JPH10341370A - パンチルトカメラ装置 - Google Patents

パンチルトカメラ装置

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JPH10341370A
JPH10341370A JP9151965A JP15196597A JPH10341370A JP H10341370 A JPH10341370 A JP H10341370A JP 9151965 A JP9151965 A JP 9151965A JP 15196597 A JP15196597 A JP 15196597A JP H10341370 A JPH10341370 A JP H10341370A
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tilt camera
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徹 桂井
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克哉 池澤
Toshiki Furuya
利器 古谷
Tadashi Sugiura
端 杉浦
Kou Kei
虹 景
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置が容易で、安価なパンチルトカメラ装置
を提供する。 【解決手段】 パンチルトカメラコントローラと、パン
チルトカメラコントローラに一端が接続されビデオ信号
にカメラの制御信号が多重化された信号が伝送される同
軸ケーブルと、カメラの制御信号によりベース部とベー
ス部とパン動作を行うパンケース部とパンケース部とチ
ルト動作を行うチルトケース部とチルトケース部に内蔵
されたカメラとを備えるパンチルトカメラ本体とを具備
するパンチルトカメラ装置において、パンチルトカメラ
本体内に設けられ同軸ケーブルの他端が接続されカメラ
で捕えた画像をビデオ信号としてパンチルトカメラコン
トローラに送ると共にビデオ信号に重畳されているパン
チルトカメラコントローラからの制御信号を分離し制御
信号をパンチルトカメラ本体に送るパンチルトカメラレ
シーバ回路部を具備したことを特徴とするパンチルトカ
メラ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業プラントにお
ける異常を監視するカメラで、水平および垂直回転機構
を持つパンチルトカメラ装置に関するものである。本発
明は、設置が容易で、安価なパンチルトカメラ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来より一般に使用されてい
る従来例の構成説明図である。図において、1は、パン
チルトカメラコントローラである。2はモニターであ
る。3は、パンチルトカメラコントローラ1に一端が接
続され、ビデオ信号にカメラの制御信号が多重化された
信号が伝送される同軸ケーブルである。
【0003】4は、同軸ケーブル3の他端に接続された
パンチルトカメラレシーバで、ビデオ信号とカメラの制
御信号とを分離する。5は、パンチルトカメラレシーバ
に接続された電源である。6は、カメラの制御信号によ
りベース部7と、ベース部7とパン動作を行うパンケー
ス部8と、パンケース部8とチルト動作を行うチルトケ
ース部9と、チルトケース部9に内蔵されたカメラ11
とを備えるパンチルトカメラ本体である。
【0004】12は、パンチルトカメラ本体6とパンチ
ルトカメラレシーバ4とを接続し、ビデオ信号を伝送す
るビデオ信号ケーブルである。13は、パンチルトカメ
ラ本体6とパンチルトカメラレシーバ4とを接続し、モ
ータ駆動信号を伝送するモータ駆動信号ケーブルであ
る。
【0005】図11は、図10の要部詳細図で、パンチ
ルトカメラ本体6の詳細図で、特に工場や屋外で使用さ
れ、耐環境性や防爆構造が要求されるカメラ本体の構造
の例である。図において、チルトケース部9は、パンケ
ース部8にベアリング14,15で支持されている。
【0006】また、チルトケース部9とパンケース部8
間は、防水シール16によりシールされ防水性が確保さ
れる。チルトケース部9の先端には、ハス歯歯車17が
固定されている。ハス歯歯車17は、パンケース部8に
図示しないベアリングで支持されたウォームギア18と
噛み合っている。
【0007】ウォームギア18は、チルトモータ19に
結合されている。チルトモータ19が回転することによ
り、 チルトケース部9はチルトされる。カメラ11へ
の電気的配線は、チルトケース部9の中空軸を通して配
線されるが、中空軸の途中で密封材21によりシールさ
れている。
【0008】パンケース部8は、ベース部7にベアリン
グ22,23により支持される。また、ベース部7とパ
ンケース部8間は、防水シール24により防水性が確保
されている。ハス歯歯車25は、ベース部7の回転軸に
固定され、図示しないベアリングによってパンケース部
8に支持されたウォームギア26と噛み合っている。
【0009】ウォームギア26はパンモータ27に結合
されている。パンモータ27が回転することにより、パ
ンケース部8はパンされる。カメラ11や2つのモータ
19、27への電気配線28は、ベース部7の中空軸を
通して配線されるが、中空軸の途中で密封材29により
シールされている。
【0010】配線28は、端子台31を経由して、外部
配線32として、図示しない外部のカメラ制御器と接続
される。外部配線32のベース部7貫通部には、ケーブ
ルグランドが必要であるが図示していない。
【0011】密封材21,29は、防爆検定の爆発試験
において、ベース部7・パンケース部8・チルトケース
部9をそれぞれ独立した部屋と見なされるために必要で
ある。こうすることにより圧力集中を考慮する必要がな
くなる。
【0012】以上の構成において、パンチルトカメラレ
シーバ4により、カメラ11で捕えた画像が、ビデオ信
号ケーブル12を経由して、ビデオ信号としてパンチル
トカメラコントローラ1に送られると共に、ビデオ信号
に重畳されているパンチルトカメラコントローラ1から
の制御信号を分離し、モータ駆動信号ケーブル13を経
由してパンチルトカメラ本体6に送られる。
【0013】パンチルトカメラ本体6はカメラ制御信号
に基づき、パン動作とチルト動作とカメラ11のズーム
動作を行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、 (1)パンチルトカメラコントローラ1とパンチルトカ
メラレシーバ4間が、折角1本の同軸ケーブル3で結合
されているのに、パンチルトカメラレシーバ4とパンチ
ルトカメラ本体6間には、ビデオ信号ケーブル12とモ
ータ駆動信号ケーブル13とが必要であり、ビデオ信号
ケーブル12とモータ駆動信号ケーブル13との設置
や、配線等の取扱が不便である。
【0015】(2)パンチルトカメラ本体6において、
ベース部7の中空の回転軸内を配線28が通るので、配
線の自由度が低く、組立が難しい。また、密封材29を
取り付けるために、ベース部7の中空軸内の加工が必要
となる。さらに、密封材29を取り付ける作業も必要と
なる。これらは、コストを増加させるという問題点を生
む。
【0016】(3)ベース部7とパンケース部8との回
転機構には、ウオームギヤ26とハス歯歯車25を使用
しているが、ギアにはバックラッシが存在し、パンチル
トカメラ本体の回転精度に影響する。あるバックラッシ
のギアを使用する場合、ハス歯歯車25の半径が大きい
ほど、回転精度に与える影響が少ない。したがって、回
転精度を良くするためハス歯歯車25の半径を大きくす
ると、パンケース部8を大きくする必要があるという問
題点がある。
【0017】さらに、パンケース部8が大きくなると、
チルトケース部9の中心と、パン軸の距離が大きくな
り、風により生じるトルクに抗して動作させるために、
より高出力のパンモータ27が必要となるが、高出力モ
ータは大型となり、パンケース部8の大型化を招く、と
いう相乗作用があり、小型化が難しいという問題点を生
む。
【0018】本発明は、これらの問題点を解決するもの
である。本発明の目的は、設置が容易で、安価なパンチ
ルトカメラ装置を提供するにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、 (1)パンチルトカメラコントローラと、該パンチルト
カメラコントローラに一端が接続されビデオ信号にカメ
ラの制御信号が多重化された信号が伝送される同軸ケー
ブルと、前記カメラの制御信号によりベース部と該ベー
ス部とパン動作を行うパンケース部と該パンケース部と
チルト動作を行うチルトケース部と該チルトケース部に
内蔵されたカメラとを備えるパンチルトカメラ本体とを
具備するパンチルトカメラ装置において、前記パンチル
トカメラ本体内に設けられ前記同軸ケーブルの他端が接
続され前記カメラで捕えた画像をビデオ信号として前記
パンチルトカメラコントローラに送ると共にビデオ信号
に重畳されている前記パンチルトカメラコントローラか
らの制御信号を分離し該制御信号をパンチルトカメラ本
体に送るパンチルトカメラレシーバ回路部を具備したこ
とを特徴とするパンチルトカメラ装置。 (2)パンチルトカメラコントローラと、該パンチルト
カメラコントローラに一端が接続されビデオ信号にカメ
ラの制御信号が多重化された信号が伝送される同軸ケー
ブルと、前記カメラの制御信号によりベース部と該ベー
ス部とパン動作を行うパンケース部と該パンケース部と
チルト動作を行うチルトケース部と該チルトケース部に
内蔵されたカメラとを備えるパンチルトカメラ本体とを
具備するパンチルトカメラ装置において、前記パンケー
ス部のパンケースの内側壁面に設けられた内歯歯車と、
該内歯歯車に噛み合わされた平歯車と、前記ベース部に
設けられ該平歯車に軸止され前記制御信号の内のパン動
作指令信号に基づき動作するパンモータとを具備したこ
とを特徴とするパンチルトカメラ装置。を構成したもの
である。
【0020】
【作用】以上の構成において、パンチルトカメラコント
ローラは、カメラから送られてきたビデオ信号を受け
る。更に、パンチルトカメラコントローラは、パンチル
トカメラ本体の位置や、カメラのズーム等を制御するた
めの信号をビデオ信号に重畳させて、同軸ケーブルを通
じて伝送する。
【0021】一方、パンチルトカメラ本体は、カメラで
捕えた画像をビデオ信号として、パンチルトカメラコン
トローラに送ると共に、内蔵されたパンチルトカメラレ
シーバ回路部によって、ビデオ信号に多重されて送られ
てきたパンチルトカメラコントローラからの制御信号を
分離し、その指令に従って、カメラの方向を変えたり、
ズームを行ったりする。
【0022】しかして、パンチルトカメラコントローラ
からパンモータへの動作指令が出たときは、パンモータ
が回転することにより平歯車が回転し、内歯歯車が駆動
され、パンケース部がペース部に対して回転する。以
下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の要部構
成説明図、図2は図1の要部詳細図である。図におい
て、図10,図11と同一記号の構成は同一機能を表わ
す。以下、図10,図11と相違部分のみ説明する。
【0024】41は、パンチルトカメラ本体6内に設け
られ、同軸ケーブル3の他端が接続され、カメラ11で
捕えた画像をビデオ信号として、パンチルトカメラコン
トローラ1に送ると共に、ビデオ信号に重畳されている
パンチルトカメラコントローラ1からの制御信号を分離
し、制御信号をパンチルトカメラ本体6に送るパンチル
トカメラレシーバ回路部である。
【0025】以上の構成において、パンチルトカメラコ
ントローラ1は、カメラ11から送られてきたビデオ信
号を受け、モニター3に画像を映す。更に、パンチルト
カメラコントローラ1は、パンチルトカメラ本体6の位
置や、カメラ11のズーム等を制御するための信号をビ
デオ信号に重畳させて、同軸ケーブル3を通じて伝送す
る。
【0026】一方、パンチルトカメラ本体6は、カメラ
11で捕えた画像をビデオ信号として、パンチルトカメ
ラコントローラ1に送ると共に、内蔵されたパンチルト
カメラレシーバ回路部41によって、ビデオ信号に多重
されて送られてきたパンチルトカメラコントローラ1か
らの制御信号を分離し、その指令に従って、カメラ11
の方向を変えたり、ズームを行ったりする。
【0027】この結果、 (1)パンチルトカメラコントローラ1とパンチルトカ
メラ本体6との間が、直接1本の同軸ケーブル3で接続
されるので、ケーブルの設置や、配線等の取扱が容易と
なるパンチルトカメラ装置が得られる。
【0028】(2)従来は、パンチルトカメラ本体6を
屋外に設置する場合、パンチルトカメラレシーバ4も防
水のパンチルトカメラレシーバ4にする必要があり、全
体装置の価格が高くなる。
【0029】更に、パンチルトカメラ本体6は、作業の
現場に設置される場合が多いので、耐圧防爆規格を満足
するように始めから設計されるが、パンチルトカメラレ
シーバ4も、耐圧防爆規格を満足するように、しなけれ
ばならず、全体装置の価格が高くなる。
【0030】本発明では、パンチルトカメラレシーバ4
が不要となるので、安価なパンチルトカメラ装置が得ら
れる。
【0031】図3は本発明の他の実施例の要部構成説明
図である。本実施例において、45はパンケース部8の
パンケース部8の内側壁面に設けられた内歯歯車であ
る。46は、内歯歯車45に噛み合わされた平歯車であ
る。
【0032】47は、ベース部7に設けられ、平歯車4
6に軸止され、制御信号の内のパン動作指令信号に基づ
き動作するパンモータである。48は、パンモータ47
の出力軸に軸止されたブレーキである。
【0033】以上の構成において、パンモータ47が動
作していないときは、ブレーキ48により、外力により
パンモータ47の軸が動かないように保持されている。
パンチルトカメラコントローラ1からパンモータ47へ
の動作指令が出たときは、ブレーキ48が解除され、パ
ンモータ47が回転することにより、平歯車46が回転
し、内歯歯車45が駆動され、パンケース部8がペース
部7に対して回動する。
【0034】この結果、 (1)図10,図11従来例のように、パンチルトカメ
ラ本体6において、ベース部7の径の細い中空の回転軸
内を配線28が通るのと異なり、パンケース部8とベー
ス部7間は広い空間で結合しているので、配線や部品配
置の自由度が大きく、また組立も行いやすいので、コス
トが低減出来るパンチルトカメラ装置が得られる。
【0035】(2)図10,図11従来例のように、パ
ンチルトカメラ本体6において、ベース部7の径の細い
中空の回転軸内を配線28が通るのと異なり、パンケー
ス部8とベース部7間は広い空間で結合しているので、
防爆検定の爆発試験における圧力集中を考慮する必要が
なく、密封材29が不要である。
【0036】従って、密封材29を取り付けるためのベ
ース部7の中空軸内の加工が不必要となる。さらに、密
封材29を取り付ける作業も不必要となる。従って、安
価なパンチルトカメラ装置が得られる。
【0037】(3)内歯歯車45を使用することによ
り、中心の空間を占有しないで、ギア径を大きくとれる
ので、バックラッシの、パン回転角度誤差への影響が小
さくできるので、パン回転角度の精度を向上し得るパン
チルトカメラ装置が得られる。
【0038】図4は本発明の他の実施例の要部構成説明
図である。図において、図3と同一記号の構成は同一機
能を表わす。以下、図3と相違部分のみ説明する。49
は、ハス歯歯車であり、平歯車46に同じ軸で結合され
ている。51はウォームギアで、ハス歯歯車49と噛み
合っている。ウォームギア51はパンモータ47の出力
軸に結合されている。
【0039】以上の構成において、ハス歯歯車49とウ
ォームギア51との組合せにより、パンモータ47の出
力軸に回転方向に外力が加わっても、パンモータ47の
出力軸軸は回転することがない。
【0040】この結果、パンモータ47の出力軸に回転
方向に外力が加わっても、パンモータ47の出力軸軸は
回転することがないので、フレーキ48は不要となり、
安価なパンチルトカメラ装置が得られる。である。
【0041】図5は本発明の他の実施例の要部構成説明
図で、ワイパ機構が用いられた例で、図6は図5の側面
図、図7は図5の要部詳細説明図である。図において、
図10,図11と同一記号の構成は同一機能を表わす。
以下、図10,図11と相違部分のみ説明する。
【0042】ワイパを駆動するためには、別の駆動モー
タが必要となるので、パンチルトカメラ本体6あるいは
パンチルトカメラ本体6+モータケースが、ワイパを考
慮しない場合に比べて大きくなる。
【0043】図11に示す如く、パンチルトカメラ本体
6は、パン軸とチルトケース部9の中心がずれているの
で、風によりチルトケース部9が受ける力は、パン軸ま
わりのトルクとして作用する。
【0044】したがって、パンチルトカメラ本体6が大
きくなる→風に抗してパンチルトカメラ本体6をパンさ
せるために必要なトルクが大きくなる→大きなトルクを
発生できるモータは大型となる→パンチルトカメラ本体
6が大きくなる→パン軸とチルトケース部9中心の距離
が長くなる→必要トルクが大きくなる、という相乗作用
により全体の小型化が困難になる。
【0045】また、乗用車等に用いられている様なワイ
パを使用すると、ワイパでワイプできる領域は円弧状と
なるが、カメラ11の視野は長方形であるので、カメラ
視野全体に相当する窓上の領域をワイプできるようにす
るには、ワイパを考慮しない場合に比べて窓を大きくす
る必要がある。これは、カメラケースを大型にする要因
となる。
【0046】更に、ワイパを一定の範囲で往復運動させ
る仕組みが必要となるので、パンチルトカメラ本体6の
大型化の要因やコストの増加要因となる。本実施例は、
この問題点を解決するものである。
【0047】55は、ワイパユニットである。本実施例
では、ワイパユニット55は、チルトケース部9が水平
になっている状態で,パン動作によりチルトケース部9
が回転移動し、パンチルトカメラ装置の操作上邪魔にな
らない位置に配置された場合に、丁度パンチルトケース
の窓をワイプ出来るように配置されている。
【0048】ワイパユニット55は、図7に示す如く、
ワイパユニットケース56内にモータ57が内蔵されて
いる。モータ57の出力はギアボックス58内のギアに
伝達される。ギアボックス58では、モータ57の回転
が減速され、ギア出力軸59に出力される。第1の出力
軸61はギア出力軸59に固定され、ワイパユニットケ
ース56に固定された2つのベアリング62,63によ
り支持される。
【0049】ワイパユニットケース56と第1の出力軸
61との間は、防水シール64により防水性が確保され
る。第2の出力軸65は内部にバネ66を内蔵し、第1
の出力軸61と回転方向の位置関係は変わらないが、回
転軸方向にはスライドできるように組み合わされてい
る。
【0050】第2の出力軸65はブレードホルダ67に
リンクピン68で固定され、ピン68まわりには自由に
回転できるようになっている。ワイパブレード69はブ
レードホルダ67に固定されている。
【0051】以上の構成において、パンチルトカメラコ
ントローラ1からワイパ動作の指令が出されると、パン
チルトカメラ本体6は、その時の位置(例えば図5の実
線の位置)から所定の位置(本実施例では図5の破線の
位置)へ移動する。移動するべき破線の位置は、あらか
じめ、パンチルトカメラ本体6あるいはパンチルトカメ
ラコントローラ1あるいはパンチルトカメラコントロー
ラ1の上位のコントローラに記憶されている。
【0052】チルトケース部9が所定の位置に到達する
と、チルトケース部9の窓がワイパブレード69に接触
する。このとき、窓の面とワイパの出力軸が垂直でない
ことが予想されるが、その傾きはリンクピン68まわり
にブレードホルダ67が回転することにより吸収され
る。
【0053】また、第2の出力軸65内にバネ66を内
蔵することにより、軸方向のチルトケース部9の停止位
置誤差を吸収できると共に、ワイパブレード69のチル
トケース部9の窓への適正な押しつけ力が確保される。
【0054】パンチルトカメラコントローラ1からワイ
パユニット55に動作指令が出され、モータ57が駆動
されワイパブレード69が動作し、チルトケース部9の
窓を円状にワイプする。ワイパブレード69が一定時間
動作すると、パンチルトカメラコントローラ1からワイ
パユニット55およびパンチルトカメラ本体6にワイパ
動作終了の指令が出される。
【0055】ワイパユニット55はモータ57を停止し
てワイパ動作を修了し、チルトケース部9はワイパ動作
前の位置に戻る。以上にてワイパ動作が終了する。
【0056】この結果、 (1)ワイパユニット55をチルトケース部9に内蔵ま
たは外づけしないので、チルトケース部9が小型化で
き、その効果により、パン動作・チルト動作に必要なモ
ータトルクが減少することによりパンチルトカメラ本体
6全体をいっそう小さく出来,小型化が図れるパンチル
トカメラ装置が得られる。
【0057】(2)ワイプされる領域が円状となるの
で、カメラ視野に対するチルトケース部9の窓の大きさ
を、従来例より小さくできる。特に、防爆形のカメラを
考える場合、窓の大きさ・肉厚は重要な設計要素となる
が、窓面積を小さくできることによりコスト的にも有利
なパンチルトカメラ装置が得られる。
【0058】(3)ワイパは一定方向に連続して回転す
ればよいので、往復運動をさせるような電気的あるいは
機械的な仕組みが不要となり、大きさ・コストの点でメ
リットがあるパンチルトカメラ装置が得られる。
【0059】図8は本発明の他の実施例の要部構成説明
図である。図において、図10,図11と同一記号の構
成は同一機能を表わす。以下、図10,図11と相違部
分のみ説明する。
【0060】プラント監視用カメラは屋外で使用するこ
とが多いため、強い風が吹いている状況下でも、所定の
回転速度で回転できるように駆動機構のパワーを決定す
る必要がある。風が吹いている時、チルトケース部9が
風力を受け、パンモータ27に負荷トルクが生じる。
【0061】一般的に、流れの中の物体が受ける力は次
式で与えられる。 F=CD(ρ/2)SV2 (1) ここで、ρ: 流体(空気)密度 S: 物体の投影面積 V: 流速(風速) CD: 抵抗係数、物体の形状とレイノルズ数によって決
定される。
【0062】通常、設計に用いる耐風速はV=40m/
sである。このような風速に打ち勝つためには、従来、
大きい出力を持つモータを使用している。このため、モ
ータの外形が大きくなり、それによってモータを納める
パンケース部8も大きくする必要があった。
【0063】風力が大きくなった原因は、チルトケース
部9の前カバー71および後ろカバー72の形状にあ
る。従来、チルトケース部9の前カバー71および後ろ
カバー72は、図10のように、風に向かう面が平面の
形をしている。平面の場合、式(1)における抵抗係数
はCD=12である。
【0064】図8において、73は、前カバー71を覆
うように設けられた半球状の透明のカバーである。74
は、後ろカバー72を覆うように設けられた半球状のカ
バーである。カバー73およびカバー74、は防爆構造
とは無関係であるため、その材質には制限は無く、また
その厚さは薄くして良い。
【0065】この結果、本実施例においては、CCDカ
メラ11を納めるチルトケース部9の前面と後面の形状
を半球状にすることによって抵抗係数を小さくし、風に
よる風力を小さくすることができた。
【0066】チルトケース部9の前面が半球状の場合、
式(1)における抵抗係数はCD=0.5で、風力はチルト
ケース部9の前面が平面の場合に比べて半分以下になっ
ている。
【0067】風力を小さくすることによって、それによ
って負荷トルクが小さくなり、駆動系に小型モータの使
用が可能となる。モータの外形が小さくなれば、モータ
を納めるパンケース部8も小さく出来、装置全体の外形
を小さくすることができるパンチルトカメラ装置が得ら
れる。
【0068】図9は本発明の他の実施例の要部構成説明
図である。図において、図10,図11と同一記号の構
成は同一機能を表わす。以下、図10,図11と相違部
分のみ説明する。
【0069】図9において、75は、図8における前カ
バー71の代わりに用いられた半球状の透明のガラスよ
りなる前カバーである。76は、図8における後ろカバ
ー72の代わりに用いられた半球状の後ろカバーであ
る。この場合、前カバー75のガラスの厚さ、および後
ろカバー76の厚さは防爆構造を満足するように選択す
る必要がある。
【0070】前カバー71と後ろカバー72の代わり
に、直接半球状の前カバー75と後ろカバー76とが使
用されたので、安価なパンチルトカメラ装置が得られ
る。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1によれば、 (1)パンチルトカメラコントローラとパンチルトカメ
ラ本体との間が、直接1本の同軸ケーブルで接続される
ので、ケーブルの設置や、配線等の取扱が容易となるパ
ンチルトカメラ装置が得られる。
【0072】(2)従来は、パンチルトカメラ本体を屋
外に設置する場合、パンチルトカメラレシーバも防水の
パンチルトカメラレシーバにする必要があり、全体装置
の価格が高くなる。
【0073】更に、パンチルトカメラ本体は、作業の現
場に設置される場合が多いので、耐圧防爆規格を満足す
るように始めから設計されるが、パンチルトカメラレシ
ーバも、耐圧防爆規格を満足するように、しなければな
らず、全体装置の価格が高くなる。
【0074】本発明では、パンチルトカメラレシーバが
不要となるので、安価なパンチルトカメラ装置が得られ
る。
【0075】また、本発明の請求項2によれば、 (1)従来例のように、パンチルトカメラ本体におい
て、ベース部の径の細い中空の回転軸内を配線が通るの
と異なり、パンケース部とベース部間は広い空間で結合
しているので、配線や部品配置の自由度が大きく、また
組立も行いやすいのでコストが低減出来るパンチルトカ
メラ装置が得られる。
【0076】(2)従来例のように、パンチルトカメラ
本体において、ベース部の径の細い中空の回転軸内を配
線が通るのと異なり、パンケース部とベース部間は広い
空間で結合しているので、防爆検定の爆発試験における
圧力集中を考慮する必要がなく、密封材が不要となる。
【0077】従って、密封材を取り付けるための、ベー
ス部の中空軸内の加工が不必要となる。さらに、密封材
を取り付ける作業も不必要となる。従って、安価なパン
チルトカメラ装置が得られる。
【0078】(3)内歯歯車を使用することにより、中
心の空間を占有しないで、ギア径を大きくとれるので、
バックラッシの、パン回転角度誤差への影響が小さくで
きるので、パン回転角度の精度が向上し得るパンチルト
カメラ装置が得られる。
【0079】従って、本発明によれば、設置が容易で、
安価なパンチルトカメラ装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5の要部詳細説明図である。
【図8】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図9】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図10】従来より一般に使用されている従来例の構成
説明図である。
【図11】図10の要部詳細説明図である。
【符号の説明】
1 パンチルトカメラコントローラ 2 モニター 3 同軸ケーブル 5 電源 6 パンチルトカメラ本体 7 ベース部7 8 パンケース部 9 チルトケース部 11 カメラ 14 ベアリング 15 ベアリング 16 防水シール 17 ハス歯歯車 18 ウォームギア 19 チルトモータ 21 密封材 22 ベアリング 23 ベアリング 24 防水シール 25 ハス歯歯車 26 ウォームギア 27 パンモータ 28 配線 29 密封材 31 端子台 32 外部配線 41 パンチルトカメラレシーバ回路部 45 内歯歯車 46 平歯車 47 パンモータ 48 ブレーキ 49 ハス歯歯車 51 ウォームギア 55 ワイパユニット 56 ワイパユニットケース 57 モータ 58 ギアボックス 59 ギア出力軸 61 第1の出力軸 62 ベアリング 63 ベアリング 64 防水シール 65 第2の出力軸 66 バネ 67 ブレードホルダ 68 リンクピン 69 ワイパブレード 71 前カバー 72 後ろカバー 73 透明カバー 74 カバー 75 前カバー 76 後ろカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 端 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 景 虹 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンチルトカメラコントローラと、 該パンチルトカメラコントローラに一端が接続されビデ
    オ信号にカメラの制御信号が多重化された信号が伝送さ
    れる同軸ケーブルと、 前記カメラの制御信号によりベース部と該ベース部とパ
    ン動作を行うパンケース部と該パンケース部とチルト動
    作を行うチルトケース部と該チルトケース部に内蔵され
    たカメラとを備えるパンチルトカメラ本体とを具備する
    パンチルトカメラ装置において、 前記パンチルトカメラ本体内に設けられ前記同軸ケーブ
    ルの他端が接続され前記カメラで捕えた画像をビデオ信
    号として前記パンチルトカメラコントローラに送ると共
    にビデオ信号に重畳されている前記パンチルトカメラコ
    ントローラからの制御信号を分離し該制御信号をパンチ
    ルトカメラ本体に送るパンチルトカメラレシーバ回路部
    を具備したことを特徴とするパンチルトカメラ装置。
  2. 【請求項2】パンチルトカメラコントローラと、 該パンチルトカメラコントローラに一端が接続されビデ
    オ信号にカメラの制御信号が多重化された信号が伝送さ
    れる同軸ケーブルと、 前記カメラの制御信号によりベース部と該ベース部とパ
    ン動作を行うパンケース部と該パンケース部とチルト動
    作を行うチルトケース部と該チルトケース部に内蔵され
    たカメラとを備えるパンチルトカメラ本体とを具備する
    パンチルトカメラ装置において、 前記パンケース部のパンケースの内側壁面に設けられた
    内歯歯車と、 該内歯歯車に噛み合わされた平歯車と、 前記ベース部に設けられ該平歯車に軸止され前記制御信
    号の内のパン動作指令信号に基づき動作するパンモータ
    とを具備したことを特徴とするパンチルトカメラ装置。
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