JP2017516036A - コネクタアセンブリ - Google Patents

Abstract

コネクタアセンブリ（１）に関し、パイプ（３）、シール部材（５）及び差し込みコネクタ（４）を具備し、差し込みコネクタがコネクタボディ（６）を有する。コネクタボディが環状空間（２２）を有し、環状空間が、差し込みコネクタ（４）の第１のカバー部分（１２）と第２のカバー部分（１５）の間に配置される。パイプの結合部分（３４）がパイプ収容側（２５）からコネクタボディの環状空間（２２）内へ挿入されて、それと結合されている。パイプの結合部分が固定用切り欠き（４３）とシール収容部（４４）とを有し、シール収容部はパイプの周面に組み込まれ、固定用切り欠きから構造的に分離されている。第１のカバー部分又は第２のカバー部分がシール収容部の領域内で変形されて、シール部材が第１のカバー部分又は第２のカバー部分とシール収容部との間で圧縮される。本発明はコネクタアセンブリの製造方法にも係る。【選択図】図３

Description

本発明は、請求項１、１２及び１３に記載されているような、コネクタアセンブリ及びこのコネクタアセンブリを搭載した車両並びにコネクタアセンブリを形成する方法に関する。

特許文献１からは、液状又はガス状の媒体用の導管の終端部分を差し込みコネクタと結合する方法が知られている。その場合に液状又はガス状の媒体用の導管は、軟弾性的なプラスチックチューブである。この結合方法において、差し込みコネクタの第１の壁部分が、圧縮工具によって差し込みコネクタの第１と第２の壁部分の間に位置する導管の終端部分を変形させながら、第２の壁部分の方向に変形される。第１の壁部分の変形前及び／又は変形の際に少なくとも１つの距離測定装置によって、第１又は第２の壁部分内に配置されている窓開口部を通して、導管の窓開口部側の表面が検出され、かつ第１の壁部分の変形が、距離測定装置によって実施された導管の終端部分の表面の検出の結果に従って、実施される。

特許文献１に記載されている、導管の終端部分と差し込みコネクタを結合する方法もしくは差し込みコネクタの形態は、この種の方法によっては、軟弾性的な終端部分しか差し込みコネクタと結合できない、という欠点を有している。堅固なプラスチックパイプとの結合は、たとえばこの種の方法によっては形成することができない。

オーストリア特許第５０９１９６（Ｂ１）号明細書

本発明の課題は、差し込みコネクタがパイプと効果的に結合され、その結果結合箇所が良好に密閉されると共に機械的に負荷をかけることができ、かつ簡単に形成できる、コネクタアセンブリを提供し、かつこの種の結合を形成する方法を示すことである。

本発明の課題は、請求項１に記載の措置によって、かつ請求項１３に記載のコネクタアセンブリを形成する方法によって、解決される。

本発明によれば、パイプ、シール部材及び差し込みコネクタを有するコネクタアセンブリが形成される。コネクタアセンブリはコネクタボディを有しており、その場合にコネクタボディが環状空間を有し、その環状空間は、差し込みコネクタのスリーブ形状の、横断面において差し込みコネクタの中央の長手軸線をリング形状に包囲する第１のカバー部分と、スリーブ形状の、横断面において中央の長手軸線をリング状に包囲する第２のカバー部分との間に位置している。第１のカバー部分は、第２のカバー部分によって包囲されている。コネクタボディの第１のカバー部分は、第１の終端部分において第１の側壁部分によって第２のカバー部分と結合されており、これらのカバー部分は第２の終端部分においては互いに対して開放しており、それによってコネクタボディのパイプ収容側が形成されている。パイプの結合部分は、パイプ収容側からコネクタボディの環状空間内へ挿入されて、それと結合されている。パイプの結合部分は、パイプの周面に穿設された固定用切り欠き及び構造的にそれから分離してシール収容部を有している。コネクタアセンブリが組み立てられた状態において、コネクタボディの第１又は第２のカバー部分とパイプの固定用切り欠きとの間に相補形状の結合が形成されている。第１又は第２のカバー部分は、シール収容部の領域内でそのように変形されるので、シール部材が第１又は第２のカバー部分とシール収容部との間で圧縮される。

本発明に係る形成において好ましくは、パイプと差し込みコネクタの間に結合を形成するための圧縮が、２つの場所的に分離された圧縮箇所を有する。パイプの固定用切り欠きの領域内の一方の圧縮箇所は、パイプと差し込みコネクタとの間に相補形状の機械的に負荷をかけることのできる結合を形成する課題を有しているので、差し込みコネクタに対するパイプの位置が位置決めされている。この圧縮箇所は、高い負荷を吸収することができ、その場合に圧縮箇所のシール作用には何ら要請は課されない。シール収容部の領域内の他の圧縮箇所は、シール部材と協働して、差し込みコネクタに対してパイプを密閉するように形成されている。この圧縮箇所は、力を吸収する必要はなく、ここでは、２つの部分の間の密閉性を達成することができるようにするために、シール部材がパイプ及び差し込みコネクタに良好に添接する。したがって圧縮箇所の本発明に係る形態によって、他の解決に比較してコスト的に好ましく、かつプロセス安全なコネクタアセンブリを提供することができる。

さらに、固定用切り欠きもシール収容部もパイプのインナーカバー面に形成されており、それらが互いに対して軸方向に離隔していると、好ましい場合がある。その場合に好ましくは、この措置によってプレス工具は結合を形成するために、内側から外側へ向かって圧縮することができる。したがって圧縮工程の間パイプと差し込みコネクタは径方向の引っ張りに関して周面に負荷を受ける。この種の負荷は、個々の構成部分によって良好に受け止めることができる。他の利点は、この措置によって圧縮箇所が外部からは見えないことにある。したがってこの種のコネクタアセンブリは自動車のエンジンルーム内に使用するのに適しており、そこではこのコネクタアセンブリはエンドユーザーにとって見ることができ、かつ接近することができる箇所に組み込まれている。

さらに、コネクタボディの第１のカバー部分は、コネクタアセンブリの組み立てられた状態において軸方向に見て、少なくともパイプの固定用切り欠きもシール収容部も越えて延びているので、第１のカバー部分の変形によって固定用切り欠きの領域内の圧縮も、シール部材の領域内の圧縮も実現される。その場合に好ましくは、１つのプレス工具のみによって、２つの圧縮を同時に形成することができる。この形態の他の利点は、第１のカバー部分が中空円筒状の構成部品部分の形式で形成することができ、それは深絞り工程において簡単かつコスト的に好ましく形成できることにある。

さらに、パイプ内の固定用切り欠きは、パイプのインナーカバー面に穿設された、横断面において半円の溝として形成することができる。その場合に好ましくは、この種の半円の溝は、パイプの形成プロセス内でパイプに良好に一体化することができる。さらに第１のカバー面は、この半円の溝によって相補形状の結合を形成することができるようにするために、プレス工具によって良好に変形させることができる。その場合に一方で、溝をパイプに一周するように形成することができる。それに対して代替的に、溝を周面にわたって見てセグメント化することができる。さらに、第１のカバー面の変形も一周させ、あるいはセグメント化することができ、その場合に第１のカバー面のセグメント化された変形を、一周する溝と組み合わせることもできる。セグメント化された変形とセグメント化された溝は、このようなセグメント部分が径方向に移動されるスライド工具によって簡単に形成できる、という利点を有している。

また、好ましい形態によれば、パイプのシール収容部はインナーカバー面に設けられた段部として形成することができ、その段部内にシール部材を収容することができる。その場合に好ましくは、この種の段部は次のように、すなわち差し込みコネクタ内へ挿入されたシール部材がコネクタアセンブリの組立の間、特にパイプを差し込みコネクタ内へ挿入する間に損傷されないように、形成することができる。この種の段部は、パイプの製造プロセスにおいて、特に射出成形プロセスにおいて、簡単かつコスト的に好ましく形成することができ、その場合に段部の後加工は、何ら必要とされない。さらに好ましくは、この種の段部は、シール収容部内へのシール部材の導入を容易にするために、面取りを有することができる。

展開によれば、パイプの前壁に対するシール収容部の間隔を、前壁に対する固定用切り欠きの間隔よりも小さくすることが、可能である。その場合に好ましくは、それによってシール収容部へのシール部材の導入が容易になる。

さらに、パイプがその結合部分内に段部を有することができ、その段部が第１のカバー部分の前壁と対応するので、組み合わせた状態において、特に組み合わせる間、差し込みコネクタに対するパイプの軸方向の位置を予め定めることができると、好ましい場合がある。その場合に好ましくは、それによってコネクタアセンブリを組み立てる間、差し込みコネクタに対するパイプの位置決めが容易になる。したがってコネクタアセンブリの組立のプロセスが高い繰り返し精度及びそれに伴って高いプロセス安全性を有することができ、その場合に製造プロセスにおけるエラーが生じにくくなる。この措置によって、さらに、欠陥品の製造が減少され、それによって製造コスト及びそれに伴って製品コストも減少させることができる。

さらに、シール部材が円筒状のインナーカバー面と円筒状のアウターカバー面とを有することができ、その場合にシール部材が組み込まれた状態において、円筒状のインナーカバー面がコネクタボディの第１のカバー部分に、そして円筒状のアウターカバー面が第２のカバー部分に添接する。その場合に好ましくは、コネクタアセンブリの組立の途上において、シール部材を差し込みコネクタ内へ、特にコネクタボディ内へ挿入することができ、パイプ内へ挿入する必要はない。それによってコネクタアセンブリの組立が容易になり、それによってプロセス安全性が向上する。さらにこのようなシール部材において、コネクタボディ内へのシール部材の正しい取り付けを良好に管理することができる。円筒状のカバー面は、さらに、パイプもしくはコネクタボディのそれぞれ対応する面に良好に添接する。それによってシール部材はコネクタアセンブリ内へ組み込まれた状態において、それと対応する構成部品に対する良好なシール作用を得ることができる。シール部材の円筒状の面の利点は、圧縮工程の途上において円筒状の面によってシール部材の軸方向の滑り移動がほぼ回避されることにある。円形のシールリングに比較してシール部材の軸方向の広がりが大きいことにより、圧縮工程の間のシール部材の正確な軸方向の位置が、必ずしも必要ではなくなる。それによってプロセス安全性が向上する。というのは、シール部材に関連した位置決めエラーがほぼ回避されるからである。

さらに、パイプがその結合部分の前壁に少なくとも１つの軸方向に延びる切り欠きを有することができ、その切り欠きがコネクタボディ内の位置決めフラップと対応する。その場合に好ましくは、この種の切り欠きによって、差し込みコネクタに対してパイプを、差し込みコネクタの回転軸線を中心に見て、正しい角度で配置することも容易になり、もしくは可能になる。したがってコネクタアセンブリの組立のプロセスは高い繰り返し精度とそれに伴って高いプロセス安全性を有することができ、その場合に製造プロセスにエラーが生じにくくなる。この措置によって、さらに、欠陥品の製造が減少され、それによって製造コストとそれに伴って製品コストも減少させることができる。

さらに、コネクタボディが深絞り部品から一体的に、特に特殊鋼シートから形成されると、好ましい場合がある。その場合に好ましくは、この種の深絞り部品は、特にシリーズ生産において簡単かつコスト的に好ましく形成することができる。
さらに、この種の深絞り部品は、高い繰り返し精度で形成することができる。
さらに、パイプはプラスチック、たとえばポリアミドから、射出成形方法によって形成することができる。このように形成されたパイプは、特に大量生産のプロセスにおいてコストパフォーマンスよく、かつ高い繰り返し精度で形成することができる、という利点を有している。特に請求項１に記載の措置は、このように形成されたプラスチックパイプと共に、パイプ内に穿設されたシール収容部が簡単な離型によって形成可能である、という利点をもたらす。したがってパイプ内にシール収容部を準備するために、バリ形成をもたらすことがあり、それによってシール部材を損傷することのある、「陥没コア」を使用する必要はない。

液状又はガス状の媒体用のパイプの結合部分を差し込みコネクタと結合する方法によれば、パイプの結合部分は、パイプの周面に形成された固定用切り欠き及び構造的にそれから分離してシール収容部を有している。差し込みコネクタはコネクタボディを有しており、そのコネクタボディが環状空間を有し、その環状空間は差し込みコネクタのスリーブ形状の、横断面において差し込みコネクタの中央の長手軸線をリング状煮包囲する第１のカバー部分と、スリーブ形状の、横断面において中央の長手軸線をリング状に包囲する第２のカバー部分との間に位置している。第１のカバー部分は、第２のカバー部分によって包囲されている。コネクタボディの第１のカバー部分は、第１の終端部分において第１の前壁部分によって第２のカバー部分と結合されている。これらのカバー部分は、第２の終端部分において互いに対して開放しており、それによってコネクタボディのパイプ収容側が形成されている。特に差し込みコネクタとパイプは、先行する請求項のいずれか１項に従って形成されている。第１の方法ステップにおいて、シール部材が差し込みコネクタの環状空間内の第１と第２のカバー部分の間へ、特に第１のカバー部分に添接するように、挿入される。第２の方法ステップにおいては、パイプの結合部分がコネクタボディのパイプ収容側から環状空間内へ挿入されて、位置決めされる。第３の方法ステップにおいて、プレス工具がコネクタボディの第１のカバー部分を変形し、その場合にプレス工具の第１の部分領域が第１のカバー部分を、パイプと差し込みコネクタとの間に相補形状の結合が形成されるように変形し、プレス工具の第２の部分領域が、第１のカバー部分の軸方向に離隔した領域を次のように、すなわち第１のカバー部分によってシール部材が圧縮され、それに伴って第１のカバー部分とパイプとの間に挟持されるように、変形する。

本発明に係る形成方法において好ましくは、パイプと差し込みコネクタとの間の結合を形成するための圧縮が、２つの場所的に分離された圧縮箇所を有している。パイプの固定用切り欠きの領域内の１つの圧縮箇所は、パイプと差し込みコネクタとの間に相補形状の、機械的に負荷をかけることのできる結合を形成する課題を有しているので、パイプは差し込みコネクタに対する位置に位置決めされている。この圧縮箇所は、高い負荷を吸収することができ、その場合に圧縮箇所のシール作用には何ら要請は課されない。シール収容部の領域内の他の圧縮箇所は、シール部材と協働して、差し込みコネクタに対してパイプを密閉するように、形成されている。この圧縮箇所は、力を吸収する必要はなく、ここでは、２つの部分の間の密閉性を得ることができるようにするために、シール部材はパイプ及び差し込みコネクタに良好に添接する。したがって圧縮箇所の本発明に係る形態によって、他の解決に比較してコストパフォーマンスが良く、かつプロセス安全に形成することができるコネクタアセンブリが提供される。

さらに、変形方法の間に、プレス工具の走行距離が監視され、その場合に第１のカバー部分の変形前及び／又は変形の際に、少なくとも１つの距離測定装置によって、第１又は第２の壁部分内に配置されている窓開口部を通してパイプの窓開口部側の表面が検出されて、距離測定装置によって実施された、パイプの終端部分の表面の検出の結果に従って第１の壁部分の変形が実施される。その場合に好ましくは、この方法によって、パイプがコネクタボディに設けられている収容部内に正しく位置決めされているか、を管理することができる。それによってプロセス安全性を向上させることができる。というのは、使用されるパイプの精度に課される要請が低くなるからである。さらに、この方法によって、パイプと差し込みコネクタの間の形状結合及びパイプと差し込みコネクタの間のシール面も充分に高い精度を有することができ、それによって２つの部分の互いに対する良好な取り付けが保証される。

特別な形態によれば、変形方法の間にプレス工具から第１のカバー部分へもたらされる力を測定して、積極的に設定することが、可能である。その場合に好ましくは、それによって差し込みコネクタにおけるパイプの圧縮嵌めの強さ及び２つの部分の互いに対するシール作用を調節し、かつ予め定めることができる。

そして、第３の方法ステップの前に、測定装置によって差し込みコネクタ内のシール部材の正しい位置決めを管理することができる。その場合に好ましくは、まだ圧縮方法の前に、シール部材が正しく位置決めされているか、を求めることができる。したがって、欠陥品の製造をできるだけ少なくし、それに伴ってプロセス安全性を向上させることができる。

本発明をさらによく理解するために、以下の図を用いて本発明を詳細に説明する。
図は、それぞれ著しく簡略化された図式的な表示である。

コネクタアセンブリの４分の１カットを示す斜視図である。 コネクタアセンブリを搭載した車両を示している。 コネクタアセンブリを展開して示す断面図である。 図３に示すコネクタアセンブリを組み合わせた位置において示す断面図である。 図３、４に示すコネクタアセンブリを組み合わせて圧縮した位置で示す断面図である。 コネクタアセンブリを示す斜視図である。 コネクタアセンブリを分解して示す斜視図である。 アウターカバー内の窓を通る切断ガイドを有するコネクタアセンブリの断面図である。 プレス工具と共にコネクタアセンブリを示す断面図である。 プレス工具と共にコネクタアセンブリを示す斜視図である。

最初に記録しておくが、異なるように記載される実施形態において、同一の部分には同一の参照符号ないし同一の構成部分名称が設けられており、その場合に説明全体に含まれる開示は、同一の参照符号ないし同一の構成部分名称を有する同一の部分へ意味に従って移し替えることができる。また、説明内で選択される、たとえば上、下、側方などのような位置記載は、直接説明され、かつ示される図に関するものであって、この位置記載は位置が変化した場合には、意味に従って新しい位置へ移し替えられる。

図１は、コネクタアセンブリ１の斜視図であって、その場合にこのコネクタアセンブリは４分の１カットで示されている。さらに、図１には、コネクタアセンブリ１と結合可能な相手側差し込みコネクタ２が図式的に示されている。コネクタアセンブリ１と相手側差し込みコネクタ２の間の協働は、オーストリア特許第５０９１９６（Ｂ１）号明細書に充分に記述されている。

図１には、コネクタアセンブリ１が、組み合わされた状態で示されている。コネクタアセンブリ１は、パイプ３、差し込みコネクタ４及び差し込みコネクタ４とパイプ３の間に取り付けられたシール部材５を有している。差し込みコネクタ４は、コネクタボディ６を有しており、そのコネクタボディは好ましくは一体的な変形部品として、たとえば深絞り部品として、特に特殊鋼シートから形成されている。

図２は、図１に従って組み込まれたコネクタアセンブリ１を有する車両７を図式的に示している。図２に明らかなように、コネクタアセンブリ１は、好ましくは車両７内で、特に内燃機関を有する道路と結合された自動車内で使用される。特に、コネクタアセンブリ１は、内燃機関への新気供給の種々の構成部品を結合するために使用される。たとえば、コネクタアセンブリ１を対応する相手側差し込みコネクタ２と共にターボチャージャ８の吸い込み領域内の２つの部分を結合するために設けることができる。さらに、この種のプラグ結合は、ターボチャージャ８から離れた圧力側において２つの構成部品を結合するために使用することもできる。

図３は、コネクタアセンブリ１を差し込みコネクタ４の中央の長手軸線９に沿って断面で示している。ここの構成部品を良好に説明することができるようにするために、これらは図３において分解して示されている。
図３に明らかなように、差し込みコネクタ４はコネクタボディ６の他にプラグシール１０を有しており、そのプラグシールがコネクタボディ６内に収容されている。プラグシール１０は、コネクタアセンブリを相手側差し込みコネクタ２と組み合わせた状態において、充分に密閉することができるようにするために、用いられる。

さらに差し込みコネクタ４はばね部材１１を有しており、そのばね部材によってコネクタアセンブリ１の位置を、コネクタアセンブリ１と組み合わされた相手側差し込みコネクタ２に対して固定することができる。ばね部材１１は、容易に能動化し、かつ非能動化することができるように構成されているので、必要に応じてコネクタアセンブリ１と相手側差し込みコネクタ２を互いに分離し、もしくは互いに結合することができる。

図３に明らかなように、コネクタボディ６に第１のカバー部分１２が形成されており、そのカバー部分が差し込みコネクタ４の中央の長手軸線９をスリーブ形状に包囲している。他の言葉で表現すると、第１のカバー部分１２は、回転対称の中空円筒である。
第１のカバー部分１２は、内側に位置するカバー面１３と外側に位置するカバー面１４を有している。第１のカバー部分１２を第２のカバー部分１５が包囲しており、その第２のカバー部分も同様に中央の長手軸線９に対して回転対称に形成されている。第１のカバー部分１２は、第１の終端部分１６において第１の前壁部分１７によって第２のカバー部分１５と結合されている。
第１のカバー部分１２と同様に、第２のカバー部分１５も内側に位置するカバー面１８と外側に位置するカバー面１９とを有している。

第１のカバー部分１２は、その内側に位置するカバー面１４と外側に位置するカバー面１４とによって画成されており、それによって第１のカバー部分１２の肉厚２０が生じる。第１のカバー部分１５も同様に、内側に位置するカバー面１８と外側に位置するカバー面１９とによって画成されており、それによって第２のカバー部分１５の肉厚２１が生じる。

２つのカバー部分１２、１５が互いに離隔していることによって、環状空間２２が生じる。この環状空間２２は、特に、径方向において、第１のカバー部分１２の外側に位置するカバー面１４と第２のカバー部分１５の内側に位置するカバー面１８とによって画成されている。それによって特に、環状空間間隙２３が生じる。この環状空間間隙２３は、好ましくは、パイプ３を少なくとも部分的にその中に収容することができるような大きさに選択されている。図示の実施例において、環状空間間隙２３は、２ｍｍ〜２０ｍｍの間、特に３ｍｍ〜１０ｍｍの間、好ましくは５ｍｍ〜７ｍｍの間の大きさである。

２つのカバー部分１２、１５は、差し込みコネクタ４の第２の終端部分２４において互いに対して開放しており、それによってコネクタボディ６のパイプ収容側２５が生じる。
第１のカバー部分１２が面取り２６を有することができ、その面取りは第１のカバー部分１２のパイプ収容側２５に形成されている。この種の面取り２６は、シール部材５を挿入方向２６において第１のカバー部分１２上へ容易に差し嵌めることができる、という利点をもたらす。さらに、第２のカバー部分１５もこの種の面取り２８を有することができるので、パイプ３も容易に環状空間２２内へ挿入することができる。
面取り２６、２８は、たとえば然るべき半径を有するフランジによって実現することができ、好ましくは深絞り工程の間に形成される。

さらに、差し込みコネクタ４の第１の終端部分１６の方向に見て、第１のカバー部分１２にシール収容部２９が連続することができ、そのシール収容部も同様にコネクタボディ６に形成されている。この種のシール収容部２９内に、プラグシール１０を収容することができる。さらに、シール収容部２９に第３のカバー部分３０が連続することができ、このカバー部分は相手側差し込みコネクタ２を収容するために用いられる。第３のカバー部分３０には前壁部分１７が連続しており、その前壁部分が第３のカバー部分３０を第２のカバー部分１５と結合する。すでに説明したように、この構造もしくは関係によって、第１のカバー部分１２が前壁部分１７を介して第２のカバー部分１５と結合されている。
好ましくは、コネクタボディ６は深絞り方法によって形成されており、その場合にコネクタ部分６の複数のカバー部分の肉厚全体は、ほぼ等しい大きさである。

図３の表示から明らかなように、シール収容部２９が前壁３１を有し、その前壁が第１のカバー部分１２に連続していても、効果的であり得る。ここでは前壁３１は、特に第２のカバー部分１５の方向へ曲がることができ、それによってプラグシール１０用の収容凹部が生じる。

前壁３１の形成は、さらに、コネクタアセンブリ１を組み立てる途上でシール部材５を挿入方向２７に、前壁３１へ添接するまで、環状空間２２内へ挿入することができる、という利点をもたらす。したがって前壁３１は、シール部材５の位置決め工程を容易にするために用いることもできる。他の言葉で表現すると、前壁３１はシール部材５のための軸方向の位置決めストッパとして用いられる。
第１のカバー部分１２も、そのパイプ収容部側２５に前壁３２を有しており、その前壁はパイプ３のための位置決めストッパとして用いることができる。

第１のカバー部分１２の軸方向の広がり３３は、好ましくは、シール部材５およびパイプ３に形成された結合部分３４を収容するために、環状空間２２が充分な長さを有するような大きさに選択される。
さらに、第１のカバー部分１２は、第２のカバー部分１５よりもさらにパイプ収容側２５の方向に延びることができ、したがって軸方向に見て第２のカバー部分１５に対して所定の間隔３５で張り出している。

シール部材５も、実質的に回転対称のボディであって、その場合に中央の長手軸線９を中心に実質的に矩形の横断面が形成されている。それによってシール部材５に、互いに対して所定の間隔で配置される、インナーカバー面３６とアウターカバー面３７が生じ、それによってシール部材５の肉厚３８が生じる。好ましくはシール部材５の肉厚３８は、好ましくは軟弾性的な材料から形成されているシール部材５が容易に変形できるような大きさに選択されている。好ましくは肉厚３８は、その機能をできる限り最良に満たすことができるシール部材５を得るために、１ｍｍ〜１０ｍｍの間、特に２ｍｍ〜５ｍｍの間に選択されている。

シール部材５の内径３９は、第１のカバー部分１２の外径４０とほぼ等しい大きさに選択されている。２つの直径３９と４０が互いに調整されて、シール部材５を第１のカバー部分１２上に容易に差し嵌めることができ、かつそこに良好に保持されると、効果的である。図示の実施例において、シール部材５の内径３９は、約６２ｍｍである。

シール部材５の幅４１は、好ましくは、シール部材５の厚み３８の約２００％〜４００％の間になるように、選択されている。シール部材５のこの形態によって、コネクタアセンブリ１内へ組み込んだ状態において、シール部材はその作用をできる限り良好に展開することができる。

パイプ３の結合部分３４は、周面４２に形成された固定用切り欠き４３を有している。固定用切り欠き４３は、好ましくはパイプ３の内側に位置する周面４２に形成されている。詳しく図示されない他の実施変形例においては、固定用切り欠き４３がパイプ３の外側に位置する周面４２に形成されることも、考えられる。

さらに、パイプ３はシール収容部４４を有しており、そのシール収容部はコネクタアセンブリ１を組み立てた状態においてシール部材５と協働する。特に、コネクタアセンブリ１を組み立てた状態において、シール部材５のアウターカバー面３７がシール収容部４４のインナーカバー面４５に添接することができる。そのために、シール収容部４４の内径４６がシール部材５の外径４７とほぼ等しい大きさに選択されていると、効果的である。好ましくは、２つの直径４６、４７は、コネクタアセンブリ１の組立工程の間パイプ３をシール部材５を越えて容易に滑らせることができるように選択されている。
組立工程を容易にするために、シール収容部４４は面取り４８を有することができる。

図３に示すような、好ましい実施変形例において、固定用切り欠き４３もシール収容部４４もパイプ３のインナーカバー面４９に形成することができる。
さらに、固定用切り欠き４３及び／又はシール収容部４４がパイプのアウターカバー面５０に設けられることも、考えられる。
固定用切り欠き４３とシール収容部４４は、好ましくはパイプ３内に互いに軸方向に離隔して配置されている。パイプ３は、前壁５２を有しており、その前壁は、組み立てられた状態においてコネクタボディ６内に、特に環状空間２２内に、収容されている。
前壁５２に対するシール収容部４４の間隔５３は、図示の実施例においては、前壁５２に対する固定用切り欠き４３の間隔５４よりも小さくすることができる。

好ましい実施変形例において、シール収容部４４は、パイプ３のインナーカバー面４９に形成された段部５６として形成することができる。段部５６としてのシール収容部４４の形成は、コネクタアセンブリ１の組立の間シール部材５をその軸方向の位置に関して固定することができるようにするために用いられる。
固定用切り欠き４３は、好ましくは、パイプ３のインナーカバー面４９に形成された、横断面が半円の溝５５として形成されている。第１の実施変形例によれば、溝５５は一周する溝として形成することができる。

他の実施変形例によれば、溝５５は周面にわたって見てセグメント化することができ、したがって溝５５を分断する中間ウェブ５７を有している。この種の実施変形例は、特に製造条件によって生じる場合がある。

さらに、パイプ３がそのインナーカバー面４９に段部５８を有することができ、その段部が組み立てられた状態において第１のカバー部分１２の前壁３２と対応するので、差し込みコネクタ４に対するパイプ３の軸方向の位置５９を前もって定めることができる。

パイプ３の外径６０は、好ましくはコネクタボディ６の第２のカバー部分１５の内径６１よりも小さくなるように選択されている。それによってパイプ３はコネクタアセンブリ１を組み立てる間、コネクタボディ６の環状空間２２内へ容易に挿入することができる。
さらに、パイプ３がその結合部分３４の領域内で、円筒状のパイプ部分６２よりも大きい肉厚を有することができる。

コネクタアセンブリ１の組立を、以下で図３の表示を用いて説明する。
第１の方法ステップにおいて、シール部材５が環状空間２２内へ挿入される。その場合にシール部材５は環状空間２２内で、シール収容部２９の前壁３１に添接するまで、挿入方向２７に滑らせることができる。他の方法ステップにおいて、コネクタボディ６内のシール部材５の正しい位置を管理することができる。この方法ステップについてのもっと詳しい説明は、図の説明が進むにつれて明らかにされる。シール部材５がコネクタボディ６内で正しく位置決めされた場合に、他の方法ステップにおいて、パイプ３を挿入方向２７において環状空間２２内へ挿入することができる。好ましくはパイプ３は、パイプ３の段部５８がコネクタボディ６の第１のカバー部分１２の前壁３２に添接するまで、環状空間２２内へ挿入される。それによってコネクタボディ６に対するパイプ３の軸方向の位置５９も定められる。

図４は、図３と同様の断面を示している。しかしこの図においては、シール部材５もパイプ３も組み合わされた位置で示されており、その位置においてそれらはコネクタボディ６の環状空間２２内へ挿入されている。図４において、先行する図３におけるのと同じ部分には同じ参照符号もしくは構成部品名称が使用される。不必要な繰り返しを避けるために、先行する図３の詳細な説明が指摘もしくは参照される。

図４に明らかなように、コネクタアセンブリ１の組み合わされた状態において、シール部材５はシール収容部２９の前壁３１に添接している。
パイプ３は、パイプ３の段部５８が第１のカバー部分１２の前壁３２に添接することによって、その軸方向の摺動可能性に関して位置決めされている。

個々の構成部品を互いに対して固定するために、コネクタアセンブリ１を形成するための他の方法ステップにおいて、第１のカバー部分１２が圧縮されるので、第１のカバー部分１２とパイプ３の間に相補形状の結合が形成される。圧縮方法自体は、図の説明が進むにつれて、さらに詳しく説明される。

固定用切り欠き４３及び／又はシール収容部４４がパイプ３の外側に位置する周面４２に形成されている、図示されない他の実施変形例においては、然るべき結合を形成するために、第２のカバー部分１５を圧縮することもできる。

図５は、図３と４の表示に相当する、コネクタアセンブリ１の他の断面表示である。図５において、先行する図３及び４におけるのと同じ部分には同一の参照符号もしくは構成部品名称が使用される。不必要な繰り返しを避けるために、先行する図３の詳細な説明を指摘もしくは参照する。

図５の断面表示において、コネクタアセンブリ１は圧縮された状態で示されている。図５に明らかなように、第１のカバー部分１２が第１の変形箇所６３において、第１のカバー部分１２と固定用切り欠き４３との間に相補形状の結合が形成されるように、変形されている。その場合に特に、第１のカバー部分１２、具体的には第１のカバー部分１２の外側に位置するカバー面１４が溝５５にぴったりと密着している。この第１の変形箇所６３によって、パイプ３はその、コネクタボディ６に対する位置に固定することができる。

この第１の変形箇所６３から場所的に離れて、第２の変形箇所６４が形成されており、その第２の変形箇所においてコネクタボディ６の第１のカバー部分１２が、第１のカバー部分１２とパイプ３のシール収容部４４との間にシール部材５が挟持されるように、変形されている。この挟持によって、好ましくはたとえばゴムのような、軟弾性的な材料から形成されているシール部材５の変形も生じる。

特に、シール部材５のインナーカバー面３６が第１のカバー部分１２の外側に位置するカバー面１４へ圧接されているので、これらは互いにぴったりと密着している。さらに、シール部材５のアウターカバー面３７がパイプ３内のシール収容部４４のインナーカバー面４５に圧接されているので、これらの面も互いにぴったりと密着している。この第２の変形箇所６４及びそれに伴うシール部材５の圧縮によって、圧力を受けたガスが流出するのを阻止するために、パイプ３を差し込みコネクタ４に対して充分に密閉することができる。

図６は、図１から５に基づくコネクタアセンブリ１を斜視図で示しており、その場合にコネクタアセンブリは組み立てられた状態で示されている。図６に明らかなように、差し込みコネクタ４はコネクタボディ６とばね部材１１の他にさらに他の構成部材６５も有することができ、その構成部材は特にばね部材１１と協働し、かつそれと共に閉鎖機構を形成している。

図７は、図１〜図５に基づくコネクタアセンブリ１を他の斜視図で示しており、その場合にコネクタアセンブリは分解して示されているので、個々の構成部材を見ることができる。
特に図７の表示変形例において、パイプ３が切り欠き６６を有することができ、その切り欠きがコネクタボディ６内の位置決めフラップ６７と協働することが、明らかにされる。切り欠き６６は、好ましくは軸方向に延びる切り欠きであって、その切り欠きはパイプ３の前壁５２から始まって結合部分３４内へ形成されている。切り欠き６６と位置決めフラップ６７のこのような組み合わせは、差し込みコネクタ４に対するパイプ３の角度位置６８を正しく位置決めすることができるようにするために、用いることができる。

コネクタボディ６内の位置決めフラップ６７は、コネクタボディ６を形成するための深絞り工程の間に、第２のカバー部分１５から横加工ステップで内側へ向かって打ち抜くことによって、形成することができる。この工程によって窓開口部６９も生じ、その窓開口部を通して光学的な手段によって組み込みの間にシール部材５の正しい位置を管理することができる。

図７の表示に従って、１つの位置決めフラップを形成するだけでなく、複数の同じ位置決めフラップ６７を形成することもできる。
さらに、他の構成部材６５が表示矢印７０を有することができ、その表示矢印によって差し込みコネクタ４と結合すべき相手側差し込みコネクタ２に対する差し込みコネクタの正しい位置を表示することができる。特に、パイプ３の表示凸片７１を表示矢印７０と一緒に見ることによって差し込みコネクタ４に対するパイプ３の正しい位置が表示されると、効果的であり得る。

図８は、コネクタアセンブリ１を組み合わせて圧縮した状態において示す他の断面図であって、ここでは切断ガイドは、断面が正確に窓開口部６９を通って延びるように行われている。したがってコネクタボディ６の位置決めフラップ６７がパイプ３の切り欠き６６とどのように協働するかが、良好に見てとれる。ここではまた、簡単にするために、先行する図１から７が参照される。

図９は、図１から８に相当するプラグコネクタ１を挟持したプレス機械７２を断面で示しており、ここでも切断ガイドは中央の長手軸線９に沿って選択されている。
図１０は、図９に相当する断面表示の斜視図である。
図９と図１０を一緒に見ると明らかなように、プレス機械７２はプレス工具７３を有しており、そのプレス工具によってコネクタボディ６の第１のカバー部分１２を変形することができ、したがってコネクタアセンブリ１の圧縮結合を形成することができる。プレス工具７３は、圧縮工程の間径方向７４に移動する。差し込みコネクタ４と相手側差し込みコネクタ２の間の密な結合を形成することができるようにするために、プレス工具７３が移動しなければならない、所定の走行距離７５が必要である。

プレス工具７３は、２つの部分領域を有するように形成されている。第１の部分領域７６が第１のカバー部分１２を変形させるので、第１の変形箇所６３が形成される。その場合に第１の変形箇所６３は、パイプ３とコネクタボディ６の間に相補形状の結合を形成する。プレス工具７３の第２の部分領域７７は、第２の変形箇所６４を形成し、その第２の変形箇所によってシール部材５が挟持される。

さらに、距離測定装置７８を設けることができ、その距離測定装置が第２のカバー部分１５内に配置されている窓開口部６９を通してパイプ３の窓開口部６９へ向いた外表面７９を検出する。それによって、距離測定装置７８によって実施されたパイプ３の表面７９の検出の結果に従って、第１のカバー部分１２の変形を実施することができる。

さらに、距離測定装置７８は、パイプ３を環状空間２２内へ差し込む前に第１のカバー部分１２におけるシール部材５の正しい位置を検出することができる。
さらに、距離測定装置７８によって第１の壁部分１２の外径４０を測定することができる。この情報は、プレス機械７２内で、たとえば測定された外径４０に基づいて走行距離７５を制御するために、利用することができる。したがって比較的大きい外径４０を測定した場合には、プレス工具７３の走行距離７５も増大させることができるので、製造誤差に基づいてコネクタアセンブリ１がわずかに異なる場合に、圧縮度合を一定に維持することができる。

実施例は、コネクタアセンブリ１の可能な実施変形例を示しており、その場合にここに記録しておくが、本発明は具体的に示されたその実施変形例に限定されるものではなく、むしろ個々の実施変形例を互いに様々に組み合わせることも可能であって、これらの変形可能性は、具体的な発明による技術的に取り扱うための教示に基づいて、この分野で活動する当業者の裁量の範囲内にある。
さらに、図示され、かつ説明された様々な実施例に基づく個別特徴又は特徴の組合せも、それ自体自立した、進歩的あるいは発明に係る解決を表すことができる。

自立した発明に係る解決の基礎となる課題は、説明から読み取ることができる。
具体的な説明内の値領域についてのすべての記載は、その任意の部分領域とすべての部分領域を共に含むものであって、たとえば記載１から１０は、下限の１と上限の１０から始まるすべての部分領域、すなわち下限の１またはそれ以上で始まり、上限の１０またはそれ以下で終了する、たとえば１から１．７、または３．２から８．１、あるいは５．５から１０のすべての部分領域、を一緒に含んでいるものとする。

最後に形式的に指摘しておくが、コネクタアセンブリ１の構造をより良く理解するために、コネクタアセンブリもしくはその構成部品は、部分的に縮尺を離れ、かつ／または拡大及び／又は縮小して示されている。

１ コネクタアセンブリ
２ 相手側差し込みコネクタ
３ パイプ
４ 差し込みコネクタ
５ シール部材
６ コネクタボディ
７ 車両
８ ターボチャージャ
９ 差し込みコネクタの長手軸線
１０ プラグシール
１１ ばね部材
１２ 第１のカバー部分
１３ 内側に位置するカバー面
１４ 外側に位置するカバー面
１５ 第２のカバー部分
１６ 差し込みコネクタの第１の終端部分
１７ 前壁部分
１８ 内側に位置するカバー面
１９ 外側に位置するカバー面
２０ 第１のカバー部分の肉厚
２１ 第２のカバー部分の肉厚
２２ 環状空間
２３ 環状空間間隙
２４ 差し込みコネクタの第２の終端部分
２５ パイプ収容側
２６ 面取り
２７ 差し込み方向
２８ 面取り
２９ シール収容部 差し込みコネクタ
３０ 第３のカバー部分
３１ 前壁 シール収容部
３２ 第２のカバー部分の前壁
３３ 第１のカバー部分の軸方向の広がり
３４ 結合部分
３５ 間隔
３６ インナーカバー面 シール部材
３７ アウターカバー面 シール部材
３８ 肉厚 シール部材
３９ 内径 シール部材
４０ 第１のカバー部分の外径
４１ 幅 シール部材
４２ 周面
４３ 固定用切り欠き
４４ シール収容部 パイプ
４５ インナーカバー面 シール収容部
４６ 内径 シール収容部
４７ 外径 シール部材
４８ 面取り
４９ パイプのインナーカバー面
５０ パイプのアウターカバー面
５１ 軸方向
５２ 前壁 パイプ
５３ 間隔 シール収容部−前壁
５４ 間隔 固定用切り欠き前壁
５５ 溝
５６ 段部
５７ 中間ウェブ
５８ 段部
５９ パイプの軸方向の位置
６０ 外径 パイプ
６１ 第２のカバー部分の内径
６２ 円筒状のパイプ部分
６３ 第１の変形箇所
６４ 他の変形箇所
６５ 他の構成部材
６６ 切り欠き
６７ 位置決めフラップ
６８ 角度位置
６９ 窓開口部
７０ 表示矢印
７１ 表示凸片
７２ プレス機械
７３ プレス工具
７４ 径方向
７５ 走行距離
７６ 第１の部分領域
７７ 第２の部分領域
７８ 距離測定装置
７９ 表面

Claims (16)

1. 特に道路車両内で使用するための、コネクタアセンブリ（１）であって、
   パイプ（３）、シール部材（５）及び差し込みコネクタ（４）を具備し、
   前記差し込みコネクタがコネクタボディ（６）を具備し、
   前記コネクタボディ（６）が環状空間（２２）を具備し、
   前記環状空間（２２）が、差し込みコネクタ（４）のスリーブ形状の、横断面においてプラグコネクタ（４）の中央の長手軸線（９）をリング状に包囲する第１のカバー部分（１２）と、スリーブ形状の、横断面において中央の長手軸線（９）をリング状に包囲する第２のカバー部分（１５）と、の間に位置し、
   第１のカバー部分（１２）が第２のカバー部分（１５）によって包囲されており、かつ
   コネクタボディ（６）の第１のカバー部分（１２）が第１の終端部分（１６）において第１の前壁部分（１７）によって第２のカバー部分（１５）と結合されており、かつ、カバー部分（１２、１５）が第２の終端部分（２４）においては互いに対して開放しており、それによってコネクタボディ（６）のパイプ収容側（２５）が形成されており、
   パイプ（３）の結合部分（３４）がパイプ収容側（２５）からコネクタボディ（６）の環状空間（２２）内へ挿入されて、それと結合されている、
   ものにおいて、
   パイプ（３）の結合部分（３４）が、パイプ（３）の周面（４２）に形成された固定用切り欠き（４３）と、構造的にそれから分離されたシール収容部（４４）と、を具備しており、
   コネクタアセンブリ（１）の組み立てられた状態において、コネクタボディ（６）の第１のカバー部分（１２）又は第２のカバー部分（１５）と、パイプ（３）の固定用切り欠き（４３）と、の間に相補形状の結合が形成されており、かつ
   第１のカバー部分（１２）又は第２のカバー部分（１５）がシール収容部（４４）の領域内で変形されて、シール部材（５）が第１のカバー部分（１２）又は第２のカバー部分（１５）とシール収容部（４４）との間で圧縮される、
   ことを特徴とするコネクタアセンブリ。
2. 固定用切り欠き（４３）もシール収容部（４４）もパイプ（３）のインナーカバー面（４９）内に形成されており、固定用切り欠き（４３）とシール収容部（４４）が互いに対して軸方向に離隔している、
   ことを特徴とする請求項１に記載のコネクタアセンブリ。
3. コネクタボディ（６）の第１のカバー部分（１２）が、コネクタアセンブリ（１）の組み立てられた状態において軸方向（５１）に見て、パイプ（３）の固定用切り欠き（４３）もシール収容部（４４）も越えて延びているので、第１のカバー部分（１２）の変形によって、固定用切り欠き（４３）の領域内における圧縮も、シール部材（５）の領域内における圧縮も実現されている、
   ことを特徴とする請求項１又は２に記載のコネクタアセンブリ。
4. 固定用切り欠き（４３）がパイプ（３）内に、パイプ（３）のインナーカバー面（４９）に形成された断面が半円形状の溝（５５）として形成されている、
   ことを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載のコネクタアセンブリ。
5. パイプ（３）のシール収容部（４４）が、インナーカバー面（４９）に穿設された段部（５６）として形成されており、前記段部内にシール部材（５）が収容されている、
   ことを特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載のコネクタアセンブリ。
6. パイプ（３）の前壁（５２）に対するシール収容部（４４）の間隔（５３）が、前壁（５２）に対する固定用切り欠き（４３）の間隔（５４）よりも小さい、
   ことを特徴とする請求項１から５のいずれか１項に記載のコネクタアセンブリ。
7. パイプ（３）がその結合部分（３４）内に段部（５８）を有しており、前記段部が第１のカバー部分（１２）の前壁（３２）と対応するので、組み立てられた状態において、特に組立の間、差し込みコネクタ（４）に対するパイプ（３）の軸方向の位置（５９）を予め定めることができる、
   ことを特徴とする請求項１から６のいずれか１項に記載のコネクタアセンブリ。
8. シール部材（５）が円筒状のインナーカバー面（３６）と円筒状のアウターカバー面（３７）を有し、
   シール部材（５）が組み込まれた状態において円筒状のインナーカバー面（３６）がコネクタボディ（６）の第１のカバー部分（１２）に、そして円筒状のアウターカバー面（３７）がパイプ（３）のシール収容部（４４）のインナーカバー面（４５）に添接する、
   ことを特徴とする請求項１から７のいずれか１項に記載のコネクタアセンブリ。
9. パイプ（３）がその結合部分（３４）の前壁（５２）に少なくとも１つの軸方向に延びる切り欠き（６６）を有しており、
   前記切り欠きがコネクタボディ（６）内の位置決めフラップ（６７）と対応する、
   ことを特徴とする請求項１から８のいずれか１項に記載のコネクタアセンブリ。
10. コネクタボディ（６）が一体的な変形部品として、特に深絞り部品として、特に特殊鋼シートから形成されている、
    ことを特徴とする請求項１から９のいずれか１項に記載のコネクタアセンブリ。
11. パイプ（３）がプラスチック、たとえばポリアミドから、射出成形方法によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項１から１０のいずれか１項に記載のコネクタアセンブリ。
12. 車両（７）、特に道路用の車両（７）であって、ターボチャージャ（８）の吸い込み側又は圧力側に配置されたコネクタアセンブリ（１）を有するものにおいて、
    コネクタアセンブリ（１）が請求項１から１１のいずれか１項に従って形成されている、ことを特徴とする車両。
13. 液状又はガス状の媒体用のパイプ（３）の結合部分（３４）を差し込みコネクタ（４）と結合する方法であって、
    パイプ（３）の結合部分（３４）がパイプ（３）の周面（４２）に形成された固定用切り欠き（４３）と構造的にそれから分離されたシール収容部（４４）とを有しており、かつ
    差し込みコネクタ（４）がコネクタボディ（６）を有し、
    前記コネクタボディ（６）が環状空間（２２）を有し、
    前記環状空間が、差し込みコネクタ（４）のスリーブ形状の、横断面において差し込みコネクタ（４）の中央の長手軸線（９）をリング状に包囲する第１のカバー部分（１２）と、スリーブ形状の、横断面において中央の長手軸線（９）をリング状に包囲する第２のカバー部分（１５）との間に位置し、
    第１のカバー部分（１２）が第２のカバー部分（１５）によって包囲されており、
    コネクタボディ（６）の第１のカバー部分（１２）が第１の終端部分（１６）において第１の前壁部分（１７）によって第２のカバー部分（１５）と結合されており、
    カバー部分（１２、１５）が第２の終端部分（２４）において互いに対して開放しており、それによってコネクタボディ（６）のパイプ収容側（２５）が形成されており、
    特に差し込みコネクタ（４）とパイプ（３）が請求項１から１２のいずれか１項に従って形成されており、
    −第１の方法ステップにおいて、シール部材（５）が第１のカバー部分（１２）と第２のカバー部分（１５）の間において、特に第１のカバー部分（１２）に添接するようにして、差し込みコネクタ（４）の環状空間（２２）内へ、挿入され、
    −第２の方法ステップにおいて、パイプ（３）の結合部分（３４）がコネクタボディ（６）のパイプ収容側（２５）から差し込みコネクタ（４）の環状空間（２２）内へ挿入されて、位置決めされ、
    −第３の方法ステップにおいて、プレス工具（７３）がコネクタボディ（６）の第１のカバー部分（１２）を変形し、その場合にプレス工具（７３）の第１の部分領域（７６）が第１のカバー部分（１２）を、パイプ（３）と差し込みコネクタ（４）との間に相補形状の結合が形成されるように変形し、かつプレス工具（７３）の第２の部分領域（７７）が第１のカバー部分（１２）の軸方向に離隔した領域を次のように、すなわちシール部材（５）が第１のカバー部分（１２）によって圧縮されて、それによって第１のカバー部分（１２）とパイプ（３）の間に挟持されるように、変形する、
    ことを特徴とする前記方法。
14. 変形方法の間にプレス工具（７３）の移動（７５）が監視され、
    第１のカバー部分（１２）の変形前及び／又は変形の際に少なくとも１つの距離測定装置（７８）によって、第２のカバー部分（１５）内に配置されている窓開口部（６９）を通してパイプ（３）の窓開口部（６９）側の表面（７９）が検出され、かつ、
    距離測定装置（７８）によって実施されたパイプ（３）の表面（７９）の検出の結果に従って、第１のカバー部分（１２）の変形が実施される、
    ことを特徴とする請求項１３に記載の方法。
15. 変形方法の間に、プレス工具（７３）から第１のカバー部分（１２）へもたらされる力が測定され、かつ積極的に定められる、
    ことを特徴とする請求項１３又は１４に記載の方法。
16. 第２の方法ステップの前に、距離測定装置（７８）によって差し込みコネクタ（４）内のシール部材（５）の正しい位置が管理される、
    ことを特徴とする請求項１３から１５のいずれか１項に記載の方法。

Images