JP5152808B2 - 内面被覆管体の接続構造 - Google Patents

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本発明は、内面被覆管体の接続構造、特に、内面被覆管体の製作後の後工程でシール座面を形成する加工を施さずに済むにもかかわらず、接続箇所でのシール信頼性を高めることができ、しかも、内面被覆管体同士を高精度で容易に締結することを可能にするための対策を講じた内面被覆管体の接続構造に関する。
管路の途中に介在される鋳鉄製の管継手や長い管路を形成するための金属製の長尺パイプ材といった管体の内面に樹脂被覆層を形成することによって、それらの管継手やパイプ材の内面腐食を抑制することは周知である。
ところで、管体の接続構造に関して、従来より種々の提案がなされている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1には、第1及び第2の管状部材の接続箇所にシール性を付与する構造として、第1管状部材の段付状の端面に形成した被覆層と第2管状部材の端面との間にシール用リングを介在させておき、第2管状部材に外嵌させた押輪を第1管状部材の端部にねじ込んで締め付けることにより、上記シール用リングを第1管状部材の被覆層と第2管状部材の端面との間で挟圧させることが記載されている。
特許文献2には、2本のパイプ材の一方に筒状の挿口を設け、他方に上記挿口に差し込まれる筒状の受口を設けておき、一方のパイプ材の挿口を他方のパイプ材の受口に差し込むと共に、一方のパイプ材の挿口と他方のパイプ材の受口との相互間の隙間にゴム輪を介在させることによって接続箇所をシールする構造についての記述がある。
特開平7−180787号公報 特開2003−278966号公報
特許文献1によって提案されている接続構造を、上記した内面被覆管体の接続構造に適用すると、内面被覆管体の端面にシール用リングとの密着によってシール性を発揮する高平滑度を有するシール座面を形成しておく必要がある。また、特許文献2によって提案されている接続箇所のシール構造では、受口の内面や挿口の外面が、ゴム輪との密着によってシール性を発揮する高平滑度を有するシール座面として形成されている必要がある。
しかしながら、内面被覆管体が鋳鉄管のような金属製の管体であると、その端面に高平滑度のシール座面を形成したり受口の内面や挿口の外面に高平滑度のシール座面を形成したりすることには面倒な研磨などの後工程を行うことを要する場合がある。特に、管体が鋳鉄管であると、鋳造直後の表面がシール座面には不向きな粗面になっていることが多いために、シール座面を形成するための後工程を余分に行うことが必須になるという製作工程面での問題がある。
そのほか、上掲の特許文献1及び同文献2には、接続箇所で2本の管状部材相互又はパイプ材相互の調心作用が容易かつ確実に発揮されないか、あるいは、発揮されるとしてもそれほど容易かつ確実には発揮されないために、接続箇所の両側の管路を高精度で調心することに困難が伴っていた。
本発明は、以上の問題や状況に鑑み、射出成形などによって形成される樹脂層の表面は、何らの後加工をも施さずに、そのままで高平滑度を有するシール座面として利用することができるという事実に着目してなされたものである。
すなわち、本発明は、内面被覆管体にもともと備わっている樹脂被覆層を利用して接続箇所にシール性を付与することのできる対策を講じることによって、配管系に所望形状の曲り管路を形成するときに用いられる管継手同士の接続に好適に採用することができることは勿論、長尺パイプ材同士の接続にも好適に採用することのできる内面被覆管体の接続構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、接続箇所にシール性を付与することと、接続箇所で管体相互の調心作用を容易かつ確実に発揮させることと、が可能になる内面被覆管体の接続構造を提供することを目的とする。
本発明に係る内面被覆管体の接続構造は、第1内面被覆管体に設けられた挿口と、第2内面被覆管体に設けられて上記挿口が内側に差し込まれた受口と、上記挿口及び上記受口の嵌合箇所をシールするシール機構と、上記嵌合箇所を管軸方向に締め付けて第1及び第2の上記内面被覆管体を締結する締結機構と、を有している。
そして、第1内面被覆管体に備わっている第1樹脂被覆層を当該第1内面被覆管体の外管の端部の外側へ突出させることによって上記挿口が筒状に形成され、第2内面被覆管体の上記受口は、第2内面被覆管体の外管を延出させることによって形成された膨形筒部と、当該第2内面被覆管体に備わっている第2樹脂被覆層を延出させることによって形成されて上記膨形筒部の内面を被覆している筒状の樹脂延出部とによって形成されている。
さらに、上記シール機構が、筒状の上記挿口の根元部分に樹脂で一体成形されて後上がり勾配の第1パッキン座面を形成している第1パッキン受部と、筒状の上記樹脂延出部の端部に樹脂で一体成形されて後上がり勾配の第2パッキン座面を形成している第2パッキン受部と、それらの第1及び第2のパッキン受部の各パッキン座面の相互間で挟圧されているパッキンと、を有している。
この発明によれば、樹脂製の挿口は第1内面被覆管体に第1樹脂被覆層を形成するときに併せて一体成形することが可能である。また、受口の膨形筒部の内面を被覆している樹脂延出部も、第2内面被覆管体に第2樹脂被覆層を形成するときに併せて一体成形することが可能である。しかも、シール機構に関して、第1パッキン座面が、樹脂製の挿口の根元部分に樹脂で一体成形された第1パッキン受部によって形成され、かつ、第2パッキン座面が、受口の内面を被覆している樹脂延出部の端部に樹脂で一体成形された第2パッキン受部によって形成されているので、それらの第1及び第2のパッキン座面は、研磨などの何らの後加工を施すことなくシール座面としての使用に適するということが云える。そのため、後加工によって高平滑度を有するパッキン座面を形成しなくて済むという作業工程面での利点がある。
また、後上がり勾配を有する第1パッキン座面と後上がり勾配を有する第2パッキン座面との相互間でパッキンを挟圧する構成を採用しているので、それらの第1及び第2の各パッキン座面が、管体同士の接続箇所で管体相互の調心作用を発揮する。そのため、接続箇所での管体相互の調心作用が容易かつ確実に発揮される。
本発明では、上記締結機構が、第1内面被覆管体の外管の端部に設けられた第1フランジと、第2内面被覆管体側の上記膨形筒部の端部に設けられた第2フランジと、それらの第1及び第2のフランジを締め付けて結合する締結具とを有し、上記第1フランジに上記第1パッキン受部が密着してその第1パッキン受部が当該第1フランジによってバックアップされていると共に、上記第2フランジに上記第2パッキン受部が密着してその第2パッキン受部が当該第2フランジによってバックアップされている、という構成を採用することが望ましい。この構成であれば、第1及び第2の各パッキン受部が、金属に比べて強度に劣る樹脂で成形されているとしても、各フランジがそれらのパッキン受部をバックアップしてそれらの変形を防止する。そのため、パッキンが第1及び第2のパッキン受座の相互間で挟圧されているとしても、パッキン受部の変形によってシール性が損なわれるという事態が起こらない。
本発明では、筒状の上記挿口と上記受口とが、隙間を隔てて遊嵌合していることが望ましい。この構成を採用すると、受口の内径が挿口の外径よりも十分に大きいために、挿口を受口に挿入する作業を容易に行うことができるようになって、接続作業を容易に行うことが可能である。それにもかかわらず、上記した調心作用が発揮されるために、接続箇所で管体同士が高精度で接続される。
本発明では、第1及び第2の上記内面被覆管体のうちの少なくとも一方が、配管用パイプの接続部に介在されて曲り管路を形成する管継手であっても、第1及び第2の上記内面被覆管体のうちの少なくとも一方が、直管路を形成する配管用の長尺パイプであってもよい。
以上のように、本発明によれば、樹脂製の挿口や受口の内面を被覆している樹脂延出部が、第1又は第2の内面被覆管体の樹脂被覆層に一体に形成されていて、後上がり勾配の第1パッキン座面を有する第1パッキン受部が上記挿口に一体成形され、かつ、後上がり勾配の第2パッキン座面を有する第2パッキン受部が上記樹脂延出部の端部に樹脂で一体成形されているので、後加工によって高平滑度を有するパッキン座面を形成しなくて済む。したがって、内面被覆管体の製作後に後加工を施すことなく接続箇所にシール性を付与することができるようになり、その結果、管継手同士の好適な接続構造や、長尺パイプ材同士の好適な接続構造を提供することが可能になる。
また、後上がり勾配を有する第1パッキン座面と後上がり勾配を有する第2パッキン座面との相互間でパッキンを挟圧する構成を採用しているので、それらの第1及び第2の各パッキン座面が発揮する調心作用により、接続箇所で管体同士が高精度で容易かつ確実に接続されるという効果も発揮される。
さらに、第1及び第2のパッキン受部が樹脂製であるとしても、それらのパッキン受部が第1又は第2のフランジによってパックアップされているために、パッキン受部の変形が起こりにくくなり、初期のシール性能を長期に亘って持続させることが可能になるという効果もある。
本発明の実施形態に係る接続構造を採用して組み立てられた管継手を示す断面図である。 図1のII線矢視図である。 図1の要部の拡大断面図である。 図1の接続構造を分解して示した断面図である。 本発明の実施形態に係る接続構造を採用して組み立てられた他の管継手を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る接続構造を採用した長尺パイプ材同士の接続構造を示す断面図である。
図1は本発明の実施形態に係る接続構造を採用して組み立てられた管継手を示す断面図、図2は図1のII−II線に沿う部分の断面図、図3は図1の要部の拡大断面図、図4は図1の接続構造を分解して示した断面図である。
図1において、10は第1内面被覆管体、50は第2内面被覆管体を示していて、第1内面被覆管体10の端部に筒状の挿口20が設けられ、第2内面被覆管体50の端部に筒状の受口60が設けられている。そして、挿口20が受口60の内側に差し込まれていて、それらの挿口20及び受口60の嵌合箇所がシール機構70によってシールされている。また、第1及び第2の内面被覆管体10,50は、上記嵌合箇所を管軸方向に締め付けている締結機構80によって締結されている。
図3に拡大して示したように、第1内面被覆管体10は、外管としての鋳鉄製の外管11の内面に第1樹脂被覆層12を密着させてなり、この第1樹脂被覆層12によって外管11の内面腐食が防止されている。そして、第1樹脂被覆層12が外管11の一端部13の外側へ突出されていて、その突出部分によって筒状の上記挿口20が形成されている。図例の第1内面被覆管体10では、外管11の一端部13の外側へ突出されている樹脂製の上記挿口20の肉厚がその外周側に向けて増厚されていて、その挿口20の肉厚が、上記した外管11の肉厚と第1樹脂被覆層12との肉厚とを合わせた肉厚と略同等に定められている。こうして挿口20の肉厚を増厚しておくと、その挿口20が樹脂によって形成されているとしても大きな耐曲り強度を発揮するので、挿口20に要求される大きな強度を満たしやすくなるだけでなく、第1樹脂被覆層12によって取り囲まれた管路の口径が挿口によって狭められないので、流路面積が減少するという事態をきたすことがない。
一方、同図のように、第2内面被覆管体50は、外管としての鋳鉄製の外管51の内面に第2樹脂被覆層52を密着させてなり、この第2樹脂被覆層52によって外管51の内面腐食が防止されている。また、上記受口60は、第2内面被覆管体50の外管51を延出させることによって形成された膨形筒部61と、上記第2樹脂被覆層52を延出させることによって形成されて上記膨形筒部61の内面を被覆している筒状の樹脂延出部62とによって形成されている。なお、上記膨形筒部61は外管51の端部を拡径処理することによって形成されている。
次に、シール機構70は、上記挿口20の根元部分に樹脂で一体成形されている第1パッキン受部71と、上記樹脂延出部62の端部に樹脂で一体成形されている第2パッキン受部75と、それらのパッキン受部71,75の相互間に介在されているパッキン78とを有している。図3を参照してシール機構70をさらに詳細に説明すると、第1パッキン受部71の表面は後上がり勾配の第1パッキン座面72を形成している。これに対し、第2パッキン受部75の裏面は後上がり勾配の第2パッキン座面76を形成している。さらに、パッキン78は、その裏面が上記した第1パッキン座面72と同様に後上がり勾配を有して、その傾斜角度は当該第1パッキン座面72と同等になっている。また、パッキン78の表面は、上記した第2パッキン座面76と同様に後上がり勾配を有して、その傾斜角度は当該第2パッキン座面76と同等になっている。
締結機構80は、第1内面被覆管体10の外管11の端部に設けられた第1フランジ81と、第2内面被覆管体50側の上記膨形筒部61の端部に設けられた第2フランジ82と、それらの第1及び第2のフランジ81,82を締め付けて結合する締結具83とを有している。図2に第1フランジ81の正面形状が表されている。同図によって判るように、第1フランジ81は、円環状に形成されていて、その周囲の等角度おきの3箇所にボルト挿通孔84を備えたブラケット部85を有している。図示していないけれども、第2フランジ82も第1フランジ81と同様の構成を有している。図3には第2フランジ82のブラケット部を符号87で示し、そのブラケット部87のボルト挿通孔を符号86で示してある。図例の締結具83は、第1及び第2の上記ブラケット部85,87の各ボルト挿通孔84,86に挿通された締結ボルト88と、その締結ボルト88にねじ込まれたナット89とを有している。
そして、図1又は図3のように、第1フランジ81に第1パッキン受部71が密着してその第1パッキン受部71が第1フランジ81によってバックアップされている。同様に、第2フランジ82に第2パッキン受部75が密着してその第2パッキン受部75が第2フランジ82によってバックアップされている。したがって、第1パッキン受部71や第2パッキン受部75が後述する締結機構80の締付力を受けて撓み変形することはない。
この実施形態において、第1内面被覆管体10の第1樹脂被覆層12と、その第1樹脂被覆層12から延出された挿口20と、挿口20の根元部分の第1パッキン受部71とは、第1フランジ81を備えた外管11にインサート成形されている。また、第1樹脂被覆層12や第1パッキン受部71は、外管11や第1フランジ81に接着剤を介して接合されている。
第1内面被覆管体10と第2内面被覆管体50との接続箇所では、第1内面被覆管体10の挿口20が第2内面被覆管体50の受口60に差し込まれていて、それらの挿口20と受口60とは、図3に符号Sで示した隙間を隔てて両者が遊嵌合されている。この構成を有していることにより、挿口20を受口60に容易に差し込むことができるようになって、その差込み作業性が向上する。
また、パッキン78が、第1パッキン受部71の第1パッキン座面72と、第2パッキン受部75の第2パッキン座面76との間に挟まれていて、上記した締結機構80の締付力によって第1及び第2のパッキン座面72,76との相互間で挟圧されている。ここで、第1パッキン座面72は、樹脂製の挿口20の根元部分に樹脂で一体成形された第1パッキン受部71の表面によって形成されている。同様に、第2パッキン座面76は、樹脂延出部62の端部に樹脂で一体成形された第2パッキン受部75の裏面によって形成されている。そして、それらのパッキン座面72,76には、第1パッキン受部71の成形後の平滑な表面や第2パッキン受部75の成形後の平滑な裏面がそのまま使用されている。したがって、パッキン座面72,76を形成するのに、特別な研磨工程などを経る必要はない。
さらに、この実施形態では、後上がり勾配を有する第1パッキン座面72と後上がり勾配を有する第2パッキン座面76との相互間でパッキン78を挟圧する構成を採用しているので、それらの第1及び第2の各パッキン座面72,76が、第1及び第2の内面被覆管体10,50同士の接続箇所で管体相互の調心作用を発揮して、第1及び第2の内面被覆管体10,50同士が同心状に接続することに役立っている。
なお、第1内面被覆管体10の後端部や第2内面被覆管体50の前端部には、配管系を形成するためのパイプ材が接続される接続口15,55が備わっている。
図1〜図4では、曲り管路を有する第1及び第2の2つの内面被覆管体10,50の接続構造を示していて、こうして接続されている第1及び第2の2つの内面被覆管体10,50は、共働して直角エルボ型の管継手を構成している。
本発明に係る内面被覆管体の接続構造は、図1〜図4を参照して説明した直角エルボ型の管継手を構成するという場合に限らず、Y型管継手を構成することにも利用することができる。図5は、本発明に係る内面被覆管体の接続構造を、Y型管継手を構成することに利用した事例を示している。
すなわち、図5は本発明の実施形態に係る接続構造を採用して組み立てられた他の管継手を示す断面図である。図例の管継手はY型管継手であり、その枝管部90を根元側部分91と先端側部分92とに分割し、それらの接続箇所に上記接続構造を適用してある。この実施形態において、枝管部90の先端側部分92が本発明の第1内面被覆管体10に相応し、枝管部90の根元側部分91が本発明の第2内面被覆管体50に相応している。そして、枝管部90の先端側部分92は、図4に示した第1内面被覆管体10と同様の全体構成を有している。また、接続構造については、図1や図3などを参照して説明したところと同様であるので、説明の重複を回避するために同一又は相応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明に係る内面被覆管体の接続構造は、長尺パイプ材同士の接続箇所にも適用することが可能である。すなわち、図6は本発明の実施形態に係る接続構造を採用した長尺パイプ材同士の接続構造を示す断面図である。この実施形態において、一方側のパイプ材93が本発明の第1内面被覆管体10に相応し、他方側のパイプ材94が本発明の第2内面被覆管体50に相応している。双方のパイプ材93,94の接続構造については、図1や図3などを参照して説明したところと同様であるので、説明の重複を回避するために同一又は相応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略する。

Claims (3)

  1. 第1内面被覆管体に設けられた挿口と、第2内面被覆管体に設けられて上記挿口が内側に差し込まれた受口と、上記挿口及び上記受口の嵌合箇所をシールするシール機構と、上記嵌合箇所を管軸方向に締め付けて第1及び第2の上記内面被覆管体を締結する締結機構と、を有し、
    第1内面被覆管体に備わっている第1樹脂被覆層を当該第1内面被覆管体の外管の端部の外側へ突出させることによって上記挿口が筒状に形成され、
    第2内面被覆管体の上記受口は、第2内面被覆管体の外管を延出させることによって形成された膨形筒部と、当該第2内面被覆管体に備わっている第2樹脂被覆層を延出させることによって形成されて上記膨形筒部の内面を被覆している筒状の樹脂延出部とによって形成され、
    上記シール機構が、筒状の上記挿口の根元部分に樹脂で一体成形されて後上がり勾配の第1パッキン座面を形成している第1パッキン受部と、筒状の上記樹脂延出部の端部に樹脂で一体成形されて後上がり勾配の第2パッキン座面を形成している第2パッキン受部と、それらの第1及び第2のパッキン受部の各パッキン座面の相互間で挟圧されているパッキンと、を有することを特徴とする内面被覆管体の接続構造。
  2. 上記締結機構が、第1内面被覆管体の外管の端部に設けられた第1フランジと、第2内面被覆管体側の上記膨形筒部の端部に設けられた第2フランジと、それらの第1及び第2のフランジを締め付けて結合する締結具とを有し、
    上記第1フランジに上記第1パッキン受部が密着してその第1パッキン受部が当該第1フランジによってバックアップされていると共に、上記第2フランジに上記第2パッキン受部が密着してその第2パッキン受部が当該第2フランジによってバックアップされている請求項1に記載した内面被覆管体の接続構造。
  3. 筒状の上記挿口と上記受口とが、隙間を隔てて遊嵌合している請求項1又は請求項2に記載した内面被覆管体の接続構造。
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