JP2017500243A - フォークプロテクタ - Google Patents

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マクグリスキン、シアラ、アン
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ボップウォークス リミテッド
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Abstract

少なくとも1つまたは2つの小型ホイールを有するホイールセットと、複数の自転車のドロップアウトにおいて自転車用フォークに係合するためのホイールセット上の軸と、を備える自転車用フォークプロテクタおよびスタンドは、自転車の収納および/または輸送のために、フォークを損傷から保護し、複数のフォークブレードを正しい空間配置に維持する。

Description

本発明は、フロントホイール等のホイールが取り外された自転車のフロントフォーク等のフォークを保護するための自転車用フォークプロテクタに関する。本発明はまた、フォークプロテクタおよびスタンドを備えるフォークプロテクタキットに拡張される。
自転車からホイールを取り外すことが頻繁に必要である。例えば、自転車のフロントおよび/またはリアホイールは、車両に載せやすいように、また自転車を車両に容易に装着できるように、取り外すことができる。また、フロント(またはリア)ホイールは、自転車をラックに固定する場合に取り外すことができ、その結果、フロント(またはリア)ホイールはリア(またはフロント)ホイールの隣に配置され得、チェーンのような単一のロッキング機構を使用してラックにロックされ得る。しかしながら、ホイールが取り外された場合、ホイールが取り付けられていた自転車用フォークは、露出されるようになる。自転車を車両に載せる(または車両から降ろす)間、露出されたフォークは、車両の表面と接触しがちで、場合によっては、車両に損傷を引き起こす。そのような損傷は、例えば、車両の塗装面の擦り傷および/または内部プラスチックの損傷等、比較的表面上のものであり得、あるいはガラス窓を割るといったような、より深刻なものである場合もある。自転車が車両に載せられる(または車両から降ろされ)場合、または部分的に分解された自転車が地面、例えば、ラックの隣に配置される場合、露出されたフォーク、特に露出されたフォークにおける露出された複数のドロップアウトスロットはそれ自体が損傷され得る。さらに、自転車用フォークは修理または交換が比較的高価であり得るので、露出されたフォークを保護する必要がある。
ブレーキディスクを有するフロントおよび/またはリアホイールが自転車から取り外された場合、フロントおよび/またはリアブレーキキャリパーも露出されるようになる。故に、ブレーキキャリパーは、自転車を車両に載せる場合等、部分的に分解された自転車を扱う場合に、より損傷を受けやすい。さらに、例えば、自転車を扱う際にブレーキレバーが引かれている場合、キャリパーにおける複数のブレーキパッドも、意図せず共に一体にさせられ得る。故に、複数のブレーキパッド間の空間を維持するためのブレーキディスクなしでは、ホイールが自転車に再度取り付けられる際、複数のブレーキパッドは一体となり、複数のブレーキパッド間でブレーキディスクが交換されるのを妨害する。
従って、部分的に分解された自転車および/または自転車が載せられている車両への損傷を防止すべく、ホイールが取り外された場合に、上記に概要した諸問題を軽減し、自転車のフロントフォーク等の露出されたフォーク、およびフロントブレーキキャリパー等のブレーキキャリパーを有利に保護できるデバイスを提供することが望ましいであろう。
本発明によると、少なくとも1つの小型ホイールを有するホイールセットと、自転車用フォークに係合するための上記ホイールセット上の軸と、を備える、自転車用フォークプロテクタが提供される。
好ましくは、上記ホイールセットは2つの小型ホイールを有する。
任意で、2つの上記小型ホイールのうちの1つはハンドルを有する。
好ましくは、少なくとも1つの上記小型ホイールは、ラウンドホイールを有する。より好ましくは、少なくとも1つの上記小型ホイールは、少なくとも1つの平坦面を有する。
好適には、少なくとも1つの上記小型ホイールは、複数の平坦面を有する。
有利には、少なくとも1つの上記小型ホイールは、複数のグリップを有する。好ましくは、上記複数のグリップは、上記小型ホイールにおいて複数のノッチを有する。
好ましくは、少なくとも1つの上記ホイールは、上記軸に回転可能に取り付けられる。より好ましくは、少なくとも1つの上記ホイールは、ねじ式着脱機構を介して上記軸に回転可能に取り付けられる。代替的に、少なくとも1つの上記ホイールは、急速解放機構を介して上記軸に回転可能に取り付けられる。
好ましくは、上記軸は、自転車用フォークに係合するための連結部を有する。より好ましくは、上記連結部は、自転車用フォークドロップアウトに係合するためのスロットを有する。最も好ましくは、上記連結部は、上記自転車用フォークドロップアウトの空間配置を維持するためのドロップアウトスロットスペーサを有する。
好ましくは、上記軸は、伸縮自在の軸を有する。より好ましくは、上記伸縮自在の軸は、ばね懸架式伸縮自在の軸を有する。
任意で、少なくとも1つの上記ホイールは、上記自転車の複数のブレーキパッドを分離するためのブレーキパッドセパレータを有する。
本発明の好ましい実施形態において、上記自転車用フォークプロテクタは、上記ホイールが取り外された複数の自転車を直立位置に保持するためのスタンドと共に使用するために適合されている。
好ましくは、上記スタンドは、上記フォークプロテクタを保持するためのフォークプロテクタ取り付け部を有する。より好ましくは、上記フォークプロテクタ取り付け部は、クランプ状の取り付け部を有する。
好適には、上記スタンドは、A字形のスタンドを有する。好ましくは、上記A字形のスタンドは、メジャー脚と、ヒンジにおいて上記メジャー脚に接続されたマイナー脚と、を有し、上記スタンドは、上記ヒンジを中心に、折り畳まれた位置と、直立位置との間で可動である。
有利には、上記ヒンジは、上記フォークプロテクタを元の直立位置に固定するためのデュアルファンクションヒンジカムクランプを有する。
好ましくは、上記メジャー脚は、上記折り畳まれた位置において上記マイナー脚を収容するための筐体を有する。より好ましくは、上記マイナー脚は、くの字形状を有する。
さらなる実施形態において、本発明はまた、上に定義されたフォークプロテクタと、上記フォークプロテクタを保持するためのスタンドと、を備えるフォークプロテクタキットに拡張される。
好ましくは、上記スタンドは、上記フォークプロテクタを保持するためのフォークプロテクタ取り付け部を有する。より好ましくは、上記フォークプロテクタ取り付け部は、クランプ状の取り付け部を有する。
好適には、上記スタンドは、A字形のスタンドを有する。
好ましくは、上記A字形のスタンドは、メジャー脚と、ヒンジにおいて上記メジャー脚に接続されたマイナー脚と、を有し、上記スタンドは、上記ヒンジを中心に折り畳まれた位置と、直立位置との間で可動である。
より好ましくは、上記ヒンジは、上記フォークプロテクタを元の直立位置に固定するためのデュアルファンクションヒンジカムクランプを有する。
有利には、上記メジャー脚は、上記折り畳まれた位置において上記マイナー脚を収容するための筐体を有する。
好ましくは、上記マイナー脚は、くの字形状を有する。
従って、一態様において、本発明は、自転車用フォークに可逆的に係合するよう適合された軸と、表面に係合し、上記フォークを上記表面から離間して維持するよう構成された少なくとも1つのホイールと、を備え、上記少なくとも1つのホイールは、上記軸を中心に回転可能である、自転車用フォークプロテクタを提供する。
任意で、上記少なくとも1つのホイールは、上記軸の長手方向の軸を中心に回転可能である。
任意で、上記軸は、上記自転車の上記フォークの回転軸に同軸に係合するよう適合されており、回転軸を中心にホイールは回転する。
任意で、上記自転車用フォークプロテクタは、本明細書において第1のホイールと呼ばれる1つのホイールを有する。
任意で、上記第1のホイールは、上記軸に係合可能なステムを有する。
任意で、上記第1のホイールは、上記軸を収容するよう適合されたステムを有する。さらに任意で、上記第1のホイールは、上記軸に取り付け可能なステムを有する。さらに任意で、上記第1のホイールは、上記軸に回転可能に取り付けることができるステムを有する。
任意で、上記軸および上記第1のホイールの上記ステムは、干渉連結部を形成する。さらに任意で、上記軸および上記第1のホイールの上記ステムは、回転可能な干渉連結部を形成する。
任意で、上記ステムは、上記軸を収容するための開口部を有する孔を備える。任意で、上記第1のホイールはステムを有し、使用時に、上記軸は、上記ステムの開口部内に係合する。任意で、上記ステムは中空である。任意で、上記中空ステムの内部表面の少なくとも一部は、ねじ付きライナーを有する。さらに任意で、上記ステム、任意で上記ねじ付きライナーは、金属から形成される。さらに任意で、上記金属は合金であり、任意で、上記合金は鋼である。任意で、上記金属は磁性を有する。
任意で、上記軸の外部表面の少なくとも一部は、ねじ付きである。さらに任意で、上記軸の上記ねじ付き表面は、上記第1のホイールの上記ステムの上記ねじ付きライナーに係合可能である。任意で、上記軸は金属で形成される。さらに任意で、上記金属は合金であり、任意で上記合金は鋼である。任意で、上記金属は磁性を有する。
任意で、上記自転車用フォークプロテクタは、第1のホイールおよび第2のホイールを有する。
任意で、上記自転車用フォークプロテクタは、上記軸に係合可能な第2のホイールを有する。任意で、上記第2のホイールは、上記軸を回転させるよう動作可能である。さらに任意で、上記第2のホイールは、上記自転車用フォークプロテクタを上記自転車用フォークに係合、任意で固定させるよう動作可能である。上記第2のホイールは、上記軸を回転させるべく、上記軸に固定的に取り付け可能であってよい。
任意で、上記自転車用フォークプロテクタは、第1のワッシャをさらに有し、使用時に、上記ワッシャは上記ステムの上記開口部に隣接する。任意で、上記自転車用フォークプロテクタは、第2のワッシャをさらに有し、使用時に、上記ワッシャは上記軸に隣接し、上記第1のワッシャから離間される。
任意で、上記第2のホイールの周囲は、上記第1のホイールの周囲よりも短い。
任意で、上記第1のホイールは、複数の実質的に平坦な外周面を有する。さらに任意で、上記第1のホイールは、6つの実質的に平坦な外周面を備えた六角形の構成を有する。
任意で、上記第2のホイールは、向かい合う第1の端部および第2の端部を有するストラップをさらに有し、上記第1の端部は上記第2のホイールに取り付けられ、上記第2の端部は、ブレーキキャリパーの複数のブレーキパッド間に挿入するための好適なプレートを有する。任意で、使用されていないとき、上記ストラップは、上記第2のホイールの周縁に位置付けられたへこみに収容される。
本発明はまた、実質的に上に定義されたスタンドに拡張される。
本発明のフォークプロテクタは、自転車用フォークを損傷から保護することによって、例えば、輸送または収納のための自転車のホイールの安全な、一時的な取り外しを容易にする。フォークプロテクタの小型ホイールセットは、自転車用フォークが、概して地面または他の潜在的に損傷を与える面と衝突することを防止し、同時にまた複数のドロップアウトおよびドロップアウトスロットを効果的に保護する。同時に、フォークプロテクタは、要求に応じて、自転車のホイールが取り外された後の自転車の容易な輸送および収納を可能にする。一方、フォークプロテクタの軸は、(取り外された)自転車のホイールの軸を再現し、その結果、複数のフォークブレードは、輸送および収納中に、本発明のフォークプロテクタによって正しい距離で離間された状態で維持される。自転車用フォークへの損傷を防止し、複数のフォークコンポーネントの正しい空間距離および方向を維持することは、最適な性能を保証すべく、エンジニアリング許容値が必然的に小さい、高度に設計されたレーシング用およびプロフェッショナル用の自転車にとって特に重要である。
特に、高性能な自転車用フォークは通常、せん断力によって容易に損傷され得る材料から製造されており、例えば、フォークを変形または破壊することによって、性能の低下をもたらす。本発明のフォークプロテクタは、そのような損傷を防止する。
より一般的には、本発明のフォークプロテクタは、収納および輸送中における露出された自転車用フォークによって引き起こされ得る他の物品への損傷を防止する。
本発明のフォークプロテクタは、個々の複数のフォークブレードを保護するための1つの小型ホイールを有するホイールセットまたは両方のブレードを同時に保護するための2つの小型ホイールを有するホイールセットを有し得る。また、本発明のフォークプロテクタは、ホイールを取り外した後、複数のブレーキキャリパーおよび複数のパッドを破壊から保護できる。
ホイールセットの複数の小型ホイールは、所望される場合、自転車がフォークプロテクタ上に載せられ、フォークプロテクタ上で「回転される」ことを可能し、その間、複数の小型ホイール上の複数の面またはグリップは、地面における当該複数のホイールの自由な回転を防止する。
フォークプロテクタと共に使用されるスタンドは、簡単に使用できるよう設計されている。スタンドおよびフォークプロテクタの組み合わせは、ホイールを取り外した後、自転車が完全な直立位置で支持されることを可能にする。フォークプロテクタは、自転車をスタンドに取り付ける前に、自転車に取り付け可能である。代替的に、簡易な動作で、フォークプロテクタは、スタンドのクランプカムヒンジに配置され得て、ホイールが取り外された自転車は、単にフォークの箇所でスタンドのフォークプロテクタ上にそっと降ろされるだけである。より一般的には、スタンドのクランプカムヒンジは、フォークプロテクタのスタンドとの迅速かつ容易な係合を可能にする。
本発明のフォークプロテクタはまた、複数のドロップアウトスロットおよび複数のドロップアウトスルーホールとの使用のために適合されている。
ここで、本発明の実施形態が専ら例示として、添付図面を参照して記載される。
本発明の自転車用フォークプロテクタに係る第1の実施形態の上から見た一面の斜視図である。 図1のフォークプロテクタの側面図である。 フォークプロテクタの背面図である。 自転車のフロントフォークに係合された図1のフォークプロテクタを有する自転車の側面図である。 自転車のフロントフォークおよびリアフォークの各々に係合されたフォークプロテクタを有する自転車の側面図である。 自転車のフロントフォークのブレードの端部に係合されたフォークプロテクタの上から見た一面の順次的な斜視図であり、連続する3つのイメージは、ブレーキパッドセパレータのストラップとプレートがフォークプロテクタの第2の小型ホイールからほどかれる状態と、矢印で示される方向でのプレートのフロントブレーキキャリパーへの挿入を示す。 フォークプロテクタがフォークの各部ブレードに係合された自転車のフロントフォークの上から見た一面の斜視図であり、図6に示されるように、フロントブレーキキャリパーに挿入されたストラップおよびプレートを有するブレーキパッドセパレータを有する1つのフォークプロテクタが示されている。 本発明のフォークプロテクタの第2の実施形態の上から見た一面の斜視図であり、フォークプロテクタは、自転車用フォークの両方のブレードを同時に保護するための2つの保護用小型一次ホイールで構成されるホイールセットを有する軸が提供されたダブルフォークプロテクタである。 図8のダブルフォークプロテクタの前面図である。 ダブルフォークプロテクタの立面図である。 ダブルフォークプロテクタの上から見た一面の分解斜視図である。 自転車のフロントフォークにダブルフォークプロテクタが装着された自転車の上から見た一面の斜視図である。 フロントフォークの2つのドロップアウトに係合された図12のダブルフォークプロテクタの上から見た一面の拡大斜視図である。 フロントフォークの2つのドロップアウトにおけるダブルフォークプロテクタの前面図である。 図8のダブルフォークプロテクタ、および折り畳まれた位置と直立動作位置との間で可動な関連付けられたスタンドの上から見た一面の斜視図であり、ホイールが取り外された自転車を図示の位置のスタンドと、スタンド内に取り付けられたダブルフォークプロテクタとで支持するよう適合されたフォークプロテクタキットを構成する。 スタンドに取り付けられたダブルフォークプロテクタの上から見た一面の拡大斜視図である。 スタンドに取り付けられたダブルフォークプロテクタの立面図である。 スタンドの上から見た一面の分解斜視図である。 フロントフォークにダブルフォークプロテクタが装着され、スタンドに支持された自転車の上から見た一面の斜視図である。 自転車のフロントフォーク、ダブルフォークプロテクタおよびスタンドのクランプヒンジの上から見た一面の拡大斜視図である。 図19の自転車、ダブルフォークプロテクタおよびスタンドの立面図である。 複数のスロットの代わりに複数のスルーホールドロップアウトを有する複数のフォークと共に使用するために適合された本発明のフォークプロテクタの第3の実施形態の上から見た一面の斜視図であり、軸が、複数のスルーホールの間に挿入されるためのばね懸架式伸縮自在の軸によって置き換えられており、フォークプロテクタの複数のホイールは明瞭性のため除去されており、フォークの1つのスルーホール内に軸が挿入されている。 ばね懸架式伸縮自在の軸がフォークの両方のスルーホール内に挿入された状態の図22のフォークプロテクタの上から見た一面の斜視図である。
本発明は、露出されたフォークとも呼ばれる、ホイールが取り外された場合の自転車用フォークを保護するための自転車用フォークプロテクタ1を提供する。フォークは、自転車のフロントフォークおよび/またはリアフォークであってよい。自転車用フォークプロテクタ1は、露出されたフォークと、地面または車両の内部表面等の表面との間の損傷を与える可能性のある接触または衝撃を防止すべく、露出されたフォークに固定されてよい。故に、複数の図面に示される通り、本発明の自転車用フォークプロテクタ1は、自転車4のフォーク3に可逆的に係合するよう適合された軸2と、軸2を中心に回転可能な少なくとも1つの小型の保護用一次ホイール6を有するホイールセット5と、を有する。各一次ホイール6は表面に係合し、フォーク3を当該表面から離間して維持するよう構成されており、故にフォーク3への当該表面からの損傷を回避し、および逆もまた同様である。
ホイールセット5の複数の小型の保護用ホイール6は、自転車のホイールと比べて規模が小型である。より具体的には、複数の小型の保護用ホイール6は、通常の自転車のホイールと比べて大幅に縮小した直径から成るホイール状の複数の本体であり、自転車用フォークを保護しつつ、ホイールの安全な取り外しを可能にすることによって、自転車4のコンパクトな収納を可能にする。以下の記載から当業者に理解される通り、小型または縮小したサイズのホイール状の複数の本体は、自転車4の収納または輸送を最適化すべくサイズ設定され得る。さらに、「ホイール」と言及されるものの、以下の記載から明らかである通り、複数のホイール6は、複数のホイール6の所望されない回転を防止すべく、要求に応じて円形状、直線状、ノッチ状または不規則な形状の面を有するよう形作られ得る。
図1を参照すると、本発明の自転車用フォークプロテクタ1の一実施形態が示されており、軸2、軸2に係合するステム7を有する第1の小型ホイール6、および軸2に係合する二次小型ホイール8を有する。故に、第1または一次ホイール6は、軸2の第1の端部に可逆的係合してよく、二次ホイール8は軸2の他端に可逆的に係合してよい。
有利には、第1のホイール6は、自転車4のフォーク3に固定された場合に加え、軸2に係合する場合に、軸2を中心に自由に回転可能である。第1のホイール6は、例えば、第1のホイール6と軸2との間の締まりばめによって、回転可能な連結部9を形成することで、軸2に回転可能に取り付けることができる。
軸2は、ねじ式着脱機構のような任意の好適な手段によって、第1のホイール6に係合してよい。例えば、第1のホイール6は、軸2を収容し、軸2に係合するよう好適にサイズ設定され得るステム7を有してよい。故に、任意で、ステム7は、軸2を収容するための中空コアを有してよい。複数の特定の実施形態において、ステム7の複数の壁、すなわち複数の内部壁は、ねじ付きライナーを有する。ねじ付きライナーは、軸2の表面の少なくとも一部にある複数のねじ山に対応してよく、故に、軸2は軸をステム7の中空コアにねじ込むことによって、ステム7に係合してよい。
さらに、軸2は第2のホイール8に取り付けられ、または第2のホイール8と一体的に形成されてよい。代替的に、軸2は第2のホイール8に解放可能に係合されてよい。
自転車用フォークプロテクタ1の第1のホイール6は、任意の好適な材料から形成されてよい。有利には、第1のホイール6は、半硬質のゴムのような材料から形成されてよい。第1のホイール6のステム7は、第1のホイール6と同一材料から形成されてよく、またはプラスチックのような異なる材料から形成されてよい。ステム7は、軸2に係合するのに好適なステム7の中空コアの内部壁に取り付けられる、またはステム7の中空コアの内部壁と一体的に形成されるねじ付きライナーを有してよい。ねじ付きライナーは、任意の好適な材料から形成されてよい。ねじ付きライナーは、ステム7と同一材料から形成されてよく、または異なる材料から形成されてよい。故に、ねじ付きライナーは金属から形成されてよく、任意で金属は鋼のような合金であってよい。ねじ付きライナーは、例えば、軸2を収容し、軸2に係合するのに好適なねじ込み式インサートナットから形成されてよい。軸2は、任意の好適な材料から形成されてよい。故に、軸2は金属から形成されてよく、任意で金属は鋼のような合金であってよい。有利には、自転車用フォークプロテクタ1の複数の金属コンポーネントは、磁性を有してよい。これらのコンポーネントの複数の磁気特性は有利には、当該複数のコンポーネントを共に付勢することによって、自転車用フォークプロテクタ1の組立を補助してよい。
第1のホイール6は、円形の構成を有してよい。有利には、第1のホイール6は、多角形の構成を有してよい。故に、第1のホイール6は従って、複数の実質的に平坦な外周面10を有してよい。面10の数は、特に限定されず、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれより多くてよい。好ましい実施形態において、第1のホイール6は、6つの実質的に平坦な外周面10を持つ六角形の構成を有する。使用時において、複数の平坦な外周面10は、第1のホイール6を有する自転車用フォークプロテクタ1が、自転車4のフォーク3に固定され、自転車4がユーザによって押され/移動される等、ユーザによって押されたとき、回転可能な第1のホイール6が表面に沿って回転することを可能にする。
本発明の自転車用フォークプロテクタ1は、露出された端部または自転車用フォーク3の各ブレード12のドロップアウト11に固定されてよい。換言すれば、いくつかの実施形態において、2つの自転車用フォークプロテクタ1が、自転車4の各フォーク3に取り付けられてよい。各自転車用フォークプロテクタ1の第1のホイール6は表面に接触し、自転車4に対し鉛直方向の直立安定性を提供するので(図4および図5を参照)、自転車4のフォーク3の各ブレード12および/または自転車4のリアフォーク13に固定された自転車用フォークプロテクタ1は、自転車4が直立位置に維持され、支持されるのを容易にする。有利には、複数の実質的に平坦な外周面10を有する複数の自転車用フォークプロテクタ1が使用される場合、複数の平坦な面10は、自転車4が傾斜面上に位置付けられた場合、転がって進むのを防止する。
一実施形態において、ステム7は第1のホイール6から、任意で第1のホイール6の中心14から、実質的に鉛直に突出してよい。有利には、ステム7は、ブッシュ16のようなプレーンベアリング15によって完全にまたは部分的に囲まれてよい。プレーンベアリング15は第1のホイール6に接続され、軸2がステム7に係合された場合、第1のホイール6が軸2を中心に自由に回転することを可能にしてよい。代替的に、第1のホイール6は、ホイールが軸2を中心に自由に回転することを可能にする複数のボールベアリングを有してよい。
有利には、第2のホイール8の周囲は、第1のホイール6の周囲よりも短くてよい。故に、使用時において、自由に回転可能な第1のホイール6は、表面に沿って回転可能であってよく、自転車4のフォーク3を、当該表面から離間させ、第2のホイール8が当該表面に接触することがない状態に維持してよい。
第2のホイール8は、軸2を第1のホイール6のステム7内に位置付けるべく、ユーザによって把持されるハンドル17として機能してよい。第2のホイール8は、任意の好適な構成を有してよく、故に第1のホイール6の構成を実質的に反映し得る円形または多角形の構成を有してよい。第2のホイール8は、ステム7の複数のねじ付き壁に対応する軸2のねじ付き部分に沿って軸2を第1のホイール6のステム7の中にねじ込むべく回転されてよい。
代替的に、軸2は、第1のホイール6のステム7に任意の好適な手段によって係合してよい。
使用時において、本発明の自転車用フォークプロテクタ1の一実施形態は、第1のホイール6および第2のホイール8をフォークブレード12の端部に設けられたドロップアウトスロット18の両側に配置し、軸2をドロップアウトスロット18の中に配置することによって、自転車4のフォーク3に固定されてよい。第1のワッシャ19が、中空ステム7の開口部の周囲に設けられてよい。第1のワッシャ19はまた、軸2が第1のホイール6に係合する場合、軸2に隣接してよい。第2のワッシャ20は、第2のホイール8に隣接する軸2に隣接してよい。使用時において、第1のワッシャ19および第2のワッシャ20はまた、フォークブレード12の端部に設けられたドロップアウトスロット18の両側に隣接し、ドロップアウトスロット18を保護してよい。第2のホイール8は、軸2を第1のホイール6のステム7の中に挿入するよう操作されてよく、軸2をステム7の中にねじ込むようさらに回転されてよい。軸2を第1のホイール6のステム7にねじ込むことによって、自転車用フォークプロテクタ1が自転車用フォーク3のブレード12に係合、例えば、しっかりと固定されるまで、第1のホイール6と第2のホイール8との間の間隙を閉じることをもたらす。第2の自転車用フォークプロテクタ1は、同一の方法でフォーク3の第2のブレード12に固定されてよい。
さらなる実施形態において、第2のホイール8は追加的に、対向する第1の端部22および第2の端部23を有するストラップ21の形態のブレーキパッドセパレータを有し、第1の端部22は、第2のホイール8に取り付けられ、第2の端部23は、ブレーキキャリパー26の複数のブレーキパッド25間に挿入するために好適なプレート24を有する。ストラップ21の第1の端部22は、第2のホイール8と一体的に形成されてよい。有利には、第2のホイール8は、その周縁の周りにへこみ27を有してよく、不使用時において、そこにブレーキパッドセパレータ、すなわちストラップ21および/またはプレート24が収納されてよい。図6に示される通り、ブレーキパッドセパレータのストラップ21およびプレート24は、使用時において、第2のホイール8からほどかれてよい。有利には、ストラップ22の第1の端部は、第2のホイール8に取り付けられたままであり、プレート24はブレーキキャリパー26の複数のブレーキパッド25間に挿入されてよい。プレート24は、プレート24を摺動させることによって、複数のブレーキパッド25間に挿入されてよく、故に「スライダ」と呼ばれてよい。
ストラップ21は、任意の好適な材料で形成されてよく、例えばゴムであってよい。同様に、プレート24は、任意の好適な材料で形成されてよい。プレート24は、例えば、硬質プラスチック材料で形成されてよい。プレート24は、ブレーキキャリパー26の複数のパッド25間の空間を維持するために好適な任意のサイズであってよい。プレート24のサイズは、自転車4のブレーキキャリパー26のタイプに基づいて容易に決定されてよい。
自転車4は概して、フロントフォーク3、リアフォーク13の一方または両方において1つのブレーキキャリパー26を有することが理解されるであろう。故に、自転車4の各フォーク3、13は、ブレーキキャリパー26の複数のブレーキパッド25間に挿入するのに好適なストラップ21とプレート24とを有する1つの自転車用フォークプロテクタ1およびこれらの特徴を有さない1つの自転車用フォークプロテクタ1を使用して、適切に保護されてよい(図7を参照)。
図8から図14は、本発明のフォークプロテクタ1の第2の実施形態を示し、フォークプロテクタ1は、自転車4のフォーク3の両方のブレード12を同時に保護するための等しいサイズの2つの保護用小型一次ホイール6で構成されるホイールセット5を有する軸2を備えたダブルフォークプロテクタ1である。本実施形態のフォークプロテクタ1は、図1から図7のフォークプロテクタ1と大半は同様である。同様の参照符号は、同様の部材を示す。
これらの図面に示される通り、本実施形態のダブルフォークプロテクタ1は、その各端部に一次保護用ホイール6を備える軸2を有しており、すなわち、第1の実施形態の二次的なハンドル状のホイール8は、本実施形態において、小型の一次保護用ホイール6によって置き換えられている。第2の一次ホイール6を収容すべく、軸2は、複数の一次ホイール6の複数のステム7間に延在する中央ロッド28を含むべく延在されている。フォーク3の2つのブレード12の各ドロップアウトスロット18との係合のための連結部29はまた、中央ロッド28の両側に提供されたドロップアウトスペーサとして機能する。各連結部29は、第1のワッシャ19および第2のワッシャ20から成る2つのペアの間で画定される環状スロット29の形態である。フォーク3および特に複数のドロップアウト11の空間整合性および方向を維持すべく、複数の環状スロット29は、自転車用フォーク3の複数のブレード12の複数のドロップアウトスロット18を正しい距離離して保持するように寸法設定され、軸2上で離間されている。
より詳細に後述されることとなるが、ロッド28には、中央に設けられた一対の離間された外側に突出するリング30、31がさらに提供され、複数のグリップ34がずらりと並ぶグルーブ33の形態の複数のリング間にあるスタンド取り付け部32を画定する。
本発明の第1の実施形態と同様に、複数の一次ホイール6は軸2に回転可能に取り付けられており、その結果、フォークプロテクタ1は、フォークプロテクタ1を複数の自転車のドロップアウト11に固定する、複数の連結部29において、締めることおよび緩めることが可能である。複数の一次ホイール6は従ってそれぞれ、要求に応じて複数の一次ホイール6を回転させるべく、それらの外部面に、ユーザによって把持可能なダイヤル35が提供されている。
図1のフォークプロテクタと対照的に、本実施形態の複数のホイール6の複数のホイールリム36には、複数のグリップ状のノッチ37が提供されており、使用時における複数の表面上での複数のホイール6の自由な回転を防止する。これについては、以下でより十分に説明する。
使用時において、本発明のダブルフォークプロテクタ1は、実質的に上に記載され、図12から図14に示されように、自転車4に配置される。より具体的には、自転車4のフロントフォーク3に使用される場合、自転車のフロントホイールがまず取り外される(概して、フロントフォーク3への損傷を回避すべく、自転車4は逆さまの状態である)。その後、ダブルフォークプロテクタ1はフォーク3の各ブレード12の複数のドロップアウトスロット18に位置付けられ、その結果、軸2上の複数の連結部スロット29は、複数のドロップアウトスロット18と整列される。その後、ダブルフォークプロテクタ1は、複数のドロップアウトスロット18の中へと押し込まれ、複数のダイヤル35を使用して複数の一次ホイール6を回転させることによって適切な位置で締められる。
その後、自転車4は、傾斜してはいるものの図12に示される直立の位置に戻され得、フロントフォーク3を損傷させることなく、フロントフォーク3でダブルフォークプロテクタ1上に載ることができる。さらに、複数のホイールリム36上の複数のノッチ37は、フォークプロテクタ1(およびその結果、自転車4)の自由な動きを防止するが、フォークプロテクタ1および自転車4は、所望される場合、制御された方法で前方および後方へと転がって進むことが可能である。
フォークプロテクタ1は、上記プロセスを逆に行うことによって、簡単にフォーク3から取り外すことができる。
上記の通り、ダブルフォークプロテクタ1は、スタンドとの使用のために適合されており、その結果、自転車4はフォークプロテクタ1をインサイチュに用いて完全な直立位置に戻されることができる。
図15から図21は、ダブルフォークプロテクタ1、および折り畳まれた位置と直立動作位置との間で可動な関連付けられたスタンド38を示し、これらは、そのホイールが取り外された自転車4を支持するよう適合されたフォークプロテクタキットを構成する。
これらの図に示される通り、スタンド38は概してA字形状であり、メジャー脚39およびデュアルファンクションクランプカムヒンジ41においてメジャー脚39に取り付けられた、くの字形状のマイナー脚40によって構成されており、その結果、スタンド38は、特に図15に示されるように、ヒンジ41を中心に、フォークプロテクタ1(およびフォークプロテクタが取り付けられる自転車4)を支持および固定するための立位置と、閉じられたまたは折り畳まれた位置との間で可動である。
メジャー脚39は、第1の壁43および第1の壁43に取り付けられた第2の壁44から形成され、それらの間にチャネル45を画定する、細長い2つの部分から成るチャネル形状の筐体42で構成される。チャネル45は、マイナー脚40を折り畳まれた位置で収容するよう、形状付けおよび寸法設定されている一方、メジャー脚39およびマイナー脚40の両方には、2つとも、ヒンジ41から遠位のそれらの自由端にフィート46が提供されている。
上記の通り、メジャー脚39およびマイナー脚40は共に、ヒンジ41においてクランプのようなフォークプロテクタ取り付け部47を画定する。フォークプロテクタ取り付け部47は、メジャー脚39中のヒンジ41の箇所におけるへこみノッチ48の形態のシートで構成されており、シートは軸ロッド28上のへこみグルーブ33でフォークプロテクタ1を収容するためのものである。へこみノッチ43は、へこみグルーブ33の中に載るようサイズ設定および寸法設定されており、へこみノッチ48におけるフォークプロテクタ1の横の動きを防止する。
さらに、フォークプロテクタ取り付け部47は、マイナー脚40のくの字形状の端部49でさらに構成されており、それは、ヒンジ41に面して位置しているが、ヒンジ41から離れて配置されている。より具体的には、図16および図17に示される通り、くの字形状の端部49の面50は、へこみノッチ48に向かって方向付けられており、へこみノッチ48によって画定される、シート内の適切な位置にフォークプロテクタ1の軸2を保持するためのへこみベアリング51が提供されている。すなわち、クランプカムヒンジ41を中心とするマイナー脚40の動きにより、くの字形状の端部49をへこみノッチ48の内外へ動かし、へこみノッチ48を開閉する。
従って、使用時において、前述の通り、本発明のフォークプロテクタ1は自転車4のフォーク3にまず取り付けられ、スタンド38は図15に示されるように、メジャー脚39およびマイナー脚40を調整することによって、直立の開位置で配置され、その結果、へこみノッチ48によって画定されるフォークプロテクタ1を収容するためのシートは開かれ、すなわち、マイナー脚40のくの字形状の端部49は、へこみノッチ48内に完全には挿入されない。フォークプロテクタ1が装着された自転車4のフロントフォーク3はその後、スタンド38の上方に位置付けられ、フォークプロテクタ1の軸2は、開かれたへこみノッチ48の中へ導かれる。その後、スタンド38上の自転車4によって及ぼされる下向きの力は、メジャー脚39およびマイナー脚40を、フィート46において離れるように移動させ、その結果、メジャー脚39およびマイナー脚40は、クランプカムヒンジ41において回転し、結果的に、マイナー脚40のくの字形状の端部49が、へこみベアリング51において、フォークプロテクタ1の軸2を押さえ付け、フォークプロテクタ取り付け部47においてフォークプロテクタ1を適切な位置に固定する。フォークプロテクタ1は従って、マイナー脚40のくの字形状の端部49によって、へこみノッチ48から出ることを防止される。図19から図21に示される通り、フロントホイールが取り外された自転車4は従って、フォークプロテクタ1およびスタンド38によってしっかりと支持され得る。
代替的に、フォークプロテクタ1は、直立したスタンド38のクランプカムヒンジ41に簡単に位置付けられることができ、ホイールが取り外された自転車4のフォーク3は、フォークプロテクタ1の上方に位置付けられることができる。その後、複数のドロップアウトスロット18は単に、フォークプロテクタ1上にそっと「落とされ」、スタンド38内のフォークプロテクタ1を自転車4に取り付けることが可能である。
フォークプロテクタ1をスタンド8から取り外す、すなわちフォークプロテクタ1を外すには、単に自転車4がユーザによって持ち上げられ、その結果、その上向きの力によって、または、スタンド38内のマイナー脚40のくの字形状の端部49に対するフォークプロテクタ1の動きによって、へこみベアリング51およびくの字形状の端部49を軸2から遠ざけ、へこみノッチ48によって画定されるシートを開くように導く。
本発明のさらなる実施形態において、ハンドル17のねじ式着脱機構および複数のホイール6は、所望される場合、急速解放連結部によって置き換え可能である。
図22および23は、本発明のフォークプロテクタ1の第3の実施形態を示しており、フォークプロテクタ1は、複数のスルーホール52の形態の複数のドロップアウト11を有する複数の自転車用フォーク3との使用のために適合されている。本実施形態のフォークプロテクタ1は、図8から図14のフォークプロテクタと大半は同様であり、同様の参照符号は、同様の部材を示す。しかしながら、これらの図面に示される通り、本実施形態においては、軸2は、複数のスルーホール52間に挿入するためのばね懸架式伸縮自在の軸2によって置き換えられている。
より具体的には、ばね懸架式伸縮自在の軸2は、ばね懸架式内筒54を有する外筒53で構成されており、ばね懸架式内筒54は、ばね外筒53からばね懸架式内筒54を押し出すように付勢されたばねによって、ばね外筒53内部に摺動可能に取り付けられている。外筒53および内筒54の各々には、それらの自由端にスルーホールピン55が提供されている。
使用時、伸縮自在の軸2のどちらかのピン55がまず、図22に示される通り、第1のドロップアウト11のスルーホール52内に配置される。その後、軸2は他方のピン55の箇所において、フォーク3の第2のドロップアウト11に対し配置される。従って、ピン55およびその結果、第2の円筒54は、ドロップアウト11によって内側に押し付けられ、ピン55は第2のスルーホール52に向かって導かれる。その結果、内筒54上のピン55がばねによってスルーホール55の中に押し出される。その後、軸2は、Cクランプ56によって複数のスルーホール55内の正しい長さの箇所において固定可能である。
上記の通り、本発明のフォークプロテクタ1は、自転車コンポーネントのサイズに従って要求される通り、寸法設定され得る。例えば、軸は、100mmから110mmの標準サイズのフロントおよび125mmから145mmの間のリアフォークサイズを収容するために寸法設定され得る。しかしながら、当業者によって理解される通り、図22および図23のフォークプロテクタ1は軸2の伸縮自在の性質により、様々なサイズで使用可能である。

Claims (33)

  1. 少なくとも1つの小型ホイールを有するホイールセットと、
    自転車用フォークに係合するための前記ホイールセット上の軸と、を備える、自転車用フォークプロテクタ。
  2. 前記ホイールセットは、2つの小型ホイールを有する、請求項1に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  3. 前記2つの小型ホイールのうちの1つは、ハンドルを有する、請求項2に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  4. 前記少なくとも1つの小型ホイールは、ラウンドホイールを有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  5. 前記少なくとも1つの小型ホイールは、少なくとも1つの平坦面を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  6. 前記少なくとも1つの小型ホイールは、複数の平坦面を有する、請求項5に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  7. 前記少なくとも1つの小型ホイールは、複数のグリップを有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  8. 前記複数のグリップは、前記小型ホイールにおいて複数のノッチを有する、請求項7に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  9. 前記少なくとも1つの小型ホイールは、前記軸に回転可能に取り付けられる、請求項1から8のいずれか一項に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  10. 前記少なくとも1つの小型ホイールは、ねじ式着脱機構を介して前記軸に回転可能に取り付けられる、請求項9に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  11. 前記少なくとも1つの小型ホイールは、急速解放機構を介して前記軸に回転可能に取り付けられる、請求項9に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  12. 前記軸は、前記自転車用フォークに係合するための連結部を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  13. 前記連結部は、自転車用フォークドロップアウトに係合するためのスロットを有する、請求項12に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  14. 前記連結部は、前記自転車用フォークドロップアウトの空間配置を維持するためのドロップアウトスロットスペーサを有する、請求項13に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  15. 前記軸は、伸縮自在の軸を有する、請求項1から14のいずれか一項に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  16. 前記伸縮自在の軸は、ばね懸架式伸縮自在の軸を有する、請求項15に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  17. 前記少なくとも1つの小型ホイールは、前記自転車の複数のブレーキパッドを分離するブレーキパッドセパレータを有する、請求項1から16のいずれか一項に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  18. 前記自転車用フォークプロテクタは、前記ホイールが取り外された自転車を直立位置に保持するスタンドとともに使用するためのものである、請求項1から17のいずれか一項に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  19. 前記スタンドは、前記フォークプロテクタを保持するためのフォークプロテクタ取り付け部を有する、請求項18に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  20. 前記フォークプロテクタ取り付け部は、クランプ状の取り付け部を有する、請求項19に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  21. 前記スタンドは、A字形のスタンドを有する、請求項20に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  22. 前記A字形のスタンドは、メジャー脚と、ヒンジにおいて前記メジャー脚に接続されたマイナー脚と、を有し、前記スタンドは、前記ヒンジを中心に、折り畳まれた位置と、直立位置との間で可動である、請求項21に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  23. 前記ヒンジは、前記フォークプロテクタを元の前記直立位置に固定するためのデュアルファンクションヒンジカムクランプを有する、請求項22に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  24. 前記メジャー脚は、前記折り畳まれた位置において前記マイナー脚を収容するための筐体を有する、請求項22または23に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  25. 前記マイナー脚は、くの字形状を有する、請求項22から24のいずれか一項に記載の自転車用フォークプロテクタ。
  26. 請求項1から17のいずれか一項に記載のフォークプロテクタと、前記フォークプロテクタを保持するスタンドと、を備える、フォークプロテクタキット。
  27. 前記スタンドは、前記フォークプロテクタを保持するフォークプロテクタ取り付け部を有する、請求項26に記載のフォークプロテクタキット。
  28. 前記フォークプロテクタ取り付け部は、クランプ状の取り付け部を有する、請求項27に記載のフォークプロテクタキット。
  29. 前記スタンドは、A字形のスタンドを有する、請求項28に記載のフォークプロテクタキット。
  30. 前記A字形のスタンドは、メジャー脚と、ヒンジにおいて前記メジャー脚に接続されたマイナー脚とを有し、前記スタンドは、前記ヒンジを中心に、折り畳まれた位置と、直立位置との間で可動である、請求項29に記載のフォークプロテクタキット。
  31. 前記ヒンジは、前記フォークプロテクタを元の前記直立位置に固定するためのデュアルファンクションヒンジカムクランプを有する、請求項30に記載のフォークプロテクタキット。
  32. 前記メジャー脚は、前記折り畳まれた位置において前記マイナー脚を収容するための筐体を有する、請求項30または31に記載のフォークプロテクタキット。
  33. 前記マイナー脚は、くの字形状を有する、請求項30から32のいずれか一項に記載のフォークプロテクタキット。
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