JP5572725B2 - C型肝炎の処置のための化合物 - Google Patents

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    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses

Description

(発明の背景)
本発明は概して、C型肝炎ウイルス(HCV)に対する活性を有し、HCVに感染した者の処置に有用である、式I、II、III、IV、およびVの新規化合物およびその塩に関する。本発明はまた、これら化合物を用いた組成物および方法にも関する。
C型肝炎ウイルス(HCV)は主要なヒト病原体であり、世界中で推定1億7千万人が感染しており-これはヒト免疫不全ウイルス1型による感染数のおよそ5倍である。これらHCV感染者のかなりの割合が、肝硬変および肝細胞癌を含む重篤な進行性肝疾患を発症する(非特許文献1)。
HCVはプラス鎖RNAウイルスである。5'非翻訳領域における推定アミノ酸配列および広範な類似性の比較に基づいて、HCVはフラビウイルス科の独立した属として分類されている。フラビウイルス科の全てのメンバーは、単一の連続したオープンリーディングフレームの翻訳を介して全ての公知のウイルス-特異的タンパク質をコードするプラス鎖RNAゲノムを含有するエンベロープに包まれたビリオンを有する。
HCVゲノム全体にわたって、ヌクレオチドおよびコードされたアミノ酸配列内に、かなりの多様性が見いだされる。少なくとも6つの主要な遺伝子型がキャラクタライズされており、50を超えるサブタイプが記載されている。HCVの主要な遺伝子型は世界的な分布において異なっており、病原性および治療法における遺伝子型の影響の可能性についての多くの研究にもかかわらず、HCVの遺伝的多様性の臨床的意義は依然として捉えにくい。
一本鎖HCV RNAゲノムは約9500ヌクレオチド長であり、約3000のアミノ酸である単一の大きなポリタンパク質をコードする単一のオープンリーディングフレーム(ORF)を有する。感染細胞において、このポリタンパク質は、細胞プロテアーゼおよびウイルスプロテアーゼにより複数の部位で切断され、構造タンパク質および非構造(NS)タンパク質を生じる。HCVの場合、成熟非構造タンパク質(NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5A、およびNS5B)の生成は、2つのウイルスプロテアーゼによりもたらされる。1つめのものはメタロプロテアーゼであり、NS2-NS3接合部を切断すると考えられており;2つめは、NS3のN-末端領域内に含まれるセリンプロテアーゼ(本明細書においてNS3プロテアーゼとも称される)であり、NS3の下流、すなわちNS3-NS4A切断部位においてシスで、残りのNS4A-NS4B、NS4B-NS5A、NS5A-NS5B部位についてトランスでの両方における以降の切断の全てを仲介する。該NS4Aタンパク質は複数の機能を果たすと思われ、NS3プロテアーゼの補助因子として作用し、NS3および他のウイルスのレプリカーゼ成分の膜局在をおそらく補助している。NS3タンパク質とNS4Aとの複合体形成は、イベントの進行、全ての部位におけるタンパク質分解効率の増強に必要であると思われる。該NS3タンパク質はまた、ヌクレオシドトリホスファターゼおよびRNAヘリカーゼ活性を示す。NS5B(HCVポリメラーゼとも言う)は、HCVの複製に関与するRNA-依存性RNAポリメラーゼである。HCV NS5Bタンパク質は非特許文献2および3に記載されている。
現在、最も有効なHCVの治療法は、α-インターフェロンとリバビリンの組み合わせを用いており、40%の患者において持続的効果をもたらしている(非特許文献4)。最近の臨床結果により、ペグα-インターフェロンが単独療法としては未修飾のα-インターフェロンよりも優れていることが示されている(非特許文献5)。しかしながら、ペグα-インターフェロンとリバビリンの組み合わせを含む実験的な治療レジメンでも、かなりの割合の患者において、ウイルス量の持続的な減少が認められない。従って、HCV感染症の処置に対する有効な治療薬の開発が明確にかつ切実に必要とされている。
HCV-796(HCV NS5B阻害剤)は、患者におけるHCV RNAレベルを低下させる能力を示した。ウイルスRNAレベルは一時的に減少した後、該化合物を単剤として用いた処置の場合は投与の間にリバウンドしたが、インターフェロンおよびリバビリンの一種である標準的な治療と組み合わせた場合はより確実にレベルが低下した。この化合物の開発は、該組み合わせレジメンの長期投与の間に見られた肝毒性のため、中断していた。特許文献1および対応する特許文献2にHCV-796クラスの化合物が記載されている。
Figure 0005572725
米国特許第7,265,152号 PCT特許出願 WO2004/041201A2
Lauer, G. M.; Walker, B. D. N. Engl. J. Med. 2001, 345, 41-52 "Structural Analysis of the Hepatitis C Virus RNA Polymerase in Complex with Ribonucleotides" (Bressanelli; S. et al., Journal of Virology 2002, 3482-3492) Defrancesco and Rice, Clinics in Liver Disease 2003, 7, 211-242 Poynard, T. et al. Lancet 1998, 352, 1426-1432 Zeuzem, S. et al. N. Engl. J. Med. 2000, 343, 1666-1672
本発明は技術的利点をもたらし、例えば、該化合物は新規であり、C型肝炎に対して有効である。また、該化合物は、例えば、それらの作用メカニズム、結合、阻害効果、標的選択性、溶解性、安全性プロファイルまたは生物学的利用能のうちの1つ以上に関して、医薬用途における利点をもたらす。
(発明の説明)
本発明の一態様は、式I、II、III、IV、もしくはV:
Figure 0005572725
[式中、
R1は、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、オキサゾリジノニル、ジオキソチアジニル、R5R6N、
Figure 0005572725
、1個の
Figure 0005572725
置換基で置換されたピペリジノニル(piperidinonyl)、1個の
Figure 0005572725
置換基で置換されたピロリル、またはフェニルであり、ここで、該フェニルはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシ、およびCONR7R8からなる群から選択される1〜2個の置換基で置換されており、該フェニルはまた、0〜2個のハロ、アルキル、アルコキシ、ピリジニル、フェニルもしくはハロフェニル置換基で置換されており;
R2は、水素、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、またはR5R6Nであり;
R3は、シアノ、アルコキシカルボニル、(シクロアルキル)オキシカルボニル、(アルキルスルホニル)アミノカルボニル、CONR11R12、(R13)(R14)NCONH、トリアゾリル、チアゾリル、またはテトラゾリルであり;
R4は、0〜2個のハロで置換されたフェニルであり;
R5は、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ベンジル、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、フェニルカルボニル、(アルコキシフェニル)カルボニル、アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(アルコキシフェニル)スルホニルまたは(ハロアルコキシフェニル)スルホニルであって;
R6は、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルコキシアルキルであるか;あるいは、
R5およびR6は、それらが結合している窒素と一緒になって、オキサゾリジノニルまたはジオキソチアジニルであり;
R7は、水素、アルキル、
Figure 0005572725
であり;
R8は、水素またはアルキルであり;
R9は、水素またはアルキルであって;
R10は、水素またはアルキルであるか;あるいは、
R9およびR10は、一緒になって、エチレン、プロピレン、ブチレン、またはペンチレンであり;
R11は、水素またはアルキルであって;
R12は、水素またはアルキルであるか;あるいは、
R11およびR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルであり;
R13は、水素またはアルキルであって;
R14は、水素またはアルキルであるか;あるいは、
R13およびR14は、それらが結合している窒素と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルであり;
R15は、アルキルまたはシクロアルキルであり;
R16は、水素、ハロ、アルキル、またはアルコキシであり;
R17は、水素、ハロ、アルキル、またはアルコキシであり;そして、
Ar1は、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、またはフェニルであって、これらは、0〜1個のハロ、アルキル、もしくはフェニル置換基で置換されている]
化合物または医薬的に許容されるその塩である。
本発明の別の態様は、
R1が、ハロ、アルコキシ、オキサゾリジノニル、ジオキソチアジニル、R5R6N、またはフェニルであり、ここで、該フェニルはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、およびCONR7R8からなる群から選択される1〜2個の置換基で置換されており、該フェニルは0〜1個のアルキル置換基で置換されており;
R2が、水素、ハロ、アルコキシ、またはR5R6Nであり;
R3が、シアノ、アルコキシカルボニル、(シクロアルキル)オキシカルボニル、(アルキルスルホニル)アミノカルボニル、CONR11R12、(R13)(R14)NCONH、トリアゾリル、チアゾリル、またはテトラゾリルであり;
R4が、0〜2個のハロで置換されたフェニルであり;
R5が、アルキルスルホニルであり;
R6が、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルコキシアルキルであり;
R7が、水素、アルキル、または、
Figure 0005572725
であり;
R8が、水素またはアルキルであり;
R9が、水素またはアルキルであって;
R10が、水素またはアルキルであるか;あるいは、
R9およびR10が、一緒になって、エチレン、プロピレン、ブチレン、またはペンチレンであり;
R11が、水素またはアルキルであり;
R12が、水素またはアルキルであり;
R13が、水素またはアルキルであって;
R14が、水素またはアルキルであるか;あるいは、
R13およびR14が、それらが結合している窒素と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルであり;
R16が、水素であり;
R17が、水素であり;そして、
Ar1が、フェニルまたはピリジニルである、
式I、II、III、IV、もしくはVの化合物、または医薬的に許容されるその塩である。
本発明の別の態様は、
R1が、アルコキシまたはフェニルであり、ここで、該フェニルはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、およびCONR7R8からなる群から選択される1〜2個の置換基で置換されており、該フェニルはまた、0〜2個のアルキル置換基で置換されており;
R2が、水素、ハロまたはR5R6Nであり;
R3が、CONR13R14であり;
R4が、0〜2個のハロで置換されたフェニルであり;
R5が、アルキルスルホニルであり;
R6が、水素またはヒドロキシアルキルであり;
R7が、水素、アルキル、または、
Figure 0005572725
であり;
R8が、水素であり;
R9が、アルキルであって;
R10が、アルキルであるか;あるいは、
R9およびR10が、一緒になって、エチレンまたはプロピレンであり;
R11が、水素またはアルキルであり;
R12が、水素またはアルキルであり;
R13が、水素またはアルキルであって;
R14が、水素またはアルキルであるか;あるいは、
R13およびR14が、それらが結合している窒素と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルであり;
R16が、水素であり;
R17が、水素であり;そして、
Ar1が、ピリジニルまたはフェニルであって、これらは0〜1個のアルキルもしくはフェニル置換基で置換されている、
式I、II、III、IV、もしくはVの化合物、または医薬的に許容されるその塩である。
本発明の別の態様は、
R1が、シクロアルキル、アルコキシ、
Figure 0005572725
、1個の
Figure 0005572725
置換基で置換されたピペリジノニル、1個の
Figure 0005572725
置換基で置換されたピロリル、またはフェニルであり、ここで、該フェニルはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、およびCONR7R8からなる群から選択される1〜2個の置換基で置換されており、該フェニルはまた、0〜2個のハロ、アルキル、アルコキシ、ピリジニル、フェニルもしくはハロフェニル置換基で置換されており;
R2が、水素、ハロ、シクロアルキル、またはR5R6Nであり;
R3が、CONR11R12であり;
R4が、0〜2個のハロで置換されたフェニルであり;
R5が、水素、(シクロアルキル)アルキル、ベンジル、ハロアルキルカルボニル、(アルコキシフェニル)カルボニル、アルキルスルホニル、(アルコキシフェニル)スルホニルまたは(ハロアルコキシフェニル)スルホニルであり;
R6が、水素またはヒドロキシアルキルであり;
R7が、水素、アルキル、
Figure 0005572725
であり;
R8が、水素であり;
R9が、アルキルであって;
R10が、アルキルであるか;あるいは、
R9およびR10が、一緒になって、エチレンまたはプロピレンであり;
R11が、アルキルであり;
R12が、水素であり;
R15が、アルキルまたはシクロアルキルであり;
R16が、水素であり;
R17が、水素であり;そして、
Ar1が、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、またはフェニルであり、これらは0〜1個のアルキルもしくはフェニル置換基で置換されている、
式I、II、III、IV、もしくはVの化合物、または医薬的に許容されるその塩である。
本発明の別の態様は、式Ia、IIa、IIIa、IVa、もしくはVa:
Figure 0005572725
[式中、
R1は、ハロ、アルコキシ、オキサゾリジノニル、ジオキソチアジニル、R5R6N、またはフェニルであり、ここで、該フェニルはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、およびCONR7R8からなる群から選択される1〜2個の置換基で置換されており、該フェニルは0〜1個のアルキル置換基で置換されており;
R2は、水素、ハロ、アルコキシ、またはR5R6Nであり;
R3は、シアノ、アルコキシカルボニル、(シクロアルキル)オキシカルボニル、(アルキルスルホニル)アミノカルボニル、CONR11R12、(R13)(R14)NCONH、トリアゾリル、チアゾリル、またはテトラゾリルであり;
R4は、0〜2個のハロで置換されたフェニルであり;
R5は、アルキルスルホニルであり;
R6は、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルコキシアルキルであり;
R7は、水素、アルキル、または、
Figure 0005572725
であり;
R8は、水素またはアルキルであり;
R9は、水素またはアルキルであって;
R10は、水素またはアルキルであるか;あるいは、
R9およびR10は、一緒になって、エチレン、プロピレン、ブチレン、またはペンチレンであり;
R11は、水素またはアルキルであって;
R12は、水素またはアルキルであるか;あるいは、
R11およびR12は、それらが結合している窒素と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルであり;そして、
R13は、水素またはアルキルであって;
R14は、水素またはアルキルであるか;あるいは、
R13およびR14は、それらが結合している窒素と一緒になって、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、またはモルホリニルであり;そして、
Ar1は、フェニルまたはピリジニルである]
の化合物、または医薬的に許容されるその塩である。
本発明の別の態様は、R16およびR17が水素である、式Ia:
Figure 0005572725
の化合物である。
本発明の別の態様は、R16およびR17が水素である、式IIa:
Figure 0005572725
の化合物である。
本発明の別の態様は、R16およびR17が水素である、式IIIa:
Figure 0005572725
の化合物である。
本発明の別の態様は、R16およびR17が水素である、式IVa:
Figure 0005572725
の化合物である。
本発明の別の態様は、R16およびR17が水素である、式Va:
Figure 0005572725
の化合物である。
本発明の別の態様は、R1が、1個のCONR7R8置換基および0〜2個のハロ、アルキル、もしくはアルコキシ置換基で置換されたフェニルであり;R2が、水素、ハロ、アルキル、またはR5R6Nであり;R3が、CONR11R12であり;R4が、モノフルオロフェニル(monoflurophenyl)であり;R5が、アルキルスルホニルであり;R6が、アルキルであり;R7が、
Figure 0005572725
であり;R8が、水素であり;R9が、メチルであって;R10が、メチルであるか;または、R9およびR10が、一緒になって、エチレンであり;R11が、アルキルであり;R12が、水素またはアルキルであり;R16が、水素であり;R17が、水素であり;そして、Ar1が、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、またはフェニルであり、これらは0〜1個のハロもしくはアルキル置換基で置換されている、式I、II、III、IV、もしくはVの化合物または医薬的に許容されるその塩である。
本発明の別の態様は、R1が、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシ、およびCONR7R8からなる群から選択される1〜2個の置換基で置換されたフェニルであり、ここで、該フェニルはまた、0〜2個のハロ、アルキル、アルコキシ、ピリジニル、フェニルもしくはハロフェニル置換基で置換されている、式I、II、III、IV、もしくはVの化合物である。
本発明の別の態様は、R1が、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、およびCONR7R8からなる群から選択される1〜2個の置換基で置換されたフェニルであり、ここで、該フェニルは、0〜1個のハロ、アルキル、もしくはアルコキシ置換基で置換されている、式I、II、III、IV、もしくはVの化合物である。
本発明の別の態様は、R2がR5R6Nである、式I、II、III、IV、もしくはVの化合物である。
本発明の別の態様は、R3がCONR11R12である、式I、II、III、IV、もしくはVの化合物である。
本発明の別の態様は、R4がフェニルまたはモノフルオロフェニルである、式I、II、III、IV、もしくはVの化合物である。
本発明の別の態様は、Ar1がフェニルである、式I、II、III、IV、もしくはVの化合物である。
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、もしくはAr1を含むいずれの変数のいずれの範囲は、いずれの他の変数の範囲と独立して用いることができる。
他に特別の定めのない限り、これらの用語は以下の意味を有する。「アルキル」は、1〜6個の炭素から成る直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を意味する。「アルケニル」は、少なくとも1個の二重結合を有する、2〜6個の炭素から成る直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を意味する。「シクロアルキル」は、3〜7個の炭素から成る単環系を意味する。「ヒドロキシアルキル」、「アルコキシ」、および置換されたアルキル部分を有する他の用語は、アルキル部分についての1〜6個の炭素原子から成る直鎖および分枝鎖異性体を含む。「ハロアルキル」および「ハロアルコキシ」は、モノハロ置換アルキルからペルハロ置換アルキルまでの全てのハロゲン化異性体を含む。「アリール」は、炭素環およびヘテロ環芳香族置換基を含む。括弧(Parenthetic)および複数の括弧(multiparenthetic)でくくられた用語は、当業者に対して結合関係を明確にすることを目的としている。例えば、((R)アルキル)のような用語は、置換基Rでさらに置換されたアルキル置換基を意味する。多環系(例えば二環式環系)上の可変部位で結合するように化学描画により図示される置換基は、それらが付加するように描かれる環に結合することが意図される。例えば、式IVの置換基R1およびR2は、式IVのチオフェン環ではなくベンゼン環に結合することが意図されている。
エチレンは、エタンジイルもしくは-CH2CH2-を意味し;プロピレンは、プロパンジイルもしくは-CH2CH2CH2-を意味し;ブチレンは、ブタンジイルもしくは-CH2CH2CH2CH2-を意味し;ペンチレンは、ペンタンジイルもしくは-CH2CH2CH2CH2CH2-を意味する。
ジオキソチアジニルは、式:
Figure 0005572725
を意味する。
本発明には、該化合物の医薬的に許容される塩形態の全てが含まれる。医薬的に許容される塩は、対イオンが化合物の生理活性または毒性に有意に寄与せず、したがって薬理学的同等物として機能するものである。これらの塩は、市販の試薬を用いた一般的な有機化学技術に従って製造することができる。いくつかのアニオン塩形態としては、酢酸塩、アシストレート、ベシル酸塩、臭化物塩、カンシル酸塩、塩化物塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グルコウロン酸塩(glucouronate)、臭化水素塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヨウ化物塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メシル酸塩、硝酸塩、パモ酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシレート、およびキシノホエート(xinofoate)が挙げられる。いくつかのカチオン塩形態としては、アンモニウム塩、アルミニウム塩、ベンザチン塩、ビスマス塩、カルシウム塩、コリン塩、ジエチルアミン塩、ジエタノールアミン塩、リチウム塩、マグネシウム塩、メグルミン塩、4-フェニルシクロヘキシルアミン塩、ピペラジン塩、カリウム塩、ナトリウム塩、トロメタミン塩、および亜鉛塩が挙げられる。
いくつかの本発明の化合物は、不斉炭素原子を有している(例えば、以下の構造を参照)。本発明には、エナンチオマーおよびジアステレオマーならびに立体異性体の混合(例えばラセミ体)を含む、全ての立体異性体が含まれる。いくつかの立体異性体は、当分野で公知の方法を用いて製造することができる。該化合物の立体異性体の混合物および関連する中間体は、当分野で公知の方法に従って、個々の異性体に分離することができる。以下のスキームおよび表中の分子構造の描写における楔またはハッシュ(hash)の使用は、相対的な立体化学を示すことのみを意図しており、絶対的な立体化学帰属を暗示するものとして解釈すべきでない。
本発明は、本発明の化合物に出現する原子の全ての同位体を含むことを意図する。同位体には、原子番号が同一であるが質量数が異なる原子が含まれる。一般的な例として、限定されることなく、水素の同位体にはジュウテリウムおよびトリチウムが含まれる。炭素の同位体としては13Cおよび14Cが挙げられる。同位体で標識された本発明の化合物は一般に、当業者に公知の通常の技法によってか、または本明細書に記載されたものと類似した方法によって、他で用いられる非標識試薬の代わりに適切な同位体-標識試薬を用いて、製造することができる。そのような化合物は、例えば、生物活性の決定における標準物質および試薬として、様々な使用可能性を有しうる。安定な同位体の場合、そのような化合物は、生物学的、薬理学的、または薬物動態学的特性を都合よく修飾する能力を有しうる。
(合成方法)
該化合物は、以下に記載のものおよび当分野の技術の範囲内の改変法を含む、当分野で公知の方法によって製造されうる。いくつかの試薬および中間体が当分野においては公知である。他の試薬および中間体を、容易に入手可能な物質を用いて当分野で公知の方法により製造することができる。該化合物の合成を説明するために用いる変数(例えば、番号が付けられた「R」置換基)は、製造方法を例示することのみを意図し、特許請求の範囲または本明細書の他の項で用いられる変数と混同されない。以下の方法は例示目的であり、本発明の範囲を制限するものではない。
スキームにおいて用いられる略語は一般に、当分野で用いられる慣習に従う。本明細書および実施例において用いられる化学的略語は以下の通り定義する:「NaHMDS」はナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド;「DMF」はN,N-ジメチルホルムアミド;「MeOH」はメタノール;「NBS」はN-ブロモスクシンイミド;「Ar」はアリール;「TFA」はトリフルオロ酢酸;「LAH」は水素化リチウムアルミニウム;「BOC」、「DMSO」はジメチルスルホキシド;「h」は時間;「rt」は室温もしくは保持時間(状況により決定される);「min」は分;「EtOAc」は酢酸エチル;「THF」はテトラヒドロフラン;「EDTA」はエチレンジアミン四酢酸;「Et2O」はジエチルエーテル;「DMAP」は4-ジメチルアミノピリジン;「DCE」は1,2-ジクロロエタン;「ACN」はアセトニトリル;「DME」は1,2-ジメトキシエタン;「HOBt」は1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物;「DIEA」はジイソプロピルエチルアミン、「Nf」はCF3(CF2)3SO2-;そして、「TMOF」はオルトギ酸トリメチル。
スキーム1に示すとおり、本発明のいくつかの化合物は、アリールトリフレートもしくはハライドを置換されたフェニルボロン酸(いくつかの例はカルボン酸もしくはカルボン酸エステルを含む)にカップリングさせることによって製造されうる。他のカップリングパートナー、技法および条件が、他の炭素-炭素結合形成反応として当分野で公知である。当分野で公知の方法によって、酸およびエステルがアミドに変換されうる。

スキーム1
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ビス-スルホンアミドは、モノスルホンアミドに選択的に加水分解されうる。該モノスルホンアミドを、単純なアルキルかまたは官能化されたアルキルのいずれかを用いて再度アルキル化してもよい。

スキーム2
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スキーム3
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スキーム3続き
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スキーム3続き
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スキーム4
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スキーム5
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スキーム6
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スキーム7
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スキーム8
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スキーム9
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(生物学的方法)
該化合物は、以下のHCV RdRpアッセイにおいて決定されるように、HCV NS5Bに対する活性を示した。
HCV NS5B RdRpクローニング、発現、および精製
HCV(遺伝子型1b)のNS5Bタンパク質をコードするcDNAをpET21a発現ベクターにクローニングした。該タンパク質を18個のアミノ酸のC-末端切断で発現させ、溶解性を増強した。大腸菌コンピテント細胞株BL21(DE3)を、該タンパク質の発現に用いた。培養物が600 nmで吸光度2.0になるまで、37℃で〜4時間培養した。該培養物を20℃まで冷却し、1 mM IPTGで誘導した。新鮮なアンピシリンを最終濃度50 μg/mlまで添加し、該細胞を終夜20℃で増殖させた。
細胞ペレット(3L)を溶解させて精製し、15〜24 mgの精製NS5Bを得た。該溶解バッファーは、20 mM トリス-HCl, pH 7.4、500 mM NaCl、0.5%トリトンX-100、1 mM DTT、1mM EDTA、20%グリセロール、0.5 mg/ml リゾチーム、10 mM MgCl2、15 μg/ml デオキシリボヌクレアーゼI、およびComplete TM protease inhibitor tablets(Roche)から成る。該溶解バッファーの添加後、凍結させた細胞ペレットを、組織ホモジナイザーを用いて再懸濁した。サンプルの粘稠性を減少させるために、溶解物のアリコートを、Branson超音波処理器に接続したマイクロチップを用いて氷上で超音波処理した。超音波処理した溶解物を4℃で1時間、100,000 x gで遠心分離し、0.2 μm フィルターユニット(Corning)を通して濾過した。
該タンパク質を、3つの連続したクロマトグラフィー工程:Heparin sepharose CL-6B、polyU sepharose 4B、およびHitrap SP sepharose (Pharmacia)を用いて精製した。該クロマトグラフィーバッファーは溶解バッファーと同じであるが、リゾチーム、デオキシリボヌクレアーゼI、MgCl2またはプロテアーゼインヒビターを含まず、バッファーのNaCl濃度はカラムへのタンパク質の充填要件に従って調節した。各カラムをNaClグラジエントで溶出した(カラムの種類に依存して5〜50のカラム容積の長さで変化させた)。最終クロマトグラフィー工程の後、得られた酵素の純度はSDS-PAGE分析に基づき>90%であった。該酵素をアリコートにして-80℃で保存した。
標準的HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
HCV RdRp 遺伝子型1bアッセイを、96ウェルプレート(Costar 3912)において、最終量60 mlで行った。アッセイバッファーは、20 mM Hepes, pH 7.5、2.5 mM KCl、2.5 mM MgCl2、1 mM DTT、1.6 U RNAseインヒビター(Promega N2515)、0.1 mg/ml BSA(Promega R3961)、および2%グリセロールから成る。全ての化合物をDMSO中に連続的に希釈(3倍)し、アッセイにおけるDMSOの最終濃度が2%であるように、水にさらに希釈した。HCV RdRp 遺伝子型1b酵素は最終濃度28 nMで用いた。ポリA鋳型は6 nMで用い、ビオチン標識オリゴ-dT12プライマーは180 nM最終濃度で用いた。鋳型は商業的に入手した(Amersham 27-4110)。ビオチン標識プライマーはSigma Genosysにより調製された。3H-UTPは0.6 mCi(0.29 mM 総UTP)で用いた。酵素の添加により反応を開始し、30℃で60分間インキュベートし、SPAビーズ(4 mg/ml, Amersham RPNQ 0007)を含有する50 mM EDTAを25 ml添加することにより停止させた。室温で>1時間インキュベートした後、プレートをPackard Top Count NXTで測定した。
修飾HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
修飾酵素アッセイを、以下の点を除いて、原則的に標準的な酵素アッセイについて記載された通り実施した:ビオチン標識オリゴdT12プライマーを、アッセイバッファー中でプライマーとビーズを混合し、室温で1時間インキュベートすることにより、ストレプトアビジンでコーティングしたSPAビーズ上に予め結合させた。未結合のプライマーを遠心分離して除去した。プライマー-結合ビーズを20 mM Hepesバッファー, pH 7.5に再懸濁させ、最終濃度20 nMのプライマーおよび0.67 mg/mlのビーズでアッセイに用いた。アッセイにおける添加順序:酵素(14 nM)を希釈した化合物に添加し、続いて、鋳型の混合物(0.2 nM)、3H-UTP(0.6 mCi, 0.29 mM)、およびプライマー-結合ビーズを添加して反応を開始し;最後に濃縮物を得た。反応は、30℃で4時間行った。
化合物のIC50値を、7つの異なる[I]を用いて決定した。IC50値を、式y = A+((B-A)/(1+((C/x)^D)))を用いて、阻害から算出した。
FRETアッセイの準備
96-ウェル細胞培養プレートを用いて、HCV FRETスクリーニングアッセイを実施した。FRETペプチド(Anaspec, Inc.)(Taliani et al., Anal. Biochem. 1996, 240, 60-67)は、該ペプチドの一方の端付近に蛍光ドナー, EDANSを有し、他方の端付近にアクセプター, DABCYLを有する。ペプチドの蛍光発光はドナーおよびアクセプター間の分子間共鳴エネルギー移動(RET)によりクエンチされるが、NS3プロテアーゼがペプチドを開裂すると、該生成物がRETクエンチから解除され、ドナーの蛍光発光が明らかになる。該アッセイ試薬は以下のとおり調製した:5X cell Luciferase cell culture lysis reagent(Promega製)(#E153A)をdH2Oで1Xまで希釈し、NaClを150 mM最終まで添加し、該FRETペプチドを2 mM原液から20 μM最終まで希釈した。
プレートの調製のため、ウミシイタケルシフェラーゼレポーター遺伝子(Renilla luciferase reporter gene)の有無にかかわらず、HCVレプリコン細胞をトリプシン処理し、96-ウェルプレートの各ウェルに入れ、列3から12に滴定した試験化合物を添加した;列1および2はコントロール化合物(HCVプロテアーゼインヒビター)を含み、一番下の列は化合物無添加の細胞を含む。次いで、該プレートを、37℃のCO2インキュベーターに入れた。
アッセイ
上記(FRETアッセイの準備)の試験化合物の添加後、様々な時点で、該プレートを取り出し、細胞毒性の測定として、アラマーブルー溶液(Alamar blue solution)(Trek Diagnostics, #00-100)を各ウェルに添加した。Cytoflour 4000装置(PE Biosystems)における測定後、プレートを、PBSですすぎ、次いで、30 μlの上記(FRETアッセイの準備)のFRETペプチドアッセイ試薬をウェルごとに添加することにより、FRETアッセイに用いた。その後、該プレートを、340励起/490発光、20サイクルの自動モードにセットされたCytoflour 4000装置に設置し、キネティックモード(kinetic mode)で測定した。通常、測定後のエンドポイント分析によるシグナル対ノイズは、少なくとも3倍であった。別法として、アラマーブルー測定後に、プレートをPBSですすぎ、フェノールレッドを含まない50 μlのDMEM(高グルコース)を添加した後、プレートをPromega Dual-Glo Luciferase Assay Systemによるルシフェラーゼアッセイに用いた。
化合物分析は、相対的HCVレプリコン阻害および相対的細胞毒性値の定量化により決定した。細胞毒性値(cytoxicity value)の算出のため、コントロールウェルからの平均アラマーブルー蛍光シグナルを100%無毒とした。次いで、化合物試験ウェルのそれぞれにおける個々のシグナルを平均コントロールシグナルで割り、100%をかけて細胞毒性率を決定した。HCVレプリコン阻害値の算出のため、平均バックグラウンド値を、アッセイの最終時点で最高量のHCVプロテアーゼインヒビターを含有する2つのウェルから得た。これらの数値は、未処理Huh-7細胞から得られたものと類似していた。
次いで、コントロールウェルから得た平均シグナルから該バックグラウンド値を引き、この値を100%活性として用いた。その後、各化合物試験ウェルにおける個々のシグナルを、バックグラウンド値を引いた後の平均コントロール値で割り、100%をかけて活性率を決定した。プロテアーゼインヒビター滴定のEC50値は、FRETまたはルシフェラーゼ活性の50%低下を引き起こす濃度として算出した。化合物プレートにおいて得られた2つの値、細胞毒性(cytoxicity)率および活性率を用いてさらなる分析に関心が持たれる化合物を決定した。
HCVレプリコンルシフェラーゼレポーターアッセイ
HCVレプリコンルシフェラーゼアッセイを、HCVウイルス複製における本発明に記載の化合物の阻害効果をモニターするために開発した。レプリコンルシフェラーゼレポーターアッセイの利用は、Kriegerらによって最初に記載された(Krieger N, Lohmann V, and Bartenschlager R, J. Virol. 75(10):4614-4624 (2001))。HCVレプリコンを恒常的に発現するHUH-7細胞を、10%ウシ胎仔血清(FCS)(Sigma)および1 mg/ml G418(Gibco-BRL)を含有するダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)(Gibco-BRL)中で増殖させた。化合物を、20ポイント滴定用に、DMSO中で3倍に連続希釈し、次いで、無菌の384-ウェル tissue-culture treated plates(Corning cat # 3571)に移した。次いで50 μlの細胞を、4%FCS(最終DMSO濃度 0.5%)を含有するDMEM中に3.0 x 103細胞/ウェルの密度で、プレートに播種した。37℃で3日間インキュベートした後、細胞を、基質としてEnduRen(Promega cat #E6485)を用いて、ウミシイタケルシフェラーゼ活性について分析した。該EnduRen基質をDMEM中に希釈し、次いでプレートに、7.5 μMの最終濃度まで添加した。該プレートを37℃で2時間インキュベートした後、直ちに、発光プログラム(luminescence program)を用いてViewluxイメージャー(PerkinElmer)により、30秒間測定した。化合物の細胞毒性を評価するために、Cell Titer-Blue(Promega, cat # G8082)を用いてEnduRen-含有プレートを多重化することによってCC50値を得た。3 μlのCell-Titer Blueを各ウェルに加えて、37℃で8時間インキュべートした。各ウェルからの蛍光シグナルを、Viewluxイメージャーを用いて、励起波長525/10 nmおよび発光波長598/10 nmで測定した。
化合物の代表的なデータを表1および2に報告する。
表1
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A 0.002から0.25 μM; B >0.25 μM − <1.0 μM; C 1.0 μM − 10.0 μM; D >0.67 μM (しかし、正確な値は決定しなかった); E >10.0 μM; F >0.4 μM; (しかし、正確な値は決定しなかった); G > 1.39 μM (しかし、正確な値は決定しなかった); H >0.62 μM (しかし、正確な値は決定しなかった); I >4 μM (しかし、正確な値は決定しなかった); J>3.7 μM (しかし、正確な値は決定しなかった); K >1.23 μM (しかし、正確な値は決定しなかった); L >4.17 μM (しかし、正確な値は決定しなかった); M > 0.5 μM (しかし、正確な値は決定しなかった).*EC50は384プレートプロトコルおよび1aレプリコンを用いて決定した。

表2
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*EC50は384ウェルプレートプロトコルを用いて決定した。
(医薬組成物および治療方法)
該化合物は、HCV NS5Bに対する活性を示し、HCVおよびHCV感染症の処置に有用であり得る。従って、本発明の別の態様は、化合物もしくはその医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体を含有する組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物をさらに含有する組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がインターフェロンである組成物である。本発明の別の態様は、該インターフェロンがインターフェロンα2B、ペグインターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、またはリンパ芽球様インターフェロンタウから選択される。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がシクロスポリンである組成物である。本発明の別の態様は、該シクロスポリンがシクロスポリンAである。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を増強する化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド(Imiqimod)、リバビリン、イノシン5'-一リン酸脱水素酵素阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンからなる群から選択される組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、HCV感染症の処置のために、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCVエントリー、HCVアセンブリ、HCVイグレス、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、またはヌクレオシドアナログから選択される標的の機能を阻害するのに有効である、組成物である。
本発明の別の態様は、化合物もしくはその医薬的に許容される塩、医薬的に許容される担体、インターフェロンおよびリバビリンを含有する組成物である。
本発明の別の態様は、HCVレプリコンに化合物もしくはその医薬的に許容される塩を接触させることを含む、HCVレプリコンの機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、HCV NS5Bタンパク質に化合物もしくはその医薬的に許容される塩を接触させることを含む、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、患者に治療上有効な量の化合物もしくはその医薬的に許容される塩を投与することを含む、患者においてHCV感染症を処置する方法である。別の実施態様において、該化合物はHCVレプリコンの機能を阻害するのに有効である。別の実施態様において、該化合物はHCV NS5Bタンパク質の機能を阻害するのに有効である。
本発明の別の態様は、患者に治療上有効な量の化合物もしくはその医薬的に許容される塩を、抗HCV活性を有する別の化合物とともに(前、後、もしくは同時に)投与することを含む、患者においてHCV感染症を処置する方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物がインターフェロンである、該方法である。
本発明の別の態様は、該インターフェロンがインターフェロンα2B、ペグインターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、またはリンパ芽球様インターフェロンタウから選択される、該方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物がシクロスポリンである、該方法である。
本発明の別の態様は、該シクロスポリンがシクロスポリンAである、該方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を増強する化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン5'-一リン酸脱水素酵素阻害剤、アマンタジン、またはリマンタジンから選択される、該方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCV感染症の処置のために、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCVエントリー、HCVアセンブリ、HCVイグレス、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびヌクレオシドアナログからなる群から選択される標的の機能を阻害するのに有効である、該方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物がHCV NS5Bタンパク質以外のHCVの生活環における標的の機能を阻害するのに有効である、該方法である。
「治療上有効な」とは、肝炎およびHCV感染症の分野の医師には明らかであるように、有意義な患者利益をもたらすのに必要な薬剤の量を意味する。
「患者」とは、肝炎およびHCV感染症の分野の医師には明らかであるように、HCVウイルスに感染しており、療法に適した人を意味する。
「処置」、「療法」、「レジメン」、「HCV感染症」および関連する用語は、肝炎およびHCV感染症の分野の医師には明らかであるように、用いられる。
本発明の化合物は、通常、治療上有効な量の化合物もしくはその医薬的に許容される塩および医薬的に許容される担体を含む医薬組成物として提供され、通常の賦形剤を含んでもよい。医薬的に許容される担体は、許容される安全性プロファイルを有する通常の公知の担体である。組成物は、例えば、カプセル剤、錠剤、トローチ剤(losenge)、および散剤、ならびに液体懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤(elixer)、および液剤を含む、全ての一般的な固形および液状形態を包含する。組成物は一般的な製剤技術を用いて製造され、通常の賦形剤(例えば結合剤および湿潤剤)およびベヒクル(例えば水およびアルコール)が組成物に一般的に用いられる。例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Company, Easton, PA, 17th edition, 1985を参照。
固体組成物は通常、用量単位で製剤化され、用量当たり約1〜1000 mgの活性成分を提供する組成物が好ましい。投与量のいくつかの例は、1 mg、10 mg、100 mg、250 mg、500 mg、および1000 mgである。通常、他の薬剤は、臨床的に用いられる種類の薬剤と同様の単位範囲で存在しうる。典型的には、これは0.25〜1000 mg/単位である。
液体組成物は通常、用量単位内である。通常、液体組成物は1〜100 mg/mLの単位用量内であろう。投与量のいくつかの例は、1 mg/mL、10 mg/mL、25 mg/mL、50 mg/mL、および100 mg/mLである。通常、他の薬剤は、臨床的に用いられる種類の薬剤と同様の単位範囲で存在しうる。典型的には、これは1〜100 mg/mLである。
本発明は全ての一般的な投与様式を包含し;経口および非経口方法が好ましい。通常、投与レジメンは臨床的に用いられる他の薬剤と同様でありうる。典型的には、1日用量は、体重1kg当たり1〜100 mg/日であろう。通常、経口ではより多くの化合物が必要とされ、非経口ではあまり必要とされない。しかしながら、具体的な投与レジメンは正確な医学的判断を用いて医師により決定されるであろう。
本発明はまた、該化合物を組み合わせ療法で投与する方法も包含する。すなわち、該化合物を、肝炎およびHCV感染症の処置において有用な他の薬剤と同時だが別個に用いることができる。これらの組み合わせ方法において、該化合物は通常、体重1kg当たり1〜100 mg/日の1日用量で、他の薬剤とともに投与され得る。他の薬剤は通常、治療に用いられる量で投与され得る。しかしながら、具体的な投与レジメンは正確な医学的判断を用いて医師により決定されるであろう。
表2に、組成物および方法に適切な化合物のいくつかの例を記載する。

表2
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(具体的実施態様の説明)
スキームにおいて用いられる略語は一般に、当分野で用いられる慣習に従う。本明細書および実施例において用いられる化学的略語は以下の通り定義する:「NaHMDS」はナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド;「DMF」はN,N-ジメチルホルムアミド;「MeOH」はメタノール;「NBS」はN-ブロモスクシンイミド;「Ar」はアリール;「TFA」はトリフルオロ酢酸;「LAH」は水素化リチウムアルミニウム;「BOC」、「DMSO」はジメチルスルホキシド;「h」は時間;「rt」は室温または保持時間(状況により決定される);「min」は分;「EtOAc」は酢酸エチル;「THF」はテトラヒドロフラン;「EDTA」はエチレンジアミン四酢酸;「Et2O」はジエチルエーテル;「DMAP」は4-ジメチルアミノピリジン;「DCE」は1,2-ジクロロエタン;「ACN」はアセトニトリル;「DME」は1,2-ジメトキシエタン;「HOBt」は1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物;「DIEA」はジイソプロピルエチルアミン、「Nf」はCF3(CF2)3SO2-;および「TMOF」はオルトギ酸トリメチル。
本明細書で用いる略語は以下の通り定義される:「1 x」は1回、「2 x」は2回、「3 x」は3回、「℃」は摂氏度、「eq」は当量、「g」はグラム、「mg」はミリグラム、「L」はリットル、「mL」はミリリットル、「μL」はマイクロリットル、「N」は規定、「M」はモル、「mmol」はミリモル、「min」は分、「h」は時間、「rt」は室温、「RT」は保持時間、「atm」は気圧、「psi」はポンド/平方インチ、「conc.」は濃縮物、「sat」もしくは「sat'd」は飽和、「MW」は分子量、「mp」は融点、「ee」はエナンチオマー過剰率、「MS」もしくは「Mass Spec」は質量分析、「ESI」はエレクトロスプレーイオン化質量分析、「HR」は高分解能、「HRMS」は高分解能質量分析、「LCMS」は液体クロマトグラフィー質量分析、「HPLC」は高圧液体クロマトグラフィー、「RP HPLC」は逆相HPLC、「TLC」もしくは「tlc」は薄層クロマトグラフィー、「NMR」は核磁気共鳴分光法、「1H」はプロトン、「δ」はデルタ、「s」は1重線、「d」は2重線、「t」は3重線、「q」は4重線、「m」は多重線、「br」はブロード、「Hz」はヘルツ、ならびに、「α」、「β」、「R」、「S」、「E」および「Z」は当業者にはよく知られている立体化学的命名である。
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3-(3-ニトロピリジン-4-イル)安息香酸
4-クロロ-3-ニトロピリジン(3.0 g, 18.9 mmol)、3-ボロノ安息香酸(3.7 g, 22.7 mmol)、炭酸カリウム(5.2 g, 37.8 mmol)およびジオキサン(189 mL)を含有する、脱気した混合液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.30 g, 0.28 mmol)を、窒素雰囲気下において、一度に加えた。該混合液を、高速で撹拌しながら100℃で15時間加熱し、室温まで冷却し、濾過し、濃縮して、3-(3-ニトロピリジン-4-イル)安息香酸を黄褐色の残渣として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。LCMS: 保持時間: 1.375分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5u, C18, 4.6 x 50 mmカラムを備えた島津LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 245 (MH+).
Figure 0005572725
3-(3-ニトロピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド
2-フェニルプロパン-2-アミン(5.5 g, 40.4 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(18.8 mL, 108 mmol)、3-(3-ニトロピリジン-4-イル)安息香酸(8.8 g, 27.0 mmol)およびDMF(180 mL)を含有する溶液に、HATU(15.4 g, 40.4 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持した後、濃縮した。シリカゲル(50-100% 酢酸エチル/ヘキサン, 60分 グラジエント)で精製して、3-(3-ニトロピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドを暗い黄色の綿毛状の固形物として得た。 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.21 (s, 1 H), 8.93 (d, J=5.02 Hz, 1 H), 8.51 (s, 1 H), 7.97 (dt, J=7.03, 1.76 Hz, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.73 (d, J=5.02 Hz, 1 H), 7.52 - 7.61 (m, 2 H), 7.34 - 7.41 (m, 2 H), 7.27 (t, J=7.65 Hz, 2 H), 7.16 (t, J=7.28 Hz, 1 H), 1.64 - 1.72 (m, 6 H). LCMS: 保持時間: 2.060分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 362 (MH+).
Figure 0005572725
3-(3-アミノピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド
3-(3-ニトロピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド(2.0 g, 5.5 mmol)およびメタノール(18.5 mL)を含有する溶液に、10%Pd/C(1.6 g, 0.76 mmol, 湿, 50%水)を、窒素雰囲気下において、一度に加えた。該反応混合液を、水素ガス(バルーン)の雰囲気下において2時間撹拌し、濾過し、濃縮して、3-(3-アミノピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドを淡黄色の油状物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 8.47 (s, 1 H), 8.11 (s, 1 H), 7.93 (s, 1 H), 7.85 (d, J=4.77 Hz, 1 H), 7.81 (ddd, J=7.65, 1.63, 1.51 Hz, 1 H), 7.52 - 7.61 (m, 2 H), 7.36 - 7.41 (m, 2 H), 7.24 - 7.30 (m, 2 H), 7.15 (t, J=7.28 Hz, 1 H), 7.04 (d, J=5.02 Hz, 1 H), 5.15 (s, 2 H), 1.64 - 1.70 (m, 6 H). LCMS: 保持時間: 1.240分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5u, C18, 4.6 x 50 mmカラムを備えた島津LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 332 (MH+).
Figure 0005572725
3-(3-(メチルスルホンアミド)ピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド
3-(3-アミノピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド(1.7 g, 5.1 mmol)、トリエチルアミン(5.2 g, 51.3 mmol)、およびジクロロメタン(85 mL)を含有する溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.90 mL, 11.3 mmol)/ジクロロメタン(75 mL)を、3分かけて滴下した。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮して全ての溶媒を除去した。そのようにして得た残渣をTHF(51 mL)中に溶解させ、テトラブチルアンモニウムフルオリド(24 mL, 1.0 M/THF)を、シリンジを介して一定の流れで加えた。該溶液を60℃で18時間維持し、濃縮し、酢酸エチル(75 mL)に溶解させた。該溶液を、水(5 x 50 mL)で洗浄し、食塩水(50 mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲル(0-8% メタノール/ジクロロメタン, 60分 グラジエント)で精製して、3-(3-(メチルスルホンアミド)ピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドを淡黄色の泡状物質として得た。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.42 (s, 1 H), 8.64 (s, 1 H), 8.56 (d, J=4.88 Hz, 1 H), 8.45 (s, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 7.90 (d, J=7.63 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=7.63 Hz, 1 H), 7.58 (t, J=7.78 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=4.88 Hz, 1 H), 7.40 (d, J=7.93 Hz, 2 H), 7.29 (t, J=7.63 Hz, 2 H), 7.17 (t, J=7.17 Hz, 1 H), 2.85 (s, 3 H), 1.69 (s, 6 H). LCMS: 保持時間: 1.277分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5u, C18, 4.6 x 50 mmカラムを備えた島津LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 410 (MH+).
Figure 0005572725
3-(3-(N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メチルスルホンアミド)ピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド
3-(3-(メチルスルホンアミド)ピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド(0.20 g, 0.50 mmol)、炭酸カリウム(0.30 g, 2.0 mmol)およびDMF(1.6 mL)を含有する混合液に、(2-ブロモエトキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン(0.10 mL, 0.50 mmol)を、シリンジを介して一定の流れで加えた。該混合液を、80℃で4時間撹拌し、室温まで冷却し、濾過し、濃縮し、シリカゲル(0-10% メタノール/ジクロロメタン, 60分 グラジエント)で精製して、3-(3-(N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メチルスルホンアミド)ピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドを茶色の油状物として得た。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 8.75 (s, 1 H), 8.64 (d, J=4.88 Hz, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 7.96 (s, 1 H), 7.91 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 7.77 (d, J=7.93 Hz, 1 H), 7.52 - 7.60 (m, 2 H), 7.40 (d, J=7.32 Hz, 2 H), 7.28 (t, J=7.63 Hz, 2 H), 7.17 (t, J=7.32 Hz, 1 H), 3.42 - 3.50 (m, 1 H), 3.25 (s, 3 H), 3.03 (s, 1 H), 1.64 - 1.71 (m, 6 H), 0.71 - 0.78 (m, 9 H), -0.12 - -0.06 (m, 6 H). LCMS: 保持時間: 2.497分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5u, C18, 4.6 x 50 mmカラムを備えた島津LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 568 (MH+).
Figure 0005572725
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
3-(3-(N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メチルスルホンアミド)ピリジン-4-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド(0.090 g, 0.12 mmol)およびジクロロメタン(2 mL)を含有する冷却した溶液(0℃, 氷浴)に、O-(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミン(0.080 g, 0.37 mmol)/ジクロロメタン(2 mL)を迅速に滴下した。該溶液を0℃で15分間維持し、冷却浴から取り出し、周囲温度で2時間維持した。該溶液を濃縮し、メタノール(5 mL)中に溶解させ、再濃縮して、1-アミノ-3-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-4-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピリジニウム 2,4,6-トリメチルベンゼンスルホネートを薄黄色の泡状物質として得た(470, MH+)。そのようにして得た生成物をDMF(2.4 mL)中に溶解させ、炭酸カリウム(0.070 g, 0.50 mmol)、メチル 3-(4-フルオロフェニル)プロピオレート(0.030 g, 0.19 mmol)およびDMF(2.0 mL)を含有する冷却した混合液(0℃, 氷浴)に、20分かけてゆっくりと滴下した。該混合液を、撹拌しながら冷却浴中で維持し、周囲温度で15時間進行させた。該混合液を、濾過し、濃縮した。シリカゲル(0-100% 酢酸エチル/ヘキサン, 60分 グラジエント)で精製して、メチル 2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートを黄色の残渣として得た。 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 8.72 (s, 1 H), 8.24 (s, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 7.97 - 8.00 (m, 1 H), 7.89 (t, J=7.93 Hz, 1 H), 7.77 - 7.84 (m, 2 H), 7.50 - 7.59 (m, 2 H), 7.40 - 7.49 (m, 3 H), 7.23 - 7.33 (m, 3 H), 7.12 - 7.19 (m, 3 H), 3.83 (s, 3 H), 3.62 - 3.71 (m, 1 H), 3.39 - 3.46 (m, 1 H), 3.30 - 3.39 (m, 1 H), 3.18 - 3.23 (m, 3 H), 2.63 - 2.72 (m, 1 H), 1.78 (t, J=12.21 Hz, 6 H). LCMS: 保持時間: 2.403分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5u, C18, 4.6 x 50 mmカラムを備えた島津LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 645 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(0.021 g, 0.33 mmol)、THF(0.20 mL)およびメタノール(0.13 mL)を含有する溶液に、水酸化リチウム水溶液(0.081mL, 2.0 M)を加えた。該溶液を、室温で20時間、次いで45℃で8時間維持した。該溶液を、HCl水溶液(0.21 mL, 1.0 N)を用いてpH 4以下に調節し、酢酸エチル(2 x 0.50 mL)で抽出した。有機部分を合わせて、食塩水(0.50 mL)で洗浄し、濃縮して、2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸を薄黄色の残渣として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS: 保持時間: 1.778分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 631(MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.021 g, 0.033 mmol)、HOAT(0.0050 g, 0.036 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.070 mL, 0.40 mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.0090 g, 0.13 mmol)、ジクロロメタン(0.70 mL)およびDMF(0.14 mL)を含有する溶液に、EDCI(0.020 g, 0.10 mmol)を加えた。該溶液を室温で15時間維持し、濃縮した。プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 12分 グラジエント)により精製して、2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。プレパラティブHPLC 保持時間 7.4分. 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.13 (s, 1 H), 8.28 (s, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.00 (q, J=4.27 Hz, 1 H), 7.86 - 7.94 (m, 3 H), 7.78 (d, J=8.03 Hz, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.56 (t, J=7.78 Hz, 1 H), 7.37 - 7.42 (m, 2 H), 7.25 - 7.35 (m, 4 H), 7.16 (t, J=7.28 Hz, 1 H), 4.95 (t, J=4.89 Hz, 1 H), 3.58 (dd, J=14.18, 5.65 Hz, 1 H), 3.38 (s, 2 H), 3.21 - 3.26 (m, 3 H), 2.86 - 2.96 (m, 1 H), 2.75 (d, J=4.52 Hz, 3 H), 1.67 (s, 6 H). LCMS: 保持時間: 2.825分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 644 (MH+).
Figure 0005572725
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートを、4-メトキシピリジン(0.55 g, 3.1 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 8.38 (d, J=7.63 Hz, 1 H), 7.73 - 7.77 (m, 1 H), 7.73 (d, J=5.49 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=2.75 Hz, 1 H), 7.13 (t, J=8.70 Hz, 2 H), 6.66 (dd, J=7.63, 2.75 Hz, 1 H), 3.94 (s, 3 H), 3.81 (s, 3 H). LCMS: 保持時間: 2.706分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 301(MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸
7, 2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸を、メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(0.99 g, 3.3 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 12.30 (s, 1 H), 8.70 (d, J=7.32 Hz, 1 H), 7.79 (dd, J=8.85, 5.80 Hz, 2 H), 7.43 (d, J=2.75 Hz, 1 H), 7.27 (t, J=9.00 Hz, 2 H), 6.83 (dd, J=7.63, 2.75 Hz, 1 H), 3.92 (s, 3 H). LCMS: 保持時間: 1.420分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 287(MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシ-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシ-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.88 g, 2.6 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.42 (d, J=7.63 Hz, 1 H), 7.71 - 7.78 (m, 2 H), 7.30 (d, J=2.75 Hz, 1 H), 7.25 (t, J=8.85 Hz, 2 H), 6.73 (dd, J=7.63, 2.75 Hz, 1 H), 3.96 (s, 3 H), 2.86 (s, 3 H). LCMS: 保持時間: 1.935分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 300(MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシ-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド(0.30 g, 1.0 mmol)およびトルエン(10 mL)を含有する懸濁液に、三臭化ホウ素-メチルスルフィド複合体(1.3 g, 4.0 mmol)を一度に加えた。該混合液を、閉容器の中で、窒素雰囲気下において105℃で40時間撹拌し、室温まで冷却し、水酸化ナトリウム水溶液(3 x 20 mL, 2.0 M)で抽出した。水性抽出物を合わせて、HCl水溶液(2.0 M, 約60 mL)で抽出し、酢酸エチル(3 x 50 mL)で抽出した。有機部分を合わせて、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを黄褐色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 10.69 (s, 1 H), 8.55 (d, J=7.32 Hz, 1 H), 7.75 - 7.82 (m, 2 H), 7.50 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 7.28 (t, J=9.00 Hz, 2 H), 7.05 (d, J=2.44 Hz, 1 H), 6.65 (dd, J=7.48, 2.59 Hz, 1 H), 2.72 (d, J=4.58 Hz, 3 H). LCMS: 保持時間: 1.102分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 285 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート
2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド(0.25 g, 0.66 mmol)、N-フェニルビス(トリフルオロメタン)スルホンアミド(0.35 g, 0.99 mmol)、トリエチルアミン(0.46 mL, 3.3 mmol)およびジクロロメタン(6.5 mL)を含有する溶液を、室温で18時間維持した。該溶液を、さらにジクロロメタン(10 mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)で洗浄し、水(5 mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲル(0-100%酢酸エチル/ヘキサン, 45分 グラジエント)で精製して、2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネートを白色の固形物として得た。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.00 (d, J=7.63 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=2.44 Hz, 1 H), 7.94 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 7.83 - 7.89 (m, 2 H), 7.41 (s, 1 H), 7.32 - 7.38 (m, 2 H), 7.25 (dd, J=7.48, 2.90 Hz, 1 H), 2.77 (d, J=4.58 Hz, 3 H). LCMS: 保持時間: 2.623分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 418 (MH+).
Figure 0005572725
3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)安息香酸
2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート(0.19 g, 0.44 mmol)、3-ボロノ安息香酸(0.11 g, 0.67 mmol)、炭酸セシウム(0.22 g, 0.67 mmol)、ジオキサン(3.7 mL)および水(0.74 mL)を含有する脱気した溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.0090 g, 0.010 mmol)を加えた。該溶液を95℃で7時間維持した。該溶液を室温まで冷却し、濃縮し、水およびメタノールを含有する溶液(1.8/1, 14 mL)に溶解させた。該溶液を濾過して微粒子を除去し、ジクロロメタン(3 x 5mL)で洗浄した。水性部分を乾固するまで濃縮し、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)安息香酸を淡灰色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS: 保持時間: 1.830分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 390 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-フェニルプロパン-2-アミン(0.040 g, 0.29 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.10 mL, 0.58 mmol)、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)安息香酸(0.10 g, 0.20 mmol)およびDMF(1.3 mL)を含有する溶液に、HATU(0.10 g, 0.25 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 12分 グラジエント)を用いて精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC: 保持時間: 8.0分. 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 8.90 (d, J=7.32 Hz, 1 H), 8.65 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.00 (d, J=6.10 Hz, 2 H), 7.88 - 7.94 (m, 3 H), 7.61 - 7.66 (m, 1 H), 7.49 (dd, J=7.17, 1.68 Hz, 1 H), 7.42 (d, J=7.63 Hz, 2 H), 7.28 - 7.35 (m, 4 H), 7.19 (s, 1 H), 2.81 (d, J=4.58 Hz, 3 H), 1.72 (s, 6 H). LCMS: 保持時間: 3.325分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 507 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)安息香酸(0.070 g, 0.14 mmol)および1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.040 g, 0.20 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.40 (s, 1 H), 8.90 (d, J=7.32 Hz, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.11 (d, J=1.22 Hz, 1 H), 8.03 (d, J=7.93 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=7.63 Hz, 2 H), 7.90 (dd, J=8.70, 5.65 Hz, 2 H), 7.65 (t, J=7.78 Hz, 1 H), 7.49 (dd, J=7.32, 1.83 Hz, 1 H), 7.28 - 7.35 (m, 4 H), 7.23 - 7.26 (m, 2 H), 7.15 - 7.20 (m, 1 H), 2.81 (d, J=4.58 Hz, 3 H), 1.32 (d, J=9.16 Hz, 4 H). LCMS: 保持時間: 3.053分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 505 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロブチルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロブチルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)安息香酸(0.070 g, 0.14 mmol)および1-フェニルシクロブタンアミン塩酸塩(0.040 g, 0.20 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.21 (s, 1 H), 8.90 (d, J=7.02 Hz, 1 H), 8.30 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 7.96 - 8.03 (m, 2 H), 7.88 - 7.96 (m, 3 H), 7.63 (t, J=7.63 Hz, 1 H), 7.53 (d, J=7.63 Hz, 2 H), 7.48 (dd, J=7.32, 1.83 Hz, 1 H), 7.30 - 7.37 (m, 4 H), 7.21 (t, J=7.32 Hz, 1 H), 2.82 (d, J=4.58 Hz, 3 H), 2.63 - 2.71 (m, 2 H), 2.58 (ddd, J=12.13, 8.62, 6.10 Hz, 2 H), 2.03 - 2.11 (m, 1 H), 1.84 - 1.93 (m, 1 H). LCMS: 保持時間: 3.225分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 4.6 x 30 mmカラムを備えた島津LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 519 (MH+).
Figure 0005572725
5-(3-(tert-ブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
5-(3-(tert-ブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)安息香酸(0.10 g, 0.20 mmol)および2-メチルプロパン-2-アミン(0.020 g, 0.30 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 8.88 (d, J=7.02 Hz, 1 H), 8.19 (s, 1 H), 8.09 (d, J=1.22 Hz, 1 H), 7.95 - 8.02 (m, 3 H), 7.87 - 7.93 (m, 3 H), 7.58 - 7.64 (m, 1 H), 7.47 (dd, J=7.32, 1.83 Hz, 1 H), 7.33 (t, J=9.00 Hz, 2 H), 2.82 (d, J=4.58 Hz, 3 H), 1.43 (s, 9 H). LCMS: 保持時間: 2.940分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 445 (MH+).
Figure 0005572725
4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-アミン
4-(ベンジルオキシ)-3-ニトロピリジン(7.2 g, 31.3 mmol)および亜鉛粉末(6.1 g, 91.0 mmol)を含有する混合物に、酢酸(7.2 mL, 7.5 mmol)を加えた。該混合液を、室温で6時間撹拌し、濾過し、濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(300 mL)に溶解させ、飽和塩化アンモニウム水溶液(3 x 100 mL)で洗浄し、食塩水(100 mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-アミンをオレンジ色の油状物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 7.91 (s, 1 H), 7.72 (d, J=5.49 Hz, 1 H), 7.50 (d, J=7.63 Hz, 2 H), 7.41 (t, J=7.32 Hz, 2 H), 7.34 (s, 1 H), 7.03 (d, J=5.49 Hz, 1 H), 5.24 (s, 2 H), 5.13 (s, 2 H). LCMS: 保持時間: 1.372分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 201(MH+).
Figure 0005572725
N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)メタンスルホンアミド
4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-アミン(6.2 g, 15.8 mmol)、トリエチルアミン(11 mL, 79 mmol)、およびジクロロメタン(163 mL)を含有する溶液に、メタンスルホニルクロリド(1.2 mL, 15.8 mmol)/ジクロロメタン(100 mL)を90分かけて滴下した。該溶液を室温で6時間維持し、濃縮し、N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)メタンスルホンアミドを得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS: 保持時間: 1.305分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Xterra, 5ミクロン, C18, 4.6 x 30 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 279 (MH+).
Figure 0005572725
N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メタンスルホンアミド
N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メタンスルホンアミドを、N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)メタンスルホンアミド(4.6 g, 10.6 mmol)から製造した。 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 8.40 (d, J=5.77 Hz, 1 H), 8.30 (s, 1 H), 7.45 - 7.51 (m, 2 H), 7.33 - 7.43 (m, 3 H), 7.26 (d, J=5.77 Hz, 1 H), 5.27 (s, 2 H), 3.59 (s, 4 H), 2.94 (s, 3 H), 0.78 (s, 9 H), -0.07 (s, 6 H). LCMS: 保持時間: 3.221分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 437 (MH+).
Figure 0005572725
メチル 6-(N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
メチル 6-(N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートを、N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メタンスルホンアミド(2.4 g, 5.5 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 8.50 (s, 1 H), 7.69 - 7.75 (m, 2 H), 7.66 (s, 1 H), 7.39 - 7.47 (m, 5 H), 7.13 (t, J=8.70 Hz, 2 H), 5.24 (s, 2 H), 3.81 (s, 4 H), 3.74 (s, 3 H), 2.87 (s, 3 H), 0.80 (s, 9 H), -0.01 (s, 6 H). LCMS: 保持時間: 3.190分. LCデータは、254 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 628 (MH+).
Figure 0005572725
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
メチル 6-(N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(0.17 g, 0.27 mmol)および酢酸エチル(5.4 mL)を含有する溶液に、10% Pd/C(0.04 g, 0.04 mmol Pd)を、窒素雰囲気下において、一度に加えた。該反応混合液を、水素ガス(バルーン)雰囲気下において、2時間撹拌し、濾過し、濃縮して、メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートを薄黄色の油状物として得た。 1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 11.71 (s, 1 H), 8.68 (s, 1 H), 7.73 (ddd, J=11.98, 5.33, 2.76 Hz, 2 H), 7.46 (s, 1 H), 7.25 - 7.31 (m, 2 H), 3.70 (s, 7 H), 3.11 - 3.14 (m, 3 H), 0.74 (s, 9 H), -0.06 - -0.04 (m, 6 H). LCMS: 保持時間: 2.750分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 538 (MH+).
Figure 0005572725
メチル 6-(N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
メチル 6-(N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートを、メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(0.15 g, 0.29 mmol)から製造した。 LCMS: 保持時間: 3.200分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 670 (MH+).
Figure 0005572725
3-(2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-3-(メトキシカルボニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)安息香酸
3-(2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-3-(メトキシカルボニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)安息香酸を、メチル 6-(N-(2-(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-(トリフルオロメチル-スルホニルオキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(0.07 g, 0.10 mmol)から製造した。 LCMS: 保持時間: 1.845分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 528 (MH+).
Figure 0005572725
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレートを、3-(2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-3-(メトキシカルボニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)安息香酸(0.05 g, 0.10 mmol)および1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(0.03 g, 0.15 mmol)から製造した。 LCMS: 保持時間: 1.473分. LCデータは、254 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 644 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸
2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸を、メチル 2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(0.06 g, 0.10 mmol)から製造した。 LCMS: 保持時間: 1.220分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters-Sunfire, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 630 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチル-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチル-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.04 g, 0.06 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.26 (s, 1 H), 9.16 (s, 1 H), 8.45 (d, J=3.05 Hz, 1 H), 8.11 (s, 1 H), 8.05 (q, J=4.27 Hz, 1 H), 7.95 - 8.01 (m, 1 H), 7.88 - 7.93 (m, 2 H), 7.87 (d, J=8.24 Hz, 1 H), 7.78 (s, 1 H), 7.65 - 7.70 (m, 1 H), 7.59 - 7.64 (m, 1 H), 7.31 - 7.40 (m, 3 H), 7.16 (dd, J=7.02, 5.19 Hz, 1 H), 5.01 (s, 1 H), 3.58 - 3.65 (m, 1 H), 3.42 (s, 1 H), 3.25 (s, 4 H), 2.94 (dt, J=14.65, 4.43 Hz, 1 H), 2.74 - 2.78 (m, 3 H), 1.53 - 1.59 (m, 2 H), 1.24 - 1.31 (m, 2 H). LCMS: 保持時間: 1.517分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 643(MH+).
Figure 0005572725
エチル 6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキシレート
エチル 3-(4-フルオロフェニル)-3-オキソプロパノエート(2.6 g, 12 mmol)をDCM(32 mL)中に溶解させ、0℃まで冷却し、テトラ-n-ブチルアンモニウムトリブロミド(6.75 g, 14.0 mmol)で処理した。該反応混合液を、0℃で1時間、室温で1時間撹拌した後、飽和NaHCO3(水溶液)(2 x 50 mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮した。該粗物質をEtOH(60 mL)に溶解させ、その後、5-ブロモピリジン-2-アミン(6.22 g, 36.0 mmol)を加え、該反応液を窒素下において70℃で終夜撹拌した(LCMSにより完了)。該反応混合液をDCM(〜120 mL)で希釈し、飽和NaHCO3(水溶液)(2 x 100 mL)で洗浄し、有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮した。得られた固形物をDCM(〜30 mL)中に溶解させ、ヘキサン(〜70 mL)で希釈し、撹拌した。固形物を濾過して除き(いくらかの目的の生成物を含む)、母液を濃縮し、DCM中に溶解させ、Biotage Horizon(40M, 10%EtOAc/ヘキサ, SiO2)により精製した(化合物が装置内に残り(crush out)、不明量が分路され無駄になった)。集めた画分は析出した固体の物質を有しており、それを濾過により集め、エチル 6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキシレート(594 mg, 1.636 mmol, 13%収率)を白色の綿毛状の固形物として得た。 1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 9.60 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.52 (dd, J = 9.2, 1.5 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 4.33 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.25 (t, J = 7.1 Hz, 3H). LCMS : m/e = 743 (M+H)+, 保持時間 = 2.24分, (カラム=(2)phenomenex 4.6x50mmC18 10um, 溶媒A=10%MeOH-90%H20-0.1%TFA, 溶媒B=90%MeOH-10%H2O-0.1%TFA 開始%B=0, 最終%B=100, グラジエント時間=2分, ホールド時間=1分, 流速=5 mL/分). LC-MS 保持時間 2.04分; m/z 362, 364 (MH+). LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸
エチル 6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキシレート(394 mg, 1.09 mmol)をMeOH(10 mL)およびTHF(10 mL)に溶解させ、次いで1M NaOH水溶液(7.5 mL, 7.50 mmol)を加え、該反応液を70℃で1時間加熱した。該反応液を1M HCl水溶液8 mL)で処理し(白色の沈殿物が生じた)、室温まで冷却し、水(30 ml)で希釈し、濾過し、沈殿物を集めた(水ですすいだ)。該固形物を、減圧下において終夜乾燥させて、6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(290 mg, 0.87 mmol, 80%収率)を白色の固形物として得た。 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.40 (br s, 1H), 9.53 (s, 1H), 7.86 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 9.5, 1.5 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.9 Hz, 1H). LC-MS 保持時間 0.94分; m/z 334, 336 (MH+). LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド
6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(250 mg, 0.746 mmol)をDCE(8 mL)中にスラリーにした後、オキサリルクロリド(0.30 mL, 3.4 mmol)を加え、該スラリーを5分間撹拌した。その後、DMF(50 μL, 0.65 mmol)を加え(起泡性)、該スラリーを1時間撹拌した後、メタンアミン(5 mL, 10 mmol)(2M/THF)(発熱性)およびTEA(〜3 mL)(発熱性)を加えた。該反応液を室温で終夜撹拌した。該反応液を水(〜30 mL)およびDCM/MeOH(9/1, 3 x 30 mL)間に分配した。有機物を合わせて乾固するまで濃縮し、残渣をMeOH/EtOAc(1:1 〜40 mL)中にスラリーにし、濾過し、6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド(172 mg, 0.494 mmol, 66%収率)を白色の固形物として集めた。 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.92 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.85 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 2.79 (d, J = 4.0 Hz, 3H). LC-MS 保持時間 1.73分; m/z 348, 350 (MH+). LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)安息香酸
6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド(150 mg, 0.431 mmol)および3-ボロノ安息香酸(107 mg, 0.646 mmol)を、ジオキサン(5 mL)および水(1 mL)中にスラリーにした。該反応混合液に、Cs2CO3(211 mg, 0.646 mmol)、続いてPd(PPh3)4(50 mg, 0.043 mmol)を加えた。該反応液を密閉し、100℃で終夜加熱した。該反応溶液を室温まで冷却し、濾過して固形物を除去し、水(〜10 mL)で希釈し、1N HCl(水溶液)(1.5 mL, 1.5 mmmol)を用いて酸性化した。生じた白色の沈殿物を濾過により集め、水で洗浄し、乾燥させて、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)安息香酸(174 mg, 0.335 mmol, 78%収率)を白色の固形物として得た。 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.15 (br s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.25 - 8.17 (m, 2H), 8.00 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.87 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.67 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.65 - 7.59 (m, 1H), 7.59 - 7.53 (m, 1H), 7.32 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 2.82 (d, J = 4.0 Hz, 3H). LC-MS 保持時間 1.18min; m/z 388 (MH-). LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
6-(3-(tert-ブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド
3-(2-(4-フルオロフェニル(Fuorophenyl))-3-(メチルカルバモイル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)安息香酸(40 mg, 0.10 mmol)を、DMF(0.7 mL)およびTEA(0.1 mL)中にスラリーにした。このスラリーに、2-メチルプロパン-2-アミン(11.27 mg, 0.154 mmol)、次いでHATU(59 mg, 0.15 mmol)を加えた(溶液は黄色になった)。該反応液を室温で終夜撹拌した(LCMSにより完了)。該反応液をMeOH(0.7 mL)で希釈し、濾過し、プレパラティブHPLC(10 mM 酢酸アンモニウムを含むアセトニトリル/水 バッファー)により精製して、6-(3-(tert-ブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド(19.6 mg, 0.042 mmol, 41%収率)を白色の固形物として得た。 1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ ppm 9.25 (br s, 1H), 8.08 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 7.90 (dd, J = 9.2, 1.8 Hz, 1H), 7.88 - 7.85 (m, 1H), 7.84 - 7.82 (m, 1H), 7.81 - 7.78 (m, 2H), 7.77 (br d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.61 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 2.69 (s, 3H), 1.52 (s, 9H). LC-MS 保持時間 1.39分; m/z 443 (MH-). LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド
3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)安息香酸(40 mg, 0.10 mmol)および2-フェニルプロパン-2-アミン(21 mg, 0.15 mmol)を、DMF(0.7 mL)およびTEA(0.1 mL)中に溶解させた。この溶液にHATU(59 mg, 0.15 mmol)を加えた(溶液は黄色になった)。該反応液を室温で2時間撹拌した(LCMSにより完了)。該反応液をMeOH(0.7 mL)で希釈し、濾過し、プレパラティブHPLC(10 mM酢酸アンモニウムを含むアセトニトリル/水 バッファー)により精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)イミダゾ-[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド(24.1 mg, 0.045 mmol, 44%収率)を白色の固形物として得た。 1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ ppm 9.25 (br s, 1H), 8.14 (br s, 1H), 7.92 - 7.86 (m 3H), 7.81 - 7.79 (m, 3H), 7.63 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.35 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.22 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 2.90 (s, 3H), 1.81 (s, 6H). LC-MS 保持時間 1.74分; m/z 507 (MH+). LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 3.0x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(3-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド
3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)安息香酸(40 mg, 0.10 mmol)および1-フェニルシクロプロパンアミン、HCl(26 mg, 0.15 mmol)を、DMF(0.7 mL)およびTEA(0.1 mL)中にスラリーにした。このスラリーにHATU(59 mg, 0.15 mmol)を加えた(溶液は黄色になった)。該反応液を室温で2時間撹拌した(LCMSにより完了)。該反応液をMeOH(0.7 mL)で希釈し、濾過し、プレパラティブHPLC(10 mM 酢酸アンモニウムを含むアセトニトリル/水 バッファー)により精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(3-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド(15.2 mg, 0.028 mmol, 28%収率)を白色の固形物として得た。 1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ ppm 9.27 (br s, 1H), 8.31 (br s, 1H), 7.97 - 7.88 (m 3H), 7.82 - 7.76 (m, 3H), 7.66 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.35 - 7.26 (m, 6H), 7.22 - 7.17 (m, 1H), 2.90 (s, 3H), 1.45 - 1.36 (m, 4H). LC-MS 保持時間 1.63分; m/z 505 (MH+). LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 3.0x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
エチル 2-(5-ブロモ-2-ニトロフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)-3-ヒドロキシアクリレート
炭酸カリウム(3.3 g, 24 mmol)を、DMSO(11 mL)中の4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(2.45 g, 11 mmol)およびエチル 3-(4-フルオロフェニル)-3-オキソプロパノエート(2.7 g, 13 mmol)の撹拌した溶液に加えた。該黄色の溶液は紫色に変化し、該反応液を室温で撹拌した。8時間後、該反応液を25 mLの1 N HClを用いて中和し、EtOAcで抽出した。有機相を水(x3)および食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。該残渣を、Biotage 40+M カラム(10カラム容積にわたる5%〜25% EtOAc/ヘキサンのグラジエント溶出, λ = 254 nmで画分収集)でのシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題の化合物を粘稠性の琥珀色の油状物, 4.8 g(105%収率, 1H NMRによると〜10重量%EtOAcを含む)として得た。 1H NMR (〜0.6:1 比の ケト:エノール 互変異性体, 500 MHz, CDCl3) δ ppm 13.47 (s, 1 H) 7.94 - 8.05 (m, 2 H) 7.86 (d, J = 8.55 Hz, 1 H) 7.62 - 7.72 (m, 1.2 H) 7.51 (dd, J = 8.55, 2.14 Hz, 1 H) 7.29 - 7.35 (m, 2 H) 7.15 - 7.21 (m, 1.2 H) 7.12 (d, J = 2.14 Hz, 1 H) 6.94 (t, J = 8.55 Hz, 2 H) 6.35 (s, 0.6 H) 4.20 - 4.34 (m, 2 H) 4.04 - 4.11 (m, 1.2 H) 1.23 - 1.27 (m, 2 H) 1.18 (t, J = 7.17 Hz, 3 H). LC/MSは、島津-VP装置(220 nmでUV検出)およびWaters Micromassを用いて実施した。 LC/MSメソッド: 溶媒A=5%CH3CN/95%H2O/10 mM NH4OAc, 溶媒B=95%CH3CN/5%H2O/10 mM NH4OAc, 開始%B=0, 最終%B=100, グラジエント時間=2分, 停止時間=3分, 流速=5 ml/分, カラム: XBridge C18 5 μm 4.6 x 50 mm; HPLC 保持時間=1.69および1.83分(〜1:2 比)で2つのピークが溶出, 両者の(ES-) m/z (M-) = 408, 410 (1:1 比).
Figure 0005572725
エチル 5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール-3-カルボキシレート
250 mL 丸底フラスコにおいて、EtOH(20 mL)/AcOH(16 mL)中のエチル 2-(5-ブロモ-2-ニトロフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)-3-ヒドロキシアクリレート(1.0 g, 2.4 mmol)の撹拌した溶液に、鉄粉末(710 mg, 13 mmol)を加えた。該フラスコを、空気コンデンサ(air condenser)下において、予め加熱した(100℃)油浴中に直ちに設置し、該スラリーを激しく撹拌した。1.5時間後、該反応液を室温まで冷却し、EtOAc(200 mL)で希釈し、固形物を濾過により除去した。該濾液を、有機相が赤色でなくなるまで水で繰り返し洗浄した。その後、有機相を飽和NaHCO3および食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して(PhMe共沸混合物により残留AcOHを除去)、オフホワイト色の固形物を得た。該粗生成物を1:1 CH2Cl2/ヘキサンでトリチュレートし、該濾液をBiotage 40+M カートリッジを用いたシリカゲル クロマトグラフィー(10カラム容積にわたる10%〜40%EtOAc/ヘキサンのグラジエント溶出, λ = 254 nmで画分収集)により精製した。上記からのオフホワイト色の沈殿物をCH2Cl2でさらにトリチュレートして、白色の固形物を得て、該濾液を濃縮して、オフホワイト色の固形物を得た。沈殿物および濾液の両者を、上記の同一のメソッド(しかし、λ = 320 nmで画分収集)を用いて、別々にクロマトグラフィー処理した。3つのカラムの各々で2つの主要なピークが得られた。第一ピーク溶出物を合わせて濃縮し、表題化合物を得た(335 mg, 38%収率)。 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 8.67 (br. s., 1 H) 8.36 (br. s., 1 H) 7.54 - 7.70 (m, 2 H) 7.36 (d, J = 7.68 Hz, 1 H) 7.25 (t, J = 7.68 Hz, 1 H) 7.11 (t, J = 8.23 Hz, 2 H) 4.31 (q, J = 6.83 Hz, 2 H) 1.33 (t, J = 7.14 Hz, 3 H). LC/MSは、島津-VP装置(220 nmでUV検出)およびWaters Micromassを用いて実施した。 LC/MSメソッド: 溶媒 A = 5% CH3CN/95% H2O/10 mM NH4OAc, 溶媒 B = 95% CH3CN/5%H2O/10 mM NH4OAc, 開始%B = 0, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 2分, 停止時間 = 3分, 流速 = 5 ml/分, カラム: XBridge C18 5 μm 4.6 x 50 mm; HPLC 保持時間 = 1.73, (ES+) m/z (MH+) = 362, 364 (1:1 比).
Figure 0005572725
5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-1H-インドール-3-カルボキサミド
エチル 5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール-3-カルボキシレート(90 mg, 0.25 mmol)/1,2-ジクロロエタン(3 mL)懸濁液を、N2の雰囲気下において、氷浴中で冷却した。三臭化ホウ素/CH2Cl2(1 M, 0.75 mL, 0.75 mmol)溶液を加え、該反応液を、N2下において4時間かけて室温まで昇温させた。次いで該反応液を、メチルアミン/THF(2 M, 5 mL, 10 mmol)溶液を加えることによってクエンチした。該反応液をEtOAcおよび水間に分配し、有機相を水および食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、無色の油状物を得た。Et2O/ヘキサンを加え、白色の沈殿物を生じさせた。粉末を濾過により集め、Et2Oで洗浄し、風乾させて、表題化合物を得た(60 mg, 70%収率)。 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.93 (s, 1 H) 7.82 (d, J = 1.83 Hz, 1 H) 7.71 - 7.78 (m, 3 H) 7.32 - 7.41 (m, 3 H) 7.29 (dd, J = 8.55, 1.83 Hz, 1 H) 2.75 (d, J = 4.58 Hz, 3 H). LC/MSは、島津-VP装置(220 nmでUV検出)およびWaters Micromassを用いて実施した。 LC/MSメソッド: 溶媒A=5%CH3CN/95%H2O/10 mM NH4OAc, 溶媒B=95%CH3CN/5%H2O/10 mM NH4OAc, 開始%B=0, 最終%B=100, グラジエント時間=2分, 停止時間=3分, 流速=5 ml/分, カラム: XBridge C18 5 μm 4.6 x 50 mm; HPLC 保持時間=1.26, (ES+) m/z (MH+) = 347, 349 (1:1 比).
Figure 0005572725
3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)-1H-インドール-5-イル)安息香酸
7 mL シンチレーションバイアル中で、5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-1H-インドール-3-カルボキサミド(59 mg, 0.17 mmol)、3-ボロノ安息香酸(47 mg, 0.28 mmol)、Cs2CO3(100 mg, 0.31 mmol)、およびPd(PPh3)4(17 mg, 0.015 mmol)を合わせた。1,4-ジオキサン(1.25 mL)および水(0.25 mL)を加え、該バイアルの蓋をし、該反応液を油浴中において90℃まで加熱した。7時間後、該反応液を室温まで冷却し、水で希釈した。1 mLの1 N HClを加え、沈殿物を生じさせた。該懸濁液をEtOAc(溶解を補助するためにMeOHを加えた)で抽出し、有機相を食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄褐色の固形物を得た。これをプレパラティブHPLCにより精製し、濃縮して、白色の固形物を得た(12 mg, 18%収率)。 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.34 (s, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 7.97 (d, J = 7.63 Hz, 1 H) 7.92 (d, J = 7.93 Hz, 1 H) 7.65 - 7.74 (m, 2 H) 7.54 (t, J = 7.78 Hz, 1 H) 7.51 (s, 2 H) 7.23 (t, J = 8.85 Hz, 2 H) 2.89 (s, 3 H). LC/MSは、島津-VP装置(220 nmでUV検出)およびWaters Micromassを用いて実施した。 LC/MSメソッド: 溶媒A = 5%CH3CN/95%H2O/10 mM NH4OAc, 溶媒B = 95%CH3CN/5%H2O/10 mM NH4OAc, 開始%B = 0, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 2分, 停止時間 = 3分, 流速 = 5 ml/分, カラム: XBridge C18 5 μm 4.6 x 50 mm; HPLC 保持時間 = 0.88, (ES+) m/z (MH+) = 389.
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)-1H-インドール-3-カルボキサミド
1,2-ジクロロエタン(0.5 mL)/DMF(0.1 mL)中の3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)-1H-インドール-5-イル)安息香酸(12 mg, 0.031 mmol)およびDIPEA(20 μL, 0.115 mmol)の溶液に、クミルアミン(15 μL, 0.10 mmol)およびHATU(15 mg, 0.039 mmol)を加えた。該反応液を室温で30分間撹拌した後、揮発性物質をエバポレートし、残渣をプレパラティブHPLCによりそのまま精製した。濃縮して、表題化合物を白色の粉末として得た(11 mg, 68%収率)。 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.52 (s, 1 H) 8.09 (d, J = 7.93 Hz, 2 H) 7.85 (d, J = 7.63 Hz, 1 H) 7.66 - 7.77 (m, 3 H) 7.49 - 7.57 (m, 3 H) 7.47 (d, J = 8.24 Hz, 2 H) 7.31 (t, J = 7.78 Hz, 2 H) 7.23 (t, J = 8.85 Hz, 2 H) 7.19 (t, J = 7.32 Hz, 1 H) 2.89 (s, 3 H) 1.78 (s, 6 H). LC/MSは、島津-VP装置(220 nmでUV検出)およびWaters Micromassを用いて実施した。 LC/MSメソッド: 溶媒 A = 10%CH3CN/90%H2O/0.1%TFA, 溶媒B = 90%CH3CN/10%H2O/0.1%TFA, 開始%B = 0, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 3分, 停止時間 = 4分, 流速 = 4 ml/分, カラム: Sunfire C18 5 μm 4.6 x 50 mm; HPLC 保持時間 = 1.49分, (ES+) m/z (MH+) = 506. 分析HPLCメソッド: 溶媒A = 5%CH3CN/95%H2O/0.1%TFA, 溶媒 B = 95%CH3CN/5%H2O/0.1%TFA, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Waters Sunfire C-18, 3.5 μm 4.6 x 150 mm, 保持時間 = 15.29分, 純度 = 97%; カラム: Waters Xbridge Phenyl 3.5 μm 4.6 x 150 mm, 保持時間 = 11.59分, 純度 = 98%.
以降の実験方法において、記載のない限り、用いたLCMS条件は以下であった: Luna 4.6x50mm S10, 波長 = 220 nm, 流速 = 4 mL/分, グラジエント = 5〜95%アセトニトリル/10mM 酢酸アンモニウム水溶液。
Figure 0005572725
メチル 6-ヨード-2-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
ジクロロメタン(10 mL)および3-ヨードピリジン(928 mg, 4.53 mmol)を、磁気撹拌子を備えた100 mL 丸底フラスコに入れた。この無色の溶液を氷浴で冷却し、O-(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミン(975 mg, 4.53 mmol)/ジクロロメタン(10 mL)を5分かけて滴下した。室温で30分間撹拌した後、溶媒をロータリーエバポレーターで除去し、白色の固形物を得た。フェニルプロピオール酸メチル(1000 mg, 6.24 mmol)をジメチルホルムアミド(9 mL)に加えた。炭酸カリウム(2504 mg, 18.12 mmol)を加えた。反応液はゆっくりと暗緑色に変わった。室温で2時間撹拌した後、該反応液をジエチルエーテル(300 mL)に注ぎ入れ、8x 25 mLの水で抽出した。ロータリーエバポレーターによって、有機部分から溶媒を除去した。該粗生成物を最少量のジクロロメタン中に溶解させ、90gの“Single Sep”シリカゲルカートリッジに充填し、1000 mLにおよぶ0〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶出した。表題化合物(200 mg, 12%)をオレンジ色の固形物として単離した。 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 3.83 (s, 3 H) 7.46 (m, 3 H) 7.59 (dd, J=9.16, 1.53 Hz, 1 H) 7.75 (m, 2 H) 8.00 (dd, J=9.31, 0.76 Hz, 1 H) 8.82 (s, 1 H). LCMS: 2.4分, M+1 = 379.
Figure 0005572725
6-ヨード-2-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸
メチル-6-ヨード-2-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(250 mg, 0.661 mmol)を、LiOH水溶液(2N,1 mL)、メタノール(2mL)およびテトラヒドロフラン(7 mL)中に溶解させた。この溶液を45℃で終夜撹拌した。24時間後、2 mLの2M LiOHおよび2 mLのメタノールを加えた。55℃で終夜加熱した。該反応液を氷水浴で冷却し、pH試験紙により酸性が示されるまで、塩酸(10 mL, 1N)を滴下した。酢酸エチル(200 mL)および水(40 mL)を加えた。有機部分を食塩水(20 mL)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。ロータリーエバポレーターにより溶媒を除去した。該残渣を、終夜、減圧下に設置して、白色の固形物を得た(204 mg, 85%)。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 7.47 (m, 3 H) 7.77 (m, 2 H) 7.97 (d, J=9.46 Hz, 1 H) 9.27 (s, 1 H).
Figure 0005572725
6-ヨード-N-メチル-2-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
磁気撹拌子を備えた250 mL 丸底フラスコに、6-ヨード-2-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(200 mg, 0.549 mmol)、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール(74.8 mg, 0.549 mmol)、メチルアミン塩酸塩(55.6 mg, 0.824 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(671 μL, 3.84 mmol)、ジクロロメタン(5000 μL)およびジメチルホルムアミド(500 μL)を入れた。この黄色の溶液に、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(147 mg, 0.769 mmol)を加えた。該反応液を室温で6時間撹拌し、酢酸エチル(200mL)で希釈した。有機部分を、0.5N 塩酸で5回、飽和炭酸水素ナトリウムで2回、および食塩水で2回、洗浄した。有機部分を硫酸マグネシウムで乾燥させた。ロータリーエバポレーターにより溶媒を除去した。該残渣を、終夜、減圧下に設置し、白色の固形物を得た(130 mg, 90%)。 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 2.87 (m, 3 H) 7.51 (m, 3 H) 7.63 (dd, J=9.31, 1.37 Hz, 1 H) 7.76 (m, 3 H) 8.94 (s, 1 H). LCMS: 1.8分, M+1 = 378.
Figure 0005572725
6-(2-メトキシフェニル)-N-メチル-2-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
磁気撹拌子を備えたマイクロ波用バイアルに、2-メトキシフェニルボロン酸(12.09 mg, 0.080 mmol)、6-ヨード-N-メチル-2-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド(15 mg, 0.040 mmol)、炭酸ナトリウム(7.38 mg, 0.070 mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.893 mg, 3.98 μmol)およびジメチルホルムアミド(1.0 mL)を加えた。この混合液をアルゴン雰囲気下に設置し、150℃で10分間加熱した。表題化合物(5.7 mg, 36%)を、以下の逆相HPLCによって単離した: 開始%B=30〜最終%B=80, グラジエント時間 = 10分, 流速 = 35 mL/分, 波長 = 220 nm, 溶媒A = 10%メタノール, 90%水(0.1%TFA含有); 溶媒B = 90%メタノール, 10%水(0.1%TFA含有), カラム = Phenomenex-Luna 30 X 50 mm S10, 7.6分での生成物ピーク。 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 2.85 (d, J=4.88 Hz, 3 H) 3.86 (s, 3 H) 7.03 (d, J=7.93 Hz, 1 H) 7.08 (t, J=7.02 Hz, 1 H) 7.39 (m, 2 H) 7.54 (m, 3 H) 7.63 (dd, J=9.16, 1.53 Hz, 1 H) 7.69 (m, 1 H) 8.36 (dd, J=9.16, 0.61 Hz, 1 H) 8.76 (m, 1 H). LCMS: 2.0分, M+1 = 358.
Figure 0005572725
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキシレート
2-(4-フルオロフェニル)-3-ヨード-5-メトキシベンゾ[b]チオフェン(1.0 g, 2.6 mmol)およびTHF(26 mL)を含有する冷却した溶液(-78℃, ドライアイス, アセトン)に、n-ブチルリチウム(2.0 mL, 1.0 M THF)を5分かけて加えた。該溶液を-78℃で1時間維持した。次いで、メチルクロロホルメート(0.80 mL, 10.4 mmol)を、シリンジを介して一定の流れで迅速に加えた。該溶液を冷却から外し、周囲温度で15時間静置した。該溶液を濃縮し、シリカゲル(0-10%酢酸エチル/ヘキサン, 40分 グラジエント)で精製して、メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキシレートを黄色の残渣として得た。 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 7.88 (d, J=2.44 Hz, 1 H), 7.66 (d, J=8.85 Hz, 1 H), 7.47 (dd, J=8.85, 5.19 Hz, 2 H), 7.12 (t, J=8.70 Hz, 2 H), 7.05 (dd, J=8.70, 2.59 Hz, 1 H), 3.91 (s, 3 H), 3.74 (s, 3 H). LCMS: 保持時間: 3.355分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 317(MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシベンゾ[b]チオフェン-3-カルボン酸
メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキシレート(0.59 g, 1.9 mmol)、THF(13.5 mL)およびメタノール(8.5 mL)を含有する溶液に、水酸化リチウム水溶液(9.3 mL, 2.0 M)を加えた。該溶液を50℃で15時間維持した。該溶液を室温まで冷却し、HCl水溶液(22 mL, 1.0 N)を用いてpH 4以下に調節し、酢酸エチル(3 x 15 mL)で抽出した。有機部分を合わせて、食塩水(15 mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシベンゾ[b]チオフェン-3-カルボン酸を白色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 12.99 (s, 1 H), 7.93 (d, J=8.55 Hz, 1 H), 7.80 (d, J=2.44 Hz, 1 H), 7.59 (dd, J=8.55, 5.49 Hz, 2 H), 7.32 (t, J=8.70 Hz, 2 H), 7.11 (dd, J=8.85, 2.44 Hz, 1 H), 3.82 - 3.87 (m, 3 H). LCMS: 保持時間: 1.532分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 303(MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシ-N-メチルベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシベンゾ[b]チオフェン-3-カルボン酸(0.57 g, 1.9 mmol)、HOAT(0.28 g, 2.1 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(2.3 mL, 13.2 mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.20 g, 2.8 mmol)およびジクロロメタン(20 mL)を含有する溶液に、EDCI(0.51 g, 13.2 mmol)を加えた。該溶液を、室温で6時間維持し、さらなるDCM(20 mL)で希釈し、水(20 mL)で洗浄し、HCl水溶液(2 x 20 mL, 0.1 N)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシ-N-メチルベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミドを得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 8.30 (d, J=4.27 Hz, 1 H), 7.90 (d, J=8.85 Hz, 1 H), 7.60 (dd, J=8.70, 5.34 Hz, 2 H), 7.34 (t, J=8.85 Hz, 2 H), 7.16 (d, J=2.14 Hz, 1 H), 7.07 (dd, J=8.85, 2.44 Hz, 1 H), 3.81 (s, 3 H), 2.74 (d, J=4.58 Hz, 3 H). LCMS: 保持時間: 2.513分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 316 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシ-N-メチルベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミド(0.58 g, 1.8 mmol)およびDCE(18 mL)を含有する懸濁液に、三臭化ホウ素-メチルスルフィド複合体(2.3 g, 7.4 mmol)を一度に加えた。該混合液を、閉容器の中で、窒素雰囲気下において、83℃で9時間撹拌し、室温まで冷却し、HCl水溶液(20 mL, 1.0 N)でクエンチした。該混合液を、濃縮して全ての溶媒を除去し、水を加えた(50 mL)。該水性混合物を、酢酸エチル(3 x 20 mL)で抽出し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミドを黄褐色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.56 (s, 1 H), 8.31 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=8.55 Hz, 1 H), 7.55 - 7.63 (m, 2 H), 7.29 - 7.37 (m, 2 H), 7.08 (d, J=2.14 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J=8.85, 2.44 Hz, 1 H), 2.73 (d, J=4.58 Hz, 3 H). LCMS: 保持時間: 2.137分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 302 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ベンゾ[b]チオフェン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート
2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミド(0.47 g, 0.93 mmol)、N-フェニルビス(トリフルオロメタン)スルホンアミド(0.50 g, 1.4 mmol)、トリエチルアミン(0.64 mL, 4.6 mmol)およびジクロロメタン(9.2 mL)を含有する溶液を、室温で16時間維持した。該溶液をさらにジクロロメタン(30 mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20 mL)で洗浄し、水(10 mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲル(0-100%酢酸エチル/ヘキサン, 45分 グラジエント)で精製して、2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ベンゾ[b]チオフェン-5-イル トリフルオロメタンスルホネートを白色の固形物として得た。 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 8.07 (d, J=2.44 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=8.54 Hz, 1 H), 7.55 - 7.59 (m, 2 H), 7.30 (dd, J=8.85, 2.44 Hz, 1 H), 7.18 (t, J=8.55 Hz, 2 H), 2.88 (s, 3 H). LCMS: 保持時間: 2.981分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 434 (MH+).
Figure 0005572725
3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)安息香酸
2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ベンゾ[b]チオフェン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート(0.32 g, 0.74 mmol)、3-ボロノ安息香酸(0.18 g, 1.1 mmol)、炭酸セシウム(0.36 g, 1.1 mmol)、ジオキサン(6.2 mL)および水(1.2 mL)を含有する脱気した溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.02 g, 0.016 mmol)を加えた。該溶液を95℃で90分間維持した。該溶液を室温まで冷却し、濃縮し、酢酸エチル(20 mL)中に、撹拌しながら1時間、懸濁させた。該混合液を濾過し、水(3 x 20 mL)で洗浄し、風乾させて、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)安息香酸を灰色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS: 保持時間: 2.132分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 406 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミド
2-フェニルプロパン-2-アミン(0.030 g, 0.23 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.13 mL, 0.75 mmol)、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)安息香酸(0.075 g, 0.15 mmol)およびDMF(1.0 mL)を含有する溶液に、HATU(0.74 g, 0.20 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で15時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 10分 グラジエント)を用いて精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC: 保持時間: 8.5分. 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 8.62 (s, 1 H), 8.42 (d, J=4.88 Hz, 1 H), 8.17 (d, J=8.55 Hz, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 7.99 (s, 1 H), 7.84 - 7.89 (m, 2 H), 7.82 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 1 H), 7.66 (dd, J=8.70, 5.34 Hz, 2 H), 7.59 (t, J=7.78 Hz, 1 H), 7.42 (d, J=7.32 Hz, 2 H), 7.37 (t, J=8.70 Hz, 2 H), 7.30 (t, J=7.63 Hz, 2 H), 7.18 (t, J=7.32 Hz, 1 H), 2.77 (d, J=4.58 Hz, 3 H), 1.71 (s, 6 H). LCMS: 保持時間: 3.305分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 523 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミドを、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)安息香酸(0.075 g, 0.154 mmol)および1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.038 g, 0.22 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.36 (s, 1 H), 8.41 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 8.22 (s, 1 H), 8.17 (d, J=8.24 Hz, 1 H), 7.98 (d, J=1.53 Hz, 1 H), 7.93 (d, J=7.63 Hz, 1 H), 7.89 (d, J=7.94 Hz, 1 H), 7.83 (dd, J=8.39, 1.68 Hz, 1 H), 7.66 - 7.68 (m, 1 H), 7.65 (d, J=5.19 Hz, 1 H), 7.61 (t, J=7.78 Hz, 1 H), 7.37 (t, J=8.70 Hz, 2 H), 7.29 (t, J=7.63 Hz, 2 H), 7.22 - 7.26 (m, 2 H), 7.15 - 7.19 (m, 1 H), 2.77 (d, J=4.58 Hz, 3 H), 1.31 (d, J=11.90 Hz, 4 H). LCMS: 保持時間: 3.250分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 30 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 521 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロブチルカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロブチルカルバモイル)フェニル)ベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミドを、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)安息香酸(0.075 g, 0.15 mmol)および1-フェニルシクロブタンアミン塩酸塩(0.041 g, 0.22 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 9.18 (s, 1 H), 8.42 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 8.14 - 8.22 (m, 2 H), 7.97 (s, 1 H), 7.88 (dd, J=16.02, 7.48 Hz, 2 H), 7.82 (d, J=8.54 Hz, 1 H), 7.66 (dd, J=8.24, 5.80 Hz, 2 H), 7.59 (t, J=7.63 Hz, 1 H), 7.52 (d, J=7.63 Hz, 2 H), 7.31 - 7.40 (m, 4 H), 7.21 (t, J=7.32 Hz, 1 H), 2.77 (d, J=4.58 Hz, 3 H), 2.62 - 2.71 (m, 2 H), 2.53 - 2.60 (m, 2 H), 2.02 - 2.11 (m, 1 H), 1.83 - 1.92 (m, 1 H). LCMS: 保持時間: 3.370分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 30 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 535 (MH+).
Figure 0005572725
5-(3-(tert-ブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミド
5-(3-(tert-ブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルベンゾ[b]チオフェン-3-カルボキサミドを、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)安息香酸(0.075 g, 0.15 mmol)および2-メチルプロパン-2-アミン(0.016 g, 0.22 mmol)から製造した。 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 8.42 (s, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 7.96 (s, 2 H), 7.82 (s, 3 H), 7.66 (s, 2 H), 7.57 (s, 1 H), 7.37 (s, 2 H), 2.78 (s, 3 H), 1.42 (s, 9 H). LCMS: 保持時間: 3.218分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 4.6 x 30 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 461 (MH+).
Figure 0005572725
5-(2-クロロ-5-(イソブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
5-(2-クロロ-5-(イソブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、5-(2-クロロ-5-(イソブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.027 g, 0.045 mmol)およびメチルアミン塩酸塩(0.013 g, 0.18 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 10分 グラジエント)を用いて精製して、5-(2-クロロ-5-(イソブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 6分. 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 9.01 (s, 1 H), 8.11 (s, 2 H), 7.92 (s, 1 H), 7.84 - 7.91 (m, 3 H), 7.71 (d, J=8.55 Hz, 1 H), 7.24 - 7.30 (m, 2 H), 3.65 (s, 1 H), 3.56 (s, 1 H), 3.30 (d, J=1.22 Hz, 2 H), 3.18 - 3.27 (m, 3 H), 2.82 - 2.91 (m, 4 H), 1.92 (dq, J=13.47, 6.80 Hz, 1 H), 0.99 (d, J=6.71 Hz, 6 H). LCMS 保持時間: 1.800分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 638 (MNa+).
Figure 0005572725
5-シクロプロピル-2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
5-シクロプロピル-2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、5-シクロプロピル-2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.013 g, 0.030 mmol)およびメチルアミン塩酸塩(0.008 g, 0.12 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 10分 グラジエント)を用いて精製して、5-シクロプロピル-2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-ヒドロキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 5.5分. 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.79 (s, 1 H), 7.77 - 7.82 (m, 2 H), 7.42 (s, 1 H), 7.23 - 7.28 (m, 2 H), 4.06 - 4.14 (m, 1 H), 3.72 - 3.79 (m, 1 H), 3.63 - 3.70 (m, 2 H), 3.26 (s, 3 H), 2.87 (s, 3 H), 2.30 - 2.37 (m, 1 H), 1.15 - 1.24 (m, 2 H), 1.02 - 1.10 (m, 1 H), 0.80 (dd, J=8.85, 3.36 Hz, 1 H). LCMS 保持時間: 1.397分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 468.8 (MNa+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-メトキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-メトキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-メトキシエチル)メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.032 g, 0.049 mmol)およびメチルアミン塩酸塩(0.014 g, 0.19 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 10分 グラジエント)を用いて精製して、2-(4-フルオロフェニル)-6-(N-(2-メトキシエチル)メチルスルホンアミド)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 8分.1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.58 (s, 1 H), 8.38 (s, 1 H), 8.25 (s, 1 H), 7.92 - 7.98 (m, 1 H), 7.73 (ddd, J=11.80, 5.14, 2.89 Hz, 2 H), 7.61 - 7.66 (m, 1 H), 7.52 - 7.58 (m, 1 H), 7.47 (dd, J=8.41, 1.13 Hz, 2 H), 7.24 - 7.34 (m, 10 H), 7.18 - 7.23 (m, 1 H), 5.61 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 3.76 - 3.87 (m, 1 H), 3.26 - 3.34 (m, 7 H), 3.18 - 3.26 (m, 3 H), 2.88 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.61 (d, J=15.56 Hz, 1 H), 1.82 (s, 6 H). LCMS 保持時間: 2.232分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5u, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 657.7 (MNa+).
Figure 0005572725
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.030 g, 0.049 mmol)およびメチルアミン塩酸塩(0.014 g, 0.19 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 10分 グラジエント)を用いて精製して、6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC: 保持時間: 8.5分. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.25 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.05 (q, J=4.37 Hz, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 7.89 - 7.95 (m, 3 H), 7.78 (s, 1 H), 7.75 (d, J=7.63 Hz, 1 H), 7.58 (t, J=7.78 Hz, 1 H), 7.40 (d, J=7.32 Hz, 2 H), 7.35 (t, J=8.85 Hz, 2 H), 7.29 (t, J=7.78 Hz, 2 H), 7.18 (t, J=7.32 Hz, 1 H), 3.52 (s, 1 H), 3.21 (s, 3 H), 3.12 (s, 1 H), 2.77 (d, J=4.58 Hz, 3 H), 1.69 (s, 6 H), 0.95 (t, J=7.17 Hz, 3 H). LCMS 保持時間: 2.213分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 628 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、2-(4-フルオロフェニル)-6-(メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.088 g, 0.090 mmol)およびメチルアミン塩酸塩(0.024 g, 0.36 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC (Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 10-80%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 20分 グラジエント)を用いて精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 14分.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.43 (br. s., 1 H), 8.82 - 8.92 (m, 3 H), 8.46 (s, 3 H), 8.04 (s, 4 H), 7.88 - 7.98 (m, 13 H), 7.69 - 7.78 (m, 7 H), 7.54 - 7.62 (m, 4 H), 7.41 (d, J=7.93 Hz, 7 H), 7.26 - 7.36 (m, 14 H), 7.18 (t, J=7.17 Hz, 3 H), 2.84 (s, 10 H), 2.71 - 2.80 (m, 11 H), 1.65 - 1.75 (m, 21 H). LCMS 保持時間: 2.002分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 600 (MH+).
Figure 0005572725
6-(N-(シクロプロピルメチル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(メチルスルホンアミド)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド(0.030 g, 0.050 mmol)、ブロモメチル)シクロプロパン(0.010 g, 0.075 mmol)、炭酸カリウム(0.028 g, 0.20 mmol)およびDMF(0.5 mL)を含有する混合液を、60℃で15時間撹拌した。該溶液を濾過し、濃縮して、6-(N-(シクロプロピルメチル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを含む残渣を得て、それを、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 10-80%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 20分 グラジエント)を用いて、白色の固形物として単離した。 プレパラティブHPLC 保持時間: 17分. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.27 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.06 (br. s., 2 H), 7.92 (dd, J=8.70, 5.65 Hz, 3 H), 7.76 - 7.86 (m, 2 H), 7.55 - 7.65 (m, 1 H), 7.33 - 7.42 (m, 4 H), 7.29 (t, J=7.63 Hz, 2 H), 7.15 - 7.25 (m, 1 H), 3.41 (dd, J=14.04, 6.71 Hz, 1 H), 3.21 (s, 3 H), 2.96 (dd, J=14.19, 7.17 Hz, 1 H), 2.77 (d, J=4.27 Hz, 3 H), 1.68 (s, 6 H), 0.73 - 0.83 (m, 1 H), 0.34 - 0.44 (m, 1 H), 0.29 (ddd, J=8.16, 4.43, 4.20 Hz, 1 H), 0.01 - 0.11 (m, 1 H), -0.04 (dt, J=9.38, 4.62 Hz, 1 H). LCMS 保持時間: 2.352分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 654 (MH+).
Figure 0005572725
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.019 g, 0.042 mmol)およびメチルアミン塩酸塩(0.011 g, 0.16 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 10分 グラジエント)を用いて精製して、6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 7分. 1H NMR (400 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.56 (s, 1 H), 8.32 (s, 1 H), 7.67 - 7.77 (m, 2 H), 7.54 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.52 (d, J=1.51 Hz, 1 H), 7.40 - 7.50 (m, 3 H), 7.20 - 7.30 (m, 4 H), 5.54 (d, J=4.02 Hz, 1 H), 2.81 - 2.93 (m, 3 H), 2.70 - 2.81 (m, 3 H), 1.16 (t, J=7.15 Hz, 3 H). LCMS 保持時間: 1.443分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Xterra, 7ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 466.9 (MH+).
Figure 0005572725
5-シクロヘキシル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
5-シクロヘキシル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、5-シクロヘキシル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.018 g, 0.039 mmol)およびメチルアミン塩酸塩(0.011 g, 0.16 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、5-シクロヘキシル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 10分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.47 (s, 1 H), 8.31 (s, 1 H), 7.63 - 7.75 (m, 2 H), 7.22 - 7.28 (m, 5 H), 3.84 (dq, J=14.05, 7.03 Hz, 1 H), 3.57 (dq, J=14.02, 7.12 Hz, 1 H), 3.03 - 3.07 (m, 3 H), 2.90 - 2.99 (m, J=11.86, 11.86, 3.39, 3.26 Hz, 1 H), 2.88 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.00 (d, J=13.05 Hz, 1 H), 1.89 (d, J=11.29 Hz, 2 H), 1.73 - 1.85 (m, 2 H), 1.54 - 1.64 (m, 2 H), 1.35 - 1.48 (m, 3 H), 1.20 - 1.27 (m, 3 H). LCMS 保持時間: 1.577分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Xterra, 7ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 473 (MH+).
Figure 0005572725
5-シクロペンチル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
5-シクロペンチル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、5-シクロヘキシル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.015 g, 0.034 mmol)およびメチルアミン塩酸塩(0.009 g, 0.13 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、5-シクロペンチル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 9分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.42 - 8.50 (m, 1 H), 8.30 - 8.42 (m, 1 H), 7.64 - 7.73 (m, 2 H), 7.21 - 7.33 (m, 2 H), 5.51 (br. s., 1 H), 3.83 (dd, J=13.80, 7.03 Hz, 1 H), 3.56 - 3.69 (m, 1 H), 3.41 (d, J=8.53 Hz, 1 H), 3.00 - 3.12 (m, 3 H), 2.87 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.25 (br. s., 1 H), 2.11 (br. s., 1 H), 1.95 (br. s., 2 H), 1.75 (br. s., 6 H), 1.19 - 1.31 (m, 3 H). LCMS 保持時間: 1.500分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Xterra, 7ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 459 (MH+).
Figure 0005572725
5-シクロプロピル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート(0.050 g, 0.093 mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.012 g, 0.14 mmol)、リン酸三カリウム一水和物(0.69 g, 0.33 mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(0.260 mg, 0.93 μmol)、トルエン(0.9 mL)および水(0.08 mL)を含有する脱気した溶液に、酢酸パラジウム(1.0 mg, 4.64 μmol)を加えた。該溶液を95℃で2時間維持した。該溶液を濾過して固形物を除去し、濃縮して、5-シクロプロピル-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを含む残渣を得た。該化合物を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて、白色の固形物として単離した。 プレパラティブHPLC 保持時間: 8.5分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.50 (s, 1 H), 7.84 (s, 1 H), 7.62 - 7.74 (m, 2 H), 7.17 - 7.29 (m, 2 H), 5.52 (br. s., 1 H), 3.90 (br. s., 1 H), 3.70 (d, J=7.78 Hz, 1 H), 3.08 (s, 3 H), 2.86 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.23 (tt, J=8.31, 5.24 Hz, 2 H), 1.27 (t, J=7.15 Hz, 3 H), 1.19 (ddd, J=8.22, 3.07, 1.51 Hz, 2 H), 1.13 (d, J=14.31 Hz, 1 H). LCMS 保持時間: 1.322分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Xterra, 7ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 430.8 (MH+).
Figure 0005572725
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、3-(6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.024 g, 0.046 mmol)および1-(4-フルオロフェニル)シクロプロパンアミン塩酸塩(0.013 g, 0.069 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC (Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 8.5分.1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.54 (s, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 7.82 (br. s., 2 H), 7.65 - 7.77 (m, 2 H), 7.40 (d, J=7.78 Hz, 2 H), 7.31 - 7.38 (m, 3 H), 7.22 - 7.30 (m, 4 H), 6.90 - 7.00 (m, 2 H), 5.55 (d, J=4.77 Hz, 1 H), 3.42 (br. s., 1 H), 3.00 - 3.12 (m, 2 H), 2.78 - 2.90 (m, 4 H), 2.34 (s, 3 H), 1.62 (br. s., 2 H), 1.25 - 1.37 (m, 5 H), 1.08 (br. s., 3 H). LCMS 保持時間: 1.920分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 658 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.016 g, 0.040 mmol)および1-(4-フルオロフェニル)シクロプロパンアミン塩酸塩(0.011 g, 0.059 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 10.5分. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.24 (s, 1 H), 8.84 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 7.83 - 7.96 (m, 5 H), 7.75 (s, 1 H), 7.47 (d, J=8.03 Hz, 1 H), 7.26 - 7.38 (m, 4 H), 7.05 - 7.16 (m, 3 H), 2.78 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.37 (s, 3 H), 1.26 (d, J=6.27 Hz, 4 H). LCMS 保持時間: 2.533分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた (ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%水/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%水/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 537 (MH+).
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロブチルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロブチルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.024 g, 0.059 mmol)および1-フェニルシクロブタンアミン塩酸塩(0.016 g, 0.089 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロブチルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 11分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.52 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 7.67 - 7.79 (m, 4 H), 7.54 (d, J=7.78 Hz, 2 H), 7.32 - 7.43 (m, 3 H), 7.20 - 7.32 (m, 6 H), 6.94 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 6.80 (s, 1 H), 5.66 (d, J=4.27 Hz, 1 H), 2.88 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.75 (t, J=7.78 Hz, 4 H), 2.38 (s, 3 H), 2.11 - 2.24 (m, 1 H), 1.95 (dt, J=11.48, 7.94 Hz, 1 H). LCMS 保持時間: 1.870分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%水/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%水/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 533 (MH+).
実施例24
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N,7-ジメチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド(実施例25)の製造方法に従って、3-(2-(4-フルオロフェニル)-7-メチル-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.022 g, 0.053 mmol)および1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.013 g, 0.079 mmol)から、2-(4-フルオロフェニル)-N,7-ジメチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを製造した。そのようにして得た残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N,7-ジメチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 11.5分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.23 (d, J=1.25 Hz, 1 H), 7.69 - 7.82 (m, 4 H), 7.39 (d, J=8.03 Hz, 1 H), 7.29 - 7.36 (m, 4 H), 7.23 - 7.29 (m, 6 H), 7.17 - 7.23 (m, 1 H), 7.04 (s, 1 H), 6.82 (s, 1 H), 5.66 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 2.87 (d, J=5.02 Hz, 4 H), 2.84 (s, 3 H), 2.40 (s, 3 H), 1.34 - 1.46 (m, 4 H). LCMS 保持時間: 2.413分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 533 (MH+).
Figure 0005572725
tert-ブチル 5-クロロ-6-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメートおよびtert-ブチル 5-クロロ-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート
tert-ブチル 5-クロロ-6-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメートおよびtert-ブチル 5-クロロ-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメートを、4-クロロ-3-フルオロピリジン(2.0 g, 15.2 mmol)から出発して、位置異性体の混合物を含む残渣として製造した。シリカゲル(0-80%酢酸エチル/ヘキサン, 60分 グラジエント)で単離して、第1溶出異性体としてtert-ブチル 5-クロロ-6-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート、および第2溶出異性体としてtert-ブチル 5-クロロ-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメートを得た(それは2.2/1の比で好適であった)。各異性体はオフホワイト色の固形物であった。
tert-ブチル 5-クロロ-6-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート: 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.48 (d, J=3.76 Hz, 1 H), 7.93 (d, J=7.28 Hz, 1 H), 7.65 (dd, J=8.66, 5.40 Hz, 2 H), 7.15 (t, J=8.66 Hz, 2 H), 3.26 (s, 3 H), 1.11 (s, 9 H). LCMS 保持時間: 2.681分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 422 (MH+). tert-ブチル 5-クロロ-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート: 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.26 (dd, J=7.28, 1.00 Hz, 1 H), 7.71 (dd, J=8.91, 5.40 Hz, 2 H), 7.15 (t, J=8.66 Hz, 2 H), 6.80 - 6.89 (m, 1 H), 3.34 (s, 3 H), 1.15 (s, 9 H). LCMS 保持時間: 2.625分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 422 (MH+).
Figure 0005572725
3-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸
tert-ブチル 5-クロロ-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート(0.10 g, 0.24 mmol)、4-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸(0.078 g, 0.30 mmol)、炭酸ナトリウム(0.075 g, 0.71 mmol)、ジオキサン(2.0 mL)および水(0.40 mL)を含有する脱気した溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.008 g, 0.007 mmol)を加えた。該混合液を、95℃で18時間撹拌した。該溶液を室温まで冷却し、濾過して固形物を除去し、1 N 塩酸(2.0 mL)を用いてpH 4以下に調節した。水を加え(10 mL)および水性部分を酢酸エチル(2 x 15 mL)で抽出した。有機部分を合わせて、食塩水(20 mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。該混合液を、濾過し、濃縮して、3-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸を残渣として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS 保持時間: 2.467分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 522 (MH+).
Figure 0005572725
3-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸
3-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.070 g, 0.13 mmol)およびジクロロメタン(8.0 mL)を含有する溶液に、TFA(0.84 mL, 10.9 mmol)を室温にて加えた。該溶液を15分間維持し、乾固するまで濃縮し、3-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸をオフホワイト色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS 保持時間: 1.825分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Sunfire C18, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 444 (MNa+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.030 g, 0.18 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.16 mL, 0.95 mmol)、3-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.050 g, 0.12 mmol)およびDMF(0.8 mL)を含有する溶液に、HATU(0.09 g, 0.24 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 9.0分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.35 (d, J=6.78 Hz, 1 H), 7.81 - 7.90 (m, 2 H), 7.76 (d, J=7.78 Hz, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 7.40 (d, J=8.03 Hz, 1 H), 7.29 - 7.37 (m, 4 H), 7.13 - 7.24 (m, 3 H), 6.90 (s, 1 H), 6.73 (t, J=6.65 Hz, 1 H), 5.90 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 2.97 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.32 (s, 3 H), 1.39 (br. s., 4 H). LCMS 保持時間: 1.975分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Xbridge, 5ミクロン, C18, 4.6 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 537 (MH+).
Figure 0005572725
6-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
6-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、3-(6-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.024 g, 0.059 mmol)および1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.015 g, 0.089 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、6-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 10.5分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.49 (d, J=4.02 Hz, 1 H), 8.31 (d, J=7.53 Hz, 1 H), 7.84 (dd, J=8.03, 1.76 Hz, 1 H), 7.66 - 7.74 (m, 3 H), 7.40 (d, J=8.03 Hz, 1 H), 7.29 - 7.37 (m, 4 H), 7.24 - 7.27 (m, 1 H), 7.20 (t, J=6.02 Hz, 1 H), 6.89 (s, 1 H), 5.56 (d, J=4.27 Hz, 1 H), 2.86 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.32 (s, 3 H), 1.40 (d, J=9.03 Hz, 4 H). LCMS 保持時間: 2.535分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%水/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%水/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 537 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを、3-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.065 g, 0.154 mmol)および1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(0.032 g, 0.154 mmol)から製造した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 20分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC: 保持時間: 9.5分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.48 (d, J=4.02 Hz, 1 H), 8.37 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 7.78 - 7.90 (m, 4 H), 7.60 (td, J=7.78, 1.76 Hz, 1 H), 7.44 (d, J=8.03 Hz, 1 H), 7.38 (d, J=7.78 Hz, 1 H), 7.13 - 7.22 (m, 2 H), 7.04 - 7.13 (m, 2 H), 6.76 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.87 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 2.97 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.35 (s, 3 H), 1.69 - 1.80 (m, 2 H), 1.37 - 1.48 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 1.642分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%水/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%水/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 538 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-5-(3-フルオロ-2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.059 g, 0.027 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.04 mL, 0.22 mmol)、3-フルオロ-5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.012 g, 0.027 mmol)およびDMF(0.19 mL)を含有する溶液に、HATU(0.021 g, 0.055 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 20分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-5-(3-フルオロ-2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 15.0分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.36 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 7.80 - 7.89 (m, 2 H), 7.56 (d, J=9.79 Hz, 1 H), 7.51 (s, 1 H), 7.28 - 7.36 (m, 4 H), 7.13 - 7.25 (m, 3 H), 6.91 (s, 1 H), 6.72 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.85 (d, J=4.27 Hz, 1 H), 2.97 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.23 (s, 3 H), 1.38 (s, 4 H). LCMS 保持時間: 2.437分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 555 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-5-(3-フルオロ-2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(0.070 g, 0.033 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.04 mL, 0.22 mmol)、3-フルオロ-5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.012 g, 0.027 mmol)およびDMF(0.19 mL)を含有する溶液に、HATU(0.021 g, 0.055 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 20分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-5-(3-フルオロ-2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 11.0分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.44 - 8.53 (m, 1 H), 8.38 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 7.80 - 7.90 (m, 2 H), 7.55 - 7.67 (m, 3 H), 7.36 (d, J=8.03 Hz, 1 H), 7.31 (s, 1 H), 7.14 - 7.22 (m, 2 H), 7.10 (ddd, J=7.47, 4.96, 1.13 Hz, 1 H), 6.74 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.87 (d, J=4.77 Hz, 1 H), 2.97 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.25 (s, 3 H), 1.66 - 1.73 (m, 2 H), 1.38 - 1.46 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 1.828分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 556 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-5-(3-フルオロ-2-メチル-5-(1-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)シクロプロパンアミニウム(cyclopropanaminium) 2,2,2-トリフルオロアセテート(0.021 g, 0.083 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.08 mL, 0.51 mmol)、3-フルオロ-5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.028 g, 0.064 mmol)およびDMF(0.43 mL)を含有する溶液に、HATU(0.048 g, 0.13 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-5-(3-フルオロ-2-メチル-5-(1-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 8.5分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.35 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 7.77 - 7.88 (m, 2 H), 7.61 (dd, J=9.54, 1.51 Hz, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.27 - 7.33 (m, 1 H), 7.13 - 7.22 (m, 2 H), 6.71 (t, J=6.65 Hz, 1 H), 5.92 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 2.97 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.32 (s, 3 H), 2.22 (s, 3 H), 1.77 - 1.87 (m, 2 H), 1.55 - 1.65 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 2.137分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 561 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)シクロプロパンアミニウム 2,2,2-トリフルオロアセテート(0.024 g, 0.095 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.10 mL, 0.56 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.033 g, 0.073 mmol)およびDMF(0.49 mL)を含有する溶液に、HATU(0.056 g, 0.15 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 9.0分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.57 (s, 1 H), 8.34 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 7.79 - 7.92 (m, 2 H), 7.10 - 7.21 (m, 2 H), 6.97 (s, 1 H), 6.73 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.89 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 4.07 (s, 3 H), 2.97 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.34 (s, 6 H), 1.77 - 1.88 (m, 2 H), 1.50 - 1.63 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 2.533分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 573 (MH+).
Figure 0005572725
5-(5-(1-シクロヘキシルシクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-シクロヘキシルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.020 g, 0.12 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.12 mL, 0.71 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.040 g, 0.089 mmol)およびDMF(0.60 mL)を含有する溶液に、HATU(0.067 g, 0.18 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント, 分析時間 20分)を用いて精製して、5-(5-(1-シクロヘキシルシクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 13.0分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.35 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 8.02 - 8.14 (m, 2 H), 7.84 (dd, J=8.53, 5.27 Hz, 2 H), 7.17 (t, J=8.66 Hz, 2 H), 6.94 (s, 1 H), 6.76 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.97 (br. s., 1 H), 4.04 (s, 3 H), 2.98 (d, J=4.77 Hz, 3 H), 2.33 (s, 3 H), 2.18 (br. s., 1 H), 1.87 (d, J=11.80 Hz, 2 H), 1.76 (d, J=12.55 Hz, 2 H), 1.20 - 1.31 (m, 2 H), 1.18 (br. s., 1 H), 1.10 (d, J=2.76 Hz, 2 H), 1.08 (br. s., 1 H), 0.77 - 0.90 (m, 4 H). LCMS 保持時間: 2.726分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 573 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-メチルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-メチルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.012 g, 0.12 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.12 mL, 0.71 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.040 g, 0.089 mmol)およびDMF(0.60 mL)を含有する溶液に、HATU(0.067 g, 0.18 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント, 分析時間 20分)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-メチルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 11.7分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.35 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 8.14 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 7.79 - 7.89 (m, 2 H), 7.12 - 7.21 (m, 2 H), 6.92 (s, 1 H), 6.75 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.97 (d, J=3.76 Hz, 1 H), 4.03 (s, 3 H), 2.98 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.32 (s, 3 H), 1.50 (s, 3 H), 0.82 - 0.89 (m, 2 H), 0.68 - 0.78 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 2.232分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 505 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(4-フルオロフェニル)シクロプロパンアミン塩酸塩(0.022 g, 0.12 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.12 mL, 0.71 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.040 g, 0.089 mmol)およびDMF(0.60 mL)を含有する溶液に、HATU(0.067 g, 0.18 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント, 分析時間 20分)を用精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 12.1分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.46 (s, 1 H), 8.34 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 7.79 - 7.90 (m, 2 H), 7.28 - 7.37 (m, 2 H), 7.11 - 7.23 (m, 2 H), 6.91 - 7.03 (m, 3 H), 6.74 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.93 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 4.06 (s, 3 H), 2.97 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.33 (s, 3 H), 1.35 (dd, J=6.15, 1.88 Hz, 4 H). LCMS 保持時間: 2.438分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。 MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 585 (MH+).
Figure 0005572725
5-(5-(ビ(シクロプロパ)イルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
ビ(シクロプロパン)-1-アミン塩酸塩(0.015 g, 0.12 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.12 mL, 0.71 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.040 g, 0.089 mmol)およびDMF(0.60 mL)を含有する溶液に、HATU(0.067 g, 0.18 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント, 分析時間 20分)を用いて精製して、5-(5-(ビ(シクロプロパ)イルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 11.7分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.35 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 8.09 - 8.20 (m, 2 H), 7.79 - 7.89 (m, 2 H), 7.12 - 7.23 (m, 2 H), 6.93 (s, 1 H), 6.76 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.96 (br. s., 1 H), 4.03 (s, 3 H), 2.98 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.33 (s, 3 H), 1.53 (tt, J=8.28, 5.02 Hz, 1 H), 0.78 - 0.84 (m, 2 H), 0.67 - 0.75 (m, 2 H), 0.41 - 0.50 (m, 2 H), 0.18 - 0.28 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 2.405分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 531 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-イソプロピルシクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-イソプロピルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.016 g, 0.12 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.12 mL, 0.71 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.040 g, 0.089 mmol)およびDMF(0.60 mL)を含有する溶液に、HATU(0.067 g, 0.18 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣をプレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント, 分析時間 15分)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-イソプロピルシクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 12.1分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.35 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 8.06 (s, 2 H), 7.81 - 7.93 (m, 2 H), 7.13 - 7.23 (m, 2 H), 6.94 (s, 1 H), 6.76 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.95 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 4.04 (s, 3 H), 2.98 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.33 (s, 3 H), 1.61 - 1.72 (m, 1 H), 1.02 (d, J=6.78 Hz, 6 H), 0.84 - 0.96 (m, 2 H), 0.73 - 0.84 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 2.502分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 533 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(3-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(3-フルオロフェニル)シクロプロパンアミン塩酸塩(0.022 g, 0.12 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.12 mL, 0.71 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.040 g, 0.089 mmol)およびDMF(0.60 mL)を含有する溶液に、HATU(0.067 g, 0.18 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント, 分析時間 15分)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(3-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 12.0分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.46 (s, 1 H), 8.34 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 8.11 (s, 1 H), 7.80 - 7.89 (m, 2 H), 7.22 - 7.27 (m, 1 H), 7.13 - 7.21 (m, 2 H), 6.96 - 7.06 (m, 3 H), 6.84 - 6.92 (m, 1 H), 6.75 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.92 (d, J=4.02 Hz, 1 H), 4.08 (s, 3 H), 2.97 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.34 (s, 3 H), 1.36 - 1.45 (m, 4 H). LCMS 保持時間: 2.480分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 585 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(2-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(2-フルオロフェニル)シクロプロパンアミン塩酸塩(0.022 g, 0.12 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.12 mL, 0.71 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.040 g, 0.089 mmol)およびDMF(0.60 mL)を含有する溶液に、HATU(0.067 g, 0.18 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント, 分析時間 15分)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(2-フルオロフェニル)シクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 12.3分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.63 (s, 1 H), 8.32 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 7.79 - 7.89 (m, 2 H), 7.67 (td, J=7.65, 1.76 Hz, 1 H), 7.13 - 7.25 (m, 3 H), 7.10 (td, J=7.53, 1.25 Hz, 1 H), 7.02 (ddd, J=10.67, 8.16, 1.00 Hz, 1 H), 6.91 (s, 1 H), 6.70 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.87 (br. s., 1 H), 4.05 (s, 3 H), 2.96 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.30 (s, 3 H), 1.29 (s, 4 H). LCMS 保持時間: 2.553分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 585 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロパンアミン(0.021 g, 0.089 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.12 mL, 0.71 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.040 g, 0.089 mmol)およびDMF(0.60 mL)を含有する溶液に、HATU(0.067 g, 0.18 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント, 分析時間 15分)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 10.3分. 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.70 (d, J=4.88 Hz, 2 H), 8.54 (d, J=7.02 Hz, 1 H), 7.96 (s, 1 H), 7.86 - 7.94 (m, 2 H), 7.21 - 7.31 (m, 4 H), 6.92 (t, J=6.87 Hz, 1 H), 4.85 - 4.95 (m, 14 H), 4.10 (s, 3 H), 3.28 - 3.38 (m, 21 H), 2.91 (s, 3 H), 2.38 (s, 3 H), 1.78 - 1.88 (m, 2 H), 1.50 - 1.59 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 2.138分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 569 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロパンアミン(0.030 g, 0.18 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.16 mL, 0.95 mmol)、3-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.050 g, 0.12 mmol)およびDMF(0.8 mL)を含有する溶液に、HATU(0.09 g, 0.24 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 10-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 10.1分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.77 (d, J=5.02 Hz, 2 H), 8.40 (d, J=7.03 Hz, 1 H), 7.76 - 7.87 (m, 3 H), 7.73 (s, 1 H), 7.43 (d, J=7.78 Hz, 1 H), 7.29 - 7.36 (m, 2 H), 7.12 - 7.23 (m, 2 H), 6.79 (t, J=6.78 Hz, 1 H), 5.97 (br. s., 1 H), 2.99 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.34 (s, 3 H), 1.92 - 2.00 (m, 2 H), 1.60 - 1.70 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 2.000分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 539 (MH+).
Figure 0005572725
Tert-ブチル 5,7-ジクロロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート
2,4-ジクロロピリジン(4.0 g, 27.0 mmol)およびジクロロメタン(60 mL)を含有する冷却した溶液(0℃, 氷浴)に、O-(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミン(10.2 g, 27.0 mmol)/ジクロロメタン(75 mL)を迅速に滴下した。該溶液を0℃で15分間維持し、冷却浴から取り外し、周囲温度で20時間維持した。該溶液を濃縮して、1-アミノ-2,4-ジクロロピリジニウム 2,4,6-トリメチルベンゼンスルホネートを薄黄色の泡状物質として得た(165 MH+)。そのようにして得た生成物を、tert-ブチル 3-(4-フルオロフェニル)プロピオロイル(メチル)カルバメート(6.6 g, 24.0 mmol)およびTHF(100 mL)と合わせた。得られた溶液を−78℃(ドライアイス, アセトン浴)まで冷却し、高速で撹拌しながら10分かけて、DBU(7.2 mL, 48.0 mmol)を滴下した。該混合液を、撹拌しながら冷却浴中で維持し、周囲温度で15時間進行させた。次いで、該混合液を濾過し、濃縮した。シリカゲル(0-80%酢酸エチル/ヘキサン, 60分 グラジエント)で精製して、オフホワイト色の残渣を得た。そのようにして得た残渣をさらに、プレパラティブHPLC(Phenomonex-Luna, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 15分 グラジエント)を用いて精製して、tert-ブチル 5,7-ジクロロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメートを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 14.0分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.81 (d, J=2.26 Hz, 1 H), 7.71 (dd, J=8.91, 5.40 Hz, 2 H), 7.16 (t, J=8.66 Hz, 2 H), 7.03 (d, J=2.26 Hz, 1 H), 3.26 (s, 3 H), 1.12 (s, 9 H). LCMS 保持時間: 2.810分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 460 (MNa+).
Figure 0005572725
Tert-ブチル 5-クロロ-7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート
テトラブチルアンモニウムシアニドおよびTHF(0.912 mL, 1.0 M)を含有する溶液に、ヘキサフルオロベンゼンおよびTHF(0.760 mL, 0.2 M)を含有する溶液を-35℃にて加えた(注意, 発熱性)。該溶液を、冷却から外して、周囲温度で150分間維持した。そのようにして得た溶液を0℃(氷浴)まで冷却し、tert-ブチル 5,7-ジクロロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメートおよびTHF(0.608 mL, 0.38 M)を含有する予め冷却した溶液(-50℃, ドライアイス, アセトン)に、撹拌子ながら、滴下した。そのようにして得た溶液を、冷却から外して18時間進行させた。該溶液を水(25 mL)に注ぎ入れた。次いで、水性部分を酢酸エチル(2 x 25 mL)で抽出した。有機部分を合わせた後、水(3 x 20 mL)で洗浄し、次いで食塩水(25 mL)で洗浄し、その後、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。そのようにして得た残渣を、シリカゲル(0-20%酢酸エチル/ヘキサン, 25分 グラジエント)で精製して、tert-ブチル 5-クロロ-7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメートを白色の固形物として得た。 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.65 - 7.76 (m, 3 H), 7.11 - 7.20 (m, 2 H), 6.64 (dd, J=4.77, 2.01 Hz, 1 H), 3.27 (s, 3 H), 1.12 (s, 9 H). LCMS 保持時間: 2.743分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 422 (MH+).
Figure 0005572725
3-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸
tert-ブチル 5-クロロ-7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート(0.060 g, 0.14 mmol)、4-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸(0.047 g, 0.18 mmol)、炭酸ナトリウム(0.043 g, 0.43 mmol)、ジオキサン(1.2 mL)および水(0.24 mL)を含有する脱気した混合液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.005 g, 0.004 mmol)を加えた。該混合液を、95℃で18時間撹拌した。該混合液を、室温まで冷却し、濾過して固形物を除去し、1 N 塩酸(2.0 mL)を用いてpH 4以下に調節した。水を加え(10 mL)、水性部分を酢酸エチル(2 x 15 mL)で抽出した。有機部分を合わせて、食塩水(20 mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。該混合液を、濾過し、濃縮し、3-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸を残渣として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS 保持時間: 2.725分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 522 (MH+).
Figure 0005572725
Tert-ブチル 7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート
1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.010 g, 0.061 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.086 mL, 0.49 mmol)、3-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.032 g, 0.061 mmol)およびDMF(0.41 mL)を含有する溶液に、HATU(0.047 g, 0.12 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲル(30-100%酢酸エチル/ヘキサン, 45分 グラジエント)で精製して、tert-ブチル 7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメートを残渣として得た。 LCMS 保持時間: 2.938分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 637 (MH+).
Figure 0005572725
7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
tert-ブチル 7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート(0.035 g, 0.053 mmol)およびジクロロメタン(4.0 mL)を含有する溶液に、TFA(0.33 mL, 4.3 mmol)を室温にて加えた。該溶液を室温で15分間維持し、乾固するまで濃縮した。そのようにして得た残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 11.0分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.15 (d, J=1.51 Hz, 1 H), 7.70 - 7.83 (m, 4 H), 7.39 (d, J=8.03 Hz, 1 H), 7.23 - 7.36 (m, 7 H), 6.91 (s, 1 H), 6.66 (dd, J=5.52, 1.51 Hz, 1 H), 5.57 (d, J=4.27 Hz, 1 H), 2.87 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.40 (s, 3 H), 1.35 - 1.47 (m, 4 H). LCMS 保持時間: 2.510分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 537 (MH+).
Figure 0005572725
tert-ブチル 7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート
1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(0.011 g, 0.054 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.075 mL, 0.43 mmol)、3-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(0.028 g, 0.054 mmol)およびDMF(0.36 mL)を含有する溶液に、HATU(0.041 g, 0.11 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲル(30-100%酢酸エチル/ヘキサン, 45分 グラジエント)で精製して、tert-ブチル 7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメートを残渣として得た。 LCMS 保持時間: 2.428分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 638 (MH+).
Figure 0005572725
7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
tert-ブチル 7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート(0.022 g, 0.035 mmol)およびジクロロメタン(3.0 mL)を含有する溶液に、TFA(0.22 mL, 2.8 mmol)を室温にて加えた。該溶液を室温で15分間維持し、乾固するまで濃縮した。そのようにして得た残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 10-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、7-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 9.0分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.44 - 8.54 (m, 1 H), 8.18 (d, J=1.51 Hz, 1 H), 7.79 - 7.85 (m, 2 H), 7.72 - 7.78 (m, 2 H), 7.61 (td, J=7.78, 1.76 Hz, 1 H), 7.41 (dd, J=8.03, 3.26 Hz, 2 H), 7.22 - 7.32 (m, 2 H), 7.20 (s, 1 H), 7.08 (ddd, J=7.40, 4.89, 1.25 Hz, 1 H), 6.69 (dd, J=5.65, 1.63 Hz, 1 H), 5.58 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 2.87 (d, J=5.02 Hz, 3 H), 2.42 (s, 3 H), 1.67 - 1.78 (m, 2 H), 1.39 - 1.48 (m, 2 H). LCMS 保持時間: 1.873分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3OH/90%H2O/10 mM TFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3OH/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 538 (MH+).
Figure 0005572725
5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン
5-ブロモ-3-ヨードピリジン-2-オール(6.7 g, 22 mmol)(Heterocycles. 57, 1, pp 55)、1-エチニル-4-フルオロベンゼン(4.03 g, 33.5 mmol)、ヨウ化銅(I)(0.255 g, 1.34 mmol)、トランス-ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.784 g, 1.12 mmol)を合わせ、エバキュエートし/N2で充填し戻し(3x)、その後、トリエチルアミン(223 mL)で希釈し、90℃まで2時間加熱した。溶媒をエバポレートし、該反応物をEtOAcに溶解させた。有機相を、水(50 mL)、食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。Et2Oでトリチュレートして、所望の生成物 5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジンを得た(4.2 g, 14.4 mmol, 64%収率)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.35 - 8.42 (2 H, m), 8.03 (2 H, dd, J=8.78, 5.27 Hz), 7.46 (1 H, s), 7.39 (2 H, t, J=8.91 Hz). LC-MS 保持時間: 2.36分; m/z (MH+): 292, 294. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸
3-カルボキシフェニルボロン酸(700 mg, 4.22 mmol)、5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン(750 mg, 2.57 mmol)、Pd(Ph3P)4(30 mg, 0.026 mmol)、およびCs2CO3(1.25g, 3.84 mmol)を、ジオキサン(20 mL)および水(4 mL)中で合わせた。該混合液を、エバキュエートし/窒素で充填し戻した(3x)。該反応液を、N2(g)下において、終夜、95℃まで加熱した。該混合液を、EtOAcおよび1 N HCl間に分配した。有機相を水および食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、茶色の固形物を得て、それをEt2Oでトリチュレートして、所望の生成物 3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸(255 mg, 30%収率)(LCMSにより一致)を得た。 LC-MS 保持時間: 1.83分; m/z (MH+): 334. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 3.0x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸
NBS(125 mg, 0.702 mmol)を、THF(5 mL)/DMF(1 mL)中の3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸(215 mg, 0.645 mmol)の撹拌した懸濁液に加えた。固形物を溶解させ、該反応液を室温で30分間撹拌した後、10% Na2S2O3でクエンチし、1 N HClを用いて酸性化した。溶媒をエバポレートし、該物質を水で希釈し、濾過し、乾燥させて、出発物質と生成物の混合物を得た。該物質を、該反応条件(3 mL THF/0.5 mL DMF中の80 mgのNBS)で再反応させた。3時間後、該反応液を、10% Na2S2O3を加えてクエンチし、該溶液を0.1 N HClを用いて酸性化した。揮発性物質を除去し、得られたオフホワイト色の沈殿物を濾過により集め、水およびEt2Oですすぎ、風乾させて、所望の生成物 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸(140 mg, 53%収率)をオフホワイト色の粉末として得た(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.73 (1 H, d, J=2.26 Hz), 8.27 - 8.33 (2 H, m), 8.19 - 8.26 (2 H, m), 8.05 - 8.12 (1 H, m), 8.03 (1 H, d, J=7.78 Hz), 7.68 (1 H, t, J=7.78 Hz), 7.45 - 7.55 (2 H, m). LC-MS 保持時間: 1.20分; m/z (MH+): 412, 414. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキサミド
工程1: 6-ブロモ-2-ヨードピリジン-3-オールの製造
N-ヨードスクシンイミド(6.47 g, 28.7 mmol)を、6-ブロモピリジン-3-オール(5 g, 28.7 mmol)/MeOH(144 mL)の撹拌溶液に45℃にて加えた。それを3時間撹拌した。該混合液を濃縮して、Et2Oでトリチュレートした。沈殿物を除去し、濾液を濃縮し、ジクロロメタンでトリチュレートして、所望の生成物,1 6-ブロモ-2-ヨードピリジン-3-オールを得た(3150 mg, 10.50 mmol, 37%収率)(LCMSおよびNMRによる)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.12 (1 H, s), 7.42 (1 H, d, J=8.28 Hz), 7.10 (1 H, d, J=8.28 Hz). LC-MS 保持時間: 1.27分; m/z (MH+): 300, 302. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程2: 6-ブロモ-2-ヨードピリジン-3-イルアセテートの製造
6-ブロモ-2-ヨードピリジン-3-オール(150 mg, 0.500 mmol)を、無水酢酸(2.4 mL, 25 mmol)に、130℃にて加えた。それを30分間撹拌した後、濃縮し、トルエンで追い払い(chase)、所望の生成物 6-ブロモ-2-ヨードピリジン-3-イルアセテートを得た(171 mg, 0.500 mmol, 100%収率)(NMRによる)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.74 (1 H, d, J=8.28 Hz), 7.62 (1 H, d, J=8.28 Hz), 2.36 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 1.66分; m/z (MH+): 342, 344. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程3: 6-ブロモ-2-((4-フルオロフェニル)エチニル)ピリジン-3-イルアセテートの製造
6-ブロモ-2-ヨードピリジン-3-イルアセテート(3.50 g, 10.24 mmol)、1-エチニル-4-フルオロベンゼン(1.11 g, 9.21 mmol)、ヨウ化銅(I)(117 mg, 0.614 mmol)、トランス-ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(359 mg, 0.512 mmol)を合わせて、エバキュエートし/N2で充填し戻し(3x)、次いでトリエチルアミン(100 ml)で希釈し、85℃まで2時間加熱した。溶媒をエバポレートし、該反応物をEtOAc中に溶解させた。有機相を、水(50 mL)および食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 6-ブロモ-2-((4-フルオロフェニル)エチニル)ピリジン-3-イルアセテートを得た(2.26 g, 6.76 mmol, 66.1%収率)(NMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.77 (2 H, s), 7.70 (2 H, dd, J=8.78, 5.52 Hz), 7.34 (2 H, t, J=8.91 Hz), 2.41 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.18分; m/z: 親イオンは観察されず, -Ac: 292, 294. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程4: メチル 5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキシレートの製造
酢酸ナトリウム(15 mg, 0.18 mmol)、K2CO3(25 mg, 0.18 mmol)、塩化銅(II)二水和物(46 mg, 0.27 mmol)、塩化パラジウム(II)(2.0 mg, 0.012 mmol)を、室温でパールボンブ(Parr Bomb)中において、6-ブロモ-2-((4-フルオロフェニル)エチニル)ピリジン-3-イルアセテート(30 mg, 0.090 mmol)/MeOH(2 mL)の撹拌溶液に加えた。該容器を、300 PSIのCO(g)で充填し、室温で終夜撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相を、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 メチル 5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキシレートを得た(25 mg, 0.071 mmol, 80%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d ppm 8.16 (1 H, d, J=8.78 Hz), 8.04 (2 H, dd, J=8.91, 5.40 Hz), 7.67 (1 H, d, J=8.78 Hz), 7.44 (2 H, t, J=8.78 Hz), 3.89 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.05分; m/z (MH+) :350. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分 , 100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程5: 5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキサミドの製造
NaOH(5 mL, 5.00 mmol, 1M水溶液)を、THF(5 mL)およびMeOH(5 mL)中のメチル 5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキシレート(350 mg, 1.00 mmol)の撹拌溶液に、60℃にて加えた。それを1時間撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HClおよび飽和NaClで洗浄した。有機相を、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボン酸(carboxylic)を得た。該粗残渣をDMF(10 mL)で希釈し、HATU(456 mg, 1.20 mmol)、メタンアミン(2.5 mL, 5.00 mmol, 2.0 M/THF)、続いてDIEA(524 μL, 3.00 mmol)で処理した。それを1時間撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物を得た(250 mg, 68%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.57 (1 H, br. s.), 8.10 - 8.18 (3 H, m), 7.67 (1 H, d, J=8.53 Hz), 7.42 (2 H, t, J=8.78 Hz), 2.90 (3 H, d, J=4.52 Hz). LC-MS 保持時間: 2.03分; m/z (MH+): 349, 351. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート
工程1: 2-(ベンジルオキシ)-5-(メトキシメトキシ)ピリジンの製造
NaH(1.2 g, 29.8 mmol)を、6-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-オール(5.0 g, 24.85 mmol)/DMF(100 mL)の撹拌溶液に、0℃にて加えた。次いで、それを室温まで昇温させ、25分間撹拌した後、MOM-Cl(2.55 mL, 28.6 mmol)で処理し、該反応液を2時間撹拌した。該混合液を、H2Oでクエンチした後、約80%濃縮し、その後EtOAcで希釈し、H2Oおよび飽和NaClで洗浄した。有機相を、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 2-(ベンジルオキシ)-5-(メトキシメトキシ)ピリジンを得た(5.41 g, 22.1 mmol, 89%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.97 (1 H, d, J=3.01 Hz), 7.42 - 7.49 (2 H, m), 7.29 - 7.41 (4 H, m), 6.76 (1 H, d, J=9.03 Hz), 5.34 (2 H, s), 5.12 (2 H, s), 3.50 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 1.88分; m/z (MH+): 246. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分 , 100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程2: 2-(ベンジルオキシ)-4-ヨード-5-(メトキシメトキシ)ピリジンの製造
tBuLi(27 mL, 46.2 mmol)を、2-(ベンジルオキシ)-5-(メトキシメトキシ)ピリジン (5.4 g, 22.06 mmol)/THF(110 mL)の撹拌溶液に、-78℃にて滴下した。該薄黄色の溶液を30分間撹拌した後、ヨウ素(8.4 g, 33.1 mmol)/THF(55 mL)溶液を滴下した(該紫色は、1.05当量を加えた後まで滴下毎に消失し、その後、しだいに紫色に変化した)。それを1時間撹拌した後、H2Oでクエンチし、EtOAcで希釈し、チオ硫酸ナトリウム飽和溶液および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 2-(ベンジルオキシ)-4-ヨード-5-(メトキシメトキシ)ピリジンを得た(3.90 g, 10.5 mmol, 48%収率)(LCMSおよびNMRにより)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.87 (1 H, s), 7.28 - 7.44 (6 H, m), 5.28 (2 H, s), 5.21 (2 H, s), 3.43 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.36分; m/z (MH+): 372. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程3: 2-(ベンジルオキシ)-4-((4-フルオロフェニル)エチニル)-5-(メトキシメトキシ)ピリジンの製造
2-(ベンジルオキシ)-4-ヨード-5-(メトキシメトキシ)ピリジン(3.0 g, 8.08 mmol)、ヨウ化銅(I)(92 mg, 0.485 mmol)、PdCl2(PPh3)2(284 mg, 0.404 mmol)、1-エチニル-4-フルオロベンゼン(1.07 g, 8.89 mmol)を、ジオキサン(40 mL)およびTEA(40 mL)中で合わせ、脱気し、80℃で1.5時間撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、飽和NaClおよびH2Oで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 2-(ベンジルオキシ)-4-((4-フルオロフェニル)エチニル)-5-(メトキシメトキシ)ピリジンを得た(2.52 g, 6.93 mmol, 86%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 2.71分; m/z (MH+): 364. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程4: 6-(ベンジルオキシ)-4-((4-フルオロフェニル)エチニル)ピリジン-3-オールの製造
トリフルオロ酢酸(0.95 mL, 12.4 mmol)を、2-(ベンジルオキシ)-4-((4-フルオロフェニル)エチニル)-5-(メトキシメトキシ)ピリジン(450 mg, 1.24 mmol)/ジクロロエタン(5 mL)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを、5時間撹拌した後、乾固するまで濃縮して、6-(ベンジルオキシ)-4-((4-フルオロフェニル)エチニル)ピリジン-3-オールを得た(395 mg, 1.24 mmol, 100%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 2.49分; m/z (MH+): 320. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程5: メチル 5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキシレートの製造
酢酸ナトリウム(1.14 g, 13.9 mmol)、K2CO3(1.92 g, 13.9 mmol)、塩化銅(II)二水和物(3.56 g, 20.9 mmol)、塩化パラジウム(II)(0.205 g, 1.15 mmol)を、室温でパールボンブ中において、6-(ベンジルオキシ)-4-((4-フルオロフェニル)エチニル)ピリジン-3-オール(2.22 g, 6.95 mmol)/MeOH(150 mL)の撹拌溶液に加えた。該容器を、300 PSIのCO(g)で充填し、室温で終夜撹拌した。該混合液を濃縮した後、EtOAcで希釈し、H2Oおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物 メチル 5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキシレートを得た(2.62 g, 6.95 mmol, 100%収率)(LCMSによる)。 LC-MS 保持時間: 2.66分; m/z (MH+): 378. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程6: 5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボン酸の製造
NaOH(27.8 mL, 27.8 mmol, 1M水溶液)を、THF(174 mL)およびMeOH(174 mL)中のメチル 5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキシレート(2.62 g, 6.94 mmol)の撹拌溶液に、60℃にて2時間加えた。該混合液を、酢酸エチルで希釈し、1M HClおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物 5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボン酸を得た(2.52 g, 6.94 mmol, 100%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 2.19分; m/z (MH+): 364. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程7: 5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミドの製造
メタンアミン(3.1 mL, 6.2 mmol, 2M/THF)を、DMF(12 mL)中のDIEA(646 μL, 3.70 mmol)、HATU(563 mg, 1.48 mmol)、5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボン酸(448 mg, 1.23 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。該混合液を濃縮した後、EtOAcで希釈し、飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(180 mg, 39%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.62 (1 H, s), 8.37 - 8.45 (1 H, m), 7.98 - 8.08 (2 H, m), 7.29 - 7.50 (7 H, m), 7.06 (1 H, s), 5.42 (2 H, s), 2.83 (3 H, d, J=4.52 Hz). LC-MS 保持時間: 2.00分; m/z (MH+): 377. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程8: 2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルフロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミドの製造
Pd/C(178 mg, 0.084 mmol)(10%; 50% 湿)を、5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミド(630 mg, 1.674 mmol)/THF(83 ml)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それをH2の雰囲気下に設置し、20分間撹拌した後に、沈殿物が生じた。該反応液をN2でパージし、全ての固形物が溶解するまでMeOHで希釈した。該混合液を、セライトのパッドに通して濾過し、MeOHで洗浄し、濾液を濃縮して、所望の生成物 2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルフロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(460 mg, 1.53 mmol, 91%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.30 - 8.40 (2 H, m), 7.98 (2 H, dd, J=8.78, 5.77 Hz), 7.35 - 7.45 (3 H, m), 6.61 (1 H, s), 2.81 (3 H, d, J=4.52 Hz). LC-MS 保持時間: 0.847分; m/z (MH+): 287. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程9: 2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(Triflic anhydride)(Tf2O, 319 μL, 1.89 mmol)を、2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルフロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミド(270 mg, 0.943 mmol)/ピリジン(13 mL)の撹拌溶液に、0℃にて加え、該混合液を室温まで昇温させた。それを1時間撹拌した後、濃縮し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネートを得た(188 mg, 0.449 mmol, 34.8%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.91 (1 H, s), 8.53 - 8.61 (1 H, m), 8.01 - 8.11 (2 H, m), 7.87 (1 H, s), 7.46 (2 H, t, J=8.91 Hz), 2.85 (3 H, d, J=4.52 Hz). LC-MS 保持時間: 2.06分; m/z (MH+): 419. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド
工程1: 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドの製造
DIEA(210 μL, 1.20 mmol)を、DMF(4 mL)中のHATU(228 mg, 0.600 mmol)、2-フェニルプロパン-2-アミン(69.1 μL, 0.480 mmol)、3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸(165 mg, 0.400 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを1時間撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、Et2Oでトリチュレートして、所望の生成物 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドを得た(180 mg, 0.340 mmol, 85%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.78 - 8.86 (1 H, m), 8.60 (1 H, s), 8.34 - 8.38 (1 H, m), 8.27 (1 H, s), 8.19 - 8.26 (2 H, m), 7.99 (1 H, d, J=7.93 Hz), 7.89 (1 H, d, J=7.93 Hz), 7.61 (1 H, t, J=7.63 Hz), 7.46 - 7.55 (2 H, m), 7.42 (2 H, d, J=7.32 Hz), 7.30 (2 H, t, J=7.78 Hz), 7.18 (1 H, t, J=7.17 Hz), 1.72 (6 H, s). LC-MS 保持時間: 1.97分; m/z (MH+): 529, 531. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 3.0x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程2: 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドの製造
Pd(Ph3P)4(4.4 mg, 3.8 μmol)を、DMF(1.4 mL)および水(.14 mL)中の3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド(20 mg, 0.038 mmol)、トリメチルボロキシン(11 μL, 0.076 mmol)、およびNa2CO3(12.0 mg, 0.11 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それをマイクロ波照射で処理した: 180℃、30分間。該混合液を、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドを得た(15 mg, 0.032 mmol, 85%収率)(LCMSによる)。 LC-MS 保持時間: 1.87分; m/z (MH+): 465. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程3: 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-ホルミルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドの製造
AIBN(1.0 mg, 6.1 μmol)を、CCl4(1 mL)中のNBS(4.6 mg, 0.026 mmol)および3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド(11 mg, 0.024 mmol)の撹拌溶液に加えた。該混合液を、76℃まで加熱し、2時間撹拌した。該反応液を濃縮し、DMSO(1 mL)で希釈し、NMO(3.4 mg, 0.028 mmol)で処理し、マイクロ波照射(150℃)で5分間処理した。該反応液を、適切に緩衝化したH2O/CH3CNグラジエントを用いてC18カラムでのプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、濃縮して、所望の生成物 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-ホルミルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミドを得た(7.5 mg, 0.016 mmol, 66%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.31 (1 H, s), 8.84 (1 H, s), 8.79 (1 H, s), 8.65 (1 H, s), 8.19 - 8.26 (3 H, m), 7.89 - 7.97 (2 H, m), 7.59 - 7.67 (1 H, m), 7.54 (2 H, t, J=8.55 Hz), 7.42 (2 H, d, J=7.93 Hz), 7.30 (2 H, t, J=7.63 Hz), 7.13 - 7.23 (1 H, m), 1.71 (6 H, s). LC-MS 保持時間: 1.75分; m/z (MH+): 479. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程4: 2-(4-フルオロフェニル)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボン酸の製造
オキソン(28 mg, 0.046 mmol)を、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-ホルミルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(2-フェニルプロパン-2-イル)ベンズアミド(20 mg, 0.042 mmol)/DMF(.5 mL)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを3日間撹拌した。さらなる量のオキソン(28 mg, 0.046 mmol)を加え、該反応液を終夜撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 2-(4-フルオロフェニル)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボン酸を得た(7 mg, 0.014 mmol, 34%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.42 (1 H, d, J=2.14 Hz), 7.31 - 7.39 (2 H, m), 6.93 - 7.02 (2 H, m), 6.87 (1 H, s), 6.59 (2 H, t, J=8.70 Hz), 6.34 (1 H, t, J=7.63 Hz), 6.20 (2 H, d, J=7.63 Hz), 5.97 - 6.07 (4 H, m), 5.92 (1 H, t, J=7.32 Hz), 0.52 (6 H, s). LC-MS 保持時間: 1.15分; m/z (MH+): 495. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程5: 表題化合物, 2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドの製造
メタンアミン(253 μL, 0.506 mmol, 2M/THF)を、DMF(1 mL)中の2-(4-フルオロフェニル)-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボン酸(50 mg, 0.10 mmol)、DIEA(53 μL, 0.30 mmol)、DMAP(1.2 mg, 10 μmol)、HATU(58 mg, 0.15 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを1時間撹拌した後、適切に緩衝化したH2O/CH3CNグラジエントを用いてC18カラムでのプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、濃縮して、所望の生成物 2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(7 mg, 0.013 mmol, 13%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.65 (1 H, d, J=2.14 Hz), 8.41 (1 H, d, J=2.14 Hz), 8.12 - 8.17 (1 H, m), 8.00 - 8.06 (2 H, m), 7.84 - 7.92 (2 H, m), 7.62 (1 H, t, J=7.63 Hz), 7.43 - 7.50 (2 H, m), 7.26 - 7.35 (4 H, m), 7.19 (1 H, t, J=7.32 Hz), 2.98 (3 H, s), 1.78 (6 H, s). LC-MS 保持時間: 1.77分; m/z (MH+): 508. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 3.0x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%CH3CN/95%H2O/0.1%TFA, 溶媒B = 95%CH3CN/5%H2O/0.1%TFA, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Waters Sunfire C-18, 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 12.82分, 純度 = 95%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 11.20分, 純度 = 94%. さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%MeOH/95%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 溶媒B = 95%MeOH/5%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Phenomenex Gemini C1 C-18, 4.6 x 150 mm, 3 mm, 保持時間 = 14.10分, 純度 = 95%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 13.85分, 純度 = 95%.
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド
工程1: 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)ベンズアミドの製造
DIEA(286 μL, 1.64 mmol)を、DMF(6 mL)中のHATU(311 mg, 0.819 mmol)、1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(111 mg, 0.655 mmol)、および3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸(225 mg, 0.546 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを1時間撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)ベンズアミドを得た(180 mg, 0.341 mmol, 63%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 1.89分; m/z (MH+): 529. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程2: 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)ベンズアミドの製造
Pd(Ph3P)4(16 mg, 0.014 mmol)を、DMF(1.3 mL)および水(.13 mL)中の3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)ベンズアミド(75 mg, 0.14 mmol)、トリメチルボロキシン(40 μL, 0.28 mmol)、およびNa2CO3(45 mg, 0.43 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それをマイクロ波照射で処理した: 180℃、30分間。該混合液を、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)ベンズアミドを得た(61 mg, 0.132 mmol, 93%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 1.81分; m/z (MH+): 463. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程3: 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-ホルミルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)ベンズアミドの製造
AIBN(6.5 mg, 0.040 mmol)を、CCl4(20 ml)中のNBS(26 mg, 0.15 mmol)および3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)ベンズアミド(61 mg, 0.13 mmol)の撹拌溶液に加えた。該混合液を、76℃まで加熱し、2時間撹拌した。該反応液を濃縮し、DMSO(1 mL)で希釈し、NMO(18.5 mg, 0.158 mmol)で処理し、MW照射(150℃)で10分間処理した。該混合液を、EtOAcで希釈し、10%NaHSO4で2回、続いて、H2Oおよび食塩水で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-ホルミルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)ベンズアミドを得た(34 mg, 0.071 mmol, 54%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 1.64分; m/z (MH+): 477. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程4: 表題化合物, 2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドの製造
AIBN(3.6 mg, 0.022 mmol)およびNBS(17 mg, 0.095 mmol)を、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-ホルミルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-N-(1-フェニルシクロプロピル)ベンズアミド(35 mg, 0.073 mmol)/CCl4(10 mL)の撹拌溶液に、95℃にて加えた。それを30分間撹拌した。該反応液を加熱から外して、2分間撹拌し、メタンアミン(0.184 mL, 0.367 mmol, 2M/THF)で処理した。該反応液を1時間撹拌し、濃縮した。残渣を、EtOAcで希釈し、10%硫酸水素ナトリウムおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(4 mg, 7.91 μmol, 11%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.36 (1 H, s), 8.77 (1 H, d, J=2.14 Hz), 8.54 - 8.62 (1 H, m), 8.41 (1 H, d, J=2.14 Hz), 8.31 (1 H, s), 8.04 - 8.09 (2 H, m), 7.99 (1 H, d), 7.95 (1 H, d, J=7.63 Hz), 7.64 (1 H, t, J=7.63 Hz), 7.43 (2 H, t, J=8.85 Hz), 7.26 - 7.31 (2 H, m), 7.21 - 7.26 (2 H, m), 7.16 (1 H, t), 2.87 (3 H, d, J=4.88 Hz), 1.31 (4 H, d, J=7.93 Hz). LC-MS 保持時間: 1.98分; m/z (MH+): 506. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%MeOH/95%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 溶媒B = 95%MeOH/5%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Phenomenex Gemini C1 C-18, 4.6 x 150 mm, 3 mm, 保持時間 = 14.12分, 純度 = 95%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 14.45分, 純度 = 96%.
Figure 0005572725
5-(3-(tert-ブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド
工程1: メチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエートの製造
(ジアゾメチル)トリメチルシラン(467 μL, 0.934 mmol)を、MeOH(5.7 mL)およびエーテル(2.8 mL)中の3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸(350 mg, 0.849 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを終夜撹拌した。該混合液を濃縮し、溶媒としてDCMを用いて該反応条件で再度処理した。これを、溶媒としてTHFを用いて度繰り返した。該反応液を濃縮して、所望の生成物 メチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエートを得た(350 mg, 0.821 mmol, 97%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 2.01分; m/z (MH+): 426, 428. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程2: メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエートの製造
2,4,6-トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリナン(0.236 mL, 1.69 mmol)を、DMF(10 mL)および水(1.0 mL)中のメチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエート(360 mg, 0.845 mmol)、炭酸ナトリウム(269 mg, 2.53 mmol)、Pd(Ph3P)4(98 mg, 0.084 mmol)の撹拌溶液に加えた。それをMW照射(180℃)で30分間処理した。該混合液を、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗残渣をMeOHで希釈し、(ジアゾメチル)トリメチルシラン(467 μL, 0.934 mmol)で処理して、生じた酸を再エステル化(re-esterfy)した。それを1時間撹拌した後、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエートを得た(163 mg, 0.451 mmol, 53%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 1.79分; m/z (MH+): 362. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程3: メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-ホルミルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエートの製造
AIBN(22.2 mg, 0.135 mmol)を、CCl4(40 mL)中のNBS(88 mg, 0.49 mmol)およびメチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエート(163 mg, 0.451 mmol)の撹拌溶液に加え、76℃まで加熱した。該混合液を、2時間撹拌した。該反応液を濃縮し、DMSO(1 mL)で希釈し、NMO(63 mg, 0.54 mmol)で処理し、MW照射(150℃)で10分間処理した。該混合液を、EtOAcで希釈し、10%NaHSO4で2回、続いてH2Oおよび食塩水で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-ホルミルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエートを得た(34 mg, 0.091 mmol, 20%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.31 (1 H, s), 8.79 (1 H, d, J=2.44 Hz), 8.74 (1 H, d, J=2.44 Hz), 8.28 (1 H, s), 8.16 - 8.25 (2 H, m), 8.00 - 8.13 (2 H, m), 7.72 (1 H, t, J=7.78 Hz), 7.49 - 7.57 (2 H, m), 3.92 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 1.72分; m/z (MH+): 376. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程4: メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエートの製造
AIBN(4.6 mg, 0.028 mmol)およびNBS(21.6 mg, 0.121 mmol)を、メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-ホルミルフロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエート(35 mg, 0.093 mmol)/CCl4(5 mL)の撹拌溶液に、95℃にて加えた。それを30分間撹拌し、次いで冷却した後、メタンアミン(0.466 mL, 0.932 mmol, 2M/THF)で処理し、該反応液を10分間撹拌し、その後MeOHで希釈した。生じた沈殿物を濾過して取り除き、濾液を濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 320 nmにてフラクション収集)で精製して、所望の生成物 メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエートを得た(24 mg, 0.059 mmol, 64%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.60 (1 H, d, J=2.14 Hz), 8.44 (1 H, d, J=2.44 Hz), 8.32 (1 H, s), 8.10 (1 H, d, J=7.93 Hz), 7.95 - 8.00 (2 H, m), 7.84 (1 H, d, J=7.63 Hz), 7.59 (1 H, t, J=7.78 Hz), 7.22 - 7.26 (2 H, m), 5.91 (1 H, br. s.), 3.98 (3 H, s), 3.03 (3 H, d, J=4.88 Hz). LC-MS 保持時間: 1.46分; m/z (MH+): 405. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程5: 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸の製造
NaOH(0.297 mL, 0.297 mmol, 1M水溶液)を、メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ベンゾエート(24 mg, 0.059 mmol)/MeOH(2 mL)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを終夜撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸を得た(22 mg, 0.056 mmol, 95%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 0.90分; m/z (MH+): 391. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程6: 表題化合物, 5-(3-(tert-ブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドの製造
DIEA(31 μL, 0.18 mmol)を、DMF(0.6 mL)中の3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸(23 mg, 0.059 mmol)、2-メチルプロパン-2-アミン(20 μL, 0.059 mmol)、およびHATU(27 mg, 0.071 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを2時間撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物 5-(3-(tert-ブチルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(8 mg, 0.017 mmol, 29%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.74 (1 H, d, J=2.14 Hz), 8.55 - 8.61 (1 H, m), 8.39 (1 H, d, J=2.44 Hz), 8.16 (1 H, s), 8.07 (2 H, dd, J=8.85, 5.19 Hz), 7.94 (1 H, s), 7.92 (1 H, d, J=7.63 Hz), 7.86 (1 H, d, J=7.93 Hz), 7.59 (1 H, t, J=7.63 Hz), 7.43 (2 H, t, J=8.85 Hz), 2.87 (3 H, d, J=4.58 Hz), 1.42 (9 H, s). LC-MS 保持時間: 1.68分; m/z (MH+): 446. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna 10u C18 3.0x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%MeOH/95%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 溶媒B = 95%MeOH/5%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Phenomenex Gemini C1 C-18, 4.6 x 150 mm, 3 mm, 保持時間 = 13.66分, 純度 = 98%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 13.69分, 純度 = 98%.
Figure 0005572725
5-(2-クロロ-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド
工程1: 4-クロロ-3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸の製造
炭酸セシウム(167 mg, 0.514 mmol)を、DMF(3 mL)および水(0.3 mL)中のPd(Ph3P)4(40 mg, 0.034 mmol)、5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン(100 mg, 0.342 mmol)、3-ボロノ-4-クロロ安息香酸(103 mg, 0.514 mmol)に、室温にて加えた。該混合液を、3回脱気し、該反応液をマイクロ波において180℃まで10分間加熱した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。該粗生成物をMeOHでトリチュレートして、所望の生成物 4-クロロ-3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸を得た(59 mg, 0.160 mmol, 47%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.22 (1 H, br. s.), 8.36 (1 H, d, J=2.26 Hz), 8.25 (1 H, d, J=2.26 Hz), 8.03 - 8.11 (2 H, m), 7.97 - 8.02 (2 H, m), 7.77 (1 H, d, J=7.78 Hz), 7.55 (1 H, s), 7.41 (2 H, t, J=8.78 Hz). LC-MS 保持時間: 1.15分; m/z (MH+): 368. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程2: 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-クロロ安息香酸の製造
NBS(29.0 mg, 0.163 mmol)を、4-クロロ-3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸(50 mg, 0.136 mmol)/THF(4.5 mL)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを1時間撹拌した。さらなる部のNBS(29 mg, 0.16 mmol)を加え、それを1時間撹拌した後、別の部のNBS(29 mg, 0.16 mmol)を加え、該反応液を終夜撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、10%NaHSO3および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、DCMでトリチュレートして、所望の生成物 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-クロロ安息香酸を得た(57 mg, 0.128 mmol, 94%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.48 (1 H, d, J=2.14 Hz), 8.19 - 8.24 (2 H, m), 8.17 (1 H, d, J=2.14 Hz), 7.99 - 8.05 (2 H, m), 7.79 (1 H, d, J=8.24 Hz), 7.46 - 7.52 (2 H, m). LC-MS 保持時間: 1.29分; m/z (MH+): 447. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程3: 4-クロロ-3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メトキシカルボニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸の製造
1,3-ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(28 mg, 0.067 mmol)を、80℃でパールボンブ中において、MeOH(0.6 mL)およびDMSO(1.1 mL)中の酢酸パラジウム(II)(7.5 mg, 0.034 mmol)および3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-クロロ安息香酸(75 mg, 0.17 mmol)の撹拌溶液に加え、それを150 psiのCO(g)で充填し、終夜撹拌した。該混合液を、酢酸エチルで希釈し、1M HClおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物 4-クロロ-3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メトキシカルボニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸を得た(75 mg, 0.113 mmol, 67%収率)(LCMSにより)。 LC-MS 保持時間: 2.28分; m/z (MH+): 427. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程4: 5-(2-クロロ-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド
DIEA(142 μL, 0.810 mmol)を、DMF(2.7 mL)中の1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(84 mg, 0.405 mmol)、4-クロロ-3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メトキシカルボニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)安息香酸(115 mg, 0.270 mmol)およびHATU(154 mg, 0.405 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを1時間撹拌した。該混合液を、酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、クルードなメチル 5-(2-クロロ-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキシレートを得た。粗残渣をMeOH(4 mL)で希釈し、NaOH(810 μL, 0.810 mmol)/H2Oで処理し;該反応液を60℃まで加熱し、1時間撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、クルードな5-(2-クロロ-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボン酸を得た。粗残渣をDMF(2 mL)で希釈し、HATU(154 mg, 0.405 mmol)、メタンアミン(675 μL, 1.35 mmol, 2 M/THF)/THF、続いてDIEA(142 μL, 0.810 mmol)で処理した。該反応液を室温で1時間撹拌した。該混合液を濃縮して、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物を得た(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.40 (1 H, s), 8.52 (1 H, d, J=4.77 Hz), 8.50 (1 H, d, J=2.01 Hz), 8.44 (1 H, d, J=4.77 Hz), 8.23 (1 H, d, J=2.01 Hz), 8.12 (1 H, d, J=2.01 Hz), 7.97 - 8.09 (3 H, m), 7.78 (1 H, d, J=8.28 Hz), 7.67 (1 H, td, J=7.72, 1.88 Hz), 7.39 - 7.47 (2 H, m), 7.36 (1 H, d, J=8.03 Hz), 7.15 (1 H, dd, J=7.40, 4.89 Hz), 2.83 (3 H, d, J=4.52 Hz), 1.50 - 1.60 (2 H, m), 1.22 - 1.32 (2 H, m). LC-MS 保持時間: 1.31分; m/z (MH+): 541. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%MeOH/95%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 溶媒B = 95%MeOH/5%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Phenomenex Gemini C1 C-18, 4.6 x 150 mm, 3 mm, 保持時間 = 9.66分, 純度 = 98%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 9.69分, 純度 = 98%.
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド
工程1: メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートの製造
Cs2CO3(379 mg, 1.164 mmol)を、1,4-ジオキサン(5.7 mL)および水(1.1 mL)中の5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン(200 mg, 0.685 mmol)、4-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸(269 mg, 1.027 mmol)、Pd(Ph3P)4(158 mg, 0.137 mmol)の撹拌溶液に加えた。それを終夜、90℃まで加熱した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、MeOH/DCMで希釈し、TMS-ジアゾメタン(685 μL, 1.369 mmol, 2M/エーテル)で処理した。該混合液を1時間撹拌した。該反応液を濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートを得た(250 mg, 0.692 mmol, 100%収率)(LCMSおよびNMRにより)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.28 (1 H, d, J=2.26 Hz), 8.16 (1 H, d, J=2.01 Hz), 8.01 - 8.10 (2 H, m), 7.93 (1 H, dd, J=7.91, 1.88 Hz), 7.85 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.49 - 7.57 (2 H, m), 7.36 - 7.44 (2 H, m), 3.86 (3 H, s), 2.34 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.55分; m/z (MH+): 362. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程2: メチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートの製造
該反応フラスコをアルミホイルで包んだ。NBS(175 mg, 0.983 mmol)を、メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエート(289 mg, 0.800 mmol)/DCE(8 mL)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを終夜撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、10%メタ硫酸水素ナトリウム(sodium metabisulfate)でクエンチし、飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物を得た(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.41 (1 H, d, J=2.01 Hz), 8.16 - 8.26 (2 H, m), 8.06 (1 H, d, J=2.26 Hz), 7.95 (1 H, dd, J=8.03, 1.76 Hz), 7.87 (1 H, d), 7.45 - 7.57 (3 H, m), 3.86 (3 H, s), 2.34 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.85分; m/z (MH+):440, 442. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程3: 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸の製造
NaOH(3.3 mL, 3.3 mmol, 1M水溶液)を、MeOH(7 mL)およびTHF(7 mL)中のメチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエート(294 mg, 0.668 mmol)の撹拌溶液に、60℃にて加えた。それを1時間撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸を得た(275 mg, 0.645 mmol, 97%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.90 (1 H, br. s.), 8.40 (1 H, d, J=2.26 Hz), 8.18 - 8.25 (2 H, m), 8.05 (1 H, d, J=2.26 Hz), 7.92 (1 H, dd, J=7.78, 1.76 Hz), 7.85 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.43 - 7.54 (3 H, m), 2.35 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.42分; m/z (MH+): 426, 428. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程4: 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メトキシカルボニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸の製造
1,3-ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(160 mg, 0.387 mmol)を、80℃でパールボンブ中において、MeOH(2.1 mL)およびDMSO(4.3 mL)中の酢酸パラジウム(II)(44 mg, 0.19 mmol)および3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(275 mg, 0.645 mmol)の撹拌溶液に加え、それを150 psiのCO(g)で充填し、終夜撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、DCMでトリチュレートして、所望の生成物 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メトキシカルボニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸を得た(176 mg, 0.434 mmol, 67%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.95 (1 H, br. s.), 8.42 (1 H, d, J=2.01 Hz), 8.34 (1 H, d, J=2.01 Hz), 8.14 - 8.21 (2 H, m), 7.93 (1 H, dd, J=8.03, 1.76 Hz), 7.84 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.45 - 7.53 (3 H, m), 3.89 (3 H, s), 2.32 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.16分; m/z (MH+): 406. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程5: 表題の化合物; 2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドの製造
ヒューニッヒ塩基(65 μL, 0.37 mmol)を、DMF(1.2 mL)中のHATU(56 mg, 0.15 mmol)、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メトキシカルボニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(50 mg, 0.12 mmol)、1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(31 mg, 0.15 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを30分間撹拌した。該混合液を、酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO3、1M NaOH、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、メチル 2-(4-フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキシレートを得た。粗残渣をMeoH(2 mL)で希釈し、NaOH(0.617 μL, 0.617 mmol, 1M水溶液)で処理した。該混合液を、60℃で1時間撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、2-(4-フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボン酸を得た。該残渣をDMF(1.2 mL)で希釈し、HATU(56 mg, 0.15 mmol)、メタンアミン(308 μL, 0.617 mmol, 2M/THF)、続いてヒューニッヒ塩基(65 μL, 0.37 mmol)で処理した。該反応液を1時間撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(19 mg, 0.035 mmol, 29%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.27 (1 H, s), 8.48 - 8.54 (1 H, m), 8.46 (1 H, d, J=4.02 Hz), 8.42 (1 H, d, J=2.01 Hz), 8.13 (1 H, d, J=2.26 Hz), 8.05 - 8.11 (2 H, m), 7.90 - 7.95 (2 H, m), 7.68 (1 H, td, J=7.78, 1.76 Hz), 7.51 (1 H, d, J=8.78 Hz), 7.41 - 7.47 (2 H, m), 7.36 (1 H, d, J=8.03 Hz), 7.16 (1 H, dd, J=7.03, 5.27 Hz), 2.85 (3 H, d, J=4.52 Hz), 2.35 (3 H, s), 1.53 - 1.59 (2 H, m), 1.25 - 1.30 (2 H, m). LC-MS 保持時間: 1.34分; m/z (MH+): 521. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters Xterra MS 7u C18 3.0x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%MeOH/95%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 溶媒B = 95%MeOH/5%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Phenomenex Gemini C1 C-18, 4.6 x 150 mm, 3 mm, 保持時間 = 13.32分, 純度 = 97%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 13.90分, 純度 = 97%.
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキサミド
ナトリウム 2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-2,6-ジメトキシビフェニル-3-スルホネート(18 mg, 0.034 mmol)、PdOAc2(3.9 mg, 0.017 mmol)、Cs2CO3(168 mg, 0.516 mmol)、4-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸(68 mg, 0.26 mmol)を、DMF(3.1 mL)および水(310 μL)中の5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキサミド(60 mg, 0.17 mmol)の撹拌溶液に加えた。それを脱気し、60℃まで加熱し、1時間撹拌した。該混合液を、酢酸エチルで希釈し、1M HClおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[3,2-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(クルード)を得た。残渣をDMF(3.1 mL)で希釈し、室温にて、HATU(98 mg, 0.26 mmol)、1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(54 mg, 0.260 mmol)、続いてDIEA(150 μL, 0.859 mmol)で処理した。該反応液を1時間撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、1M NaOHおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(27 mg, 0.049 mmol, 29%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.29 (1 H, s), 8.98 - 9.07 (1 H, m), 8.45 (1 H, d, J=4.02 Hz), 8.25 - 8.34 (3 H, m), 8.10 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.94 (1 H, dd, J=8.03, 1.76 Hz), 7.73 (1 H, d, J=8.53 Hz), 7.67 (1 H, td, J=7.65, 1.76 Hz), 7.50 (1 H, d, J=7.78 Hz), 7.39 - 7.46 (2 H, m), 7.35 (1 H, d, J=8.03 Hz), 7.14 (1 H, dd, J=6.53, 4.77 Hz), 2.91 (3 H, d, J=4.77 Hz), 2.45 (3 H, s), 1.52 - 1.59 (2 H, m), 1.23 - 1.31 (2 H, m). LC-MS 保持時間: 1.46分; m/z (MH+): 521. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%MeOH/95%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 溶媒B = 95%MeOH/5%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Phenomenex Gemini C1 C-18, 4.6 x 150 mm, 3 mm, 保持時間 = 13.35分, 純度 = 98%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 12.68分, 純度 = 98%.
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキサミド
ナトリウム 2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-2,6-ジメトキシビフェニル-3-スルホネート(8.8 mg, 0.017 mmol)、PdOAc2(1.9 mg, 8.6 μmol)、Cs2CO3(84 mg, 0.26 mmol)、3-ボロノ安息香酸(21 mg, 0.13 mmol)を、DMF(1.6 mL)および水(160 μL)中の5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルフロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキサミド(30 mg, 0.086 mmol)の撹拌溶液に加えた。それを脱気し、60℃まで加熱し、1時間撹拌した。該混合液を、酢酸エチルで希釈し、1M HClおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[3,2-b]ピリジン-5-イル)安息香酸を得た。該残渣を、DMF(1.6 mL)で希釈し、室温にて、HATU(49 mg, 0.13 mmol)、1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(27 mg, 0.13 mmol)、続いてDIEA(75 μL, 0.43 mmol)で処理した。該反応液を1時間撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、1M NaOHおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、適切に緩衝化したH2O/CH3CN グラジエントを用いたC18カラムでのプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、濃縮して、所望の生成物 2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[3,2-b]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(12 mg, 0.023 mmol, 27%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.44 (1 H, s), 9.09 - 9.18 (1 H, m), 8.73 (1 H, s), 8.46 (1 H, d), 8.39 (1 H, d), 8.27 - 8.35 (3 H, m), 8.19 (1 H, d, J=8.78 Hz), 8.01 (1 H, d), 7.65 - 7.74 (2 H, m), 7.39 - 7.46 (3 H, m), 7.13 - 7.20 (1 H, m), 2.98 (3 H, d, J=4.77 Hz). LC-MS 保持時間: 1.50分; m/z (MH+): 507. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters Xterra MS 7u C18 3.0x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%MeOH/95%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 溶媒B = 95%MeOH/5%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Phenomenex Gemini C1 C-18, 4.6 x 150 mm, 3 mm, 保持時間 = 25.18分, 純度 = 99%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 25.85分, 純度 = 99%.
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミド
ナトリウム 2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-2,6-ジメトキシビフェニル-3-スルホネート(9.8 mg, 0.019 mmol)、PdOAc2(2.2 mg, 9.6 μmol)、Cs2CO3(93 mg, 0.29 mmol)、4-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸(38 mg, 0.14 mmol)を、DMF(1.7 mL)および水(170 μL)中の2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート(40 mg, 0.096 mmol)の撹拌溶液に加えた。それを脱気し、60℃まで加熱し、1時間撹拌した。該混合液を、酢酸エチルで希釈し、1M HClおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸を得た。残渣をDMF(1.7 mL)で希釈し、室温にて、HATU(55 mg, 0.15 mmol)、1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(30 mg, 0.15 mmol)、続いてDIEA(84 μL, 0.48 mmol)で処理した。該反応液を1時間撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、1M NaOHおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(5.4 mg, 9.85 μmol, 10%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.68 - 7.73 (1 H, m), 7.10 - 7.18 (1 H, m), 6.75 - 6.82 (2 H, m), 6.68 - 6.72 (1 H, m), 6.61 - 6.66 (1 H, m), 6.54 - 6.59 (1 H, m), 6.38 - 6.46 (1 H, m), 6.15 - 6.24 (2 H, m), 6.02 - 6.09 (2 H, m), 5.85 - 5.92 (1 H, m), 1.69 (3 H, s), 1.12 (3 H, s), 0.38 - 0.43 (2 H, m), 0.07 - 0.13 (2 H, m). LC-MS 保持時間: 0.913分; m/z (MH+): 521. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%CH3CN/95%H2O/0.1%TFA, 溶媒B = 95%CH3CN/5%H2O/0.1%TFA, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Waters Sunfire C-18, 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 5.61分, 純度 = 95%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 6.00分, 純度 = 96%. さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%MeOH/95%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 溶媒B = 95%MeOH/5%H2O/10 mM 炭酸水素アンモニウム, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Phenomenex Gemini C1 C-18, 4.6 x 150 mm, 3 mm, 保持時間 = 9.41分, 純度 = 97%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 9.38分, 純度 = 100%.
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミド
ナトリウム 2'-(ジシクロヘキシルホスフィノ)-2,6-ジメトキシビフェニル-3-スルホネート(9.8 mg, 0.019 mmol)、PdOAc2(2.2 mg, 9.6 μmol)、Cs2CO3(93 mg, 0.29 mmol)、3-ボロノ安息香酸(24 mg, 0.14 mmol)を、DMF(1.7 mL)および水(170 μL)中の2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート(40 mg, 0.096 mmol)の撹拌溶液に加えた。それを脱気し、60℃まで加熱し、1時間撹拌した。該混合液を、酢酸エチルで希釈し、1M HClおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-c]ピリジン-5-イル)安息香酸を得た。残渣をDMF(1.7 mL)で希釈し、室温にて、HATU(55 mg, 0.15 mmol)、1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(24 mg, 0.12 mmol)、続いてDIEA(84 μL, 0.48 mmol)で処理した。該反応液を1時間撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、1M NaOHおよび飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、適切に緩衝化したH2O/MeOH グラジエントを用いたC18カラムでのプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、濃縮して、2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-c]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(14 mg, 0.028 mmol, 29%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.45 (1 H, s), 9.14 (1 H, s), 8.67 (1 H, s), 8.55 - 8.61 (1 H, m), 8.51 (1 H, d, J=5.02 Hz), 8.34 (1 H, d, J=7.78 Hz), 8.27 (1 H, s), 8.07 (2 H, dd, J=8.78, 5.52 Hz), 7.99 (1 H, d, J=7.78 Hz), 7.80 - 7.91 (1 H, m), 7.64 (1 H, t, J=7.78 Hz), 7.49 (1 H, d, J=8.03 Hz), 7.45 (2 H, t, J=8.91 Hz), 7.25 - 7.34 (1 H, m), 2.89 (3 H, d, J=4.52 Hz), 1.58 - 1.69 (2 H, m), 1.36 - 1.45 (2 H, m). LC-MS 保持時間: 1.26分; m/z (MH+): 507. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分 , 100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 さらなるHPLCメソッド: 溶媒A = 5%CH3CN/95%H2O/0.1%TFA, 溶媒B = 95%CH3CN/5%H2O/0.1%TFA, 開始%B = 10, 最終%B = 100, グラジエント時間 = 15分, 停止時間 = 18分, 流速 = 1 ml/分. カラム: Waters Sunfire C-18, 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 13.20分, 純度 = 100%; カラム: Waters Xbridge Phenyl column 4.6 x 150 mm, 3.5 mm, 保持時間 = 12.12分, 純度 = 100%.
Figure 0005572725
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミド
工程1: 5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジンの製造
5-ブロモ-3-ヨードピリジン-2-オール(6.7 g, 22 mmol)(Heterocycles. 57, 1, pp 55)、1-エチニル-4-フルオロベンゼン(4.03 g, 33.5 mmol)、ヨウ化銅(I)(0.255 g, 1.34 mmol)、トランス-ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.784 g, 1.12 mmol)を合わせて、エバキュエートし/N2で充填し戻し(3x)、その後、トリエチルアミン(223 mL)で希釈し、90℃まで2時間加熱した。溶媒をエバポレートし、残渣をEtOAc中に溶解させた。有機相を、水(50 mL)、食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。Et2Oでトリチュレートして、所望の生成物 5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジンを得た(4.2 g, 14.4 mmol, 64 %収率)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.35 - 8.42 (2 H, m), 8.03 (2 H, dd, J=8.78, 5.27 Hz), 7.46 (1 H, s), 7.39 (2 H, t, J=8.91 Hz). LC-MS 保持時間: 2.36分; m/z (MH+): 292, 294. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分 , 100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程2: メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートの製造
炭酸セシウム(379 mg, 1.164 mmol)を、1,4-ジオキサン(5.7 mL)および水(1.1 mL)中の5-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン(200 mg, 0.685 mmol)、4-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸(269 mg, 1.027 mmol)、Pd(Ph3P)4(158 mg, 0.137 mmol)の撹拌溶液に加えた。それを終夜、90℃まで加熱した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、MeOH/DCMで希釈し、TMS-ジアゾメタン(685 μL, 1.37 mmol, 2M/エーテル)で処理した。該混合液を1時間撹拌した。該反応液を濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートを得た(247 mg, 0.685 mmol, 定量的)(LCMSおよびNMRにより)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.28 (1 H, d, J=2.26 Hz), 8.16 (1 H, d, J=2.01 Hz), 8.01 - 8.10 (2 H, m), 7.93 (1 H, dd, J=7.91, 1.88 Hz), 7.85 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.49 - 7.57 (2 H, m), 7.36 - 7.44 (2 H, m), 3.86 (3 H, s), 2.34 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.55分; m/z (MH+): 362. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程3: メチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートの製造
反応フラスコをアルミホイルで包んだ。NBS(175 mg, 0.983 mmol)を、メチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエート(289 mg, 0.800 mmol)/ジクロロエタン(8 mL)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを終夜撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、10%メタ硫酸水素ナトリウムでクエンチし、飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物を得た(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.41 (1 H, d, J=2.01 Hz), 8.16 - 8.26 (2 H, m), 8.06 (1 H, d, J=2.26 Hz), 7.95 (1 H, dd, J=8.03, 1.76 Hz), 7.87 (1 H, d), 7.45 - 7.57 (3 H, m), 3.86 (3 H, s), 2.34 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.85分; m/z (MH+):440, 442. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程4: 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸の製造
NaOH(3.3 mL, 3.3 mmol, 1M水溶液)を、MeOH(7 mL)およびTHF(7 mL)中のメチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエート(294 mg, 0.668 mmol)の撹拌溶液に、60℃にて加えた。それを1時間撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸を得た(275 mg, 0.645 mmol, 97%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.90 (1 H, br. s.), 8.40 (1 H, d, J=2.26 Hz), 8.18 - 8.25 (2 H, m), 8.05 (1 H, d, J=2.26 Hz), 7.92 (1 H, dd, J=7.78, 1.76 Hz), 7.85 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.43 - 7.54 (3 H, m), 2.35 (3 H, s). LC-MS 保持時間: 2.42分; m/z (MH+): 426, 428. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程5: tert-ブチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートの製造
N,N-ジメチルホルムアミド ジ-tert-ブチル アセタール(653 μL, 2.72 mmol)を、3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチル安息香酸(290 mg, 0.680 mmol)/トルエン(6.8 mL)の撹拌溶液に、80℃にて加えた。該反応液を1時間撹拌した。該混合液を、乾固するまで濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物, tert-ブチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートを得た(231 mg, 0.479 mmol, 70%収率)(LCMSにより一致)。 LC-MS 保持時間: 2.34分; m/z (MH+): 482. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程6: メチル 5-(5-(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキシレートの製造
1,3-ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(119 mg, 0.287 mmol)を、80℃でパールボンブ中において、MeOH(1.6 mL)およびDMSO(3 mL)中の酢酸パラジウム(II)(32 mg, 0.144 mmol)およびtert-ブチル 3-(3-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエート(231 mg, 0.479 mmol)の撹拌溶液に加え、次いで、それを300 psiのCO(g)で充填し、終夜撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、セライトのパッドを通して濾過した。濾液を、飽和NaHCO3水溶液および食塩水で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物 メチル 5-(5-(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキシレートを得て(211 mg, 0.457 mmol, 95%収率)(クルード)(LCMSにより)、それを次の工程でそのまま用いた。 LC-MS 保持時間: 2.32分; m/z (MH+): 462. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%MeOH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%MeOH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程7: 5-(5-(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボン酸の製造
NaOH(1.4 mL, 1.37 mmol)を、MeOH(2.3 mL)およびTHF(2.3 mL)中のメチル 5-(5-(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキシレート(211 mg, 0.457 mmol)の撹拌溶液に、60℃にて加えた。それを4時間撹拌した。該混合液をEtOAcで希釈し、1M HCl、および飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物5-(5-(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボン酸を得て(205 mg, 0.457 mmol, 定量的)(LCMSにより一致)(クルード)、それを次の工程でそのまま用いた。 LC-MS 保持時間: 1.88分; m/z (MH+): 448. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%MeOH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%MeOH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程8: tert-ブチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートの製造
HATU(209 mg, 0.550 mmol)を、DMF(4.5 mL)中のメタンアミン(1.2 mL, 2.4 mmol, 2M/THF)、DIEA(240 μL, 1.37 mmol)および5-(5-(tert-ブトキシカルボニル)-2-メチルフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボン酸(205 mg, 0.458 mmol)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを1時間撹拌した。該混合液を、EtOAcで希釈し、飽和NaClで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル(Biotage, EtOAc/ヘキサン グラジエント, λ = 254 nmで画分収集)で精製して、所望の生成物 tert-ブチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエートを得た(190 mg, 0.413 mmol, 90 %収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (400 MHz, MeOD) d ppm 8.28 (1 H, d, J=2.26 Hz), 8.08 (1 H, d, J=2.01 Hz), 7.99 - 8.06 (2 H, m), 7.92 (1 H, dd, J=8.03, 1.76 Hz), 7.86 (1 H, d, J=1.51 Hz), 7.45 (1 H, d, J=8.03 Hz), 7.30 (2 H, t, J=8.78 Hz), 2.95 (3 H, s), 2.34 (3 H, s), 1.60 (9 H, s). LC-MS 保持時間: 2.70分; m/z (MH+): 461. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters SunFire 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%アセトニトリル/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸であって、溶媒Bは10%H2O/90%アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸であった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
工程8: 表題の化合物: 2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドの製造
TFA(544 μL, 7.06 mmol)を、tert-ブチル 3-(2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)フロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-4-メチルベンゾエート(65 mg, 0.141 mmol)/DCE(1.4 mL)の撹拌溶液に、室温にて加えた。それを2時間撹拌した後、濃縮した。白色の固形物をDMF(1.5 mL)中に溶解させ、室温にて、DIEA(123 μL, 0.706 mmol)、1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロパンアミン塩酸塩(29.1 mg, 0.169 mmol)、続いてHATU(81 mg, 0.212 mmol)で処理した。該反応液を1時間撹拌した後、TFAで緩衝したH2O/MeOH グラジエントを用いたC18カラムでのプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、濃縮して、所望の生成物 2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)フロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボキサミドを得た(45 mg, 0.086 mmol, 61.1%収率)(LCMSおよびNMRにより一致)。 1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) d ppm 9.19 (1 H, s), 8.66 (2 H, d, J=4.76 Hz), 8.45 - 8.57 (1 H, m), 8.40 (1 H, d, J=1.83 Hz), 8.10 (1 H, d, J=1.83 Hz), 8.00 - 8.08 (2 H, m), 7.85 - 7.94 (2 H, m), 7.35 - 7.50 (3 H, m), 7.26 (1 H, t, J=4.76 Hz), 2.83 (3 H, d, J=4.39 Hz), 2.31 (3 H, s), 1.55 - 1.67 (2 H, m), 1.27 - 1.39 (2 H, m). LC-MS 保持時間: 1.75分; m/z (MH+): 522. LCデータは、220nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Waters XBridge 5u C18 4.6x50mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 5 ml/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%MeOH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%MeOH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート(0.07 g, 0.13 mmol, 1当量)、4-メチル-N-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアミド(0.054 g, 0.14 mmol, 1.1当量)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.0045 g, 0.0039 mmol, 0.03当量)および炭酸セシウム(0.12 g, 0.39 mmol, 3当量)を、1,4-ジオキサン(10 ml)および水(2 ml)中に溶解させた。該溶液に窒素ガスを通し、該反応液を90℃で14時間加熱した。該溶液を、セライトを通して濾過した。濾液に水を加え、次いでそれを酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をプレパラティブHPLCにより精製した。
収量 : 22 mg (26%). 1HNMR (400MHz, CD3OD): δ 1.12 (ブロードのs, 3H), 1.35 (s, 2H), 1.66 (s, 2H), 2.34 (s, 3H), 2.85 (s, 3H), 3.00-3.32 (br, 3H), 3.51 (br, 2H), 7.13 (m, 1H), 7.24 (m, 2H), 7.46 (m, 2H), 7.68 (m, 1H), 7.97 (m, 4H), 8.0 (s, 1H), 8.41-8.42 (d, J = 4 Hz, 1H), 8.92 (s, 1H). LCMS : (ES+) m/z = 641.2 (M+H) メソッド: カラム-Ascentis Express C18 (5X2.1mm-2.7μm); M相A : 2%MeCN-98%H2O-10mM NH4COOH; M相B : 98%MeCN-2%H2O-10mM NH4COOH 流速 : 1mL/分; 保持時間 分 : 1.796; 波長 : 220 nm. HPLCメソッド : SUNFIRE C18 (4.6X150)mm, 3.5ミクロン; バッファー : 0.05%TFA/水 pH 2.5; 移動相 A : バッファー:MeCN (95:5); 移動相 B : MeCN:バッファー (95:5); 流速 : 1ml/分; 波長 : 254 nm, 保持時間 分 :8.675; 純度: 96.6%.
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(3-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート(0.1 g, 0.17 mmol, 1当量)、N-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアミド(0.0.65 g, 0.18 mmol, 1.1当量)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.0058 g, 0.0051 mmol, 0.03当量)および炭酸セシウム(0.165 g, 0.51 mmol, 3当量)を、1,4-ジオキサン(10 ml)および水(2 ml)中に溶解させ、該反応液を90℃で14時間加熱した。該溶液をセライトに通して濾過した。濾過物に水を加え、次いでそれを酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をプレパラティブHPLCにより精製した。 収量: 22 mg (26%) 1HNMR (400MHz, CD3OD): δ. 1.05 (t, J = 8 Hz, 3H), 1.65-1.66 (m, 2H), 1.78-1.82 (m, 2H), 2.89 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 3.62 (br s, 2H), 7.28-7.30 (t, J = 7.76 Hz, 2H), 7.57 (br s, 1H), 7.67 (t, J = 7.72 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.20 Hz, 1H), 7.86-7.88 (m, 3H), 7.96 (s, 1H), 8.02 (d, J = 2.09 Hz, 1H), 8.18 (br, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.55 (d, J = 5.32 Hz, 1H), 8.98 (s, 1H). LCMS : (ES+) m/z = 627.2 (M+H); メソッド: カラム-Ascentis Express C18 (5X2.1mm-2.7μm); M相A : 2%MeCN-98%H2O-10mM NH4COOH; M相B : 98%MeCN-2%H2O-10mM NH4COOH; 流速: 1mL/分; 保持時間 分 : 1.768;
3-ヨード-4-メチル安息香酸
メチル-3-ヨード-4-メチルベンゾエート(3 g, 109 mmol, 1当量)をMeOH(30 ml)中に溶解させ、水酸化ナトリウム(1.3 g, 327 mmol, 3当量)を加え、続いて、水(15 ml)を加えた。上記の溶液を室温で14時間撹拌した。該溶液を減圧下において濃縮した後、水を加えた。該反応液のpHを、濃HClを用いて3にした。得られた固形物を濾過し、減圧下において乾燥させた。 収量: 2.7 g (96%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 2.44 (s, 3H), 7.45 (d, J = 8.00 Hz ,1H), 7.85 (d, J = 3.18 Hz, 1H), 8.31 (s, 1H).
3-ヨード-4-メチル-N-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル)ベンズアミド
3-ヨード-4-メチル安息香酸(2.5 g, 9.5 mmol, 1当量)、1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン(1.41 g, 10.4 mmol, 1.1当量)、EDCI.HCl(2.1 g, 11.4 mmol, 1.2当量)、HOBT(1.5 g, 11.4 mmol, 1.2当量)およびDIPEA(4.9 ml, 28.62 mmol, 3当量)を、DCM中に溶解させ、上記の溶液を室温で18時間撹拌した。水を加え、生成物をDCMで抽出した。有機層を濃縮し、粗生成物を、ジクロロメタンおよびヘキサンを用いて結晶化させた。 収量: 2.3 g (55%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.26 (m, 2H), 1.53 (m, 2H), 2.43 (s, 3H), 7.13 (m, 1H), 7.29 (d, J = 8.00 Hz , 1H), 7.44 (d, 1H), 7.67 (t, J = 3.46 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 3.24 Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.44 (d, J = 1.10 Hz, 1H), 9.29 (s, 1H).
4-メチル-N-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアミド
3-ヨード-4-メチル-N-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル)ベンズアミド(2.2 g, 5.8 mmol, 1当量)、ビスピナコラートジボロン(Bispinnacolatodiboron)(2.21 g, 8.7 mmol, 1.5当量)、Pd(dppf)Cl2(0.18 g, 0.23 mmol, 0.04当量)および酢酸カリウム(1.7 g, 17.4 mmol, 3当量)を、DMF中に溶解させ、窒素を15分間パージした。上記の溶液を90℃で15時間撹拌した。該溶液をセライトに通して濾過し、濾過物に水を加え、それを酢酸エチルで抽出した。粗生成物をcombiflashクロマトグラフィーにより精製して、オフホワイト色の固形物を得た。 収量: 1.5 g (68%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.25 (s, 2H), 1.32 (s, 12H), 1.54 (s, 2H), 2.53 (s, 3H), 7.13 (m, 1H), 7.29 (m, 2H), 7.69 (t, J = 7.48 Hz, 1H), 7.92 (m, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.45 (d, 1H), 9.29 (s, 1H). LCMS : (ES+) m/z = 379 (M+H). メソッド: カラム-Chromolith SpeedROD C18 (4.6X30); M相A : 10%MeOH-90%H2O-0.1%TFA; M相B : 90% MeOH-10%H2O-0.1%TFA; 流速 : 5mL/分; 保持時間 分 : 1.658; 波長 : 220 nm.
3-ヨード-N-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル)ベンズアミド
3-ヨード安息香酸(2.7 g, 11.1 mmol, 1当量)、1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン(1.5 g, 11.1 mmol, 1当量)、EDCI.HCl(3.2 g, 16.7 mmol, 1.5当量)、HOBT(2.2 g, 16.7 mmol, 1.5当量)およびDIPEA(6 ml, 33.5 mmol, 3当量)を、DCM中に溶解させ、得られた混合液を室温で18時間撹拌した。該混合液に水を加え、該生成物をDCMで抽出した。有機層を濃縮し、該生成物をジクロロメタンおよびヘキサンを用いて結晶化させた。 収量 : 2.3 g (57%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.26 (m, 2H), 1.54 (m, 2H), 7.13 (t, J = 4.04 Hz, 1H), 7.29 (m, 2H), 7.69 (t, J = 8.06 Hz, 1H), 7.92 (d, J = 3.05 Hz, 2H), 8.29 (s, 1H), 8.45 (d, J = 4.56 Hz, 1H), 9.33 (s, 1H).
N-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズアミド
3-ヨード-N-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピル)ベンズアミド(1 g, 2.7 mmol, 1当量)、ビスピナコラートジボロン(1.04 g, 4.1 mmol, 1.5当量)、Pd(dppf)Cl2(0.044 g, 0.054 mmol, 0.02当量)および酢酸カリウム(1.04 g, 13.5 mmol, 3当量)を、DMF中に溶解させ、窒素を15分間パージし、上記の混合液を90℃で15時間撹拌した。該溶液をセライトに通して濾過し、濾過物に水を加え、それを酢酸エチルで抽出した。該粗生成物をcombiflashクロマトグラフィーにより精製して、オフホワイト色の固形物を得た。 収量 : 0.7 g (70%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.27 (m, 2H), 1.32 (s, 12H), 1.54 (m, 2H), 7.12 (s, 1H), 7.30 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 7.49 (t, J = 7.56 Hz, 1H), 7.65 (t, J = 3.44 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 7.32 Hz, 1H), 8.03 (m, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.44 (m, 1H), 9.35 (s, 1H).
4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-アミン
4-(ベンジルオキシ)-3-ニトロピリジン(15 g, 65 mmol, 1当量)をTHF中に溶解させ、次いで、窒素雰囲気下においてラネーニッケル(2.25 g, 10% w/w)(THFで洗浄済)を加え、該反応液を、室温にて、2 kg 水素圧で6時間、撹拌した。該反応溶液をセライトに通して濾過し、濾液を減圧下において濃縮して、茶色の油状物を得た。該生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 収量 : 12.3 g (94%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 4.86 (s, 2H), 5.18 (s, 2H), 6.88 (d, 1H, J = 5.32 Hz), 7.31 (t, 1H, J = 3.90 Hz), 7.4 (t, 2H, J = 5.08 Hz), 7.5 (t, 2H, J = 8.08 Hz), 7.71 (d, J = 2.05 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H).
N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-N-(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド
4-(ベンジルオキシ)-3-ニトロピリジン(14 g, 69.8mmol, 1当量)を、ジクロロメタン中に溶解させ、0℃まで冷却した。次いで、0℃にて、TEA(29.2 ml, 209.6mmol, 3当量)を加え、続いて炭酸カリウム(9.96g, 69.8mmol, 1当量)を加え、15分間撹拌した。上記の混合液にメタンスルホニルクロリド(20g, 174mmol, 2.5当量)を0℃にてゆっくりと加え、14時間撹拌した。TLCによりモニタリングして、反応が完了した後、該反応混合液を水で希釈し、有機層を分離した。水層を、200 mlのジクロロメタンで2回抽出し、ジクロロメタン混合物を合わせて、水(500 ml)および食塩水(500 ml)で洗浄した。有機溶液を減圧下において濃縮して、純粋な生成物を得た。 収量: 19.5 g (78%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 3.47 (S, 6H), 5.35 (s, 2H), 7.32 (d, J = 5.76 Hz, 1H), 7.40-7.49 (m, 3H), 7.51 (t, J = 4.12 Hz, 2H), 8.52 (d, J = 5.68 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H).
N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)メタンスルホンアミド
テトラブチルアンモニウムフルオリド 1 M/THF(12.2 ml, 42 mmol, 2.5当量)を、N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-N-(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(6 g, 16.8 mmol, 1当量)/THF溶液に、室温にて加えた。該反応混合液を60℃で10時間還流した。該溶液を完全に濃縮し、水(5 mL)で希釈し、15分間撹拌した。析出(precipitate)した固形物を濾過し、水で洗浄し、減圧下において乾燥させて、所望の生成物を淡い茶色の固形物として得た。 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 3.35 (s, 3H), 5.27 (s, 2H), 7.21 (d, J = 5.64 Hz,,1H), 7.36-7.54 (m, 3H), 7.54 d, J = 7.28 Hz, 2H), 8.30 (s, 1H), 8.33 (d, J = 5.64 Hz, 1H), 9.34 (s, 1H).
tert-ブチル 4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル(メチルスルホニル)カルバメート
N-(4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)メタンスルホンアミド(3 g, 10 mmol, 1当量)を、THF中に溶解させ、0℃まで冷却した。次いで、TEA(4.4 ml, 32.1 mmol, 3当量)およびDMAP(0.13 g, 1.07 mmol, 0.1当量)を加え、15分間撹拌した。Boc-無水物(2.3 g, 10 mmol, 1当量)を0℃にてゆっくりと加え、該混合液を室温で14時間撹拌した。該溶液を濃縮し、水で希釈し、該生成物をジクロロメタン(125 ml)で2回抽出し、12g カラムおよび溶出液として50%酢酸エチル/ヘキサンを用いてcombiflashクロマトグラフィーにより精製した。 収量 : 3.1 g (77%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.33 (s, 9H), 3.41 (s, 3H), 5.32 (d, J = 10.4 Hz, 2H), 7.28 (d, J = 5.76 Hz, 1H), 7.30-7.46 (m, 5H), 8.47 (s, 1H), 8.47 (d, J = 5.68 Hz, 1H).
N-アミノ tert-ブチル 4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル(メチルスルホニル)カルバメート
tert-ブチル 4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル(メチルスルホニル)カルバメート(1 g, 1当量)/ジクロロメタンの冷却した溶液に、O-(メシチルスルホニルヒドロキシルアミン)(0.85 g, 1.5当量)/ジクロロメタンを加え、該溶液を0℃で20分間撹拌した。氷浴を取り外し、室温で7時間撹拌した。該反応混合液を室温にて濃縮し、ジクロロメタンとメタノール(10/1)の混合液中に再溶解させた後、再濃縮した。該固形物を高真空下に設置し、白色の泡状物質を得て、それを、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 収量: 1.3 g. LCMS : (ES+) m/z 実測値 394.0.
エチル 5-(ベンジルオキシ)-6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
エチル-3(4-フルオロフェニルプロピオレート)(0.87 g, 2.8 mmol, 1.3当量)をDMF中に溶解させ、0℃まで冷却した。上記の溶液に、炭酸カリウム(1.68 g, 8.8 mmol, 4当量)を加え、該反応混合液を15分間撹拌した。続いて、N-アミノ tert-ブチル 4-(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル(メチルスルホニル)カルバメート(1.2 g, 2.2 mmol 1当量)をDMF中に溶解させ、上記の混合液に加えた後、室温で24時間撹拌した。該溶液をセライトに通して濾過し、溶出液として35%酢酸エチル/ヘキサンを用いてcombiflashクロマトグラフィーにより精製した。 収量 : 0.37 g (22%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.21-1.25 (t, J = 7.08 Hz, 3H), 1.33 (s, 9H), 3.49 (s, 3H), 4.20-4.25 (m, 2H), 5.37-5.45 (m, 2H), 7.33 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 7.42 (m, 3H), 7.50 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 7.57 (s, 1H), 7.78 (m, 2H), 9.28 (s, 1H). LCMS : (ES+) m/z = 584.0 (M+H).
エチル 5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)-6-(メチルスルホンアミド)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
エチル 5-(ベンジルオキシ)-6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)メチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(0.32 g, 0.54 mmol, 1当量)をジクロロメタン中に溶解させ、0℃まで冷却した。次いで、トリフルオロ酢酸(3.2 ml)を加えた。上記の混合液を室温で12時間撹拌した。該溶液を濃縮し、pHを8にして、ジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮して、目的の生成物を得て、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 収量 : 0.23 g (88%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.21-1.24 (t, 3H), 3.33 (s, 3H), 4.1-4.23 (q, 2H), 5.39 (s, 2H), 7.27 (t, J = 5 Hz, 2H), 7.38 (d, J = 2 Hz, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.53 (s, 1H), 7.61 (d, J = 2 Hz, 2H), 7.78 (t, J = 6 Hz, 2H), 8.73 (s, 1H), 9.58 (s, 1H). LCMS : (ES+) m/z = 484.0 (M+H).
エチル 5-(ベンジルオキシ)-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート
エチル 5-(ベンジルオキシ)-2-(4-フルオロフェニル)-6-(メチルスルホンアミド)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(0.2 g, 0.41 mmol, 1当量)を、DMF中に溶解させ、0℃まで冷却した。次いで、炭酸カリウム(0.171 g, 1.6 mmol, 3当量)を加え、該反応混合液を15分間撹拌した。ヨウ化エチル(0.037 ml, 0.45 mmol, 1.1当量)をゆっくりと滴下し、得られた混合液を室温で4時間撹拌した。該溶液を完全に濃縮し、水で希釈し、生成物をジクロロメタンで2回抽出した。有機抽出物を合わせて、水で洗浄し、濃縮して、目的の生成物を得た。 収量 : 0.16 g (76%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.07-1.10 (t, J = 7.16 Hz, 3H), 1.21-1.24 (t, 3H), 3.04 (s, 3H), 3.64 (m, 2H), 4.19-4.24 (q, J = 7.04 Hz, 2H), 5.38 (s, 2H), 7.28 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 7.42-7.54 (m, 3H), 7.57-7.65 (m, 3H), 7.77-7.95 (m, 2H), 9.02 (s, 1H). LCMS : (ES+) m/z = 512.0 (M+H).
5-(ベンジルオキシ)-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸
エチル 5-(ベンジルオキシ)-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキシレート(0.15 g, 0.29 mmol, 1当量)をエタノール中に溶解させた。次いで、水酸化ナトリウム(0.035 g, 1.17 mmol, 3当量)を加え、続いて水(1 ml)を加えた。該反応液を45℃まで14時間加温した。該溶液を濃縮し、水で希釈し、該反応液のpHを、濃HClを用いて3にした。析出した固形物を濾過し、減圧下において乾燥させた。 収量 : 0.12 g (86%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.06-1.10 (t, J = 7.14 Hz, 3H), 3.01 (s, 3H), 3.62 (m, 2H), 5.34 (s, 2H), 7.27 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 7.32-7.46 (m, 4H), 7.56 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 7.63 (s, 1H), 7.80 (t, J = 4.77 Hz, 2H), 8.98 (s, 1H). LCMS : (ES+) m/z = 484.0 (M+H).
5-(ベンジルオキシ)-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
5-(ベンジルオキシ)-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸(0.11 g,0.22mmol, 1当量)、EDCI.HCl(0.048 g, 0.25mmol, 1.1当量)、HOBT(0.036 g,0.27mmol, 1.2当量)、DIPEA(0.12 ml, 0.68mmol, 3当量)を、ジクロロメタン中に溶解させ、該反応液を室温で10分間撹拌した。次いで、上記の溶液に、メチルアミン(1 M/THF, 0.6 ml, 5当量)を加え、該反応液を室温で14時間撹拌した。最後に、該混合液を水で希釈し、該生成物をジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥させて、濃縮した。 収量 : 0.1 g (90%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.06 (t, J = 7.12 Hz, 3H), 2.77 (s, 3H), 3.00 (s, 3H), 3.62 (br m, 2H), 5.30 (s, 2H), 7.307.32 (m, 3H), 7.33 (d, J = 5.8 Hz , 1H), 7.40-7.43 (m, 2H), 7.53-7.55 (m, 2H), 7.81 (t, J = 3.52 Hz, 1H), 7.95 (s, 2H), 8.88 (s, 1H). LCMS : (ES+) m/z = 497.0 (M+H).
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
5-(ベンジルオキシ)-6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド(2.5 g, 5 mmol, 1当量)をジクロロメタン中に溶解させ、-78℃まで冷却した。上記の混合液に、テトラブチルアンモニウムヨージド(0.19 g, 0.5 mmol, 0.1当量)を加え、続いて、BCl3(25 ml)を-78℃にてゆっくりと滴下した。上記の溶液を室温で14時間撹拌した。該溶液を10%炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、生成物をジクロロメタンで抽出した。該ジクロロメタン溶液をエバポレートして、オフブラウン(off-brown)色の固形物を得た。 収量 : 1.6 g (79%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.08 (t, J = 7.14 Hz, 3H), 2.71 (d, J = 4.52 Hz, 3H), 3.11 (s, 3H), 3.62 (q, J = 6.92 Hz, 2H), 7.14 (s, 1H), 7.30 (t, J = 8.86 Hz , 2H), 7.57 (d, J = 4.56 Hz, 1H), 7.81-7.82 (m, 2H), 8.72 (s, 1H), 11.32 (br s, 1H). LCMS : (ES+) m/z = 407.0 (M+H).
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル トリフルオロメタンスルホネート
6-(N-エチルメチルスルホンアミド)-2-(4-フルオロフェニル)-5-ヒドロキシ-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド(0.2 g, 0.49 mmol, 1当量)を、ジクロロメタン中に溶解させ、0℃まで冷却した。次いで、トリエチルアミン(0.2 ml, 1.47 mmol, 3当量)を加え、続いて、N-フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンアミド)(0.21 g, 0.58 mmol, 1.2当量)を少しずつ加えた。その後、該反応液を室温で2時間撹拌した。上記の混合液に水を加えた後、ジクロロメタンで抽出した。該粗生成物を、溶出液として20%酢酸エチル/ヘキサンを用いてcombiflashクロマトグラフィーにより精製した。 収量 : 0.07 g (70%). LCMS : (ES+) m/z = 539.0 (M+H).
O-(メシチルスルホニル)ヒドロキシルアミン
エチル N-ヒドロキシアセトイミデート(10.3 g, 47 mmol, 1.1当量)およびトリエチルアミン(25.5 ml, 94 mmol, 2当量)を、DMF(40 ml, 2容積)中に溶解させ、該混合液を0℃まで冷却した。次いで、O-メシチレンクロリド(20 g, 47 mmol, 1当量)を少しずつ加え、該混合液を0℃で45分撹拌した。上記の溶液を氷水に注ぎ入れ、得られた固形物を濾過し、水で洗浄した。 収量 : 23 g (92%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.16 (t, 3H), 2.03 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.64 (s, 6H), 3.89 (q, 2H), 6.96 (s, 2H).
エチル N-メシチルスルホニルオキシアセトイミデート(20 g, 65.7 mmol, 1当量)を、1,4-ジオキサン(6 ml)中に溶解させ、該溶液を0℃まで冷却した。該混合液に過塩素酸(10 m)を滴下した後、該反応混合液を0℃で45分間撹拌した。該溶液を氷水に注ぎ入れ、析出した固形物を濾過し、水で洗浄し、15分間減圧乾燥させた。該試料を、プラスチック容器中で、-20℃にて保存した。 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 2.32 (s, 3H), 2.64 (s, 6H), 4.98 (ブロードのピーク, 2H), 6.99 (s, 2H).
エチル 3-(4-フルオロフェニル)プロピオレート
4-フルオロフェニルアセチレン(1 g, 8.3 mmol, 1当量)をジエチルエーテル中に溶解させ、-78℃まで冷却した。該混合液にn-ブチルリチウム(6.9 ml, 2当量)を-78℃にてゆっくりと滴下し、-78℃で2時間撹拌した。その後、エチルクロロホルメート(3.06 ml, 33.3 mmol, 4当量)を-78℃まで冷却し、上記の溶液にできるだけ速く加え、該混合液を-78℃にて1時間撹拌した。該溶液を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、該生成物を酢酸エチルで抽出し、溶出液として5%酢酸エチル/ヘキサンを用いてシリカカラム(60-120)により精製して、オフペールブラウン(off pale brown)色の固形物を得た。 収量: 1.3 g (81%). 1HNMR (400MHz, DMSO-d6): δ 1.35 (t, J = 7.14 Hz, 3H), 4.30 (q, J = 7.14 Hz, 2H), 7.07 (t, J = 4.33 Hz, 2H), 7.59 (m, 2H).
個々の方法において記載されている他の条件を除いて、他に記載のない限り、以下の条件で全てのプレパラティブHPLC精製を行った。溶媒A: 10%MeOH-90%H2O-0.1%TFA; 溶媒B: 90%MeOH-10%H2O-0.1%TFA; カラム: Phenomenex-LUNA AXIA 5 u 21x100 mm S5. LCMS メソッド: 個々の方法における記載を除いて、全てのLCMS分析条件はメソッド1を用いた。メソッド1: 開始%B: 0; 最終%B: 100; グラジエント時間: 4分; 停止時間: 5分; 流速: 5 ml/分; 波長: 220; 溶媒A: 10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸; 溶媒B: 10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸; カラム: Phenomenex-luna 3.0 x 50 mm S10.
2-(4-フルオロフェニル)-6-(2-メトキシ-5-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド
Figure 0005572725

工程1: 化合物1の製造
0℃にて冷却したエチル 3-(4-フルオロフェニル)-3-オキソプロパノエート(0.42 g, 2.01 mmol)/DCM(8.0 mL)溶液に、テトラ-n-ブチルアンモニウムトリブロミド(0.97 g, 2.01 mmol)を加えた。該反応混合液を、0℃で2時間、次いで室温で16時間撹拌した。該反応混合液を80 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを、0-80%EtOAc/ヘキサンの20分のグラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を濃縮して、化合物1(0.50 g, 1.73 mmol, 86%収率)を澄明な油状物として得た。 LC/MS m/z 288 (M+H)+ 289.04, 保持時間 = 2.44分; 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) ppm 7.94 - 8.00 (2 H, m), 7.06 - 7.13 (2 H, m), 5.61 (1 H, s), 4.20 (2 H, q, J=7.30 Hz), 1.10 - 1.21 (3 H, m).
工程2: 化合物2の製造
化合物1(1.5 g, 5.2 mmol)/エタノール(30 mL)溶液に、5-ブロモピリジン-2-アミン(3.1 g, 18.0 mmol)を加えた。該反応液を、窒素下において70℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧により除去した。該反応残渣をEtOAc中に溶解させ、飽和NaHCO3および水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色の固形物を得た。該固形物をDCMで溶解し、80 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを0-60%EtOAc/ヘキサンの20分 グラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を濃縮して、化合物2(0.7 g, 1.9 mmol, 36%収率)を淡黄色の固形物として得た。 LC/MS m/z 363 (M+H)+ 363.2, 保持時間 = 2.90分 [Phenomenex Luna C18 4.6 x 50 mm- 0〜100% (A: 95/5/10mm H2O/ACN/10mM 酢酸アンモニウム; B: 95/5/10mm ACN/H2O/10mM 酢酸アンモニウム)の4分のグラジエント]; 1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) ppm 9.45 (1 H, d, J=1.83 Hz), 7.81 - 7.85 (2 H, m), 7.80 (1 H, s), 7.74 - 7.77 (1 H, m), 7.28 - 7.33 (2 H, m), 4.29 (2 H, q, J=7.22 Hz), 1.20 (3 H, t, J=7.17 Hz).
工程3: 化合物3の製造
THF(5 mL)およびMeOH(1 mL)中の化合物2(0.42 g, 1.16 mmol)の溶液に、1.0 N NaOH(2.3 mL, 2.3 mmol)を加えた。該反応混合液を室温にて16時間撹拌した。溶媒を減圧により除去した。該残渣をEtOAcで希釈し、1 N HCl、飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、化合物3(0.39 g, 1.16 mmol, 100%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 334 (M+H)+ 335.15, 保持時間 = 1.48分 [Phenomenex Luna C18 3.0 x 50 mm -- 0〜100%B(A: 90/10/0.1 H2O/MeOH/TFA; B: 90/10/0.1 MeOH/H2O/TFA)の2分のグラジエント].
工程4: 化合物4の製造
化合物3(0.39 g, 1.16 mmol)/DMF(5 mL)溶液に、EDC(0.34 g, 1.75 mmol)、HOBT(0.27 g, 1.75 mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.16 g, 2.33 mmol)およびDIEA(0.61 mL, 3.49 mmol)を加えた。該反応混合液を50℃で2時間撹拌した。該反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3、飽和NaClで洗浄した。白色の固形物を濾過し、EtOAcで洗浄した後、乾燥させて、化合物4(0.20 g, 0.57 mmol, 49%収率)を黄色の固形物として得た。 LC/MS m/z 347 (M+H)+ 348, 保持時間 = 1.24分 [Phenomenex Luna C18 3.0 x 50 mm -- 0〜100%B(A: 90/10/0.1 H2O/MeOH/TFA; B: 90/10/0.1 MeOH/H2O/TFA)の2分のグラジエント].
工程5: 化合物5の製造
ジオキサン(1 mL)および水(0.2 mL)中の化合物4(0.058 g, 0.17 mmol)の溶液に、3-ボロノ-4-メトキシ安息香酸(0.049 g, 0.25 mmol)、CS2CO3(0.081 g, 0.25 mmol)を加えた。該反応混合液を撹拌し、5分間脱気した後、テトラキス(3.9 mg, 3.3 μmol)を加えた。該反応液を85℃で16時間加熱した。該反応混合液を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、1 N HClで洗浄し、固形物を濾過して除いた。該濾液の2つの相を分離し、有機相を飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、化合物5(0.056 g, 0.13 mmol, 76 %収率)を黄色の固形物として得た。化合物5を、さらなる精製は行わずに用いた。 LC/MS m/z 419 (M+H)+ 420.21, 保持時間 = 1.478分 [Phenomenex Luna C18 3.0 x 50 mm -- 0〜100%B(A: 90/10/0.1 H2O/MeOH/TFA; B: 90/10/0.1 MeOH/H2O/TFA)の2分のグラジエント].
工程6: 化合物6の製造
化合物5(0.055 g, 0.13 mmol)/DMF(1 mL)溶液に、EDC(0.038 g, 0.20 mmol)、HOBT(0.030 g, 0.20 mmol)、2-フェニルプロパン-2-アミン(0.018 g, 0.13 mmol)およびDIEA(0.07 mL, 0.39 mmol)を加えた。該反応混合液を50℃で16時間撹拌した。該反応混合液をMeOHに希釈し、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要ピークからの画分をSpeedVacでエバポレートして、モノTFA塩形態の化合物6(0.022 g, 0.033 mmol, 25.01%収率)を黄色の固形物として得た。 LC/MS m/z 536 (M+H)+ 537.40 , 保持時間 = 2.86分; 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) ppm 9.46 (1 H, s), 8.04 (1 H, d, J=9.32 Hz), 7.93 (1 H, dd, J=9.32, 1.51 Hz), 7.81 (1 H, dd, J=8.56, 2.27 Hz), 7.77 (1 H, d, J=2.27 Hz), 7.68 - 7.73 (2 H, m), 7.41 - 7.45 (2 H, m), 7.29 - 7.34 (2 H, m), 7.19 - 7.26 (3 H, m) 7.01 (1 H, d, J=8.56 Hz), 6.63 (1 H, s), 6.42 (1 H, d, J=4.78 Hz), 3.87 (3 H, s), 2.89 (3 H, d, J=4.78 Hz), 1.78 - 1.82 (6 H, m).
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド (8)
Figure 0005572725

工程1: 化合物7の製造
ジオキサン(1 mL)および水(0.2 mL)中の化合物4(0.12 g, 0.33 mmol)の溶液に、4-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸(0.13 g, 0.50 mmol)、CS2CO3(0.16 g, 0.50 mmol)を加えた。該反応混合液を撹拌し、5分間脱気した後、テトラキス(7.7 mg, 6.7 μmol)を加えた。該反応混合液を85℃で3時間加熱した。該反応混合液を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、1 N HClで洗浄して、固形物を濾過して除いた。該濾液の2つの相を分離し、有機相を飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、化合物7(0.050 g, 0.12 mmol, 36%収率)を黄色の固形物として得た。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに用いた。 LC/MS m/z 403 (M+H)+ 404.2, 保持時間 = 1.54分 [Phenomenex Luna C18 3.0 x 50 mm -- 0〜100%B(A: 90/10/0.1 H2O/MeOH/TFA; B: 90/10/0.1 MeOH/H2O/TFA)の2分のグラジエント].
工程2: 化合物8の製造
化合物7(0.050 g, 0.12 mmol)/DMF(1 mL)溶液に、EDC(0.036 g, 0.19 mmol)、HOBT(0.028 g, 0.19 mmol)、1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン(0.020 g, 0.15 mmol)およびDIEA(0.087 mL, 0.50 mmol)を加えた。該反応混合液を50℃で16時間撹拌した。該反応混合液をMeOHに希釈し、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要なピークからの画分をSpeedVacでエバポレートして、モノTFA塩の化合物8(0.022 g, 0.029 mmol, 24%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 519 (M+H)+ 520.34, 保持時間 = 1.99分; 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) ppm 9.96 (1 H, s), 9.40 (1 H, s), 8.64 (1 H, d, J=5.54 Hz), 8.27 - 8.35 (1 H, m), 8.12 (1 H, d, J=9.32 Hz), 7.99 (1 H, d, J=8.06 Hz), 7.87 (1 H, dd, J=8.06, 1.76 Hz), 7.82 (1 H, s), 7.68 - 7.79 (4 H, m), 7.37 (1 H, d, J=8.06 Hz), 7.25 - 7.30 (2 H, m), 6.01 (1 H, d, J=4.53 Hz), 2.87 (3 H, d, J=5.04 Hz), 2.32 (3 H, s), 1.59 - 1.66 (2 H, m), 1.49 - 1.56 (2 H, m).
6-(2-クロロ-5-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド (10)
Figure 0005572725

工程1: 化合物9の製造
ジオキサン(1 mL)および水(0.200 mL)中の化合物4(0.058 g, 0.17 mmol)の溶液に、3-ボロノ-4-クロロ安息香酸(0.050 g, 0.25 mmol)、CS2CO3(0.081 g, 0.25 mmol)を加えた。該反応混合液を撹拌し、5分間脱気した後、テトラキス(4 mg, 3 μmol)を加えた。該反応混合液を85℃で3時間加熱した。該反応混合液を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、1 N HClで洗浄し、固形物を濾過して除いた。該濾液の2つの相を分離し、有機相を飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、化合物9(0.074 g, 0.175 mmol)を黄色の固形物として得た。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに用いた。 LC/MS m/z 423 (M+H)+ 424.22, 保持時間 = 1.65分 [Phenomenex Luna C18 3.0 x 50 mm -- 0〜100%B(A: 90/10/0.1 H2O/MeOH/TFA; B: 90/10/0.1 MeOH/H2O/TFA)の2分のグラジエント].
工程2: 化合物10の製造
化合物9(0.074 g, 0.17 mmol)/DMF(1 mL)溶液に、EDC(0.050 g, 0.26 mmol)、HOBT(0.040 g, 0.26 mmol)、2-フェニルプロパン-2-アミン(0.024 g, 0.18 mmol)およびDIEA(0.091 mL, 0.52 mmol)を加えた。該反応混合液を50℃で16時間撹拌した。該反応混合液をMeOHに希釈し、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要なピークからの画分をエバポレートして、澄明な油状物を得た。該油状物を塩化メチレン中に溶解させ、4 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを0-100% EtOAc/ヘキサンの15分のグラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を濃縮して、化合物10(0.022 g, 0.040 mmol, 22%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 540 (M+H)+ 541.27, 保持時間 = 1.91分 [Phenomenex Luna C18 3.0 x 50 mm -- 0〜100%B(A: 90/10/0.1 H2O/MeOH/TFA; B: 90/10/0.1 MeOH/H2O/TFA)の2分のグラジエント]; 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) ppm 9.50 (1 H, s), 7.80 (1 H, d, J=2.14 Hz), 7.73 (1 H, dd, J=8.39, 2.29 Hz), 7.66 - 7.70 (3 H, m), 7.53 (1 H, d, J=8.24 Hz), 7.42 - 7.46 (3 H, m), 7.33 (2 H, t, J=7.63 Hz), 7.17 - 7.26 (3 H, m), 6.59 (1 H, s), 5.77 (1 H, d, J=4.58 Hz), 2.84 (3 H, d, J=4.58 Hz), 1.81 (6 H, s).
2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-(2-メチル-5-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド (11)
Figure 0005572725
工程1: 化合物11の製造
化合物7(0.050 g, 0.12 mmol)/DMF(1 mL)溶液に、EDC(0.036 g, 0.19 mmol)、HOBT(0.028 g, 0.19 mmol)、2-フェニルプロパン-2-アミン(0.017 g, 0.12 mmol)およびDIEA(0.065 mL, 0.37 mmol)を加えた。該反応混合液を50℃で16時間撹拌した。該反応混合液をMeOHに希釈し、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要なピークからの画分をエバポレートして、澄明な油状物を得た。該油状物を塩化メチレン中に溶解させ、4 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを0-100% EtOAc/ヘキサンの15分のグラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を合わせて、濃縮し、化合物11(0.015 g, 0.029 mmol, 23%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 520 (M+H)+ 521.38, 保持時間 = 2.91分; 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) ppm 9.42 (1 H, s), 7.66 - 7.73 (5 H, m), 7.45 (2 H, d, J=7.32 Hz), 7.31 - 7.37 (4 H, m), 7.19 - 7.24 (3 H, m), 6.46 (1 H, s), 5.74 (1 H, d, J=4.58 Hz), 2.85 (3 H, d, J=4.88 Hz), 2.34 (3 H, s), 1.82 (6 H, s).
トランス-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-((1S,2R)-2-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)シクロプロピル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミドおよびシス-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-6-((1S,2R)-2-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)シクロプロピル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド
Figure 0005572725

工程1: 化合物12の製造
無水エーテル(3 mL)中の4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン(0.31 g, 2.0 mmol)およびPdOAc2(4.5 mg, 0.02 mmol)の溶液に、2-ジアゾ酢酸エチル(0.57 g, 5.0 mmol)/エーテル(2 mL)溶液をN2下において滴下した。添加の途中で、さらなるPdOAc2(4.49 mg, 0.02 mmol)を加えた。N2の発生が止まった後、該反応混合液を活性化中性酸化アルミニウムにより濾過し、エーテルで洗浄した。濾液を濃縮して、化合物12(0.50 g, 2.0 mmol)を黄色の油状物として得た。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに用いた。
工程2: 化合物13の製造
撹拌中の、DME(2 mL)中の化合物4(0.060 g, 0.17 mmol)、化合物12(0.083 g, 0.35 mmol)および炭酸カリウム(0.119 g, 0.862 mmol)の脱気した溶液に、Ar下において、PdCl2(dppf)-CH2Cl2付加物(4 mg, 5 μmol)および水(0.2 mL)を加えた。該反応混合液を85℃まで4時間加熱した。該反応混合液を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO3、飽和NaClで洗浄し、濾過し、濃縮して、黄色の固形物を得た。該固形物を塩化メチレン中に溶解させ、12 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを0-100% EtOAc/ヘキサンの20分のグラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を濃縮して、化合物13のジアステレオマー混合物(0.036 g, 0.094 mmol, 55%収率)を黄色の固形物として得た。 LC/MS m/z 381 (M+H)+ 382.3, 保持時間 = 1.91分; LC/MS m/z 381 (M+H)+ 382.3, 保持時間 = 2.14分.
工程3: 化合物14の製造
THF(1 mL)およびMeOH(0.250 mL)中の化合物13(0.036 g, 0.094 mmol)の溶液に、10 N NaOH(0.028 mL, 0.28 mmol)を加えた。該反応混合液を室温で2時間撹拌した。該反応混合液を濃縮した。該残渣をEtOAcで希釈し、5%クエン酸、飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、化合物14のジアステレオマー混合物(0.033 g, 0.093 mmol)を黄色の固形物として得た。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに用いた。 LC/MS m/z 353 (M+H)+ 354.26, 保持時間 = 1.497分; LC/MS m/z 353 (M+H)+ 354.26, 保持時間 = 1.663分.
工程4: 化合物15および16の製造
化合物14(0.033 g, 0.093 mmol)/DMF(2 mL)の溶液に、EDC(0.036 g, 0.19 mmol)、HOBT(0.029 g, 0.19 mmol)、DIEA(0.13 mL, 0.75 mmol)および1-ピリジン-2-イル-シクロプロピルアミン 3HCl塩(0.025 g, 0.19 mmol)を加えた。該反応混合液を室温で16時間撹拌した。該反応混合液をMeOH中に溶解させ、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。ジアステレオマー混合物をプレパラティブHPLCで分割した。主要なピークからの画分をSpeedVacでエバポレートして、化合物15(2TFA塩)(0.008 g, 0.011 mmol, 12%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 469 (M+H)+ 470.28, 保持時間 = 1.44分; 1H NMR (400 MHz, MeOD) ppm 8.82 (1 H, s), 8.23 (1 H, d, J=5.04 Hz), 7.68 - 7.74 (2 H, m), 7.46 - 7.55 (2 H, m), 7.19 - 7.29 (3 H, m), 6.96 (1 H, dd, J=7.43, 4.91 Hz), 6.91 (1 H, d, J=8.06 Hz), 2.81 - 2.85 (3 H, m), 2.64 (1 H, q, J=8.23 Hz), 2.25 (1 H, td, J=8.37, 5.67 Hz), 1.70 - 1.79 (1 H, m), 1.26 - 1.48 (3 H, m), 1.06 - 1.15 (1 H, m), 0.85 - 0.95 (1 H, m); そして、ビス-TFA塩形態の化合物16(0.008 g, 0.011 mmol, 12%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 469 (M+H)+ 470.28, 保持時間 = 1.61分; 1H NMR (400 MHz, MeOD) ppm 8.97 (1 H, s), 8.58 (1 H, dd, J=6.04, 1.51 Hz), 8.34 (1 H, td, J=7.93, 1.76 Hz), 7.79 - 7.85 (1 H, m), 7.71 - 7.78 (5 H, m), 7.32 - 7.38 (2 H, m), 2.86 - 2.90 (3 H, m), 2.59 - 2.67 (1 H, m), 2.13 - 2.20 (1 H, m), 1.68 - 1.76 (2 H, m), 1.60 - 1.66 (1 H, m), 1.54 - 1.59 (2 H, m), 1.47 (1 H, ddd, J=8.56, 6.30, 4.78 Hz).
2-(4-フルオロフェニル)-6-(3-(イソブチルカルバモイル)-4-(ピリジン-3-イル)フェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド (19)
Figure 0005572725

工程1: 化合物17の製造
ジオキサン(1 mL)および水(0.2mL)中の化合物4(0.10 g, 0.29 mmol)の溶液に、5-ボロノ-2-クロロ安息香酸(0.087 g, 0.44 mmol)、CS2CO3(0.14 g, 0.44 mmol)を加えた。該反応混合液を撹拌し、5分間脱気した後、テトラキス(7 mg, 6 μmol)を加えた。該反応混合液を85℃で3時間加熱した。該反応混合液を室温まで冷却し、EtOAcで希釈した。有機相を、1 N HCl、飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、化合物17を淡黄色の固形物として得た。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに用いた。
LC/MS m/z 423 (M+H)+ 424.10, 保持時間 = 2.40分.
工程2: 化合物18の製造
化合物17(0.12 g, 0.28 mmol)/DMF(2 mL)の溶液に、EDC(0.081 g, 0.43 mmol)、HOBT(0.065 g, 0.43 mmol)、DIEA(0.15 mL, 0.85 mmol)およびイソブチルアミン(0.042 mL, 0.43 mmol)を加えた。該反応混合液を50℃で2時間撹拌した。該反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3、飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、淡黄色の固形物を得た。該固形物を塩化メチレン中に懸濁させ、40 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを0-15% MeOH/CH2Cl2の20分のグラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を濃縮して、化合物18(0.050 g, 0.10 mmol, 37%収率)を淡黄色の固形物として得た。 LC/MS m/z 478 (M+H)+ 479.26, 保持時間 = 2.66分.
工程3: 化合物19の製造
マイクロ波用バイアルに、化合物18(0.050 g, 0.104 mmol)、ピリジン-3-イルボロン酸(0.038 g, 0.313 mmol)、Pd(OAc)2(4.69 mg, 0.021 mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',6'-ジメトキシビフェニル(8.57 mg, 0.021 mmol)、リン酸三カリウム(0.089 g, 0.418 mmol)、ジオキサン(1 mL)および水(0.100 mL)を加えた。該反応混合液を脱気し、N2で充填した。該反応混合液を、マイクロ波反応器において130℃で15分間加熱した。該反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3、飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色の残渣を得た。該残渣をMeOHおよびDMF中に溶解させ、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要なピークからの画分をエバポレートして、白色の固形物を得た。該固形物を塩化メチレンおよびCHCl3中に溶解させ、4 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを0-15% MeOH/CH2Cl2の20分のグラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を濃縮して、化合物19(0.004 g, 7 μmol, 6%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 521.58 (M+H)+ 522.25, 保持時間 = 2.05分; 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) ppm 9.77 (1 H, s), 8.72 (1 H, br. s.), 8.62 (1 H, br. s.), 7.88 (1 H, d, J=2.01 Hz), 7.86 (1 H, d, J=8.06 Hz), 7.74 - 7.81 (2 H, m), 7.65 - 7.73 (3 H, m), 7.47 (1 H, d, J=8.06 Hz), 7.39 (1 H, dd, J=7.55, 5.04 Hz), 7.19 - 7.24 (2 H, m), 5.78 (1 H, br. s.), 5.61 (1 H, t, J=5.79 Hz), 3.07 (2 H, t, J=6.42 Hz), 2.88 (3 H, d, J=4.78 Hz), 1.60 (1 H, dt, J=13.41, 6.77 Hz), 0.68 - 0.76 (6 H, m).
2-(4-フルオロフェニル)-6-(2-(イソブチルカルバモイル)ビフェニル-4-イル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド(20)
Figure 0005572725

工程1: 化合物20の製造
マイクロ波用バイアルに、化合物18(0.030 g, 0.063 mmol)、フェニルボロン酸(0.023 g, 0.19 mmol)、PdOAc2(3 mg, 0.01 mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',6'-ジメトキシビフェニル(5 mg, 0.01 mmol)、リン酸三カリウム(0.053 g, 0.25 mmol)、ジオキサン(1 mL)および水(0.1 mL)を加えた。該反応混合液を脱気し、N2で充填した。該反応混合液を、マイクロ波反応器において130℃で15分間加熱した。該反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3、飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色の固形物を得た。該固形物をMeOHおよびDMF中に溶解させ、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要なピークからの画分をSpeedVacによりエバポレートして、化合物20(モノTFA塩)(0.024 g, 0.036 mmol, 58%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 520 (M+H)+ 521.12, 保持時間 = 2.88分; 1H NMR (400 MHz, MeOD) ppm 9.39 (1 H, s), 8.31 (1 H, dd, J=9.32, 1.51 Hz), 7.98 (1 H, d, J=9.32 Hz), 7.88 (1 H, dd, J=8.06, 2.01 Hz), 7.76 - 7.85 (3 H, m), 7.60 (1 H, d, J=8.06 Hz), 7.45 - 7.51 (2 H, m), 7.32 - 7.45 (5 H, m), 2.96 - 3.00 (2 H, m), 2.89 (3 H, s), 1.63 (1 H, dt, J=13.53, 6.70 Hz), 0.71 (6 H, d, J=6.80 Hz).
6-(2'-クロロ-2-(イソブチルカルバモイル)ビフェニル-4-イル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド (21)
Figure 0005572725

工程1:化合物21の製造
マイクロ波用バイアルに、化合物18(0.030 g, 0.063 mmol)、2-クロロフェニルボロン酸(0.029 g, 0.19mmol)、PdOAc2(2.8 mg, 0.01 mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',6'-ジメトキシビフェニル(5 mg, 0.01 mmol)、リン酸三カリウム(0.053 g, 0.25 mmol)、ジオキサン(1 mL)および水(0.1 mL)を加えた。該反応混合液を脱気し、N2で充填した。該反応混合液を、マイクロ波反応器において130℃で15分間加熱した。該反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3、飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色の固形物を得た。該固形物をMeOHおよびDMF中に溶解させ、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要なピークからの画分をSpeedVacによりエバポレートして、黄色の残渣を得た。該残渣を塩化メチレン中に溶解させ、4 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを0-100% EtOAc/ヘキサンの15分のグラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を濃縮して、化合物21(0.003 g, 4 μmol, 6%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 554 (M+H)+ 555.15, 保持時間 = 3.16分; 1H NMR (400 MHz, MeOD) ppm 9.27 (1 H, s) 7.84 - 7.92 (3 H, m) 7.73 - 7.80 (3 H, m) 7.38 - 7.48 (3 H, m) 7.32 - 7.37 (2 H, m) 7.21 - 7.29 (2 H, m) 3.00 (2 H, d, J=6.80 Hz) 2.87 (3 H, s) 1.61 - 1.66 (1 H, m) 0.77 (7 H, d, J=6.80 Hz).
6-(2-クロロ-4-メトキシ-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド (23)
Figure 0005572725

工程1: 化合物22の製造
ジオキサン(2 mL)および水(0.4 mL)中の化合物4(0.040 g, 0.12 mmol)の溶液に、5-ボロノ-4-クロロ-2-メトキシ安息香酸(0.040 g, 0.17 mmol)、CS2CO3(0.056 g, 0.17 mmol)を加えた。該反応混合液を撹拌し、5分間脱気した後、テトラキス(3 mg, 3 μmol)を加えた。該反応混合液を85℃で3時間加熱した。該反応混合液を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、有機相を5%クエン酸、飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、化合物22(0.052 g, 0.12 mmol)を淡黄色の固形物として得た。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに用いた。 LC/MS m/z 453 (M+H)+ 454.10, 保持時間 = 2.37分.
工程2: 化合物23の製造
化合物22(0.052 g, 0.12 mmol)/DMF(1 mL)溶液に、1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(0.020 g, 0.12 mmol)、EDC(0.022 g, 0.12 mmol)、HOBT(0.018 g, 0.12 mmol)およびDIEA(0.080 mL, 0.46 mmol)を加えた。該反応混合液を室温で撹拌した。該反応混合液をMeOH中に溶解させ、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要なピークからの画分をSpeedVacでエバポレートして、澄明な油状物を得た。該油状物を塩化メチレン中に溶解させ、4 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを0-15% MeOH/CH2Cl2の20分のグラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を濃縮して、化合物23(0.006 g, 10 μmol, 9%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 569 (M+H)+ 570.01, 保持時間 = 2.206分; 1H NMR (400 MHz, MeOD) d ppm 9.00 (1 H, s), 8.40 (1 H, d, J = 4.03 Hz), 7.90 (1 H, s), 7.73 - 7.78 (2 H, m), 7.66 - 7.73 (2 H, m), 7.52 - 7.60 (2 H, m), 7.41 (1 H, s), 7.21 - 7.27 (2 H, m), 7.15 (1 H, ddd, J = 7.43, 4.91, 1.26 Hz), 4.06 (3 H, s), 2.82 (3 H, s), 1.63 - 1.68 (2 H, m), 1.34 - 1.38 (2 H, m).
2-(4-フルオロフェニル)-N,7-ジメチル-6-(2-メチル-5-(2-フェニルプロパン-2-イルカルバモイル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボキサミド (28)
Figure 0005572725

工程1: 化合物24の製造
化合物1(3 g, 12.8 mmol)/エタノール(16 mL)溶液に5-クロロ-4-メチルピリジン-2-アミン(2 g, 14.0 mmol)を加え、該反応混合液をN2下において70℃で16時間撹拌した。該反応混合液をEtOAcに希釈し、飽和NaHCO3、水および飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色の油状物を得た。該油状物をDCM中に溶解させ、80 g シリカゲルカートリッジに充填し、それを0-80% EtOAc/ヘキサンの20分のグラジエントで溶出した。目的の生成物を含む画分を濃縮して、化合物24(1.2 g, 3.5 mmol, 27%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 332 (M+H)+ 333, 保持時間 = 1.96分 [Phenomenex Luna C18 3.0 x 50 mm -- 0〜100%B(A: 90/10/0.1 H2O/MeOH/TFA; B: 90/10/0.1 MeOH/H2O/TFA)の2分のグラジエント].
工程2: 化合物25の製造
THF(8 mL)およびMeOH(2 mL)中の化合物24(0.8 g, 2.4 mmol)の溶液に、1 N NaOH(6 mL, 6 mmol)を加えた。該反応混合液を45℃で2時間撹拌した。該反応混合液を室温まで冷却し、濃縮して大部分の溶媒を除去した。反応残渣を、1 N HClを用いて酸性化して、白色の固形物を析出させた。該固形物を濾過し、乾燥させて、化合物25(0.58 g, 1.9 mmol, 79%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 304 (M+H)+ 305.1, 保持時間 = 1.58分 [Phenomenex Luna C18 3.0 x 50 mm -- 0-100%B(A: 90/10/0.1 H2O/MeOH/TFA; B: 90/10/0.1 MeOH/H2O/TFA)の2分のグラジエント].
工程3: 化合物26の製造
化合物25(0.58 g, 1.9 mmol)/DMF(5 mL)溶液に、EDC(0.55 g, 2.9 mmol)、HOBT(0.44 g, 2.9 mmol)、メチルアミン塩酸塩(0.26 g, 3.8 mmol)およびDIEA(1.0 mL, 5.7 mmol)を加えた。該反応混合液を50℃で2時間撹拌した。該反応混合液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO3、飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、化合物26(0.60 g, 1.9 mmol)を黄色の固形物として得た。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに用いた。 LC/MS m/z 317 (M+H)+ 318.11, 保持時間 = 1.257分 [Phenomenex Luna C18 3.0 x 50 mm -- 0〜100%B(A: 90/10/0.1 H2O/MeOH/TFA; B: 90/10/0.1 MeOH/H2O/TFA)の2分のグラジエント].
工程4: 化合物27の製造
マイクロ波用バイアルに、化合物26(0.030 g, 0.09 mmol)、4-メチル-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)安息香酸(0.025 g, 0.09 mmol)、PdOAc2(4 mg, 0.02 mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',6'-ジメトキシビフェニル(8 mg, 0.02 mmol)、リン酸三カリウム(0.060 g, 0.3 mmol)、ジオキサン(1 mL)および水(0.1 mL)を加えた。該反応混合液を脱気し、N2で充填した。該反応混合液を、マイクロ波反応器において130℃で15分間加熱した。反応残渣をMeOHおよびDMF中に溶解させ、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要なピークからの画分をSpeedVacによりエバポレートして、化合物27(0.040 g, 0.09 mmol, 100%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 417 (M+H)+ 418.35, 保持時間 = 2.35分.
工程5: 化合物28の製造
化合物27(0.040 g, 0.09 mmol)/DMF(8 mL)溶液に、o-ベンゾトリアゾール-1-イル-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(0.058 g, 0.18 mmol)、TEA(0.033 mL, 0.24 mmol)、および2-フェニルプロパン-2-アミン(0.016 g, 0.12 mmol)を加えた。該反応混合液を室温で16時間撹拌した。該反応混合液をMeOHに希釈し、濾過し、逆相プレパラティブHPLCにより精製した。主要なピークからの画分をSpeedVacで終夜エバポレートして、化合物28(モノTFA塩)(0.012 g, 0.018 mmol, 15%収率)を白色の固形物として得た。 LC/MS m/z 534 (M+H)+ 535.19, 保持時間 = 2.79分; 1H NMR (400 MHz, MeOD) ppm 8.90 (1 H, s), 7.87 (1 H, dd, J=8.06, 1.76 Hz), 7.83 (1 H, s), 7.76 - 7.81 (2 H, m), 7.64 (1 H, d, J=2.01 Hz), 7.49 (1 H, d, J=8.06 Hz), 7.33 - 7.44 (4 H, m), 7.23 - 7.30 (2 H, m), 7.11 - 7.18 (1 H, m), 2.79 - 2.85 (3 H, m), 2.28 (3 H, s), 2.19 (3 H, s), 1.73 (6 H, s).
Figure 0005572725
Figure 0005572725
3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イルボロン酸
4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(0.45 g, 1.80 mmol)、tert-ブチル 5-クロロ-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボニル(メチル)カルバメート(0.50 g, 1.18 mmol)、酢酸カリウム(0.35 g, 3.56 mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',4',6'-トリ-イソ-プロピル-1,1'-ビフェニル(0.011 g, 0.024 mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.011 g, 0.012 mmol)を丸底フラスコの中で合わせて、窒素ガスで減圧パージした。ジオキサンを加え(2.4 mL)、該混合液を70℃で3時間撹拌した。該混合液を、室温まで冷却し、濾過して固形物を除去し、濃縮して残渣を得た。該残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M TFA, 0-100%B(B=10%H2O/CH3OH)/A(A=90%H2O/CH3OH), 12分 グラジエント)を用いて精製して、3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イルボロン酸を白色の固形物として得た。 LCMS 保持時間: 2.820分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 3ミクロン, C18, 2.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 0.8 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 432 (MH+).
Figure 0005572725
メチル 5-ブロモ-2-メトキシ-6-メチルニコチネート
臭素(3.59 mL, 69.7 mmol)を、水酸化ナトリウム(15.6 g, 390 mmol)および水(120 mL)を含有する冷却した溶液(0℃, 氷浴)に滴下した。該溶液を0℃で15分間進行させ、室温まで昇温させた。2-ヒドロキシ-6-メチルニコチン酸を加え、得られた溶液を20分間維持した。該溶液を再度冷却し(0℃, 氷浴)、濃塩酸(20 mL)を滴下することによってpH 1-2まで酸性化した。5-ブロモ-2-ヒドロキシ-6-メチルニコチン酸が白色の固形物として析出し、濾過により集めた。それを水(500 mL)で洗浄し、風乾させた。 m/z 233 (MH+).
そのようにして得た5-ブロモ-2-ヒドロキシ-6-メチルニコチン酸(5.0 g, 21.5 mmol)、ヨウ化メチル(8.08 mL, 129 mmol)およびクロロホルム(431 mL)を含有する溶液に、炭酸銀(29.7 g, 108 mmol)を加えた。該混合液を、遮光で4日間、迅速に撹拌し、セライトに通して濾過し、濃縮して、残渣を得た。該残渣をシリカゲル(25-100%酢酸エチル/ヘキサン, 60分 グラジエント, 240g カラム)で精製して、メチル 5-ブロモ-2-メトキシ-6-メチルニコチネートを白色の固形物として得た。 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.23 (1 H, s), 3.97 (3 H, m), 3.87 (3 H, s), 2.58 (3 H, s). LCMS 保持時間: 2.382分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 261 (MH+).
Figure 0005572725
メチル 5-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチネート
酢酸パラジウム(II)(0.014 g, 0.063 mmol)およびDMF(0.70 mL)を含有する脱気した溶液に、1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンを加えた。該溶液を50℃まで加熱し、15分間維持した。該溶液を室温まで冷却し、3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イルボロン酸(0.10 g, 0.21 mmol)およびメチル 5-ブロモ-2-メトキシ-6-メチルニコチネート(0.054 g, 0.21 mmol)を加えた。次いで、トリエチルアミンを加え、該溶液を90℃で3時間加熱した。該混合液を、室温まで冷却し、濾過し、固形物を除去し、濃縮した。シリカゲル(0-75% 酢酸エチル/ヘキサン, 60分 グラジエント, 25g カラム)で精製して、メチル 5-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチネートを白色の残渣として得た。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.60 (1 H, d, J=7.03 Hz), 8.13 (1 H, s), 7.77 (2 H, d, J=3.26 Hz), 7.75 (1 H, s), 7.24 (2 H, s), 6.99 (1 H, s), 4.07 (3 H, s), 3.89 (3 H, s), 3.29 (3 H, s), 2.45 (3 H, s), 1.01 - 1.13 (9 H, m). LCMS 保持時間: 3.803分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 3ミクロン, C18, 2.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 0.8 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは10%CH3CN/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%CH3CN/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 567 (MH+).
Figure 0005572725
メチル 5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチネート
メチル 5-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチネート(0.07 g, 0.13 mmol)およびジクロロメタン(2.5 mL)を含有する溶液に、TFA(0.39 mL, 5.0 mmol)を、室温にて加えた。該溶液を15分間維持し、乾固するまで濃縮し、メチル 5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチネートを黄褐色の固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに用いた。 LCMS 保持時間: 1.777分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは10%メタノール/90%H2O/10 mMTFAであって、溶媒Bは10%H2O/90%メタノール/10 mM TFAであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 489 (MNa+).
Figure 0005572725
5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチン酸
メチル 5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチネート(0.041 g, 0.088 mmol)およびジオキサン(0.44 mL)を含有する溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(0.44 mL, 2.0 M)を加えた。該溶液を室温で18時間維持した。該溶液を、HCl水溶液(1.0 mL, 1.0 N)を用いてpH 4以下に調節した。5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチン酸が白色の固形物として析出し、濾過して取り、水(3 x 2 mL)で洗浄し、風乾させた。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.98 (1 H, br. s.), 8.73 (1 H, d, J=7.03 Hz), 8.44 (1 H, q, J=4.52 Hz), 8.06 (1 H, s), 7.87 - 7.98 (2 H, m), 7.29 - 7.39 (2 H, m), 7.04 (1 H, t, J=7.03 Hz), 3.98 (3 H, s), 2.76 (3 H, d, J=4.52 Hz), 2.42 (3 H, s). LCMS 保持時間: 1.798分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 3ミクロン, C18, 2.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 0.8 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 4分、ホールド時間 1分、および分析時間 5分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 453 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(6-メトキシ-2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.0067 g, 0.040 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.14 mL, 0.79 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチン酸(0.018 g, 0.040 mmol)およびDMF(0.27 mL)を含有する溶液に、HATU(0.030 g, 0.080 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(6-メトキシ-2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 13.94分. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.54 (1 H, d, J=7.03 Hz), 8.16 (1 H, s), 7.84 - 7.95 (2 H, m), 7.29 (4 H, d, J=4.27 Hz), 7.14 - 7.26 (3 H, m), 6.93 (1 H, t, J=6.90 Hz), 4.18 (3 H, s), 2.85 - 2.96 (3 H, m), 2.48 (3 H, s), 1.37 (4 H, d, J=6.27 Hz). LCMS: 保持時間: 1.847分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 568 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(6-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン塩酸塩(0.0078 g, 0.046 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.049 mL, 0.28 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチン酸(0.016 g, 0.035 mmol)およびDMF(0.24 mL)を含有する溶液に、HATU(0.027 g, 0.071 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(6-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 12.49分. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.55 (1 H, d, J=7.03 Hz), 8.41 - 8.46 (1 H, m), 8.20 (1 H, s), 7.82 - 7.93 (2 H, m), 7.72 (1 H, td, J=7.78, 1.76 Hz), 7.52 (1 H, d, J=8.03 Hz), 7.15 - 7.27 (3 H, m), 6.95 (1 H, t, J=6.90 Hz), 4.19 (3 H, s), 2.91 (3 H, s), 2.49 (3 H, d, J=1.00 Hz), 1.65 - 1.73 (2 H, m), 1.36 - 1.42 (2 H, m). LCMS: 保持時間: 1.695分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10u, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 569 (MH+).
Figure 0005572725
5-(6-(ジフルオロメトキシ)-2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-フェニルシクロプロパンアミン塩酸塩(0.0067 g, 0.040 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.43 mL, 0.25 mmol)、2-(ジフルオロメトキシ)-5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-6-メチルニコチン酸(0.015 g, 0.031 mmol)およびDMF(0.21 mL)を含有する溶液に、HATU(0.023 g, 0.061 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、5-(6-(ジフルオロメトキシ)-2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 11.1分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.46 - 8.49 (1 H, m), 8.39 (1 H, d, J=7.03 Hz), 7.98 (1 H, s), 7.78 - 7.89 (2 H, m), 7.73 (1 H, s), 7.29 - 7.39 (5 H, m), 7.14 - 7.25 (3 H, m), 6.71 (1 H, t, J=6.78 Hz), 5.80 (1 H, d, J=4.52 Hz), 2.98 (3 H, d, J=4.77 Hz), 2.49 (3 H, d, J=1.25 Hz), 1.41 (4 H, d, J=1.00 Hz). LCMS: 保持時間: 1.823分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 604 (MH+).
Figure 0005572725
5-(6-(ジフルオロメトキシ)-2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(0.0082 g, 0.040 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.43 mL, 0.25 mmol)、2-(ジフルオロメトキシ)-5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-6-メチルニコチン酸(0.015 g, 0.031 mmol)およびDMF(0.21 mL)を含有する溶液に、HATU(0.023 g, 0.061 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、5-(6-(ジフルオロメトキシ)-2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 10.2分. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.47 - 8.56 (2 H, m), 8.40 (1 H, d, J=7.03 Hz), 8.09 (1 H, br. s.), 7.80 - 7.90 (2 H, m), 7.75 (1 H, s), 7.57 (1 H, s), 7.42 (1 H, d, J=8.03 Hz), 7.09 - 7.22 (3 H, m), 6.73 (1 H, t, J=6.78 Hz), 5.80 (1 H, d, J=4.52 Hz), 2.98 (3 H, d, J=5.02 Hz), 2.51 (3 H, d, J=1.25 Hz), 1.77 - 1.86 (2 H, m), 1.39 - 1.50 (2 H, m). LCMS: 保持時間: 2.288分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 605 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-6-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロパンアミン塩酸塩(0.0058 g, 0.034 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.36 mL, 0.21 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-6-メチル-2-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ニコチン酸(0.014 g, 0.026 mmol)およびDMF(0.17 mL)を含有する溶液に、HATU(0.020 g, 0.052 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-6-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 10.6分. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.65 (2 H, d, J=5.02 Hz), 8.55 (1 H, d, J=7.03 Hz), 8.25 (1 H, s), 7.83 - 7.93 (2 H, m), 7.18 - 7.28 (3 H, m), 6.95 (1 H, t, J=6.90 Hz), 4.52 (2 H, d, J=6.27 Hz), 3.99 (2 H, dd, J=11.29, 3.01 Hz), 3.48 (2 H, td, J=11.80, 2.01 Hz), 2.88 - 2.94 (3 H, m), 2.48 (3 H, d, J=1.00 Hz), 2.17 - 2.29 (1 H, m), 1.83 (1 H, d, J=1.76 Hz), 1.75 - 1.82 (3 H, m), 1.48 - 1.60 (4 H, m). LCMS: 保持時間: 2.333分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 654 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-6-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(ピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン二塩酸塩(0.0054 g, 0.026 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.36 mL, 0.21 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-6-メチル-2-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ニコチン酸(0.014 g, 0.026 mmol)およびDMF(0.17 mL)を含有する溶液に、HATU(0.020 g, 0.052 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で1時間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-6-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 11.1分. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.55 (1 H, d, J=7.03 Hz), 8.44 (1 H, d, J=4.02 Hz), 8.14 (1 H, s), 7.82 - 7.94 (2 H, m), 7.72 (1 H, td, J=7.65, 1.76 Hz), 7.53 (1 H, d, J=8.03 Hz), 7.15 - 7.28 (3 H, m), 6.94 (1 H, t, J=6.90 Hz), 4.50 (2 H, d, J=6.53 Hz), 4.00 (2 H, dd, J=11.29, 3.26 Hz), 3.48 (2 H, td, J=11.73, 1.88 Hz), 2.90 (3 H, s), 2.47 (3 H, s), 2.18 - 2.30 (1 H, m), 1.80 (2 H, dd, J=13.05, 1.76 Hz), 1.65 - 1.73 (2 H, m), 1.48 - 1.60 (2 H, m), 1.34 - 1.42 (2 H, m). LCMS: 保持時間: 2.332分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 10ミクロン, C18, 3.0 x 50 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 3分、ホールド時間 1分、および分析時間 4分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 653 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-6-メトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(4-フルオロピリジン-2-イル)シクロプロパンアミン(0.011 g, 0.044 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.62 mL, 0.35 mmol)、5-(4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-3-(メチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-6-メチルニコチン酸(0.020 g, 0.044 mmol)およびDMF(0.30 mL)を含有する溶液に、HATU(0.034 g, 0.088 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で15分間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-6-メトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 11.0分. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.55 (1 H, d, J=7.03 Hz), 8.44 (1 H, dd, J=8.66, 5.65 Hz), 8.17 (1 H, s), 7.83 - 7.93 (2 H, m), 7.19 - 7.31 (3 H, m), 6.91 - 7.01 (2 H, m), 4.20 (3 H, s), 2.91 (3 H, s), 2.49 (3 H, d, J=1.00 Hz), 1.69 - 1.77 (2 H, m), 1.38 - 1.46 (2 H, m). LCMS: 保持時間: 2.018分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 3ミクロン, C18, 2.0 x 30 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 587 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピラジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(ピラジン-2-イル)シクロプロパンアミン 2,2,2-トリフルオロアセテート(0.014 g, 0.058 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.050 mL, 0.30 mmol)、5-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.020 g, 0.036 mmol)およびDMF(0.24 mL)を含有する溶液に、HATU(0.027 g, 0.073 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で15分間維持した。次いで、ジクロロメタン(0.25 mL)、続いてトリフルオロ酢酸(0.078 mL, 1.0 mmol)を加えた。該溶液をさらに15分間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピラジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 10.6分. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.70 (1 H, d, J=1.51 Hz), 8.51 (1 H, s), 8.50 (1 H, dd, J=3.51, 1.76 Hz), 8.35 (1 H, d, J=2.51 Hz), 7.84 - 7.90 (2 H, m), 7.79 (1 H, s), 7.17 - 7.26 (3 H, m), 6.89 (1 H, t, J=6.90 Hz), 4.09 (3 H, s), 2.90 (3 H, s), 2.36 (3 H, s), 1.69 - 1.75 (2 H, m), 1.41 - 1.46 (2 H, m). LCMS: 保持時間: 1.942分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 3ミクロン, C18, 2.0 x 30 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 569 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-ヒドロキシピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
2-(1-アミノシクロプロピル)ピリミジン-4-オール塩酸塩(0.025 g, 0.13 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.15 mL, 0.89 mmol)、5-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.070 g, 0.11 mmol)およびDMF(0.74 mL)を含有する溶液に、HATU(0.085 g, 0.22 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で15分間維持した。次いで、ジクロロメタン(0.22 mL)、続いてトリフルオロ酢酸(0.068 mL, 0.88 mmol)を加えた。該溶液をさらに15分間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-ヒドロキシピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 9.4分. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.50 (1 H, d, J=7.03 Hz), 7.78 - 7.90 (4 H, m), 7.17 - 7.29 (3 H, m), 6.87 (1 H, t, J=6.90 Hz), 6.22 (1 H, br. s.), 4.10 (3 H, s), 2.87 - 2.93 (3 H, m), 2.30 - 2.39 (3 H, m), 1.81 (2 H, br. s.), 1.40 - 1.48 (2 H, m). LCMS: 保持時間: 1.798分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 3ミクロン, C18, 2.0 x 30 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 585 (MH+).
Figure 0005572725
4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピリダジン-4-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
1-(ピリダジン-4-イル)シクロプロパンアミン トリフルオロアセテート(0.018 g, 0.076 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.076 mL, 0.44 mmol)、5-(3-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)カルバモイル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-2-メトキシ-4-メチル安息香酸(0.030 g, 0.054 mmol)およびDMF(0.37 mL)を含有する溶液に、HATU(0.041 g, 0.11 mmol)を一度に加えた。該溶液を室温で15分間維持した。次いで、ジクロロメタン(0.36 mL)、続いてトリフルオロ酢酸(0.11 mL, 1.4 mmol)を加えた。該溶液をさらに15分間維持し、濃縮した。得られた残渣を、プレパラティブHPLC(Waters-Xbridge, 50 x 100 mm, 5ミクロン, C18 カラム; 0.1M 酢酸アンモニウム, 0-100%B(B=5%H2O/CH3CN)/A(A=95%H2O/CH3CN), 15分 グラジエント)を用いて精製して、4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピリダジン-4-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミドを白色の固形物として得た。 プレパラティブHPLC 保持時間: 9.7分. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 9.05 - 9.15 (3 H, m), 8.50 (1 H, d, J=7.03 Hz), 7.83 - 7.92 (2 H, m), 7.76 - 7.80 (1 H, m), 7.56 (1 H, dd, J=5.65, 2.64 Hz), 7.15 - 7.26 (3 H, m), 6.88 (1 H, t, J=6.78 Hz), 4.04 - 4.13 (3 H, m), 2.88 - 2.92 (3 H, m), 2.36 (3 H, s), 1.63 (5 H, s). LCMS: 保持時間: 1.798分. LCデータは、220 nMの検出波長にてSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて、Phenomenex-Luna, 3ミクロン, C18, 2.0 x 30 mm カラムを備えた島津 LC-10AS 液体クロマトグラフで記録した。該溶出条件は、流速 4 mL/分、100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒Bのグラジエント、グラジエント時間 2分、ホールド時間 1分、および分析時間 3分を用いた(ここで、溶媒Aは5%CH3OH/95%H2O/10 mM 酢酸アンモニウムであって、溶媒Bは5%H2O/95%CH3OH/10 mM 酢酸アンモニウムであった)。MSデータは、エレクトロスプレーモードにおいて、LC用のMicromass Platformを用いて決定した。 m/z 569 (MH+).
本発明は前述の例示的な実施例に限定されず、そしてその本質的特性から逸脱することなく他の特定の形態において具体化することができることが当業者には明白であろう。従って該実施例は、あらゆる点で、制限するものではなく例示的なものとしてみなされ、そして、前述の実施例に対してよりはむしろ特許請求の範囲を参照すべきであり、従って、特許請求の範囲と同等の意味および範囲内となる全ての変更を包含すると意図することが望ましい。

Claims (3)

  1. 4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(6-メトキシ-2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド;
    4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(6-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(6-(ジフルオロメトキシ)-2-メチル-5-(1-フェニルシクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド;
    5-(6-(ジフルオロメトキシ)-2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)ピリジン-3-イル)-4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド;
    4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-6-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド;
    4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-N-メチル-5-(2-メチル-5-(1-(ピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-6-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ピリジン-3-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド;
    4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-フルオロピリジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-6-メトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド;
    4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピラジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド;
    4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(5-(1-(4-ヒドロキシピリミジン-2-イル)シクロプロピルカルバモイル)-4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド;および、
    4-フルオロ-2-(4-フルオロフェニル)-5-(4-メトキシ-2-メチル-5-(1-(ピリダジン-4-イル)シクロプロピルカルバモイル)フェニル)-N-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボキサミド
    からなる群から選択される化合物もしくは医薬的に許容されるその塩。
  2. 請求項1に記載の化合物もしくは医薬的に許容されるその塩、および医薬的に許容される担体を含有する、C型肝炎感染症を処置するための医薬組成物。
  3. 治療上有効な量の請求項1に記載の化合物もしくは医薬的に許容されるその塩、および抗HCV活性を有する別の化合物を組み合わせて含む、C型肝炎感染症を処置するための剤であって、該別の化合物の少なくとも1つが、インターフェロン、シクロスポリン、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を増強する化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン5'-一リン酸脱水素酵素阻害剤、アマンタジン、またはリマンタジンから選択され、該別の化合物は請求項1に記載の化合物もしくは医薬的に許容されるその塩より前、後、もしくは同時に投与される、該剤。
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