JP2017500232A - ベルト検出システムを有するタイヤバフ研磨装置 - Google Patents

ベルト検出システムを有するタイヤバフ研磨装置 Download PDF

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Abstract

複数のスチールベルトが内部に配置されたタイヤケーシング用のタイヤバフ研磨装置が提供される。本タイヤバフ研磨装置は、タイヤケーシングを支持し回転させるためのハブアセンブリと、タイヤケーシングをバフ研磨するための回転可能なラスプを含むラスプアセンブリとを含む。誘導コイル要素及びセンサを含むタイヤベルト検出システムが提供される。誘導コイル要素は、誘導コイル要素がAC電源に接続されると、誘導コイル要素がハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングのスチールベルト中に電流を誘導するように、ハブアセンブリに関連して構成及び配置されている。センサは、回転ラスプが電圧に供されると、信号を生成するように構成されている。制御ユニットは、センサが信号を生成すると、ラスプアセンブリに、タイヤケーシングのバフ研磨を停止させるよう指示するように構成されている。【選択図】図1

Description

更生タイヤは、元のトレッド又は更生トレッドが摩耗した後のタイヤケーシングを更に使用するための経済的な方法を提供する。コールドプロセス更生とも呼ばれる従来の更生方法によると、中古タイヤ上の摩耗したタイヤトレッドを除去して、タイヤケーシングの周囲にバフ研磨された概ね滑らかなトレッドのない表面を作成し、そこにトレッドの新たな層が接着され得る。
その後、タイヤケーシングは、典型的には、損傷について点検され、それらのいくつかは薄く剥ぎ取られ、修理用ゴムで充填される一方で、他のものは、ケーシングの廃棄を必要とするほど深刻である場合がある。剥ぎ取りプロセスの完了後、バフ研磨された表面に、接着材料及び新たなトレッドの適用のための粘着性表面を提供するタイヤセメントが噴霧され得る。次に、クッションゴムの層が、裏、即ち、トレッドの新たな層の内側表面に適用され得るか、あるいは、クッションゴムの層が、タイヤケーシング上の粘着性表面に直接適用され得る。従来、クッションゴムは未硬化ゴム材料の層である。クッションゴム及びトレッドを組み合わせてタイヤケーシングの周囲に適用して、硬化のための更生タイヤアセンブリを作成することができる。あるいは、ある長さのタイヤトレッドが、クッションゴムが既に適用されたタイヤケーシングに巻き付けられもよい。クッションゴムは、硬化中、トレッドとタイヤケーシングとの間の境界を形成し得る。
タイヤケーシング、セメント、クッションゴム、及びトレッドを組み立てた後、更生タイヤアセンブリ全体が可撓性ゴムエンベロープ内に設置され得る。気密封止がエンベロープとタイヤのビードとの間に作成され得る。エンベロープタイヤアセンブリ全体が硬化チャンバ内に設置され、材料を共に結合する加硫プロセスに供され得る。
タイヤバフ研磨機は、一般に、タイヤ更生動作において使用されて、古い摩耗したトレッドを除去し、タイヤケーシングを新たな交換用トレッドの受容のために準備させる。より具体的には、タイヤバフ研磨機を使用して、過剰なゴムをタイヤケーシングから除去する。ケーシングのバフ研磨を使用して、ケーシングのクラウン上に実質的に均一なテクスチャを提供し、ケーシングを、タイヤケーシングに取り付けられることになる新たな交換用トレッドに相補的な所定のプロファイルに成形することもできる。タイヤケーシングは、通常、タイヤの道路係合表面(例えば、元のトレッド)の下層のスチールベルトパッケージ(スチールベルト又はケーブルのパッケージ)を含む。バフ研磨プロセス中、ケーシングは、概して、ベルトパッケージの上部輪郭に対応する所定の特有のクラウン半径までバフ研磨されなければならない。具体的には、ケーシングは、上部スチールベルト上に所定の厚さの材料のみを残すようにバフ研磨される。バフ研磨動作を行う際に、バフ研磨機がゴムをケーシングから除去し過ぎて、スチールベルトパッケージに切り込まないようにすることが重要である。スチールベルトのうちのいずれかが著しく損傷している場合、タイヤケーシングは廃棄されなければならない。
典型的には、タイヤバフ研磨機は、自動であり、ゴムを所望の所定の深度まで除去するようにプログラムされている。タイヤバフ研磨機をプログラムするために、試験的剥ぎ取りが手工具で行われ、ゴムがタイヤの周囲の3つの等距離の細長いストリップにスチールベルトまで切り落とされる。これを行って、その特定のタイヤにおけるスチールベルトのおよその深度を見出す。このおよその深度が、自動タイヤバフ研磨機をプログラムするための指針として、又は手動バフ研磨機のためのガイドとして使用される。残念ながら、この手順は、時間がかかり、不正確であり、タイヤバフ研磨機が誤って設定されると、結果としてスチールベルトパッケージを損傷し、タイヤを廃棄することになる。
スチールベルトのおよその深度の決定は、センサとスチールベルトとの間の距離を感知する誘導センサを使用して行われることもある。しかしながら、誘導センサの精度は、タイヤ上のゴムの量及びスチールベルトの構築に影響され、多くの場合、不正確な結果をもたらし得る。かかる不正確の回避を試みる1つの方法は、タイヤケーシングをバフ研磨機内に設置するたびに誘導センサを再較正することによる。しかしながら、新たなバフ研磨動作ごとの誘導センサの再較正は、時間がかかり、スチールベルトの深度の測定における誤差の可能性を排除しない。
本発明は、複数のスチールベルトが内部に配置されたタイヤケーシング用のタイヤバフ研磨装置を提供する。本タイヤバフ研磨装置は、タイヤケーシングを支持し回転させるためのハブアセンブリと、ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングをバフ研磨するための回転可能なラスプを有するラスプアセンブリとを含む。AC電源及びセンサに接続可能な誘導コイル要素を含むベルト検出システムが提供される。誘導コイル要素は、誘導コイル要素がAC電源に接続されると、誘導コイル要素がハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングのスチールベルト中に電流を誘導するように、ハブアセンブリに関連して構成及び配置されている。センサは、回転ラスプが電圧に供されると、第1の信号を生成するように配置及び構成されている。制御ユニットは、センサと通信し、センサが第1の信号を生成すると、ラスプアセンブリに、ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングのバフ研磨を停止するよう指示するように構成されている。
別の態様では、本発明は、複数のスチールベルトが内部に配置されたタイヤケーシング用のタイヤバフ研磨装置を提供する。本タイヤバフ研磨装置は、タイヤケーシングを支持し回転させるためのハブアセンブリと、ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングをバフ研磨するための回転可能なラスプを含むラスプアセンブリとを含む。位置決めアセンブリは、ラスプアセンブリをハブアセンブリに対して選択的に移動させて、ラスプをハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングと係合させるようにする。AC電源及びセンサに接続可能な誘導コイル要素を含むベルト検出システムが提供される。誘導コイル要素は、誘導コイル要素がAC電源に接続されると、誘導コイル要素がハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングのスチールベルト中に電流を誘導するように、ハブアセンブリに関連して構成及び配置されている。センサは、回転ラスプが電圧に供されると、第1の信号を生成するように配置及び構成されている。制御ユニットは、センサ、ラスプアセンブリ、及び位置決めアセンブリと通信し、センサが第1の信号を生成すると、ラスプアセンブリに、ラスプの回転を停止するよう指示し、位置決めアセンブリに、ラスプを移動させてハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングと係脱するよう指示するように構成されている。
更なる態様によると、本発明は、タイヤケーシングをバフ研磨するための方法を提供する。本方法は、複数のスチールベルトが内部に配置されたタイヤケーシングをハブアセンブリ上に支持する工程を含む。回転ラスプは、ハブアセンブリ上のタイヤケーシングと係合して、タイヤケーシングをバフ研磨する。電流は、誘導コイル要素を用いてタイヤケーシングのスチールベルト中に誘導される。電圧がラスプに印加されるときが感知される。ラスプは、電圧がラスプ上で感知されると、タイヤケーシングのバフ研磨を停止させる。
本発明の一実施形態による例示的なタイヤバフ研磨装置の正面斜視図である。 ラスプ台座がタイヤバフ研磨装置から分解された、図1のタイヤバフ研磨装置の正面斜視図である。 図1のタイヤバフ研磨装置と共に使用するための例示的なタイヤケーシングの部分切り取り図である。
図面の図1〜2を参照すると、本発明に従って構築された例示的なタイヤバフ研磨装置10又はタイヤバフ研磨機が示される。例示されるタイヤバフ研磨装置10は、タイヤケーシングをバフ研磨し、そこにテクスチャを付与するように動作可能である。
タイヤケーシング12は、一般に、両側がショルダ部分16によって境界付けられるクラウン部分14と、対応する側壁18とを含む。図1及び2のタイヤバフ研磨装置10と共に使用され得る例示的なタイヤケーシング12が図3に示される。例示されるタイヤケーシング12は、タイヤバフ研磨装置10によって一部又は全てが除去され得る外側タイヤトレッド20と、タイヤケーシング12の周囲に巻き付けられる1つ以上のスチールベルト22又はケーブルを含み得る下層のスチールベルトパッケージとを含む。図3に示されるタイヤケーシング12は、重ねて配置されており、タイヤトレッドの下のタイヤケーシングの周囲に延在する3つのスチールベルト22によって被覆される最内半径プライ層24を有する。言うまでもなく、本発明によるタイヤバフ研磨装置10は、図3に示されるようなタイヤケーシング12との使用に限定されない。むしろ、本発明は、タイヤケーシングに巻き付けられる外側トレッドの下層のスチールベルト又はケーブルを有する任意の種類のタイヤケーシングと使用されてもよい。
一般に既知の様式において、タイヤバフ研磨装置10は、少なくともタイヤケーシング12のクラウン14及びショルダ部分16をバフ研磨することができるように構成されている。例示される実施形態では、タイヤバフ研磨装置10は、タイヤバフ研磨装置の様々な部品を支持する基部26を含む。例示されるタイヤバフ研磨装置10は、内部にバフ研磨機の動作と関連付けられた電子部品が収容され得る電気エンクロージャ28と、バフ研磨動作を指示するために操作員によって使用され得る操作員ステーション30を更に含む。
バフ研磨されるタイヤケーシング12を支持するために、タイヤバフ研磨装置10はハブアセンブリ32を含む。例示されるハブアセンブリ32は、基部26上に支持され、タイヤケーシングが装着可能なチャック34を含む。チャック34は、その上に支持されたタイヤケーシングがバフ研磨動作中に回転することができるように、回転可能である。
材料をタイヤケーシングから除去するために、バフ研磨機10は、回転ラスプ38を有するラスプアセンブリ36(図2に示される)を含む。ラスプ38は、この場合、開口部を含む筐体内のラスプ台座40上に支持され、この開口部を通してラスプ38の一部が延在することで、それがタイヤケーシングと係合することができるようにする。例示される実施形態では、ラスプ台座40は、タイヤケーシングと係合させられ得るテクスチャリングブラシ42(図2にも示される)も支持する。ラスプ台座40は、基部12上に支持され、ラスプ38がハブアセンブリ32上に支持されたタイヤケーシング12に対して枢動させるようにその垂直軸を中心として回転可能に構成されてもよい。ラスプ38は、ラスプ台座40上に支持された駆動モータに動作可能に接続される。ラスプ38は、ラスプの回転を素早く停止させるために係合され得る関連ブレーキを有してもよい。
ハブアセンブリ32及びその上に支持されたタイヤケーシング12に対する台座40、ひいてはラスプ38の更なる移動を提供するために、ラスプ台座40は、位置決めアセンブリ44によって基部26上に支持されてもよい。この場合、位置決めアセンブリ44は、ラスプ台座40を、ハブアセンブリ32に対して垂直な水平x〜y軸に沿って移動させるように構成されている。このために、位置決めアセンブリ44は、基部26上で互いに垂直に配置された摺動可能なx台46及びy台48と、基部26に対する台46、48(したがって台座40)の移動を駆動するためのアクチュエータとを含み得る。位置決めアセンブリ44は、ラスプ台座40の回転可能な構成と共に、例えばラスプ38がケーシングのクラウン14及びショルダ16の両方をバフ研磨するように位置付けられ得るように、ラスプ38がケーシングに対して異なる角度でハブアセンブリ32上に支持されたタイヤケーシング12と動作可能に係合するのを可能にする。タイヤバフ研磨装置の構築及び動作に関する更なる詳細は、米国特許第7,040,371号で見つけることができ、その開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
タイヤバフ研磨動作を制御する助けとなるように、タイヤバフ研磨装置10の1つ以上の動作部品と通信するように構成された制御ユニット50が提供されてもよい。制御ユニット50は、例えば、図1及び2に概略的に示されるように、電気エンクロージャ内に配置されてもよい。制御ユニット50は、ハブアセンブリ32上に保持されるタイヤケーシングに対するラスプ台座40の移動を制御するように、位置決めアセンブリ44と通信してもよい。かかる配置では、制御ユニット50を使用して、ラスプ台座40を、バフ研磨されるタイヤケーシングの種類に応じて選択されるバフ研磨路に沿って方向付けることができ、その情報を、タイヤバフ研磨装置の使用者が操作員ステーション30を介して制御ユニット50に入力してもよい。加えて、制御ユニット50は、ラスプ及び/又はハブアセンブリを選択的に動作させることができるように、ラスプ38の回転及びハブアセンブリ32のチャック34を駆動するモータと通信するように構成されてもよい。制御ユニット50はまた、ラスプ38の回転を停止させるためのブレーキの選択的動作を指示するために、ラスプブレーキと通信するように構成されてもよい。
バフ研磨時に回転ラスプ38がタイヤケーシング内のスチールベルトを損傷することを防止するために、タイヤバフ研磨装置10は、更生動作中にラスプ38に対するタイヤケーシング12のスチールベルト22の場所を感知するように構成されたベルト検出システム52を含み得る。加えて、ベルト検出システム52は、ラスプ38がバフ研磨されるケーシングのスチールベルト22の最外又は上部に相対近接近すると、タイヤケーシングのバフ研磨の自動停止を引き起こすように、制御ユニット50との通信などによって構成されてもよい。例えば、ベルト検出システム52及び制御ユニット50は、ベルト検出システム52が、ラスプ38がタイヤケーシングのスチールベルト22に対して所定の位置にあると決定したときに、ラスプ台座40をケーシングから離して移動させることなどによって、ラスプ38のタイヤケーシング12からの係脱を引き起こすように構成されてもよい。加えて又はあるいは、ベルト検出システム52及び制御ユニット50は、ベルト検出システムが、ラスプがタイヤケーシングのスチールベルト22に対して所定の位置にあると決定したときに、ラスプ38の回転を停止させるように構成されてもよい。したがって、ベルト検出システム52は、ラスプ38がバフ研磨されるタイヤケーシングのスチールベルト22に切り込むことを防止する助けとなる。上述のように、バフ研磨されるタイヤケーシング上のスチールベルトのいずれかが著しく損傷している場合、タイヤケーシングは、時間のかかる修理を受けるか、又は廃棄されなければならない場合がある。
例示される実施形態では、ベルト検出システム52は、ハブアセンブリ32に相対近接近してタイヤバフ研磨装置10上に配置された誘導コイル要素54を含む。例示される実施形態では、誘導コイル要素54は、ハブアセンブリ32付近の電気エンクロージャ28に隣接したタイヤバフ研磨装置10の基部26上に支持された筐体内に配置されている。誘導コイル要素54は、例えば、タイヤバフ研磨装置10の電気エンクロージャ28を通して、交流(AC)電源55(図1及び2に概略的に示される)に選択的に接続可能な巻きワイヤ又はコイル状ワイヤを含み得る。このために、誘導コイル要素54は、電気エンクロージャ28と通信してもよい。AC電源55への接続時、誘導コイル要素54は、空心変成器の第1のコイルを形成する。図3に示されるように、タイヤケーシング12のスチールベルト22は、タイヤケーシング12がハブアセンブリ32上に配置されると、タイヤケーシング内のスチールベルト又はケーブルが空心変成器の第2のコイルを形成するような方式で、タイヤケーシングに巻き付けられる。誘導コイル要素54がハブアセンブリ32に近接しているため、交流電流が誘導コイル要素54に印加されると、ハブアセンブリ32上に装着されたタイヤケーシング12内のスチールベルト22又はケーブル中に電流を誘導する振動磁界が生成される。故に、誘導コイル要素54が交流で励起されると、次いで、タイヤケーシングのスチールベルト22が電流で励起され、それによりスチールベルト22と誘導コイル要素54を励起するために使用される回路との間に電位が作り出される。例示される実施形態では、誘導コイル要素54が基部26上に配置されているが、誘導コイル要素54は、誘導コイル要素がAC電源55に接続されると、誘導コイル要素54がタイヤケーシング12のスチールベルト22中に電流を誘導するのに十分にハブアセンブリ32に近接して配置されている限り、タイヤバフ研磨装置10上の他の場所に配置されてもよい。
ラスプ38がタイヤケーシング12のスチールベルト22と接触するときの検出を促進するために、ラスプ台座40は、誘導コイル要素54から電気的に絶縁されるように構成されてもよい。一実施形態によると、ラスプ台座40は、タイヤバフ研磨装置10上のラスプ台座40に、図2に示されるものなどの1つ以上のゴム又はプラスチック絶縁体56を装着することによって、電気的に絶縁されてもよい。故に、この配置では、電気的に絶縁されたラスプ台座40の回転ラスプ38がタイヤケーシング12のスチールベルト22と接触すると、電位若しくは電圧又はその一部がスチールベルト22からラスプアセンブリ36に伝達される。感知回路の形態などのセンサ58は、ラスプ38及び/又はラスプ台座40が電圧によって帯電すると信号を生成するように配置されてもよい。このセンサ58は、タイヤバフ研磨装置の動作を指示する制御ユニット50と通信してもよい。電位がスチールベルト22からラスプ38に伝達されたという信号をセンサ58から受信すると、制御ユニット50は、位置決めアセンブリ44を作動させてラスプ38及びラスプ台座40をハブアセンブリ32上のタイヤケーシングから離して移動させるか、ラスプブレーキを作動させてラスプ38の回転を停止させるか、又はそれらの両方を行うように構成されてもよい。かかる配置は、スチールベルトがバフ研磨され得る異なるタイヤケーシング内に配置される深度にかかわらず機能する。したがって、試験的剥ぎ取り又は誘導センサを使用するタイヤケーシング内のスチールベルトの深度の決定と比較して、本発明のベルト検出システムは、異なるタイヤ構成ごとに容易に設定され、ラスプがスチールベルトと接触するときの素早く正確な検出を提供する。
本明細書で引用する、出版物、特許出願、及び特許を含む全ての参照は、各参照が、参照により本明細書に組み込まれることが個別かつ具体的に示され、本明細書にその全体が示された場合と同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明を説明する文脈における(特に以下の特許請求の範囲の文脈における)、用語「1つの(a)」、及び「1つの(an)」、及び「その(the)」、及び「少なくとも1つの」、及び同様の対象は、別途記載されるか、又は文脈によって明確に相反しない限り、単数及び複数の両方を網羅することが企図されるべきである。1つ以上の項目の列挙が後に続く用語「少なくとも1つの」(例えば、「A及びBのうちの少なくとも1つ」)の使用は、別途記載されるか、又は文脈によって明確に相反しない限り、列挙される項目から選択される1つの項目(A又はB)、又は列挙される項目のうちの2つ以上の任意の組み合わせ(A及びB)を意味することが企図されるべきである。用語「備える(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」、及び「含む(containing)」は、別途記されない限り、無制限の用語(即ち、「〜を含むが限定されない」を意味する)として企図されるべきである。本明細書における値の範囲の引用は、本明細書で別途記載のない限り、その範囲内に入る各個別の値に個々に言及する簡単な方法として働くことを意図するのみであり、各個別の値は、本明細書で個々に引用されるように、本明細書に組み込まれる。本明細書に記載の全ての方法は、本明細書に別途記載されるか、又は文脈によって明確に相反しない限り、任意の好適な順序で行われ得る。本明細書で提供されるありとあらゆる例又は例示のための用語(例えば、「などの」)は、本発明をよりよく明らかにすることのみを意図しており、別途特許請求されない限り、本発明の範囲を限定するものではない。本明細書における言語はいずれも、いずれの特許請求されていない要素も本発明の実施に不可欠なものとして示すとものと解釈されるべきではない。
本発明を実行するための発明者らに既知の最良の様式を含む本発明の好ましい実施形態が、本明細書に記載される。これらの好ましい実施形態の変形は、上述の説明を読めば当業者には明らかとなり得る。発明者らは、当業者が必要に応じてかかる変形を用いることを予期しており、かつ発明者らは、本発明を本明細書に具体的に記載されているやり方以外で実施することを意図している。したがって、本発明は、適用可能な法律によって認められているように、本明細書に添付の特許請求の範囲で引用される主題の全ての改変及び等価物を含む。更に、全ての可能な変化形にある上記の要素のいずれの組み合わせも、本明細書に別途記載されるか、又は文脈によって明確に相反しない限り、本発明に包含される。

Claims (20)

  1. 複数のスチールベルトが内部に配置されたタイヤケーシング用のタイヤバフ研磨装置であって、
    タイヤケーシングを支持し回転させるためのハブアセンブリと、
    前記ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングをバフ研磨するための回転可能なラスプを含むラスプアセンブリと、
    ベルト検出システムであって、
    AC電源に接続可能な誘導コイル要素であって、前記誘導コイル要素がAC電源に接続されると、前記誘導コイル要素が前記ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングの前記スチールベルト中に電流を誘導するように、前記ハブアセンブリに関連して構成及び配置されている、誘導コイル要素と、
    前記回転ラスプが電圧に供されると、第1の信号を生成するように配置及び構成されたセンサと、を含む、ベルト検出システムと、
    前記センサと通信し、前記センサが前記第1の信号を生成すると、前記ラスプアセンブリに、前記ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングのバフ研磨を停止するよう指示するように構成された制御ユニットと、を備える、タイヤバフ研磨装置。
  2. 前記ラスプアセンブリを前記ハブアセンブリに対して選択的に移動させて、前記ラスプを前記ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングと係合させるようにするための位置決めアセンブリを更に含む、請求項1に記載のタイヤバフ研磨装置。
  3. 前記制御ユニットが、前記位置決めアセンブリと通信し、前記センサが前記第1の信号を生成すると、前記位置決めアセンブリに、前記ラスプを移動させて前記ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングと係脱するよう指示するように構成されている、請求項2に記載のタイヤバフ研磨装置。
  4. 前記制御ユニットが、前記センサが前記第1の信号を生成すると、前記ラスプアセンブリに、前記ラスプの回転を停止するよう指示するように構成されている、請求項3に記載のタイヤバフ研磨装置。
  5. 前記制御ユニットが、前記センサが前記第1の信号を生成すると、前記ラスプアセンブリに、前記ラスプの回転を停止するよう指示するように構成されている、請求項1に記載のタイヤバフ研磨。
  6. 前記ラスプアセンブリ及び前記ハブアセンブリを支持するための基部を更に含み、前記誘導コイル要素が前記基部上に配置されている、請求項1に記載のタイヤバフ研磨装置。
  7. AC電源を更に含む、請求項1に記載のタイヤバフ研磨装置。
  8. 電気エンクロージャを更に含み、前記制御ユニットが前記電気エンクロージャ内に配置されており、前記誘導コイルが前記電気エンクロージャと通信する、請求項7に記載のタイヤバフ研磨装置。
  9. 前記ラスプアセンブリが、前記誘導コイルから電気的に絶縁されるように構成されている、請求項1に記載のタイヤバフ研磨装置。
  10. 複数のスチールベルトが内部に配置されたタイヤケーシング用のタイヤバフ研磨装置であって、
    タイヤケーシングを支持し回転させるためのハブアセンブリと、
    前記ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングをバフ研磨するための回転可能なラスプを含むラスプアセンブリと、
    前記ラスプアセンブリを前記ハブアセンブリに対して選択的に移動させて、前記ラスプを前記ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングと係合させるようにするための位置決めアセンブリと、
    ベルト検出システムであって、
    AC電源に接続可能な誘導コイル要素であって、前記誘導コイル要素がAC電源に接続されると、前記誘導コイル要素が前記ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングの前記スチールベルト中に電流を誘導するように、前記ハブアセンブリに関連して構成及び配置されている、誘導コイル要素と、
    前記回転ラスプが電圧に供されると、第1の信号を生成するように配置及び構成されたセンサと、を含む、ベルト検出システムと、
    前記センサ、前記ラスプアセンブリ、及び前記位置決めアセンブリと通信し、前記センサが前記第1の信号を生成すると、前記ラスプアセンブリに、前記ラスプの回転を停止させるよう指示し、前記位置決めアセンブリに、前記ラスプを移動させて前記ハブアセンブリ上に支持されたタイヤケーシングと係脱するよう指示するように構成されている、制御ユニットと、を備える、タイヤバフ研磨装置。
  11. 前記ラスプアセンブリ及び前記ハブアセンブリを支持するための基部を更に含み、前記誘導コイル要素が前記基部上に配置されている、請求項10に記載のタイヤバフ研磨装置。
  12. AC電源を更に含む、請求項10に記載のタイヤバフ研磨装置。
  13. 電気エンクロージャを更に含み、前記制御ユニットが前記電気エンクロージャ内に配置されており、前記誘導コイルが前記電気エンクロージャと通信する、請求項10に記載のタイヤバフ研磨装置。
  14. 前記ラスプアセンブリが、前記誘導コイルから電気的に絶縁されるように構成されている、請求項10に記載のタイヤバフ研磨装置。
  15. タイヤケーシングをバフ研磨するための方法であって、
    複数のスチールベルトが内部に配置されたタイヤケーシングをハブアセンブリ上に支持する工程と、
    回転ラスプを前記ハブアセンブリ上の前記タイヤケーシングと係合させて、前記タイヤケーシングをバフ研磨する工程と、
    誘導コイル要素を用いて前記タイヤケーシングの前記スチールベルト中に電流を誘導する工程と、
    電圧が前記ラスプに印加されると感知する工程と、
    電圧が前記ラスプ上で感知されると、前記ラスプに前記タイヤケーシングのバフ研磨を停止させる工程と、を含む、方法。
  16. 前記ラスプに前記タイヤケーシングのバフ研磨を停止させる工程が、前記ラスプの回転を停止させることによって行われる、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ラスプに前記タイヤケーシングのバフ研磨を停止させる工程が、前記ラスプを移動させて前記タイヤケーシングと係脱させることによって行われる、請求項15に記載の方法。
  18. 前記ラスプに前記タイヤケーシングのバフ研磨を停止させる工程が、前記ラスプの回転を停止させ、前記ラスプを移動させて前記タイヤケーシングと係脱させることによって行われる、請求項15に記載の方法。
  19. 誘導コイル要素を用いて前記タイヤケーシングの前記スチールベルト中に電流を誘導する工程が、前記誘導コイル要素をAC電源に接続することを含む、請求項15に記載の方法。
  20. 前記ハブアセンブリ上で前記タイヤケーシングを回転させる工程を更に含む、請求項15に記載の方法。
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