JP2017504614A - ポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物及びメトキシ酢酸メチルの製造方法 - Google Patents

ポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物及びメトキシ酢酸メチルの製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、原料であるポリオキシメチレンジメチルエーテル又はメチラールを一酸化炭素及び水素ガスと共に、酸性分子篩触媒が担持されている反応器を通過させ、その他の溶剤を添加しない適切な反応条件下で反応させて相応的な生成物を製造し、反応過程が気液固三相反応である、エチレングリコールを生産する中間体としてのポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物及び/又はメトキシ酢酸メチルの製造方法を提供する。本発明の方法において、原料であるポリオキシメチレンジメチルエーテル又はメチラールの転化率が高く、各生成物の選択率が高く、触媒の寿命が長く、外添溶剤の使用が必要とされず、反応条件が比較的に温和であり、連続生産が可能であり、工業化応用の潜在力を有する。しかも、得られた生成物は、水素添加後に加水分解し、又は加水分解後に水素添加することによってエチレングリコールを生産することができる。

Description

本発明はエチレングリコールを生産する中間体としてのポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物及びメトキシ酢酸メチルの製造方法に関する。
エチレングリコールは国家の重要な化工原料及び戦略物質であり、ポリエステル(さらにテリレン、PETボトル、薄膜の生産が可能)、爆薬、グリオキサールの製造に用いられ、さらに凍結防止剤、可塑剤、水力流体及び溶剤などとすることができる。2009年中国のエチレングリコール輸入量が580万トンを超えており、2015年中国のエチレングリコール需要が1120万トンまで達することが予見されるが、生産能力が約500万トン、需給の差が依然として620万トンを達するので、中国のエチレングリコール生産の新規技術の開発応用には非常に良い市場将来性がある。国内外では、主に石油裂化されたエチレンを用いて酸化してエチレンオキサイドを得、エチレンオキサイドを水和してエチレングリコールを得る。中国の「石炭が富み、油が乏しく、ガスが少ない」というエネルギー資源構造、及び原油が長期的に高価運行に維持しているなどの現状に鑑みて、石炭から製造されるエチレングリコール新規石炭化工技術は、国家のエネルギー安全を保障するだけではなく、中国の石炭資源を十分に利用し、将来、石炭化工産業の最も現実的な選択である。
現在、中国国内で比較的に成熟している技術は、中国科学院福建物構所により開発された「CO気相触媒でシュウ酸エステルを合成する、及びシュウ酸エステルを触媒で水素添加してエチレングリコールを合成するセットプロセス技術」である。2009年12月上旬、業界に広く注目されている全世界初めの工業化示範装置―内モンゴル通遼金煤化工公司の「石炭から製造されるエチレングリコールプロジェクト」の第一期工事、年生産量20万トンの石炭から製造されるエチレングリコールプロジェクトの全体のプロセスフローが順調に開かれ、合格なエチレングリコール製品を生産している。しかしながら、プロセスユニットが多く、工業気体純度への要求が高く、酸化カップリング過程において貴金属触媒の使用が必要であり、環境汚染潜在性がある窒素酸化物を利用する必要がある等、該プロセスの経済性、環境保護性、エネルギー節約性及び工事の更なる拡大を制約する。
ポリオキシメチレンジメチルエーテル(又はポリメトキシメチラールと称され、英語名称:Polyoxymethylene dimethyl ethers)の分子式がCHO(CHO)CH(但し、n≧2)であり、一般的には、DMM(又はPODE)と略称される。ポリオキシメチレンジメチルエーテルの製造過程において、その生成された生成物の分布が妥当ではなく、メチラール及びDMMが高いが、ディーゼル油添加剤として使用可能なDMM3〜4の選択率が低いので、通常、その製造過程における副生成物を繰り返して分離してさらに反応させる必要があり、そうすると、エネルギー消耗が大きくなり、経済性が悪くなる。そのため、副生成物であるメチラール及びDMMを経済価値のより高い製品に直接に加工できれば、この過程の経済性が向上される。
近年、アメリカのUC、BerkeleyのAlexis T. Bell教授のプロジェクトチームは、メチラール気相カルボニル化法を用いてメトキシ酢酸メチルを製造し、その後、水素添加して加水分解してエチレングリコールを得る新しいルートを提出し、そのうち、最も肝心なステップはガスカルボニル化反応である。しかしながら、触媒の寿命が低くて、原料ガス中のメチラール濃度が低く、メチラールの転化率及びメトキシ酢酸メチルの選択率がいずれも理想的ではなく、工業化にはまだ早い[Angew. Chem. Int. Ed., 2009, 48, 4813〜4815; J. Catal., 2010, 270, 185〜195; J. Catal., 2010, 274, 150〜162; WO 2010/048300 A1 ]。
本発明の目的は、エチレングリコールを生産する中間体としてのポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物及びメトキシ酢酸メチルをカルボニル化によって製造する方法を提供することにある。
そのために、本発明は、原料であるポリオキシメチレンジメチルエーテルCHO(CHO)CH(但し、n≧2かつ整数である)を一酸化炭素及び水素ガスとともに、酸性分子篩触媒が担持された反応器を通過させ、反応温度が60〜140℃、反応圧力が2〜10MPa、ポリオキシメチレンジメチルエーテルの質量空間速度が0.2〜10.0h−1、且つその他の溶剤を添加しない条件下で反応させて生成物であるポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物を製造し、前記反応条件下で、前記原料と前記生成物のうちの少なくとも1種が液相、前記酸性分子篩触媒が固相、一酸化炭素及び水素ガスが気相であることにより、反応過程を気液固三相反応にし、かつ、一酸化炭素と前記原料とのモル比が2:1〜20:1、水素ガスと前記原料とのモル比が1:1〜5:1であることを特徴とする、カルボニル化によってエチレングリコールを生産する中間体としてのポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物を製造する方法を提供する。
本発明は、さらに、原料であるメチラールCHO−CH−OCHを一酸化炭素及び水素ガスとともに、酸性分子篩触媒が担持された反応器を通過させ、反応温度が60〜140℃、反応圧力が2〜10MPa、メチラール質量空間速度が0.2〜10.0h−1、且つその他の溶剤を添加しない条件下で反応させて生成物であるメトキシ酢酸メチル及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物を製造し、前記反応条件下で、前記原料と前記生成物のうちの少なくとも1種が液相、前記酸性分子篩触媒が固相、一酸化炭素及び水素ガスが気相であることにより、反応過程を気液固三相反応にし、且つ、一酸化炭素と前記原料とのモル比が2:1〜20:1、水素ガスと前記原料とのモル比が1:1〜5:1であることを特徴とする、エチレングリコールを生産する中間体としてのメトキシ酢酸メチル及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物をカルボニル化によって製造する方法を提供する。
1つの好ましい実施形態において、前記生成物であるポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物が、ポリオキシメチレンジメチルエーテルCHO(CHO)CH(但し、n≧2)分子鎖の−O−CH−O−構造単位中に1個又は2個以上のカルボニル基−CO−を挿入して形成される、−O−(CO)−CH−O−又は−O−CH−(CO)−O−構造単位を有する生成物である。
1つの好ましい実施形態において、前記ポリオキシメチレンジメチルエーテルはジ(オキシメチレン)ジメチルエーテルCHO(CHO)CHである。
1つの好ましい実施形態において、前記ポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物は以下の1種又は2種以上である。
CH3-O-(CO)-CH2-O-CH2-O-CH3
CH3-O -CH2-(CO)-O-CH2-O-CH3
CH3-O-(CO)-CH2-O-(CO)-CH2-O-CH3、及び
CH3-O-(CO)-CH2-O-CH2-(CO)-O-CH3
1つの好ましい実施形態において、前記酸性分子篩触媒の構造種類はMWW、FER、MFI、MOR、FAU又はBEAである。
1つの好ましい実施形態において、前記酸性分子篩触媒がMCM−22型分子篩、フェリエライト、ZSM−5型分子篩、モルデナイト、Y型ゼオライト又はBeta型分子篩のうちの任意の1種又は任意の2種以上の混合物である。
1つの好ましい実施形態において、反応温度が60〜120℃、反応圧力が4〜10MPa、前記原料の質量空間速度が0.5〜3.0h−1であり、一酸化炭素と前記原料とのモル比が2:1〜15:1、水素ガスと前記原料とのモル比が1:1〜3:1である。
1つの好ましい実施形態において、反応温度が60〜90℃、反応圧力が5〜10MPa、前記原料の質量空間速度が0.5〜1.5h−1であり、一酸化炭素と前記原料とのモル比が2:1〜10:1、水素ガスと前記原料とのモル比が1:1〜2:1である。
1つの好ましい実施形態において、前記反応器は、連続反応を実現する固定床反応器、槽型反応器、移動床反応器又は流動化床反応器である。
本発明の方法において、原料であるポリオキシメチレンジメチルエーテル又はメチラールの転化率が高く、各生成物の選択率が高く、触媒寿命が長く、外添溶剤を使用する必要がなく、反応条件が比較的に温和であり、連続的に生産することができ、工業化応用の潜在力を有している。しかも、得られた生成物は、水素添加後に加水分解し、又は加水分解後に水素添加することによってエチレングリコールを生産することができる。
本発明は、ポリオキシメチレンジメチルエーテル、一酸化炭素及び水素ガスを含有する原料を、酸性分子篩触媒が担持された反応器を通過させ、反応温度が60〜140℃、反応圧力が2〜10MPa、ポリオキシメチレンジメチルエーテルの質量空間速度が0.2〜10.0h−1、且つその他の溶剤を添加しない条件下で反応させて、ポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物を製造し、反応条件下で、原料であるポリオキシメチレンジメチルエーテル及び生成物であるポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物のうち、少なくとも1種が液相であり、触媒が固相であり、原料である一酸化炭素及び水素ガスが気相であり、反応過程が気液固三相反応であり、原料中に、一酸化炭素とポリオキシメチレンジメチルエーテルとのモル比が2:1〜20:1、水素ガスとポリオキシメチレンジメチルエーテルとのモル比が1:1〜5:1であることを特徴とするポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物を製造する方法を提供する。
前記のポリオキシメチレンジメチルエーテルは単一成分又は混合物であり、分子式がCHO(CHO)CHであり、ただし、n≧2かつ整数であり、好ましくはn=2、すなわち、CHO(CHO)CHである。
1つの好ましい実施形態において、反応過程が気液固三相反応であり、反応温度が60〜120℃であり、反応圧力が4〜10MPaであり、ポリオキシメチレンジメチルエーテルの質量空間速度が0.5〜3.0h−1であり、一酸化炭素とポリオキシメチレンジメチルエーテルとのモル比が2:1〜15:1であり、好ましい水素ガスとポリオキシメチレンジメチルエーテルとのモル比が1:1〜3:1である。
1つの好ましい実施形態において、反応過程が気液固三相反応であり、反応温度が60〜90℃であり、反応圧力が5〜10MPaであり、ポリオキシメチレンジメチルエーテルの質量空間速度が0.5〜1.5h−1であり、一酸化炭素とポリオキシメチレンジメチルエーテルとのモル比が2:1〜10:1であり、好ましい水素ガスとポリオキシメチレンジメチルエーテルとのモル比が1:1〜2:1である。
本発明の幾つかの実施例において、ポリオキシメチレンジメチルエーテルの転化率及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物の選択率はいずれもポリオキシメチレンジメチルエーテルの炭素のモル数に基づいて算出される。
ポリオキシメチレンジメチルエーテルの転化率=[(供給材料におけるポリオキシメチレンジメチルエーテルの炭素のモル数)−(排出材料におけるポリオキシメチレンジメチルエーテルの炭素のモル数)]÷(供給材料におけるポリオキシメチレンジメチルエーテルの炭素のモル数)×(100%)
ポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物の選択率=(排出材料におけるポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物のカルボニル基を除去した炭素のモル数)÷[(供給材料におけるポリオキシメチレンジメチルエーテルの炭素のモル数)−(排出材料におけるポリオキシメチレンジメチルエーテルの炭素のモル数)]×(100%)
本発明は、メチラールCHO−CH−OH、一酸化炭素及び水素ガスを含有する原料を、酸性分子篩触媒が担持された反応器を通過させ、反応温度が60〜140℃、反応圧力が2〜10MPa、メチラールの質量空間速度が0.2〜10.0h−1、且つその他の溶剤を添加しない条件下で反応させて、メトキシ酢酸メチル及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物を製造し、反応条件下で、原料であるメチラールと生成物であるメトキシ酢酸メチル及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物のうち、少なくとも1種が液相であり、触媒が固相であり、原料である一酸化炭素及び水素ガスが気相であり、反応過程が気液固三相反応であり、原料中に、一酸化炭素とメチラールとのモル比が2:1〜20:1、水素ガスとメチラールとのモル比が1:1〜5:1であることを特徴とする、メトキシ酢酸メチル及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物を製造する方法をさらに提供する。
前記の酸性分子篩触媒の構造種類はMWW、FER、MFI、MOR、FAU又はBEAである。好ましくは、前記の酸性分子篩触媒がMCM−22型分子篩、フェリエライト、ZSM−5型分子篩、モルデナイト、Y型ゼオライト又はBeta型分子篩のうちの任意の1種又は任意の2種以上の混合物であり、ケイ素アルミニウム原子比が3:1〜150:1である。
1つの好ましい実施形態において、反応過程が気液固三相反応であり、反応温度が60〜120℃であり、反応圧力が4〜10MPaであり、メチラールの質量空間速度が0.5〜3.0h−1であり、一酸化炭素とメチラールとのモル比が2:1〜15:1であり、好ましい水素ガスとメチラールとのモル比が1:1〜3:1である。
1つの好ましい実施形態において、反応過程が気液固三相反応であり、反応温度が60〜90℃であり、反応圧力が5〜10MPaであり、メチラールの質量空間速度が0.5〜1.5h−1であり、一酸化炭素とメチラールとのモル比が2:1〜10:1であり、好ましい水素ガスとメチラールとのモル比が1:1〜2:1である。
幾つかの実施例において、メチラールの転化率及び生成物の選択率はいずれもメチラールの炭素のモル数に基づいて算出される。
メチラールの転化率=[(供給材料におけるメチラールの炭素のモル数)−(排出材料におけるメチラールの炭素のモル数)]÷(供給材料におけるメチラールの炭素のモル数)×(100%)メトキシ酢酸メチルの選択率=(排出材料におけるメトキシ酢酸メチルのカルボニル基を除去した炭素のモル数)÷[(供給材料におけるメチラールの炭素のモル数)−(排出材料におけるメチラールの炭素のモル数)]×(100%)
ポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物の選択率=(排出材料におけるポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物のカルボニル基を除去した炭素のモル数)÷[(供給材料におけるメチラールの炭素のモル数)−(排出材料におけるメチラールの炭素のモル数)]×(100%)
前記のポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物は、ポリオキシメチレンジメチルエーテル分子鎖の−O−CH−O−構造単位中にカルボニル基−CO−を挿入して形成される、−O−(CO)−CH−O−又は−O−CH−(CO)−O−構造単位を有する生成物であり、ポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物は1個又は2個以上のカルボニル基を含有する。
実施例において生成されたポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物は以下の1種又は2種以上であってもよい。
CH3-O-(CO) -CH2-O-CH2-O-CH3 略称:C5-1、
CH3-O -CH2-(CO)-O-CH2-O-CH3略称:C5-2、
CH3-O-(CO) -CH2-O-(CO)-CH2-O-CH3略称:C6-1、
CH3-O-(CO) -CH2-O-CH2-(CO)-O-CH3略称:C6-2。
本発明の生成物であるメトキシ酢酸メチル又はポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物は、水素添加後に加水分解し、又は加水分解後に水素添加することによってエチレングリコールを得ることができ、なお、前記生成物はさらにガソリン、ディーゼル油添加剤として用いられる。例えば、ジ(オキシメチレン)ジメチルエーテル(DMM)CHO(CHO)CHを例にしてエチレングリコールを生成する反応過程を次のように簡単に示す。
1つの好ましい実施形態において、前記反応器は連続的に流動する固定床反応器、槽型反応器、移動床反応器又は流動化床反応器である。
以下、実施例によって本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されることはない。
実施例1
珪素アルミニウム比(Si:Al)=40:1である酸性MCM−22型分子篩触媒50gをマッフル炉の空気雰囲気下で550℃で5時間焼成し、その中の一部の粉末サンプルを取ってペレット化し、20〜40メッシュに粉砕し、活性測定に用いる。該酸性MCM−22型分子篩触媒サンプルを10g秤量し、内径が8.5mmのステンレス反応管内に装入し、常圧、550℃で窒素ガスを用いて4時間活性化させ、その後、反応温度(T)=90℃まで降温し、一酸化炭素:ジ(オキシメチレン)ジメチルエーテル:水素ガス(CO:DMM:H)=7:1:1を送入し、反応圧力(P)=10MPaまで徐々に昇圧し、ジ(オキシメチレン)ジメチルエーテルの質量空間速度(WHSV)=0.2h−1であり、ガスクロマトグラフで生成物を分析し、反応がほぼ安定になった後、ジ(オキシメチレン)ジメチルエーテルの転化率及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物の選択率を算出し、反応結果を表1に示す。
実施例2
実施例1における触媒を酸性フェリエライト型分子篩に変更し、Si:Al=10:1、T=60℃、CO:DMM:H=13:1:3、P=4MPa、WHSV=1.5h−1とし、その他の実験工程が実施例1と一致し、反応結果を表1に示す。
実施例3
実施例1における触媒を酸性ZSM−5型分子篩に変更し、Si:Al=150:1、T=140℃、CO:DMM:H=2:1:5、P=6.5MPa、WHSV=3.0h−1とし、その他の実験工程が実施例1と一致し、反応結果を表1に示す。
実施例4
実施例1における触媒を酸性モルデナイト型分子篩に変更し、Si:Al=3:1、T=105℃、CO:DMM:H=20:1:1、P=5.0MPa、WHSV=1.0h−1とし、その他の実験工程が実施例1と一致し、反応結果を表1に示す。
実施例5
実施例1における触媒を酸性Y型分子篩に変更し、Si:Al=20:1、T=73℃、CO:DMM:H=10:1:2、P=2MPa、WHSV=10.0h−1とし、その他の実験工程が実施例1と一致し、反応結果を表1に示す。
実施例6
実施例1における触媒を酸性Beta型分子篩に変更し、Si:Al=15:1、T=120℃、CO:DMM:H=15:1:4、P=4.7MPa、WHSV=0.5h−1とし、その他の実験工程が実施例1と一致し、反応結果を表1に示す。
実施例7
珪素アルミニウム比(Si:Al)=40:1である酸性ZSM−5型分子篩触媒50gを、マッフル炉の空気雰囲気下で550℃で5時間焼成し、その中の一部の粉末サンプルを取ってペレット化し、20〜40メッシュに粉砕し、活性測定に用いる。該酸性ZSM−5型分子篩触媒サンプルを10g秤量し、内径が8.5mmのステンレス反応管内に装入し、常圧、550℃で窒素ガスを用いて4時間活性化させ、その後、反応温度(T)=88℃まで降温し、原料である一酸化炭素:ポリオキシメチレンジメチルエーテル:水素ガス(CO:DMM:H)=8:1:1を送入し、その中、DMMの各成分の質量比がDMM:DMM:DMM:DMM:DMM=51.2:26.6:12.8:6.5:2.9であり、反応圧力(P)=8MPaまで徐々に昇圧し、ポリオキシメチレンジメチルエーテルの質量空間速度(WHSV)=1.5h−1であり、ガスクロマトグラフを用いて生成物を分析し、反応結果を表1に示す。
実施例8
珪素アルミニウム比(Si:Al)=23:1である酸性Y型分子篩触媒50gをマッフル炉の空気雰囲気下で550℃で5時間焼成し、その中の一部の粉末サンプルを取ってペレット化し、20〜40メッシュに粉砕し、活性測定に用いる。該酸性Y型分子篩触媒サンプルを10g秤量し、内径が8.5mmのステンレス反応管内に装入し、常圧、550℃で窒素ガスを用いて4時間活性化させ、その後、反応温度(T)=95℃まで降温し、原料である一酸化炭素:ポリオキシメチレンジメチルエーテル:水素ガス(CO:DMM:H)=10:1:1を送入し、その中、DMM各成分の質量比はDMM:DMM:DMM:DMM:DMM=47.7:26.9:14.0:7.8:3.6であり、反応圧力(P)=7MPaまで徐々に昇圧し、ポリオキシメチレンジメチルエーテルの質量空間速度(WHSV)=2.0h−1であり、ガスクロマトグラフを用いて生成物を分析し、反応結果を表1に示す。
比較例1
実施例4におけるガス割合をCO:DMM:H=20:1:0に変更し、その他の実験工程が実施例4と一致し、反応結果を表1に示す。
比較例2
実施例5におけるガス割合をCO:DMM:H=10:1:0に変更し、その他の実験工程が実施例5と一致し、反応結果を表1に示す。

実施例9
珪素アルミニウム比(Si:Al)=40:1の酸性MCM−22型分子篩触媒50gをマッフル炉の空気雰囲気下で550℃で5時間焼成し、その中の一部の粉末サンプルを取ってペレット化し、20〜40メッシュに粉砕し、活性測定に用いる。該酸性MCM−22分子篩触媒サンプルを10g秤量し、内径が8.5mmのステンレス反応管内に装入し、常圧、550℃で窒素ガスで4時間活性化させ、その後、反応温度(T)=90℃まで降温し、一酸化炭素:メチラール:水素ガス(CO:DMM:H)=7:1:1を送入し、反応圧力(P)=10MPaまで徐々に昇圧し、メチラールの質量空間速度(WHSV)=0.2h−1であり、ガスクロマトグラフを用いて生成物を分析し、反応が安定になった後、メチラールの転化率及び生成物の選択率を算出し、反応結果を表2に示す。
実施例10
実施例9における触媒を酸性フェリエライト型分子篩に変更し、Si:Al=10:1、T=60℃、CO:DMM:H=13:1:3、P=4MPa、WHSV=1.5h−1、その他の実験工程が実施例9と一致し、反応結果を表2に示す。
実施例11
実施例9における触媒を酸性ZSM−5型分子篩に変更し、Si:Al=150:1、T=140℃、CO:DMM:H=2:1:5、P=6.5MPa、WHSV=3.0h−1とし、その他の実験工程が実施例9と一致し、反応結果を表2に示す。
実施例12
実施例9における触媒を酸性モルデナイト型分子篩に変更し、Si:Al=3:1、T=105℃、CO:DMM:H=20:1:1、P=5.0MPa、WHSV=1.0h−1とし、その他の実験工程が実施例9と一致し、反応結果を表2に示す。
実施例13
実施例9における触媒を酸性Y型分子篩に変更し、Si:Al=20:1、T=73℃、CO:DMM:H=10:1:2、P=2MPa、WHSV=10.0h−1とし、その他の実験工程が実施例9と一致し、反応結果を表2に示す。
実施例14
実施例9における触媒を酸性Beta型分子篩に変更し、Si:Al=15:1、T=120℃、CO:DMM:H=15:1:4、P=4.7MPa、WHSV=0.5h−1とし、その他の実験工程が実施例9と一致し、反応結果を表2に示す。
比較例3
実施例12におけるガス割合をCO:DMM:H=20:1:0に変更し、その他の実験工程が実施例12と一致し、反応結果を表2に示す。
比較例4
実施例13におけるガス割合をCO:DMM:H=10:1:0に変更し、その他の実験工程が実施例13と一致し、反応結果を表2に示す。

本発明は次のような有益な効果を有するが、これに限られない。本発明の方法で用いられる触媒が酸性分子篩、原料がポリオキシメチレンジメチルエーテル又はメチラールを一酸化炭素及び水素ガスとともに混合するガスである。本発明の反応条件下で、原料を触媒によって、エチレングリコールを生産する中間体としての生成物ポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物又はメトキシ酢酸メチルを安定して高効率に生産することができ、反応過程が気液固三相反応である。ポリオキシメチレンジメチルエーテル又はメチラールカルボニル化反応が強放熱反応であり、本発明において反応温度が比較的に低く、さらに液相熱容量が相転移潜熱よりも大きいため、反応温度を非常によく制御することができ、工業生産過程における温度の急激な上昇の問題を防止することができる。同時に、本発明で用いられる気液固三相反応により、高いポリオキシメチレンジメチルエーテル又はメチラール濃度での取扱いが可能となり、工業生産においてシングルパス反応の生産能を向上させ、圧縮、循環及び分離過程におけるエネルギー消耗を低減し、経済性を向上することができる。
本発明において、原料であるポリオキシメチレンジメチルエーテル又はメチラールの転化率が高くなり、生成物であるポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物又はメトキシ酢酸メチルの選択率が高くなり、触媒のシングルパスライフが長くなる。なお、本発明の方法において、液相原料反応物又は生成物それ自体が優れた溶剤であり、外添溶剤の使用が必要とされない。また、液相反応物又は生成物は、触媒反応過程における予積炭素析出由来の物質を溶解することができ、触媒の活性及び安定性の向上に有利であり、反応条件が比較的に温和であり、連続生産が可能であり、工業化応用の潜在力を有する。
また、本発明においてカルボニル化反応では一酸化炭素と水素ガスとの混合ガスを気相として用い、従来の石炭化工におけるエチレングリコール生産技術において高純度の一酸化炭素が必要であることに対して、本発明は高純度の一酸化炭素が必要とされずに、合成ガスの分離エネルギー消耗を大幅に低下させ、生産過程における経済性を向上させることができる。また、反応ガス中に水素ガスを添加することでさらにポリオキシメチレンジメチルエーテル又はメチラールの転化率及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物又はメトキシ酢酸メチルの選択率を向上させ、触媒のシングルパスライフを延長することができる。
なお、本発明で生産されるポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物又はメトキシ酢酸メチルは、水素添加後に加水分解し、又は加水分解後に水素添加することでエチレングリコールを生産することができる。
以上より、本発明を詳しく説明したが、本発明は上記の内容で説明した具体的な実施形態に限られない。当業者であれば、本発明の範囲を逸脱しない限り、その他の変更や変形が行えると理解できるであろう。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲により制限される。

Claims (10)

  1. 原料であるポリオキシメチレンジメチルエーテルCHO(CHO)CH(ただし、n≧2かつ整数である)を一酸化炭素及び水素ガスとともに、酸性分子篩触媒が担持された反応器を通過させ、反応温度が60〜140℃、反応圧力が2〜10MPa、ポリオキシメチレンジメチルエーテルの質量空間速度が0.2〜10.0h−1、且つその他の溶剤を添加しない条件下で反応させて生成物であるポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物を製造し、
    前記反応条件下で、前記原料と前記生成物のうちの少なくとも1種が液相、前記酸性分子篩触媒が固相、一酸化炭素及び水素ガスが気相であることにより、反応過程を気液固三相反応にし、
    一酸化炭素と前記原料とのモル比が2:1〜20:1、水素ガスと前記原料とのモル比が1:1〜5:1であることを特徴とする、エチレングリコールを生産する中間体としてのポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物をカルボニル化によって製造する方法。
  2. 原料であるメチラールCHO−CH−OCHを一酸化炭素及び水素ガスとともに、酸性分子篩触媒が担持された反応器を通過させ、反応温度が60〜140℃、反応圧力が2〜10MPa、メチラールの質量空間速度が0.2〜10.0h−1、且つその他の溶剤を添加しない条件下で反応させて生成物であるメトキシ酢酸メチル及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物を製造し、
    前記反応条件下で、前記原料と前記生成物のうちの少なくとも1種が液相、前記酸性分子篩触媒が固相、一酸化炭素及び水素ガスが気相であることにより、反応過程を気液固三相反応にし、
    一酸化炭素と前記原料とのモル比が2:1〜20:1、水素ガスと前記原料とのモル比が1:1〜5:1であることを特徴とする、エチレングリコールを生産する中間体としてのメトキシ酢酸メチル及びポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物をカルボニル化によって製造する方法。
  3. 前記生成物であるポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物は、ポリオキシメチレンジメチルエーテルCHO(CHO)CH(n≧2)の分子鎖の−O−CH−O−構造単位中に1個又は2個以上のカルボニル基−CO−を挿入して形成される、−O−(CO)−CH−O−又は−O−CH−(CO)−O−構造単位を有する生成物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ポリオキシメチレンジメチルエーテルは、ジ(オキシメチレン)ジメチルエーテルCHO(CHO)2CHであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記ポリオキシメチレンジメチルエーテルカルボニル化物は、以下の1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
    CH−O−(CO)−CH−O−CH−O−CH
    CH−O−CH−(CO)−O−CH−O−CH
    CH−O−(CO)−CH−O−(CO)−CH−O−CH、及び
    CH−O−(CO)−CH−O−CH−(CO)−O−CH
  6. 前記酸性分子篩触媒の構造種類はMWW、FER、MFI、MOR、FAU又はBEAであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  7. 前記酸性分子篩触媒がMCM−22型分子篩、フェリエライト、ZSM−5型分子篩、モルデナイト、Y型ゼオライト又はBeta型分子篩のうちの任意の1種又は任意の2種以上の混合物であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 反応温度が60〜120℃、反応圧力が4〜10MPa、前記原料の質量空間速度が0.5〜3.0h−1であり、一酸化炭素と前記原料とのモル比が2:1〜15:1、水素ガスと前記原料とのモル比が1:1〜3:1であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  9. 反応温度が60〜90℃、反応圧力が5〜10MPa、前記原料の質量空間速度が0.5〜1.5h−1であり、一酸化炭素と前記原料とのモル比が2:1〜10:1、水素ガスと前記原料とのモル比が1:1〜2:1であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  10. 前記反応器は、連続反応を実現する固定床反応器、槽型反応器、移動床反応器又は流動化床反応器であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
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