JPWO2013115265A1 - 抗hiv活性を有する複素環化合物 - Google Patents

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Abstract

一般式「式中、R1、R2およびR3は、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子または一般式X1−Y1−R4「式中、X1は、一般式NR5「式中、R5は、水素原子などを意味する。」などを;Y1は、置換されていてもよいC1−6アルキレン基などを;R4は、置換されていてもよいアリール基などを意味する。」を;Zは、窒素原子または一般式CR6「式中、R6は、水素原子、ハロゲン原子または置換されていてもよいC1−12アルキル基などを意味する。」を示す。」で表される複素環化合物またはその塩は、優れた抗HIV活性を有し、抗HIV剤として有用である。

Description

本発明は、抗HIV剤として有用である複素環化合物またはその塩に関する。
レトロウイルスであるヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、免疫細胞に感染し、後天性免疫不全症候群(エイズ)を引き起こす。現在、HIV感染者数は、全世界で数千万人に達している。特にアジアおよびアフリカ地域での近年の感染拡大は、重大な問題とされている。
HIVは、ウイルス特有の酵素(プロテアーゼ、逆転写酵素およびインテグラーゼなど)がコードされたRNA遺伝子を殻内に有し、免疫応答細胞表層に存在するCD4およびケモカインレセプターを介して標的細胞に侵入する。HIVは、脱殻後、細胞質内にRNAおよびインテグラーゼなどの複合体を放出し、自己の有する逆転写酵素を用いてその遺伝情報を二本鎖のプロウイルスDNAへと逆転写する。さらに、HIV特有のインテグラーゼにより、プロウイルスDNAを標的細胞のDNA内に組み込む。このようにして、標的細胞に組み込まれたプロウイルスDNAは、RNA鎖に転写され、TatおよびRevといったウイルスの制御性遺伝子産物により、効率的にウイルス蛋白を産生する。ウイルス蛋白は、別に形成されたウイルスRNAと組み合わされて宿主細胞の膜表面から出芽する。細胞外に遊出したウイルスは、免疫応答細胞(CD4陽性T細胞およびマクロファージなど)に感染・増殖を繰り返し、結果として宿主に免疫不全症を引き起こす。
これまで、数多くの抗HIV剤が開発されている。例えば、ウイルス因子を標的とした抗HIV剤では、核酸系逆転写酵素阻害剤であるジドブジン、ジダノシン、ラミブジン、サニルブジン、アバカビル、テノフォビルおよびエムトリシタビン、非核酸系逆転写酵素阻害剤であるネビラピン、デラビルジン、エファビレンツおよびエトラビリン、プロテアーゼ阻害剤であるインジナビル、サキナビル、リトナビル、ネルフィナビル、ロピナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、チプラナビルおよびダルナビル、インテグラーセ阻害剤であるラルテグラビル、融合阻害剤であるエンフュビルタイドが挙げられる。また、宿主因子を標的とした抗HIV剤では、侵入阻害剤であるマラビロクがある。
エイズ治療においては、これらの薬剤を併用する多剤併用療法が用いられている。例えば、非核酸系逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤あるいはインテグラーゼ阻害剤のうちいずれか1剤と、核酸系逆転写酵素阻害剤2剤の組み合わせなどが推奨されている(非特許文献1)。
しかしながら、HIVは、容易に耐性化する。一旦、耐性化したウイルスは、同系統の薬剤に対して、感受性が低下する(非特許文献2)。さらに、併用療法に用いられる薬剤の数が限られており、必ずしも満足できる効果が得られていない。
また、現在使用されている薬剤の副作用として、例えば、核酸系逆転写酵素阻害剤による乳酸アシドーシス、プロテアーゼ阻害剤による脂質代謝異常および糖尿病などの合併症が報告されている(非特許文献3、4)。
化学療法の領域、2011年、第27巻、p25−31 化学療法の領域、2004年、第20巻、p58−68 化学療法の領域、2009年、第25巻、p40−53 化学療法の領域、2009年、第25巻、p54−61
優れた抗HIV活性を有する化合物が、強く望まれている。
本発明者らは、上記問題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、一般式[1]
Figure 2013115265
「式中、RおよびRは、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換されていてもよいC2−12アルケニル基、置換されていてもよいC2−12アルキニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ基、置換されていてもよいジ(C1−6アルキル)アミノ基、置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアリールスルホニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基または一般式X−Y−R「式中、Xは、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」、酸素原子または硫黄原子を;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基、置換されていてもよいC2−6アルケニレン基、置換されていてもよいC2−6アルキニレン基または結合手を;Rは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」を;
は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、アミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基または保護されていてもよいヒドロキシル基を;
Zは、窒素原子または一般式CR「式中、Rは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換されていてもよいC2−12アルケニル基、置換されていてもよいC2−12アルキニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ基、置換されていてもよいジ(C1−6アルキル)アミノ基、置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアリールスルホニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基または一般式X−Y−R「式中、Xは、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」、酸素原子または硫黄原子を;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基、置換されていてもよいC2−6アルケニレン基、置換されていてもよいC2−6アルキニレン基または結合手を;Rは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」を意味する。」を示す。」で表される複素環化合物またはその塩が、優れた抗HIV活性を有し、抗HIV剤として有用であることを見出し、本発明を完成した。
本発明の複素環化合物またはその塩は、優れた抗HIV活性を有するため、抗HIV剤として有用である。また、別の態様では、本発明の複素環化合物またはその塩は、安全性および動態に優れ、かつ抗HIV剤として有用である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、特にことわらない限り、各用語は、次の意味を有する。
ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を意味する。
1−12アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチル基などの直鎖状または分枝鎖状のC1−12アルキル基を意味する。
1−6アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチルおよびヘキシル基などの直鎖状または分枝鎖状のC1−6アルキル基を意味する。
2−12アルケニル基とは、ビニル、アリル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、1,3−ブタジエニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニルおよびオクテニル基などの直鎖状または分枝鎖状のC2−12アルケニル基を意味する。
2−6アルケニル基とは、ビニル、アリル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、1,3−ブタジエニル、ペンテニルおよびヘキセニル基などの直鎖状または分枝鎖状のC2−6アルケニル基を意味する。
2−12アルキニル基とは、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニルおよびオクチニル基などの直鎖状または分枝鎖状のC2−12アルキニル基を意味する。
3−8シクロアルキル基とは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル基などのC3−8シクロアルキル基を意味する。
アリール基とは、フェニル、ナフチル、インダニル、インデニルまたはテトラヒドロナフチル基などを意味する。
アルC1−6アルキル基とは、ベンジル、ジフェニルメチル、トリチル、フェネチルおよびナフチルメチル基などのアルC1−6アルキル基を意味する。
1−6アルキレン基とは、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレンおよびヘキシレン基などの直鎖状または分枝鎖状のC1−6アルキレン基を意味する。
2−6アルケニレン基とは、ビニレン、プロペニレン、ブテニレンおよびペンテニレン基などの直鎖状または分枝鎖状のC2−6アルケニレン基を意味する。
2−6アルキニレン基とは、エチニレン、プロピニレン、ブチニレンおよびペンチニレン基などの直鎖状または分枝鎖状のC2−6アルキニレン基を意味する。
1−6アルコキシ基とは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシおよびヘキシルオキシ基などの直鎖状または分枝鎖状のC1−6アルキルオキシ基を意味する。
アリールオキシ基とは、フェノキシまたはナフチルオキシ基などを意味する。
1−6アルコキシC1−6アルキル基とは、メトキシメチルおよび1−エトキシエチル基などのC1−6アルキルオキシC1−6アルキル基を意味する。
アルC1−6アルコキシC1−6アルキル基とは、ベンジルオキシメチルおよびフェネチルオキシメチル基などのアルC1−6アルキルオキシC1−6アルキル基を意味する。
2−12アルカノイル基とは、アセチル、プロピオニル、バレリル、イソバレリルおよびピバロイル基などの直鎖状または分枝鎖状のC2−12アルカノイル基を意味する。
アロイル基とは、ベンゾイルまたはナフトイル基などを意味する。
複素環式カルボニル基とは、ニコチノイル、テノイル、ピロリジノカルボニルまたはフロイル基などを意味する。
(α−置換)アミノアセチル基とは、アミノ酸(グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン、アルギニン、リジン、ヒスチジン、ヒドロキシリジン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、プロリンおよびヒドロキシプロリンなどのアミノ酸が挙げられる。)から誘導されるN末端が保護されていてもよい(α−置換)アミノアセチル基を意味する。
アシル基とは、ホルミル基、スクシニル基、グルタリル基、マレオイル基、フタロイル基、C2−12アルカノイル基、アロイル基、複素環式カルボニル基または(α−置換)アミノアセチル基などを意味する。
アシルC1−6アルキル基とは、アセチルメチル、ベンゾイルメチルおよび1−ベンゾイルエチル基などのアシルC1−6アルキル基を意味する。
アシルオキシC1−6アルキル基とは、アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、ベンゾイルオキシメチルおよび1−(ベンゾイルオキシ)エチル基などのアシルオキシC1−6アルキル基を意味する。
1−6アルコキシカルボニル基とは、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルおよび1,1−ジメチルプロポキシカルボニル基などの直鎖状または分枝鎖状のC1−6アルキルオキシカルボニル基を意味する。
アルC1−6アルコキシカルボニル基とは、ベンジルオキシカルボニルおよびフェネチルオキシカルボニル基などのアルC1−6アルキルオキシカルボニル基を意味する。
アリールオキシカルボニル基とは、フェニルオキシカルボニルまたはナフチルオキシカルボニル基などを意味する。
1−6アルキルアミノ基とは、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、ペンチルアミノおよびヘキシルアミノ基などの直鎖状または分枝鎖状のC1−6アルキルアミノ基を意味する。
ジ(C1−6アルキル)アミノ基とは、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジイソプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジ(tert−ブチル)アミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミノ、(エチル)(メチル)アミノおよび(メチル)(プロピル)アミノ基などの直鎖状または分枝鎖状のジ(C1−6アルキル)アミノ基を意味する。
1−6アルキルチオ基とは、メチルチオ、エチルチオおよびプロピルチオ基などのC1−6アルキルチオ基を意味する。
1−6アルキルスルホニル基とは、メチルスルホニル、エチルスルホニルおよびプロピルスルホニル基などのC1−6アルキルスルホニル基を意味する。
アリールスルホニル基とは、ベンゼンスルホニル、p−トルエンスルホニルまたはナフタレンスルホニル基などを意味する。
1−6アルキルスルホニルオキシ基とは、メチルスルホニルオキシおよびエチルスルホニルオキシ基などのC1−6アルキルスルホニルオキシ基を意味する。
アリールスルホニルオキシ基とは、ベンゼンスルホニルオキシまたはp−トルエンスルホニルオキシ基などを意味する。
シリル基とは、トリメチルシリル、トリエチルシリルまたはトリブチルシリル基などを意味する。
単環の含窒素複素環式基とは、アゼチジニル、ピロリジニル、ピロリニル、ピロリル、ピペリジル、テトラヒドロピリジル、ピリジル、ホモピペリジニル、オクタヒドロアゾシニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピペラジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ホモピペラジニル、トリアゾリルおよびテトラゾリル基などの該環を形成する異項原子として窒素原子のみを含む単環の含窒素複素環式基を意味する。
単環の含酸素複素環式基とは、テトラヒドロフラニル、フラニル、テトラヒドロピラニルまたはピラニル基などを意味する。
単環の含硫黄複素環式基とは、チエニル基などを意味する。
単環の含窒素・酸素複素環式基とは、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリルおよびモルホリニル基などの該環を形成する異項原子として窒素原子および酸素原子のみを含む単環の含窒素・酸素複素環式基を意味する。
単環の含窒素・硫黄複素環式基とは、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、チオモルホリニル、1−オキシドチオモルホリニルおよび1,1−ジオキシドチオモルホリニル基などの該環を形成する異項原子として窒素原子および硫黄原子のみを含む単環の含窒素・硫黄複素環式基を意味する。
単環の複素環式基とは、単環の含窒素複素環式基、単環の含酸素複素環式基、単環の含硫黄複素環式基、単環の含窒素・酸素複素環式基または単環の含窒素・硫黄複素環式基を意味する。
二環式の含窒素複素環式基とは、インドリニル、インドリル、イソインドリニル、イソインドリル、ベンズイミダゾリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、キノリル、テトラヒドロキノリニル、キノリル、テトラヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、キノリジニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、ジヒドロキノキサリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニルおよびキヌクリジニル基などの該環を形成する異項原子として窒素原子のみを含む二環式の含窒素複素環式基を意味する。
二環式の含酸素複素環式基とは、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、クロマニル、クロメニル、イソクロマニル、1,3−ベンゾジオキソリル、1,3−ベンゾジオキサニルおよび1,4−ベンゾジオキサニル基などの該環を形成する異項原子として酸素原子のみを含む二環式の含酸素複素環式基を意味する。
二環式の含硫黄複素環式基とは、2,3−ジヒドロベンゾチエニルおよびベンゾチエニル基などの該環を形成する異項原子として硫黄原子のみを含む二環式の含硫黄複素環式基を意味する。
二環式の含窒素・酸素複素環式基とは、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾモルホリニル、ジヒドロピラノピリジル、ジヒドロジオキシノピリジルおよびジヒドロピリドオキサジニル基などの該環を形成する異項原子として窒素原子および酸素原子のみを含む二環式の含窒素・酸素複素環式基を意味する。
二環式の含窒素・硫黄複素環式基とは、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリルおよびベンゾチアジアゾリル基などの該環を形成する異項原子として窒素原子および硫黄原子を含む二環式の含窒素・硫黄複素環式基を意味する。
二環式の複素環式基とは、二環式の含窒素複素環式基、二環式の含酸素複素環式基、二環式の含硫黄複素環式基、二環式の含窒素・酸素複素環式基または二環式の含窒素・硫黄複素環式基を意味する。
複素環式基とは、単環の複素環式基または二環式の複素環式基を意味する。
脱離基としては、ハロゲン原子、C1−6アルキルスルホニルオキシ基またはアリールスルホニルオキシ基が挙げられる。C1−6アルキルスルホニルオキシ基またはアリールスルホニルオキシ基は置換基を有していてもよい。
アミノ保護基としては、通常のアミノ基の保護基として使用し得るすべての基を含み、W.グリーン(W.Greene)ら、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)第4版、第696〜926頁、2007年、ジョン・ウィリイ・アンド・サンズ社(John Wiley & Sons,INC.)に記載されている基などが挙げられる。具体的には、アルC1−6アルキル基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アシル基、C1−6アルコキシカルボニル基、アルC1−6アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、C1−6アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基またはシリル基が挙げられる。
イミノ保護基としては、通常のイミノ基の保護基として使用し得るすべての基を含み、W.グリーン(W.Greene)ら、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)第4版、第696〜868頁、2007年、ジョン・ウィリイ・アンド・サンズ社(John Wiley & Sons,INC.)に記載されている基などが挙げられる。具体的には、アルC1−6アルキル基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アシル基、C1−6アルコキシカルボニル基、アルC1−6アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、C1−6アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基またはシリル基が挙げられる。
ヒドロキシル保護基としては、通常のヒドロキシル基の保護基として使用し得るすべての基を含み、W.グリーン(W.Greene)ら、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)第4版、第16〜299頁、2007年、ジョン・ウィリイ・アンド・サンズ社(John Wiley & Sons,INC.)に記載されている基などが挙げられる。具体的には、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、アルC1−6アルキル基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アルC1−6アルコキシC1−6アルキル基、アシル基、C1−6アルコキシカルボニル基、アルC1−6アルコキシカルボニル基、C1−6アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、シリル基、テトラヒドロフラニル基またはテトラヒドロピラニル基などが挙げられる。
カルボキシル保護基としては、通常のカルボキシル基の保護基として使用し得るすべての基を含み、W.グリーン(W.Greene)ら、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)第4版、第533〜643頁、2007年、ジョン・ウィリイ・アンド・サンズ社(John Wiley & Sons,INC.)に記載されている基などが挙げられる。具体的には、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、アリール基、アルC1−6アルキル基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アルC1−6アルコキシC1−6アルキル基、アシルC1−6アルキル基、アシルオキシC1−6アルキル基またはシリル基が挙げられる。
脂肪族炭化水素類としては、ペンタン、ヘキサンまたはシクロヘキサンなどが挙げられる。
ハロゲン化炭化水素類としては、塩化メチレン、クロロホルムまたはジクロロエタンなどが挙げられる。
アルコール類としては、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノールまたは2−メチル−2−プロパノールなどが挙げられる。
エーテル類としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニソール、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテルまたはジエチレングリコールジエチルエーテルなどが挙げられる。
ケトン類としては、アセトン、2−ブタノンまたは4−メチル−2−ペンタノンなどが挙げられる。
エステル類としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピルまたは酢酸ブチルなどが挙げられる。
アミド類としては、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドまたは1−メチル−2−ピロリドンなどが挙げられる。
芳香族炭化水素類としては、ベンゼン、トルエンまたはキシレンなどが挙げられる。
スルホキシド類としては、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。
ニトリル類としては、アセトニトリルなどが挙げられる。
一般式[1]の化合物の塩としては、通常知られているアミノ基などの塩基性基またはヒドロキシルもしくはカルボキシル基などの酸性基における塩を挙げることができる。
塩基性基における塩としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸および硫酸などの鉱酸との塩;ギ酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、アスパラギン酸、トリクロロ酢酸およびトリフルオロ酢酸などの有機カルボン酸との塩;並びにメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メシチレンスルホン酸およびナフタレンスルホン酸などのスルホン酸との塩が挙げられる。
酸性基における塩としては、例えば、ナトリウムおよびカリウムなどのアルカリ金属との塩;カルシウムおよびマグネシウムなどのアルカリ土類金属との塩;アンモニウム塩;並びにトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、N、N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−ベンジル−β−フェネチルアミン、1−エフェナミンおよびN、N'−ジベンジルエチレンジアミンなどの含窒素有機塩基との塩などが挙げられる。
上記した塩の中で、好ましい塩としては、薬理学的に許容される塩が挙げられる。
、RおよびRのC1−12アルキル基、C2−12アルケニル基、C2−12アルキニル基、C1−6アルコキシ基、アシル基、C1−6アルキルアミノ基、ジ(C1−6アルキル)アミノ基、C1−6アルキルチオ基およびC1−6アルキルスルホニル基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルアミノ基、ジ(C1−6アルキル)アミノ基、C3−8シクロアルキル基、アリール基、複素環式基、C1−6アルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基およびオキソ基から選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよい。
、RおよびRのアリールスルホニル基、C3−8シクロアルキル基、アリール基および複素環式基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−12アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC2−12アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC2−12アルキニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、アシル基、C1−6アルキルアミノ基、ジ(C1−6アルキル)アミノ基、C1−6アルキルチオ基、C1−6アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、C3−8シクロアルキル基、アリール基、複素環式基、C1−6アルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基およびオキソ基から選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよい。
、RおよびRのカルバモイル基は、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−12アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC2−12アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC2−12アルキニル基、アシル基、アルC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基、アリール基および複素環式基から選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよい。
のC1−6アルキル基およびC1−6アルコキシ基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基およびオキソ基から選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよい。
およびRのC3−8シクロアルキル基、アリール基および複素環式基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換基群Aから選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換基群Aから選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよいC2−12アルケニル基、置換基群Aから選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよいC2−12アルキニル基、置換基群Aから選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、C1−6アルキルアミノ基、ジ(C1−6アルキル)アミノ基、C1−6アルキルチオ基、C1−6アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、C3−8シクロアルキル基、アリール基、複素環式基、C1−6アルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、C1−6アルキル基で置換されていてもよいスルファモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基およびオキソ基から選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよい。
置換基群A:
ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキルアミノ基、ジ(C1−6アルキル)アミノ基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基。
およびRのC1−6アルキル基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基およびオキソ基から選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよい。
およびYのC1−6アルキレン基、C2−6アルケニレン基およびC2−6アルキニレン基は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−6アルコキシ基、アリール基、C1−6アルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基およびオキソ基から選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよい。
上記の基は、さらにハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−12アルキル基、C2−12アルケニル基、C2−12アルキニル基、C1−6アルコキシ基、アシル基、C1−6アルキルアミノ基、ジ(C1−6アルキル)アミノ基、C1−6アルキルチオ基、C1−6アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、C3−8シクロアルキル基、アリール基、複素環式基、カルバモイル基、アミノ基、カルボキシル基およびヒドロキシル基から選ばれる1つ以上の基で置換されていてもよい。
本発明の一般式[1]の化合物において、好ましい化合物としては、以下の化合物が挙げられる。
Zが、一般式CR「式中、Rは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換されていてもよいC2−12アルケニル基、置換されていてもよいC2−12アルキニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ基、置換されていてもよいジ(C1−6アルキル)アミノ基、置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアリールスルホニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基または一般式X−Y−R「式中、Xは、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」、酸素原子または硫黄原子を;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基、置換されていてもよいC2−6アルケニレン基、置換されていてもよいC2−6アルキニレン基または結合手を;Rは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」を意味する。」である化合物が好ましい。
が、一般式X−Y−R「式中、Xは、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」、酸素原子または硫黄原子を;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基、置換されていてもよいC2−6アルケニレン基、置換されていてもよいC2−6アルキニレン基または結合手を;Rは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」である化合物が好ましい。
およびRが、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ基、置換されていてもよいジ(C1−6アルキル)アミノ基、置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基または保護されていてもよいヒドロキシル基である化合物が好ましい。
およびRが、同一または異なって、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、保護されていてもよいアミノ基または保護されていてもよいヒドロキシル基である化合物がより好ましい。
が、水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基がさらに好ましく、置換されていてもよいC1−6アルキル基がよりさらに好ましい。
が、水素原子である化合物がさらに好ましい。
が、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基またはアミノ基である化合物が好ましい。
が、水素原子またはハロゲン原子である化合物がより好ましい。
が、水素原子である化合物がさらに好ましい。
が、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基である化合物が好ましい。
が、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」である化合物が好ましい。
が、置換されていてもよいC1−6アルキレン基または結合手である化合物が好ましい。
が、NH;Yが、置換されていてもよいC1−6アルキレン基である化合物がより好ましい。
が、水素原子である化合物がより好ましい。
が、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」である化合物が好ましい。
が、置換されていてもよいC1−6アルキレン基または結合手である化合物が好ましい。
が、NH;Yが、置換されていてもよいC1−6アルキレン基である化合物がより好ましい。
が、水素原子である化合物がより好ましい。
が、置換されていてもよいアリール基である化合物が好ましい。
別の態様として、本発明の一般式[1]の化合物において、好ましい化合物としては、以下の化合物が挙げられる。
が、一般式X−Y−R「式中、Xは、NHを;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基を;Rは、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」R2;Rが、水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基;Rが、水素原子;Zが、CHである化合物が好ましい。
が、一般式X−Y−R「式中、Xは、NHを;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基を;Rは、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」;Rが、置換されていてもよいC1−6アルキル基;Rが、水素原子;Zが、CHである化合物がより好ましい。
本発明中の好ましい化合物の例として、
8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
5−(((5−フルオロピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((1−(ピリジン−3−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((2−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
8−ヒドロキシ−5−((2−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
5−((3,4−ジヒドロキシベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
8−ヒドロキシ−5−((3−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
N−(2−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド、
8−ヒドロキシ−5−((4−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
5−(((6−アミノピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン、
が挙げられる。
一般式[1]の化合物またはその塩において、異性体(例えば、光学異性体、幾何異性体および互変異性体など)が存在する場合、これらの異性体も使用することができる。また、溶媒和物、水和物および種々の形状の結晶が存在する場合、これらの溶媒和物、水和物および種々の形状の結晶も使用することができる。
一般式[1]で表される化合物またはその塩は、優れた安全性および動態を示す。安全性および動態は、種々の試験によって評価されるが、例えば、細胞毒性試験、hERG試験、反復投与毒性試験、シトクロムP450(CYP)活性阻害試験、代謝依存性阻害試験、インビボ(in vivo)マウス小核試験、インビボ(in vivo)ラット肝UDS試験、代謝安定性試験およびマウス体内動態試験などから選ばれる各種の試験で評価することができる。
次に本発明化合物の製造法について説明する。
本発明化合物は、自体公知の方法を組み合わせることにより製造されるが、例えば、次に示す製造法にしたがって製造することができる。
[製造法1]
Figure 2013115265
「式中、Rは、ヒドロキシル保護基を;R、R、RおよびZは、前記と同様の意味を有する。」
一般式[1]の化合物は、一般式[2]の化合物を脱保護することによって、製造することができる。この反応は、例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)第4版、第16〜299頁、2007年、ジョン・ウィリイ・アンド・サンズ社(John Wiley & Sons,INC.)に記載の方法などによって行うことができる。
が、例えば、アルC1−6アルキル基の場合、一般式[1]の化合物は、金属触媒の存在下、一般式[2]の化合物を還元することによって、製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、アミド類、芳香族炭化水素類、スルホキシド類、ニトリル類および水などが挙げられ、これらは混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、アルコール類およびエーテル類が挙げられる。
この反応に使用される金属触媒としては、例えば、パラジウム−炭素およびパラジウム黒などの金属パラジウム;酸化パラジウムおよび水酸化パラジウムなどのパラジウム塩;ラネーニッケルなどのニッケル金属並びに酸化白金などの白金塩などが挙げられる。
金属触媒の使用量は、一般式[2]の化合物に対して0.001〜5倍量(W/W)、好ましくは、0.01〜1倍量(W/W)であればよい。
還元剤としては、例えば、水素;ギ酸;ギ酸ナトリウム、ギ酸アンモニウムおよびギ酸トリエチルアンモニウムなどのギ酸塩;シクロヘキセン並びにシクロヘキサジエンなどが挙げられる。
還元剤の使用量は、一般式[2]の化合物に対して2〜100倍モル、好ましくは、2〜10倍モルであればよい。
この反応は、0℃から溶媒の沸点以下、好ましくは10〜40℃で1分間〜24時間実施すればよい。
次に本発明化合物の製造の原料である一般式[2]の化合物の製造法について説明する。
[製造法A]
Figure 2013115265
「式中、Lは、脱離基を;R、R、R、R、X、YおよびZは、前記と同様の意味を有する。」
一般式[4]の化合物として、4−メトキシベンジルアミンおよび2−アミノメチルピリジンなどが知られている。また、Xが、例えば、一般式NRで表される化合物の場合、一般式[4]の化合物は、自体公知の方法、例えば、実験化学講座第4版、第20巻、日本化学会編、第279〜282頁(1992年、丸善)に記載の方法またはそれに準じた方法で、対応するニトリル化合物から製造することができる。
一般式[2a]の化合物は、塩基の存在下または不存在下、一般式[3a]の化合物を一般式[4]の化合物と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、アミド類、芳香族炭化水素類、スルホキシド類、ニトリル類および水などが挙げられ、これらは混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、エーテル類が挙げられる。
この反応に所望により使用される塩基としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムおよびリン酸三カリウムなどの無機塩基並びにピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が挙げられる。
塩基の使用量は、一般式[3a]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
一般式[4]の化合物の使用量は、一般式[3a]の化合物に対して、1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
この反応は、0℃から溶媒の沸点以下、好ましくは20〜120℃で1分間〜24時間実施すればよい。
[製造法B]
Figure 2013115265
「式中、Rは、カルボキシル保護基を;R、R、R、R、X、YおよびLは、前記と同様の意味を有する。」
(B−1)
一般式[2b]の化合物は、製造法Aに準じて、一般式[3b]の化合物を一般式[4]の化合物と反応させることによって製造することができる。
(B−2)
一般式[2c]の化合物は、一般式[2b]の化合物を加水分解した後、脱炭酸反応に付すことによって製造することができる。
この反応は、自体公知の方法、例えば、新実験化学講座、第15巻、[II]、日本化学会編、第808〜811頁(1977年、丸善)に記載の方法またはそれに準じた方法で実施すればよい。
[製造法C]
Figure 2013115265
「式中、Rは、カルボキシル保護基を;Lは、脱離基を;Lは、ハロゲン原子を;R、R、R、RおよびLは、前記と同様の意味を有する。」
(C−1)
一般式[5]の化合物として、エチル=4−クロロピリミジン−5−カルボキシラートおよびエチル=4−クロロ−2−メチルピリミジン−5−カルボキシラートなどが知られている。
一般式[6]の化合物として、O−ベンジルヒドロキシルアミンなどが知られている。
一般式[7]の化合物は、製造法Aに準じて、塩基の存在下または不存在下、一般式[5]の化合物を一般式[6]の化合物と反応させることによって製造することができる。
(C−2)
一般式[8]の化合物として、エチルマロニルクロリドなどが知られている。
一般式[9]の化合物は、塩基の存在下、一般式[7]の化合物を一般式[8]の化合物と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、アミド類、芳香族炭化水素類、スルホキシド類、ニトリル類および水などが挙げられ、これらは混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、ハロゲン化炭化水素類が挙げられる。
この反応に使用される塩基としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムおよびリン酸三カリウムなどの無機塩基並びにピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が挙げられる。
塩基の使用量は、一般式[7]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
一般式[8]の化合物の使用量は、一般式[7]の化合物に対して、1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
この反応は、-20℃から溶媒の沸点以下、好ましくは−10〜30℃で1分間〜24時間実施すればよい。
(C−3)
一般式[10]の化合物は、塩基の存在下、一般式[9]の化合物を閉環反応に付すことにより製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、アミド類、芳香族炭化水素類、スルホキシド類、ニトリル類および水などが挙げられ、これらは混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、アルコール類が挙げられる。
この反応に使用される塩基としては、例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドおよびナトリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシド;炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムおよびリン酸三カリウムなどの無機塩基並びにピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が挙げられる。
塩基の使用量は、一般式[9]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、1〜5倍モルであればよい。
この反応は、0℃から溶媒の沸点以下、好ましくは0〜30℃で1分間〜24時間実施すればよい。
(C−4)
一般式[3b]の化合物は、一般式[10]の化合物のヒドロキシル基を脱離基へ変換することによって製造することができる。
が、例えば、C1−6アルキルスルホニルオキシ基またはアリールスルホニルオキシ基の場合、一般式[3b]の化合物は、塩基の存在下、一般式[10]の化合物をスルホニルクロリド化合物またはスルホン酸無水物と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、ケトン類、エステル類、芳香族炭化水素類、スルホキシド類およびニトリル類などが挙げられ、これらは混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、ハロゲン化炭化水素類が挙げられる。
この反応に使用される塩基としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムおよびリン酸三カリウムなどの無機塩基並びにピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が挙げられる。
塩基の使用量は、一般式[10]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
この反応に使用されるスルホニルクロリド化合物としては、例えば、メタンスルホニルクロリドおよびトリフルオロメタンスルホニルクロリドなどのアルカンスルホニルクロリド並びにベンゼンスルホニルクロリドおよびp−トルエンスルホニルクロリドなどのアリールスルホニルクロリドが挙げられる。
この反応に使用されるスルホン酸無水物としては、例えば、トリフルオロメタンスルホン酸無水物が挙げられる。
スルホニルクロリド化合物またはスルホン酸無水物の使用量は、一般式[10]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
この反応は、0℃から溶媒の沸点以下、好ましくは0〜30℃で1分間〜24時間実施すればよい。
[製造法D]
Figure 2013115265
「式中、R、R、R、RおよびLは、前記と同様の意味を有する。」
(D−1)
一般式[11]の化合物は、一般式[10]の化合物を加水分解した後、脱炭酸反応に付すことによって製造することができる。
この反応は、自体公知の方法、例えば、新実験化学講座、第15巻、[II]、日本化学会編、第808〜811頁(1977年、丸善)に記載の方法またはそれに準じた方法で実施すればよい。
(D−2)
一般式[3c]の化合物は、一般式[11]の化合物のヒドロキシル基を脱離基へ変換することによって製造することができる。
この反応は、自体公知の方法またはそれに準じた方法で実施すればよいが、例えば、製造法C−4に準じた方法で実施することができる。
[製造法E]
Figure 2013115265
「式中、R、R、R、RおよびLは、前記と同様の意味を有する。」
(E−1)
一般式[13]の化合物は、製造法C−2に準じて、塩基の存在下、一般式[7]の化合物を式[12]の化合物と反応させることによって製造することができる。
(E−2)
一般式[14]の化合物は、製造法C−3に準じて、塩基の存在下、一般式[13]の化合物を閉環反応に付すことにより製造することができる。
(E−3)
一般式[3d]の化合物は、互変異性を有する一般式[14]の化合物のカルボニル基を脱離基へ変換することによって製造することができる。
が、例えば、ハロゲン原子の場合、一般式[3d]の化合物は、塩基の存在下、一般式[14]の化合物をハロゲン化剤と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、ケトン類、エステル類、芳香族炭化水素類、スルホキシド類およびニトリル類などが挙げられ、これらは混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、芳香族炭化水素類が挙げられる。
この反応に使用される塩基としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムおよびリン酸三カリウムなどの無機塩基並びにピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が挙げられる。
塩基の使用量は、一般式[14]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
この反応に使用されるハロゲン化剤としては、例えば、五酸化リン、五塩化リン、塩化ホスホリルおよび塩化チオニルなどが挙げられる。
ハロゲン化剤の使用量は、一般式[14]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。また、ハロゲン化剤を溶媒として使用してもよい。
この反応は、0℃から溶媒の沸点以下、好ましくは0〜80℃で1分間〜24時間実施すればよい。
[製造法F]
Figure 2013115265
「式中、R、R、RおよびRは、前記と同様の意味を有する。」
(F−1)
一般式[16]の化合物は、塩基の存在下、一般式[7]の化合物を式[15]の化合物と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、アミド類、芳香族炭化水素類、スルホキシド類、ニトリル類および水などが挙げられ、これらは混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、ハロゲン化炭化水素類が挙げられる。
この反応に使用される塩基としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムおよびリン酸三カリウムなどの無機塩基並びにピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が挙げられる。
塩基の使用量は、一般式[7]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
式[15]の化合物の使用量は、一般式[7]の化合物に対して、1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
この反応は、-20℃から溶媒の沸点以下、好ましくは−10〜30℃で1分間〜24時間実施すればよい。
(F−2)
一般式[14]の化合物は、一般式[16]の化合物を脱保護することによって、製造することができる。この反応は、例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)第4版、第696〜926頁、2007年、ジョン・ウィリイ・アンド・サンズ社(John Wiley & Sons,INC.)に記載の方法などによって行うことができる。
例えば、一般式[14]の化合物は、一般式[16]の化合物を脱保護剤と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、アミド類、芳香族炭化水素類、スルホキシド類、ニトリル類および水などが挙げられ、これらは混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、ニトリル類および水が挙げられる。
この反応に使用される脱保護剤としては、例えば、水素;ギ酸アンモニウム;亜鉛;ナトリウム;ビニルクロロホルマートおよび塩化アセチルなどの酸クロリド類;トリエチルシランおよびトリメチルシリルヨージドなどの有機シラン類;トリブチルチンヒドリド;カリウムtert−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド;ナトリウムチオメトキシドなどのアルカリ金属チオアルコキシド;2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン;水素化ホウ素ナトリウム;フッ化カリウムおよびヨウ化ナトリウムなどのアルカリ金属塩;三臭化ホウ素、塩化アルミニウム、塩化ルテニウムおよび塩化亜鉛などのルイス酸;塩酸、臭化水素酸および硫酸などの無機酸;トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸およびパラトルエンスルホン酸などの有機酸;炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムおよび水酸化ナトリウムなどの無機塩基;ピペリジンなどの有機塩基;アンモニアおよびヒドラジンなどのアミン類;メチルリチウムなどの有機リチウム;硝酸二アンモニウムセリウム;過酸化水素、オゾンおよび過マンガン酸などの過酸化物などが挙げられる。
脱保護剤の使用量は、一般式[16]の化合物に対して0.01〜1000倍モル、好ましくは、0.1〜100倍モルであればよい。
この反応は、0℃から溶媒の沸点以下、好ましくは70〜120℃で1分間〜24時間実施すればよい。
[製造法G]
Figure 2013115265
「式中、R、R、R、R、R、LおよびLは、前記と同様の意味を有する。」
(G−1)
一般式[17]の化合物として、N−(ベンジルオキシ)−2−フェニルアセトアミドおよびN−(ベンジルオキシ)プロパンアミドなどが知られている。
一般式[18]の化合物は、塩基の存在下、一般式[5]の化合物を一般式[17]の化合物と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、アミド類、芳香族炭化水素類、スルホキシド類、ニトリル類および水などが挙げられ、これらは混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、アミド類が挙げられる。
この反応に使用される塩基としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムおよびリン酸三カリウムなどの無機塩基並びにピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が挙げられる。
塩基の使用量は、一般式[5]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、2〜5倍モルであればよい。
一般式[17]の化合物の使用量は、一般式[5]の化合物に対して、1〜50倍モル、好ましくは、2〜5倍モルであればよい。
この反応は、0℃から溶媒の沸点以下、好ましくは0〜80℃で1分間〜24時間実施すればよい。
(G−2)
一般式[3e]の化合物は、一般式[18]の化合物のヒドロキシル基を脱離基へ変換することによって製造することができる。
この反応は、自体公知の方法またはそれに準じた方法で実施すればよいが、例えば、製造法C−4に準じた方法で実施することができる。
[製造法H]
Figure 2013115265
「式中、Rは、水素原子またはヒドロキシル保護基を;Lは、ハロゲン原子を;R6aは置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいC1−12アルキル基または置換されていてもよいC2−12アルケニル基を;Rは、水素原子または置換されてもよいC1−6アルキル基を;Rは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基を;R、RおよびRは前記と同様の意味を有する。」
(H−1)
一般式[2e]の化合物は、例えば、実験化学講座第4版、第20巻、日本化学会編、第424〜427頁、466〜467頁(1992年、丸善)に記載の方法に準じて、添加剤の存在下または不存在下、一般式[2d]の化合物をハロゲン化剤と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、ハロゲン化炭化水素類;エーテル類;アルコール類;ニトリル類;ジメチルスルホキシド;酢酸、ギ酸およびトリフルオロ酢酸などの有機酸;硫酸などの無機酸並びに水などが挙げられ、これらの溶媒を一種または二種以上混合して使用してもよい。
溶媒の使用量は、特に限定されないが、好ましくは、一般式[2d]の化合物に対して、1〜200倍量(v/w)であればよい。
この反応で使用されるハロゲン化剤は、芳香族化合物のハロゲン化反応に通常使用される化合物であれば特に限定されないが、好ましくは、例えば、ヨウ素、臭素、塩素、塩化スルフリル、N−ヨードスクシンイミド、N−ブロモスクシミドおよびN−クロロスクシミドなどが挙げられる。
ハロゲン化剤の使用量は、一般式[2d]の化合物に対して、0.05〜50倍モル、好ましくは、0.1〜20倍モルであればよい。
この反応で必要に応じて使用される添加剤は、芳香族化合物のハロゲン化反応に通常使用される試薬であれば特に限定されないが、好ましくは、例えば、臭化ナトリウム、四酢酸鉛、塩化チタン(IV)、塩化アルミニウム、硫酸銀およびトリフルオロ酢酸などが挙げられ、これらを一種または二種以上混合して使用してもよい。
この反応で用いられる添加剤の使用量は、一般式[2d]の化合物に対して、それぞれ、0.01〜10倍モル、好ましくは、0.1〜10倍モルであればよい。
この反応は、通常、−80〜170℃、好ましくは、−80〜100℃で、1分間〜72時間、好ましくは、5分間〜48時間実施すればよい。
(H−2)
一般式[17a]の化合物として、例えば、フェニルボロン酸、4−メトキシフェニルボロン酸およびピリジン−3−ボロン酸などが知られている。
一般式[17b]の化合物として、例えば、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フランなどが知られている。
一般式[17c]の化合物として、例えば、2,4,6−トリメチルボロキシンなどが知られている。
また、一般式[17a]および[17b]の化合物は、例えば、テトラヘドロン(Tetrahedron)、第58巻、第3323〜3328頁(2002年)に記載された方法に準じ、対応するハロゲノ体から製造することができる。
一般式[2f]の化合物は、塩基の存在下または不存在下、パラジウム触媒の存在下、リガンドの存在下または不存在下、一般式[2e]の化合物を一般式[17a]、[17b]または[17c]の化合物と反応させることにより製造することができる。
この反応で使用される溶媒としては、反応に影響を及ぼさないものであれば特に限定されないが、例えば、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類、芳香族炭化水素類、アセトニトリルおよび水が挙げられ、これらの溶媒は混合して使用してもよい。
好ましい溶媒としては、アルコール類、芳香族炭化水素類および水の混合溶媒並びにエーテル類が挙げられる。
溶媒の使用量は、特に限定されないが、好ましくは、一般式[2e]の化合物に対して、1〜150倍量(v/w)であればよい。
この反応に用いられるパラジウム触媒としては、例えば、パラジウム−炭素およびパラジウム黒などの金属パラジウム;塩化パラジウムなどの無機パラジウム塩;酢酸パラジウムなどの有機パラジウム塩;テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロリド、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)およびビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドなどの有機パラジウム錯体;並びにポリマー担持ビス(アセタート)トリフェニルホスフィンパラジウム(II)およびポリマー担持ジ(アセタート)ジシクロヘキシルフェニルホスフィンパラジウム(II)などのポリマー固定化有機パラジウム錯体などが挙げられ、これらは組み合わせて使用してもよい。
パラジウム触媒の使用量は、一般式[2e]の化合物に対して0.00001〜1倍モル、好ましくは0.01〜0.2倍モルであればよい。
この反応において所望により用いられるリガンドとしては、例えば、トリメチルホスフィンおよびトリ−tert−ブチルホスフィンなどのトリアルキルホスフィン類;トリシクロヘキシルホスフィンなどのトリシクロアルキルホスフィン類;トリフェニルホスフィンおよびトリトリルホスフィンなどのトリアリールホスフィン類;トリメチルホスファイト、トリエチルホスファイトおよびトリブチルホスファイトなどのトリアルキルホスファイト類;トリシクロヘキシルホスファイトなどのトリシクロアルキルホスファイト類;トリフェニルホスファイトなどのトリアリールホスファイト類;1,3−ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)イミダゾリウムクロリドなどのイミダゾリウム塩;アセチルアセトンおよびオクタフルオロアセチルアセトンなどのジケトン類;トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミンおよびトリブチルアミンなどのアミン類;1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン;2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル;2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル;2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル;2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル;並びに2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニルが挙げられ、これらは組み合わせて使用してもよい。
リガンドの使用量は、一般式[2e]の化合物に対して0.00001〜1倍モル、好ましくは0.02〜0.5倍モルであればよい。
この反応において所望により用いられる塩基としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムおよびリン酸三カリウムなどの無機塩基並びにトリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が挙げられる。
塩基の使用量は、一般式[2e]の化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、2〜10倍モルであればよい。
一般式[17a]、[17b]または[17c]の化合物の使用量は、一般式[2e]の化合物に対して、1〜50倍モル、好ましくは、1〜2倍モルであればよい。
この反応は、通常、不活性気体(例えば、窒素および/またはアルゴン)雰囲気下、0〜160℃、好ましくは、20〜120℃で、1分間〜96時間実施すればよい。
[製造法I]
Figure 2013115265
「式中、R、R、R、R6a、R、R、R、X、Y、LおよびLは前記と同様の意味を有する。」
(I−1)
一般式[2h]の化合物は、一般式[2g]の化合物のヒドロキシル基を脱離基へ変換することによって製造することができる。
この反応は、自体公知の方法またはそれに準じた方法で実施すればよいが、例えば、製造法C−4に準じた方法で実施することができる。
(I−2)
一般式[2i]の化合物は、製造法Aに準じて、一般式[2h]の化合物を一般式[4]の化合物と反応させることによって製造することができる。
(I−3)
一般式[2j]の化合物は、製造法H−2に準じて、塩基の存在下または不存在下、パラジウム触媒の存在下、リガンドの存在下または不存在下、一般式[2i]の化合物を一般式[17a]、[17b]または[17c]の化合物と反応させることにより製造することができる。
[製造法J]
Figure 2013115265
「式中、Lは脱離基を;R、R、R、R、X、YおよびZは前記と同様の意味を有する。」
一般式[2l]の化合物は、製造法Aに準じて、一般式[2k]の化合物を一般式[4]の化合物と反応させることによって製造することができる。
[製造法K]
Figure 2013115265
「式中、R1aは置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいC1−12アルキル基または置換されていてもよいC2−12アルケニル基を;R、R、R、R、RおよびZは前記と同様の意味を有する。」
一般式[2m]の化合物は、製造法H−2に準じて、塩基の存在下または不存在下、パラジウム触媒の存在下、リガンドの存在下または不存在下、一般式[3a]の化合物を一般式[18a]、[18b]または[18c]の化合物と反応させることにより製造することができる。
上記した製造法で使用される化合物において、塩の形態を取り得る化合物は、塩として使用することもできる。それらの塩としては、例えば、一般式[1]の化合物の塩と同様の塩が挙げられる。
上記した製造法で使用される化合物において、異性体(例えば、光学異性体、幾何異性体および互変異性体など)が存在する場合、これらの異性体も使用することができる。また、溶媒和物、水和物および種々の形状の結晶が存在する場合、これらの溶媒和物、水和物および種々の形状の結晶も使用することができる。
上記した製造法で得られた化合物は、例えば、縮合、付加、酸化、還元、転位、置換、ハロゲン化、脱水もしくは加水分解などの自体公知の反応に付すことによって、または、それらの反応を適宜組み合わせることによって、他の化合物に誘導することができる。
上記した製造法で得られた化合物およびそれらの中間体において、アミノ、ヒドロキシルおよび/またはカルボキシル基が存在する場合、それらの保護基を適宜組み替えて反応を行うことができる。また、保護基が2以上ある場合、自体公知の反応に付すことによって、選択的に脱保護することができる。
本発明化合物を医薬として用いる場合、通常、製剤化に使用される賦形剤、担体および希釈剤などの製剤補助剤を適宜混合してもよい。これらは常法にしたがって、錠剤、カプセル剤、散剤、シロップ剤、顆粒剤、丸剤、懸濁剤、乳剤、液剤、粉体製剤、坐剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、貼付剤、軟膏剤または注射剤などの形態で経口または非経口で投与することができる。また投与方法、投与量および投与回数は、患者の年齢、体重および症状に応じて適宜選択することができる。通常、成人に対しては、経口または非経口(例えば、注射、点滴および直腸部位への投与など)投与により、1日、0.01〜1000mg/kgを1回から数回に分割して投与すればよい。
次に本発明の代表的化合物の有用性を以下の試験例で説明する。
試験例1 抗HIV活性
ジャーナル オブ クリニカル マイクロバイオロジー、2007年、第45巻、第477〜487頁を参考にして行った。
ヒトTリンパ球由来HPB-M(a)にHIV-1 LTRで発現を制御したルシフェラーゼ遺伝子並びにCCR5遺伝子等を導入したMaRBLE細胞を用いて、抗HIV活性を評価した。
新鮮培地または適宜希釈した試験化合物を96ウェルプレートに分注し薬液入りプレートを作成した。
10%FCS(牛胎児血清)並びにペニシリン/ストレプトマイシン含有RPMI1640にMaRBLE細胞を懸濁し、HIV-1(JRCSF)を感染させた後、前述の薬液入りプレートに播種(1×105細胞/ウェル)した。対照群として、同数の非感染細胞を播種した。
37℃、5%CO2下、7日間培養した後、ステディーグロールシフェラーゼアッセイシステム(プロメガ社製)(Steady-Glo Luciferase assay system:Promega)を用いて、細胞内のルシフェラーゼ活性を測定した。
ウイルス増殖率は、以下の式で求めた。
ウイルス増殖率(%)=(A/B)×100
A=(化合物添加ウェルのファイアーフライルシフェラーゼ活性)−(非感染細胞ファイアーフライルシフェラーゼ活性)
B=(化合物非添加ウェルのファイアーフライルシフェラーゼ活性)−(非感染細胞ファイアーフライルシフェラーゼ活性)
化合物のIC50は、濃度を対数、ウイルス増殖率を実数でプロットし、Microsoft Office Excel 2003のFORECAST関数(1次回帰法)を用いて算出した。
結果を表1に示す。
Figure 2013115265
本発明化合物は、優れた抗HIV活性を有した。
次に本発明を参考例および実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
溶離液における混合比は、容量比である。例えば、「溶離液;75-0%ヘキサン/酢酸エチル」は、75%ヘキサン/25%酢酸エチルの溶離液を最終的に0%ヘキサン/100%酢酸エチルの溶離液へ変化させたことを意味する。特に記載のない場合、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにおける担体は、富士シリシア化学株式会社、シリカゲル、Purif−Pack SI(60μm)である。
各実施例において各略号は、以下の意味を有する。
Bn:ベンジル
Boc:tert−ブトキシカルボニル
CAN:硝酸二アンモニウムセリウム(IV)
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO−d:重ジメチルスルホキシド
Et:エチル
HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム=ヘキサフルオロホスファート
Me:メチル
MOM:メトキシメチル
NBS:N−ブロモスクシンイミド
Tf:トリフルオロメチルスルホニル
TFA:トリフルオロ酢酸
THF:テトラヒドロフラン
s:シングレット
br:ブロード
brs:ブロードシングレット
d:ダブレット
dd:ダブルダブレット
ddd:ダブルダブルダブレット
t:トリプレット
q:カルテット
m:マルチプレット
参考例1
Figure 2013115265
エチル=4−クロロピリミジン−5−カルボキシラート1.00gおよびO−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩1.45gのN−エチルジイソプロピルアミン20mL懸濁液を、110〜120℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび水を加え有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[山善株式会社、ハイフラッシュカラム、W001、溶離液;75-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のエチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)ピリミジン−5−カルボキシラート1.06gを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.36(t,J=7.1Hz,3H),4.33(q,J=7.2Hz,2H),5.06(s,2H),7.34-7.44(m,3H),7.44-7.50(m,2H),8.84(s,1H),8.89(s,1H),10.24(brs,1H).
参考例2
Figure 2013115265
エチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)ピリミジン−5−カルボキシラート1.06gおよびトリエチルアミン1.08mLの塩化メチレン15mL溶液に氷冷下、エチルマロニルクロリド0.99mLを滴下し、塩化メチレン5mLを加え、室温で3時間10分間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン1.08mLを加え、氷冷下、エチルマロニルクロリド0.99mLを滴下し、室温で8時間攪拌した。不溶物を濾去し、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[山善株式会社、ハイフラッシュカラム、W004、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物1.54gを得た。得られた黄色油状物1.54gのエタノール30mL溶液に、20%ナトリウムエトキシド/エタノール溶液3.41gを滴下し、室温で1時間50分間攪拌した。反応混合物に2mol/L塩酸を加え、pH2に調整し、室温で30分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート0.73gを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.32(t,J=7.1Hz,3H),4.34(q,J=7.2Hz,2H),5.16(s,2H),7.39-7.50(m,3H),7.62-7.70(m,2H),9.24(s,1H),9.30(s,1H).
参考例3
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン122μLの塩化メチレン7mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物144μLを滴下し、室温で4時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[山善株式会社、ハイフラッシュカラム、W003、溶離液;90-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、淡黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート134mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.43(t,J=7.2Hz,3H),4.48(q,J=7.1Hz,2H),5.32(s,2H),7.36-7.46(m,3H),7.61-7.70(m,2H),9.14(s,1H),9.28(s,1H).
参考例4
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート120mgおよび4−メトキシベンジルアミン164μLのジオキサン9mL溶液を、90〜100℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[山善株式会社、ハイフラッシュカラム、W003、溶離液;50-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート101mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.41(t,J=7.2Hz,3H),3.83(s,3H),4.40(q,J=7.2Hz,2H),4.78(d,J=5.4Hz,2H),5.26(s,2H),6.94(d,J=8.6Hz,2H),7.22-7.33(m,2H),7.33-7.45(m,3H),7.62-7.78(m,2H),9.04(s,1H),9.15(s,1H),9.70-9.80(m,1H).
参考例5
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート235mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、1時間40分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液7mLを加え、濃塩酸を滴下しpH1.5に調整し、水冷下で20分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン144mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.83(s,3H),4.34(d,J=3.9Hz,2H),5.12-5.18(m,1H),5.27(s,2H),5.77(s,1H),6.93(d,J=8.3Hz,2H),7.27-7.32(m,2H),7.34-7.43(m,3H),7.62-7.70(m,2H),8.83(s,1H),9.08(s,1H).
参考例6
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート72mgおよびベンジルアミン83μLのジオキサン7mL溶液を、90〜100℃で1時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のエチル=5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート48mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.41(t,J=7.1Hz,3H),4.41(q,J=7.2Hz,2H),4.85(d,J=5.8Hz,2H),5.27(s,2H),7.32-7.46(m,8H),7.66-7.74(m,2H),9.04(s,1H),9.12(s,1H),9.76-9.90(m,1H).
参考例7
Figure 2013115265
エチル=5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート40mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、3時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH1.5に調整し、水冷下で20分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン14mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.43(d,J=4.6Hz,2H),5.10-5.18(m,1H),5.27(s,2H),5.78(s,1H),7.31-7.46(m,8H),7.64-7.70(m,2H),8.83(s,1H),9.09(s,1H).
参考例8
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート90mgおよび(2−ナフタレンメチル)アミン117mgのジオキサン9mL溶液を、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;90-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((2−ナフチルメチル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート35mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.38-1.44(m,3H),4.41(q,J=7.2Hz,2H),5.01(d,J=5.8Hz,2H),5.27(s,2H),7.34-7.43(m,4H),7.48-7.56(m,2H),7.66-7.73(m,2H),7.78-7.94(m,4H),9.03(s,1H),9.16(s,1H),9.94-10.02(m,1H).
参考例9
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((2−ナフチルメチル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート33mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、3時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で10分間攪拌した。析出物を濾取し、淡褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2−ナフチルメチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.59(d,J=4.9Hz,2H),5.27(s,2H),5.82(s,1H),7.33-7.44(m,4H),7.44-7.50(m,1H),7.50-7.56(m,2H),7.64-7.70(m,2H),7.80-7.92(m,4H),8.87(s,1H),9.09(s,1H).
参考例10
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート1.00gおよびトリエチルアミン812μLの塩化メチレン30mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物961μLを滴下し、塩化メチレン5mLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2−アミノメチルピリジン1.48mLおよびジオキサン30mLを加え、80〜90℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、メタノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−((ピリジン−2−イルメチル)アミノ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート451mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.40-1.53(m,3H),4.42-4.58(m,2H),4.68-4.80(m,2H),5.27(s,2H),7.20-7.45(m,5H),7.60-7.80(m,3H),8.60-8.72(m,1H),8.95-9.07(m,1H),9.10(s,1H),9.28(s,1H).
参考例11
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート440mgに、メタノール25mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液25mLを加え、80〜90℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;99-85%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン184mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.50(d,J=3.9Hz,2H),5.29(s,2H),5.72(s,1H),7.04-7.14(m,1H),7.26-7.46(m,5H),7.64-7.72(m,2H),7.72-7.80(m,1H),8.63(d,J=4.6Hz,1H),9.08(s,1H),9.11(s,1H).
参考例12
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート136mgおよび2,4−ジフルオロベンジルアミン205mgのジオキサン14mL溶液を、100〜110℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((2,4−ジフルオロベンジル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート68mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.41(t,J=7.1Hz,3H),4.40(q,J=7.1Hz,2H),4.83(d,J=5.8Hz,2H),5.27(s,2H),6.86-6.99(m,2H),7.33-7.44(m,4H),7.66-7.72(m,2H),9.06(s,1H),9.11(s,1H),9.58-9.68(m,1H).
参考例13
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((2,4−ジフルオロベンジル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート60mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、3時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で30分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2,4−ジフルオロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン28mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.47(d,J=5.1Hz,2H),5.22-5.29(m,3H),5.76(s,1H),6.85-6.95(m,2H),7.30-7.44(m,4H),7.62-7.70(m,2H),8.86(s,1H),9.09(s,1H).
参考例14
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート82mgおよび(±)−1−フェニルエチルアミン1.1mLのDMF4mL溶液を、70〜80℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;90-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−((1−フェニルエチル)アミノ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート29mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.46(t,J=7.1Hz,3H),1.71(d,J=6.6Hz,3H),4.46(q,J=7.0Hz,2H),5.04-5.14(m,1H),5.20-5.28(m,2H),7.28-7.43(m,8H),7.63-7.72(m,2H),8.96(s,1H),8.99(s,1H),10.26-10.36(m,1H).
参考例15
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−((1−フェニルエチル)アミノ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート27mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で20分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((1−フェニルエチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.67(d,J=6.6Hz,3H),4.59-4.66(m,1H),5.05-5.13(m,1H),5.22(s,2H),5.57(s,1H),7.30-7.42(m,8H),7.60-7.68(m,2H),8.92(s,1H),9.09(s,1H).
参考例16
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート140mgおよびシクロヘキシルアミン169μLのジオキサン8mL溶液を、100〜110℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;90-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−(シクロヘキシルアミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート63mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.20-1.58(m,8H),1.58-1.70(m,1H),1.75-1.88(m,2H),2.00-2.14(m,2H),3.75-3.87(m,1H),4.43(q,J=7.2Hz,2H),5.25(s,2H),7.32-7.42(m,3H),7.64-7.72(m,2H),9.04(s,1H),9.08(s,1H),9.58-9.68(m,1H).
参考例17
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−(シクロヘキシルアミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート63mgに、メタノール6mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6mLを加え、90〜100℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4mLを加え、濃塩酸を滴下しpH3に調整し、室温で10分間攪拌した。析出した固体を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(シクロヘキシルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン31mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.10-1.48(m,5H),1.60-1.70(m,1H),1.70-1.80(m,2H),1.90-2.05(m,2H),3.30-3.48(m,1H),5.12(s,2H),5.57(s,1H),7.09(d,J=7.6Hz,1H),7.37-7.50(m,3H),7.55-7.70(m,2H),9.08(s,1H),9.45(s,1H).
参考例18
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート201mgおよび1−アミノインダン272μLのジオキサン8mL溶液を、100〜110℃で40分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;90-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、淡黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート136mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.39(t,J=7.2Hz,3H),2.14-2.28(m,1H),2.72-2.85(m,1H),2.90-3.05(m,1H),3.05-3.18(m,1H),4.37(q,J=7.1Hz,2H),5.29(s,2H),5.37-5.50(m,1H),7.20-7.35(m,4H),7.35-7.45(m,3H),7.66-7.78(m,2H),9.07(s,1H),9.31(s,1H),9.55-9.70(m,1H).
参考例19
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート135mgに、メタノール7mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液7mLを加え、70〜80℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH1に調整し、室温で20分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン79mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.93-2.06(m,1H),2.56-2.66(m,1H),2.83-2.97(m,1H),2.97-3.08(m,1H),5.15(s,2H),5.24(q,J=7.6Hz,1H),5.85(s,1H),7.18-7.38(m,4H),7.38-7.48(m,3H),7.58-7.69(m,2H),7.73(d,J=8.0Hz,1H),9.10(s,1H),9.46(s,1H).
参考例20
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート101mgおよび2−アミノインダン138μLのジオキサン5mL溶液を、100〜110℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;90-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート55mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.38(t,J=7.2Hz,3H),3.08-3.18(m,2H),3.42-3.53(m,2H),4.36(q,J=7.1Hz,2H),4.72-4.84(m,1H),5.25(s,2H),7.12-7.30(m,4H),7.32-7.42(m,3H),7.64-7.72(m,2H),9.05(s,1H),9.23(s,1H),9.62-9.70(m,1H).
参考例21
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート55mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、80〜90℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH3に調整し、室温で20分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン38mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00-3.10(m,2H),3.17-3.48(m,2H),4.36-4.47(m,1H),5.14(s,2H),5.67(s,1H),7.10-7.21(m,2H),7.21-7.30(m,2H),7.37-7.47(m,3H),7.49(d,J=6.4Hz,1H),7.57-7.68(m,2H),9.09(s,1H),9.45(s,1H).
参考例22
Figure 2013115265
エチル=4−クロロ−2−メチルピリミジン−5−カルボキシラート1.00gおよびO−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩1.35gのN−エチルジイソプロピルアミン16mL懸濁液を、110〜120℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび水を加え有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;90-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のエチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−2−メチルピリミジン−5−カルボキシラート990mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.35(t,J=7.2Hz,3H),2.67(s,3H),4.31(q,J=7.2Hz,2H),5.05(s,2H),7.35-7.44(m,3H),7.46-7.51(m,2H),8.79(s,1H),10.20(brs,1H).
参考例23
Figure 2013115265
エチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−2−メチルピリミジン−5−カルボキシラート0.99gおよびトリエチルアミン955μLの塩化メチレン15mL溶液に氷冷下、エチルマロニルクロリド882μLを滴下し、室温で2時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン955μLを加え、氷冷下、エチルマロニルクロリド882μLを滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。不溶物を濾去し、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;95-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物2.56gを得た。得られた黄色油状物2.56gのエタノール15mL溶液に、20%ナトリウムエトキシド/エタノール溶液2.12gを滴下し、室温で4時間攪拌した。反応混合物に2mol/L塩酸を加え、pH3に調整し、室温で10分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート865mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.31(t,J=7.2Hz,3H),2.75(s,3H),4.33(q,J=7.1Hz,2H),5.14(s,2H),7.40-7.47(m,3H),7.63-7.68(m,2H),9.22(s,1H).
参考例24
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート300mgおよびトリエチルアミン234μLの塩化メチレン8mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物277μLを滴下し、室温で1時間20分間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−2−メチル−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート312mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.43(t,J=7.1Hz,3H),2.89(s,3H),4.47(q,J=7.2Hz,2H),5.31(s,2H),7.36-7.44(m,3H),7.62-7.70(m,2H),9.03(s,1H).
参考例25
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−2−メチル−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート144mgおよび4−メトキシベンジルアミン192μLのジオキサン10mL溶液を、100〜110℃で1時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;95-25%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート108mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.44(t,J=7.1Hz,3H),2.79(s,3H),3.85(s,3H),4.42(q,J=7.1Hz,2H),4.81(d,J=5.7Hz,2H),5.28(s,2H),6.94-6.98(m,2H),7.27-7.32(m,2H),7.37-7.44(m,3H),7.70-7.74(m,2H),9.07(s,1H),9.95-10.05(m,1H).
参考例26
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート108mgに、メタノール7mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液7mLを加え、80〜90℃で10分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で10分間攪拌した。析出物を濾取し、褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン69mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.69(s,3H),3.73(s,3H),4.39(d,J=5.5Hz,2H),5.07(s,2H),5.35(s,1H),6.90-6.95(m,2H),7.32(d,J=8.6Hz,2H),7.36-7.44(m,3H),7.60-7.64(m,2H),8.08-8.14(m,1H),9.32(s,1H).
参考例27
Figure 2013115265
エチル=4−クロロ−2−メチルチオ−5−ピリミジンカルボキシラート2.50gおよびO−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩3.43gのN−エチルジイソプロピルアミン15mL懸濁液を、100〜110℃で1時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび水を加え有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;97-60%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、白色固体のエチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−カルボキシラート2.94gを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.35(t,J=7.2Hz,3H),2.61(s,3H),4.30(q,J=7.1Hz,2H),5.06(s,2H),7.34-7.43(m,3H),7.43-7.48(m,2H),8.67(s,1H),10.30(brs,1H).
参考例28
Figure 2013115265
エチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−カルボキシラート2.89gおよびトリエチルアミン2.51mLの塩化メチレン29mL溶液に氷冷下、エチルマロニルクロリド2.32mLを滴下し、室温で3時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物2.69gを得た。得られた黄色油状物2.69gのエタノール54mL溶液に、20%ナトリウムエトキシド/エタノール溶液5.28gを滴下し、室温で2時間10分間攪拌した。反応混合物に2mol/L塩酸を加え、pH2に調整し、室温で20分間攪拌した。析出物を濾取し、褐色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(メチルチオ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート889mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.49(t,J=7.1Hz,3H),2.67(s,3H),4.53(q,J=7.1Hz,2H),5.25(s,2H),7.37-7.44(m,3H),7.60-7.68(m,2H),9.07(s,1H),14.34(s,1H).
参考例29
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(メチルチオ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート481mgおよびトリエチルアミン344μLの塩化メチレン10mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物407μLを滴下し、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;80-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物682mgを得た。得られた黄色油状物682mgおよび4−メトキシベンジルアミン852μLのジオキサン15mL溶液を、110〜120℃で1時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルチオ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート519mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.41(t,J=7.2Hz,3H),2.63(s,3H),3.82(s,3H),4.39(q,J=7.2Hz,2H),4.76(d,J=5.6Hz,2H),5.25(s,2H),6.90-6.96(m,2H),7.24-7.28(m,3H),7.36-7.42(m,2H),7.61-7.67(m,2H),8.90(s,1H),10.05-10.18(m,1H).
参考例30
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルチオ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート510mgおよびメタクロロ過安息香酸677mgの塩化メチレン20mL溶液を、室温で4時間攪拌した。反応混合物にクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-25%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート387mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.43(t,J=7.1Hz,3H),3.34(s,3H),3.83(s,3H),4.42(q,J=7.2Hz,2H),4.79(d,J=5.6Hz,2H),5.27(s,2H),6.95(d,J=8.8Hz,2H),7.24-7.29(m,2H),7.33-7.46(m,3H),7.60-7.68(m,2H),9.24(s,1H),10.00-10.10(m,1H).
参考例31
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート143mgに、ジオキサン10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、40分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、濃塩酸を滴下し、pH3に調整し、室温で10分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−2−ヒドロキシ−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン92mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.74(s,3H),4.30(d,J=5.6Hz,2H),5.00(s,2H),5.05(s,1H),6.89-6.94(m,2H),7.26-7.31(m,2H),7.35-7.44(m,3H),7.57-7.63(m,2H),7.66-7.76(m,1H),8.77(s,1H),12.32(brs,1H).
参考例32
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−(メチルスルホニル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート72mgに、塩化アンモニウム18mg、ジオキサン10mLおよびN−エチルジイソプロピルアミン115μLを加え、50〜60℃で2時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色固体24mgを得た。得られた黄色固体24mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、2時間30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に水5mLを加え、室温で20分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体の2−アミノ−8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.73(s,3H),4.32(d,J=5.6Hz,2H),5.01(s,2H),5.05(s,1H),6.91(d,J=8.8Hz,2H),7.24(brs,2H),7.29(d,J=8.8Hz,2H),7.33-7.46(m,3H),7.55-7.70(m,2H),7.70-7.82(m,1H),8.94(s,1H).
参考例33
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgおよびトリエチルアミン81μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物96μLを滴下し、室温で40分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にアニリン134μLおよびジオキサン7mLを加え、80〜90℃で1時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体のエチル=5−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート52mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.03(t,J=7.2Hz,3H),3.44(q,J=7.2Hz,2H),5.17(s,2H),7.12-7.21(m,3H),7.31-7.39(m,2H),7.39-7.51(m,3H),7.58-7.73(m,2H),9.20(s,1H),9.40(s,1H),9.48(s,1H).
参考例34
Figure 2013115265
エチル=5−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート48mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、50〜60℃で2時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;75-25%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、白色固体の5−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:5.28(s,2H),6.15(s,1H),6.51(brs,1H),7.22-7.33(m,3H),7.33-7.41(m,3H),7.41-7.51(m,2H),7.61-7.73(m,2H),9.05(s,1H),9.14(s,1H).
参考例35
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgおよびトリエチルアミン81μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物96μLを滴下し、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にフェネチルアミン185μLおよびジオキサン7mLを加え、80〜90℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;90-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のエチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−((2−フェニルエチル)アミノ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート92mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.42(t,J=7.2Hz,3H),3.06(t,J=7.1Hz,2H),3.88-4.00(m,2H),4.42(q,J=7.2Hz,2H),5.23(s,2H),7.12-7.46(m,8H),7.63-7.74(m,2H),9.02(s,1H),9.12(s,1H),9.45-9.60(m,1H).
参考例36
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−((2−フェニルエチル)アミノ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート92mgに、メタノール7mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液7mLを加え、50〜60℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH1に調整し、室温で20分間攪拌した。析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2−フェニルエチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン48mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(t,J=7.4Hz,2H),3.41-3.52(m,2H),5.13(s,2H),5.60(s,1H),7.12-7.28(m,3H),7.28-7.37(m,1H),7.37-7.48(m,4H),7.54-7.61(m,1H),7.61-7.68(m,2H),9.09(s,1H),9.35(s,1H).
参考例37
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgに、2mol/L塩酸5mLおよびジオキサン5mLを加え、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、橙色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン36mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.16(s,2H),5.96(s,1H),7.37-7.47(m,3H),7.59-7.67(m,2H),9.11(s,1H),9.17(s,1H),12.30(brs,1H).
参考例38
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン80mgおよびトリエチルアミン82μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物97μLを滴下し、室温で1時間20分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−ピコリルアミン150μLおよびジオキサン6mLを加え、100〜110℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-85%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン22mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.55(d,J=5.6Hz,2H),5.09(s,2H),5.49(s,1H),7.35-7.49(m,4H),7.56-7.68(m,2H),7.77-7.89(m,1H),8.14-8.26(m,1H),8.46-8.56(m,1H),8.65(brs,1H),9.12(s,1H),9.42(s,1H).
参考例39
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン103μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で15分間攪拌した。反応混合物にN−メチルベンジルアミン239μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-10%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色固体の5−(ベンジル(メチル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン53mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.88(s,3H),4.49(s,2H),5.30(s,2H),6.08(s,1H),7.28-7.46(m,8H),7.65-7.75(m,2H),9.02(s,1H),9.05(s,1H).
参考例40
Figure 2013115265
エチル=4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−カルボキシラート1.00g、O−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩0.69gおよび炭酸カリウム1.19gのTHF15mL懸濁液を、室温で3時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;98-65%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、白色固体のエチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−カルボキシラート1.27gを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.39(t,J=7.2Hz,3H),4.38(q,J=7.2Hz,2H),5.06(s,2H),7.35-7.44(m,3H),7.47-7.54(m,2H),8.96(s,1H),10.47(s,1H).
参考例41
Figure 2013115265
エチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−カルボキシラート1.27gおよびトリエチルアミン1.03mLの塩化メチレン11mL溶液に氷冷下、エチルマロニルクロリド953μLを滴下し、塩化メチレン4mLを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物に氷冷下、トリエチルアミン1.03mLを加え、エチルマロニルクロリド953μLを滴下し、室温で3時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;95-60%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物1.54gを得た。得られた黄色油状物1.54gのエタノール20mL溶液に、20%ナトリウムエトキシド/エタノール溶液2.90gを滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物に2mol/L塩酸を加え、pH3に調整し、室温で10分間攪拌した。析出物を濾取し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−2−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート0.57gを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.29(t,J=7.1Hz,3H),4.27(q,J=7.2Hz,2H),5.15(s,2H),7.37-7.47(m,3H),7.59-7.70(m,2H),9.42(s,1H).
参考例42
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−2−(トリフルオロメチル)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgに、2mol/L塩酸5mLおよびジオキサン5mLを加え、3時間30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.17(s,2H),6.06(s,1H),7.35-7.49(m,3H),7.57-7.68(m,2H),9.27(s,1H),12.57(brs,1H).
参考例43
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン48mgおよびトリエチルアミン39μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物47μLを滴下し、室温で2時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にベンジルアミン78μLおよびジオキサン6mLを加え、100〜110℃で1時間20分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、白色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン31mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.44(d,J=4.9Hz,2H),5.18-5.26(m,1H),5.27(s,2H),5.83(s,1H),7.33-7.47(m,8H),7.62-7.71(m,2H),8.91(s,1H).
参考例44
Figure 2013115265
エチル=4−クロロ−6−メチルピリミジン−5−カルボキシラート517mgおよびO−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩699mgのN−エチルジイソプロピルアミン5mL懸濁液を、110〜120℃で1時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび水を加え有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のエチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−6−メチルピリミジン−5−カルボキシラート637mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.35(t,J=7.2Hz,3H),2.66(s,3H),4.32(q,J=7.1Hz,2H),5.02(s,2H),7.33-7.50(m,5H),8.66(s,1H),10.04(brs,1H).
参考例45
Figure 2013115265
エチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−6−メチルピリミジン−5−カルボキシラート637mgおよびトリエチルアミン610μLの塩化メチレン6mL溶液に氷冷下、エチルマロニルクロリド560μLを滴下し、室温で3時間30分間攪拌した。減圧下で溶媒を留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;65-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のエチル=4−((ベンジルオキシ)(3−エトキシ−3−オキソプロパノイル)アミノ)−6−メチルピリミジン−5−カルボキシラート834mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.20-1.40(m,6H),2.64(s,3H),3.72(s,2H),4.10-4.32(m,4H),4.96(s,2H),7.31-7.40(m,3H),7.41-7.48(m,2H),8.88(s,1H).
参考例46
Figure 2013115265
エチル=4−((ベンジルオキシ)(3−エトキシ−3−オキソプロパノイル)アミノ)−6−メチルピリミジン−5−カルボキシラート834mgのエタノール16mL溶液に、20%ナトリウムエトキシド/エタノール溶液1.77gを滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物に2mol/L塩酸を加え、pH2に調整し、室温で30分間攪拌した。析出物を濾取し、黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート380mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.50(t,J=7.2Hz,3H),3.02(s,3H),4.56(q,J=7.2Hz,2H),5.25(s,2H),7.34-7.44(m,3H),7.66-7.74(m,2H),9.00(s,1H).
参考例47
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート130mgに、2mol/L塩酸6mLおよびジオキサン6mLを加え、3時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン90mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.87(s,3H),5.12(s,2H),5.94(s,1H),7.37-7.49(m,3H),7.58-7.69(m,2H),8.95(s,1H),12.16(brs,1H).
参考例48
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート140mgおよびトリエチルアミン109μLの塩化メチレン7mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で55分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にベンジルアミン213μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;35-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体のエチル=5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート103mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.38(t,J=7.1Hz,3H),2.82(s,3H),4.38(q,J=7.1Hz,2H),4.44(d,J=5.6Hz,2H),5.26(s,2H),7.13-7.20(m,2H),7.20-7.42(m,6H),7.65-7.74(m,2H),8.76-8.83(m,1H),8.85(s,1H).
参考例49
Figure 2013115265
エチル=5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、50〜60℃で2時間35分間、60〜70℃で30分間、70〜80℃で1時間50分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH2.1に調整し、水冷下で30分間攪拌し、析出物を濾取した。得られた析出物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、40℃で20分間、室温で20分間攪拌した後、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン45mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.93(s,3H),4.36-4.42(m,2H),5.25(s,2H),5.30-5.38(m,1H),5.76(s,1H),7.20-7.60(m,8H),7.64-7.74(m,2H),8.90(s,1H).
参考例50
Figure 2013115265
エチル=4−クロロピリミジン−5−カルボキシラート490mgおよびN−(ベンジルオキシ)−2−フェニルアセトアミド1.14gのDMF10mL溶液に氷冷下、炭酸カリウム909mgを加え、氷冷下で5時間、室温で1時間40分間攪拌した。反応混合物に、酢酸エチルおよび水を加えた。水層を分取し、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−6−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン330mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.20(s,2H),7.34-7.52(m,8H),7.61-7.69(m,2H),9.18(s,1H),9.28(s,1H),11.00(brs,1H).
参考例51
Figure 2013115265
エチル=4−クロロピリミジン−5−カルボキシラート507mgおよびN−(ベンジルオキシ)プロパンアミド877mgのDMF10mL溶液に氷冷下、炭酸カリウム933mgを加え、氷冷下5時間攪拌した。反応混合物に、酢酸エチルおよび水を加えた。水層を分取し、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−6−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン78mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.08(s,3H),5.16(s,2H),7.38-7.48(m,3H),7.60-7.70(m,2H),9.12(s,1H),9.20(s,1H),11.17(brs,1H).
参考例52
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン103μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物にモルホリン161μLを加え、室温で3時間30分間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;95-85%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(モルホリン−4−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン54mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.16-3.24(m,4H),3.90-4.00(m,4H),5.29(s,2H),6.14(s,1H),7.34-7.44(m,3H),7.64-7.73(m,2H),8.99(s,1H),9.09(s,1H).
参考例53
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン103μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物にピペリジン183μLを滴下し、室温で3時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;65-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物の8−(ベンジルオキシ)−5−(ピペリジン−1−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン32mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.66-1.76(m,2H),1.76-1.88(m,4H),3.12-3.22(m,4H),5.28(s,2H),6.08(s,1H),7.34-7.44(m,3H),7.63-7.72(m,2H),8.96(s,1H),9.06(s,1H).
参考例54
Figure 2013115265
エチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)ピリミジン−5−カルボキシラート400mgの塩化メチレン12mL溶液に氷冷下、4−メトキシベンジルイソシアナート439μLおよびトリエチルアミン428μLを加え、室温で5時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に、酢酸エチルおよび10%クエン酸水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をエタノールに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の1−(ベンジルオキシ)−3−(4−メトキシベンジル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン274mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.79(s,3H),5.16(s,2H),5.28(s,2H),6.82-6.88(m,2H),7.36-7.41(m,3H),7.45-7.50(m,2H),7.57-7.62(m,2H),9.18(s,1H),9.29(s,1H).
参考例55
Figure 2013115265
1−(ベンジルオキシ)−3−(4−メトキシベンジル)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン97mgのアセトニトリル2.9mLおよび水0.29mL懸濁液に、CAN0.68gを加え、5分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、水および酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、水で洗浄し、5%炭酸カリウム水溶液を加え、水層を分取した。有機層を5%炭酸カリウム水溶液で抽出し、水層と併せ、酢酸エチルを加えた。6mol/L塩酸を加え、pH3に調整し、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の1−(ベンジルオキシ)−4−ヒドロキシピリミド[4,5−d]ピリミジン−2(1H)−オン22mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:5.30(s,2H),7.38-7.44(m,3H),7.59-7.65(m,2H),8.24(brs,1H),9.24(s,1H),9.28(s,1H).
参考例56
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン50mgおよびトリエチルアミン50μLの塩化メチレン3mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物59μLを滴下し、氷冷下で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−(トリフルオロメチル)ベンジルアミン129μLおよびジオキサン5mLを加え、室温で3時間40分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、無色油状物の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:3.05(s,3H),4.62(s,2H),5.16(s,2H),5.55(s,1H),6.61(s,1H),7.27-7.42(m,3H),7.52-7.66(m,4H),7.66-7.76(m,2H),8.85(s,1H).
参考例57
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン75mgおよびトリエチルアミン73μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物87μLを滴下し、氷冷下で15分間、室温で45分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−(アミノメチル)−N,N−ジメチルアニリン156mgおよびジオキサン7mLを加え、70〜80℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-85%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3−(ジメチルアミノ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.92(s,3H),2.99(s,6H),4.29(d,J=4.4Hz,2H),5.26(s,2H),5.30-5.36(m,1H),5.78(s,1H),6.66-6.76(m,4H),7.34-7.44(m,3H),7.64-7.74(m,2H),8.89(s,1H).
参考例58
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン125mgおよびトリエチルアミン122μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物144μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に4−(アミノメチル)−N,N−ジメチルアニリン166mgおよびジオキサン10mLを加え、70〜80℃で2時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ジメチルアミノ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン23mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.88(s,3H),2.98(s,6H),4.23(d,J=4.4Hz,2H),5.17-5.24(m,1H),5.26(s,2H),5.78(s,1H),6.72-6.79(m,2H),7.22-7.45(m,5H),7.64-7.72(m,2H),8.88(s,1H).
参考例59
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート175mgおよびトリエチルアミン136μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物161μLを滴下し、室温で1時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−メトキシベンジルアミン318μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;35-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物177mgを得た。得られた褐色油状物177mgに、メタノール9mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液9mLを加え、60〜70℃で3時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、クロロホルムを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン83mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.03(s,3H),3.75(s,3H),4.46(d,J=4.9Hz,2H),5.07(s,2H),5.41(s,1H),6.82-6.88(m,1H),6.97-7.05(m,3H),7.25-7.33(m,1H),7.36-7.45(m,3H),7.57-7.65(m,2H),8.89(s,1H).
参考例60
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート175mgおよびトリエチルアミン136μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物161μLを滴下し、室温で50分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に4−メトキシベンジルアミン318μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で3時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;35-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物156mgを得た。得られた褐色油状物156mgに、メタノール8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、60〜70℃で4時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、クロロホルムを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン52mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.90(s,3H),3.84(s,3H),4.29(d,J=4.4Hz,2H),5.21-5.30(m,3H),5.76(s,1H),6.91-6.99(m,2H),7.21-7.45(m,5H),7.66-7.75(m,2H),8.89(s,1H).
参考例61
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物134μLを滴下し、室温で55分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2−メトキシベンジルアミン272μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物の175mgを得た。得られた黄色油状物175mgに、メタノール8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、60〜70℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン63mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.94(s,3H),3.93(s,3H),4.40(d,J=5.1Hz,2H),5.25(s,2H),5.70-5.79(m,1H),5.81(s,1H),6.94-7.06(m,2H),7.30-7.44(m,5H),7.66-7.74(m,2H),8.89(s,1H).
参考例62
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン150mgおよびトリエチルアミン147μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物174μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−(アミノメチル)ベンゾニトリル190mgおよびジオキサン10mLを加え、60〜70℃で6時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;98-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、メタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゾニトリル11mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.01(s,3H),4.50(d,J=4.9Hz,2H),5.25(s,2H),5.42-5.50(m,1H),5.63(s,1H),7.24-7.45(m,3H),7.50-7.58(m,1H),7.59-7.74(m,5H),8.93(s,1H).
参考例63
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物134μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に(シクロヘキシルメチル)アミン273μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で3時間50分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物138mgを得た。得られた黄色油状物138mgに、メタノール6mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6mLを加え、60〜70℃で2時間15分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で10分間攪拌した。析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((シクロヘキシルメチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン75mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.00-1.40(m,5H),1.66-1.92(m,6H),2.98(s,3H),3.02-3.08(m,2H),5.10-5.18(m,1H),5.25(s,2H),5.66(s,1H),7.32-7.45(m,3H),7.65-7.74(m,2H),8.88(s,1H).
参考例64
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で25分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2−フルオロベンジルアミン193μLおよびジオキサン7mLを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物139mgを得た。得られた黄色油状物139mgに、メタノール8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、70〜80℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、濃塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で20分間攪拌した。析出物を濾取し、淡褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2−フルオロベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン54mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.99(s,3H),4.52(d,J=5.4Hz,2H),5.08(s,2H),5.45(s,1H),6.90-7.00(m,1H),7.14-7.54(m,7H),7.56-7.68(m,2H),8.90(s,1H).
参考例65
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物134μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にシクロヘキシルアミン240μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物128mgを得た。得られた黄色油状物128mgに、メタノール6mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6mLを加え、60〜70℃で2時間45分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で10分間攪拌した。析出物を濾取し、褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(シクロヘキシルアミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン62mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.20-1.85(m,8H),2.06-2.18(m,2H),2.96(s,3H),3.32-3.44(m,1H),5.00-5.09(m,1H),5.24(s,2H),5.70(s,1H),7.34-7.42(m,3H),7.64-7.72(m,2H),8.87(s,1H).
参考例66
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2,4−ジメトキシベンジルアミン253μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で25分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物125mgを得た。得られた褐色油状物125mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、60〜70℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、クロロホルムを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2,4−ジメトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン26mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.90(s,3H),3.83(s,3H),3.88(s,3H),4.30(d,J=5.1Hz,2H),5.24(s,2H),5.60-5.68(m,1H),5.79(s,1H),6.49(dd,J=8.2,2.3Hz,1H),6.53(d,J=2.2Hz,1H),7.22(d,J=8.1Hz,1H),7.34-7.43(m,3H),7.65-7.74(m,2H),8.87(s,1H).
参考例67
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で50分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に4−(アミノメチル)−N,N−ジエチルアニリン128mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で4時間20分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;50-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物187mgを得た。得られた褐色油状物187mgに、メタノール6mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6mLを加え、60〜70℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整した。不溶物を濾去し、濾液にクロロホルムを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ジエチルアミノ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン38mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.18(t,J=7.1Hz,6H),2.89(s,3H),3.38(q,J=7.0Hz,4H),4.20(d,J=4.2Hz,2H),5.18-5.24(m,1H),5.26(s,1H),5.78(s,1H),6.66-6.73(m,2H),7.18-7.24(m,2H),7.34-7.42(m,3H),7.64-7.75(m,2H),8.88(s,1H).
参考例68
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間40分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に5−(アミノメチル)−N,N−ジメチルピリジン−2−アミン93mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物198mgを得た。得られた褐色油状物198mgに、メタノール8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、60〜70℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン56mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.87(s,3H),3.12(s,6H),4.20(d,J=4.2Hz,2H),5.07-5.16(m,1H),5.25(s,2H),5.78(s,1H),6.55(d,J=8.8Hz,1H),7.35-7.42(m,3H),7.47(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),7.65-7.73(m,2H),8.19(d,J=2.4Hz,1H),8.88(s,1H).
参考例69
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−(アミノメチル)−N,N−ジメチルピリジン−2−アミン93mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で8時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物248mgを得た。得られた褐色油状物248mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン29mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.87(s,6H),2.91(s,3H),4.41(d,J=3.9Hz,2H),5.26(s,2H),5.75(s,1H),6.48-6.56(m,1H),6.98(dd,J=7.3,4.9Hz,1H),7.35-7.42(m,3H),7.57(dd,J=7.4,1.8Hz,1H),7.66-7.73(m,2H),8.32(dd,J=4.8,1.8Hz,1H),8.90(s,1H).
参考例70
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン98mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で50分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に4−(アミノメチル)ベンゾニトリル102mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、70〜80℃で6時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色固体の4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゾニトリル57mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.99(s,3H),4.50(d,J=5.1Hz,2H),5.22(s,2H),5.50-5.58(m,1H),5.62(s,1H),7.22-7.72(m,9H),8.92(s,1H).
参考例71
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間20分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に4−メチルベンジルアミン78μL、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン12mLを加え、室温で3時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;60-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物168mgを得た。得られた褐色油状物168mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で2時間40分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で10分間攪拌し、析出物を濾取した。得られた固体を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((4−メチルベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン46mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.38(s,3H),2.91(s,3H),4.32(d,J=4.4Hz,2H),5.22-5.34(m,3H),5.76(s,1H),7.20-7.46(m,7H),7.64-7.74(m,2H),8.89(s,1H).
参考例72
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間20分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に4−クロロベンジルアミン75μL、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン12mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;60-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物151mgを得た。得られた褐色油状物151mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で3時間10分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で30分間攪拌し、析出物を濾取した。得られた固体を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−クロロベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン47mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.94(s,3H),4.36(d,J=4.6Hz,2H),5.25(s,2H),5.28-5.35(m,1H),5.71(s,1H),7.20-7.46(m,7H),7.64-7.72(m,2H),8.90(s,1H).
参考例73
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間20分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−トリフルオロメトキシベンジルアミン119mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン12mLを加え、室温で6時間15分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;60-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物190mgを得た。得られた褐色油状物190mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で3時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン54mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.96(s,3H),4.43(d,J=4.9Hz,2H),5.25(s,2H),5.32-5.42(m,1H),5.71(s,1H),7.20-7.55(m,7H),7.64-7.73(m,2H),8.91(s,1H).
参考例74
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2−メチルベンジルアミン77μL、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン12mLを加え、室温で6時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;75-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色固体140mgを得た。得られた黄色固体140mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で3時間5分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で15分間攪拌し、析出物を濾取した。得られた固体を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−メチルベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン48mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.40(s,3H),2.87(s,3H),4.33(d,J=4.4Hz,2H),5.11-5.20(m,1H),5.26(s,2H),5.78(s,1H),7.20-7.48(m,7H),7.66-7.74(m,2H),8.90(s,1H).
参考例75
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−クロロベンジルアミン76μL、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン12mLを加え、室温で6時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;50-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物271mgを得た。得られた褐色油状物271mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で10分間攪拌し、析出物を濾取した。得られた固体を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3−クロロベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン45mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.97(s,3H),4.39(d,J=5.1Hz,2H),5.25(s,2H),5.33-5.42(m,1H),5.70(s,1H),7.24-7.43(m,7H),7.65-7.73(m,2H),8.91(s,1H).
参考例76
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に((2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミン86mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン12mLを加え、室温で8時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-85%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物232mgを得た。得られた褐色油状物232mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.64(s,3H),2.92(s,3H),4.39(d,J=4.6Hz,2H),5.17-5.24(m,1H),5.26(s,2H),5.72(s,1H),7.15-7.22(m,1H),7.34-7.42(m,3H),7.55-7.62(m,1H),7.65-7.72(m,2H),8.50-8.57(m,1H),8.92(s,1H).
参考例77
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にピペロニルアミン77μL、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;60-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色固体160mgを得た。得られた褐色固体160mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(((1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン42mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.92(s,3H),4.27(d,J=4.4Hz,2H),5.23-5.30(m,3H),5.74(s,1H),6.01(s,2H),6.82-6.88(m,3H),7.20-7.46(m,3H),7.64-7.76(m,2H),8.89(s,1H).
参考例78
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に((6−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミン76mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で5時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物181mgを得た。得られた褐色油状物181mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で6時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン45mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.60(s,3H),2.92(s,3H),4.37(d,J=4.9Hz,2H),5.22-5.30(m,3H),5.74(s,1H),7.22(d,J=7.8Hz,1H),7.34-7.43(m,3H),7.61(dd,J=8.0,2.4Hz,1H),7.64-7.72(m,2H),8.53-8.58(m,1H),8.91(s,1H).
参考例79
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に((5−フルオロピリジン−3−イル)メチル)アミン78mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で5時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物250mgを得た。得られた褐色油状物250mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で6時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((5−フルオロピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン26mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.99(s,3H),4.50(d,J=5.4Hz,2H),5.25(s,2H),5.35-5.44(m,1H),5.69(s,1H),7.35-7.47(m,4H),7.63-7.72(m,2H),8.47-8.52(m,2H),8.92(s,1H).
参考例80
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に((2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル)アミン102mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;60-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物208mgを得た。得られた褐色油状物208mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で2時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン57mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.93(s,3H),4.25(d,J=4.6Hz,2H),4.28(s,4H),5.23-5.33(m,3H),5.73(s,1H),6.81-6.94(m,3H),7.35-7.44(m,3H),7.65-7.74(m,2H),8.89(s,1H).
参考例81
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(ピリジン−3−イル)エタン−1−アミン87mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物212mgを得た。得られた褐色油状物212mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((1−(ピリジン−3−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン75mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.69(d,J=6.8Hz,3H),3.08(s,3H),4.55-4.67(m,1H),5.19(s,2H),5.36-5.42(m,1H),5.47(s,1H),7.30-7.41(m,4H),7.58-7.71(m,3H),8.52-8.67(m,2H),8.91(s,1H).
参考例82
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート145mgおよびトリエチルアミン113μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物130μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に((4−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミン82mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物174mgを得た。得られた褐色油状物174mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で6時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((4−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン11mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.42(s,3H),2.88(s,3H),4.38(d,J=4.4Hz,2H),5.06-5.14(m,1H),5.26(s,2H),5.79(s,1H),7.21(d,J=5.1Hz,1H),7.34-7.43(m,3H),7.65-7.72(m,2H),8.52(d,J=5.1Hz,1H),8.53(s,1H),8.91(s,1H).
参考例83
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン1.00gおよびトリエチルアミン978μLの塩化メチレン40mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物1.16mLを滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル=トリフルオロメタンスルホナート538mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.95(s,3H),5.29(s,2H),6.89(s,1H),7.36-7.48(m,3H),7.60-7.70(m,2H),9.06(s,1H).
参考例84
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル=トリフルオロメタンスルホナート128mgおよび2−(アミノメチル)ベンズイミダゾール131mgにトリエチルアミン86μLおよびジオキサン12mLを加え、60〜70℃で3時間45分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(((1H−ベンズイミダゾール−2−イル)メチル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.10(s,3H),4.68-4.76(m,2H),5.07(s,2H),5.56(s,1H),7.00-7.80(m,10H),8.93(s,1H).
参考例85
Figure 2013115265
6−(ピペリジン−1−イル)ニコチノニトリル108mgのジエチルエーテル15mL溶液に氷冷下、水素化リチウムアルミニウム66mgを加え、窒素雰囲気下、室温で2時間30分間攪拌した。反応混合物に氷冷下、酢酸エチルおよび水を加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで2回抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、白色固体の1−(6−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)メタンアミン111mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.59-1.70(m,6H),3.46-3.56(m,4H),3.73(s,2H),6.65(d,J=8.8Hz,1H),7.44(dd,J=8.6,2.3Hz,1H),8.09(d,J=2.2Hz,1H).
参考例86
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン116μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で1時間20分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(6−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)メタンアミン111mg、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で5時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色固体270mgを得た。得られた褐色固体270mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で5時間15分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を水に懸濁させ、析出物を濾取した。得られた固体をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン176mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:1.56-1.72(m,6H),3.00(s,3H),3.20-3.58(m,4H),4.38(s,2H),5.17(s,2H),5.67(s,1H),6.80-6.86(m,1H),7.33-7.40(m,3H),7.58-7.70(m,3H),8.10-8.14(m,1H),8.84(s,1H).
参考例87
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート107mgおよびトリエチルアミン83μLの塩化メチレン4mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物98μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(2−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)メタンアミン65mg、トリエチルアミン125μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で5時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色固体132mgを得た。得られた褐色固体132mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で6時間40分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加え有機層を分取した。水層を酢酸エチルで2回抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((2−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.97(s,3H),3.16-3.26(m,4H),3.81-3.89(m,4H),4.42(d,J=4.6Hz,2H),5.26(s,2H),5.73(s,1H),5.88-5.98(m,1H),7.06(dd,J=7.5,4.7Hz,1H),7.35-7.45(m,3H),7.60-7.66(m,1H),7.66-7.73(m,2H),8.36(dd,J=4.6,1.7Hz,1H),8.92(s,1H).
参考例88
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート193mgおよびトリエチルアミン149μLの塩化メチレン6mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物177μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)メタンアミン212mg、トリエチルアミン225μLおよびジオキサン12mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色固体344mgを得た。得られた褐色固体344mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で6時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を水に懸濁させ、析出物を濾取した。得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;60-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン64mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.90(s,3H),4.32(d,J=4.4Hz,2H),4.78(q,J=8.5Hz,2H),5.19-5.30(m,3H),5.69(s,1H),6.90(d,J=8.6Hz,1H),7.32-7.42(m,3H),7.61-7.72(m,3H),8.14-8.20(m,1H),8.88(s,1H).
参考例89
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン116μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にベンズヒドリルアミン145μL、トリエチルアミン170μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で4時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、白色固体200mgを得た。得られた白色固体200mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で2時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((ジフェニルメチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン94mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:3.01(s,3H),5.15(s,2H),5.55(s,1H),5.73(s,1H),7.26-7.52(m,13H),7.56-7.64(m,2H),8.85(s,1H).
参考例90
Figure 2013115265
ジエチル=(エトキシ(フェニル)メチレン)マロナート14.90g、ホルムアミジン酢酸塩7.62gおよびカリウムtert−ブトキシド15.06gのエタノール70mL懸濁液を、室温で1時間35分間攪拌した。反応混合物を、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加え、水層を分取した。分取した水層に2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のエチル=4−ヒドロキシ−6−フェニルピリミジン−5−カルボキシラート4.50gを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.09(t,J=7.1Hz,3H),4.23(q,J=7.1Hz,2H),7.42-7.53(m,3H),7.65-7.72(m,2H),8.35(s,1H),13.42(brs,1H).
参考例91
Figure 2013115265
エチル=4−ヒドロキシ−6−フェニルピリミジン−5−カルボキシラート2.50gおよびN−エチルジイソプロピルアミン1.93mLのトルエン25mL懸濁液に、オキシ塩化リン1.05mLを滴下し、70〜80℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物に氷冷下、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液30mLを加えた後、酢酸エチルおよび水を加え有機層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、褐色油状物2.80gを得た。得られた褐色油状物2.70gおよびO−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩2.62gのN−エチルジイソプロピルアミン22mL懸濁液を、100〜110℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび水を加え有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のエチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−6−フェニルピリミジン−5−カルボキシラート3.30gを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:0.79(t,J=7.2Hz,3H),3.95(q,J=7.2Hz,2H),5.06(s,2H),7.35-7.53(m,10H),8.83(s,1H),9.57(s,1H).
参考例92
Figure 2013115265
エチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−6−フェニルピリミジン−5−カルボキシラート3.30gおよびトリエチルアミン2.62mLの塩化メチレン33mL溶液に氷冷下、エチルマロニルクロリド2.42mLを滴下し、塩化メチレン2mLを加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン1.30mLを加え、氷冷下、エチルマロニルクロリド1.20mLを滴下し、室温で3時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルに懸濁させ、不溶物を濾去し、濾液を減圧下で溶媒を留去し、褐色油状物7.63gを得た。得られた褐色油状物7.63gのエタノール65mL溶液に、20%ナトリウムエトキシド/エタノール溶液8.0gを滴下し、室温で2時間45分間攪拌した。反応混合物に2mol/L塩酸を加え、pH2に調整し、水20mLを加え、室温で20分間、氷冷下で10分間攪拌した。析出物を濾取し、淡黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−4−フェニル−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート1.11gを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.48(t,J=7.1Hz,3H),4.52(q,J=7.2Hz,2H),5.31(s,2H),7.36-7.62(m,8H),7.70-7.79(m,2H),9.17(s,1H),14.63(s,1H).
参考例93
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−4−フェニル−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン100μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物118μLを滴下し、氷冷下で40分間、室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にベンジルアミン197μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で2時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-70%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、淡黄色固体48mgを得た。得られた淡黄色固体48mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、60〜70℃で1時間30分間、70〜80℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4mLを加え、6mol/L塩酸を滴下しpH3に調整し、氷冷下で30分間攪拌した。析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン40mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.14(d,J=4.6Hz,2H),5.12-5.22(m,3H),5.55(s,1H),7.00-7.07(m,2H),7.21-7.34(m,3H),7.38-7.56(m,6H),7.56-7.64(m,2H),7.64-7.72(m,2H),9.06-9.11(m,1H).
参考例94
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−4−フェニル−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート246mgに、2mol/L塩酸6mLおよびジオキサン6mLを加え、5時間15分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加え有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン78mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.19(s,2H),5.89(s,1H),7.38-7.58(m,8H),7.64-7.74(m,2H),9.14(s,1H),11.73(brs,1H).
参考例95
Figure 2013115265
エチル=4−クロロ−6−エチルピリミジン−5−カルボキシラート997mgおよびO−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩1.25gのN−エチルジイソプロピルアミン10mL懸濁液を、100〜110℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物1.44gを得た。得られた黄色油状物1.44gおよびトリエチルアミン1.40mLの塩化メチレン15mL溶液に氷冷下、エチルマロニルクロリド1.25mLを滴下し、塩化メチレン2mLを加え、室温で2時間30分間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン1.40mLを加え、氷冷下、エチルマロニルクロリド1.25mLを滴下し、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物1.90gを得た。得られた黄色油状物1.90gのエタノール30mL溶液に、20%ナトリウムエトキシド/エタノール溶液3.89gを滴下し、エタノール8mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に2mol/L塩酸を加え、pH2に調整し、室温で15分間、氷冷下で15分間攪拌した。析出物を濾取し、黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−4−エチル−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート889mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.37(t,J=7.4Hz,3H),1.50(t,J=7.1Hz,3H),3.40(q,J=7.3Hz,2H),4.51-4.61(m,2H),5.25(s,2H),7.34-7.44(m,3H),7.66-7.74(m,2H),9.05(s,1H).
参考例96
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−エチル−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート880mgに、2mol/L塩酸20mLおよびジオキサン20mLを加え、3時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−エチル−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン497mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.26(t,J=7.4Hz,3H),3.29(q,J=7.4Hz,2H),5.13(s,2H),6.02(s,1H),7.36-7.49(m,3H),7.60-7.69(m,2H),9.02(s,1H),12.28(brs,1H).
参考例97
Figure 2013115265
二酸化セレン284mgおよび70%tert−ブチルヒドロペルオキシド152μLにジオキサン2mLを加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物に、エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート400mgおよびジオキサン6mLを加え、40〜50℃で1時間加熱攪拌した。減圧濾過し不溶物を濾去後、濾液にクロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-85%クロロホルム/メタノール]で精製し、得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−4−ホルミル−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート249mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.20-1.38(m,3H),2.80-4.90(m,2H),5.15(s,2H),7.36-7.52(m,3H),7.60-7.72(m,2H),9.18(s,1H),10.55(brs,1H).
参考例98
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−ホルミル−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート60mgおよびモルホリン32μLの塩化メチレン4mL溶液に氷冷下、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム84mgを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-70%クロロホルム/メタノール]で精製し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−((モルホリン−4−イル)カルボニル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート21mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.50(t,J=7.2Hz,3H),3.20-3.29(m,2H),3.64-3.74(m,2H),3.85(s,4H),4.56(q,J=7.2Hz,2H),5.24(s,2H),7.36-7.46(m,3H),7.63-7.74(m,2H),9.17(s,1H),14.90(s,1H).
参考例99
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−ホルミル−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート45mgおよびベンジルアミン30μLの塩化メチレン3mL溶液に氷冷下、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム63mgを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物に、クロロホルムおよび水を加え有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-85%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色固体32mgを得た。得られた黄色固体32mgに、2mol/L塩酸2mLおよびジオキサン2mLを加え、8時間45分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色固体のN−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−4−カルボキサミド15mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.72(d,J=6.1Hz,2H),5.24-5.30(m,3H),6.26(s,1H),7.32-7.50(m,8H),7.62-7.70(m,2H),9.02(s,1H),9.43(brs,1H).
参考例100
Figure 2013115265
エチル=4−クロロ−6−メチルピリミジン−5−カルボキシラート250mgおよびN−(ベンジルオキシ)−2−フェニルアセトアミド543mgのDMF5mL溶液に氷冷下、炭酸カリウム432mgを加え、氷冷下で3時間15分間、室温で6時間、50〜60℃で2時間30分間、60〜70℃で3時間30分間攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。水層を分取し、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノール、ジイソプロピルエーテル、ヘキサンおよび酢酸エチルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−6−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン7mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:3.00(s,3H),5.26(s,2H),7.32-7.56(m,8H),7.60-7.68(m,2H),8.92(s,1H).
参考例101
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン150mgにN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール750μLおよび塩化メチレン2.5mLを加え、15分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に水10mLを加え、50℃で5分間加熱攪拌した後、減圧濾過し、不溶物を濾去した。得られた濾液を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2mol/L塩酸を加え、pH3に調整し、氷冷下で10分間攪拌した。析出物を濾取し、橙色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルバルデヒド139mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.16(s,2H),7.37-7.48(m,3H),7.58-7.69(m,2H),9.21(s,1H),9.23(s,1H),10.04(s,1H).
参考例102
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルバルデヒド95mgおよびベンジルアミン79μLの塩化メチレン2mL溶液に氷冷下、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム170mgを加え、室温で50分間攪拌した。反応混合物に、酢酸エチルおよび水を加え有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノール、ジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、橙色固体の6−((ベンジルアミノ)メチル)−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン28mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.95(s,2H),4.11(s,2H),5.11(s,2H),7.34-7.50(m,6H),7.52-7.60(m,2H),7.60-7.70(m,2H),8.96(s,1H),8.99(s,1H).
参考例103
Figure 2013115265
ジエチル=マロナート5.29mL、塩化マグネシウム3.30gのアセトニトリル33mL懸濁液に氷冷下、トリエチルアミン9.70mLを加え、氷冷下15分間攪拌した。反応混合物に、フェニルアセチルクロリド4.60mLを滴下し、氷冷下で40分間、室温で1時間20分間攪拌した。反応混合物に6mol/L塩酸を15mL滴下し、ジエチルエ−テルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、淡黄色油状物9.95gを得た。得られた淡黄色油状物9.95gおよび炭酸カリウム5.80gのDMF40mL懸濁液に、ジエチル硫酸6.90mLを滴下し、70〜80℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、ジエチルエ−テルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、淡黄色油状物9.60gを得た。得られた淡黄色油状物9.60gに、ホルムアミジン酢酸塩4.89g、カリウムtert−ブトキシド7.63gおよびエタノール50mLを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物に、酢酸エチルおよび水を加えた。水層を分取し、6mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;60-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、白色固体のエチル=4−ベンジル−6−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキシラート472mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.36(t,J=7.0Hz,3H),3.98(s,2H),4.40(q,J=7.2Hz,2H),7.20-7.40(m,5H),8.12(s,1H),12.96(brs,1H).
参考例104
Figure 2013115265
エチル=4−ベンジル−6−ヒドロキシピリミジン−5−カルボキシラート830mgおよびN−エチルジイソプロピルアミン0.60mLのトルエン17mL懸濁液に、オキシ塩化リン0.33mLを滴下し、70〜80℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物に氷冷下、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加えた後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、褐色油状物のエチル=4−ベンジル−6−クロロピリミジン−5−カルボキシラート755mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.32(t,J=7.1Hz,3H),4.16(s,2H),4.36(q,J=7.1Hz,2H),7.18-7.42(m,5H),8.93(s,1H).
参考例105
Figure 2013115265
エチル=4−ベンジル−6−クロロピリミジン−5−カルボキシラート755mgおよびO−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩740mgのN−エチルジイソプロピルアミン10mL懸濁液を、100〜110℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;90-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のエチル=4−ベンジル−6−((ベンジルオキシ)アミノ)ピリミジン−5−カルボキシラート991mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.21(t,J=7.2Hz,3H),4.23(q,J=7.1Hz,2H),4.34(s,2H),5.01(s,2H),7.14-7.50(m,10H),8.73(s,1H),9.77(brs,1H).
参考例106
Figure 2013115265
エチル=4−ベンジル−6−((ベンジルオキシ)アミノ)ピリミジン−5−カルボキシラート991mgおよびトリエチルアミン762μLの塩化メチレン10mL溶液に氷冷下、エチルマロニルクロリド704μLを滴下し、氷冷下で35分間、室温で2時間15分間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン762μLを加え、氷冷下、エチルマロニルクロリド704μLを滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;75-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物2.01gを得た。得られた褐色油状物2.01gのエタノール26mL溶液に、20%ナトリウムエトキシド/エタノール溶液2.3gを滴下し、室温で1時間10分間攪拌した。反応混合物に2mol/L塩酸を加え、pH2に調整し、室温で15分間、氷冷下で15分間攪拌した。析出物を濾取し、黄色固体のエチル=4−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート834mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.49(t,J=7.1Hz,3H),4.55(q,J=7.2Hz,2H),4.75(s,2H),5.23(s,2H),7.20-7.48(m,8H),7.65-7.74(m,2H),9.09(s,1H).
参考例107
Figure 2013115265
エチル=4−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgに、2mol/L塩酸5mLおよびジオキサン5mLを加え、3時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の4−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン40mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.70(s,2H),5.25(s,2H),6.33(s,1H),7.14-7.42(m,8H),7.58-7.68(m,2H),9.05(s,1H),11.17(brs,1H).
参考例108
Figure 2013115265
エチル=4−ヒドロキシ−6−フェニルピリミジン−5−カルボキシラート2.50gおよびN−エチルジイソプロピルアミン1.93mLのトルエン25mL懸濁液に、オキシ塩化リン1.05mLを滴下し、70〜80℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物に氷冷下、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液30mLを加えた後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、褐色油状物2.80gを得た。得られた褐色油状物730mgおよびN−(ベンジルオキシ)−2−フェニルアセトアミド941mgのDMF10mL溶液に氷冷下、炭酸カリウム0.97gを加え、氷冷下で30分間、室温で3時間30分間、50〜60℃で3時間、70〜80℃で5時間30分間攪拌した。反応混合物に、酢酸エチルおよび水を加えた。水層を分取し、酢酸エチルで4回洗浄した後、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4,6−ジフェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン79mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:5.36(s,2H),6.22(brs,1H),7.36-7.53(m,11H),7.53-7.60(m,2H),7.68-7.77(m,2H),9.16(s,1H).
参考例109
Figure 2013115265
エチル=4−ヒドロキシ−6−フェニルピリミジン−5−カルボキシラート2.50gおよびN−エチルジイソプロピルアミン1.93mLのトルエン25mL懸濁液に、オキシ塩化リン1.05mLを滴下し、70〜80℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物に氷冷下、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液30mLを加えた後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、褐色油状物2.80gを得た。得られた褐色油状物1.16gおよびN−(ベンジルオキシ)プロパンアミド1.08gのDMF12mL溶液に氷冷下、炭酸カリウム1.49gを加え、氷冷下で1時間15分間、室温で9時間、50〜60℃で1時間30分間、60〜70℃で4時間30分間、50〜60℃で2時間攪拌した。反応混合物に、酢酸エチルおよび水を加えた。水層を分取し、酢酸エチルで洗浄した後、2mol/L塩酸を滴下しpH2に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;65-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−6−メチル−4−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン182mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.11(s,3H),5.30(s,2H),7.34-7.47(m,3H),7.56-7.64(m,5H),7.68-7.78(m,2H),9.07(s,1H).
参考例110
Figure 2013115265
エチル=4−クロロ−6−メチルピリミジン−5−カルボキシラート598mgおよびN−(ベンジルオキシ)プロパンアミド961mgのDMF12mL溶液に氷冷下、炭酸カリウム1.03gを加え、氷冷下で1時間、室温で11時間、50〜60℃で1時間30分間、60〜70℃で6時間攪拌した。反応混合物に、酢酸エチルおよび水を加えた。水層を分取し、酢酸エチルを加え、2mol/L塩酸を滴下し、pH2に調整した。有機層を分取し、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;60-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4,6−ジメチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.22(s,3H),2.99(s,3H),5.26(s,2H),7.33-7.44(m,3H),7.64-7.74(m,2H),8.95(s,1H).
参考例111
Figure 2013115265
4,6−ジクロロピリミジン−5−カルバルデヒド619mg,エチル=3−((ベンジルオキシ)アミノ)−3−オキソプロパノアート1.08gおよびトリエチルアミン1.12mLのTHF12mL溶液を、室温で2時間攪拌した。反応混合物に、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;75-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート424mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.45(t,J=7.1Hz,3H),4.48(q,J=7.1Hz,2H),5.30(s,2H),7.37-7.44(m,3H),7.63-7.72(m,2H),8.65(s,1H),8.94(s,1H).
参考例112
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート153mg、ベンジルアミン47μLおよびトリエチルアミン59μLのジオキサン5mL溶液を、室温で3時間30分間攪拌した。反応混合物に、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;75-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、無色油状物のエチル=4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート146mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.38(t,J=7.1Hz,3H),4.39(q,J=7.1Hz,2H),4.84(q,J=5.4Hz,2H),5.26(s,2H),6.24-6.32(m,1H),7.28-7.43(m,8H),7.64-7.73(m,2H),8.47(s,1H),8.62(s,1H).
参考例113
Figure 2013115265
エチル=4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート92mgに、ジオキサン3mLおよび2mol/L塩酸3mLを加え、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、析出物を濾取し、白色固体の4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸43mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.77(d,J=5.6Hz,2H),5.21(s,2H),7.24-7.30(m,1H),7.30-7.40(m,4H),7.41-7.49(m,3H),7.63-7.69(m,2H),8.60(s,1H),9.20(s,1H),9.47-9.55(m,1H).
参考例114
Figure 2013115265
4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸40mg、ベンジルアミン16μL、N−エチルジイソプロピルアミン52μLおよびDMF0.2mLに、氷冷下、HATU57mgを加え、氷冷下で1時間30分間、室温で3時間攪拌した。反応混合物に、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;70-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、無色油状物のN−ベンジル−4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド28mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.57(d,J=5.9Hz,2H),4.76(d,J=5.4Hz,2H),5.28(s,2H),7.01-7.14(m,1H),7.20-7.43(m,13H),7.61-7.71(m,2H),8.63(s,1H),9.04(s,1H),9.78-9.91(m,1H).
参考例115
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン116μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(2−(ピリジン−3−イル)フェニル)メタンアミン二塩酸塩162mg、トリエチルアミン295μLおよびジオキサン12mLを加え、室温で5時間5分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物448mgを得た。得られた褐色油状物448mgに、メタノール10mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加え、60〜70℃で4時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-80%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピリジン−3−イル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.78(s,3H),4.34(d,J=4.9Hz,2H),5.10-5.20(m,1H),5.22(s,2H),5.58(s,1H),7.10-7.60(m,7H),7.60-7.80(m,4H),8.60-8.68(m,2H),8.87(s,1H).
参考例116
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン103μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン236μLおよびジオキサン6mLを加え、室温で5時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン52mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.06-3.16(m,2H),3.56-3.65(m,2H),4.44(s,2H),5.17(s,2H),6.15(s,1H),7.23(s,4H),7.38-7.48(m,3H),7.62-7.70(m,2H),9.10(s,1H),9.15(s,1H).
参考例117
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン103μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−アミン266μLおよびジオキサン5mLを加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-15%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物の8−(ベンジルオキシ)−5−((1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.75-2.00(m,2H),2.00-2.20(m,2H),2.65-3.00(m,2H),4.72-4.84(m,1H),5.06-5.14(m,1H),5.28(s,2H),5.91(s,1H),7.05-7.45(m,7H),7.60-7.75(m,2H),8.76(s,1H),9.07(s,1H).
参考例118
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン103μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に40%メチルアミン/メタノール溶液190μLおよびジオキサン5mLを加え、室温で6時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物の8−(ベンジルオキシ)−5−(メチルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン8mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.98(d,J=4.6Hz,3H),5.26(s,2H),5.36-5.50(m,1H),5.68(s,1H),7.30-7.48(m,3H),7.54-7.72(m,2H),8.90(s,1H),9.07(s,1H).
参考例119
Figure 2013115265
エチル=4,6−ジクロロピリミジン−5−カルボキシラート3.47g、O−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩2.51gおよびトリエチルアミン5.68mLのTHF20mL懸濁液を、室温で5時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;90-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のエチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−6−クロロピリミジン−5−カルボキシラート3.40gを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.35(t,J=7.2Hz,3H),4.33(q,J=7.2Hz,2H),4.98(s,2H),7.30-7.49(m,5H),8.51(s,1H),9.63(brs,1H).
参考例120
Figure 2013115265
エチル=4−((ベンジルオキシ)アミノ)−6−クロロピリミジン−5−カルボキシラート3.40gおよびトリエチルアミン3.06mLの塩化メチレン25mL溶液に氷冷下、エチルマロニルクロリド2.83mLを滴下し、室温で2時間30分間攪拌した。不溶物を濾去し、塩化メチレンで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;95-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物4.40gを得た。得られた黄色油状物4.40gおよびトリエチルアミン2.89mLの塩化メチレン25mL溶液を、室温で4時間攪拌した。反応混合物に、クロロホルムおよび水を加え、2mol/L塩酸を滴下し、pH2に調整し、有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート1.64gを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.50(t,J=7.1Hz,3H),4.57(q,J=7.2Hz,2H),5.24(s,2H),7.35-7.45(m,3H),7.63-7.71(m,2H),8.89(s,1H).
参考例121
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgに、ジオキサン5mLおよび2mol/L塩酸5mLを加え、3時間20分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4,5−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン60mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.11(s,2H),5.78(s,1H),7.38-7.47(m,3H),7.56-7.64(m,2H),8.52(s,1H),11.84(s,1H),13.50(brs,1H).
参考例122
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート80mg、トリエチルアミン62μLおよびベンジルアミン49μLのジオキサン5mL溶液を、1時間30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;95-70%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−ベンジル−4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド83mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.63(d,J=6.0Hz,2H),4.85(d,J=5.6Hz,2H),5.22(s,2H),7.28-7.42(m,13H),7.60-7.70(m,2H),8.56(s,1H),8.70-8.88(m,1H),10.34-10.48(m,1H).
参考例123
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート80mg、トリエチルアミン30μLおよびベンジルアミン23μLのジオキサン5mL溶液を、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、橙色固体の4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.77(d,J=6.0Hz,2H),5.08(s,2H),5.76(s,1H),7.20-7.28(m,1H),7.28-7.50(m,7H),7.58-7.65(m,2H),8.42(s,1H),8.47-8.58(m,1H),12.60(brs,1H).
参考例124
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート80mg、トリエチルアミン30μLおよびフェネチルアミン27μLのジオキサン5mL溶液を、3時間40分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、淡黄色油状物の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−((2−フェニルエチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン55mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.85(t,J=7.4Hz,2H),3.60-3.80(m,2H),5.15(s,2H),6.02(s,1H),7.14-7.40(m,9H),7.51-7.64(m,2H),7.99(brs,1H),8.46(s,1H).
参考例125
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート80mg、トリエチルアミン30μLおよびアニリン19μLのジオキサン5mL溶液を、30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-92%クロロホルム/メタノール]で精製し、淡黄色固体の4−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−N−フェニル−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド37mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:5.30(s,2H),7.18-7.28(m,3H),7.36-7.48(m,7H),7.60-7.74(m,6H),8.66(s,1H),10.41(s,1H),12.19(s,1H).
参考例126
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mg、トリエチルアミン37μLおよびアニリン24μLのジオキサン5mL溶液を、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、淡黄色固体107mgを得た。得られた淡黄色固体107mgに、ジオキサン6mLおよび2mol/L塩酸6mLを加え、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の4−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン48mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.07(s,2H),5.28(brs,1H),7.00-7.10(m,1H),7.30-7.47(m,6H),7.59-7.67(m,2H),7.67-7.76(m,2H),8.44(s,1H).
参考例127
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン150mgおよびトリエチルアミン147μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物174μLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メタンアミン280mgおよびジオキサン7mLを加え、70〜80℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-92%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.04(s,3H),4.68(d,J=5.2Hz,2H),5.07(s,2H),5.46(s,1H),7.00-7.12(m,1H),7.34-7.48(m,3H),7.54-7.72(m,2H),7.84-7.98(m,1H),8.09-8.18(m,1H),8.83-8.88(m,1H),8.91(s,1H).
参考例128
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で3時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にtert−ブチル=(3−(アミノメチル)フェニル)(メチル)カルバマート150mg、トリエチルアミン88μLおよびジオキサン10mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;80-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物222mgを得た。得られた褐色油状物222mgに、メタノール9mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液9mLを加え、50〜60℃で6時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物のtert−ブチル=(3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)(メチル)カルバマート64mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.39-1.50(m,9H),2.95(s,3H),3.28(s,3H),4.37(d,J=4.6Hz,2H),5.25(s,2H),5.36-5.42(m,1H),5.73(s,1H),7.12-7.44(m,7H),7.61-7.73(m,2H),8.90(s,1H).
参考例129
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で40分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2−(ピリジン−3−イル)エタンアミン99μL、トリエチルアミン117μLおよびジオキサン6mLを加え、室温で2時間15分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物200mgを得た。得られた褐色油状物200mgに、メタノール9mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液9mLを加え、60〜70℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピリジン−3−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン65mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.70(s,3H),3.05(t,J=6.8Hz,2H),3.44-3.55(m,2H),5.00-5.10(m,1H),5.21(s,2H),5.66(s,1H),7.26-7.32(m,1H),7.32-7.42(m,3H),7.56-7.62(m,1H),7.62-7.74(m,2H),8.48-8.58(m,2H),8.83(s,1H).
参考例130
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で40分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2−(ピリジン−4−イル)エタンアミン100μL、トリエチルアミン117μLおよびジオキサン6mLを加え、室温で3時間40分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、橙色油状物127mgを得た。得られた橙色油状物127mgに、メタノール8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、50〜60℃で2時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、淡黄色油状物の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピリジン−4−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン17mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.69(s,3H),3.06(t,J=6.7Hz,2H),3.47-3.60(m,2H),4.90-5.03(m,1H),5.23(s,2H),5.71(s,1H),7.16-7.22(m,2H),7.32-7.42(m,3H),7.62-7.72(m,2H),8.54-8.62(m,2H),8.85(s,1H).
参考例131
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にアニリン77μL、トリエチルアミン117μLおよびジオキサン6mLを加え、室温で5時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物79mgを得た。得られた褐色油状物79mgに、メタノール7mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液7mLを加え、50〜60℃で5時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色油状物の5−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.09(s,3H),5.25(s,2H),6.09(s,1H),6.45(s,1H),7.22-7.33(m,2H),7.33-7.54(m,6H),7.64-7.74(m,2H),8.94(s,1H).
参考例132
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で40分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(1H−インドール−6−イル)メタンアミン123mg、トリエチルアミン117μLおよびジオキサン7mLを加え、室温で1時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、淡褐色固体154mgを得た。得られた淡褐色固体154mgに、メタノール8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、50〜60℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で20分間攪拌した後、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−インドール−6−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン106mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.04(s,3H),4.56(d,J=5.1Hz,2H),5.05(s,2H),5.50(s,1H),6.40(brs,1H),6.92-7.04(m,1H),7.09(d,J=8.3Hz,1H),7.27-7.68(m,8H),8.89(s,1H),11.04(s,1H).
参考例133
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(1H−インドール−4−イル)メタンアミン123mg、トリエチルアミン117μLおよびジオキサン6mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物172mgを得た。得られた褐色油状物170mgに、メタノール8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、50〜60℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH2に調整し、室温で20分間攪拌した後、析出物を濾取し、褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−インドール−4−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン121mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,3H),4.70(d,J=5.1Hz,2H),5.06(s,2H),5.48(s,1H),6.69(s,1H),6.96-7.14(m,3H),7.28-7.50(m,5H),7.56-7.72(m,2H),8.89(s,1H),11.24(s,1H).
参考例134
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に4−アミノ−1−メチルピペリジン106μL、トリエチルアミン117μLおよびジオキサン6mLを加え、室温で1時間55分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色油状物247mgを得た。得られた黄色油状物247mgに、メタノール8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、50〜60℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン46mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.54-1.70(m,2H),1.88-2.04(m,2H),2.06-2.22(m,2H),2.19(s,3H),2.61-2.78(m,2H),2.92(s,3H),3.25-3.50(m,1H),5.10(s,2H),5.61(s,1H),5.98(d,J=6.8Hz,1H),7.36-7.46(m,3H),7.58-7.68(m,2H),8.86(s,1H).
参考例135
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で50分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に5−(アミノメチル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン塩酸塩138mg、トリエチルアミン234μLおよびジオキサン8mLを加え、室温で2時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物89mgを得た。得られた褐色油状物89mgに、メタノール7mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液7mLを加え、50〜60℃で1時間25分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン37mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:3.03(s,3H),4.52(s,2H),5.16(s,2H),5.64(s,1H),7.01-7.07(m,1H),7.10-7.16(m,2H),7.32-7.39(m,3H),7.57-7.66(m,2H),8.85(s,1H).
参考例136
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で40分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2−(ピリジン−2−イル)エタンアミン101μL、トリエチルアミン117μLおよびジオキサン6mLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物142mgを得た。得られた褐色油状物142mgに、メタノール7mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液7mLを加え、50〜60℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピリジン−2−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン65mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.08(s,3H),3.21(t,J=5.9Hz,2H),3.44-3.60(m,2H),5.24(s,2H),5.67(s,1H),7.05-7.18(m,1H),7.18-7.44(m,5H),7.60-7.80(m,3H),8.47-8.57(m,1H),8.88(s,1H).
参考例137
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で50分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(1H−インドール−5−イル)メタンアミンシュウ酸塩199mg、トリエチルアミン351μLおよびジオキサン7mLを加え、室温で2時間25分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;85-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色固体73mgを得た。得られた褐色固体73mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、50〜60℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH4に調整し、室温で10分間攪拌した後、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−インドール−5−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン59mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.03(s,3H),4.52(d,J=5.1Hz,2H),5.05(s,2H),5.50(s,1H),6.38-6.44(m,1H),6.90-7.00(m,1H),7.17(dd,J=8.3,1.5Hz,1H),7.32-7.48(m,5H),7.56-7.70(m,3H),8.88(s,1H),11.09(s,1H).
参考例138
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で50分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(6−フェニルピリジン−3−イル)メタンアミン156mg、トリエチルアミン117μLおよびジオキサン7mLを加え、室温で1時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、淡黄色固体174mgを得た。得られた淡黄色固体174mgに、メタノール6mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6mLを加え、50〜60℃で5時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルおよび水を加え、有機層を分取した。飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色油状物の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−フェニルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン90mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.96(s,3H),4.46(d,J=4.6Hz,2H),5.26(s,2H),5.30-5.36(m,1H),5.79(s,1H),7.34-7.42(m,3H),7.42-7.54(m,3H),7.64-7.74(m,2H),7.75-7.82(m,2H),7.96-8.04(m,2H),8.72-8.77(m,1H),8.91(s,1H).
参考例139
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgおよびトリエチルアミン117μLの塩化メチレン5mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(1H−インドール−2−イル)メタンアミン123mg、トリエチルアミン117μLおよびジオキサン6mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色固体277mgを得た。得られた褐色固体277mgに、メタノール7mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液7mLを加え、50〜60℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−インドール−2−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン72mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.06(s,3H),4.63(d,J=5.1Hz,2H),5.06(s,2H),5.63(s,1H),6.40-6.48(m,1H),6.84-6.92(m,1H),6.92-7.01(m,1H),7.01-7.08(m,1H),7.32-7.51(m,5H),7.57-7.63(m,2H),8.90(s,1H),11.06(s,1H).
参考例140
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン104μLの塩化メチレン5.0mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物にクロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にフェニルボロン酸54mg、炭酸ナトリウム79mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)21mgおよびジオキサン5.0mLを加え、窒素雰囲気下、4時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加え、不溶物を濾去後、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;90-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン46mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:5.37(s,2H),6.80(s,1H),7.38-7.50(m,5H),7.54-7.59(m,3H),7.69-7.75(m,2H),8.87(s,1H),9.16(s,1H).
参考例141
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン200mgおよびトリエチルアミン207μLの塩化メチレン10mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物244μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にジオキサン10mLを加え、氷冷下、4−ブロモベンジルアミン塩酸塩826mgおよびN−エチルジイソプロピルアミン647μLのジオキサン10mL懸濁液に滴下した。反応混合物を90〜95℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールに懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−ブロモベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン32mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.41(d,J=5.1Hz,2H),5.11-5.19(m,1H),5.26(s,2H),5.72(s,1H),7.22-7.30(m,2H),7.34-7.42(m,3H),7.51-7.56(m,2H),7.63-7.69(m,2H),8.84(s,1H),9.10(s,1H).
参考例142
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−ブロモベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgのエチレングリコールジメチルエーテル3.0mL懸濁液に、水0.90mL、フェニルボロン酸10mg、炭酸ナトリウム15mgおよびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド2.4mgを加え、窒素雰囲気下、1時間30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加え、不溶物を濾去した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((ビフェニル−4−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン17mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.48(d,J=5.2Hz,2H),5.14-5.20(m,1H),5.28(s,2H),5.81(s,1H),7.34-7.42(m,4H),7.42-7.50(m,4H),7.57-7.71(m,6H),8.86(s,1H),9.10(s,1H).
参考例143
Figure 2013115265
1−(ベンジルオキシ)−4−ヒドロキシピリミド[4,5−d]ピリミジン−2(1H)−オン75mgのN−エチルジイソプロピルアミン0.48mL懸濁液に、塩化ホスホリル0.26mLを加え、65℃で5分間加熱攪拌後、80℃で5分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にベンジルアミン0.12mLおよび塩化メチレン1.5mLを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物にクロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、10%クエン酸水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の4−(ベンジルアミノ)−1−(ベンジルオキシ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2(1H)−オン39mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.85(d,J=5.4Hz,2H),5.29(s,2H),6.25-6.32(m,1H),7.32-7.43(m,8H),7.62-7.69(m,2H),8.82(s,1H),9.10(s,1H).
参考例144
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン104μLの塩化メチレン5.0mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物にクロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に((E)−2−フェニルビニル)ボロン酸66mg、炭酸ナトリウム79mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)21mgおよびジオキサン5.0mLを加え、窒素雰囲気下、4時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;90-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((E)−2−フェニルビニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン36mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:5.34(s,2H),7.00(s,1H),7.30-7.49(m,8H),7.57-7.62(m,2H),7.66-7.72(m,2H),9.17(s,1H),9.19(s,1H).
参考例145
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン500mgのDMF7.5mL溶液に、炭酸カリウム308mgおよびベンジルブロミド243μLを加え、室温で4時間30分間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよび水を加え、析出物を濾取し、淡赤色固体の5,8−ビス(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン326mgを得た。濾液の有機層を分取し、10%クエン酸水溶液で2回洗浄後、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;90-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の6−ベンジル−5,8−ビス(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン63mgを得た。
5,8−ビス(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン
1H-NMR(CDCl3)δ値:5.20(s,2H),5.28(s,2H),6.16(s,1H),7.34-7.48(m,8H),7.63-7.69(m,2H),9.14(s,1H),9.17(s,1H).
6−ベンジル−5,8−ビス(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.05(s,2H),5.04(s,2H),5.32(s,2H),7.16-7.46(m,13H),7.60-7.67(m,2H),8.96(s,1H),9.10(s,1H).
参考例146
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン104μLの塩化メチレン5.0mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にジオキサン2.5mLを加え、ベンジル=4−(アミノメチル)ベンゾアート塩酸塩516mgおよびN−エチルジイソプロピルアミン388μLのジオキサン2.5mL懸濁液に加えた。反応混合物を70〜75℃で1時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、不溶物を濾去し、酢酸エチルで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のベンジル=4−(((8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゾアート12mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.52(d,J=4.9Hz,2H),5.18-5.25(m,1H),5.26(s,2H),5.38(s,2H),5.70(s,1H),7.32-7.48(m,10H),7.63-7.68(m,2H),8.08-8.14(m,2H),8.86(s,1H),9.10(s,1H).
参考例147
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン104μLの塩化メチレン5.0mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に4−(ジメチルアミノ)ベンジルアミン139mgおよびジオキサン5.0mLを加え、窒素雰囲気下、80〜90℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-92%クロロホルム/メタノール]で精製し、酢酸エチル、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、橙色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ジメチルアミノ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン26mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.98(s,6H),4.28(d,J=4.6Hz,2H),4.93-4.99(m,1H),5.27(s,2H),5.81(s,1H),6.72-6.77(m,2H),7.22-7.30(m,2H),7.34-7.42(m,3H),7.64-7.71(m,2H),8.77(s,1H),9.07(s,1H).
参考例148
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン104μLの塩化メチレン5.0mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物122μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)メタンアミン309mgおよびジオキサン5.0mLを加え、窒素雰囲気下、80〜90℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-15%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールに懸濁させ、析出物を濾取し、橙色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ベンジルオキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.34(d,J=4.9Hz,2H),5.01-5.08(m,1H),5.09(s,2H),5.27(s,2H),5.78(s,1H),6.98-7.03(m,2H),7.25-7.47(m,10H),7.64-7.70(m,2H),8.80(s,1H),9.08(s,1H).
参考例149
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート60mgにベンジルアミン0.60mLを加え、75〜80℃で15分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび10%クエン酸水溶液を加え、析出物を濾取した。得られた固体にクロロホルムおよび10%クエン酸水溶液を加えた。有機層を分取し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のN−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド57mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.67(d,J=6.1Hz,2H),5.26(s,2H),7.29-7.44(m,8H),7.61-7.67(m,2H),9.23(s,1H),9.40(s,1H),10.04-10.14(m,1H).
参考例150
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート120mgおよびトリエチルアミン94μLの塩化メチレン6.0mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物111μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−ピコリルアミン171μLおよびジオキサン6.0mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;98-95%クロロホルム/メタノール]で精製した後、酢酸エチル、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、橙色固体92mgを得た。得られた橙色固体90mgに、メタノール4.5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4.5mLを加え、60〜70℃で2時間加熱攪拌後、70〜80℃で1時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.95(s,3H),4.44(d,J=4.9Hz,2H),5.25(s,2H),5.28-5.35(m,1H),5.74(s,1H),7.33-7.42(m,4H),7.65-7.74(m,3H),8.64(dd,J=4.8,1.6Hz,1H),8.68(d,J=2.0Hz,1H),8.91(s,1H).
参考例151
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート210mgにDMF1.1mLおよび25%アンモニア水溶液1.1mLを加えて封管し、140℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび2mol/L塩酸を加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-98%クロロホルム/メタノール]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド66mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.20(s,2H),7.39-7.49(m,3H),7.63-7.69(m,2H),9.07(brs,1H),9.25(brs,1H),9.30(s,1H),9.32(s,1H).
参考例152
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド35mgおよびトリエチルアミン31μLの塩化メチレン1.8mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物37μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にベンジルアミン61μLおよび塩化メチレン1.8mLを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボニトリル11mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:5.12(d,J=4.9Hz,2H),5.27(s,2H),5.72-5.79(m,1H),7.36-7.49(m,8H),7.62-7.69(m,2H),8.89(s,1H),9.13(s,1H).
参考例153
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン40mgおよびトリエチルアミン41μLの塩化メチレン2.0mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物49μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(3,4−ビス(メトキシメトキシ)フェニル)メタンアミン135mgおよびジオキサン2.0mLを加え、窒素雰囲気下、80〜90℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、酢酸エチルおよび10%クエン酸水溶液を加えた。有機層を分取し、10%クエン酸水溶液、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、褐色油状物23mgを得た。得られた褐色油状物23mgのメタノール1.0mL溶液に、メタンスルホン酸16μLを加え、室温で2時間30分間攪拌した。析出物を濾取し、得られた固体に酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3,4−ジヒドロキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:4.37(s,2H),5.19(s,2H),5.59(s,1H),6.68-6.74(m,1H),6.75(d,J=8.1Hz,1H),6.81(d,J=1.7Hz,1H),7.33-7.39(m,3H),7.59-7.64(m,2H),9.06(s,1H),9.32(s,1H).
参考例154
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgにトリエチルアミン78μLおよび塩化メチレン5.0mLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物92μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(4−(メトキシメトキシ)フェニル)メタンアミン188mgおよびジオキサン5.0mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物73mgを得た。得られた褐色油状物72mgに、メタノール3.5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.5mLを加え、窒素雰囲気下、70〜80℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(メトキシメトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン32mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.91(s,3H),3.50(s,3H),4.30(d,J=4.6Hz,2H),5.20(s,2H),5.23-5.28(m,3H),5.76(s,1H),7.05-7.11(m,2H),7.24-7.42(m,5H),7.66-7.71(m,2H),8.89(s,1H).
参考例155
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(メトキシメトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン31mgのメタノール3.0mLおよびジオキサン1.0mL溶液に、メタンスルホン酸14μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にメタンスルホン酸9μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にメタンスルホン酸23μLを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物にメタンスルホン酸23μLを加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;50-10%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン21mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:3.01(s,3H),4.40(s,2H),5.18(s,2H),5.65(s,1H),6.77-6.84(m,2H),7.22-7.29(m,2H),7.33-7.40(m,3H),7.58-7.66(m,2H),8.84(s,1H).
参考例156
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート30mgにベンジルアミン0.30mLを加え、75〜80℃で15分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび1mol/L塩酸を加えた。有機層を分取し、1mol/L塩酸で2回洗浄後、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド27mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.05(s,3H),4.67(d,J=5.9Hz,2H),5.24(s,2H),7.24-7.46(m,8H),7.62-7.68(m,2H),9.02(s,1H),10.26-10.36(m,1H).
参考例157
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgにトリエチルアミン78μLおよび塩化メチレン5.0mLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物92μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(2−(メトキシメトキシ)フェニル)メタンアミン188mgおよびジオキサン5.0mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、橙色油状物65mgを得た。得られた橙色油状物64mgに、メタノール3.2mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.2mLを加え、窒素雰囲気下、70〜80℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2−(メトキシメトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン21mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.93(s,3H),3.49(s,3H),4.40(d,J=4.9Hz,2H),5.24(s,2H),5.27(s,2H),5.54-5.62(m,1H),5.81(s,1H),7.00-7.07(m,1H),7.15-7.21(m,1H),7.23-7.42(m,5H),7.65-7.71(m,2H),8.88(s,1H).
参考例158
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2−(メトキシメトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgのメタノール2.0mLおよびジオキサン1.0mL溶液に、メタンスルホン酸15μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にメタンスルホン酸60μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物にメタンスルホン酸45μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にメタンスルホン酸60μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:3.02(s,3H),4.48(s,2H),5.18(s,2H),5.72(s,1H),6.80-6.87(m,2H),7.10-7.17(m,1H),7.25-7.30(m,1H),7.33-7.39(m,3H),7.59-7.65(m,2H),8.84(s,1H).
参考例159
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgにトリエチルアミン78μLおよび塩化メチレン5.0mLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物92μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(3,4−ビス(メトキシメトキシ)フェニル)メタンアミン256mgおよびジオキサン5.0mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物96mgを得た。得られた褐色油状物95mgに、メタノール4.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4.0mLを加え、窒素雰囲気下、70〜80℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよび2−プロパノールの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3,4−ビス(メトキシメトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン24mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.93(s,3H),3.52(s,3H),3.54(s,3H),4.28(d,J=4.4Hz,2H),5.22-5.30(m,7H),5.75(s,1H),6.98(dd,J=8.3,1.9Hz,1H),7.19(d,J=8.3Hz,1H),7.21(d,J=2.2Hz,1H),7.34-7.42(m,3H),7.66-7.71(m,2H),8.89(s,1H).
参考例160
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3,4−ビス(メトキシメトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン23mgのメタノール2.0mLおよびジオキサン1.0mL懸濁液に、メタンスルホン酸15μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にメタンスルホン酸15μLを加え、室温で2時間30分間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3,4−ジヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00(s,3H),4.29(d,J=5.4Hz,2H),5.07(s,2H),5.43(s,1H),6.68(dd,J=8.2,1.8Hz,1H),6.72(d,J=7.8Hz,1H),6.80(d,J=1.7Hz,1H),6.81-6.87(m,1H),7.36-7.45(m,3H),7.59-7.64(m,2H),8.83(brs,1H),8.86-8.92(m,2H).
参考例161
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgにトリエチルアミン78μLおよび塩化メチレン5.0mLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物92μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(3−(メトキシメトキシ)フェニル)メタンアミン188mgおよびジオキサン5.0mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物76mgを得た。得られた褐色油状物75mgに、メタノール3.8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.8mLを加え、窒素雰囲気下、70〜80℃で40分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3−(メトキシメトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.95(s,3H),3.49(s,3H),4.35(d,J=4.4Hz,2H),5.20(s,2H),5.25(s,2H),5.32-5.37(m,1H),5.74(s,1H),6.99-7.08(m,3H),7.30-7.42(m,4H),7.66-7.70(m,2H),8.90(s,1H).
参考例162
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3−(メトキシメトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgのメタノール2.0mL懸濁液に、メタンスルホン酸14μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にメタンスルホン酸14μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:3.05(s,3H),4.46(s,2H),5.17(s,2H),5.61(s,1H),6.67-6.74(m,1H),6.81-6.91(m,2H),7.19(dd,J=7.8,7.8Hz,1H),7.32-7.39(m,3H),7.58-7.64(m,2H),8.85(s,1H).
参考例163
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート50mgのメタノール1.5mL懸濁液に、28%ナトリウムメトキシド/メタノール溶液257mgを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物にクロロホルムおよび1mol/L塩酸を加えた。有機層を分取し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メトキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート35mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.49(t,J=7.1Hz,3H),4.20(s,3H),4.49-4.58(m,2H),5.25(s,2H),7.35-7.43(m,3H),7.65-7.71(m,2H),8.72(s,1H).
参考例164
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メトキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート34mgおよびトリエチルアミン25μLの塩化メチレン2.0mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物30μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物にベンジルアミン50μLを加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のエチル=5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メトキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート36mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.40(t,J=7.1Hz,3H),4.01(s,3H),4.34-4.45(m,4H),5.25(s,2H),7.31-7.45(m,8H),7.57-7.64(m,1H),7.66-7.73(m,2H),8.63(s,1H).
参考例165
Figure 2013115265
5,8−ビス(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン25mgのアセトニトリル2.5mL懸濁液に、TFA5μLおよびN−ヨードスクシンイミド17mgを加え、室温で4時間攪拌後、65〜70℃で1時間、70〜75℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、N−ヨードスクシンイミド14mgを加え、70〜75℃で1時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、TFA5μLを加え、70〜75℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;90-60%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5,8−ビス(ベンジルオキシ)−6−ヨードピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:5.31(s,2H),5.33(s,2H),7.37-7.46(m,6H),7.46-7.53(m,2H),7.65-7.71(m,2H),8.92(s,1H),9.15(s,1H).
参考例166
Figure 2013115265
5,8−ビス(ベンジルオキシ)−6−ヨードピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgのエチレングリコールジメチルエーテル1.8mL懸濁液に、水0.54mL、4−メトキシフェニルボロン酸7mg、炭酸ナトリウム8mgおよびビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド1mgを加え、窒素雰囲気下、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;90-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5,8−ビス(ベンジルオキシ)−6−(4−メトキシフェニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.89(s,3H),4.65(s,2H),5.31(s,2H),7.03-7.08(m,2H),7.13-7.18(m,2H),7.28-7.33(m,3H),7.36-7.42(m,3H),7.50-7.56(m,2H),7.65-7.71(m,2H),9.09(s,1H),9.12(s,1H).
参考例167
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン400mgのDMF4.0mL溶液に、N−ヨードスクシンイミド351mgを加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび0.5mol/L塩酸を加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、0.5mol/L塩酸および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、赤色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−6−ヨードピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン488mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.16(s,2H),7.38-7.49(m,3H),7.61-7.68(m,2H),9.18(s,1H),9.25(s,1H).
参考例168
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−6−ヨードピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgおよびトリエチルアミン71μLの塩化メチレン5.0mL溶液に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物83μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にベンジルアミン138μLおよびジオキサン5.0mLを加え、60℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;90-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−6−ヨードピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.80(d,J=6.6Hz,2H),5.29(s,2H),5.32-5.40(m,1H),7.34-7.46(m,8H),7.66-7.72(m,2H),9.11(s,1H),9.19(s,1H).
参考例169
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−6−ヨードピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgのエチレングリコールジメチルエーテル1.8mL溶液に、水0.54mL、フェニルボロン酸5mg、炭酸ナトリウム8mgおよびビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド1mgを加え、窒素雰囲気下、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;90-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−6−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:4.27-4.32(m,2H),4.51-4.58(m,1H),5.31(s,2H),7.10-7.15(m,2H),7.22-7.35(m,5H),7.35-7.47(m,6H),7.66-7.71(m,2H),9.07(s,1H),9.11(s,1H).
参考例170
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4,5−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン74mgのDMF3.7mL溶液に、炭酸カリウム36mgおよびヨウ化メチル15μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび10%クエン酸水溶液を加えた。有機層を分取し、10%クエン酸水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;90-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、メタノールに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン36mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.60(s,3H),5.24(s,2H),6.01(s,1H),7.34-7.40(m,3H),7.58-7.63(m,2H),8.15(s,1H),11.29(s,1H).
参考例171
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン26mgの塩化メチレン2.6mL溶液に、トリエチルアミン24μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物29μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にベンジルアミン47μLおよびジオキサン1.3mLを加え、65〜70℃で30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、酢酸エチルおよび2−プロパノールの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン22mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.53(s,3H),4.37(d,J=5.4Hz,2H),5.21(s,2H),5.51(s,1H),7.24-7.40(m,8H),7.59-7.64(m,2H),8.11(s,1H),8.88-8.95(m,1H).
参考例172
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−6−ヨードピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgのジオキサン2.0mL溶液に、2,4,6−トリメチルボロキシン9μL、炭酸カリウム11mg、炭酸セシウム13mgおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)2mgを加え、窒素雰囲気下、3時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物の5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−6−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.14(s,3H),4.12-4.20(m,1H),4.58(d,J=6.6Hz,2H),5.29(s,2H),7.27-7.43(m,8H),7.66-7.72(m,2H),9.06(s,1H),9.06(s,1H).
参考例173
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgの塩化メチレン5.0mL懸濁液に、トリエチルアミン98μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物116μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に2−ニトロベンジルアミン215mgおよびジオキサン5.0mLを加え、80〜90℃で1時間、90〜100℃で30分間加熱攪拌後、30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、2−ニトロベンジルアミン107mgを加え、30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、2−プロパノールに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−ニトロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン46mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.99(s,3H),4.80(d,J=5.8Hz,2H),5.22(s,2H),5.73(s,1H),5.96-6.04(m,1H),7.34-7.41(m,3H),7.52-7.59(m,1H),7.61-7.72(m,4H),8.15(dd,J=8.3,1.2Hz,1H),8.90(s,1H).
参考例174
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−ニトロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgのエタノール1.0mL懸濁液に、水0.15mL、塩化アンモニウム2mgおよび鉄粉8mgを加え、1時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、塩化アンモニウム2mgおよび鉄粉8mgを加え、30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。不溶物を濾去後、有機層を分取し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;75-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、淡黄色固体の5−((2−アミノベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.89(s,3H),3.80(brs,2H),4.25(d,J=4.2Hz,2H),5.23-5.29(m,3H),5.83(s,1H),6.77-6.86(m,2H),7.17-7.31(m,2H),7.35-7.42(m,3H),7.67-7.72(m,2H),8.89(s,1H).
参考例175
Figure 2013115265
5−((2−アミノベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン11mgの塩化メチレン1.0mL溶液に、トリエチルアミン6μLを加えた後、氷冷下、メタンスルホニルクロリド2μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン6μL、4−(ジメチルアミノ)ピリジン4mgおよびメタンスルホニルクロリド2μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン6μLおよびメタンスルホニルクロリド2μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、白色固体のN−(2−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド14mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.81(s,3H),3.45(s,6H),4.38-4.42(m,2H),5.27(s,2H),5.46-5.52(m,1H),5.87(s,1H),7.35-7.46(m,4H),7.48-7.66(m,3H),7.66-7.72(m,2H),8.89(s,1H).
参考例176
Figure 2013115265
N−(2−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド14mgのTHF1.0mL懸濁液に、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.10mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(2−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド9mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:3.04(s,3H),3.05(s,3H),4.70(s,2H),5.17(s,2H),5.58(s,1H),7.32-7.41(m,6H),7.48-7.53(m,1H),7.58-7.65(m,2H),8.85(s,1H).
参考例177
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgの塩化メチレン5.0mL溶液に、トリエチルアミン78μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物92μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1−(キノリン−3−イル)メタンアミン178mgおよびジオキサン5.0mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物91mgを得た。得られた褐色油状物90mgに、メタノール4.5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4.5mLを加え、窒素雰囲気下、55〜60℃で6時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル-100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((キノリン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.96(s,3H),4.61(d,J=4.9Hz,2H),5.25(s,2H),5.39-5.45(m,1H),5.81(s,1H),7.32-7.42(m,3H),7.59-7.70(m,3H),7.75-7.81(m,1H),7.83-7.87(m,1H),8.13-8.18(m,2H),8.92(s,1H),8.97(d,J=2.2Hz,1H).
参考例178
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン100mgの塩化メチレン5.0mL懸濁液に、トリエチルアミン98μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物116μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に4−ニトロベンジルアミン215mgおよびジオキサン5.0mLを加え、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-94%クロロホルム/メタノール]で精製した後、酢酸エチルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡橙色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((4−ニトロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン38mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.01(s,3H),4.56(d,J=5.4Hz,2H),5.24(s,2H),5.46-5.52(m,1H),5.63(s,1H),7.35-7.42(m,3H),7.52-7.58(m,2H),7.64-7.69(m,2H),8.25-8.30(m,2H),8.93(s,1H).
参考例179
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン150mgの塩化メチレン7.5mL懸濁液に、トリエチルアミン148μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物174μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に3−ニトロベンジルアミン363mgおよびジオキサン7.5mLを加え、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、酢酸エチルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−ニトロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン40mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.05(s,3H),4.66(d,J=5.6Hz,2H),5.06(s,2H),5.44(s,1H),7.07-7.13(m,1H),7.35-7.44(m,3H),7.57-7.63(m,2H),7.68(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.89-7.95(m,1H),8.12-8.18(m,1H),8.32-8.36(m,1H),8.91(s,1H).
参考例180
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−ニトロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン25mgのエタノール1.2mL懸濁液に、水0.18mL、塩化アンモニウム2mgおよび鉄粉10mgを加え、1時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、塩化アンモニウム1mgおよび鉄粉5mgを加え、30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、不溶物を濾去した。有機層を分取し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−((3−アミノベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.93(s,3H),3.71-3.79(m,2H),4.27(d,J=4.4Hz,2H),5.25(s,2H),5.29-5.36(m,1H),5.75(s,1H),6.65-6.70(m,2H),6.73-6.78(m,1H),7.16-7.22(m,1H),7.34-7.42(m,3H),7.66-7.71(m,2H),8.89(s,1H).
参考例181
Figure 2013115265
5−((3−アミノベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgの塩化メチレン1.8mL懸濁液に、トリエチルアミン10μLを加えた後、氷冷下、メタンスルホニルクロリド4μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に4−(ジメチルアミノ)ピリジン6mgを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン10μLおよびメタンスルホニルクロリド4μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン10μLおよびメタンスルホニルクロリド4μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン10μLおよびメタンスルホニルクロリド4μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、淡黄色固体のN−(3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド25mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.93(s,3H),3.41(s,6H),4.42(d,J=4.9Hz,2H),5.24(s,2H),5.34-5.39(m,1H),5.73(s,1H),7.32-7.43(m,5H),7.50-7.55(m,2H),7.63-7.70(m,2H),8.90(s,1H).
参考例182
Figure 2013115265
N−(3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド24mgのTHF1.2mL溶液に、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.12mLを加え、室温で2時間30分間攪拌した。反応混合物に2mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.12mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に2mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.12mLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド20mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:2.93(s,3H),3.07(s,3H),4.54(s,2H),5.17(s,2H),5.57(s,1H),7.12-7.18(m,1H),7.18-7.23(m,1H),7.32-7.39(m,5H),7.58-7.64(m,2H),8.86(s,1H).
参考例183
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2,4−ジメトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン22mgのメタノール2.2mL懸濁液に、メタンスルホン酸50μLを加え、50〜55℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;50-0%ヘキサン/酢酸エチル-100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−アミノ−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン8mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.99(s,3H),4.79(brs,2H),5.25(s,2H),5.86(s,1H),7.32-7.42(m,3H),7.65-7.70(m,2H),8.92(s,1H).
参考例184
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((4−ニトロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン23mgのエタノール1.2mL懸濁液に、水0.18mL、塩化アンモニウム2mgおよび鉄粉9mgを加え、1時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、塩化アンモニウム2mgおよび鉄粉9mgを加え、30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、不溶物を濾去した。有機層を分取し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色油状物の5−((4−アミノベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.88(s,3H),3.77(brs,2H),4.21(d,J=4.4Hz,2H),5.17-5.26(m,1H),5.25(s,2H),5.75(s,1H),6.68-6.74(m,2H),7.13-7.19(m,2H),7.32-7.42(m,3H),7.64-7.71(m,2H),8.87(s,1H).
参考例185
Figure 2013115265
5−((4−アミノベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgの塩化メチレン1.9mL溶液に、トリエチルアミン10μLおよび4−(ジメチルアミノ)ピリジン6mgを加えた後、氷冷下、メタンスルホニルクロリド4μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン10μLおよびメタンスルホニルクロリド4μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン21μLおよびメタンスルホニルクロリド8μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物にクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド19mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.04(s,3H),3.52(s,6H),4.54-4.59(m,2H),5.08(s,2H),5.46(s,1H),7.00-7.08(m,1H),7.36-7.47(m,3H),7.47-7.66(m,6H),8.90(s,1H).
参考例186
Figure 2013115265
N−(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド18mgのTHF1.0mL懸濁液に、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.20mLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド12mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:2.95(s,3H),3.05(s,3H),4.51(s,2H),5.18(s,2H),5.60(s,1H),7.24-7.30(m,2H),7.32-7.44(m,5H),7.58-7.64(m,2H),8.86(s,1H).
参考例187
Figure 2013115265
5−アミノ−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgの塩化メチレン1.0mL懸濁液に、トリエチルアミン7μLおよびベンゾイルクロリド5μLを加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン7μL、ベンゾイルクロリド5μLおよび4−(ジメチルアミノ)ピリジン4mgを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物に塩化メチレン2.0mL、トリエチルアミン15μLおよびベンゾイルクロリド5μLを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン15μLおよびベンゾイルクロリド5μLを加え、室温で3時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-93%クロロホルム/メタノール]で精製した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、白色固体のN−(8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ベンズアミド4mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.02(s,3H),5.29(s,2H),7.35-7.44(m,3H),7.54-7.71(m,6H),7.88-7.94(m,2H),8.36(brs,1H),8.97(s,1H).
参考例188
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgの塩化メチレン5.0mL溶液に、トリエチルアミン78μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物92μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に1−(N−Boc−アミノメチル)−3−(アミノメチル)ベンゼン94μLおよびトリエチルアミン59μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;クロロホルム]で精製し、黄色固体144mgを得た。得られた黄色固体143mgに、エタノール4.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4.0mLを加え、窒素雰囲気下、55〜60℃で30分間、60〜65℃で30分間、65〜70℃で3時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のtert−ブチル=(3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート20mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.45(s,9H),2.94(s,3H),4.30-4.40(m,4H),4.91(brs,1H),5.25(s,2H),5.31-5.38(m,1H),5.74(s,1H),7.20-7.43(m,7H),7.65-7.71(m,2H),8.90(s,1H).
参考例189
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン120mgの塩化メチレン6.0mL懸濁液に、トリエチルアミン118μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物139μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にジオキサン6.0mL、1−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メタンアミン110mgおよびN−エチルジイソプロピルアミン184μLを加え、3時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル-100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、5%炭酸カリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン7mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.96(s,3H),4.64-4.71(m,2H),5.25(s,2H),5.39-5.46(m,1H),5.70(s,1H),7.33-7.45(m,3H),7.62-7.72(m,3H),8.81-8.86(m,2H),8.93(s,1H).
参考例190
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート120mgの塩化メチレン6.0mL溶液に、トリエチルアミン94μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物111μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に1−(N−Boc−アミノメチル)−4−(アミノメチル)ベンゼン120mgおよびトリエチルアミン71μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物161mgを得た。得られた褐色油状物160mgに、メタノール5.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5.0mLを加え、窒素雰囲気下、55〜60℃で7時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよび2−プロパノールの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のtert−ブチル=(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート68mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.47(s,9H),2.93(s,3H),4.32-4.38(m,4H),4.89(brs,1H),5.25(s,2H),5.28-5.35(m,1H),5.74(s,1H),7.31-7.42(m,7H),7.66-7.71(m,2H),8.90(s,1H).
参考例191
Figure 2013115265
tert−ブチル=(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート30mgの塩化メチレン5.0mL溶液に氷冷下、TFA0.50mLを加え、室温で3時間攪拌した。反応混合物に氷冷下、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを加えた後、室温でクロロホルムを加え、有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、白色固体の5−((4−(アミノメチル)ベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン24mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.92(s,3H),3.91(s,2H),4.36(d,J=4.6Hz,2H),5.25(s,2H),5.28-5.35(m,1H),5.75(s,1H),7.32-7.42(m,7H),7.65-7.72(m,2H),8.89(s,1H).
参考例192
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgの塩化メチレン5.0mL溶液に、トリエチルアミン78μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物92μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物にホモスルファミン塩酸塩188mgおよびトリエチルアミン235μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、橙色固体83mgを得た。得られた橙色固体82mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、窒素雰囲気下、60〜65℃で2時間30分間、65〜70℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゼンスルホンアミド23mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.04(s,3H),4.59(d,J=5.4Hz,2H),5.06(s,2H),5.34(s,1H),7.02-7.09(m,1H),7.33(s,2H),7.35-7.45(m,3H),7.57-7.66(m,4H),7.78-7.85(m,2H),8.91(s,1H).
参考例193
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート100mgの塩化メチレン5.0mL溶液に、トリエチルアミン78μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物92μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に1−(5−メチルピリジン−3−イル)メタンアミン塩酸塩67mgおよびトリエチルアミン118μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-96%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物54mgを得た。得られた褐色油状物53mgに、メタノール2.5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液2.5mLを加え、窒素雰囲気下、60〜65℃で1時間、65〜70℃で4時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((5−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン8mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.39(s,3H),2.95(s,3H),4.39(d,J=4.6Hz,2H),5.25(s,2H),5.29-5.35(m,1H),5.73(s,1H),7.34-7.43(m,3H),7.49-7.54(m,1H),7.64-7.71(m,2H),8.44-8.50(m,2H),8.91(s,1H).
参考例194
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート120mgの塩化メチレン6.0mL溶液に、トリエチルアミン94μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物111μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に3−メチルベンジルアミン64μLおよびトリエチルアミン71μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、橙色油状物125mgを得た。得られた橙色油状物125mgに、メタノール4.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4.0mLを加え、窒素雰囲気下、65〜70℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−メチルベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン43mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.39(s,3H),2.93(s,3H),4.33(d,J=4.4Hz,2H),5.25(s,2H),5.29-5.36(m,1H),5.75(s,1H),7.15-7.24(m,3H),7.24-7.34(m,1H),7.34-7.42(m,3H),7.65-7.72(m,2H),8.89(s,1H).
参考例195
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート120mgの塩化メチレン6.0mL溶液に、トリエチルアミン94μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物111μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に1−(2−(ピペリジン−1−イル)フェニル)メタンアミン96mgおよびトリエチルアミン71μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-60%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物157mgを得た。得られた黄色油状物156mgに、メタノール4.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4.0mLを加え、窒素雰囲気下、65〜70℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピペリジン−1−イル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン97mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.49-1.59(m,2H),1.63-1.72(m,4H),2.86-2.94(m,7H),4.43(d,J=4.6Hz,2H),5.26(s,2H),5.83(s,1H),6.11-6.18(m,1H),7.08-7.15(m,1H),7.17-7.22(m,1H),7.29-7.42(m,5H),7.66-7.72(m,2H),8.88(s,1H).
参考例196
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート120mgの塩化メチレン6.0mL溶液に、トリエチルアミン94μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物111μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に1−(N−Boc−アミノメチル)−2−(アミノメチル)ベンゼン120mgおよびトリエチルアミン71μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物163mgを得た。得られた黄色油状物162mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、窒素雰囲気下、60〜65℃で4時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物のtert−ブチル=(2−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート31mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.38(s,9H),2.92(s,3H),4.34-4.42(m,4H),4.91-5.02(m,1H),5.25(s,2H),5.74(brs,1H),5.78(s,1H),7.29-7.42(m,7H),7.66-7.72(m,2H),8.88(s,1H).
参考例197
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgの塩化メチレン10mL溶液に、トリエチルアミン157μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物185μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に1−(イソキノリン−4−イル)メタンアミン二塩酸塩195mgおよびトリエチルアミン471μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、橙色油状物232mgを得た。得られた橙色油状物231mgに、メタノール5.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5.0mLを加え、窒素雰囲気下、55〜60℃で9時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびクロロホルムを加え、有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;50-0%ヘキサン/酢酸エチル-100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((イソキノリン−4−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン33mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.72(s,3H),4.76(d,J=4.4Hz,2H),5.20-5.26(m,1H),5.29(s,2H),5.94(s,1H),7.34-7.44(m,3H),7.67-7.77(m,3H),7.80-7.87(m,1H),7.95-8.01(m,1H),8.08-8.14(m,1H),8.60(s,1H),8.90(s,1H),9.33(s,1H).
参考例198
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgの塩化メチレン10mL溶液に、トリエチルアミン157μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物185μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に4−アミノベンジルアミン96μLおよびトリエチルアミン118μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、橙色油状物のエチル=5−((4−アミノベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.39(t,J=7.2Hz,3H),2.80(s,3H),3.67-3.74(m,2H),4.30(d,J=5.4Hz,2H),4.39(q,J=7.1Hz,2H),5.26(s,2H),6.60-6.66(m,2H),6.90-6.97(m,2H),7.34-7.42(m,3H),7.66-7.72(m,2H),8.45-8.52(m,1H),8.84(s,1H).
参考例199
Figure 2013115265
エチル=5−((4−アミノベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート50mgの塩化メチレン2.0mL溶液に、トリエチルアミン23μLおよびアセチルクロリド9μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、淡黄色固体のエチル=5−((4−(アセチルアミノ)ベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート54mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.39(t,J=7.1Hz,3H),2.18(s,3H),2.81(s,3H),4.33-4.42(m,4H),5.26(s,2H),7.06-7.20(m,3H),7.32-7.41(m,3H),7.45-7.53(m,2H),7.64-7.72(m,2H),8.72-8.79(m,1H),8.85(s,1H).
参考例200
Figure 2013115265
エチル=5−((4−(アセチルアミノ)ベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート53mgに、メタノール2.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液2.0mLを加え、窒素雰囲気下、60〜65℃で4時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)アセトアミド23mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.20(s,3H),2.91(s,3H),4.32(d,J=4.4Hz,2H),5.25(s,2H),5.26-5.33(m,1H),5.74(s,1H),7.30-7.42(m,5H),7.52-7.59(m,2H),7.65-7.71(m,2H),8.89(s,1H).
参考例201
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgの塩化メチレン7.5mL溶液に、トリエチルアミン118μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に1−(3−(アミノメチル)フェニル)−N,N−ジメチルメタンアミン104mgおよびトリエチルアミン88μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、クロロホルムおよび0.5mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、黄色油状物205mgを得た。得られた黄色油状物204mgに、メタノール4.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4.0mLを加え、窒素雰囲気下、60〜65℃で8時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、水およびクロロホルムを加え、有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3−((ジメチルアミノ)メチル)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン71mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.25(s,6H),2.92(s,3H),3.45(s,2H),4.36(d,J=4.6Hz,2H),5.26(s,2H),5.29-5.36(m,1H),5.75(s,1H),7.24-7.32(m,2H),7.33-7.42(m,5H),7.65-7.71(m,2H),8.89(s,1H).
参考例202
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン64mgのDMF1.3mL溶液に、炭酸カリウム114mgおよび2−ブロモエタノール35μLを加え、70〜80℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、炭酸カリウム114mgおよび2−ブロモエタノール35μLを加え、70〜80℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、炭酸カリウム114mgおよび2−ブロモエタノール35μLを加え、80〜85℃で7時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび10%クエン酸水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;50-0%ヘキサン/酢酸エチル-100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[富士シリシア化学株式会社、クロマトレックス DIOL 60、溶離液;50-10%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、淡黄色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.06-2.12(m,1H),2.90(s,3H),3.96-4.02(m,2H),4.09-4.14(m,2H),4.29(d,J=4.4Hz,2H),5.22-5.29(m,1H),5.25(s,2H),5.75(s,1H),6.93-6.98(m,2H),7.28-7.34(m,2H),7.34-7.42(m,3H),7.65-7.71(m,2H),8.89(s,1H).
参考例203
Figure 2013115265
エチル=5−((4−アミノベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート60mgの塩化メチレン2.4mL溶液に、トリエチルアミン27μLを加え、氷冷下、ベンゼンスルホニルクロリド20μLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物に4−(ジメチルアミノ)ピリジン16mgを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン27μLおよびベンゼンスルホニルクロリド13μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物にメタノールを加え、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;50-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のエチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ビス(フェニルスルホニル)アミノ)ベンジル)アミノ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート85mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.42(t,J=6.7Hz,3H),2.83(s,3H),4.41(q,J=7.0Hz,2H),4.50(d,J=5.6Hz,2H),5.27(s,2H),6.98-7.05(m,2H),7.12-7.20(m,2H),7.34-7.43(m,3H),7.51-7.62(m,4H),7.65-7.74(m,4H),7.88-7.97(m,4H),8.86(s,1H),9.15-9.22(m,1H).
参考例204
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ビス(フェニルスルホニル)アミノ)ベンジル)アミノ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート83mgに、メタノール2.5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液2.5mLを加え、窒素雰囲気下、60〜65℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のN−(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド41mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),4.37(d,J=4.9Hz,2H),5.06(s,2H),5.34(s,1H),6.83-6.89(m,1H),7.04-7.10(m,2H),7.25-7.31(m,2H),7.35-7.45(m,3H),7.50-7.64(m,5H),7.71-7.78(m,2H),8.88(s,1H).
参考例205
Figure 2013115265
3,4−ジヒドロキシベンゾニトリル700mgのアセトン7.0mL溶液に、炭酸カリウム3.58gおよびクロロメチルメチルエーテル1.57mLを加え、30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、炭酸カリウム358mgおよびクロロメチルメチルエーテル197μLを加え、30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-80%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、無色油状物の3,4−ビス(メトキシメトキシ)ベンゾニトリル1.16gを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.51(s,3H),3.52(s,3H),5.25(s,2H),5.29(s,2H),7.22(d,J=8.5Hz,1H),7.30(dd,J=8.3,2.0Hz,1H),7.45(d,J=1.9Hz,1H).
参考例206
Figure 2013115265
水素化リチウムアルミニウム592mgのTHF40mL懸濁液に窒素雰囲気下、氷冷下で3,4−ビス(メトキシメトキシ)ベンゾニトリル1.16gのTHF4.0mL溶液を滴下し、氷冷下で15分間、室温で2時間攪拌した。反応混合物に氷冷下、水0.6mLおよびTHF5mLの混合溶媒、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.4mLおよび水0.6mLを順次滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。不溶物を濾去後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に、ジエチルエーテルおよび2mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加え、有機層を分取した。水層をジエチルエーテルで抽出し、有機層と併せ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、無色油状物の1−(3,4−ビス(メトキシメトキシ)フェニル)メタンアミン982mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.52(s,3H),3.53(s,3H),3.80(s,2H),5.22(s,2H),5.25(s,2H),6.91(dd,J=8.3,1.5Hz,1H),7.12(d,J=8.0Hz,1H),7.12(d,J=1.9Hz,1H).
参考例207
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgの塩化メチレン10mL溶液に、トリエチルアミン157μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物185μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に1−(6−フェノキシピリジン−3−イル)メタンアミン169mgおよびトリエチルアミン118μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物267mgを得た。得られた黄色油状物266mgに、メタノール5.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5.0mLを加え、窒素雰囲気下、55〜60℃で6時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−フェノキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン119mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.92(s,3H),4.35(d,J=4.6Hz,2H),5.20-5.27(m,1H),5.25(s,2H),5.75(s,1H),6.97(d,J=8.6Hz,1H),7.13-7.19(m,2H),7.20-7.29(m,1H),7.32-7.47(m,5H),7.64-7.71(m,2H),7.71(dd,J=8.4,2.6Hz,1H),8.22(d,J=2.2Hz,1H),8.90(s,1H).
参考例208
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgの塩化メチレン10mL溶液に、トリエチルアミン157μLを加えた後、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物185μLを滴下し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に1−(2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)メタンアミン174mgおよびトリエチルアミン118μLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;80-40%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物280mgを得た。得られた黄色油状物279mgに、メタノール5.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5.0mLを加え、窒素雰囲気下、55〜60℃で6時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン123mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.96(s,3H),4.45(d,J=5.8Hz,2H),4.86(q,J=8.5Hz,2H),5.23(s,2H),5.61-5.68(m,1H),5.71(s,1H),7.03(dd,J=7.3,5.1Hz,1H),7.32-7.42(m,3H),7.64-7.71(m,3H),8.14(dd,J=5.1,1.7Hz,1H),8.90(s,1H).
参考例209
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート188mgに、塩化メチレン10mLおよびトリエチルアミン0.15mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.17mLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン0.08mLを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物に4−(トリフルオロメチル)ベンジルアミン463mgを加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ析出物を濾取し微黄色固体180mgを得た。得られた微黄色固体180mgに、メタノール9.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液9.0mLを加え、60〜70℃で30分間加熱攪拌、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、析出物を濾取し、水およびメタノールで洗浄し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン70mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.98(s,3H),4.48(d,J=4.4Hz,2H),5.24(s,2H),5.37-5.43(m,1H),5.69(s,1H),7.33-7.43(m,3H),7.47-7.53(m,2H),7.64-7.72(m,4H),8.91(s,1H).
参考例210
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート124mgに、塩化メチレン7.0mLおよびトリエチルアミン0.14mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.11mLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物にトリエチルアミン0.07mLを加え、室温で15分間攪拌した。反応混合物に2−(トリフルオロメチル)ベンジルアミン307mgを加え、室温で15分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ析出物を濾取し、橙色固体63mgを得た。得られた橙色固体60mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、1mol/L塩酸を滴下し、pH7に調整した。反応混合物に酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン22mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.94(s,3H),4.62(d,J=4.8Hz,2H),5.25(s,2H),5.39-5.47(m,1H),5.72(s,1H),7.33-7.42(m,3H),7.46-7.55(m,2H),7.56-7.62(m,1H),7.65-7.71(m,2H),7.74-7.79(m,1H),8.91(s,1H).
参考例211
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート107mgに、塩化メチレン6.0mLおよびトリエチルアミン0.17mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.10mLを滴下し、室温で15分間攪拌した。反応混合物に2−(アミノメチル)ピリジン162mgを加え、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;60-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、ジイソプロピルエーテルおよび酢酸エチルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体77mgを得た。得られた淡黄色固体75mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え1時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、6mol/L塩酸を滴下し、pH8に調整し、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:3.17(s,3H),4.49(d,J=3.7Hz,2H),5.28(s,2H),5.70(s,1H),7.20-7.43(m,5H),7.50-7.57(m,1H),7.67-7.73(m,2H),7.77(ddd,J=7.7,7.7,1.7Hz,1H),8.59-8.64(m,1H),8.92(s,1H).
参考例212
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート124mgに、塩化メチレン7.0mLおよびトリエチルアミン0.19mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.11mLを滴下し、室温で15分間攪拌した。反応混合物に、3−フルオロベンジルアミン219mgを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;70-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ析出物を濾取し、黄色固体92mgを得た。得られた黄色固体90mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、70℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、6mol/L塩酸を滴下し、pH7に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;70-10%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3−フルオロベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン32mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.96(s,3H),4.40(d,J=4.6Hz,2H),5.25(s,2H),5.34-5.41(m,1H),5.70(s,1H),7.03-7.10(m,2H),7.14-7.18(m,1H),7.34-7.43(m,4H),7.65-7.70(m,2H),8.91(s,1H).
参考例213
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート124mgに、塩化メチレン7.0mLおよびトリエチルアミン0.19mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.11mLを滴下し、室温で10分間攪拌した。反応混合物に、4−イソプロピルベンジルアミン131mgを加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;50-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ析出物を濾取し、黄赤色固体81mgを得た。得られた黄赤色固体78mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、70℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、析出物を濾取し、水およびメタノールで洗浄し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((4−イソプロピルベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン37mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.27(d,J=6.8Hz,6H),2.90-2.98(m,4H),4.33(d,J=4.6Hz,2H),5.25(s,2H),5.28-5.34(m,1H),5.77(s,1H),7.22-7.32(m,4H),7.35-7.42(m,3H),7.66-7.72(m,2H),8.89(s,1H).
参考例214
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート124mgに、塩化メチレン7.0mLおよびトリエチルアミン0.19mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.11mLを滴下し、室温で10分間攪拌した。反応混合物に、フルフリルアミン51mgを加え、室温で15分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;40-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物を得た。得られた褐色油状物に、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、70℃で4時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、析出物を濾取し、水およびメタノールで洗浄し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((2−フリルメチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン33mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.97(s,3H),4.39(d,J=4.6Hz,2H),5.25(s,2H),5.40-5.46(m,1H),5.79(s,1H),6.37-6.43(m,2H),7.34-7.42(m,3H),7.43-7.46(m,1H),7.65-7.71(m,2H),8.90(s,1H).
参考例215
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート124mgに、塩化メチレン7.0mLおよびトリエチルアミン0.19mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.11mLを滴下し、室温で10分間攪拌した。反応混合物に、1−(1H−イミダゾール−2−イル)メタンアミン二塩酸塩89mgを加え、室温で15分間攪拌した。反応混合物に、トリエチルアミン0.19mLを加え、室温で10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;95-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物を得た。得られた褐色油状物に、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、70℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、1mol/L塩酸を滴下し、pH7に調整し、酢酸エチルを加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−イミダゾール−2−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.03(s,3H),4.46(d,J=4.9Hz,2H),5.08(s,2H),5.58(s,1H),5.76(d,J=1.2Hz,2H),6.89-6.94(m,1H),7.38-7.46(m,3H),7.60-7.65(m,2H),8.90(s,1H).
参考例216
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート124mgに、塩化メチレン7.0mLおよびトリエチルアミン0.19mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.11mLを滴下し、室温で10分間攪拌した。反応混合物に、N,N−ジメチルプロパン−1,3−ジアミン54mgを加え、室温で15分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;95-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物404mgを得た。得られた褐色油状物404mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、70℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルを加え、1mol/L塩酸を滴下し、pH7に調整し、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;60-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−((3−(ジメチルアミノ)プロピル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン33mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.86-1.94(m,2H),2.25(s,6H),2.51-2.57(m,2H),2.92(s,3H),3.22-3.28(m,2H),5.25(s,2H),5.62(s,1H),7.20-7.45(m,4H),7.67-7.72(m,2H),8.86(s,1H).
参考例217
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート124mgに、塩化メチレン7.0mLおよびトリエチルアミン0.19mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.11mLを滴下し、室温で10分間攪拌した。反応混合物に1−(1−メチルピペリジン−4−イル)メタンアミン67mgを加え、室温で20分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;95-85%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物373mgを得た。得られた褐色油状物373mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、70℃で2時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルを加え、1mol/L塩酸を滴下し、pH7に調整し、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[富士シリシア化学株式会社DNHシリカ、溶離液;50-10%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.37-1.51(m,2H),1.70-1.84(m,3H),1.94-2.03(m,2H),2.31(s,3H),2.89-2.96(m,2H),2.98(s,3H),3.10-3.16(m,2H),5.11-5.16(m,1H),5.25(s,2H),5.67(s,1H),7.32-7.42(m,3H),7.66-7.70(m,2H),8.89(s,1H).
参考例218
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgに、塩化メチレン10mLおよびトリエチルアミン0.23mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.14mLを滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物を1−(2−メトキシピリジン−3−イル)メタンアミン117mgに加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;60-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物296mgを得た。得られた褐色油状物296mgに、メタノール6.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6.0mLを加え、60℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、6mol/L塩酸を滴下しpH7に調整した。析出物を濾取し、水および2−プロパノールで洗浄し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン71mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.97(s,3H),4.04(s,3H),4.37(d,J=5.4Hz,2H),5.23(s,2H),5.73(s,1H),5.77-5.83(m,1H),6.92(dd,J=7.1,5.1Hz,1H),7.32-7.41(m,3H),7.58(dd,J=7.2,1.9Hz,1H),7.65-7.70(m,2H),8.16(dd,J=5.1,1.9Hz,1H),8.89(s,1H).
参考例219
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgに、塩化メチレン10mLおよびトリエチルアミン0.23mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.14mLを滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物を1−(2−メトキシピリジン−5−イル)メタンアミン117mgに加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;60-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物259mgを得た。得られた褐色油状物259mgに、メタノール6.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6.0mLを加え、60℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、6mol/L塩酸を滴下し、pH7に調整し、ブタノールを加え、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[富士シリシア化学株式会社DNHシリカ、溶離液;80-60%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((2−メトキシピリジン−5−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン47mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.91(s,3H),3.96(s,3H),4.31(d,J=4.4Hz,2H),5.16-5.21(m,1H),5.25(s,2H),5.77(s,1H),6.81(d,J=8.6Hz,1H),7.35-7.42(m,3H),7.60(dd,J=8.5,2.7Hz,1H),7.65-7.71(m,2H),8.21(d,J=2.4Hz,1H),8.90(s,1H).
参考例220
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgに、塩化メチレン10mLおよびトリエチルアミン0.23mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.14mLを滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物を4−(トリフルオロメトキシ)ベンジルアミン 161mgに加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;70-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物240mgを得た。得られた褐色油状物240mgに、メタノール6.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6.0mLを加え、60℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、6mol/L塩酸を滴下し、pH7に調整した。析出物を濾取し、水およびメタノールで洗浄し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン74mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.96(s,3H),4.41(d,J=4.6Hz,2H),5.25(s,2H),5.31-5.37(m,1H),5.73(s,1H),7.20-7.30(m,2H),7.34-7.45(m,5H),7.65-7.72(m,2H),8.91(s,1H).
参考例221
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgに、塩化メチレン10mLおよびトリエチルアミン0.23mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.14mLを滴下し、室温で1時間30分間攪拌した。反応混合物を2−(トリフルオロメトキシ)ベンジルアミン161mgに加え、室温で4時間攪拌し、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;70-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物293mgを得た。得られた褐色油状物293mgに、メタノール6.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6.0mLを加え、60℃で3時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、6mol/L塩酸を滴下し、pH7に調整した。析出物を濾取し、水およびメタノールで洗浄し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン32mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.95(s,3H),4.49(d,J=5.1Hz,2H),5.24(s,2H),5.42-5.48(m,1H),5.74(s,1H),7.20-7.48(m,7H),7.65-7.71(m,2H),8.90(s,1H).
参考例222
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgに、塩化メチレン5mLおよびトリエチルアミン117μLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物138μLを滴下し、室温で40分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にジオキサン7mL、トリエチルアミン117μLおよび3−(ピリジン−3−イル)プロパン−1−アミン115mgを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-95%クロロホルム/メタノール]で精製し、褐色油状物153mgを得た。得られた褐色油状物153mgに、メタノール6mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液6mLを加え、50〜60℃で3時間20分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;100-90%クロロホルム/メタノール]で精製し、黄色油状物の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−(ピリジン−3−イル)プロピル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:2.04-2.16(m,2H),2.79(t,J=7.6Hz,2H),2.92(s,3H),3.20-3.30(m,2H),5.00-5.05(m,1H),5.24(s,2H),5.65(s,1H),7.22-7.30(m,1H),7.32-7.42(m,3H),7.50-7.56(m,1H),7.65-7.70(m,2H),8.48-8.53(m,2H),8.88(s,1H).
参考例223
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgに、塩化メチレン10mLおよびトリエチルアミン0.23mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.14mLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物をtert−ブチル=(5−(アミノメチル)ピリジン−2−イル)カルバマート189mgに加え、室温で2時間10分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;70-0%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体181mgを得た。得られた褐色固体174mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、60℃で4時間加熱攪拌した。反応混合物を氷冷下、30分間攪拌し、析出物を濾取し、水および2−プロパノールで洗浄し、白色固体のtert−ブチル=(5−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ピリジン−2−イル)カルバマート53mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.54(s,9H),2.90(s,3H),4.32(d,J=4.6Hz,2H),5.16-5.21(m,1H),5.25(s,2H),5.76(s,1H),7.35-7.40(m,4H),7.65-7.72(m,3H),8.01(d,J=8.5Hz,1H),8.28(d,J=2.2Hz,1H),8.90(s,1H).
参考例224
Figure 2013115265
tert−ブチル=(5−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ピリジン−2−イル)カルバマート53mgに、塩化メチレン5.0mLを加え、氷冷下、トリフルオロ酢酸0.5mLを加え、室温で2時間30分間攪拌した。反応混合物にクロロホルムを加え、2mol/L水酸化ナトリウムを滴下し、pH9に調整した。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−(((6−アミノピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン33mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(s,3H),4.26(d,J=5.1Hz,2H),5.08(s,2H),5.51(s,1H),5.88(s,2H),6.44(d,J=8.8Hz,1H),6.74(t,J=5.1Hz,1H),7.37-7.47(m,4H),7.59-7.64(m,2H),7.96-8.00(m,1H),8.87(s,1H).
参考例225
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgに、塩化メチレン10mLおよびトリエチルアミン0.23mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.14mLを滴下し、室温で30分間攪拌した。反応混合物に5−(アミノメチル)−N,N−ジエチルピリジン−2−アミン151mgを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;50-30%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、褐色油状物148mgを得た。得られた褐色油状物148mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え、60℃で4時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、析出物を濾取し、水および2−プロパノールで洗浄し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−5−(((6−(ジエチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン34mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.20(t,J=7.1Hz,6H),2.89(s,3H),3.53(q,J=7.1Hz,4H),4.18(d,J=4.2Hz,2H),5.10-5.14(m,1H),5.26(s,2H),5.79(s,1H),6.50(d,J=8.5Hz,1H),7.33-7.45(m,4H),7.66-7.72(m,2H),8.16(d,J=2.2Hz,1H),8.88(s,1H).
参考例226
Figure 2013115265
5−(((6−アミノピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン35mgに、トリエチルアミン19μLおよび塩化メチレン1.0mLを加えた。反応混合物にメタンスルホニルクロリド7.7μLおよび塩化メチレン1.0mLを滴下し、室温で10分間攪拌した。反応混合物に、メタンスルホニルクロリド7.7μLおよび塩化メチレン1.0mL加え、室温で50分間攪拌した。反応混合物にクロロホルムおよび水を加え、有機層を分取した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をクロロホルムに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のN−(5−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ピリジン−2−イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド34mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.03(s,3H),3.65(s,6H),4.63(d,J=5.4Hz,2H),5.09(s,2H),5.52(s,1H),7.03(t,J=5.5Hz,1H),7.38-7.44(m,3H),7.59-7.64(m,2H),7.70(d,J=7.8Hz,1H),8.05(dd,J=8.3,2.4Hz,1H),8.63(d,J=2.2Hz,1H),8.91(s,1H).
参考例227
Figure 2013115265
N−(5−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ピリジン−2−イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド34mgに、THF3.4mLおよび2mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.17mLを加え、室温で2時間30分間攪拌した。反応混合物に1mol/L塩酸を滴下し、pH7に調整し、減圧下で溶媒を留去した。酢酸エチルを加え、有機層を分取した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層と併せ、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルに懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体のN−(5−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ピリジン−2−イル)メタンスルホンアミド16mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00(s,3H),3.27(s,3H),4.44(d,J=5.1Hz,2H),5.07(s,2H),5.49(s,1H),6.91(t,J=5.4Hz,1H),6.94-7.04(m,1H),7.38-7.44(m,4H),7.58-7.64(m,2H),7.82(dd,J=8.4,2.3Hz,1H),8.33(brs,1H),8.89(s,1H).
参考例228
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート200mgに、塩化メチレン10mLおよびトリエチルアミン0.23mLを加え、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物0.14mLを滴下し、室温で15分間攪拌した。反応混合物に1−(ピリジン−2−イル)エタンアミン103mgを加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[関東化学株式会社、シリカゲル60(球状)、溶離液;50-20%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、淡黄色油状物207mgを得た。得られた淡黄色油状物207mgに、メタノール3.0mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.0mLを加え4時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、6mol/L塩酸を滴下し、pH8に調整し、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にブタノールを加え、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[富士シリシア化学株式会社DNHシリカ、溶離液;80-60%ヘキサン/酢酸エチル]で精製した後、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ析出物を濾取し、白色固体の8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン83mgを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ値:1.60(d,J=6.6Hz,3H),3.17(s,3H),4.71-4.79(m,1H),5.26(s,2H),5.72(s,1H),7.20-7.42(m,5H),7.47-7.53(m,1H),7.67-7.71(m,2H),7.75(ddd,J=7.7,7.7,1.7Hz,1H),8.58-8.61(m,1H),8.90(s,1H).
実施例1
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン138mgに、10%パラジウム−炭素69mgおよびメタノール25mLを加え、水素雰囲気下、室温で1時間10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−ヒドロキシ−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン86mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.73(s,3H),4.39(d,J=5.6Hz,2H),5.40(s,1H),6.91(d,J=8.5Hz,2H),7.31(d,J=8.3Hz,2H),7.60-8.12(m,1H),9.01(s,1H),9.38(s,1H),10.62(brs,1H).
実施例2
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgに、10%パラジウム−炭素7mgおよびメタノール7mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.42-4.52(m,2H),5.39(s,1H),7.20-7.45(m,5H),8.04-8.16(m,1H),9.02(s,1H),9.39(s,1H),10.62(brs,1H).
実施例3
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2−ナフチルメチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン17mgに、10%パラジウム−炭素8mgおよびメタノール8mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。エタノール5mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、エタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に、10%パラジウム−炭素8mgおよびエタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で1時間43分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、エタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−ヒドロキシ−5−((2−ナフチルメチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.64(d,J=5.6Hz,2H),5.44(s,1H),7.42-7.62(m,3H),7.84-7.96(m,4H),8.16-8.26(m,1H),9.03(s,1H),9.44(s,1H),10.62(brs,1H).
実施例4
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−5−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート90mgおよびアミノメチルシクロヘキサン99μLのジオキサン9mL溶液を、90〜100℃で2時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;95-50%ヘキサン/酢酸エチル]で精製し、黄色油状物329mgを得た。得られた黄色油状物329mgに、メタノール5mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、1時間30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH1に調整し、室温で10分間攪拌した。析出物を濾取し、褐色固体15mgを得た。得られた褐色固体14mgに、10%パラジウム−炭素7mgおよびメタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−((シクロヘキシルメチル)アミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン7mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:0.90-1.08(m,2H),1.08-1.30(m,3H),1.55-1.90(m,6H),2.96-3.10(m,2H),5.47(s,1H),7.30-7.45(m,1H),8.99(s,1H),9.36(s,1H).
実施例5
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン176mgに、10%パラジウム−炭素88mgおよびメタノール35mLを加え、水素雰囲気下、室温で1時間30分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−5−(((ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン55mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.54(d,J=5.9Hz,2H),5.37(s,1H),7.25-7.35(m,1H),7.42(d,J=7.8Hz,1H),7.74-7.83(m,1H),8.15-8.23(m,1H),8.56(d,J=4.4Hz,1H),9.03(s,1H),9.39(s,1H),10.63(brs,1H).
実施例6
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2,4−ジフルオロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン24mgに、10%パラジウム−炭素12mgおよびメタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、固体を濾取し、淡黄色固体の5−((2,4−ジフルオロベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.46(d,J=5.4Hz,2H),5.45(s,1H),7.00-7.14(m,1H),7.22-7.34(m,1H),7.37-7.52(m,1H),7.90-8.02(m,1H),9.02(s,1H),9.37(s,1H),10.67(brs,1H).
実施例7
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((1−フェニルエチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgに、10%パラジウム−炭素5mgおよびメタノール8mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−ヒドロキシ−5−((1−フェニルエチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.55(d,J=6.4Hz,3H),4.64-4.72(m,1H),5.26(s,1H),7.20-7.27(m,1H),7.27-7.38(m,2H),7.38-7.50(m,2H),7.58-7.67(m,1H),9.02(s,1H),9.57(s,1H),10.62(brs,1H).
実施例8
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(シクロヘキシルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン28mgに、10%パラジウム−炭素14mgおよびメタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−(シクロヘキシルアミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン17mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.10-1.46(m,5H),1.60-1.68(m,1H),1.72-1.80(m,2H),1.92-2.02(m,2H),3.20-3.40(m,1H),5.55(s,1H),6.97(d,J=7.3Hz,1H),8.99(s,1H),9.39(s,1H),10.62(brs,1H).
実施例9
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン75mgに、10%パラジウム−炭素38mgおよびメタノール18mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)アミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン46mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.93-2.06(m,1H),2.54-2.65(m,1H),2.83-2.95(m,1H),2.95-3.07(m,1H),5.16-5.26(m,1H),5.83(s,1H),7.17-7.37(m,4H),7.60(d,J=8.0Hz,1H),9.01(s,1H),9.40(s,1H),10.63(brs,1H).
実施例10
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン36mgに、10%パラジウム−炭素18mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−((2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)アミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン21mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00-3.08(m,2H),3.37-3.45(m,2H),4.30-4.50(m,1H),5.65(s,1H),7.12-7.21(m,2H),7.21-7.31(m,2H),7.34-7.42(m,1H),8.99(s,1H),9.39(s,1H),10.65(brs,1H).
実施例11
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート30mgのエタノール10mL溶液に、10%パラジウム−炭素15mgを加え、水素雰囲気下、室温で2時間5分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、エタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、固体を濾取し、淡緑色固体のエチル=8−ヒドロキシ−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート13mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.08(t,J=7.1Hz,3H),3.73(s,3H),4.04(q,J=7.2Hz,2H),4.41(d,J=5.4Hz,2H),6.91(d,J=8.5Hz,2H),7.22(d,J=8.3Hz,2H),7.90-8.00(m,1H),9.06(s,1H),9.47(s,1H),10.84(s,1H).
実施例12
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン64mgに、10%パラジウム−炭素32mgおよびメタノール13mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−2−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン44mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.64(s,3H),3.73(s,3H),4.36(d,J=5.4Hz,2H),5.33(s,1H),6.91(d,J=8.6Hz,2H),7.30(d,J=8.0Hz,2H),7.92-8.04(m,1H),9.27(s,1H),10.49(brs,1H).
実施例13
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−2−ヒドロキシ−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン50mgに、10%パラジウム−炭素25mgおよびエタノール38mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、エタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の2,8−ジヒドロキシ−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.72(s,3H),4.17(d,J=5.8Hz,2H),4.83(s,1H),6.36-6.46(m,1H),6.83-6.94(m,3H),7.21(d, J=8.6Hz,2H),7.32(brs,1H),8.74(s,1H).
実施例14
Figure 2013115265
2−アミノ−8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgに、10%パラジウム−炭素8mgおよびメタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノール、エタノールおよびクロロホルムで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の2−アミノ−8−ヒドロキシ−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン1mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.73(s,3H),4.25-4.36(m,2H),5.04(s,1H),6.85-6.94(m,2H),7.10-7.21(m,2H),7.21-7.32(m,2H),7.60-7.68(m,1H),8.90(s,1H).
実施例15
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート150mgに、メタノール8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液8mLを加え、5時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に1mol/L水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、濃塩酸を滴下しpH1に調整し、室温で20分間攪拌した。析出物を濾取し、淡黄色固体109mgを得た。淡黄色固体109mgに、濃塩酸8mLおよびTFA8mLを加え、70〜80℃で10時間加熱攪拌した。冷却後、反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の5,8−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン60mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.16(brs,1H),6.07(s,1H),9.10(s,1H),9.12(s,1H),12.39(brs,1H).
実施例16
Figure 2013115265
5−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgに、10%パラジウム−炭素5mg、酢酸エチル4mLおよびメタノール4mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡緑色固体の5−アニリノ−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.83(s,1H),7.17-7.28(m,1H),7.31-7.41(m,2H),7.42-7.52(m,2H),9.08(s,1H),9.10(s,1H),9.47(s,1H),10.83(brs,1H).
実施例17
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2−フェニルエチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン43mgに、10%パラジウム−炭素22mgおよびメタノール15mLを加え、水素雰囲気下、室温で1時間20分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−((2−フェニルエチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.94(t,J=7.4Hz,2H),3.16-3.50(m,2H),5.57(s,1H),7.08-7.40(m,5H),7.40-7.54(m,1H),9.00(s,1H),9.30(s,1H),10.64(brs,1H).
実施例18
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((ピリジン−3−イルメチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgに、10%パラジウム−炭素10mgおよびメタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で1時間35分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の8−ヒドロキシ−5−((ピリジン−3−イルメチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.52(d,J=5.6Hz,2H),5.47(s,1H),7.32-7.46(m,1H),7.76-7.84(m,1H),8.02-8.12(m,1H),8.46-8.52(m,1H),8.60-8.68(m,1H),9.02(s,1H),9.37(s,1H),10.65(brs,1H).
実施例19
Figure 2013115265
5−(ベンジル(メチル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン53mgに、10%パラジウム−炭素27mgおよびメタノール12mLを加え、水素雰囲気下、室温で25分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の5−(ベンジル(メチル)アミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン28mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.87(s,3H),4.54(s,2H),5.95(s,1H),7.23-7.50(m,5H),9.02(s,1H),9.03(s,1H),10.92(brs,1H).
実施例20
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン31mgに、10%パラジウム−炭素16mgおよびメタノール12mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.50(d,J=5.4Hz,2H),5.50(s,1H),7.22-7.33(m,1H),7.33-7.46(m,4H),8.20-8.34(m,1H),9.55(s,1H),10.93(brs,1H).
実施例21
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン38mgに、10%パラジウム−炭素19mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で7分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄緑色固体の5,8−ジヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.85(s,3H),5.91(s,1H),8.85(s,1H),10.83(brs,1H).
実施例22
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン52mgに、10%パラジウム−炭素26mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で8分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡灰色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.99(s,3H),4.46(s,2H),5.39(s,1H),6.76-6.94(m,1H),7.20-7.50(m,5H),8.78(s,1H),10.35(brs,1H).
実施例23
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−6−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン50mgに、10%パラジウム−炭素25mgおよびメタノール30mLを加え、水素雰囲気下、室温で7分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、固体を濾取し、淡黄緑色固体の5,8−ジヒドロキシ−6−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:7.29-7.48(m,5H),9.08(s,1H),9.22(s,1H),10.98(brs,1H).
実施例24
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−6−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、10%パラジウム−炭素15mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で7分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の5,8−ジヒドロキシ−6−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.06(s,3H),9.04(s,1H),9.15(s,1H),10.95(brs,1H).
実施例25
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(モルホリン−4−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン54mgに、10%パラジウム−炭素27mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で11分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の8−ヒドロキシ−5−(モルホリン−4−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン26mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.10-3.18(m,4H),3.78-3.86(m,4H),6.11(s,1H),9.06(s,2H),11.02(brs,1H).
実施例26
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(ピペリジン−1−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン7mgに、10%パラジウム−炭素7mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去し、褐色固体の8−ヒドロキシ−5−(ピペリジン−1−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン3mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:1.40-1.70(m,2H),1.70-1.80(m,4H),3.08-3.15(m,4H),6.03(s,1H),8.91(s,1H),8.93(s,1H).
実施例27
Figure 2013115265
1−(ベンジルオキシ)−4−ヒドロキシピリミド[4,5−d]ピリミジン−2(1H)−オン21mgに、10%パラジウム−炭素11mg、エタノール3.2mLおよび酢酸エチル3.2mLを加え、水素雰囲気下、室温で1時間30分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、酢酸エチルおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよび酢酸エチルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の1,4−ジヒドロキシピリミド[4,5−d]ピリミジン−2(1H)−オン8mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:9.06(s,1H),9.15(s,1H),11.11(brs,1H),12.01(brs,1H).
実施例28
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgに、20%水酸化パラジウム−炭素10mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡緑色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,3H),4.58(d,J=5.6Hz,2H),5.41(s,1H),6.86-6.96(m,1H),7.56-7.70(m,2H),7.70-7.78(m,1H),7.81(s,1H),8.81(s,1H),10.55(brs,1H).
実施例29
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3−(ジメチルアミノ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgに、20%水酸化パラジウム−炭素10mg、メタノール16mLおよびジオキサン8mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の5−((3−(ジメチルアミノ)ベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.89(s,6H),2.99(s,3H),4.37(d,J=4.8Hz,2H),5.44(s,1H),6.59-6.67(m,1H),6.67-6.74(m,1H),6.74-6.84(m,2H),7.12-7.20(m,1H),8.79(s,1H),10.57(brs,1H).
実施例30
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ジメチルアミノ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgに、20%水酸化パラジウム−炭素10mg、メタノール50mLおよびジオキサン25mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡緑色固体の5−((4−(ジメチルアミノ)ベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.87(s,6H),2.96(s,3H),4.31(d,J=5.6Hz,2H),5.44(s,1H),6.67-6.76(m,3H),7.22-7.27(m,2H),8.78(s,1H),10.57(brs,1H).
実施例31
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン40mgに、20%水酸化パラジウム−炭素20mg、メタノール25mLを加え、水素雰囲気下、室温で7分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の8−ヒドロキシ−5−((3−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,3H),3.74(s,3H),4.43(d,J=5.6Hz,2H),5.40(s,1H),6.80-6.90(m,2H),6.96-7.04(m,2H),7.23-7.32(m,1H),8.79(s,1H).
実施例32
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン52mgに、20%水酸化パラジウム−炭素26mg、メタノール25mLを加え、水素雰囲気下、室温で7分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよび酢酸エチルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−((4−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.98(s,3H),3.74(s,3H),4.38(d,J=5.4Hz,2H),5.42(s,1H),6.77(t,J=5.2Hz,1H),6.90-6.96(m,2H),7.32-7.38(m,2H),8.79(s,1H),10.57(brs,1H).
実施例33
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン40mgに、20%水酸化パラジウム−炭素20mgおよびメタノール25mLを加え、水素雰囲気下、室温で7分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−((2−メトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),3.88(s,3H),4.40(d,J=5.4Hz,2H),5.34(s,1H),6.71-6.78(m,1H),6.88-6.97(m,1H),7.03-7.10(m,1H),7.24-7.36(m,2H),8.79(s,1H),10.57(brs,1H).
実施例34
Figure 2013115265
3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゾニトリル11mgに、20%水酸化パラジウム−炭素6mg、メタノール10mLおよびジオキサン5mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の3−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゾニトリル4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,3H),4.51-4.60(m,2H),5.36(s,1H),6.86-6.94(m,1H),7.54-7.64(m,1H),7.70-7.83(m,2H),7.88-7.95(m,1H),8.81(s,1H),10.56(brs,1H).
実施例35
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((シクロヘキシルメチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン40mgに、20%水酸化パラジウム−炭素20mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で7分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−((シクロヘキシルメチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:0.92-1.10(m,2H),1.10-1.33(m,3H),1.58-1.88(m,6H),2.90(s,3H),2.95-3.02(m,2H),5.51(s,1H),6.08-6.18(m,1H),8.77(s,1H),10.57(brs,1H).
実施例36
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2−フルオロベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン48mgに、20%水酸化パラジウム−炭素24mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−((2−フルオロベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(s,3H),4.44-4.53(m,2H),5.42(s,1H),6.77-6.85(m,1H),7.13-7.50(m,4H),8.79(s,1H).
実施例37
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(シクロヘキシルアミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン28mgに、20%水酸化パラジウム−炭素14mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で3分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄緑色固体の5−(シクロヘキシルアミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.12-2.02(m,10H),2.90(s,3H),3.17(d,J=5.1Hz,1H),5.58(s,1H),5.79-5.87(m,1H),8.77(s,1H).
実施例38
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2,4−ジメトキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン26mgに、20%水酸化パラジウム−炭素13mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で6分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の5−((2,4−ジメトキシベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.95(s,3H),3.76(s,3H),3.87(s,3H),4.31(d,J=4.6Hz,2H),5.39(s,1H),6.47-6.53(m,1H),6.60-6.67(m,2H),7.22(d,J=8.3Hz,1H),8.79(s,1H),10.21(s,1H).
実施例39
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ジエチルアミノ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン35mgに、20%水酸化パラジウム−炭素17mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡緑色固体の5−((4−(ジエチルアミノ)ベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.07(t,J=7.0Hz,6H),2.96(s,3H),3.26-3.42(m,4H),4.28(d,J=5.4Hz,2H),5.46(s,1H),6.60-6.70(m,3H),7.16-7.24(m,2H),8.78(s,1H),10.58(brs,1H).
実施例40
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン56mgに、20%水酸化パラジウム−炭素28mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、緑色固体の5−(((6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.94(s,3H),3.00(s,6H),4.29(d,J=5.1Hz,2H),5.50(s,1H),6.58-6.68(m,2H),7.57(dd,J=8.8,2.4Hz,1H),8.15(d,J=2.0Hz,1H),8.77(s,1H),10.62(brs,1H).
実施例41
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン28mgに、20%水酸化パラジウム−炭素14mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、緑色固体の5−(((2−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.83(s,6H),2.98(s,3H),4.41(d,J=5.4Hz,2H),5.27(s,1H),6.86-6.92(m,1H),6.94(dd,J=7.4,4.8Hz,1H),7.66-7.76(m,1H),8.14-8.21(m,1H),8.79(s,1H),10.57(brs,1H).
実施例42
Figure 2013115265
4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゾニトリル57mgに、20%水酸化パラジウム−炭素22mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の4−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゾニトリル11mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,3H),4.58(d,J=5.4Hz,2H),5.33(s,1H),6.88-6.96(m,1H),7.58-7.65(m,2H),7.80-7.86(m,2H),8.81(s,1H),10.59(brs,1H).
実施例43
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((4−メチルベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン46mgに、20%水酸化パラジウム−炭素23mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で7分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((4−メチルベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン24mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.28(s,3H),2.99(s,3H),4.41(d,J=5.4Hz,2H),5.39(s,1H),6.76-6.85(m,1H),7.14-7.20(m,2H),7.28-7.34(m,2H),8.79(s,1H),10.53(brs,1H).
実施例44
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−クロロベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン47mgに、20%水酸化パラジウム−炭素23mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の5−((4−クロロベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.99(s,3H),4.47(d,J=5.6Hz,2H),5.37(s,1H),6.82-6.92(m,1H),7.38-7.48(m,4H),8.80(s,1H),10.59(brs,1H).
実施例45
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン54mgに、20%水酸化パラジウム−炭素27mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチル、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、緑色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((3−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00(s,3H),4.53(d,J=5.4Hz,2H),5.40(s,1H),6.84-6.94(m,1H),7.24-7.32(m,1H),7.40-7.56(m,3H),8.80(s,1H).
実施例46
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−メチルベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン48mgに、20%水酸化パラジウム−炭素24mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄緑色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((2−メチルベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン28mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.37(s,3H),2.95(s,3H),4.38(d,J=5.1Hz,2H),5.38(s,1H),6.48-6.62(m,1H),7.12-7.30(m,4H),8.70(s,1H).
実施例47
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3−クロロベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン45mgに、20%水酸化パラジウム−炭素22mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−((3−クロロベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン14mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00(s,3H),4.49(d,J=5.4Hz,2H),5.38(s,1H),6.82-6.94(m,1H),7.22-7.47(m,3H),7.50(s,1H),8.80(s,1H),10.59(brs,1H).
実施例48
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgに、20%水酸化パラジウム−炭素10mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((2−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.55(s,3H),2.98(s,3H),4.45(d,J=4.9Hz,2H),5.38(s,1H),6.72-6.80(m,1H),7.16-7.22(m,1H),7.56-7.64(m,1H),8.32-8.38(m,1H),8.81(s,1H),10.61(brs,1H).
実施例49
Figure 2013115265
5−(((1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン42mgに、20%水酸化パラジウム−炭素21mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で13分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の5−(((1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.98(s,3H),4.36(d,J=5.4Hz,2H),5.42(s,1H),6.00(s,2H),6.72-6.80(m,1H),6.85-6.95(m,2H),7.02(s,1H),8.79(s,1H),10.56(brs,1H).
実施例50
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン45mgに、20%水酸化パラジウム−炭素22mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((6−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.45(s,3H),2.98(s,3H),4.46(d,J=5.6Hz,2H),5.43(s,1H),6.77-6.86(m,1H),7.25(d,J=8.0Hz,1H),7.69-7.78(m,1H),8.50-8.56(m,1H),8.80(s,1H),10.60(brs,1H).
実施例51
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((5−フルオロピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン26mgに、20%水酸化パラジウム−炭素13mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−(((5−フルオロピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00(s,3H),4.53-4.63(m,2H),5.44(s,1H),6.82-6.91(m,1H),7.76-7.84(m,1H),8.46-8.53(m,1H),8.53-8.59(m,1H),8.81(s,1H),10.61(brs,1H).
実施例52
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン57mgに、20%水酸化パラジウム−炭素28mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の5−(((2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),4.22(s,4H),4.33(d,J=4.9Hz,2H),5.41(s,1H),6.71-6.79(m,1H),6.79-6.95(m,3H),8.78(s,1H),10.62(brs,1H).
実施例53
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((1−(ピリジン−3−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン75mgに、20%水酸化パラジウム−炭素37mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で25分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((1−(ピリジン−3−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.58(d,J=6.6Hz,3H),3.05(s,3H),4.67-4.79(m,1H),5.30(s,1H),6.34-6.45(m,1H),7.36-7.44(m,1H),7.86-7.94(m,1H),8.45-8.52(m,1H),8.69-8.74(m,1H),8.80(s,1H),10.58(brs,1H).
実施例54
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((4−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((4−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.40(s,3H),2.95(s,3H),4.46(d,J=4.9Hz,2H),5.50(s,1H),6.64-6.71(m,1H),7.28(d,J=4.9Hz,1H),8.38(d,J=4.9Hz,1H),8.42(s,1H),8.81(s,1H),10.63(brs,1H).
実施例55
Figure 2013115265
5−(((1H−ベンズイミダゾール−2−イル)メチル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン31mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、白色固体の5−(((1H−ベンズイミダゾール−2−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.07(s,3H),4.69(d,J=5.6Hz,2H),5.53(s,1H),6.92-7.00(m,1H),7.11-7.22(m,2H),7.41-7.50(m,1H),7.54-7.63(m,1H),8.83(s,1H),10.63(brs,1H),12.34(brs,1H).
実施例56
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン117mgに、20%水酸化パラジウム−炭素59mg、メタノール60mLおよびジオキサン30mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((6−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン34mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.40-1.68(m,6H),2.94(s,3H),3.20-3.52(m,4H),4.20-4.30(m,2H),5.62(s,1H),6.22-6.40(m,1H),6.74-6.83(m,1H),7.52-7.60(m,1H),8.14(s,1H),8.59(s,1H).
実施例57
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((2−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgに、20%水酸化パラジウム−炭素10mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノール、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((2−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.98(s,3H),3.05-3.13(m,4H),3.75-3.85(m,4H),4.42(d,J=5.6Hz,2H),5.41(s,1H),6.85-6.93(m,1H),7.05(dd,J=7.4,5.0Hz,1H),7.78(dd,J=7.6,1.5Hz,1H),8.23(dd,J=4.6,1.7Hz,1H),8.79(s,1H),10.57(brs,1H).
実施例58
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン64mgに、20%水酸化パラジウム−炭素32mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で23分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄緑色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン24mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),4.45(d,J=5.1Hz,2H),4.91-5.04(m,2H),5.48(s,1H),6.75-6.84(m,1H),6.99(d,J=8.8Hz,1H),7.84-7.92(m,1H),8.25-8.31(m,1H),8.80(s,1H).
実施例59
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((ジフェニルメチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン60mgに、20%水酸化パラジウム−炭素30mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で13分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の5−((ジフェニルメチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,3H),5.42(s,1H),5.72-5.80(m,1H),6.52-6.64(m,1H),7.21-7.30(m,2H),7.32-7.42(m,4H),7.51-7.60(m,4H),8.75(s,1H).
実施例60
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン35mgに、10%パラジウム−炭素17mgおよびメタノール100mLを加え、水素雰囲気下、室温で4分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシ−4−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン22mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.11(d,J=5.1Hz,2H),4.98-5.05(m,1H),5.76(s,1H),6.97-7.07(m,2H),7.21-7.32(m,3H),7.46-7.54(m,3H),7.54-7.63(m,2H),8.98(s,1H),10.79(brs,1H).
実施例61
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、濃塩酸5mLおよびTFA5mLを加え、70〜80℃で8時間30分間加熱攪拌した。冷却後、反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の5,8−ジヒドロキシ−4−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.90(s,1H),7.38-7.57(m,5H),9.05(s,1H),11.54(brs,1H).
実施例62
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−((モルホリン−4−イル)カルボニル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート21mgに、2mol/L塩酸2mLおよびジオキサン2mLを加え、5時間30分間加熱還流した。反応混合物を冷却後、クロロホルムおよび水を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去し、淡黄色固体32mgを得た。得られた固体32mgに、濃塩酸3mLおよびTFA3mLを加え、70〜80℃で3時間45分間加熱攪拌した。冷却後、反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の5,8−ジヒドロキシ−4−((モルホリン−4−イル)カルボニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.04-3.80(m,8H),5.93(s,1H),9.05(s,1H),11.02(brs,1H).
実施例63
Figure 2013115265
N−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−4−カルボキサミド15mgに、濃塩酸2mLおよびTFA2mLを加え、70〜80℃で4時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体のN−ベンジル−5,8−ジヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−4−カルボキサミド7mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.45-4.54(m,2H),5.94(s,1H),7.24-7.47(m,5H),9.08(s,1H),9.12-9.23(m,1H),11.01(brs,1H).
実施例64
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−6−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン40mgに、10%パラジウム−炭素20mgおよびメタノール15mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の5,8−ジヒドロキシ−4−メチル−6−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン8mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.89(s,3H),7.29-7.48(m,5H),8.86(s,1H),10.87(brs,1H).
実施例65
Figure 2013115265
6−((ベンジルアミノ)メチル)−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン14mgに、10%パラジウム−炭素7mg、メタノール12mLおよびジオキサン6mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に、20%水酸化パラジウム−炭素7mg、メタノール12mLおよびジオキサン6mLを加え、水素雰囲気下、室温で23分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の6−((ベンジルアミノ)メチル)−5,8−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.94(s,2H),4.09(s,2H),7.37-7.48(m,3H),7.50-7.59(m,2H),8.86(s,1H),8.93(s,1H),10.17(brs,1H).
実施例66
Figure 2013115265
4−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgに、濃塩酸3mLおよびTFA3mLを加え、70〜80℃で6時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチル、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、暗褐色固体の4−ベンジル−5,8−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン11mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.63(s,2H),5.95(s,1H),7.10-7.35(m,5H),8.94(s,1H),12.14(brs,1H).
実施例67
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4,6−ジフェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン47mgに、20%水酸化パラジウム−炭素24mgおよびメタノール15mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノール、ジイソプロピルエーテルおよびジエチルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、濃緑色固体の5,8−ジヒドロキシ−4,6−ジフェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン3mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:7.30-7.58(m,10H),9.02(s,1H).
実施例68
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−6−メチル−4−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン60mgに、20%水酸化パラジウム−炭素30mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡緑色固体の5,8−ジヒドロキシ−6−メチル−4−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン35mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.99(s,3H),7.40-7.53(m,5H),9.00(s,1H),10.32(brs,1H),10.99(brs,1H).
実施例69
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4,6−ジメチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgに、20%水酸化パラジウム−炭素6mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の5,8−ジヒドロキシ−4,6−ジメチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン3mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.05(s,3H),2.91(s,3H),8.81(s,1H),10.82(brs,1H).
実施例70
Figure 2013115265
N−ベンジル−4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド28mgに、20%水酸化パラジウム−炭素14mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、緑色固体のN−ベンジル−4−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド7mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.58(d,J=5.8Hz,2H),4.74(d,J=5.6Hz,2H),7.21-7.44(m,10H),8.48(s,1H),9.19(s,1H),9.38-9.52(m,1H),9.82-9.90(m,1H),11.43(brs,1H).
実施例71
Figure 2013115265
エチル=4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート74mgに、20%水酸化パラジウム−炭素37mg、メタノール14mLおよびジオキサン7mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のエチル=4−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート24mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.31(t,6.6Hz,3H),4.23-4.36(m,2H),4.69-4.81(m,2H),7.21-7.42(m,5H),8.45(s,1H),8.87(s,1H),9.18(brs,1H),11.15(brs,1H).
実施例72
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピリジン−3−イル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgに、20%水酸化パラジウム−炭素8mg、メタノール20mLおよびジオキサン10mLを加え、水素雰囲気下、室温で25分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノール、2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡緑色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((2−(ピリジン−3−イル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン8mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.81(s,3H),4.39(d,J=5.1Hz,2H),5.24(s,1H),6.56-6.64(m,1H),7.30-7.64(m,5H),7.87-7.96(m,1H),8.58-8.70(m,2H),8.77(s,1H),10.56(brs,1H).
実施例73
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン48mgに、10%パラジウム−炭素24mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で1時間40分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡緑色固体の5−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン25mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.02-3.16(m,2H),3.50-3.68(m,2H),4.40(s,2H),6.14(s,1H),7.22(s,4H),9.05(s,1H),9.07(s,1H),10.99(brs,1H).
実施例74
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−エチル−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、濃塩酸5mLおよびTFA5mLを加え、70〜80℃で6時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、褐色固体の4−エチル−5,8−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.25(t,J=7.4Hz,3H),3.29(q,J=7.4Hz,2H),6.09(s,1H),8.98(s,1H),12.29(brs,1H).
実施例75
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgに、10%パラジウム−炭素3mgおよびメタノール5mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の8−ヒドロキシ−5−((1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン3mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.60-2.20(m,4H),2.70-2.90(m,2H),4.80-4.94(m,1H),5.78(s,1H),7.06-7.34(m,4H),7.52-7.68(m,1H),9.00(s,1H),9.43(s,1H),10.65(brs,1H).
実施例76
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(メチルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン8mgに、10%パラジウム−炭素4mgおよびメタノール6mLを加え、水素雰囲気下、室温で2時間35分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−ヒドロキシ−5−(メチルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン3mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.81(d,J=4.4Hz,3H),5.43(s,1H),7.45-7.70(m,1H),9.00(s,1H),9.24(s,1H),10.63(brs,1H).
実施例77
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4,5−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、濃塩酸5mLおよびTFA5mLを加え、70〜80℃で4時間30分間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の4,5,8−トリヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン18mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.75(s,1H),8.40(s,1H),11.09(brs,1H),11.81(s,1H),13.33(brs,1H).
実施例78
Figure 2013115265
N−ベンジル−4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド36mgに、20%水酸化パラジウム−炭素18mg、ジオキサン6mLおよびメタノール6mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体のN−ベンジル−4−(ベンジルアミノ)−5,8−ジヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド21mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.62(d,J=5.6Hz,2H),4.79(d,J=6.0Hz,2H),7.22-7.42(m,10H),8.45(s,1H),9.07(brs,1H),10.53(brs,1H),10.93(brs,1H).
実施例79
Figure 2013115265
4−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン26mgに、20%水酸化パラジウム−炭素13mg、ジオキサン6mLおよびメタノール6mLを加え、水素雰囲気下、室温で35分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の4−(ベンジルアミノ)−5,8−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.75(d,J=5.6Hz,2H),5.74(s,1H),7.20-7.37(m,5H),8.33(s,1H),8.49(brs,1H),10.57(brs,1H),12.42(brs,1H).
実施例80
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−((2−フェニルエチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン55mgに、20%水酸化パラジウム−炭素28mgおよびメタノール15mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の5,8−ジヒドロキシ−4−((2−フェニルエチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン27mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.90(t,J=7.2Hz,2H),3.68-3.82(m,2H),5.71(s,1H),7.18-7.36(m,5H),8.07(brs,1H),8.38(s,1H),10.60(brs,1H),12.36(brs,1H).
実施例81
Figure 2013115265
4−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−N−フェニル−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド37mgに、20%水酸化パラジウム−炭素19mg、メタノール6mLおよびTHF6mLを加え、水素雰囲気下、室温で40分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡緑色固体の4−アニリノ−5,8−ジヒドロキシ−7−オキソ−N−フェニル−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド22mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:7.14-7.29(m,2H),7.32-7.52(m,4H),7.65(d,J=8.0Hz,2H),7.74(d,J=8.0Hz,2H),8.61(s,1H),11.28(brs,1H),12.37(brs,1H).
実施例82
Figure 2013115265
4−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン24mgに、20%水酸化パラジウム−炭素12mgおよびメタノール12mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の4−アニリノ−5,8−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.29(s,1H),6.96-7.08(m,1H),7.25-7.40(m,2H),7.66-7.76(m,2H),8.35(s,1H),12.78(brs,1H).
実施例83
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン14mgに、20%水酸化パラジウム−炭素7mgおよびメタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,3H),4.58-4.74(m,2H),5.44(s,1H),6.84-7.02(m,1H),7.84-7.94(m,1H),8.06-8.16(m,1H),8.74-8.92(m,2H),10.62(brs,1H).
実施例84
Figure 2013115265
tert−ブチル=(3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)(メチル)カルバマート64mgに、酢酸エチル6mLおよび2.9mol/L塩化水素/酢酸エチル溶液0.9mLを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に、酢酸エチル2mL、メタノール2mLおよび2.9mol/L塩化水素/酢酸エチル溶液4mLを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびメタノールの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体53mgを得た。得られた黄色固体49mgに、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。有機層を分取し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に20%水酸化パラジウム−炭素25mgおよびメタノール15mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((3−(メチルアミノ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン26mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.65(d,J=4.9Hz,3H),3.00(s,3H),4.33(d,J=5.4Hz,2H),5.40(s,1H),5.60-5.72(m,1H),6.36-6.48(m,1H),6.52-6.62(m,2H),6.73-6.86(m,1H),7.00-7.12(m,1H),8.79(s,1H).
実施例85
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピリジン−3−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン65mgに、20%水酸化パラジウム−炭素33mgおよびメタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((2−(ピリジン−3−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン31mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.71(s,3H),3.01(t,J=7.0Hz,2H),3.35-3.55(m,2H),5.65(s,1H),6.10-6.24(m,1H),7.36(dd,J=7.8,4.9Hz,1H),7.76(d,J=7.8Hz,1H),8.40-8.48(m,1H),8.48-8.60(m,1H),8.77(s,1H),10.60(s,1H).
実施例86
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピリジン−4−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン17mgに、20%水酸化パラジウム−炭素9mgおよびメタノール8mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((2−(ピリジン−4−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.71(s,3H),3.01(t,J=7.0Hz,2H),3.42-3.54(m,2H),5.66(s,1H),6.09-6.22(m,1H),7.32-7.39(m,2H),8.45-8.53(m,2H),8.77(s,1H),10.60(brs,1H).
実施例87
Figure 2013115265
5−アニリノ−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgに、20%水酸化パラジウム−炭素2mgおよびメタノール6mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡緑色固体の5−アニリノ−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン2mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.94(s,3H),5.99(s,1H),7.11-7.19(m,1H),7.22-7.31(m,2H),7.36-7.47(m,2H),8.15(s,1H),8.86(s,1H),10.82(brs,1H).
実施例88
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−インドール−6−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン102mgに、20%水酸化パラジウム−炭素51mg、メタノール15mLおよびTHF15mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−(((1H−インドール−6−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン66mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,3H),4.53(d,J=5.1Hz,2H),5.49(s,1H),6.39(s,1H),6.81-6.89(m,1H),7.07(d,J=8.0Hz,1H),7.27-7.34(m,1H),7.42(s,1H),7.52(d,J=8.0Hz,1H),8.79(s,1H),10.56(brs,1H),11.02(brs,1H).
実施例89
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−インドール−4−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン116mgに、20%水酸化パラジウム−炭素58mg、メタノール15mLおよびTHF15mLを加え、水素雰囲気下、室温で25分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−5−(((1H−インドール−4−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン65mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.99(s,3H),4.60-4.80(m,2H),5.46(s,1H),6.60-6.75(m,1H),6.80-6.86(m,1H),6.90-7.15(m,2H),7.25-7.55(m,2H),8.79(s,1H),10.56(brs,1H),11.23(brs,1H).
実施例90
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン42mgに、20%水酸化パラジウム−炭素21mgおよびメタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン28mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.50-1.70(m,2H),1.82-2.04(m,2H),2.06-2.20(m,2H),2.18(s,3H),2.60-2.80(m,2H),2.90(s,3H),3.15-3.55(m,1H),5.60(s,1H),5.86(d,J=6.8Hz,1H),8.77(s,1H),10.63(brs,1H).
実施例91
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン37mgに、20%水酸化パラジウム−炭素19mg、メタノール15mLおよびTHF15mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−5−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン21mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.98(s,3H),4.42(d,J=5.4Hz,2H),5.45(s,1H),6.77-6.84(m,1H),6.86-6.93(m,1H),6.96-7.04(m,2H),8.79(s,1H),10.53-10.65(m,3H).
実施例92
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピリジン−2−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン60mgに、20%水酸化パラジウム−炭素30mgおよびメタノール10mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、灰色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((2−(ピリジン−2−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン25mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.81(s,3H),3.09-3.20(m,2H),3.45-3.59(m,2H),5.61(s,1H),6.50-6.60(m,1H),7.20-7.33(m,1H),7.38(d,J=7.8Hz,1H),7.75(ddd,J=7.6,7.6,1.9Hz,1H),8.52-8.58(m,1H),8.78(s,1H),10.58(brs,1H).
実施例93
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−インドール−5−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン54mgに、20%水酸化パラジウム−炭素27mg、メタノール7mLおよびTHF7mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−(((1H−インドール−5−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン11mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00(s,3H),4.50(d,J=5.1Hz,2H),5.49(s,1H),6.33-6.43(m,1H),6.76-6.86(m,1H),7.16(dd,J=8.4,1.3Hz,1H),7.30-7.42(m,2H),7.58(s,1H),8.79(s,1H),10.55(brs,1H),11.08(brs,1H).
実施例94
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−フェニルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン80mgに、20%水酸化パラジウム−炭素40mg、メタノール10mLおよびTHF10mLを加え、水素雰囲気下、室温で2時間5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((6−フェニルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン51mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.02(s,3H),4.56(d,J=5.4Hz,2H),5.50(s,1H),6.86-6.95(m,1H),7.38-7.55(m,3H),7.89-7.99(m,2H),8.05-8.12(m,2H),8.72-8.77(m,1H),8.81(s,1H),10.61(brs,1H).
実施例95
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−インドール−2−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン66mgに、20%水酸化パラジウム−炭素33mg、メタノール5mLおよびジオキサン5mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−ヒドロキシ−5−(((1H−インドール−2−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン14mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.04(s,3H),4.60(d,J=5.1Hz,2H),5.62(s,1H),6.43(s,1H),6.68-6.82(m,1H),6.90-7.10(m,2H),7.28-7.38(m,1H),7.42-7.52(m,1H),8.81(s,1H),11.04(brs,1H).
実施例96
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン24mgに、20%水酸化パラジウム−炭素12mg、メタノール4.5mLおよびジオキサン3.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−5−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:6.79(s,1H),7.55-7.63(m,5H),8.75(s,1H),9.14(s,1H),11.47(brs,1H).
実施例97
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((ビフェニル−4−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgに、20%水酸化パラジウム−炭素8mg、メタノール6.0mLおよびジオキサン4.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素8mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(((ビフェニル−4−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン8mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.49-4.55(m,2H),5.43(s,1H),7.32-7.39(m,1H),7.42-7.52(m,4H),7.62-7.69(m,4H),8.11-8.18(m,1H),9.02(s,1H),9.41(s,1H).
実施例98
Figure 2013115265
4−(ベンジルアミノ)−1−(ベンジルオキシ)ピリミド[4,5−d]ピリミジン−2(1H)−オン38mgに、20%水酸化パラジウム−炭素19mg、メタノール11mLおよびジオキサン3.7mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の4−(ベンジルアミノ)−1−ヒドロキシピリミド[4,5−d]ピリミジン−2(1H)−オン27mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.71(d,J=5.8Hz,2H),7.16-7.44(m,5H),9.06(s,1H),9.29-9.40(m,2H),10.70(brs,1H).
実施例99
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((E)−2−フェニルビニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgに、20%水酸化パラジウム−炭素8mg、メタノール4.5mLおよびジオキサン3.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−(2−フェニルエチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.93-3.01(m,2H),3.18-3.25(m,2H),6.64(s,1H),7.15-7.33(m,5H),9.08(s,1H),9.24(s,1H).
実施例100
Figure 2013115265
5,8−ビス(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン95mgに、パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体(Pd3.5-6.5%)48mg、メタノール19mLおよびジオキサン19mLを加え、水素雰囲気下、室温で1時間50分間攪拌した。パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、不溶物を濾去後、水層を分取した。得られた水層に3mol/L塩酸を加え、pH4.5に調整し、室温で30分間攪拌した。析出物を濾取し、淡赤色固体19mgを得た。得られた淡赤色固体19mgをPLCガラスプレート[メルク株式会社、PLCガラスプレートシリカゲル60 F254、溶離液;クロロホルム:メタノール=5:1]で精製した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、不溶物を濾去した。濾液に3mol/L塩酸を加え、pH4.5に調整後、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(ベンジルオキシ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン2mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.34(s,2H),6.35(s,1H),7.35-7.48(m,3H),7.52-7.58(m,2H),9.12(s,1H),9.12(s,1H).
実施例101
Figure 2013115265
ベンジル=4−(((8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゾアート11mgに、20%水酸化パラジウム−炭素6mg、メタノール5.5mLおよびジオキサン3.3mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の4−(((8−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)安息香酸5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.52-4.59(m,2H),5.36(s,1H),7.44-7.51(m,2H),7.88-7.95(m,2H),8.12-8.18(m,1H),9.03(s,1H),9.39(s,1H).
実施例102
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ジメチルアミノ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン25mgに、20%水酸化パラジウム−炭素13mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン2.5mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−((4−(ジメチルアミノ)ベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン14mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.86(s,6H),4.32(d,J=5.6Hz,2H),5.40(s,1H),6.68-6.74(m,2H),7.17-7.24(m,2H),7.97(t,J=5.7Hz,1H),9.00(s,1H),9.37(s,1H),10.60(brs,1H).
実施例103
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(ベンジルオキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン29mgに、20%水酸化パラジウム−炭素29mg、メタノール8.7mLおよびジオキサン4.4mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−5−((4−ヒドロキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.32(d,J=5.6Hz,2H),5.40(s,1H),6.73(d,J=8.3Hz,2H),7.18(d,J=8.3Hz,2H),7.94-8.01(m,1H),9.01(s,1H),9.33(brs,1H),9.37(s,1H),10.61(brs,1H).
実施例104
Figure 2013115265
エチル=8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート30mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mg、メタノール6.0mLおよびジオキサン6.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄緑色固体のエチル=5,8−ジヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート18mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.28(t,J=7.1Hz,3H),4.28(q,J=7.2Hz,2H),9.10(s,1H),9.19(s,1H),10.96(brs,1H).
実施例105
Figure 2013115265
N−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド56mgに、20%水酸化パラジウム−炭素28mg、メタノール10mLおよびジオキサン14mLを加え、水素雰囲気下、室温で8分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に酢酸エチルを加え、不溶物を濾去し、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−ベンジル−5,8−ジヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド30mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.63(d,J=6.1Hz,2H),7.25-7.43(m,5H),9.24(s,1H),9.31(s,1H),10.29(brs,1H),11.30(brs,1H).
実施例106
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン17mgに、10%パラジウム−炭素9mgおよびメタノール8.5mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.99(s,3H),4.52(d,J=5.4Hz,2H),5.44(s,1H),6.80-6.90(m,1H),7.38(dd,J=8.1,5.1Hz,1H),7.80-7.87(m,1H),8.48(dd,J=4.8,1.6Hz,1H),8.65(d,J=1.4Hz,1H),8.80(s,1H),10.59(brs,1H).
実施例107
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボニトリル10mgに、10%パラジウム−炭素5mg、メタノール8.0mLおよびジオキサン2.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボニトリル5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:5.04(s,2H),7.22-7.50(m,5H),9.10(s,1H),9.52(s,1H).
実施例108
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3,4−ジヒドロキシベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgに、10%パラジウム−炭素6mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン2.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−((3,4−ジヒドロキシベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.22-4.32(m,2H),5.39(s,1H),6.59-6.78(m,3H),7.97(brs,1H),9.01(s,1H),9.37(s,1H).
実施例109
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド15mgに、20%水酸化パラジウム−炭素8mg、メタノール6.0mLおよびジオキサン6.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5,8−ジヒドロキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:8.94(brs,1H),9.19-9.34(m,1H),9.21(s,1H),9.27(s,1H),11.21(brs,1H).
実施例110
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン20mgに、10%パラジウム−炭素10mg、メタノール8.0mLおよびジオキサン4.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−((4−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(s,3H),4.31(d,J=5.4Hz,2H),5.43(s,1H),6.66-6.78(m,3H),7.19-7.25(m,2H),8.78(s,1H),9.35(brs,1H).
実施例111
Figure 2013115265
N−ベンジル−8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド26mgに、20%水酸化パラジウム−炭素13mg、メタノール6.0mLおよびジオキサン6.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物に酢酸エチルを加え、不溶物を濾去し、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−ベンジル−5,8−ジヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド14mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.92(s,3H),4.63(d,J=5.8Hz,2H),7.26-7.33(m,1H),7.33-7.40(m,4H),9.01(s,1H),10.46(brs,1H),11.18(s,1H).
実施例112
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgに、10%パラジウム−炭素8mg、メタノール4.0mLおよびジオキサン2.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−((2−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),4.32-4.40(m,2H),5.43(s,1H),6.69-6.80(m,2H),6.84-6.89(m,1H),7.06-7.12(m,1H),7.21-7.26(m,1H),8.78(s,1H).
実施例113
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3,4−ジヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン17mgに、10%パラジウム−炭素9mg、メタノール12mLおよびジオキサン12mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−((3,4−ジヒドロキシベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),4.26(d,J=5.4Hz,2H),5.42(s,1H),6.62-6.74(m,3H),6.78(d,J=2.0Hz,1H),8.74-8.93(m,2H),8.79(s,1H),10.58(brs,1H).
実施例114
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgに、10%パラジウム−炭素6mgおよびメタノール8.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−5−((3−ヒドロキシベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン7mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00(s,3H),4.38(d,J=5.4Hz,2H),5.39(s,1H),6.61-6.68(m,1H),6.77-6.86(m,3H),7.15(dd,J=7.7,7.7Hz,1H),8.80(s,1H),9.38(brs,1H).
実施例115
Figure 2013115265
エチル=5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メトキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート35mgに、メタノール1.8mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液1.8mLを加え、窒素雰囲気下、70〜80℃で20分間、80〜90℃で1時間加熱攪拌後、1時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、5mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.9mLを加え、窒素雰囲気下、2時間加熱還流した。反応混合物を冷却後、5mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.9mLを加え、窒素雰囲気下、3時間加熱還流した。反応混合物に氷冷下、2mol/L塩酸を加え、pH7に調整し、析出物を濾取した。得られた固体にメタノールを加え、不溶物を濾去後、減圧下で溶媒を留去し、淡黄色固体30mgを得た。得られた淡黄色固体30mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mg、メタノール6.0mLおよびジオキサン2.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−4,8−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:4.33(d,J=5.6Hz,2H),5.01(s,1H),7.22-7.40(m,5H),8.04(s,1H),10.10(brs,1H).
実施例116
Figure 2013115265
5,8−ビス(ベンジルオキシ)−6−(4−メトキシフェニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgに、20%水酸化パラジウム−炭素5mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン2.5mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5,8−ジヒドロキシ−6−(4−メトキシフェニル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.80(s,3H),6.94-7.02(m,2H),7.32-7.40(m,2H),9.04(s,1H),9.18(s,1H),10.89(brs,1H).
実施例117
Figure 2013115265
6−ベンジル−5,8−ビス(ベンジルオキシ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン35mgに、20%水酸化パラジウム−炭素18mg、メタノール7.0mLおよびジオキサン7.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素18mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の6−ベンジル−5,8−ジヒドロキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.96(s,2H),7.10-7.29(m,5H),9.04(s,1H),9.20(s,1H),10.92(brs,1H).
実施例118
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−6−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgに、20%水酸化パラジウム−炭素6mgおよびメタノール8.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物にジオキサンを加え、水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシ−6−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.86(d,J=6.6Hz,2H),6.85-6.92(m,2H),7.04-7.23(m,6H),7.30-7.37(m,3H),9.04(s,1H),9.48(s,1H),10.78(brs,1H).
実施例119
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−ヒドロキシ−4−メトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgに、パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体(Pd3.5-6.5%)3mg、メタノール3.0mLおよびジオキサン1.5mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5,8−ジヒドロキシ−4−メトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン3mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.49(s,3H),5.78(s,1H),8.64(s,1H),11.10(brs,1H),11.72(brs,1H).
実施例120
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン21mgに、パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体(Pd3.5-6.5%)11mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシ−4−メトキシピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.43(s,3H),4.40(d,J=5.6Hz,2H),5.26(s,1H),7.25-7.41(m,5H),8.53(s,1H),8.99-9.05(m,1H).
実施例121
Figure 2013115265
5−(ベンジルアミノ)−8−(ベンジルオキシ)−6−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgに、20%水酸化パラジウム−炭素5mgおよびメタノール5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−(ベンジルアミノ)−8−ヒドロキシ−6−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.07(s,3H),4.60(d,J=6.8Hz,2H),6.55-6.63(m,1H),7.18-7.36(m,5H),8.95(s,1H),9.26(s,1H).
実施例122
Figure 2013115265
N−(2−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド8mgに、20%水酸化パラジウム−炭素4mg、メタノール4.0mLおよびジオキサン4.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(2−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,6H),4.46-4.60(m,2H),5.31(s,1H),6.95(brs,1H),7.12-7.43(m,4H),8.80(s,1H),9.34(brs,1H),10.57(brs,1H).
実施例123
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−ニトロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgに、20%水酸化パラジウム−炭素8mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の5−((2−アミノベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),4.24(d,J=5.1Hz,2H),5.11(brs,2H),5.44(s,1H),6.50-6.57(m,1H),6.57-6.63(m,1H),6.66-6.72(m,1H),6.95-7.01(m,1H),7.05-7.11(m,1H),8.79(s,1H).
実施例124
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((キノリン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgに、20%水酸化パラジウム−炭素10mgおよびメタノール8.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素19mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素19mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((キノリン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.04(s,3H),4.67-4.75(m,2H),5.50(s,1H),6.91-7.00(m,1H),7.56-7.64(m,1H),7.70-7.78(m,1H),7.95-8.06(m,2H),8.31-8.36(m,1H),8.80(s,1H),9.00(d,J=2.0Hz,1H).
実施例125
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((4−ニトロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン14mgに、20%水酸化パラジウム−炭素7mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−((4−アミノベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.95(s,3H),4.23(d,J=4.9Hz,2H),5.01(brs,2H),5.45(s,1H),6.52-6.57(m,2H),6.57-6.64(m,1H),7.04-7.10(m,2H),8.78(s,1H).
実施例126
Figure 2013115265
N−(3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド19mgに、20%水酸化パラジウム−炭素10mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(3−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド11mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.95(s,3H),3.00(s,3H),4.40-4.47(m,2H),5.39(s,1H),6.82-6.88(m,1H),7.06-7.15(m,2H),7.22-7.27(m,1H),7.31(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),8.80(s,1H).
実施例127
Figure 2013115265
5−アミノ−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン7mgに、パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体(Pd3.5-6.5%)4mgおよびメタノール5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で1時間20分間攪拌した。パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去し、黄色固体の5−アミノ−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.88(s,3H),5.73(s,1H),6.32(brs,2H),8.73(s,1H).
実施例128
Figure 2013115265
N−(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド11mgに、20%水酸化パラジウム−炭素6mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素6mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(4−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)メタンスルホンアミド6mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(s,3H),2.99(s,3H),4.37-4.43(m,2H),5.41(s,1H),6.76-6.82(m,1H),7.15-7.21(m,2H),7.34-7.41(m,2H),8.79(s,1H).
実施例129
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−ニトロベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgに、20%水酸化パラジウム−炭素7mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−((3−アミノベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン7mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.99(s,3H),4.30(d,J=5.6Hz,2H),5.07(brs,2H),5.38(s,1H),6.41-6.48(m,1H),6.50-6.61(m,2H),6.72-6.79(m,1H),6.99(dd,J=7.7,7.7Hz,1H),8.78(s,1H).
実施例130
Figure 2013115265
N−(8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ベンズアミド4mgに、20%水酸化パラジウム−炭素2mg、メタノール2.5mLおよびジオキサン2.5mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素2mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去し、黄色固体のN−(8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ベンズアミド3mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:2.89(s,3H),7.02(s,1H),7.54-7.62(m,2H),7.63-7.70(m,1H),8.00-8.06(m,2H),8.91(s,1H).
実施例131
Figure 2013115265
tert−ブチル=(3−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート19mgに、10%パラジウム−炭素10mgおよびメタノール5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去し、黄色油状物のtert−ブチル=(3−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート11mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:1.39(s,9H),3.07(s,3H),4.22(s,2H),4.52(s,2H),5.61(s,1H),7.16-7.22(m,1H),7.27-7.37(m,3H),8.80(s,1H).
実施例132
Figure 2013115265
tert−ブチル=(3−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート11mgの塩化メチレン2.0mL溶液に氷冷下、TFA0.50mLを加え、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にエタノール1.0mLおよび2.9mol/L塩化水素/エタノール溶液0.20mLを加え、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルに懸濁させ、析出物を濾取した。得られた固体にメタノール2.0mLおよび水2.0mLを加え、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、pH6.8に調整した。析出物を濾取し、褐色固体の5−((3−(アミノメチル)ベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン6mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.01(s,3H),3.77(s,2H),4.38-4.52(m,2H),5.38(s,1H),6.84(brs,1H),7.20-7.35(m,3H),7.35-7.45(m,1H),8.80(s,1H).
実施例133
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン7mgに、20%水酸化パラジウム−炭素4mg、メタノール3.0mLおよびジオキサン3.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素4mgを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.99(s,3H),4.62-4.72(m,2H),5.32(s,1H),6.87(brs,1H),7.80(d,J=5.1Hz,1H),8.77-8.83(m,2H),8.85(s,1H).
実施例134
Figure 2013115265
5−((4−(アミノメチル)ベンジル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン23mgに、20%水酸化パラジウム−炭素12mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン2.5mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素23mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素35mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−((4−(アミノメチル)ベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:3.07(s,3H),4.06(s,2H),4.57(s,2H),5.55(s,1H),7.42-7.47(m,2H),7.48-7.53(m,2H),8.81(s,1H).
実施例135
Figure 2013115265
4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゼンスルホンアミド23mgに、20%水酸化パラジウム−炭素11mg、メタノール15mLおよびジオキサン15mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素11mgを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の4−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンゼンスルホンアミド18mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.02(s,3H),4.56(d,J=5.4Hz,2H),5.33(s,1H),6.90-6.97(m,1H),7.31(brs,2H),7.58-7.63(m,2H),7.78-7.83(m,2H),8.81(s,1H).
実施例136
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((5−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン8mgに、20%水酸化パラジウム−炭素4mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン2.5mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素4mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((5−メチルピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.29(s,3H),2.99(s,3H),4.47(d,J=5.4Hz,2H),5.42(s,1H),6.79-6.86(m,1H),7.62-7.66(m,1H),8.30-8.34(m,1H),8.42-8.47(m,1H),8.79(s,1H).
実施例137
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−メチルベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン42mgに、20%水酸化パラジウム−炭素21mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((3−メチルベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン22mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.30(s,3H),3.00(s,3H),4.42(d,J=5.6Hz,2H),5.39(s,1H),6.78-6.85(m,1H),7.05-7.11(m,1H),7.18-7.28(m,3H),8.79(s,1H),10.55(brs,1H).
実施例138
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(ピペリジン−1−イル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン96mgに、20%水酸化パラジウム−炭素48mg、メタノール7.5mLおよびジオキサン7.5mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルに懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((2−(ピペリジン−1−イル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン67mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.50-1.62(m,2H),1.67-1.78(m,4H),2.80-2.91(m,4H),2.98(s,3H),4.43(d,J=5.6Hz,2H),5.49(s,1H),6.85-6.93(m,1H),7.01-7.08(m,1H),7.12-7.17(m,1H),7.20-7.27(m,1H),7.38-7.44(m,1H),8.78(s,1H),10.52(brs,1H).
実施例139
Figure 2013115265
tert−ブチル=(2−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート30mgに、10%パラジウム−炭素15mgおよびメタノール5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に10%パラジウム−炭素8mgを加え、水素雰囲気下、室温で5分間攪拌した。パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去し、淡褐色固体のtert−ブチル=(2−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート23mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:1.39(s,9H),3.00(s,3H),4.35(s,2H),4.53(s,2H),5.68(s,1H),7.24-7.42(m,4H),8.81(s,1H).
実施例140
Figure 2013115265
tert−ブチル=(2−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ベンジル)カルバマート22mgの塩化メチレン2.0mL懸濁液に氷冷下、TFA0.50mLを加え、室温で3時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にエタノール5.0mLおよび2.9mol/L塩化水素/エタノール溶液0.40mLを加え、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にメタノール3.0mLおよび水3.0mLを加え、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、pH7.0に調整し、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にメタノールおよびジオキサンを加え、不溶物を濾去後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の5−((2−(アミノメチル)ベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),4.11(s,2H),4.52-4.58(m,2H),5.54(s,1H),6.85(brs,1H),7.32-7.40(m,3H),7.45-7.51(m,1H),8.81(s,1H).
実施例141
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((イソキノリン−4−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン32mgに、20%水酸化パラジウム−炭素48mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にクロロホルムおよび0.5mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加え、水層を分取した。有機層を0.5mol/L水酸化ナトリウム水溶液で2回抽出し、水層と併せ、2mol/L塩酸を加え、pH6.5に調整した。析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−5−(((イソキノリン−4−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン2mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.90(s,3H),4.84-4.93(m,2H),5.64(s,1H),6.78-6.87(m,1H),7.71-7.79(m,1H),7.85-7.93(m,1H),8.20(d,J=7.8Hz,1H),8.27(d,J=8.8Hz,1H),8.56(s,1H),8.80(s,1H),9.29(s,1H),10.62(brs,1H).
実施例142
Figure 2013115265
N−(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)アセトアミド22mgに、20%水酸化パラジウム−炭素11mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン2.5mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(4−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)アセトアミド16mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.02(s,3H),2.98(s,3H),4.39(d,J=5.1Hz,2H),5.40(s,1H),6.73-6.81(m,1H),7.33(d,J=8.3Hz,2H),7.55(d,J=8.6Hz,2H),8.78(s,1H),9.93(s,1H),10.61(brs,1H).
実施例143
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3−((ジメチルアミノ)メチル)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン39mgに、パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体(Pd3.5-6.5%)20mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で12時間攪拌した。パラジウム−炭素−エチレンジアミン複合体を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にクロロホルムおよび0.5mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加え、水層を分取した。有機層を0.5mol/L水酸化ナトリウム水溶液で抽出し、水層と併せ、1mol/L塩酸を加え、pH7.0に調整し、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にメタノールおよびジオキサンを加え、不溶物を濾去後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−((3−((ジメチルアミノ)メチル)ベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン27mgを得た。
1H-NMR(CD3OD)δ値:2.42(s,6H),3.07(s,3H),3.71-3.79(m,2H),4.56(s,2H),5.59(s,1H),7.26-7.32(m,1H),7.36-7.48(m,3H),8.81(s,1H).
実施例144
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン15mgに、20%水酸化パラジウム−炭素8mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−((4−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン8mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.98(s,3H),3.64-3.75(m,2H),3.92-4.00(m,2H),4.32-4.42(m,2H),4.80-4.88(m,1H),5.42(s,1H),6.72-6.81(m,1H),6.93(d,J=8.5Hz,2H),7.33(d,J=8.3Hz,2H),8.79(s,1H),10.52(brs,1H).
実施例145
Figure 2013115265
N−(4−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド40mgに、20%水酸化パラジウム−炭素20mg、メタノール5.0mLおよびジオキサン5.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素20mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体のN−(4−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド29mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.95(s,3H),4.33(d,J=5.4Hz,2H),5.33(s,1H),6.69-6.76(m,1H),7.05(d,J=8.5Hz,2H),7.26(d,J=8.6Hz,2H),7.49-7.63(m,3H),7.70-7.77(m,2H),8.78(s,1H),10.26(brs,1H),10.57(brs,1H).
実施例146
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((6−フェノキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン118mgに、20%水酸化パラジウム−炭素59mg、メタノール8.0mLおよびジオキサン8.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((6−フェノキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン72mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),4.45(d,J=5.4Hz,2H),5.49(s,1H),6.76-6.83(m,1H),7.02(d,J=8.5Hz,1H),7.08-7.15(m,2H),7.17-7.24(m,1H),7.37-7.45(m,2H),7.91(dd,J=8.6,2.4Hz,1H),8.22(d,J=2.2Hz,1H),8.79(s,1H),10.59(brs,1H).
実施例147
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン122mgに、20%水酸化パラジウム−炭素61mg、メタノール6.0mLおよびジオキサン3.0mLを加え、水素雰囲気下、室温で15分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールおよびジオキサンの混合溶媒で洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン75mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.98(s,3H),4.42(d,J=5.4Hz,2H),5.10(q,J=9.0Hz,2H),5.32(s,1H),6.73-6.80(m,1H),7.11(dd,J=7.3,5.1Hz,1H),7.74-7.80(m,1H),8.14(dd,J=5.0,1.8Hz,1H),8.80(s,1H),10.61(brs,1H).
実施例148
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン60mgに、20%水酸化パラジウム−炭素30mgおよびメタノール60mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、微黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン36mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.02(s,3H),4.58(d,J=5.1Hz,2H),5.36(s,1H),6.90-6.97(m,1H),7.62-7.67(m,2H),7.70-7.75(m,2H),8.80(s,1H).
実施例149
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgに、20%水酸化パラジウム−炭素8mgおよびメタノール16mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、濃黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((2−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.98(s,3H),4.60(s,2H),5.23(s,1H),6.60(brs,1H),7.46-7.53(m,1H),7.56-7.68(m,2H),7.76-7.82(m,1H),8.61(brs,1H).
実施例150
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgに、20%水酸化パラジウム−炭素4mgおよびメタノール9mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((ピリジン−2−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン4mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.03(s,3H),4.50-4.60(m,2H),5.46(s,1H),7.00-7.10(m,1H),7.29-7.37(m,1H),7.44-7.51(m,1H),7.77-7.86(m,1H),8.57-8.61(m,1H),8.74(s,1H).
実施例151
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3−フルオロベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mgおよびメタノール30mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の5−((3−フルオロベンジル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00(s,3H),4.49(d,J=5.1Hz,2H),5.38(s,1H),6.79-6.88(m,1H),7.06-7.13(m,1H),7.23-7.30(m,2H),7.37-7.45(m,1H),8.77(s,1H).
実施例152
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((4−イソプロピルベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mgおよびメタノール30mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−ヒドロキシ−5−((4−イソプロピルベンジル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.19(d,J=7.1Hz,6H),2.82-2.92(m,1H),2.98(s,3H),4.40(d,J=5.1Hz,2H),5.42(s,1H),6.71-6.79(m,1H),7.21-7.26(m,2H),7.31-7.37(m,2H),8.73(s,1H).
実施例153
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((2−フリルメチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン28mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mgおよびメタノール30mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の5−((2−フリルメチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン9mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.91(s,3H),4.43(d,J=3.7Hz,2H),5.65(s,1H),6.39-6.46(m,2H),6.58-6.69(m,1H),7.63(s,1H),8.74(s,1H).
実施例154
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((1H−イミダゾール−2−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン13mgに、20%水酸化パラジウム−炭素6mgおよびメタノール30mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素6mgを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の8−ヒドロキシ−5−(((1H−イミダゾール−2−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン2mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.99(s,3H),4.41(s,2H),5.56(s,1H),6.69-6.87(m,1H),6.88-7.05(m,2H),8.72(s,1H).
実施例155
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−((3−(ジメチルアミノ)プロピル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mgおよびメタノール30mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物にメタノールおよび2.9mol/L塩化水素/エタノール溶液を加え、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をメタノールに懸濁させ、析出物を濾取し、淡褐色固体の5−((3−(ジメチルアミノ)プロピル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン塩酸塩13mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.96-2.06(m,2H),2.77(s,6H),2.93(s,3H),3.10-3.19(m,2H),3.22-3.29(m,2H),5.63(s,1H),6.23-6.31(m,1H),8.80(s,1H),9.86(brs,1H),10.63(s,1H).
実施例156
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−(((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン16mgに、20%水酸化パラジウム−炭素8mgおよびメタノール16mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよび酢酸エチルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−(((1−メチルピペリジン−4−イル)メチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン7mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.20-1.32(m,2H),1.60-1.88(m,5H),2.14(s,3H),2.73-2.81(m,2H),2.89(s,3H),2.98-3.05(m,2H),5.54(s,1H),6.00-6.08(m,1H),8.71(s,1H).
実施例157
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン60mgに、20%水酸化パラジウム−炭素30mgおよびメタノール60mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−(((2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン35mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.97(s,3H),3.96(s,3H),4.38(d,J=4.9Hz,2H),5.32(s,1H),6.72-6.79(m,1H),6.97(dd,J=7.2,5.0Hz,1H),7.64-7.70(m,1H),8.08-8.13(m,1H),8.77(s,1H).
実施例158
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((2−メトキシピリジン−5−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン40mgに、20%水酸化パラジウム−炭素20mgおよびメタノール40mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−5−(((2−メトキシピリジン−5−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン12mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(s,3H),3.84(s,3H),4.39(d,J=4.1Hz,2H),5.48(s,1H),6.67-6.75(m,1H),6.82(d,J=8.8Hz,1H),7.74-7.80(m,1H),8.22-8.26(m,1H),8.74(s,1H).
実施例159
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン70mgに、20%水酸化パラジウム−炭素35mgおよびメタノール70mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン47mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:3.00(s,3H),4.50(d,J=4.9Hz,2H),5.40(s,1H),6.82-6.89(m,1H),7.33-7.38(m,2H),7.52-7.58(m,2H),8.78(s,1H).
実施例160
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mgおよびメタノール30mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、淡黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン14mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.98(s,3H),4.52(s,2H),5.28(s,1H),6.72-6.85(m,1H),7.34-7.46(m,3H),7.50-7.55(m,1H),8.75(s,1H).
実施例161
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((3−(ピリジン−3−イル)プロピル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン19mgに、20%水酸化パラジウム−炭素10mgおよびメタノール20mLを加え、水素雰囲気下、室温で20分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((3−(ピリジン−3−イル)プロピル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.94-2.03(m,2H),2.72-2.78(m,2H),2.88(s,3H),3.08-3.19(m,2H),5.55(s,1H),5.91-6.03(m,1H),7.29-7.36(m,1H),7.65-7.72(m,1H),8.39-8.43(m,1H),8.47-8.51(m,1H),8.67(s,1H).
実施例162
Figure 2013115265
5−(((6−アミノピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−(ベンジルオキシ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン30mgに、20%水酸化パラジウム−炭素15mgおよびメタノール30mLを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。反応混合物に20%水酸化パラジウム−炭素15mgを加え、水素雰囲気下、室温で30分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−(((6−アミノピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン10mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.94(s,3H),4.23(d,J=4.9Hz,2H),5.50(s,1H),5.86(s,2H),6.43(d,J=8.3Hz,1H),6.56-6.63(m,1H),7.44(dd,J=8.5,2.4Hz,1H),7.94-7.99(m,1H),8.78(s,1H),10.58(brs,1H).
実施例163
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−5−(((6−(ジエチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン32mgに、20%水酸化パラジウム−炭素16mgおよびメタノール32mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の5−(((6−(ジエチルアミノ)ピリジン−3−イル)メチル)アミノ)−8−ヒドロキシ−4−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン21mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.08(t,J=7.0Hz,6H),2.89(s,3H),3.46(q,J=7.1Hz,4H),4.14-4.22(m,2H),5.62(s,1H),6.09(brs,1H),6.54-6.58(m,1H),7.49-7.56(m,1H),8.08-8.13(m,1H),8.57(s,1H).
実施例164
Figure 2013115265
N−(5−(((8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ピリジン−2−イル)メタンスルホンアミド15mgに、20%水酸化パラジウム−炭素8mgおよびメタノール15mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールに懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体のN−(5−(((8−ヒドロキシ−4−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−5−イル)アミノ)メチル)ピリジン−2−イル)メタンスルホンアミド5mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(s,3H),3.10(s,3H),4.31-4.38(m,2H),5.50(s,1H),6.66-6.74(m,1H),6.74-6.84(m,1H),7.60-7.70(m,1H),8.17-8.24(m,1H),8.79(s,1H).
実施例165
Figure 2013115265
8−(ベンジルオキシ)−4−メチル−5−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン78mgに、20%水酸化パラジウム−炭素39mgおよびメタノール78mLを加え、水素雰囲気下、室温で10分間攪拌した。水酸化パラジウム−炭素を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液と洗液を併せ、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を2−プロパノールおよびジイソプロピルエーテルの混合溶媒に懸濁させ、析出物を濾取し、黄色固体の8−ヒドロキシ−4−メチル−5−((1−(ピリジン−2−イル)エチル)アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−7(8H)−オン43mgを得た。
1H-NMR(DMSO-d6)δ値:1.55(d,J=6.6Hz,3H),3.06(s,3H),4.70-4.78(m,1H),5.40(s,1H),6.75-6.84(m,1H),7.28-7.36(m,1H),7.49-7.56(m,1H),7.78-7.85(m,1H),8.56-8.61(m,1H),8.79(s,1H).
本発明の複素環化合物またはその塩は、優れた抗HIV活性を有するため、抗HIV剤として有用である。

Claims (9)

  1. 一般式
    Figure 2013115265
    「式中、RおよびRは、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換されていてもよいC2−12アルケニル基、置換されていてもよいC2−12アルキニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ基、置換されていてもよいジ(C1−6アルキル)アミノ基、置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアリールスルホニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基または一般式X−Y−R「式中、Xは、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」、酸素原子または硫黄原子を;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基、置換されていてもよいC2−6アルケニレン基、置換されていてもよいC2−6アルキニレン基または結合手を;Rは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」を;
    は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、アミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基または保護されていてもよいヒドロキシル基を;
    Zは、窒素原子または一般式CR「式中、Rは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換されていてもよいC2−12アルケニル基、置換されていてもよいC2−12アルキニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ基、置換されていてもよいジ(C1−6アルキル)アミノ基、置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアリールスルホニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基または一般式X−Y−R「式中、Xは、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」、酸素原子または硫黄原子を;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基、置換されていてもよいC2−6アルケニレン基、置換されていてもよいC2−6アルキニレン基または結合手を;Rは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」を意味する。」を示す。」で表される複素環化合物またはその塩。
  2. Zが、一般式CR「式中、Rは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換されていてもよいC2−12アルケニル基、置換されていてもよいC2−12アルキニル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ基、置換されていてもよいジ(C1−6アルキル)アミノ基、置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されていてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアリールスルホニル基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル基または一般式X−Y−R「式中、Xは、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」、酸素原子または硫黄原子を;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基、置換されていてもよいC2−6アルケニレン基、置換されていてもよいC2−6アルキニレン基または結合手を;Rは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」を意味する。」である請求項1に記載の複素環化合物またはその塩。
  3. が、一般式X−Y−R「式中、Xは、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」、酸素原子または硫黄原子を;Yは、置換されていてもよいC1−6アルキレン基、置換されていてもよいC2−6アルケニレン基、置換されていてもよいC2−6アルキニレン基または結合手を;Rは、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基を意味する。」である請求項1または2に記載の複素環化合物またはその塩。
  4. およびRが、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいC1−12アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC1−6アルキルアミノ基、置換されていてもよいジ(C1−6アルキル)アミノ基、置換されていてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよいカルバモイル基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基または保護されていてもよいヒドロキシル基である請求項1〜3のいずれか一項に記載の複素環化合物またはその塩。
  5. およびRが、同一または異なって、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよい複素環式基、保護されていてもよいアミノ基または保護されていてもよいヒドロキシル基である請求項1〜3のいずれか一項に記載の複素環化合物またはその塩。
  6. が、一般式NR「式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基またはイミノ保護基を意味する。」である請求項1〜5のいずれか一項に記載の複素環化合物またはその塩。
  7. が、置換されていてもよいC1−6アルキレン基または結合手である請求項1〜6のいずれか一項に記載の複素環化合物またはその塩。
  8. が、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよい複素環式基である請求項1〜7のいずれか一項に記載の複素環化合物またはその塩。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の複素環化合物またはその塩を含有する抗HIV剤。
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