JP2017537909A - 有害生物防除剤としての二環式化合物 本出願は、新規二環式化合物、それら化合物を含んでいる組成物、害虫(animal pest)を防除するためのそれらの使用、並びに、それらを調製するための方法及び中間体に関する。 - Google Patents

有害生物防除剤としての二環式化合物 本出願は、新規二環式化合物、それら化合物を含んでいる組成物、害虫(animal pest)を防除するためのそれらの使用、並びに、それらを調製するための方法及び中間体に関する。 Download PDF

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JP2017537909A JP2017529008A JP2017529008A JP2017537909A JP 2017537909 A JP2017537909 A JP 2017537909A JP 2017529008 A JP2017529008 A JP 2017529008A JP 2017529008 A JP2017529008 A JP 2017529008A JP 2017537909 A JP2017537909 A JP 2017537909A
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フェールステ,アルント
イルク,ケルシュテイン
マルサム,オルガ
レーセル,ペーター
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
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    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • A61P33/14Ectoparasiticides, e.g. scabicides

Abstract

本発明は、新規二環式化合物、害虫を防除するためのそれらの使用、並びに、それらを製造するための方法及び中間体生成物に関する。

Description

最近、殺虫特性を有する二環式化合物が開示された(WO 2015/038503A1)。
WO 2012/102387A1には、特に殺虫剤及び殺ダニ剤として使用することが可能な、ヘテロ環式化合物が記載されている。
「Synthesis 2003, (13), 2033−2040」には、ヒドロキシアミジン誘導体を介してオキサゾロピリジンへと至る新しい経路が記載されている。
US 4,038,396及びDE 2330109A1には、抗炎症性物質、鎮痛性物質い及び解熱性物質としてのオキサゾロピリジン類及びチアゾロピリジン類の合成及び使用が記載されている。
現代の作物保護組成物は、例えば、作用の程度、作用の持続性及び作用の範囲並びに可能性のある用途などに関して、多くの要求を満たさなくてはならない。毒性の問題、及び、別の活性成分又は製剤助剤との組合せ可能性についての問題は、活性成分の合成に関する費用及び複雑さの問題と同様に、ある種の役割を果たす。さらに、抵抗性も生じ得る。これら全ての理由により、新規作物保護組成物の探求は、完結したものとは考えられ得ず、既知化合物と比較して少なくとも個々の性質に関して改善されている特性を有する新規化合物が絶えず求められている。
国際特許出願公開第2015/038503A1号 国際特許出願公開第2012/102387A1号 米国特許第4,038,396号 独国特許出願公開第2330109A1号
Synthesis 2003, (13), 2033−2040
本発明の目的は、さまざまな局面下において有害生物防除剤(pesticide)のスペクトルを拡大させる化合物を提供することであった。
この目的、及び、明示的には示されていないが本明細書中で論じられている文脈から認識又は誘導され得るさらなる目的は、式(I)
Figure 2017537909
〔式中、
Aは、(A−b)〜(A−f)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるAラジカルであり;及び、
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル及びシクロアルケニルの群から選択されるラジカルであり;
Qは、酸素又は硫黄であり;
は、水素、アルキル、アルコキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
は、(a)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるBラジカルであり;又は、
は、(b) (D−1)〜(D−3)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであり;又は、
は、(c) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(d) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(e) (F−1)〜(F−11)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるFラジカルであり;又は、
は、(f) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(g) 置換されていてもよいフェニルであり;
ここで、
は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、ハロアルキル、飽和若しくは不飽和のシクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよく、及び、1個以上のヘテロ原子で中断されていてもよい)、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロゲン化アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、ビス(アルコキシ)アルキル、ビス(ハロアルコキシ)アルキル、アルコキシ(アルキルスルファニル)アルキル、アルコキシ(アルキルスルフィニル)アルキル、アルコキシ(アルキルスルホニル)アルキル、ビス(アルキルスルファニル)アルキル、ビス(ハロアルキルスルファニル)アルキル、ビス(ヒドロキシアルキルスルファニル)アルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、α−ヒドロキシイミノアルコキシカルボニルアルキル、α−アルコキシイミノアルコキシカルボニルアルキル、C(X)NR、NR、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリルラジカル[ジオキサニル、ジオキソラニル、ジオキセパニル、ジオキソカニル、オキサチアニル、オキサチオラニル、オキサチエパニル、オキサチオカニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジチエパニル、ジチオカニル、オキサチアニルオキシド、オキサチオラニルオキシド、オキサチエパニルオキシド、オキサチオカニルオキシド、オキサチアニルジオキシド、オキサチオラニルジオキシド、オキサチエパニルジオキシド、オキサチオカニルジオキシド、モルホリニル、トリアゾリノニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジニル及びピラゾリノニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ及びアルコキシアルキルで置換されていてもよい)]、フェニル(ここで、これは、これに関する限り、同様に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル及びハロアルキルで置換されていてもよい)、ヘテロアリールラジカル[ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル及びイソキノリニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオ、アルキルチオアルキル及びシクロアルキルで置換されていてもよい)]、及び、ヘテロアリールアルキルラジカル[トリアゾリルアルキル、ピリジルアルキル、ピリミジルアルキル及びオキサジアゾリルアルキル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン及びアルキルで置換されていてもよい)];
又は、
は、(C−1)〜(C−9)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、Bラジカルへの結合を示している]
の群から選択されるCラジカルであり;
Xは、酸素又は硫黄であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ及びハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
Lは、酸素又は硫黄であり;
V−Zは、R24CH−CHR25又はR24C=CR25であり;
nは、1又は2であり;
mは、1、2、3又は4であり;
Rは、NR1819であるか、又は、以下の群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルキル−S−アルキル、アルキル−S(O)−アルキル、アルキル−S(O)−アルキル、R18−CO−アルキル、NR1819−CO−アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、フェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、及び、ヘタリールアルキル;
は、水素又はアルキルであり;
は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環を形成し;
は、水素又はアルキルであり;
は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニル、アルコキシアルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいアルキルカルボニル及びアルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、アルキル−、アルコキシ−、ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいシクロアルキルカルボニル、又は、カチオン、又は、アルキル−若しくはアリールアルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンの群から選択されるラジカルであり;
は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−1)ラジカル及び(F−1)ラジカルにおけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
10は、水素又はアルキルであり;
(C−2)ラジカル及び(F−2)ラジカルにおけるRとR10は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)であることもでき;
(C−2)ラジカル及び(F−2)ラジカルにおけるRとR10は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキルアルコキシ、アルキルチオ、アルケニルチオ、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアルコキシ及びヘテロアリールアルキルチオの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキルアルコキシ、アルキルチオ、アルケニルチオ、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアルコキシ及びヘテロアリールアルキルチオの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
(C−3)ラジカル及び(F−3)ラジカルにおけるR11とR12は、それらが結合しているリン原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい5〜7員の環(ここで、該環は、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び硫黄の群から選択される1個又は2個のヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成することもでき;
13は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
14は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
15は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−6)ラジカル及び(F−6)ラジカルにおけるRとR15は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
16は、水素、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−7)ラジカル及び(F−7)ラジカルにおけるRとR16は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
17は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−8)ラジカル及び(F−8)ラジカルにおけるRとR17は、それらが結合しているN−C(X)基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
18は、水素、ヒドロキシ、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル及びシクロアルケニルアルキル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
19は、水素の群から選択されるラジカルであるか、又は、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、C−C−アルキルで1〜4置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル及びアルキルスルホニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にもハロゲン−若しくはシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
及びYは、独立して、C=O又はS(O)であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びNR2021の群から選択されるラジカルであり;
Wは、O、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;
22は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいビス(アルコキシ)アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルファニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルカルボニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルフィニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルホニルアルキル、ジアルキルアミノスルファニルアルキル、ジアルキルアミノスルフィニルアルキル、ジアルキルアミノスルホニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキニルオキシ、ハロゲンで置換されていてもよいアルキニルオキシカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、N−アルキル−N−シクロアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、N−アルキル−N−シクロアルキルアミノカルボニルアルキル、ヘテロシクリルカルボニルアルキル、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、シクロアルキルカルボニル(ここで、該シクロアルキルカルボニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、シクロアルキルアルキル(ここで、該シクロアルキルアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、置換されていてもよいヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル(ここで、該ヘテロシクリルアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)、アリール(ここで、該アリールは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ又はハロアルコキシで置換されていてもよい)、アリールアルキル(ここで、該アリールアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、ハロアルキル、アルコキシ又はハロアルコキシで置換されていてもよい)、ヘタリールアルキル(ここで、該ヘタリールアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;又は、
22は、(D−1)〜(D−3)
Figure 2017537909
の群から選択されるDラジカルであり;
又は、
(E−1)〜(E−11)
Figure 2017537909
及び、(E−18)〜(E−51)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;
又は、
=(d)である場合は、
22は、さらに、(E−12)〜(E−17)
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;
20は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルケニルカルボニルオキシ、アルキニルカルボニルオキシ、シクロアルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、シクロアルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルケニルチオ、アルキニルチオ、シクロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコキシイミノアルキル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキルアミノスルホニル、アルキルスルホニルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルケニルカルボニルアミノ、アルキニルカルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルチオカルボニルアミノ、ビシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール及びヘテロアリールオキシ(ここで、該置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキル及びハロアルキルから選択される)の群から選択されるラジカルであり;
21は、水素、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、シアノアルキル、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルケニルカルボニル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニル及びハロアルキルスルホニルの群から選択されるラジカルであり;
23は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルチオアルキル、アルケニルチオアルキル、シアノアルキル及びアルコキシアルキルの群から選択されるラジカルであり;
又は、
=(c)又は(f)である場合は、
22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;及び、
24は、水素であるか、又は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;及び、
25は、水素であるか、又は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
27は、水素又はアルキルであり;及び、
26は、水素、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル及びシアノアルキルの群から選択されるラジカルである〕
で表される化合物、及び、式(I)〔式中、
Aは、Aラジカル(A−a)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
であり;及び、
は、N又はC−Bであり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル及びシクロアルケニルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル及びシクロアルケニルの群から選択されるラジカルであり;
Tは、酸素又は電子対であり;
Qは、酸素又は硫黄であり;
は、水素、アルキル、アルコキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
は、(a)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるBラジカルであり;又は、
は、(c) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(d) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(e)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるFラジカルであり;又は、
は、(f) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;
ここで、
は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、ハロアルキル、飽和若しくは不飽和のシクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよく、及び、1個以上のヘテロ原子で中断されていてもよい)、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロゲン化アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、ビス(アルコキシ)アルキル、ビス(ハロアルコキシ)アルキル、アルコキシ(アルキルスルファニル)アルキル、アルコキシ(アルキルスルフィニル)アルキル、アルコキシ(アルキルスルホニル)アルキル、ビス(アルキルスルファニル)アルキル、ビス(ハロアルキルスルファニル)アルキル、ビス(ヒドロキシアルキルスルファニル)アルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、α−ヒドロキシイミノアルコキシカルボニルアルキル、α−アルコキシイミノアルコキシカルボニルアルキル、C(X)NR、NR、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリルラジカル[ジオキサニル、ジオキソラニル、ジオキセパニル、ジオキソカニル、オキサチアニル、オキサチオラニル、オキサチエパニル、オキサチオカニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジチエパニル、ジチオカニル、オキサチアニルオキシド、オキサチオラニルオキシド、オキサチエパニルオキシド、オキサチオカニルオキシド、オキサチアニルジオキシド、オキサチオラニルジオキシド、オキサチエパニルジオキシド、オキサチオカニルジオキシド、モルホリニル、トリアゾリノニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジニル及びピラゾリノニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ及びアルコキシアルキルで置換されていてもよい)]、フェニル(ここで、これは、これに関する限り、同様に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル及びハロアルキルで置換されていてもよい)、ヘテロアリールラジカル[ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル及びイソキノリニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオ、アルキルチオアルキル及びシクロアルキルで置換されていてもよい)]、及び、ヘテロアリールアルキルラジカル[トリアゾリルアルキル、ピリジルアルキル、ピリミジルアルキル及びオキサジアゾリルアルキル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン及びアルキルで置換されていてもよい)];又は、
は、(C−1)〜(C−9)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、Bラジカルへの結合を示している]
の群から選択されるCラジカルであり;
Xは、酸素又は硫黄であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ及びハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
Lは、酸素又は硫黄であり;
V−Zは、R24CH−CHR25又はR24C=CR25であり;
nは、1又は2であり;
mは、1、2、3又は4であり;
Rは、NR1819であるか、又は、以下の群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルキル−S−アルキル、アルキル−S(O)−アルキル、アルキル−S(O)−アルキル、R18−CO−アルキル、NR1819−CO−アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、フェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、及び、ヘタリールアルキル;
は、水素又はアルキルであり;
は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環を形成し;,
は、水素又はアルキルであり;
は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニル、アルコキシアルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいアルキルカルボニル及びアルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、アルキル−、アルコキシ−、ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいシクロアルキルカルボニル、又は、カチオン、又は、アルキル−若しくはアリールアルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンの群から選択されるラジカルであり;
は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−1)ラジカルにおけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
10は、水素又はアルキルであり;
(C−2)ラジカル及び(F−2)ラジカルにおけるRとR10は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)であることもでき;
(C−2)ラジカル及び(F−2)ラジカルにおけるRとR10は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキルアルコキシ、アルキルチオ、アルケニルチオ、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアルコキシ及びヘテロアリールアルキルチオの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキルアルコキシ、アルキルチオ、アルケニルチオ、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアルコキシ及びヘテロアリールアルキルチオの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
(C−3)ラジカル及び(F−3)ラジカルにおけるR11とR12は、それらが結合しているリン原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい5〜7員の環(ここで、該環は、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び硫黄の群から選択される1個又は2個のヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成することもでき;
13は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
14は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
15は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−6)ラジカル及び(F−6)ラジカルにおけるRとR15は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
16は、水素、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−7)ラジカル及び(F−7)ラジカルにおけるRとR16は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
17は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−8)ラジカル及び(F−8)ラジカルにおけるRとR17は、それらが結合しているN−C(X)基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
18は、水素、ヒドロキシ、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル及びシクロアルケニルアルキル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
19は、水素の群から選択されるラジカルであるか、又は、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、C−C−アルキルで1〜4置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル及びアルキルスルホニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にもハロゲン−若しくはシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
及びYは、独立して、C=O又はS(O)であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びNR2021の群から選択されるラジカルであり;
Wは、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;及び、
が(f)である場合は、
22は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいビス(アルコキシ)アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルファニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルカルボニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルフィニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルホニルアルキル、ジアルキルアミノスルファニルアルキル、ジアルキルアミノスルフィニルアルキル、ジアルキルアミノスルホニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、N−アルキル−N−シクロアルキルアミノカルボニルアルキル、ヘテロシクリルカルボニルアルキル、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、シクロアルキルアルキル(ここで、該シクロアルキルアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、置換されていてもよいヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル(ここで、該ヘテロシクリルアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)、アリール(ここで、該アリールは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ又はハロアルコキシで置換されていてもよい)、アリールアルキル(ここで、該アリールアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、ハロアルキル、アルコキシ又はハロアルコキシで置換されていてもよい)、ヘタリールアルキル(ここで、該ヘタリールアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;及び、
が、(c)、(d)又は(f)である場合は、
22は、(D−1)〜(D−3)
Figure 2017537909
の群から選択されるDラジカルであり;
又は、
(E−1)〜(E−11)
Figure 2017537909
及び、(E−18)〜(E−51)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;
又は、
=(d)である場合は、
22は、さらに、(E−12)〜(E−17)
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;
20は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルケニルカルボニルオキシ、アルキニルカルボニルオキシ、シクロアルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、シクロアルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルケニルチオ、アルキニルチオ、シクロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコキシイミノアルキル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキルアミノスルホニル、アルキルスルホニルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルケニルカルボニルアミノ、アルキニルカルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルチオカルボニルアミノ、ビシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール及びヘテロアリールオキシ(ここで、該置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキル及びハロアルキルから選択される)の群から選択されるラジカルであり;
21は、水素、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、シアノアルキル、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルケニルカルボニル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニル及びハロアルキルスルホニルの群から選択されるラジカルであり;
23は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルチオアルキル、アルケニルチオアルキル、シアノアルキル及びアルコキシアルキルの群から選択されるラジカルであり;
又は、
=(f)ある場合は、
22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;及び、
24は、水素であるか、又は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;及び、
25は、水素であるか、又は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
27は、水素又はアルキルであり;及び、
26は、水素、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル及びシアノアルキルの群から選択されるラジカルである〕
で表される化合物によって達成される。
さらに、式(I)で表される化合物、及び、さらに、式(I)には包含されずに表1に記載されている化合物が、有害生物防除剤として、例えば、節足動物に対して、特に、昆虫類に対して、優れた効力を有しており、並びに、さらに、植物と、特に、作物植物と、極めて良好な適合性を概して有しており、並びに/又は、望ましい毒性学的特性及び/若しくは望ましい環境的に関連した特性を有しているということも分かった。
好ましい範囲(1): 好ましいのは、式(I)〔式中、
Aは、(A−b)及び(A−f)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるAラジカルであり;
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルであり;
Qは、硫黄であり;
は、水素、C−C−アルキル及びC−C−アルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、(a)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるBラジカルであり;又は、
は、(b) (D−1)〜(D−3)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるDラジカルであり;又は、
は、(c) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(d) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(e) (F−1)、(F−8)、(F−10)及び(F−11)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるFラジカルであり;又は、
は、(f) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(g) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;
ここで、
は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、C−C−アルキルアミノ、ハロ−C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルフィニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルホニル)−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ヒドロキシ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、α−ヒドロキシイミノ−C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、α−C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C(X)NR、NR、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリルラジカル[ジオキサニル、ジオキソラニル、ジオキセパニル、ジオキソカニル、オキサチアニル、オキサチオラニル、オキサチエパニル、オキサチオカニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジチエパニル、ジチオカニル、オキサチアニルオキシド、オキサチオラニルオキシド、オキサチエパニルオキシド、オキサチオカニルオキシド、オキサチアニルジオキシド、オキサチオラニルジオキシド、オキサチエパニルジオキシド、オキサチオカニルジオキシド、モルホリニル、トリアゾリノニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジニル及びピラゾリノニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−アルコキシ−C−C−アルキルで置換されていてもよい)]、フェニル(ここで、これは、これに関する限り、同様に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル及びハロ−C−C−アルキルで置換されていてもよい)、ヘテロアリールラジカル[ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル及びイソキノリニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)]、及び、ヘテロアリール−C−C−アルキルラジカル[トリアゾリル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル及びオキサジアゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン及びC−C−アルキルで置換されていてもよい)];
又は、
は、(C−1)及び(C−6)〜(C−9)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、ラジカル(B−1)〜ラジカル(B−37)への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであり;
は、水素、ハロゲン、アルキル及びハロアルキルの群から選択されるラジカルであり;
Xは、酸素又は硫黄であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
V−Zは、R24CH−CHR25又はR24C=CR25であり;
nは、1又は2であり;
Rは、NR1819であるか、又は、いずれの場合にもハロゲン、酸素−(これは、C=Oをもたらす)若しくはシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルであるか、又は、R18−CO−C−C−アルキルであるか、又は、NR1819−CO−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及びC−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリル−C−C−アルキルであるか、又は、いずれの場合にも1〜3のハロゲン−、−シアノ−、−C−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいフェニル、フェニル−C−C−アルキル、ヘタリール及びヘタリール−C−C−アルキルであり;
は、水素又はC−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール、アリール−C−C−アルキル及びヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール、アリール−C−C−アルキル及びヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜7員の環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素又はC−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール、アリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜7員の環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルカルボニルの群から選択されるラジカルであるか、又は、カチオンであるか、又は、C−C−アルキル−若しくはアリール−C−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであり;
は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−若しくはC−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、1つの環員は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択されるヘテロ原子で置き換えられていてもよい)(この場合、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、(C−1)ラジカル及び(F−1)ラジカルにおける硫黄原子への結合を示している]である)、並びに、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−若しくはアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル、ヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルコキシカルボニルの群から選択されるラジカルである]であり;又は、
(C−1)ラジカル及び(F−1)ラジカルにおけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)基と一緒に、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよい飽和又は不飽和の5〜7員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子並びに/又は少なくとも1の(好ましくは、1の)カルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;特に、RとRは、それらが結合しているN−S(O)基と一緒に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、C(X)基への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであることができ;
15は、いずれの場合にもメチル−、シアノ−、カルバモイル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもメチル−、トリフルオロメチル−、ハロゲン−、シアノ−若しくはカルバモイル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にもC−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−、ハロゲン−、ニトロ−若しくはシアノ−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキル、並びに、C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルキル−C−C−アルコキシカルボニル−若しくはC−C−アルキルスルホニル−で置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−6)ラジカルにおけるRとR15は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
16は、水素、いずれの場合にもメチル−、シアノ−、カルバモイル−若しくはカルボキシル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−若しくはC−C−アルキルカルボニル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−若しくはC−C−アルキルカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキル、並びに、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−若しくはC−C−アルキルカルボニル−で置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
17は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−若しくはC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−若しくはC−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−シクロアルケニル、N−ピロリジニル、N−ピペリジニル、N−モルホリニル、N−チオモルホリニル、N−チオモルホリニル1−オキシド、N−チオモルホリニル1,1−ジオキシド、N−ピペラジニル、N−1−メチルピペラジニル及びN−2−オキソ−1−メチルピペラジニル、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−若しくはアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル、ヘテロアリール−C−C−アルキル、並びに、NR’R”[ここで、R’及びR”は、それぞれ独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルコキシカルボニルの群から選択されるラジカルである]の群から選択されるラジカルであり;
(C−8)ラジカル及び(F−8)ラジカルにおけるRとR17は、それらが結合しているN−C(X)基と一緒に、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよい飽和又は不飽和の5〜7員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のさらなるヘテロ原子並びに/又は1つのカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;RとR17は、それらが結合しているN−C(X)基と一緒に、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、(C−8)ラジカル及び(F−8)ラジカルにおける硫黄原子への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであることができ;
18は、水素、ヒドロキシル、いずれの場合にも1若しくはポリのハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−シクロアルケニル−C−C−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル、並びに、いずれの場合にも1〜4のC−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−アルコキシ−、−C−C−ハロアルコキシ−、−C−C−シクロアルキル−、−ハロゲン−若しくは−シアノ−で置換されていてもよいフェニル、フェニル−C−C−アルキル、ヘタリール及びヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
19は、水素、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、1〜4のC−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にも1若しくはポリのハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ及びNR2021の群から選択されるラジカルであり;
Wは、O、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;
22は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルファニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルファニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルフィニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルホニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキニルオキシ、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキニルオキシカルボニル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノカルボニル、N−C−C−アルキル−N−C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノカルボニル−C−C−アルキル、N−C−C−アルキル−N−C−C−シクロアルキルアミノカルボニル−C−C−アルキル、ヘテロシクリルカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−ハロアルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、C−C−シクロアルキルカルボニル(ここで、該シクロアルキルカルボニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、ヘテロシクリル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(ヘテロシクリル−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)、アリール(ここで、該アリールは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよい)、アリール−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(アリール−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよい)、ヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(ヘタリール−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;又は、
22は、(D−1)〜(D−3)
Figure 2017537909
の群から選択されるDラジカルであり;
又は、
(E−1)〜(E−11)
Figure 2017537909
及び、(E−18)〜(E−51)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;
又は、
=(d)である場合は、
22は、さらに、(E−12)〜(E−17)
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;
20は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−アルキルカルボニルオキシ、C−C−アルケニルカルボニルオキシ、C−C−アルキニルカルボニルオキシ、C−C−シクロアルキルカルボニルオキシ、C−C−アルコキシカルボニルオキシ、C−C−アルキルスルホニルオキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニルアミノ、C−C−アルキニルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルケニルチオ、C−C−アルキニルチオ、C−C−シクロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、C−C−アルキルアミノスルホニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルチオカルボニルアミノ、並びに、フェニル、フェノキシ、ピリジニル及びピリジニルオキシ(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;
21は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルケニルカルボニル、C−C−ハロアルキルカルボニル、C−C−ハロアルケニルカルボニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルスルホニル及びC−C−ハロアルキルスルホニルの群から選択されるラジカルであり;
23は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルケニルチオ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
又は、
が=(c)又は(f)である場合は、
22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;及び、
24は、水素であるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、フェニル及びフェニル−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にもハロゲン−若しくはシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
25は、水素であるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、フェニル及びフェニル−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にもハロゲン−若しくはシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
27は、水素又はC−C−アルキルであり;及び、
26は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−ハロアルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキル及びシアノ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルである〕
で表される化合物、及び、式(I)〔式中、
Aは、Aラジカル
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
であり;及び、
は、N又はC−Bであり;
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルであり;
Tは、酸素又は電子対であり;
Qは、硫黄であり;
は、水素、C−C−アルキル及びC−C−アルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、(a)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるBラジカルであり;又は、
は、(c) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]で表されるラジカルであり;又は、
は、(d) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(e) (F−8)、(F−10)及び(F−11)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるFラジカルであり;又は、
は、(f) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;
ここで、
は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、C−C−アルキルアミノ、ハロ−C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルフィニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルホニル)−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ヒドロキシ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、α−ヒドロキシイミノ−C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、α−C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C(X)NR、NR、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリルラジカル[ジオキサニル、ジオキソラニル、ジオキセパニル、ジオキソカニル、オキサチアニル、オキサチオラニル、オキサチエパニル、オキサチオカニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジチエパニル、ジチオカニル、オキサチアニルオキシド、オキサチオラニルオキシド、オキサチエパニルオキシド、オキサチオカニルオキシド、オキサチアニルジオキシド、オキサチオラニルジオキシド、オキサチエパニルジオキシド、オキサチオカニルジオキシド、モルホリニル、トリアゾリノニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジニル及びピラゾリノニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−アルコキシ−C−C−アルキルで置換されていてもよい)]、フェニル(ここで、これは、これに関する限り、同様に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル及びハロ−C−C−アルキルで置換されていてもよい)、ヘテロアリールラジカル[ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル及びイソキノリニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)]、及び、ヘテロアリール−C−C−アルキルラジカル[トリアゾリル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル及びオキサジアゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン及びC−C−アルキルで置換されていてもよい)];
又は、
は、(C−1)及び(C−6)〜(C−9)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、Bラジカルへの結合を示している]
の群から選択されるCラジカルであり;
Xは、酸素又は硫黄であり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
V−Zは、R24CH−CHR25又はR24C=CR25であり;
nは、1又は2であり;
Rは、NR1819であるか、又は、いずれの場合にもハロゲン−、酸素−(これは、C=Oをもたらす)若しくはシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルであるか、又は、R18−CO−C−C−アルキルであるか、又は、NR1819−CO−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリル−C−C−アルキルであるか、又は、いずれの場合にも1〜3のハロゲン−、−シアノ−、−C−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいフェニル、フェニル−C−C−アルキル、ヘタリール及びヘタリール−C−C−アルキルであり;
は、水素又はC−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール、アリール−C−C−アルキル及びヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール、アリール−C−C−アルキル及びヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜7員の環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素又はC−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール、アリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜7員の環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルカルボニルの群から選択されるラジカルであるか、又は、カチオンであるか、又は、C−C−アルキル−若しくはアリール−C−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであり;
は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−若しくはC−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、1つの環員は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択されるヘテロ原子で置き換えられていてもよい)(この場合、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、(C−1)ラジカルにおける硫黄原子への結合を示している]である)、並びに、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−若しくはアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル、ヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルコキシカルボニルの群から選択されるラジカルである]であり;
(C−1)ラジカルにおけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)基と一緒に、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよい飽和又は不飽和の5〜7員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子並びに/又は少なくとも1(好ましくは、1)のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;RとRは、それらが結合しているN−S(O)基と一緒に、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、C(X)基への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであることができ;
15は、いずれの場合にもメチル−、シアノ−、カルバモイル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもメチル−、トリフルオロメチル−、ハロゲン−、シアノ−若しくはカルバモイル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にもC−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−、ハロゲン−、ニトロ−若しくはシアノ−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキル、並びに、C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルキル−C−C−アルコキシカルボニル−若しくはC−C−アルキルスルホニル−で置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
(C−6)ラジカルにおけるRとR15は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
16は、水素、いずれの場合にもメチル−、シアノ−、カルバモイル−若しくはカルボキシル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−若しくはC−C−アルキルカルボニル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−若しくはC−C−アルキルカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキル、並びに、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−若しくはC−C−アルキルカルボニル−で置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
17は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−若しくはC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−若しくはC−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−シクロアルケニル、N−ピロリジニル、N−ピペリジニル、N−モルホリニル、N−チオモルホリニル、N−チオモルホリニル1−オキシド、N−チオモルホリニル1,1−ジオキシド、N−ピペラジニル、N−1−メチルピペラジニル及びN−2−オキソ−1−メチルピペラジニル、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−若しくはアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル、ヘテロアリール−C−C−アルキル、並びに、NR’R”[ここで、R’及びR”は、それぞれ独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルコキシカルボニルの群から選択されるラジカルである]の群から選択されるラジカルであり;
(C−8)ラジカル及び(F−8)ラジカルにおけるRとR17は、それらが結合しているN−C(X)基と一緒に、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよい飽和又は不飽和の5〜7員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のさらなるヘテロ原子並びに/又は1つのカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;RとR17は、それらが結合しているN−C(X)基と一緒に、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、(C−8)ラジカル及び(F−8)ラジカルにおける硫黄原子への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであることができ;
18は、水素、ヒドロキシル、いずれの場合にも1若しくはポリのハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−シクロアルケニル−C−C−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル、並びに、いずれの場合にも1〜4のC−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−アルコキシ−、−C−C−ハロアルコキシ−、−C−C−シクロアルキル−、−ハロゲン−若しくは−シアノ−で置換されていてもよいフェニル、フェニル−C−C−アルキル、ヘタリール及びヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
19は、水素、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、1〜4のC−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にも1若しくはポリのハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
は、水素、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ及びNR2021の群から選択されるラジカルであり;
Wは、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;及び、
が、(f)である場合は、
22は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルファニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルファニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルフィニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルホニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキニルオキシ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノカルボニル−C−C−アルキル、N−C−C−アルキル−N−C−C−シクロアルキルアミノカルボニル−C−C−アルキル、ヘテロシクリルカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−ハロアルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、ヘテロシクリル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(ヘテロシクリル−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)、アリール(ここで、該アリールは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよい)、アリール−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(アリール−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよい)、ヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(ヘタリール−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;及び、
が、(c)、(d)又は(f)である場合は、
22は、(D−1)〜(D−3)
Figure 2017537909
の群から選択されるDラジカルであり;又は、
(E−1)〜(E−11)
Figure 2017537909
及び、(E−18)〜(E−51)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;又は、
=(d)である場合は、
22は、さらに、(E−12)〜(E−17)
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;
20は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−アルキルカルボニルオキシ、C−C−アルケニルカルボニルオキシ、C−C−アルキニルカルボニルオキシ、C−C−シクロアルキルカルボニルオキシ、C−C−アルコキシカルボニルオキシ、C−C−アルキルスルホニルオキシ、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニルアミノ、C−C−アルキニルアミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルケニルチオ、C−C−アルキニルチオ、C−C−シクロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシイミノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、C−C−アルキルアミノスルホニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルキルチオカルボニルアミノ、並びに、フェニル、フェノキシ、ピリジニル及びピリジニルオキシ(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;
21は、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルケニルカルボニル、C−C−ハロアルキルカルボニル、C−C−ハロアルケニルカルボニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルスルホニル及びC−C−ハロアルキルスルホニルの群から選択されるラジカルであり;
23は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルケニルチオ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−Cアルキルの群から選択されるラジカルであり;
又は、
=(f)である場合は、
22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;及び、
24は、水素であるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、フェニル及びフェニル−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にもハロゲン−若しくはシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
25は、水素であるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、フェニル及びフェニル−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にもハロゲン−若しくはシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
27は、水素又はC−C−アルキルであり;及び、
26は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−ハロアルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキル及びシアノ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルである〕
で表される化合物である。
好ましい範囲(2): 特に好ましいのは、式(I)〔式中、
Aは、(A−b)及び(A−f)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるAラジカルであり;
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルであり;
Qは、硫黄であり;
は、水素、C−C−アルキル及びC−C−アルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、(a)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるBラジカルであり;又は、
は、(b) (D−1)〜(D−3)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるDラジカルであり;又は、
は、(c) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(d) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(e) (F−1)、(F−8)及び(F−10)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)中の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであり;又は、
は、(f) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(g) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;
ここで、
は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、C−C−アルキルアミノ、ハロ−C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルフィニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルホニル)−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ヒドロキシ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C(X)NR、NR、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリルラジカル[ジオキサニル、ジオキソラニル、ジオキセパニル、ジオキソカニル、オキサチアニル、オキサチオラニル、オキサチエパニル、オキサチオカニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジチエパニル、ジチオカニル、オキサチアニルオキシド、オキサチオラニルオキシド、オキサチエパニルオキシド、オキサチオカニルオキシド、オキサチアニルジオキシド、オキサチオラニルジオキシド、オキサチエパニルジオキシド、オキサチオカニルジオキシド、モルホリニル、トリアゾリノニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジニル及びピラゾリノニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−アルコキシ−C−C−アルキルで置換されていてもよい)]、フェニル(ここで、これは、これに関する限り、同様に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル及びハロ−C−C−アルキルで置換されていてもよい)、ヘテロアリールラジカル[ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル及びイソキノリニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)]、及び、ヘテロアリール−C−C−アルキルラジカル[トリアゾリル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル及びオキサジアゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン及びC−C−アルキルで置換されていてもよい)];
又は、
は、(C−1)、(C−6)及び(C−9)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、Bラジカルへの結合を示している]
の群から選択されるCラジカルであり;
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルであり;
Xは、酸素であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
nは、2であり;
Rは、NR1819であるか、又は、いずれの場合にも1〜7のハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルであるか、又は、R18−CO−C−C−アルキルであるか、又は、NR1819−CO−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリル−C−C−アルキルであるか、又は、いずれの場合にも1〜3のハロゲン−、−シアノ−、−C−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいフェニル、フェニル−C−C−アルキル、ヘタリール及びヘタリール−C−C−アルキルであり;
は、C−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素又はC−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜7員の環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルカルボニルの群から選択されるラジカルであるか、又は、カチオンであるか、又は、C−C−アルキル−若しくはアリール−C−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであり;
は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、1又は2の環員は、それぞれ、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択されるヘテロ原子で置き換えられていてもよい)(この場合、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、(C−1)ラジカル及び(F−1)ラジカルにおける硫黄原子への結合を示している]である)、並びに、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−若しくはアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素及びC−C−アルキルの群から選択されるラジカルである]であり;又は、
(C−1)ラジカル及び(F−1)ラジカルにおけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよい飽和又は不飽和の5〜7員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子並びに/又は少なくとも1の(好ましくは、正確に1の)カルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;RとRは、それらが結合しているN−S(O)基と一緒に、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、C(X)基への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであることができ;
15は、いずれの場合にもメチル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、並びに、いずれの場合にもメチル−、ハロゲン−、シアノ−又はカルバモイル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニルの群から選択されるラジカルであり;
(C−6)ラジカルにおけるRとR15は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
17は、ハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−シクロアルケニル、N−ピロリジニル、N−ピペリジニル、N−モルホリニル、N−チオモルホリニル、N−チオモルホリニル1−オキシド、N−チオモルホリニル1,1−ジオキシド、N−ピペラジニル、N−1−メチルピペラジニル及びN−2−オキソ−1−メチルピペラジニル、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−若しくはアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素及びC−C−アルキルの群から選択されるラジカルである]であり;
18は、水素、ヒドロキシル、いずれの場合にも1若しくはポリのハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル、並びに、いずれの場合にも1〜3のC−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−アルコキシ−、−C−C−ハロアルコキシ−、−シクロプロピル−、−フッ素−、−塩素−、−臭素−若しくは−シアノ−で置換されていてもよいフェニル、ベンジル、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、チエニル、フラニル、ピリジニルメチル及びチアゾリルメチルの群から選択されるラジカルであり;
19は、水素であるか、又は、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、1〜4のC−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にも1若しくはポリのハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
Wは、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;
22は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルファニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルファニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルフィニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルホニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキニルオキシ、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキニルオキシカルボニル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノカルボニル、N−C−C−アルキル−N−C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノカルボニル−C−C−アルキル、N−C−C−アルキル−N−C−C−シクロアルキルアミノカルボニル−C−C−アルキル、ヘテロシクリルカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−ハロアルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル又はピリジル(ここで、これは、これに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、C−C−シクロアルキルカルボニル(ここで、該シクロアルキルカルボニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル又はピリジル(ここで、これは、これに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル、ピリジル、ピリミジル、ピラザニル、ピリダジニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、ピラゾリル、トリアジニル又はトリアゾリル(ここで、記載されているヘタリールは、それらに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、ヘテロシクリル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(ヘテロシクリル−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)、アリール−(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよい)、アリール−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(アリール−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよい)、ヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(ヘタリール−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;又は、
22は、下記Dラジカル
Figure 2017537909
のうちの1つであり;又は、
下記Eラジカル
Figure 2017537909
Figure 2017537909
のうちの1つであり;又は、
=(d)である場合は、
22は、さらに、ラジカル
Figure 2017537909
であり;
23は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルケニルチオ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル及びC−C−アルコキシ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
又は、
=(c)又は(f)ある場合は、
22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜6員の飽和環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し

27は、水素又はC−C−アルキルであり;及び、
26は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−ハロアルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキル及びシアノ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルである〕
で表される化合物、及び、式(I)〔式中、
Aは、(A−a)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるAラジカルであり;
は、N又はC−Bであり;
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルであり;
Tは、酸素又は電子対であり;
Qは、硫黄であり;
は、水素、C−C−アルキル及びC−C−アルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、(a)
Figure 2017537909
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)中の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるBラジカルであり;又は、
は、(c) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(d) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)中の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(e) (F−8)及び(F−10)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)中の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであり;又は、
は、(f) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;
は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、C−C−アルキルアミノ、ハロ−C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルフィニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルホニル)−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ヒドロキシ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C(X)NR、NR、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリルラジカル[ジオキサニル、ジオキソラニル、ジオキセパニル、ジオキソカニル、オキサチアニル、オキサチオラニル、オキサチエパニル、オキサチオカニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジチエパニル、ジチオカニル、オキサチアニルオキシド、オキサチオラニルオキシド、オキサチエパニルオキシド、オキサチオカニルオキシド、オキサチアニルジオキシド、オキサチオラニルジオキシド、オキサチエパニルジオキシド、オキサチオカニルジオキシド、モルホリニル、トリアゾリノニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジニル及びピラゾリノニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−アルコキシ−C−C−アルキルで置換されていてもよい)]、フェニル(ここで、これは、これに関する限り、同様に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル及びハロ−C−C−アルキルで置換されていてもよい)、ヘテロアリールラジカル[ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル及びイソキノリニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン、ニトロ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)]、及び、ヘテロアリール−C−C−アルキルラジカル[トリアゾリル−C−C−アルキル、ピリジル−C−C−アルキル、ピリミジル−C−C−アルキル及びオキサジアゾリル−C−C−アルキル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン及びC−C−アルキルで置換されていてもよい)];又は、
は、(C−1)、(C−6)及び(C−9)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、Bラジカルへの結合を示している]
の群から選択されるCラジカルであり;
Xは、酸素であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
nは、2であり;
Rは、NR1819であるか、又は、いずれの場合にも1〜7のハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2の酸素−で置換されていてもよいか(これは、C=Oをもたらす)又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルであるか、又は、R18−CO−C−C−アルキルであるか、又は、NR1819−CO−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリルであるか、又は、1若しくは2の酸素−(これは、C=Oをもたらす)、−C−C−アルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−及び−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリル−C−C−アルキルであるか、又は、いずれの場合にも1〜3のハロゲン−、−シアノ−、−C−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−シクロアルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいフェニル、フェニル−C−C−アルキル、ヘタリール及びヘタリール−C−C−アルキルであり;
は、C−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素又はC−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜7員の環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルカルボニルの群から選択されるラジカルであるか、又は、カチオンであるか、又は、C−C−アルキル−若しくはアリール−C−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであり;
は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、1又は2の環員は、それぞれ、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択されるヘテロ原子で置き換えられていてもよい)(この場合、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、(C−1)ラジカルにおける硫黄原子への結合を示している]である)、並びに、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−若しくはアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素及びC−C−アルキルの群から選択されるラジカルである]であり;又は、
(C−1)ラジカルにおけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよい飽和又は不飽和の5〜7員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子並びに/又は少なくとも1の(好ましくは、正確に1の)カルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;RとRは、それらが結合しているN−S(O)基と一緒に、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、C(X)基への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであることができ;
15は、いずれの場合にもメチル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、並びに、いずれの場合にもメチル−、ハロゲン−、シアノ−又はカルバモイル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニルの群から選択されるラジカルであり;
(C−6)ラジカルにおけるRとR15は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
17は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−シクロアルケニル、N−ピロリジニル、N−ピペリジニル、N−モルホリニル、N−チオモルホリニル、N−チオモルホリニル1−オキシド、N−チオモルホリニル1,1−ジオキシド、N−ピペラジニル、N−1−メチルピペラジニル及びN−2−オキソ−1−メチルピペラジニル、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−若しくはアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素及びC−C−アルキルの群から選択されるラジカルである]であり;
18は、水素、ヒドロキシル、いずれの場合にも1若しくはポリのハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C−C−アルキル、並びに、いずれの場合にも1〜3のC−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−アルコキシ−、−C−C−ハロアルコキシ−、−シクロプロピル−、−フッ素−、−塩素−、−臭素−若しくは−シアノ−で置換されていてもよいフェニル、ベンジル、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、チエニル、フラニル、ピリジニルメチル及びチアゾリルメチルの群から選択されるラジカルであり;
19は、水素であるか、又は、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、1〜4のC−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にも1若しくはポリのハロゲン−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ及びC−C−ハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
Wは、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;
が、(f)である場合は、
22は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルファニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルファニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルフィニル−C−C−アルキル、ジ−(C−C−アルキル)−アミノスルホニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキニルオキシ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノカルボニル−C−C−アルキル、N−C−C−アルキル−N−C−C−シクロアルキルアミノカルボニル−C−C−アルキル、ヘテロシクリルカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−ハロアルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル又はピリジル(ここで、これは、これに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−ハロアルコキシカルボニル、ピリジル、ピリミジル、ピラザニル、ピリダジニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、ピラゾリル、トリアジニル又はトリアゾリル(ここで、記載されているヘタリールは、それらに関する限り、C−C−アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、ヘテロシクリル−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(ヘテロシクリル−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)、アリール(ここで、該アリールは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよい)、アリール−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(アリール−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよい)、ヘタリール−C−C−アルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ(ヘタリール−C−C−アルキルのC−C−アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−シクロアルキル(ここで、これは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル及びC−C−シクロアルキルで置換されていてもよい)、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニルアミノ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;及び、
が、(c)、(d)又は(f)である場合は、
22は、下記Dラジカル:
Figure 2017537909
のうちの1つであり;又は、
下記Eラジカル:
Figure 2017537909
Figure 2017537909
のうちの1つであり;又は、
=(d)である場合は、
22は、さらにまた、ラジカル
Figure 2017537909
であり;
23は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルケニルチオ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル及びC−C−アルコキシ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
又は、
=(f)である場合は、
22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜6員の飽和環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
27は、水素又はC−C−アルキルであり;及び、
26は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルファニル、C−C−ハロアルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキル及びシアノ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルである〕
で表される化合物である。
好ましい範囲(3): 極めて特に好ましいのは、式(I)〔式中、
Aは、(A−b)及び(A−f)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるAラジカルであり;
は、水素であり;
Qは、硫黄であり;
は、水素であり;
は、
Figure 2017537909
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
群から選択されるBラジカルであり;又は、
は、(b)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるDラジカルであり;又は、
は、(c) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(d) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(e) (F−1)、(F−8)及び(F−10)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるFラジカルであり;又は、
は、(f) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(g) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;
は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、C−C−アルキルアミノ、ハロ−C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルフィニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルホニル)−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ヒドロキシ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C(X)NR、NR、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル、及び、C−C−ハロアルキルスルホニル;又は、
は、(C−1)ラジカル又は(C−9)ラジカル
Figure 2017537909
[ここで、破線は、Bラジカルへの結合を示している]
であり;
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルの群から選択されるラジカルであり;
Xは、酸素であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ及びトリフルオロメトキシの群から選択されるラジカルであり;
は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
nは、2であり;
Rは、NR1819であるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にも1、2、3、4若しくは5のフッ素−若しくは塩素−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいラジカルであるか、又は、R18−CO−C−C−アルキルであるか、又は、NR1819−CO−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいか又は酸素原子−で置換されていてもよい(これは、C=Oをもたらす)C−C−シクロアルキルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル又は酸素原子−で置換されていてもよい(これは、C=Oをもたらす)C−C−シクロアルケニルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリル−C−C−アルキルであるか、又は、いずれの場合にも1若しくは2のフッ素−、−塩素−、−臭素−、−シアノ−、−メチル−、−エチル−、−ジフルオロメチル−、−トリフルオロメチル−、−メトキシ−、−エトキシ−、−ジフルオロメトキシ−若しくは−トリフルオロメトキシ−で置換されていてもよいフェニル、ベンジル、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、チエニル、フラニル、ピリジニルメチル若しくはチアゾリルメチルであり;
は、C−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素又はC−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜7員の環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルカルボニルの群から選択されるラジカルであるか、又は、カチオンであるか、又は、C−C−アルキル−若しくはアリール−C−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであり;
は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、1又は2の環員は、それぞれ、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択されるヘテロ原子で置き換えられていてもよい)(この場合、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、(C−1)ラジカル及び(F−1)ラジカルにおける硫黄原子への結合を示している]である)、並びに、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−若しくはアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素及びC−C−アルキルの群から選択されるラジカルである]であり;
ラジカル(C−1)及びラジカル(F−1)におけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよい飽和又は不飽和の5〜7員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子並びに/又は少なくとも1(好ましくは、1)のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;RとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、C(X)基への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであることができ;
17は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−シクロアルケニル、N−ピロリジニル、N−ピペリジニル、N−モルホリニル、N−チオモルホリニル、N−チオモルホリニル1−オキシド、N−チオモルホリニル1,1−ジオキシド、N−ピペラジニル、N−1−メチルピペラジニル及びN−2−オキソ−1−メチルピペラジニル、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−又はアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素及びC−C−アルキルの群から選択されるラジカルである]であり;
18は、水素、ヒドロキシル、いずれの場合にも1、2、3、4若しくは5のフッ素−若しくは塩素−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C−C−アルキル、並びに、いずれの場合にも1〜3のC−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−アルコキシ−、−C−C−ハロアルコキシ−、−シクロプロピル−、−フッ素−、−塩素−、−臭素−又は−シアノ−で置換されていてもよいフェニル、ベンジル、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、チエニル、フラニル、ピリジニルメチル及びチアゾリルメチルの群から選択されるラジカルであり;
19は、水素、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、1〜4のC−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にも1、2、3、4若しくは5のフッ素−若しくは塩素−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
Wは、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ及びトリフルオロメトキシの群から選択されるラジカルであり;
22は、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロ−n−プロピル、メチルスルファニルメチル、メチルスルファニルエチル、メチルスルファニル−n−プロピル、トリフルオロメチルスルホニルメチル、エチルスルホニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニルメチル、2,2−ジフルオロエチルスルホニルメチル、イソプロピルスルファニルメチル、メチルスルフィニルメチル、トリフルオロメチルスルフィニルメチル、エチルスルフィニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニルメチル、2,2−ジフルオロエチルスルフィニルメチル、イソプロピルスルフィニルメチル、メチルスルホニルメチル、トリフルオロメチルスルホニルメチル、エチルスルホニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニルメチル、2,2−ジフルオロエチルスルホニルメチル、イソプロピルスルホニルメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、メトキシカルボニルエチル、エトキシカルボニルエチル、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、N−エチル−N−メチルアミノカルボニル、N−イソプロピル−N−メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニルメチル、ジエチルアミノカルボニルメチル、N−エチル−N−メチルアミノカルボニルメチル、N−イソプロピル−N−メチルアミノカルボニルメチル、ジメチルアミノカルボニルエチル、ジエチルアミノカルボニルエチル、N−エチル−N−メチルアミノカルボニルエチル、N−イソプロピル−N−メチルアミノカルボニルエチル、N−シクロプロピル−N−メチルアミノカルボニルメチル、N−シクロプロピル−N−メチルアミノカルボニルエチル、メチルスルファニル、トリフルオロメチルスルファニル、エチルスルファニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルファニル、2,2−ジフルオロエチルスルファニル、イソプロピルスルファニル、メチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル、2,2−ジフルオロエチルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、メチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、エチルスルホニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル、2,2−ジフルオロエチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、シクロプロピル、1−シアノシクロプロピル、1−クロロシクロプロピル、1−フルオロシクロプロピル、2−シアノシクロプロピル、2−クロロシクロプロピル、2−フルオロシクロプロピル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロプロピル、2−シクロプロピルシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロブチルメチル、N−シクロプロピル−N−メチルアミノカルボニル、モルホリン−4−イルカルボニルメチル、ピペラジン−1−イルカルボニルメチル、4−メチルピペラジン−1−イルカルボニルメチル、ヘテロシクリルメチル及びヘテロシクリルエチル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ又はジフルオロメトキシで同じように又は異なるように1置換、2置換又は3置換されていてもよい)、いずれの場合にもシクロプロピル−で置換されているヘテロシクリルメチル及びヘテロシクリルエチル(ここで、該シクロプロピルラジカルは、メチル、フッ素、塩素若しくはシアノで1置換若しくは2置換されていてもよいか、又は、シクロプロピル、アリール(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ又はジフルオロメトキシで同じように又は異なるように1置換、2置換又は3置換されていてもよい)で1置換されていてもよい)、シクロプロピル−で置換されているアリール(ここで、該シクロプロピルラジカルは、メチル、フッ素、塩素若しくはシアノで1置換若しくは2置換されていてもよいか、又は、シクロプロピル、アリールメチル及びアリールエチル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ又はジフルオロメトキシで同じように又は異なるように1置換、2置換又は3置換されていてもよい)で1置換されていてもよい)、シクロプロピル−で置換されているアリールメチル及びアリールエチル(ここで、該シクロプロピルラジカルは、メチル、フッ素、塩素若しくはシアノで1置換若しくは2置換されていてもよいか、又は、シクロプロピル、ヘタリールメチル及びヘタリールエチル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ又はジフルオロメトキシで同じように又は異なるように1置換又は2置換されていてもよい)で1置換されていてもよい)、シクロプロピル−で置換されているヘタリールメチル及びヘタリールエチル(ここで、該シクロプロピルラジカルは、メチル、フッ素、塩素若しくはシアノで1置換若しくは2置換されていてもよいか、又は、シクロプロピルで1置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;又は、
22は、
Figure 2017537909
の群から選択されるDラジカルであり;又は、
Figure 2017537909
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;又は、
=(d)である場合は、
22は、さらに、ラジカル
Figure 2017537909
であり;
23は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルケニルチオ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
=(c)又は(f)である場合は、
22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオモルホリニル1−オキシド、チオモルホリニル1,1−ジオキシド、ピペラジニル、1−メチルピペラジニル又は2−オキソ−1−メチルピペラジニルであり;
27は、水素又はメチルであり;及び、
26は、水素、メチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、プロペニル、プロパルギル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、メトキシメチル、メチルスルファニル、トリフルオロメチルスルファニル、エチルスルファニル、トリフルオロエチルスルファニル、メチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、トリフルオロエチルスルフィニル、メチルチオエチル、メチルスルフィニルエチル、メチルスルホニルエチル及びシアノメチルの群から選択されるラジカルである〕
で表される化合物、及び、式(I)〔式中、
Aは、Aラジカル
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
であり;
は、N又はC−Bであり;
は、水素及びフッ素の群から選択されるラジカルであり;
は、水素であり;
Tは、酸素又は電子対であり;
Qは、硫黄であり;
は、水素であり;
は、
Figure 2017537909
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるBラジカルであり;又は、
は、(c) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(d) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(e) (F−8)及び(F−10)
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
の群から選択されるFラジカルであり;又は、
は、(f) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;
は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、C−C−アルキルアミノ、ハロ−C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロゲン化C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルコキシ)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルフィニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−(C−C−アルキルスルホニル)−C−C−アルキル、ビス(C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ハロ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、ビス(ヒドロキシ−C−C−アルキルスルファニル)−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C(X)NR、NR、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−ハロアルキルスルフィニル及びC−C−ハロアルキルスルホニル;又は、
は、(C−1)ラジカル又は(C−9)ラジカル
Figure 2017537909
[ここで、破線は、Bラジカルへの結合を示している]
であり;
Xは、酸素であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ及びトリフルオロメトキシの群から選択されるラジカルであり;
は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
nは、2であり;
Rは、NR1819であるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にも1、2、3、4若しくは5のフッ素−若しくは塩素−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいラジカルであるか、又は、R18−CO−C−C−アルキルであるか、又は、NR1819−CO−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいか又は酸素原子−で置換されていてもよい(これは、C=Oをもたらす)C−C−シクロアルキルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル又は酸素原子−で置換されていてもよい(これは、C=Oをもたらす)C−C−シクロアルケニルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいC−C−シクロアルケニル−C−C−アルキルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリルであるか、又は、1若しくは2のC−C−アルキル−、−C−C−アルコキシ−若しくは−C−C−ハロアルキル−で置換されていてもよいヘテロシクリル−C−C−アルキルであるか、又は、いずれの場合にも1若しくは2のフッ素−、−塩素−、−臭素−、−シアノ−、−メチル−、−エチル−、−ジフルオロメチル−、−トリフルオロメチル−、−メトキシ−、−エトキシ−、−ジフルオロメトキシ−若しくは−トリフルオロメトキシ−で置換されていてもよいフェニル、ベンジル、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、チエニル、フラニル、ピリジニルメチル若しくはチアゾリルメチルであり;
は、C−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル及びC−C−アルキルチオ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;
は、水素又はC−C−アルキルであり;
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、アリール−C−C−アルキル又はヘタリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、4〜7員の環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄(ここで、酸素原子と硫黄原子は、互いに直接隣接してはならない)の群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルカルボニルの群から選択されるラジカルであるか、又は、カチオンであるか、又は、C−C−アルキル−若しくはアリール−C−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであり;
は、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル及びC−C−シクロアルケニル(ここで、1又は2の環員は、それぞれ、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択されるヘテロ原子で置き換えられていてもよい)(この場合、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、(C−1)ラジカルにおける硫黄原子への結合を示している]である)、並びに、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ(C−C−アルキル)アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−又はアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素及びC−C−アルキルの群から選択されるラジカルである]であり;
(C−1)ラジカルにおけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、ハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよい飽和又は不飽和の5〜7員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子並びに/又は少なくとも1(好ましくは、1)のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;RとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、特に、
Figure 2017537909
[ここで、矢印は、いずれの場合にも、C(X)基への結合を示している]
の群から選択されるラジカルであることができ;
17は、ハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−及びC−C−ハロアルキルスルホニル−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル及びC−C−アルキニル、いずれの場合にもハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−で置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−シクロアルケニル、N−ピロリジニル、N−ピペリジニル、N−モルホリニル、N−チオモルホリニル、N−チオモルホリニル1−オキシド、N−チオモルホリニル1,1−ジオキシド、N−ピペラジニル、N−1−メチルピペラジニル及びN−2−オキソ−1−メチルピペラジニル、いずれの場合にもハロゲン−、シアノ−(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ−、C−C−アルキル−、C−C−ハロアルキル−、C−C−シクロアルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−ハロアルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルキルチオ−、C−C−アルキルスルフィニル−、C−C−ハロアルキルスルフィニル−、C−C−アルキルスルホニル−、C−C−ハロアルキルスルホニル−、アミノ−、C−C−アルキルアミノ−、ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−、C−C−アルキルカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシカルボニルアミノ−、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル−、C−C−アルケニル−、C−C−アルキニル−、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−、C−C−アルキルカルボニル−、C−C−アルコキシカルボニル−又はアミノカルボニル−で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリール−C−C−アルキル及びヘテロアリール−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであるか、又は、NR’R”[ここで、R’及びR”は、独立して、水素及びC−C−アルキルの群から選択されるラジカルである]であり;
18は、水素、ヒドロキシル、いずれの場合にも1、2、3、4若しくは5のフッ素−若しくは塩素−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリル−C−C−アルキル、並びに、いずれの場合にも1〜3のC−C−アルキル−、−C−C−ハロアルキル−、−C−C−アルコキシ−、−C−C−ハロアルコキシ−、−シクロプロピル−、−フッ素−、−塩素−、−臭素−又は−シアノ−で置換されていてもよいフェニル、ベンジル、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、チエニル、フラニル、ピリジニルメチル及びチアゾリルメチルの群から選択されるラジカルであり;
19は、水素、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、1〜4のC−C−アルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S−C−C−アルキル、C−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキル及びC−C−アルキル−S(O)−C−C−アルキルの群から選択されるいずれの場合にも1、2、3、4若しくは5のフッ素−若しくは塩素−で置換されていてもよいか又は1若しくは2のシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
Wは、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ及びトリフルオロメトキシの群から選択されるラジカルであり;
及び、
が、(f)である場合は、
22は、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロ−n−プロピル、メチルスルファニルメチル、メチルスルファニルエチル、メチルスルファニル−n−プロピル、トリフルオロメチルスルホニルメチル、エチルスルホニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニルメチル、2,2−ジフルオロエチルスルホニルメチル、イソプロピルスルファニルメチル、メチルスルフィニルメチル、トリフルオロメチルスルフィニルメチル、エチルスルフィニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニルメチル、2,2−ジフルオロエチルスルフィニルメチル、イソプロピルスルフィニルメチル、メチルスルホニルメチル、トリフルオロメチルスルホニルメチル、エチルスルホニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニルメチル、2,2−ジフルオロエチルスルホニルメチル、イソプロピルスルホニルメチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、メトキシカルボニルエチル、エトキシカルボニルエチル、ジメチルアミノカルボニルメチル、ジエチルアミノカルボニルメチル、N−エチル−N−メチルアミノカルボニルメチル、N−イソプロピル−N−メチルアミノカルボニルメチル、ジメチルアミノカルボニルエチル、ジエチルアミノカルボニルエチル、N−エチル−N−メチルアミノカルボニルエチル、N−イソプロピル−N−メチルアミノカルボニルエチル、N−シクロプロピル−N−メチルアミノカルボニルメチル、N−シクロプロピル−N−メチルアミノカルボニルエチル、メチルスルファニル、トリフルオロメチルスルファニル、エチルスルファニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルファニル、2,2−ジフルオロエチルスルファニル、イソプロピルスルファニル、メチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル、2,2−ジフルオロエチルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、メチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、エチルスルホニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル、2,2−ジフルオロエチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、シクロプロピル、1−シアノシクロプロピル、1−クロロシクロプロピル、1−フルオロシクロプロピル、2−シアノシクロプロピル、2−クロロシクロプロピル、2−フルオロシクロプロピル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロプロピル、2−シクロプロピルシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロブチルメチル、モルホリン−4−イルカルボニルメチル、ピペラジン−1−イルカルボニルメチル、4−メチル−ピペラジン−1−イルカルボニルメチル、ヘテロシクリルメチル及びヘテロシクリルエチル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ又はジフルオロメトキシで同じように又は異なるように1置換、2置換又は3置換されていてもよい)、いずれの場合にもシクロプロピル−で置換されているヘテロシクリルメチル及びヘテロシクリルエチル(ここで、該シクロプロピルラジカルは、メチル、フッ素、塩素若しくはシアノで1置換若しくは2置換されていてもよいか、又は、シクロプロピル、アリール(ここで、これは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ又はジフルオロメトキシで同じように又は異なるように1置換、2置換又は3置換されていてもよい)で1置換されていてもよい)、シクロプロピル−で置換されているアリール(ここで、該シクロプロピルラジカルは、メチル、フッ素、塩素若しくはシアノで1置換若しくは2置換されていてもよいか、又は、シクロプロピル、アリールメチル及びアリールエチル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ又はジフルオロメトキシで同じように又は異なるように1置換、2置換又は3置換されていてもよい)で1置換されていてもよい)、シクロプロピル−で置換されているアリールメチル及びアリールエチル(ここで、該シクロプロピルラジカルは、メチル、フッ素、塩素若しくはシアノで1置換若しくは2置換されていてもよいか、又は、シクロプロピル、ヘタリールメチル及びヘタリールエチル(ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ又はジフルオロメトキシで同じように又は異なるように1置換又は2置換されていてもよい)で1置換されていてもよい)、シクロプロピル−で置換されているヘタリールメチル及びヘタリールエチル(ここで、該シクロプロピルラジカルは、メチル、フッ素、塩素若しくはシアノで1置換若しくは2置換されていてもよいか、又は、シクロプロピルで1置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;及び、
が、(c)、(d)又は(f)である場合は、
22は、
Figure 2017537909
の群から選択されるDラジカルであり;又は、
Figure 2017537909
Figure 2017537909
の群から選択されるEラジカルであり;又は、
=(d)である場合は、
22は、さらに、ラジカル
Figure 2017537909
であり;
23は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルケニルチオ−C−C−アルキル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
=(f)である場合は、
22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオモルホリニル1−オキシド、チオモルホリニル1,1−ジオキシド、ピペラジニル、1−メチルピペラジニル又は2−オキソ−1−メチルピペラジニルであり;
27は、水素又はメチルであり;及び、
26は、水素、メチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、プロペニル、プロパルギル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、メトキシメチル、メチルスルファニル、トリフルオロメチルスルファニル、エチルスルファニル、トリフルオロエチルスルファニル、メチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、トリフルオロエチルスルフィニル、メチルチオエチル、メチルスルフィニルエチル、メチルスルホニルエチル及びシアノメチルの群から選択されるラジカルである〕
で表される化合物である。
好ましい範囲(4): 式(I)で表される化合物の特定の群は、式(I)〔式中、
Aは、(A−a)ラジカル
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
であり;
は、C−Bであり;
は、水素又はフッ素であり;
は、水素であり;
Tは、電子対又は酸素であり;
Qは、硫黄であり;
は、水素であり;
は、(a) 下記Bラジカル
Figure 2017537909
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
のうちの1つであり;又は、
は、(c) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;又は、
は、(f) 式
Figure 2017537909
[ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
で表されるラジカルであり;
ここで、
は、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ及びC−C−ハロアルキルチオの群から選択されるラジカルであり;及び、
が(c)である場合は、
22は、Dラジカル
Figure 2017537909
であり;
ここで、
Rは、1、2、3、4又は5のフッ素−又は塩素−で置換されていてもよいC−C−アルキルであり;
Wは、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;及び、
が(f)である場合は、
22は、フッ素−、塩素−又は臭素−で置換されていてもよいフェニルであり;及び、
23は、水素又はC−C−アルキルである〕
で表される化合物である。
上記定義において、例えば、「ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子及び硫黄原子は、直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい」又は「ここで、1又は2の環員は、それぞれ、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択されるヘテロ原子で置き換えられていてもよい」などの表現で、硫黄及び/又は窒素が環中に存在している場合、特に別途示されていない限り、該硫黄は、SO又はSOの形態で存在していてもよく;該窒素は、NH及び−N=の形態で存在していない場合、N−アルキル(特に、N−C−C−アルキル)の形態で存在することもできる。
定義の組合せが好ましい範囲(1)を形成している好ましい定義においては、別途示されていない限り、
カチオンは、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムの群から選択されるアルカリ金属イオン、好ましくは、リチウム、ナトリウム、カリウムの群から選択されるアルカリ金属イオン、又は、
ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムの群から選択されるアルカリ土類金属イオン、好ましくは、マグネシウム及びカルシウムの群から選択されるアルカリ土類金属イオンであり;
ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素の群から選択され、好ましくは、フッ素、塩素及び臭素の群から選択され;
アリール(これは、より大きな単位(例えば、アリールアルキル)の一部分としてのアリールを包含する)は、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントレニルの群から選択され、そして、好ましくは、フェニルであり;
ヘタリール(「ヘテロアリール」と同義;これは、より大きな単位(例えば、ヘタリールアルキル)の一部分としてのヘタリールを包含する)は、フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、ベンゾフリル、ベンゾイソフリル、ベンゾチエニル、ベンゾイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾール、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニル及びインドリジニルの群から選択され;
ヘテロシクリルは、1個若しくは2個の窒素原子及び/又は1個の酸素原子及び/又は1個の硫黄原子を含んでいる4員、5員又は6員の飽和環、例えば、アゼチジニル、アゾリジニル、アジナニル、オキセタニル、オキソラニル、オキサニル、ジオキサニル、チエタニル、チオラニル、チアニル、テトラヒドロフリル、ピペラジニル、モルホリニルなどである。
定義の組合せが好ましい範囲(2)を形成している特に好ましい定義においては、別途示されていない限り、
カチオンは、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムの群から選択されるアルカリ金属イオン、好ましくは、リチウム、ナトリウム、カリウムの群から選択されるアルカリ金属イオン、又は、
ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムの群から選択されるアルカリ土類金属イオン、好ましくは、マグネシウム及びカルシウムの群から選択されるアルカリ土類金属イオンであり;
ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素の群から選択され、好ましくは、フッ素、塩素及び臭素の群から選択され;
アリール(これは、より大きな単位(例えば、アリールアルキル)の一部分としてのアリールを包含する)は、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントレニルの群から選択され、そして、好ましくは、フェニルであり;
ヘタリール(「ヘテロアリール」と同義;これは、より大きな単位(例えば、ヘタリールアルキル)の一部分としてのヘタリールを包含する)は、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニルの群から選択され;
ヘテロシクリルは、アゼチジニル、アゾリジニル、アジナニル、オキセタニル、オキソラニル、オキサニル、ジオキサニル、チエタニル、チオラニル、チアニル、テトラヒドロフリル、ピペラジニル、モルホリニルの群から選択される。
定義の組合せが好ましい範囲(3)を形成している極めて特に好ましい定義及びとりわけ好ましい定義においては、別途示されていない限り、
カチオンは、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムの群から選択されるアルカリ金属イオン、好ましくは、リチウム、ナトリウム、カリウムの群から選択されるアルカリ金属イオン、又は、
ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムの群から選択されるアルカリ土類金属イオン、好ましくは、マグネシウム及びカルシウムの群から選択されるアルカリ土類金属イオンであり;
ヘテロシクリルは、オキセタニル、チエタニル、テトラヒドロフリル及びモルホリニルであり;
アリールは、フェニルであり;
ヘタリール(「ヘテロアリール」と同義;これは、より大きな単位(例えば、ヘタリールアルキル)の一部分としてのヘタリールを包含する)は、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、チアゾリル及びピラゾリルの群から選択されるラジカルである。
好ましい範囲(4)を形成する定義においては、
ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素であり、好ましくは、フッ素、塩素及び臭素である。
ハロゲン−で置換されているラジカル(例えば、ハロアルキル)は、1ハロゲン化されているか、又は、可能な置換基の最大数までポリハロゲン化されている。ポリハロゲン化されている場合、該ハロゲン原子は同一であっても又は異なっていてもよい。この場合、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素であり、特に、フッ素、塩素又は臭素である。
飽和又は不飽和の炭化水素ラジカル(例えば、アルキル又はアルケニル)は、それぞれ、可能である場合は、直鎖又は分枝鎖であることができ、このことは、例えばアルコキシにおける場合にように、ヘテロ原子と組み合わされている場合も包含する。
別途示されていない限り、置換されていてもよいラジカルは、1置換又は多置換されることができ、ここで、多置換の場合における該置換基は、同一であっても又は異なっていてもよい。
式(A−a)
Figure 2017537909
で表されるAラジカルにおけるTが電子対である場合、該ラジカルは、式
Figure 2017537909
で表されるピリジン誘導体の形態をとる。
式(A−a)
Figure 2017537909
で表されるAラジカルにおけるTが酸素である場合、該ラジカルは、式
Figure 2017537909
で表されるピリジンN−オキシド誘導体の形態をとる。
形式電荷の表示(窒素における「+」及び酸素における「−」)は、省略されている。 概括的に与えられているか又は好ましい範囲内において記載されているラジカルの定義又は説明は、対応するように、最終生成物に当てはまり、並びに、出発物質及び中間体に当てはまる。ラジカルについてのこれらの定義は、必用に応じて互いに組み合わせることが可能であり、即ち、それぞれの好ましい範囲の間の組合せを包含する。
本発明によれば、好ましいのは、好ましいものとして上記で記載されている定義の組合せを含んでいる、式(I)で表される化合物(好ましい範囲(1))である。
本発明によれば、特に好ましいのは、特に好ましいものとして上記で記載されている定義の組合せを含んでいる、式(I)で表される化合物(好ましい範囲(2))である。
本発明によれば、極めて特に好ましいのは、極めて特に好ましいものとして上記で記載されている定義の組合せを含んでいる、式(I)で表される化合物(好ましい範囲(3))である。
本発明によれば、とりわけ好ましいのは、特別なものとして上記で記載されている定義の組合せを含んでいる、式(I)で表される化合物(好ましい範囲(4))である。
本発明の好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Aは、式(A−a)
Figure 2017537909
で表されるラジカルである〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Aは、ピリジン−3−イルである〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Aは、5−フルオロピリジン−3−イルである〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Aは、ピリミジン−5−イルである〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Aは、ピリダジン−4−イルである〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Rは、(a)において与えられている定義を有する〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Rは、(b)において与えられている定義を有する〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Rは、(c)において与えられている定義を有する〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Rは、(d)において与えられている定義を有する〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Rは、(e)において与えられている定義を有する〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Rは、(f)において与えられている定義を有する〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Rは、(g)において与えられている定義を有する〕で表される化合物に関する。
本発明のさらなる好ましい実施形態は、式(I)〔式中、Rは、ラジカル(D−2)
Figure 2017537909
である〕で表される化合物に関する。
概括的に又は好ましい範囲内において上記で与えられているラジカルの定義又は説明は、対応するように、最終生成物(これは、以下において示されている式(I−A)〜式(I−P)で表される化合物を包含する)に当てはまり、並びに、出発物質及び中間体に当てはまる。ラジカルについてのこれらの定義は、必用に応じて互いに組み合わせることが可能であり、即ち、それぞれの好ましい範囲の間の組合せを包含する。
好ましい実施形態において、本発明は、式(I−A)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−B)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−C)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−D)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−E)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−F)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−G)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−H)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−I)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−J)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−K)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−L)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−M)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−N)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−O)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
好ましいさらなる実施形態において、本発明は、式(I−P)
Figure 2017537909
で表される化合物に関する。
式(I−A)〜式(I−P)において、可変部分は、さらに上記で与えられている定義を有する。
式(I)で表される化合物並びにそれらの酸付加塩及び金属塩錯体は、優れた効力を有しており、特に、害虫(これは、節足動物を包含し、特に、昆虫類を包含する)の防除に関して、優れた効力を有している。
一般式(I)で表される化合物の適切な塩には、慣習的な無毒性の塩、即ち、適切な塩基との塩及び付加酸との塩が包含される。好ましいのは、無機塩基との塩、例えば、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩又はセシウム塩、アルカリ土類金属塩、例えば、カルシウム塩又はマグネシウム塩、アンモニウム塩、有機塩基との塩及び無機アミンとの塩、例えば、トリエチルアンモニウム塩、ジシクロヘキシルアンモニウム塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアンモニウム塩、ピリジニウム塩、ピコリニウム塩又はエタノールアンモニウム塩、無機酸との塩、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ジヒドロ硫酸塩(dihydrosulphate)、トリヒドロ硫酸塩(trihydrosulphate)又はリン酸塩、有機カルボン酸若しくは有機スルホン酸との塩、例えば、ギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩又はパラ−トルエンスルホン酸塩、塩基性アミノ酸との塩、例えば、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩又はグルタミン酸塩などである。
式(I)で表される化合物は、場合により、その置換基の種類に応じて、立体異性体の形態でも、即ち、幾何異性体及び/若しくは光学活性異性体の形態又は種々の組成の異性体混合物の形態でも、存在し得る。本発明は、たとえ本明細書中で論じられているのが概して式(I)で表される化合物のみであったとしても、純粋な立体異性体とそれらの異性体の任意の望ましい混合物の両方を提供する。
従って、本発明は、害虫(これは、節足動物を包含し、特に、昆虫類を包含する)を防除するための純粋なエナンチオマー及びジアステレオマー並びにそれらの混合物の両方に関する。
しかしながら、本発明によれば、式(I)で表される化合物の光学的に活性な立体異性体形態及びそれらの塩を使用するのが好ましい。
用語「合成実施例」及び「使用実施例」は、別途示されていない限り、本明細書中においては、同義的に使用される。
さらに、式(I)で表される化合物は、及び、式(I)に包含されないが表1中に記載されている化合物も、以下に記載されている調製方法によって調製することが可能であることが分かった。
方法A: 式(I)〔式中、ヘテロ環Aは、Bで置換されていてもよいピリミジン−5−イル(A−a;G=N)、ピリジン−3−イル(A−a;G=C−B)、ピラジン−2−イル(A−b)、ピリダジン−3−イル(A−c)、チアゾール−5−イル(A−d)、イソチアゾール−4−イル(A−e)及びピラゾール−4−イル(A−f)である〕で表される化合物は、例えば、方法A(cf.反応スキーム1)によって、3段階で調製することができる。
反応スキームI − 方法A
Figure 2017537909
反応スキーム1においては、A、R及びRは、別途示されていない限り、上記で記載されている意味を有する。
例えば、第1反応段階において、式(A1−I)で表される置換されているアニリンを、塩基性反応助剤の存在下で、式(A1−II)で表される適切な活性化カルボン酸(例えば、カルボニルクロリド又はその塩酸塩の形態にある)と反応させて、式(A1−III)で表される化合物を生成させることができる。これらを、次いで、適切な硫黄供与体(例えば、ローソン試薬)によってチオン化(thionated)して、式(A1−IV)で表される化合物を生成させる。次いで、第3反応段階において、これらを、適切な塩基(例えば、炭酸カリウム)の存在下で、環化させて、化合物(I)を形成させることができる。
方法A − 段階1: 式(A1−I)で表される化合物の一部は、既知であり、そして市販されているか、又は、原理的に知られている調製方法によって得ることができる(例えば、以下の場合:R=H、R=Br;3,5−ジブロモピリジン−2−アミン(Tetrahedron Letters (2014), 55(36), 5058−5061))。
式(A1−II)で表される化合物の一部は、既知であり、そして市販されているか、又は、原理的に知られている調製方法によって得ることができる(例えば、以下の場合:A=ピリジン−3−イル、LG=Cl;ニコチニルクロリド(Journal of the American Chemical Society(1953), 75, 4364);又は、以下の場合:A=5−フルオロピリジン−3−イル、LG=Cl;5−フルオロニコチニルクロリド(US2,516,830))。
当該アミド化段階に関して、多くの反応条件が記載されている、例えば、「G. Benz in Comprehensive Organic Synthesis, 1st ed., Pergamon Press, Oxford, 1991, vol. 6, p. 381−417」、「P.D. Bailey et al. in Comprehensive Organic Functional Group Transformation, 1st ed., Elsevier Science Ltd., Oxford, 1995, vol. 5, p. 257−308」及び「R.C. Larock in Comprehensive Organic Transformations, 2nd ed., Wiley−VCH, New York, Weinheim, 1999, p. 1929−1994」。これらの反応の一部は、中間体カルボニルクロリド類を介して進行し、その中間体カルボニルクロリドは、単離された形態で使用することができるか、又は、A1−II(LG=OH)からその場で生成させて使用することができる。
該アミド化反応は、場合により縮合剤の存在下で、場合により酸受容体の存在下で、及び、場合により溶媒の存在下で、実施する。
有用な縮合剤は、そのようなアミド化反応に関して典型的に使用可能な全ての縮合剤である。例としては、以下のものを挙げることができる:酸ハロゲン化物形成物質(acid halide former)、例えば、ホスゲン、三塩化リン、塩化オキサリル又は塩化チオニル;カルボジイミド、例えば、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDCI)、又は、別の慣習的な縮合剤、例えば、五酸化リン、ポリリン酸、N,N’−カルボニルジイミダゾール、2−クロロピリジン 1−メトヨージド(2−chloropyridine 1−methoiodide)(ムカイヤマ試薬)、2−エトキシ−N−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)、トリフェニルホスフィン/四塩化炭素、ブロモトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BROP)、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、N,N,N’,N’−ビス(テトラメチレン)クロロウロニウムテトラフルオロボレート、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−ビス(テトラメチレン)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−ビス(テトラメチレン)ウロニウムテトラフルオロボレート、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、及び、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム塩(DMT.MM)、通常、塩化物として入手可能である。これらの試薬は、独立して使用し得るか、又は、適切な場合には、組合せて使用することができる。
有用な酸受容体は、慣習的な全ての無機塩基又は有機塩基、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン又はN,N−ジメチルアミノピリジンなどである。本発明による調製方法Aは、場合により、適切な反応助剤(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、又は、N,N−ジメチルアミノピリジン)の存在下で、実施する。
溶媒又は希釈剤としては、全ての不活性有機溶媒、例えば、以下のものを挙げることができる:脂肪族又は芳香族の炭化水素類(例えば、石油エーテル、トルエン)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、クロロトルエン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン)、エーテル類(例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン)、エステル類(例えば、酢酸エチル、又は、酢酸メチル)、ニトロ炭化水素類(例えば、ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロベンゼン)、ニトリル類(例えば、アセトニトリル、ベンゾニトリル)、アミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン、ヘキサメチルホスホルアミド)、及び、さらに、ジメチルスルホキシド、又は、水、又は、上記溶媒の混合物。
式(A1−III)で表される化合物を合成するために、代替え的に、混合無水物(LG=COOR)を使用することも可能である(cf. G. W. Anderson et al. J. Am. Chem. Soc. 1967, 89, 5012−5017)。式(A1−II、LG=CO−OR、R=アルキル、アリール)で表される化合物を介して進行するこのプロセスにおいて、クロロギ酸エステル、例えば、クロロギ酸イソブチル(LG=COOR、ここで、R=イソブチル)及びクロロギ酸イソプロピル(LG=COOR、ここで、R=イソプロピル)などを使用することができる。同様に、この目的のために、ジエチルアセチルクロリド、トリメチルアセチルクロリド及び類似した化合物を使用することができる。
方法A − 段階2: (A1−III)のタイプのカルボキサミドのアミド官能基は、適切な溶媒(例えば、トルエン又はアニソール)の中で加熱しながら、適切なチオン化試薬(例えば、ローソン試薬又は硫化リン(V))を用いて、チオアミド官能基に変換させることが可能であり、これによって、(A1−IV)のタイプの化合物が生成される(cf.、例えば、5−ブロモ−N−(2,6−ジフルオロフェニル)ピリジン−3−カルボチオアミドに関するWO 2013/33901)。このタイプの反応の場合、場合により、式(I)で表される化合物をもたらす環化も進行し得る。
方法A − 段階3: 最後に、式(I)で表される化合物は、文献(cf.、例えば、2−(5−ブロモピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1,3−ベンゾチアゾールに関するWO 2013/33901)の方法で、塩基(例えば、水素化ナトリウム又は炭酸カリウム)の存在下、適切な溶媒(例えば、トルエン又はDMF)の中で加熱することによって、(I)のタイプの二環式チアゾールに変換させることができる。
式(I)で表される化合物を調製するための本発明による調製方法において、使用する式(A1−I)で表される化合物が3,5−ジブロモピリジン−2−アミン(R=H、R=Br)であり且つ使用する式(A1−II)で表される化合物が3−(クロロカルボニル)ピリジニウムクロリド(A=3−ピリジン−3−イル)である場合、最初に、N−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)ニコチンアミド(A=3−ピリジン−3−イル、R=H、R=Br)が形成される。次いで、その後のチオン化及び環化に付すことによって、6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)(A=ピリジン−3−イル、R=H、R=Br)が生成される[cf. 合成実施例I−a−1]。
式(I)〔式中、Rは、ハロゲン(例えば、臭素又はヨウ素)である〕で表される化合物は、反応スキーム1に従って、ハロゲン化2−ブロモアニリン誘導体(A1−I)から得ることができる。これらから、文献の方法(B〜F)によって、式(I)で表されるさらなる化合物を生成させることが可能である。例として、方法B〜方法F及びその結果として得られた生成物のタイプが反応スキームIIに示されている。
方法B/F: WO 2010/71819及び「Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters (2009), 19(21), 6176−6180」によれば、臭素化チアゾロピリジンを、適切なカップリング触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、又は、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド)の存在下、塩基(例えば、炭酸ナトリウム)の存在下、不活性有機溶媒又は希釈剤(例えば、エタノールと組み合わされたトルエン(方法B))の中で、置換されているアリールボロン酸又はアリールボロン酸ピナコールエステル(場合により、その場で生成させたもの)を用いて、アリール化させることが可能であり、この方法を用いて、(I−b)のタイプの炭素−結合化合物を得ることができる[cf.、さらに、合成実施例(19)]。置換されていてもよいヘテロ芳香族ボロン酸又はそのピナコールエステルを、同様に、方法Bによって、臭素化二環式ヘテロ芳香族系と反応させることも可能である[cf.、例えば、3−[6−(3−フリル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル]フェノールに関するEP 1214319B1]。
あるいは、式(I−a)で表される化合物を、文献から知られている方法を用いて、最初に、(I−h)のタイプの化合物に変換させることも可能であり、これを、次いで、不活性有機溶媒又は希釈剤の中で、反応スキームII(方法F)[cf. T. Ishiyama et al., J. Org. Chem., 1995, 60, 7508−7510; WO 2010/151601]に従って、ハロゲンで活性化された場合によりさらに置換されていてもよいヘテロ環とさらに反応させて、(I−i)のタイプの炭素−結合化合物を生成させる。
反応スキームII − 方法B〜方法F
Figure 2017537909
有用なカップリング触媒としては、パラジウム触媒、例えば、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、又は、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などがある。
反応スキームIIによる調製方法を実施するために使用される適切な塩基性反応助剤は、好ましくは、ナトリウム又はカリウムの炭酸塩である。
好ましい溶媒は、ニトリル類、例えば、アセトニトリル、ベンゾニトリル(特に、アセトニトリル)、又は、エーテル類、例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン(特に、水と組み合わされた1,2−ジメトキシエタン)である。
方法C: 好ましくは、適切なリガンド(例えば、2,2’−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP))及び塩基(例えば、ナトリウムtert−ブトキシド)を使用する適切なカップリング触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0))による触媒作用を用いて、臭素化ヘテロ芳香族二環式系を、不活性有機溶媒又は希釈剤の中で、置換されていてもよい脂肪族第1級アミン若しくは第2級アミン又はアリールメチルアミン若しくはヘタリールメチルアミンと反応させることも可能である(実施例のタイプ(I−e))[cf.、例えば、3−(4−エトキシベンジル)−N−(4−エチルベンジル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−アミンの合成に関するWO 2013/123215A2]。
有用な溶媒又は希釈剤には、全ての不活性有機溶媒、例えば、脂肪族炭化水素類又は芳香族炭化水素類などが包含される。好ましくは、芳香族炭化水素類(例えば、トルエン)を使用する。
方法D: 臭素化ヘテロ芳香族二環式系を、不活性有機溶媒又は希釈剤の中で、置換されていてもよいアニリンと反応させて、対応するアリールアミノ化合物を生成させる(cf. 実施例のタイプ(I−f)、及び、使用実施例(25))が、好ましくは、適切なリガンド(例えば、Xantphos)及び塩基(例えば、炭酸セシウム)の存在下で、適切なカップリング触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0))による触媒作用のもとで反応させる(cf.、例えば、7−アニリノ−N−フェニル−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−4−カルボキサミドの調製に関するEP 2341052)。置換されていてもよいアミノヘテロ芳香族化合物を、同様の方法で、不活性有機溶媒又は希釈剤の中で、例えば、適切なカップリング触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0))による触媒作用、適切なリガンド(例えば、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP))及び塩基(例えば、ナトリウムtert−ブトキシド)を用いて、変換させることも可能である。
有用な溶媒又は希釈剤には、全ての不活性有機溶媒、例えば、脂肪族炭化水素類又は芳香族炭化水素類などが包含される。好ましくは、芳香族炭化水素類(例えば、トルエン)を使用する。
方法E: ヘテロ環式アミン類(例えば、場合により置換されている形態にある、イミダゾール類、ピラゾール類又はトリアゾール類)は、反応スキームIIに示されている方法E[cf. 6−アミノ−3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−2−カルボニトリルの調製に関するUS 2012/122843]に基づいて、好ましくは、適切な触媒(例えば、ヨウ化銅(I))の存在下、塩基性リガンド(例えば、L−プロリン、又は、トランス−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン)の存在下、及び、塩基(例えば、炭酸セシウム、又は、炭酸カリウム)の存在下、不活性有機溶媒又希釈剤の中で、臭素化二環式系に導入することができる(cf. 実施例のタイプ(I−g)、及び、使用実施例(27))。
有用な溶媒又は希釈剤には、全ての不活性有機溶媒、例えば、脂肪族炭化水素類又は芳香族炭化水素類などが包含される。芳香族炭化水素類(例えば、トルエン)を使用するのが好ましいが、より極性の溶媒(例えば、DMF)を使用するのも好ましい。式(I)〔式中、Rは、ハロゲン(例えば、臭素又はヨウ素)である〕で表される化合物は、反応スキームIに従って、ハロゲン化2−ブロモアニリン誘導体から得ることができる。これらから、反応スキームIIIに示されているように、文献の方法(G)によって、式(I)で表されるさらなる化合物を生成させることができる。
反応スキームIII − 方法G
Figure 2017537909
方法G ― 段階1: 式(I−a)〔式中、Rは、ハロゲン(例えば、臭素又はヨウ素)である〕で表される化合物は、文献の方法で、適切な金属化合物(例えば、(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)パラジウム(II)ジクロリド)による触媒作用を用いて、及び、塩基(例えば、トリエチルアミン)の存在下、適切な溶媒(例えば、使用する当該アルコール自体、THF、及び/又は、DMF)の中で、一酸化炭素及びアルコール(例えば、メタノール)と反応させて、対応するカルボン酸エステル(I−j)を生成させることができる[cf.、例えば、2−{[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−カルボン酸メチルに関するWO 2009/152072]。
方法G − 段階2: (I−j)のタイプのエステルは、文献の方法で、適切な塩基(例えば、水酸化リチウム水溶液、又は、水酸化ナトリウム水溶液)を用いて、適切な溶媒又は希釈剤(例えば、ジオキサン、又は、THF)の中で、遊離酸官能基を有する化合物(I−k)に変換させることができる。
方法G − 段階3及び段階4: 式(I)〔式中、Rは、(C−1)〜(C−9)の群から選択されるラジカルである(I−mのタイプ)か、又は、式C(X)−NR2223で表される基である(I−nのタイプ)〕で表される化合物は、例えば、式(I)〔式中、Rは、カルボキシル基である(I−kのタイプ)〕で表される化合物から、一般的に知られている方法[cf.、方法A、段階1]で、適切な活性化(即ち、LGは、場合によりその場で生成された、離核性脱離基である)に付した後、調製することができる。
式(I−l)で表される活性化された化合物とそれぞれのアミン成分の反応スキームIIIに従うその後の反応は、場合により、適切な反応助剤の存在下で、及び、適切な溶媒又は希釈剤の存在下で、実施する。
式(I)〔式中、Rは、−NR23−C(X)−R22である〕で表される化合物は、例えば、式(I)〔式中、Rは、−NHR23である〕で表される化合物から、式LG−C(X)−R22〔式中、LGは、場合によりその場で生成された、離核性脱離基である〕で表される活性化された化合物を使用するN−アシル化反応を用いて、得ることができる。
式(I)〔式中、Rは、式−NHR23で表される基である〕で表されるこれらの化合物は、反応スキームIVに従い、既知方法によって、式(I)〔式中、Rは、カルボキシル基である〕で表される化合物から、調製することができる。
反応スキームIV − 方法H1
Figure 2017537909
方法H1: 例えば、式(I−o)で表される化合物は、例えば、「Houben−Weyl, Methoden der Organischen Chemie[Methods of Organic Chemistry], Volume XI/1(Georg Thieme Verlag Stuttgart), p. 865」に記載されているように、クルチウス分解によって、得ることができる。
この場合、式(I−k)で表される化合物を、tert−ブタノールの存在下で、例えば、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)と直接反応させて、式(I−o)で表される化合物を生成させる。
式(I−o)で表される化合物から、第1反応段階においてN−アルキル化に付し、第2反応段階においてN−脱ブロック化(即ち、Boc基の脱離)に付し、及び、次いで、第3反応段階においてN−アシル化に付すことによって、式(I−p)で表される化合物を得ることが可能である。
式(I−q)で表される化合物は、第1反応段階においてN−脱ブロック化(即ち、Boc基の開裂)に付し、及び、次いで、第2反応段階においてN−アシル化に付すことによって、調製することができる。
一般に、保護基を除去するために、文献の方法に従って、酸性又は塩基性の反応助剤を使用することができる。カルバメートのタイプの保護基が使用されている場合、酸性反応助剤を使用するのが好ましい。tert−ブチルカルバメート保護基(Boc基)が使用されている場合、例えば、適切な希釈剤(例えば、水、及び/又は、有機溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸エチル、エタノール又はメタノール))の中の鉱酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸)の混合物又は有機酸(例えば、安息香酸、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はトルエンスルホン酸)の混合物を使用する。塩酸又は酢酸と水及び/若しくは有機溶媒(例えば、酢酸エチル)の混合物を使用するのが好ましい。
方法H1の代替え法として、I−p又はI−qのタイプの化合物は、方法Aによって合成された化合物から、下記に記載されている方法H2によって調製することも可能である。
反応スキームV − 方法H2
Figure 2017537909
方法H2: 方法Aによって調製された化合物〔ここで、Rは、ニトロである〕(I−r)は、文献に記載されている方法でニトロ基を還元することによって、対応するアミノ化合物(I−s)に変換させることができる(cf.、例えば、Fe(0)による還元に関するWO2009/14674A1, 2009; Sn(II)Clによる還元に関するUS2005/197331A1, 2005; シアノ水素化ホウ素ナトリウムによる還元に関するWO2007/86800A1, 2007)。後者は、アシル化によって、(I−q)又は(I−p)のタイプの本発明化合物に変換させることが可能であり、適切な場合には、その後、文献の方法によってアルキル化する。
方法I − チオエーテルを酸化してスルホキシド及びスルホンとするための一般的なプロセス
式(I)〔式中、Wは、SO(スルホキシド)であるか、又は、Wは、SO(スルホン)である〕で表される化合物は、式(I)〔式中、Wは、S(チオエーテル)である〕で表される化合物から、文献から知られているプロセスで、例えば、適切な溶媒又は希釈剤の中で酸化剤を用いて、酸化することによって、調製することができる。適切な酸化剤は、例えば、希硝酸、過酸化水素、Oxone(登録商標)及びペルオキシカルボン酸(例えば、メタ−クロロ過安息香酸)である。適切な溶媒又は希釈剤は、不活性有機溶媒であり、典型的には、アセトニトリル、及び、ハロゲン化溶媒(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又はジクロロエタン)であり、並びに、Oxone(登録商標)との反応に関しては、水、及び、アルコール(例えば、メタノール)である。
調製方法B又は調製方法Dによって、適切なアニリンR−NH又はボロン酸R−B(OH)(ここで、Wは、SO又はSOである)を導入することも可能である。これらは、例えば、WO 2013/092350に記載されているように、文献から知られているプロセスによって、対応する前駆物質(ここで、Wは、Sである)から酸化することができる。
G. E. O’Mahonyらによって「ARKIVOC(Gainesville, FL, United States), 2011, 1, 1−110」に記載されているように、エナンチオマー的に富家されたスルホキシド類を生成させるのにさまざまな方法が適している: 例えば、キラルリガンド及び酸化剤[例えば、tert−ブチルヒドロペルオキシド(TBHP)、2−フェニルプロパン−2−イルヒドロペルオキシド(CHP)又は過酸化水素水素]と一緒に、もっとも頻繁に使用される触媒源としてTi(OPr)又はVO(acac)の形態にあるチタン又はバナジウムを用いた、チオエーテルの金属が触媒する不斉酸化; キラル酸化剤又はキラル触媒を使用する、非金属が触媒する不斉酸化; 電気化学的又は生物学的な不斉酸化、並びに、さらに、スルホキシド類の速度論的分割、及び、求核性置換(アンダーソンの方法による)。
該エナンチオマーは、さらにまた、ラセミ化合物から、例えば、キラルHPLCを用いる分取分離によって得ることもできる。
以下において式(I)で表される化合物について言及されている場合、これは、式(I)には包含されていない表1中の化合物も包含する(中間体は除く)。
異性体
式(I)で表される化合物は、その置換基の種類に応じて、幾何異性体の形態でも、及び/又は、光学活性異性体の形態でも、又は、種々の組成における対応する異性体混合物の形態でも、存在し得る。これらの立体異性体は、例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、アトロプ異性体又は幾何異性体である。本発明は、従って、純粋な立体異性体とそれら異性体の任意の望ましい混合物を包含する。
方法及び使用
本発明は、さらに、害虫を防除する方法にも関し、ここで、該方法においては、式(I)で表される化合物を害虫及び/又はそれらの生息環境に作用させる。害虫の該防除は、好ましくは、農業及び林業において、並びに、材料物質(material)の保護において、実施される。好ましくは、ヒト又は動物の身体の外科的な又は治療的な処置方法及びヒト又は動物の身体に対して実施される診断方法は、上記方法から除外される。
本発明は、さらに、有害生物防除剤としての、特に、作物保護剤としての、式(I)で表される化合物の使用にも関する。
本出願に関連して、用語「有害生物防除剤(pesticide)」は、常に、用語「作物保護剤」も包含する。
式(I)で表される化合物は、植物が良好な耐性を示し、恒温動物に対する毒性が望ましい程度であり、及び、良好な環境適合性を示す場合、生物的ストレス因子及び非生物的ストレス因子に対して植物及び植物の器官を保護するのに適しており、収穫高を増大させるのに適しており、収穫物の質を向上させるのに適しており、また、農業において、園芸において、畜産業において、水性栽培において、森林で、庭園やレジャー施設で、貯蔵生産物や材料物質の保護において、及び、衛生学の分野において遭遇する害虫、特に、昆虫類、クモ形類動物、蠕虫類、線虫類及び軟体動物を防除するのに適している。それらは、好ましくは、有害生物防除剤として使用することができる。それらは、通常の感受性種及び抵抗性種に対して有効であり、並びに、さらに、全ての発育段階又は特定の発育段階に対して活性を示す。上記有害生物としては、以下のものを挙げることができる:
節足動物門の害虫、特に、クモ綱(Arachnida)の、例えば、アカルス属種(Acarus spp.)、例えば、アカルス・シロ(Acarus siro)、アケリア・クコ(Aceria kuko)、アケリア・シェルドニ(Aceria sheldoni)、アクロプス属種(Aculops spp.)、アクルス属種(Aculus spp.)、例えば、アクルス・フォクケウイ(Aculus fockeui)、アクルス・シュレクテンダリ(Aculus schlechtendali)、アンブリオンマ属種(Amblyomma spp.)、アムフィテトラニクス・ビエネンシス(Amphitetranychus viennensis)、アルガス属種(Argas spp.)、ボオフィルス属種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス属種(Brevipalpus spp.)、例えば、ブレビパルプス・ホエニシス(Brevipalpus phoenicis)、ブリオビア・グラミヌム(Bryobia graminum)、ブリオビア・プラエチオサ(Bryobia praetiosa)、セントルロイデス属種(Centruroides spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス・プテロニシヌス(Dermatophagoides pteronyssinus)、デルマトファゴイデス・ファリナエ(Dermatophagoides farinae)、デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、エオテトラニクス属種(Eotetranychus spp.)、例えば、エオテトラニクス・ヒコリアエ(Eotetranychus hicoriae)、エピトリメルス・ピリ(Epitrimerus pyri)、エウテトラニクス属種(Eutetranychus spp.)、例えば、エウテトラニクス・バンクシ(Eutetranychus banksi)、エリオフィエス属種(Eriophyes spp.)、例えば、エリオフィエス・ピリ(Eriophyes pyri)、グリシファグス・ドメスチクス(Glycyphagus domesticus)、ハロチデウス・デストルクトル(Halotydeus destructor)、ヘミタロソネムス属種(Hemitarsonemus spp.)、例えば、ヘミタロソネムス・ラツス(Hemitarsonemus latus)(=ポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus))、ヒアロンマ属種(Hyalomma spp.)、イキソデス属種(Ixodes spp.)、ラトロデクツス属種(Latrodectus spp.)、ロキソスケレス属種(Loxosceles spp.)、ネウトロムビクラ・アウツムナリス(Neutrombicula autumnalis)、ヌフェルサ属種(Nuphersa spp.)、オリゴニクス属種(Oligonychus spp.)、例えば、オリゴニクス・コニフェラルム(Oligonychus coniferarum)、オリゴニクス・イリシス(Oligonychus ilicis)、オリゴニクス・インジクス(Oligonychus indicus)、オリゴニクス・マンギフェルス(Oligonychus mangiferus)、オリゴニクス・プラテンシス(Oligonychus pratensis)、オリゴニクス・プニカエ(Oligonychus punicae)、オリゴニクス・イオテルシ(Oligonychus yothersi)、オルニトドルス属種(Ornithodorus spp.)、オルニトニスス属種(Ornithonyssus spp.)、パノニクス属種(Panonychus spp.)、例えば、パノニクス・シトリ(Panonychus citri)(=メタテトラニクス・シトリ(Metatetranychus citri))、パノニクス・ウルミ(Panonychus ulmi)(=メタテトラニクス・ウルミ(Metatetranychus ulmi))、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、プラチテトラニクス・ムルチジギツリ(Platytetranychus multidigituli)、ポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス属種(Psoroptes spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ステネオタルソネムス属種(Steneotarsonemus spp.)、ステネオタルソネムス・スピンキ(Steneotarsonemus spinki)、タルソネムス属種(Tarsonemus spp.)、例えば、タルソネムス・コンフスス(Tarsonemus confusus)、タルソネムス・パリズス(Tarsonemus pallidus)、テトラニクス属種(Tetranychus spp.)、例えば、テトラニクス・カナデンシス(Tetranychus canadensis)、テトラニクス・シンナバリヌス(Tetranychus cinnabarinus)、テトラニクス・ツルケスタニ(Tetranychus turkestani)、テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)、トロムビクラ・アルフレズゲシ(Trombicula alfreddugesi)、バエジョビス属種(Vaejovis spp.)、バサテス・リコペルシシ(Vasates lycopersici);
ムカデ綱(Chilopoda)の、例えば、ゲオフィルス属種(Geophilus spp.)、スクチゲラ属種(Scutigera spp.);
トビムシ目(Collembola)又はトビムシ綱の、例えば、例えば、オニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus); スミンツルス・ビリジス(Sminthurus viridis);
ヤスデ綱(Diplopoda)の、例えば、ブラニウルス・グツラツス(Blaniulus guttulatus);
昆虫綱(Insecta)の、例えば、ゴキブリ目(Blattodea)の、例えば、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ブラッテラ・アサヒナイ(Blattella asahinai)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、レウコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、パンクロラ属種(Panchlora spp.)、パルコブラッタ属種(Parcoblatta spp.)、ペリプラネタ属種(Periplaneta spp.)、例えば、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ペリプラネタ・アウストララシアエ(Periplaneta australasiae)、スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa);
コウチュウ目(Coleoptera)の、例えば、アカリンマ・ビタツム(Acalymma vittatum)、アカントセリデス・オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、アドレツス属種(Adoretus spp.)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)、例えば、アグリオテス・リンネアツス(Agriotes linneatus)、アグリオテス・マンクス(Agriotes mancus)、アルフィトビウス・ジアペリヌス(Alphitobius diaperinus)、アムフィマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、アノプロホラ属種(Anoplophora spp.)、アントノムス属種(Anthonomus spp.)、例えば、アントノムス・グランジス(Anthonomus grandis)、アントレヌス属種(Anthrenus spp.)、アピオン属種(Apion spp.)、アポゴニア属種(Apogonia spp.)、アトマリア属種(Atomaria spp.)、例えば、アトマリア・リネアル(Atomaria linearis)、アタゲヌス属種(Attagenus spp.)、バリス・カエルレセンス(Baris caerulescens)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、ブルクス属種(Bruchus spp.)、例えば、ブルクス・ピソルム(Bruchus pisorum)、ブルクス・ルフィマヌス(Bruchus rufimanus)、カッシダ属種(Cassida spp.)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、セウトリンクス属種(Ceutorrhynchus spp.)、例えば、セウトリンクス・アシミリス(Ceutorrhynchus assimilis)、セウトリンクス・クアドリデンス(Ceutorrhynchus quadridens)、セウトリンクス・ラパエ(Ceutorrhynchus rapae)、カエトクネマ属種(Chaetocnema spp.)、例えば、カエトクネマ・コンフィニス(Chaetocnema confinis)、カエトクネマ・デンチクラタ(Chaetocnema denticulata)、カエトクネマ・エクチパ(Chaetocnema ectypa)、クレオヌス・メンジクス(Cleonus mendicus)、コノデルス属種(Conoderus spp.)、コスモポリテス属種(Cosmopolites spp.)、例えば、コスモポリテス・ソルジズス(Cosmopolites sordidus)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、クテニセラ属種(Ctenicera spp.)、クルクリオ属種(Curculio spp.)、例えば、クルクリオ・カリアエ(Curculio caryae)、クルクリオ・カリアトリペス(Curculio caryatrypes)、クルクリオ・オブツスス(Curculio obtusus)、クルクリオ・サイイ(Curculio sayi)、クリプトレステス・フェルギネウス(Cryptolestes ferrugineus)、クリプトレステス・プシルス(Cryptolestes pusillus)、クリプトリンクス・ラパチ(Cryptorhynchus lapathi)、クリプトリンクス・マンギフェラエ(Cryptorhynchus mangiferae)、シリンドロコプツルス属種(Cylindrocopturus spp.)、シリンドロコプツルス・アドスペルスス(Cylindrocopturus adspersus)、シリンドロコプツルス・フルニシ(Cylindrocopturus furnissi)、デルメステス属種(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、例えば、ジアブロチカ・バルテアタ(Diabrotica balteata)、ジアブロチカ・バルベリ(Diabrotica barberi)、ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ・ホワルジ(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ・ウンデシムプンクタタ(Diabrotica undecimpunctata undecimpunctata)、ジアブロチカ・ビルギフェラ・ビルギフェラ(Diabrotica virgifera virgifera)、ジアブロチカ・ビルギフェラ・ゼアエ(Diabrotica virgifera zeae)、ジコクロシス属種(Dichocrocis spp.)、ジクラジスパ・アルミゲラ(Dicladispa armigera)、ジロボデルス属種(Diloboderus spp.)、エピラクナ属種(Epilachna spp.)、例えば、エピラクナ・ボレアリス(Epilachna borealis)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)、エピトリキス属種(Epitrix spp.)、例えば、エピトリキス・ククメリス(Epitrix cucumeris)、エピトリキス・フスクラ(Epitrix fuscula)、エピトリキス・ヒルチペンニス(Epitrix hirtipennis)、エピトリキス・スブクリニタ(Epitrix subcrinita)、エピトリキス・ツベリス(Epitrix tuberis)、ファウスチヌス属種(Faustinus spp.)、ギビウム・プシロイデス(Gibbium psylloides)、グナトセルス・コルヌツス(Gnathocerus cornutus)、ヘルラ・ウンダリス(Hellula undalis)、ヘテロニクス・アラトル(Heteronychus arator)、ヘテロニキス属種(Heteronyx spp.)、ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha elegans)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、ヒポメセス・スクアモスス(Hypomeces squamosus)、ヒポテネムス属種(Hypothenemus spp.)、例えば、ヒポテネムス・ハムペイ(Hypothenemus hampei)、ヒポテネムス・オブスクルス(Hypothenemus obscurus)、ヒポテネムス・プベセンス(Hypothenemus pubescens)、ラクノステルナ・コンサングイネア(Lachnosterna consanguinea)、ラシドデルマ・セリコルネ(Lasioderma serricorne)、ラテチクス・オリザエ(Latheticus oryzae)、ラトリジウス属種(Lathridius spp.)、レマ属種(Lema spp.)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、レウコプテラ属種(Leucoptera spp.)、例えば、レウコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リキスス属種(Lixus spp.)、ルペロモルファ・キサントデラ(Luperomorpha xanthodera)、ルペロデス属種(Luperodes spp.)、リクツス属種(Lyctus spp.)、メガセリス属種(Megascelis spp.)、メラノツス属種(Melanotus spp.)、例えば、メラノツス・ロングルス・オレゴネンシス(Melanotus longulus oregonensis)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ属種(Melolontha spp.)、例えば、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、ミグドルス属種(Migdolus spp.)、モノカムス属種(Monochamus spp.)、ナウパクツス・キサントグラフス(Naupactus xanthographus)、ネクロビア属種(Necrobia spp.)、ニプツス・ホロレウクス(Niptus hololeucus)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、オリザファグス・オリザエ(Oryzaphagus oryzae)、オチオリンクス属種(Otiorhynchus spp.)、例えば、オチオリンクス・クリブリコリス(Otiorhynchus cribricollis)、オチオリンクス・リグスチシ(Otiorhynchus ligustici)、オチオリンクス・オバツス(Otiorhynchus ovatus)、オチオリンクス・ルゴソストリアルス(Otiorhynchus rugosostriarus)、オチオリンクス・スルカツス(Otiorhynchus sulcatus)、オキシセトニア・ジュンクンダ(Oxycetonia jucunda)、ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)、フィロファガ・ヘレリ(Phyllophaga helleri)、フィロトレタ属種(Phyllotreta spp.)、例えば、フィロトレタ・アルモラシアエ(Phyllotreta armoraciae)、フィロトレタ・プシラ(Phyllotreta pusilla)、フィロトレタ・ラモサ(Phyllotreta ramosa)、フィロトレタ・ストリオラタ(Phyllotreta striolata)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、プレムノトリペス属種(Premnotrypes spp.)、プロステファヌス・トルンカツス(Prostephanus truncatus)、プシリオデス属種(Psylliodes spp.)、例えば、プシリオデス・アフィニス(Psylliodes affinis)、プシリオデス・クリソセファラ(Psylliodes chrysocephala)、プシリオデス・プンクツラタ(Psylliodes punctulata)、プチヌス属種(Ptinus spp.)、リゾビウス・ベントラリス(Rhizobius ventralis)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、例えば、シトフィルス・グラナリウス(Sitophilus granarius)、シトフィルス・リネアリス(Sitophilus linearis)、シトフィルス・オリザエ(Sitophilus oryzae)、シトフィルス・ゼアマイス(Sitophilus zeamais)、スフェノホルス属種(Sphenophorus spp.)、ステゴビウム・パニセウム(Stegobium paniceum)、ステルネクス属種(Sternechus spp.)、例えば、ステルネクス・パルダツス(Sternechus paludatus)、シムフィレテス属種(Symphyletes spp.)、タニメクス属種(Tanymecus spp.)、例えば、タニメクス・ジラチコリス(Tanymecus dilaticollis)、タニメクス・インジクス(Tanymecus indicus)、タニメクス・パリアツス(Tanymecus palliatus)、テネブリオ・モリトル(Tenebrio molitor)、テネブリオイデス・マウレタニクス(Tenebrioides mauretanicus)、トリボリウム属種(Tribol
ium spp.)、例えば、トリボリウム・アウダキス(Tribolium audax)、トリボリウム・カスタネウム(Tribolium castaneum)、トリボリウム・コンフスム(Tribolium confusum)、トロゴデルマ属種(Trogoderma spp.)、チキウス属種(Tychius spp.)、キシロトレクス属種(Xylotrechus spp.)、ザブルス属種(Zabrus spp.)、例えば、ザブルス・テネブリオイデス(Zabrus tenebrioides);
ハエ目(Diptera)の、例えば、アエデス属種(Aedes spp.)、例えば、アエデス・アエギプチ(Aedes aegypti)、アエデス・アルボピクツス(Aedes albopictus)、アエデス・スチクチクス(Aedes sticticus)、アエデス・ベキサンス(Aedes vexans)、アグロミザ属種(Agromyza spp.)、例えば、アグロミザ・フロンテラ(Agromyza frontella)、アグロミザ・パルビコルニス(Agromyza parvicornis)、アナストレファ属種(Anastrepha spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、例えば、アノフェレス・クアドリマクラツス(Anopheles quadrimaculatus)、アノフェレス・ガムビアエ(Anopheles gambiae)、アスホンジリア属種(Asphondylia spp.)、バクトロセラ属種(Bactrocera spp.)、例えば、バクトロセラ・ククルビタエ(Bactrocera cucurbitae)、バクトロセラ・ドルサリス(Bactrocera dorsalis)、バクトロセラ・オレアエ(Bactrocera oleae)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、カリホラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、カリホラ・ビシナ(Calliphora vicina)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、キロノムス属種(Chironomus spp.)、クリソミア属種(Chrysomya spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、コクリオミア属種(Cochliomya spp.)、コンタリニア属種(Contarinia spp.)、例えば、コンタリニア・ジョンソニ(Contarinia johnsoni)、コンタリニア・ナスツルチイ(Contarinia nasturtii)、コンタリニア・ピリボラ(Contarinia pyrivora)、コンタリニア・スクルジ(Contarinia schulzi)、コンタリニア・ソルギコラ(Contarinia sorghicola)、コンタリニア・トリチシ(Contarinia tritici)、コルジロビア・アントロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、クリコトプス・シルベストリス(Cricotopus sylvestris)、クレキス属種(Culex spp.)、例えば、クレキス・ピピエンス(Culex pipiens)、クレキス・クインクエファシアツス(Culex quinquefasciatus)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリセタ属種(Culiseta spp.)、クテレブラ属種(Cuterebra spp.)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、ダシネウラ属種(Dasineura spp.)、例えば、ダシネウラ・ブラシカエ(Dasineura brassicae)、デリア属種(Delia spp.)、例えば、デリア・アントクア(Delia antiqua)、デリア・コアルクタタ(Delia coarctata)、デリア・フロリレガ(Delia florilega)、デリア・プラツラ(Delia platura)、デリア・ラジクム(Delia radicum)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ドロソフィラ属種(Drosophila spp.)、例えば、ドロソフィラ・メラノガステル(Drosphila melanogaster)、ドロソフィラ・スズキイ(Drosophila suzukii)、エキノクネムス属種(Echinocnemus spp.)、ファンニア属種(Fannia spp.)、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、グロッシナ属種(Glossina spp.)、ハエマトポタ属種(Haematopota spp.)、ヒドレリア属種(Hydrellia spp.)、ヒドレリア・グリセオラ(Hydrellia griseola)、ヒレミア属種(Hylemya spp.)、ヒッポドスカ属種(Hippobosca spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、例えば、リリオミザ・ブラシカエ(Liriomyza brassicae)、リリオミザ・フイドブレンシス(Liriomyza huidobrensis)、リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、例えば、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)、ルトゾミイア属種(Lutzomyia spp.)、マンソニア属種(Mansonia spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、例えば、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、ムスカ・ドメスチカ・ビシナ(Musca domestica vicina)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、パラタニタルスス属種(Paratanytarsus spp.)、パララウテルボルニエラ・スブシンクタ(Paralauterborniella subcincta)、ペゴミイア属種(Pegomya spp.)、例えば、ペゴミイア・ベタエ(Pegomya betae)、ペゴミイア・ヒオシアミ(Pegomya hyoscyami)、ペゴミア・ルビボラ(Pegomya rubivora)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、ホルビア属種(Phorbia spp.)、ホルミア属種(Phormia spp.)、ピオフィラ・カセイ(Piophila casei)、プロジプロシス属種(Prodiplosis spp.)、プシラ・ロサエ(Psila rosae)、ラゴレチス属種(Rhagoletis spp.)、例えば、ラゴレチス・シングラタ(Rhagoletis cingulata)、ラゴレチス・コムプレタ(Rhagoletis completa)、ラゴレチス・ファウスタ(Rhagoletis fausta)、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)、ラゴレチス・メンダキス(Rhagoletis mendax)、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、例えば、シムリウム・メリジオナレ(Simulium meridionale)、ストモキス属種(Stomoxys spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、テタノポプス属種(Tetanops spp.)、チプラ属種(Tipula spp.)、例えば、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa)、チプラ・シムプレキス(Tipula simplex);
カメムシ目(Hemiptera)の、例えば、アシジア・アカシアエバイレイアナエ(Acizzia acaciaebaileyanae)、アシジア・ドドナエアエ(Acizzia dodonaeae)、アシジア・ウンカトイデス(Acizzia uncatoides)、アクリダ・ツリタ(Acrida turrita)、アシルトシポン属種(Acyrthosipon spp.)、例えば、アシルトシポン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)、アクロゴニア属種(Acrogonia spp.)、アエネオラミア属種(Aeneolamia spp.)、アゴノセナ属種(Agonoscena spp.)、アレイロデス・プロレテラ(Aleyrodes proletella)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリクス・フロコスス(Aleurothrixus floccosus)、アロカリダラ・マライエンシス(Allocaridara malayensis)、アムラスカ属種(Amrasca spp.)、例えば、アムラスカ・ビグツラ(Amrasca bigutulla)、アムラスカ・デバスタンス(Amrasca devastans)、アヌラフィス・カルズイ(Anuraphis cardui)、アオニジエラ属種(Aonidiella spp.)、例えば、(Aonidiella aurantii)、(Aonidiella citrina)、アオニジエラ・イノルナタ(Aonidiella inornata)、アファノスチグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属種(Aphis spp.)、例えば、アフィス・シトリコラ(Aphis citricola)、アフィス・クラシボラ(Aphis craccivora)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)、アフィス・ホルベシ(Aphis forbesi)、アフィス・グリシネス(Aphis glycines)、アフィス・ゴシピイ(Aphis gossypii)、アフィス・ヘデラエ(Aphis hederae)、アフィス・イリノイセンシス(Aphis illinoisensis)、アフィス・ミドレトニ(Aphis middletoni)、アフィス・ナスツルチイ(Aphis nasturtii)、アフィス・ネリイ(Aphis nerii)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・スピラエコラ(Aphis spiraecola)、アフィス・ビブルニフィラ(Aphis viburniphila)、アルボリジア・アピカリス(Arboridia apicalis)、アリタイニラ属種(Arytainilla spp.)、アスピジエラ属種(Aspidiella spp.)、アスピジオツス属種(Aspidiotus spp.)、例えば、アスピジオツス・ネリイ(Aspidiotus nerii)、アタヌス属種(Atanus spp.)、アウラコルツム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)、ブラストプシラ・オッシデンタリス(Blastopsylla occidentalis)、ボレイオグリカスピス・メラレウカエ(Boreioglycaspis melaleucae)、ブラキカウズス・ヘリクリシ(Brachycaudus helichrysi)、ブラキコルス属種(Brachycolus spp.)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属種(Cacopsylla spp.)、例えば、カコプシラ・ピリコラ(Cacopsylla pyricola)、カリギポナ・マルギナタ(Calligypona marginata)、カルネオセファラ・フルギダ(Carneocephala fulgida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ceratovacuna lanigera)、セルコピダエ(Cercopidae)、セロプラステス属種(Ceroplastes spp.)、カエトシホン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)、キオナスピス・テガレンシス(Chionaspis tegalensis)、クロリタ・オヌキイ(Chlorita onukii)、コンドラクリス・ロセア(Chondracris rosea)、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)、クリソムファルス・フィクス(Chrysomphalus ficus)、シカズリナ・ムビラ(Cicadulina mbila)、コッコミチルス・ハリイ(Coccomytilus halli)、コックス属種(Coccus spp.)、例えば、コックス・ヘスペリズム(Coccus hesperidum)、コックス・ロングルス(Coccus longulus)、コックス・プセウドマグノリアルム(Coccus pseudomagnoliarum)、コックス・ビリジス(Coccus viridis)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、クリプトネオサ属種(Cryptoneossa spp.)、クテナリタイナ属種(Ctenarytaina spp.)、ダルブルス属種(Dalbulus spp.)、ジアレウロデス・シトリ(Dialeurodes citri)、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)、ジアスピス属種(Diaspis spp.)、ドロシカ属種(Drosicha spp.)、ジサフィス属種(Dysaphis spp.)、例えば、ジサフィス・アピイホリア(Dysaphis apiifolia)、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)、ジサフィス・ツリパエ(Dysaphis tulipae)、ジスミコックス属種(Dysmicoccus spp.)、エムポアスカ属種(Empoasca spp.)、例えば、エムポアスカ・アブルプタ(Empoasca abrupta)、エムポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)、エムポアスカ・マリグナ(Empoasca maligna)、エムポアスカ・ソラナ(Empoasca solana)、エムポアスカ・ステベンシ(Empoasca stevensi)、エリオソマ属種(Eriosoma spp.)、例えば、エリオソマ・アメリカヌム(Eriosoma americanum)、エリオソマ・ラニゲルム(Eriosoma lanigerum)、エリオソマ・ピリコラ(Eriosoma pyricola)、エリトロネウラ属種(Erythroneura spp.)、エウカリプトリマ属種(Eucalyptolyma spp.)、エウフィルラ属種(Euphyllura spp.)、エウセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、フェリシア属種(Ferrisia spp.)、ゲオコックス・コフェアエ(Geococcus coffeae)、グリカスピス属種(Glycaspis spp.)、ヘテロプシラ・クバナ(Heteropsylla cubana)、ヘテロプシラ・スピヌロサ(Heteropsylla spinulosa)、ホマロジスカ・コアグラタ(Homalodisca coagulata)、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopterus arundinis)、ヒアロプテルス・プルニ(Hyalopterus pruni)、イセリア属種(Icerya spp.)、例えば、イセリア・プルカシ(Icerya purchasi)、イジオセルス属種(Idiocerus spp.)、イジオスコプス属種(Idioscopus spp.)、ラオデルファキス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、レカニウム属種(Lecanium spp.)、例えば、レカニウム・コルニ(Lecanium corni)(=パルテノレカニウム・コルニ(Parthenolecanium corni))、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、例えば、レピドサフェス・ウルミ(Lepidosaphes ulmi)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)、リコルマ・デリカツラ(Lycorma delicatula)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp.)、例えば、マクロシフム・エウホルビアエ(Macrosiphum euphorbiae)、マクロシフム・リリイ(Macrosiphum lilii)、マクロシフム・ロサエ(Macrosiphum rosae)、マクロステレス・ファシフロンス(Macrosteles facifrons)、マハナルバ属種(Mahanarva spp.)、メラナフィス・サッカリ(Melanaphis sacchari)、メトカルフィエラ属種(Metcalfiella spp.)、メトカルファ・プルイノサ(Metcalfa pruinosa)、メトポロフィウム・ジロズム(Metopolophium dirhodum)、モネリア・コスタリス(Monellia costalis)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliopsis pecanis)、ミズス属種(Myzus spp.)、例えば、ミズス・アスカロニクス(Myzus ascalonicus)、ミズス・セラシ(Myzus cerasi)、ミズス・リグストリ(Myzus ligustri)、ミズス・オルナツス(Myzus ornatus)、ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)、ミズス・ニコチアナエ(Myzus nicotianae)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)、ネホテッチキス属種(Nephotettix spp.)、例えば、ネホテッチキス・シンクチセプス(Nephotettix cincticeps)、ネホテッチキス・ニグロピクツス(Nephotettix nigropictus)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、オンコメトピア属種(Oncometopia spp.)、オルテジア・プラエロンガ(Orthezia praelonga)、オキシヤ・キネンシス(Oxya chinensis)、パキプシラ属種(Pachypsylla spp.)、パラベミシア・ミリカエ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ属種(Paratrioza spp.)、例えば、パラトリオザ・コクケレリ(Paratrioza cockerelli)、パルラトリア属種(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属種(Pemphigus spp.)、例えば、ペムフィグス・ブルサリウス(Pemphigus bursarius)、ペムフィグス・ポプリベナエ(Pemphigus populivenae)、ペレグリヌス・マイジス(Peregrinus maidis)、フェナコックス属種(Phenacoccus spp.)、例えば、フェナコックス・マデイレンシス(Phenacoccus madeirensis)、プロエオミズス・パッセリニイ(Phloeomyzus passerinii)、ホロドン・フムリ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属種(Phylloxera spp.)、例えば、フィロキセラ・デバストラトリキス(Phylloxera devastatrix)、フィロキセラ・ノタビリス(Phylloxera notabilis)、ピンナスピス・アスピジストラエ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコックス属種(Planococcus spp.)、例えば、プラノコックス・シトリ(Planococcus citri)、プロソピドプシラ・フラバ(Prosopidopsylla flava)、プロトプルビナリア・ピリホルミス(Protopulvinaria pyriformis)、プ
セウダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona)、プセウドコックス属種(Pseudococcus spp.)、例えば、プセウドコックス・カルセオラリアエ(Pseudococcus calceolariae)、プセウドコックス・コムストッキ(Pseudococcus comstocki)、プセウドコックス・ロンギスピヌス(Pseudococcus longispinus)、プセウドコックス・マリチムス(Pseudococcus maritimus)、プセウドコックス・ビブルニ(Pseudococcus viburni)、プシロプシス属種(Psyllopsis spp.)、プシラ属種(Psylla spp.)、例えば、プシラ・ブキシ(Psylla buxi)、プシラ・マリ(Psylla mali)、プシラ・ピリ(Psylla pyri)、プテロマルス属種(Pteromalus spp.)、ピリラ属種(Pyrilla spp.)、クアドラスピジオツス属種(Quadraspidiotus spp.)、例えば、クアドラスピジオツス・ジュグランスレギアエ(Quadraspidiotus juglansregiae)、クアドラスピジオツス・オストレアエホルミス(Quadraspidiotus ostreaeformis)、クアドラスピジオツス・ペルニシオスス(Quadraspidiotus perniciosus)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコックス属種(Rastrococcus spp.)、ロパロシフム属種(Rhopalosiphum spp.)、例えば、ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)、ロパロシフム・オキシアカンタエ(Rhopalosiphum oxyacanthae)、ロパロシフム・・パジ(Rhopalosiphum padi)、ロパロシフム・ルフィアブドミナレ(Rhopalosiphum rufiabdominale)、サイセチア属種(Saissetia spp.)、例えば、サイセチア・コフェアエ(Saissetia coffeae)、サイセチア・ミランダ(Saissetia miranda)、サイセチア・ネグレクタ(Saissetia neglecta)、サイセチア・オレアエ(Saissetia oleae)、スカホイデウス・チタヌス(Scaphoideus titanus)、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、セレナスピズス・アルチクラツス(Selenaspidus articulatus)、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)、ソガタ属種(Sogata spp.)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)、ソガトデス属種(Sogatodes spp.)、スチクトセファラ・フェスチナ(Stictocephala festina)、シホニヌス・フィリレアエ(Siphoninus phillyreae)、テナラファラ・マライエンシス(Tenalaphara malayensis)、テトラゴノセフェラ属種(Tetragonocephela spp.)、チノカリス・カリアエホリアエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属種(Tomaspis spp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera spp.)、例えば、トキソプテラ・アウランチイ(Toxoptera aurantii)、トキソプテラ・シトリシズス(Toxoptera citricidus)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トリオザ属種(Trioza spp.)、例えば、トリオザ・ジオスピリ(Trioza diospyri)、チフロシバ属種(Typhlocyba spp.)、ウナスピス属種(Unaspis spp.)、ビテウス・ビチホリイ(Viteus vitifolii)、ジギナ属種(Zygina spp.);
カメムシ亜目(Heteroptera)の、例えば、アナサ・トリスチス(Anasa tristis)、アンテスチオプシス属種(Antestiopsis spp.)、ボイセア属種(Boisea spp.)、ブリスス属種(Blissus spp.)、カロコリス属種(Calocoris spp.)、カムピロンマ・リビダ(Campylomma livida)、カベレリウス属種(Cavelerius spp.)、シメキス属種(Cimex spp.)、例えば、シメキス・アドジュンクツス(Cimex adjunctus)、シメキス・ヘミプテルス(Cimex hemipterus)、シメキス・レクツラリウス(Cimex lectularius)、シメキス・ピロセルス(Cimex pilosellus)、コラリア属種(Collaria spp.)、クレオンチアデス・ジルツス(Creontiades dilutus)、ダシヌス・ピペリス(Dasynus piperis)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジコノコリス・ヘウェッチ(Diconocoris hewetti)、ジスデルクス属種(Dysdercus spp.)、エウスキスツス属種(Euschistus spp.)、例えば、エウスキスツス・ヘロス(Euschistus heros)、エウスキスツス・セルブス(Euschistus servus)、エウスキスツス・トリスチグムス(Euschistus tristigmus)、エウスキスツス・バリオラリウス(Euschistus variolarius)、エウリガステル属種(Eurygaster spp.)、ハリオモルファ・ハリス(Halyomorpha halys)、ヘリオパルチス属種(Heliopeltis spp.)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属種(Leptocorisa spp.)、レプトコリサ・バリコルニス(Leptocorisa varicornis)、レプトグロスス・オッシデンタリス(Leptoglossus occidentalis)、レプトグロスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リゴコリス属種(Lygocoris spp.)、例えば、リゴコリス・パブリヌス(Lygocoris pabulinus)、リグス属種(Lygus spp.)、例えば、リグス・エリスス(Lygus elisus)、リグス・ヘスペルス(Lygus hesperus)、リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris)、マクロペス・エキスカバツス(Macropes excavatus)、モナロニオン・アトラツム(Monalonion atratum)、ネザラ属種(Nezara spp.)、例えば、ネザラ・ビリズラ(Nezara viridula)、オエバルス属種(Oebalus spp.)、ピエスマ・クアドラタ(Piesma quadrata)、ピエゾドルス属種(Piezodorus spp.)、例えば、ピエゾドルス・グイルジニイ(Piezodorus guildinii)、プサルス属種(Psallus spp.)、プセウダシスタ・ペルセア(Pseudacysta persea)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、サールベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノホラ属種(Scotinophora spp.)、ステファニチス・ナシ(Stephanitis nashi)、チブラカ属種(Tibraca spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.);
ハチ目(Hymenoptera)の、例えば、アクロミルメキス属種(Acromyrmex spp.)、アタリア属種(Athalia spp.)、例えば、アタリア・ロサエ(Athalia rosae)、アッタ属種(Atta spp.)、ジプリオン属種(Diprion spp.)、例えば、ジプリオン・シミリス(Diprion similis)、ホプロカムパ属種(Hoplocampa spp.)、例えば、ホプロカムパ・コオケイ(Hoplocampa cookei)、ホプロカムパ・テスツジネア(Hoplocampa testudinea)、ラシウス属種(Lasius spp.)、リネピテマ・フミレ(Linepithema humile)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、シレキス属種(Sirex spp.)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)、タピノマ属種(Tapinoma spp.)、ウロセルス属種(Urocerus spp.)、ベスパ属種(Vespa spp.)、例えば、ベスパ・クラブロ(Vespa crabro)、キセリス属種(Xeris spp.);
ワラジムシ目(Isopoda)の、例えば、アルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)、オニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber);
シロアリ目(Isoptera)の、例えば、コプトテルメス属種(Coptotermes spp.)、例えば、コプトテルメス・ホルモサヌス(Coptotermes formosanus)、コルニテルメス・クムランス(Cornitermes cumulans)、クリプトテルメス属種(Cryptotermes spp.)、インシシテルメス属種(Incisitermes spp.)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)、オドントテルメス属種(Odontotermes spp.)、レチクリテルメス属種(Reticulitermes spp.)、例えば、レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)、レチクリテルメス・ヘスペルス(Reticulitermes hesperus);
チョウ目(Lepidoptera)の、例えば、アクロイア・グリセラ(Achroia grisella)、アクロニクタ・マジョル(Acronicta major)、アドキソフィエス属種(Adoxophyes spp.)、例えば、アドキソフィエス・オラナ(Adoxophyes orana)、アエジア・レウコメラス(Aedia leucomelas)、アグロチス属種(Agrotis spp.)、例えば、アグロチス・セゲツム(Agrotis segetum)、アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)、アラバマ属種(Alabama spp.)、例えば、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)、アミエロイス・トランシテラ(Amyelois transitella)、アナルシア属種(Anarsia spp.)、アンチカルシア属種(Anticarsia spp.)、例えば、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルギロププロセ属種(Argyroploce spp.)、バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)、ボルボ・シンナラ(Borbo cinnara)、ブックラトリキス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ブッセオラ属種(Busseola spp.)、カコエシア属種(Cacoecia spp.)、カロプチリア・テイボラ(Caloptilia theivora)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、カルポシナ・ニポネンシス(Carposina niponensis)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、キロ属種(Chilo spp.)、例えば、キロ・プレジャデルス(Chilo plejadellus)、キロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)、コリストネウラ属種(Choristoneura spp.)、クリシア・アムビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロセルス属種(Cnaphalocerus spp.)、クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis)、クネファシア属種(Cnephasia spp.)、コノポモルファ属種(Conopomorpha spp.)、コノトラケルス属種(Conotrachelus spp.)、コピタルシア属種(Copitarsia spp.)、シジア属種(Cydia spp.)、例えば、シジア・ニグリカナ(Cydia nigricana)、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)、ダラカ・ノクツイデス(Dalaca noctuides)、ジアファニア属種(Diaphania spp.)、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、エアリアス属種(Earias spp.)、エクジトロファ・アウランチウム(Ecdytolopha aurantium)、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、エルダナ・サッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属種(Ephestia spp.)、例えば、エフェスチア・エルテラ(Ephestia elutella)、エフェスチア・クエーニエラ(Ephestia kuehniella)、エピノチア属種(Epinotia spp.)、エピフィアス・ポストビッタナ(Epiphyas postvittana)、エチエラ属種(Etiella spp.)、エウリア属種(Eulia spp.)、エウポエシリア・アムビグエラ(Eupoecilia ambiguella)、エウプロクチス属種(Euproctis spp.)、例えば、エウプロクチス・クリソロエア(Euproctis chrysorrhoea)、エウキソア属種(Euxoa spp.)、フェルチア属種(Feltia spp.)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、グラシラリア属種(Gracillaria spp.)、グラホリタ属種(Grapholitha spp.)、例えば、グラホリタ・モレスタ(Grapholita molesta)、グラホリタ・プルニボラ(Grapholita prunivora)、ヘジレプタ属種(Hedylepta spp.)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa spp.)、例えば、ヘリコベルパ・アルミゲラ(Helicoverpa armigera)、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)、ヘリオチス属種(Heliothis spp.)、例えば、ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)、ホフマンノフィラ・プセウドスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、ホモエオソマ属種(Homoeosoma spp.)、ホモナ属種(Homona spp.)、ヒポノメウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、カキボリア・フラボファシアタ(Kakivoria flavofasciata)、ラフィグマ属種(Laphygma spp.)、レウシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)、レウコプテラ属種(Leucoptera spp.)、例えば、レウコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)、リトコレチス属種(Lithocolletis spp.)、例えば、リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、リトファネ・アンテンナタ(Lithophane antennata)、ロベシア属種(Lobesia spp.)、例えば、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、リマントリア属種(Lymantria spp.)、例えば、リマントリア・ジスパル(Lymantria dispar)、リオネチア属種(Lyonetia spp.)、例えば、リオネチア・クレルケラ(Lyonetia clerkella)、マラコソマ・ネウストリア(Malacosoma neustria)、マルカ・テスツラリス(Maruca testulalis)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae)、メラニチス・レダ(Melanitis leda)、モシス属種(Mocis spp.)、モノピス・オブビエラ(Monopis obviella)、ミチムナ・セパラタ(Mythimna separata)、ネマポゴン・クロアセルス(Nemapogon cloacellus)、ニムフラ属種(Nymphula spp.)、オイケチクス属種(Oiketicus spp.)、オリア属種(Oria spp.)、オルタガ属種(Orthaga spp.)、オストリニア属種(Ostrinia spp.)、例えば、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、オウレマ・メラノプス(Oulema melanopus)、オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、パノリス・フランメア(Panolis flammea)、パルナラ属種(Parnara spp.)、ペクチノホラ属種(Pectinophora spp.)、例えば、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)、ペリレウコプテラ属種(Perileucoptera spp.)、フトリマエア属種(Phthorimaea spp.)、例えば、フトリマエア・オペルクレラ(Phthorimaea operculella)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、フィロノリクテル属種(Phyllonorycter spp.)、例えば、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)、フィロノリクテル・クラタエゲラ(Phyllonorycter crataegella)、ピエリス属種(Pieris spp.)、例えば、ピエリス・ラパエ(Pieris rapae)、プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)、プロジア・インテルプンクテラ(Plodia interpunctella)、プルシア属種(Plusia spp.)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)(=プルテラ・マクリペンニス(Plutella maculipennis))、プライス属種(Prays spp.)、プロデニア属種(Prodenia spp.)、プロトパルセ属種(Protoparce spp.)、プセウダレチア属種(Pseudaletia spp.)、例えば、プセウダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、プセウドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、スコエノビウス属種(Schoenobius spp.)、例えば、スコエノビウス・ビプンクチフェル(Schoenobius bipunctifer)、シルポファガ属種(Scirpophaga spp.)、例えば、シルポファガ・インノタタ(Scirpophaga innotata)、スコチア・セゲツム(Scotia segetum)、セサミア属種(Sesamia spp.)、例えば、セサミア・インフェレンス(Sesamia inferens)、スパルガノチス属種(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属種(Spodoptera spp.)、例えば、スポドプテラ・エラジアナ(Spodoptera eradiana)、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ・プラエフィカ(Spodoptera praefica)、スタトモポダ属種(Stathmopoda spp.)、ストモプテリキス・スブセシベラ(Stomopteryx subsecivella)、シナンテドン属種(Synanthedon spp.)、テシア・ソラニボラ(Tecia solanivora)、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・クロアセラ(Tinea cloacella)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、チネオラ・ビッセリエラ(Tineola bisselliella)、トルトリキス属種(Tortrix spp.)、トリコファガ・タペトゼラ(Trichophaga tapetzella)、トリコプルシア属種(Trichoplusia spp.)、例えば、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、トリポリザ・インセルツラス(Tryporyza incertulas)、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)、ビラコラ属種(Virachola spp.);
バッタ目(Orthoptera)又は(Saltatoria)の、例えば、アケタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ジクロプルス属種(Dichroplus spp.)、グリロタルパ属種(Gryllotalpa spp.)、例えば、グリロタルパ・グリロタルパ(Gryllotalpa gryllotalpa)、ヒエログリフス属種(Hieroglyphus spp.)、ロクスタ属種(Locusta spp.)、例えば、ロクスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)、メラノプルス属種(Melanoplus spp.)、例えば、メラノプルス・デバスタトル(Melanoplus devastator)、パラトランチクス・ウスリエンシス(Paratlanticus ussuriensis)、スキストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria);
シラミ目(Phthiraptera)の、例えば、ダマリニア属種(Damalinia spp.)、ハエマトピヌス属種(Haematopinus spp.)、リノグナツス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、フィロキセラ・バスタトリキス(Phylloxera vastatrix)、フチルス。プビス(Phthirus pubis)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)の、例えば、レピノツス属種(Lepinotus spp.)、リポセリス属種(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)の、例えば、セラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、例えば、クテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)、クテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)、プレキス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)、キセノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis);
アザミウマ目(Thysanoptera)の、例えば、アナホトリプス・オブスクルス(Anaphothrips obscurus)、バリオトリプス・ビホルミス(Baliothrips biformis)、ドレパノトリプス・レウテリ(Drepanothrips reuteri)、エンネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ属種(Frankliniella spp.)、例えば、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)、フランクリニエラ・スクルトゼイ(Frankliniella schultzei)、フランクリニエラ・トリチシ(Frankliniella tritici)、フランクリニエラ・バシニイ(Frankliniella vaccinii)、フランクリニエラ・ウィリアムシ(Frankliniella williamsi)、ヘリオトリプス属種(Heliothrips spp.)、ヘルシノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、リピホロトリプス・クルエンタツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、シルトトリプス属種(Scirtothrips spp.)、タエニノトリプス・カルダモミ(Taeniothrips cardamomi)、トリプス属種(Thrips spp.)、例えば、トリプス・パルミ(Thrips palmi)、トリプスタバシ(Thrips tabaci);
シミ目(Zygentoma(=Thysanura))の、例えば、クテノレピスマ属種(Ctenolepisma spp.)、レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)、レスピモデス・インクイリヌス(Lepismodes inquilinus)、テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica);
コムカデ綱(Symphyla)の、例えば、スクチゲレラ属種(Scutigerella spp.)、例えば、スクチゲレラ・インマクラタ(Scutigerella immaculata);
軟体動物門(Mollusca)の害虫、特に、ニマイガイ綱(Bivalvia)の、例えば、ドレイセナ属種(Dreissena spp.);及び、さらに、
マキガイ綱(Gastropoda)の、例えば、アリオン属種(Arion spp.)、例えば、アリオン・アテル・ルフス(Arion ater rufus)、ビオムファラリア属種(Biomphalaria spp.)、ブリヌス属種(Bulinus spp.)、デロセラス属種(Deroceras spp.)、例えば、デロセラス・ラエベ(Deroceras laeve)、ガルバ属種(Galba spp.)、リムナエア属種(Lymnaea spp.)、オンコメラニア属種(Oncomelania spp.)、ポマセア属種(Pomacea spp.)、スクシネア属種(Succinea spp.);
扁形動物門(Platyhelminthes)及び線形動物門(Nematoda)の、動物及びヒトの寄生生物、例えば、アエルロストロンギルス属種(Aelurostrongylus spp.)、アミドストムム属種(Amidostomum spp.)、アンシロストマ属種(Ancylostoma spp)、アンギオストロンギルス属種(Angiostrongylus spp.)、アニサキス属種(Anisakis spp.)、アノプロセファラ属種(Anoplocephala spp.)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、アスカリジア属種(Ascaridia spp.)、バイリサスカリス属種(Baylisascaris spp.)、ブルギア属種(Brugia spp.)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、カピラリア属種(Capillaria spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、コオペリア属種(Cooperia spp.)、クレノソマ属種(Crenosoma spp.)、シアトストマ属種(Cyathostoma spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp.)、ジクチオカウルス属種(Dictyocaulus spp.)、ジフィロボトリウム属種(Diphyllobothrium spp.)、ジフィリジウム属種(Dipylidium spp.)、ジロフィラリア(Dirofilaria spp.)、ドラクンクルス属種(Dracunculus spp.)、エキノコックス属種(Echinococcus spp.)、エキノストマ属種(Echinostoma spp.)、エンテロビウス属種(Enterobius spp.)、エウコレウス属種(Eucoleus spp.)、ファシオラ属種(Fasciola spp.)、ファシオロイデス属種(Fascioloides spp.)、ファシオロプシス属種(Fasciolopsis spp.)、フィラロイデス属種(Filaroides spp.)、ゴンギロネマ属種(Gongylonema spp.)、ギロダクチルス属種(Gyrodactylus spp.)、ハブロネマ属種(Habronema spp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus spp.)、ヘリグモソモイデス属種(Heligmosomoides spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、ヒメノレピス属種(Hymenolepis spp.)、ヒオストロンギルス属種(Hyostrongylus spp.)、リトモソイデス属種(Litomosoides spp.)、ロア属種(Loa spp.)、メタストロンギルス属種(Metastrongylus spp.)、メトルキス属種(Metorchis spp.)、メソセストイデス属種(Mesocestoides spp.)、モニエジア属種(Moniezia spp.)、ムエレリウス属種(Muellerius spp.)、ネカトル属種(Necator spp.)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、ニッポストロンギルス属種(Nippostrongylus spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、オルラヌス属種(Ollulanus spp.)、オンコセルカ属種(Onchocerca spp)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、オスレルス属種(Oslerus spp.)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、オキシウリス属種(Oxyuris spp.)、パラカピラリア属種(Paracapillaria spp.)、パラフィラリア属種(Parafilaria spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、パラムフィストムム属種(Paramphistomum spp.)、パラノプロセファラ属種(Paranoplocephala spp.)、パラスカリス属種(Parascaris spp.)、パッサルルス属種(Passalurus spp.)、プロトストロンギルス属種(Protostrongylus spp.)、スキストソマ属種(Schistosoma spp.)、セタリア属種(Setaria spp.)、スピロセルカ属種(Spirocerca spp.)、ステファノフィラリア属種(Stephanofilaria spp.)、ステファヌルス属種(Stephanurus spp.)、ストロンギロイデス属種(Strongyloides spp.)、ストロンギルス属種(Strongylus spp.)、シンガムス属種(Syngamus spp.)、タエニア属種(Taenia spp.)、テラドルサギア属種(Teladorsagia spp.)、テラジア属種(Thelazia spp.)、トキサスカリス属種(Toxascaris spp.)、トキソカラ属種(Toxocara spp.)、トリキネラ属種(Trichinella spp.)、トリコビルハルジア属種(Trichobilharzia spp.)、トリコストロンギルス属種(Trichostrongylus spp.)、トリクリス属種(Trichuris spp.)、ウンシナリア属種(Uncinaria spp.)、ウケレリア属種(Wuchereria spp.);
線形動物門(Nematoda)の植物害虫(即ち、植物寄生性線虫)、特に、アグレンクス属種(Aglenchus spp.)、例えば、アグレンクス・アグリコラ(Aglenchus agricola)、アングイナ属種(Anguina spp.)、例えば、アングイナ・トリチシ(Anguina tritici)、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、例えば、アフェレンコイデス・アラキジス(Aphelenchoides arachidis)、アフェレンコイデス・フラガリアエ(Aphelenchoides fragariae)、ベロノライムス属種(Belonolaimus spp.)、例えば、ベロノライムス・グラシリス(Belonolaimus gracilis)、ベロノライムス・ロンギカウザツス(Belonolaimus longicaudatus)、ベロノライムス・ノルトニ(Belonolaimus nortoni)、ブルサフェレンクス属種(Bursaphelenchus spp.)、例えば、ブルサフェレンクス・ココフィルス(Bursaphelenchus cocophilus)、ブルサフェレンクス・エレムス(Bursaphelenchus eremus)、ブルサフェレンク・スキシロフィルス(Bursaphelenchus xylophilus)、カコパウルス属種(Cacopaurus spp.)、例えば、カコパウルス・ペスチス(Cacopaurus pestis)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、例えば、クリコネメラ・クルバタ(Criconemella curvata)、クリコネメラ・オノエンシス(Criconemella onoensis)、クリコネメラ・オルナタ(Criconemella ornata)、クリコネメラ・ルシウム(Criconemella rusium)、クリコネメラ・キセノプラキス(Criconemella xenoplax)(=メソクリコネマ・キセノプラキス(Mesocriconema xenoplax))、クリコネモイデス属種(Criconemoides spp.)、例えば、クリコネモイデス・フェルニアエ(Criconemoides ferniae)、クリコネモイデス・オノエンセ(Criconemoides onoense)、クリコネモイデス・オルナツム(Criconemoides ornatum)、ジチレンクス属種(Ditylenchus spp.)、例えば、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)、ドリコドルス属種(Dolichodorus spp.)、グロボデラ属種(Globodera spp.)、例えば、グロボデラ・パリダ(Globodera pallida)、グロボデラ・ロストキエンシス(Globodera rostochiensis)、ヘリコチレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、例えば、ヘリコチレンクス・ジヒステラ(Helicotylenchus dihystera)、ヘミクリコネモイデス属種(Hemicriconemoides spp.)、ヘミシクリオホラ属種(Hemicycliophora spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、例えば、ヘテロデラ・アベナエ(Heterodera avenae)、ヘテロデラ・グルシネス(Heterodera glycines)、ヘテロデラ・スカクチイ(Heterodera schachtii)、ホプロライムス属種(Hoplolaimus spp.)、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)、例えば、ロンギドルス・アフリカヌス(Longidorus africanus)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、例えば、メロイドギネ・キトウォオジ(Meloidogyne chitwoodi)、メロイドギネ・ファラキス(Meloidogyne fallax)、メロイドギネ・ハプラ(Meloidogyne hapla)、メロイドギネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイネマ属種(Meloinema spp.)、ナコッブス属種(Nacobbus spp.)、ネオチレンクス属種(Neotylenchus spp.)、パラフェレンクス属種(Paraphelenchus spp.)、パラトリコドルス属種(Paratrichodorus spp.)、例えば、パラトリコドルス・ミノル(Paratrichodorus minor)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、例えば、プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、プセウドハレンクス属種(Pseudohalenchus spp.)、プシレンクス属種(Psilenchus spp.)、プンクトデラ属種(Punctodera spp.)、クイニスルシウス属種(Quinisulcius spp.)、ラドホルス属種(Radopholus spp.)、例えば、ラドホルス・シトロフィルス(Radopholus citrophilus)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、ロチレンクルス属種(Rotylenchulus spp.)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、スクテロネマ属種(Scutellonema spp.)、スバングイナ属種(Subanguina spp.)、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、例えば、トリコドルス・オブツスス(Trichodorus obtusus)、トリコドルス・プリミチブス(Trichodorus primitivus)、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、例えば、チレンコリンクス・アンヌラツス(Tylenchorhynchus annulatus)、チレンクルス属種(Tylenchulus spp.)、例えば、チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、例えば、キシフィネマ・インデキス(Xiphinema index)。
さらにまた、原生動物亜界(Protozoa)の、コクシジウム目(Coccidia)、例えば、エイメリア属種(Eimeria spp.)なども防除することができる。
式(I)で表される化合物は、場合により、特定の濃度又は特定の施用量において、除草剤、薬害軽減剤、成長調節剤若しくは植物の特性を改善する作用薬としても使用し得るか、又は、殺微生物剤(microbicide)若しくは除雄剤(gametocide)として、例えば、殺菌剤(fungicide)、抗真菌剤(antimycotic)、殺細菌剤若しくは殺ウイルス剤(これは、ウイロイドに対する作用薬も包含する)としても使用し得るか、又は、MLO(マイコプラズマ様生物)及びRLO(リケッチア様生物)に対する作用薬としても使用し得る。それらは、場合により、別の活性成分を合成するための中間体又は前駆物質としても使用することができる。
製剤
本発明は、さらに、式(I)で表される少なくとも1種類の化合物を含んでいる、有害生物防除剤としての製剤及びその製剤から調製される使用形態〔例えば、潅注液、滴下液及び散布液〕にも関する。場合により、該使用形態は、さらなる有害生物防除剤、及び/又は、作用を向上させるアジュバント、例えば、浸透剤、例えば、植物油(例えば、ナタネ油、ヒマワリ油)、鉱油(例えば、パラフィン油)、植物性脂肪酸アルキルエステル(例えば、ナタネ油メチルエステル又はダイズ油メチルエステル)、又は、アルカノールアルコキシレート類、及び/又は、展着剤、例えば、アルキルシロキサン類及び/又は塩、例えば、有機又は無機のアンモニウム塩又はホスホニウム塩(例えば、硫酸アンモニウム又はリン酸水素二アンモニウム)、及び/又は、保持促進剤(retention promoter)(例えば、スルホコハク酸ジオクチル又はヒドロキシプロピルグアーポリマー)、及び/又は、湿潤剤(例えば、グリセロール)、及び/又は、肥料(例えば、アンモニウム含有肥料、カリウム含有肥料又はリン含有肥料)を含有する。
慣習的な製剤は、例えば、以下のものである: 水溶性液剤(SL)、乳剤(EC)、水中油型エマルション剤(EW)、懸濁製剤(SC、SE、FS、OD)、顆粒水和剤(WG)、顆粒剤(GR)、カプセル製剤(capsule concentrates)(CS); これらの製剤型及び別の可能な製剤型は、例えば、以下のものに記載されている: Crop Life International and in Pesticide Specifications, Manual on development and use of FAO and WHO specifications for pesticides, FAO Plant Production and Protection Papers −173(作製元:the FAO/WHO Joint Meeting on Pesticide Specifications, 2004, ISBN:9251048576)。該製剤は、式(I)で表される1種類以上の化合物に加えて、場合により、さらなる農薬活性成分を含有する。
好ましいのは、補助剤〔例えば、増量剤、溶媒、自発性促進剤(spontaneity promoter)、担体、乳化剤、分散剤、凍結防止剤(frost protection agent)、殺生物剤、増粘剤及び/又は他の補助剤(例えば、アジュバント)など〕を含有している製剤又は使用形態である。これに関連して、アジュバントは、当該製剤の生物学的効果を高める成分であって、その成分自体が生物学的効果を有するものではない。アジュバントの例は、葉の表面への保持、拡展(spreading)、付着を促進する作用物質又は浸透を促進する作用物質である。
これらの製剤は、既知方法で、例えば、式(I)で表される化合物を補助剤(例えば、増量剤、溶媒及び/若しくは固体担体、並びに/又は、別の補助剤、例えば、界面活性剤)と混合させることにより調製する。そのような製剤は、適切な設備で製造するか、又は、施用前若しくは施用中に製造する。
使用する補助剤は、式(I)で表される化合物の製剤又はそのよう製剤から調製された使用形態(例えば、即時使用可能な(ready−to−use)有害生物防除剤、例えば、散布液又は種子粉衣製品)に、特別な特性、例えば、特定の物理的特性、技術的特性及び/又生物学的特性などを付与するのに適している物質であり得る。
適切な増量剤は、例えば、水、並びに、極性及び非極性の有機化学的液体、例えば、以下の類から選択されるものである: 芳香族及び非芳香族の炭化水素類(例えば、パラフィン類、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類、クロロベンゼン類)、アルコール類及びポリオール類(これらは、適切な場合には、置換されていてもよく、エーテル化されていてもよく、及び/又は、エステル化されていてもよい)、ケトン類(例えば、アセトン、シクロヘキサノン)、エステル類(これは、脂肪類及び油類を包含する)及び(ポリ)エーテル類、単純アミン類及び置換されているアミン類、アミド類、ラクタム類(例えば、N−アルキルピロリドン類)、及び、ラクトン類、スルホン類及びスルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)。
使用する増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として使用することもできる。有用な液体溶媒は、本質的に以下のものである: 芳香族化合物、例えば、キシレン、トルエン又はアルキルナフタレン類、塩素化芳香族化合物又は塩素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン類、クロロエチレン類又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサン又はパラフィン類、例えば、鉱油留分、鉱油及び植物油、アルコール類、例えば、ブタノール又はグリコールとそれらのエーテル及びエステル、ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド及びジメチルスルホキシド、及び、水。
原則として、適切な全ての溶媒を使用することが可能である。適切な溶媒の例は、芳香族炭化水素、例えば、キシレン、トルエン又はアルキルナフタレン類、塩素化芳香族炭化水素又は塩素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサン、パラフィン類、鉱油留分、鉱油及び植物油、アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール又はグリコールとそれらのエーテル及びエステル、ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、ジメチルスルホキシド、及び、さらに、水である。
原則として、適切な全ての担体を使用することが可能である。有用な担体としては、特に、以下のものを挙げることができる: 例えば、アンモニウム塩、及び、粉砕された天然鉱物、例えば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイト又はケイ藻土、及び、粉砕された合成鉱物、例えば、微粉化シリカ、アルミナ、及び、天然シリケート又は合成シリケート、樹脂、蝋、及び/又は、固形肥料。そのような担体の混合物も同様に使用することができる。粒剤に関して有用な担体としては、以下のものを挙げることができる: 例えば、粉砕して分別した天然岩石、例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、苦灰岩、並びに、無機及び有機の粉末からなる合成顆粒、並びに、さらに、有機材料(例えば、おがくず、紙、ココナッツ殻、トウモロコシ穂軸及びタバコの葉柄など)からなる顆粒。
液化ガスの増量剤又は溶媒を使用することも可能である。特に適しているのは、標準温度及び大気圧下では気体である増量剤又は担体、例えば、エーロゾル噴射剤、例えば、ハロゲン化炭化水素類、及び、さらに、ブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素などである。
イオン特性若しくは非イオン特性を有する乳化剤及び/若しくは泡形成剤、分散剤又は湿潤剤の例、又は、これらの界面活性物質の混合物の例は、以下のものである: ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸若しくはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキシドと脂肪アルコールの重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪酸の重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪アミンの重縮合物、エチレンオキシドと置換されているフェノール(好ましくは、アルキルフェノール又はアリールフェノール)の重縮合物、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくは、アルキルタウレート)、ポリエトキシ化アルコールのリン酸エステル若しくはポリエトキシ化フェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪酸エステル、並びに、硫酸アニオン、スルホン酸アニオン及びリン酸アニオンを含んでいる該化合物の誘導体、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフェート類、アリールスルホネート類、タンパク質加水分解物、リグノスルファイト廃液、及び、メチルセルロース。式(I)で表される化合物のうちの1種類及び/又は該不活性担体のうちの1種類が水不溶性であり且つ施用が水で行われる場合は、界面活性剤を存在させることが有利である。
該製剤及びその製剤から誘導される使用形態の中に存在させ得るさらなる補助剤は、着色剤、例えば、無機顔料、例えば、酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルー(Prussian Blue)、並びに、有機染料、例えば、アリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、並びに、栄養素及び微量栄養素、例えば、鉄塩、マンガン塩、ホウ素塩、銅塩、コバルト塩、モリブデン塩及び亜鉛塩などである。
存在させ得るさらなる成分は、安定剤(例えば、低温安定剤)、防腐剤、酸化防止剤、光安定剤、又は、化学的及び/若しくは物理的安定性を向上させる別の作用剤である。さらに、泡生成剤又は消泡剤も存在させることができる。
さらにまた、該製剤及びその製剤から誘導される使用形態には、付加的な補助剤として、粘着剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、並びに、粉末又は顆粒又はラテックスの形態にある天然ポリマー及び合成ポリマー、例えば、アラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリ酢酸ビニル、又は、天然リン脂質、例えば、セファリン及びレシチン、及び、合成リン脂質なども含有させることができる。さらなる補助剤は、鉱油及び植物油であり得る。
適切な場合には、該製剤及びその製剤から誘導される使用形態の中に、さらなる補助剤も存在させることができる。そのような添加剤の例は、芳香物質、保護コロイド、結合剤、接着剤、増粘剤、揺変剤、浸透剤、保持促進剤、安定化剤、金属イオン封鎖剤、錯化剤、湿潤剤、展着剤である。一般的に、式(I)で表される化合物は、製剤を目的として通常使用される固体又は液体の任意の添加剤と組み合わせることができる。
有用な保持促進剤には、動的表面張力を低減させる全ての物質(例えば、スルホコハク酸ジオクチル)又は粘弾性を増大させる全ての物質(例えば、ヒドロキシプロピルグアーポリマー)が包含される。
本発明に関連して有用な浸透剤は、植物体内への農薬活性成分の浸透を向上させるために一般的に使用される全ての物質である。これに関連して、浸透剤は、それらが、(一般には、水性の)施用液から、及び/又は、散布による被膜から、植物のクチクラの中に浸透し、それによって、活性成分のクチクラ内での移動性を増強することができる能力によって定義される。この特性を確認するために、文献(Baur et al., 1997, Pesticide Science 51, 131−152)に記載されている方法を用いることができる。その例としては、アルコールアルコキシレート、例えば、ココナッツ脂肪エトキシレート(coconut fatty ethoxylate)(10)若しくはイソトリデシルエトキシレート(12)、脂肪酸エステル、例えば、ナタネ油メチルエステル若しくはダイズ油メチルエステル、脂肪アミンアルコキシレート、例えば、獣脂アミンエトキシレート(15)、又は、アンモニウム塩及び/若しくはホスホニウム塩、例えば、硫酸アンモニウム若しくはリン酸水素二アンモニウムなどを挙げることができる。
該製剤は、その製剤の重量に基づいて、好ましくは、0.00000001重量%〜98重量%の式(I)で表される化合物を含んでおり、さらに好ましくは、0.01重量%〜95重量%の式(I)で表される化合物を含んでおり、最も好ましくは、0.5重量%〜90重量%の式(I)で表される化合物を含んでいる。
該製剤(特に、有害生物防除剤)から調製された使用形態の中の式(I)で表される化合物の含有量は、広い範囲内でさまざまであり得る。該使用形態中の式(I)で表される化合物の濃度は、その使用形態の重量に基づいて、一般に、0.00000001重量%〜95重量%の式(I)で表される化合物、好ましくは、0.00001重量%〜1重量%の式(I)で表される化合物である。施用は、その使用形態に適した慣習的な方法で行う。
混合物
式(I)で表される化合物は、例えば、作用スペクトルを拡大するために、作用の期間を長くするために、作用速度を増大させるために、忌避性を防止するために、又は、抵抗性の発達を防止するために、1種類以上の適切な殺菌剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、軟体動物駆除剤、殺線虫剤、殺虫剤、微生物剤(microbiological agent)、有益生物、除草剤、肥料、鳥忌避剤、植物強化剤(phytotonic)、不妊剤、薬害軽減剤、情報化学物質及び/又は植物成長調節剤との混合物において使用することもできる。さらに、この種の活性成分組合せは、植物の成長を向上させることが可能であり、及び/又は、非生物的要因(例えば、高温又は低温)に対する耐性、渇水に対する耐性又は水中若しくは土壌中の塩分の含有量の上昇に対する耐性を向上させることが可能である。さらにまた、開花性能及び結果性能を改善することも可能であり、発芽能力及び根の発達を最適化することも可能であり、収穫を容易にすることも可能であり、収穫高を向上させることも可能であり、成熟に影響を及ぼすことも可能であり、収穫された生産物の品質及び/若しくは栄養価を向上させることも可能であり、収穫された生産物の貯蔵寿命を長くすることも可能であり、並びに/又は、収穫された生産物の加工性を改善することも可能である。
さらに、式(I)で表される化合物は、別の活性成分又は情報化学物質(例えば、誘引剤、及び/又は、鳥忌避剤、及び/又は、植物活性化剤、及び/又は、成長調節剤、及び/又は、肥料)との混合物の中に存在させることもできる。同様に、式(I)で表される化合物は、植物の特性(例えば、生長、収穫量及び収穫物の品質)を向上させるための作用剤と混合して使用することも可能である。
本発明による特定の実施形態では、式(I)で表される化合物は、製剤の中に、又は、そのような製剤から調製された使用形態の中に、さらなる化合物(好ましくは、以下に記載されている化合物)と混合された状態で存在している。
以下に記載されている化合物のうちの1種類が種々の互変異性体形態で存在し得る場合、それらの形態も、いずれの場合にも、たとえ明確に言及されていなくても、同様に包含される。
殺虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤
本明細書中において「一般名」によって特定されている活性成分は、既知であり、そして、例えば、「“The Pesticide Manual”, 16th ed., British Crop Protection Council 2012」に記載されているか、又は、インターネット上で検索することができる(例えば、「http://www.alanwood.net/pesticides」)。
(1) アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬、例えば、
カーバメート系、例えば、アラニカルブ、アルジカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、ホルメタネート、フラチオカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メソミル、メトルカルブ、オキサミル、ピリミカーブ、プロポクスル、チオジカルブ、チオファノックス、トリアザメート、トリメタカルブ、XMC、及び、キシリルカルブ;又は、
有機リン酸エステル系、例えば、アセフェート、アザメチホス、アジンホス−エチル、アジンホス−メチル、カズサホス、クロルエトキシホス、クロルフェンビンホス、クロルメホス、クロルピリホス(chloropyrifos)、クロルピリホス−メチル(chloropyrifos−methyl)、クマホス、シアノホス、ジメトン−S−メチル、ダイアジノン、ジクロルボス/DDVP、ジクロトホス、ジメトエート、ジメチルビンホス、ダイスルホトン、EPN、エチオン、エトプロホス、ファムフール、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンチオン、ホスチアゼート、ヘプテノホス、イミシアホス、イソフェンホス、O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチル酸イソプロピル、イソキサチオン、マラチオン、メカルバム、メタミドホス、メチダチオン、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、オメトエート、オキシジメトン−メチル、パラチオン、パラチオン−メチル、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホキシム、ピリミホス−メチル、プロフェノホス、プロペタムホス、プロチオホス、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、キナルホス、スルホテップ、テブピリムホス、テメホス、テルブホス、テトラクロルビンホス、チオメトン、トリアゾホス、トリクロルホン、及び、バミドチオン。
(2) GABA制御塩化物チャンネル拮抗薬、例えば、
シクロジエン−有機塩素系、例えば、クロルダン、及び、エンドスルファン;又は、
フェニルピラゾール系(フィプロール系)、例えば、エチプロール、及び、フィプロニル。
(3) ナトリウムチャンネルモジュレーター/電位依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例えば、
ピレスロイド系、例えば、アクリナトリン、アレスリン、d−シス−トランスアレスリン、d−トランスアレスリン、ビフェントリン、ビオアレスリン、ビオアレスリン s−シクロペンテニル異性体、ビオレスメトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ−シフルトリン、シハロトリン、ラムダ−シハロトリン、ガンマ−シハロトリン、シペルメトリン、アルファ−シペルメトリン、ベータ−シペルメトリン、シータ−シペルメトリン、ゼータ−シペルメトリン、シフェノトリン[(1R)−トランス異性体]、デルタメトリン、エムペントリン[(EZ)−(1R)異性体]、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、タウ−フルバリネート、ハルフェンプロックス、イミプロトリン、カデトリン、ペルメトリン、フェノトリン[(1R)−トランス異性体]、プラレトリン、ピレトリン類(除虫菊(pyrethrum))、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、テトラメトリン、テトラメトリン[(1R)異性体]、トラロメトリン、及び、トランスフルトリン;又は、
DDT;又は、メトキシクロル。
(4) ニコチン作動性アセチルコリン受容体(nAChR)作動薬、例えば、
ネオニコチノイド系、例えば、アセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、及び、チアメトキサム;又は、
ニコチン;又は、
スルホキサフロル、又は、フルピラジフロン。
(5) ニコチン作動性アセチルコリン受容体(nAChR)のアロステリック活性化薬、例えば、
スピノシン系、例えば、スピネトラム、及び、スピノサド。
(6) 塩化物チャンネル活性化薬、例えば、
アベルメクチン系/ミルベマイシン系、例えば、アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、レピメクチン、及び、ミルベメクチン。
(7) 幼若ホルモン模倣物質、例えば、
幼若ホルモン類似体、例えば、ハイドロプレン、キノプレン、及び、メトプレン;又は、
フェノキシカルブ;又は、ピリプロキシフェン。
(8) 作用機序が知られていないか又は特定されていない活性化合物、例えば、
ハロゲン化アルキル系、例えば、臭化メチル、及び、別のハロゲン化アルキル;又は、
クロロピクリン;又は、フッ化スルフリル;又は、ホウ砂;又は、吐酒石。
(9) 選択的摂食阻害薬、例えば、
ピメトロジン;又は、フロニカミド。
(10) ダニ成長阻害薬、例えば、
クロフェンテジン、ヘキシチアゾクス、及び、ジフロビダジン;又は、
エトキサゾール。
(11) 昆虫腸管膜の微生物ディスラプター、例えば、
バシルス・ツリンギエンシス・亜種・イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subspecies israelensis)、バシルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バシルス・ツリンギエンシス・亜種・アイザワイ(Bacillus thuringiensis subspecies aizawai)、バシルス・ツリンギエンシス・亜種・クルスタキ(Bacillus thuringiensis subspecies kurstaki)、バシルス・ツリンギエンシス・亜種・テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subspecies tenebrionis)、及び、BT植物タンパク質:Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fa、Cry2Ab、mCry3A、Cry3Ab、Cry3Bb、Cry34/35Ab1。
(12) 酸化的リン酸化阻害薬、ATPディスラプター、例えば、
ジアフェンチウロン;又は、
有機スズ化合物、例えば、アゾシクロチン、シヘキサチン、及び、酸化フェンブタスズ;又は、
プロパルギット;又は、テトラジホン。
(13) Hプロトン勾配を遮断する酸化的リン酸化デカップラー、例えば、
クロルフェナピル、DNOC、及び、スルフルラミド。
(14) ニコチン作動性アセチルコリン受容体拮抗薬、例えば、
ベンスルタップ、カルタップ塩酸塩、チオシクラム、及び、チオスルタップ−ナトリウム。
(15) キチン生合成の阻害薬(タイプ0)、例えば、
ビストリフルロン、クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン、及び、トリフルムロン。
(16) キチン生合成の阻害薬(タイプ1)、例えば、
ブプロフェジン。
(17) 脱皮阻害薬(特に、双翅目(即ち、双翅類)に関する)、例えば、
シロマジン。
(18) エクジソン受容体作動薬、例えば、
クロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジド、及び、テブフェノジド。
(19) オクトパミン作動性作動薬、例えば、
アミトラズ。
(20) 複合体III電子伝達阻害薬、例えば、
ヒドラメチルノン;又は、アセキノシル;又は、フルアクリピリム。
(21) 複合体I電子伝達阻害薬、例えば、
METI殺ダニ剤、例えば、フェナザキン、フェンピロキシメート、ピリミジフェン、ピリダベン、テブフェンピラド、及び、トルフェンピラド;又は、
ロテノン(Derris)。
(22) 電位依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例えば、
インドキサカルブ;又は、メタフルミゾン。
(23) アセチルCoAカルボキシラーゼの阻害薬、例えば、
テトロン酸誘導体及びテトラミン酸誘導体、例えば、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、及び、スピロテトラマト。
(24) 複合体IV電子伝達阻害薬、例えば、
ホスフィン系、例えば、リン化アルミニウム、リン化カルシウム、ホスフィン、及び、リン化亜鉛;又は、
シアン化物。
(25) 複合体II電子伝達阻害薬、例えば、
シエノピラフェン、及び、シフルメトフェン。
(28) リアノジン受容体エフェクター、例えば、
ジアミド系、例えば、クロラントラニリプロール、シアントラニルプロール、及び、フルベンジアミド。
作用機序が知られていないか又は不明瞭であるさらなる活性成分、例えば、アフィドピロペン、アフォキソレイナー、アザジラクチン、ベンクロチアズ、ベンゾキシメート、ビフェナゼート、ブロモプロピレート、キノメチオナート、氷晶石(cryolite)、シクラニリプロール、シクロキサプリド(cycloxaprid)、シアロジアミド(cyhalodiamide)、ジクロロメゾチアズ(dicloromezotiaz)、ジコホル、ジフロビダジン、フロメトキン、フルエンスルホン、フルフェネリム、フルフェノキシストロビン、フルフィプロール、フルヘキサホン(fluhexafon)、フルオピラム、フルララネル、フフェノジド(fufenozide)、グアジピル(guadipyr)、ヘプタフルトリン、イミダクロチズ、イプロジオン、メペルフルトリン、パイコングディング(paichongding)、ピフルブミド、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン、テトラメチルフルトリン、テトラニリプロール(tetraniliprole)、テトラクロラントラニリプロール(tetrachlorantraniliprole)、チオキサザフェン、トリフルメゾピリム、及び、ヨードメタン;並びに、さらに、バシルス・フィルムス(Bacillus firmus)に基づく調製物(I−1582, BioNeem, Votivo)、及び、以下の活性化合物: 1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(WO2006/043635から既知)、{1’−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピロ[インドール−3,4’−ピペリジン]−1(2H)−イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン(WO2003/106457から既知)、2−クロロ−N−[2−{1−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−エン−1−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)フェニル]イソニコチンアミド(WO2006/003494から既知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(WO2009/049851から既知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエチルカルボネート(WO2009/049851から既知)、4−(ブタ−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリミジン(WO2004/099160から既知)、4−(ブタ−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3−クロロフェニル)ピリミジン(WO2003/076415から既知)、PF1364(CAS Reg.No.1204776−60−2)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−クロロ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(WO2005/085216から既知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル(WO2005/085216から既知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(WO2005/085216から既知)、2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル(WO2005/085216から既知)、N−[2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−4−クロロ−6−メチルフェニル]−3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(CN102057925から既知)、8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミド(WO2010/129500から既知)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−(1−オキシドチエタン−3−イル)ベンズアミド(WO2009/080250から既知)、N−[(2E)−1−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]ピリジン−2(1H)−イリデン]−2,2,−2−トリフルオロアセトアミド(WO2012/029672から既知)、1−[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−3−フェニル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−1−イウム−2−オレート(WO2009/099929から既知)、1−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−4−オキソ−3−フェニル−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−1−イウム−2−オレート(WO2009/099929から既知)、4−(3−{2,6−ジクロロ−4−[(3,3−ジクロロプロパ−2−エン−1−イル)オキシ]フェノキシ}プロポキシ)−2−メトキシ−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン(CN101337940から既知)、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−クロロ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−(フルオロメトキシ)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2008/134969から既知)、3−[ベンゾイル(メチル)アミノ]−N−[2−ブロモ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−2−フルオロベンズアミド(WO2010018714から既知)、[2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−オキソ−4−オキサスピロ[4.5]デカ−1−エン−1−イル]炭酸ブチル(CN102060818から既知)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−N−[(Z)−メトキシイミノメチル]−2−メチルベンズアミド(WO2007/026965から既知)、(3E)−3−[1−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−2−ピリジリデン]−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オン(WO2013/144213から既知)、N−(メチルスルホニル)−6−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−カルボキサミド(WO2012/000896から既知)、N−[3−(ベンジルカルバモイル)−4−クロロフェニル]−1−メチル−3−(ペンタフルオロエチル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(WO2010/051926から既知)。
殺菌剤
本明細書中において「一般名」によって特定されている活性成分は、既知であり、そして、例えば、「Pesticide Manual」に記載されているか、又は、インターネット上に記載されている(例えば、「http://www.alanwood.net/pesticides)」)。
クラス(1)〜(15)に記載されている全ての殺菌剤混合成分は、適切な官能基が存在している場合には、対応する塩基又は酸と塩を形成し得る。さらに、クラス(1)〜(15)に記載されている殺菌剤混合成分は、互変異性が可能である場合には、互変異性体形態も包含する。
(1) エルゴステロール生合成阻害薬、例えば、(1.01)アルジモルフ、(1.02)アザコナゾール、(1.03)ビテルタノール、(1.04)ブロムコナゾール、(1.05)シプロコナゾール、(1.06)ジクロブトラゾール、(1.07)ジフェノコナゾール、(1.08)ジニコナゾール、(1.09)ジニコナゾール−M、(1.10)ドデモルフ、(1.11)酢酸ドデモルフ、(1.12)エポキシコナゾール、(1.13)エタコナゾール、(1.14)フェナリモール、(1.15)フェンブコナゾール、(1.16)フェンヘキサミド、(1.17)フェンプロピジン、(1.18)フェンプロピモルフ、(1.19)フルキンコナゾール、(1.20)フルルプリミドール、(1.21)フルシラゾール、(1.22)フルトリアホール、(1.23)フルコナゾール、(1.24)フルコナゾール−シス、(1.25)ヘキサコナゾール、(1.26)イマザリル、(1.27)硫酸イマザリル、(1.28)イミベンコナゾール、(1.29)イプコナゾール、(1.30)メトコナゾール、(1.31)ミクロブタニル、(1.32)ナフチフィン、(1.33)ヌアリモール、(1.34)オキシポコナゾール、(1.35)パクロブトラゾール、(1.36)ペフラゾエート、(1.37)ペンコナゾール、(1.38)ピペラリン、(1.39)プロクロラズ、(1.40)プロピコナゾール、(1.41)プロチオコナゾール、(1.42)ピリブチカルブ、(1.43)ピリフェノックス、(1.44)キンコナゾール、(1.45)シメコナゾール、(1.46)スピロキサミン、(1.47)テブコナゾール、(1.48)テルビナフィン、(1.49)テトラコナゾール、(1.50)トリアジメホン、(1.51)トリアジメノール、(1.52)トリデモルフ、(1.53)トリフルミゾール、(1.54)トリホリン、(1.55)トリチコナゾール、(1.56)ウニコナゾール、(1.57)ウニコナゾール−p、(1.58)ビニコナゾール、(1.59)ボリコナゾール、(1.60)1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール、(1.61)1−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、(1.62)N’−{5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(1.63)N−エチル−N−メチル−N’−{2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}イミドホルムアミド、(1.64)O−[1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル] 1H−イミダゾール−1−カルボチオエート、(1.65)ピリソキサゾール、(1.66)2−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.67)1−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルチオシアネート、(1.68)5−(アリルスルファニル)−1−{[3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール、(1.69)2−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.70)2−{[rel(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.71)2−{[rel(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.72)1−{[rel(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルチオシアネート、(1.73)1−{[rel(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルチオシアネート、(1.74)5−(アリルスルファニル)−1−{[rel(2R,3S)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール、(1.75)5−(アリルスルファニル)−1−{[rel(2R,3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)オキシラン−2−イル]メチル}−1H−1,2,4−トリアゾール、(1.76)2−[(2S,4S,5S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.77)2−[(2R,4S,5S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.78)2−[(2R,4R,5R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.79)2−[(2S,4R,5R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.80)2−[(2S,4S,5R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.81)2−[(2R,4S,5R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.82)2−[(2R,4R,5S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.83)2−[(2S,4R,5S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6,6−トリメチルヘプタン−4−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、(1.84)2−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール、(1.85)2−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、(1.86)2−[4−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−2−オール、(1.87)2−[2−クロロ−4−(4−クロロフェノキシ)フェニル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、(1.88)2−[2−クロロ−4−(2,4−ジクロロフェノキシ)フェニル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール、(1.89)(2R)−2−(1−クロロシクロプロピル)−4−[(1R)−2,2−ジクロロシクロプロピル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、(1.90)(2R)−2−(1−クロロシクロプロピル)−4−[(1S)−2,2−ジクロロシクロプロピル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、(1.91)(2S)−2−(1−クロロシクロプロピル)−4−[(1S)−2,2−ジクロロシクロプロピル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、(1.92)(2S)−2−(1−クロロシクロプロピル)−4−[(1R)−2,2−ジクロロシクロプロピル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、(1.93)(1S,2R,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−(クロロメチル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1.94)(1R,2S,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−(クロロメチル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール、(1.95)5−(4−クロロベンジル)−2−(クロロメチル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール。
(2) 複合体I又は複合体IIにおける呼吸鎖の阻害薬、例えば、(2.01)ビキサフェン、(2.02)ボスカリド、(2.03)カルボキシン、(2.04)ジフルメトリム、(2.05)フェンフラム、(2.06)フルオピラム、(2.07)フルトラニル、(2.08)フルキサピロキサド、(2.09)フラメトピル、(2.10)フルメシクロックス、(2.11)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合物)、(2.12)イソピラザム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物 1RS、4SR、9SR)、(2.13)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー 1R,4S,9S)、(2.14)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー 1S,4R,9R)、(2.15)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物 1RS,4SR,9RS)、(2.16)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー 1R,4S,9R)、(2.17)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー 1S,4R,9S)、(2.18)メプロニル、(2.19)オキシカルボキシン、(2.20)ペンフルフェン、(2.21)ペンチオピラド、(2.22)セダキサン、(2.23)チフルザミド、(2.24)1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.25)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.26)3−(ジフルオロメチル)−N−[4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.27)N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.28)5,8−ジフルオロ−N−[2−(2−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}フェニル)エチル]キナゾリン−4−アミン、(2.29)ベンゾビンジフルピル、(2.30)N−[(1S,4R)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.31)N−[(1R,4S)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.32)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.33)1,3,5−トリメチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.34)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.35)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.36)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.37)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.38)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.39)1,3,5−トリメチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.40)1,3,5−トリメチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.41)ベノダニル、(2.42)2−クロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、(2.43)イソフェタミド、(2.44)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.45)N−(4’−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.46)N−(2’,4’−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.47)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.48)N−(2’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.49)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.50)5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.51)2−クロロ−N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ニコチンアミド、(2.52)3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.53)N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.54)3−(ジフルオロメチル)−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.55)N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.56)2−クロロ−N−(4’−エチニルビフェニル−2−イル)ニコチンアミド、(2.57)2−クロロ−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ニコチンアミド、(2.58)4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、(2.59)5−フルオロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.60)2−クロロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ニコチンアミド、(2.61)3−(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.62)5−フルオロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.63)2−クロロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ニコチンアミド、(2.64)1,3−ジメチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.65)1,3−ジメチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.66)1,3−ジメチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.67)3−(ジフルオロメチル)−N−メトキシ−1−メチル−N−[1−(2,4,6−トリクロロフェニル)プロパン−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.68)3−(ジフルオロメチル)−N−(7−フルオロ−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.69)3−(ジフルオロメチル)−N−[(3R)−7−フルオロ−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(2.70)3−(ジフルオロメチル)−N−[(3S)−7−フルオロ−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド。
(3) 呼吸鎖の複合体IIIの阻害薬、例えば、(3.01)アメトクトラジン、(3.02)アミスルブロム、(3.03)アゾキシストロビン、(3.04)シアゾファミド、(3.05)クメトキシストロビン(coumethoxystrobin)、(3.06)クモキシストロビン、(3.07)ジモキシストロビン、(3.08)エノキサストロビン、(3.09)ファモキサドン、(3.10)フェンアミドン、(3.11)フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、(3.12)フルオキサストロビン、(3.13)クレソキシム−メチル、(3.14)メトミノストロビン、(3.15)オリサストロビン、(3.16)ピコキシストロビン、(3.17)ピラクロストロビン、(3.18)ピラメトストロビン、(3.19)ピラオキシストロビン、(3.20)ピリベンカルブ、(3.21)トリクロピリカルブ、(3.22)トリフロキシストロビン、(3.23)(2E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルアセトアミド、(3.24)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)アセトアミド、(3.25)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル]フェニル}アセトアミド、(3.26)(2E)−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニルビニル]オキシ}フェニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルアセトアミド、(3.27)フェナミノストロビン(fenaminostrobin)、(3.28)5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、(3.29)(2E)−2−{2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシアクリル酸メチル、(3.30)N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−ホルムアミド−2−ヒドロキシベンズアミド、(3.31)2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド、(3.32)2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド、(3.33)(2E,3Z)−5−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシ}−2−(メトキシイミノ)−N,3−ジメチルペンタ−3−エンアミド。
(4) 有糸分裂及び細胞分裂の阻害薬、例えば、(4.01)ベノミル、(4.02)カルベンダジム、(4.03)クロルフェナゾール、(4.04)ジエトフェンカルブ、(4.05)エタボキサム、(4.06)フルオピコリド、(4.07)フベリダゾール、(4.08)ペンシクロン、(4.09)チアベンダゾール、(4.10)チオファネート−メチル、(4.11)チオファネート、(4.12)ゾキサミド、(4.13)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、(4.14)3−クロロ−5−(6−クロロピリジン−3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ピリダジン。
(5) 多部位に作用し得る化合物、例えば、(5.01)ボルドー液、(5.02)カプタホール、(5.03)キャプタン、(5.04)クロロタロニル、(5.05)水酸化銅、(5.06)ナフテン酸銅、(5.07)酸化銅、(5.08)塩基性塩化銅、(5.09)硫酸銅(2+)、(5.10)ジクロフルアニド、(5.11)ジチアノン、(5.12)ドジン、(5.13)ドジン遊離塩基、(5.14)ファーバム、(5.15)フルオロホルペット、(5.16)ホルペット、(5.17)グアザチン、(5.18)酢酸グアザチン、(5.19)イミノクタジン、(5.20)イミノクタジンアルベシル酸塩、(5.21)イミノクタジン三酢酸塩、(5.22)マンカッパー、(5.23)マンゼブ、(5.24)マンネブ、(5.25)メチラム、(5.26)メチラム亜鉛(metiram zinc)、(5.27)オキシン銅、(5.28)プロパミジン(propamidine)、(5.29)プロピネブ、(5.30)硫黄及び硫黄剤、例えば、多硫化カルシウム、(5.31)チウラム、(5.32)トリルフルアニド、(5.33)ジネブ、(5.34)ジラム、(5.35)アニラジン。
(6) 宿主の防御を誘発し得る化合物、例えば、(6.01)アシベンゾラル−S−メチル、(6.02)イソチアニル、(6.03)プロベナゾール、(6.04)チアジニル、(6.05)ラミナリン(laminarin)。
(7) アミノ酸及び/又はタンパク質の生合成の阻害薬、例えば、(7.01)アンドプリム(andoprim)、(7.02)ブラストサイジン−S、(7.03)シプロジニル、(7.04)カスガマイシン、(7.05)カスガマイシン塩酸塩水和物、(7.06)メパニピリム、(7.07)ピリメタニル、(7.08)3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、(7.09)オキシテトラサイクリン、(7.10)ストレプトマイシン。
(8) ATP産生阻害薬、例えば、(8.01)酢酸トリフェニルスズ、(8.02)塩化トリフェニルスズ、(8.03)水酸化トリフェニルスズ、(8.04)シルチオファム。
(9) 細胞壁合成阻害薬、例えば、(9.01)ベンチアバリカルブ、(9.02)ジメトモルフ、(9.03)フルモルフ、(9.04)イプロバリカルブ、(9.05)マンジプロパミド、(9.06)ポリオキシン、(9.07)ポリオキソリム、(9.08)バリダマイシン、(9.09)バリフェナレート、(9.10)ポリオキシンB、(9.11)(2E)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン、(9.12)(2Z)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン。
(10) 脂質及び膜の合成の阻害薬、例えば、(10.01)ビフェニル、(10.02)クロロネブ、(10.03)ジクロラン、(10.04)エジフェンホス、(10.05)エトリジアゾール、(10.06)ヨードカルブ(iodocarb)、(10.07)イプロベンホス、(10.08)イソプロチオラン、(10.09)プロパモカルブ、(10.10)プロパモカルブ塩酸塩、(10.11)プロチオカルブ、(10.12)ピラゾホス、(10.13)キントゼン、(10.14)テクナゼン、(10.15)トルクロホス−メチル。
(11) メラニン生合成阻害薬、例えば、(11.01)カルプロパミド、(11.02)ジクロシメット、(11.03)フェノキサニル、(11.04)フタリド、(11.05)ピロキロン、(11.06)トリシクラゾール、(11.07){3−メチル−1−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]ブタン−2−イル}カルバミン酸2,2,2−トリフルオロエチル。
(12) 核酸合成阻害薬、例えば、(12.01)ベナラキシル、(12.02)ベナラキシル−M(キララキシル(kiralaxyl))、(12.03)ブピリメート、(12.04)クロジラコン、(12.05)ジメチリモール、(12.06)エチリモール、(12.07)フララキシル、(12.08)ヒメキサゾール、(12.09)メタラキシル、(12.10)メタラキシル−M(メフェノキサム)、(12.11)オフラセ、(12.12)オキサジキシル、(12.13)オキソリン酸,(12.14)オクチリノン。
(13) シグナル伝達阻害薬、例えば、(13.01)クロゾリネート、(13.02)フェンピクロニル、(13.03)フルジオキソニル、(13.04)イプロジオン、(13.05)プロシミドン、(13.06)キノキシフェン、(13.07)ビンクロゾリン、(13.08)プロキナジド。
(14) 脱共役剤として作用し得る化合物、例えば、(14.01)ビナパクリル、(14.02)ジノカップ、(14.03)フェリムゾン、(14.04)フルアジナム、(14.05)メプチルジノカップ。
(15) さらなる化合物、例えば、(15.001)ベンチアゾール、(15.002)ベトキサジン、(15.003)カプシマイシン(capsimycin)、(15.004)カルボン、(15.005)キノメチオネート、(15.006)ピリオフェノン(クラザフェノン(chlazafenone))、(15.007)クフラネブ、(15.008)シフルフェナミド、(15.009)シモキサニル、(15.010)シプロスルファミド、(15.011)ダゾメット、(15.012)デバカルブ、(15.013)ジクロロフェン、(15.014)ジクロメジン、(15.015)ジフェンゾコート、(15.016)ジフェンゾコートメチル硫酸塩、(15.017)ジフェニルアミン、(15.018)エコメイト、(15.019)フェンピラザミン、(15.020)フルメトベル、(15.021)フルオルイミド、(15.022)フルスルファミド、(15.023)フルチアニル、(15.024)ホセチル−アルミニウム、(15.025)ホセチル−カルシウム、(15.026)ホセチル−ナトリウム、(15.027)ヘキサクロロベンゼン、(15.028)イルママイシン、(15.029)メタスルホカルブ、(15.030)イソチオシアン酸メチル、(15.031)メトラフェノン、(15.032)ミルディオマイシン、(15.033)ナタマイシン、(15.034)ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、(15.035)ニトロタル−イソプロピル、(15.036)オキサモカルブ(oxamocarb)、(15.037)オキシフェンチイン(oxyfenthiin)、(15.038)ペンタクロロフェノール及び塩、(15.039)フェノトリン、(15.040)亜リン酸及びその塩、(15.041)プロパモカルブ−ホセチレート(propamocarb−fosetylate)、(15.042)プロパノシン−ナトリウム(propanosin−sodium)、(15.043)ピリモルフ、(15.044)ピロールニトリン、(15.045)テブフロキン、(15.046)テクロフタラム、(15.047)トルニファニド、(15.048)トリアゾキシド、(15.049)トリクラミド、(15.050)ザリラミド、(15.051)(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル 2−メチルプロパノエート、(15.052)1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、(15.053)1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、(15.054)オキサチアピプロリン、(15.055)1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル 1H−イミダゾール−1−カルボキシレート、(15.056)2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、(15.057)2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、(15.058)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン、(15.059)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、(15.060)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、(15.061)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン、(15.062)2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、(15.063)2−クロロ−5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、(15.064)2−フェニルフェノール及び塩、(15.065)3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、(15.066)3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボン酸ニトリル、(15.067)3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、(15.068)4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、(15.069)5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、(15.070)5−クロロ−N’−フェニル−N’−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド、(15.071)5−フルオロ−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、(15.072)5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、(15.073)5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、(15.074)(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルアクリル酸エチル、(15.075)N’−(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.076)N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(15.077)N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(15.078)N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロニコチンアミド、(15.079)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロニコチンアミド、(15.080)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードニコチンアミド、(15.081)N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、(15.082)N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、(15.083)N’−{4−[(3−tert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(15.084)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、(15.085)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、(15.086)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、(15.087){6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバミン酸ペンチル、(15.088)フェナジン−1−カルボン酸、(15.089)キノリン−8−オール、(15.090)キノリン−8−オールスルフェート(2:1)、(15.091){6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル、(15.092)(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、(15.093)N−[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリンアミド、(15.094)4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸、(15.095)ブタ−3−イン−1−イル{6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート、(15.096)4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2−オール(互変異性体形態:4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2(1H)−オン)、(15.097)3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸プロピル、(15.098)[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2−オキサゾール−4−イル](ピリジン−3−イル)メタノール、(15.099)(S)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2−オキサゾール−4−イル](ピリジン−3−イル)メタノール、(15.100)(R)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2−オキサゾール−4−イル](ピリジン−3−イル)メタノール、(15.101)2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ベンズアミド、(15.102)2−(6−ベンジルピリジン−2−イル)キナゾリン、(15.103)2−[6−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−5−メチルピリジン−2−イル]キナゾリン、(15.104)3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、(15.105)アブシジン酸、(15.106)N’−[5−ブロモ−6−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルオキシ)−2−メチルピリジン−3−イル]−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.107)N’−{5−ブロモ−6−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.108)N’−{5−ブロモ−6−[(1R)−1−(3,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.109)N’−{5−ブロモ−6−[(1S)−1−(3,5−ジフルオロフェニル)エトキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.110)N’−{5−ブロモ−6−[(シス−4−イソプロピルシクロヘキシル)オキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−
メチルイミドホルミアミド、(15.111)N’−{5−ブロモ−6−[(トランス−4−イソプロピルシクロヘキシル)オキシ]−2−メチルピリジン−3−イル}−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.112)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(2−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.113)N−シクロプロピル−N−(2−シクロプロピルベンジル)−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.114)N−(2−tert−ブチルベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.115)N−(5−クロロ−2−エチルベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.116)N−(5−クロロ−2−イソプロピルベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.117)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−N−(2−エチル−5−フルオロベンジル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.118)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(5−フルオロ−2−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.119)N−シクロプロピル−N−(2−シクロプロピル−5−フルオロベンジル)−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.120)N−(2−シクロペンチル−5−フルオロベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.121)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(2−フルオロ−6−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.122)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−N−(2−エチル−5−メチルベンジル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.123)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(2−イソプロピル−5−メチルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.124)N−シクロプロピル−N−(2−シクロプロピル−5−メチルベンジル)−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.125)N−(2−tert−ブチル−5−メチルベンジル)−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.126)N−[5−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル]−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.127)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−N−[5−メチル−2−(トリフルオロメチル)ベンジル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.128)N−[2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ベンジル]−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.129)N−[3−クロロ−2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)ベンジル]−N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.130)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−N−(2−エチル−4,5−ジメチルベンジル)−5−フルオロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(15.131)N−シクロプロピル−3−(ジフルオロメチル)−5−フルオロ−N−(2−イソプロピルベンジル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボチオアミド、(15.132)N’−(2,5−ジメチル−4−フェノキシフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.133)N’−{4−[(4,5−ジクロロ−1,3−チアゾール−2−イル)オキシ]−2,5−ジメチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.134)N−(4−クロロ−2,6−ジフルオロフェニル)−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.135)9−フルオロ−2,2−ジメチル−5−(キノリン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサアゼピン、(15.136)2−{2−フルオロ−6−[(8−フルオロ−2−メチルキノリン−3−イル)オキシ]フェニル}プロパン−2−オール、(15.137)2−{2−[(7,8−ジフルオロ−2−メチルキノリン−3−イル)オキシ]−6−フルオロフェニル}プロパン−2−オール、(15.138)4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.139)4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2,6−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.140)4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.141)4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−N−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.142)N−(2−ブロモ−6−フルオロフェニル)−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.143)4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−N−(2−ブロモフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.144)4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−N−(2−ブロモ−6−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.145)4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−N−(2−クロロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.146)N−(2−ブロモフェニル)−4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.147)4−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−クロロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.148)4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−N−(2,6−ジフルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.149)4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン、(15.150)N’−(4−{3−[(ジフルオロメチル)スルファニル]フェノキシ}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.151)N’−(2,5−ジメチル−4−{3−[(1,1,2,2−テトラフルオロエチル)スルファニル]フェノキシ}フェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.152)N’−(2,5−ジメチル−4−{3−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]フェノキシ}フェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.153)N’−(2,5−ジメチル−4−{3−[(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)スルファニル]フェノキシ}フェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.154)N’−(2,5−ジメチル−4−{3−[(ペンタフルオロエチル)スルファニル]フェノキシ}フェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.155)N’−(4−{[3−(ジフルオロメトキシ)フェニル]スルファニル}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.156)N’−(2,5−ジメチル−4−{[3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]スルファニル}フェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.157)N’−(2,5−ジメチル−4−{[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]スルファニル}フェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.158)N’−(2,5−ジメチル−4−{[3−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)フェニル]スルファニル}フェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.159)N’−(2,5−ジメチル−4−{[3−(ペンタフルオロエトキシ)フェニル]スルファニル}フェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルミアミド、(15.160)2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−[4−(4−{5−[2−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン、(15.161)2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−[4−(4−{5−[2−フルオロ−6−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン、(15.162)2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−[4−(4−{5−[2−クロロ−6−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン、(15.163)2−{3−[2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル}フェニルメタンスルホネート、(15.164)2−{3−[2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル}−3−クロロフェニルメタンスルホネート、(15.165)2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−[4−(4−{(5S)−5−[2−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン、(15.166)2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−[4−(4−{(5R)−5−[2−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン、(15.167)2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−[4−(4−{(5S)−5−[2−フルオロ−6−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン、(15.168)2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−[4−(4−{(5R)−5−[2−フルオロ−6−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ
−1,2−オキサゾール−3−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン、(15.169)2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−[4−(4−{(5S)−5−[2−クロロ−6−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン、(15.170)2−[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−[4−(4−{(5R)−5−[2−クロロ−6−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン、(15.171)2−{(5S)−3−[2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル}フェニルメタンスルホネート、(15.172)2−{(5R)−3−[2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル}フェニルメタンスルホネート、(15.173)2−{(5S)−3−[2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル}−3−クロロフェニルメタンスルホネート、(15.174)2−{(5R)−3−[2−(1−{[3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル}−3−クロロフェニルメタンスルホネート。
混合成分としての生物学的有害生物防除剤
式(I)で表される化合物は、生物学的有害生物防除剤と組み合わせることができる。
生物学的有害生物防除剤としては、特に、細菌類、菌類、酵母類、植物抽出物及び微生物によって形成される生成物(例えば、タンパク質又は二次代謝産物)などがある。
生物学的有害生物防除剤としては、細菌類、例えば、芽胞形成性細菌、根にコロニーを形成する細菌及び生物学的殺虫剤、殺菌剤又は殺線虫剤として作用する細菌などがある。
生物学的有害生物防除剤として使用されているか又は使用することが可能な上記細菌類の例は、以下のものである:
バシルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)株FZB42(DSM 231179)、又は、バシルス・セレウス(Bacillus cereus)、特に、バシルス・セレウス(B. cereus)株CNCM I−1562、又は、バシルス・フィルムス(Bacillus firmus)株I−1582(受託番号 CNCM I−1582)、又は、バシルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特に、株GB34(受託番号 ATCC 700814)及び株QST2808(受託番号 NRRL B−30087)、又は、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、特に、株GB03(受託番号 ATCC SD−1397)、又は、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)株QST713(受託番号 NRRL B−21661)、又は、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)株OST 30002(受託番号 NRRL B−50421)、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、特に、バシルス・ツリンギエンシス 亜種 イスラエレンシス(B. thuringiensis subspecies israelensis)(抗原型 H−14)株AM65−52(受託番号 ATCC 1276)、又は、バシルス・ツリンギエンシス 亜種 アイザワイ(B. thuringiensis subsp. aizawai)、特に、株ABTS−1857(SD−1372)、又は、バシルス・ツリンギエンシス 亜種 クルスタキ(B. thuringiensis subsp. kurstaki)株HD−1、又は、バシルス・ツリンギエンシス 亜種 テネブリオニス(B. thuringiensis subsp. tenebrionis)株NB 176(SD−5428)、パステウリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)、パステウリア属種(Pasteuria spp.)(ロチレンクルス・レニホルミス(Rotylenchulus reniformis)線虫)−PR3(受託番号 ATCC SD−5834)、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株AQ6121(= QRD 31.013、NRRL B−50550)、ストレプトミセス・ガルブス(Streptomyces galbus)株AQ 6047(受託番号 NRRL 30232)。
生物学的有害生物防除剤として使用されているか又は使用することが可能な菌類及び酵母類の例は、以下のものである:
ベアウベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)、特に、株ATCC 74040、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)、特に、株CON/M/91−8(受託番号 DSM−9660)、レカニシリウム属種(Lecanicillium spp.)、特に、株HRO LEC 12、レカニシリウム・レカニイ(Lecanicillium lecanii)(以前は、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii))として知られていた)、特に、株KV01、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)、特に、株F52(DSM3884/ ATCC 90448)、メトスクニコウィア・フルクチコラ(Metschnikowia fructicola)、特に、株NRRL Y−30752、パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(新:イサリア・フモソロセア(Isaria fumosorosea))、特に、株IFPC 200613又は株Apopka 97(受託番号 ATCC 20874)、パエシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)、特に、パエシロミセス・リラシヌス(P. lilacinus)株251(AGAL 89/030550)、タラロミセス・フラブス(Talaromyces flavus)、特に、株V117b、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、特に、株SC1(受託番号 CBS 122089)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、特に、トリコデルマ・ハルジアヌム・リファイ(T. harzianum rifai)T39(受託番号 CNCM I−952)。
生物学的有害生物防除剤として使用されているか又は使用することが可能なウイルス類の例は、以下のものである:
リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)顆粒病ウイルス(GV)、コドリンガ(Cydia pomonella)顆粒病ウイルス(GV)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多角体病ウイルス(NPV)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)mNPV、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)mNPV、エジプトヨトウ(African cotton leafworm)(Spodoptera littoralis)NPV。
植物又は植物の部分又は植物の器官に対して「接種源」として加えられて、それらの特定に特性によって植物の成長及び植物の健康を増進する細菌類及び菌類も、同様に包含される。例としては、以下のものを挙げることができる:
アグロバクテリウム属種(Agrobacterium spp.)、アゾリゾビウム・カウリノダンス(Azorhizobium caulinodans)、アゾスピリルム属種(Azospirillum spp.)、アゾトバクテル属種(Azotobacter spp.)、ブラジリゾビウム属種(Bradyrhizobium spp.)、ブルクホルデリア属種(Burkholderia spp.)、特に、ブルクホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)(以前は、プセウドモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)として知られていた)、ギガスポラ属種(Gigaspora spp.)又はギガスポラ・モノスポルム(Gigaspora monosporum)、グロムス属種(Glomus spp.)、ラッカリア属種(Laccaria spp.)、ラクトバシルス・ブクネリ(Lactobacillus buchneri)、パラグロムス属種(Paraglomus spp.)、ピソリツス・チンクトルス(Pisolithus tinctorus)、プセウドモナス属種(Pseudomonas spp.)、リゾビウム属種(Rhizobium spp.)、特に、リゾビウム・トリホリイ(Rhizobium trifolii)、リゾポゴン属種(Rhizopogon spp.)、スクレロデルマ属種(Scleroderma spp.)、スイルス属種(Suillus spp.)、ストレプトミセス(Streptomyces spp.)。
生物学的有害生物防除剤として使用されているか又は使用することが可能な、植物抽出物及び微生物によって形成される生成物(これは、タンパク質及び二次代謝産物を包含する)の例は、以下のものである:
ニンニク(Allium sativum)、ニガヨモギ(Artemisia absinthium)、アザジラクチン(azadirachtin)、Biokeeper WP、カッシア・ニグリカンス(Cassia nigricans)、セラストルス・アングラツス(Celastrus angulatus)、アメリカアリタソウ(Chenopodium anthelminticum)、キチン、Armour−Zen、セイヨウオシダ(Dryopteris filix−mas)、スギナ(Equisetum arvense)、Fortune Aza、Fungastop、Heads Up(キノア(Chenopodium quinoa)サポニン抽出物)、除虫菊(pyrethrum/pyrethrins)、スリナムニガキ(Quassia amara)、コナラ属(Quercus)、キラヤ属(Quillaja)、Regalia、「RequiemTM Insecticide」、ロテノン、リアニア/リアノジン、ヒレハリソウ(Symphytum officinale)、ヨモギギク(Tanacetum vulgare)、チモール、Triact 70、TriCon、キンレンカ(Tropaeulum majus)、セイヨウイラクサ(Urtica dioica)、Veratrin、セイヨウヤドリギ(Viscum album)、アブラナ科(Brassicaceae)抽出物、特に、ナタネ粉末又はカラシナ粉末。
混合成分としての薬害軽減剤
式(I)で表される化合物は、薬害軽減剤、例えば、ベノキサコール、クロキントセット(−メキシル)、シオメトリニル、シプロスルファミド、ジクロルミド、フェンクロラゾール(−エチル)、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン(−エチル)、メフェンピル(−ジエチル)、ナフタル酸無水物、オキサベトリニル、2−メトキシ−N−({4−[(メチルカルバモイル)アミノ]フェニル}スルホニル)ベンズアミド(CAS 129531−12−0)、4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(CAS 71526−07−3)、2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン(CAS 52836−31−4)などと組み合わせることができる。
植物及び植物の部分
本発明に従って、全ての植物及び植物の部分を処理することができる。ここで、植物は、望ましい及び望ましくない野生植物又は作物植物(天然に発生している作物植物を包含する)のような全ての植物及び植物個体群、例えば、穀類(コムギ、イネ、ライコムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、テンサイ、サトウキビ、トマト、エンドウマメ及び他の野菜種、ワタ、タバコ、ナタネ、並びに、さらに、果実植物(果実のリンゴ、ナシ、柑橘類果実を有するもの及びブドウの木)などを意味するものと理解される。作物植物は、慣習的な育種法と最適化法によって得ることができる植物であり得るか、又は、生物工学的方法と遺伝子工学的方法によって得ることができる植物であり得るか、又は、前記方法の組合せによって得ることができる植物であることができる。そのような作物植物には、トランスジェニック植物も包含され、また、植物育種家の権利によって保護され得る植物品種又は保護され得ない植物品種も包含される。植物の部分は、苗条、葉、花及び根などの、植物の地上部及び地下部の全ての部分及び器官を意味するものと理解されるべきであり、挙げられる例は、葉、針状葉、茎、幹、花、子実体、果実及び種子、並びに、さらに、根、塊茎及び根茎などである。収穫物、並びに、栄養繁殖器官(vegetative propagation material)及び生殖繁殖器官(generative propagation material)、例えば、挿穂(cutting)、塊茎、根茎、かき苗(slip)及び種子なども、植物の部分に包含される。
式(I)で表される化合物を用いた植物及び植物の部分の本発明による処理は、慣習的な処理方法によって、例えば、浸漬、散布、気化、煙霧(fogging)、ばらまき、塗布、注入などによって、直接的に行うか、又は、該化合物を植物及び植物の部分の周囲、生息環境若しくは貯蔵空間に作用させることにより行い、また、繁殖器官(propagation material)の場合、特に種子の場合は、さらに、1以上のコーティングを施すことによっても行う。
上記で既に述べたように、本発明に従って、全ての植物及びそれらの部分を処理することができる。好ましい実施形態では、野生の植物種及び植物品種、又は、交雑若しくはプロトプラスト融合のような慣習的な生物学的育種法により得られた植物種及び植物品種、並びに、それらの部分を処理する。好ましいさらに別の実施形態では、適切な場合には慣習的な方法と組み合わせた遺伝子工学的方法により得られたトランスジェニック植物及び植物品種(遺伝子組換え生物)及びそれらの部分を処理する。用語「部分(parts)」又は「植物の部分(parts of plants)」又は「植物の部分(plant parts)」については、既に上記で説明した。本発明に従って、特に好ましくは、それぞれ市販されている慣習的な植物品種又は使用されている慣習的な植物品種の植物を処理する。植物品種は、慣習的な育種又は突然変異誘発又は組換えDNA技術によって栽培された、新しい特性(「形質」)を有する植物を意味するものと理解される。それらは、品種、変種、生物型又は遺伝子型であることができる。
トランスジェニック植物、種子処理、及び、統合イベント(integration events)
特に有利で有益な特性(「形質」)を植物に付与する遺伝物質を遺伝子修飾を介して受け取った全ての植物は、本発明に従って処理される好ましいトランスジェニック植物又は植物品種(遺伝子工学により得られたもの)に包含される。そのような特性の例は、植物の向上した生育、高温又は低温に対する向上した耐性、渇水又は水中若しくは土壌中に含まれる塩分のレベルに対する向上した耐性、高められた開可能力、向上した収穫の容易性、促進された成熟、増加した収穫量、収穫された生産物の向上した品質及び/又は向上した栄養価、収穫された生産物の改善された貯蔵寿命及び/又は改善された加工性などである。そのような特性のさらに別の特に重要な例は、害虫及び有害微生物に対する(例えば、昆虫類、クモ形類動物、線虫類、ダニ類、ナメクジ類及びカタツムリ類に対する)植物の向上した抵抗性、例えば、植物体内で形成された毒素による、特に、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する遺伝物質〔例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIF並びにそれらの組合せ〕によって植物体内で形成された毒素による、害虫及び有害微生物に対する(例えば、昆虫類、クモ形類動物、線虫類、ダニ類、ナメクジ類及びカタツムリ類に対する)植物の向上した抵抗性、さらに、植物病原性の菌類、細菌類及び/又はウイルス類に対する植物の向上した抵抗性、例えば、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン(systemin)、フィトアレキシン、誘導因子並びに抵抗性遺伝子とそれにより発現されるタンパク質及び毒素による、植物病原性の菌類、細菌類及び/又はウイルス類に対する植物の向上した抵抗性、及び、さらに、特定の除草活性成分(例えば、イミダゾリノン系、スルホニル尿素系、グリホセート類又はホスフィノトリシン)に対する植物の向上した耐性である(例えば、「PAT」遺伝子)。望まれる当該特性(「形質」)を付与する遺伝子は、トランスジェニック植物体内で、互いに組み合わせて存在させることも可能である。トランスジェニック植物の例としては、重要な作物植物、例えば、穀類(コムギ、イネ、ライコムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、テンサイ、サトウキビ、トマト、エンドウマメ及び他の野菜種、ワタ、タバコ、ナタネ、並びに、さらに、果実植物(果実のリンゴ、ナシ、柑橘類果実及びブドウを有するもの)などを挙げることができ、トウモロコシ、ダイズ、コムギ、イネ、ジャガイモ、ワタ、サトウキビ、タバコ及びナタネは特に重要である。特に重要な特性(「形質」)は、昆虫類、クモ形類動物、線虫類並びにナメクジ類及びカタツムリ類に対する植物の向上した抵抗性である。
作物保護−処理の種類
植物及び植物の部分は、慣習的な処理方法を用いて、例えば、浸漬、散布、噴霧、潅漑、気化、散粉、煙霧、ばらまき、泡状化、塗布、拡散(spreading−on)、注入、潅水(潅注(drenching))、点滴潅漑などによって、式(I)で表される化合物で直接的に処理するか、又は、該化合物を植物及び植物の部分の周囲、生息環境若しくは貯蔵空間に作用させることによって処理し、また、繁殖器官(propagation material)の場合、特に種子の場合は、さらに、乾式種子処理、液体種子処理、スラリー処理によっても処理し、被覆、1以上の被膜によるコーティングなどによっても処理する。さらに、式(I)で表される化合物を微量散布法(ultra−low volume method)によって施用することも可能であり、又は、該施用形態若しくは式(I)で表される化合物自体を土壌中に注入することも可能である。
植物の好ましい直接的な処理は、茎葉施用である。即ち、式(I)で表される化合物を茎葉部に施用し、その際、処理頻度及び施用量は、当該有害生物の発生のレベルに従って適合させるべきである。
浸透移行性活性成分の場合、式(I)で表される化合物は、さらにまた、根系を介しても植物に達する。従って、植物は、その植物の生息環境に対して式(I)で表される化合物を作用させることによって処理する。これは、例えば、潅注(drenching)によって、又は、土壌若しくは栄養溶液に混合させる〔即ち、植物の成育場所(例えば、土壌、又は、水耕系)に式(I)で表される化合物の液体形態を含浸させる〕ことによって、又は、土壌施用〔即ち、式(I)で表される化合物を固体形態で(例えば、顆粒形態で)植物の成育場所に導入する〕ことによって、達成することができる。水稲作物の場合には、これは、固体施用形態にある式(I)で表される化合物(例えば、粒剤として)を計量して湛水された水田に供給することによっても、達成することができる。
種子の処理
植物の種子を処理することによる害虫の防除は、長い間知られており、継続的に改良が加えられている。それにもかかわらず、種子の処理においては、必ずしも満足のいくように解決することができるわけではない一連の問題が生じる。かくして、植物の貯蔵中、播種後又は出芽後に有害生物防除剤を追加で施用することを不要とするか又は少なくとも著しく低減させるような、種子及び発芽中の植物を保護する方法を開発することは望ましい。さらに、使用する活性成分によって植物自体に損傷を引き起こすことなく、害虫による攻撃から種子及び発芽中の植物が最適に保護されるように、使用する活性成分の量を最適化することも望ましい。特に、種子を処理する方法では、有害生物防除剤に対する最小限の費用で、種子及び発芽中の植物の最適な保護を達成するために、害虫抵抗性トランスジェニック植物又は害虫耐性トランスジェニック植物の内因性の殺虫特性又は殺線虫特性も考慮に入れるべきである。
従って、本発明は、特に、害虫による攻撃から種子及び発芽中の植物を保護する方法にも関し、ここで、該方法は、当該種子を式(I)で表される化合物のうちの1種類で処理することによる。種子及び発芽中の植物を害虫による攻撃から保護するための本発明の方法は、さらに、該種子を、式(I)で表される化合物と混合成分によって、1回の操作で同時に又は順次に処理するような方法も包含する。それは、さらにまた、該種子を、式(I)で表される化合物と混合成分によって、異なった時点で処理するような方法も包含する。
本発明は、さらに、種子及びその種子から生じた植物を害虫に対して保護するために種子を処理するための、式(I)で表される化合物の使用にも関する。
さらに、本発明は、害虫に対して保護されるように、式(I)で表される化合物で処理された種子にも関する。本発明は、さらに、式(I)で表される化合物と混合成分によって同時に処理された種子にも関する。本発明は、さらに、式(I)で表される化合物と混合成分によって異なった時点で処理された種子にも関する。式(I)で表される化合物と混合成分によって異なった時点で処理された種子の場合、個々の物質は、その種子の表面上の異なった層の中に存在し得る。この場合、式(I)で表される化合物と混合成分を含んでいる層は、場合により、中間層によって分離させることができる。本発明は、さらにまた、式(I)で表される化合物と混合成分が被膜の一部分として又は被膜に加えられたさらなる1つの層若しくは複数の層として施用されている種子にも関する。
本発明は、さらに、式(I)で表される化合物で処理された後で、埃による種子の摩耗を防止するために、フィルムコーティングプロセスに付される種子にも関する。
式(I)で表される浸透移行的に作用する化合物における有利な点の1つは、種子を処理することによって、害虫に対して、その種子自体が保護されるのみではなく、その種子から生じる植物も出芽後に保護されるということである。このようにして、播種時又は播種後間もなくに作物を直接処理する手間を省くことができる。
別の有利な点は、式(I)で表される化合物で種子を処理することによって、処理された種子の発芽及び出芽が増進され得るということである。
式(I)で表される化合物を、特に、トランスジェニック種子に対しても使用することが可能であるということも、有利であると考えられる。
さらに、式(I)で表される化合物は、シグナル伝達技術の組成物と組合せて使用することが可能であり、それによって、共生生物(例えば、根粒菌、菌根菌及び/又は内部寄生性の細菌若しくは菌類)によるコロニー形成が良好になり、及び/又は、窒素固定が最適化される。
式(I)で表される化合物は、農業において、温室内で、森林で又は園芸において使用される全ての植物品種の種子を保護するのに適している。特に、これは、穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、アワ及びエンバク)、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、イネ、ジャガイモ、ヒマワリ、コーヒー、タバコ、カノラ、ナタネ、ビート(例えば、テンサイ及び飼料用ビート)、ラッカセイ、野菜(例えば、トマト、キュウリ、インゲンマメ、アブラナ科野菜、タマネギ及びレタス)、果実植物、芝生及び観賞植物の種子を包含する。穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)、トウモロコシ、ダイズ、ワタ、カノラ、ナタネ及びイネの種子を処理することは、特に重要である。
既に上記で記載したように、式(I)で表される化合物によるトランスジェニック種子の処理も、特に重要である。これは、ポリペプチド(特に、殺虫特性及び/又は殺線虫特性を有するポリペプチド)の発現を制御する少なくとも1種類の異種遺伝子を概して含んでいる植物の種子を包含する。トランスジェニック種子内のこれらの異種遺伝子は、この場合、バシルス(Bacillus)種、リゾビウム(Rhizobium)種、プセウドモナス(Pseudomonas)種、セラチア(Serratia)種、トリコデルマ(Trichoderma)種、クラビバクテル(Clavibacter)種、グロムス(Glomus)種又はグリオクラジウム(Gliocladium)種などの微生物に由来し得る。本発明は、バシルス属種(Bacillus sp.)に由来する少なくとも1種類の異種遺伝子を含んでいるトランスジェニック種子を処理するのに特に適している。該異種遺伝子は、さらに好ましくは、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillusthuringiensis)に由来する。
本発明に関連して、式(I)で表される化合物は、種子に対して施用する。該種子は、好ましくは、処理の過程で損傷が起こらないように充分に安定な状態で処理する。一般に、該種子は、収穫と播種の間の任意の時点で処理することができる。慣習的には、植物から分離されていて、穂軸、殻、葉柄、外皮、被毛又は果肉が除かれている種子を使用する。例えば、収穫され、不純物が取り除かれ、及び、貯蔵を可能とする含水量となるまで乾燥された種子を使用することができる。あるいは、乾燥後に例えば水で処理され、その後再度乾燥された種子(例えば、プライミング)を使用することもできる。イネの種子の場合、例えば、特定の段階(鳩胸段階)に達するまで水中で予め膨潤させた種子を使用することも可能であり、それによって、発芽が改善され、及び、出芽がより均一になる。
種子を処理する場合、種子の発芽が悪影響を受けないように、又は、種子から生じた植物が損傷を受けないように、種子に施用する式(I)で表される化合物の量及び/又はさらなる添加剤の量を選択することに、概して注意しなければならない。このことは、とりわけ、特定の施用量で薬害作用を示し得る活性成分の場合に、確実に実施しなければならない。
一般に、式(I)で表される化合物は、適切な製剤の形態で種子に施用する。種子を処理するための適切な製剤及びプロセスは、当業者には知られている。
式(I)で表される化合物は、慣習的な種子粉衣製剤、例えば、溶液剤、エマルション剤、懸濁液剤、粉末剤、泡剤、スラリー剤又は種子用の別のコーティング組成物などに変換することが可能であり、及び、さらに、ULV製剤に変換することも可能である。
これらの製剤は、既知方法で、式(I)で表される化合物を、慣習的な添加剤、例えば、慣習的な増量剤、及び、さらに、溶媒又は希釈剤、着色剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、防腐剤、第2の増粘剤、粘着剤、ジベレリン類などと混合させ、及び、さらに、水と混合させることによって、調製する。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる着色剤は、そのような目的に関して慣習的な全ての着色剤である。水中であまり溶解しない顔料又は水中で溶解する染料を使用することができる。その例としては、「Rhodamin B」、「C.I.Pigment Red 112」及び「C.I.Solvent Red 1」の名称で知られている着色剤などを挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる有用な湿潤剤は、農薬活性成分の製剤に関して慣習的な、湿潤を促進する全ての物質である。好ましくは、アルキルナフタレンスルホネート類、例えば、ジイソプロピルナフタレンスルホネート又はジイソブチルナフタレンスルホネートなどを使用することができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる適切な分散剤及び/又は乳化剤は、農薬活性成分の製剤に関して慣習的な非イオン性、アニオン性及びカチオン性の全ての分散剤である。好ましくは、非イオン性若しくはアニオン性の分散剤又は非イオン性若しくはアニオン性の分散剤の混合物を使用することができる。適している非イオン性分散剤としては、特に、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマー類、アルキルフェノールポリグリコールエーテル類及びトリスチリルフェノールポリグリコールエーテル類、並びに、それらのリン酸化誘導体又は硫酸化誘導体などがある。適しているアニオン性分散剤は、特に、リグノスルホネート類、ポリアクリル酸塩類及びアリールスルホネート/ホルムアルデヒド縮合物である。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる消泡剤は、農薬活性成分の製剤に関して慣習的な全ての泡抑制物質である。好ましくは、シリコーン消泡剤及びステアリン酸マグネシウムを使用する。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる防腐剤は、農薬組成物中で当該目的のために使用することが可能な全ての物質である。例として、ジクロロフェン及びベンジルアルコールヘミホルマールなどを挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる第2の増粘剤は、農薬組成物中で当該目的のために使用することが可能な全ての物質である。好ましい例としては、セルロース誘導体、アクリル酸誘導体、キサンタン、変性クレー及び微粉化シリカなどを挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができる有用な粘着剤は、種子粉衣製品中で使用可能な全ての慣習的な結合剤である。好ましい例としては、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール及びチロースなどを挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の中に存在させることができるジベレリン類は、好ましくは、ジベレリンA1、ジベレリンA3(=ジベレリン酸)、ジベレリンA4及びジベレリンA7である。特に好ましくは、ジベレリン酸を使用する。ジベレリン類は知られている(cf. R. Wegler “Chemie der Pflanzenschutz− und Schadlingsbekampfungsmittel” vol. 2, Springer Verlag, 1970, pp. 401−412)。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤は、広い範囲のさまざまな種類の種子を処理するために、直接的に使用することができるか、又は、予め水で希釈したあとで使用することができる。例えば、濃厚製剤(concentrate)又は水で希釈することによって濃厚製剤から得ることができる調製物は、穀類、例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク及びライコムギなどの種子を粉衣するのに使用することが可能であり、並びに、さらに、トウモロコシ、イネ、ナタネ、エンドウマメ、インゲンマメ、ワタ、ヒマワリ、ダイズ及びビートの種子を粉衣するのに使用することも可能であり、又は、広い範囲のさまざまな野菜の種子を粉衣するのに使用することが可能である。本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤又はそれらの希釈された使用形態は、トランスジェニック植物の種子を粉衣するのにも使用することが可能である。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤又はその種子粉衣製剤から調製された使用形態を用いて種子を処理する場合、種子粉衣のために慣習的に使用可能な全ての混合装置が有用である。具体的には、種子粉衣における手順は、種子を混合機(これは、バッチ式又は連続的に作動される)の中に入れること、所望される特定量の種子粉衣製剤を、そのままで添加するか又は予め水で希釈したあとで添加すること、及び、該製剤が当該種子の表面に均質に分配されるまで混合させることである。適切な場合には、続いて乾燥工程を行う。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の施用量は、比較的広い範囲内で変えることができる。それは、当該製剤中の式(I)で表される化合物の特定の含有量及び当該種子に左右される。式(I)で表される化合物の施用量は、一般に、種子1kg当たり0.001〜50gであり、好ましくは、種子1kg当たり0.01〜15gである。
動物衛生
動物衛生の分野、即ち、獣医学の分野においては、式(I)で表される化合物は、動物寄生生物に対して、特に、外部寄生生物又は内部寄生生物に対して、活性を示す。用語「内部寄生生物」は、特に、蠕虫類及び原生動物(例えば、コクシジウム)を包含する。外部寄生生物は、典型的には、及び、好ましくは、節足動物、特に、昆虫類及びダニ類である。
獣医学の分野において、内温動物に対する毒性が好ましい程度である式(I)で表される化合物は、動物育種及び畜産業において、家畜動物、育種用動物、動物園の動物、研究室の動物、実験動物及び家庭内動物(domestic animal)において発生する寄生生物を防除するのに適している。それらは、該寄生生物の全ての発育段階又は特定の発育段階に対して有効である。
農業用家畜としては、例えば、以下のものを挙げることができる:哺乳動物、例えば、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ロバ、ラクダ、スイギュウ、ウサギ、トナカイ、ダマジカ、並びに、特に、ウシ及びブタ;家禽類、例えば、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ、及び、特に、ニワトリ;魚類及び甲殻類の動物、例えば、水産養殖における魚類及び甲殻類の動物;及び、さらに、昆虫類、例えば、ミツバチ類。
家庭内動物としては、例えば、以下のものを挙げることができる:哺乳動物、例えば、ハムスター、テンジクネズミ、ラット、マウス、チンチラ、フェレット、及び、特に、イヌ、ネコ、籠の鳥、爬虫類、両生類、又は、水槽の魚。
好ましい実施形態では、式(I)で表される化合物は、哺乳動物に対して投与される。
好ましい別の実施形態では、式(I)で表される化合物は、鳥類に対して、即ち、籠の鳥、及び、特に、家禽類に対して、投与される。
動物寄生生物を防除するために式(I)で表される化合物を使用することは、上記動物の病気、死亡事例を低減又は予防すること、及び、生産性(performance)(肉、ミルク、羊毛、皮革、卵、蜂蜜などの場合)の低下を低減又は予防することが意図され、その結果、より経済で且つより容易な畜産業が可能となり、及び、より良好な動物の健康状態が達成され得る。
動物衛生の分野に関連して、用語「防除する(control)」又は「防除する(controlling)」は、式(I)で表される化合物が、寄生生物に感染している動物におけるその個々の寄生生物の発生を害がない程度にまで低減させることにおいて有効であることを意味する。さらに具体的には、「防除する」は、本発明に関連して、式(I)で表される化合物が、個々の寄生生物を殺すことが可能であること、その成長を阻害することが可能であること、又は、その増殖を阻害することが可能であることを意味する。
節足動物としては、以下のものを挙げることができる:
アノプルリダ目(Anoplurida)の、例えば、ハエマトピヌス属種(Haematopinus spp.)、リノグナツス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、プチルス属種(Phtirus spp.)、ソレノポテス属種(Solenopotes spp.); マロファギダ目(Mallophagida)並びにアムブリセリナ亜目(Amblycerina)及びイスクノセリナ亜目(Ischnocerina)の、例えば、トリメノポン属種(Trimenopon spp.)、メノポン属種(Menopon spp.)、トリノトン属種(Trinoton spp.)、ボビコラ属種(Bovicola spp.)、ウェルネキエラ属種(Werneckiella spp.)、レピケントロン属種(Lepikentron spp.)、ダマリナ属種(Damalina spp.)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.)、フェリコラ属種(Felicola spp.); 双翅目(Diptera)並びにネマトセリナ亜目(Nematocerina)及びブラキセリナ亜目(Brachycerina)の、例えば、アエデス属種(Aedes spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、クレキス属種(Culex spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、エウシムリウム属種(Eusimulium spp.)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、ルトゾミイヤ属種(Lutzomyia spp.)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、オダグミア属種(Odagmia spp.)、ウィルヘルミア属種(Wilhelmia spp.)、ヒボミトラ属種(Hybomitra spp.)、アチロツス属種(Atylotus spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、ハエマトポタ属種(Haematopota spp.)、フィリポミイア属種(Philipomyia spp.)、ブラウラ属種(Braula spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、ヒドロタエア属種(Hydrotaea spp.)、ストモキス属種(Stomoxys spp.)、ハエマトビア属種(Haematobia spp.)、モレリア属種(Morellia spp.)、ファンニア属種(Fannia spp.)、グロシナ属種(Glossina spp.)、カリホラ属種(Calliphora spp.)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、クリソミイア属種(Chrysomyia spp.)、ウォールファールチア属種(Wohlfahrtia spp.)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、ヒポボスカ属種(Hippobosca spp.)、リポプテナ属種(Lipoptena spp.)、メロファグス属種(Melophagus spp.)、リノエストルス属種(Rhinoestrus spp.)、チプラ属種(Tipula spp.); ノミ目(Siphonapterida)の、例えば、プレキス属種(Pulex spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、ツンガ属種(Tunga spp.)、キセノプシラ属種(Xenopsylla spp.)、セラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.);
ヘテロプテリダ目(Heteropterida)の、例えば、シメキス属種(Cimex spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、パンストロンギルス属種(Panstrongylus spp.);並びに、さらに、ゴキブリ目(Blattarida)の有害害虫及び衛生害虫。
節足動物としては、さらに、以下のものを挙げることができる:
ダニ亜綱(Acari(Acarina))及びメタスチグマタ目(Metastigmata)の、例えば、ヒメダニ科(Argasidae)の、例えば、アルガス属種(Argas spp.)、オルニトドルス属種(Ornithodorus spp.)、オトビウス属種(Otobius spp.)、マダニ科(Ixodidae)の、例えば、イキソデス属種(Ixodes spp.)、アンブリオンマ属種(Amblyomma spp.)、リピセファルス(ボオフィルス)属種(Rhipicephalus(Boophilus) spp.)、デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、ハエマフィサリス属種(Haemaphysalis spp.)、ヒアロンマ属種(Hyalomma spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)(多宿主ダニの原属); メソスチグマタ目(Mesostigmata)の、例えば、デルマニスス属種(Dermanyssus spp.)、オルニトニスス属種(Ornithonyssus spp.)、プネウモニスス属種(Pneumonyssus spp.)、ライリエチア属種(Raillietia spp.)、プネウモニスス属種(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ属種(Sternostoma spp.)、バロア属種(Varroa spp.)、アカラピス属種(Acarapis spp.); アクチネジダ目(Actinedida(Prostigmata))の、例えば、アカラピス属種(Acarapis spp.)、ケイレチエラ属種(Cheyletiella spp.)、オルニトケイレチア属種(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属種(Myobia spp.)、プソレルガテス属種(Psorergates spp.)、デモデキス属種(Demodex spp.)、トロムビクラ属種(Trombicula spp.)、ネオトロムビクラ属種(Neotrombiculla spp.)、リストロホルス属種(Listrophorus spp.);及び、アカリジダ目(Acaridida(Astigmata))の、例えば、アカルス属種(Acarus spp.)、チロファグス属種(Tyrophagus spp.)、カログリフス属種(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス属種(Hypodectes spp.)、プテロリクス属種(Pterolichus spp.)、プソロプテス属種(Psoroptes spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、オトデクテス属種(Otodectes spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス属種(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属種(Knemidocoptes spp.)、シトジテス属種(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス属種(Laminosioptes spp.)。
寄生性原生動物としては、以下のものを挙げることができる:
鞭毛虫亜門(Mastigophora)(鞭毛虫類(Flagellata))、例えば、トリパノソーマ科(Trypanosomatidae)、例えば、トリパノソーマ.b.・ブルセイ(Trypanosoma b. brucei)、トリパノソーマ.b.・ガムビエンセ(T.b. gambiense)、トリパノソーマ.b.・ロデシエンセ(T.b. rhodesiense)、トリパノソーマ・コンゴレンセ(T. congolense)、トリパノソーマ・クルジ(T. cruzi)、トリパノソーマ・エバンシ(T. evansi)、トリパノソーマ・エクイヌム(T. equinum)、トリパノソーマ・レウィシ(T. lewisi)、トリパノソーマ・ペルカエ(T. percae)、トリパノソーマ・シミアエ(T. simiae)、トリパノソーマ・ビバキス(T. vivax)、レイスマニア・ブラシリエンシス(Leishmania brasiliensis)、レイスマニア・ドノバニ(L. donovani)、レイスマニア・トロピカ(L. tropica);例えば、トリコモナス科(Trichomonadidae)、例えば、ギアルジア・ラムブリア(Giardia lamblia)、ギアルジア・カニス(G. canis);
有毛根足虫亜門(Sarcomastigophora)(根足虫類(Rhizopoda));例えば、エントアメーバ科(Entamoebidae)、例えば、エンタモエバ・ヒストリチカ(Entamoeba histolytica); ハルトマネリダエ科(Hartmanellidae)、例えば、アカンタモエバ属種(Acanthamoeba sp.)、ハルマレラ属種(Harmanella sp.);
アピコンプレックス門(Apicomplexa)(胞子虫類(Sporozoa))、例えば、エイメリア科(Eimeridae)、例えば、エイメリア・アセルブリナ(Eimeria acervulina)、エイメリア・アデノイデス(E. adenoides)、エイメリア・アラバメンシス(E. alabamensis)、エイメリア・アナチス(E. anatis)、エイメリア・アンセリナ(E. anserina)、エイメリア・アルロインギ(E. arloingi)、エイメリア・アシャタ(E. ashata)、エイメリア・アウブルネンシス(E. auburnensis)、エイメリア・ボビス(E. bovis)、エイメリア・ブルネッチ(E. brunetti)、エイメリア・カニス(E. canis)、エイメリア・キンキラエ(E. chinchillae)、エイメリア・クルペアルム(E. clupearum)、エイメリア・コルムバエ(E. columbae)、エイメリア・コントルタ(E. contorta)、エイメリア・クランダリス(E. crandalis)、エイメリア・デブリエクキ(E. debliecki)、エイメリア・ジスペルサ(E. dispersa)、エイメリア・エリプソイダレス(E. ellipsoidales)、エイメリア・ファルシホルミス(E. falciformis)、エイメリア・ファウレイ(E. faurei)、エイメリア・フラベセンス(E. flavescens)、エイメリア・ガロパボニス(E. gallopavonis)、エイメリア・ハガニ(E. hagani)、エイメリア・インテスチナリス(E. intestinalis)、エイメリア・イロクオイナ(E. iroquoina)、エイメリア・イレシズア(E. irresidua)、エイメリア・ラベアナ(E. labbeana)、エイメリア・レウカルチ(E. leucarti)、エイメリア・マグナ(E. magna)、エイメリア・マキシマ(E. maxima)、エイメリア・メジア(E. media)、エイメリア・メレアグリジス(E. meleagridis)、エイメリア・メレアグリミチス(E. meleagrimitis)、エイメリア・ミチス(E. mitis)、エイメリア・ネカトリキス(E. necatrix)、エイメリア・ニナコーリアキモバエ(E. ninakohlyakimovae)、エイメリア・オビス(E. ovis)、エイメリア・パルバ(E. parva)、エイメリア・パボニス(E. pavonis)、エイメリア・ペルホランス(E. perforans)、エイメリア・ファサニ(E. phasani)、エイメリア・ピリホルミス(E. piriformis)、エイメリア・プラエコキス(E. praecox)、エイメリア・レシズア(E. residua)、エイメリア・スカブラ(E. scabra)、エイメリア属種(E. spec.)、エイメリア・スチエダイ(E. stiedai)、エイメリア・スイス(E. suis)、エイメリア・テネラ(E. tenella)、エイメリア・ツルンカタ(E. truncata)、エイメリア・ツルッタエ(E. truttae)、エイメリア・ズエルニイ(E. zuernii)、グロビジウム属種(Globidium spec.)、イソスポラ・ベリ(Isospora belli)、イソスポラ・カニス(I. canis)、イソスポラ・フェリス(I. felis)、イソスポラ・オヒオエンシス(I. ohioensis)、イソスポラ・リボルタ(I. rivolta)、イソスポラ属種(I. spec.)、イソスポラ・スイス(I. suis)、シスチソスポラ属種(Cystisospora spec.)、クリプトスポリジウム属種(Cryptosporidium spec.)、特に、クリプトスポリジウム・パルブム(C. parvum);例えば、トキソプラズマ科(Toxoplasmadidae)、例えば、トキソプラズマ・ゴンジイ(Toxoplasma gondii)、ハモンジア・ヘイドルニイ(Hammondia heydornii)、ネオスポラ・カニヌム(Neospora caninum)、ベスノイチア・ベスノイチイ(Besnoitia besnoitii);例えば、肉胞子虫科(Sarcocystidae)、例えば、サルコシスチス・ボビカニス(Sarcocystis bovicanis)、サルコシスチス・ボビホルミス(S. bovihominis)、サルコシスチス・オビカニス(S. ovicanis)、サルコシスチス・オビフェリス(S. ovifelis)、サルコシスチス・ネウロナ(S. neurona)、サルコシスチス属種(S. spec.)、サルコシスチス・スイホミニス(S. suihominis);例えば、レウコゾイダエ科(Leucozoidae)、例えば、レウコジトゾオン・シモンジ(Leucozytozoon simondi);例えば、プラスモディウム科(Plasmodiidae)、例えば、プラスモジウム・ベルゲイ(Plasmodium berghei)、プラスモジウム・ファルシパルム(P. falciparum)、プラスモジウム・マラリアエ(P. malariae)、プラスモジウム・オバレ(P. ovale)、プラスモジウム・ビバキス(P. vivax)、プラスモジウム属種(P. spec.);例えば、ピロプラズマ亜目(Piroplasmea)、例えば、バベシア・アルゲンチナ(Babesia argentina)、バベシア・ボビス(B. bovis)、バベシア・カニス(B. canis)、バベシア属種(B. spec.)、テイレリア・パルバ(Theileria parva)、テイレリア属種(Theileria spec.);例えば、アデレア亜目(Adeleina)、例えば、ヘパトゾオン・カニス(Hepatozoon canis)、ヘパトゾオン属種(H. spec.)。
病原性内部寄生生物(これは、蠕虫類である)としては、扁形動物門(Platyhelmintha)〔例えば、単生類(Monogenea)、条虫類(cestodes)及び吸虫類(trematodes)〕、線虫類、鉤頭動物門(Acanthocephala)及び舌形動物門(Pentastoma)などがある。これらのものとしては、以下のものを挙げることができる:
単生綱(Monogenea):例えば:ギロダクチルス属種(Gyrodactylus spp.)、ダクチロギルス属種(Dactylogyrus spp.)、ポリストマ属種(Polystoma spp.);
条虫類(Cestodes):ギョウジョウチュウ目(Pseudophyllidea)の、例えば:ジフィロボトリウム属種(Diphyllobothrium spp.)、スピロメトラ属種(Spirometra spp.)、シストセファルス属種(Schistocephalus spp.)、リグラ属種(Ligula spp.)、ボトリジウム属種(Bothridium spp.)、ジフロゴノポルス属種(Diphlogonoporus spp.);
エンヨウジョウチュウ目(Cyclophyllide)の、例えば:メソセストイデス属種(Mesocestoides spp.)、アノプロセファラ属種(Anoplocephala spp.)、パラノプロセファラ属種(Paranoplocephala spp.)、モニエジア属種(Moniezia spp.)、チサノソマ属種(Thysanosoma spp.)、チサニエジア属種(Thysaniezia spp.)、アビテリナ属種(Avitellina spp.)、スチレシア属種(Stilesia spp.)、シトタエニア属種(Cittotaenia spp.)、アンジラ属種(Andyra spp.)、ベルチエラ属種(Bertiella spp.)、タエニア属種(Taenia spp.)、エキノコックス属種(Echinococcus spp.)、ヒダチゲラ属種(Hydatigera spp.)、ダバイネア属種(Davainea spp.)、ライリエチナ属種(Raillietina spp.)、ヒメノレピス属種(Hymenolepis spp.)、エキノレピス属種(Echinolepis spp.)、エキノコチレ属種(Echinocotyle spp.)、ジオルキス属種(Diorchis spp.)、ジピリジウム属種(Dipylidium spp.)、ジョイエウキシエラ属種(Joyeuxiella spp.)、ジプロピリジウム属種(Diplopylidium spp.);
吸虫類(Trematodes):二生亜綱(Digenea)の、例えば:ジプロストムム属種(Diplostomum spp.)、ポストジプロストムム属種(Posthodiplostomum spp.)、シストソマ属種(Schistosoma spp.)、トリコビルハルジア属種(Trichobilharzia spp.)、オルニトビルハルジア属種(Ornithobilharzia spp.)、アウストロビルハルジア属種(Austrobilharzia spp.)、ギガントビルハルジア属種(Gigantobilharzia spp.)、レウコクロリジウム属種(Leucochloridium spp.)、ブラキライマ属種(Brachylaima spp.)、エキノストマ属種(Echinostoma spp.)、エキノパリフィウム属種(Echinoparyphium spp.)、エキノカスムス属種(Echinochasmus spp.)、ヒポデラエウム属種(Hypoderaeum spp.)、ファシオラ属種(Fasciola spp.)、ファシオロイデス属種(Fascioloides spp.)、ファシオロプシス属種(Fasciolopsis spp.)、シクロコエルム属種(Cyclocoelum spp.)、チフロコエルム属種(Typhlocoelum spp.)、パラムフィストムム属種(Paramphistomum spp.)、カリコホロン属種(Calicophoron spp.)、コチロホロン属種(Cotylophoron spp.)、ギガントコチレ属種(Gigantocotyle spp.)、フィスコエデリウス属種(Fischoederius spp.)、ガストロチラクス属種(Gastrothylacus spp.)、ノトコチルス属種(Notocotylus spp.)、カタトロピス属種(Catatropis spp.)、プラギオルキス属種(Plagiorchis spp.)、プロストゴニムス属種(Prosthogonimus spp.)、ジクロコエリウム属種(Dicrocoelium spp.)、エウリトレマ属種(Eurytrema spp.)、トログロトレマ属種(Troglotrema spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、コリリクルム属種(Collyriclum spp.)、ナノフィエツス属種(Nanophyetus spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、メトルキス属種(Metorchis spp.)、ヘテロフィエス属種(Heterophyes spp.)、メタゴニムス属種(Metagonimus spp.);
線虫類:ベンチュウ目(Trichinellida)の、例えば:トリクリス属種(Trichuris spp.)、カピラリア属種(Capillaria spp.)、パラカピラリア属種(Paracapillaria spp.)、エウコレウス属種(Eucoleus spp.)、トリコモソイデス属種(Trichomosoides spp.)、トリキネラ属種(Trichinella spp.);
クキセンチュウ目(Tylenchida)の、例えば:ミクロネマ属種(Micronema spp.)、ストロンギロイデス属種(Strongyloides spp.);
カンセンチュウ目(Rhabditida)の、例えば:ストロンギルス属種(Strongylus spp.)、トリオドントホルス属種(Triodontophorus spp.)、オエソファゴドンツス属種(Oesophagodontus spp.)、トリコネマ属種(Trichonema spp.)、ギアロセファルス属種(Gyalocephalus spp.)、シリンドロファリンキス属種(Cylindropharynx spp.)、ポテリオストムム属種(Poteriostomum spp.)、シクロコセルクス属種(Cyclococercus spp.)、シリコステファヌス属種(Cylicostephanus spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、ステファヌルス属種(Stephanurus spp.)、アンシロストマ属種(Ancylostoma spp.)、ウンシナリア属種(Uncinaria spp.)、ネカトル属種(Necator spp.)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、グロボセファルス属種(Globocephalus spp.)、シンガムス属種(Syngamus spp.)、シアトストマ属種(Cyathostoma spp.)、メタストロンギルス属種(Metastrongylus spp.)、ジクチオカウルス属種(Dictyocaulus spp.)、ムエレリウス属種(Muellerius spp.)、プロトストロンギルス属種(Protostrongylus spp.)、ネオストロンギルス属種(Neostrongylus spp.)、シストカウルス属種(Cystocaulus spp.)、プネウモストロンギルス属種(Pneumostrongylus spp.)、スピコカウルス属種(Spicocaulus spp.)、エラホストロンギルス属種(Elaphostrongylus spp.)、パレラホストロンギルス属種(Parelaphostrongylus spp.)、クレノソマ属種(Crenosoma spp.)、パラクレノソマ属種(Paracrenosoma spp.)、オスレルス属種(Oslerus spp.)、アンギオストロンギルス属種(Angiostrongylus spp.)、アエルロストロンギルス属種(Aelurostrongylus spp.)、フィラロイデス属種(Filaroides spp.)、パラフィラロイデス属種(Parafilaroides spp.)、トリコストロンギルス属種(Trichostrongylus spp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus spp.)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、テラドルサギア属種(Teladorsagia spp.)、マルシャラギア属種(Marshallagia spp.)、クーペリア属種(Cooperia spp.)、ニッポストロンギルス属種(Nippostrongylus spp.)、ヘリグモソモイデス属種(Heligmosomoides spp.)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、ヒオストロンギルス属種(Hyostrongylus spp.)、オベリスコイデス属種(Obeliscoides spp.)、アミドストムム属種(Amidostomum spp.)、オルラヌス属種(Ollulanus spp.);
センビセンチュウ目(Spirurida)の、例えば:オキシウリス属種(Oxyuris spp.)、エンテロビウス属種(Enterobius spp.)、パサルルス属種(Passalurus spp.)、シファシア属種(Syphacia spp.)、アスピクルリス属種(Aspiculuris spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、トキサスカリス属種(Toxascaris spp.)、トキソカラ属種(Toxocara spp.)、バイリサスカリス属種(Baylisascaris spp.)、パラスカリス属種(Parascaris spp.)、アニサキス属種(Anisakis spp.)、アスカリジア属種、(Ascaridia spp.)、グナトストマ属種(Gnathostoma spp.)、フィサロプテラ属種(Physaloptera spp.)、テラジア属種(Thelazia spp.)、ゴンギロネマ属種(Gongylonema spp.)、ハブロネマ属種(Habronema spp.)、パラブロネマ属種(Parabronema spp.)、ドラスキア属種(Draschia spp.)、ドラクンクルス属種(Dracunculus spp.)、ステファノフィラリア属種(Stephanofilaria spp.)、パラフィラリア属種(Parafilaria spp.)、セタリア属種(Setaria spp.)、ロア属種(Loa spp.)、ジロフィラリア属種(Dirofilaria spp.)、リトモソイデス属種(Litomosoides spp.)、ブルギア属種(Brugia spp.)、ウケレリア属種(Wuchereria spp.)、オンコセルカ属種(Onchocerca spp.)、スピロセルカ属種(Spirocerca spp.);
鉤頭動物門(Acanthocephala):ダイコウトウチュウ目(Oligacanthorhynchida)の、例えば:マクラカントリンクス属種(Macracanthorhynchus spp.)、プロステノルキス属種(Prosthenorchis spp.); ポリモルフス目(Polymorphida)の、例えば:フィリコリス属種(Filicollis spp.); サジョウコウトウチュウ目(Moniliformida)の、例えば:モニリホルミス属種(Moniliformis spp.);
コウトウチュウ目(Echinorhynchida)の、例えば:アカントセファルス属種(Acanthocephalus spp.)、エキノリンクス属種(Echinorhynchus spp.)、レプトリンコイデス属種(Leptorhynchoides spp.);
舌形動物門(Pentastoma):ポロケファルス目(Porocephalida)の、例えば:リングアツラ属種(Linguatula spp.)。
獣医学の分野において、及び、畜産業において、式(I)で表される化合物は、当技術分野において一般的に知られている方法によって、例えば、適切な調製物の形態で、経腸経路、非経口的経路、経皮的経路又は経鼻的経路を介して投与する。投与は、予防的又は治療的であり得る。
かくして、本発明の一実施形態は、薬物としての式(I)で表される化合物の使用である。
さらなる態様は、抗内部寄生生物剤としての、特に、殺蠕虫剤(helminthicidal agent)又は抗原生動物剤(antiprotozoic agent)としての、式(I)で表される化合物の使用である。式(I)で表される化合物は、例えば、動物育種において、畜産業において、動物舎の中で、及び、衛生学の分野において、抗内部寄生生物剤として使用するのに、特に、殺蠕虫剤又は抗原生動物剤として使用するのに、適している。
さらなる態様は、抗外部寄生生物剤としての、特に、殺虫剤又は殺ダニ剤などの殺節足動物剤としての、式(I)で表される化合物の使用に関する。さらなる態様は、例えば、畜産業における、動物育種における、動物舎の中における、又は、衛生学の分野における、抗外部寄生生物剤としての、特に、殺虫剤又は殺ダニ剤などの殺節足動物剤としての、式(I)で表される化合物の使用に関する。
媒介動物の防除
式(I)で表される化合物は、媒介動物(vector)の防除において使用することも可能である。本発明に関連して、媒介動物は、病原体(例えば、ウイルス類、蠕虫類(worms)、単細胞生物及び細菌類)を病原体保有宿主(植物、動物、ヒトなど)から宿主まで運ぶことが可能な節足動物(特に、昆虫又はクモ形類動物)である。該病原体は、宿主に機械的に運ばれ得る(例えば、非刺咬性ハエによるトラコーマ)、又は、宿主体内への注入後に運ばれ得る(例えば、蚊によるマラリア原虫)。
媒介動物の例及び媒介動物によって運ばれる疾患又は病原体は、以下のとおりである:
(1)蚊類
・ ハマダラカ(Anopheles): マラリア、フィラリア症;
・ アカイエカ(Culex): 日本脳炎、フィラリア症、別のウイルス性疾患、蠕虫類の運搬;
・ ヤブカ(Aedes): 黄熱病、デング熱、フィラリア症、別のウイルス性疾患;
・ ブユ(Simuliidae): 蠕虫類(特に、回旋糸状虫(Onchocerca volvulus))の運搬;
(2)シラミ類: 皮膚感染、流行性発疹チフス;
(3)ノミ類: 伝染病、発疹熱;
(4)ハエ類: 睡眠病(トリパノソーマ病);コレラ、別の細菌性疾患;
(5)ダニ類: ダニ症(acariosis)、流行性発疹チフス、リケッチア痘瘡、野兎病、セントルイス脳炎、ダニ媒介脳炎(TBE)、クリミア・コンゴ出血熱、ボレリア症(borreliosis);
(6)マダニ類: ボレリア症(borellioses)、例えば、ダットン回帰熱ボレリア(Borrelia duttoni)、ダニ媒介脳炎、Q熱(Coxiella burnetii)、バベシア症(Babesia canis canis)。
本発明に関連して、媒介動物の例は、植物ウイルスを植物に運ぶことが可能な昆虫類、例えば、アブラムシ類、ハエ類、ヨコバイ類又はアザミウマ類などである。植物ウイルスを運ぶことが可能な別の媒介動物は、ハダニ類、シラミ類、甲虫類及び線虫類である。
本発明に関連して、媒介動物のさらなる例は、病原体を動物及び/又はヒトに運ぶことが可能な昆虫類及びクモ形類動物、例えば、蚊類〔特に、ヤブカ属(Aedes)の蚊、ハマダラカ属(Anopheles)の蚊、例えば、ガンビエハマダラカ(A.gambiae)、アノフェレス・アラビエンシス(A.arabiensis)、アノフェレス・フネスツス(A.funestus)、アノフェレス・ジルス(A.dirus)(マラリア)、及び、アカイエカ属(Culex)の蚊〕、シラミ類、ノミ類、ハエ類、ダニ類及びマダニ類である。
式(I)で表される化合物が抵抗性を打破する(resistance−breaking)場合、媒介動物の防除は、同様に可能である。
式(I)で表される化合物は、疾患の予防及び/又は媒介動物によって運ばれる病原体の予防において使用するのに適している。かくして、本発明のさらなる態様は、例えば、農業において、園芸において、森林において、庭園やレジャー施設において、及び、さらに、材料物質や貯蔵生産物の保護において、媒介動物を防除するための式(I)で表される化合物の使用である。
工業材料の保護
式(I)で表される化合物は、昆虫類〔例えば、コウチュウ目(Coleoptera)、ハチ目(Hymenoptera)、シロアリ目(Isoptera)、チョウ目(Lepidoptera)、チャタテムシ目(Psocoptera)及びシミ目(Zygentoma)の昆虫類〕による攻撃又は破壊に対して工業材料を保護するのに適している。
本発明に関連して、工業材料は、非生物材料、例えば、好ましくは、プラスチック、接着剤、サイズ、紙及び厚紙、皮革、木材、加工木材製品及び塗料などを意味するものと理解される。本発明は、木材を保護するために使用するのが特に好ましい。
さらなる実施形態では、式(I)で表される化合物は、少なくとも1種類のさらなる殺虫剤及び/又は少なくとも1種類の殺菌剤と一緒に使用する。
さらなる実施形態では、式(I)で表される化合物は、即時使用可能な(ready−to−use)有害生物防除剤として存在している。即ち、それは、さらなる変更を加えることなく、当該材料物質に施用することが可能である。適切なさらなる殺虫剤又は殺菌剤は、特に、上記で挙げたものである。
驚くべきことに、式(I)で表される化合物は、海水又は淡海水と接触するもの、特に、船体、スクリーン、網、建造物、係船設備及び信号システムなどを、付着物から保護するために使用することができるということも分かった。同様に、式(I)で表される化合物は、単独で、又は、別の活性成分と組合せて、防汚剤として使用することができる。
衛生分野における害虫の防除
式(I)で表される化合物は、衛生分野において害虫を防除するのに適している。より特定的には、本発明は、家庭内保護分野において、衛生保護分野において、及び、貯蔵生産物の保護において、特に、密閉空間(例えば、住居、工場の通路、オフィス及び車両の客室)において遭遇する昆虫類、クモ形類動物及びダニ類を防除する為に、使用することができる。害虫を防除するために、式(I)で表される化合物は、単独で使用するか、又は、別の活性成分及び/又は補助剤と組み合わせて使用する。それらは、好ましくは、家庭用殺虫剤製品に含ませて使用する。式(I)で表される化合物は、感受性種及び抵抗性種に対して有効であり、さらに、全ての成育段階に対して有効である。
これらの害虫としては、例えば、クモ綱(Arachnida)のサソリ目(Scorpiones)、クモ目(Araneae)及びザトウムシ目(Opiliones)の害虫、ムカデ綱(Chilopoda)及びヤスデ綱(Diplopoda)の害虫、昆虫綱(Insecta)のゴキブリ目(Blattodea)、コウチュウ目(Coleoptera)、ハサミムシ目(Dermaptera)、ハエ目(Diptera)、カメムシ亜目(Heteroptera)、ハチ目(Hymenoptera)、シロアリ目(Isoptera)、チョウ目(Lepidoptera)、シラミ目(Phthiraptera)、チャタテムシ目(Psocoptera)、バッタ目(Saltatoria 又は Orthoptera)、ノミ目(Siphonaptera)及びシミ目(Zygentoma)の害虫、並びに、軟甲綱(Malacostraca)のワラジムシ目(Isopoda)の害虫などをあげることができる。
施用は、例えば、エーロゾル、非加圧スプレー製品、例えば、ポンプスプレー及び噴霧スプレー、自動霧化システム(automatic fogging system)、噴霧器(fogger)、泡、ゲル、セルロース製又はプラスチック製のエバポレーター錠剤を有するエバポレーター製品、液体エバポレーター、ゲル及び膜エバポレーター、プロペラ駆動エバポレーター、エネルギーフリー型蒸発システム又は受動型蒸発システム、防虫紙(moth papers)、防虫バッグ(moth bags)及び防虫ゲル(moth gels)において実施するか、又は、粒剤若しくは粉剤として、ばらまき用の餌に入れて実施するか、又は、ベイトステーションで実施する。
調製方法及び中間体の説明
以下の調製実施例及び使用実施例によって本発明について例証するが、それらの実施例は、本発明を限定するものではない。生成物は、H NMR分光法及び/又はLC−MS(液体クロマトグラフィー−質量分析法)によって特徴付けを行った。
logP値は、「OECD Guideline 117(EC Directive 92/69/EEC」)に従い、下記方法によって、逆相(RP)カラム(C18)を用いるHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)によって求めた:
[a] 酸性範囲内におけるLC−MSの測定は、溶離液として0.1%水性ギ酸及びアセトニトリル(0.1%ギ酸含有)を使用し、10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配で、pH2.7で実施する。
[b] 中性範囲内におけるLC−MSの測定は、溶離液として0.001モル炭酸水素アンモニウム水溶液及びアセトニトリルを使用し、10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配で、pH7.8で実施する。
較正は、logP値が知られている非分枝鎖アルカン−2−オン(3個〜16個の炭素原子を有している)を用いて実施する(logP値は、連続する2種類のアルカノンの間の線形補間によって、保持時間に基づいて測定する)。
NMRスペクトルは、フロープローブヘッドを備えた「Bruker II Avance 400」(体積60μL)を用いて測定した。個々の場合において、NMRスペクトルは、「Bruker Avance II 600」を用いて測定した。
選択された実施例の1H NMRデータは、1H NMRピークリストの形態で示されている。各シグナルピークに対して、最初にδ値(ppm)が記載され、次に、丸括弧内に、シグナル強度が記載されている。種々のシグナルピークに関するδ値−シグナル強度数の対が、セミコロンで互いに区切られて記載されている。
従って、1つの例に対するピークリストは、以下の形態を有する:
δ(強度);δ(強度);...;δ(強度);...;δ(強度)。
先鋭なシグナルの強度は、NMRスペクトルの印刷された例におけるシグナルの高さ(cm)と相関し、シグナル強度の真の比率を示している。幅が広いシグナルの場合、数種類のピーク又は該シグナルの中央及びそれらの相対的強度が、当該スペクトルの中の最も強いシグナルとの比較で示され得る。
1H NMRスペクトルの化学シフトの較正は、テトラメチルシランを使用して実施するか、及び/又は、特にスペクトルがDMSO中で測定される場合には、その溶媒の化学シフトを使用して実施する。従って、NMRピークリストの中には、テトラメチルシランのピークは存在し得るが、必ずしも存在する必要はない。
1H NMRピークのリストは、古典的な1H NMRのプリントと類似しており、従って、通常、NMRの古典的な解釈で記載される全てのピークを含んでいる。
さらに、それらは、古典的な1H NMRのプリントのように、溶媒のシグナル、目標化合物の立体異性体(これも、同様に、本発明の対象の一部分である)のシグナル及び/又は不純物のピークのシグナルも示し得る。
溶媒及び/又は水のデルタ範囲内にある化合物シグナルを示す場合、1H NMRピークの本発明者らによるリストにおいては、通常の溶媒のピーク、例えば、DMSO−D中のDMSOのピーク及び水のピーク(これらは、通常、平均して高い強度を有している)が示されている。
目標化合物の立体異性体のピーク及び/又は不純物のピークは、通常、平均して、目標化合物(例えば、90%を超える純度を有する目標化合物)のピークよりも低い強度を有している。
そのような立体異性体及び/又は不純物は、特定の調製方法に対して特有であり得る。従って、それらのピークは、この場合、「副産物の指紋(by−product fingerprints)」に関して、本発明者らの調製方法の再現性を確認するのに役立ち得る。
目標化合物のピークを既知方法(MestreC、ACDシミュレーション、さらに、経験的に評価された期待値の使用)で計算する専門家は、必用に応じて、場合により付加的な強度フィルターを使用して、目標化合物のピークを分離することができる。この分離は、1H NMRの古典的な解釈における関連するピークのピッキングに類似しているであろう。
1H NMRピークリストに関するさらなる詳細については、「Research Disclosure Database Number 564025」の中に見いだすことができる。
方法Aによる式(I)で表されるベンゾチアゾールの合成
6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)−1,3−ベンゾチアゾール(I−a−1)
段階1: N−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)ニコチンアミド(A−III−1)
Figure 2017537909
25.0g(99.2mmol)の3,5−ジブロモピリジン−2−アミンを200mLのピリジンに溶解させ、氷浴の中で冷却し、19.0g(106.7mmol)の3−(クロロカルボニル)ピリジニウムクロリドを少量ずつ添加した。その混合物を室温まで昇温させ、微温湯浴内のロータリーエバポレーターで20分間回転させ、次いで、減圧下で濃縮した。得られた残渣を水及びアンモニア水溶液と混合させ、沈澱した固体を吸引濾過した。その固体を、活性炭と一緒に短時間沸騰させ、熱いうちに濾過することによって、フルオロベンゼン/メチル−THF/エタノールから再結晶させた。形成された固体を、アンモニア水溶液、水及び石油エーテルで洗浄し、乾燥させた。このようにして、11.4g(純度100%、理論値の29.9%)の標題化合物(A−III−1)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=11.050(9.9);9.136(8.3);9.134(9.2);9.130(8.9);9.128(8.6);8.809(6.9);8.805(7.4);8.797(7.3);8.793(7.2);8.674(13.9);8.669(15.7);8.593(16.0);8.588(14.1);8.333(3.9);8.327(5.3);8.323(3.9);8.313(4.3);8.307(5.7);8.303(4.0);7.610(4.7);7.609(4.9);7.598(4.6);7.597(4.8);7.591(4.6);7.589(4.7);7.578(4.4);7.577(4.5);3.327(53.4);2.676(0.3);2.672(0.5);2.667(0.3);2.525(1.4);2.512(26.9);2.507(54.1);2.503(71.3);2.498(51.3);2.494(24.4);2.334(0.3);2.330(0.5);2.325(0.3);0.146(0.5);0.008(4.4);0.000(110.7);−0.009(3.9);−0.150(0.5)。
段階2及び3: 6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)
Figure 2017537909
14.7g(41.2mmol)のN−(3,5−ジブロモピリジン−2−イル)ニコチンアミド(A−III−1)及び10.0g(61.8mmol)の2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン2,4−ジスルフィド(ローソン試薬)を最少量のアニソールに溶解させ、120℃で2時間撹拌した。次いで、その混合物を濃縮し、冷却した。その残渣を取って酢酸エチルと炭酸カリウム水溶液の中に入れた。その水相を酢酸エチルで繰り返し抽出した。その有機相を合して硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。
その残渣を取って直接400mLのDMFの中に入れ、24.0g(173.7mmol)の炭酸カリウムと混合させ、120℃で2時間撹拌した。次いで、その混合物を濃縮し、水及び石油エーテルを添加した。沈澱した固体をを濾過し、アンモニア水溶液で洗浄し、乾燥させた。このようにして、9.6g(純度100%、理論値の79.8%)の標題化合物(I−a−1)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.339(8.2);9.337(8.7);9.333(8.6);9.332(8.2);9.046(15.3);9.040(16.0);8.842(15.8);8.836(15.1);8.830(7.6);8.827(7.8);8.818(7.7);8.814(7.5);8.548(4.4);8.544(5.4);8.543(5.3);8.538(4.3);8.528(4.7);8.524(5.4);8.523(5.8);8.518(4.4);8.318(0.4);7.679(5.3);7.677(5.4);7.667(5.2);7.665(5.3);7.659(5.2);7.657(5.1);7.647(5.0);7.645(5.0);3.757(1.1);3.329(112.8);2.678(0.5);2.674(0.7);2.669(0.5);2.527(1.9);2.514(39.9);2.509(80.5);2.505(105.7);2.500(75.9);2.496(35.9);2.336(0.5);2.331(0.7);2.327(0.5);0.146(0.7);0.008(5.9);0.000(157.7);−0.009(5.5);−0.150(0.7)。
方法B及び方法Iによる式(I)で表される化合物の合成
6−(2−メチルフェニル)−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(2)
Figure 2017537909
アルゴン下、150.0mg(0.51mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、76.8mg(0.56mmol)の(2−メチルフェニル)ホウ酸、17.8mg(0.01mmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)及び108.8mg(1.03mmol)の炭酸ナトリウムを計量して一緒にマイクロ波反応容器の中に入れ、脱ガスしたジオキサンと水の(4:1)混合物3.8mLを添加した。その容器を再度アルゴンで満たし、密閉し、Biotage Initiator マイクロ波オーブンの中で130℃で30分間加熱した。冷却したその混合物を水で稀釈し、ジクロロメタンで繰り返し抽出した。その有機相を合してシリカゲルカートリッジで濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、その濾液を減圧下で濃縮した。その残渣をアセトニトリルと一緒に撹拌し、濾過し、乾燥させた。これによって、53.0mg(純度97.5%、理論値の33.2%)の標題化合物(2)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.366(2.3);9.361(2.3);8.833(1.7);8.829(1.9);8.821(1.8);8.817(1.9);8.753(2.7);8.748(4.7);8.735(4.4);8.730(2.6);8.573(1.0);8.569(1.5);8.564(1.0);8.553(1.1);8.549(1.5);8.544(1.0);7.693(1.4);7.681(1.4);7.673(1.3);7.661(1.3);7.404(0.5);7.393(2.4);7.390(2.7);7.383(3.6);7.376(3.2);7.369(3.3);7.362(4.8);7.355(1.5);7.349(1.1);7.340(0.4);3.329(15.8);2.526(0.8);2.508(33.3);2.504(44.1);2.500(33.0);2.383(0.4);2.331(0.4);2.315(16.0);0.008(1.8);0.000(50.9);−0.009(2.0)。
6−(3−クロロフェニル)−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(7)
Figure 2017537909
アルゴン下、150mg(0.51mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、88.3mg(0.57mmol)の(3−クロロフェニル)ホウ酸、17.8mg(0.01mmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)及び108.8mg(1.03mmol)の炭酸ナトリウムを計量して一緒にマイクロ波反応容器の中に入れ、脱ガスしたジオキサンと水の(4:1)混合物3.8mLを添加した。その容器を再度アルゴンで満たし、密閉し、Biotage Initiator マイクロ波オーブンの中で130℃で30分間加熱した。冷却したその混合物を水で稀釈し、ジクロロメタンで繰り返し抽出した。その有機相を合してシリカゲルカートリッジで濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、その濾液を減圧下で濃縮した。その残渣をアセトニトリルと一緒に撹拌し、濾過し、乾燥させた。MPLC(溶離液:水/アセトニトリル)によるクロマトグラフィーで精製した。これによって、14.0mg(純度100.0%、理論値の8.4%)の標題化合物(7)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.374(8.4);9.368(8.3);9.117(11.3);9.111(15.3);9.084(16.0);9.078(11.2);8.834(6.6);8.830(6.7);8.822(6.8);8.818(6.5);8.582(3.8);8.577(5.3);8.572(3.6);8.562(4.1);8.557(5.5);8.552(3.5);8.317(1.9);7.969(6.9);7.964(12.0);7.960(6.7);7.857(5.8);7.838(6.5);7.811(0.4);7.693(5.3);7.681(5.2);7.673(5.1);7.661(4.9);7.611(4.5);7.591(10.7);7.572(7.8);7.547(7.4);7.530(2.8);7.527(3.2);7.289(0.4);6.937(0.5);6.925(0.4);6.914(0.4);5.757(0.7);3.744(3.2);3.327(467.3);2.676(4.1);2.671(5.6);2.667(4.1);2.602(0.5);2.524(15.1);2.507(606.6);2.502(788.2);2.498(575.0);2.333(3.8);2.329(5.2);2.325(3.7);2.170(0.5);1.355(0.5);1.277(0.4);1.259(0.5);1.232(5.8);1.154(0.4);1.136(0.6);1.118(0.4);0.853(0.7);0.836(0.4);0.146(2.7);0.082(0.4);0.073(6.2);0.008(20.0);0.000(579.1);−0.009(21.1);−0.150(2.8)。
6−[2−(エチルスルファニル)フェニル]−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(14)
Figure 2017537909
アルゴン下、200.0mg(0.68mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、137.1mg(0.75mmol)の[4−(エチルスルファニル)フェニル]ホウ酸、23.7mg(0.02mmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)及び145.1mg(1.4mmol)の炭酸ナトリウムを計量して一緒に反応容器の中に入れ、脱ガスしたジオキサンと水の(1:1)混合物2mLを添加した。その容器を再度アルゴンで満たし、密閉し、Biotage Initiator マイクロ波オーブンの中で130℃で30分間加熱した。冷却したその混合物を水で稀釈し、ジクロロメタンで繰り返し抽出した。その有機相を合してシリカゲルカートリッジで濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、その濾液を減圧下で濃縮した。MPLC(溶離液:シクロヘキサン/酢酸エチル)によるクロマトグラフィーで精製した。これによって、240.0mg(純度81.3%、理論値の81.6%)の標題化合物(14)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.364(3.7);9.359(3.7);8.834(2.8);8.831(3.0);8.823(3.0);8.819(2.9);8.742(4.8);8.736(6.6);8.713(6.5);8.707(4.7);8.572(1.6);8.568(2.3);8.563(1.6);8.553(1.8);8.548(2.4);8.543(1.6);8.317(0.4);8.070(6.5);7.695(2.2);7.683(2.2);7.675(2.1);7.663(2.0);7.540(2.1);7.522(3.9);7.520(3.9);7.493(1.8);7.488(1.9);7.475(2.3);7.471(2.7);7.455(1.1);7.451(1.4);7.414(1.8);7.410(2.1);7.395(4.0);7.391(3.4);7.365(3.2);7.362(3.2);7.345(4.2);7.328(2.3);7.325(2.4);7.315(0.8);7.311(0.7);7.297(0.9);7.294(0.9);7.278(0.4);7.274(0.4);7.177(0.6);7.174(0.7);7.159(1.0);7.156(1.0);7.141(0.4);7.138(0.4);4.038(0.5);4.020(0.6);3.568(0.4);3.328(165.3);2.936(2.2);2.918(7.2);2.904(3.7);2.900(7.5);2.886(3.1);2.882(2.7);2.868(0.9);2.676(1.1);2.671(1.5);2.667(1.1);2.524(4.1);2.507(166.9);2.502(217.8);2.498(164.7);2.334(1.1);2.329(1.5);2.325(1.1);1.989(2.2);1.242(0.4);1.234(0.3);1.212(2.8);1.194(6.2);1.186(7.9);1.175(4.5);1.167(16.0);1.157(1.3);1.149(7.4);0.000(0.5)。
6−[2−(エチルスルフィニル)フェニル]−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(15)
Figure 2017537909
10mLのジクロロメタンの中に、100.0mg(0.28mmol)の6−[2−(エチルスルファニル)フェニル]−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(14)を最初に装入し、それに、118.8mg(0.68mmol)のm−クロロ過安息香酸を添加した。その混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、その混合物を1滴の水性亜硫酸水素ナトリウムと混合させ、炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し、濃縮した。MPLC(溶離液:水/アセトニトリル)によるクロマトグラフィーで精製した。これによって、26.0mg(純度100.0%、理論値の24.9%)の標題化合物(15)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.374(4.2);9.370(4.3);8.866(6.3);8.860(7.5);8.843(3.2);8.839(3.5);8.831(3.4);8.827(3.5);8.805(7.3);8.800(6.2);8.585(1.8);8.580(2.5);8.575(1.9);8.565(2.0);8.559(2.7);8.555(1.9);8.318(0.3);8.006(2.9);8.003(3.1);7.987(3.4);7.984(3.5);7.799(1.4);7.795(1.5);7.780(3.2);7.777(3.2);7.761(2.2);7.757(2.2);7.740(2.0);7.736(2.1);7.721(3.3);7.718(3.4);7.701(3.5);7.699(3.7);7.688(2.4);7.681(2.3);7.669(2.2);7.667(2.2);7.571(3.6);7.569(3.6);7.553(3.0);7.550(2.9);5.758(1.5);3.332(197.0);2.783(0.5);2.764(1.8);2.746(2.1);2.731(2.4);2.712(2.2);2.694(0.7);2.677(0.8);2.672(1.0);2.668(0.8);2.542(0.6);2.525(2.5);2.508(116.7);2.503(153.0);2.499(113.2);2.444(0.7);2.426(2.1);2.408(2.4);2.392(2.1);2.374(1.8);2.355(0.6);2.334(0.7);2.330(1.0);2.325(0.8);0.905(7.4);0.887(16.0);0.869(7.1);0.000(6.3)。
6−[2−(エチルスルフィニル)フェニル]−2−(1−オキシドピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(16)
Figure 2017537909
化合物(15)の調製の過程において、化合物(16)が副生物として単離された。これによって、16.7mg(純度92.8%、理論値の14.2%)の標題化合物(16)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.371(4.2);9.365(4.1);8.840(3.2);8.836(3.3);8.828(3.3);8.824(3.3);8.764(5.8);8.759(7.2);8.719(7.0);8.713(5.7);8.580(1.8);8.575(2.5);8.571(1.9);8.561(1.9);8.555(2.6);8.551(1.8);8.318(1.8);8.132(3.1);8.115(3.4);8.112(3.4);7.889(1.6);7.873(3.3);7.870(3.3);7.854(2.3);7.851(2.2);7.815(2.1);7.812(2.5);7.795(3.0);7.792(3.1);7.776(1.3);7.773(1.3);7.699(2.5);7.686(2.5);7.679(2.5);7.666(2.4);7.627(0.5);7.601(3.6);7.598(3.7);7.583(3.2);7.580(3.1);5.757(1.7);4.040(0.5);4.022(0.5);3.376(0.5);3.327(653.5);3.012(2.1);2.993(7.0);2.975(7.2);2.957(2.2);2.675(4.7);2.671(6.3);2.667(4.8);2.623(0.3);2.524(17.2);2.510(380.2);2.506(748.3);2.502(973.4);2.497(719.5);2.372(0.3);2.333(4.7);2.328(6.4);2.324(4.8);2.299(0.4);2.206(0.3);1.355(0.3);1.234(1.4);1.165(1.7);1.026(7.4);1.008(16.0);0.989(7.2);0.146(17.1);0.096(0.3);0.086(0.7);0.070(0.7);0.058(1.2);0.047(1.5);0.007(153.7);0.000(3211.2);−0.009(157.6);−0.068(0.9);−0.075(0.9);−0.095(0.6);−0.121(0.4);−0.150(16.9)。
6−{2,4−ジメチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]フェニル}−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(19)
Figure 2017537909
アルゴン下、200.0mg(0.68mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、198.9mg(0.75mmol)の{2,4−ジメチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]フェニル}ホウ酸及び23.7mg(0.02mmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を最初に装入し、次いで、9.4mLの脱ガスしたアセトニトリル及び1.4mLの2モル炭酸ナトリウム溶液を添加した。その混合物を、アルゴン下、80℃で一晩撹拌した。次いで、冷却したその混合物を濃縮し、ジクロロメタンと混合させ、少量の水で洗浄した。その有機相を脱水し、濾過し、濃縮した。MPLC(溶離液:水/アセトニトリル)によるクロマトグラフィーで精製した。これによって、92.0mg(純度97.8%、理論値の30.5%)の標題化合物(19)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.370(2.7);9.366(2.7);9.365(2.7);8.834(2.3);8.830(2.5);8.822(2.4);8.818(2.5);8.759(2.5);8.753(8.0);8.749(7.8);8.744(2.3);8.578(1.3);8.574(1.7);8.568(1.3);8.558(1.4);8.553(1.8);8.548(1.3);8.318(0.3);7.694(1.6);7.693(1.6);7.682(1.6);7.681(1.6);7.674(1.6);7.673(1.6);7.662(1.5);7.661(1.5);7.536(5.9);7.297(4.6);4.035(1.2);4.009(3.8);3.982(4.0);3.956(1.4);3.328(100.9);2.676(0.7);2.672(0.9);2.667(0.7);2.525(2.7);2.520(3.9);2.512(49.4);2.507(100.6);2.503(133.6);2.498(97.4);2.494(47.0);2.418(14.4);2.334(0.6);2.329(0.9);2.325(0.6);2.275(16.0);1.233(0.4);0.146(0.8);0.019(0.4);0.008(6.1);0.000(176.8);−0.009(6.0);−0.150(0.8)。
6−{2,4−ジメチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(20)
Figure 2017537909
10mLのジクロロメタンの中に、60.0mg(0.14mmol)の6−{2,4−ジメチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]フェニル}−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(19)を最初に装入し、それに、34.3mg(0.15mmol)のm−クロロ過安息香酸を添加した。その混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、その混合物を1滴の水性亜硫酸水素ナトリウムと混合察せ、炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し、濃縮した。MPLC(溶離液:水/アセトニトリル)によるクロマトグラフィーで精製した。これによって、28mg(純度90.0%、理論値の40.5%)の標題化合物(20)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.379(3.2);9.374(3.0);8.830(7.8);8.825(9.1);8.586(1.4);8.581(1.9);8.577(1.3);8.566(1.5);8.561(2.0);8.557(1.3);8.317(0.5);8.145(0.6);7.820(6.5);7.697(1.8);7.685(1.8);7.676(1.8);7.664(1.7);7.400(4.8);5.758(2.3);4.197(1.1);4.170(3.3);4.142(3.5);4.115(1.2);3.366(0.8);3.329(136.7);2.891(0.7);2.731(0.6);2.695(0.4);2.676(1.3);2.671(1.7);2.667(1.3);2.539(1.9);2.507(193.1);2.502(244.6);2.498(184.8);2.431(15.1);2.398(0.8);2.378(16.0);2.334(1.3);2.329(1.7);2.325(1.3);1.234(1.0);1.165(1.0);1.150(0.6);0.000(6.2)。
6−{2,4−ジメチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(21)
Figure 2017537909
化合物(20)の調製の過程において、化合物(21)が副生物として単離された。これによって、21mg(純度90.0%、理論値の29.3%)の標題化合物(21)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=8.927(4.0);8.861(2.0);8.854(9.9);8.848(2.3);8.841(0.8);8.830(0.4);8.814(0.3);8.690(0.3);8.466(2.0);8.448(2.1);8.317(1.3);8.148(0.5);8.104(2.1);8.084(2.3);7.846(0.5);7.818(7.0);7.680(2.2);7.663(2.3);7.660(2.3);7.643(1.9);7.555(0.4);7.401(4.8);7.383(0.3);5.757(2.2);4.194(1.1);4.167(3.4);4.140(3.6);4.113(1.2);4.037(0.4);4.020(0.4);3.428(0.3);3.416(0.4);3.402(0.5);3.368(1.5);3.330(615.1);3.294(2.0);2.891(1.5);2.731(1.3);2.695(1.2);2.676(2.8);2.671(3.9);2.667(3.0);2.545(2.0);2.540(2.2);2.524(10.1);2.507(425.8);2.502(566.6);2.498(425.9);2.430(14.9);2.392(2.1);2.372(16.0);2.333(2.6);2.329(3.6);2.324(2.8);1.234(2.2);1.165(1.4);1.149(0.8);0.853(0.4);0.008(0.5);0.000(15.0);−0.008(0.7)。
6−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]フェニル}−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(22)
Figure 2017537909
150.0mg(0.51mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、151.4mg(0.56mmol)の{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]フェニル}ホウ酸、17.8mg(0.01mmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)及び108.8mg(1.0mmol)の炭酸ナトリウムを、アルゴン下、計量して反応容器の中に入れ、脱ガスしたジオキサンと水の(5:1)混合物4.8mLを添加した。その容器を再度アルゴンで満たし、密閉し、Biotage Initiator マイクロ波オーブンの中で130℃で30分間加熱した。冷却したその混合物を水で稀釈し、ジクロロメタンで繰り返し抽出した。その有機相を合してシリカゲルカートリッジで濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、次いで、その濾液を減圧下で濃縮した。その残渣をアセトニトリルと一緒に撹拌し、濾過し、乾燥させた。これによって、75.0mg(純度96.2%、理論値の32.3%)の標題化合物(22)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.375(3.0);9.370(3.0);8.953(9.2);8.950(9.1);8.836(2.4);8.833(2.6);8.824(2.6);8.821(2.7);8.583(1.3);8.578(1.8);8.573(1.4);8.563(1.5);8.558(2.0);8.553(1.4);7.902(3.1);7.882(3.1);7.693(1.8);7.681(1.8);7.673(1.8);7.663(1.7);7.661(1.8);7.422(2.7);7.393(2.7);5.758(0.6);4.114(1.3);4.088(4.0);4.062(4.2);4.036(1.5);3.328(42.3);2.677(0.5);2.673(0.6);2.668(0.5);2.526(1.6);2.521(2.5);2.512(35.8);2.508(72.9);2.503(97.3);2.499(72.8);2.495(36.8);2.468(16.0);2.403(0.5);2.335(0.5);2.330(0.7);2.326(0.5);2.076(1.5);0.146(0.5);0.008(3.9);0.000(116.1);−0.009(4.6);−0.150(0.5)。
6−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(23)
Figure 2017537909
25mLのジクロロメタンの中に155.0mg(0.35mmol)の6−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルファニル]フェニル}−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(22)を最初に装入し、それに、87.7mg(0.39mmol)のm−クロロ過安息香酸を添加した。その混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、その混合物を1滴の水性亜硫酸水素ナトリウムと混合させ、炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、脱水し、濃縮した。MPLCによるクロマトグラフィーで精製した。これによって、43.2mg(純度98.3%、理論値の26.4%)の標題化合物(23)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.383(12.6);9.378(12.3);9.036(15.7);9.033(14.8);9.022(12.3);9.018(16.0);9.013(7.6);8.841(9.7);8.837(10.6);8.829(10.1);8.825(10.6);8.590(5.6);8.586(7.4);8.581(5.7);8.570(6.1);8.565(8.1);8.560(5.8);8.317(1.4);8.159(13.2);8.139(13.3);7.697(7.3);7.685(7.1);7.679(6.9);7.677(7.0);7.667(6.7);7.665(6.9);7.644(0.6);7.627(0.8);7.624(0.8);7.615(0.7);7.597(0.8);7.575(0.6);7.567(0.7);7.538(10.5);7.509(10.2);5.758(3.5);4.329(0.4);4.302(1.4);4.293(2.2);4.276(2.8);4.266(7.1);4.253(6.9);4.239(7.4);4.225(7.4);4.212(2.8);4.198(2.7);4.189(1.6);4.161(0.5);4.056(1.0);4.038(2.9);4.020(3.0);4.002(1.0);3.827(0.4);3.812(0.5);3.640(0.6);3.407(0.3);3.392(0.7);3.334(1093.5);3.268(0.5);3.175(0.4);3.162(0.4);2.677(2.9);2.672(4.1);2.668(2.9);2.645(0.3);2.525(11.2);2.512(231.5);2.508(469.6);2.503(621.0);2.499(458.4);2.494(229.3);2.485(73.3);2.434(0.9);2.410(0.6);2.388(0.5);2.372(0.6);2.334(3.1);2.330(4.2);2.325(3.3);1.990(12.4);1.909(1.8);1.298(1.4);1.259(2.1);1.233(5.3);1.193(3.5);1.175(6.8);1.157(3.4);0.853(0.8);0.836(0.4);0.146(0.7);0.008(6.1);0.000(167.9);−0.008(6.2);−0.150(0.8)。
方法Dによる式(I)で表される化合物の合成
N−(3−クロロフェニル)−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−アミン(25)
Figure 2017537909
アルゴン下、150mg(0.51mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、78.6mg(0.61mmol)の3−クロロアニリン、18.4mg(0.08mmol)の酢酸パラジウム(II)、57.5mg(0.09mmol)のrac−BINAP及び301.1mg(0.92mmol)の炭酸セシウムを最初に装入し、次いで、5mLの脱ガスしたトルエンを添加した。その容器を再度アルゴンで満たし、密閉し、Biotage Initiator マイクロ波オーブンの中で、140℃で60分間加熱した。冷却したその混合物を水で稀釈し、ジクロロメタン及び酢酸エチルで繰り返し抽出した。その有機相を合して濾過し、減圧下で濃縮した。MPLC(溶離液:水/アセトニトリル)によるクロマトグラフィーで精製した。これによって、44.0mg(純度96.9%、理論値の24.5%)の標題化合物(25)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.269(6.7);9.264(6.8);8.962(11.3);8.772(5.4);8.768(5.9);8.760(5.8);8.756(5.9);8.483(9.8);8.476(13.1);8.465(3.5);8.461(4.5);8.456(3.4);8.445(3.7);8.440(5.6);8.436(16.0);8.429(10.0);8.317(1.2);7.647(4.3);7.646(4.3);7.635(4.1);7.627(4.1);7.626(4.1);7.615(4.0);7.614(3.9);7.356(0.3);7.339(4.5);7.319(9.7);7.299(6.0);7.189(4.3);7.184(10.1);7.179(7.2);7.170(5.9);7.150(4.0);7.146(3.3);6.967(4.5);6.964(4.4);6.947(3.9);6.944(4.1);5.757(0.5);3.326(236.5);2.891(1.4);2.732(1.2);2.680(1.3);2.676(2.6);2.671(3.6);2.667(2.7);2.662(1.3);2.525(8.9);2.520(13.4);2.511(186.4);2.507(384.3);2.502(519.2);2.498(389.2);2.493(195.6);2.338(1.2);2.333(2.5);2.329(3.5);2.325(2.6);2.086(4.0);2.075(1.1);0.146(2.0);0.008(14.5);0.000(450.0);−0.009(17.3);−0.150(2.0)。
方法Eよる式(I)で表される化合物の合成
6−(1H−ピラゾール−1−イル)−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(26)
Figure 2017537909
アルゴン下、400.0mg(1.4mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、1.0g(14.7mmol)の1H−ピラゾール、21mg(0.1mmol)のヨウ化銅(I)、568.0mg(4.1mmol)の炭酸カリウム及び40mg(0.14mmol)のトランス−1,2−ビス(2’−ピリジリデンアミノ)シクロヘキサン(ラセミ)[「Chem. Eur. J. 2005, 2483」に準じて調製可能である]を計量して反応容器の中に入れ、19.0gのDMFを添加した。その混合物を、アルゴン下、120℃で一晩加熱した。冷却したその混合物を減圧下で濃縮し、その残渣を水と混合させ、酢酸エチルで繰り返し抽出した。その有機相を合して脱水し、濾過し、濃縮した。MPLCによるクロマトグラフィーで精製した。これによって、20.0mg(純度100%、理論値の5.2%)の標題化合物(26)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=11.160(0.7);10.721(0.7);9.345(14.2);9.294(15.7);9.162(14.9);8.822(10.6);8.814(10.8);8.761(0.5);8.697(15.8);8.551(8.4);8.531(8.8);8.475(0.5);8.429(0.4);7.894(16.0);7.799(0.4);7.684(7.1);7.667(8.7);7.654(6.8);7.235(0.5);7.220(0.4);7.216(0.4);6.673(14.6);5.935(0.7);4.134(0.5);3.391(0.6);3.326(63.2);2.671(2.1);2.503(265.8);2.329(2.3);2.283(0.7);2.265(0.6);2.244(0.5);2.234(0.5);2.209(0.4);2.205(0.4);2.178(0.4);2.160(0.4);2.155(0.4);2.141(0.4);2.087(4.1);2.058(0.6);2.044(0.4);1.983(0.7);1.926(0.4);1.907(0.5);1.886(0.4);1.870(0.4);1.852(0.4);1.821(0.4);1.743(1.2);1.678(0.5);1.671(0.5);1.625(1.4);1.532(0.7);1.511(0.7);1.463(0.6);1.453(0.6);1.433(0.6);1.416(0.6);1.367(0.9);1.349(1.1);1.297(3.4);1.257(4.8);1.230(8.0);1.171(2.8);1.146(4.1);1.136(4.0);1.088(1.2);1.065(1.0);1.042(0.9);1.036(0.9);0.981(0.6);0.943(0.6);0.928(0.7);0.863(3.1);0.755(0.5);0.724(0.4);0.701(0.4);0.145(0.9);0.123(0.4);0.105(0.5);0.095(0.6);−0.001(131.7);−0.150(1.2);−0.190(0.4);−0.201(0.4)。
6−(1H−ピラゾール−1−イル)−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(27)
Figure 2017537909
アルゴン下、300.0mg(1.0mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、1.4g(10.3mmol)の3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール及び147mg(1.0mmol)の酸化銅(I)を計量して反応容器の中に入れ、15.0gのピリジンを添加した。その混合物を、アルゴン下、90℃で一晩加熱した。次いで、追加の300mg(1.0mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(II−1)及び440mg(3.0mmol)の酸化銅(I)を添加し、その混合物を115℃でさらに7時間加熱した。次いで、冷却したその混合物を減圧下で濃縮した。MPLC(最初、水/アセトニトリルの溶離液の勾配;次いで、富化されたフラクションに関して、石油エーテル/アセトンの溶離液の勾配による分離)によるクロマトグラフィーで精製した。。これによって、20.0mg(純度82%、理論値の4.6%)の標題化合物(27)が得られた。
1H−NMR(601.6MHz,CD3CN):δ=9.373(4.7);9.355(0.8);9.156(8.3);9.151(8.5);8.877(8.9);8.873(8.7);8.789(3.3);8.782(3.4);8.734(0.6);8.729(0.6);8.511(2.6);8.508(3.8);8.505(2.6);8.498(3.3);8.495(3.9);8.492(3.0);8.488(1.3);8.485(1.1);8.476(0.6);8.385(5.8);8.383(5.8);7.585(3.2);7.577(3.3);7.572(3.3);7.564(3.3);7.545(0.5);7.466(0.6);7.452(1.5);7.446(0.9);7.441(0.7);7.433(0.7);7.238(0.5);7.234(0.4);7.224(0.4);7.220(0.4);6.953(6.6);6.949(6.5);5.448(0.7);2.828(1.2);2.748(0.6);2.575(2.2);2.563(2.3);2.501(0.5);2.172(9.1);2.107(5.6);2.087(3.1);2.076(2.7);2.059(3.2);2.055(4.1);2.051(5.1);2.047(3.9);2.043(2.7);1.965(67.2);1.957(37.4);1.952(51.3);1.949(253.4);1.945(433.6);1.940(624.6);1.936(441.3);1.932(228.3);1.916(4.5);1.883(1.7);1.850(1.1);1.842(1.1);1.834(2.0);1.830(3.1);1.826(4.2);1.822(3.0);1.818(1.8);1.567(0.5);1.434(0.5);1.340(13.1);1.319(2.0);1.308(2.5);1.298(2.3);1.285(16.0);1.269(9.4);1.248(1.2);1.227(1.0);1.217(1.0);1.206(1.0);1.184(1.3);1.173(1.2);1.153(0.8);1.134(0.8);1.112(0.7);1.083(0.8);1.071(0.7);1.048(0.6);1.038(0.6);1.022(4.4);1.010(8.3);0.999(4.3);0.914(0.7);0.893(1.2);0.882(2.1);0.870(1.5);0.844(1.3);0.000(2.8)。
4,5−ジメチル−2−[2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(30)
Figure 2017537909
アルゴン下、5mLのジオキサンの中に、250mg(0.86mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、136mg(1.20mmol)の4,5−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、16mg(0.09mmol)のヨウ化銅(I)、355mg(2.57mmol)の炭酸カリウム及び43mg(0.26mmol)のヨウ化カリウムを最初に装入し、その容器をアルゴンで満たした。次いで、24mg(0.17mmol)のトランス−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(ラセミ)を添加し、その反応容器を密閉し、130℃で一晩撹拌した。次いで、冷却したその混合物を5mLの酢酸エチルで稀釈し、セライトで濾過し、その濾液を減圧下で濃縮した。MPLC(溶離液:水/アセトニトリル)を用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、6.0mg(純度90.0%、理論値の1.95%)の標題化合物(30)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.336(0.6);9.317(2.7);9.310(3.0);9.307(3.9);9.300(3.8);9.119(3.3);9.113(3.3);8.808(2.1);8.800(2.2);8.796(2.0);8.712(0.4);8.543(0.4);8.522(1.4);8.518(1.8);8.512(1.4);8.502(1.4);8.497(1.6);8.493(1.2);7.673(1.3);7.661(1.6);7.655(1.5);7.643(1.3);3.556(0.4);3.322(46.2);3.255(17.4);3.177(1.4);3.141(0.4);3.127(0.6);3.122(0.5);3.076(0.3);3.060(2.0);2.755(0.3);2.736(0.4);2.728(0.5);2.670(2.4);2.666(2.1);2.505(269.8);2.501(349.1);2.497(274.9);2.356(0.9);2.338(16.0);2.250(1.0);2.227(0.7);2.119(1.8);1.234(0.5);0.883(0.4);0.000(50.2)。
4,5−ジメチル−2−[2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル]−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン(31)
Figure 2017537909
アルゴン下、5mLのジオキサンの中に、250mg(0.86mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、155mg(1.20mmol)の4,5−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−チオン、16mg(0.09mmol)のヨウ化銅(I)、355mg(2.57mmol)の炭酸カリウム及び43mg(0.26mmol)のヨウ化カリウムを最初に装入し、その容器をアルゴンで満たした。次いで、24mg(0.17mmol)のトランス−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(ラセミ)を添加し、その反応容器を密閉し、130℃で一晩撹拌した。次いで、冷却したその混合物を5mLの酢酸エチルで稀釈し、セライトで濾過し、その濾液を減圧下で濃縮した。MPLC(溶離液:水/アセトニトリル)を用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、4.0mg(純度90.0%、理論値の1.24%)の標題化合物(31)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.318(0.6);8.816(0.4);8.806(0.4);8.701(0.7);8.695(1.0);8.668(0.9);8.662(0.8);8.524(0.4);8.504(0.4);7.669(0.4);7.657(0.4);7.649(0.4);3.557(4.4);3.387(0.7);3.319(4.7);2.506(37.0);2.501(51.1);2.497(42.5);2.406(4.4);2.328(0.3);2.291(0.5);1.158(2.3);1.069(16.0);0.000(7.1);−0.002(4.9)。
4−メチル−2−[2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル]−1,2,4−トリアジン−3,5(2H,4H)−ジオン(39)
Figure 2017537909
アルゴン下、5mLのジオキサンの中に、200mg(0.69mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)、122mg(0.96mmol)の4−メチル−1,2,4−トリアジン−3,5(2H,4H)−ジオン、13mg(0.07mmol)のヨウ化銅(I)、284mg(2.05mmol)の炭酸カリウム及び34mg(0.21mmol)のヨウ化カリウムを最初に装入し、その容器をアルゴンで満たした。次いで、19mg(0.14mmol)のトランス−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(ラセミ)を添加し、その反応容器を密閉し、130℃で一晩撹拌した。冷却したその混合物を5mLの酢酸エチルで稀釈し、セライトで濾過し、その濾液を減圧下で濃縮した。MPLC(溶離液:水/アセトニトリル)を用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、8.0mg(純度88.0%、理論値の3.04%)の標題化合物(39)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.356(8.6);8.902(8.8);8.897(11.6);8.877(11.6);8.871(8.2);8.834(6.1);8.823(6.3);8.763(1.1);8.755(1.0);8.731(0.9);8.711(0.9);8.561(5.1);8.542(5.7);8.313(0.5);8.177(0.4);7.953(1.0);7.879(16.0);7.692(4.3);7.681(5.2);7.673(4.7);7.661(4.5);7.647(0.9);7.550(0.8);7.539(0.7);7.529(0.7);7.517(0.6);5.308(0.4);3.432(0.6);3.320(260.1);3.256(48.0);3.190(0.5);3.153(0.4);3.076(0.3);2.995(3.2);2.891(4.8);2.732(4.6);2.711(1.2);2.671(2.4);2.645(0.4);2.630(0.5);2.541(215.4);2.502(389.5);2.368(2.0);2.329(3.0);2.295(0.8);2.277(0.7);2.243(0.6);2.220(0.7);2.200(0.6);2.189(1.2);2.173(0.6);2.131(0.6);2.117(0.9);2.105(0.7);2.086(0.6);2.073(0.6);2.036(0.6);2.005(0.5);1.997(0.5);1.990(0.5);1.980(0.5);1.942(0.5);1.909(5.1);1.840(0.9);1.816(0.4);1.809(0.4);1.762(0.4);1.754(0.4);1.722(0.3);1.704(0.4);1.673(0.3);1.621(0.3);1.610(0.4);1.605(0.4);1.603(0.4);1.585(0.4);1.574(0.4);1.536(0.5);1.514(0.6);1.507(0.6);1.500(0.6);1.490(0.6);1.466(0.7);1.458(0.6);1.386(1.4);1.380(1.4);1.347(1.8);1.335(1.8);1.298(1.7);1.259(1.7);1.234(2.6);1.201(1.3);1.141(1.4);1.085(0.5);1.070(0.6);1.054(0.5);1.045(0.5);1.035(0.5);0.988(0.5);0.968(0.4);0.922(0.3);0.892(0.4);0.864(0.6);0.852(0.9);0.830(1.3);0.756(0.5);0.726(0.3);0.000(43.1)。
方法Gによる式(I)で表される化合物の合成
2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボン酸メチル(I−j−1)
Figure 2017537909
200mLのTHFと100mLのDMFと100mLのメタノールの中の10.8g(36.97mmol)の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−a−1)の混合物に、11.22g(110.91mmol)のトリエチルアミン及び5.41g(7.39mmol)の[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)を添加した。その溶液に一酸化炭素を導入し、その混合物を、45psiのCO圧力下、70℃で16時間撹拌した。次いで、その混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。MPLC(溶離液の勾配:石油エーテル/酢酸エチル)を用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、7.50gの目標化合物(I−j−1)が得られた。これは、それ以上精製することなく、さらにアミドに変換させた。この目的に関して、純度は100%であると推定された。
LC−MS:m/z 272[M+H]。
2−(5−フルオロピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボン酸メチル(I−j−2)
Figure 2017537909
当該調製は、方法Aの段階1における3−(クロロカルボニル)−5−フルオロピリジニウムクロリドから出発したことを除いて、(I−j−1)の合成と同様に実施した。
LC−MS:m/z 290[M+H]。
N−[2−(メチルスルファニル)エチル]−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボキサミド(52)
Figure 2017537909
300mg(1.11mmol、推定純度100%)の2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボン酸メチル(I−j−1)を8mLのTHFに溶解させた溶液に、1.2モル当量(eq.)のカリウムトリメチルシラノレートを添加した。その混合物を30℃でさらに16時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。その残渣を取って5mLのDMFの中に入れ、1.2モル当量(eq.)の2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)及び3モル当量(eq.)のジイソプロピルエチルアミンを添加した。その混合物を30℃で30分間撹拌した。次いで、121.4mg(1.33mmol、1.2eq.)の2−(メチルスルファニル)エタンアミンを添加し、その混合物を30℃でさらに16時間撹拌した。その後、その反応混合物を減圧下で濃縮した。MPLCを用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、49.2mg(純度95.4%、理論値の12.8%)の標題化合物(52)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.365(1.2);9.153(2.3);9.148(2.8);9.101(2.7);9.096(2.4);8.981(0.5);8.967(1.0);8.953(0.5);8.843(0.9);8.831(0.8);8.574(0.7);8.568(1.0);8.564(0.7);8.554(0.7);8.548(1.0);8.544(0.8);7.695(0.8);7.683(0.8);7.676(0.8);7.664(0.8);3.902(4.0);3.556(0.8);3.540(1.6);3.522(1.6);3.507(0.9);3.356(130.8);3.349(200.4);2.724(1.7);2.706(2.5);2.689(1.6);2.678(0.4);2.673(0.5);2.669(0.3);2.526(1.2);2.513(24.8);2.509(53.4);2.504(76.2);2.500(58.4);2.495(28.7);2.331(0.4);2.326(0.3);2.128(16.0);0.000(2.5)。
N−[2−(メチルスルホニル)エチル]−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボキサミド(54)
Figure 2017537909
300mg(1.11mmol、推定純度100%)の2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボン酸メチル(I−j−1)を8mLのTHFに溶解させた溶液に、1.2モル当量(eq.)のカリウムトリメチルシラノレートを添加した。その混合物を30℃でさらに16時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。その残渣を取って5mLのDMFの中に入れ、1.2モル当量(eq.)の2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)及び3モル当量(eq.)のジイソプロピルエチルアミンを添加した。その混合物を30℃で30分間撹拌した。次いで、163.8mg(1.33mmol、1.2 eq.)の2−(メチルスルホニル)エタンアミンを添加し、その混合物を30℃でさらに16時間撹拌した。その後、その反応混合物を減圧下で濃縮した。MPLCを用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、74.3mg(純度97.6%、理論値の18.0%)の標題化合物(54)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.372(1.9);9.152(3.4);9.147(4.5);9.125(1.7);9.115(4.8);9.109(4.2);8.849(1.3);8.838(1.3);8.576(1.0);8.571(1.4);8.567(1.1);8.556(1.1);8.551(1.5);8.547(1.1);7.698(1.2);7.686(1.2);7.678(1.2);7.666(1.1);3.955(0.6);3.902(8.0);3.777(0.9);3.760(2.4);3.745(2.5);3.729(1.2);3.455(2.2);3.438(4.0);3.421(1.9);3.344(186.2);3.336(242.0);3.176(0.6);3.162(0.6);3.075(16.0);2.677(0.6);2.672(0.8);2.668(0.6);2.543(0.6);2.526(2.1);2.512(47.9);2.508(101.9);2.503(144.1);2.499(111.8);2.334(0.6);2.330(0.8);2.325(0.6);0.000(3.8)。
2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−N−{3−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボキサミド(57)
Figure 2017537909
300mg(1.11mmol、推定純度100%)の2−(5−フルオロピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボン酸メチル(I−j−2)を8mLのTHFに溶解させた溶液に、1.2モル当量(eq.)のカリウムトリメチルシラノレートを添加した。その混合物を30℃でさらに16時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。その残渣を取って5mLのDMFの中に入れ、1.2モル当量(eq.)の2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)及び3モル当量(eq.)のジイソプロピルエチルアミンを添加した。その混合物を30℃で30分間撹拌した。次いで、256.9mg(1.33mmol、1.2 eq.)の3−[(トリフルオロメチル)スルファニル]アニリンを添加し、その混合物を30℃でさらに16時間撹拌した。その後、その反応混合物を減圧下で濃縮した。MPLCを用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、41.3mg(純度99.5%、理論値の8.2%)の標題化合物(57)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=10.872(8.7);9.298(6.5);9.293(10.8);9.277(16.0);8.887(6.9);8.880(7.1);8.555(2.2);8.549(3.3);8.544(2.4);8.532(2.3);8.525(3.3);8.521(2.3);8.308(0.3);8.273(7.1);8.025(3.4);8.004(3.7);7.605(3.2);7.585(7.0);7.565(4.6);7.509(5.1);7.490(3.2);3.902(15.3);3.705(0.4);3.657(0.4);3.603(0.6);3.508(1.4);3.361(1440.1);3.174(0.6);2.678(1.6);2.674(2.2);2.670(1.6);2.582(0.4);2.544(1.6);2.509(266.9);2.505(367.0);2.500(281.7);2.336(1.5);2.331(2.0);1.233(0.6);0.000(7.6)。
2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−N−{3−[(トリフルオロメチル)スルフィニル]フェニル}[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボキサミド(58)
Figure 2017537909
300mg(0.67mmol)の2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−N−{3−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−カルボキサミド(57)を10mLのジクロロメタンに溶解させた溶液に、0℃で、2モル当量(222.5mg、1.3mmol)のメタ−クロロ過安息香酸を添加した。その反応混合物を20℃でさらに16時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。MPLCを用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、17.4mg(純度95.5%、理論値の5.3%)の標題化合物(58)が得られた。
1H−NMR(601.6MHz,d −DMSO):δ=11.037(1.3);9.317(7.8);9.313(14.4);9.306(16.0);9.302(8.6);9.278(8.6);8.887(8.8);8.883(10.4);8.833(0.9);8.829(0.8);8.825(0.9);8.554(2.8);8.551(3.7);8.547(2.8);8.539(3.0);8.536(3.8);8.532(2.6);8.452(8.0);8.270(1.6);8.189(0.8);8.176(0.9);8.160(4.1);8.147(4.3);8.145(4.3);8.022(0.8);8.007(0.8);7.760(4.0);7.746(8.2);7.733(4.8);7.646(5.2);7.634(4.1);7.596(0.7);7.583(1.5);7.569(0.9);7.505(1.0);7.493(0.8);3.322(411.9);2.614(2.3);2.611(1.7);2.541(1.0);2.523(4.5);2.520(5.8);2.517(6.8);2.505(256.7);2.502(334.0);2.499(250.5);2.386(2.0);1.231(0.6);0.000(7.3)。
方法Hによる式(I)で表される化合物の合成
2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−アミン(I−s−1)
Figure 2017537909
8.0g(31mmol)の6−ニトロ−2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン(I−r−1)(方法Aの段階1における3−ブロモ−5−ニトロピリジン−2−アミンから出発して、化合物(I−a−1)に関する合成と同様にして調製したもの)を300mLのTHFに溶解させた溶液を撹拌しながら、それに、窒素下、30℃で、1.6gのPd/C(10wt%)を添加した。その混合物を、水素(50psi)下、50℃で48時間撹拌した。次いで、その反応混合物を濾過し、その濾液を減圧下で濃縮した。これによって、5.0gの2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−アミン(I−s−1)が粗製生成物として得られた。これは、それ以上精製することなく、さらにアミドに変換させた。この目的に関して、純度は100%であると推定された。
LC−MS:m/z 229[M+H]。
2−(5−フルオロピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−アミン(I−s−2)
Figure 2017537909
当該調製は、方法Aの段階1における3−(クロロカルボニル)−5−フルオロピリジニウムクロリドから出発したことを除いて、(I−s−1)の合成と同様に実施した。
LC−MS:m/z 247[M+H]。
N−メチル−N−[2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル]プロパンアミド(59)
段階1: N−[2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル]プロパンアミド
Figure 2017537909
5mLのジクロロメタンの中の300mg(1.31mmol)の2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−アミン(I−s−2)と398mg(3.93mmol)のトリエチルアミンの混合物に、121.6mg(1.31mmol)のプロパノイルクロリドを添加した。その混合物を30℃で16時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。MPLC(溶離液の勾配:石油エーテル/酢酸エチル)を用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、300mg(理論値の80.5%、推定純度100%)の標題化合物N−[2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル]プロパンアミドが得られた。これは、直接さらに変換させた。
段階2: N−メチル−N−[2−(ピリジン−3−イル)[1,3]チアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル]プロパンアミド(59)
Figure 2017537909
172mg(0.605mmol)のN−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル]プロパンアミド(実施例59、段階1)を5mLのTHFに溶解させ、0℃まで冷却した。次いで、0℃で、24.2mg(0.605mmol)の水素化ナトリウム(パラフィン中の60%懸濁液)を添加した。その混合物を同温度でさらに30分間撹拌し、次いで、85.9mg(0.605mmol)のヨウ化メチルを添加した。その混合物を30℃でさらに16時間撹拌し、次いで、0℃で、1mLの塩化アンモニウム水溶液を添加した。その混合物を減圧下で濃縮した後、その残渣を分取HPLCを用いてクロマトグラフィーで精製した。これによって、34.8mg(純度99.9%、理論値の19.3%)の標題化合物(59)が得られた。
1H−NMR(400.0MHz,d −DMSO):δ=9.231(6.6);8.861(5.8);8.854(6.1);8.761(8.3);8.508(1.9);8.503(2.6);8.485(1.9);8.480(2.6);8.475(1.8);3.902(16.0);3.508(0.4);3.342(396.2);3.338(410.6);3.176(0.7);3.164(0.7);2.677(1.1);2.672(1.5);2.668(1.2);2.548(0.6);2.525(4.3);2.512(90.4);2.508(185.6);2.503(257.8);2.499(197.1);2.335(1.2);2.330(1.5);2.325(1.2);2.199(0.5);2.143(0.6);2.130(0.6);2.112(0.6);2.074(0.4);1.249(0.3);1.235(0.3);0.969(4.6);0.008(0.4);0.000(10.5)。
式(I)で表される化合物、及び、さらに、式(I)に包含されない化合物も、下記表に記載されている。式(I)に包含されない化合物も、本発明の対象の一部を形成する。
下記表に記載されている化合物(I−a−1)、化合物(I−j−1)、化合物(I−j−2)、化合物(I−s−1)及び化合物(I−s−2)も、本発明の対象の一部を形成する。
表1
下記式で表される化合物
Figure 2017537909
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表2
記載されている化合物に関する分析データ
Figure 2017537909
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生物学的実施例
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)−噴霧試験
溶媒: 78重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性成分の適切な配合物を製造するために、1重量部の活性成分を上記重量部の溶媒を用いて溶解させ、所望の濃度が達成されるまで、1000ppmの濃度の乳化剤を含有している水を用いて調合する。さらなる試験濃度を得るために、該配合物を乳化剤を含有している水で希釈する。
全ての成育段階のモモアカアブラムシ(Myzus persicae)が発生しているハクサイ(Brassica pekinensis)の葉のディスクに、所望濃度の活性成分配合物を噴霧する。
6日間経過した後、効力(%)を求める。100%は、全てのモモアカアブラムシが死んだことを意味し、0%は、死んだモモアカアブラムシが無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、500g/haの施用量で、100%の効力を示す: 2、4、6、7、9、19、22、30、41、42、43、44。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、500g/haの施用量で、90%の効力を示す: 13、16、17、18、20、23、25、26、31、32、39、45、48、49。
ナミハダニ(Tetranychus urticae)−噴霧試験;OP−抵抗性
溶媒: 78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性成分の適切な配合物を製造するために、1重量部の活性成分を上記重量部の溶媒を用いて溶解させ、所望の濃度が達成されるまで、1000ppmの濃度の乳化剤を含有している水を用いて調合する。さらなる試験濃度を得るために、該配合物を乳化剤を含有している水で希釈する。
全ての成育段階のナミハダニ(greenhouse red spider mite)(Tetranychus urticae)が発生しているインゲンマメ(Phaseolus vulgaris)の葉のディスクに、所望濃度の活性成分配合物を噴霧する。
6日間経過した後、効力(%)を求める。100%は、全てのナミハダニが死んだことを意味し、0%は、死んだナミハダニが無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、500g/haの施用量で、90%の効力を示す: 22。
マスタードビートル(Phaedon cochleariae)−噴霧試験
溶媒: 78.0重量部のアセトン
1.5重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性成分の適切な配合物を製造するために、1重量部の活性成分を上記重量部の溶媒を用いて溶解させ、所望の濃度が達成されるまで、1000ppmの濃度の乳化剤を含有している水を用いて調合する。さらなる試験濃度を得るために、該配合物を乳化剤を含有している水で希釈する。
ハクサイ(Brassica pekinensis)の葉のディスクに、所望濃度の活性成分調製物を噴霧し、乾燥後、マスタードビートル(mustard beetle)(Phaedon cochleariae)の幼虫を寄生させる。
7日間経過した後、効力(%)を求める。100%は、全てのマスタードビートル幼虫が死んだことを意味し、0%は、死んだマスタードビートル幼虫が無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、500g/haの施用量で、83%の効力を示す: 39。
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)−噴霧試験
溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテル
活性成分の適切な配合物を製造するために、1重量部の活性成分を上記重量部の溶媒を用いて溶解させ、所望の濃度が達成されるまで、1000ppmの濃度の乳化剤を含有している水を用いて調合する。さらなる試験濃度を得るために、該配合物を乳化剤を含有している水で希釈する。アンモニウム塩及び/又は浸透剤を添加することが必要な場合、それらは、いずれも、1000ppmの濃度で当該配合物溶液に添加する。
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)が重度に発生しているピーマン(Capsicum annuum)植物を、所望濃度の該活性成分配合物を噴霧することによって処理する。
6日間経過した後、殺虫率(%)を求める。100%は、全てのモモアカアブラムシが死んだことを意味し、0%は、死んだモモアカアブラムシが無かったことを意味する。
この試験において、例えば、調製実施例の下記化合物は、4ppmの施用量で100%の効力を示す: 21。

Claims (5)

  1. 式(I)
    Figure 2017537909
    〔式中、
    Aは、(A−b)〜(A−f)
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    の群から選択されるAラジカルであり;及び、
    は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル及びシクロアルケニルの群から選択されるラジカルであり;
    Qは、酸素又は硫黄であり;
    は、水素、アルキル、アルコキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
    は、(a)
    Figure 2017537909
    Figure 2017537909
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    の群から選択されるBラジカルであり;又は、
    は、(b) (D−1)〜(D−3)
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    の群から選択されるラジカルであり;又は、
    は、(c) 式
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    で表されるラジカルであり;又は、
    は、(d) 式
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    で表されるラジカルであり;又は、
    は、(e) (F−1)〜(F−11)
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    の群から選択されるFラジカルであり;又は、
    は、(f) 式
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    で表されるラジカルであり;又は、
    は、(g) 置換されていてもよいフェニルであり;
    ここで、
    は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、ハロアルキル、飽和若しくは不飽和のシクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよく、及び、1個以上のヘテロ原子で中断されていてもよい)、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロゲン化アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、ビス(アルコキシ)アルキル、ビス(ハロアルコキシ)アルキル、アルコキシ(アルキルスルファニル)アルキル、アルコキシ(アルキルスルフィニル)アルキル、アルコキシ(アルキルスルホニル)アルキル、ビス(アルキルスルファニル)アルキル、ビス(ハロアルキルスルファニル)アルキル、ビス(ヒドロキシアルキルスルファニル)アルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、α−ヒドロキシイミノアルコキシカルボニルアルキル、α−アルコキシイミノアルコキシカルボニルアルキル、C(X)NR、NR、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリルラジカル[ジオキサニル、ジオキソラニル、ジオキセパニル、ジオキソカニル、オキサチアニル、オキサチオラニル、オキサチエパニル、オキサチオカニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジチエパニル、ジチオカニル、オキサチアニルオキシド、オキサチオラニルオキシド、オキサチエパニルオキシド、オキサチオカニルオキシド、オキサチアニルジオキシド、オキサチオラニルジオキシド、オキサチエパニルジオキシド、オキサチオカニルジオキシド、モルホリニル、トリアゾリノニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジニル及びピラゾリノニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ及びアルコキシアルキルで置換されていてもよい)]、フェニル(ここで、これは、これに関する限り、同様に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル及びハロアルキルで置換されていてもよい)、ヘテロアリールラジカル[ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル及びイソキノリニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオ、アルキルチオアルキル及びシクロアルキルで置換されていてもよい)]、及び、ヘテロアリールアルキルラジカル[トリアゾリルアルキル、ピリジルアルキル、ピリミジルアルキル及びオキサジアゾリルアルキル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン及びアルキルで置換されていてもよい)];
    又は、
    は、(C−1)〜(C−9)
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、Bラジカルへの結合を示している]
    の群から選択されるCラジカルであり;
    Xは、酸素又は硫黄であり;
    は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ及びハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
    は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
    Lは、酸素又は硫黄であり;
    V−Zは、R24CH−CHR25又はR24C=CR25であり;
    nは、1又は2であり;
    mは、1、2、3又は4であり;
    Rは、NR1819であるか、又は、以下の群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルキル−S−アルキル、アルキル−S(O)−アルキル、アルキル−S(O)−アルキル、R18−CO−アルキル、NR1819−CO−アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、フェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、及び、ヘタリールアルキル;
    は、水素又はアルキルであり;
    は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;
    は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
    とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;又は、
    とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環を形成し;
    は、水素又はアルキルであり;
    は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
    とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
    は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニル、アルコキシアルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいアルキルカルボニル及びアルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、アルキル−、アルコキシ−、ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいシクロアルキルカルボニル、又は、カチオン、又は、アルキル−若しくはアリールアルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンの群から選択されるラジカルであり;
    は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    (C−1)ラジカル及び(F−1)ラジカルにおけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    10は、水素又はアルキルであり;
    (C−2)ラジカル及び(F−2)ラジカルにおけるRとR10は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)であることもでき;
    (C−2)ラジカル及び(F−2)ラジカルにおけるRとR10は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキルアルコキシ、アルキルチオ、アルケニルチオ、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアルコキシ及びヘテロアリールアルキルチオの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキルアルコキシ、アルキルチオ、アルケニルチオ、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアルコキシ及びヘテロアリールアルキルチオの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    (C−3)ラジカル及び(F−3)ラジカルにおけるR11とR12は、それらが結合しているリン原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい5〜7員の環(ここで、該環は、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び硫黄の群から選択される1個又は2個のヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    13は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    14は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    15は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    (C−6)ラジカル及び(F−6)ラジカルにおけるRとR15は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    16は、水素、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    (C−7)ラジカル及び(F−7)ラジカルにおけるRとR16は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    17は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    (C−8)ラジカル及び(F−8)ラジカルにおけるRとR17は、それらが結合しているN−C(X)基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    18は、水素、ヒドロキシ、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル及びシクロアルケニルアルキル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    19は、水素の群から選択されるラジカルであるか、又は、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、C−C−アルキルで1〜4置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル及びアルキルスルホニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にもハロゲン−若しくはシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
    及びYは、独立して、C=O又はS(O)であり;
    は、水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びNR2021の群から選択されるラジカルであり;
    Wは、O、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;
    22は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいビス(アルコキシ)アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルファニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルカルボニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルフィニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルホニルアルキル、ジアルキルアミノスルファニルアルキル、ジアルキルアミノスルフィニルアルキル、ジアルキルアミノスルホニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキニルオキシ、ハロゲンで置換されていてもよいアルキニルオキシカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、N−アルキル−N−シクロアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、N−アルキル−N−シクロアルキルアミノカルボニルアルキル、ヘテロシクリルカルボニルアルキル、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、シクロアルキルカルボニル(ここで、該シクロアルキルカルボニルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、シクロアルキルアルキル(ここで、該シクロアルキルアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、置換されていてもよいヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル(ここで、該ヘテロシクリルアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)、アリール(ここで、該アリールは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ又はハロアルコキシで置換されていてもよい)、アリールアルキル(ここで、該アリールアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、ハロアルキル、アルコキシ又はハロアルコキシで置換されていてもよい)、ヘタリールアルキル(ここで、該ヘタリールアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;又は、
    22は、(D−1)〜(D−3)
    Figure 2017537909
    の群から選択されるDラジカルであり;
    又は、
    (E−1)〜(E−11)
    Figure 2017537909
    及び、(E−18)〜(E−51)
    Figure 2017537909
    Figure 2017537909
    の群から選択されるEラジカルであり;
    又は、
    =(d)である場合は、
    22は、さらに、(E−12)〜(E−17)
    Figure 2017537909
    の群から選択されるEラジカルであり;
    20は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルケニルカルボニルオキシ、アルキニルカルボニルオキシ、シクロアルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、シクロアルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルケニルチオ、アルキニルチオ、シクロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコキシイミノアルキル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキルアミノスルホニル、アルキルスルホニルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルケニルカルボニルアミノ、アルキニルカルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルチオカルボニルアミノ、ビシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール及びヘテロアリールオキシ(ここで、該置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキル及びハロアルキルから選択される)の群から選択されるラジカルであり;
    21は、水素、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、シアノアルキル、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルケニルカルボニル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニル及びハロアルキルスルホニルの群から選択されるラジカルであり;
    23は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルチオアルキル、アルケニルチオアルキル、シアノアルキル及びアルコキシアルキルの群から選択されるラジカルであり;
    又は、
    =(c)又は(f)である場合は、
    22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;及び、
    24は、水素であるか、又は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;及び、
    25は、水素であるか、又は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    27は、水素又はアルキルであり;及び、
    26は、水素、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル及びシアノアルキルの群から選択されるラジカルである〕
    で表される化合物、及び、式(I)〔式中、
    Aは、Aラジカル(A−a)
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    であり;及び、
    は、N又はC−Bであり;
    は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル及びシクロアルケニルの群から選択されるラジカルであり;
    は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル及びシクロアルケニルの群から選択されるラジカルであり;
    Tは、酸素又は電子対であり;
    Qは、酸素又は硫黄であり;
    は、水素、アルキル、アルコキシ及びシアノの群から選択されるラジカルであり;
    は、(a)
    Figure 2017537909
    Figure 2017537909
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    の群から選択されるBラジカルであり;又は、
    は、(c) 式
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    で表されるラジカルであり;又は、
    は、(d) 式
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    で表されるラジカルであり;又は、
    は、(e)
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    の群から選択されるFラジカルであり;又は、
    は、(f) 式
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    で表されるラジカルであり;
    ここで、
    は、水素であるか、又は、以下の群から選択されるラジカルであり:ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、ハロアルキル、飽和若しくは不飽和のシクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよく、及び、1個以上のヘテロ原子で中断されていてもよい)、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、ハロゲン化アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、ビス(アルコキシ)アルキル、ビス(ハロアルコキシ)アルキル、アルコキシ(アルキルスルファニル)アルキル、アルコキシ(アルキルスルフィニル)アルキル、アルコキシ(アルキルスルホニル)アルキル、ビス(アルキルスルファニル)アルキル、ビス(ハロアルキルスルファニル)アルキル、ビス(ヒドロキシアルキルスルファニル)アルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、α−ヒドロキシイミノアルコキシカルボニルアルキル、α−アルコキシイミノアルコキシカルボニルアルキル、C(X)NR、NR、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、ヘテロシクリルラジカル[ジオキサニル、ジオキソラニル、ジオキセパニル、ジオキソカニル、オキサチアニル、オキサチオラニル、オキサチエパニル、オキサチオカニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジチエパニル、ジチオカニル、オキサチアニルオキシド、オキサチオラニルオキシド、オキサチエパニルオキシド、オキサチオカニルオキシド、オキサチアニルジオキシド、オキサチオラニルジオキシド、オキサチエパニルジオキシド、オキサチオカニルジオキシド、モルホリニル、トリアゾリノニル、オキサゾリニル、ジヒドロオキサジアジニル、ジヒドロジオキサジニル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジニル及びピラゾリノニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ及びアルコキシアルキルで置換されていてもよい)]、フェニル(ここで、これは、これに関する限り、同様に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル及びハロアルキルで置換されていてもよい)、ヘテロアリールラジカル[ピリジル、ピリジルN−オキシド、ピリミジル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、フラニル、チエニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル及びイソキノリニル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオ、アルキルチオアルキル及びシクロアルキルで置換されていてもよい)]、及び、ヘテロアリールアルキルラジカル[トリアゾリルアルキル、ピリジルアルキル、ピリミジルアルキル及びオキサジアゾリルアルキル(ここで、これらは、これらに関する限り、同様に、ハロゲン及びアルキルで置換されていてもよい)];又は、
    は、(C−1)〜(C−9)
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、Bラジカルへの結合を示している]
    の群から選択されるCラジカルであり;
    Xは、酸素又は硫黄であり;
    は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ及びハロアルコキシの群から選択されるラジカルであり;
    は、酸素、硫黄、NR又はNOHであり;
    Lは、酸素又は硫黄であり;
    V−Zは、R24CH−CHR25又はR24C=CR25であり;
    nは、1又は2であり;
    mは、1、2、3又は4であり;
    Rは、NR1819であるか、又は、以下の群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり:アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルキル−S−アルキル、アルキル−S(O)−アルキル、アルキル−S(O)−アルキル、R18−CO−アルキル、NR1819−CO−アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、フェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、及び、ヘタリールアルキル;
    は、水素又はアルキルであり;
    は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;
    は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
    とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;又は、
    とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環を形成し;,
    は、水素又はアルキルであり;
    は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルチオアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘタリールアルキルの群から選択されるラジカルであり;又は、
    とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;
    は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニル、アルコキシアルキル、いずれの場合にもハロゲンで置換されていてもよいアルキルカルボニル及びアルキルスルホニル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニル、並びに、ハロゲン−、アルキル−、アルコキシ−、ハロアルキル−及びシアノ−で置換されていてもよいシクロアルキルカルボニル、又は、カチオン、又は、アルキル−若しくはアリールアルキル−で置換されていてもよいアンモニウムイオンの群から選択されるラジカルであり;
    は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    (C−1)ラジカルにおけるRとRは、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    10は、水素又はアルキルであり;
    (C−2)ラジカル及び(F−2)ラジカルにおけるRとR10は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)であることもでき;
    (C−2)ラジカル及び(F−2)ラジカルにおけるRとR10は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    11は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキルアルコキシ、アルキルチオ、アルケニルチオ、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアルコキシ及びヘテロアリールアルキルチオの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、シクロアルキルアルコキシ、アルキルチオ、アルケニルチオ、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアルコキシ及びヘテロアリールアルキルチオの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    (C−3)ラジカル及び(F−3)ラジカルにおけるR11とR12は、それらが結合しているリン原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい5〜7員の環(ここで、該環は、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び硫黄の群から選択される1個又は2個のヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    13は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    14は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    15は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    (C−6)ラジカル及び(F−6)ラジカルにおけるRとR15は、それらが結合しているN−S(O)n基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    16は、水素、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    (C−7)ラジカル及び(F−7)ラジカルにおけるRとR16は、それらが結合している窒素原子と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    17は、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル及びシクロアルケニル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    (C−8)ラジカル及び(F−8)ラジカルにおけるRとR17は、それらが結合しているN−C(X)基と一緒に、飽和又は不飽和の置換されていてもよい4〜8員の環(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子並びに/又は少なくとも1のカルボニル基を含んでいてもよい)を形成することもでき;
    18は、水素、ヒドロキシ、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルケニル及びアルキニル、いずれの場合にも置換されていてもよいシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル及びシクロアルケニルアルキル(ここで、該環は、硫黄、酸素(ここで、酸素原子は、互いに直接隣接してはならない)及び窒素の群から選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含んでいてもよい)、いずれの場合にも置換されていてもよいアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールアルキル、並びに、置換されていてもよいアミノ基の群から選択されるラジカルであり;
    19は、水素の群から選択されるラジカルであるか、又は、アルカリ金属イオン若しくはアルカリ土類金属イオンであるか、又は、C−C−アルキルで1〜4置換されていてもよいアンモニウムイオンであるか、又は、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル及びアルキルスルホニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にもハロゲン−若しくはシアノ−で置換されていてもよいラジカルであり;
    及びYは、独立して、C=O又はS(O)であり;
    は、水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ及びNR2021の群から選択されるラジカルであり;
    Wは、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;及び、
    が(f)である場合は、
    22は、水素、アルキル、ハロアルキル、シアノアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいビス(アルコキシ)アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルファニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルカルボニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルフィニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキルスルホニルアルキル、ジアルキルアミノスルファニルアルキル、ジアルキルアミノスルフィニルアルキル、ジアルキルアミノスルホニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルコキシカルボニルアルキル、ハロゲンで置換されていてもよいアルキニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、N−アルキル−N−シクロアルキルアミノカルボニルアルキル、ヘテロシクリルカルボニルアルキル、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、シクロアルキルアルキル(ここで、該シクロアルキルアルキルは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニル、ハロアルコキシカルボニル又はヘタリール(ここで、該ヘタリールは、それに関する限り、アルキル又はハロゲンで置換されていてもよい)で置換されていてもよい)、置換されていてもよいヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル(ここで、該ヘテロシクリルアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)、アリール(ここで、該アリールは、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ又はハロアルコキシで置換されていてもよい)、アリールアルキル(ここで、該アリールアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、ハロアルキル、アルコキシ又はハロアルコキシで置換されていてもよい)、ヘタリールアルキル(ここで、該ヘタリールアルキルは、ハロゲン、シアノ(アルキル部分にある場合を包含する)、ニトロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、置換されていてもよい)、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルフィニル、ハロアルキルスルホニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル又はアミノカルボニルで置換されていてもよい)の群から選択されるラジカルであり;及び、
    が、(c)、(d)又は(f)である場合は、
    22は、(D−1)〜(D−3)
    Figure 2017537909
    の群から選択されるDラジカルであり;
    又は、
    (E−1)〜(E−11)
    Figure 2017537909
    及び、(E−18)〜(E−51)
    Figure 2017537909
    Figure 2017537909
    の群から選択されるEラジカルであり;
    又は、
    =(d)である場合は、
    22は、さらに、(E−12)〜(E−17)
    Figure 2017537909
    の群から選択されるEラジカルであり;
    20は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、並びに、いずれの場合にも置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルケニルカルボニルオキシ、アルキニルカルボニルオキシ、シクロアルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アルキニルアミノ、シクロアルキルアミノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルケニルチオ、アルキニルチオ、シクロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコキシイミノアルキル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキルアミノスルホニル、アルキルスルホニルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルケニルカルボニルアミノ、アルキニルカルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルチオカルボニルアミノ、ビシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール及びヘテロアリールオキシ(ここで、該置換基は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキル及びハロアルキルから選択される)の群から選択されるラジカルであり;
    21は、水素、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルアルキル、シアノアルキル、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、ハロアルケニルカルボニル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルキルスルホニル及びハロアルキルスルホニルの群から選択されるラジカルであり;
    23は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、アルキルチオアルキル、アルケニルチオアルキル、シアノアルキル及びアルコキシアルキルの群から選択されるラジカルであり;
    又は、
    =(f)ある場合は、
    22とR23は、それらが結合している窒素原子と一緒に、環(ここで、該環は、窒素、酸素及び硫黄の群から選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよい)を形成し;及び、
    24は、水素であるか、又は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;及び、
    25は、水素であるか、又は、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル及びフェニルアルキルの群から選択されるいずれの場合にも置換されていてもよいラジカルであり;
    27は、水素又はアルキルであり;及び、
    26は、水素、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル及びシアノアルキルの群から選択されるラジカルである〕
    で表される化合物。
  2. Aが、(A−a)ラジカル
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    であり;
    が、C−Bであり;
    が、水素又はフッ素であり;
    が、水素であり;
    Tが、電子対又は酸素であり;
    Qが、硫黄であり;
    が、水素であり;
    が、(a) 下記Bラジカル:
    Figure 2017537909
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    のうちの1つであり;又は、
    が、(c) 式
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    で表されるラジカルであり;又は、
    が、(f) 式
    Figure 2017537909
    [ここで、破線は、式(I)で表される二環式系の炭素原子への結合を示している]
    で表されるラジカルであり;
    ここで、
    が、水素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ及びC−C−ハロアルキルチオの群から選択されるラジカルであり;及び、
    が(c)である場合は、
    22が、Dラジカル
    Figure 2017537909
    であり;
    ここで、
    Rが、1、2、3、4又は5のフッ素−又は塩素−で置換されていてもよいC−C−アルキルであり;
    Wが、S、SO及びSOの群から選択されるラジカルであり;及び、
    が(f)である場合は、
    22が、フッ素−、塩素−又は臭素−で置換されていてもよいフェニルであり;及び、
    23が、水素又はC−C−アルキルである;
    請求項1に記載の式(I)で表される化合物。
  3. 組成物であって、請求項1又は2のいずれかに記載の式(I)で表される少なくとも1種類の化合物並びに慣習的な増量剤及び/又は界面活性剤を含んでいることを特徴とする、前記組成物。
  4. 有害生物を防除するための、請求項1若しくは2のいずれかに記載の式(I)で表される化合物又は請求項3に記載の組成物の使用。

  5. Figure 2017537909
    で表される化合物。
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