分離器に通した。有機層を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z536.4(M+H)。
実施例45−C.a)(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
HATU(94mg、0.246mmol)を、(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(120mg、0.224mmol)、DIPEA(117μL、0.672mmol)およびシクロブタンカルボン酸(18.32μL、0.220mmol)のDMF(2.2mL)中溶液に加えた。次いで混合物を2時間撹拌し、次いでH2O/ブライン(約1/1)およびEtOAcで希釈した。次いで2層を分離した。次いで水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z618.5(M+H)。
実施例45−C.b).(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートおよび(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、CO2中35%IPAを用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=4.77分)および(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(tr=6.13分)を得た。
実施例45a.(+)−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した通りに、(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの鹸化から標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.90-7.85 (m, 2H), 7.72 (dd, J=7.8, 0.9 Hz, 1H), 7.56 (dd, J=6.4, 2.5 Hz, 1H), 7.53 (dd, J=8.1, 0.8 Hz, 1H), 7.45-7.39 (m, 2H), 6.80-6.75 (m, 1H), 6.69-6.66 (m, 1H), 6.54 (d, J=8.2 Hz, 1H), 5.35-5.30 (m, 1H), 4.64-4.57 (m, 1H), 3.89 (d, J=13.4 Hz, 1H), 3.45-3.42 (m, 1H), 3.24-3.15 (m, 1H), 3.12-3.03 (m, 1H), 2.97 (ddd, J=16.0, 8.7, 4.4 Hz, 1H), 2.72-2.63 (m, 1H), 2.62-2.53 (m, 4H), 2.47 (ddt, J=12.9, 8.6, 7.1 Hz, 1H), 2.37-2.25 (m, 2H), 2.24-2.16 (m, 2H), 2.13-2.06 (m, 1H), 2.06-1.97 (m, 1H), 1.90-1.77 (m, 3H), 1.64 (s, 3H), 1.52-1.39 (m, 2H). HRMS;C36H40N5O3(M+H)の計算値590.3131、実測値590.3106。
実施例45b.(−)−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した通りに(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−(シクロブタンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMRおよびHRMSデータは実施例45aと実質的に同一であった。
以下の表中に示した適切な材料(中間体3、中間体2およびカルボン酸)を使用して以下の化合物を合成した。中間体3により記載したケトンと同様のケトンを、中間体2に記載したアニリンと縮合させ、実施例45−Aに記載した方法と同様の方法により還元した。次いで実施例45−Bに記載した通りに得られたラセミ体のエステルを脱保護化(Boc除去)した。得られたピペリジンアミンを、実施例45−C.a)に概説した通りに以下の表中に示した適切なカルボン酸とカップリングさせた。次いで得られたラセミ体のエステルを、表に記載した条件により分割した。各エナンチオマーを実施例45aに記載した通りに独立に鹸化して、標題化合物を得た。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータはラセミ体型と実質的に同一であった。
実施例47−A.a).エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート。
実施例45−C.a)の調製と同様の方法でエチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例45−B)を(+)−乳酸と反応させることにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z608.5(M+H)。
実施例47−A.b).(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)および(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)
エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのジアステレオマーの分割を、CO2中5%から55%EtOH濃度勾配を用いCHIRALCEL(登録商標)OJ−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(tr=2.58分)および(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(tr=2.99分)を得た。
実施例47a.(+)−1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−1)
実施例7aの調製と同様の方法により(+)−エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(tr=2.58分)を鹸化し、続いてRP−HPLC(HC−B)精製を行って、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.91-7.86 (m, 2H), 7.72 (dd, J=7.8, 0.9 Hz, 1H), 7.57-7.54 (m, 1H), 7.54-7.51 (m, 1H), 7.45-7.38 (m, 2H), 6.78 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.69 (d, J=2.1 Hz, 1H), 6.55 (d, J=8.2 Hz, 1H), 5.36-5.30 (m, 1H), 4.65-4.58 (m, 2H), 4.13-4.04 (m, 1H), 3.25-3.15 (m, 2H), 3.00-2.93 (m, 1H), 2.78-2.69 (m, 1H), 2.67-2.59 (m, 1H), 2.59-2.56 (m, 3H), 2.52-2.42 (m, 1H), 2.13-2.04 (m, 1H), 1.91-1.79 (m, 2H), 1.64 (s, 3H), 1.61-1.45 (m, 2H), 1.34 (dd, J=16.0, 6.6 Hz, 3H).HRMS;C34H38N5O4(M+H)の計算値580.2924、実測値580.2697。
実施例47b.(−)−1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(ジアステレオマー−2)
(−)−エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(tr=2.99分)を実施例7aに記載した通りに鹸化し、逆相HPLC(HC−B)により精製して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.91-7.84 (m, 2H), 7.71 (dd, J=0.7, 7.8 Hz, 1H), 7.58-7.50 (m, 2H), 7.45-7.38 (m, 2H), 6.82-6.76 (m, 1H), 6.70 (d, J=1.7 Hz, 1H), 6.55 (d, J=8.2 Hz, 1H), 5.37-5.31 (m, 1H), 4.66-4.53 (m, 2H), 4.15-4.05 (m, 1H), 3.24-3.14 (m, 2H), 3.02-2.92 (m, 1H), 2.79-2.68 (m, 1H), 2.67-2.55 (m, 4H), 2.54-2.41 (m, 1H), 2.13-2.03 (m, 1H), 1.91-1.79 (m, 2H), 1.64 (s, 3H), 1.61-1.42 (m, 2H), 1.39-1.29 (m, 3H). HRMS:C34H38N5O4(M+H)の計算値580.2924、実測値580.2697。
実施例48−A.(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−4−2)を中間体1−3の代わりに、(±)−tert−ブチル4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを中間体3−5−Cの代わりに出発材料とした以外は、実施例45−A次いで実施例45−Bの合成と同様の方法により標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z564.4(M+H)。
実施例48−B.a).エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例48−A)を出発材料とした以外は、エチル1−(6−(3−((4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例47−A)の調製と同様に、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z636.4(M+H)。
実施例48−B.b).エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)およびエチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)。
エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのジアステレオマーの分割を、EtOH中0.1%DEAを含む60%ヘキサンを用いCHIRALPAK(登録商標)IAカラムを使用するキラルHPLCにより行って、エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(tr=7.6分)およびエチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(tr=11.3分)を得た。
実施例48a.(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した通りにエチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2、tr=11.3分)を鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (600 MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (s, 1H), 7.91 (dd, J=7.8, 7.9 Hz, 1H), 7.87 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.55-7.59 (m, 2H), 7.37-7.42 (m, 2H), 6.82 (dd, J=4.1, 8.3 Hz, 1H), 6.29-6.34 (m, 2H), 5.23 (d, J=6.1 Hz, 1H), 4.58-4.67 (m, 2H), 4.10 (t, J=11.7 Hz, 1H), 3.14-3.25 (m, 3H), 2.88-2.96 (m, 2H), 2.71-2.78 (m, 1H), 2.54 (q, J=7.6 Hz, 2H), 2.26-2.34 (m, 1H), 2.12-2.18 (m, 1H), 1.70-1.80 (m, 2H), 1.49-1.68 (m, 2H), 1.30-1.39 (m, 4H), 1.08-1.14 (m, 6H).HRMS:C36H42N5O4(M+H)の計算値608.3237、実測値608.3256。
実施例48b.(−)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1、tr=7.6分)を、実施例7aの合成にて記載した通りに鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (600 MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (s, 1H), 7.91 (dd, J=7.8, 7.9 Hz, 1H), 7.87 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.57 (d, J=7.9 Hz, 2H), 7.38-7.42 (m, 2H), 6.79-6.84 (m, 1H), 6.29-6.34 (m, 2H), 5.23 (br. d, J=6.1 Hz, 1H), 4.58-4.67 (m, 2H), 4.07-4.14 (m, 1H), 3.13-3.24 (m, 3H), 2.88-2.95 (m, 2H), 2.71-2.78 (m, 1H), 2.54 (q, J=7.5 Hz, 2H), 2.26-2.35 (m, 1H), 2.12-2.18 (m, 1H), 1.70-1.80 (m, 2H), 1.48-1.67 (m, 2H), 1.31-1.38 (m, 4H), 1.08-1.14 (m, 6H).HRMS:C36H42N5O4(M+H)の計算値608.3237、実測値608.3240。
実施例49−A.a).エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(S)−2−ヒドロキシペンタン酸をL−(+)−乳酸の代わりに使用した以外は、エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例48−B.a))の調製と同様に標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z664.4(M+H)。
実施例49−A.b).エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)およびエチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)。
エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのジアステレオマーの分割を、EtOH中0.1%DEAを含む65%ヘキサンを用いCHIRALPAK(登録商標)IAカラムを使用するキラルHPLCにより行って、エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(tr=7.5分)およびエチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(tr=10.2分)を得た。
実施例49a.(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した通りにエチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2、tr=10.2分)を鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (600 MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (s, 1H), 7.89-7.93 (m, 1H), 7.85-7.88 (m, 1H), 7.55-7.60 (m, 2H), 7.38-7.43 (m, 2H), 6.78-6.84 (m, 1H), 6.29-6.34 (m, 2H), 5.23 (br. d, J=6.4 Hz, 1H), 4.64 (br. d, J=12.4 Hz, 1H), 4.44-4.52 (m, 1H), 4.04-4.13 (m, 1H), 3.14-3.27 (m, 4H), 2.88-2.96 (m, 2H), 2.71-2.78 (m, 1H), 2.54 (q, J=7.5 Hz, 2H), 2.26-2.35 (m, 1H), 2.12-2.18 (m, 1H), 1.70-1.81 (m, 2H), 1.41-1.69 (m, 6H), 1.08-1.16 (m, 6H), 0.94-1.02 (m, 3H).HRMS:C38H46N5O4(M+H)の計算値636.3550、実測値636.3555。
実施例49b.(−)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシペンタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1、tr=7.5分)を、実施例7aの合成にて記載した通りに鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (600 MHz, メタノール-d4) δ 7.94 (s, 1H), 7.88-7.93 (m, 1H), 7.85-7.88 (m, 1H), 7.55-7.59 (m, 2H), 7.37-7.42 (m, 2H), 6.81 (dd, J=8.3, 9.2 Hz, 1H), 6.29-6.33 (m, 2H), 5.21-5.26 (m, 1H), 4.62-4.67 (m, 1H), 4.45-4.51 (m, 1H), 4.04-4.13 (m, 1H), 3.14-3.28 (m, 4H), 2.88-2.95 (m, 2H), 2.71-2.78 (m, 1H), 2.54 (q, J=7.5 Hz, 2H), 2.26-2.35 (m, 1H), 2.11-2.18 (m, 1H), 1.71-1.81 (m, 2H), 1.41-1.70 (m, 6H), 1.08-1.16 (m, 6H), 0.94-1.02 (m, 3H).HRMS:C38H46N5O4(M+H)の計算値636.3550、実測値636.3558。
実施例50−A.a).エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(S)−2−ヒドロキシブタン酸をL−(+)−乳酸の代わりに用いた以外は、エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例48−B.a))の調製と同様に標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z650.4(M+H)。
実施例50−A.b)エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)およびエチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)。
エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのジアステレオマーの分割を、EtOH中0.1%DEAを含む60%ヘキサンを用いCHIRALPAK(登録商標)IAカラムを使用するキラルHPLCにより行って、エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1)(tr=7.5分)およびエチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2)(tr=10.8分)を得た。
実施例50a.(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した通りにエチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−2、tr=10.8分)を鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.85-7.96 (m, 3H), 7.55-7.60 (m, 2H), 7.37-7.43 (m, 2H), 6.78-6.84 (m, 1H), 6.29-6.34 (m, 2H), 5.20-5.25 (m, 1H), 4.61-4.69 (m, 1H), 4.39-4.46 (m, 1H), 4.04-4.13 (m, 1H), 3.14-3.28 (m, 3H), 2.87-2.97 (m, 2H), 2.70-2.80 (m, 1H), 2.54 (q, J=7.6 Hz, 2H), 2.25-2.36 (m, 1H), 2.10-2.19 (m, 1H), 1.48-1.82 (m, 7H), 1.08-1.15 (m, 6H), 0.96-1.05 (m, 3H).HRMS:C37H44N5O4(M+H)の計算値622.3393、実測値622.3402。
実施例50b.(−)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−((S)−2−ヒドロキシブタノイル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(ジアステレオマー−1、tr=7.5分)を、実施例7aの合成にて記載した通りに鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.84-7.97 (m, 3H), 7.55-7.60 (m, 2H), 7.37-7.43 (m, 2H), 6.78-6.84 (m, 1H), 6.29-6.35 (m, 2H), 5.20-5.27 (m, 1H), 4.61-4.69 (m, 1H), 4.38-4.46 (m, 1H), 4.04-4.14 (m, 1H), 3.14-3.29 (m, 3H), 2.87-2.97 (m, 2H), 2.70-2.80 (m, 1H), 2.54 (q, J=7.5 Hz, 2H), 2.24-2.37 (m, 1H), 2.10-2.19 (m, 1H), 1.45-1.83 (m, 7H), 1.08-1.16 (m, 6H), 0.95-1.05 (m, 3H). HRMS:C37H44N5O4(M+H)の計算値622.3393、実測値622.3413。
実施例51−A.a).(±)−イソプロピル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(±)−エチル5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例48−A)(253mg、0.449mmol)のMeOH(2mL)中溶液に、Et3N(0.188mL、1.35mmol)を、続いてクロロギ酸イソプロピル(0.494mL、0.494mmol)のMeOH(0.25mL)中溶液を滴下添加した。混合物を同一温度で約0.5時間撹拌した。次いで反応混合物を濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/EtOAc=8/2、定組成)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z650.0(M+H)。
実施例51−A.b).イソプロピル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(エナンチオマー−1)およびイソプロピル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(エナンチオマー−2)。
(±)−イソプロピル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、CO2中30%IPAを用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、イソプロピル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(エナンチオマー−1、tr=3.4分)およびイソプロピル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(エナンチオマー−2、tr=5.3分)を得た。
実施例51a.(+)−5−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−(イソプロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した通りにイソプロピル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(エナンチオマー−1、tr=3.4分)を鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.96 (s, 1H) 7.85-7.94 (m, 2H) 7.55-7.62 (m, 2H) 7.37-7.44 (m, 2H) 6.84 (d, J=8.1 Hz, 1H) 6.29-6.37 (m, 2H) 5.24 (dd, J=6.4, 2.2 Hz, 1H) 4.86-4.95 (m, 2H) 4.20-4.26 (m, 1H) 3.16-3.29 (m, 3H) 2.75-2.99 (m, 4H) 2.54 (q, J=7.5 Hz, 2H) 2.25-2.38 (m, 1H) 2.10-2.22 (m, 1H) 1.68 (br,d, J=15.0 Hz, 2H) 1.45-1.63 (m, 2H) 1.28 (d, J=6.2 Hz, 6H) 1.13 (m, 6H).HRMS:C37H44N5O4(M+H)の計算値622.3280、実測値622.3270。
実施例51b.(−)−エチル−1−(6−(3−((3−エチル−4−(1−(イソプロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
イソプロピル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(エナンチオマー−2、tr=5.3分)を、実施例7aの合成にて記載した通りに鹸化して、標題化合物を得た。1H NMRおよびHRMSデータは実施例51aと実質的に同一であった。
適切な出発材料、実施例45−Bまたは実施例48−Aおよび概説した通りの適切なクロロギ酸塩を用い、実施例51にて記載した方法と同様の方法で、下記表中の以下の化合物を合成した。実施例7aにて記載した方法により、得られたラセミ体エステルの鹸化を達成した。多くの場合、ラセミ体のエステルを表に記載した条件により最初に分割し、次いで得られた各エナンチオマーを実施例7aに記載した方法により独立に鹸化した。(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータは(+)−エナンチオマーと実質的に同一であった。
下記表に示した適切な材料(中間体3、中間体2およびカルボン酸)を使用して、以下の化合物を合成した。中間体3に描写したタイプのケトンを、実施例7−A.a)により記載した方法と同様の方法により、中間体2に描写したタイプのアニリンと還元アミノ化した。得られたラセミ体のエステルを実施例7aに記載した通りに鹸化でき、得られたラセミ体のカルボン酸を下記表に示した条件により分離して、各エナンチオマーを得ることができる。
中間体2により描写されたアニリンがBoc保護化ピペリジンを含む場合、実施例35−Bに記載した通りに還元アミノ化した後にBoc基を除去し、実施例35−C.a)を得るために使用した手順により概説した通りに、得られたアミンを下記表に示したカルボン酸とカップリングできる。次いで得られたアミドのエステルを実施例7aにおいてと同様に鹸化して、標題化合物をラセミ体型で得ることができる。次いでラセミ体の酸を以下の表に記載した条件により分割して、標題化合物をエナンチオマー的に純粋な形で得ることができる。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータはラセミ体型と実質的に同一であった。
実施例54−A.(±)−エチル1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート(中間体6−1)(250mg、0.479mmol)、エチル5−メチル−1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−5)(205mg、0.575mmol)およびK3PO4(H2O中2M)(0.479mL、0.959mmol)のジオキサン(4mL)中懸濁液に、クロロ(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチルフェニル)]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−58−7;19.6mg、0.024mmol)を加えた。次いで混合物を100℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をEtOAcで希釈し、次いでH2Oおよびブラインで連続的に洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン中0〜50%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z602.4(M+H)。
実施例54.a).(±)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した方法と同様の方法により(±)−エチル1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.02 (s, 1H), 7.59 (t, J=7.8 Hz, 1H), 7.52-7.48 (m, 1H), 7.45 (dt, J=7.9, 1.6 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.30-7.22 (m, 2H), 7.08 (d, J=6.8 Hz, 1H), 6.82 (d, J=5.9 Hz, 2H), 6.72 (d, J=8.3 Hz, 1H), 4.60 (d, J=12.0 Hz, 1H), 4.41 (d, J=13.6 Hz, 1H), 3.79-3.75 (m, 1H), 3.26-3.05 (m, 2H), 2.90 (dd, J=16.1, 7.2 Hz, 1H), 2.66-2.61 (m, 2H), 2.58 (s, 3H), 2.48 (dd, J=13.7, 5.2 Hz, 1H), 2.30 (dd, J=13.7, 10.3 Hz, 1H), 2.14-1.88 (m, 3H), 1.86-1.78 (m, 5H), 1.65-1.43 (m, 2H), 0.94-0.76 (m, 4H).HRMS;C37H40N3O3(M+H)の計算値574.3070、実測値574.3081。
実施例54.b).(+)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および(−)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
(±)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中35%IPAを用いCHIRALCEL(登録商標)OJ−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=3.1分)および(+)−1−(3−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=4.5分)を得た。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータはラセミ体型と実質的に同一であった。
上記した方法により以下の表中の適切な材料(中間体1および中間体6)を使用して、以下の化合物を合成し、特に実施例55−1を実施例54にて記載した手順と同様の方法で調製し、実施例55−2を実施例6にて記載した手順と同様の方法で調製した。実施例55−1の場合、次いで標題化合物のラセミ体型を、表に記載した条件により分割して、標題化合物をエナンチオマー的に純粋な形で得た。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータはラセミ体型と実質的に同一であった。
実施例56−A.a).(±)−tert−ブチル4−(4−((7−(3−(4−(エトキシカルボニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
エチル1−(3−(3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体3−6)およびtert−ブチル4−(4−アミノ−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体2−13)を出発材料とし、実施例7−A.a)の合成にて記載した方法と同様の方法により、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z689.5(M+H)。
実施例56−A.b).(+)−tert−ブチル4−(4−((7−(3−(4−(エトキシカルボニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートおよび(−)−tert−ブチル4−(4−((7−(3−(4−(エトキシカルボニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート。
(±)−tert−ブチル4−(4−((7−(3−(4−(エトキシカルボニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、最初のピーク溶出としてCO2中10%CH3CNを含む25%IPAを、次いでCO2中10%CH3CNを含む45%IPAを用いCHIRALPAK(登録商標)IAカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−tert−ブチル4−(4−((7−(3−(4−(エトキシカルボニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(tr=2.9分)および(+)−tert−ブチル4−(4−((7−(3−(4−(エトキシカルボニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(tr=5.2分)を得た。
実施例56.(+)−1−(3−(3−((4−(1−(2−ヒドロキシアセチル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
クロロギ酸イソプロピルを使用する代わりに2−クロロ−2−オキソエチルアセテート(CAS番号13831−31−7)を使用し、実施例51の調製にて概説した方法と同様の方法により(+)−tert−ブチル4−(4−((7−(3−(4−(エトキシカルボニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(tr=5.2分)を出発材料として、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.93 (s, 1H), 7.63 (d, J=1.6 Hz, 1H), 7.58 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.20-7.38 (m, 5H), 6.77 (d, J=8.2 Hz, 1H), 6.68 (br. s., 1H), 6.46 (d, J=8.2 Hz, 1H), 4.85-4.94 (m, 1H), 4.62 (br. d, J=12.7 Hz, 1H), 4.16-4.24 (m, 1H), 4.08-4.16 (m, 1H), 3.48-3.60 (m, 1H), 3.06-3.17 (m, 1H), 2.96-3.05 (m, 1H), 2.81-2.90 (m, 1H), 2.65-2.74 (m, 1H), 2.50-2.58 (m, 1H), 2.18-2.29 (m, 2H), 2.04-2.13 (m, 1H), 1.81 (br. d, J=12.0 Hz, 2H), 1.74 (s, 3H), 1.31-1.56 (m, 2H).HRMS;C34H34F3N4O4(M+H)の計算値619.2532、実測値619.2503。
(+)−1−(6−(3−((4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−8)および(+)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン(中間体3−5−A.b)(+)、tr=2.93分)を出発材料とし、実施例35−Aの合成にて記載した方法と同様の方法により、続いて実施例7aの調製と同様に鹸化することにより、標題化合物を合成した。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.99 (s, 1H), 7.86 (t, J=7.9 Hz, 1H), 7.73 (dd, J=7.7, 0.9 Hz, 1H), 7.66 (dd, J=8.0, 0.8 Hz, 1H), 7.59-7.53 (m, 1H), 7.46-7.40 (m, 2H), 6.78 (dd, J=8.3, 2.2 Hz, 1H), 6.71 (d, J=2.1 Hz, 1H), 6.54 (d, J=8.3 Hz, 1H), 5.32 (dd, J=6.8, 3.6 Hz, 1H), 4.74-4.64 (m, 2H), 4.64-4.57 (m, 1H), 4.43 (d, J=13.5 Hz, 1H), 3.27-3.15 (m, 2H), 2.97 (ddd, J=16.1, 8.7, 4.6 Hz, 1H), 2.72 (t, J=12.7 Hz, 1H), 2.67-2.58 (m, 1H), 2.52-2.41 (m, 1H), 2.12-2.03 (m, 1H), 2.03-1.95 (m, 1H), 1.90 (d, J=13.1 Hz, 1H), 1.85-1.77 (m, 1H), 1.65 (s, 3H), 1.62-1.41 (m, 2H), 0.92-0.85 (m, 2H), 0.85-0.78 (m, 2H).HRMS;C36H37F3N5O3(M+H)の計算値644.2848、実測値644.2682。
実施例58−A.(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
DIPEA(62μl、0.355mmol)を、(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例45−B)(95mg、0.177mmol)および2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(CAS番号864750−58−3、29mg、0.177mmol)のEtOH(1.8mL)中溶液に加え、得られた混合物を68℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、次いで濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中0〜75%EtOAc、次いでCH2Cl2中10%MeOH)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z618.5(M+H)。
実施例58.a).(±)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの調製にて記載した通りの方法により(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化し、続いてRP−HPLC精製(HC−A)を行って、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.92-7.85 (m, 2H), 7.73 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.58-7.50 (m, 2H), 7.46-7.38 (m, 2H), 6.80 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.71 (s, 1H), 6.55 (d, J=8.2 Hz, 1H), 5.33 (dd, J=6.8, 3.4 Hz, 1H), 4.01 (d, J=12.9 Hz, 2H), 3.25-3.16 (m, 3H), 3.01-2.92 (m, 1H), 2.62-2.51 (m, 4H), 2.51-2.42 (m, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.13-2.04 (m, 1H), 1.86 (d, J=13.6 Hz, 2H), 1.74-1.62 (m, 5H).HRMS;C34H36N7O3(M+H)の計算値590.2880、実測値590.2786。
実施例58.b).(+)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸および(−)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(±)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中5〜55%IPA濃度勾配を用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(−)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=3.64分)および(+)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(tr=3.88分)を得た。(+)−および(−)−エナンチオマーに関する1H NMRおよびHRMSデータは、(±)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸と実質的に同一であった。
実施例59−A.(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
クロロ−(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’6’−ジイソプロポキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチル)フェニル]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−60−1、7.8mg、9.5μmol)を、(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例45−B)(102mg、0.190mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(CAS番号865−48−5、26mg、0.267mmol)および2−クロロピリジン(CAS番号109−09−1、17.7μl、0.189mmol)のTHF(1.9mL)中溶液に加えた。得られた反応混合物を68℃で1時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈した。次いで有機相を水およびブラインで連続的に洗浄し、次いでセライト(登録商標)上に濃縮した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中0〜50%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z613.6(M+H)。
実施例59.(±)−5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを実施例1.a)の調製にて記載した通りに鹸化し、RP−HPLC精製(HC−B)した後、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.08 - 8.04 (m, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.86 (t, J=7.9 Hz, 1H), 7.71 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.59 - 7.51 (m, 3H), 7.45 - 7.38 (m, 2H), 6.86 (d, J=8.7 Hz, 1H), 6.81 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.72 (s, 1H), 6.65 - 6.60 (m, 1H), 6.56 (d, J=8.2 Hz, 1H), 5.35 (dd, J=7.1, 3.4 Hz, 1H), 4.34 (d, J=12.5 Hz, 2H), 3.24 - 3.15 (m, 1H), 3.01 - 2.86 (m, 3H), 2.63 (s, 3H), 2.61 - 2.53 (m, 1H), 2.53 - 2.41 (m, 1H), 2.14 - 2.04 (m, 1H), 1.85 (d, J=13.0 Hz, 2H), 1.70 - 1.57 (m, 5H). HRMS;C36H37N6O2(M+H)の計算値585.2978、実測値585.2985。
実施例60−A.(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(1−エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン(CAS番号74−25−0;35μl、0.174mmol)を、室温で(±)−エチル5−メチル−1−(6−(3−((2−メチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例45−B)(95mg、0.177mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(CAS番号25895−60−7、22.3mg、0.355mmol)および酢酸(1.0μl、0.018mmol)のMeOH(1.8mL)中溶液に加えた。得られた反応混合物を50℃に24時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次いでCH2Cl2および飽和重炭酸ナトリウムで希釈した。有機層をISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、有機層を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z576.5(M+H)。
実施例60.(±)−1−(6−(3−((4−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
(±)−エチル1−(6−(3−((4−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−2−メチルフェニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを、実施例1.a)の合成にて記載した通りに鹸化し、RP−HPLC精製(HC−C)した後、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.90 (t, J=7.9 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.71 (dd, J=7.8, 0.9 Hz, 1H), 7.54 (dd, J=6.4, 2.4 Hz, 1H), 7.48 (dd, J=7.9, 0.8 Hz, 1H), 7.45 - 7.38 (m, 2H), 6.77 (dd, J=8.2, 2.2 Hz, 1H), 6.68 (d, J=2.2 Hz, 1H), 6.52 (d, J=8.3 Hz, 1H), 5.30 (dd, J=7.0, 3.3 Hz, 1H), 3.44 - 3.37 (m, 2H), 3.24 - 3.15 (m, 1H), 3.01 - 2.91 (m, 1H), 2.77 (t, J=12.2 Hz, 2H), 2.57 - 2.39 (m, 5H), 2.23 (s, 1H), 2.12 - 2.03 (m, 1H), 1.90 (d, J=13.9 Hz, 2H), 1.82 - 1.67 (m, 2H), 1.63 (s, 3H), 0.74 (d, J=7.7 Hz, 4H).HRMS;C34H38N5O2(M+H)の計算値548.3026、実測値548.3041。
実施例61.a).(±)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
実施例3の合成にて記載した方法と同様の方法によりエチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−1)を(±)−(4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−イル)(シクロプロピル)メタノン(中間体3−4−6)と反応させることにより、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.95 (dd, J=7.8, 8.0 Hz, 1H), 7.82-7.89 (m, 2H), 7.68 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.41-7.52 (m, 3H), 7.23 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.17 (dd, J=2.2, 8.6 Hz, 1H), 6.94 (d, J=8.6 Hz, 1H), 6.66 (dd, J=2.4, 6.6 Hz, 1H), 4.61-4.71 (m, 1H), 4.43-4.53 (m, 1H), 3.14-3.26 (m, 1H), 2.94-3.04 (m, 1H), 2.71-2.85 (m, 2H), 2.47-2.58 (m, 1H), 2.06-2.16 (m, 1H), 1.82-2.05 (m, 3H), 1.43-1.70 (m, 2H), 0.77-0.95 (m, 4H).HRMS;計算値.C35H31F6N4O4(M+H)685.2249、実測値685.2261。
実施例61.b).(+)−または(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(エナンチオマー−1)および(−)−または(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(エナンチオマー−2)。
(±)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のエナンチオマーの分割を、CO2中25%IPAを用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、(+)−または(−)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(エナンチオマー−1、tr=2.7分)および(−)−または(+)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(エナンチオマー−2、tr=3.9分)を得た。1H NMRおよびHRMSは(±)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸と実質的に同一であった。
実施例62−A.(±)−エチル1−(6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
tert−ブチル(7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)カルバメート(ACS Med. Chem. Lett. 2011, 2, 565-570)を(±)−tert−ブチル4−(4−((4−ブロモ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アミノ)−3−メチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体3−11)の代わりに用いた以外は、実施例35−Aの調製と同様の方法により、標題化合物を合成した。(ESI+)m/z463.3(M+H)。
実施例62−B.(±)−エチル1−(6−(3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
中間体6−1−Eの合成にて記載した方法と同様の方法により(±)−エチル1−(6−(3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを脱保護化することにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z363.0(M+H)。
実施例62−C.tert−ブチル6−クロロ−5−メチル−5’,6’−ジヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−カルボキシレート
(6−クロロ−5−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸(CAS番号1003043−40−0、0.51g、2.98mmol)、tert−ブチル4−ブロモ−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(CAS番号159503−91−0、0.975g、3.72mmol)のトルエン(7.4ml)およびMeOH(7.4ml)中懸濁液に、炭酸カリウム(水中2M;3.7ml、7.4mmol)を、続いてPd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(0.24g、0.3mmol)を加えた。混合物を90℃で0.75時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をEtOAcで希釈した。次いで混合物をH2Oで洗浄し、次いでISOLUTE(登録商標)相分離器に通し、濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン中0〜50%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z309.2(M+H)。
実施例62−D.(6−クロロ−5−メチル−5’,6’−ジヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−イル)(シクロプロピル)メタノン
中間体2−3の調製と同様の方法で標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z277.3(M+H)。
実施例62−E.(±)−エチル1−(6−(3−((1’−(シクロプロパンカルボニル)−5−メチル−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−6−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−(3−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例62−B)(50mg、0.138mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(32mg、0.33mmol)および(6−クロロ−5−メチル−5’,6’−ジヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−イル)(シクロプロピル)メタノン(実施例62−D)(38mg、0.138mmol)のジオキサン(1.4mL)中懸濁液に、クロロ−(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジイソプロポキシ−1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチル)フェニル]パラジウム(II)−メチル−t−ブチルエーテル付加物(CAS番号1028206−60−1;5.4mg、6.90μmol)および2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(CAS番号564483−18−7.3.3mg、6.90μmol)を加えた。次いで混合物を80℃で20時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、セライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、次いで濾液をセライト(登録商標)上に濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘプタン中0〜50%EtOAc)により精製して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z603.2(M+H)。
実施例62−F.(±)−エチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
(±)−エチル1−(6−(3−((1’−(シクロプロパンカルボニル)−5−メチル−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−6−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(30mg、0.05mmol)およびPd/C(10%、5mg、0.05mmol)のEtOH(0.5mL)中混合物を、H2雰囲気下室温で12時間撹拌した。混合物をセライト(登録商標)のプラグに通して濾過し、これをMeOHで濯いだ。濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(ESI+)m/z605.5(M+H)。
実施例62.(±)−1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの調製にて記載した方法と同様の方法により(±)−エチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.87-7.80 (m, 2H), 7.60 (dd, J= 7.7, 0.9 Hz, 1H), 7.54-7.49 (m, 2H), 7.46-7.39 (m, 2H), 7.34 (d, J=2.3 Hz, 1H), 7.16-7.10 (m, 1H), 5.95 (t, J=7.0 Hz, 1H), 4.64 (d, J=13.3 Hz, 1H), 4.47 (d, J=13.6 Hz, 1H), 3.27-3.22 (m, 1H), 3.21-3.11 (m, 1H), 3.06-2.94 (m, 1H), 2.79-2.60 (m, 6H), 2.06-1.76 (m, 4H), 1.62-1.40 (m, 5H), 0.95-0.86 (m, 2H), 0.86-0.78 (m, 2H).HRMS;C34H37N6O3(M+H)の計算値577.2927、実測値577.2922。
実施例63−A.a).(±)エチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−4−2)および(±)−tert−ブチル4−(6−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−2−エチルピリジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体3−12)を出発材料とした以外は、(±)−tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−エチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メチル)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(実施例39−A)の合成にて記載した方法と同様の方法により、標題化合物を合成した。得られたBoc保護化化合物を、実施例45−Bとして記載した手順に従って反応させ、得られたアミンを実施例45−C.a)にて使用した方法と同様の方法でシクロプロパンカルボン酸と反応させることができる。MS(ESI+)m/z633.4(M+H)。
実施例63−A.b).エチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−1)およびエチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−2)
(±)−エチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートのエナンチオマーの分割を、CO2中5%から55%MeOH濃度勾配を用いCHIRALPAK(登録商標)AD−Hカラムを使用するキラルSFCにより行って、エチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−1、tr=6.0分)および(エチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−2、tr=10.6分)を得た。
実施例63a.(+)−1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの調製と同様にエチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−2、tr=3.9分)を鹸化して、標題化合物を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.91 (s, 1 H) 7.77-7.86 (m, 1 H) 7.70 (d, J=7.7 Hz, 1 H) 7.54-7.58 (m, 1 H) 7.52 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 7.34-7.43 (m, 2 H) 7.19 (d, J=8.97 Hz, 1 H) 6.17 (t, J=8.02 Hz, 1 H) 5.65-5.84 (m, 1 H) 4.65 (d, J=13.14 Hz, 1 H) 4.47 (d, J=14.02 Hz, 1 H) 3.33-3.44 (m, 3 H) 3.12-3.23 (m, 1 H) 2.83-3.03 (m, 2 H) 2.67-2.82 (m, 1 H) 2.55-2.67 (m, 2 H) 2.38-2.54 (m, 1 H) 1.93-2.12 (m, 2 H) 1.67-1.89 (m, 2 H) 1.40-1.67 (m, 2 H) 1.16 (t, J=7.52 Hz, 3 H) 1.10 (t, J=7.26 Hz, 3 H) 0.74-0.98 (m, 4 H).HRMS;C36H41N6O3(M+H)の計算値605.3235、実測値605.3184。
実施例63b.(−)−1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
実施例7aの合成にて記載した方法と同様の方法により、エチル1−(6−(3−((5−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−6−エチルピリジン−2−イル)アミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−エチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(エナンチオマー−1、tr=3.7分)から標題化合物を合成した。1H NMRおよびHRMSデータは実施例63aと実質的に同一であった。
実施例29−Cにおけるようにクロロギ酸エチルを使用する代わりに、下記表に概説した通りにクロロギ酸塩または塩化スルホニルの何れかを用いた以外は、実施例29の合成にて概説した方法と同様の方法により以下の化合物を合成した。
実施例65−A.(S)−tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート。
実施例29−Aの合成にて記載した方法と同様の方法によりエチル1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(中間体1−4−7)を(S)−tert−ブチル4−(4−((7−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体3−4−5)と反応させることにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z665.5(M+H)。
実施例65−B.(S)−エチル1−(6−(3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート。
実施例29−Bの合成にて記載した方法と同様の方法により(S)−tert−ブチル4−(4−((7−(6−(4−(エトキシカルボニル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)−2−エチルフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを脱保護化することにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z579.5(M+H)。
実施例65−C.(S)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート。
実施例30−Aの合成にて記載した方法と同様の方法により、(S)−エチル1−(6−(3−(3−エチル−4−(ピペリジン−4−イル)フェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートをシクロプロパンカルボン酸と反応させることにより、標題化合物を合成した。MS(ESI+)m/z647.5(M+H)。
実施例65.(S)−1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
実施例7aの合成にて記載した方法と同様の方法により(S)−エチル1−(6−(3−(4−(1−(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン−4−イル)−3−エチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−2−イル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートを鹸化することにより、標題化合物を合成した。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.90-7.96 (m, 2H), 7.80 (dd, J=0.7, 7.8 Hz, 1H), 7.60 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.41-7.51 (m, 3H), 6.98 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.52-6.57 (m, 1H), 6.50 (d, J=2.6 Hz, 1H), 6.22 (d, J=5.6 Hz, 1H), 4.61-4.70 (m, 1H), 4.42-4.52 (m, 1H), 3.71 (五重線, J=6.9 Hz, 1H), 3.15-3.25 (m, 2H), 2.92-3.05 (m, 2H), 2.70-2.81 (m, 1H), 2.53-2.68 (m, 2H), 2.37-2.48 (m, 1H), 2.17-2.27 (m, 1H), 1.97-2.05 (m, 1H), 1.50-1.86 (m, 4H), 1.26-1.35 (m, 6H), 1.14 (t, J=7.5 Hz, 3H), 0.77-0.95 (m, 4H).HRMS;C38H43N4O4(M+H)の計算値619.3284、実測値619.3295。
生物学的実施例1.CHO細胞アッセイ
可溶性グアニル酸シクラーゼを過剰発現するチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞を作製し、細胞においてsGC活性化剤の効果を試験した。GUCYA3(RefSeq:NM_000856.3)およびGUCYB3(RefSeq:NM_000857.1)のヒトcDNAを、ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)cDNAライブラリーから、PCRによって増幅し、哺乳動物の発現ベクター中にクローニングした。CHO K1細胞(ATCC CCL−61)を、製造業者の使用説明書に従ってLipofectamine 2000を使用して、トランスフェクトし、安定発現したクローンを、抗生物質選択により同定した。CHO GUCYクローン8E10を、その後の実験のために使用した。
細胞を、白色の384ウェルのプロキシプレート(Perkin Elmer)に、3000細胞/ウェルの密度で播種し、一晩中インキュベートし、次いで、培地を除去し、細胞を、アッセイ緩衝液(HBSS、0.1%BSA、1mM 1BMX、20μM ODQ)で洗浄した。sGC活性化剤を、DMSO中で連続的に希釈し、次いで、アッセイ緩衝液中で希釈した後、細胞に添加した(10μl/ウェル、最終DMSO濃度0.5%)。細胞を、化合物と共に室温で1時間インキュベートし、次いで、製造業者の使用説明書に従ってCisbio cGMP HTRFキット(62GM2PEC)を使用して、cGMP産生についてアッセイした。
EC50を、4パラメーターS字状用量−応答を使用して、標準曲線から内挿したcGMPの量に基づいて計算する。
本発明の化合物は、sGC活性化に関して有効である。表1のデータを、生物学的実施例1のアッセイを使用して収集した。アッセイの最小EC50定量下限値は、0.5nMであり、したがって、0.5nMのEC50値を有すると挙げられたいかなる化合物も、0.5nM以下のEC50を有する。