JP2023502561A

JP2023502561A - プラグアセンブリ、及びプラグアセンブリの製造方法

Info

Publication number: JP2023502561A
Application number: JP2022519044A
Authority: JP
Inventors: ケーニヒマヌエル
Original assignee: ヘンゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツングウントコンパニーコマンディトゲゼルシャフト
Priority date: 2019-09-24
Filing date: 2020-09-16
Publication date: 2023-01-25
Also published as: WO2021056038A1; CN114365357A; BR112022004922A2; MX2022003226A; EP4034792A1; KR20220030293A; US20220325832A1

Abstract

本発明は、パイプ（３）と、コネクタ本体（５）を有するプラグコネクタ（４）とを有するプラグアセンブリ（１）に関し、コネクタ本体（５）はプラグコネクタ（４）の第１シェル部分（９）と第２シェル部分（１２）との間にある環状空間（１８）を有し、コネクタ本体（５）の環状空間（１８）内にパイプ（３）が挿入されるプラグアセンブリ（１）において、パイプ補償要素がパイプ（３）と第２シェル部分（１２）との間に配置され、コネクタ本体（５）の第１シェル部分（９）は、コネクタ本体（５）の第１シェル部分（９）の成形領域（２５）とパイプ（３）との間にインターロック接続が達成されるように変形し、パイプ補償要素はパイプ（３）と第２シェル部分（１２）との間でクランプされていることを特徴とする。

Description

本発明は、プラグアセンブリ、及びその製造方法に関する。

特許文献１により、プラグアセンブリ、及びプラグアセンブリの製造方法が知られている。

特許文献１により知られているプラグアセンブリは、プラグコネクタの異なる仕様ごとに別個の成形ツールが必要となるため、種々異なるパイプに対して種々異なるプラグコネクタを製造するのはコストがかかるという問題がある。

欧州特許第３１３４６７０（Ｂ１）号明細書

本発明の課題は、従来技術の問題を克服し、構造が簡素化されたプラグアセンブリを提供すること、及びその製造方法を提供することであった。

上記の課題は、特許請求の範囲に記載の装置及び方法によって解決される。

本発明によれば、特に車両で使用するためのプラグアセンブリが構成されている。プラグアセンブリは、パイプと、コネクタ本体を含むプラグコネクタとを備え、コネクタ本体は、断面においてプラグコネクタの長手方向軸を環状に囲むスリーブ状の第１シェル部分と、断面においてプラグコネクタの長手方向軸を環状に囲むスリーブ状の第２シェル部分との間にある環状空間を有し、第１シェル部分は第２シェル部分によって囲まれ、コネクタ本体の第１シェル部分は第１端部で第１端壁部分によって第２シェル部分と接続され、シェル部分は第２端部で互いに向かって開き、これによりコネクタ本体のパイプ受け側が形成され、パイプの接続部分がパイプ受け側からコネクタ本体の環状空間内に挿入される。

パイプと第２シェル部分との間にパイプ補償要素が配置されており、コネクタ本体の第１シェル部分は、コネクタ本体の第１シェル部分の成形領域とパイプとの間でインターロック接続が達成されるように変形し、パイプ補償要素はパイプと第２シェル部分との間でクランプされている。

代替的な実施形態では、パイプと第１シェル部分との間にパイプ補償要素が配置されており、コネクタ本体の第２シェル部分は、コネクタ本体の第２シェル部分の成形領域とパイプとの間にインターロック接続できるように変形し、パイプ補償要素はパイプと第１シェル部分との間でクランプされている。

本発明によるプラグアセンブリは、パイプ補償要素によって、様々なパイプ寸法、特に異なる外径又は異なる内径又は異なる肉厚を有するパイプを単一の寸法のプラグコネクタに受容できるという利点がある。それによりパイプ寸法ごとに別個のプラグコネクタを設計する必要がない。このことは、一方では驚くべきことにプラグコネクタのエラー発生率を最小化でき、他方ではコストを削減できるという利点をもたらす。プラグコネクタのエラー発生率を最小化できるのは、個々のシリーズでより多くの個数を生産でき、そのためプラグコネクタ用の成形工具に多くの研究労力を投入でき、その結果として成形工具の品質を高めることができることによる。

さらに、コネクタ本体の第１シェル部分は成形領域で直接的にパイプに当接し、パイプは直接的にパイプ補償要素に当接し、及びパイプ補償要素は直接的に第２シェル部分に当接していると好都合であろう。このことは、プラグコネクタとパイプとの間の接続を作るために従来の加圧具を使用でき、内径が同じで外径が異なる、したがって肉厚が異なる種々のパイプをプラグコネクタと接続できるという驚くべき利点をもたらす。種々異なる外径と第２シェル部分との間の変化するギャップは、種々異なるパイプ補償要素によって補償することができる。

代替的な実施形態では、コネクタ本体の第１シェル部分は直接的にパイプ補償要素に当接し、パイプ補償要素は直接的にパイプに当接し、及びパイプは直接的に第２シェル部分の成形領域に当接するようにすることができる。このことは、プラグコネクタとパイプとの間の接続を作るために従来の加圧具を使用でき、外径が同じで内径が異なり、壁の厚さが異なるパイプをプラグコネクタに接続することができるという驚くべき利点がある。種々異なる内径と第１シェル部分の間の変化するギャップは、種々異なるパイプ補償要素によって補償することができる。

さらに、パイプ補償要素は長手方向延長部を有し、環状空間は長手方向延長部を有し、パイプ補償要素の長手方向延長部は、環状空間の長手方向延長部の８０％～１２０％、特に９０％～１１０％、好ましくは９５％～１０５％であるように提供することができる。この方策により、成形領域が軸方向に見て異なる位置に位置決めされる場合に、軸方向に見てパイプ補償要素も必ず成形領域に配置されていることを保証できる。

パイプ補償要素は、パイプの端面が当接する段付き肩部を有する構成形態も有利である。このことは、パイプをプラグコネクタの環状空間に挿入する際に既にパイプ補償要素が正しく位置決めされ、そのうえパイプ補償要素が加圧されていない状態で脱落するのをほぼ回避できるという驚くべき利点をもたらす。

代替的な実施形態では、パイプ補償要素とパイプの間にラッチ接続が形成され、それによってパイプ補償要素がパイプと連結されているようにすることができる。これによりパイプをプラグコネクタの環状空間に挿入する際に既にパイプ補償要素が正しく位置決めされ、そのうえパイプ補償要素が加圧されていない状態で脱落するのをほぼ回避できることが達成される。

発展形態によれば、パイプ補償要素は、ショアＤ硬度が４０～９０、特に５０～８０、好ましくは５５～６５であるようにとすることが可能である。特に、そのようなショア硬度を持つパイプ補償要素は、驚くべきことに、十分な変形性を有してプラグコネクタを良好に加圧することができ、しかも変形に対する十分な抵抗を提供して十分な強度のインターロック接続を達成することができる。さらに、そのようなショアＤ硬度を持つパイプ補償要素により、加圧された状態で個々のコンポーネント間の緊密な接続を達成できる。

さらに、パイプの材料の弾性係数は、パイプ補償要素の材料の弾性係数より小さいと好都合であろう。このことは、パイプ補償要素がパイプと共に耐久性のあるクランプ接続を形成できるという利点をもたらす。

さらに、パイプ補償要素は、プラスチック部材、特にプラスチック射出成形部材によって形成されているようにすることができる。特に、このように形成されたパイプ補償部材は、量産工程で容易に製造することができ、十分な精度と高い設計自由度で製造することができる。

さらに、軸方向に見て第１シェル部分の成形領域又は第２シェル部分の成形領域でパイプがパイプ補償要素と共に局所的に変形されており、パイプとパイプ補償要素は第１シェル部分と第２シェル部分との間でクランプされているようにすることができる。特に、このように形成されたクランプ接続では、パイプとプラグコネクタとの間に十分に高い強度の接続を達成することができる。

さらに、第１シェル部分にある成形領域によって、第１シェル部分とパイプとの間のシール効果を達成できるようにすることができる。このことは特に、第１シェル部分がパイプに押し付けられることによって達成できる。

本発明により、プラグアセンブリの製造方法が提供されている。この方法は、
接続部分を備えたパイプを準備するステップと、
コネクタ本体を含むプラグコネクタを準備するステップであって、コネクタ本体は、断面においてプラグコネクタの長手方向軸を環状に囲むスリーブ状の第１シェル部分と、断面においてプラグコネクタの長手方向軸を環状に囲むスリーブ状の第２シェル部分との間にある環状空間を有し、第１シェル部分は第２シェル部分によって囲まれ、コネクタ本体の第１シェル部分は第１端部で第１端壁部分によって第２シェル部分と接続され、シェル部分は第２端部で互いに向かって開き、これによりコネクタ本体のパイプ受け側が形成されている、ステップと、
パイプをパイプ受け側からコネクタ本体の環状空間内に挿入するステップと、を含み、
パイプをコネクタ本体の環状空間内に挿入する前又は挿入と同時に、パイプ補償要素がコネクタ本体の環状空間に挿入され、その結果として、
パイプと第２シェル部分との間にパイプ補償要素が配置され、後続の方法のステップでコネクタ本体の第１シェル部分は、コネクタ本体の第１シェル部分の成形領域とパイプとの間のインターロック接続が達成されるように変形し、パイプ補償要素はパイプと第２シェル部分との間でクランプされ、
又は
パイプと第１シェル部分との間にパイプ補償要素が配置され、後続の方法のステップでコネクタ本体の第２シェル部分は、コネクタ本体の第２シェル部分の成形領域とパイプとの間のインターロック接続が達成されるように変形し、パイプ補償要素はパイプと第１シェル部分との間でクランプされる。

本発明による方法は、パイプ補償要素によって、様々なパイプ寸法、特に異なる外径又は異なる内径又は異なる肉厚を有するパイプを単一の寸法のプラグコネクタに受容できるという利点がある。それによりパイプ寸法ごとに別個のプラグコネクタを設計する必要はない。このことは、一方では驚くべきことにプラグコネクタのエラー発生率を最小化でき、他方ではコストを削減できるという利点をもたらす。プラグコネクタのエラー発生率を最小化できるのは、個々のシリーズでより多くの個数を生産でき、そのためプラグコネクタ用の成形工具に多くの研究労力を投入でき、その結果として成形工具の品質を高めることができることによる。

ショア硬さはＤＩＮＩＳＯ７６１９－１に従って決定する。本明細書に掲げる値は、ショアＤ型法で求める。

本発明をよりよく理解するために、以下の図を参照して詳細に説明する。

図は、それぞれ著しく簡略化された模式的表現で示されている。

図１はプラグアセンブリの第１実施形態の縦断面図である。図２はプラグアセンブリの第１実施形態の分解図である。図３はプラグアセンブリの第２実施形態の縦断面図である。図４はプラグアセンブリの第２実施形態の分解図である。

最初に確認しておくと、記載された異なる実施形態において同じ部材には同じ参照符号若しくは同じ部材名称を付す。この場合、説明全体に含まれている開示内容は同じ参照符号若しくは同じ部材名称を有する同じ部材に準用できるものとする。説明の中で選択された位置を表す言葉、例えば上、下、横なども直接的に説明及び表示された図を基準としており、これらの位置を表す言葉は位置が変化した場合には新しい位置に準用されるものとする。

図１は、プラグアセンブリ１の図であり、プラグアセンブリ１が縦断面で示されている。さらに、図１にはプラグアセンブリ１と接続可能な相手側プラグコネクタ２が概略的に示されている。プラグアセンブリ１と相手側プラグコネクタ２との相互作用は、オーストリア国特許第５０９１９６（Ｂ１）号明細書で十分に説明されている。

図１には、プラグアセンブリ１が組み立てられた状態で示されている。プラグアセンブリ１はパイプ３とプラグコネクタ４を含んでいる。プラグコネクタ４は、好ましくは一体成形品として、例えば深絞り部品として、特に溶融亜鉛メッキされたシートから形成されたコネクタ本体５を含んでいる。コネクタ本体のシェル部分のすべての肉厚はほぼ同じ大きさであることが好ましい。

パイプは、プラスチック、特に熱可塑性プラスチックで形成できる。

プラグアセンブリ１は、好ましくは車両、特に内燃機関を搭載した道路走行車両に使用される。プラグアセンブリ１は、液体や気体の媒体を輸送するための管路、パイプ又はホースの接続に使用される。

さらに、プラグコネクタ４と相手側プラグコネクタ２を互いに固定するための、プラグコネクタ４に内蔵されたロック要素が見える。

特に、相手側プラグコネクタ２はプラグコネクタ４の長手方向軸を中心に回転対称に形成されているようにすることができる。

図１に見られるように、コネクタ本体には、プラグコネクタ４の長手方向軸７をスリーブ状に囲む第１シェル部分９が形成されている。換言すれば、第１シェル部分９は回転対称の中空円筒である。

第１シェル部分９は内周面１０と外周面１１を有する。第１シェル部分９を、同様に長手方向軸を中心に回転対称に形成された第２シェル部分１２が囲んでいる。第１シェル部分９は、第１端部１３で第１端壁部分１４によって第２シェル部分１２と接続されている。第１端壁部分１４は、様々な形態で形成されてよい。特に、第１端壁部分はさねはぎの形態で形成されているようにすることができ、第２シェル部分１２は第１シェル部分９に対して約１８０°折り返されており、それによって第２シェル部分１２は第１シェル部分９を囲むように配置されている。

第１シェル部分９と同じように第２シェル部分１２も内周面１５と外周面１６を有する。

第１シェル部分９は、図示した実施形態では段付きで形成されている。

さらに、コネクタ本体５内にはプラグシール８を収容することができる。

さらに、プラグコネクタ４の第２端部１７では第１シェル部分９と第２シェル部分１２との間に、パイプ３を受容するための環状空間１８が形成されている。

さらに、パイプ補償要素２０が形成されており、図１による本実施形態ではパイプ３と第２シェル部分１２との間に配置されている。図１から明らかなように、パイプ補償要素２０は、パイプ３の外径２１と第２シェル部分１２の内径２２との間の直径差を補償できるようにする。パイプ補償要素２０の内径２３は、パイプ３の外径２１とほぼ同じ大きさであることが好ましい。

パイプ補償要素２０の外径２４は、好ましくは第２シェル部分１２の内径２２とほぼ同じ大きさである。本実施形態ではパイプ補償要素２０の内径２３若しくはパイプ補償要素２０の外径２４の寸法は、パイプ補償要素２０とパイプ３が環状空間内に簡単に挿入できるように設定されている。特にこの場合、パイプ補償要素２０の外径２４と第２シェル部分１２の内径２２とは隙間嵌めとして設計され、若しくはパイプ補償要素２０の内径２３とパイプ３の外径２１とは隙間嵌めとして設計されている。

図１からさらに分かるように、第１シェル部分９には成形領域２５が形成されている。これはプラグアセンブリ１が完全に組み立てられた状態でパイプ３に押し付けられ、それによってパイプ３は変形されてパイプ補償要素２０に押し付けられる。このときパイプ補償要素２０も同様に容易に変形して第２シェル部分１２に押し付けられることができる。換言すれば、パイプと３とパイプ補償要素２０は第１シェル部分９と第２シェル部分１２との間にクランプされることができる。さらに図１から分かるように、パイプ補償要素２０には段付き肩部２６が形成されていて、これにパイプ３の端面２７が当接しているようにすることができる。さらに、パイプ補償要素２０の長手方向延長部２８は、環状空間１８の長手方向延長部２９とほぼ同じ大きさにすることができる。

図２に基づいて、プラグコネクタ４とパイプ３を組み立てる方法手順を説明する。ここでも前出の図１と同じ部材には同じ参照番号若しくは部材名称を使用する。不必要な繰返しを避けるために、前出の図１における詳細な説明の参照を求め、若しくはこれに準拠する。

図２から分かるように、パイプ３及びパイプ補償要素２０はパイプ受け側１９から環状空間１８内に挿入され、そこで位置決めされる。この場合、パイプ３がまだ環状空間１８内に差し込まれる前に、パイプ補償要素２０が環状空間１８内に差し込まれる。続いてパイプ３がパイプ補償要素２０と第１シェル部分９との間で環状空間１８内に差し込まれることができる。

代替として、パイプ補償要素２０がパイプ３の上に滑り被せられ、続いてパイプ３がパイプ補償要素２０と一緒に環状空間１８内に挿入される。

続く方法のステップでは、加圧具が第１シェル部分９の内周面１０に作用し、それにより第１シェル部分９は成形領域２５で半径方向外側に向かって変形され、その結果、第１シェル部分９はパイプ３に押し付けられ、パイプ３はその変形によりパイプ補償要素２０に押し付けられ、場合によってはパイプ補償要素２０がその成形により第２シェル部分１２に押し付けられる。

図３には、プラグアセンブリ１の別の、場合によってはそれ自体独自の実施形態が示されており、ここでも前出の図１と同じ部材には同じ参照番号若しくは部材名称を使用する。不必要な繰返しを避けるために、前出の図１における詳細な説明の参照を求め、若しくはこれに準拠する。

図３から分かるように、パイプ補償要素２０がパイプ３と第１シェル部分９との間に配置されているようにすることができる。このような実施形態では、成形領域３１は第２シェル部分１２に形成することができ、第２シェル部分１２によってパイプ補償要素２０に押し付けられ、それによってパイプ３はパイプ補償要素２０にクランプされる。

図４には、プラグアセンブリ１の別の、場合によってはそれ自体独自の実施形態が示されており、ここでも前出の図１と同じ部材には同じ参照番号若しくは部材名称を使用する。不必要な繰返しを避けるために、前出の図１における詳細な説明の参照を求め、若しくはこれに準拠する。

図４に示され若しくは説明されているプラグアセンブリ１を組み立てる方法の進め方は、図２に示され若しくは説明されているプラグアセンブリ１を組み立てる方法の進め方と同様である。方法の違いは、本実施形態ではパイプ補償要素２０がパイプ３と第１シェル部分９との間に配置される点である。さらに、このような実施形態では、加圧具３０はコネクタ本体５の外側に配置されていて、成形領域３１は第２シェル部分１２に形成されることができる。

以上の実施形態は可能な実施態様を示すものであり、ここで注記すると、本発明は特別に図示された本発明の実施態様に制限されておらず、むしろ個々の実施態様を互いに種々組み合わせることが可能であり、この成形可能性は本発明による技術的行為に関する教示に基づき当該技術分野に従事する当業者の能力の範囲内にある。

保護の範囲は請求項によって規定されている。しかしながら請求項を解釈するために詳細な説明と図面が援用される。図示及び説明された種々の実施例に基づく個別特徴又は特徴の組合せは、それ自体で独自の発明による解決をなすことができる。独自の発明による解決の根底にある課題は、詳細な説明から読み取ることができる。

本発明の説明において値の範囲に関するすべての指示は、当該範囲内のすべての任意の部分範囲を含むものと理解すべきである。例えば１～１０という記載には、下限１を起点として上限１０に至るまでのすべての部分範囲が含まれていると理解すべきである。即ち、すべての部分範囲は、例えば１～１．７又は３．２～８．１又は５．５～１０のように、下限の１又はそれ以上から始まって上限の１０又はそれ以下で終わる。

最後に形式的に指摘しておくと、構造を理解しやすくするために、部材は一部縮尺通りではなく、及び／又は拡大して、及び／又は縮小して表現されていることに留意されたい。

１プラグアセンブリ
２相手側プラグコネクタ
３パイプ
４プラグコネクタ
５コネクタ本体
６ロック要素
７プラグコネクタの長手方向軸
８プラグシール
９第１シェル部分
１０内周面
１１外周面
１２第２シェル部分
１３プラグコネクタの第１端部
１４端壁部分
１５内周面
１６外周面
１７プラグコネクタの第２端部
１８環状空間
１９パイプ受け側
２０パイプ補償要素
２１パイプの外径
２２第２シェル部分の内径
２３パイプ補償要素の内径
２４パイプ補償要素の外径
２５第１シェル部分の成形領域
２６段付き肩部
２７パイプの端面
２８パイプ補償要素の長手方向延長部
２９環状空間の長手方向延長部
３０加圧具
３１第２シェル部分の成形領域

Claims

特に車両で使用するためのプラグアセンブリ（１）であって、
パイプ（３）と、コネクタ本体（５）を有するプラグコネクタ（４）とを備え、前記コネクタ本体（５）は、断面において前記プラグコネクタ（４）の長手方向軸（７）を環状に囲むスリーブ状の第１シェル部分（９）と前記プラグコネクタ（４）の長手方向軸（７）を環状に囲むスリーブ状の第２シェル部分（１２）との間にある環状空間（１８）を有し、前記第１シェル部分（９）は前記第２シェル部分（１２）によって囲まれ、前記コネクタ本体（５）の前記第１シェル部分（９）は、第１端部（１３）で第１端壁部分（１４）によって前記第２シェル部分（１２）と接続され、前記第１及び第２シェル部分（９、１２）は第２端部（１７）で互いに向かって開き、これにより前記コネクタ本体（５）のパイプ受け側（１９）が形成され、前記パイプ（３）は前記パイプ受け側（１９）から前記コネクタ本体（５）の前記環状空間（１８）内に挿入されている、プラグアセンブリ（１）において、
パイプ補償要素が前記パイプ（３）と前記第２シェル部分（１２）との間に配置され、前記コネクタ本体（５）の前記第１シェル部分（９）は、前記コネクタ本体（５）の前記第１シェル部分（９）の成形領域（２５）と前記パイプ（３）との間にインターロック接続が達成されるように変形し、前記パイプ補償要素は前記パイプ（３）と前記第２シェル部分（１２）との間でクランプされ、
又は
パイプ補償要素が前記パイプ（３）と前記第１シェル部分（９）との間に配置され、前記コネクタ本体（５）の前記第２シェル部分（１２）は、前記コネクタ本体（５）の前記第２シェル部分（１２）の成形領域（３１）と前記パイプ（３）との間にインターロック接続が達成されるように変形し、前記パイプ補償要素は前記パイプ（３）と前記第１シェル部分（９）との間でクランプされている、ことを特徴とするプラグアセンブリ（１）。
前記コネクタ本体（５）の前記第１シェル部分（９）は、前記成形領域（２５）で直接的に前記パイプ（３）に当接し、該パイプ（３）は直接的に前記パイプ補償要素（２０）に当接し、前記パイプ補償要素（２０）は直接的に前記第２シェル部分（１２）に当接している、ことを特徴とする請求項１に記載のプラグアセンブリ（１）。
前記コネクタ本体（５）の前記第１シェル部分（９）は、直接的に前記パイプ補償要素（２０）に当接し、前記パイプ補償要素（２０）は直接的に前記パイプ（３）に当接し、前記パイプ（３）は直接的に前記第２シェル部分（１２）の成形領域（３１）に当接していることを特徴とする請求項１に記載のプラグアセンブリ（１）。
前記パイプ補償要素（２０）は長手方向延長部（２８）を有し、前記環状空間（１８）は長手方向延長部（２９）を有し、前記パイプ補償要素（２０）の前記長手方向延長部（２８）は、前記環状空間（１８）の前記長手方向延長部（２９）の８０％～１２０％、特に９０％～１１０％、好ましくは９５％～１０５％である、ことを特徴とする請求項１～３の何れか一項に記載のプラグアセンブリ（１）。
前記パイプ補償要素（２０）は前記パイプ（３）の端面（２７）が当接する段付き肩部（２６）を有する、ことを特徴とする請求項１～４の何れか一項に記載のプラグアセンブリ（１）。
前記パイプ補償要素（２０）はショアＤ硬度が４０～９０、特に５０～８０、好ましくは５５～６５である、ことを特徴とする請求項１～５の何れか一項に記載のプラグアセンブリ（１）。
前記パイプ（３）の材料の弾性係数は前記パイプ補償要素（２０）の材料の弾性係数（２０）より小さい、ことを特徴とする請求項１～６の何れか一項に記載のプラグアセンブリ（１）。
前記パイプ補償要素（２０）は、プラスチック部材、特にプラスチック射出成形部材によって形成されている、ことを特徴とする請求項１～７の何れか一項に記載のプラグアセンブリ（１）。
軸方向に見て、前記第１シェル部分（９）の成形領域（２５）又は前記第２シェル部分（１２）の成形領域（３１）で、前記パイプ（３）と前記パイプ補償要素（２０）は局所的に変形し、前記パイプ（３）と前記パイプ補償要素（２０）は前記第１シェル部分（９）と前記第２シェル部分（１２）との間でクランプされている、ことを特徴とする請求項１～８の何れか一項に記載のプラグアセンブリ（１）。
プラグアセンブリ（１）、特に請求項１～９の何れか一項に記載のプラグアセンブリ（１）を製造するための方法であって、
パイプ（３）を準備するステップと、
コネクタ本体（５）を有するプラグコネクタ（４）を準備するステップであって、前記コネクタ本体（５）は、断面において前記プラグコネクタ（４）の長手方向軸（７）を環状に囲むスリーブ状の第１シェル部分（９）と、前記長手方向軸（７）を環状に囲むスリーブ状の第２シェル部分（１２）との間にある環状空間（１８）を有し、前記第１シェル部分（９）は前記第２シェル部分（１２）によって囲まれ、前記コネクタ本体（５）の前記第１シェル部分（９）は第１端部（１３）で第１端壁部分（１４）によって前記第２シェル部分（１２）と接続し、前記第１及び第２シェル部分（９、１２）は第２端部（１７）で互いに向かって開き、これにより前記コネクタ本体（５）のパイプ受け側（１９）が形成されている、ステップと、
パイプ（３）を前記パイプ受け側（１９）から前記コネクタ本体（５）の前記環状空間（１８）内に挿入するステップと、
を含む方法において、
前記パイプを前記コネクタ本体（５）の前記環状空間（１８）内に挿入する前又は挿入と同時に、パイプ補償要素（２０）は前記コネクタ本体（５）の環状空間（１８）に挿入され、その結果として、
前記パイプ補償要素（２０）は前記パイプ（３）と前記第２シェル部分（１２）との間に配置され、後続のステップで前記コネクタ本体（５）の前記第１シェル部分（９）は、前記コネクタ本体（５）の前記第１シェル部分（９）の成形領域（２５）と前記パイプ（３）との間のインターロック接続が達成されように変形して、前記パイプ補償要素（２０）は前記パイプ（３）と前記第２シェル部分（１２）との間でクランプされ、
又は
前記パイプ補償要素（２０）は前記パイプ（３）と前記第１シェル部分（９）との間に配置され、後続のステップで前記コネクタ本体（５）の前記第２シェル部分（１２）は、前記コネクタ本体（５）の第２シェル部分（１２）の成形領域（３１）と前記パイプ（３）との間のインターロック接続が達成されるように変形して、前記パイプ補償要素（２０）は前記パイプ（３）と前記第１シェル部分（９）との間でクランプされる、ことを特徴とする方法。