JP2017227884A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017227884A
JP2017227884A JP2017114227A JP2017114227A JP2017227884A JP 2017227884 A JP2017227884 A JP 2017227884A JP 2017114227 A JP2017114227 A JP 2017114227A JP 2017114227 A JP2017114227 A JP 2017114227A JP 2017227884 A JP2017227884 A JP 2017227884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
protrusion
holding member
imaging device
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017114227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6851266B2 (ja
Inventor
佳雄 沖西
Yoshio Okinishi
佳雄 沖西
中村 和博
Kazuhiro Nakamura
和博 中村
有介 平尾
Yusuke Hirao
有介 平尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JP2017227884A publication Critical patent/JP2017227884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6851266B2 publication Critical patent/JP6851266B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

【課題】撮像装置が水没した際の、泥水等と防水部品との接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる撮像装置を提供する。【解決手段】保持部材11aに設けられ、外周面上に溝27が形成された、第3ハウジング3が有する対向面に向かって延びる筒状の第4突起部29と、第3ハウジング3が有する対向面に設けられ、第1ハウジング1の1面に向かって延び、第4突起部29の内周側に位置し、第4突起部29と小隙を介して対向する筒状の第5突起部30と、第4突起部29の内周面に固定され、軸受12aより第3ハウジング3側で、シャフト13aの外周と摺接する防水部品とを有する回転機構を備えた。【選択図】図6

Description

この発明は、密封構造を有する撮像装置に関するものである。
従来から、撮像装置が備える回転機構の軸受に塵埃が侵入、あるいは、雨水が浸入すると、摩擦が大きくなったり軸受内部が錆びたりして回転動作に支障が生じる。そのため、軸受への塵埃の侵入、あるいは、雨水の浸入を防止するための密封構造が設けられる。具体的には、例えば、オイルシールに代表されるシール部材等を用いて密封構造が形成される。
従来の、密封構造を有する回転機構の構成として、例えば、特許文献1には、シャフトに摺接されたオイルシールと、二重密封のためにオイルシールの外側に設けられた、ハウジングに取り付けたブッシュおよびシャフトに取り付けた回転部材によるラビリンス部とを組み合わせるようにする技術が開示されている。
実公昭63−4857号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような技術では、河川の氾濫等で一時的にでも撮像装置が水没した際、ラビリンス部のみでは、泥水等がオイルシール手前まで浸入することが想定され、オイルシールが損傷して密封性能が低下し、オイルシールの寿命が低下することを招くという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、撮像装置が水没した際の、泥水等と防水部品との接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる撮像装置を提供することを目的としている。
この発明に係る撮像装置は、第1ハウジングと、第1ハウジングの1面と対向する対向面を有する第3ハウジングと、第1ハウジングの1面に設けられた軸孔に嵌合固定された筒状の保持部材と、第3ハウジングが有する対向面に設けられた軸孔に固定され、保持部材の内側に保持部材と相対回転可能に配置されたシャフトと、保持部材の内周面とシャフトの外周面との間に設けられた軸受と、保持部材に設けられ、外周面上に溝が形成された、第3ハウジングが有する対向面に向かって延びる筒状の第4突起部と、第3ハウジングが有する対向面に設けられ、第1ハウジングの1面に向かって延び、第4突起部の内周側に位置し、第4突起部と小隙を介して対向する筒状の第5突起部と、第4突起部の内周面に固定され、軸受より第3ハウジング側で、シャフトの外周と摺接する防水部品とを有する回転機構を備えたものである。
この発明によれば、撮像装置が水没した際の、泥水等と防水部品との接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
この発明の実施の形態1に係る撮像装置の要部の全体構成図である。 この発明の実施の形態1に係る撮像装置を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置をパン方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 この発明の実施の形態2に係る撮像装置を、鉛直下向きに設置した状態の、当該撮像装置をパン方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 この発明の実施の形態3に係る撮像装置を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置をパン方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 この発明の実施の形態4に係る撮像装置を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置をパン方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 この発明の実施の形態5に係る撮像装置をチルト方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 実施の形態5において、保持部材の外周面上には、V字形状以外の溝が形成される一例として、四角形状の溝が形成されている場合の、撮像装置をチルト方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 この発明の実施の形態6に係る撮像装置をチルト方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 この発明の実施の形態7に係る撮像装置をチルト方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 この発明の実施の形態8に係る撮像装置を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置をパン方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 この発明の実施の形態9に係る撮像装置を、鉛直下向きに設置した状態の、当該撮像装置をパン方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。 この発明の実施の形態10に係る撮像装置を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置をパン方向に回転させるためのシャフトを通る断面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る撮像装置100の要部の全体構成図である。
なお、ここでは、撮像装置100は、例えば、監視カメラ等を想定しており、内部にパン方向、チルト方向に回転する回転機構を備えるものである。
撮像装置100は、図1に示すように、本体部8と、電源部9と、撮像部10とからなる。
本体部8と、電源部9と、撮像部10は、それぞれ、筺体を有し、本体部8は、駆動装置(図示省略)、あるいは、制御回路(図示省略)を内蔵する。また、電源部9は、電源回路(図示省略)を内蔵する。また、撮像部10は、カメラ(図示省略)を内蔵する。
撮像部10を被写体に向けて当該被写体を撮影することができるように、本体部8には、撮像装置100をパン方向とチルト方向とに回転させるための回転機構(図2を用いて後述する)が設けられている。当該回転機構において、パン方向に撮像装置100を回転させるための軸部材は、本体部8と電源部9の間に配置され、チルト方向に撮像装置100を回転させるための軸部材は、本体部8と撮像部10の間に配置される。パン方向とは、カメラのレンズの水平方向とする。また、チルト方向とは、カメラのレンズの上下方向とする。
撮像装置100は、例えば、電源部9が支柱に取り付けられて鉛直上向きに設置される。あるいは、撮像装置100は、例えば、電源部9が天井に取り付けられて鉛直下向きに設置される。
本体部8の筺体は、第1ハウジング1と、第1ハウジング1のカバー4とで構成される。また、電源部9の筺体は、第2ハウジング2と、第2ハウジング2のカバー5とで構成される。また、撮像部10の筺体は、第3ハウジング3と、第3ハウジングのカバー6と、カメラで被写体を撮影するための光透過部7とで構成される。
図2は、この発明の実施の形態1に係る撮像装置100を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置100をパン方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図2は、この発明の実施の形態1に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
この実施の形態1では、撮像装置100は、電源部9が支柱に取り付けられて鉛直上向きに設置されるものとする。すなわち、第1ハウジング1の下方に第2ハウジングが存在するものとする。
また、この実施の形態1に係る撮像装置100では、図2に示す第1ハウジング1の1面と、第1ハウジング1の1面に対向する第2ハウジング2の対向面と、第1突起部15と、第2突起部17と、第3突起部16と、第1突起部15,第2突起部17,第3突起部16によって形成される環状空間に空気が押し込まれる第1空気溜まり部22とで、密封構造を構成する。当該密封構造の構成について、以下詳細に説明する。
図2において、第1ハウジング1の1面には軸孔が形成されている。この軸孔には、シャフト13を保持するための筒状の保持部材11が挿入され、第1ハウジング1に固定される。
シャフト13は、保持部材11の内部と第2ハウジング2の軸孔とに、鉛直方向に挿通され、第1ハウジング1と第2ハウジング2とを互いに回転可能に結合させる。
保持部材11には軸受12が固定され、当該軸受12は、シャフト13を保持部材11に対して回転可能に支持する。したがって、保持部材11は、軸受12を介して、シャフト13を回転可能に保持することになる。
軸受12の外側、すなわち、軸受12と第2ハウジング2との間には、軸受12を塵埃あるいは雨水等から保護するための防水部品が設けられる。防水部品とは、ここでは、例えば、オイルシール14とする。
オイルシール14の内周はシャフト13の外周に摺接され、オイルシール14の外周は保持部材11に固定される。
保持部材11とシャフト13には、それぞれ、Oリング20,Oリング21が取り付けられ、当該Oリング20,Oリング21によって、第1ハウジング1内部への塵埃の侵入、あるいは、雨水等の浸入を防ぐ。ここでは、Oリング20を第1シール部材、Oリング21を第2シール部材ともいう。
第1ハウジング1は、当該第1ハウジング1の1面に、当該第1ハウジング1と対向する第2ハウジング2の対向面に向かって延びる筒状の第3突起部16を有する。
保持部材11は、第1ハウジング1の1面と対向する第2ハウジング2の対向面に向かって延びる筒状の第1突起部15を有する。
第2ハウジング2は、第1ハウジング1と対向する対向面に、第1ハウジング1の1面に向かって延びる筒状の第2突起部17を有する。
保持部材11の第1突起部15の外周と、第2ハウジング2の第2突起部17の内周が、所定の間隔を介して対向し、第2ハウジング2の第2突起部17の外周と第1ハウジング1の第3突起部16の内周が所定の間隔を介して対向することで、第1ハウジング1の1面および第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面とともに、ラビリンス(図2のA)を形成している。なお、所定の間隔とは、雨水等の浸入を抑制できる程度の微小な間隙である。当該間隔の具体例としては、0.5mmより大きい値とする。当該間隔が小さ過ぎると、毛細管現象により反対に雨水等を吸い上げてしまうからである。
また、筒状の第1回転部材18が、第1ハウジング1の第3突起部16の外周面に接して、第1ハウジング1に固定される。
第1回転部材18と第1ハウジング1の間には漏れ止め用のガスケット部19が設けられ、第1回転部材18の内側に、保持部材11の第1突起部15、第2ハウジング2の第2突起部17、第1ハウジング1の第3突起部16、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間が形成される。
当該環状空間の空気が第1ハウジング1および第2ハウジング2内部へ逃げないよう、当該環状空間は、オイルシール14とOリング20とOリング21とで密封されている。また、上記のとおり、この環状空間の一部はラビリンスを形成する。
ラビリンスの一部分には、撮像装置100が水没した際、当該環状空間の空気が泥水等の浸入によって鉛直上向きに押し込まれることにより、空気が溜まることとなる第1空気溜まり部22が形成されている。第1空気溜まり部22は、オイルシール14とOリング20とOリング21とで密封された環状空間の一部であるラビリンス内に形成されるため、押し込まれた空気が逃げない。
第1空気溜まり部22を形成する第1ハウジング1の1面と第2ハウジング2の第2突起部17の先端との間隔は、保持部材11の第1突起部15の外周と第2ハウジング2の第2突起部17の内周との間隔、あるいは、第2ハウジング2の第2突起部17の外周と第1ハウジング1の第3突起部16の内周との間隔よりも大きくなるようにする。
一般的な従来のラビリンスでは、第1ハウジング1の1面と第2ハウジング2の第2突起部17の先端との間隔は、保持部材11の第1突起部15の外周と第2ハウジング2の第2突起部17の内周との間隔、あるいは、第2ハウジング2の第2突起部17の外周と第1ハウジング1の第3突起部16の内周との間隔と同程度に微小な間隙とすることが普通である。しかし、この実施の形態1における撮像装置100では、上述のように、第1ハウジング1の1面と第2ハウジング2の第2突起部17の先端との間隔は、保持部材11の第1突起部15の外周と第2ハウジング2の第2突起部17の内周との間隔、あるいは、第2ハウジング2の第2突起部17の外周と第1ハウジング1の第3突起部16の内周との間隔よりも大きい間隔とする。
これにより、この実施の形態1における撮像装置100では、河川の氾濫等で撮像装置100が一時的に水没した場合に、泥水等の浸入経路が、鉛直上向きで、保持部材11の第1突起部15、第2ハウジング2の第2突起部17、第1ハウジング1の第3突起部16、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間に対して空気を押し込む方向となり、第1空気溜まり部22には空気が溜まることとなり、この空気が泥水等の浸入を抑制する方向に働く。そのため、一時的な水没に対しても、保持部材11の第1突起部15、第2ハウジング2の第2突起部17、第1ハウジング1の第3突起部16等で形成されるラビリンスと、当該ラビリンス内に形成された第1空気溜まり部22とを組み合わせることで、第1ハウジング1内部への泥水等の浸入を防ぎ、泥水等とオイルシール14との接触の機会を減らして、オイルシール14の耐用寿命を延ばすことができる。
なお、撮像装置100が水に浸かった状態では、水面は静的に平面状を保っているのではなく、動的に起伏する、すなわち、波状をとることが考えられる。水面が波状に起伏していないが、撮像装置100の設置の揺らぎ、ぐらつきによって、相対的に水面が起伏する状況も考えられる。この場合、第1空気溜まり部22に向かう水の圧力が変動することとなる。しかしながら、第1空気溜まり部22は、ラビリンスの内部に形成されるため、水圧の変動、特に水圧が高く第1空気溜まり部22に泥水等が浸入しやすい状態は、ラビリンスによって緩和されることとなる。これにより、ラビリンス内に第1空気溜まり部22を形成するほうが、オイルシール14に水が接触する機会を少なくする効果が得られる。
また、上述のとおり、第1空気溜まり部22には、水が浸入した場合に、浸入した水が空気の出入口に蓋をすることで空気が溜まることとなる。このとき、浸入した水は、ラビリンスを通る構成としているため、第1空気溜まり部22の内部の空気の気圧と対向する水面は狭くなり、少量の水であっても空気の出入口に対して蓋の作用を及ぼすことができる。すなわち、オイルシール14に水が接触する機会をより少なくすることができる。
なお、撮像装置100を密封構造として水が浸入する隙間を無くす構造、すなわち、完全防水とすることも考えられるが、そのような構造では、撮像装置100の回転動作時に、設置側の筺体と回動側の筺体との境界面に摩擦が生じてしまうので、一時的に水に浸かった状態において水の浸入を抑制したい要件に対して、回転動作の滑らかさ、密封性、および、耐久性、すなわち、耐摩耗性の全てを維持することとなり、設計コストが割高となる。
しかしながら、実施の形態1に係る撮像装置100が備える回転機構の密封構造では、設置側の筺体と回動側の筺体との境界面に、回転動作の滑らかさを維持するシンプルな設計であっても、元々から存在する気体の体積を維持する性質、すなわち、気圧を生じる性質と、気体と流体との混ざりにくい性質とを利用することで、一時的に水に浸かった状態において水の浸入を抑制したい要件に対して、完全防水として設計コストを余計に高くすることなく、回転動作の滑らかさ、密封性、および、耐久性、すなわち、耐摩耗性の全てを維持できる効果を奏する。
以上のように、実施の形態1によれば、撮像装置100が水没した際の、泥水等とオイルシール等の防水部品の接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
実施の形態2.
この実施の形態2においても、撮像装置100は、例えば、監視カメラ等を想定しており、内部にパン方向、チルト方向に回転する回転機構を備えるものとする。
実施の形態1では、撮像装置100は、鉛直上向きに設置した状態としたが、この実施の形態2では、撮像装置100を、鉛直下向きに設置した状態とする実施の形態について説明する。
なお、撮像装置100の要部の全体構成は、実施の形態1において図1を用いて説明した全体構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
図3は、この発明の実施の形態2に係る撮像装置100を、鉛直下向きに設置した状態の、当該撮像装置100をパン方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図3は、この発明の実施の形態2に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
この実施の形態2では、撮像装置100は、電源部9が天井に取り付けられて鉛直下向きに設置されるものとする。すなわち、第1ハウジング1の上方に第2ハウジングが存在するものとする。
また、この実施の形態2では、撮像装置100では、図3に示す第1ハウジング1の1面と、第1ハウジング1の1面に対向する第2ハウジング2の対向面と、第1突起部15と、第2突起部17と、第3突起部16と、第2回転部材23と、第2回転部材23、第2突起部17、第3突起部16、第2ハウジング2が有する対向面によって形成される環状空間に空気が押し込まれる第2空気溜まり部24とで、密封構造を構成する。当該密封構造の構成について、以下詳細に説明する。
図3において、第1ハウジング1の1面には軸孔が形成されている。この軸孔には、シャフト13を保持するための保持部材11が挿入され、第1ハウジング1に固定される。
シャフト13は、保持部材11の内部と第2ハウジング2の軸孔とに、鉛直方向に挿通され、第1ハウジング1と第2ハウジング2とを互いに回転可能に結合させる。
保持部材11には軸受12が固定され、当該軸受12は、シャフト13を保持部材11に対して回転可能に支持する。したがって、保持部材11は、軸受12を介して、シャフト13を回転可能に保持することになる。
軸受12の外側、すなわち、軸受12と第2ハウジング2との間には、軸受12を塵埃あるいは雨水等から保護するための防水部品が設けられる。防水部品とは、この実施の形態2でも、例えば、オイルシール14とする。
オイルシール14の内周はシャフト13の外周に摺接され、オイルシール14の外周は保持部材11に固定される。
保持部材11とシャフト13には、それぞれ、Oリング20,Oリング21が取り付けられ、当該Oリング20,Oリング21によって、第1ハウジング1内部への塵埃の侵入、あるいは、雨水等の浸入を防ぐ。この実施の形態2でも、Oリング20を第1シール部材、Oリング21を第2シール部材ともいうものとする。
第1ハウジング1は、当該第1ハウジング1の1面に、当該第1ハウジング1と対向する第2ハウジング2の対向面に向かって延びる筒状の第3突起部16を有する。
保持部材11は、第1ハウジング1の1面と対向する第2ハウジング2の対向面に向かって延びる筒状の第1突起部15を有する。
第2ハウジング2は、第1ハウジング1と対向する対向面に、第1ハウジング1の1面に向かって延びる筒状の第2突起部17を有する。
保持部材11の第1突起部15の外周と、第2ハウジング2の第2突起部17の内周が、所定の間隔を介して対向し、第2ハウジング2の第2突起部17の外周と第1ハウジング1の第3突起部16の内周が所定の間隔を介して対向し、第1ハウジングの第3突起部16と第2回転部材23の外周が所定の間隔を介して対向することで、第1ハウジング1の1面および第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面とともに、ラビリンス(図3のA)を形成している。なお、所定の間隔とは、雨水等の浸入を抑制できる程度の微小な間隙である。当該間隔の具体例としては、0.5mmより大きい値とする。当該間隔が小さ過ぎると、毛細管現象により反対に雨水等を吸い上げてしまうからである。
この実施の形態2では、筒状の第2回転部材23が、第1ハウジング1の第3突起部16の外周面に接して、第2ハウジング2に固定される。なお、図3に示すように、この実施の形態2において、第2回転部材23における、第1ハウジング1の第3突起部16の外周面との接触面は、平らな面であるものとする。
第2回転部材23と第2ハウジング2の間には漏れ止め用のガスケット部19が設けられ、第2回転部材23の内側に、第2回転部材23、保持部材11の第1突起部15、第2ハウジング2の第2突起部17、第1ハウジング1の第3突起部16、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間が形成される。当該環状空間の空気が第1ハウジング1および第2ハウジング2内部へ逃げないよう、当該環状空間は、オイルシール14とOリング20とOリング21とで密封されている。また、上記のとおり、この環状空間の一部はラビリンスを形成する。
ラビリンスの一部分には、撮像装置100が水没した際、当該環状空間の空気が泥水等の浸入によって鉛直上向きに押し込まれることにより、空気が溜まることとなる第2空気溜まり部24が形成されている。第2空気溜まり部24は、オイルシール14とOリング20とOリング21とで密封された環状空間の一部であるラビリンス内に形成されるため、押し込まれた空気が逃げない。
第2空気溜まり部24を形成する、第2ハウジング2の第1ハウジング1の1面との対向面と第1ハウジング1の第3突起部16の先端との間隔は、保持部材11の第1突起部15の外周と第2ハウジング2の第2突起部17の内周との間隔、あるいは、第2ハウジング2の第2突起部17の外周と第1ハウジング1の第3突起部16の内周との間隔、あるいは、第1ハウジング1の第3突起部16の外周と第2回転部材23との間隔よりも大きくなるようにする。
一般的な従来のラビリンスでは、第2ハウジング2が有する対向面と第1ハウジング1の第3突起部16の先端との間隔は、保持部材11の第1突起部15の外周と第2ハウジング2の第2突起部17の内周との間隔、あるいは、第2ハウジング2の第2突起部17の外周と第1ハウジング1の第3突起部16の内周との間隔、あるいは、第1ハウジング1の第3突起部16の外周と第2回転部材23との間隔と同程度に微小な間隙とすることが普通である。しかし、この実施の形態2における撮像装置100では、上述のように、第2ハウジング2が有する対向面と第1ハウジング1の第3突起部16の先端との間隔は、保持部材11の第1突起部15の外周と第2ハウジング2の第2突起部17の内周との間隔、あるいは、第2ハウジング2の第2突起部17の外周と第1ハウジング1の第3突起部16の内周との間隔、あるいは、第1ハウジング1の第3突起部16の外周と第2回転部材23との間隔よりも大きい間隔を形成する。
これにより、この実施の形態2における撮像装置100では、河川の氾濫等で撮像装置100が一時的に水没した場合に、泥水等の浸入経路が、鉛直上向きで、第2回転部材23、保持部材11の第1突起部15、第2ハウジング2の第2突起部17、第1ハウジング1の第3突起部16、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間に対して空気を押し込む方向となり、第2空気溜まり部24には空気が溜まることとなり、この空気が泥水等の浸入を抑制する方向に働く。そのため、一時的な水没に対しても、保持部材11の第1突起部15と第2ハウジング2の第2突起部17と第1ハウジング1の第3突起部16等で形成されるラビリンスと、当該ラビリンス内に形成された第2空気溜まり部24とを組み合わせることで、第1ハウジング1内部への泥水の浸入を防ぎ、泥水等とオイルシール14との接触の機会を減らして、オイルシール14の耐用寿命を延ばすことができる。
なお、撮像装置100が水に浸かった状態では、水面は静的に平面状を保っているのではなく、動的に起伏する、すなわち、波状をとることが考えられる。水面が波状に起伏していないが、撮像装置100の設置の揺らぎ、ぐらつきによって、相対的に水面が起伏する状況も考えられる。この場合、第2空気溜まり部24に向かう水の圧力が変動することとなる。しかしながら、第2空気溜まり部24は、ラビリンスの内部に形成されるため、水圧の変動、特に水圧が高く第2空気溜まり部24に泥水等が浸入しやすい状態は、ラビリンスによって緩和されることとなる。これにより、ラビリンス内に第2空気溜まり部24を形成するほうが、オイルシール14に水が接触する機会を少なくする効果が得られる。
また、上述のとおり、第2空気溜まり部24には、水が浸入した場合に、浸入した水が空気の出入口に蓋をすることで空気が溜まることとなる。このとき、浸入した水は、ラビリンスを通る構成としているため、第2空気溜まり部24の内部の空気の気圧と対向する水面は狭くなり、少量の水であっても空気の出入口に対して蓋の作用を及ぼすことができる。すなわち、オイルシール14に水が接触する機会をより少なくすることができる。
なお、撮像装置100を密封構造として水が浸入する隙間を無くす構造、すなわち、完全防水とすることも考えられるが、そのような構造では、撮像装置100の回転動作時に、設置側の筺体と回動側の筺体との境界面に摩擦が生じてしまうので、一時的に水に浸かった状態において水の浸入を抑制したい要件に対して、回転動作の滑らかさ、密封性、および、耐久性、すなわち、耐摩耗性の全てを維持することとなり、設計コストが割高となる。
しかしながら、実施の形態2に係る撮像装置100が備える回転機構の密封構造では、設置側の筺体と回動側の筺体との境界面に、回転動作の滑らかさを維持するシンプルな設計であっても、元々から存在する気体の体積を維持する性質、すなわち、気圧を生じる性質と、気体と流体との混ざりにくい性質とを利用することで、一時的に水に浸かった状態において水の浸入を抑制したい要件に対して、完全防水として設計コストを余計に高くすることなく、回転動作の滑らかさ、密封性、および、耐久性、すなわち、耐摩耗性の全てを維持できる効果を奏する。
以上のように、実施の形態2によれば、実施の形態1同様、撮像装置が水没した際の、泥水とオイルシール等の防水部品の接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、撮像装置100は、鉛直上向きに設置された状態である場合を想定していた。また、実施の形態2では、撮像装置100は、鉛直下向きに設置された状態である場合を想定していた。
この実施の形態3では、撮像装置100が、鉛直上向き、および、鉛直下向きのいずれの状態でも設置され得ることを想定した実施の形態について説明する。
撮像装置100の要部の全体構成は、実施の形態1において図1を用いて説明した全体構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
図4は、この発明の実施の形態3に係る撮像装置100を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置100をパン方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図4は、この発明の実施の形態3に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
図4に示す構成のうち、実施の形態1において図2を用いて説明したものと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
この実施の形態3では、実施の形態1で説明した構成に加え、実施の形態2で説明したような、第1ハウジング1の1面と、第1ハウジング1の1面に対向する第2ハウジング2の対向面と、第1突起部15と、第2突起部17と、第3突起部16と、第1回転部材18と、第2回転部材23と、第1回転部材18、第2回転部材23、第2突起部17、第3突起部16、第1ハウジング1の1面、第2ハウジング2が有する対向面によって形成される環状空間に空気が押し込まれる第2空気溜まり部24とで、密封構造を構成する。
第2回転部材23は、当該第2回転部材23の内周が、第1回転部材18の外周と所定の間隔を介して対向し、第2ハウジング2に固定される。なお、所定の間隔とは、微小間隙とする。
第1回転部材18と第1ハウジング1の間、および、第2回転部材23と第2ハウジング2の間には、それぞれ、漏れ止め用のガスケット部19が設けられる。
第1回転部材18の内側に、保持部材11の第1突起部15、第2ハウジング2の第2突起部17、第1ハウジング1の第3突起部16、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間が形成されることに加え、この実施の形態3では、さらに、第2回転部材23の内側に、第1回転部材18と、第2回転部材23と、第2ハウジング2が有する対向面とで囲まれた環状空間が形成される。
第2空気溜まり部24を構成する第2ハウジング2が有する対向面と第1ハウジング1の第3突起部16の先端との間隔は、保持部材11の第1突起部15の外周と第2ハウジング2の第2突起部17の内周との間隔、あるいは、第2ハウジング2の第2突起部17の外周と第1ハウジング1の第3突起部16の内周との間隔、あるいは、第1回転部材18の外周と第2回転部材23の内周との間隔よりも大きくなるようにする。
なお、この実施の形態3において、保持部材11の第1突起部15、第2ハウジング2の第2突起部17、第1ハウジング1の第3突起部16、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間を第1の環状空間といい、第1回転部材18と、第2回転部材23と、第2突起部17と、第3突起部16と、第1ハウジング1の1面と、第2ハウジング2が有する対向面によって囲まれた環状空間を第2の環状空間というものとする。
この実施の形態3において、図4に示すように、撮像装置100が鉛直上向きに設置された状態である場合には、ラビリンスの一部分には、撮像装置100が水没した際、第1の環状空間の空気が泥水等の浸入によって鉛直上向きに押し込まれることにより、空気が溜まることになる第1空気溜まり部22が形成されている。
一方、この実施の形態3において、図4上の上下を逆にした状態、すなわち、撮像装置100が鉛直下向きに設置された状態である場合には、ラビリンスの一部分には、撮像装置100が水没した際、第2の環状空間の空気が泥水等の浸入によって鉛直上向きに押し込まれることにより、空気が溜まることになる第2空気溜まり部24が形成されている。
第1空気溜まり部22および第2空気溜まり部24は、オイルシール14とOリング20とOリング21とで密封された環状空間の一部であるラビリンス内に形成されるため、押し込まれた空気が逃げない。
このため、撮像装置100の設置方向にかかわらず、すなわち、撮像装置100が鉛直上向きに設置された状態であっても、撮像装置100が鉛直下向きに設置された状態であっても、撮像装置100が一時的に水没した場合に、保持部材11の第1突起部15と、第2ハウジング2の第2突起部17と、第1ハウジング1の第3突起部16等で構成されるラビリンス(図4のA)と、第1空気溜まり部22あるいは第2空気溜まり部24とを組み合わせることで、第1ハウジング1内部への泥水等の浸入を防ぎ、泥水等とオイルシール14との接触の機会を減らして、オイルシール14の耐用寿命を延ばすことができる。
すなわち、第1回転部材18と第2回転部材23とをそれぞれ第1ハウジング1、第2ハウジング2に固定することで、撮像装置100の設置方向にかかわらず、一時的な水没が発生する環境においても泥水とオイルシール14との接触の機会を減らして、オイルシール14の耐用寿命を延ばすことができる。
また、以上の説明では、実施の形態1で説明した撮像装置100に対し、内周が、第1回転部材18の外周と微小な間隙を介して対向し、第2ハウジング2に固定される第2回転部材23をさらに備え、第2ハウジング2の第2突起部17と、第1ハウジング1の第3突起部16と、第2回転部材23等で囲まれた第2の環状空間をさらに形成するようにし、当該第2の環状空間が、鉛直上向きに空気が押し込まれることにより第2空気溜まり部24を構成するようにしたが、実施の形態2で説明した撮像装置100に対し、同様の構成をさらに備えるようにしてもよい。
具体的には、実施の形態2で図3を用いて説明した撮像装置100に対し、内周が、第2回転部材23の外周と微小な間隙を介して対向し、第1ハウジング1に固定される、図4で示す第1回転部材18をさらに備え、保持部材11の第1突起部15と、第2ハウジング2の第2突起部17と、第1ハウジング1の第3突起部16等で囲まれた環状空間をさらに形成するようにし、当該環状空間が、鉛直上向きに空気が押し込まれることにより空気溜まり部を構成するようにしても同様の効果が得られる。
以上のように、実施の形態3によれば、撮像装置100の設置方向にかかわらず、撮像装置100が水没した際の、泥水等とオイルシール等の防水部品の接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
実施の形態4.
実施の形態2では、第1ハウジング1の第3突起部16の外周と接する第2回転部材23の接触面は、平らな面であるものとしていた。
この実施の形態4では、第1ハウジング1の第3突起部16の外周と接する回転部材の接触面に溝を形成するようにした実施の形態について説明する。
撮像装置100の要部の全体構成は、実施の形態1において図1を用いて説明した全体構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
また、この実施の形態4では、実施の形態2同様、撮像装置100は、鉛直下向きに設置した状態であるものとする。
図5は、この発明の実施の形態4に係る撮像装置100を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置100をパン方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図5は、この発明の実施の形態4に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
なお、図5においては、軸孔に対して片側の断面図のみを示している。
図5に示す構成のうち、実施の形態2において図3を用いて説明したものと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
この実施の形態4の撮像装置100では、実施の形態2の撮像装置100と比べると、第2回転部材23の内周面の形状が異なるのみである。
この実施の形態4において、第2回転部材23は、第1ハウジング1の第3突起部16の外周に接して、第2ハウジング2に固定される。また、第2回転部材23の内周面には、螺旋状にV字形状の溝23aが形成されている。
なお、ここでは、第2回転部材23の内周面に形成される溝23aはV字形状とするが、これに限らず、第2回転部材23の内周面には、螺旋状に凹形状の溝が形成されていればよい。
第2回転部材23と第2ハウジング2の間には漏れ止め用のガスケット部19が設けられ、第2回転部材23の内側に、第2回転部材23、保持部材11の第1突起部15、第2ハウジング2の第2突起部17、第1ハウジング1の第3突起部16、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間が形成される。当該環状空間の空気が第1ハウジング1および第2ハウジング2内部へ逃げないよう、当該環状空間は、オイルシール14とOリング20とOリング21とで密封されている。また、この環状空間の一部はラビリンスを形成する。
ラビリンスの一部分には、撮像装置100が水没した際、当該環状空間の空気が泥水等の浸入によって鉛直上向きに押し込まれることにより、空気が溜まることとなる第2空気溜まり部24が形成されている。第2空気溜まり部24は、オイルシール14とOリング20とOリング21とで密封された環状空間の一部であるラビリンス内に形成されるため、押し込まれた空気が逃げない。
さらに、泥水が鉛直上向きに第2回転部材23と第1ハウジング1の第3突起部16との接触面より浸入しても、第2空気溜まり部24に到達する前に、第2回転部材23の内周面に形成された溝23aを通って、撮像装置100の外部に排出され易くなる。そのため、一時的な水没に対しても、第2回転部材23、保持部材11の第1突起部15、第2ハウジング2の第2突起部17、第1ハウジング1の第3突起部16、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面とで形成されるラビリンスと、第2空気溜まり部24と、さらに、第2回転部材23の螺旋状の溝23aとを組み合わせることで、泥水の浸入をより防ぎ、泥水とオイルシールの接触機会をより減らすことができる。
また、以上の説明では、実施の形態2で説明した第2回転部材23の内周面に螺旋状の溝23aが形成されるものとしたが、これに限らず、実施の形態3で説明した第1回転部材18の外周面または第2回転部材23の内周面に螺旋状の溝が形成された回転部材とするようにしても同様の効果が得られる。
以上のように、この実施の形態4によれば、撮像装置100が水没した際の、泥水とオイルシール等の防水部品の接触機会をより減らして、防水部品の耐用寿命をより延ばすことができる。
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、撮像装置100をパン方向に回転させる軸部材において、一時的に水没した際に、泥水等とオイルシールの接触機会を減らす実施の形態について説明した。しかしながら、例えば降雨時等によって、撮像装置100をチルト方向に回転させる軸部材に雨水等が浸入することが想定され得る。
そこで、この実施の形態5では、撮像装置100をチルト方向に回転させる軸部材において、雨水等とオイルシールの接触機会を減らす実施の形態について説明する。
なお、ここでは、撮像装置100は、例えば、監視カメラ等を想定しており、内部にパン方向、チルト方向に回転する回転機構を備えるものである。
実施の形態5に係る撮像装置100の要部の全体構成については、実施の形態1において図1を用いて説明した全体構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
図6は、この発明の実施の形態5に係る撮像装置100をチルト方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図6は、この発明の実施の形態5に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
なお、この発明の実施の形態5において、撮像装置100は、電源部9が支柱に取り付けられて鉛直上向きに設置されるものであっても、電源部9が天井に取り付けられて鉛直下向きに設置されるものであっても構わない。
また、図6においては、図面上、第1ハウジング1の左側に第3ハウジング3が存在するものとしているが、これに限らず、第1ハウジング1の右側に第3ハウジング3が存在するように撮像装置100が設置されていても構わない。第3ハウジング3は、第1ハウジング1の水平方向に存在する。
また、この実施の形態5では、図6に示す保持部材11aの第4突起部29と、第3ハウジング3の第5突起部30と、シャフト13aと、オイルシール14aとで、密封構造を構成する。当該密封構造の構成について、以下詳細に説明する。
図6において、第1ハウジング1の1面には軸孔が形成されている。この軸孔には、シャフト13aを保持するための筒状の保持部材11aが挿入され、第1ハウジング1に固定される。
シャフト13aは、保持部材11aの内部と第3ハウジング3の軸孔とに、水平方向に挿通され、第1ハウジング1と第3ハウジング3とを互いに回転可能に結合させる。
保持部材11aには軸受12aが固定され、当該軸受12aは、シャフト13aを保持部材11aに対して回転可能に支持する。したがって、保持部材11aは、軸受12aを介して、シャフト13aを回転可能に保持することになる。
軸受12aの外側、すなわち、軸受12aと第3ハウジング3との間には、軸受12aを塵埃あるいは雨水等から保護するための防水部品が設けられる。防水部品とは、この実施の形態5でも、例えば、オイルシール14aとする。
オイルシール14aの内周はシャフト13aの外周に摺接され、オイルシール14aの外周は保持部材11aに固定される。
保持部材11aとシャフト13aには、それぞれ、Oリング20a,Oリング21aが取り付けられ、当該Oリング20a,Oリング21aによって、第1ハウジング1内部への塵埃の侵入、あるいは、雨水等の浸入を防ぐ。
保持部材11aは、第1ハウジング1の1面と対向する第3ハウジング3の対向面に向かって延びる筒状の第4突起部29を有する。
第3ハウジング3は、第1ハウジング1と対向する対向面、第1ハウジング1の1面に向かって延びる筒状の第5突起部30を有する。
オイルシール14aの外側、すなわち、オイルシール14aの、第1ハウジング1とは反対側において、保持部材11aの第4突起部29の内周と、第3ハウジング3の第5突起部30の外周が、所定の間隔を介して対向することで、ラビリンス(図6のB)を形成している。なお、所定の間隔とは、雨水等の浸入を抑制できる程度の微小な間隙である。
保持部材11aの第4突起部29の外周面上には、V字形状の溝27が形成されている。
なお、ここでは、保持部材11aの第4突起部29の外周面に形成される溝27はV字形状とするが、これに限らず、保持部材11aの外周面上には、凹形状の溝が形成されていればよい。例えば、図7に示すように、保持部材11aの第4突起部29の外周面上に、四角形状の溝28が形成されているようにしてもよいし、その他の凹形状の溝が形成されているようにしてもよい。なお、図7においては、軸孔に対して片側の断面図のみを示している。
この実施の形態5において、撮像装置100は、以上のように構成されたので、保持部材11aの第4突起部29に降り注いだ雨水は、V字形状の溝27を伝わって、保持部材11aの第4突起部29の半周分を鉛直下向きに反対側まで移動し、重力で垂れて、撮像装置100の外部に排水される。
そのため、チルト方向の軸部材に関し、保持部材11aの第4突起部29に形成されたV字形状の溝27と、保持部材11aの第4突起部29および第3ハウジング3の第5突起部30等によるラビリンスとを組み合わせることで、第1ハウジング1への雨水等の浸入を防ぎ、雨水等とオイルシール14aの接触機会を減らしてオイルシール14aの耐用寿命を延ばすことができる。
以上のように、実施の形態5によれば、降雨の際等に、雨水とオイルシール等の防水部品の接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
実施の形態6.
実施の形態5では、撮像装置100をチルト方向に回転させる軸部材について、ラビリンスと、保持部材11aの第4突起部29に形成された溝27とを組み合わせることで、雨水等とオイルシール14aとの接触機会を減らす実施の形態について説明した。
この実施の形態6では、保持部材11aの第4突起部29とは別の部材と、ラビリンスとを組み合わせることで、雨水等とオイルシール14aとの接触機会を減らす実施の形態について説明する。
実施の形態6に係る撮像装置100の要部の全体構成については、実施の形態1において図1を用いて説明した全体構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
図8は、この発明の実施の形態6に係る撮像装置100をチルト方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図8は、この発明の実施の形態6に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
なお、図8では、軸孔に対して片側の断面図のみを示している。
また、この発明の実施の形態6においても、実施の形態5同様、撮像装置100は、電源部9が支柱に取り付けられて鉛直上向きに設置されるものであっても、電源部9が天井に取り付けられて鉛直下向きに設置されるものであってもよく、第3ハウジング3は、第1ハウジング1の平行方向に存在する。
図8において、実施の形態5で図6を用いて説明した構成と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
この実施の形態6では、実施の形態5と比べて、保持部材11aには溝27は形成されず、第3回転部材31をさらに備えた点が異なるのみである。
この実施の形態6では、図8に示す保持部材11aの第4突起部29と、シャフト13aと、オイルシール14aと、第3ハウジング3の第5突起部30と、第3回転部材31とで、密封構造を構成する。
第3回転部材31は、保持部材11aの第4突起部29の外側端面に取り付けられる。
第3回転部材31は、シリコーン等により撥水コーティングが施され、摩擦係数の低い材料からなり、第1ハウジング1と第3ハウジング3の間に氷が付着して、第1ハウジング1と第3ハウジング3が凍結しても、小さい摩擦負荷でシャフト13aが回転できるよう、起動トルクを低減する。
また、第3回転部材31の外周面上には、V字形状の溝32が形成されている。
なお、ここでは、第3回転部材31の外周面に形成される溝32はV字形状とするが、これに限らず、第3回転部材31の外周面上には、凹形状の溝が形成されていればよい。
この実施の形態6において、撮像装置100は、以上のように構成されたので、第3回転部材31に降り注いだ雨水等は、V字形状の溝32を伝わって、第3回転部材31の半周分を鉛直下向きに反対側まで移動し、重力で垂れて、撮像装置100の外部に排水される。
そのため、チルト方向の軸部材に関し、第3回転部材31に形成されたV字形状の溝32と、保持部材11aの第4突起部29および第3ハウジング3の第5突起部30等によるラビリンス(図8のB)とを組み合わせることで、第1ハウジング1への雨水等の浸入を防ぎ、雨水等とオイルシール14aの接触機会を減らしてオイルシール14aの耐用寿命を延ばすことができる。
さらに、例えば、図8に示すように、第3回転部材31の、第3ハウジング3と対向する面上に突起部31aを形成するようにしてもよく、当該突起部31aを形成することで、第3回転部材31に降り注いだ雨水等のラビリンスへの浸入経路が狭くなり、ラビリンスへ浸入する雨水等を減らすようにすることができる。
以上のように、実施の形態6によれば、実施の形態5同様、降雨の際等に、雨水とオイルシール等の防水部品の接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
実施の形態7.
実施の形態5では、撮像装置100をチルト方向に回転させる軸部材について、ラビリンスと、保持部材11aの第4突起部29に形成された溝27とを組み合わせることで、雨水等とオイルシール14aとの接触機会を減らす実施の形態について説明した。
この実施の形態7では、ラビリンスを通って浸入する雨水等を撮像装置100の外部に排水するようにすることで、雨水等とオイルシール14aとの接触機会をより減らす実施の形態について説明する。
実施の形態7に係る撮像装置100の要部の全体構成については、実施の形態1において図1を用いて説明した全体構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
図9は、この発明の実施の形態7に係る撮像装置100をチルト方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図9は、この発明の実施の形態7に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
なお、図9では、軸孔に対して片側の断面図のみを示している。
また、この発明の実施の形態7においても、実施の形態5同様、撮像装置100は、電源部9が支柱に取り付けられて鉛直上向きに設置されるものであっても、電源部9が天井に取り付けられて鉛直下向きに設置されるものであってもよく、第3ハウジング3は、第1ハウジング1の平行方向に存在する。
図9において、実施の形態5で図6を用いて説明した構成と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
この実施の形態7では、シャフト33の外周面の形状が、実施の形態5のシャフト13aの外周面の形状とは異なるのみである。
この実施の形態7では、図9に示す保持部材11aの第4突起部29と、第3ハウジング3の第5突起部30と、シャフト33と、オイルシール14aとで、密封構造を構成する。
シャフト33の、オイルシール14aとの摺接面よりも第3ハウジング3側の外周面上には、四角形状の溝34が形成されている。
なお、ここでは、シャフト33の外周面上に形成される溝34は四角形状とするが、これに限らず、シャフト33の外周面上には、凹形状の溝が形成されていればよい。
この実施の形態7において、撮像装置100は、以上のように構成されたので、保持部材11aの第4突起部29に降り注いだ雨水等は、V字形状の溝27を伝って、保持部材11aの第4突起部29の半周分を鉛直下向きに反対側まで移動し、重力で垂れて、撮像装置100の外部に排水される。さらに、保持部材11aの第4突起部29と第3ハウジング3の第5突起部30等の間、すなわち、ラビリンスを通って浸入した雨水等は、シャフト33の外周面上の四角形状の溝34を伝って、シャフト33の半周分を鉛直下向きに反対側まで移動して、保持部材11aの第4突起部29と第3ハウジング3の第5突起部30の間を通り、重力で垂れて、撮像装置100の外部に排水される。
そのため、チルト方向の軸部材に関し、保持部材11aの第4突起部29に形成されたV字形状の溝27と、シャフト33のオイルシール14aとの摺接面上に形成された四角形状の溝34と、保持部材11aの第4突起部29および第3ハウジング3の第5突起部30等によるラビリンスとを組み合わせることで、第1ハウジング1への雨水等の浸入をより防ぎ、雨水等とオイルシール14aの接触機会をより減らしてオイルシール14aの耐用寿命をより延ばすことができる。
また、この実施の形態7におけるシャフト33の構成を、実施の形態6のシャフト13aに適用することもできる。
具体的には、実施の形態6において、シャフト13aの、オイルシール14aとの摺接面よりも第3ハウジング3側の外周面上に、凹形状の溝が形成されるようにすることもできる。
これにより、チルト方向の軸部材に関し、第3回転部材31に形成されたV字形状の溝32と、シャフト13aのオイルシール14aとの摺接面上に形成された凹形状の溝と、保持部材11aの第4突起部29および第3ハウジング3の第5突起部30等によるラビリンスとを組み合わせることで、第1ハウジング1への雨水等の浸入をより防ぎ、雨水等とオイルシール14aの接触機会をより減らしてオイルシール14aの耐用寿命をより延ばすことができる。
以上のように、実施の形態7によれば、雨水等とオイルシール等の防水部品の接触機会をより減らして、防水部品の耐用寿命をより延ばすことができる。
実施の形態8.
実施の形態8では、実施の形態1で説明した撮像装置100におけるラビリンスの変形例について説明する。
実施の形態8においても、撮像装置100は、例えば、監視カメラ等を想定しており、内部にパン方向、チルト方向に回転する回転機構を備えるものとする。
また、実施の形態8においても、実施の形態1同様、撮像装置100は、鉛直上向きに設置した状態とする実施の形態について説明する。
なお、撮像装置100の要部の全体構成は、実施の形態1において図1を用いて説明した全体構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
図10は、実施の形態8に係る撮像装置100を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置100をパン方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図10は、実施の形態8に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
図10に示す構成のうち、実施の形態1において図2を用いて説明したものと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
実施の形態1の撮像装置100と、実施の形態8の撮像装置100とは、保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、および、第1ハウジング1の第3突起部16aが、傾斜形状を有する点が異なるのみである。
第1突起部15a、および、第3突起部16aは、第1ハウジング1の1面に対向する第2ハウジング2の対向面と平行な方向に切断した場合の断面積が、当該第2ハウジング2の対向面に向かうにつれて小さくなる傾斜形状を有する。また、第2突起部17aは、第1ハウジング1の1面と平行な方向に切断した場合の断面積が、当該第1ハウジング1の1面に向かうにつれて小さくなる傾斜形状を有する。ここで、「平行」とは厳密な意味での「平行」な状態だけではなく、略平行な状態を含むものである。
実施の形態8に係る撮像装置100では、図10に示す第1ハウジング1の1面と、第1ハウジング1の1面に対向する第2ハウジング2の対向面と、第1突起部15aと、第2突起部17aと、第3突起部16aと、第1突起部15a,第2突起部17a,第3突起部16aによって形成される環状空間の空気が押し込まれる第1空気溜まり部22とで、密封構造を構成する。
また、実施の形態8に係る撮像装置100では、保持部材11の第1突起部15aの外周と、第2ハウジング2の第2突起部17aの内周が、所定の間隔を介して対向し、第2ハウジング2の第2突起部17aの外周と第1ハウジング1の第3突起部16aの内周が所定の間隔を介して対向することで、第1ハウジング1の1面および第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面とともに、ラビリンス(図10のA)を形成している。
実施の形態8における撮像装置100では、河川の氾濫等で撮像装置100が一時的に水没した場合に、泥水等の浸入経路が、鉛直上向きで、保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、第1ハウジング1の第3突起部16a、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間に対して空気を押し込む方向となり、第1空気溜まり部22には空気が溜まることとなり、この空気が泥水等の浸入を抑制する方向に働く。そのため、一時的な水没に対しても、保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、第1ハウジング1の第3突起部16a等で形成されるラビリンスと、当該ラビリンス内に形成された第1空気溜まり部22とを組み合わせることで、第1ハウジング1内部への泥水等の浸入を防ぎ、泥水等とオイルシール14との接触の機会を減らして、オイルシール14の耐用寿命を延ばすことができる。
このように、保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、および、第1ハウジング1の第3突起部16aが、傾斜形状を有するものである場合においても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
以上のように、実施の形態8によれば、撮像装置100が水没した際の、泥水等とオイルシール等の防水部品の接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
実施の形態9.
実施の形態9では、実施の形態2で説明した撮像装置100におけるラビリンスの変形例について説明する。
実施の形態9においても、撮像装置100は、例えば、監視カメラ等を想定しており、内部にパン方向、チルト方向に回転する回転機構を備えるものとする。
また、実施の形態9においても、実施の形態2同様、撮像装置100は、鉛直下向きに設置した状態とする実施の形態について説明する。
なお、撮像装置100の要部の全体構成は、実施の形態1において図1を用いて説明した全体構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
図11は、実施の形態9に係る撮像装置100を、鉛直下向きに設置した状態の、当該撮像装置100をパン方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図11は、実施の形態9に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
図11に示す構成のうち、実施の形態2において図3を用いて説明したものと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
実施の形態2の撮像装置100と、実施の形態9の撮像装置100とは、保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、および、第1ハウジング1の第3突起部16aが、傾斜形状を有する点が異なるのみである。
第1突起部15a、および、第3突起部16aは、第1ハウジング1の1面に対向する第2ハウジング2の対向面と平行な方向に切断した場合の断面積が、当該第2ハウジング2の対向面に向かうにつれて小さくなる傾斜形状を有する。また、第2突起部17aは、第1ハウジング1の1面と平行な方向に切断した場合の断面積が、当該第1ハウジング1の1面に向かうにつれて小さくなる傾斜形状を有する。ここで、「平行」とは厳密な意味での「平行」な状態だけではなく、略平行な状態を含むものである。
実施の形態9に係る撮像装置100では、図11に示す第1ハウジング1の1面と、第1ハウジング1の1面に対向する第2ハウジング2の対向面と、第1突起部15aと、第2突起部17aと、第3突起部16aと、第2回転部材23と、第2回転部材23、第2突起部17a、第3突起部16a、第2ハウジング2が有する対向面によって形成される環状空間の空気が押し込まれる第2空気溜まり部24とで、密封構造を構成する。
また、実施の形態9に係る撮像装置100では、保持部材11の第1突起部15aの外周と、第2ハウジング2の第2突起部17aの内周が、所定の間隔を介して対向し、第2ハウジング2の第2突起部17aの外周と第1ハウジング1の第3突起部16aの内周が所定の間隔を介して対向し、第1ハウジングの第3突起部16aと第2回転部材23の外周が所定の間隔を介して対向することで、第1ハウジング1の1面および第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面とともに、ラビリンス(図11のA)を形成している。
実施の形態9における撮像装置100では、河川の氾濫等で撮像装置100が一時的に水没した場合に、泥水等の浸入経路が、鉛直上向きで、第2回転部材23、保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、第1ハウジング1の第3突起部16a、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間に対して空気を押し込む方向となり、第2空気溜まり部24には空気が溜まることとなり、この空気が泥水等の浸入を抑制する方向に働く。そのため、一時的な水没に対しても、保持部材11の第1突起部15aと第2ハウジング2の第2突起部17aと第1ハウジング1の第3突起部16a等で形成されるラビリンスと、当該ラビリンス内に形成された第2空気溜まり部24とを組み合わせることで、第1ハウジング1内部への泥水の浸入を防ぎ、泥水等とオイルシール14との接触の機会を減らして、オイルシール14の耐用寿命を延ばすことができる。
このように、保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、および、第1ハウジング1の第3突起部16aが、傾斜形状を有するものである場合においても、実施の形態2と同様の効果を奏する。
以上のように、実施の形態9によれば、撮像装置100が水没した際の、泥水等とオイルシール等の防水部品の接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
実施の形態10.
実施の形態8では、撮像装置100は、鉛直上向きに設置された状態である場合を想定していた。また、実施の形態9では、撮像装置100は、鉛直下向きに設置された状態である場合を想定していた。
実施の形態10では、撮像装置100が、鉛直上向き、および、鉛直下向きのいずれの状態でも設置され得ることを想定した実施の形態について説明する。
撮像装置100の要部の全体構成は、実施の形態1において図1を用いて説明した全体構成と同様であるため、重複した説明を省略する。
図12は、実施の形態10に係る撮像装置100を、鉛直上向きに設置した状態の、当該撮像装置100をパン方向に回転させるためのシャフト13を通る断面図である。すなわち、図12は、実施の形態10に係る撮像装置100が備える回転機構を説明する図である。
図12に示す構成のうち、実施の形態8において図10を用いて説明したものと同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
実施の形態10では、この実施の形態10では、実施の形態8で説明した構成に加え、第1ハウジング1の1面と、第1ハウジング1の1面に対向する第2ハウジング2の対向面と、第1突起部15aと、第2突起部17aと、第3突起部16aと、第1回転部材18aと、第2回転部材23bと、第1回転部材18a、第2回転部材23b、第2突起部17a、第3突起部16a、第1ハウジング1の1面、第2ハウジング2が有する対向面によって形成される環状空間の空気が押し込まれる第2空気溜まり部24とで、密封構造を構成する。
第2回転部材23bは、実施の形態9で説明した第2回転部材23とは、傾斜形状を有する点が異なる。
第2回転部材23bは、第1ハウジング1の1面と対向する断面の断面積が、当該第1ハウジング1の1面に向かって小さくなる傾斜形状を有する。
また、実施の形態10では、図12に示すように、第1回転部材18aは、第2回転部材23bの傾斜に沿うように、傾斜形状を有する。これに伴い、第1回転部材18aと接する、第3突起部16aの外周面も傾斜形状を有するものとなる。
すなわち、実施の形態10の撮像装置100は、実施の形態3の撮像装置100は、保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、第1ハウジング1の第3突起部16a、および、第2回転部材23bが、傾斜形状を有する点のみが異なる。
保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、第1ハウジング1の第3突起部16a、第1ハウジング1の1面、および、第2ハウジング2が有する第1ハウジング1の対向面で囲まれた環状空間(第1の環状空間)が形成されることに加え、この実施の形態10では、さらに、第2回転部材23bの内側に、第1回転部材18aと、第2回転部材23bと、第2突起部17aと、第3突起部16aと、第1ハウジング1の1面と、第2ハウジング2が有する対向面とで囲まれた環状空間(第2の環状空間)が形成される。
実施の形態10において、図12に示すように、撮像装置100が鉛直上向きに設置された状態である場合には、ラビリンス(図12のA)の一部分には、撮像装置100が水没した際、第1の環状空間に空気が泥水等の浸入によって鉛直上向きに押し込まれることにより、空気が溜まることになる第1空気溜まり部22が形成されている。
一方、この実施の形態10において、図12上の上下を逆にした状態、すなわち、撮像装置100が鉛直下向きに設置された状態である場合には、ラビリンスの一部分には、撮像装置100が水没した際、第2の環状空間に空気が泥水等の浸入によって鉛直上向きに押し込まれることにより、空気が溜まることになる第2空気溜まり部24が形成されている。
実施の形態10に係る撮像装置100では、撮像装置100の設置方向にかかわらず、すなわち、撮像装置100が鉛直上向きに設置された状態であっても、撮像装置100が鉛直下向きに設置された状態であっても、撮像装置100が一時的に水没した場合に、保持部材11の第1突起部15aと、第2ハウジング2の第2突起部17aと、第1ハウジング1の第3突起部16a等で構成されるラビリンスと、第1空気溜まり部22あるいは第2空気溜まり部24とを組み合わせることで、第1ハウジング1内部への泥水等の浸入を防ぎ、泥水等とオイルシール14との接触の機会を減らして、オイルシール14の耐用寿命を延ばすことができる。
すなわち、第1回転部材18aと第2回転部材23bとをそれぞれ第1ハウジング1、第2ハウジング2に固定することで、撮像装置100の設置方向にかかわらず、一時的な水没が発生する環境においても泥水とオイルシール14との接触の機会を減らして、オイルシール14の耐用寿命を延ばすことができる。
このように、保持部材11の第1突起部15a、第2ハウジング2の第2突起部17a、第1ハウジング1の第3突起部16a、および、第2回転部材23bが、傾斜形状を有するものであり、当該傾斜形状により、第1空気溜まり部22、および、第2空気溜まり部24の断面積の変化が生じた場合においても、実施の形態3と同様の効果を奏する。
また、以上の説明では、実施の形態8で説明した撮像装置100に対し、内周が、第1回転部材18aの外周と微小な間隙を介して対向し、第2ハウジング2に固定される第2回転部材23bをさらに備え、第2ハウジング2の第2突起部17aと、第1ハウジング1の第3突起部16aと、第2回転部材23b等で囲まれた第2の環状空間をさらに形成するようにし、当該第2の環状空間が、鉛直上向きに空気が押し込まれることにより第2空気溜まり部24を構成するようにしたが、実施の形態9で説明した撮像装置100に対し、同様の構成をさらに備えるようにしてもよい。
具体的には、実施の形態9で図11を用いて説明した撮像装置100に対し、第2回転部材23を、傾斜形状を有する第2回転部材23bとし、内周が、第2回転部材23bの外周と微小な間隙を介して対向し、第1ハウジング1に固定される、図10で示す第1回転部材18をさらに備え、保持部材11の第1突起部15aと、第2ハウジング2の第2突起部17aと、第1ハウジング1の第3突起部16a等で囲まれた環状空間をさらに形成するようにし、当該環状空間が、鉛直上向きに空気が押し込まれることにより空気溜まり部を構成するようにしても同様の効果が得られる。
以上のように、実施の形態10によれば、撮像装置100の設置方向にかかわらず、撮像装置100が水没した際の、泥水等とオイルシール等の防水部品の接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
なお、以上の実施の形態10の説明において、実施の形態9で図11を用いて説明した撮像装置100に対し、第2回転部材23を、傾斜形状を有する第2回転部材23bとし、さらに、図12で示す第1回転部材18aを備える構成としてもよいとしたが、実施の形態9において、図11を用いて示した撮像装置100の第2回転部材23を、傾斜形状を有する第2回転部材23bとするようにしてもよい。この場合、第2回転部材23bと接する、第3突起部16aの外周面も傾斜形状を有するものとなる。
このようにしても、実施の形態9で述べたように、撮像装置100が水没した際の、泥水等とオイルシール等の防水部品の接触機会を減らして、防水部品の耐用寿命を延ばすことができる。
また、以上の実施の形態1〜10では、撮像装置100は、鉛直上向き、あるいは、鉛直下向きに設置されるものとしたが、これに限らず、例えば、斜め上向きに設置される等であっても構わない。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 第1ハウジング、2 第2ハウジング、3 第3ハウジング、4 第1のカバー、5 第2のカバー、6 第3のカバー、7 光透過部、8 本体部、9 電源部、10 撮像部、11,11a 保持部材、12,12a 軸受、13,13a,33 シャフト、14,14a オイルシール、15,15a 第1突起部、16,16a 第3突起部、17,17a 第2突起部、18,18a 第1回転部材、19 ガスケット部、23,23b 第2回転部材、31 第3回転部材、23a,27,28,32,34 溝、20,20a,21,21a Oリング、22 第1空気溜まり部、24 第2空気溜まり部、29 第4突起部、30 第5突起部。

Claims (16)

  1. 第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングの1面と対向する対向面を有する第3ハウジングと、
    前記第1ハウジングの1面に設けられた軸孔に嵌合固定された筒状の保持部材と、
    前記第3ハウジングが有する対向面に設けられた軸孔に固定され、前記保持部材の内側に前記保持部材と相対回転可能に配置されたシャフトと、
    前記保持部材の内周面と前記シャフトの外周面との間に設けられた軸受と、
    前記保持部材に設けられ、外周面上に溝が形成された、前記第3ハウジングが有する対向面に向かって延びる筒状の第4突起部と、
    前記第3ハウジングが有する対向面に設けられ、前記第1ハウジングの1面に向かって延び、前記第4突起部の内周側に位置し、前記第4突起部と小隙を介して対向する筒状の第5突起部と、
    前記第4突起部の内周面に固定され、前記軸受より前記第3ハウジング側で、前記シャフトの外周と摺接する防水部品
    とを有する回転機構を備えた撮像装置。
  2. 第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングの1面と対向する対向面を有する第3ハウジングと、
    前記第1ハウジングの1面に設けられた軸孔に嵌合固定された筒状の保持部材と、
    前記第3ハウジングが有する対向面に設けられた軸孔に固定され、前記保持部材の内側に前記保持部材と相対回転可能に配置されたシャフトと、
    前記保持部材の内周面と前記シャフトの外周面との間に設けられた軸受と、
    前記保持部材に設けられ、前記第3ハウジングが有する対向面に向かって延びる筒状の第4突起部と、
    前記第3ハウジングが有する対向面に設けられ、前記第1ハウジングの1面に向かって延び、前記第4突起部の内周側に位置し、前記第4突起部と小隙を介して対向する筒状の第5突起部と、
    前記第4突起部の外周側端面に取り付けられ、外周面上に溝が形成された第3回転部材と、
    前記第4突起部の内周面に固定され、前記軸受より前記第3ハウジング側で、前記シャフトの外周と摺接する防水部品
    とを有する回転機構を備えた撮像装置。
  3. 前記シャフトの、前記防水部品との摺接面よりも前記第3ハウジング側の外周面上には、溝が形成される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記第3回転部材には、撥水コーティングが施されている
    ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングの1面と対向する対向面を有する第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングの1面に設けられた軸孔に嵌合固定された筒状の保持部材と、
    前記第2ハウジングが有する対向面に設けられた軸孔に固定され、前記保持部材の内側に前記保持部材と相対回転可能に配置されたシャフトと、
    前記保持部材の内周面とシャフトの外周面との間に設けられた軸受と、
    前記保持部材に設けられ、前記第2ハウジングが有する対向面に向かって延びる筒状の第1突起部と、
    前記第2ハウジングが有する対向面に設けられ、前記第1ハウジングの1面に向かって延び、前記第1突起部の外周側に位置する筒状の第2突起部と、
    前記第1ハウジングの1面に設けられ、前記第2ハウジングが有する対向面に向かって延び、前記第2突起部の外周側に位置する筒状の第3突起部と、
    前記第1突起部の内周面に固定され、前記軸受より第2ハウジング側で、前記シャフトの外周と摺接する防水部品と、
    前記第1ハウジングの1面、前記第2ハウジングが有する対向面、前記第1突起部、前記第2突起部、および、前記第3突起部の間の間隙により形成されるラビリンスと、
    前記ラビリンス内に設けられ、前記第1突起部、前記第2突起部、前記第3突起部のうちのいずれかの突起部の先端と当該先端と対向するハウジングの面との間隔が前記ラビリンス内の他の間隔より広く形成されてなる第1空気溜まり部
    とを有する回転機構を備えた撮像装置。
  6. 前記第1突起部、前記第2突起部、前記第3突起部のうちのいずれかの突起部とは、前記第2突起部であり、
    前記先端と対向するハウジングの面とは、前記第1ハウジングの1面である
    ことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記回転機構は、
    前記第1ハウジングの1面に設けられ、前記第2ハウジングが有する対向面に向かって延び、前記第3突起部の外周に接触する筒状の第1回転部材
    をさらに有することを特徴とする請求項5または請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記第1突起部、前記第2突起部、前記第3突起部のうちのいずれかの突起部とは、前記第3突起部であり、
    前記先端と対向するハウジングの面とは、前記第2ハウジングの1面である
    ことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  9. 前記回転機構は、
    前記第2ハウジングが有する対向面に設けられ、前記第1ハウジングの1面に向かって延び、前記第3突起部の外周に接触する筒状の第2回転部材
    をさらに有することを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 前記回転機構は、
    前記第1ハウジングと前記保持部材との固定部分に設けられた第1のシール部材と、
    前記シャフトと前記第2ハウジングとの固定部分に設けられた第2のシール部材
    とをさらに有することを特徴とする請求項5から請求項9のうちのいずれか1項記載の撮像装置。
  11. 前記回転機構は、
    前記第2ハウジングが有する対向面に設けられ、前記第1ハウジングの1面に向かって延び、前記第1回転部材の外周に接触する筒状の第2回転部材と、
    前記第1回転部材および前記第2回転部材も含めて前記ラビリンスが形成されるとともに、前記ラビリンス内の前記第3突起部の先端と前記第2ハウジングが有する対向面との間隔が、前記ラビリンス内の他の間隔より広く形成されてなる第2空気溜まり部
    とをさらに有することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  12. 前記第2回転部材の内周に螺旋状の溝を備えた
    ことを特徴とする請求項9または請求項11記載の撮像装置。
  13. 前記第1回転部材の外周に螺旋状の溝を備えた
    ことを特徴とする請求項11記載の撮像装置。
  14. 前記第1突起部、および、前記第3突起部は、前記第2ハウジングが有する対向面と平行な方向に切断した場合の断面積が、当該第2ハウジングが有する対向面に向かうにつれて小さくなる傾斜形状を有し、
    前記第2突起部は、前記第1ハウジングの1面と平行な方向に切断した場合の断面積が、当該第1ハウジングの1面に向かうにつれて小さくなる傾斜形状を有する
    ことを特徴とする請求項5から請求項13のうちのいずれか1項記載の撮像装置。
  15. 前記第1突起部、および、前記第3突起部は、前記第2ハウジングが有する対向面と平行な方向に切断した場合の断面積が、当該第2ハウジングが有する対向面に向かうにつれて小さくなる傾斜形状を有し、
    前記第2突起部、および、前記第2回転部材は、前記第1ハウジングの1面と平行な方向に切断した場合の断面積が、当該第1ハウジングの1面に向かうにつれて小さくなる傾斜形状を有する
    ことを特徴とする請求項9または請求項11記載の撮像装置。
  16. パン方向に回転する回転機構、および、チルト方向に回転する回転機構を備え、
    前記チルト方向に回転する回転機構は、請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の回転機構であり、
    前記パン方向に回転する回転機構は、請求項5から請求項15のうちのいずれか1項記載の回転機構である
    ことを特徴とする撮像装置。
JP2017114227A 2016-06-16 2017-06-09 撮像装置 Active JP6851266B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016119794 2016-06-16
JP2016119794 2016-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017227884A true JP2017227884A (ja) 2017-12-28
JP6851266B2 JP6851266B2 (ja) 2021-03-31

Family

ID=60891648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017114227A Active JP6851266B2 (ja) 2016-06-16 2017-06-09 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6851266B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7330747B2 (ja) 2019-04-26 2023-08-22 キヤノン株式会社 雲台装置
WO2023249103A1 (ja) * 2022-06-24 2023-12-28 興和株式会社 ハウジングユニット及びカメラユニット

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59175762U (ja) * 1983-05-11 1984-11-24 三菱電機株式会社 回転電機の軸封装置
JPH10341370A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Yokogawa Electric Corp パンチルトカメラ装置
JPH1164955A (ja) * 1997-08-21 1999-03-05 Japan Aviation Electron Ind Ltd カメラスタビライザ
JPH11108202A (ja) * 1997-09-30 1999-04-20 Tokuo Okabayashi ラビリンスシール
JP2008170821A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Mitsubishi Electric Corp 監視カメラ装置
JP2009103209A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Nok Corp 密封装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59175762U (ja) * 1983-05-11 1984-11-24 三菱電機株式会社 回転電機の軸封装置
JPH10341370A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Yokogawa Electric Corp パンチルトカメラ装置
JPH1164955A (ja) * 1997-08-21 1999-03-05 Japan Aviation Electron Ind Ltd カメラスタビライザ
JPH11108202A (ja) * 1997-09-30 1999-04-20 Tokuo Okabayashi ラビリンスシール
JP2008170821A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Mitsubishi Electric Corp 監視カメラ装置
JP2009103209A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Nok Corp 密封装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7330747B2 (ja) 2019-04-26 2023-08-22 キヤノン株式会社 雲台装置
WO2023249103A1 (ja) * 2022-06-24 2023-12-28 興和株式会社 ハウジングユニット及びカメラユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP6851266B2 (ja) 2021-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2737819C2 (ru) Кассетная уплотнительная структура и конический роликовый подшипник
DE60213694D1 (de) Dichtungssystem für ein Wälzlager
JPH09292032A (ja) 密封装置
JP6050080B2 (ja) 密封型転がり軸受
JP2017227884A (ja) 撮像装置
TWI682713B (zh) 釣具用捲線器
JP2013522563A (ja) 潤滑剤の保持機構とデブリの排除機構とを有するラジアルシャフトのシールアセンブリおよびその構築方法
JP2009041708A (ja) 密封装置
CN203847704U (zh) 密封装置
JP2006009897A (ja) シールリング
JP2005086942A (ja) 縦型モータの軸受部防水構造
JP2006200683A (ja) すべり軸受装置およびポンプ装置
JP2009118721A (ja) オイルシール構造及びオイルシール構造を含むファン、オイルシール構造を含むモーター
JP2006312970A (ja) 密封型転がり軸受
JP2003004055A (ja) 外輪回転用の芯金入りシールリングおよびそれを用いた密封型転がり軸受
TWI826434B (zh) 密封機構及具備該密封機構之裝置
JP2006258131A (ja) 転がり軸受
JP2010242853A (ja) ピロー型軸受におけるシール機構
JP2010265949A (ja) 密封装置
JP2004286080A (ja) 電動機の軸受用潤滑油の封止構造
JP2011132980A (ja) 耐泥水オイルシール
JP6855353B2 (ja) メカニカルシール及び密封構造
JP2006125278A (ja) 水中機械の軸封装置
JP2010060120A (ja) 密封装置
JP2007132428A (ja) 転がり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210107

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6851266

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250