JP2017515820A - 殺線虫剤としてのピラゾロピリジンスルホンアミド類 - Google Patents

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Abstract

殺線虫特性を有している、式(I)〔式中、構造要素は、本明細書中で示されている意味を有する〕で表される化合物が開示されている。【化1】

Description

本発明は、ピラゾロピリジンスルホンアミド類、農業において害虫(animal pest)を防除するための、特に、線虫類を防除するための、それらの使用、そのような化合物を含んでいる製剤、及び、害虫を防除する方法、特に、線虫類を防除する方法に関する。本発明は、特定のスルホンアミド類、それらのN−オキシド、塩並びに農業及び非農業における使用に適した製剤、並びに、農業的な環境及び非農業的な環境の両方における害虫、特に線虫類を防除するためにそれらを使用する方法に関する。本発明は、さらに、そのようなピラゾロピリジンスルホンアミド類を調製するための調製方法及び中間体にも関する。
線虫類は、食料及び工芸作物を包含する農業生産物において多大な損失を引き起こし、そして、殺線虫活性を有する化合物を用いて防除される。農業において有用であるためには、これらの化合物は、高い活性及び線虫類の種々の系統に対する広い活性スペクトルを有しているべきであり、且つ、非標的生物に対して毒性を示してはならない。線虫寄生物において駆虫薬に対する抵抗性が広く発達していることにより、線虫類は、利用可能な化学的治療薬があるにもかかわらず、家畜類において継続的に問題を引き起こしている。より効果的で、より安価で、より毒性が低く、環境に対して安全で、又は、異なる作用機序を有している、新規化合物が引き続き求められている。
欧州特許出願公開第0244166A2号(P1と称する)には、除草剤としての、式(i):
Figure 2017515820
〔式中、とりわけ、Rは、H又は有機置換基であり、Wは、O又はSであり、Lは、アリール部分又はヘテロアリール部分であり、及び、Aは、二環式、三環式及び四環式のヘテロ環式基のリストから選択される〕
で表される化合物が開示されている。
国際特許出願公開第2010/129500号(P2)には、式(ii)
Figure 2017515820
〔式中、とりわけ、Zは、O又はSであり、及び、Qは、それぞれ1〜5の置換基で置換されていてもよいフェニル、ナフタレニル、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環又は8〜10員のヘテロ芳香族二環式環系である〕
で表される化合物(全ての立体異性体を包含する)、それらN−オキシド及び塩、並びに、それらを含んでいる組成物及び寄生性線虫類を防除するためのそれらの使用が開示されている。
匿名で開示されている刊行物「IP com Journal 10, 26 (2010)」(P3)には、さまざまな殺虫剤と数種類の混合比で混合されている一般式(ii)の明示的に挙げられている10種類の化合物が記載されている。
国際特許出願公開第2012/054233号(P4)には、式(iii)
Figure 2017515820
〔式中、とりわけ、Zは、O又はSであり、Qは、それぞれ1〜5の置換基で置換されていてもよいフェニル、ナフタレニル、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環又は8〜10員のヘテロ芳香族二環式環系であり、並びに、A、A、A及びAは、独立して、N又はCRであり、但し、A、A、A及びAのうちの1つのみがNである〕
で表される化合物(全ての立体異性体を包含する)、それらのN−オキシド及び塩、並びに、それらを含んでいる組成物及び寄生性線虫類を防除するためのそれらの使用が開示されている。
国際特許出願公開第2013/055584号(P5)には、式(ii)で表される特定の殺線虫性イミダゾピリジンスルホンアミドの固体形態が開示されている。
本発明の化合物は、これらの刊行物には開示されていない。
欧州特許出願公開第0244166A2号 国際特許出願公開第2010/129500号 国際特許出願公開第2012/054233号 国際特許出願公開第2013/055584号
IP com Journal 10, 26 (2010)
本発明の目的は、特に比較的低施用量において充分な又は改善された殺線虫活性を有しており且つ高い選択性及び作物植物栽培における高い適合性を有している殺線虫剤として使用することが可能な化合物を提供することである。
本発明は、式(I)
Figure 2017515820
〔式中、
Zは、O又はSであり;
各Rは、独立して、H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、SF、OCN、SCN、Si(R15、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)NR1112、OS(O)、OS(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル、ナフタレニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;
は、H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、SF、OCN、SCN、Si(R15、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)NR1112、OS(O)、OS(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル、ナフタレニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112、C−C−アルコキシアルキル、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;
は、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;
Qは、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、フェニル、ナフタレニル、又は、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環又は8〜10員のヘテロ芳香族二環式環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、SF、OCN、SCN、Si(R15、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)NR1112、OS(O)、OS(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112及びR14からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123):
Figure 2017515820
Figure 2017515820
Figure 2017515820
Figure 2017515820
〔ここで、各Rは、独立して、R、R、Rに関して「課題を解決するための手段」において定義されているいずれかの置換基であり;及び、rは、0、1、2、3、4又は5である(これは、各U基上の可能な位置の数によって限定される)〕
からなる群から選択され;
各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR4a、NR5a6a、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、S(O)9a及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
各R4aは、独立して、H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
各Rは、独立して、H、NR5a6a、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
各R5aは、独立して、H又はC−C−アルキルであり;
各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)であり;
各R6aは、独立して、H、C−C−アルキル、C(O)R13又はC(O)OR13であり;
各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
各R7aは、独立して、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR4a、NR5a6a、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、S(O)9a及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
各R8aは、独立して、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR4a、NR5a6a、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、S(O)9a及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
9aは、独立して、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
各R10は、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、S(O)9a又はS(O)NR1112であり;
各R11は、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR4a、NR5a6a、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR11a12、S(O)9a及びS(O)NR11a12からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR11a12、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR11a12、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
各R11aは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルであり;
各R12は、独立して、H、NR5a6a、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
各R13は、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)であり;
各R14は、独立して、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル、ナフタレニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)であり;
各R15は、独立して、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;
Xは、O又はSであり;
各mは、独立して、0、1又は2であり;
及び、
nは、0、1、2、3又は4である〕
で表される化合物(全ての立体異性体を包含する)、それらのN−オキシド及び塩、並びに、それらを含んでいる製剤,並びに、害虫(特に、線虫類、特に、寄生性線虫類)を防除するためのそれらの使用を対象とする。
本発明の化合物は、その化合物内の不斉中心の数に応じて、1種類以上の光学異性体形態又はキラル異性体形態で存在し得る。かくして、本発明は、等しく、全ての光学異性体及びそれらのラセミ混合物又はスケールミック混合物(用語「スケールミック(scalemic)」は、異なった比率のエナンチオマーの混合物を意味する)、並びに、可能な全ての立体異性体の全ての比率における混合物に関する。当業者は、自体公知の方法により、ジアステレオ異性体及び/又は光学異性体を分離させることができる
本発明の化合物は、その化合物内の二重結合の数に応じて、1種類以上の幾何異性体形態でも、特に、全てのシン/アンチ(又は、シス/トランス)異性体及びその全ての比率における可能な全ての混合物でも存在し得る。かくして、本発明は、等しく、全ての幾何異性体及びその全ての比率における可能な全ての混合物に関する。当業者は、自体公知の一般的な方法により、幾何異性体を分離させることができる。
式(I)で表される化合物は、ヒドロキシ基、スルファニル基又はアミノ基のプロトンのシフトの結果として生じるその互変異性体形態で見いだされ得る。該化合物のそのような互変異性体形態も、本発明の一部である。さらに一般的に言えば、式(I)で表される化合物の全ての互変異性体形態、及び、本発明の調製方法において中間体として場合により使用可能な該調製方法についての記述において定義される化合物の互変異性体形態も、本発明の一部である。
さらに、本発明は、式(I)で表される化合物(全ての立体異性体を包含する)のN−オキシド及び式(I)で表される化合物(全ての立体異性体を包含する)の塩も、対象とする。
さらに、本発明は、式(I)で表される化合物、N−オキシド又はそれらの塩を含んでいる製剤、及び、上記で記載されている害虫(特に、寄生性線虫類)を防除するためのそれらの使用も対象とする。本発明は、さらに、式(I)で表される化合物、N−オキシド又はそれらの塩並びに少なくとも1種類の増量剤及び/又は少なくとも1種類の界面活性剤を含んでいる製剤も提供する。一実施形態では、本発明は、さらに、その中に式(I)で表される化合物、N−オキシド又はそれらの塩が少なくとも1種類の別の活性化合物(好ましくは、以下で記載されている混合相手剤)と混合されて存在している製剤も提供する。
本発明は、害虫(特に、寄生性線虫類)を防除する方法を提供し、ここで、該方法においては、式(I)で表される化合物、N−オキシド若しくはそれらの塩又は本明細書中に記載されている製剤を該害虫及び/又はそれらの生息環境に作用させる。該方法においては、生物学的に有効な量の化合物又は製剤を施用する。
本発明は、さらにまた、有害生物(特に、寄生性線虫類)による攻撃から種子及び/又は発芽中の植物を保護する方法も提供し、ここで、該方法は、該種子に式(I)で表される化合物、N−オキシド若しくはそれらの塩又は本明細書中に記載されている製剤を接触させる段階を含んでいる。該方法においては、生物学的に有効な量の化合物又は製剤を施用する。本発明は、さらに、上記方法で得られた種子にも関する。
本明細書中で使用される場合、用語「含んでいる(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「含んでいる(includes)」、「含んでいる(including)」、「有している(has)」、「有している(having)」、「含んでいる(contains)」、「含んでいる(containing)」、「を特徴とする(characterized by)」又はそれらの任意の別の変形は、非排他的に含んでいること(これは、明示的に示されている限界に従う)を包含することが意図されている。例えば、要素のリストを含んでいる製剤、混合物、プロセス又は方法は、必ずしもそれら要素にのみ限定されるものではなく、明示的には記載されていない別の要素又はそのような製剤、混合物、プロセス若しくは方法に特有の要素も含み得る。
移行句「からなる(consisting of)」は、特定されていない全ての要素、段階又は成分を排除する。「特許請求の範囲」内の場合、そのような移行句は、「特許請求の範囲」から、通常それに関連している不純物を除き列挙されるもの以外の物質を包含することを排除するであろう。句「からなる」が、序文の直後ではなく、むしろ、「特許請求の範囲」の本文の節に現れるとき、それは、その節に述べられている要素のみを限定する;他の要素は全体として「特許請求の範囲」から除外されない。
移行句「本質的にからなる(consisting essentially of)」は、文字通り開示されているものに加えて、物質、段階、特徴、成分又は要素を含んでいる製剤又は方法を定義示するために用いられるが、但し、これらの付加的な物質、段階、特徴、成分又は要素は特許請求されている発明の基本的な新規特性に対して実質的に影響を及ぼさない。用語「本質的にからなる(consisting essentially of)」は、「を含んでいる(comprising)」と「からなる(consisting of)」との中間領域を占める。
出願人が「含んでいる(comprising)」のようなオープンエンド用語を用いて発明又は発明の一部を定義している場合、(別途示されていない限り)その記載は、当該発明について、同様に、用語「本質的からになる(consisting essentially of)」又は「からなる(consisting of)」を用いて記載しているとも解釈されるべきであることは、容易に理解される。
さらに、別途明示的に示されていない限り、「又は(or)」は、非排他的な「又は」を示しており、排他的な「又は」を示していない。例えば、条件「A又はB」は、以下のもののうちの1つによって満たされる: Aは真(又は、存在している)であり且つBは偽(又は存在していない)である、Aは偽(又は存在していない)であり且つBは真(又は、存在している)である、並びに、A及びBは両方とも真(又は、存在している)である。
さらにまた、本発明の要素又は成分の前にある不定冠詞「a」又は「an」は、該要素又は成分の場合の数(即ち、出現数)に関して非制限的であることが意図されている。従って、「a」又は「an」は、「1つ」又は「少なくとも1つ」を包含すると読まれるべきであり、そして、該要素又は成分の単数の語形は、当該数が単数であることを明確に意味していない限り、複数であることも包含する。
本明細書の開示及び「特許請求の範囲」において使用されている場合、用語「線虫類」は、線形動物門の生物を示している。一般に定義されている場合、「寄生生物(parasite)」は、「宿主」として記載される別の生物(例えば、植物、動物又はヒト)の体内で生存若しくは成長しているか又はその表面上で生きている。本明細書の開示及び「特許請求の範囲」において言及されている場合、「寄生性線虫類(parasitic nematode)」は、特に、植物、動物(特に、脊椎動物)又はヒトにおいて、組織を傷つける若しくは損傷させる又は別の形態の病害を引き起こす線虫類である。
寄生生物の「発生(infestation)」は、寄生生物が植物、動物又はヒトに対してリスクを与える数で存在していることを示している。この存在は、環境中における存在、例えば、ヒト若しくは動物用の家屋の中、又は、周囲の所有物若しくは構造の中、又は、農作物若しくは別のタイプの植物の表面上、動物用敷きワラの中、動物の皮膚若しくは被毛の表面などにおける存在であることが可能である。言及されている「発生」が、動物体内(例えば、血液中又は他の内部組織の中)である場合、用語「発生」は、別途示されていない限り、当技術分野において一般に理解されている用語「感染」と同義であることが意図されている。
本明細書の開示及び「特許請求の範囲」において言及されている場合、用語「殺寄生生物的な(parasiticidal)」及び「殺寄生生物的に(parasiticidally)」は、植物、動物又はヒトに対して線虫からの保護をもたらす、寄生性線虫に対する観察可能な効果を示している。殺寄生生物効果は、典型的には、標的寄生性線虫の存在又は活動を低減させることに関する。線虫に対するそのような効果は、以下のものを包含する:壊死;死滅;成長の遅延;宿主植物、動物又はヒトにおける移動性の低減若しくは残存する能力の低減;摂食の低減;及び、繁殖の阻害。寄生性線虫類に対するこれらの効果は、植物、動物又はヒトにおける寄生生物の発生又は感染の防除(これは、予防、低減又は排除を包含する)を提供する。従って、寄生性線虫の「防除」は、線虫に対して殺線虫効果を達成することを意味する。寄生性線虫を防除するために化合物を施用すること関連して、表現「殺寄生生物的に有効な量」及び「生物学的に有効な量」は、寄生性線虫を防除するのに充分な化合物の量を意味する。同様に、害虫を防除するために化合物を施用すること関連して、表現「殺寄生生物的に有効な量」及び「生物学的に有効な量」は、害虫を防除するのに充分な化合物の量を意味する。
用語「作物学的(agronomic)」は、食品及び繊維のためなどの畑作物の生産を意味し、そして、ダイズ及び他のマメ科植物、穀類(例えば、コムギ、カラスムギ、オオムギ、ライムギ、イネ、トウモロコシ)、葉菜(例えば、レタス、キャベツ、及び、別のアブラナ属の作物)、結果野菜(例えば、トマト、コショウ、ナス、アブラナ科植物及びウリ科植物)、ジャガイモ、サツマイモ、ブドウ、ワタ、果樹(例えば、仁果、核果及び柑橘類)、小果樹(液果類、サクランボ)、並びに、他の特殊作物(例えば、カノラ、ヒマワリ、オリーヴ)の栽培を包含する。
用語「非作物学的(nonagronomic)」は、畑作物以外のもの、例えば、園芸作物(例えば、田畑で栽培されていない、温室の植物、苗床の植物又は観賞用植物)、住居用構造物、農業用構造物、商業用構造物及び工業用構造物、芝生(例えば、ソッドファーム、牧草地、ゴルフ場、芝地、運動場など)、木製品、貯蔵製品、混農林業及び植生管理、公衆衛生(即ち、ヒト)及び動物衛生(例えば、家畜動物、例えば、ペット、家畜及び家禽、飼い馴らされていない動物、例えば、野生生物)用途などを意味する。
非作物学的な用途は、殺寄生生物的に有効な(即ち、生物学的に有効な)量の本発明の化合物を、典型的には、獣医学的使用のために製剤された製剤の形態で、保護対象の動物に投与することによって、動物を寄生性線虫から保護することを包含する。
上記の言及において、単独で又は「ハロアルキル」などの複合語において用いられる用語「アルキル」は、直鎖又は分枝鎖のアルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、又は、ブチル、ペンチル若しくはヘキシルの種々の異性体などを包含する。「アルケニル」は、直鎖又は分枝鎖のアルケン、例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、並びに、ブテニル、ペンテニル及びヘキセニルの種々の異性体などを包含する。「アルケニル」は、さらにまた、ポリエン類、例えば、1,2−プロパジエニル及び2,4−ヘキサジエニルなども包含する。「アルキニル」は、直鎖又は分枝鎖のアルキン、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、並びに、ブチニル、ペンチニル及びヘキシニルの種々の異性体などを包含する。「アルキニル」は、さらにまた、複数の三重結合で構成される部分構造、例えば、2,5−ヘキサジイニルなども包含する。
「アルコキシ」は、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、並びに、ブトキシ、ペントキシ及びヘキシルオキシの種々の異性体を包含する。「アルコキシアルキル」は、アルキルに対するアルコキシ置換を表す。「アルコキシアルキル」の例としては、CHOCH、CHOCHCH、CHCHOCH、CHCHCHCHOCH及びCHCHOCHCHなどを挙げることができる。
「シクロアルキル」は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルなどを包含する。用語「シクロアルキルアルキル」は、アルキル部分におけるシクロアルキル置換を表す。「シクロアルキルアルキル」の例としては、シクロプロピルメチル、シクロペンチルエチル、及び、直鎖又は分枝鎖のアルキル基に結合している別のシクロアルキル部分などを挙げることができる。「シクロアルケニル」は、シクロペンテニル及びシクロヘキセニルなどの基、並びに、2つ以上の二重結合を有する基、例えば、1,3−シクロヘキサジエニル及び1,4−シクロヘキサジエニルなどを包含する。用語「シクロアルキルシクロアルキル」は、別のシクロアルキル環におけるシクロアルキル置換を表し、ここで、各シクロアルキル環は、独立して、3〜7個の炭素原子環員を有する。シクロアルキルシクロアルキルの例としては、シクロプロピルシクロプロピル(例えば、1,1’−ビシクロプロピル−1−イル、1,1’−ビシクロプロピル−2−イル)、シクロヘキシルシクロペンチル(例えば、4−シクロペンチルシクロヘキシル)、及び、シクロヘキシルシクロヘキシル(例えば、1,1’−ビシクロヘキシル−1−イル)、並びに、種々のシス−及びトランス−シクロアルキルシクロアルキル異性体(例えば、(1R,2S)−1,1’−ビシクロプロピル−2−イル及び(1R,2R)−1,1’−ビシクロプロピル−2−イル)などを挙げることができる。
用語「ハロゲン」は、単独で若しくは「ハロアルキル」などの複合語において、又は、「ハロゲンで置換されているアルキル」などの記載において用いられる場合、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を包含する。さらに、「ハロアルキル」などの複合語において用いられる場合、又は、「ハロゲンで置換されているアルキル」などの記載において用いられる場合、該アルキルは、同一であっても又は異なっていてもよいハロゲン原子で部分的に又は完全に置換され得る。「ハロアルキル」又は「ハロゲンで置換されているアルキル」の例としては、FC、ClCH、CFCH及びCFCClなどを挙げることができる。用語「ハロアルコキシ」、「ハロアルケニル」及び「ハロアルキニル」などは、用語「ハロアルキル」と同じようにに定義される。「ハロアルコキシ」の例としては、CFO、CClCHO、HCFCHCHO及びCFCHOなどを挙げることができる。「ハロアルケニル」の例としては、(Cl)C=CHCH及びCFCHCH=CHCHなどを挙げることができる。「ハロアルキニル」の例としては、HC≡CCHCl、CFC≡C、CClC≡C及びFCHC≡CCHなどを挙げることができる。
化学略語C(O)は、本明細書中で用いられる場合、カルボニル部分を表す。例えば、C(O)CHはアセチル基を表す。化学略語CO及びC(O)Oは、本明細書中で用いられる場合、エステル部分を表す。例えば、COMe及びC(O)OMeはメチルエステルを表す。
「OCN」は−O−C≡Nを意味し、及び、「SCN」は−S−C≡Nを意味する。
置換基中の炭素原子の総数は、接頭辞「Ci−Cj」によって示され、ここで、i及びjは1〜14の数である。C−アルコキシアルキルは、CHOCHを意味し;C−アルコキシアルキルは、例えば、CHCH(OCH)、CHOCHCH又はCHCHOCHを意味し;及び、C−アルコキシアルキルは、合計で4個の炭素原子を含有するアルコキシ基で置換されたアルキル基の種々の異性体を意味し、その例としては、CHCHCHOCH及びCHCHOCHCHなどを挙げることができる。
ある化合物が、当該置換基の数が1を超えることが可能であることを示す下付文字を有する置換基で置換されている場合、その置換基は(それらが1を超える場合)、定義された置換基(例えば、R、nは、0、1又は2である)の群から独立して選択される。しかしながら、nが、当該残基(例えば、R)が結合し得る利用可能な位置の最大数によって制限されるということは理解される。ある基が、水素であることが可能な置換基(例えば、R又はR)を含んでいる場合、その置換基が水素であれば、これは、前記基が置換されていないこととと同等である理解される。可変性の基がある位置に場合により結合していてもよいと示されている場合(例えば、U−29における(R[ここで、rは0であり得る]、たとえ該可変性の基の定義において言及されていなくても、水素はその位置に存在し得る。ある基の1つ以上の位置が「置換されていない」又は「無置換である」といわれる場合、全ての自由原子価を埋めるために水素原子が結合している。
別途示されていない限り、式(I)の成分としての「環」又は「環系」(例えば、置換基Q)は、炭素環式又は複素環式である。用語「環系」は、2つ以上の縮合された環を表す。用語「ヘテロ環式環」は、環骨格を形成している少なくとも1個の原子が炭素ではなく、例えば、窒素、酸素又は硫黄である環を表す。典型的には、ヘテロ環式環は、4個以下の窒素、2個以下の酸素及び2個以下の硫黄を含んでいる。別途示されていない限り、ヘテロ環式環は、飽和環、部分飽和環又は完全不飽和環であり得る。用語「ヘテロ環式環系」は、該環系の少なくとも1つの環がヘテロ環式環である環系を表す。別途示されていない限り、ヘテロ環式環及びヘテロ環式環系は、利用可能な任意の炭素又は窒素における水素を置換することにより、該炭素又は窒素を介して結合していることが可能である。
「芳香族」は、環原子の各々が本質的に同一の平面にあり且つ環の平面に垂直なπ軌道を有していて、その際、Hueckel則を満たすために(4n+2)π個の電子(ここでπは正の整数である)が環に付随していることを示している。完全不飽和のヘテロ環式環がHueckel則を満たす場合、該環は、「ヘテロ芳香族環」とも称される。用語「ヘテロ芳香族環系」は、該環系の少なくとも1つの環が芳香族であるヘテロ環式環系を表す。
本明細書中で用いられる場合、別途示されていない限り、以下の定義が適用される。用語「置換されていてもよい(optionally substituted)」は、句「置換されているか又は置換されていない」、又は、用語「(未)置換の」と交換可能に用いられる。表現「1〜4の置換基で置換されていてもよい(optionally substituted with 1 to 4 substituents)」は、置換基が存在していないこと(すなわち、置換されていないこと)、又は、1、2、3若しくは4の置換基が存在していること(利用可能な結合位置の数によって制限される)を意味している。別途示されていない限り、置換されていてもよい基は、その基の置換可能なそれぞれの位置に置換基を有することができ、及び、各置換は互いに独立している。
置換基が5員又は6員の窒素含有ヘテロ芳香族環である場合、これは、別段記載されていない限り、利用可能な任意の炭素環原子又は窒素環原子を介して式(I)の残りの部分に結合し得る。
1〜5の置換基で置換されていてもよいフェニルの例は、U−1として例示されている環である。置換されていてもよいさらなる5員又は6員のヘテロ芳香族環の例としては、環U−2〜U−61(ここで、Rは、R、R、Rに関して「課題を解決するための手段」において定義されている任意の置換基であり、及び、rは、0〜4の整数である(これは、各U基における利用可能な位置の数によって制限される))などを挙げることができる。U−29、U−30、U−36、U−37、U−38、U−39、U−40、U−41、U−42及びU−43は、利用可能な位置を1つしか有していないので、これらのU基の場合、rは、整数0又は1に限定される。ここで、rが0であるということは、該U基が置換されておらず、(Rによって示されている位置に水素が存在していることを意味する。
さらに、及び、上記で記載されているように、Qは、「課題を解決するための手段」において定義されている置換基の群から選択される置換基で置換されていてもよい(とりわけ)8〜10員のヘテロ芳香族二環式環系であることができる。置換されていてもよい8員、9員又は10員のヘテロ芳香族二環式環系の例としては、環U−81〜U−123(ここで、Rは、Qに関して「課題を解決するための手段」において定義されている任意の置換基であり、及び、rは、典型的には、0〜4の整数である)などを挙げることができる。
基は構造U−1〜U−123の中に示されているが、それらは、場合による置換基であるので、存在している必要はないことに留意されたい。原子価を満たすために置換を必要とする窒素原子は、H又はRで置換されている。(RとU基の間の結合点が浮いて例示されている場合、(RがU基の利用可能な任意の炭素原子又は窒素原子に結合し得るということに留意されたい。U基上の結合点が浮いて例示されている場合、該U基が水素原子の置換によってU基の利用可能な任意の炭素又は窒素を介して式(I)の残りの部分に結合し得るということに留意されたい。一部のU基(例えば、U−2〜U−5、U−7〜U−48、及び、U−52〜U−61)が4未満のR基でしか置換され得ないということに留意されたい。
本発明の化合物は、概して、式(I)によって定義される。本発明の化合物において、
各Rは、好ましくは、独立して、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、C(X)R、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
ハロゲン、シアノ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
塩素又はトリフルオロメチルである。
は、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、ハロゲン、シアノ、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR及びS(O)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、Rは、水素である。
は、好ましくは、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR又はC(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、C(X)R及びC(O)ORからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C(X)R又はC(O)OR;又は、
ORで置換されているC−C−アルキル;又は、
フェニルで置換されているC−C−アルキルである。
特に好ましくは、Rは、水素である。
Qは、好ましくは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112及びR14からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル又5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
一層さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−シクロアルキルであり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)及び(U−103)からなる群から選択される。
特に好ましくは、Qは、メチル、エチル又はシクロプロピルであり、又は、Qは、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され、特に、(U−1)である。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲンからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである。
各R4aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R4aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R4aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R5aは、好ましくは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
さらに好ましくは、各R5aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R5aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R6aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C(O)R13又はC(O)OR13である。
さらに好ましくは、各R6aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R6aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R7aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R7aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R7aは、独立して、
メチル又はエチルである。
は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル又はエチルである。
各R8aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R8aは、独立して、
−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R8aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R9aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R9aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R9aは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R10は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R10は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−シクロアルキルである。
特に好ましくは、各R10は、独立して、
H又はメチルである。
各R11は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R11は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R11は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R11aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルである。
さらに好ましくは、各R11aは、独立して、
H、C−C−アルキル、アリル又はプロパルギルである。
特に好ましくは、各R11aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R12は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R12は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R12は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R13は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R13は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R13は、独立して、
メチルである。
各R14は、好ましくは、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a又はS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各R14は、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、各R14は、独立して、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
各R15は、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、OR、NR、C−C−アルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各R15は、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R15は、独立して、
メチルである。
nは、好ましくは、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、nは、1、2又は3である。特に好ましくは、nは、1又は2である。
mは、好ましくは、0、1又は2である。さらに好ましくは、mは、0、1又は2である。特に好ましくは、mは、0又は2である。
Xは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、XはOである。
Zは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、ZはOである。
個々の実施形態において、QはU−1である。個々の別の実施形態において、QはU−2である。個々の別の実施形態において、QはU−3である。個々の別の実施形態において、QはU−4である。個々の別の実施形態において、QはU−5である。個々の別の実施形態において、QはU−6である。個々の別の実施形態において、QはU−7である。個々の別の実施形態において、QはU−8である。個々の別の実施形態において、QはU−9である。個々の別の実施形態において、QはU−10である。個々の別の実施形態において、QはU−11である。個々の別の実施形態において、QはU−12である。個々の別の実施形態において、QはU−13である。個々の別の実施形態において、QはU−14である。個々の別の実施形態において、QはU−15である。個々の別の実施形態において、QはU−16である。個々の別の実施形態において、QはU−17である。個々の別の実施形態において、QはU−18である。個々の別の実施形態において、QはU−19である。個々の別の実施形態において、QはU−20である。個々の別の実施形態において、QはU−21である。個々の別の実施形態において、QはU−22である。個々の別の実施形態において、QはU−23である。個々の別の実施形態において、QはU−24である。個々の別の実施形態において、QはU−25である。個々の別の実施形態において、QはU−26である。個々の別の実施形態において、QはU−27である。個々の別の実施形態において、QはU−28である。個々の別の実施形態において、QはU−29である。個々の別の実施形態において、QはU−30である。個々の別の実施形態において、QはU−31である。個々の別の実施形態において、QはU−32である。個々の別の実施形態において、QはU−33である。個々の別の実施形態において、QはU−34である。個々の別の実施形態において、QはU−35である。個々の別の実施形態において、QはU−36である。個々の別の実施形態において、QはU−37である。個々の別の実施形態において、QはU−38である。個々の別の実施形態において、QはU−39である。個々の別の実施形態において、QはU−40である。個々の別の実施形態において、QはU−41である。個々の別の実施形態において、QはU−42である。個々の別の実施形態において、QはU−43である。個々の別の実施形態において、QはU−44である。個々の別の実施形態において、QはU−45である。個々の別の実施形態において、QはU−46である。個々の別の実施形態において、QはU−47である。個々の別の実施形態において、QはU−48である。個々の別の実施形態において、QはU−49である。個々の別の実施形態において、QはU−50である。個々の別の実施形態において、QはU−51である。個々の別の実施形態において、QはU−52である。個々の別の実施形態において、QはU−53である。個々の別の実施形態において、QはU−54である。個々の別の実施形態において、QはU−55である。個々の別の実施形態において、QはU−56である。個々の別の実施形態において、QはU−57である。個々の別の実施形態において、QはU−58である。個々の別の実施形態において、QはU−59である。個々の別の実施形態において、QはU−60である。個々の別の実施形態において、QはU−61である。個々の別の実施形態において、QはU−81である。個々の別の実施形態において、QはU−82である。個々の別の実施形態において、QはU−83である。個々の別の実施形態において、QはU−84である。個々の別の実施形態において、QはU−85である。個々の別の実施形態において、QはU−86である。個々の別の実施形態において、QはU−87である。個々の別の実施形態において、QはU−89である。個々の別の実施形態において、QはU−90である。個々の別の実施形態において、QはU−91である。個々の別の実施形態において、QはU−92である。である。個々の別の実施形態において、QはU−93である。個々の別の実施形態において、QはU−94である。個々の別の実施形態において、QはU−95である。個々の別の実施形態において、QはU−96である。個々の別の実施形態において、QはU−97である。個々の別の実施形態において、QはU−98である。個々の別の実施形態において、QはU−99である。個々の別の実施形態において、QはU−100である。個々の別の実施形態において、QはU−101である。個々の別の実施形態において、QはU−102である。個々の別の実施形態において、QはU−103である。個々の別の実施形態において、QはU−105である。個々の別の実施形態において、QはU−106である。個々の別の実施形態において、QはU−107である。個々の別の実施形態において、QはU−108である。個々の別の実施形態において、QはU−109である。個々の別の実施形態において、QはU−110である。個々の別の実施形態において、QはU−111である。個々の別の実施形態において、QはU−112である。個々の別の実施形態において、QはU−113である。個々の別の実施形態において、QはU−114である。個々の別の実施形態において、QはU−115である。個々の別の実施形態において、QはU−116である。個々の別の実施形態において、QはU−117である。個々の別の実施形態において、QはU−118である。個々の別の実施形態において、QはU−119である。個々の別の実施形態において、QはU−120である。個々の別の実施形態において、QはU−121である。個々の別の実施形態において、QはU−122である。個々の別の実施形態において、QはU−123である。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、各Rは、好ましくは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
フッ素、塩素、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はメチルである。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、rは、好ましくは、0、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、rは、0、1、2又は3である。特に好ましくは、rは、1、2又は3である。
芳香族及び非芳香族のヘテロ環式環の調製を可能とする広範な合成方法が、当技術分野において知られている;広範囲な概説に関しては、「Comprehensive Heterocyclic Chemistry, A. R. Katritzky and C. W. Rees editors−in−chief, Pergamon Press, Oxford, 1984」の8巻セット及び「Comprehensive Heterocyclic Chemistry II, A. R. Katritzky, C. W. Rees and E. F. V. Scriven editors−in−chief, Pergamon Press, Oxford, 1996」の12巻セットを参照されたい。
本発明の化合物は、1以上の立体異性体として存在し得る。さまざまな立体異性体としては、エナンチオマー、ジアステレオマー、アトロプ異性体及び幾何異性体などがある。当業者は、1種類の立体異性体が、残りの他の異性体と比較して富化されている場合、又は、残りの他の異性体から分離されている場合、より活性が高いことがあり得ること及び/又は有益な効果を示し得ることを理解するであろう。さらに、当業者は、当該立体異性体を分離する方法、富化する方法及び/又は選択的に調製する方法を知っている。本発明の化合物は、立体異性体の混合物として、個々の立体異性体として、又は、光学的に活性な形態として、存在し得る。
式(I)から選択される化合物(これは、全ての立体異性体、N−オキシド及びそれらの塩を包含する)は、典型的には、2種類以上の形態で存在している。従って、式(I)は、式(I)によって表される化合物の全ての結晶形態及び非晶質形態を包含する。非晶質形態は、蝋及びガムのような固体である実施形態、並びに、溶液及び溶融物のような液体である実施形態を包含する。結晶形態は、本質的に単一の結晶型を表す実施形態、及び、多形体(即ち、種々の結晶型)の混合物を表す実施形態を包含する。用語「多形体」は、種々の結晶形態(ここで、これらの形態は、結晶格子の中の分子の異なった配置及び/又は立体配座を有している)で結晶化し得る化合物の特定の結晶形態を示している。多形体は同じ化学組成を有し得るが、それらは、その結晶格子中で弱く又は強く結合され得る共結晶化された水又は別の分子の存在又は非存在に起因して、組成において異なり得る。多形体は、結晶の形状、密度、硬さ、色、化学的安定性、融点、吸湿性、懸濁性、溶解速度及び生物学的安定性などの化学的特性、物理的特性及び生物学的特性において異なり得る。当業者は、式(I)で表される化合物の特定の多形体が式(I)で表される同じ化合物の別の多形体又は多形体の混合物と比較して有益な効果(例えば、有用な製剤の調製に関する適合性、改善された生物学的な性能)を示し得るということを理解するであろう。式(I)で表される化合物の特定の多形体の調製及び単離は、当業者には知られている方法(例えば、選択された溶媒及び温度を使用する結晶化など)によって達成することができる。
当業者は、窒素原子は酸化されてオキシドとなるためには利用可能な孤立電子対を必要とするので、全ての窒素含有ヘテロ環がN−オキシドを形成し得るわけではないことを理解するであろう;当業者は、N−オキシドを形成し得る窒素含有ヘテロ環を見分けるであろう。当業者は、さらにまた、第3級アミンがN−オキシドを形成し得るということも理解するであろう。ヘテロ環及び第3級アミンのN−オキシドを調製するための合成方法は、当業者には極めて良く知られており、ここで、そのような方法としては、ヘテロ環及び第3級アミンを過酸(例えば、過酢酸及び3−クロロ過安息香酸(MCPBA))、過酸化水素、アルキルヒドロペルオキシド(例えば、t−ブチルヒドロペルオキシド)、過ホウ酸ナトリウム及びジオキシラン(例えば、ジメチルジオキシラン)で酸化することなどがある。N−オキシドを調製するためのこれらの方法は、文献の中で広範に記載及び概説されている。例えば、以下のものを参照されたい:「T. L. Gilchrist in Comprehensive Organic Synthesis, vol. 7, pp 748−750, S. V. Ley, Ed., Pergamon Press」、「M. Tisler and B. Stanovnik in Comprehensive Heterocyclic Chemistry, vol. 3, pp 18−20, A. J. Boulton and A. McKillop, Eds., Pergamon Press」、「M. R. Grimmett and B. R. T. Keene in Advances in Heterocyclic Chemistry, vol. 43, pp 149−161, A. R. Katritzky, Ed., Academic Press」、「M. Tisler and B. Stanovnik in Advances in Heterocyclic Chemistry, vol. 9, pp 285−291, A. R. Katritzky and A. J. Boulton, Eds., Academic Press」、及び、「G. W. H. Cheeseman and E. S. G. Werstiuk in Advances in Heterocyclic Chemistry, vol. 22, pp 390−392, A. R. Katritzky and A. J. Boulton, Eds., Academic Press」。
当業者は、環境中及び生理学的条件下では化合物の塩はそれらの対応する非塩形態と平衡状態にあるので、塩はその非塩形態の生物学的有用性を共有することを理解している。かくして、式(I)で表される化合物の多くの種類の塩が寄生性線虫類を防除するのに有用である。式(I)で表される化合物の塩としては、無機酸又は有機酸(例えば、臭化水素酸、塩酸、硝酸、リン酸、硫酸、酢酸、酪酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、シュウ酸、プロピオン酸、サリチル酸、酒石酸、4−トルエンスルホン酸又は吉草酸)との酸付加塩などが有る。式(I)で表される化合物が酸性部分(例えば、カルボン酸、フェノール又はスルホニルアミド(即ち、RがHである場合))を含んでいる場合、塩には、有機塩基又は無機塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミン若しくはアンモニア、又は、アミド、水素化物、水酸化物、又は、炭酸のナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩若しくはバリウム塩)を用いて形成される塩も包含される。従って、本発明は、式(I)から選択される化合物、N−オキシド及びそれらの塩を包含する。
「課題を解決するための手段」に記載されている本発明の実施形態は、以下に記載されている実施形態を包含する。以下の実施形態において、式(I)は立体異性体、N−オキシド及びそれらの塩を包含し、並びに、「式(I)で表される化合物」について言及されている場合、その言及は、下記実施形態においてさらなる定義が成されていない限り、「課題を解決するための手段」において特定されている置換基の定義を包含している。
実施形態
実施形態1
本発明の化合物は、概して、式(I)によって定義される。好ましい実施形態では、本発明の化合物は、式(Ia):
Figure 2017515820
〔式中、R、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14、R15、Z、Q、R、r、X、m及びnは、「課題を解決するための手段」において上記で定義されているとおりである〕
によって定義される。
各Rは、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、C(X)R、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
ハロゲン、シアノ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、Rは、
トリフルオロメチルである。
は、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、ハロゲン、シアノ、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR及びS(O)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、Rは、水素である。
は、好ましくは、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR又はC(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、C(X)R及びC(O)ORからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C(X)R又はC(O)OR;又は、
ORで置換されているC−C−アルキル;又は、
フェニルで置換されているC−C−アルキルである。
特に好ましくは、Rは、水素である。
Qは、好ましくは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112及びR14からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル又5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
一層さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−シクロアルキルであり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)及び(U−103)からなる群から選択される。
特に好ましくは、Qは、メチル、エチル又はシクロプロピルであり、又は、Qは、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され、特に、(U−1)である。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲンからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである。
各R4aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R4aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R4aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R5aは、好ましくは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
さらに好ましくは、各R5aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R5aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R6aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C(O)R13又はC(O)OR13である。
さらに好ましくは、各R6aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R6aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R7aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R7aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R7aは、独立して、
メチル又はエチルである。
は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル又はエチルである。
各R8aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R8aは、独立して、
−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R8aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R9aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R9aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R9aは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R10は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R10は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−シクロアルキルである。
特に好ましくは、各R10は、独立して、
H又はメチルである。
各R11は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R11は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R11は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R11aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルである。
さらに好ましくは、各R11aは、独立して、
H、C−C−アルキル、アリル又はプロパルギルである。
特に好ましくは、各R11aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R12は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R12は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R12は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R13は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R13は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R13は、独立して、
メチルである。
各R14は、好ましくは、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a又はS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各R14は、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、各R14は、独立して、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
各R15は、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、OR、NR、C−C−アルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各R15は、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R15は、独立して、
メチルである。
nは、好ましくは、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、nは、1、2又は3である。特に好ましくは、nは、1又は2である。
mは、好ましくは、0、1又は2である。さらに好ましくは、mは、0、1又は2である。特に好ましくは、mは、0又は2である。
Xは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、XはOである。
Zは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、ZはOである。
この実施形態の個々のタイプにおいて、QはU−1である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−2である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−3である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−4である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−5である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−6である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−7である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−8である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−9である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−10である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−11である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−12である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−13である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−14である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−15である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−16である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−17である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−18である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−19である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−20である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−21である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−22である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−23である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−24である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−25である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−26である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−27である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−28である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−29である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−30である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−31である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−32である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−33である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−34である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−35である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−36である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−37である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−38である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−39である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−40である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−41である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−42である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−43である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−44である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−45である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−46である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−47である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−48である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−49である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−50である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−51である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−52である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−53である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−54である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−55である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−56である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−57である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−58である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−59である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−60である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−61である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−81である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−82である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−83である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−84である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−85である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−86である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−87である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−89である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−90である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−91である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−92である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−93である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−94である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−95である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−96である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−97である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−98である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−99である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−100である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−101である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−102である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−103である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−105である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−106である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−107である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−108である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−109である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−110である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−111である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−112である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−113である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−114である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−115である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−116である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−117である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−118である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−119である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−120である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−121である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−122である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−123である。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、各Rは、好ましくは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
フッ素、塩素、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はメチルである。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、rは、好ましくは、0、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、rは、0、1、2又は3である。特に好ましくは、rは、1、2又は3である。
この実施形態の化合物の特定の態様は、式(Ia−1)
Figure 2017515820
〔式中、構造要素は、実施形態1に関して上記で与えられているように定義される〕
で表される化合物である。
実施形態2
本発明の化合物は、概して、式(I)によって定義される。好ましい別の実施形態では、本発明の化合物は、式(Ib):
Figure 2017515820
〔式中、R、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14、R15、Z、Q、R、r、X、m及びnは、「課題を解決するための手段」において上記で定義されているとおりである〕
によって定義される。
各Rは、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、C(X)R、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
ハロゲン、シアノ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、Rは、
塩素又はトリフルオロメチルである。
は、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、ハロゲン、シアノ、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR及びS(O)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、Rは、水素である。
は、好ましくは、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR又はC(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、C(X)R及びC(O)ORからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C(X)R又はC(O)OR;又は、
ORで置換されているC−C−アルキル;又は、
フェニルで置換されているC−C−アルキルである。
特に好ましくは、Rは、水素である。
Qは、好ましくは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112及びR14からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル又5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
一層さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−シクロアルキルであり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)及び(U−103)からなる群から選択される。
特に好ましくは、Qは、メチル、エチル又はシクロプロピルであり、又は、Qは、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され、特に、(U−1)である。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲンからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである。
各R4aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R4aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R4aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R5aは、好ましくは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
さらに好ましくは、各R5aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R5aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R6aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C(O)R13又はC(O)OR13である。
さらに好ましくは、各R6aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R6aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R7aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R7aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R7aは、独立して、
メチル又はエチルである。
は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル又はエチルである。
各R8aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R8aは、独立して、
−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R8aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R9aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R9aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R9aは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R10は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R10は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−シクロアルキルである。
特に好ましくは、各R10は、独立して、
H又はメチルである。
各R11は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R11は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R11は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R11aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルである。
さらに好ましくは、各R11aは、独立して、
H、C−C−アルキル、アリル又はプロパルギルである。
特に好ましくは、各R11aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R12は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R12は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R12は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R13は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R13は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R13は、独立して、
メチルである。
各R14は、好ましくは、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a又はS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各R14は、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、各R14は、独立して、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
各R15は、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、OR、NR、C−C−アルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各R15は、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R15は、独立して、
メチルである。
nは、好ましくは、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、nは、1、2又は3である。特に好ましくは、nは、1又は2である。
mは、好ましくは、0、1又は2である。さらに好ましくは、mは、0、1又は2である。特に好ましくは、mは、0又は2である。
Xは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、XはOである。
Zは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、ZはOである。
この実施形態の個々のタイプにおいて、QはU−1である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−2である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−3である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−4である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−5である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−6である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−7である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−8である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−9である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−10である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−11である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−12である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−13である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−14である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−15である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−16である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−17である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−18である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−19である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−20である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−21である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−22である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−23である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−24である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−25である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−26である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−27である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−28である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−29である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−30である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−31である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−32である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−33である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−34である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−35である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−36である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−37である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−38である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−39である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−40である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−41である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−42である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−43である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−44である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−45である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−46である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−47である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−48である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−49である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−50である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−51である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−52である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−53である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−54である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−55である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−56である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−57である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−58である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−59である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−60である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−61である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−81である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−82である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−83である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−84である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−85である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−86である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−87である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−89である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−90である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−91である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−92である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−93である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−94である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−95である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−96である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−97である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−98である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−99である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−100である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−101である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−102である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−103である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−105である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−106である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−107である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−108である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−109である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−110である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−111である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−112である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−113である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−114である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−115である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−116である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−117である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−118である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−119である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−120である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−121である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−122である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−123である。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、各Rは、好ましくは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
フッ素、塩素、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はメチルである。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、rは、好ましくは、0、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、rは、0、1、2又は3である。特に好ましくは、rは、1、2又は3である。
この実施形態の化合物の特定の態様は、式(Ib−1)
Figure 2017515820
〔式中、構造要素は、実施形態2に関して上記で与えられているように定義される〕
で表される化合物である。
実施形態3
本発明の化合物は、概して、式(I)によって定義される。好ましい別の実施形態では、本発明の化合物は、式(Ic):
Figure 2017515820
〔式中、R、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14、R15、Z、Q、R、r、X、m及びnは、「課題を解決するための手段」において上記で定義されているとおりである〕
によって定義される。
各Rは、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、C(X)R、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
ハロゲン、シアノ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、Rは、
トリフルオロメチルである。
は、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、ハロゲン、シアノ、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR及びS(O)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、Rは、水素である。
は、好ましくは、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR又はC(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、C(X)R及びC(O)ORからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C(X)R又はC(O)OR;又は、
ORで置換されているC−C−アルキル;又は、
フェニルで置換されているC−C−アルキルである。
特に好ましくは、Rは、水素である。
Qは、好ましくは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112及びR14からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル又5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
一層さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−シクロアルキルであり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)及び(U−103)からなる群から選択される。
特に好ましくは、Qは、メチル、エチル又はシクロプロピルであり、又は、Qは、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され、特に、(U−1)である。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲンからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである。
各R4aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R4aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R4aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R5aは、好ましくは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
さらに好ましくは、各R5aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R5aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R6aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C(O)R13又はC(O)OR13である。
さらに好ましくは、各R6aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R6aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R7aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R7aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R7aは、独立して、
メチル又はエチルである。
は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル又はエチルである。
各R8aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R8aは、独立して、
−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R8aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R9aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R9aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R9aは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R10は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R10は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−シクロアルキルである。
特に好ましくは、各R10は、独立して、
H又はメチルである。
各R11は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R11は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R11は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R11aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルである。
さらに好ましくは、各R11aは、独立して、
H、C−C−アルキル、アリル又はプロパルギルである。
特に好ましくは、各R11aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R12は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R12は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R12は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R13は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R13は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R13は、独立して、
メチルである。
各R14は、好ましくは、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a又はS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各R14は、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、各R14は、独立して、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
各R15は、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、OR、NR、C−C−アルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各R15は、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R15は、独立して、
メチルである。
nは、好ましくは、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、nは、1、2又は3である。特に好ましくは、nは、1又は2である。
mは、好ましくは、0、1又は2である。さらに好ましくは、mは、0、1又は2である。特に好ましくは、mは、0又は2である。
Xは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、XはOである。
Zは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、ZはOである。
この実施形態の個々のタイプにおいて、QはU−1である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−2である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−3である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−4である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−5である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−6である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−7である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−8である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−9である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−10である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−11である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−12である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−13である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−14である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−15である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−16である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−17である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−18である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−19である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−20である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−21である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−22である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−23である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−24である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−25である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−26である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−27である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−28である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−29である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−30である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−31である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−32である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−33である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−34である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−35である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−36である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−37である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−38である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−39である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−40である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−41である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−42である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−43である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−44である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−45である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−46である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−47である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−48である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−49である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−50である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−51である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−52である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−53である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−54である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−55である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−56である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−57である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−58である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−59である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−60である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−61である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−81である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−82である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−83である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−84である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−85である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−86である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−87である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−89である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−90である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−91である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−92である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−93である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−94である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−95である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−96である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−97である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−98である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−99である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−100である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−101である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−102である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−103である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−105である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−106である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−107である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−108である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−109である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−110である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−111である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−112である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−113である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−114である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−115である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−116である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−117である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−118である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−119である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−120である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−121である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−122である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−123である。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、各Rは、好ましくは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
フッ素、塩素、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はメチルである。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、rは、好ましくは、0、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、rは、0、1、2又は3である。特に好ましくは、rは、1、2又は3である。
実施形態4
本発明の化合物は、概して、式(I)によって定義される。好ましい実施形態では、本発明の化合物は、式(Id):
Figure 2017515820
〔式中、R、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14、R15、Z、Q、R、r、X、m及びnは、「課題を解決するための手段」において上記で定義されているとおりである〕
によって定義される。
各Rは、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、C(X)R、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
ハロゲン、シアノ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、Rは、
トリフルオロメチルである。
は、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、ハロゲン、シアノ、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR及びS(O)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、Rは、水素である。
は、好ましくは、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR又はC(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、C(X)R及びC(O)ORからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C(X)R又はC(O)OR;又は、
ORで置換されているC−C−アルキル;又は、
フェニルで置換されているC−C−アルキルである。
特に好ましくは、Rは、水素である。
Qは、好ましくは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112及びR14からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル又5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
一層さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−シクロアルキルであり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)及び(U−103)からなる群から選択される。
特に好ましくは、Qは、メチル、エチル又はシクロプロピルであり、又は、Qは、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され、特に、(U−1)である。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲンからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである。
各R4aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R4aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R4aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R5aは、好ましくは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
さらに好ましくは、各R5aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R5aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R6aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C(O)R13又はC(O)OR13である。
さらに好ましくは、各R6aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R6aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R7aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R7aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R7aは、独立して、
メチル又はエチルである。
は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル又はエチルである。
各R8aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R8aは、独立して、
−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R8aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R9aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R9aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R9aは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R10は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R10は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−シクロアルキルである。
特に好ましくは、各R10は、独立して、
H又はメチルである。
各R11は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R11は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R11は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R11aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルである。
さらに好ましくは、各R11aは、独立して、
H、C−C−アルキル、アリル又はプロパルギルである。
特に好ましくは、各R11aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R12は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R12は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R12は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R13は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R13は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R13は、独立して、
メチルである。
各R14は、好ましくは、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a又はS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各R14は、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、各R14は、独立して、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
各R15は、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、OR、NR、C−C−アルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各R15は、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R15は、独立して、
メチルである。
nは、好ましくは、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、nは、1、2又は3である。特に好ましくは、nは、1又は2である。
mは、好ましくは、0、1又は2である。さらに好ましくは、mは、0、1又は2である。特に好ましくは、mは、0又は2である。
Xは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、XはOである。
Zは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、ZはOである。
この実施形態の個々のタイプにおいて、QはU−1である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−2である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−3である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−4である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−5である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−6である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−7である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−8である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−9である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−10である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−11である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−12である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−13である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−14である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−15である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−16である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−17である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−18である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−19である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−20である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−21である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−22である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−23である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−24である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−25である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−26である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−27である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−28である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−29である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−30である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−31である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−32である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−33である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−34である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−35である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−36である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−37である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−38である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−39である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−40である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−41である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−42である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−43である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−44である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−45である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−46である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−47である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−48である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−49である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−50である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−51である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−52である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−53である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−54である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−55である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−56である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−57である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−58である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−59である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−60である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−61である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−81である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−82である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−83である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−84である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−85である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−86である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−87である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−89である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−90である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−91である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−92である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−93である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−94である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−95である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−96である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−97である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−98である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−99である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−100である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−101である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−102である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−103である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−105である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−106である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−107である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−108である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−109である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−110である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−111である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−112である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−113である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−114である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−115である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−116である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−117である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−118である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−119である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−120である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−121である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−122である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−123である。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、各Rは、好ましくは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
フッ素、塩素、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はメチルである。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、rは、好ましくは、0、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、rは、0、1、2又は3である。特に好ましくは、rは、1、2又は3である。
実施形態5
本発明の化合物は、概して、式(I)によって定義される。好ましい別の実施形態では、本発明の化合物は、式(Ie):
Figure 2017515820
〔式中、R、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14、R15、Z、Q、R、r、X、m及びnは、「課題を解決するための手段」において上記で定義されているとおりである〕
によって定義される。
各Rは、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、C(X)R、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
ハロゲン、シアノ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、Rは、
トリフルオロメチルである。
は、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、ハロゲン、シアノ、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR及びS(O)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、Rは、水素である。
は、好ましくは、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR又はC(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、C(X)R及びC(O)ORからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C(X)R又はC(O)OR;又は、
ORで置換されているC−C−アルキル;又は、
フェニルで置換されているC−C−アルキルである。
特に好ましくは、Rは、水素である。
Qは、好ましくは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112及びR14からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル又5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
一層さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−シクロアルキルであり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)及び(U−103)からなる群から選択される。
特に好ましくは、Qは、メチル、エチル又はシクロプロピルであり、又は、Qは、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され、特に、(U−1)である。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲンからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである。
各R4aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R4aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R4aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R5aは、好ましくは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
さらに好ましくは、各R5aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R5aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R6aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C(O)R13又はC(O)OR13である。
さらに好ましくは、各R6aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R6aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R7aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R7aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R7aは、独立して、
メチル又はエチルである。
は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル又はエチルである。
各R8aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R8aは、独立して、
−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R8aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R9aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R9aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R9aは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R10は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R10は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−シクロアルキルである。
特に好ましくは、各R10は、独立して、
H又はメチルである。
各R11は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R11は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R11は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R11aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルである。
さらに好ましくは、各R11aは、独立して、
H、C−C−アルキル、アリル又はプロパルギルである。
特に好ましくは、各R11aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R12は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R12は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R12は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R13は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R13は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R13は、独立して、
メチルである。
各R14は、好ましくは、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a又はS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各R14は、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、各R14は、独立して、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
各R15は、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、OR、NR、C−C−アルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各R15は、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R15は、独立して、
メチルである。
nは、好ましくは、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、nは、1、2又は3である。特に好ましくは、nは、1又は2である。
mは、好ましくは、0、1又は2である。さらに好ましくは、mは、0、1又は2である。特に好ましくは、mは、0又は2である。
Xは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、XはOである。
Zは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、ZはOである。
この実施形態の個々のタイプにおいて、QはU−1である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−2である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−3である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−4である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−5である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−6である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−7である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−8である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−9である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−10である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−11である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−12である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−13である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−14である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−15である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−16である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−17である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−18である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−19である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−20である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−21である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−22である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−23である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−24である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−25である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−26である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−27である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−28である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−29である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−30である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−31である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−32である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−33である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−34である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−35である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−36である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−37である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−38である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−39である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−40である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−41である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−42である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−43である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−44である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−45である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−46である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−47である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−48である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−49である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−50である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−51である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−52である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−53である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−54である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−55である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−56である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−57である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−58である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−59である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−60である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−61である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−81である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−82である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−83である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−84である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−85である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−86である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−87である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−89である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−90である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−91である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−92である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−93である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−94である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−95である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−96である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−97である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−98である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−99である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−100である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−101である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−102である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−103である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−105である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−106である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−107である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−108である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−109である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−110である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−111である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−112である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−113である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−114である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−115である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−116である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−117である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−118である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−119である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−120である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−121である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−122である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−123である。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、各Rは、好ましくは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
フッ素、塩素、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はメチルである。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、rは、好ましくは、0、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、rは、0、1、2又は3である。特に好ましくは、rは、1、2又は3である。
実施形態6
本発明の化合物は、概して、式(I)によって定義される。好ましい別の実施形態では、本発明の化合物は、式(If):
Figure 2017515820
〔式中、R、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14、R15、Z、Q、R、r、X、m及びnは、「課題を解決するための手段」において上記で定義されているとおりである〕
によって定義される。
各Rは、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、C(X)R、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
ハロゲン、シアノ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、Rは、
塩素又はトリフルオロメチルである。
は、好ましくは、
H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、NR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、ハロゲン、シアノ、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR及びS(O)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、Rは、水素である。
は、好ましくは、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR又はC(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、OR、C(X)R及びC(O)ORからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、Rは、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C(X)R又はC(O)OR;又は、
ORで置換されているC−C−アルキル;又は、
フェニルで置換されているC−C−アルキルである。
特に好ましくは、Rは、水素である。
Qは、好ましくは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−シクロアルキル、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112及びR14からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル又5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択される。
一層さらに好ましくは、Qは、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−シクロアルキルであり;又は、
Qは、(U−1)〜(U−61)及び(U−103)からなる群から選択される。
特に好ましくは、Qは、メチル、エチル又はシクロプロピルであり、又は、Qは、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され、特に、(U−1)である。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲンからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルである。
各R4aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R4aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R4aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、S(O)又はS(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R5aは、好ましくは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
さらに好ましくは、各R5aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R5aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R6aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C(O)R13又はC(O)OR13である。
さらに好ましくは、各R6aは、独立して、
H又はC−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R6aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル又はC−C−ハロアルケニル;又は、
−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルキルアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
H、メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R7aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R7aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R7aは、独立して、
メチル又はエチルである。
は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル又はエチルである。
各R8aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R8aは、独立して、
−C−アルキルである。
特に好ましくは、各R8aは、独立して、
メチル又はエチルである。
各Rは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R9aは、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
さらに好ましくは、各R9aは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R9aは、独立して、
メチル、エチル又はトリフルオロメチルである。
各R10は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R10は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−シクロアルキルである。
特に好ましくは、各R10は、独立して、
H又はメチルである。
各R11は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル又はC−C−シクロアルキルである。
さらに好ましくは、各R11は、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R11は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R11aは、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルである。
さらに好ましくは、各R11aは、独立して、
H、C−C−アルキル、アリル又はプロパルギルである。
特に好ましくは、各R11aは、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R12は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R12は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R12は、独立して、
H、メチル又はエチルである。
各R13は、好ましくは、独立して、
H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニルである。
さらに好ましくは、各R13は、独立して、
H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R13は、独立して、
メチルである。
各R14は、好ましくは、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a又はS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a又はN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各R14は、独立して、
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
特に好ましくは、各R14は、独立して、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
各R15は、好ましくは、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル;又は、
フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、OR、NR、C−C−アルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)である。
さらに好ましくは、各R15は、独立して、
−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。
特に好ましくは、各R15は、独立して、
メチルである。
nは、好ましくは、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、nは、1、2又は3である。特に好ましくは、nは、1又は2である。
mは、好ましくは、0、1又は2である。さらに好ましくは、mは、0、1又は2である。特に好ましくは、mは、0又は2である。
Xは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、XはOである。
Zは、好ましくは、O又はSである。特に好ましくは、ZはOである。
この実施形態の個々のタイプにおいて、QはU−1である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−2である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−3である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−4である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−5である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−6である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−7である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−8である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−9である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−10である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−11である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−12である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−13である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−14である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−15である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−16である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−17である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−18である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−19である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−20である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−21である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−22である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−23である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−24である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−25である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−26である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−27である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−28である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−29である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−30である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−31である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−32である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−33である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−34である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−35である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−36である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−37である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−38である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−39である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−40である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−41である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−42である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−43である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−44である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−45である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−46である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−47である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−48である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−49である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−50である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−51である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−52である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−53である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−54である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−55である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−56である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−57である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−58である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−59である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−60である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−61である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−81である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−82である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−83である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−84である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−85である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−86である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−87である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−89である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−90である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−91である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−92である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−93である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−94である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−95である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−96である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−97である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−98である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−99である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−100である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−101である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−102である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−103である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−105である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−106である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−107である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−108である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−109である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−110である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−111である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−112である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−113である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−114である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−115である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−116である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−117である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−118である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−119である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−120である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−121である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−122である。この実施形態の個々の別のタイプにおいて、QはU−123である。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、各Rは、好ましくは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112
−C−シクロアルキル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン又はC−C−アルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
−C−アルキル(ここで、これらは、それぞれ、ORからなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
−C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)である。
さらに好ましくは、各Rは、独立して、
ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112である。
特に好ましくは、各Rは、独立して、
フッ素、塩素、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はメチルである。
Qが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)又は(U−105)〜(U−123)のうちの1つであると定義されている全ての場合において、rは、好ましくは、0、1、2、3又は4である。さらに好ましくは、rは、0、1、2又は3である。特に好ましくは、rは、1、2又は3である。
この実施形態の化合物の特定の態様は、式(If−1)
Figure 2017515820
〔式中、構造要素は、実施形態6に関して上記で与えられているように定義される〕
で表される化合物である。
上記において、概して又は好ましい範囲において与えられているラジカルの定義及び説明は、任意に互いに組み合わせることができる。かくして、これは、それぞれの範囲と好ましい範囲の間の組合せを包含する。該定義及び説明は、最終生成物に適用され、さらに、それに応じて、前駆物質及び中間体にも適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(I)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
上記で定義されている実施形態1に関して、下記が適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
上記で定義されている実施形態2に関して、下記が適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
上記で定義されている実施形態3に関して、下記が適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ic)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
上記で定義されている実施形態4に関して、下記が適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Id)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
上記で定義されている実施形態5に関して、下記が適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ie)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
上記で定義されている実施形態6に関して、下記が適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
上記で定義されている式(Ia−1)で表される化合物に関して、下記が適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ia−1)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
上記で定義されている式(Ib−1)で表される化合物に関して、下記が適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(Ib−1)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
上記で定義されている式(If−1)で表される化合物に関して、下記が適用される。
本発明に従って、好ましいのは、式中の各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が好ましいもの(「好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、さらに好ましいのは、式中の各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様にさらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素がさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、さらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、さらに好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
あるいは、本発明に従って、一層さらに好ましいのは、式中の各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に一層さらに好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が一層さらに好ましいもの(「一層さらに好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。一層さらに好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられている定義が適用されるが、但し、特に好ましい定義も欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って、特に好ましいのは、式中の各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
本発明に従って同様に特に好ましいのは、式中のQが(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され、且つ、式中のさらなる各構造要素が特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として上記で与えられているように定義される、式(If−1)で表される化合物である。特に好ましい定義を欠いている構造要素に関しては、「課題を解決するための手段」における定義が適用される。
アルキル、アルカンジイル又はアルケニルなどの飽和又は不飽和の炭化水素ラジカルは、何れの場合にも、単独でも、及び、ヘテロ原子と組み合わされていても(例えば、アルコキシの場合)、可能であれば、直鎖又は分枝鎖であり得る。
置換されているラジカルは、何れも、別途示されていない限り、1回以上置換されることができ、そして、複合的な置換の場合における置換基は、同一であっても又は異なっていてもよい。
好ましいものとして記載されているラジカルの定義において、ハロゲン(ハロ)は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素であり、極めて好ましくは、フッ素、塩素及び臭素であり、特に好ましくは、フッ素及び塩素である。
本発の特定のさらなる実施形態について、以下に記載する。
本発明の特定の実施形態は、式(Ia)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14、R15、R及びrは、実施形態1において好ましいもの(「好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ia)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R及びrは、実施形態1においてさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ia)〔式中、
Zは、Oであり;
Qは、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
、R、R、R、R及びrは、実施形態1において特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ia)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
は、クロロ又はメトキシであり;
rは、1又は2であり;
、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14及びR15は、実施形態1において好ましいもの(「好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ia)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
は、クロロ又はメトキシであり;
rは、1又は2であり;
、R、R、R、R、R、R、R11及びR12は、実施形態1において好ましいもの(「好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ia)〔式中、
Zは、Oであり;
Qは、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
は、クロロ又はメトキシであり;
rは、1又は2であり;
、R、R及びRは、実施形態1において特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ib)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14、R15、R及びrは、実施形態2において好ましいもの(「好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ib)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R及びrは、実施形態2においてさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ib)〔式中、
Zは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
、R、R、R、R及びrは、実施形態2において特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ib)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
は、フルオロ、クロロ又はメトキシであり;
rは、1又は2であり;
、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14及びR15は、実施形態2において好ましいもの(「好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ib)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
は、フルオロ、クロロ又はメトキシであり;
rは、1又は2であり;
、R、R、R、R、R、R、R11及びR12は、実施形態2においてさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(Ib)〔式中、
Zは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル及び(U−1)からなる群から選択され;
は、フルオロ、クロロ又はメトキシであり;
rは、1又は2であり;
、R、R及びRは、実施形態2において特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(If)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14、R15、R及びrは、実施形態6において好ましいもの(「好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(If)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R及びrは、実施形態6においてさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(If)〔式中、
Zは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され;
、R、R、R、R及びrは、実施形態6において特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(If)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
は、フルオロ、クロロ、メトキシ、トリフルオロメトキシ、メチル又はトリフルオロメチルであり;
rは、1、2又は3であり;
、R、R、R、R4a、R、R5a、R、R6a、R、R7a、R、R8a、R、R9a、R10、R11、R11a、R12、R13、R14及びR15は、実施形態6において好ましいもの(「好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(If)〔式中、
Zは、Oであり;
Xは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され;
各mは、独立して、0又は2であり;
は、フルオロ、クロロ、メトキシ、トリフルオロメトキシ、メチル又はトリフルオロメチルであり;
rは、1、2又は3であり;
、R、R、R、R、R、R、R11及びR12は、実施形態6においてさらに好ましいもの(「さらに好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
本発明の特定の実施形態は、式(If)〔式中、
Zは、Oであり;
Qは、メチル、エチル、シクロプロピル、(U−1)、(U−49)及び(U−103)からなる群から選択され;
は、フルオロ、クロロ、メトキシ、トリフルオロメトキシ、メチル又はトリフルオロメチルであり;
rは、1、2又は3であり;
、R、R及びRは、実施形態6において特に好ましいもの(「特に好ましくは」)として定義されているとおりである〕で表される化合物である。
手順及び方法
スキーム1〜スキーム8に記載されている1以上の下記方法及びその変形態様を用いて、式(I)で表される化合物を調製することができる。以下の式(IA)、式(IB)、式(IC)及び式(II)〜式(XIII)で表される化合物におけるZ、Q、n、R、R及びRの定義は、別途示されていない限り、上記「課題を解決するための手段」の中で定義されているとおりである。式(IA)〜式(IC)は、式(I)の種々のサブセットであり、式(IA)〜式(IC)に関する全ての置換基は、別途示されていない限り、式(I)に関して上記で定義されているとおりである。室温は、約20〜25℃である。
式(IA)(即ち、Zが酸素であり且つRがHである式(I))で表される化合物は、スキーム1に示されているように、式(II)で表されるカルボン酸を式(IIIA)で表されるアリールスルホンアミド又はヘテロアリールスルホンアミドと反応させることによって調製することができる。典型的には、スキーム1の方法において、アミドカップリング試薬及び触媒(例えば、N,N−ジメチルアミノピリジン(DMAP))を使用する。アミドカップリング試薬としては、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(EDC)、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)及び1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)などがある。該反応は、室温から当該溶媒の還流温度までの範囲内の温度で実施することができる。典型的な溶媒としては、アルコール類、エーテル類、エステル類、アミド類及びハロゲン化炭化水素類などがある。合成実施例1には、ジクロロメタンの中でEDC/DMAPを使用する特に有用なひとそろいの条件が記載されている。
スキーム1:
Figure 2017515820
式(IA)で表される化合物は、スキーム2に示されているように、式(IV)で表されるカルボン酸塩化物を式(IIIA)で表されるアリールスルホンアミド又はヘテロアリールスルホンアミドと反応させることによって調製することも可能である。該反応では、典型的には、溶媒の存在下で、塩基(例えば、トリエチルアミン又はピリジン)を使用し、及び、場合により、触媒(例えば、DMAP)を使用する。該反応は、室温から当該溶媒の還流温度までの範囲内の温度で実施することができる。典型的な溶媒としては、エーテル類、エステル類及びハロゲン化炭化水素類などがある。
スキーム2
Figure 2017515820
式(IB)〔式中、Rは、置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキルアルキルであり、及び、Zは、酸素である〕で表される化合物は、スキーム3に示されているように、式(IA)で表される化合物を適切に置換されているアルキル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキルアルキルハロゲン化物及び塩基と反応させることによって、調製することができる。典型的な反応条件は、塩基としての炭酸カリウム及び溶媒としてのDMFなどがある。
スキーム3
Figure 2017515820
式(IB)〔式中、Rは、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112である〕で表される化合物は、当技術分野においてよく知られているアシル化方法又はスルホニル化方法で、式(IA)で表される化合物をアシル又はハロゲン化スルホニル(例えば、Cl−C(X)R、Cl−C(O)OR、Cl−C(O)NR1112、Cl−S(O)又はCl−S(O)NR1112)と反応させることによって、調製することができる。
式(IB)〔式中、Rは、置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル又はフェニルである〕で表される化合物は、スキーム4に示されているように、式(IV)で表される酸塩化物を式(IIIB)で表されるスルホンアミドと反応させることによって、調製することができる。あるいは、式(IB)〔式中、Rは、置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル又はフェニルである〕で表されるか化合物は、スキーム1の方法で、式(II)で表されるカルボン酸を式(IIIB)で表されるスルホンアミドと反応させることによって、調製することができる。
スキーム4
Figure 2017515820
式(IC)(即ち、Zが硫黄である式(I))で表されるチオアミドは、スキーム5に示されているように、式(IA)又は式(IB)(即ち、Zが酸素である式(I))で表される化合物をチオ化試薬(thiation reagent)(例えば、五硫化リン又はローソン試薬)と反応させることによって、調製することができる。
スキーム5
Figure 2017515820
式(IIB)(即ち、Rが臭素である式(II))で表される化合物は、WO 2009/023179に記載されているように、式(IIA)(即ち、RがHである式(II)で表される化合物を、n−ブチル−Liの存在下、テトラヒドロフランの中で、1,2−ジブロモテトラクロロエタンと反応させることによって、調製することができる。
スキーム6
Figure 2017515820
式(II)〔式中、Rはシアノである〕で表される化合物は、当技術分野で知られている方法で、式(IIB)で表される化合物をCuCNと反応させることによって、調製することができる。式(II)〔式中、Rはニトロである〕で表される化合物は、当技術分野において知られている方法で、式(IIA)で表される化合物を硝酸/硫酸と反応させることによって、調製することができる(cf. 「Chinese Journal of Chemistry 25, 241−245 (2007)」、WO 2009/023179)。式(II)〔式中、Rは、OR、NR又はSRである〕で表される化合物は、当技術分野においてよく知られている標準的な置換反応によって、式(II)〔式中、Rはハロゲンである〕で表される化合物から調製することができる(cf. WO 2009/023179)。式(II)〔式中、RはFである〕で表される化合物は、当技術分野において知られている方法で調製することができる(cf. WO 2002/008224)。
式(II)で表されるカルボン酸及び式(IV)で表される酸塩化物は、スキーム7において示されている反応によって調製することができる。式(V)で表される適切に置換されたピリジンを、室温から溶媒(例えば、塩化メチレン又はクロロホルム)の沸点までの範囲内の温度で、式(VI)で表されるアミノ化剤と反応させることで、式(VII)で表されるN−アミノ−ピリジニウム塩が得られる(例えば、以下のものを参照されたい: Chemistry, −A European Journal 1, 557−563 (1995))。塩(VII)を、不活性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)の中で、塩基(例えば、炭酸カリウム)の存在下で、アセチレンジカルボン酸ジアルキルエステルで処理することによって、ジエステル(VIII)が形成される(cf. WO 2008/124153)。(VIII)を水性硫酸と反応させることによって、カルボン酸(IIA)が得られる。式(IIA)で表されるカルボン酸は、よく知られた慣習的な方法で、例えば、中程度の極性を有する非プロトン性溶媒(例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トルエン及び酢酸エチル)の中で、触媒量のN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)を加えた塩化チオニル又は塩化オキサリルで処理することによって、式(IVA)で表される酸塩化物に変換することが可能である。式(VI)で表される中間体は、よく知られたさまざまな合成方法で調製することができる(cf. 「Chemistry −A European Journal 1, 557−563 (1995)」、及び、WO 2011/112186)。
スキーム7
Figure 2017515820
式(II)又は式(VIII)で表される中間体に関する例は、例えば、表1中に示されているように、一部の例では、市販されており(「Comm.av.」)、又は、よく知られている方法によって調製することができる。
Figure 2017515820
式(IIIA)及び式(IIIB)で表されるスルホンアミドは、化学文献において知られているか、又は、市販されている。スキーム8に示されているように、式(IIIA)で表されるスルホンアミドは、式(IX)で表される対応する塩化スルホニルから、アンモニアとの反応によって、容易に調製することが可能であり、一方、式(IIIB)で表されるスルホンアミドは、式(IX)で表される対応する塩化スルホニルから、RNHとの反応によって、容易に調製することが可能である。該塩化スルホニル中間体は、市販されているか、又は、文献において知られている多くのさまざまな方法によって調製することができる。塩化スルホニルを調製する最も一般的な方法のうちの3つがスキーム8に示されており、これは、以下のものを包含している:(a)クロロスルホン酸を用いて芳香族系及びヘテロ芳香族系を直接的にクロロスルホニル化すること、(b)塩酸の存在下でスルフィドを酸化すること(例えば、次亜塩素酸ナトリウムを用いて酸化すること)、及び、(c)芳香族アミン及びヘテロ芳香族アミンをジアゾ化及びクロロスルホニル化すること。これら3種類の方法は、例証することのみ意図されている;塩化スルホニル及びスルホンアミドを調製するために、多くのさまざまな別の合成方法を利用することができる。
スキーム8
Figure 2017515820
一般式(V)で表されるピリジン又はそれらの有機酸又は無機酸(例えば、塩酸)との塩は、化学文献において知られているか、又は、市販されている。
本発明による化合物は、上記で記載した調製方法に準じて調製することができる。それにもかかわらず、当業者が、自分の一般的な知識及び利用可能な刊行物に基づいて、合成することが望まれる本発明化合物のそれぞれの特性に応じて該調製方法を適合させることができるということは理解されるであろう。
異性体
式(I)で表される化合物は、その置換基の種類に応じて、幾何異性体の形態でも、及び/又は、光学活性異性体の形態でも、又は、種々の組成における対応する異性体混合物の形態でも、存在し得る。これらの立体異性体は、例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、アトロプ異性体又は幾何異性体である。従って、本発明は、純粋な異性体とそれら異性体の混合物の両方を包含する。
方法及び使用
本発明は、さらに、害虫を防除する方法にも関し、ここで、該方法においては、式(I)で表される化合物を害虫及び/又はそれらの生息環境に作用させる。害虫の該防除は、好ましくは、農業及び林業において、並びに、材料物質(material)の保護において、実施される。好ましくは、該方法から、ヒト又は動物の身体の外科的な又は治療的な処置方法及びヒト又は動物の身体に対して実施される診断方法は、除外される。
本発明は、さらに、殺有害生物剤としての、特に、作物保護剤としての、式(I)で表される化合物の使用にも関する。
本出願に関連して、用語「殺有害生物剤(pesticide)」は、いずれの場合にも、常に、用語「作物保護剤」も包含する。
式(I)で表される化合物は、植物が良好な耐性を示し、温血動物に対する毒性が望ましい程度であり、及び、良好な環境適合性を示すが、該化合物は、生物的ストレス因子及び非生物的ストレス因子に対して植物及び植物の器官を保護するのに適しており、収穫高を増大させるのに適しており、収穫物の質を向上させるのに適しており、また、農業において、園芸において、畜産業において、水性栽培において、森林で、庭園やレジャー施設で、貯蔵生産物や材料物質の保護において、及び、衛生学の分野において遭遇する害虫、特に、昆虫類、クモ形類動物、蠕虫類、線虫類及び軟体動物を防除するのに適している。それらは、好ましくは、殺有害生物剤として使用することができる。それらは、通常の感受性種及び抵抗性種に対して有効であり、さらに、全ての発育段階又は一部の発育段階に対して活性を示す。上記害虫としては、以下のものを挙げることができる:
節足動物門の害虫、特に、クモ綱(Arachnida)の、例えば、アカルス属種(Acarus spp.)、例えば、アカルス・シロ(Acarus siro)、アケリア・クコ(Aceria kuko)、アケリア・シェルドニ(Aceria sheldoni)、アクロプス属種(Aculops spp.)、アクルス属種(Aculus spp.)、例えば、アクルス・フォクケウイ(Aculus fockeui)、アクルス・シュレクテンダリ(Aculus schlechtendali)、アンブリオンマ属種(Amblyomma spp.)、アムフィテトラニクス・ビエネンシス(Amphitetranychus viennensis)、アルガス属種(Argas spp.)、ボオフィルス属種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス属種(Brevipalpus spp.)、例えば、ブレビパルプス・ホエニシス(Brevipalpus phoenicis)、ブリオビア・グラミヌム(Bryobia graminum)、ブリオビア・プラエチオサ(Bryobia praetiosa)、セントルロイデス属種(Centruroides spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス・プテロニシヌス(Dermatophagoides pteronyssinus)、デルマトファゴイデス・ファリナエ(Dermatophagoides farinae)、デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、エオテトラニクス属種(Eotetranychus spp.)、例えば、エオテトラニクス・ヒコリアエ(Eotetranychus hicoriae)、エピトリメルス・ピリ(Epitrimerus pyri)、エウテトラニクス属種(Eutetranychus spp.)、例えば、エウテトラニクス・バンクシ(Eutetranychus banksi)、エリオフィエス属種(Eriophyes spp.)、例えば、エリオフィエス・ピリ(Eriophyes pyri)、グリシファグス・ドメスチクス(Glycyphagus domesticus)、ハロチデウス・デストルクトル(Halotydeus destructor)、ヘミタロソネムス属種(Hemitarsonemus spp.)、例えば、ヘミタロソネムス・ラツス(Hemitarsonemus latus)(=ポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus))、ヒアロンマ属種(Hyalomma spp.)、イキソデス属種(Ixodes spp.)、ラトロデクツス属種(Latrodectus spp.)、ロキソスケレス属種(Loxosceles spp.)、ネウトロムビクラ・アウツムナリス(Neutrombicula autumnalis)、ヌフェルサ属種(Nuphersa spp.)、オリゴニクス属種(Oligonychus spp.)、例えば、オリゴニクス・コニフェラルム(Oligonychus coniferarum)、オリゴニクス・イリシス(Oligonychus ilicis)、オリゴニクス・インジクス(Oligonychus indicus)、オリゴニクス・マンギフェルス(Oligonychus mangiferus)、オリゴニクス・プラテンシス(Oligonychus pratensis)、オリゴニクス・プニカエ(Oligonychus punicae)、オリゴニクス・イオテルシ(Oligonychus yothersi)、オルニトドルス属種(Ornithodorus spp.)、オルニトニスス属種(Ornithonyssus spp.)、パノニクス属種(Panonychus spp.)、例えば、パノニクス・シトリ(Panonychus citri)(=メタテトラニクス・シトリ(Metatetranychus citri))、パノニクス・ウルミ(Panonychus ulmi)(=メタテトラニクス・ウルミ(Metatetranychus ulmi))、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、プラチテトラニクス・ムルチジギツリ(Platytetranychus multidigituli)、ポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス属種(Psoroptes spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ステネオタルソネムス属種(Steneotarsonemus spp.)、ステネオタルソネムス・スピンキ(Steneotarsonemus spinki)、タルソネムス属種(Tarsonemus spp.)、例えば、タルソネムス・コンフスス(Tarsonemus confusus)、タルソネムス・パリズス(Tarsonemus pallidus)、テトラニクス属種(Tetranychus spp.)、例えば、テトラニクス・カナデンシス(Tetranychus canadensis)、テトラニクス・シンナバリヌス(Tetranychus cinnabarinus)、テトラニクス・ツルケスタニ(Tetranychus turkestani)、テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)、トロムビクラ・アルフレズゲシ(Trombicula alfreddugesi)、バエジョビス属種(Vaejovis spp.)、バサテス・リコペルシシ(Vasates lycopersici);
ムカデ綱(Chilopoda)の、例えば、ゲオフィルス属種(Geophilus spp.)、スクチゲラ属種(Scutigera spp.);
トビムシ目(Collembola)又はトビムシ綱の、例えば、例えば、オニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus); スミンツルス・ビリジス(Sminthurus viridis);
ヤスデ綱(Diplopoda)の、例えば、ブラニウルス・グツラツス(Blaniulus guttulatus);
昆虫綱(Insecta)の、例えば、ゴキブリ目(Blattodea)の、例えば、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ブラッテラ・アサヒナイ(Blattella asahinai)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、レウコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、パンクロラ属種(Panchlora spp.)、パルコブラッタ属種(Parcoblatta spp.)、ペリプラネタ属種(Periplaneta spp.)、例えば、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ペリプラネタ・アウストララシアエ(Periplaneta australasiae)、スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa);
コウチュウ目(Coleoptera)の、例えば、アカリンマ・ビタツム(Acalymma vittatum)、アカントセリデス・オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、アドレツス属種(Adoretus spp.)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)、例えば、アグリオテス・リンネアツス(Agriotes linneatus)、アグリオテス・マンクス(Agriotes mancus)、アルフィトビウス・ジアペリヌス(Alphitobius diaperinus)、アムフィマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、アノプロホラ属種(Anoplophora spp.)、アントノムス属種(Anthonomus spp.)、例えば、アントノムス・グランジス(Anthonomus grandis)、アントレヌス属種(Anthrenus spp.)、アピオン属種(Apion spp.)、アポゴニア属種(Apogonia spp.)、アトマリア属種(Atomaria spp.)、例えば、アトマリア・リネアル(Atomaria linearis)、アタゲヌス属種(Attagenus spp.)、バリス・カエルレセンス(Baris caerulescens)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、ブルクス属種(Bruchus spp.)、例えば、ブルクス・ピソルム(Bruchus pisorum)、ブルクス・ルフィマヌス(Bruchus rufimanus)、カッシダ属種(Cassida spp.)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、セウトリンクス属種(Ceutorrhynchus spp.)、例えば、セウトリンクス・アシミリス(Ceutorrhynchus assimilis)、セウトリンクス・クアドリデンス(Ceutorrhynchus quadridens)、セウトリンクス・ラパエ(Ceutorrhynchus rapae)、カエトクネマ属種(Chaetocnema spp.)、例えば、カエトクネマ・コンフィニス(Chaetocnema confinis)、カエトクネマ・デンチクラタ(Chaetocnema denticulata)、カエトクネマ・エクチパ(Chaetocnema ectypa)、クレオヌス・メンジクス(Cleonus mendicus)、コノデルス属種(Conoderus spp.)、コスモポリテス属種(Cosmopolites spp.)、例えば、コスモポリテス・ソルジズス(Cosmopolites sordidus)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、クテニセラ属種(Ctenicera spp.)、クルクリオ属種(Curculio spp.)、例えば、クルクリオ・カリアエ(Curculio caryae)、クルクリオ・カリアトリペス(Curculio caryatrypes)、クルクリオ・オブツスス(Curculio obtusus)、クルクリオ・サイイ(Curculio sayi)、クリプトレステス・フェルギネウス(Cryptolestes ferrugineus)、クリプトレステス・プシルス(Cryptolestes pusillus)、クリプトリンクス・ラパチ(Cryptorhynchus lapathi)、クリプトリンクス・マンギフェラエ(Cryptorhynchus mangiferae)、シリンドロコプツルス属種(Cylindrocopturus spp.)、シリンドロコプツルス・アドスペルスス(Cylindrocopturus adspersus)、シリンドロコプツルス・フルニシ(Cylindrocopturus furnissi)、デルメステス属種(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、例えば、ジアブロチカ・バルテアタ(Diabrotica balteata)、ジアブロチカ・バルベリ(Diabrotica barberi)、ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ・ホワルジ(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ・ウンデシムプンクタタ(Diabrotica undecimpunctata undecimpunctata)、ジアブロチカ・ビルギフェラ・ビルギフェラ(Diabrotica virgifera virgifera)、ジアブロチカ・ビルギフェラ・ゼアエ(Diabrotica virgifera zeae)、ジコクロシス属種(Dichocrocis spp.)、ジクラジスパ・アルミゲラ(Dicladispa armigera)、ジロボデルス属種(Diloboderus spp.)、エピラクナ属種(Epilachna spp.)、例えば、エピラクナ・ボレアリス(Epilachna borealis)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)、エピトリキス属種(Epitrix spp.)、例えば、エピトリキス・ククメリス(Epitrix cucumeris)、エピトリキス・フスクラ(Epitrix fuscula)、エピトリキス・ヒルチペンニス(Epitrix hirtipennis)、エピトリキス・スブクリニタ(Epitrix subcrinita)、エピトリキス・ツベリス(Epitrix tuberis)、ファウスチヌス属種(Faustinus spp.)、ギビウム・プシロイデス(Gibbium psylloides)、グナトセルス・コルヌツス(Gnathocerus cornutus)、ヘルラ・ウンダリス(Hellula undalis)、ヘテロニクス・アラトル(Heteronychus arator)、ヘテロニキス属種(Heteronyx spp.)、ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha elegans)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、ヒポメセス・スクアモスス(Hypomeces squamosus)、ヒポテネムス属種(Hypothenemus spp.)、例えば、ヒポテネムス・ハムペイ(Hypothenemus hampei)、ヒポテネムス・オブスクルス(Hypothenemus obscurus)、ヒポテネムス・プベセンス(Hypothenemus pubescens)、ラクノステルナ・コンサングイネア(Lachnosterna consanguinea)、ラシドデルマ・セリコルネ(Lasioderma serricorne)、ラテチクス・オリザエ(Latheticus oryzae)、ラトリジウス属種(Lathridius spp.)、レマ属種(Lema spp.)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、レウコプテラ属種(Leucoptera spp.)、例えば、レウコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リキスス属種(Lixus spp.)、ルペロモルファ・キサントデラ(Luperomorpha xanthodera)、ルペロデス属種(Luperodes spp.)、リクツス属種(Lyctus spp.)、メガセリス属種(Megascelis spp.)、メラノツス属種(Melanotus spp.)、例えば、メラノツス・ロングルス・オレゴネンシス(Melanotus longulus oregonensis)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ属種(Melolontha spp.)、例えば、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、ミグドルス属種(Migdolus spp.)、モノカムス属種(Monochamus spp.)、ナウパクツス・キサントグラフス(Naupactus xanthographus)、ネクロビア属種(Necrobia spp.)、ニプツス・ホロレウクス(Niptus hololeucus)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、オリザファグス・オリザエ(Oryzaphagus oryzae)、オチオリンクス属種(Otiorhynchus spp.)、例えば、オチオリンクス・クリブリコリス(Otiorhynchus cribricollis)、オチオリンクス・リグスチシ(Otiorhynchus ligustici)、オチオリンクス・オバツス(Otiorhynchus ovatus)、オチオリンクス・ルゴソストリアルス(Otiorhynchus rugosostriarus)、オチオリンクス・スルカツス(Otiorhynchus sulcatus)、オキシセトニア・ジュンクンダ(Oxycetonia jucunda)、ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)、フィロファガ・ヘレリ(Phyllophaga helleri)、フィロトレタ属種(Phyllotreta spp.)、例えば、フィロトレタ・アルモラシアエ(Phyllotreta armoraciae)、フィロトレタ・プシラ(Phyllotreta pusilla)、フィロトレタ・ラモサ(Phyllotreta ramosa)、フィロトレタ・ストリオラタ(Phyllotreta striolata)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、プレムノトリペス属種(Premnotrypes spp.)、プロステファヌス・トルンカツス(Prostephanus truncatus)、プシリオデス属種(Psylliodes spp.)、例えば、プシリオデス・アフィニス(Psylliodes affinis)、プシリオデス・クリソセファラ(Psylliodes chrysocephala)、プシリオデス・プンクツラタ(Psylliodes punctulata)、プチヌス属種(Ptinus spp.)、リゾビウス・ベントラリス(Rhizobius ventralis)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、例えば、シトフィルス・グラナリウス(Sitophilus granarius)、シトフィルス・リネアリス(Sitophilus linearis)、シトフィルス・オリザエ(Sitophilus oryzae)、シトフィルス・ゼアマイス(Sitophilus zeamais)、スフェノホルス属種(Sphenophorus spp.)、ステゴビウム・パニセウム(Stegobium paniceum)、ステルネクス属種(Sternechus spp.)、例えば、ステルネクス・パルダツス(Sternechus paludatus)、シムフィレテス属種(Symphyletes spp.)、タニメクス属種(Tanymecus spp.)、例えば、タニメクス・ジラチコリス(Tanymecus dilaticollis)、タニメクス・インジクス(Tanymecus indicus)、タニメクス・パリアツス(Tanymecus palliatus)、テネブリオ・モリトル(Tenebrio molitor)、テネブリオイデス・マウレタニクス(Tenebrioides mauretanicus)、トリボリウム属種(Tribol
ium spp.)、例えば、トリボリウム・アウダキス(Tribolium audax)、トリボリウム・カスタネウム(Tribolium castaneum)、トリボリウム・コンフスム(Tribolium confusum)、トロゴデルマ属種(Trogoderma spp.)、チキウス属種(Tychius spp.)、キシロトレクス属種(Xylotrechus spp.)、ザブルス属種(Zabrus spp.)、例えば、ザブルス・テネブリオイデス(Zabrus tenebrioides);
ハエ目(Diptera)の、例えば、アエデス属種(Aedes spp.)、例えば、アエデス・アエギプチ(Aedes aegypti)、アエデス・アルボピクツス(Aedes albopictus)、アエデス・スチクチクス(Aedes sticticus)、アエデス・ベキサンス(Aedes vexans)、アグロミザ属種(Agromyza spp.)、例えば、アグロミザ・フロンテラ(Agromyza frontella)、アグロミザ・パルビコルニス(Agromyza parvicornis)、アナストレファ属種(Anastrepha spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、例えば、アノフェレス・クアドリマクラツス(Anopheles quadrimaculatus)、アノフェレス・ガムビアエ(Anopheles gambiae)、アスホンジリア属種(Asphondylia spp.)、バクトロセラ属種(Bactrocera spp.)、例えば、バクトロセラ・ククルビタエ(Bactrocera cucurbitae)、バクトロセラ・ドルサリス(Bactrocera dorsalis)、バクトロセラ・オレアエ(Bactrocera oleae)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、カリホラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、カリホラ・ビシナ(Calliphora vicina)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、キロノムス属種(Chironomus spp.)、クリソミア属種(Chrysomya spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、コクリオミア属種(Cochliomya spp.)、コンタリニア属種(Contarinia spp.)、例えば、コンタリニア・ジョンソニ(Contarinia johnsoni)、コンタリニア・ナスツルチイ(Contarinia nasturtii)、コンタリニア・ピリボラ(Contarinia pyrivora)、コンタリニア・スクルジ(Contarinia schulzi)、コンタリニア・ソルギコラ(Contarinia sorghicola)、コンタリニア・トリチシ(Contarinia tritici)、コルジロビア・アントロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、クリコトプス・シルベストリス(Cricotopus sylvestris)、クレキス属種(Culex spp.)、例えば、クレキス・ピピエンス(Culex pipiens)、クレキス・クインクエファシアツス(Culex quinquefasciatus)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリセタ属種(Culiseta spp.)、クテレブラ属種(Cuterebra spp.)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、ダシネウラ属種(Dasineura spp.)、例えば、ダシネウラ・ブラシカエ(Dasineura brassicae)、デリア属種(Delia spp.)、例えば、デリア・アントクア(Delia antiqua)、デリア・コアルクタタ(Delia coarctata)、デリア・フロリレガ(Delia florilega)、デリア・プラツラ(Delia platura)、デリア・ラジクム(Delia radicum)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ドロソフィラ属種(Drosophila spp.)、例えば、ドロソフィラ・メラノガステル(Drosphila melanogaster)、ドロソフィラ・スズキイ(Drosophila suzukii)、エキノクネムス属種(Echinocnemus spp.)、ファンニア属種(Fannia spp.)、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、グロッシナ属種(Glossina spp.)、ハエマトポタ属種(Haematopota spp.)、ヒドレリア属種(Hydrellia spp.)、ヒドレリア・グリセオラ(Hydrellia griseola)、ヒレミア属種(Hylemya spp.)、ヒッポドスカ属種(Hippobosca spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、例えば、リリオミザ・ブラシカエ(Liriomyza brassicae)、リリオミザ・フイドブレンシス(Liriomyza huidobrensis)、リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、例えば、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)、ルトゾミイア属種(Lutzomyia spp.)、マンソニア属種(Mansonia spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、例えば、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、ムスカ・ドメスチカ・ビシナ(Musca domestica vicina)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、パラタニタルスス属種(Paratanytarsus spp.)、パララウテルボルニエラ・スブシンクタ(Paralauterborniella subcincta)、ペゴミイア属種(Pegomya spp.)、例えば、ペゴミイア・ベタエ(Pegomya betae)、ペゴミイア・ヒオシアミ(Pegomya hyoscyami)、ペゴミア・ルビボラ(Pegomya rubivora)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、ホルビア属種(Phorbia spp.)、ホルミア属種(Phormia spp.)、ピオフィラ・カセイ(Piophila casei)、プロジプロシス属種(Prodiplosis spp.)、プシラ・ロサエ(Psila rosae)、ラゴレチス属種(Rhagoletis spp.)、例えば、ラゴレチス・シングラタ(Rhagoletis cingulata)、ラゴレチス・コムプレタ(Rhagoletis completa)、ラゴレチス・ファウスタ(Rhagoletis fausta)、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)、ラゴレチス・メンダキス(Rhagoletis mendax)、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、例えば、シムリウム・メリジオナレ(Simulium meridionale)、ストモキス属種(Stomoxys spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、テタノポプス属種(Tetanops spp.)、チプラ属種(Tipula spp.)、例えば、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa)、チプラ・シムプレキス(Tipula simplex);
カメムシ目(Hemiptera)の、例えば、アシジア・アカシアエバイレイアナエ(Acizzia acaciaebaileyanae)、アシジア・ドドナエアエ(Acizzia dodonaeae)、アシジア・ウンカトイデス(Acizzia uncatoides)、アクリダ・ツリタ(Acrida turrita)、アシルトシポン属種(Acyrthosipon spp.)、例えば、アシルトシポン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)、アクロゴニア属種(Acrogonia spp.)、アエネオラミア属種(Aeneolamia spp.)、アゴノセナ属種(Agonoscena spp.)、アレイロデス・プロレテラ(Aleyrodes proletella)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリクス・フロコスス(Aleurothrixus floccosus)、アロカリダラ・マライエンシス(Allocaridara malayensis)、アムラスカ属種(Amrasca spp.)、例えば、アムラスカ・ビグツラ(Amrasca bigutulla)、アムラスカ・デバスタンス(Amrasca devastans)、アヌラフィス・カルズイ(Anuraphis cardui)、アオニジエラ属種(Aonidiella spp.)、例えば、(Aonidiella aurantii)、(Aonidiella citrina)、アオニジエラ・イノルナタ(Aonidiella inornata)、アファノスチグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属種(Aphis spp.)、例えば、アフィス・シトリコラ(Aphis citricola)、アフィス・クラシボラ(Aphis craccivora)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)、アフィス・ホルベシ(Aphis forbesi)、アフィス・グリシネス(Aphis glycines)、アフィス・ゴシピイ(Aphis gossypii)、アフィス・ヘデラエ(Aphis hederae)、アフィス・イリノイセンシス(Aphis illinoisensis)、アフィス・ミドレトニ(Aphis middletoni)、アフィス・ナスツルチイ(Aphis nasturtii)、アフィス・ネリイ(Aphis nerii)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・スピラエコラ(Aphis spiraecola)、アフィス・ビブルニフィラ(Aphis viburniphila)、アルボリジア・アピカリス(Arboridia apicalis)、アリタイニラ属種(Arytainilla spp.)、アスピジエラ属種(Aspidiella spp.)、アスピジオツス属種(Aspidiotus spp.)、例えば、アスピジオツス・ネリイ(Aspidiotus nerii)、アタヌス属種(Atanus spp.)、アウラコルツム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)、ブラストプシラ・オッシデンタリス(Blastopsylla occidentalis)、ボレイオグリカスピス・メラレウカエ(Boreioglycaspis melaleucae)、ブラキカウズス・ヘリクリシ(Brachycaudus helichrysi)、ブラキコルス属種(Brachycolus spp.)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属種(Cacopsylla spp.)、例えば、カコプシラ・ピリコラ(Cacopsylla pyricola)、カリギポナ・マルギナタ(Calligypona marginata)、カルネオセファラ・フルギダ(Carneocephala fulgida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ceratovacuna lanigera)、セルコピダエ(Cercopidae)、セロプラステス属種(Ceroplastes spp.)、カエトシホン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)、キオナスピス・テガレンシス(Chionaspis tegalensis)、クロリタ・オヌキイ(Chlorita onukii)、コンドラクリス・ロセア(Chondracris rosea)、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)、クリソムファルス・フィクス(Chrysomphalus ficus)、シカズリナ・ムビラ(Cicadulina mbila)、コッコミチルス・ハリイ(Coccomytilus halli)、コックス属種(Coccus spp.)、例えば、コックス・ヘスペリズム(Coccus hesperidum)、コックス・ロングルス(Coccus longulus)、コックス・プセウドマグノリアルム(Coccus pseudomagnoliarum)、コックス・ビリジス(Coccus viridis)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、クリプトネオサ属種(Cryptoneossa spp.)、クテナリタイナ属種(Ctenarytaina spp.)、ダルブルス属種(Dalbulus spp.)、ジアレウロデス・シトリ(Dialeurodes citri)、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)、ジアスピス属種(Diaspis spp.)、ドロシカ属種(Drosicha spp.)、ジサフィス属種(Dysaphis spp.)、例えば、ジサフィス・アピイホリア(Dysaphis apiifolia)、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)、ジサフィス・ツリパエ(Dysaphis tulipae)、ジスミコックス属種(Dysmicoccus spp.)、エムポアスカ属種(Empoasca spp.)、例えば、エムポアスカ・アブルプタ(Empoasca abrupta)、エムポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)、エムポアスカ・マリグナ(Empoasca maligna)、エムポアスカ・ソラナ(Empoasca solana)、エムポアスカ・ステベンシ(Empoasca stevensi)、エリオソマ属種(Eriosoma spp.)、例えば、エリオソマ・アメリカヌム(Eriosoma americanum)、エリオソマ・ラニゲルム(Eriosoma lanigerum)、エリオソマ・ピリコラ(Eriosoma pyricola)、エリトロネウラ属種(Erythroneura spp.)、エウカリプトリマ属種(Eucalyptolyma spp.)、エウフィルラ属種(Euphyllura spp.)、エウセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、フェリシア属種(Ferrisia spp.)、ゲオコックス・コフェアエ(Geococcus coffeae)、グリカスピス属種(Glycaspis spp.)、ヘテロプシラ・クバナ(Heteropsylla cubana)、ヘテロプシラ・スピヌロサ(Heteropsylla spinulosa)、ホマロジスカ・コアグラタ(Homalodisca coagulata)、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopterus arundinis)、ヒアロプテルス・プルニ(Hyalopterus pruni)、イセリア属種(Icerya spp.)、例えば、イセリア・プルカシ(Icerya purchasi)、イジオセルス属種(Idiocerus spp.)、イジオスコプス属種(Idioscopus spp.)、ラオデルファキス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、レカニウム属種(Lecanium spp.)、例えば、レカニウム・コルニ(Lecanium corni)(=パルテノレカニウム・コルニ(Parthenolecanium corni))、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、例えば、レピドサフェス・ウルミ(Lepidosaphes ulmi)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)、リコルマ・デリカツラ(Lycorma delicatula)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp.)、例えば、マクロシフム・エウホルビアエ(Macrosiphum euphorbiae)、マクロシフム・リリイ(Macrosiphum lilii)、マクロシフム・ロサエ(Macrosiphum rosae)、マクロステレス・ファシフロンス(Macrosteles facifrons)、マハナルバ属種(Mahanarva spp.)、メラナフィス・サッカリ(Melanaphis sacchari)、メトカルフィエラ属種(Metcalfiella spp.)、メトカルファ・プルイノサ(Metcalfa pruinosa)、メトポロフィウム・ジロズム(Metopolophium dirhodum)、モネリア・コスタリス(Monellia costalis)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliopsis pecanis)、ミズス属種(Myzus spp.)、例えば、ミズス・アスカロニクス(Myzus ascalonicus)、ミズス・セラシ(Myzus cerasi)、ミズス・リグストリ(Myzus ligustri)、ミズス・オルナツス(Myzus ornatus)、ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)、ミズス・ニコチアナエ(Myzus nicotianae)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)、ネホテッチキス属種(Nephotettix spp.)、例えば、ネホテッチキス・シンクチセプス(Nephotettix cincticeps)、ネホテッチキス・ニグロピクツス(Nephotettix nigropictus)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、オンコメトピア属種(Oncometopia spp.)、オルテジア・プラエロンガ(Orthezia praelonga)、オキシヤ・キネンシス(Oxya chinensis)、パキプシラ属種(Pachypsylla spp.)、パラベミシア・ミリカエ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ属種(Paratrioza spp.)、例えば、パラトリオザ・コクケレリ(Paratrioza cockerelli)、パルラトリア属種(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属種(Pemphigus spp.)、例えば、ペムフィグス・ブルサリウス(Pemphigus bursarius)、ペムフィグス・ポプリベナエ(Pemphigus populivenae)、ペレグリヌス・マイジス(Peregrinus maidis)、フェナコックス属種(Phenacoccus spp.)、例えば、フェナコックス・マデイレンシス(Phenacoccus madeirensis)、プロエオミズス・パッセリニイ(Phloeomyzus passerinii)、ホロドン・フムリ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属種(Phylloxera spp.)、例えば、フィロキセラ・デバストラトリキス(Phylloxera devastatrix)、フィロキセラ・ノタビリス(Phylloxera notabilis)、ピンナスピス・アスピジストラエ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコックス属種(Planococcus spp.)、例えば、プラノコックス・シトリ(Planococcus citri)、プロソピドプシラ・フラバ(Prosopidopsylla flava)、プロトプルビナリア・ピリホルミス(Protopulvinaria pyriformis)、プ
セウダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona)、プセウドコックス属種(Pseudococcus spp.)、例えば、プセウドコックス・カルセオラリアエ(Pseudococcus calceolariae)、プセウドコックス・コムストッキ(Pseudococcus comstocki)、プセウドコックス・ロンギスピヌス(Pseudococcus longispinus)、プセウドコックス・マリチムス(Pseudococcus maritimus)、プセウドコックス・ビブルニ(Pseudococcus viburni)、プシロプシス属種(Psyllopsis spp.)、プシラ属種(Psylla spp.)、例えば、プシラ・ブキシ(Psylla buxi)、プシラ・マリ(Psylla mali)、プシラ・ピリ(Psylla pyri)、プテロマルス属種(Pteromalus spp.)、ピリラ属種(Pyrilla spp.)、クアドラスピジオツス属種(Quadraspidiotus spp.)、例えば、クアドラスピジオツス・ジュグランスレギアエ(Quadraspidiotus juglansregiae)、クアドラスピジオツス・オストレアエホルミス(Quadraspidiotus ostreaeformis)、クアドラスピジオツス・ペルニシオスス(Quadraspidiotus perniciosus)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコックス属種(Rastrococcus spp.)、ロパロシフム属種(Rhopalosiphum spp.)、例えば、ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)、ロパロシフム・オキシアカンタエ(Rhopalosiphum oxyacanthae)、ロパロシフム・・パジ(Rhopalosiphum padi)、ロパロシフム・ルフィアブドミナレ(Rhopalosiphum rufiabdominale)、サイセチア属種(Saissetia spp.)、例えば、サイセチア・コフェアエ(Saissetia coffeae)、サイセチア・ミランダ(Saissetia miranda)、サイセチア・ネグレクタ(Saissetia neglecta)、サイセチア・オレアエ(Saissetia oleae)、スカホイデウス・チタヌス(Scaphoideus titanus)、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、セレナスピズス・アルチクラツス(Selenaspidus articulatus)、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)、ソガタ属種(Sogata spp.)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)、ソガトデス属種(Sogatodes spp.)、スチクトセファラ・フェスチナ(Stictocephala festina)、シホニヌス・フィリレアエ(Siphoninus phillyreae)、テナラファラ・マライエンシス(Tenalaphara malayensis)、テトラゴノセフェラ属種(Tetragonocephela spp.)、チノカリス・カリアエホリアエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属種(Tomaspis spp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera spp.)、例えば、トキソプテラ・アウランチイ(Toxoptera aurantii)、トキソプテラ・シトリシズス(Toxoptera citricidus)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トリオザ属種(Trioza spp.)、例えば、トリオザ・ジオスピリ(Trioza diospyri)、チフロシバ属種(Typhlocyba spp.)、ウナスピス属種(Unaspis spp.)、ビテウス・ビチホリイ(Viteus vitifolii)、ジギナ属種(Zygina spp.);
カメムシ亜目(Heteroptera)の、例えば、アナサ・トリスチス(Anasa tristis)、アンテスチオプシス属種(Antestiopsis spp.)、ボイセア属種(Boisea spp.)、ブリスス属種(Blissus spp.)、カロコリス属種(Calocoris spp.)、カムピロンマ・リビダ(Campylomma livida)、カベレリウス属種(Cavelerius spp.)、シメキス属種(Cimex spp.)、例えば、シメキス・アドジュンクツス(Cimex adjunctus)、シメキス・ヘミプテルス(Cimex hemipterus)、シメキス・レクツラリウス(Cimex lectularius)、シメキス・ピロセルス(Cimex pilosellus)、コラリア属種(Collaria spp.)、クレオンチアデス・ジルツス(Creontiades dilutus)、ダシヌス・ピペリス(Dasynus piperis)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジコノコリス・ヘウェッチ(Diconocoris hewetti)、ジスデルクス属種(Dysdercus spp.)、エウスキスツス属種(Euschistus spp.)、例えば、エウスキスツス・ヘロス(Euschistus heros)、エウスキスツス・セルブス(Euschistus servus)、エウスキスツス・トリスチグムス(Euschistus tristigmus)、エウスキスツス・バリオラリウス(Euschistus variolarius)、エウリガステル属種(Eurygaster spp.)、ハリオモルファ・ハリス(Halyomorpha halys)、ヘリオパルチス属種(Heliopeltis spp.)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属種(Leptocorisa spp.)、レプトコリサ・バリコルニス(Leptocorisa varicornis)、レプトグロスス・オッシデンタリス(Leptoglossus occidentalis)、レプトグロスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リゴコリス属種(Lygocoris spp.)、例えば、リゴコリス・パブリヌス(Lygocoris pabulinus)、リグス属種(Lygus spp.)、例えば、リグス・エリスス(Lygus elisus)、リグス・ヘスペルス(Lygus hesperus)、リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris)、マクロペス・エキスカバツス(Macropes excavatus)、モナロニオン・アトラツム(Monalonion atratum)、ネザラ属種(Nezara spp.)、例えば、ネザラ・ビリズラ(Nezara viridula)、オエバルス属種(Oebalus spp.)、ピエスマ・クアドラタ(Piesma quadrata)、ピエゾドルス属種(Piezodorus spp.)、例えば、ピエゾドルス・グイルジニイ(Piezodorus guildinii)、プサルス属種(Psallus spp.)、プセウダシスタ・ペルセア(Pseudacysta persea)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、サールベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノホラ属種(Scotinophora spp.)、ステファニチス・ナシ(Stephanitis nashi)、チブラカ属種(Tibraca spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.);
ハチ目(Hymenoptera)の、例えば、アクロミルメキス属種(Acromyrmex spp.)、アタリア属種(Athalia spp.)、例えば、アタリア・ロサエ(Athalia rosae)、アッタ属種(Atta spp.)、ジプリオン属種(Diprion spp.)、例えば、ジプリオン・シミリス(Diprion similis)、ホプロカムパ属種(Hoplocampa spp.)、例えば、ホプロカムパ・コオケイ(Hoplocampa cookei)、ホプロカムパ・テスツジネア(Hoplocampa testudinea)、ラシウス属種(Lasius spp.)、リネピテマ・フミレ(Linepithema humile)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、シレキス属種(Sirex spp.)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)、タピノマ属種(Tapinoma spp.)、ウロセルス属種(Urocerus spp.)、ベスパ属種(Vespa spp.)、例えば、ベスパ・クラブロ(Vespa crabro)、キセリス属種(Xeris spp.);
ワラジムシ目(Isopoda)の、例えば、アルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)、オニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber);
シロアリ目(Isoptera)の、例えば、コプトテルメス属種(Coptotermes spp.)、例えば、コプトテルメス・ホルモサヌス(Coptotermes formosanus)、コルニテルメス・クムランス(Cornitermes cumulans)、クリプトテルメス属種(Cryptotermes spp.)、インシシテルメス属種(Incisitermes spp.)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)、オドントテルメス属種(Odontotermes spp.)、レチクリテルメス属種(Reticulitermes spp.)、例えば、レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)、レチクリテルメス・ヘスペルス(Reticulitermes hesperus);
チョウ目(Lepidoptera)の、例えば、アクロイア・グリセラ(Achroia grisella)、アクロニクタ・マジョル(Acronicta major)、アドキソフィエス属種(Adoxophyes spp.)、例えば、アドキソフィエス・オラナ(Adoxophyes orana)、アエジア・レウコメラス(Aedia leucomelas)、アグロチス属種(Agrotis spp.)、例えば、アグロチス・セゲツム(Agrotis segetum)、アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)、アラバマ属種(Alabama spp.)、例えば、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)、アミエロイス・トランシテラ(Amyelois transitella)、アナルシア属種(Anarsia spp.)、アンチカルシア属種(Anticarsia spp.)、例えば、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルギロププロセ属種(Argyroploce spp.)、バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)、ボルボ・シンナラ(Borbo cinnara)、ブックラトリキス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ブッセオラ属種(Busseola spp.)、カコエシア属種(Cacoecia spp.)、カロプチリア・テイボラ(Caloptilia theivora)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、カルポシナ・ニポネンシス(Carposina niponensis)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、キロ属種(Chilo spp.)、例えば、キロ・プレジャデルス(Chilo plejadellus)、キロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)、コリストネウラ属種(Choristoneura spp.)、クリシア・アムビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロセルス属種(Cnaphalocerus spp.)、クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis)、クネファシア属種(Cnephasia spp.)、コノポモルファ属種(Conopomorpha spp.)、コノトラケルス属種(Conotrachelus spp.)、コピタルシア属種(Copitarsia spp.)、シジア属種(Cydia spp.)、例えば、シジア・ニグリカナ(Cydia nigricana)、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)、ダラカ・ノクツイデス(Dalaca noctuides)、ジアファニア属種(Diaphania spp.)、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、エアリアス属種(Earias spp.)、エクジトロファ・アウランチウム(Ecdytolopha aurantium)、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、エルダナ・サッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属種(Ephestia spp.)、例えば、エフェスチア・エルテラ(Ephestia elutella)、エフェスチア・クエーニエラ(Ephestia kuehniella)、エピノチア属種(Epinotia spp.)、エピフィアス・ポストビッタナ(Epiphyas postvittana)、エチエラ属種(Etiella spp.)、エウリア属種(Eulia spp.)、エウポエシリア・アムビグエラ(Eupoecilia ambiguella)、エウプロクチス属種(Euproctis spp.)、例えば、エウプロクチス・クリソロエア(Euproctis chrysorrhoea)、エウキソア属種(Euxoa spp.)、フェルチア属種(Feltia spp.)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、グラシラリア属種(Gracillaria spp.)、グラホリタ属種(Grapholitha spp.)、例えば、グラホリタ・モレスタ(Grapholita molesta)、グラホリタ・プルニボラ(Grapholita prunivora)、ヘジレプタ属種(Hedylepta spp.)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa spp.)、例えば、ヘリコベルパ・アルミゲラ(Helicoverpa armigera)、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)、ヘリオチス属種(Heliothis spp.)、例えば、ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)、ホフマンノフィラ・プセウドスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、ホモエオソマ属種(Homoeosoma spp.)、ホモナ属種(Homona spp.)、ヒポノメウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、カキボリア・フラボファシアタ(Kakivoria flavofasciata)、ラフィグマ属種(Laphygma spp.)、レウシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)、レウコプテラ属種(Leucoptera spp.)、例えば、レウコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)、リトコレチス属種(Lithocolletis spp.)、例えば、リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、リトファネ・アンテンナタ(Lithophane antennata)、ロベシア属種(Lobesia spp.)、例えば、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、リマントリア属種(Lymantria spp.)、例えば、リマントリア・ジスパル(Lymantria dispar)、リオネチア属種(Lyonetia spp.)、例えば、リオネチア・クレルケラ(Lyonetia clerkella)、マラコソマ・ネウストリア(Malacosoma neustria)、マルカ・テスツラリス(Maruca testulalis)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae)、メラニチス・レダ(Melanitis leda)、モシス属種(Mocis spp.)、モノピス・オブビエラ(Monopis obviella)、ミチムナ・セパラタ(Mythimna separata)、ネマポゴン・クロアセルス(Nemapogon cloacellus)、ニムフラ属種(Nymphula spp.)、オイケチクス属種(Oiketicus spp.)、オリア属種(Oria spp.)、オルタガ属種(Orthaga spp.)、オストリニア属種(Ostrinia spp.)、例えば、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、オウレマ・メラノプス(Oulema melanopus)、オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、パノリス・フランメア(Panolis flammea)、パルナラ属種(Parnara spp.)、ペクチノホラ属種(Pectinophora spp.)、例えば、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)、ペリレウコプテラ属種(Perileucoptera spp.)、フトリマエア属種(Phthorimaea spp.)、例えば、フトリマエア・オペルクレラ(Phthorimaea operculella)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、フィロノリクテル属種(Phyllonorycter spp.)、例えば、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)、フィロノリクテル・クラタエゲラ(Phyllonorycter crataegella)、ピエリス属種(Pieris spp.)、例えば、ピエリス・ラパエ(Pieris rapae)、プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)、プロジア・インテルプンクテラ(Plodia interpunctella)、プルシア属種(Plusia spp.)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)(=プルテラ・マクリペンニス(Plutella maculipennis))、プライス属種(Prays spp.)、プロデニア属種(Prodenia spp.)、プロトパルセ属種(Protoparce spp.)、プセウダレチア属種(Pseudaletia spp.)、例えば、プセウダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、プセウドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、スコエノビウス属種(Schoenobius spp.)、例えば、スコエノビウス・ビプンクチフェル(Schoenobius bipunctifer)、シルポファガ属種(Scirpophaga spp.)、例えば、シルポファガ・インノタタ(Scirpophaga innotata)、スコチア・セゲツム(Scotia segetum)、セサミア属種(Sesamia spp.)、例えば、セサミア・インフェレンス(Sesamia inferens)、スパルガノチス属種(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属種(Spodoptera spp.)、例えば、スポドプテラ・エラジアナ(Spodoptera eradiana)、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ・プラエフィカ(Spodoptera praefica)、スタトモポダ属種(Stathmopoda spp.)、ストモプテリキス・スブセシベラ(Stomopteryx subsecivella)、シナンテドン属種(Synanthedon spp.)、テシア・ソラニボラ(Tecia solanivora)、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・クロアセラ(Tinea cloacella)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、チネオラ・ビッセリエラ(Tineola bisselliella)、トルトリキス属種(Tortrix spp.)、トリコファガ・タペトゼラ(Trichophaga tapetzella)、トリコプルシア属種(Trichoplusia spp.)、例えば、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、トリポリザ・インセルツラス(Tryporyza incertulas)、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)、ビラコラ属種(Virachola spp.);
バッタ目(Orthoptera)又は(Saltatoria)の、例えば、アケタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ジクロプルス属種(Dichroplus spp.)、グリロタルパ属種(Gryllotalpa spp.)、例えば、グリロタルパ・グリロタルパ(Gryllotalpa gryllotalpa)、ヒエログリフス属種(Hieroglyphus spp.)、ロクスタ属種(Locusta spp.)、例えば、ロクスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)、メラノプルス属種(Melanoplus spp.)、例えば、メラノプルス・デバスタトル(Melanoplus devastator)、パラトランチクス・ウスリエンシス(Paratlanticus ussuriensis)、スキストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria);
シラミ目(Phthiraptera)の、例えば、ダマリニア属種(Damalinia spp.)、ハエマトピヌス属種(Haematopinus spp.)、リノグナツス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、フィロキセラ・バスタトリキス(Phylloxera vastatrix)、フチルス。プビス(Phthirus pubis)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)の、例えば、レピノツス属種(Lepinotus spp.)、リポセリス属種(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)の、例えば、セラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、例えば、クテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)、クテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)、プレキス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)、キセノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis);
アザミウマ目(Thysanoptera)の、例えば、アナホトリプス・オブスクルス(Anaphothrips obscurus)、バリオトリプス・ビホルミス(Baliothrips biformis)、ドレパノトリプス・レウテリ(Drepanothrips reuteri)、エンネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ属種(Frankliniella spp.)、例えば、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)、フランクリニエラ・スクルトゼイ(Frankliniella schultzei)、フランクリニエラ・トリチシ(Frankliniella tritici)、フランクリニエラ・バシニイ(Frankliniella vaccinii)、フランクリニエラ・ウィリアムシ(Frankliniella williamsi)、ヘリオトリプス属種(Heliothrips spp.)、ヘルシノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、リピホロトリプス・クルエンタツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、シルトトリプス属種(Scirtothrips spp.)、タエニノトリプス・カルダモミ(Taeniothrips cardamomi)、トリプス属種(Thrips spp.)、例えば、トリプス・パルミ(Thrips palmi)、トリプスタバシ(Thrips tabaci);
シミ目(Zygentoma(=Thysanura))の、例えば、クテノレピスマ属種(Ctenolepisma spp.)、レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)、レスピモデス・インクイリヌス(Lepismodes inquilinus)、テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica);
コムカデ綱(Symphyla)の、例えば、スクチゲレラ属種(Scutigerella spp.)、例えば、スクチゲレラ・インマクラタ(Scutigerella immaculata);
軟体動物門(Mollusca)の害虫、例えば、ニマイガイ綱(Bivalvia)の、例えば、ドレイセナ属種(Dreissena spp.);及び、さらに、
マキガイ綱(Gastropoda)の、例えば、アリオン属種(Arion spp.)、例えば、アリオン・アテル・ルフス(Arion ater rufus)、ビオムファラリア属種(Biomphalaria spp.)、ブリヌス属種(Bulinus spp.)、デロセラス属種(Deroceras spp.)、例えば、デロセラス・ラエベ(Deroceras laeve)、ガルバ属種(Galba spp.)、リムナエア属種(Lymnaea spp.)、オンコメラニア属種(Oncomelania spp.)、ポマセア属種(Pomacea spp.)、スクシネア属種(Succinea spp.);
扁形動物門(Platylminthes)及び線形動物門(Nematoda)の、動物及びヒトの寄生生物、例えば、アエルロストロンギルス属種(Aelurostrongylus spp.)、アミドストムム属種(Amidostomum spp.)、アンシロストマ属種(Ancylostoma spp)、アンギオストロンギルス属種(Angiostrongylus spp.)、アニサキス属種(Anisakis spp.)、アノプロセファラ属種(Anoplocephala spp.)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、アスカリジア属種(Ascaridia spp.)、バイリサスカリス属種(Baylisascaris spp.)、ブルギア属種(Brugia spp.)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、カピラリア属種(Capillaria spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、コオペリア属種(Cooperia spp.)、クレノソマ属種(Crenosoma spp.)、シアトストマ属種(Cyathostoma spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp.)、ジクチオカウルス属種(Dictyocaulus spp.)、ジフィロボトリウム属種(Diphyllobothrium spp.)、ジフィリジウム属種(Dipylidium spp.)、ジロフィラリア(Dirofilaria spp.)、ドラクンクルス属種(Dracunculus spp.)、エキノコックス属種(Echinococcus spp.)、エキノストマ属種(Echinostoma spp.)、エンテロビウス属種(Enterobius spp.)、エウコレウス属種(Eucoleus spp.)、ファシオラ属種(Fasciola spp.)、ファシオロイデス属種(Fascioloides spp.)、ファシオロプシス属種(Fasciolopsis spp.)、フィラロイデス属種(Filaroides spp.)、ゴンギロネマ属種(Gongylonema spp.)、ギロダクチルス属種(Gyrodactylus spp.)、ハブロネマ属種(Habronema spp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus spp.)、ヘリグモソモイデス属種(Heligmosomoides spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、ヒメノレピス属種(Hymenolepis spp.)、ヒオストロンギルス属種(Hyostrongylus spp.)、リトモソイデス属種(Litomosoides spp.)、ロア属種(Loa spp.)、メタストロンギルス属種(Metastrongylus spp.)、メトルキス属種(Metorchis spp.)、メソセストイデス属種(Mesocestoides spp.)、モニエジア属種(Moniezia spp.)、ムエレリウス属種(Muellerius spp.)、ネカトル属種(Necator spp.)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、ニッポストロンギルス属種(Nippostrongylus spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、オルラヌス属種(Ollulanus spp.)、オンコセルカ属種(Onchocerca spp)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、オスレルス属種(Oslerus spp.)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、オキシウリス属種(Oxyuris spp.)、パラカピラリア属種(Paracapillaria spp.)、パラフィラリア属種(Parafilaria spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、パラムフィストムム属種(Paramphistomum spp.)、パラノプロセファラ属種(Paranoplocephala spp.)、パラスカリス属種(Parascaris spp.)、パッサルルス属種(Passalurus spp.)、プロトストロンギルス属種(Protostrongylus spp.)、スキストソマ属種(Schistosoma spp.)、セタリア属種(Setaria spp.)、スピロセルカ属種(Spirocerca spp.)、ステファノフィラリア属種(Stephanofilaria spp.)、ステファヌルス属種(Stephanurus spp.)、ストロンギロイデス属種(Strongyloides spp.)、ストロンギルス属種(Strongylus spp.)、シンガムス属種(Syngamus spp.)、タエニア属種(Taenia spp.)、テラドルサギア属種(Teladorsagia spp.)、テラジア属種(Thelazia spp.)、トキサスカリス属種(Toxascaris spp.)、トキソカラ属種(Toxocara spp.)、トリキネラ属種(Trichinella spp.)、トリコビルハルジア属種(Trichobilharzia spp.)、トリコストロンギルス属種(Trichostrongylus spp.)、トリクリス属種(Trichuris spp.)、ウンシナリア属種(Uncinaria spp.)、ウケレリア属種(Wuchereria spp.);
線形動物門(Nematoda)の植物害虫(即ち、植物寄生性線虫)、特に、アグレンクス属種(Aglenchus spp.)、例えば、アグレンクス・アグリコラ(Aglenchus agricola)、アングイナ属種(Anguina spp.)、例えば、アングイナ・トリチシ(Anguina tritici)、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、例えば、アフェレンコイデス・アラキジス(Aphelenchoides arachidis)、アフェレンコイデス・フラガリアエ(Aphelenchoides fragariae)、ベロノライムス属種(Belonolaimus spp.)、例えば、ベロノライムス・グラシリス(Belonolaimus gracilis)、ベロノライムス・ロンギカウザツス(Belonolaimus longicaudatus)、ベロノライムス・ノルトニ(Belonolaimus nortoni)、ブルサフェレンクス属種(Bursaphelenchus spp.)、例えば、ブルサフェレンクス・ココフィルス(Bursaphelenchus cocophilus)、ブルサフェレンクス・エレムス(Bursaphelenchus eremus)、ブルサフェレンク・スキシロフィルス(Bursaphelenchus xylophilus)、カコパウルス属種(Cacopaurus spp.)、例えば、カコパウルス・ペスチス(Cacopaurus pestis)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、例えば、クリコネメラ・クルバタ(Criconemella curvata)、クリコネメラ・オノエンシス(Criconemella onoensis)、クリコネメラ・オルナタ(Criconemella ornata)、クリコネメラ・ルシウム(Criconemella rusium)、クリコネメラ・キセノプラキス(Criconemella xenoplax)(=メソクリコネマ・キセノプラキス(Mesocriconema xenoplax))、クリコネモイデス属種(Criconemoides spp.)、例えば、クリコネモイデス・フェルニアエ(Criconemoides ferniae)、クリコネモイデス・オノエンセ(Criconemoides onoense)、クリコネモイデス・オルナツム(Criconemoides ornatum)、ジチレンクス属種(Ditylenchus spp.)、例えば、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)、ドリコドルス属種(Dolichodorus spp.)、グロボデラ属種(Globodera spp.)、例えば、グロボデラ・パリダ(Globodera pallida)、グロボデラ・ロストキエンシス(Globodera rostochiensis)、ヘリコチレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、例えば、ヘリコチレンクス・ジヒステラ(Helicotylenchus dihystera)、ヘミクリコネモイデス属種(Hemicriconemoides spp.)、ヘミシクリオホラ属種(Hemicycliophora spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、例えば、ヘテロデラ・アベナエ(Heterodera avenae)、ヘテロデラ・グルシネス(Heterodera glycines)、ヘテロデラ・スカクチイ(Heterodera schachtii)、ホプロライムス属種(Hoplolaimus spp.)、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)、例えば、ロンギドルス・アフリカヌス(Longidorus africanus)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、例えば、メロイドギネ・キトウォオジ(Meloidogyne chitwoodi)、メロイドギネ・ファラキス(Meloidogyne fallax)、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイネマ属種(Meloinema spp.)、ナコッブス属種(Nacobbus spp.)、ネオチレンクス属種(Neotylenchus spp.)、パラフェレンクス属種(Paraphelenchus spp.)、パラトリコドルス属種(Paratrichodorus spp.)、例えば、パラトリコドルス・ミノル(Paratrichodorus minor)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、例えば、プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、プセウドハレンクス属種(Pseudohalenchus spp.)、プシレンクス属種(Psilenchus spp.)、プンクトデラ属種(Punctodera spp.)、クイニスルシウス属種(Quinisulcius spp.)、ラドホルス属種(Radopholus spp.)、例えば、ラドホルス・シトロフィルス(Radopholus citrophilus)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、ロチレンクルス属種(Rotylenchulus spp.)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、スクテロネマ属種(Scutellonema spp.)、スバングイナ属種(Subanguina spp.)、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、例えば、トリコドルス・オブツスス(Trichodorus obtusus)、トリコドルス・プリミチブス(Trichodorus primitivus)、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、例えば、チレンコリンクス・アンヌラツス(Tylenchorhynchus annulatus)、チレンクルス属種(Tylenchulus spp.)、例えば、チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、例えば、キシフィネマ・インデキス(Xiphinema index)。
さらにまた、原生動物亜界(Protozoa)の、コクシジウム目(Coccidia)、例えば、エイメリア属種(Eimeria spp.)なども防除することができる。
線虫類
本発明に関連して、用語「線虫類」は、線形動物門の全ての種を包含し、ここで、特に、植物若しくは菌類に対する寄生性生物として作用するか又はこれらの生物の体内若しくは表面上に損傷を引き起こす種(例えば、アフェレンキダ目(Aphelenchida)、メロイドギネ目(Meloidogyne)、チレンキダ目(Tylenchida)などの目の各種)、又は、ヒト及び動物に対する寄生性生物として作用するか又はこれらの生物の体内若しくは表面上に損傷を引き起こす種(例えば、トリキネリダ目(Trichinellida)、チレンキダ目(Tylenchida)、ラブジチナ目(Rhabditina)及びスピルリダ目(Spirurida)などの目の各種)を包含し、及び、さらに、別の寄生性の蠕虫類も包含する。
作物保護における殺線虫剤は、本明細書中に記載されている場合、線虫類を防除することが可能である。
用語「線虫類を防除する(controlling nematodes)」は、線虫類を殺すことを意味するか、又は、線虫類の発育若しくは成長を妨げるか若しくは遅延させることを意味するか、又は、線虫類が植物組織の中に侵入するか若しくは植物組織から吸汁することを妨げるか若しくは遅延させることを意味する。
ここで、当該化合物の効力は、式(I)で表される化合物で処理された植物若しくは植物の部分又は処理された土壌と処理されていない植物若しくは植物の部分又は処理されていない土壌(100%)の間で、線虫類の死虫率、こぶの形成、シストの形成、土壌の単位体積当たりの線虫類の密度、根1本当たりの線虫類の密度、土壌の単位体積当たりの線虫の卵の数、線虫類の運動性を比較することによって、確認される。好ましくは、処理されていない植物、植物の部分又は処理されていない土壌と比較して、25〜50%の低減が達成され、特に好ましくは、51〜79%の低減が達成され、及び、極めて特に好ましくは、完全に殺すこと、又は、線虫類の発育及び成長の完全な防止(80%〜100%低減)が達成される。本明細書中に記載されている「線虫類の防除」は、線虫類の増殖(シスト及び/又は卵の発育)を防除することも意味する。さらにまた、式(I)で表される化合物は、植物又は動物を健康な状態に維持するために使用することも可能であり、及び、線虫類を防除するために、治療的に、予防的に又は全身的に使用することも可能である。
当業者は、線虫類の死虫率、こぶの形成、シストの形成、土壌の単位体積当たりの線虫類の密度、根1本当たりの線虫類の密度、土壌の単位体積当たりの線虫の卵の数、線虫類の運動性について確認する方法を知っている。
式(I)で表される化合物を使用することで、植物を健康な状態に維持することが可能であり、また、式(I)で表される化合物を使用することは、線虫類に起因する損傷を低減させること及び収穫量を増大させることも包含する。
本発明に関連して、用語「線虫類」は、植物に対して損傷を引き起こす全ての線虫を包含する植物線虫類を示している。植物線虫類は、植物寄生性線虫類及び土壌介在性線虫類を包含する。植物寄生性線虫類としては、以下のものを挙げることができる:外部寄生虫、例えば、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)及びトリコドルス属種(Trichodorus spp.);半寄生虫、例えば、チレンクルス属種(Tylenchulus spp.);移動性内部寄生虫(migratory endoparasite)、例えば、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、ラドホルス属種(Radopholus spp.)及びスクテロネマ属種(Scutellonema spp.);非移動性寄生虫(non−migratory parasite)、例えば、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、グロボデラ属種(Globodera spp.)及びメロイドギネ属種(Meloidogyne spp.);及び、さらに、茎及び葉内部寄生虫、例えば、ジチレンクス属種(Ditylenchus spp.)、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)及びヒルシュマニエラ属種(Hirschmaniella spp.)。特に有害な根寄生性土壌線虫類は、例えば、ヘテロデラ属(Heterodera)若しくはグロボデラ属(Globodera)のシスト形成性線虫類、及び/又は、メロイドギネ属(Meloidogyne)のネコブ線虫類などである。これらの属の有害な種は、例えば、以下のものである:メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、ヘテロデラ・グリシネス(Heterodera glycines)(ダイズシストセンチュウ)、グロボデラ・パリダ(Globodera pallida)及びグロボデラ・ロストキエンシス(Globodera rostochiensis)(ジャガイモシストセンチュウ);これらの種は、本明細書中に記載されている化合物で効果的に防除される。しかしながら、本明細書中に記載されている化合物を使用することは、決してこれらの属又は種に限定されるものではなく、さらに、他の線虫類にも同様に及ぶ。
植物線虫類としては、例えば、以下のものを挙げることができる: アグレンクス・アグリコラ(Aglenchus agricola)、アングイナ・トリチシ(Anguina tritici)、アフェレンコイデス・アラキジス(Aphelenchoides arachidis)、アフェレンコイデス・フラガリア(Aphelenchoides fragariae)、並びに、茎及び葉内部寄生虫、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、ベロノライムス・グラシリス(Belonolaimus gracilis)、ベロノライムス・ロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)、ベロノライムス・ノルトニ(Belonolaimus nortoni)、ブルサフェレンクス・ココフィルス(Bursaphelenchus cocophilus)、ブルサフェレンクス・エレムス(Bursaphelenchus eremus)、ブルサフェレンクス・キシロフィルス(Bursaphelenchus xylophilus)、及び、ブルサフェレンクス属種(Bursaphelenchus spp.)、カコパウルス・ペスチス(Cacopaurus pestis)、クリコネメラ・クルバタ(Criconemella curvata)、クリコネメラ・オノエンシス(Criconemella onoensis)、クリコネメラ・オルナタ(Criconemella ornata)、クリコネメラ・ルシウム(Criconemella rusium)、クリコネメラ・キセノプラキス(Criconemella xenoplax)(=メソクリコネマ・キセノプラキス(Mesocriconema xenoplax))、及び、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、クリコネモイデス・フェルニアエ(Criconemoides ferniae)、クリコネモイデス・オノエンセ(Criconemoides onoense)、クリコネモイデス・オルナツム(Criconemoides ornatum)、及び、クリコネモイデス属種(Criconemoides spp.)、ジチレンクス・デストルクトル(Ditylenchus destructor)、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)、ジチレンクス・ミセリオファグス(Ditylenchus myceliophagus)、並びに、茎及び葉内部寄生虫、ジチレンクス属種(Ditylenchus spp.)、ドリコドルス・ヘテロセファルス(Dolichodorus heterocephalus)、グロボデラ・パリダ(Globodera pallida)(=ヘテロデラ・パリダ(Heterodera pallida))、グロボデラ・ロストキエンシス(Globodera rostochiensis)(ジャガイモシストセンチュウ)、グロボデラ・ソラナセアルム(Globodera solanacearum)、グロボデラ・タバクム(Globodera tabacum)、グロボデラ・ビルギニア(Globodera virginia)、並びに、非移動性シスト形成性寄生虫、グロボデラ属種(Globodera spp.)、ヘリコチレンクス・ジゴニクス(Helicotylenchus digonicus)、ヘリコチレンクス・ジヒステラ(Helicotylenchus dihystera)、ヘリコチレンクス・エリトリネ(Helicotylenchus erythrine)、ヘリコチレンクス・ムルチシンクツス(Helicotylenchus multicinctus)、ヘリコチレンクス・ナンヌス(Helicotylenchus nannus)、ヘリコチレンクス・プセウドロブスツス(Helicotylenchus pseudorobustus)、及び、ヘリコチレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、ヘミクリコネモイデス(Hemicriconemoides)、ヘミシクリオホラ・アレナリア(Hemicycliophora arenaria)、ヘミシクリオホラ・ヌダタ(Hemicycliophora nudata)、ヘミシクリオホラ・パルバナ(Hemicycliophora parvana)、ヘテロデラ・アベナエ(Heterodera avenae)、ヘテロデラ・クルシフェラエ(Heterodera cruciferae)、ヘテロデラ・グリシネス(Heterodera glycines)(ダイズシストセンチュウ)、ヘテロデラ・オリザエ(Heterodera oryzae)、ヘテロデラ・スカハクチイ(Heterodera schachtii)、ヘテロデラ・ゼアエ(Heterodera zeae)、並びに、非移動性シスト形成性線虫、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、ヒルシュマニエラ・グラシリス(Hirschmaniella gracilis)、ヒルシュマニエラ・オリザエ(Hirschmaniella oryzae)、ヒルシュマニエラ・スピニカウダタ(Hirschmaniella spinicaudata)、並びに、茎及び葉内部寄生虫、ヒルシュマニエラ属種、ホプロライムス・アエギプチイ(Hoplolaimus aegyptii)、ホプロライムス・カリホルニクス(Hoplolaimus californicus)、ホプロライムス・コルムブス(Hoplolaimus columbus)、ホプロライムス・ガレアツス(Hoplolaimus galeatus)、ホプロライムス・インジクス(Hoplolaimus indicus)、ホプロライムス・マグニスチルス(Hoplolaimus magnistylus)、ホプロライムス・パラロブスツス(Hoplolaimus pararobustus)、ロンギドルス・アフリカヌス(Longidorus africanus)、ロンギドルス・ブレビアンヌラツス(Longidorus breviannulatus)、ロンギドルス・エロンガツス(Longidorus elongatus)、ロンギドルス・ラエビカピタツス(Longidorus laevicapitatus)、ロンギドルス・ビネアコラ(Longidorus vineacola)、及び、外部寄生虫、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)、メロイドギネ・アクロネア(Meloidogyne acronea)、メロイドギネ・アフリカナ(Meloidogyne africana)、メロイドギネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギネ・アレナリア・タメシ(Meloidogyne arenaria thamesi)、メロイドギネ・アルチエラ(Meloidogyne artiella)、メロイドギネ・キトウォオジ(Meloidogyne chitwoodi)、メロイドギネ・コフェイコラ(Meloidogyne coffeicola)、メロイドギネ・エチオピカ(Meloidogyne ethiopica)、メロイドギネ・エキシグア(Meloidogyne exigua)、メロイドギネ・ファラキス(Meloidogyne fallax)、メロイドギネ・グラミニコラ(Meloidogyne graminicola)、メロイドギネ・グラミニス(Meloidogyne graminis)、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・インコグニタ・アクリタ(Meloidogyne incognita acrita)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、メロイドギネ・キクイエンシス(Meloidogyne kikuyensis)、メロイドギネ・ミノル(Meloidogyne minor)、メロイドギネ・ナアシ(Meloidogyne naasi)、メロイドギネ・パラナエンシス(Meloidogyne paranaensis)、メロイドギネ・タメシ(Meloidogyne thamesi)、及び、非移動性寄生虫、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、メロイネマ属種(Meloinema spp.)、ナコブス・アベルランス(Nacobbus aberrans)、ネオチレンクス・ビギシ(Neotylenchus vigissi)、パラフェレンクス・プセウドパリエチヌス(Paraphelenchus pseudoparietinus)、パラトリコドルス・アリウス(Paratrichodorus allius)、パラトリコドルス・ロバツス(Paratrichodorus lobatus)、パラトリコドルス・ミノル(Paratrichodorus minor)、パラトリコドルス・ナヌス(Paratrichodorus nanus)、パラトリコドルス・ポロスス(Paratrichodorus porosus)、パラトリコドルス・テレス(Paratrichodorus teres)、及び、パラトリコドルス属種(Paratrichodorus spp.)、パラチレンクス・ハマツス(Paratylenchus hamatus)、パラチレンクス・ミヌツス(Paratylenchus minutus)、パラチレンクス・プロジェクツス(Paratylenchus projectus)、及び、パラチレンクス属種(Paratylenchus spp.)、プラチレンクス・アギリス(Pratylenchus agilis)、プラチレンクス・アレニ(Pratylenchus alleni)、プラチレンクス・アンジヌス(Pratylenchus andinus)、プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・セレアリス(Pratylenchus cerealis)、プラチレンクス・コフェアエ(Pratylenchus coffeae)、プラチレンクス・クレナツス(Pratylenchus crenatus)、プラチレンクス・デラトレイ(Pratylenchus delattrei)、プラチレンクス・ギイビカウダツス(Pratylenchus giibbicaudatus)、プラチレンクス・ゴオデイイ(Pratylenchus goodeyi)、プラチレンクス・ハマツス(Pratylenchus hamatus)、プラチレンクス・ヘキシンシスス(Pratylenchus hexincisus)、プラチレンクス・ロオシ(Pratylenchus loosi)、プラチレンクス・ネグレクツス(Pratylenchus neglectus)、プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、プラチレンクス・プラテンシス(Pratylenchus pratensis)、プラチレンクス・スクリブネリ(Pratylenchus scribneri)、プラチレンクス・テレス(Pratylenchus teres)、プラチレンクス・トルネイ(Pratylenchus thornei)、プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus)、プラチレンクス・ゼアエ(Pratylenchus zeae)、及び、移動性内部寄生虫、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、プセウドハレンクス・ミヌツス(Pseudohalenchus minutus)、プシレンクス・マグニデンス(Psilenchus magnidens)、プシレンクス・ツミズス(Psilenchus tumidus)、プンクトデラ・カルコエンシス(Punctodera chalcoensis)、キニスルシウス・アクツス(Quinisulcius acutus)、ラドホルス・シトロフィルス(Radopholus citrophilus)、ラドホルス・シミリス(Ra
dopholus similis)、移動性内部寄生虫、ラドホルス属種(Radopholus spp.)、ロチレンクルス・ボレアリス(Rotylenchulus borealis)、ロチレンクルス・パルブス(Rotylenchulus parvus)、ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)、及び、ロチレンクルス属種(Rotylenchulus spp.)、ロチレンクス・ラウレンチヌス(Rotylenchus laurentinus)、ロチレンクス・マクロドラツス(Rotylenchus macrodoratus)、ロチレンクス・ロブスツス(Rotylenchus robustus)、ロチレンクス・ウニホルミス(Rotylenchus uniformis)、及び、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、スクテロネマ・ブラキウルム(Scutellonema brachyurum)、スクテロネマ・ブラジス(Scutellonema bradys)、スクテロネマ・クラトリカウダツム(Scutellonema clathricaudatum)、及び、移動性内部寄生虫、スクテロネマ属種(Scutellonema spp.)、スバングイナ・ラジシオラ(Subanguina radiciola)、テチレンクス・ニコチアナエ(Tetylenchus nicotianae)、トリコドルス・シリンドリクス(Trichodorus cylindricus)、トリコドルス・ミノル(Trichodorus minor)、トリコドルス・プリミチブス(Trichodorus primitivus)、トリコドルス・プロキシムス(Trichodorus proximus)、トリコドルス・シミリス(Trichodorus similis)、トリコドルス・スパルスス(Trichodorus sparsus)、及び、外部寄生虫、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、チレンコリンクス・アグリ(Tylenchorhynchus agri)、チレンコリンクス・ブラシカエ(Tylenchorhynchus brassicae)、チレンコリンクス・クラルス(Tylenchorhynchus clarus)、チレンコリンクス・クライトニ(Tylenchorhynchus claytoni)、チレンコリンクス・ジギタツス(Tylenchorhynchus digitatus)、チレンコリンクス・エブリエンシス(Tylenchorhynchus ebriensis)、チレンコリンクス・マキシムス(Tylenchorhynchus maximus)、チレンコリンクス・ヌズス(Tylenchorhynchus nudus)、チレンコリンクス・ブルガリス(Tylenchorhynchus vulgaris)、及び、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)、及び、半寄生虫、チレンクルス属種(Tylenchulus app.)、キシフィネマ・アメリカヌム(Xiphinema americanum)、キシフィネマ・ブレビコレ(Xiphinema brevicolle)、キシフィネマ・ジモルフィカウダツム(Xiphinema dimorphicaudatum)、キシフィネマ・インデキス(Xiphinema index)、及び、外部寄生虫、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)。
防除するために式(I)で表される化合物を使用することが可能な線虫類としては、以下のものを挙げることができる: メロイドギネ属の線虫、例えば、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、及び、アレナリアネコブセンチュウ(Meloidogyne arenaria); ジチレンクス属の線虫、例えば、イモグサレセンチュウ(Ditylenchus destructor)、及び、ナミクキセンチュウ(Ditylenchus dipsaci); プラチレンクス属の線虫、例えば、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、キクネグサレセンチュウ(Pratylenchus fallax)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、チャネグサレセンチュウ(Pratylenchus loosi)、及び、クルミネグサレセンチュウ(Pratylenchus vulnus); グロボデラ属の線虫、例えば、ジャガイモシストセンチュウ(yellow potato cyst nematode)(Globodera rostochiensis)、及び、ジャガイモシストセンチュウ(white potato cyst nematode)(Globodera pallida); ヘテロデラ属の線虫、例えば、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、及び、テンサイシストセンチュウ(beet cyst eelworm)(Heterodera schachtii); アフェレンコイデス属の線虫、例えば、イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、ハガレセンチュウ(chrysanthemum nematode)(Aphelenchoides ritzemabosi)、及び、イチゴセンチュウ(Aphelenchoides fragariae); アフェレンクス属の線虫、例えば、ニセネグサレセンチュウ(fungivorous nematode)(Aphelenchus avenae); ラドホルス属の線虫、例えば、ネモグリセンチュウ(burrowing nematode)(Radopholus similis); チレンクルス属の線虫、例えば、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetrans); ロチレンクルス属の線虫、例えば、ニセフクロセンチュウ(Rotylenchulus reniformis); 樹木に生息する線虫、例えば、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)、及び、赤輪病センチュウ(red ring nematode)(Bursaphelenchus cocophilus);など。
保護するために式(I)で表される化合物を使用することが可能な植物としては、例えば、以下のものを挙げることができる: 禾穀類(例えば、イネ、オオムギ、コムギ、ライムギ、エンバク、トウモロコシなど)、マメ類(ダイズ、アズキ、ソラマメ、エンドウマメ、ピーナッツなど)、果樹/果実(リンゴ、柑橘類、ナシ、ブドウの木、モモ、ウメ、サクラ、クルミ、アーモンド、バナナ、イチゴなど)、野菜種(キャベツ、トマト、ホウレンソウ、ブロッコリー、レタス、タマネギ、ネギ、コショウなど)、根菜類(ニンジン、ジャガイモ、サツマイモ、ラディッシュ、レンコン、カブなど)、工業原料用の植物(ワタ、アサ、カジノキ、ミツマタ、アブラナ、ビート、ホップ、サトウキビ、テンサイ、オリーブ、ゴム、ヤシ、コーヒー、タバコ、チャなど)、ウリ科植物(カボチャ、キュウリ、スイカ、メロンなど)、牧草類(カモガヤ、ソルガム、チモシー、クローバー、アルファルファなど)、芝草類(コウシュンシバ(mascarene grass)、ベントグラスなど)、香料植物など(ラベンダー、ローズマリー、タイム、パセリ、コショウ、ショウガなど)、及び、花卉類(キク、バラ、ランなど)。
式(I)で表される化合物は、コーヒーの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・コフェアエ(Pratylenchus coffeae)、メロイドギネ・エキシグア(Meloidogyne exigua)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・コフェイコラ(Meloidogyne coffeicola)、ヘリコチレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、及び、さらに、メロイドギネ・パラナエンシス(Meloidogyne paranaensis)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、及び、スクテロネマ属種(Scutellonema spp.)。
式(I)で表される化合物は、ジャガイモの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・プラテンシス(Pratylenchus pratensis)、プラチレンクス・スクリブネリ(Pratylenchus scribneri)、プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、プラチレンクス・コフェアエ(Pratylenchus coffeae)、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)、及び、プラチレンクス・アレニ(Pratylenchus alleni)、プラチレンクス・アンジヌス(Pratylenchus andinus)、プラチレンクス・セレアリス(Pratylenchus cerealis)、プラチレンクス・クレナツス(Pratylenchus crenatus)、プラチレンクス・ヘキシンシスス(Pratylenchus hexincisus)、プラチレンクス・ロオシ(Pratylenchus loosi)、プラチレンクス・ネグレクツス(Pratylenchus neglectus)、プラチレンクス・テレス(Pratylenchus teres)、プラチレンクス・トルネイ(Pratylenchus thornei)、プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus)、ベロノライムス・ロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)、トリコドルス・シリンドリクス(Trichodorus cylindricus)、トリコドルス・プリミチブス(Trichodorus primitivus)、トリコドルス・プロキシムス(Trichodorus proximus)、トリコドルス・シミリス(Trichodorus similis)、トリコドルス・スパルスス(Trichodorus sparsus)、パラトリコドルス・ミノル(Paratrichodorus minor)、パラトリコドルス・アリウス(Paratrichodorus allius)、パラトリコドルス・ナヌス(Paratrichodorus nanus)、パラトリコドルス・テレス(Paratrichodorus teres)、メロイドギネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギネ・ファラキス(Meloidogyne fallax)、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)、メロイドギネ・タメシ(Meloidogyne thamesi)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・キトウォオジ(Meloidogyne chitwoodi)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、ナコブス・アベルランス(Nacobbus aberrans)、グロボデラ・ロストキエンシス(Globodera rostochiensis)、グロボデラ・パリダ(Globodera pallida)、ジチレンクス・デストルクトル(Ditylenchus destructor)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)、ネオチレンクス・ビギシ(Neotylenchus vigissi)、パラフェレンクス・プセウドパリエチヌス(Paraphelenchus pseudoparietinus)、アフェレンコイデス・フラガリアエ(Aphelenchoides fragariae)、及び、メロイネマ属種(Meloinema spp.)。
式(I)で表される化合物は、トマトの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: メロイドギネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、及び、さらに、プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・コフェアエ(Pratylenchus coffeae)、プラチレンクス・スクリブネリ(Pratylenchus scribneri)、プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus)、パラトリコドルス・ミノル(Paratrichodorus minor)、メロイドギネ・エキシグア(Meloidogyne exigua)、ナコブス・アベルランス(Nacobbus aberrans)、グロボデラ・ソラナセアルム(Globodera solanacearum)、ドリコドルス・ヘテロセファルス(Dolichodorus heterocephalus)、及び、ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)。
式(I)で表される化合物は、ウリ科植物の線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: メロイドギネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)、及び、プラチレンクス・トルネイ(Pratylenchus thornei)。
式(I)で表される化合物は、ワタの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: ベロノライムス・ロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、ホプロライムス・コルムブス(Hoplolaimus columbus)、ホプロライムス・ガレアツス(Hoplolaimus galeatus)、及び、ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)。
式(I)で表される化合物は、トウモロコシの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: ベロノライムス・ロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)、パラトリコドルス・ミノル(Paratrichodorus minor)、及び、さらに、プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・デラトレイ(Pratylenchus delattrei)、プラチレンクス・ヘキシンシスス(Pratylenchus hexincisus)、プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、プラチレンクス・ゼアエ(Pratylenchus zeae)、(ベロノライムス・グラシリス(Belonolaimus gracilis))、ベロノライムス・ノルトニ(Belonolaimus nortoni)、ロンギドルス・ブレビアンヌラツス(Longidorus breviannulatus)、メロイドギネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギネ・アレナリア・タメシ(Meloidogyne arenaria thamesi)、メロイドギネ・グラミニス(Meloidogyne graminis)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・インコグニタ・アクリタ(Meloidogyne incognita acrita)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、メロイドギネ・ナアシ(Meloidogyne naasi)、ヘテロデラ・アベナエ(Heterodera avenae)、ヘテロデラ・オリザエ(Heterodera oryzae)、ヘテロデラ・ゼアエ(Heterodera zeae)、プンクトデラ・カルコエンシス(Punctodera chalcoensis)、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)、ホプロライムス・アエギプチイ(Hoplolaimus aegyptii)、ホプロライムス・マグニスチルス(Hoplolaimus magnistylus)、ホプロライムス・ガレアツス(Hoplolaimus galeatus)、ホプロライムス・インジクス(Hoplolaimus indicus)、ヘリコチレンクス・ジゴニクス(Helicotylenchus digonicus)、ヘリコチレンクス・ジヒステラ(Helicotylenchus dihystera)、ヘリコチレンクス・プセウドロブスツス(Helicotylenchus pseudorobustus)、キシフィネマ・アメリカヌム(Xiphinema americanum)、ドリコドルス・ヘテロセファルス(Dolichodorus heterocephalus)、クリコネメラ・オルナタ(Criconemella ornata)、クリコネメラ・オノエンシス(Criconemella onoensis)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、ロチレンクルス・ボレアリス(Rotylenchulus borealis)、ロチレンクルス・パルブス(Rotylenchulus parvus)、チレンコリンクス・アグリ(Tylenchorhynchus agri)、チレンコリンクス・クラルス(Tylenchorhynchus clarus)、チレンコリンクス・クライトニ(Tylenchorhynchus claytoni)、チレンコリンクス・マキシムス(Tylenchorhynchus maximus)、チレンコリンクス・ヌズス(Tylenchorhynchus nudus)、チレンコリンクス・ブルガリス(Tylenchorhynchus vulgaris)、キニスルシウス・アクツス(Quinisulcius acutus)、パラチレンクス・ミヌツス(Paratylenchus minutus)、ヘミシクリオホラ・パルバナ(Hemicycliophora parvana)、アグレンクス・アグリコラ(Aglenchus agricola)、アングイナ・トリチシ(Anguina tritici)、アフェレンコイデス・アラキジス(Aphelenchoides arachidis)、スクテロネマ・ブラキウルム(Scutellonema brachyurum)、及び、スバングイナ・ラジシオラ(Subanguina radiciola)。
式(I)で表される化合物は、ダイズの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・プラテンシス(Pratylenchus pratensis)、プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、プラチレンクス・スクリブネリ(Pratylenchus scribneri)、ベロノライムス・ロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)、ヘテロデラ・グリシネス(Heterodera glycines)、ホプロライムス・コルムブス(Hoplolaimus columbus)、及び、さらに、プラチレンクス・コフェアエ(Pratylenchus coffeae)、プラチレンクス・ヘキシンシスス(Pratylenchus hexincisus)、プラチレンクス・ネグレクツス(Pratylenchus neglectus)、プラチレンクス・クレナツス(Pratylenchus crenatus)、プラチレンクス・アレニ(Pratylenchus alleni)、プラチレンクス・アギリス(Pratylenchus agilis)、プラチレンクス・ゼアエ(Pratylenchus zeae)、プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus)、(ベロノライムス・グラシリス(Belonolaimus gracilis))、メロイドギネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)、ホプロライムス・コルムブス(Hoplolaimus columbus)、ホプロライムス・ガレアツス(Hoplolaimus galeatus)、及び、ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)。
式(I)で表される化合物は、タバコの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、及び、さらに、プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・プラテンシス(Pratylenchus pratensis)、プラチレンクス・ヘキシンシスス(Pratylenchus hexincisus)、プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、プラチレンクス・ネグレクツス(Pratylenchus neglectus)、プラチレンクス・クレナツス(Pratylenchus crenatus)、プラチレンクス・トルネイ(Pratylenchus thornei)、プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus)、プラチレンクス・ゼアエ(Pratylenchus zeae)、ロンギドルス・エロンガツ(Longidorus elongatu)、パラトリコドルス・ロバツス(Paratrichodorus lobatus)、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、メロイドギネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)、グロボデラ・タバクム(Globodera tabacum)、グロボデラ・ソラナセアルム(Globodera solanacearum)、グロボデラ・ビルギニアエ(Globodera virginiae)、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、ヘリコチレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、キシフィネマ・アメリカヌム(Xiphinema americanum)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)、チレンコリンクス・クライトニ(Tylenchorhynchus claytoni)、パラチレンクス属種(Paratylenchus spp.)、及び、テチレンクス・ニコチアナエ(Tetylenchus nicotianae)。
式(I)で表される化合物は、柑橘類の線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: プラチレンクス・コフェアエ(Pratylenchus coffeae)、及び、さらに、プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus)、ベロノライムス・ロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)、パラトリコドルス・ミノル(Paratrichodorus minor)、パラトリコドルス・ポロスス(Paratrichodorus porosus)、トリコドルス(Trichodorus)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・インコグニタ・アクリタ(Meloidogyne incognita acrita)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、ロチレンクス・マクロドラツス(Rotylenchus macrodoratus)、キシフィネマ・アメリカヌム(Xiphinema americanum)、キシフィネマ・ブレビコレ(Xiphinema brevicolle)、キシフィネマ・インデキス(Xiphinema index)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、ヘミクリコネモイデス(Hemicriconemoides)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、及び、ラドホルス・シトロフィルス(Radopholus citrophilus)、ヘミシクリオホラ・アレナリア(Hemicycliophora arenaria)、ヘミシクリオホラ・ヌダタ(Hemicycliophora nudata)、及び、チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)。
式(I)で表される化合物は、バナナの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: プラチレンクス・コフェアエ(Pratylenchus coffeae)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、及び、さらに、プラチレンクス・ギイビカウダツス(Pratylenchus giibbicaudatus)、プラチレンクス・ロオシ(Pratylenchus loosi)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、ヘリコチレンクス・ムルチシンクツス(Helicotylenchus multicinctus)、ヘリコチレンクス・ジヒステラ(Helicotylenchus dihystera)、及び、ロチレンクルス属種(Rotylenchulus spp.)。
式(I)で表される化合物は、パイナップルの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: プラチレンクス・ゼアエ(Pratylenchus zeae)、プラチレンクス・プラテンシス(Pratylenchus pratensis)、プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・ゴオデイイ(Pratylenchus goodeyi)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)、及び、さらに、ロンギドルス・エロンガツス(Longidorus elongatus)、ロンギドルス・ラエビカピタツス(Longidorus laevicapitatus)、トリコドルス・プリミチブス(Trichodorus primitivus)、トリコドルス・ミノル(Trichodorus minor)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、ジチレンクス・ミセリオファグス(Ditylenchus myceliophagus)、ホプロライムス・カリホルニクス(Hoplolaimus californicus)、ホプロライムス・パラロブスツス(Hoplolaimus pararobustus)、ホプロライムス・インジクス(Hoplolaimus indicus)、ヘリコチレンクス・ジヒステラ(Helicotylenchus dihystera)、ヘリコチレンクス・ナンヌス(Helicotylenchus nannus)、ヘリコチレンクス・ムルチシンクツス(Helicotylenchus multicinctus)、ヘリコチレンクス・エリトリネ(Helicotylenchus erythrine)、キシフィネマ・ジモルフィカウダツム(Xiphinema dimorphicaudatum)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、チレンコリンクス・ジギタツス(Tylenchorhynchus digitatus)、チレンコリンクス・エブリエンシス(Tylenchorhynchus ebriensis)、パラチレンクス・ミヌツス(Paratylenchus minutus)、スクテロネマ・クラトリカウダツム(Scutellonema clathricaudatum)、スクテロネマ・ブラジス(Scutellonema bradys)、プシレンクス・ツミズス(Psilenchus tumidus)、プシレンクス・マグニデンス(Psilenchus magnidens)、プセウドハレンクス・ミヌツス(Pseudohalenchus minutus)、クリコネモイデス・フェルニアエ(Criconemoides ferniae)、クリコネモイデス・オノエンセ(Criconemoides onoense)、及び、クリコネモイデス・オルナツム(Criconemoides ornatum)。
式(I)で表される化合物は、ブドウの木の線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus)、メロイドギネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、キシフィネマ・アメリカヌム(Xiphinema americanum)、キシフィネマ・インデキス(Xiphinema index)、及び、さらに、プラチレンクス・プラテンシス(Pratylenchus pratensis)、プラチレンクス・スクリブネリ(Pratylenchus scribneri)、プラチレンクス・ネグレクツス(Pratylenchus neglectus)、プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・トルネイ(Pratylenchus thornei)、及び、チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)。
式(I)で表される化合物は、樹木作物−仁果類の線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、及び、さらに、プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus)、ロンギドルス・エロンガツス(Longidorus elongatus)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、及び、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)。
式(I)で表される化合物は、樹木作物−核果類の線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus)、メロイドギネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)、メロイドギネ・ジャバニカ(Meloidogyne javanica)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、クリコネメラ・キセノプラキス(Criconemella xenoplax)、及び、プラチレンクス・ブラキウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチレンクス・コフェアエ(Pratylenchus coffeae)、プラチレンクス・スクリブネリ(Pratylenchus scribneri)、プラチレンクス・ゼアエ(Pratylenchus zeae)、ベロノライムス・ロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)、ヘリコチレンクス・ジヒステラ(Helicotylenchus dihystera)、キシフィネマ・アメリカヌム(Xiphinema americanum)、クリコネメラ・クルバタ(Criconemella curvata)、チレンコリンクス・クライトニ(Tylenchorhynchus claytoni)、パラチレンクス・ハマツス(Paratylenchus hamatus)、パラチレンクス・プロジェクツス(Paratylenchus projectus)、スクテロネマ・ブラキウルム(Scutellonema brachyurum)、及び、ホプロライムス・ガレアツス(Hoplolaimus galeatus)。
式(I)で表される化合物は、樹木作物、サトウキビ及びイネの線虫類、特に、以下のものを防除するするのに特に適している: トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、及び、さらに、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、パラトリコドルス属種(Paratrichodorus spp.)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、ヘリコチレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、アフェレンコイデス(Aphelenchoides spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、及び、カコパウルス・ペスチス(Cacopaurus pestis)。
本発明に関連して、用語「線虫類」は、ヒト又は動物に対して損傷を引き起こす線虫類も示している。
ヒト又は動物に対して有害な特定の線虫種は、以下のものである:
ベンチュウ目(Trichinellida)の、例えば:トリクリス属種(Trichuris spp.)、カピラリア属種(Capillaria spp.)、パラカピラリア属種(Paracapillaria spp.)、エウコレウス属種(Eucoleus spp.)、トリコモソイデス属種(Trichomosoides spp.)、トリキネラ属種(Trichinella spp.);
クキセンチュウ目(Tylenchida)の、例えば:ミクロネマ属種(Micronema spp.)、ストロンギロイデス属種(Strongyloides spp.);
カンセンチュウ目(Rhabditida)の、例えば:ストロンギルス属種(Strongylus spp.)、トリオドントホルス属種(Triodontophorus spp.)、オエソファゴドンツス属種(Oesophagodontus spp.)、トリコネマ属種(Trichonema spp.)、ギアロセファルス属種(Gyalocephalus spp.)、シリンドロファリンキス属種(Cylindropharynx spp.)、ポテリオストムム属種(Poteriostomum spp.)、シクロコセルクス属種(Cyclococercus spp.)、シリコステファヌス属種(Cylicostephanus spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、ステファヌルス属種(Stephanurus spp.)、アンシロストマ属種(Ancylostoma spp.)、ウンシナリア属種(Uncinaria spp.)、ネカトル属種(Necator spp.)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、グロボセファルス属種(Globocephalus spp.)、シンガムス属種(Syngamus spp.)、シアトストマ属種(Cyathostoma spp.)、メタストロンギルス属種(Metastrongylus spp.)、ジクチオカウルス属種(Dictyocaulus spp.)、ムエレリウス属種(Muellerius spp.)、プロトストロンギルス属種(Protostrongylus spp.)、ネオストロンギルス属種(Neostrongylus spp.)、シストカウルス属種(Cystocaulus spp.)、プネウモストロンギルス属種(Pneumostrongylus spp.)、スピコカウルス属種(Spicocaulus spp.)、エラホストロンギルス属種(Elaphostrongylus spp.)、パレラホストロンギルス属種(Parelaphostrongylus spp.)、クレノソマ属種(Crenosoma spp.)、パラクレノソマ属種(Paracrenosoma spp.)、オスレルス属種(Oslerus spp.)、アンギオストロンギルス属種(Angiostrongylus spp.)、アエルロストロンギルス属種(Aelurostrongylus spp.)、フィラロイデス属種(Filaroides spp.)、パラフィラロイデス属種(Parafilaroides spp.)、トリコストロンギルス属種(Trichostrongylus spp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus spp.)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、テラドルサギア属種(Teladorsagia spp.)、マルシャラギア属種(Marshallagia spp.)、クーペリア属種(Cooperia spp.)、ニッポストロンギルス属種(Nippostrongylus spp.)、ヘリグモソモイデス属種(Heligmosomoides spp.)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、ヒオストロンギルス属種(Hyostrongylus spp.)、オベリスコイデス属種(Obeliscoides spp.)、アミドストムム属種(Amidostomum spp.)、オルラヌス属種(Ollulanus spp.);
センビセンチュウ目(Spirurida)の、例えば:オキシウリス属種(Oxyuris spp.)、エンテロビウス属種(Enterobius spp.)、パサルルス属種(Passalurus spp.)、シファシア属種(Syphacia spp.)、アスピクルリス属種(Aspiculuris spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、トキサスカリス属種(Toxascaris spp.)、トキソカラ属種(Toxocara spp.)、バイリサスカリス属種(Baylisascaris spp.)、パラスカリス属種(Parascaris spp.)、アニサキス属種(Anisakis spp.)アスカリジア属種、(Ascaridia spp.)、グナトストマ属種(Gnathostoma spp.)、フィサロプテラ属種(Physaloptera spp.)、テラジア属種(Thelazia spp.)、ゴンギロネマ属種(Gongylonema spp.)、ハブロネマ属種(Habronema spp.)、パラブロネマ属種(Parabronema spp.);
ドラスキア属種(Draschia spp.)、ドラクンクルス属種(Dracunculus spp.)、ステファノフィラリア属種(Stephanofilaria spp.)、パラフィラリア属種(Parafilaria spp.)、セタリア属種(Setaria spp.)、ロア属種(Loa spp.)、ジロフィラリア属種(Dirofilaria spp.)、リトモソイデス属種(Litomosoides spp.)、ブルギア属種(Brugia spp.)、ウケレリア属種(Wuchereria spp.)、オンコセルカ属種(Onchocerca spp.)、スピロセルカ属種(Spirocerca spp.)。
多くの種類の既知殺線虫剤は、別の寄生性蠕虫類に対しても活性を示し、従って、ヒト及び動物における寄生虫である蠕虫類(これらは、必ずしも線虫の群に属する必要はない)を防除するために使用される。本発明は、式(I)で表される化合物の駆虫薬としての使用にも関する。病原性を有する内部寄生性蠕虫類としては、扁形動物門(Platyhelminthes)〔例えば、単生類(Monogenea)、条虫類(cestodes)及び吸虫類(trematodes)〕、鉤頭動物門(Acanthocephala)及び舌形動物門(Pentastoma)などがある。以下の蠕虫類を好ましいものとして挙げることができる:
単生類(Monogenea):例えば:ギロダクチルス属種(Gyrodactylus spp.)、ダクチロギルス属種(Dactylogyrus spp.)、ポリストマ属種(Polystoma spp.);
条虫類(Cestodes):ギョウジョウチュウ目(Pseudophyllidea)の、例えば:ジフィロボトリウム属種(Diphyllobothrium spp.)、スピロメトラ属種(Spirometra spp.)、シストセファルス属種(Schistocephalus spp.)、リグラ属種(Ligula spp.)、ボトリジウム属種(Bothridium spp.)、ジプロゴノポルス属種(Diplogonoporus spp.);
エンヨウジョウチュウ目(Cyclophyllida)の、例えば:メソセストイデス属種(Mesocestoides spp.)、アノプロセファラ属種(Anoplocephala spp.)、パラノプロセファラ属種(Paranoplocephala spp.)、モニエジア属種(Moniezia spp.)、チサノソマ属種(Thysanosoma spp.)、チサニエジア属種(Thysaniezia spp.)、アビテリナ属種(Avitellina spp.)、スチレシア属種(Stilesia spp.)、シトタエニア属種(Cittotaenia spp.)、アンジラ属種(Andyra spp.)、ベルチエラ属種(Bertiella spp.)、タエニア属種(Taenia spp.)、エキノコックス属種(Echinococcus spp.)、ヒダチゲラ属種(Hydatigera spp.)、ダバイネア属種(Davainea spp.)、ライリエチナ属種(Raillietina spp.)、ヒメノレピス属種(Hymenolepis spp.)、エキノレピス属種(Echinolepis spp.)、エキノコチレ属種(Echinocotyle spp.)、ジオルキス属種(Diorchis spp.)、ジピリジウム属種(Dipylidium spp.)、ジョイエウキシエラ属種(Joyeuxiella spp.)、ジプロピリジウム属種(Diplopylidium spp.);
吸虫類(Trematodes):二生亜綱(Digenea)の、例えば:ジプロストムム属種(Diplostomum spp.)、ポストジプロストムム属種(Posthodiplostomum spp.)、シストソマ属種(Schistosoma spp.)、トリコビルハルジア属種(Trichobilharzia spp.)、オルニトビルハルジア属種(Ornithobilharzia spp.)、アウストロビルハルジア属種(Austrobilharzia spp.)、ギガントビルハルジア属種(Gigantobilharzia spp.)、レウコクロリジウム属種(Leucochloridium spp.)、ブラキライマ属種(Brachylaima spp.)、エキノストマ属種(Echinostoma spp.)、エキノパリフィウム属種(Echinoparyphium spp.)、エキノカスムス属種(Echinochasmus spp.)、ヒポデラエウム属種(Hypoderaeum spp.)、ファシオラ属種(Fasciola spp.)、ファシオリデス属種(Fasciolides spp.)、ファシオロプシス属種(Fasciolopsis spp.)、シクロコエルム属種(Cyclocoelum spp.)、チフロコエルム属種(Typhlocoelum spp.)、パラムフィストムム属種(Paramphistomum spp.)、カリコホロン属種(Calicophoron spp.)、コチロホロン属種(Cotylophoron spp.)、ギガントコチレ属種(Gigantocotyle spp.)、フィスコエデリウス属種(Fischoederius spp.)、ガストロチラクス属種(Gastrothylacus spp.)、ノトコチルス属種(Notocotylus spp.)、カタトロピス属種(Catatropis spp.)、プラギオルキス属種(Plagiorchis spp.)、プロストゴニムス属種(Prosthogonimus spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp.)、エウリトレマ属種(Eurytrema spp.)、トログロトレマ属種(Troglotrema spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、コリリクルム属種(Collyriclum spp.)、ナノフィエツス属種(Nanophyetus spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、メトルキス属種(Metorchis spp.)、ヘテロフィエス属種(Heterophyes spp.)、メタゴニムス属種(Metagonimus spp.);
鉤頭動物門(Acantocephala):ダイコウトウチュウ目(Oligacanthorhynchida)の、例えば:マクラカントリンクス属種(Macracanthorhynchus spp.)、プロステノルキス属種(Prosthenorchis spp.);ポリモルフス目(Polymorphida)の、例えば:フィリコリス属種(Filicollis spp.);サジョウコウトウチュウ目(Moniliformida)の、例えば:モニリホルミス属種(Moniliformis spp.);
コウトウチュウ目(Echinorhynchida)の、例えば:アカントセファルス属種(Acanthocephalus spp.)、エキノリンクス属種(Echinorhynchus spp.)、レプトリンコイデス属種(Leptorhynchoides spp.);
舌形動物門(Pentastoma):シタムシ目(Porocephalida)の、例えば:リングアツラ属種(Linguatula spp.)。
獣医学の分野において、また、動物飼育において、式(I)で表される化合物の投与は、当技術分野において一般的に知られている方法によって、直接行うか、又は、適切な調製物の形態で、経腸的に、非経口的に、経皮的に若しくは経鼻的に行う。投与は、予防的又は治療的に実施することができる。
式(I)で表される化合物は、場合により、特定の濃度又は特定の施用量において、除草剤、薬害軽減剤、成長調節剤若しくは植物の特性を改善する作用薬としても使用し得るか、又は、殺微生物剤(microbicide)若しくは除雄剤(gametocide)として、例えば、殺菌剤(fungicide)、抗真菌剤(antimycotic)、殺細菌剤若しくは殺ウイルス剤(これは、ウイロイドに対する作用薬も包含する)としても使用し得るか、又は、MLO(マイコプラズマ様生物)及びRLO(リケッチア様生物)に対する作用薬としても使用し得る。適切な場合には、式(I)で表される化合物は、別の活性化合物を合成するための中間体又は前駆物質としても使用することができる。
製剤
本発明は、さらに、式(I)で表される少なくとも1種類の化合物を含んでいる、殺有害生物剤としての製剤及びその製剤から調製される使用形態〔例えば、灌注液、滴下液及び散布液〕にも関する。場合により、該使用形態は、さらなる殺有害生物剤、及び/又は、作用を向上させるアジュバント、例えば、浸透剤、例えば、植物油(例えば、ナタネ油、ヒマワリ油)、鉱油(例えば、パラフィン油)、植物性脂肪酸アルキルエステル(例えば、ナタネ油メチルエステル又はダイズ油メチルエステル)、又は、アルカノールアルコキシレート類、及び/又は、展着剤、例えば、アルキルシロキサン類及び/又は塩、例えば、有機又は無機のアンモニウム塩又はホスホニウム塩(例えば、硫酸アンモニウム又はリン酸水素二アンモニウム)、及び/又は、保持促進剤(retention promoter)(例えば、スルホコハク酸ジオクチル又はヒドロキシプロピルグアーポリマー)、及び/又は、湿潤剤(例えば、グリセロール)、及び/又は、肥料(例えば、アンモニウム含有肥料、カリウム含有肥料又はリン含有肥料)を含有する。
慣習的なな製剤は、例えば、以下のものである: 水溶性液剤(SL)、乳剤(EC)、水中油型エマルション剤(EW)、懸濁製剤(SC、SE、FS、OD)、顆粒水和剤(WG)、顆粒剤(GR)、カプセル製剤(capsule concentrates)(CS); これらの製剤型及び別の可能な製剤型は、例えば、以下のものに記載されている: Crop Life International and in Pesticide Specifications, Manual on development and use of FAO and WHO specifications for pesticides, FAO Plant Production and Protection Papers −173(作製元:the FAO/WHO Joint Meeting on Pesticide Specifications, 2004, ISBN:9251048576)。該製剤は、式(I)で表される1種類以上の化合物に加えて、場合により、さらなる農薬活性化合物を含有する。
これらは、好ましくは、補助剤〔例えば、増量剤、溶媒、自発性促進剤(spontaneity promoter)、担体、乳化剤、分散剤、凍結防止剤(frost protectant)、殺生物剤、増粘剤及び/又は他の補助剤(例えば、アジュバント)など〕を含有している製剤又は使用形態である。これに関連して、アジュバントは、当該製剤の生物学的効果を増強する成分であって、その成分自体が生物学的効果を有するものではない。アジュバントの例は、葉の表面への保持、拡展(spreading)、付着を促進する作用物質又は浸透を促進する作用物質である。
これらの製剤は、既知方法で、例えば、式(I)で表される化合物を補助剤(例えば、増量剤、溶媒及び/若しくは固体担体、並びに/又は、別の補助剤、例えば、界面活性剤)と混合させることにより調製する。そのような製剤は、適切な設備で調製するか、又は、施用前若しくは施用中に調製する。
使用する補助剤は、式(I)で表される化合物の製剤又はそのよう製剤から調製された使用形態(例えば、即時使用可能な(ready−to−use)殺有害生物剤、例えば、散布液又は種子粉衣製品)に、特別な特性、例えば、特定の物理的特性、技術的特性及び/又生物学的特性などを付与するのに適している物質であり得る。
適切な増量剤は、例えば、水、並びに、極性及び非極性の有機化学的液体、例えば、以下の類から選択されるものである: 芳香族及び非芳香族の炭化水素類(例えば、パラフィン類、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類、クロロベンゼン類)、アルコール類及びポリオール類(これらは、適切な場合には、置換されていてもよく、エーテル化されていてもよく、及び/又は、エステル化されていてもよい)、ケトン類(例えば、アセトン、シクロヘキサノン)、エステル類(これは、脂肪類及び油類を包含する)及び(ポリ)エーテル類、置換されていない及び置換されているアミン類、アミド類、ラクタム類(例えば、N−アルキルピロリドン類)、及び、ラクトン類、スルホン類及びスルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)。
使用する増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として使用することもできる。本質的に、適切な液体溶媒は以下のものである: 芳香族化合物、例えば、キシレン、トルエン又はアルキルナフタレン類、塩素化芳香族化合物又は塩素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン類、クロロエチレン類又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサン又はパラフィン類、例えば、鉱油留分、鉱油及び植物油、アルコール類、例えば、ブタノール又はグリコールとそれらのエーテル及びエステル、ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド及びジメチルスルホキシド、及び、さらに、水。
原則として、適切な全ての溶媒を使用することが可能である。適切な溶媒の例は、芳香族炭化水素、例えば、キシレン、トルエン又はアルキルナフタレン類、塩素化芳香族炭化水素又は塩素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサン、パラフィン類、石油留分、鉱油及び植物油、アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール又はグリコールとそれらのエーテル及びエステル、ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、ジメチルスルホキシド、及び、さらに、水である。
原則として、適切な全ての担体を使用することが可能である。有用なな担体としては、とりわけ、以下のものを挙げることができる: 例えば、アンモニウム塩、及び、粉砕された天然鉱物、例えば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイト又はケイ藻土、及び、粉砕された合成物質、例えば、微粉化シリカ、アルムナ及び天然シリケート又は合成シリケート、樹脂、蝋、及び/又は、固形肥料。そのような担体の混合物も同様に使用することができる。粒剤に関して有用な担体としては、以下のものを挙げることができる: 例えば、粉砕して分別した天然岩石、例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、苦灰岩、並びに、無機及び有機の粗挽き粉からなる合成顆粒、並びに、さらに、有機材料(例えば、おがくず、紙、ココナッツ殻、トウモロコシ穂軸及びタバコの葉柄など)からなる顆粒。
液化ガスの増量剤又は溶媒を使用することも可能である。特に適している増量剤又は担体は、周囲温度及び大気圧下では気体である増量剤又は担体、例えば、エーロゾル噴射剤ガス、例えば、ハロゲン化炭化水素類、並びに、さらに、ブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素などである。
イオン特性若しくは非イオン特性を有する乳化剤及び/若しくは泡形成剤、分散剤又は湿潤剤の例、又は、これらの界面活性剤の混合物の例は、以下のものである: ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸若しくはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキシドと脂肪アルコールの重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪酸の重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪アミンの重縮合物、エチレンオキシドと置換されているフェノール(好ましくは、アルキルフェノール又はアリールフェノール)の重縮合物、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくは、アルキルタウレート)、ポリエトキシ化アルコールのリン酸エステル若しくはポリエトキシ化フェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪酸エステル、並びに、硫酸アニオン、スルホン酸アニオン及びリン酸アニオンを含んでいる該化合物の誘導体、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフェート類、アリールスルホネート類、タンパク質加水分解物、リグノスルファイト廃液、及び、メチルセルロース。式(I)で表される化合物のうちの1種類及び/又は該不活性担体のうちの1種類が水不溶性であり且つ施用が水で行われる場合は、界面活性剤を存在させることが有利である。
該製剤及びその製剤から誘導される使用形態の中のさらなる補助剤として、着色剤、例えば、無機顔料、例えば、酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルー(Prussian Blue)、並びに、有機染料、例えば、アリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、並びに、栄養素及び微量栄養素、例えば、鉄塩、マンガン塩、ホウ素塩、銅塩、コバルト塩、モリブデン塩及び亜鉛塩などを使用することが可能である。
付加的な成分は、安定剤(例えば、低温安定剤)、防腐剤、酸化防止剤、光安定剤、又は、化学的及び/若しくは物理的安定性を向上させる別の作用剤であり得る。泡形成剤又は消泡剤も存在させることができる。
さらにまた、該製剤及びその製剤から誘導される使用形態には、付加的な補助剤として、粘着剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、並びに、粉末又は顆粒又はラテックスの形態にある天然ポリマー及び合成ポリマー、例えば、アラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリ酢酸ビニル、又は、天然リン脂質、例えば、セファリン及びレシチン、及び、合成リン脂質なども含有させることができる。可能なさらなる補助剤は、鉱油及び植物油である。
該製剤及びその製剤から誘導される使用形態の中に、場合により、さらなる補助剤も存在させることができる。そのような添加剤の例としては、芳香物質、保護コロイド、結合剤、接着剤、増粘剤、揺変剤、浸透剤、保持促進剤、安定化剤、金属イオン封鎖剤、錯化剤、湿潤剤及び展着剤などがある。一般的に、式(I)で表される化合物は、製剤を目的として通常使用される固体又は液体の任意の添加剤と組み合わせることができる。
有用な保持促進剤には、動的表面張力を低減させる全ての物質(例えば、スルホコハク酸ジオクチル)又は粘弾性を増大させる全ての物質(例えば、ヒドロキシプロピルグアーポリマー)が包含される。
本発明に関連して適切な浸透剤は、植物体内への農薬活性化合物の浸透を促進するために通常使用される全ての物質である。これに関連して、浸透剤は、それらが、(一般には、水性の)施用液から、及び/又は、散布による被膜から、植物のクチクラの中に浸透し、それによって、活性化合物のクチクラ内での移動性を増強することができる能力によって定義される。この特性を確認するために、文献(Baur et al., 1997, Pesticide Science 51, 131−152)に記載されている方法を用いることができる。その例としては、アルコールアルコキシレート、例えば、ココナッツ脂肪エトキシレート(coconut fatty ethoxylate)(10)若しくはイソトリデシルエトキシレート(12)、脂肪酸エステル、例えば、ナタネ油メチルエステル若しくはダイズ油メチルエステル、脂肪アミンアルコキシレート、例えば、獣脂アミンエトキシレート(15)、又は、アンモニウム塩及び/若しくはホスホニウム塩、例えば、硫酸アンモニウム若しくはリン酸水素二アンモニウムなどを挙げることができる。
該製剤は、その製剤の重量に基づいて、好ましくは、0.00000001重量%〜98重量%の式(I)で表される化合物を含んでおり、又は、さらに好ましくは、0.01重量%〜95重量%の式(I)で表される化合物を含んでおり、さらに好ましくは、0.5重量%〜90重量%の式(I)で表される化合物を含んでいる。
該製剤(特に、殺有害生物剤)から調製された使用形態の中の式(I)で表される化合物の含有量は、広い範囲内でさまざまであり得る。該使用形態中の式(I)で表される化合物の濃度は、その使用形態の重量に基づいて、一般に、0.00000001重量%〜95重量%の式(I)で表される化合物、好ましくは、0.00001重量%〜1重量%の式(I)で表される化合物である。該化合物は、その使用形態に適した慣習的な方法で使用する。
混合物
式(I)で表される化合物は、例えば、作用スペクトルを拡大するために、作用の持続時間を長くするために、作用速度を増大させるために、相反を防止するために、又は、抵抗性の発達を防止するために、1種類以上の適切な殺菌剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、軟体動物駆除剤、殺線虫剤、殺虫剤、微生物剤(microbiological)、有益種、除草剤、肥料、鳥忌避剤、植物強化剤(phytotonic)、不妊剤、薬害軽減剤、情報化学物質及び/又は植物成長調節剤との混合物として使用することも可能である。さらに、そのような活性化合物組合せは、植物の成長を向上させることが可能であり、及び/又は、非生物的要因(例えば、高温又は低温)に対する耐性、渇水に対する耐性又は水中若しくは土壌中の塩分の含有量の上昇に対する耐性を向上させることが可能である。さらにまた、開花性能及び結果性能を改善することも可能であり、発芽能力及び根の発達を最適化することも可能であり、収穫を容易にすることも可能であり、収穫高を向上させることも可能であり、成熟に影響を及ぼすことも可能であり、収穫された生産物の品質及び/若しくは栄養価を向上させることも可能であり、収穫された生産物の貯蔵寿命を長くすることも可能であり、並びに/又は、収穫された生産物の加工性を改善することも可能である。
さらに、式(I)で表される化合物は、別の活性化合物又は情報化学物質(例えば、誘引剤、及び/又は、鳥忌避剤、及び/又は、植物活性化剤、及び/又は、成長調節剤、及び/又は、肥料)との混合物の中に存在させることができる。同様に、式(I)で表される化合物は、植物の特性(例えば、生長、収穫量及び収穫物の品質)を向上させるために使用することも可能である。
本発明による特定の実施形態では、式(I)で表される化合物は、製剤又はそのような製剤から調製された使用形態の中に、さらなる化合物(好ましくは、以下に記載されている化合物)と混合された状態で存在している。
以下に記載されている化合物のうちの1種類が種々の互変異性体形態で存在し得る場合、それらの形態は、いずれの場合にも、たとえ明確に言及されていなくても、同様に包含される。
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤
本明細書中において「一般名」によって識別されている活性化合物は、既知であり、そして、例えば、農薬ハンドブック「“The Pesticide Manual” 16th Ed., British Crop Protection Council 2012」に記載されているか、又は、インターネット上で見いだすことができる(例えば、「http://www.alanwood.net/pesticides」)。
(1) アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬、例えば、
カーバメート系、例えば、アラニカルブ、アルジカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、ホルメタネート、フラチオカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メソミル、メトルカルブ、オキサミル、ピリミカーブ、プロポクスル、チオジカルブ、チオファノックス、トリアザメート、トリメタカルブ、XMC、及び、キシリルカルブ;又は、
有機リン酸エステル系、例えば、アセフェート、アザメチホス、アジンホス−エチル、アジンホス−メチル、カズサホス、クロルエトキシホス、クロルフェンビンホス、クロルメホス、クロルピリホス−メチル、クマホス、シアノホス、ジメトン−S−メチル、ダイアジノン、ジクロルボス/DDVP、ジクロトホス、ジメトエート、ジメチルビンホス、ダイスルホトン、EPN、エチオン、エトプロホス、ファムフール、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンチオン、ホスチアゼート、ヘプテノホス、イミシアホス、イソフェンホス、O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチル酸イソプロピル、イソキサチオン、マラチオン、メカルバム、メタミドホス、メチダチオン、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、オメトエート、オキシジメトン−メチル、パラチオン−メチル、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホキシム、ピリミホス−メチル、プロフェノホス、プロペタムホス、プロチオホス、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、キナルホス、スルホテップ、テブピリムホス、テメホス、テルブホス、テトラクロルビンホス、チオメトン、トリアゾホス、トリクロルホン、及び、バミドチオン;
(2) GABA制御塩化物チャンネル拮抗薬、例えば、
シクロジエン有機塩素系、例えば、クロルダン、及び、エンドスルファン;又は、
フェニルピラゾール系(フィプロール系)、例えば、エチプロール、及び、フィプロニル;
(3) ナトリウムチャンネルモジュレーター/電位依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例えば、
ピレスロイド系、例えば、アクリナトリン、アレスリン、d−シス−トランスアレスリン、d−トランスアレスリン、ビフェントリン、ビオアレスリン、ビオアレスリン s−シクロペンテニル異性体、ビオレスメトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ−シフルトリン、シハロトリン、ラムダ−シハロトリン、ガンマ−シハロトリン、シペルメトリン、アルファ−シペルメトリン、ベータ−シペルメトリン、シータ−シペルメトリン、ゼータ−シペルメトリン、シフェノトリン[(1R)−トランス異性体]、デルタメトリン、エムペントリン[(EZ)−(1R)異性体]、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、タウ−フルバリネート、ハルフェンプロックス、イミプロトリン、カデトリン、ペルメトリン、フェノトリン[(1R)−トランス異性体]、プラレトリン、ピレトリン類(除虫菊(pyrethrum))、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、テトラメトリン、テトラメトリン[(1R)異性体]、トラロメトリン、及び、トランスフルトリン;又は、
DDT;又は、メトキシクロル;
(4) ニコチン作動性アセチルコリン受容体(nAChR)作動薬、例えば、
ネオニコチノイド系、例えば、アセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、及び、チアメトキサム;又は、
ニコチン;又は、
スルホキサフロル;
(5) ニコチン作動性アセチルコリン受容体(nAChR)のアロステリック活性化薬、例えば、
スピノシン系、例えば、スピネトラム、及び、スピノサド;
(6) 塩化物チャンネル活性化薬、例えば、
アベルメクチン系/ミルベマイシン系、例えば、アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、レピメクチン、及び、ミルベメクチン;
(7) 幼若ホルモン模倣物質、例えば、
幼若ホルモン類似体、例えば、ハイドロプレン、キノプレン、及び、メトプレン;又は、
フェノキシカルブ;又は、ピリプロキシフェン;
(8) 作用機序が知られていないか又は特定されていない活性化合物、例えば、
ハロゲン化アルキル系、例えば、臭化メチル、及び、別のハロゲン化アルキル;又は、
クロロピクリン;又は、フッ化スルフリル;又は、ホウ砂;又は、吐酒石;
(9) 選択的摂食阻害薬、例えば、
ピメトロジン;又は、フロニカミド;
(10) ダニ成長阻害薬、例えば、
クロフェンテジン、ヘキシチアゾクス、及び、ジフロビダジン;又は、
エトキサゾール;
(11) 昆虫腸管膜の微生物ディスラプター、例えば、
バシルス・ツリンギエンシス・亜種・イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subspecies israelensis)、バシルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バシルス・ツリンギエンシス・亜種・アイザワイ(Bacillus thuringiensis subspecies aizawai)、バシルス・ツリンギエンシス・亜種・クルスタキ(Bacillus thuringiensis subspecies kurstaki)、バシルス・ツリンギエンシス・亜種・テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subspecies tenebrionis)、及び、BT植物タンパク質:Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fa、Cry2Ab、mCry3A、Cry3Ab、Cry3Bb、Cry34/35Ab1;
(12) 酸化的リン酸化阻害薬、ATPディスラプター、例えば、
ジアフェンチウロン;又は、
有機スズ化合物、例えば、アゾシクロチン、シヘキサチン、及び、酸化フェンブタスズ;又は、
プロパルギット;又は、テトラジホン;
(13) Hプロトン勾配を遮断することによって作用する酸化的リン酸化デカップラー、例えば、
クロルフェナピル、DNOC、及び、スルフルラミド;
(14) ニコチン作動性アセチルコリン受容体拮抗薬、例えば、
ベンスルタップ、カルタップ塩酸塩、チオシクラム(thiocylam)、及び、チオスルタップ−ナトリウム;
(15) キチン生合成阻害薬(タイプ0)、例えば、
ビストリフルロン、クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン、及び、トリフルムロン;
(16) キチン生合成阻害薬(タイプ1)、例えば、
ブプロフェジン;
(17) 脱皮阻害薬(特に、双翅目(即ち、双翅類)に関する)、例えば、
シロマジン;
(18) エクジソン受容体作動薬、例えば、
クロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジド、及び、テブフェノジド;
(19) オクトパミン作動性作動薬、例えば、
アミトラズ;
(20) 複合体III電子伝達阻害薬、例えば、
ヒドラメチルノン;又は、アセキノシル;又は、フルアクリピリム;
(21) 複合体I電子伝達阻害薬、例えば、
METI殺ダニ剤の群の、例えば、フェナザキン、フェンピロキシメート、ピリミジフェン、ピリダベン、テブフェンピラド、及び、トルフェンピラド;又は、
ロテノン(Derris);
(22) 電位制御ナトリウムチャンネル遮断薬、例えば、
インドキサカルブ;又は、メタフルミゾン;
(23) アセチルCoAカルボキシラーゼの阻害薬、例えば、
テトロン酸誘導体及びテトラミン酸誘導体、例えば、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、及び、スピロテトラマト;
(24) 複合体IV電子伝達阻害薬、例えば、
ホスフィン系、例えば、リン化アルミニウム、リン化カルシウム、ホスフィン、及び、リン化亜鉛;又は、
シアン化物;
(25) 複合体II電子伝達阻害薬、例えば、
シエノピラフェン、及び、シフルメトフェン;
(28) リアノジン受容体エフェクター、例えば、
ジアミド系、例えば、クロラントラニリプロール、シアントラニルプロール、及び、フルベンジアミド;
さらなる活性化合物、例えば、アフィドピロペン、アザジラクチン、ベンクロチアズ、ベンゾキシメート、ビフェナゼート、ブロモプロピレート、キノメチオナート、氷晶石(cryolite)、ジコホル、ジフロビダジン、フルエンスルホン、フロメトキン、フルフェネリム、フルフェノキシストロビン、フルフィプロール、フルオピラム、フルピラジフロン、フフェノジド(fufenozide)、ヘプタフルトリン、イミダクロチズ、イプロジオン、メペルフルトリン、パイコングディング(paichongding)、ピフルブミド、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン、テトラメチルフルトリン、及び、ヨードメタン; バシルス・フィルムス(Bacillus firmus)に基づくさらなる調製物(I−1582, BioNeem, Votivo)、及び、さらに、以下の化合物:3−ブロモ−N−{2−ブロモ−4−クロロ−6−[(1−シクロプロピルエチル)カルバモイル]フェニル}−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2005/077934から既知)、及び、1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(WO2006/043635から既知)、{1’−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピロ[インドール−3,4’−ピペリジン]−1(2H)−イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン(WO2003/106457から既知)、2−クロロ−N−[2−{1−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−エン−1−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド(WO2006/003494から既知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(WO2009/049851から既知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イル−エチルカルボネート(WO2009/049851から既知)、4−(ブタ−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリミジン(WO2004/099160から既知)、4−(ブタ−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3−クロロフェニル)ピリミジン(WO2003/076415から既知)、PF1364(CAS−Reg.No.1204776−60−2)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−{2−オキソ−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ベンズアミド(WO2005/085216から既知)、4−{5−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}−N−{2−オキソ−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}−1−ナフタミド(WO2009/002809から既知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−クロロ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(WO2005/085216から既知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル(WO2005/085216から既知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(WO2005/085216から既知)、2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル(WO2005/085216から既知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2010/069502から既知)、N−[2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−4−クロロ−6−メチルフェニル]−3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(CN102057925から既知)、3−クロロ−N−(2−シアノプロパン−2−イル)−N−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2−メチルフェニル]フタルアミド(WO2012/034472から既知)、8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミド(WO2010/129500から既知)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−(1−オキシドチエタン−3−イル)ベンズアミド(WO2009/080250から既知)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−(1−オキシドチエタン−3−イル)ベンズアミド(WO2012/029672から既知)、1−[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−3−フェニル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−1−イウム−2−オレート(WO2009/099929から既知)、1−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−4−オキソ−3−フェニル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−1−イウム−2−オレート(WO2009/099929から既知)、(5S,8R)−1−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−9−ニトロ−2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1H−5,8−エポキシイミダゾ[1,2−a]アゼピン(WO2010/069266から既知)、(2E)−1−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−N’−ニトロ−2−ペンチリデンヒドラジンカルボキシイミドアミド(WO2010/060231から既知)、4−(3−{2,6−ジクロロ−4−[(3,3−ジクロロプロパ−2−エン−1−イル)オキシ]フェノキシ}プロポキシ)−2−メトキシ−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン(CN101337940から既知)、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−クロロ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−(フルオロメトキシ)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2008/134969から既知)。
殺菌剤
本明細書中において「一般名」によって特定されている活性化合物は、既知であり、そして、例えば、「The Pesticide Manual」に記載されているか、又は、インターネット上に記載されている(例えば、「http://www.alanwood.net/pesticides)」)。
(1) エルゴステロール生合成の阻害薬、例えば、(1.1)アルジモルフ、(1.2)アザコナゾール、(1.3)ビテルタノール、(1.4)ブロムコナゾール、(1.5)シプロコナゾール、(1.6)ジクロブトラゾール、(1.7)ジフェノコナゾール、(1.8)ジニコナゾール、(1.9)ジニコナゾール−M、(1.10)ドデモルフ、(1.11)酢酸ドデモルフ、(1.12)エポキシコナゾール、(1.13)エタコナゾール、(1.14)フェナリモール、(1.15)フェンブコナゾール、(1.16)フェンヘキサミド、(1.17)フェンプロピジン、(1.18)フェンプロピモルフ、(1.19)フルキンコナゾール、(1.20)フルルプリミドール、(1.21)フルシラゾール、(1.22)フルトリアホール、(1.23)フルコナゾール、(1.24)フルコナゾール−シス、(1.25)ヘキサコナゾール、(1.26)イマザリル、(1.27)硫酸イマザリル、(1.28)イミベンコナゾール、(1.29)イプコナゾール、(1.30)メトコナゾール、(1.31)ミクロブタニル、(1.32)ナフチフィン、(1.33)ヌアリモール、(1.34)オキシポコナゾール、(1.35)パクロブトラゾール、(1.36)ペフラゾエート、(1.37)ペンコナゾール、(1.38)ピペラリン、(1.39)プロクロラズ、(1.40)プロピコナゾール、(1.41)プロチオコナゾール、(1.42)ピリブチカルブ、(1.43)ピリフェノックス、(1.44)キンコナゾール、(1.45)シメコナゾール、(1.46)スピロキサミン、(1.47)テブコナゾール、(1.48)テルビナフィン、(1.49)テトラコナゾール、(1.50)トリアジメホン、(1.51)トリアジメノール、(1.52)トリデモルフ、(1.53)トリフルミゾール、(1.54)トリホリン、(1.55)トリチコナゾール、(1.56)ウニコナゾール、(1.57)ウニコナゾール−P、(1.58)ビニコナゾール、(1.59)ボリコナゾール、(1.60)1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール、(1.61)1−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、(1.62)N’−{5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(1.63)N−エチル−N−メチル−N’−{2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}イミドホルムアミド、及び、(1.64)O−[1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル] 1H−イミダゾール−1−カルボチオエート、(1.65)ピリソキサゾール;
(2) 呼吸阻害薬(呼吸鎖阻害薬)、例えば、(2.1)ビキサフェン、(2.2)ボスカリド、(2.3)カルボキシン、(2.4)ジフルメトリム、(2.5)フェンフラム、(2.6)フルオピラム、(2.7)フルトラニル、(2.8)フルキサピロキサド、(2.9)フラメトピル、(2.10)フルメシクロックス、(2.11)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合物)、(2.12)イソピラザム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物)、(2.13)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー 1R,4S,9S)、(2.14)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー 1S,4R,9R)、(2.15)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物 1RS,4SR,9RS)、(2.16)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー 1R,4S,9R)、(2.17)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー 1S,4R,9S)、(2.18)メプロニル、(2.19)オキシカルボキシン、(2.20)ペンフルフェン、(2.21)ペンチオピラド、(2.22)セダキサン、(2.23)チフルザミド、(2.24)1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.25)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.26)3−(ジフルオロメチル)−N−[4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.27)N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.28)5,8−ジフルオロ−N−[2−(2−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}フェニル)エチル]キナゾリン−4−アミン、(2.29)ベンゾビンジフルピル、(2.30)N−[(1S,4R)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、及び、(2.31)N−[(1R,4S)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.32)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.33)1,3,5−トリメチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.34)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.35)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.36)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.37)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.38)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.39)1,3,5−トリメチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.40)1,3,5−トリメチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.41)ベノダニル、(2.42)2−クロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、(2.43)イソフェタミド;
(3) 呼吸鎖の複合体IIIに対して作用する呼吸阻害薬(呼吸鎖阻害薬)、例えば、(3.1)アメトクトラジン、(3.2)アミスルブロム、(3.3)アゾキシストロビン、(3.4)シアゾファミド、(3.5)クメトキシストロビン(coumethoxystrobin)、(3.6)クモキシストロビン、(3.5)ジモキシストロビン、(3.8)ネンストロブリン、(3.9)ファモキサドン、(3.10)フェンアミドン、(3.11)フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、(3.12)フルオキサストロビン、(3.13)クレソキシム−メチル、(3.14)メトミノストロビン、(3.15)オリサストロビン、(3.16)ピコキシストロビン、(3.17)ピラクロストロビン、(3.18)ピラメトストロビン、(3.19)ピラオキシストロビン、(3.20)ピリベンカルブ、(3.21)トリクロピリカルブ、(3.22)トリフロキシストロビン、(3.23)(2E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(3.24)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)エタンアミド、(3.25)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル]フェニル}エタンアミド、(3.26)(2E)−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フェニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(3.27)(2E)−2−{2−[({[(2E,3E)−4−(2,6−ジクロロフェニル)ブタ−3−エン−2−イリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(3.28)2−クロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、(3.29)5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチルデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、(3.30)(2E)−2−{2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシプロパ−2−エン酸メチル、(3.31)N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシベンズアミド、(3.32)2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド;
(4) 有糸分裂及び細胞分裂の阻害薬、例えば、(4.1)ベノミル、(4.2)カルベンダジム、(4.3)クロルフェナゾール、(4.4)ジエトフェンカルブ、(4.5)エタボキサム、(4.6)フルオピコリド、(4.7)フベリダゾール、(4.8)ペンシクロン、(4.9)チアベンダゾール、(4.10)チオファネート−メチル、(4.11)チオファネート、(4.12)ゾキサミド、(4.13)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、及び、(4.14)3−クロロ−5−(6−クロロピリジン−3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ピリダジン;
(5) 多部位に活性を示す化合物、例えば、(5.1)ボルドー液、(5.2)カプタホール、(5.3)キャプタン、(5.4)クロロタロニル、(5.5)銅剤(例えば、水酸化銅)、(5.6)ナフテン酸銅、(5.7)酸化銅、(5.8)塩基性塩化銅、(5.9)硫酸銅、(5.10)ジクロフルアニド、(5.11)ジチアノン、(5.12)ドジン、(5.13)ドジン遊離塩基、(5.14)ファーバム、(5.15)フルオロホルペット、(5.16)ホルペット、(5.17)グアザチン、(5.18)酢酸グアザチン、(5.19)イミノクタジン、(5.20)イミノクタジンアルベシル酸塩、(5.21)イミノクタジン三酢酸塩、(5.22)マンカッパー、(5.23)マンゼブ、(5.24)マンネブ、(5.25)メチラム、(5.26)メチラム亜鉛(zinc metiram)、(5.27)オキシン銅(copper−oxine)、(5.28)プロパミジン(propamidine)、(5.29)プロピネブ、(5.30)硫黄及び硫黄剤(例えば、多硫化カルシウム)、(5.31)チウラム、(5.32)トリルフルアニド、(5.33)ジネブ、(5.34)ジラム、及び、(5.35)アニラジン;
(6) 抵抗性誘導物質、例えば、(6.1)アシベンゾラル−S−メチル、(6.2)イソチアニル、(6.3)プロベナゾール、(6.4)チアジニル、及び、(6.5)ラミナリン(laminarin);
(7) アミノ酸及びタンパク質の生合成の阻害薬、例えば、(7.1)、(7.2)ブラストサイジン−S、(7.3)シプロジニル、(7.4)カスガマイシン、(7.5)カスガマイシン塩酸塩水和物、(7.6)メパニピリム、(7.7)ピリメタニル、(7.8)3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、及び、(7.9)オキシテトラサイクリン、及び、(7.10)ストレプトマイシン;
(8) ATP産生阻害薬、例えば、(8.1)酢酸トリフェニルスズ、(8.2)塩化トリフェニルスズ、(8.3)水酸化トリフェニルスズ、及び、(8.4)シルチオファム;
(9) 細胞壁合成の阻害薬、例えば、(9.1)ベンチアバリカルブ、(9.2)ジメトモルフ、(9.3)フルモルフ、(9.4)イプロバリカルブ、(9.5)マンジプロパミド、(9.6)ポリオキシン、(9.7)ポリオキソリム、(9.8)バリダマイシン、(9.9)バリフェナレート、及び、(9.10)ポリオキシンB;
(10) 脂質及び膜の合成の阻害薬、例えば、(10.1)ビフェニル、(10.2)クロロネブ(chlorneb)、(10.3)ジクロラン、(10.4)エジフェンホス、(10.5)エトリジアゾール、(10.6)ヨードカルブ(iodocarb)、(10.7)イプロベンホス、(10.8)イソプロチオラン、(10.9)プロパモカルブ、(10.10)プロパモカルブ塩酸塩、(10.11)プロチオカルブ、(10.12)ピラゾホス、(10.13)キントゼン、(10.14)テクナゼン、及び、(10.15)トルクロホス−メチル;
(11) メラニン生合成阻害薬、例えば、(11.1)カルプロパミド、(11.2)ジクロシメット、(11.3)フェノキサニル、(11.4)フタリド、(11.5)ピロキロン、(11.6)トリシクラゾール、及び、(11.7){3−メチル−1−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]ブタン−2−イル}カルバミン酸2,2,2−トリフルオロエチル;
(12) 核酸合成の阻害薬、例えば、(12.1)ベナラキシル、(12.2)ベナラキシル−M(キララキシル(kiralaxyl))、(12.3)ブピリメート、(12.4)クロジラコン、(12.5)ジメチリモール、(12.6)エチリモール、(12.7)フララキシル、(12.8)ヒメキサゾール、(12.9)メタラキシル、(12.10)メタラキシル−M(メフェノキサム)、(12.11)オフラセ、(12.12)オキサジキシル、(12.13)オキソリン酸,及び、(12.14)オクチリノン;
(13) シグナル伝達阻害薬、例えば、(13.1)クロゾリネート、(13.2)フェンピクロニル、(13.3)フルジオキソニル、(13.4)イプロジオン、(13.5)プロシミドン、(13.6)キノキシフェン、(13.7)ビンクロゾリン、及び、(13.8)プロキナジド;
(14) デカップラー、例えば、(14.1)ビナパクリル、(14.2)ジノカップ、(14.3)フェリムゾン、(14.4)フルアジナム、及び、(14.5)メプチルジノカップ(131−72−6);
(15) さらなる化合物、例えば、(15.1)ベンチアゾール、(15.2)ベトキサジン、(15.3)カプシマイシン(capsimycin)、(15.4)カルボン、(15.5)キノメチオネート、(15.6)ピリオフェノン(クラザフェノン(chlazafenone))、(15.7)クフラネブ、(15.8)シフルフェナミド、(15.9)シモキサニル、(15.10)シプロスルファミド、(15.11)ダゾメット、(15.12)デバカルブ、(15.13)ジクロロフェン、(15.14)ジクロメジン、(15.15)ジフェンゾコート、(15.16)ジフェンゾコートメチル硫酸塩、(15.17)ジフェニルアミン、(15.18)エコメイト、(15.19)フェンピラザミン、(15.20)フルメトベル、(15.21)フルオルイミド、(15.22)フルスルファミド、(15.23)フルチアニル、(15.24)ホセチル−アルミニウム、(15.25)ホセチル−カルシウム、(15.26)ホセチル−ナトリウム、(15.27)ヘキサクロロベンゼン、(15.28)イルママイシン、(15.29)メタスルホカルブ、(15.30)イソチオシアン酸メチル、(15.31)メトラフェノン、(15.32)ミルディオマイシン、(15.33)ナタマイシン、(15.34)ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、(15.35)ニトロタル−イソプロピル、(15.36)オクチリノン、(15.37)オキサモカルブ(oxamocarb)、(15.38)オキシフェンチイン(oxyfenthiin)、(15.39)ペンタクロロフェノール及びその塩、(15.40)フェノトリン、(15.41)リン酸及びその塩、(15.42)プロパモカルブ−ホセチレート(propamocarb−fosetylate)、(15.43)プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium)、(15.44)ピリモルフ、(15.45)(2E)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン、(15.46)(2Z)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン、(15.47)ピロールニトリン、(15.48)テブフロキン、(15.49)テクロフタラム、(15.50)トルニファニド、(15.51)トリアゾキシド、(15.52)トリクラミド、(15.53)ザリラミド、(15.54)(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル 2−メチルプロパノエート、(15.55)1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、(15.56)1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、(15.57)1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、(15.58)1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル 1H−イミダゾール−1−カルボキシレート、(15.59)2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、(15.60)2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、(15.61)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン、(15.62)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、(15.63)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、(15.64)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン、(15.65)2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、(15.66)2−クロロ−5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、(15.67)2−フェニルフェノール及び塩、(15.68)3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、(15.69)3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル、(15.70)3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、(15.71)4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、(15.72)5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、(15.73)5−クロロ−N’−フェニル−N’−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド、(15.74)5−フルオロ−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、(15.75)5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、(15.76)5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、(15.77)(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルアクリル酸エチル、(15.78)N’−(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.79)N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(15.80)N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(15.81)N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロニコチンアミド、(15.82)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロニコチンアミド、(15.83)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードニコチンアミド、(15.84)N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、(15.85)N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、(15.86)N’−{4−[(3−tert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.87)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、(15.88)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、(15.89)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、(15.90){6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバミン酸ペンチル、(15.91)フェナジン−1−カルボン酸、(15.92)キノリン−8−オール、(15.93)キノリン−8−オールスルフェート(2:1)、(15.94){6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル、(15.95)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.96)N−(4’−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.97)N−(2’,4’−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.98)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.99)N−(2’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.100)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.101)5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.102)2−クロロ−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ニコチンアミド、(15.103)3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.104)N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.105)3−(ジフルオロメチル)−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.106)N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.107)2−クロロ−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)ニコチンアミド、(15.108)2−クロロ−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ニコチンアミド、(15.109)4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、(15.110)5−フルオロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1
−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.111)2−クロロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ニコチンアミド、(15.112)3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.113)5−フルオロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.114)2−クロロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ニコチンアミド、(15.115)(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、(15.116)N−[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリンアミド、(15.117)4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸、(15.118)ブタ−3−イン−1−イル {6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート、(15.119)4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2−オール(互変異性体形態:4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2(1H)−オン)、(15.120)3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸プロピル、(15.121)1,3−ジメチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.122)1,3−ジメチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.123)1,3−ジメチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.124)[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2−オキサゾール−4−イル](ピリジン−3−イル)メタノール、(15.125)(S)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2−オキサゾール−4−イル](ピリジン−3−イル)メタノール、(15.126)(R)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2−オキサゾール−4−イル](ピリジン−3−イル)メタノール、(15.127)2−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.128)1−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルチオシアネート、(15.129)5−(アリルスルファニル)−1−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール、(15.130)2−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.131)2−{[rel(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.132)2−{[rel(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.133)1−{[rel(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルチオシアネート、(15.134)1−{[rel(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルチオシアネート、(15.135)5−(アリルスルファニル)−1−{[rel(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール、(15.136)5−(アリルスルファニル)−1−{[rel(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール、(15.137)2−[(2S,4S,5S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.138)2−[(2R,4S,5S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.139)2−[(2R,4R,5R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.140)2−[(2S,4R,5R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.141)2−[(2S,4S,5R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.142)2−[(2R,4S,5R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.143)2−[(2R,4R,5S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.144)2−[(2S,4R,5S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(15.145)2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ベンズアミド、(15.146)2−(6−ベンジルピリジン−2−イル)キナゾリン、(15.147)2−[6−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−5−メチルピリジン−2−イル]キナゾリン、(15.148)3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、(15.149)アブシジン酸、(15.150)3−(ジフルオロメチル)−N−メトキシ−1−メチル−N−[1−(2,4,6−トリクロロフェニル)プロパン−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.151)N’−[5−ブロモ−6−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−2−メチルピリジン−3−イル]−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.152)N’−{5−ブロモ−6−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.153)N’−{5−ブロモ−6−[(1R)−1−(3,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.154)N’−{5−ブロモ−6−[(1S)−1−(3,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.155)N’−{5−ブロモ−6−[(シス−4−イソプロピルシクロヘキシル)オキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.156)N’−{5−ブロモ−6−[(トランス−4−イソプロピルシクロヘキシル)オキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.157)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(2−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.158)N−シクロプロピル−N−(2−シクロプロピルベンジル)−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.159)N−(2−tert−ブチルベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.160)N−(5−クロロ−2−エチルベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.161)N−(5−クロロ−2−イソプロピルベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.162)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−N−(2−エチル−5−フルオロベンジル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.163)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(5−フルオロ−2−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.164)N−シクロプロピル−N−(2−シクロプロピル−5−フルオロベンジル)−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.165)N−(2−シクロペンチル−5−フルオロベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.166)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(2−フルオロ−6−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.167)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−N−(2−エチル−5−メチルベンジル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.168)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(2−イソプロピル−5−メチルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.169)N−シクロプロピル−N−(2−シクロプロピル−5−メチルベンジル)−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.170)N−(2−tert−ブチル−5−メチルベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.171)N−[5−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル]−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.172)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−N
−[5−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンジル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.173)N−[2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ベンジル]−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.174)N−[3−クロロ−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)ベンジル]−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.175)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−N−(2−エチル−4,5−ジメチルベンジル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.176)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(2−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボチオアミド、(15.177)3−(ジフルオロメチル)−N−(7−フルオロ−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.178)3−(ジフルオロメチル)−N−[(3R)−7−フルオロ−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.179)3−(ジフルオロメチル)−N−[(3S)−7−フルオロ−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.180)N’−(2,5−ジメチル−4−フェノキシフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.181)N’−{4−[(4,5−ジクロロ−1,3−チアゾール−2−イル)オキシ]−2,5−ジメチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.182)N−(4−クロロ−2,6−ジフルオロフェニル)−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン。
クラス(1)〜(15)に記載されている全ての混合成分は、それらの官能基に基づいて可能であれば、場合により、適切な塩基又は酸と塩を形成し得る。
混合成分としての生物学的殺有害生物剤
式(I)で表される化合物は、生物学的殺有害生物剤と組み合わせることができる。
生物学的殺有害生物剤としては、特に、細菌類、菌類、酵母類、植物抽出物及び微生物によって形成される生成物(例えば、タンパク質又は二次代謝産物)などがある。
生物学的殺有害生物剤としては、細菌類、例えば、芽胞形成性細菌、根にコロニーを形成する細菌及び生物学的殺虫剤、殺菌剤又は殺線虫剤として作用する細菌などがある。
生物学的殺有害生物剤として利用されているか又は使用することが可能な上記細菌類の例は、以下のものである:
バシルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)株FZB42(DSM 231179)、又は、バシルス・セレウス(Bacillus cereus)、特に、バシルス・セレウス(B. cereus)株CNCM I−1562、又は、バシルス・フィルムス(Bacillus firmus)株I−1582(受託番号 CNCM I−1582)、又は、バシルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特に、株GB34(受託番号 ATCC 700814)及び株QST2808(受託番号 NRRL B−30087)、又は、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、特に、株GB03(受託番号 ATCC SD−1397)、又は、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)株QST713(受託番号 NRRL B−21661)、又は、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)株OST 30002(受託番号 NRRL B−50421)、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、特に、バシルス・ツリンギエンシス 亜種 イスラエレンシス(B. thuringiensis subspecies israelensis)(抗原型 H−14)株AM65−52(受託番号 ATCC 1276)、又は、バシルス・ツリンギエンシス 亜種 アイザワイ(B. thuringiensis subsp. aizawai)、特に、株ABTS−1857(SD−1372)、又は、バシルス・ツリンギエンシス 亜種 クルスタキ(B. thuringiensis subsp. kurstaki)株HD−1、又は、バシルス・ツリンギエンシス 亜種 テネブリオニス(B. thuringiensis subsp. tenebrionis)株NB 176(SD−5428)、パステウリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)、パステウリア属種(Pasteuria spp.)(ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)線虫)−PR3(受託番号 ATCC SD−5834)、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株AQ6121(= QRD 31.013、NRRL B−50550)、ストレプトミセス・ガルブス(Streptomyces galbus)株AQ 6047(受託番号 NRRL 30232)。
生物学的殺有害生物剤として利用されているか又は使用することが可能な菌類及び酵母類の例は、以下のものである:
ベアウベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)、特に、株ATCC 74040、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)、特に、株CON/M/91−8(受託番号 DSM−9660)、レカニシリウム属種(Lecanicillium spp.)、特に、株HRO LEC 12、レカニシリウム・レカニイ(Lecanicillium lecanii)(以前は、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii))として知られていた)、特に、株KV01、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)、特に、株F52(DSM3884/ ATCC 90448)、メトスクニコウィア・フルクチコラ(Metschnikowia fructicola)、特に、株NRRL Y−30752、パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(現在:イサリア・フモソロセア(Isaria fumosorosea))、特に、株IFPC 200613又は株Apopka 97(受託番号 ATCC 20874)、パエシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)、特に、パエシロミセス・リラシヌス(P. lilacinus)株251(AGAL 89/030550)、タラロミセス・フラブス(Talaromyces flavus)、特に、株V117b、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、特に、株SC1(受託番号 CBS 122089)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、特に、トリコデルマ・ハルジアヌム・リファイ(T. harzianum rifai)T39(受託番号 CNCM I−952)。
生物学的殺有害生物剤として利用されているか又は使用することが可能なウイルス類の例は、以下のものである:
リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)顆粒病ウイルス(GV)、コドリンガ(Cydia pomonella)顆粒病ウイルス(GV)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多角体病ウイルス(NPV)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)mNPV、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)mNPV、エジプトヨトウ(African cotton leafworm)(Spodoptera littoralis)NPV。
植物又は植物の部分又は植物の器官に対して「接種源」として加えられて、それらの特定に特性によって植物の成長及び植物の健康を増進する細菌類及び菌類も、同様に包含される。挙げることができる例は、以下のものである:
アグロバクテリウム属種(Agrobacterium spp.)、アゾリゾビウム・カウリノダンス(Azorhizobium caulinodans)、アゾスピリルム属種(Azospirillum spp.)、アゾトバクテル属種(Azotobacter spp.)、ブラジリゾビウム属種(Bradyrhizobium spp.)、ブルクホルデリア属種(Burkholderia spp.)、特に、ブルクホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)(以前は、プセウドモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)として知られていた)、ギガスポラ属種(Gigaspora spp.)又はギガスポラ・モノスポルム(Gigaspora monosporum)、グロムス属種(Glomus spp.)、ラッカリア属種(Laccaria spp.)、ラクトバシルス・ブクネリ(Lactobacillus buchneri)、パラグロムス属種(Paraglomus spp.)、ピソリツス・チンクトルス(Pisolithus tinctorus)、プセウドモナス属種(Pseudomonas spp.)、リゾビウム属種(Rhizobium spp.)、特に、リゾビウム・トリホリイ(Rhizobium trifolii)、リゾポゴン属種(Rhizopogon spp.)、スクレロデルマ属種(Scleroderma spp.)、スイルス属種(Suillus spp.)、ストレプトミセス(Streptomyces spp.)。
生物学的殺有害生物剤として利用されているか又は使用することが可能な、植物抽出物及び微生物によって形成される生成物(これは、タンパク質及び二次代謝産物を包含する)の例は、以下のものである:
ニンニク(Allium sativum)、ニガヨモギ(Artemisia absinthium)、アザジラクチン(azadirachtin)、Biokeeper WP、カッシア・ニグリカンス(Cassia nigricans)、セラストルス・アングラツス(Celastrus angulatus)、アメリカアリタソウ(Chenopodium anthelminticum)、キチン、Armour−Zen、セイヨウオシダ(Dryopteris filix−mas)、スギナ(Equisetum arvense)、Fortune Aza、Fungastop、Heads Up(キノア(Chenopodium quinoa)サポニン抽出物)、除虫菊(Pyrethrum/Pyrethrins)、スリナムニガキ(Quassia amara)、コナラ属(Quercus)、キラヤ属(Quillaja)、Regalia、(「RequiemTM Insecticide」)、ロテノン、リアニア/リアノジン、ヒレハリソウ(Symphytum officinale)、ヨモギギク(Tanacetum vulgare)、チモール、Triact 70、TriCon、キンレンカ(Tropaeulum majus)、セイヨウイラクサ(Urtica dioica)、Veratrin、セイヨウヤドリギ(Viscum album)、アブラナ科(Brassicaceae)抽出物、特に、ナタネ粉末又はカラシナ粉末。
混合成分としての薬害軽減剤
式(I)で表される化合物は、薬害軽減剤、例えば、ベノキサコール、クロキントセット(−メキシル)、シオメトリニル、シプロスルファミド、ジクロルミド、フェンクロラゾール(−エチル)、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン(−エチル)、メフェンピル(−ジエチル)、ナフタル酸無水物、オキサベトリニル、2−メトキシ−N−({4−[(メチルカルバモイル)アミノ]フェニル}スルホニル)ベンズアミド(CAS 129531−12−0)、4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(CAS 71526−07−3)、2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン(CAS 52836−31−4)。
植物及び植物の部分
本発明に従って、全ての植物及び植物の全ての部分を処理することができる。ここで、植物は、望ましい及び望ましくない野生植物又は作物植物(天然に発生している作物植物を包含する)のような全ての植物及び植物の部分、例えば、穀類(コムギ、イネ、ライコムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、テンサイ、サトウキビ、トマト、エンドウマメ及び他の野菜種、ワタ、タバコ、ナタネ、並びに、さらに、果実植物(果実のリンゴ、ナシ、柑橘類果実を有するもの及びブドウの木)などを意味するものと理解される。作物植物は、慣習的な育種法と最適化法によって得ることができる植物であり得るか、又は、生物工学的方法と遺伝子工学的方法によって得ることができる植物であり得るか、又は、前記方法の組合せによって得ることができる植物であることができる。そのような作物植物には、トランスジェニック植物も包含され、また、品種所有権(varietal property rights)によって保護され得る植物品種又は保護され得ない植物品種も包含される。植物の部分は、苗条、葉、花及び根などの、植物の地上部及び地下部の全ての部分及び器官を意味するものと理解されるべきであり、その例としては、葉、針状葉、茎、幹、花、子実体、果実及び種子、並びに、さらに、塊茎、根及び根茎などを挙げることができる。収穫された植物、並びに、栄養繁殖器官(vegetative propagation material)及び生殖繁殖器官(generative propagation material)、例えば、実生、塊茎、根茎、挿穂(cutting)及び種子なども、植物の部分に包含される。
式(I)で表される化合物を用いた植物及び植物の部分の本発明による処理は、慣習的な処理方法によって、例えば、浸漬、散布、気化、煙霧(fogging)、ばらまき、塗布、注入などによって、直接的に行うか、又は、該化合物を植物及び植物の部分の周囲、生息環境若しくは貯蔵空間に作用させることにより行い、また、繁殖器官(propagation material)の場合、特に種子の場合は、さらに、1以上のコーティングを施すことによっても行う。
上記で既に述べたように、本発明に従って、全ての植物及びそれらの部分を処理することができる。好ましい実施形態では、野生の植物種及び植物品種、又は、交雑若しくはプロトプラスト融合のような慣習的な生物学的育種法により得られた植物種及び植物品種、並びに、それらの部分を処理する。好ましいさらに別の実施形態では、適切な場合には慣習的な方法と組み合わせた遺伝子工学的方法により得られたトランスジェニック植物及び植物品種(遺伝子組換え生物)及びそれらの部分を処理する。用語「部分(parts)」又は「植物の部分(parts of plants)」又は「植物の部分(plant parts)」については、既に上記で説明した。本発明を使用して、特に好ましくは、それぞれ市販されている慣習的な品種又は使用されている慣習的な品種の植物を処理する。植物品種は、慣習的な育種又は突然変異誘発又は組換えDNA技術によって得られた、新しい特性(「形質」)を有する植物を意味するものと理解される。それらは、品種、変種、生物型又は遺伝子型であることができる。
トランスジェニック植物、種子処理、及び、統合イベント(integration events)
特に有利で有益な特性(「形質」)を植物に付与する遺伝物質を遺伝子修飾を介して受け取った全ての植物は、本発明に従って処理されるのが好ましいトランスジェニック植物又は植物品種(遺伝子工学により得られたもの)に包含される。そのような特性の例は、植物の向上した生育、高温又は低温に対する向上した耐性、渇水又は水中若しくは土壌中に含まれる塩分のレベルに対する向上した耐性、高められた開可能力、向上した収穫の容易性、促進された成熟、増加した収穫量、収穫された生産物の向上した品質及び/又は向上した栄養価、収穫された生産物の改善された貯蔵寿命及び/又は改善された加工性などである。そのような特性のさらに別の特に重要な例は、害虫及び有害微生物に対する(例えば、昆虫類、クモ形類動物、線虫類、ダニ類、ナメクジ類及びカタツムリ類に対する)植物の向上した抵抗性、例えば、植物体内で形成された毒素による、特に、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する遺伝物質〔例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIF並びにそれらの組合せ〕によって植物体内で形成された毒素による、害虫及び有害微生物に対する(例えば、昆虫類、クモ形類動物、線虫類、ダニ類、ナメクジ類及びカタツムリ類に対する)植物の向上した抵抗性、さらに、植物病原性の菌類、細菌類及び/又はウイルス類に対する植物の向上した抵抗性、例えば、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン(systemin)、フィトアレキシン、誘導因子並びに抵抗性遺伝子とそれにより発現されるタンパク質及び毒素による、植物病原性の菌類、細菌類及び/又はウイルス類に対する植物の向上した抵抗性、及び、さらに、特定の除草活性化合物(例えば、イミダゾリノン系、スルホニル尿素系、グリホセート又はホスフィノトリシン)に対する植物の向上した耐性である(例えば、「PAT」遺伝子)。望まれる当該形質を付与する遺伝子は、トランスジェニック植物体内で、互いに組み合わせて存在させることも可能である。挙げることができるトランスジェニック植物の例は、重要な作物植物、例えば、穀類(コムギ、イネ、ライコムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、テンサイ、サトウキビ、トマト、エンドウマメ及び他の野菜種、ワタ、タバコ、ナタネ、並びに、さらに、果実植物(果実のリンゴ、ナシ、柑橘類果実及びブドウを有するもの)などであり、トウモロコシ、ダイズ、コムギ、イネ、ジャガイモ、ワタ、サトウキビ、タバコ及びナタネは特に重要である。特に重要な形質は、昆虫類、クモ形類動物、線虫類並びにナメクジ類及びカタツムリ類に対する植物の向上した抵抗性である。
作物保護−処理の種類
式(I)で表される化合物を用いた植物及び植物の部分の処理は、慣習的な処理方法を用いて、例えば、浸漬、散布、噴霧、灌漑、気化、散粉、煙霧、ばらまき、泡状化、塗布、拡散(spreading−on)、注入、灌水(灌注(drenching))、点滴灌漑などによって、直接的に行うか、又は、該化合物を植物及び植物の部分の周囲、生息環境若しくは貯蔵空間に作用させることにより行い、また、繁殖器官(propagation material)の場合、特に種子の場合は、さらに、乾式種子処理用粉末剤、液体種子処理用溶液剤、スラリー処理用水溶性粉末剤として、被覆、1以上の被膜によるコーティングなどによっても行う。さらに、式(I)で表される化合物を微量散布法(ultra−low volume method)によって施用することも可能であり、又は、該施用形態若しくは式(I)で表される化合物自体を土壌中に注入することも可能である。
植物の好ましい直接的な処理方法は、茎葉施用である。即ち、式(I)で表される化合物を茎葉部に施用し、その際、処理頻度及び施用量は、当該害虫の発生のレベルに従って適合させるべきである。
浸透移行性活性化合物の場合、式(I)で表される化合物は、さらにまた、根系を介しても植物に達する。従って、植物は、その植物の生息環境に対して式(I)で表される化合物を作用させることによって処理する。これは、例えば、灌注(drenching)によって、又は、土壌若しくは栄養溶液に混合させる〔即ち、植物の成育場所(例えば、土壌、又は、水耕系)に式(I)で表される化合物の液体形態を含浸させる〕ことによって、又は、土壌施用〔即ち、本発明による式(I)で表される化合物を固体形態で(例えば、顆粒形態で)植物の成育場所に導入する〕ことによって、実施することができる。水稲作物の場合には、これは、固体施用形態にある式(I)で表される化合物(例えば、粒剤として)を計量して湛水された水田に供給することによっても、実施することができる。
種子の処理
植物の種子を処理することによる害虫の防除は、長い間知られており、継続的に改良が加えられている。しかしながら、種子の処理には、必ずしも満足のいくように解決することができるわけではない一連の問題が伴っている。かくして、植物の貯蔵中、播種後又は出芽後に殺有害生物剤を追加で施用することを不要とするか又は少なくとも著しく低減させるような、種子及び発芽中の植物を保護する方法を開発することは望ましい。さらに、使用する活性化合物によって植物自体に損傷を引き起こすことなく、害虫による攻撃から種子及び発芽中の植物が最適に保護されるように、使用する活性化合物の量を最適化することも望ましい。特に、種子を処理する方法では、最少量の殺有害生物剤を使用して種子及び発芽中の植物の最適な保護を達成するために、害虫抵抗性トランスジェニック植物又は害虫耐性トランスジェニック植物の内因性の殺虫特性又は殺線虫特性も考慮に入れるべきである。
従って、本発明は、特に、害虫による攻撃から種子及び発芽中の植物を保護する方法にも関し、ここで、該方法は、当該種子を式(I)で表される化合物のうちの1種類で処理することによる。種子及び発芽中の植物を害虫による攻撃から保護するための本発明の方法は、さらに、該種子を、式(I)で表される化合物と混合成分によって、1回の操作で同時に又は順次に処理するような方法も包含する。それは、さらにまた、該種子を、式(I)で表される化合物と混合成分によって、異なった時点で処理するような方法も包含する。
本発明は、さらに、種子及びその種子から生じた植物を害虫に対して保護するために種子を処理するための、式(I)で表される化合物の使用にも関する。
さらに、本発明は、害虫に対して保護されるように、本発明の式(I)で表される化合物で処理された種子にも関する。本発明は、さらに、式(I)で表される化合物と混合成分によって同時に処理された種子にも関する。本発明は、さらに、式(I)で表される化合物と混合成分によって異なった時点で処理された種子にも関する。式(I)で表される化合物と混合成分によって異なった時点で処理された種子の場合、個々の物質は、その種子の表面上の異なった層の中に存在し得る。ここで、式(I)で表される化合物と混合成分を含んでいる層は、場合により、中間層によって分離させることができる。本発明は、さらにまた、式(I)で表される化合物と混合成分が被膜の成分として又は被膜に加えられたさらなる1つの層若しくは複数の層として施用されている種子にも関する。
さらに、本発明は、式(I)で表される化合物で処理された後で、埃による種子の摩耗を防止するために、フィルムコーティングプロセスに付される種子にも関する。
式(I)で表される浸透移行性化合物による有利な点の1つは、種子を処理することによって、害虫に対して、その種子自体が保護されるのみではなく、その種子から生じる植物も出芽後に保護されるという事実である。このようにして、播種時又は播種後間もなくに作物を直接処理する手間を省くことができる。
式(I)で表される化合物で種子を処理することによって、処理された種子の発芽及び出芽が促進され得るということも、さらなる有利点として考慮されるべきである。
式(I)で表される化合物を、特に、トランスジェニック種子に対しても使用することが可能であるということも、有利であると考えられる。
さらに、式(I)で表される化合物は、シグナル伝達技術の組成物又は化合物と組合せて使用することが可能であり、その結果として、共生生物(例えば、根粒菌、菌根菌及び/又は内部寄生性の細菌若しくは菌類)によるコロニー形成が良好になるということ、及び/又は、窒素固定が最適化される。
式(I)で表される化合物は、農業において、温室内で、森林で又は園芸において使用される全ての植物品種の種子を保護するのに適している。特に、これは、穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、アワ及びエンバク)、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、イネ、ジャガイモ、ヒマワリ、コーヒー、タバコ、カノラ、ナタネ、ビート(例えば、テンサイ及び飼料用ビート)、ラッカセイ、野菜(例えば、トマト、キュウリ、インゲンマメ、アブラナ科野菜、タマネギ及びレタス)、果実植物、芝生及び観賞植物の種子である。穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)、トウモロコシ、ダイズ、ワタ、カノラ、ナタネ及びイネの種子を処理することは、特に重要である。
既に上記で記載したように、式(I)で表される化合物によるトランスジェニック種子の処理も、特に重要である。これは、ポリペプチド(特に、殺虫性及び/又は殺線虫性を有するポリペプチド)の発現を制御する少なくとも1種類の異種遺伝子を概して含んでいる植物の種子である。トランスジェニック種子内のこれらの異種遺伝子は、バシルス(Bacillus)種、リゾビウム(Rhizobium)種、プセウドモナス(Pseudomonas)種、セラチア(Serratia)種、トリコデルマ(Trichoderma)種、クラビバクテル(Clavibacter)種、グロムス(Glomus)種又はグリオクラジウム(Gliocladium)種などの微生物に由来し得る。本発明は、バシルス属種(Bacillus sp.)に由来する少なくとも1種類の異種遺伝子を含んでいるトランスジェニック種子を処理するのに特に適している。特に好ましくは、当該異種遺伝子は、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillusthuringiensis)に由来する。
本発明に関連して、式(I)で表される化合物は、種子に対して施用する。好ましくは、該種子は、処理の過程で損傷が起こらないように充分に安定な状態で処理する。一般に、該種子は、収穫と播種の間の任意の時点で処理することができる。通常使用される種子、植物から分離されていて、穂軸、殻、葉柄、外皮、被毛又は果肉が除かれている。例えば、収穫され、不純物が取り除かれ、及び、貯蔵を可能とする含水量となるまで乾燥された種子を使用することができる。あるいは、乾燥後に例えば水で処理され、その後再度乾燥された種子(例えば、プライミング)を使用することもできる。イネの種子の場合、例えば、イネ胚の特定の段階(「鳩胸段階」)に達するまで水中に浸漬した種子を使用することも可能であり、それによって、発芽が刺激され、及び、出芽がより均一になる。
種子を処理する場合、種子の発芽が悪影響を受けないように、又は、種子から生じた植物が損傷を受けないように、種子に施用する式(I)で表される化合物の量及び/又はさらなる添加剤の量を選択することに注意しなければならない。このことは、とりわけ、特定の施用量で薬害作用を示し得る活性化合物の場合に、確実に実施しなければならない。
一般に、式(I)で表される化合物は、適切な製剤に含ませて種子に施用する。種子を処理するための適切な製剤及びプロセスは、当業者には知られている。
式(I)で表される化合物は、慣習的な種子粉衣製剤、例えば、溶液剤、エマルション剤、懸濁液剤、粉末剤、泡剤、スラリー剤又は種子用の別のコーティング組成物などに変換することが可能であり、及び、さらに、ULV製剤に変換することも可能である。
これらの製剤は、既知方法で、式(I)で表される化合物を、慣習的な添加剤、例えば、慣習的な増量剤、及び、溶媒又は希釈剤、着色剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、防腐剤、第2の増粘剤、粘着剤、ジベレリン類などと混合させ、及び、さらに、水と混合させることによって、調製する。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる着色剤は、そのような目的に関して慣習的な全ての着色剤である。水中であまり溶解しない顔料又は水中で溶解する染料を使用することができる。その例としては、「Rhodamin B」、「C.I.Pigment Red 112」及び「C.I.Solvent Red 1」の名称で知られている着色剤などを挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる有用な湿潤剤は、農薬活性化合物の製剤に関して慣習的に使用される、湿潤を促進する全ての物質である。好ましくは、アルキルナフタレンスルホネート類、例えば、ジイソプロピルナフタレンスルホネート又はジイソブチルナフタレンスルホネートなどを使用する。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる有用な分散剤及び/又は乳化剤は、農薬活性成分の製剤に関して慣習的に使用される非イオン性、アニオン性及びカチオン性の全ての分散剤である。好ましくは、非イオン性若しくはアニオン性の分散剤又は非イオン性若しくはアニオン性の分散剤の混合物を使用する。適している非イオン性分散剤としては、特に、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマー類、アルキルフェノールポリグリコールエーテル類及びトリスチリルフェノールポリグリコールエーテル類、並びに、それらのリン酸化誘導体又は硫酸化誘導体などがある。適しているアニオン性分散剤は、特に、リグノスルホネート類、ポリアクリル酸塩類及びアリールスルホネート/ホルムアルデヒド縮合物である。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる消泡剤は、農薬活性成分の製剤中に関して慣習的に使用される全ての泡抑制物質である。好ましくは、シリコーン消泡剤及びステアリン酸マグネシウムを使用する。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる防腐剤は、農薬組成物中で当該目的のために使用することが可能な全ての物質である。例として、ジクロロフェン及びベンジルアルコールヘミホルマールなどを挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる第2の増粘剤は、農薬組成物中で当該目的のために使用することが可能な全ての物質である。セルロース誘導体、アクリル酸誘導体、キサンタン、変性クレー及び微粉化シリカが好ましい。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる粘着剤は、種子粉衣製品中で使用可能な全ての慣習的な結合剤である。好ましいものとして、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール及びチロースを挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができるジベレリン類は、好ましくは、ジベレリンA1、ジベレリンA3(=ジベレリン酸)、ジベレリンA4及びジベレリンA7である。特に好ましくは、ジベレリン酸を使用する。ジベレリン類は知られている(cf. R. Wegler “Chemie der Pflanzenschutz− and Schadlingsbekampfungsmittel” vol. 2, Springer Verlag, 1970, pp. 401−412)。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤は、広い範囲のさまざまな種類の種子を処理するために、直接的に使用することができるか、又は、予め水で希釈したあとで使用することができる。例えば、濃厚製剤(concentrate)又は水で希釈することによって濃厚製剤から得ることができる調製物は、穀類、例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク及びライコムギなどの種子を粉衣するのに使用することが可能であり、並びに、さらに、トウモロコシ、イネ、ナタネ、エンドウマメ、インゲンマメ、ワタ、ヒマワリ、ダイズ及びビートの種子を粉衣するのに使用することも可能であり、又は、広い範囲のさまざまな野菜の種子を粉衣するのに使用することが可能である。本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤又はそれらの希釈された調製物は、トランスジェニック植物の種子を粉衣するのにも使用することが可能である。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤又は水を添加することによってその種子粉衣製剤から調製された使用形態を用いて種子を処理する場合、種子粉衣のために慣習的に使用可能な全ての混合装置が有用である。具体的には、種子粉衣における手順は、種子を混合機(これは、バッチ式又は連続的に作動される)の中に入れること、所望される特定量の種子粉衣製剤を、そのままで添加するか又は予め水で希釈したあとで添加すること、及び、該製剤が当該種子の表面に均質に分配されるまで全てを混合させることである。適切な場合には、続いて乾燥工程を行う。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の施用量は、比較的広い範囲内で変えることができる。それは、当該製剤中の式(I)で表される化合物の特定の含有量及び当該種子に左右される。式(I)で表される化合物の施用量は、一般に、種子1kg当たり0.001〜50gであり、好ましくは、種子1kg当たり0.01〜15gである。
動物衛生
動物衛生の分野、即ち、獣医学の分野においては、式(I)で表される化合物は、動物寄生生物に対して、特に、外部寄生生物又は内部寄生生物に対して、活性を示す。用語「内部寄生生物」は、特に、蠕虫類及び原生動物(例えば、コクシジウム)を包含する。外部寄生生物は、典型的には、及び、好ましくは、節足動物、特に、昆虫類及びダニ類である。
獣医学の分野において、式(I)で表される化合物は、温血動物に対する毒性が好ましい程度であって、動物育種及び畜産業において、家畜動物、育種用動物、動物園の動物、研究室の動物、実験動物及び家庭内動物(domestic animal)において発生する寄生生物を防除するのに適している。
農業用家畜としては、例えば、以下のものを挙げることができる:哺乳動物、例えば、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ロバ、ラクダ、スイギュウ、ウサギ、トナカイ、ダマジカ、並びに、特に、ウシ及びブタ;又は、家禽類、例えば、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ、及び、特に、ニワトリ;魚類若しくは甲殻類の動物、例えば、水産養殖における魚類若しくは甲殻類の動物;及び、さらに、昆虫類、例えば、ミツバチ類。
家庭内動物としては、例えば、以下のものを挙げることができる:哺乳動物、例えば、ハムスター、テンジクネズミ、ラット、マウス、チンチラ、フェレット、及び、特に、イヌ、ネコ;籠の鳥;爬虫類;両生類;及び、水槽の魚。
好ましい実施形態によれば、式(I)で表される化合物は、哺乳動物に対して投与される。
好ましい別の実施形態によれば、式(I)で表される化合物は、鳥類に対して、即ち、籠の鳥、又は、特に、家禽類に対して、投与される。
動物寄生生物を防除するために式(I)で表される化合物を使用することによって、上記動物の病気、死亡事例を低減又は予防すること、及び、生産性(performance)(肉、ミルク、羊毛、皮革、卵、蜂蜜などの場合)の低下を低減又は予防することが意図され、その結果、より経済で且つより容易な動物飼育が可能となり、及び、より良好な動物の健康状態が達成され得る。
用語「防除する(control)」又は「防除する(controlling)」は、動物衛生の分野に関連して本明細書中で使用される場合、式(I)で表される化合物が、寄生生物に感染している動物におけるその個々の寄生生物の発生を害がないレベルにまで低減させることにおいて有効であることを意味する。さらに具体的には、「防除する」は、本明細書中で使用される場合、式(I)で表される化合物が、個々の寄生生物を殺すこと、その成長を阻害すること、又は、その増殖を阻害することにおいて、有効であることを意味する。
節足動物としては、以下のものを挙げることができる:
アノプルリダ目(Anoplurida)の、例えば、ハエマトピヌス属種(Haematopinus spp.)、リノグナツス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、プチルス属種(Phtirus spp.)、ソレノポテス属種(Solenopotes spp.); マロファギダ目(Mallophagida)並びにアムブリセリナ亜目(Amblycerina)及びイスクノセリナ亜目(Ischnocerina)の、例えば、トリメノポン属種(Trimenopon spp.)、メノポン属種(Menopon spp.)、トリノトン属種(Trinoton spp.)、ボビコラ属種(Bovicola spp.)、ウェルネキエラ属種(Werneckiella spp.)、レピケントロン属種(Lepikentron spp.)、ダマリナ属種(Damalina spp.)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.)、フェリコラ属種(Felicola spp.); 双翅目(Diptera)並びにネマトセリナ亜目(Nematocerina)及びブラキセリナ亜目(Brachycerina)の、例えば、アエデス属種(Aedes spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、クレキス属種(Culex spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、エウシムリウム属種(Eusimulium spp.)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、ルトゾミイヤ属種(Lutzomyia spp.)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、オダグミア属種(Odagmia spp.)、ウィルヘルミア属種(Wilhelmia spp.)、ヒボミトラ属種(Hybomitra spp.)、アチロツス属種(Atylotus spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、ハエマトポタ属種(Haematopota spp.)、フィリポミイア属種(Philipomyia spp.)、ブラウラ属種(Braula spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、ヒドロタエア属種(Hydrotaea spp.)、ストモキス属種(Stomoxys spp.)、ハエマトビア属種(Haematobia spp.)、モレリア属種(Morellia spp.)、ファンニア属種(Fannia spp.)、グロシナ属種(Glossina spp.)、カリホラ属種(Calliphora spp.)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、クリソミイア属種(Chrysomyia spp.)、ウォールファールチア属種(Wohlfahrtia spp.)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、ヒポボスカ属種(Hippobosca spp.)、リポプテナ属種(Lipoptena spp.)、メロファグス属種(Melophagus spp.)、リノエストルス属種(Rhinoestrus spp.)、チプラ属種(Tipula spp.); ノミ目(Siphonapterida)の、例えば、プレキス属種(Pulex spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、ツンガ属種(Tunga spp.)、キセノプシラ属種(Xenopsylla spp.)、セラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.); ヘテロプテリダ目(Heteropterida)の、例えば、シメキス属種(Cimex spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、パンストロンギルス属種(Panstrongylus spp.);並びに、ゴキブリ目(Blattarida)の有害害虫及び衛生害虫。
節足動物としては、さらに、以下のものを挙げることができる:
ダニ亜綱(Acari(Acarina))及びメタスチグマタ目(Metastigmata)の、例えば、ヒメダニ科(argasidae)の、例えば、アルガス属種(Argas spp.)、オルニトドルス属種(Ornithodorus spp.)、オトビウス属種(Otobius spp.)、マダニ科(Ixodidae)の、例えば、イキソデス属種(Ixodes spp.)、アンブリオンマ属種(Amblyomma spp.)、リピセファルス(ボオフィルス)属種(Rhipicephalus(Boophilus) spp.)、デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、ハエマフィサリス属種(Haemaphysalis spp.)、ヒアロンマ属種(Hyalomma spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)(多宿主ダニの原属); メソスチグマタ目(Mesostigmata)の、例えば、デルマニスス属種(Dermanyssus spp.)、オルニトニスス属種(Ornithonyssus spp.)、プネウモニスス属種(Pneumonyssus spp.)、ライリエチア属種(Raillietia spp.)、プネウモニスス属種(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ属種(Sternostoma spp.)、バロア属種(Varroa spp.)、アカラピス属種(Acarapis spp.); アクチネジダ目(Actinedida(Prostigmata))の、例えば、アカラピス属種(Acarapis spp.)、ケイレチエラ属種(Cheyletiella spp.)、オルニトケイレチア属種(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属種(Myobia spp.)、プソレルガテス属種(Psorergates spp.)、デモデキス属種(Demodex spp.)、トロムビクラ属種(Trombicula spp.)、ネオトロムビクラ属種(Neotrombiculla spp.)、リストロホルス属種(Listrophorus spp.); アカリジダ目(Acaridida(Astigmata))の、例えば、アカルス属種(Acarus spp.)、チロファグス属種(Tyrophagus spp.)、カログリフス属種(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス属種(Hypodectes spp.)、プテロリクス属種(Pterolichus spp.)、プソロプテス属種(Psoroptes spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、オトデクテス属種(Otodectes spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス属種(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属種(Knemidocoptes spp.)、シトジテス属種(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス属種(Laminosioptes spp.)。
寄生性原生動物としては、以下のものを挙げることができる:
鞭毛虫亜門(Mastigophora)(鞭毛虫類(Flagellata))、例えば、トリパノソーマ科(Trypanosomatidae)、例えば、トリパノソーマ.b.・ブルセイ(Trypanosoma b. brucei)、トリパノソーマ.b.・ガムビエンセ(T.b. gambiense)、トリパノソーマ.b.・ロデシエンセ(T.b. rhodesiense)、トリパノソーマ・コンゴレンセ(T. congolense)、トリパノソーマ・クルジ(T. cruzi)、トリパノソーマ・エバンシ(T. evansi)、トリパノソーマ・エクイヌム(T. equinum)、トリパノソーマ・レウィシ(T. lewisi)、トリパノソーマ・ペルカエ(T. percae)、トリパノソーマ・シミアエ(T. simiae)、トリパノソーマ・ビバキス(T. vivax)、レイスマニア・ブラシリエンシス(Leishmania brasiliensis)、レイスマニア・ドノバニ(L. donovani)、レイスマニア・トロピカ(L. tropica);例えば、トリコモナス科(Trichomonadidae)、例えば、ギアルジア・ラムブリア(Giardia lamblia)、ギアルジア・カニス(G. canis);
有毛根足虫亜門(Sarcomastigophora)(根足虫類(Rhizopoda));例えば、エントアメーバ科(Entamoebidae)、例えば、エンタモエバ・ヒストリチカ(Entamoeba histolytica); ハルトマネリダエ科(Hartmanellidae)、例えば、アカンタモエバ属種(Acanthamoeba sp.)、ハルマレラ属種(Harmanella sp.);
アピコンプレックス門(Apicomplexa)(胞子虫類(Sporozoa))、例えば、エイメリア科(Eimeridae)、例えば、エイメリア・アセルブリナ(Eimeria acervulina)、エイメリア・アデノイデス(E. adenoides)、エイメリア・アラバメンシス(E. alabamensis)、エイメリア・アナチス(E. anatis)、エイメリア・アンセリナ(E. anserina)、エイメリア・アルロインギ(E. arloingi)、エイメリア・アシャタ(E. ashata)、エイメリア・アウブルネンシス(E. auburnensis)、エイメリア・ボビス(E. bovis)、エイメリア・ブルネッチ(E. brunetti)、エイメリア・カニス(E. canis)、エイメリア・キンキラエ(E. chinchillae)、エイメリア・クルペアルム(E. clupearum)、エイメリア・コルムバエ(E. columbae)、エイメリア・コントルタ(E. contorta)、エイメリア・クランダリス(E. crandalis)、エイメリア・デブリエクキ(E. debliecki)、エイメリア・ジスペルサ(E. dispersa)、エイメリア・エリプソイダレス(E. ellipsoidales)、エイメリア・ファルシホルミス(E. falciformis)、エイメリア・ファウレイ(E. faurei)、エイメリア・フラベセンス(E. flavescens)、エイメリア・ガロパボニス(E. gallopavonis)、エイメリア・ハガニ(E. hagani)、エイメリア・インテスチナリス(E. intestinalis)、エイメリア・イロクオイナ(E. iroquoina)、エイメリア・イレシズア(E. irresidua)、エイメリア・ラベアナ(E. labbeana)、エイメリア・レウカルチ(E. leucarti)、エイメリア・マグナ(E. magna)、エイメリア・マキシマ(E. maxima)、エイメリア・メジア(E. media)、エイメリア・メレアグリジス(E. meleagridis)、エイメリア・メレアグリミチス(E. meleagrimitis)、エイメリア・ミチス(E. mitis)、エイメリア・ネカトリキス(E. necatrix)、エイメリア・ニナコーリアキモバエ(E. ninakohlyakimovae)、エイメリア・オビス(E. ovis)、エイメリア・パルバ(E. parva)、エイメリア・パボニス(E. pavonis)、エイメリア・ペルホランス(E. perforans)、エイメリア・ファサニ(E. phasani)、エイメリア・ピリホルミス(E. piriformis)、エイメリア・プラエコキス(E. praecox)、エイメリア・レシズア(E. residua)、エイメリア・スカブラ(E. scabra)、エイメリア属種(E. spec.)、エイメリア・スチエダイ(E. stiedai)、エイメリア・スイス(E. suis)、エイメリア・テネラ(E. tenella)、エイメリア・ツルンカタ(E. truncata)、エイメリア・ツルッタエ(E. truttae)、エイメリア・ズエルニイ(E. zuernii)、グロビジウム属種(Globidium spec.)、イソスポラ・ベリ(Isospora belli)、イソスポラ・カニス(I. canis)、イソスポラ・フェリス(I. felis)、イソスポラ・オヒオエンシス(I. ohioensis)、イソスポラ・リボルタ(I. rivolta)、イソスポラ属種(I. spec.)、イソスポラ・スイス(I. suis)、シスチソスポラ属種(Cystisospora spec.)、クリプトスポリジウム属種(Cryptosporidium spec.)、特に、クリプトスポリジウム・パルブム(C. parvum);例えば、トキソプラズマ科(Toxoplasmadidae)、例えば、トキソプラズマ・ゴンジイ(Toxoplasma gondii)、ハモンジア・ヘイドルニイ(Hammondia heydornii)、ネオスポラ・カニヌム(Neospora caninum)、ベスノイチア・ベスノイチイ(Besnoitia besnoitii);例えば、肉胞子虫科(Sarcocystidae)、例えば、サルコシスチス・ボビカニス(Sarcocystis bovicanis)、サルコシスチス・ボビホルミス(S. bovihominis)、サルコシスチス・オビカニス(S. ovicanis)、サルコシスチス・オビフェリス(S. ovifelis)、サルコシスチス・ネウロナ(S. neurona)、サルコシスチス属種(S. spec.)、サルコシスチス・スイホミニス(S. suihominis);例えば、レウコゾイダエ科(Leucozoidae)、例えば、レウコジトゾオン・シモンジ(Leucozytozoon simondi);例えば、プラスモディウム科(Plasmodiidae)、例えば、プラスモジウム・ベルゲイ(Plasmodium berghei)、プラスモジウム・ファルシパルム(P. falciparum)、プラスモジウム・マラリアエ(P. malariae)、プラスモジウム・オバレ(P. ovale)、プラスモジウム・ビバキス(P. vivax)、プラスモジウム属種(P. spec.);例えば、ピロプラズマ亜目(Piroplasmea)、例えば、バベシア・アルゲンチナ(Babesia argentina)、バベシア・ボビス(B. bovis)、バベシア・カニス(B. canis)、バベシア属種(B. spec.)、テイレリア・パルバ(Theileria parva)、テイレリア属種(Theileria spec.);例えば、アデレア亜目(Adeleina)、例えば、ヘパトゾオン・カニス(Hepatozoon canis)、ヘパトゾオン属種(H. spec.)。
病原性内部寄生生物(これは、蠕虫類である)としては、扁形動物門(Platyhelmintha)〔例えば、単生類(Monogenea)、条虫類(cestodes)及び吸虫類(trematodes)〕、線形動物(nematodes)、鉤頭動物門(Acanthocephala)及び舌形動物門(Pentastoma)などがある。これらのものとしては、以下のものを挙げることができる:
単生綱(Monogenea):例えば:ギロダクチルス属種(Gyrodactylus spp.)、ダクチロギルス属種(Dactylogyrus spp.)、ポリストマ属種(Polystoma spp.);
条虫類(Cestodes):ギョウジョウチュウ目(Pseudophyllidea)の、例えば:ジフィロボトリウム属種(Diphyllobothrium spp.)、スピロメトラ属種(Spirometra spp.)、シストセファルス属種(Schistocephalus spp.)、リグラ属種(Ligula spp.)、ボトリジウム属種(Bothridium spp.)、ジプロゴノポルス属種(Diplogonoporus spp.);
エンヨウジョウチュウ目(Cyclophyllide)の、例えば:メソセストイデス属種(Mesocestoides spp.)、アノプロセファラ属種(Anoplocephala spp.)、パラノプロセファラ属種(Paranoplocephala spp.)、モニエジア属種(Moniezia spp.)、チサノソマ属種(Thysanosoma spp.)、チサニエジア属種(Thysaniezia spp.)、アビテリナ属種(Avitellina spp.)、スチレシア属種(Stilesia spp.)、シトタエニア属種(Cittotaenia spp.)、アンジラ属種(Andyra spp.)、ベルチエラ属種(Bertiella spp.)、タエニア属種(Taenia spp.)、エキノコックス属種(Echinococcus spp.)、ヒダチゲラ属種(Hydatigera spp.)、ダバイネア属種(Davainea spp.)、ライリエチナ属種(Raillietina spp.)、ヒメノレピス属種(Hymenolepis spp.)、エキノレピス属種(Echinolepis spp.)、エキノコチレ属種(Echinocotyle spp.)、ジオルキス属種(Diorchis spp.)、ジピリジウム属種(Dipylidium spp.)、ジョイエウキシエラ属種(Joyeuxiella spp.)、ジプロピリジウム属種(Diplopylidium spp.);
吸虫類(Trematodes):二生亜綱(Digenea)の、例えば:ジプロストムム属種(Diplostomum spp.)、ポストジプロストムム属種(Posthodiplostomum spp.)、シストソマ属種(Schistosoma spp.)、トリコビルハルジア属種(Trichobilharzia spp.)、オルニトビルハルジア属種(Ornithobilharzia spp.)、アウストロビルハルジア属種(Austrobilharzia spp.)、ギガントビルハルジア属種(Gigantobilharzia spp.)、レウコクロリジウム属種(Leucochloridium spp.)、ブラキライマ属種(Brachylaima spp.)、エキノストマ属種(Echinostoma spp.)、エキノパリフィウム属種(Echinoparyphium spp.)、エキノカスムス属種(Echinochasmus spp.)、ヒポデラエウム属種(Hypoderaeum spp.)、ファシオラ属種(Fasciola spp.)、ファシオロイデス属種(Fascioloides spp.)、ファシオロプシス属種(Fasciolopsis spp.)、シクロコエルム属種(Cyclocoelum spp.)、チフロコエルム属種(Typhlocoelum spp.)、パラムフィストムム属種(Paramphistomum spp.)、カリコホロン属種(Calicophoron spp.)、コチロホロン属種(Cotylophoron spp.)、ギガントコチレ属種(Gigantocotyle spp.)、フィスコエデリウス属種(Fischoederius spp.)、ガストロチラクス属種(Gastrothylacus spp.)、ノトコチルス属種(Notocotylus spp.)、カタトロピス属種(Catatropis spp.)、プラギオルキス属種(Plagiorchis spp.)、プロストゴニムス属種(Prosthogonimus spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp.)、エウリトレマ属種(Eurytrema spp.)、トログロトレマ属種(Troglotrema spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、コリリクルム属種(Collyriclum spp.)、ナノフィエツス属種(Nanophyetus spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、メトルキス属種(Metorchis spp.)、ヘテロフィエス属種(Heterophyes spp.)、メタゴニムス属種(Metagonimus spp.);
線虫類(Nematodes):ベンチュウ目(Trichinellida)の、例えば:トリクリス属種(Trichuris spp.)、カピラリア属種(Capillaria spp.)、パラカピラリア属種(Paracapillaria spp.)、エウコレウス属種(Eucoleus spp.)、トリコモソイデス属種(Trichomosoides spp.)、トリキネラ属種(Trichinella spp.);
クキセンチュウ目(Tylenchida)の、例えば:ミクロネマ属種(Micronema spp.)、ストロンギロイデス属種(Strongyloides spp.);
カンセンチュウ目(Rhabditida)の、例えば:ストロンギルス属種(Strongylus spp.)、トリオドントホルス属種(Triodontophorus spp.)、オエソファゴドンツス属種(Oesophagodontus spp.)、トリコネマ属種(Trichonema spp.)、ギアロセファルス属種(Gyalocephalus spp.)、シリンドロファリンキス属種(Cylindropharynx spp.)、ポテリオストムム属種(Poteriostomum spp.)、シクロコセルクス属種(Cyclococercus spp.)、シリコステファヌス属種(Cylicostephanus spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、ステファヌルス属種(Stephanurus spp.)、アンシロストマ属種(Ancylostoma spp.)、ウンシナリア属種(Uncinaria spp.)、ネカトル属種(Necator spp.)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、グロボセファルス属種(Globocephalus spp.)、シンガムス属種(Syngamus spp.)、シアトストマ属種(Cyathostoma spp.)、メタストロンギルス属種(Metastrongylus spp.)、ジクチオカウルス属種(Dictyocaulus spp.)、ムエレリウス属種(Muellerius spp.)、プロトストロンギルス属種(Protostrongylus spp.)、ネオストロンギルス属種(Neostrongylus spp.)、シストカウルス属種(Cystocaulus spp.)、プネウモストロンギルス属種(Pneumostrongylus spp.)、スピコカウルス属種(Spicocaulus spp.)、エラホストロンギルス属種(Elaphostrongylus spp.)、パレラホストロンギルス属種(Parelaphostrongylus spp.)、クレノソマ属種(Crenosoma spp.)、パラクレノソマ属種(Paracrenosoma spp.)、オスレルス属種(Oslerus spp.)、アンギオストロンギルス属種(Angiostrongylus spp.)、アエルロストロンギルス属種(Aelurostrongylus spp.)、フィラロイデス属種(Filaroides spp.)、パラフィラロイデス属種(Parafilaroides spp.)、トリコストロンギルス属種(Trichostrongylus spp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus spp.)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、テラドルサギア属種(Teladorsagia spp.)、マルシャラギア属種(Marshallagia spp.)、クーペリア属種(Cooperia spp.)、ニッポストロンギルス属種(Nippostrongylus spp.)、ヘリグモソモイデス属種(Heligmosomoides spp.)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、ヒオストロンギルス属種(Hyostrongylus spp.)、オベリスコイデス属種(Obeliscoides spp.)、アミドストムム属種(Amidostomum spp.)、オルラヌス属種(Ollulanus spp.);
センビセンチュウ目(Spirurida)の、例えば:オキシウリス属種(Oxyuris spp.)、エンテロビウス属種(Enterobius spp.)、パサルルス属種(Passalurus spp.)、シファシア属種(Syphacia spp.)、アスピクルリス属種(Aspiculuris spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、トキサスカリス属種(Toxascaris spp.)、トキソカラ属種(Toxocara spp.)、バイリサスカリス属種(Baylisascaris spp.)、パラスカリス属種(Parascaris spp.)、アニサキス属種(Anisakis spp.)、アスカリジア属種、(Ascaridia spp.)、グナトストマ属種(Gnathostoma spp.)、フィサロプテラ属種(Physaloptera spp.)、テラジア属種(Thelazia spp.)、ゴンギロネマ属種(Gongylonema spp.)、ハブロネマ属種(Habronema spp.)、パラブロネマ属種(Parabronema spp.)、ドラスキア属種(Draschia spp.)、ドラクンクルス属種(Dracunculus spp.)、ステファノフィラリア属種(Stephanofilaria spp.)、パラフィラリア属種(Parafilaria spp.)、セタリア属種(Setaria spp.)、ロア属種(Loa spp.)、ジロフィラリア属種(Dirofilaria spp.)、リトモソイデス属種(Litomosoides spp.)、ブルギア属種(Brugia spp.)、ウケレリア属種(Wuchereria spp.)、オンコセルカ属種(Onchocerca spp.)、スピロセルカ属種(Spirocerca spp.);
鉤頭動物門(Acanthocephala):ダイコウトウチュウ目(Oligacanthorhynchida)の、例えば:マクラカントリンクス属種(Macracanthorhynchus spp.)、プロステノルキス属種(Prosthenorchis spp.); ポリモルフス目(Polymorphida)の、例えば:フィリコリス属種(Filicollis spp.); サジョウコウトウチュウ目(Moniliformida)の、例えば:モニリホルミス属種(Moniliformis spp.);
コウトウチュウ目(Echinorhynchida)の、例えば:アカントセファルス属種(Acanthocephalus spp.)、エキノリンクス属種(Echinorhynchus spp.)、レプトリンコイデス属種(Leptorhynchoides spp.);
舌形動物門(Pentastoma):ポロケファルス目(Porocephalida)の、例えば:リングアツラ属種(Linguatula spp.)。
獣医学の分野において、及び、動物飼育において、式(I)で表される化合物の投与は、当技術分野において一般的に知られている方法によって、例えば、適切な調製物の形態で、経腸的に、非経口的に、経皮的に又は経鼻的に行う。投与は、予防的に又は治療的に、実施することが可能である。
かくして、本発明の一実施形態は、薬物としての式(I)で表される化合物の使用である。
さらなる態様は、坑内部寄生生物剤としての、特に、殺蠕虫剤(helminthicidal agent)又は坑原生動物剤(antiprotozoic agent)としての、式(I)で表される化合物の使用である。式(I)で表される化合物は、例えば、畜産業において、動物育種において、動物小屋の中で、及び、衛生学の分野において、坑内部寄生生物剤として使用するのに、特に、殺蠕虫剤又は坑原生動物剤として使用するのに、適している。
さらなる態様は、坑外部寄生生物剤としての、特に、殺虫剤又は殺ダニ剤などの殺節足動物剤としての、式(I)で表される化合物に関する。さらなる態様は、例えば、畜産業において、動物育種において、動物小屋の中で、衛生学の分野において、坑外部寄生生物剤としての、特に、殺虫剤又は殺ダニ剤などの殺節足動物剤としての、式(I)で表される化合物の使用に関する。
駆虫性混合成分
以下の駆虫性混合成分を例として挙げることができる:
殺吸虫活性化合物(trematicidally active compound)及び殺条虫活性化合物(cestocidally active compound)を包含する駆虫活性化合物:
大環状ラクトン系の、例えば、アバメクチン、ドラメクチン、エマメクチン、エプリノメクチン、イベルメクチン、ミルベマイシン、モキシデクチン、ネマデクチン、セラメクチン;
ベンゾイミダゾール系及びプロベンゾイミダゾール系の、例えば、アルベンダゾール、アルベンダゾール−スルホキシド、カムベンダゾール、シクロベンダゾール、フェバンテル、フェンベンダゾール、フルベンダゾール、メベンダゾール、ネトビミン(netobimin)、オキシフェンダゾール(oxfendazole)、オキシベンダゾール(oxibendazole)、パルベンダゾール(parbendazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チオファネート(thiophanate)、トリクラベンダゾール(triclabendazole);
シクロオクタデプシペプチド系(cyclooctadepsipeptides)の、例えば、エモデプシド(emodepside)、PF1022;
アミノアセトニトリル誘導体系の、例えば、モネパンテル(monepantel);
テトラヒドロピリミジン系の、例えば、モランテル、ピランテル、オキサンテル;
イミダゾチアゾール系の、例えば、ブタミソール、レバミソール、テトラミソール;
サリチルアニリド系の、例えば、ブロモキサニド、ブロチアニド、クリオキサニド、クロサンテル、ニクロサミド、オキシクロザニド、ラフォキサニド、トリブロムサラン;
パラヘルクアミド系の、例えば、デルクアンテル、パラヘルクアミド;
アミノフェニルアミジン系の、例えば、アミダンテル、デアシル化アミダンテル(dAMD)、トリベンジミジン;
有機リン酸エステル系の、例えば、クマホス、クルホメート、ジクロルボス、ハロキソン、ナフタロホス(naphthalofos)、トリクロルホン;
置換フェノール系の、例えば、ビチオノール、ジソフェノール、ヘキサクロロフェン、ニクロホラン、メニクロホラン(meniclopholan)、ニトロキシニル;
ピペラジノン系の、例えば、プラジクアンテル(praziquantel)、エプシプランテル;
さまざまな別の系の、例えば、アモスカネート(amoscanate)、ベフェニウム、ブナミジン、クロナゼパム、クロルスロン、ジアンフェネチド、ジクロロフェン、ジエチルカルバマジン、エメチン、へトリン(hetolin)、ヒカントン、ルカントン、ミラシル(Miracil)、ミラサン(mirasan)、ニクロサミド、ニリダゾール、ニトロキシニル(nitroxynil)、ニトロスカネート、オルチプラズ、オムファロチン、オキサムニキン、パロモマイシン、ピペラジン、レソランテル。
媒介動物の防除
式(I)で表される化合物は、媒介動物(vector)の防除において使用することも可能である。本発明の目的のために、媒介動物は、病原体(例えば、ウイルス類、蠕虫類(worms)、単細胞生物及び細菌類)を病原体保有宿主(植物、動物、ヒトなど)から宿主まで運ぶことが可能な節足動物(特に、昆虫又はクモ形類動物)である。該病原体は、宿主に機械的に運ばれ得る(例えば、非刺咬性ハエによるトラコーマ)、又は、宿主体内への注入によって運ばれ得る(例えば、蚊によるマラリア原虫)。
媒介動物の例及び媒介動物によって運ばれる疾患又は病原体は、以下のとおりである:
(1)蚊類
・ ハマダラカ(Anopheles): マラリア、フィラリア症;
・ アカイエカ(Culex): 日本脳炎、フィラリア症、別のウイルス性疾患、蠕虫類の運搬;
・ ヤブカ(Aedes): 黄熱病、デング熱、フィラリア症、別のウイルス性疾患;
・ ブユ(Simuliidae): 蠕虫類(特に、回旋糸状虫(Onchocerca volvulus))の運搬;
(2)シラミ類: 皮膚感染、流行性発疹チフス;
(3)ノミ類: 伝染病、発疹熱;
(4)ハエ類: 睡眠病(トリパノソーマ病);コレラ、別の細菌性疾患;
(5)ダニ類: ダニ症(acariosis)、流行性発疹チフス、リケッチア痘瘡、野兎病、セントルイス脳炎、ダニ媒介脳炎(TBE)、クリミア・コンゴ出血熱、ボレリア症(borreliosis);
(6)マダニ類: ボレリア症(borellioses)、例えば、ダットン回帰熱ボレリア(Borrelia duttoni)、ダニ媒介脳炎、Q熱(Coxiella burnetii)、バベシア症(Babesia canis canis)。
本発明の意味における媒介動物の例は、植物ウイルスを植物に運ぶことが可能な昆虫類、例えば、アブラムシ類、ハエ類、ヨコバイ類又はアザミウマ類などである。植物ウイルスを運ぶことが可能な別の媒介動物は、ハダニ類、シラミ類、甲虫類及び線虫類である。
本発明の意味における媒介動物のさらなる例は、病原体を動物及び/又はヒトに運ぶことが可能な昆虫類及びクモ形類動物、例えば、蚊類〔特に、ヤブカ属(Aedes)の蚊、ハマダラカ属(Anopheles)の蚊、例えば、ガンビエハマダラカ(A.gambiae)、アノフェレス・アラビエンシス(A.arabiensis)、アノフェレス・フネスツス(A.funestus)、アノフェレス・ジルス(A.dirus)(マラリア)、及び、アカイエカ属(Culex)の蚊〕、シラミ類、ノミ類、ハエ類、ダニ類及びマダニ類である。
式(I)で表される化合物が抵抗性を打破する(resistance−breaking)場合、媒介動物の防除は、同様に可能である。
式(I)で表される化合物は、疾患の予防及び/又は媒介動物によって運ばれる病原体の予防において使用するのに適している。かくして、本発明のさらなる態様は、例えば、農業において、園芸において、庭園やレジャー施設において、及び、さらに、材料物質や貯蔵生産物の保護において、媒介動物を防除するための式(I)で表される化合物の使用である。
工業材料の保護
式(I)で表される化合物は、昆虫類〔例えば、コウチュウ目(Coleoptera)、ハチ目(Hymenoptera)、シロアリ目(Isoptera)、チョウ目(Lepidoptera)、チャタテムシ目(Psocoptera)及び目シミ(Zygentoma)の昆虫類〕による攻撃又は破壊に対して工業材料を保護するのに適している。
本発明に関連して、工業材料は、非生物材料、例えば、好ましくは、プラスチック、接着剤、サイズ、紙及び厚紙、皮革、木材、加工木材製品及び塗料などを意味するものと理解される。本発明は、木材を保護するために使用するのが特に好ましい。
さらなる実施形態では、式(I)で表される化合物は、少なくとも1種類のさらなる殺虫剤及び/又は少なくとも1種類の殺菌剤と一緒に使用する。
さらなる実施形態では、式(I)で表される化合物は、即時使用可能な(ready−to−use)殺有害生物剤として存在している。即ち、それらは、さらなる変更を加えることなく、当該材料物質に施用することが可能である。適切なさらなる殺虫剤又は殺菌剤は、特に、上記で挙げたものである。
驚くべきことに、式(I)で表される化合物は、海水又は淡海水と接触するもの、特に、船体、スクリーン、網、建造物、係船設備及び信号システムなどを、付着物から保護するために使用することができるということも分かった。同様に、式(I)で表される化合物は、単独で、又は、別の活性成分と組合せて、防汚剤として使用することができる。
衛生分野における害虫の防除
式(I)で表される化合物は、衛生分野において害虫を防除するのに適している。特に、本発明は、家庭内分野において、衛生分野において、及び、貯蔵生産物の保護において、特に、密閉空間(例えば、住居、工場の通路、オフィス及び車両の客室)において遭遇する昆虫類、クモ形類動物及びダニ類を防除する為に、施用することができる。害虫を防除するために、式(I)で表される化合物は、単独で使用するか、又は、別の活性化合物及び/又は補助剤と組み合わせて使用する。それらは、好ましくは、家庭用殺虫剤製品に含ませて使用する。式(I)で表される化合物は、感受性種及び抵抗性種に対して有効であり、さらに、全ての成育段階に対して有効である。
これらの害虫としては、例えば、クモ綱(Arachnida)のサソリ目(Scorpiones)、クモ目(Araneae)及びザトウムシ目(Opiliones)の害虫、ムカデ綱(Chilopoda)及びヤスデ綱(Diplopoda)の害虫、昆虫綱(Insecta)のゴキブリ目(Blattodea)、コウチュウ目(Coleoptera)、ハサミムシ目(Dermaptera)、ハエ目(Diptera)、カメムシ亜目(Heteroptera)、ハチ目(Hymenoptera)、シロアリ目(Isoptera)、チョウ目(Lepidoptera)、シラミ目(Phthiraptera)、チャタテムシ目(Psocoptera)、バッタ目(Saltatoria 又は Orthoptera)、ノミ目(Siphonaptera)及びシミ目(Zygentoma)の害虫、並びに、軟甲綱(Malacostraca)のワラジムシ目(Isopoda)の害虫などをあげることができる。
それらは、例えば、エーロゾル、非加圧スプレー製品、例えば、ポンプスプレー及び噴霧スプレー、自動霧化システム(automatic fogging system)、噴霧器(fogger)、泡、ゲル、セルロース製又はプラスチック製のエバポレーター錠剤を有するエバポレーター製品、液体エバポレーター、ゲル及び膜エバポレーター、プロペラ駆動エバポレーター、エネルギーフリー型蒸発システム又は受動型蒸発システム、防虫紙(moth papers)、防虫バッグ(moth bags)及び防虫ゲル(moth gels)において使用するか、又は、粒剤若しくは粉剤として、ばらまき用の餌に入れて使用するか、又は、ベイトステーションで使用する。
本発明のさまざまな態様について、以下の製造実施例及び使用実施例を参照して、非限定的に例証する。
調製実施例
式(I)で表される化合物の調製に関して上記で記載されている一部の試薬及び反応条件が、当該中間体化合物の中に存在している特定の官能性と適合しないこともあり得るということは、理解される。そのような場合、保護/脱保護手順又は官能基の相互変換を当該合成に導入することは、所望の生成物を得るのに有用である。保護基の使用及び選択は、化学合成の当業者には、明らかである(例えば、以下のものを参照されたい:Greene, T. W.;Wuts, P. G. M. Protective Groups in Organic Synthesis, 2nd ed.; Wiley:New York, 1991)。当業者は、場合により、個々のスキームにおいて示されている所与の試薬を導入した後で、式(I)で表される化合物の合成を完結させるために、詳細には記載されていない付加的な型通りの合成段階を実施することが必要であり得るということを、理解するであろう。当業者は、さらに、式(I)で表される化合物を調製するために与えられている特定の手順に含まれている順番以外の順番で、上記スキームにおいて例証されている段階の組合せを実施することが必要であり得るということも、理解するであろう。
当業者は、式(I)で表される化合物及び本明細書中に記載されている中間体をさまさまな求電子反応、求核反応、ラジカル反応、有機金属反応、酸化反応及び還元反応に付して置換基を加えるか又は存在している置換基を修飾することが可能であることも理解するであろう。
それ以上に詳述しなくても、当業者は、先の記述を使用して、本発明を最大限に利用することが可能であると考えられる。従って、以下の「合成実施例」は、単なる例証であって、本発明の開示をどのようにも決して限定するものではないと解釈されるべきである。以下の「合成実施例」における「段階」は、全体的な合成的変換の中の各段階に関する手順を例証しており、各段階に関する出発物質は、必ずしも、その手順が別の「実施例」又は「段階」において記載されている特定の前段階によって調製されたものでなくてもよい。
H−NMRデータ
H−NMRデータは、対照標準(0.0)としてのテトラメチルシラン及び溶媒(CDCN、CDCl、[D]−DMSO)を使用し、フローセル(容積60μL)が装備されている「Bruker Avance 400」又は1.7mm cryo−CPTCIプローブヘッドが装備されている「Bruker AVIII 400」又はcyro TCIプローブヘッドが装備されている「Bruker AVII 600(600.13MHz)」又はcryo CPMNPプローブヘッドが装備されている「Bruker AVIII 600(601.6MHz)」を用いて、測定した。
選択された実施例のH−NMRデータは、古典的フォーマット(化学シフトδ、多重度、水素原子の数)で記載されているか、又は、NMR−ピークリストとして記載されている。
H NMRスペクトルは、テトラメチルシランよりも低磁場において、「ppm」で報告されている。
「s」は一重線を意味し、「d」は二重線を意味し、「dd」は二重線の二重線を意味し、「t」は三重線を意味し、「q」は四重線を意味し。「br s」は広幅一重線を意味し、「m」は多重線を意味する。
NMR−ピークリスト
選択された実施例のNMRデータがH−NMRピークリストの形態で提供されている場合、各ピークに対して、最初に化学シフトδ(ppm)が記載され、次に、空白で隔てられて、シグナルの強度が丸括弧内に記載されている。δ値−シグナル強度の対の間には、区切り符合としてセミコロンが存在している。
従って、1つの例のピークリストは、以下のように記載される:
δ(強度);δ(強度);....;δ(強度);....;δ(強度)。
先鋭なシグナルの強度は、NMRスペクトルの印刷された例におけるシグナルの高さ(cm)と相関し、シグナル強度の真の関係を示している。幅が広いシグナルからは、数種類のピーク又は該シグナルの中央及び当該スペクトルの中の最も強いシグナルと比較したそれらの相対的強度が示され得る。
1Hスペクトルの化学シフトを較正するために、特にスペクトルがDMSO中で測定される場合には、テトラメチルシランを使用するか及び/又は用いられる溶媒の化学シフトを使用する。従って、NMRピークリストでは、テトラメチルシランのピークは存在し得るが、必ずしも存在するわけではない。
1H−NMRピークリストは、古典的な1H−NMRのプリントと類似しており、従って、通常、NMRの古典的な解釈で記載される全てのピークを含んでいる。
さらに、それらは、古典的な1H−NMRのプリントのように、溶媒のシグナル、目標化合物の立体異性体(これも、本発明の対象である)のシグナル及び/又は不純物のピークのシグナルも示し得る。
溶媒及び/又は水のデルタ−範囲内における化合物シグナルを示すために、溶媒の通常のピーク(例えば、DMSO−D中のDMSOのピーク)及び水のピークは、本発明者らの1H−NMRピークリストの中に示されており、そして、通常、平均して高い強度を有している。
目標化合物の立体異性体のピーク及び/又は不純物のピークは、通常、平均して、目標化合物(例えば、純度>90%)のピークよりも低い強度を有している。
そのような立体異性体及び/又は不純物は、特定の調製方法に対して特有であり得る。従って、それらのピークは、本発明者らの調製方法の再現性を「副産物の指紋(side−products−fingerprints)」によって認識するのに役立ち得る。
目標化合物のピークを既知方法(MestreC、ACD−シミュレーション、さらに、経験的に評価された期待値の使用)で計算する専門家は、必用に応じて、場合により付加的な強度フィルターを使用して、目標化合物のピークを分離することができる。この分離は、1H−NMRの古典的な解釈での関連するピークのピッキングに類似しているであろう。
ピークリストを用いたNMRデータの記載のさらなる詳細については、「Research Disclosure Database Number 564025」の刊行物「Citation of NMR Peaklist Data within Patent Applications」の中に見いだされる。
NMRスペクトルをその中で測定した溶媒は、角括弧内に記載されている。
合成実施例1
N−[(2−クロロフェニル)スルホニル]−5−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボキサミド(表2、実施例(I−1))の調製
Figure 2017515820
69mgの5−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸(0.30mmol)に、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(110mg、0.90mmol)とl−(3−ジメチル−アミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(205mg、0.90mmol)をジクロロメタン(9mL)に溶解させた溶液を添加した。その反応混合物を15分間撹拌し、2−クロロ−ベンゼンスルホンアミド(57.5mg、0.30mmol)を添加し、その反応混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、ジクロロメタン(50mL)を添加し、その混合物を1N 塩酸(50mL)で洗浄した。その水相をジクロロメタンで2回再抽出し、全ての有機相を合し、硫酸マグネシウムで脱水した。溶媒を蒸発させ、残った固体をジエチルエーテルで濯ぎ洗いして、121mg(純度90%、89.7%)の標題化合物(これは、本発明の化合物である)が無色の固体として得られた、H−NMR、表3。
一般式(II)で表される中間体の調製
4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸(II−1)の調製
段階1: N−アミノ−3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジニウム p−トシラートの調製
Figure 2017515820
1−[(アミノオキシ)スルホニル]−4−メチルベンゼン(15g、80mmol)をジクロロメタンに溶解させた溶液に3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(9.9g、68mmol)を添加し、その混合物を20℃で2時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去して、7.4gの所望の生成物が白色の固体として得られた。これは、それ以上精製することなく、次の段階で直接使用した。
N−アミノ−3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジニウム p−トシラートの H−NMRスペクトル([D ]−DMSO、400MHz)
Figure 2017515820
段階2: 4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジメチル(異性体A)の調製
Figure 2017515820
N−アミノ−3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリジニウム p−トシラート(28.5g、77mmol)をジメチルホルムアミド(300mL)に溶解させた溶液に、アセチレンジカルボン酸ジメチル(16g、116mmol)及び炭酸カリウム(21g、155mmol)を0℃で添加した。得られた混合物を、圧力ポンプを用いて乾燥空気流を当該反応に導入することによって、酸素の存在下で室温で一晩撹拌した。薄層クロマトグラフィーによるチェックは、出発物質が完全に消費されたことを示した。その混合物に水及び酢酸エチルを添加し、その有機相を分離して合し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:EtOAc=6:1)で精製して、2種類の異性体を別々に単離した。所望の4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジメチル(異性体A、7.1g)が赤色の固体として得られた。異性体の構造は、両方の異性体におけるJ(C,F)カップリングパターンに基づいて、H−NMR、13C−NMR、HMBC(Heteronuclear Multiple Bond Correlation)及びHSQC(Heteronuclear Single Quantum Correlation)によって解明し、特徴付けを行った。
4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジメチルの H−NMRスペクトル(CDCl 、400MHz)
Figure 2017515820
段階3: 4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸(II−1)の調製
Figure 2017515820
4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,3−ジカルボン酸ジメチル(7.1g、21mmol)を水性硫酸(150mL、v/v 50%)に溶解させた溶液を90℃まで24時間加熱した。次いで、その混合物を室温まで冷却し、5N NaOHで中和し、その後、pH=2−3になるまで2N 水性HClで処理した。その混合物を酢酸エチル(3×80mL)で抽出し、その有機相を合してブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、蒸発させ、次いで、ジクロロメタン/n−ヘキサン(2/1、v/v)から再結晶させて、3.7gの純粋な目標化合物4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸(II−1)が白色の固体として得られた。
4−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸(II−1)の H−NMRスペクトル([D ]−DMSO、400MHz)
Figure 2017515820
上記で記載した方法に準じて、一般式(I)で表される下記化合物を調製した。
一般式(I)で表される化合物
Figure 2017515820
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一般式(I)で表される化合物の H−NMRデータ
Figure 2017515820
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一般式(II)で表される中間体化合物
Figure 2017515820
一般式(II)で表される化合物の H−NMRデータ
Figure 2017515820
Figure 2017515820
生物学的実施例
サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)−試験
溶媒: 125.0重量部のアセトン
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒と混合し、得られた濃厚物を水で稀釈して所望の濃度とする。
容器に、砂、活性成分の溶液、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)の卵と幼虫を含んでいる懸濁液及びレタス種子を入れる。レタス種子が発芽し、実生が成長する。根では、こぶが発生する。
14日間経過した後、こぶの形成(%)に基づいて、殺線虫活性を求める。100%は、こぶが全く見られなかったことを意味し、0%は、処理された植物の根で見られたこぶの数が処理されていない対照植物の根で見られたこぶの数に相当することを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、20ppmの施用量で、100%の良好な活性を示した: I−1、I−3、I−9、I−16、I−17、I−18、I−19、I−21、I−22、I−23、I−25、I−26、I−27、I−30、I−33、I−34、I−35、I−36、I−37、I−38、I−39、I−40、I−41、I−42、I−43、I−45、I−57、I−58、I−59、I−60、I−62、I−63、I−64、I−65、I−68、I−69、I−70、I−71、I−72、I−73、I−74、I−75、I−77、I−78。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、20ppmの施用量で、90%の良好な活性を示した: I−2、I−3、I−4、I−5、I−8、I−9、I−10、I−12、I−14、I−15、I−20、I−29、I−30、I−32、I−44、I−46、I−49、I−51、I−52、I−66、I−67、I−76。
サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)−試験
溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: 2.5重量部アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、水で稀釈して所望の濃度とする。当該濃度の計算においては、土壌の堆積を含めなければならない。土壌中の乳化剤の濃度が20ppmを超えないように注意しなければならない。さらなる試験濃度は、水で希釈することによって調製する。
土壌(ローム性砂)が詰められているポットの中に、活性化合物の溶液を注ぐ。サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)の卵と幼虫の懸濁液を加え、その土壌の表面上にレタスの種子をばらまき、それらをケイ砂で覆う。レタス種子が発芽し、実生が成長する。根では、こぶが形成される。
21日間経過した後、こぶの形成(%)に基づいて殺線虫活性を求める。100%は、こぶが全く見られなかったことを意味し、0%は、処理された植物の根で見られたこぶの数が処理されていない対照植物の根で見られたこぶの数に相当することを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、8ppmの施用量で、80%の良好な活性を示した: I−47。
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)−噴霧試験
溶媒: 78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒と混合し、1000ppmの濃度の乳化剤を含有している水で稀釈して所望の濃度とする。さらなる試験濃度は、乳化剤を含有している水で希釈することによって調製する。
全ての齢のモモアカアブラムシ(Myzus persicae)が感染しているハクサイ(Brassica pekinensis)の葉のディスクに、所望濃度の活性成分の調製物を噴霧する。
6日間経過した後、死亡率(%)を求める。100%は、全てのモモアカアブラムシが死んだことを意味し、0%は、死んだモモアカアブラムシが無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、500g/haの施用量で、100%の良好な活性を示した: I−15。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、500g/haの施用量で、90%の良好な活性を示した: I−46。
ナミハダニ(Tetranychus urticae)−噴霧試験;OP−抵抗性
溶媒: 78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒と混合し、1000ppmの濃度の乳化剤を含有している水で稀釈して所望の濃度とする。さらなる試験濃度は、乳化剤を含有している水で希釈することによって調製する。
全ての成育段階のナミハダニ(Tetranychus urticae)が発生しているインゲンマメ(Phaseolus vulgaris)の葉のディスクに、所望濃度の活性成分の調製物を噴霧する。
6日間経過した後、死亡率(%)を求める。100%は、全てのナミハダニが死んだことを意味し、0%は、死んだナミハダニが無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、500g/haの施用量で、85%の良好な活性を示した: I−15。

Claims (31)

  1. 式(I)
    Figure 2017515820
    〔式中、
    Zは、O又はSであり;
    各Rは、独立して、H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、SF、OCN、SCN、Si(R15、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)NR1112、OS(O)、OS(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    −C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
    フェニル、ナフタレニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;
    は、H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、SF、OCN、SCN、Si(R15、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)NR1112、OS(O)、OS(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)又はN(R10)S(O)NR1112;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    −C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
    フェニル、ナフタレニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112、C−C−アルコキシアルキル、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;
    は、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    −C−アルキル(ここで、該アルキルは、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
    −C−アルキル(ここで、該アルキルは、フェニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されている);又は、
    フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;
    Qは、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、フェニル、ナフタレニル、又は、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環又は8〜10員のヘテロ芳香族二環式環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、SF、OCN、SCN、Si(R15、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)NR1112、OS(O)、OS(O)NR1112、N(R10)C(O)R、N(R10)C(O)NR1112、N(R10)S(O)、N(R10)S(O)NR1112及びR14からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
    Qは、(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123):
    Figure 2017515820
    Figure 2017515820
    Figure 2017515820
    Figure 2017515820
    〔ここで、各Rは、独立して、R、R又はRに関して定義されているいずれかの置換基であり;及び、rは、0、1、2、3、4又は5である(これは、各U基上の可能な位置の数によって限定される)〕
    からなる群から選択され;
    各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
    −C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR4a、NR5a6a、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、S(O)9a及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
    各R4aは、独立して、H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
    各Rは、独立して、H、NR5a6a、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
    各R5aは、独立して、H又はC−C−アルキルであり;
    各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)であり;
    各R6aは、独立して、H、C−C−アルキル、C(O)R13又はC(O)OR13であり;
    各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
    各R7aは、独立して、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
    各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    −C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR4a、NR5a6a、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、S(O)9a及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
    フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
    各R8aは、独立して、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
    各Rは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    −C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR4a、NR5a6a、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、S(O)9a及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
    フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
    9aは、独立して、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
    各R10は、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、S(O)9a又はS(O)NR1112であり;
    各R11は、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    −C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR4a、NR5a6a、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR11a12、S(O)9a及びS(O)NR11a12からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
    フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR11a12、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR11a12、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
    各R11aは、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルであり;
    各R12は、独立して、H、NR5a6a、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)又はS(O)NR1112;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C(X)R7a、C(O)OR8a、C(O)NR1112、OR4a、C−C−アルコキシアルキル、S(O)9a、S(O)NR1112、NR5a6a、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜3の置換基で置換されていてもよい)であり;
    各R13は、独立して、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい)であり;
    各R14は、独立して、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル、C−C14−シクロアルキルシクロアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    −C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル(ここで、これらは、それぞれ、シアノ、ニトロ、OR、NR、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されている);又は、
    フェニル、ナフタレニル又は5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい);又は、
    −C−アルキル(ここで、該アルキルは、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択される置換基で置換されている)であり;
    各R15は、独立して、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−ハロアルキニル;又は、
    −C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルアルキル又はC−C−シクロアルケニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、OR4a及びS(O)9aからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい);又は、
    フェニル(ここで、該フェニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、NR、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルコキシアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(O)NR1112、S(O)、S(O)NR1112、OC(O)R7a及びN(R10)C(O)R7aからなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;
    Xは、O又はSであり;
    各mは、独立して、0、1又は2であり;
    及び、
    nは、0、1、2、3又は4である〕
    で表される化合物。
  2. 各Rが、独立して、
    ハロゲン、シアノ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルであり;又は、
    ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであり;
    が、
    H、ハロゲン、シアノ、S(O)又はS(O)NR1112であり;又は、
    ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであり;又は、
    シアノ、OR及びS(O)からなる群から独立して選択される1〜2の置換基で置換されているC−C−アルキルであり;
    が、
    H、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C(X)R又はC(O)ORであり;又は、
    ORで置換されているC−C−アルキルであり;又は、
    フェニルで置換されているC−C−アルキルであり;
    Qが、
    −C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル、又は、5員若しくは6員のヘテロ芳香族環系(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)及びS(O)NR1112からなる群から独立して選択される1〜5の置換基で置換されていてもよい)であり;又は、
    Qが、請求項1で定義されている(U−1)〜(U−61)、(U−81)〜(U−87)、(U−89)〜(U−103)及び(U−105)〜(U−123)からなる群から選択され;
    各Rが、独立して、
    ハロゲン、シアノ、ニトロ、OR、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C(X)R、C(O)OR、C(X)NR1112、S(O)、S(O)NR1112であり;
    rが、0、1、2又は3であり(これは、各U基上の可能な位置の数によって限定される);
    各Rが、独立して、
    H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
    各Rが、独立して、
    H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;又は、
    ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであり;
    各Rが、独立して、
    −C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
    各Rが、独立して、
    −C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
    各R11が、独立して、
    H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルであり;
    各R12が、独立して、
    H、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルであり;
    Xが、Oであり;
    Zが、Oであり;
    mが、0、1又は2であり;
    nが、1、2又は3である;
    請求項1に記載の化合物。
  3. 各Rが、独立して、
    塩素又はトリフルオロメチルであり;
    が、水素であり;
    が、水素であり;
    Qが、メチル、エチル若しくはシクロプロピルであり、又は、請求項1で定義されている(U−1)、(U−49)及び(U−103)から選択され、特に、(U−1)であり;
    各Rが、独立して、
    フルオロ、クロロ、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ又はメチルであり;
    rが、1、2又は3であり(これは、各U基上の可能な位置の数によって限定される);
    各Rが、独立して、
    メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ジフルオロメチル又はトリフルオロメチルであり;
    Zが、Oであり;
    及び、
    nが、1又は2である;
    請求項1又は2に記載の化合物。
  4. 式(Ia):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. 式(Ia−1):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項4に記載の化合物。
  6. 式(Ib):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 式(Ib−1):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項6に記載の化合物。
  8. 式(Ib−2):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項6に記載の化合物。
  9. 式(Ic):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  10. 式(Id):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  11. 式(Id−1):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項10に記載の化合物。
  12. 式(Ie):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  13. 式(Ie−1):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項12に記載の化合物。
  14. 式(If):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  15. 式(If−1):
    Figure 2017515820
    で表される、請求項14に記載の化合物。
  16. 式(II−1):
    Figure 2017515820
    で表される化合物。
  17. 式(II−2):
    Figure 2017515820
    で表される化合物。
  18. 式(II−4):
    Figure 2017515820
    で表される化合物。
  19. 式(II−5):
    Figure 2017515820
    で表される化合物。
  20. 式(II−6):
    Figure 2017515820
    で表される化合物。
  21. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の式(I)で表される少なくとも1種類の化合物を含んでいる、製剤、特に、農薬製剤。
  22. さらに、少なくとも1種類の増量剤及び/又は少なくとも1種類の界面活性剤も含んでいる、請求項21に記載の製剤。
  23. 式(I)で表される前記化合物が少なくとも1種類の別の活性化合物との混合物の中に存在している、請求項21又は請求項22に記載の製剤。
  24. 害虫を防除する方法であって、請求項1〜15のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物又は請求項21〜23のいずれか一項に記載の製剤を該害虫及び/又はそれらの生息環境に作用させる、前記方法。
  25. 前記害虫が、線虫を含んでいるか又は線虫である、請求項24に記載の方法。
  26. 害虫を防除するための、請求項1〜15のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物又は請求項21〜23のいずれか一項に記載の製剤の使用。
  27. 前記害虫が、線虫を含んでいるか又は線虫である、請求項26に記載の使用。
  28. 作物保護における、請求項26又は27に記載の使用。
  29. 動物衛生の分野における、請求項26又は27に記載の使用。
  30. 種子及び/又は発芽中の植物を有害生物(特に、線虫)による攻撃から保護する方法であって、該種子を請求項1〜15のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物又は請求項21〜23のいずれか一項に記載の製剤と接触させる段階を含んでいる、前記保護する方法。
  31. 請求項30に記載の方法で得られた種子。
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