以下、添付の各図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明するが、本発明が実施例によって制限または限定されることはない。本発明を説明するにおいて、公知の機能或いは構成に対する具体的な説明は、本発明の要旨を明瞭にするために省略可能である。
図1は、本発明に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置を示した正面図で、図2は、本発明に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置を示した平面図で、図3及び図4は、本発明に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置における供給部及び貯蔵部を説明するための図である。また、図5乃至図9は、本発明に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置における供給部及び貯蔵部の変形例を説明するための図である。そして、図8は、本発明に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置における包装部を説明するための図で、図9は、本発明に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置によって調剤された栄養剤を説明するための図である。
また、図18〜図20は、本発明に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置において、使用者の特性に応じた個人別栄養剤処方箋データの算出過程を説明するための図である。
これら図面に示したように、本発明に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置は、データ処理部20及び調剤部を含み、使用者の個人別特性に応じて特性化されたカスタマイズ型栄養剤を調剤できるように構成される。
前記データ処理部20は、個人別栄養剤処方箋データを生成するように提供される。一例として、図18を参照すると、前記データ処理部20は、入力部10を通じて入力された問診データに対応して個人別栄養剤処方箋データを生成するように構成することができる。
すなわち、前記入力部10は、個人別特性に応じた問診データを入力するために提供することができる。前記入力部10としては、要求される条件に応じて多様な端末機を使用することができる。ここで、端末機は、デスクトップコンピューター、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、ハンドヘルドPC、携帯電話、ノートブック型コンピューター、タブレットコンピューターなどの通常の電気電子装置を含むことができ、端末機の種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。
参考までに、本発明において、問診データは、使用者自身の個人別特性、例えば、健康状態、習慣などに対するデータを含むことができ、問診データに含まれるデータの種類によって本発明が制限または限定されることはない。
一例として、図19を参照すると、問診データは、使用者の年齢、性別、体重、身長、食習慣、飲酒、喫煙、勤労形態、保有疾患、及び睡眠習慣のうち少なくともいずれか一つに対するデータを含むことができる。
本発明の実施例においては、問診データの各情報が短答式で入力された例を挙げて説明しているが、要求される条件に応じて各情報をより細分化することができる。食習慣に対する情報の場合は、菜食または肉食などの項目と共に、一日の摂取量に対する細分化された情報を含んで入力することができ、喫煙に対する情報の場合は、一日の喫煙量に対する細分化された情報を含んで入力することができ、飲酒に対する情報の場合は、酒の種類、1回の飲酒量に対する細分化された情報を含んで入力することができる。
前記データ処理部20は、入力部10を通じて入力された問診データに対応して個人別栄養剤処方箋データを生成するように提供される。すなわち、前記データ処理部20は、個人別特性に応じた問診データが入力されると、問診データに基づいて個人別特性に合わせて特性化された個人別栄養剤処方箋データを生成することができる。
一例として、前記データ処理部20は、予めデータ化された基準データと問診データとを比較した後、前記比較結果により、個人別に要求される特定の栄養剤成分の種類及び含量に対する情報を算出することができる。
本発明において、基準データとは、健康な個々人に要求される食餌中に含まれなければならない栄養剤の種類及び量に対するデータを意味するものと理解することができ、データ処理部20に予めデータ化することができる。一例として、前記基準データは、1回の服用勧奨量を基準にしてデータ化することができる。併せて、個人別特性に応じた問診データによって特定の栄養剤成分別含量が加減可能である。特定の年齢及び性別に該当する特定の栄養剤成分の1回の服用勧奨量が5mgであるとしても、他の個人別特性(例えば、食習慣、保有疾患など)により、特定の栄養剤成分は5mgより大きいか小さくなるように加減可能である。これとは異なり、基準データが1日の服用勧奨量を基準にしてデータ化されることも可能である。
前記入力部10とデータ処理部20は遠隔通信可能に連結できるが、以下では、入力部とデータ処理部20がインターネットによって連結された例を挙げて説明する。場合に応じては、構内情報通信網(LAN)、公衆データ網(PDN)、一般電話交換網(PSTN)などのその他の通信網を介して入力部とデータ処理部とを遠隔通信可能に連結することができる。
前記のように生成される個人別栄養剤処方箋データは、個人別特性に応じて特性化された多様な栄養剤成分の種類及び含量に対する情報を含むことができる。一例として、前記個人別栄養剤処方箋データは、ビタミン、無機質、及びアミノ酸のうち少なくともいずれか一つに対する組成比を含むことができる。
図20を参照すると、個人別栄養剤処方箋データは、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEなどの各種ビタミン成分及び含量に対する情報を含むことができる。併せて、ビタミンBの場合は、ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB3(ナイアシン、ニコチンアミド)、ビタミンB4(パントテン酸)などの細分化された情報を含むことができる。
また、個人別栄養剤処方箋データは、Ca(カルシウム)、K(カリウム)、Mg(マグネシウム)、Cr(クロム)、Zn(亜鉛)などの各種無機質成分及び含量に対する情報を含むことができ、グリシン、ライシン、イソロイシン、メチオニン、リシンなどの各種アミノ酸成分及び含量に対する情報を含むことができる。
前記データ処理部20で生成された個人別栄養剤処方箋データは、後述する調剤部に直接伝送できるが、場合に応じては、データ処理部で生成された個人別栄養剤処方箋データが入力部(例えば、使用者端末機)に伝送された後、調剤部に伝送されるように構成することも可能である。
併せて、前記個人別栄養剤処方箋データは、通常の使用者が確認可能な文書またはファイルの形態で伝送されることも可能であるが、場合に応じては、特定の使用者のみが確認可能な暗号化された文書またはファイルの形態で伝送されることも可能である。これとは異なり、個人別栄養剤処方箋データをQRコード(登録商標)などに変換して伝送することも可能である。
上述したように、本発明によると、使用者の年齢、性別、体重、身長、食習慣、飲酒、喫煙、勤労形態、保有疾患、睡眠習慣などの個人別特性に応じて特性化された個人別栄養剤処方箋データの生成が可能である。一例として、中年以後の女性に対しては、骨粗鬆症を予防するためにカルシウム、マグネシウム、ビタミンDなどが含まれた栄養剤処方箋が決定され得るが、栄養剤を構成する各成分の含量は、使用者の年齢及び性別のみならず、体重、身長、食習慣、飲酒、喫煙、勤労形態、保有疾患、睡眠習慣などの他の個人別特性に応じて適宜加減可能である。
図1〜図9を参照すると、前記調剤部は、個人別栄養剤処方箋データを受信し、個人別栄養剤処方箋データによって栄養剤を調剤するように構成され、供給部30及び包装部70を含む。以下では、データ処理部20、供給部30及び包装部70が専用テーブル90上に装着された例を挙げて説明する。
前記テーブル90は、要求される条件及び設計仕様に応じて多様な形状及び構造を有するように提供することができ、テーブル90の形状及び構造によって本発明が制限または限定されることはない。一例として、テーブル90は、略四角ボックス状に提供することができ、テーブル90の上部には、後述する複数の供給部30を配置することができ、テーブル90の内部には、後述する包装部70を配置することができる。併せて、前記テーブル90の内部の状態を作業者が容易に確認できるように、テーブル90の前面は透明な材質で形成することができる。
また、前記テーブル90の内部一側には、包装部70によって所定単位別に包装された栄養剤を排出するための排出コンベヤー91を形成することができ、前記テーブル90の上部の他の一側には、ビタミンが調剤される間の全般的な進行状態(例えば、供給量、残量、供給比率など)、調剤環境(例えば、湿度、温度など)及び各種情報を出力したり、特定の機能を行うための入力を受ける入出力部(図示せず)を提供することができる。一例として、前記入出力部は、通常のタッチスクリーン方式で提供することができ、入出力部の種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。
前記供給部30は、個人別栄養剤処方箋データによって互いに異なる種類の栄養剤顆粒を粒単位で独立的に供給するために提供される。ここで、各供給部30から栄養剤顆粒が粒単位で供給されることは、各供給部30から同一の時間周期で栄養剤顆粒が一度に一粒ずつ供給されることを意味するものと理解することができる。
また、本発明において、栄養剤顆粒は、ビタミン、無機質、アミノ酸、漢方薬及びその他の栄養剤のうち少なくともいずれか一つを含むことができ、栄養剤顆粒の種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。参考までに、本発明において、栄養剤顆粒(granule)は、、約0.5mm〜2mm程度のサイズ(または直径)を有するように提供できるが、場合に応じては、0.5mm〜2mmより小さいか大きいサイズの顆粒を使用することも可能である。
前記供給部30の個数及び配置構造は、要求される条件及び設計仕様に応じて多様に変更可能である。以下では、複数の供給部30が後述するホッパー60の上部に直線状に並んで2列に配置された例を挙げて説明する。場合に応じては、複数の供給部が円状またはその他の形態に配置されることもあり、供給部の配置構造によって本発明が制限または限定されることはない。
前記供給部30は、個人別栄養剤処方箋データによって互いに異なる種類の栄養剤顆粒を粒単位で供給するように構成されるが、以下では、前記供給部30がそれぞれの栄養剤顆粒を1回の服用量だけ粒単位で供給するように構成された例を挙げて説明する。特定の処方箋データによる栄養剤の1回服用量がA成分の顆粒5粒、B成分の顆粒3粒、C成分の顆粒2粒で構成される場合、A供給部30はA成分の顆粒を粒単位で5回にわたって供給することができ、B供給部30はB成分の顆粒を粒単位で3回にわたって供給することができ、C供給部30はC成分の顆粒を粒単位で2回にわたって供給することができる。場合に応じて、各供給部は、2回または3回の服用量だけ各栄養剤顆粒を粒単位で供給するように構成することもできる。
前記供給部30は、要求される条件及び設計仕様に応じて栄養剤顆粒を粒単位で供給可能な多様な構造で提供することができる。以下では、前記供給部30が、栄養剤顆粒が貯蔵される貯蔵部40と、前記貯蔵部40から栄養剤顆粒を粒単位で排出する排出部50とを含んで構成された例を挙げて説明する。
一例として、図3及び図4を参照すると、前記貯蔵部40は、専用テーブル90上に固定的に設置することができる。以下では、前記貯蔵部40が貯蔵容器41及び開閉部材42を含んで構成された例を挙げて説明する。
前記貯蔵容器41は、要求される条件及び設計仕様に応じて円状、四角形状または多角形状などの多様な形態に形成することができる。前記貯蔵容器41の上部には開口部を形成することができ、貯蔵容器41の下部には、栄養剤顆粒を排出するための排出孔(図示せず)を形成することができる。
前記開閉部材42は、貯蔵容器41の上部開口部を開閉するために提供される。一例として、前記開閉部材42は、貯蔵容器41の上部に一端を中心に回転開閉可能に提供することができる。場合に応じて、開閉部材は、通常のスライディング方式でスライド開閉可能に提供することができ、開閉部材の開閉方式によって本発明が制限または限定されることはない。
前記貯蔵容器41に貯蔵された栄養剤顆粒が一定未満である場合は、開閉部材42を開放し、開口部を介して栄養剤顆粒を充填することができる。
また、前記貯蔵容器41の内部には、栄養剤顆粒の流動経路を定義するためのガイドプレート43を提供することができ、栄養剤顆粒は、ガイドプレート43に定義される流動経路に沿って排出部50に案内することができる。
また、前記貯蔵容器41には、栄養剤顆粒の除湿のためのエアブローイング装置(図示せず)と、空気中の水分流入を防止するためのフィルタリング手段(図示せず)とを備えることができる。
前記排出部50は、貯蔵部40から供給される栄養剤顆粒を粒単位で排出できる多様な構造で提供することができる。一例として、前記排出部50は、ピックアッププレート52及びガイド部材54を含んで構成することができる。
前記ピックアッププレート52は、所定直径を有する円板状に形成することができ、前記貯蔵部40の出口に隣接するように垂直に回転可能に提供される。ここで、前記ピックアッププレート52が垂直に回転することは、ピックアッププレート52が地面に対して水平に配置される回転軸を中心に回転する状態を意味するものと理解することができる。
前記ピックアッププレート52の外周面に沿っては、貯蔵部40から供給された栄養剤顆粒を粒単位で収容するための複数の収容溝52aが形成される。一例として、前記ピックアッププレート52の周縁には、複数の収容溝52aを円周方向に沿って離隔するように形成することができる。収容溝の個数及び離隔間隔は、要求される条件及び設計仕様に応じて適宜変更可能である。
前記ガイド部材54は、ピックアッププレート52の外周面を取り囲むように提供することができ、前記ガイド部材54には、収容溝52aに対応する粒排出ホール54aが形成される。一例として、前記ガイド部材54は、ピックアッププレート52の外周面の一部を取り囲むように略「C」字状に形成することができる。併せて、前記栄養剤顆粒が粒排出ホール54aをより円滑に通過できるように、粒排出ホール54aは、収容溝52aより相対的に大きいサイズを有するように形成することができる。場合に応じて、収容溝及び粒排出ホールは、互いに同一のサイズ及び形態を有するように形成することもできる。
参考までに、前記ピックアッププレート52は、通常の駆動モーターによって回転することができる。前記駆動モーター53としては、通常のスタンピングモーター、サーボモーター、ステッピングモーター、直流モーター及び交流モーターなどの多様なモーターを使用することができ、駆動モーターの種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。
このような構造により、前記ピックアッププレート52が垂直に回転することによって、ピックアッププレート52の外周面に形成された収容溝52aには、栄養剤顆粒を粒単位でピックアップすることができる。このように、収容溝52aに栄養剤顆粒がピックアップされた状態で、ピックアッププレート52の回転時、収容溝52aと粒排出ホール54aとが垂直方向に沿って互いに一致するように配置される場合、前記収容溝52aに収容された栄養剤顆粒が粒排出ホール54aを介して排出され得る。すなわち、前記収容溝52aと粒排出ホール54aとが互いに一致しないように配置された状態では、収容溝52aの下部がガイド部材54によって遮断されることによって収容溝52aに収容された栄養剤顆粒が排出され得なく、収容溝52aと粒排出ホール54aとが上下方向に沿って互いに一致するように配置される場合のみに、収容溝52aに収容された栄養剤顆粒が粒排出ホール54aを介して落下する方式で外部に排出され得る。
前記排出部50による栄養剤顆粒の排出量は、ピックアッププレート52の回転速度を調節したり、収容溝52aの個数を変更することによって適宜変更可能である。また、前記排出部50による栄養剤顆粒の排出量は、ピックアッププレート52の回転速度及び収容溝52aの個数を用いて算出したり、別途のセンサーを通じて栄養剤顆粒の排出量を検出することができる。
以下では、第1のセンサー56a及び第2のセンサー56bを用いて栄養剤顆粒の排出量をセンシングするように構成された例を挙げて説明する。
前記第1のセンサー56aは、粒排出ホール54aの一端に隣接するように提供することができ、前記第2のセンサー56bは、粒排出ホール54aの他端に隣接するように提供することができる。前記第1のセンサー56aは、粒排出ホール54aに接近する収容溝52aへの栄養剤顆粒の収容有無を感知することができ、前記第2のセンサー56bは、粒排出ホール54aを通過した収容溝52aからの栄養剤顆粒の排出有無を感知することができる。すなわち、前記第1のセンサー56aは、粒排出ホール54aに接近する収容溝52aに正常に栄養剤顆粒が収容されているかどうかをセンシングし、第2のセンサー56bは、粒排出ホール54aを通過した収容溝52aから栄養剤顆粒が正常に排出されたかどうかをセンシングすることによって、栄養剤顆粒の排出量を正確にカウンティングすることができる。
前記第1のセンサー56a及び第2のセンサー56bとしては、通常のフォトセンサー、ビームセンサー及び接触センサーなどを使用することができ、センサーの種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。
このように、垂直に回転するピックアッププレートを用いた排出部は、栄養剤顆粒間の摩擦による粉塵及び破損を最小化することができ、ピックアッププレートの回転時、ピックアッププレートとガイド部材との間に栄養剤顆粒が挟まる現象を最小化することができる。
他の一例として、図5〜図7を参照すると、前記貯蔵部40'は、専用テーブル90'上に固定的に設置することができる。以下では、前記貯蔵部40'が貯蔵容器41'及び開閉部材42'を含んで構成された例を挙げて説明する。
前記貯蔵容器41'は、要求される条件及び設計仕様に応じて円状、四角形状または多角形状などの多様な形態に形成することができる。前記貯蔵容器41'の上部には開口部を形成することができ、貯蔵容器41'の下部には、栄養剤顆粒を排出するための排出孔(図示せず)を形成することができる。
前記開閉部材42'は、貯蔵容器41'の上部開口部を開閉するために提供される。一例として、前記開閉部材42'は、貯蔵容器41'の上部に一端を中心に回転開閉可能に提供することができる。場合に応じては、開閉部材を通常のスライディング方式でスライド開閉可能に提供することができ、開閉部材の開閉方式によって本発明が制限または限定されることはない。
前記貯蔵容器41'に貯蔵された栄養剤顆粒が一定未満である場合は、開閉部材42'を開放し、開口部を介して栄養剤顆粒を充填することができる。
また、前記貯蔵容器41'の内部には、栄養剤顆粒の流動経路を定義するためのガイドプレート43'を提供することができ、栄養剤顆粒は、ガイドプレート43'に定義される流動経路に沿って排出部50'に案内することができる。
前記ガイドプレート43'の構造及び配置構造は、要求される条件及び設計仕様に応じて多様に変更可能である。一例として、複数のガイドプレート43'は、互いに異なる高さに配置されるように上下方向に沿って離隔して左右交互に提供され、ジグザグ状の流動経路を定義することができる。このような構造により、前記貯蔵容器41'に投入された栄養剤顆粒は、各ガイドプレート43'に沿って流動しながら排出部50'に伝達され得る。併せて、貯蔵容器41'に投入された栄養剤顆粒は、各ガイドプレート43'に沿ってジグザグ方式で流動し得るので、落下速度及び摩擦による閉塞現象を防止することができる。
そして、前記貯蔵容器41'には、湿度変化などによる栄養剤顆粒の供給不良を防止するための通風口41a'を形成することができる。一例として、貯蔵容器41'の底面一側に通風口41a'を形成することができる。場合に応じては、貯蔵容器の側面または上面に通風口を形成することができ、これとは異なり、通風口が選択的に開閉されるように構成することも可能である。
前記排出部50'は、貯蔵部40'から供給される栄養剤顆粒を粒単位で排出できる多様な構造で提供することができる。一例として、前記排出部50'は、第1のプレート52'及び第2のプレート54'を含んで構成することができる。
前記第1のプレート52'は、所定直径を有する円板状に形成することができ、前記第1のプレート52'には、貯蔵部40'から供給された栄養剤顆粒を粒単位で収容するための収容溝52a'が形成される。一例として、前記第1のプレート52'の周縁には、円周方向に沿って離隔するように複数の収容溝52a'を形成することができる。収容溝の個数及び離隔間隔は、要求される条件及び設計仕様に応じて適宜変更可能である。
前記第2のプレート54'は、第1のプレート52'に対して相対回転可能に第1のプレート52'の下部に提供され、前記第2のプレート54'には収容溝52a'に対応する粒排出ホール54a'が形成される。一例として、前記栄養剤顆粒が粒排出ホール54a'をより円滑に通過できるように、粒排出ホール54a'は、収容溝52a'より相対的に長い長さを有するように曲線状スロットの形態に形成することができる。場合に応じては、収容溝及び粒排出ホールが互いに同一のサイズ及び形態を有するように形成されることもある。
参考までに、前記第1のプレート52'に対して第2のプレート54'が相対回転することは、第1のプレートが固定された状態で第2のプレートが回転する方式、及び第2のプレートが固定された状態で第1のプレートが回転する方式を全て含むことを意味するものと理解することができる。以下では、第2のプレート54'が固定された状態で第1のプレート52'が通常の駆動モーター53'によって回転するように構成された例を挙げて説明する。駆動モーター53'としては、通常のスタンピングモーター、サーボモーター、ステッピングモーター、直流モーター及び交流モーターなどの多様なモーターを使用することができ、駆動モーターの種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。
このような構造により、前記第1のプレート52'と第2のプレート54'との間の相対回転時、収容溝52a'と粒排出ホール54a'とが垂直方向に沿って互いに一致するように配置される場合、前記収容溝52a'に収容された栄養剤顆粒が粒排出ホール54a'を介して排出され得る。すなわち、前記収容溝52a'と粒排出ホール54a'とが互いに一致しないように配置された状態では、収容溝52a'の下部が第2のプレート54'によって遮断されることによって収容溝52a'に収容された栄養剤顆粒が排出され得なく、収容溝52a'と粒排出ホール54a'とが上下方向に沿って互いに一致するように配置される場合のみに、収容溝52a'に収容された栄養剤顆粒が粒排出ホール54a'を介して落下する方式で外部に排出され得る。
また、前記排出部50'は、栄養剤顆粒の排出がより確実に行われるように栄養剤顆粒を排出する排出部材58'を含むことができる。
以下では、粒排出ホール54a'に隣接するように排出部材58'が提供され、前記排出部材58'により、粒排出ホール54a'に接近する収容溝52a'から栄養剤顆粒が排出されるように構成された例を挙げて説明する。参考までに、粒排出ホール54a'に接近する収容溝52a'とは、第1のプレート52'に形成された複数の収容溝52a'のうち第1のプレート52'が回転することによって、粒排出ホール54a'に最も隣接するように接近する収容溝を意味するものと理解することができる。
一例として、前記第1のプレート52'には、収容溝52a'と連通するようにガイド溝52b'を形成することができ、前記排出部材58'の下端一部はガイド溝52b'に収容することができる。したがって、前記粒排出ホール54a'に接近する収容溝52a'に収容された栄養剤顆粒は、排出部材58'によって加圧されながら排出され得る。
このような構造により、栄養剤顆粒の排出が正常に行われにくい条件でも栄養剤顆粒の排出を確実に行うことができる。例えば、栄養剤顆粒が収容溝の内部にくっ付いた場合にも、栄養剤顆粒は、排出部材によって加圧され得るので確実に排出され得る。場合に応じては、排出部材として、スプリング部材、ソレノイド、回転部材などを使用することもでき、排出部材の種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。
前記排出部50'による栄養剤顆粒の排出量は、第1のプレート52'の回転速度を調節したり、収容溝52a'の個数を変更することによって適宜変更可能である。また、前記排出部50'による栄養剤顆粒の排出量は、第1のプレート52'の回転速度及び収容溝52a'の個数を用いて算出したり、別途のセンサーを通じて栄養剤顆粒の排出量を検出することができる。
以下では、第1のセンサー56a'及び第2のセンサー56b'を用いて栄養剤顆粒の排出量をセンシングするように構成された例を挙げて説明する。
前記第1のセンサー56a'は、粒排出ホール54a'の一端に隣接するように提供することができ、前記第2のセンサー56b'は、粒排出ホール54a'の他端に隣接するように提供することができる。前記第1のセンサー56a'は、粒排出ホール54a'に接近する収容溝52a'への栄養剤顆粒の収容有無を感知することができ、前記第2のセンサー56b'は、粒排出ホール54a'を通過した収容溝52a'からの栄養剤顆粒の排出有無を感知することができる。すなわち、前記第1のセンサー56a'は、粒排出ホール54a'に接近する収容溝52a'に正常に栄養剤顆粒が収容されているかどうかをセンシングし、第2のセンサー56b'は、粒排出ホール54a'を通過した収容溝52a'から栄養剤顆粒が正常に排出されたかどうかをセンシングすることによって、栄養剤顆粒の排出量を正確にカウンティングすることができる。
前記第1のセンサー56a'及び第2のセンサー56b'としては、通常のフォトセンサー、ビームセンサー及び接触センサーなどを使用することができ、センサーの種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。また、前記第2のプレートには、第1のセンサー56a'及び第2のセンサー56b'を保護するためのカバー部材56c'を提供することもできる。
一方、前記供給部30の下部には、各供給部30から供給された栄養剤顆粒を一ヶ所に集合させるためのホッパー60を提供することができる。前記各供給部30からホッパー60に供給された各栄養剤顆粒は、ホッパー60の傾斜安内面に沿って中間部位に案内され、集合された状態で包装部70に案内され得る。
また、前記ホッパー60には、ホッパー60を洗浄するための洗浄部(図示せず)を提供することができる。一例として、前記洗浄部は、通常の気体(例えば、空気)及び振動のうち少なくともいずれか一つを用いてホッパー60を洗浄するように構成することができる。参考までに、本発明では、各供給部30から栄養剤が粉末または液状でない顆粒の形態で供給され得るので、別途に液体(例えば、水)を噴射せず、気体を噴射したり、振動を発生させるだけでもホッパー60を効果的に洗浄することができる。
前記包装部70は、各供給部30から供給された栄養剤顆粒を1回服用量単位別に包装するために提供される。前記包装部70は、要求される条件及び設計仕様に応じて多様な方式で撹拌された栄養剤顆粒を予め決定された所定単位別に包装できるように提供され、包装部70の構造及び方式によって本発明が制限または限定されることはない。
一例として、図8を参照すると、前記包装部70は、フィルムを連続的に供給するフィルム供給部72と、前記フィルムに提供される複数の包装空間に撹拌された前記栄養剤顆粒を案内する案内部73と、前記包装空間の開口部を接着する接着部74と、前記フィルムを前記包装空間に対応する個別単位にカッティングするカッティング部75とを含んで構成することができる。
前記フィルム供給部72は、フィルムがロール状に巻き取られる巻き取りローラーと、巻き取りローラーから供給されるフィルムを案内する案内ローラーとを含んで構成することができ、フィルム供給部72の構造及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。本発明の実施例では、巻き取りローラーから供給されるフィルムが案内ローラーによって約90度転換された状態で案内されるように構成された例を挙げて説明しているが、要求される条件及び設計仕様に応じて異なる角度及び異なる方式でフィルムが案内されるように構成することができる。
また、前記フィルム供給部72は、巻き取りローラーに残ったフィルムの量を感知するためのフィルム感知センサー710を含むことができ、前記フィルム感知センサーとしては、フィルムの残量を感知可能な多様なセンサーを使用することができる。
併せて、前記フィルムには、独立的に分割された複数の包装空間を提供することができる。前記包装空間は、上述したフィルム供給部72からフィルムが供給される間に形成できるが、これとは異なり、フィルム供給部72から既に包装空間が形成されたフィルムを供給するように構成することも可能である。
前記案内部73は、フィルムに提供される複数の包装空間に撹拌された栄養剤顆粒を案内するために提供される。
一例として、前記案内部73は、ホッパー60の出口に上下方向に沿って直線移動可能に隣接するように提供され、ホッパー60で集合された栄養剤顆粒を包装空間の開口部に案内できるように提供することができる。また、前記案内部73は、包装空間の開口部を予め広げるためのナイフ73aを含むことができる。
前記接着部74は、包装空間に栄養剤顆粒が充填された後、包装空間の開口部を接着するように提供される。前記接着部74は、通常の熱接着方式で包装空間の開口部を密封するように構成することができ、場合に応じては、通常の接着剤を用いて密封するように構成することもできる。
前記カッティング部75は、フィルムを包装空間に対応する個別単位にカットティングするために提供することができ、前記カッティング部75としては、要求される条件及び設計仕様に応じて通常の多様なカッティング機を使用することができる。
このように包装された栄養剤は、図9の(a)を通じて確認することができ、包装された栄養剤は、上述したテーブル90の排出コンベヤー91を介して外部に排出され得る。
一方、図10は、本発明の他の実施例に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置を示した図で、図11は、本発明の他の実施例に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置における供給部を説明するための図で、図12は、本発明の他の実施例に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置における貯蔵部を説明するための図である。そして、図13は、本発明の他の実施例に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置における貯蔵部の変形例を説明するための図で、図14及び図15は、本発明の他の実施例に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置における供給部の作動構造を説明するための図で、図16は、本発明の他の実施例に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置における真空吸入部を説明するための図で、図17は、本発明の他の実施例に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置における供給部の変形例を説明するための図である。併せて、上述した構成と同一の部分及び同一の部分に相当する部分に対しては同一の参照符号または同一の部分に相当する参照符号を付与し、それについての詳細な説明は省略する。
図10〜図17を参照すると、本発明の他の実施例に係る個人別カスタマイズ型栄養剤調剤装置は、データ処理部(図示せず)と、貯蔵部400及び排出部500を含む供給部300と、包装部700とを含み、排出部500は、ピックアップローラー510及びアクチュエーター520を含んで構成することができる。
図12を参照すると、前記貯蔵部400は、専用テーブル(図1の90参照)上に固定的に設置することができる。一例として、前記貯蔵部400は、貯蔵容器410及び開閉部材420を含んで構成することができる。
前記貯蔵容器410は、要求される条件及び設計仕様に応じて円状、四角形状または多角形状などの多様な形態に形成することができる。前記貯蔵容器410の上部には開口部を形成することができ、貯蔵容器410の下部には、栄養剤顆粒を排出するための排出孔を形成することができる。
前記開閉部材420は、貯蔵容器410の上部開口部を開閉するために提供される。一例として、前記開閉部材420は、貯蔵容器410の上部に一端を中心に回転開閉可能に提供することができる。場合に応じては、開閉部材を通常のスライディング方式でスライド開閉可能に提供することができ、開閉部材の開閉方式によって本発明が制限または限定されることはない。
前記貯蔵容器410に貯蔵された栄養剤顆粒が一定未満である場合は、開閉部材420を開放し、開口部を介して栄養剤顆粒を充填することができる。
また、前記貯蔵容器410には、貯蔵容器410の内部に貯蔵された栄養剤顆粒の貯蔵量を感知するための貯蔵量感知センサー430を提供することができる。前記貯蔵量感知センサー430としては、栄養剤顆粒の貯蔵量を感知可能な通常のセンサーを使用することができ、センサーの種類及び特徴によって本発明が制限または限定されることはない。
前記貯蔵量感知センサー430で測定された測定値が予め設定された設定値未満であると判別される場合、警報信号を出力するための警報発生部440を提供することができる。したがって、管理者は、栄養剤顆粒の貯蔵量が一定基準未満である場合、警報信号を通じてこれを直ぐ認知して栄養剤顆粒を補充することができ、栄養剤顆粒は、中断することなく連続的に供給することができる。
ここで、警報信号は、通常の音響手段による聴覚的警報信号、及び通常の警告灯による視覚的警報信号のうち少なくとも一つを含むことができ、その他にも、使用者が認知可能なその他の多様な警報信号を含むことができる。
一方、図13を参照すると、貯蔵部400'は、専用テーブル上に選択的に分離可能に装着することができ、要求される条件に応じて他の貯蔵部400'に取り替えることができる。一例として、貯蔵部は、貯蔵容器410'及び区画部材420'を含んで構成することができる。
前記貯蔵容器410'は、要求される条件及び設計仕様に応じて円状、四角形状または多角形状などの多様な形態に形成することができる。前記貯蔵容器410'の下部には、栄養剤顆粒を排出するための排出孔を形成することができ、貯蔵容器410'の下部開口部は下部キャップ(図示せず)によって閉鎖することができる。
前記区画部材420'は、貯蔵容器410'の内部に提供され、貯蔵容器410'の内部空間を、栄養剤顆粒が貯蔵される貯蔵空間と、除湿剤が収容される収容空間とに区画することができる。併せて、前記区画部材420'には複数の連通スロット422'を形成することができ、前記貯蔵空間及び収容空間は連通スロット422'によって互いに連通し得る。
前記区画部材420'は、要求される条件及び設計仕様に応じて多様な形状に提供することができる。一例として、前記区画部材420'は、一種の円錐(cone)またはじょうご(funnel)形状を有するように形成することができ、栄養剤顆粒は、区画部材420'の傾斜面に沿って排出孔を介して貯蔵容器410'の外部に排出され得る。
前記区画部材420'によって区画された収容空間には除湿剤を収容することができ、除湿剤としては、シリカゲルなどの通常の除湿剤を使用することができる。場合に応じては、その他の除湿剤を使用することができ、除湿剤の種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。
図11を参照すると、前記排出部50は、ピックアップローラー510及びアクチュエーター520を含んで構成されるが、栄養剤顆粒は、ピックアップローラー510が回転することによって、ピックアップホール512によって粒単位でピックアップされた後で排出され得る。また、前記排出部50は真空吸入部560を含むことができ、前記真空吸入部560による真空吸入力によって栄養剤顆粒がピックアップホール512に真空吸入方式でピックアップされるように構成された例を挙げて説明する。
図14及び図15を参照すると、前記ピックアップローラー510は、貯蔵部400の出口に隣接するように回転可能に提供され、前記ピックアップローラー510の外周面には、栄養剤顆粒をピックアップするためのピックアップホール512を形成することができる。
前記ピックアップホール512は、栄養剤顆粒を粒単位でピックアップ可能なサイズに形成することができ、ピックアップホール512の個数及び離隔間隔は多様に変更可能である。以下では、ピックアップローラー510が初期位置(ピックアップ前の状態)にあるとき、ピックアップホール512がピックアップローラー510の下部に配置されるように構成され、前記栄養剤顆粒がピックアップホール512に粒単位で一つずつ真空吸入されるように前記ピックアップホール512が栄養剤顆粒より相対的に小さいサイズ(または直径)に形成された例を挙げて説明する。場合に応じては、ピックアップホールが栄養剤顆粒に対応するサイズに形成されることもある。
前記アクチュエーター520は、ピックアップローラー510を回転させるための駆動力を提供する。前記アクチュエーター520としては、要求される条件及び設計仕様に応じて多様な方式のアクチュエーター520を使用することができ、アクチュエーター520とピックアップローラー510との間の連結構造によって本発明が制限または限定されることはない。
以下では、前記アクチュエーター520が直線駆動力を提供するように構成され、前記ピックアップローラー510にはアクチュエーター520の直線駆動力を回転駆動力に変換するための連動部材530が連結された例を挙げて説明する。一例として、前記アクチュエーター520としては、直線駆動力を提供する通常のソレノイドを使用することができ、前記連動部材530は、ピックアップローラー510と共に一体に回転可能にピックアップローラー510の側面に連結され得るので、アクチュエーター520の直線駆動力によって連動部材530が押されて回転することによってピックアップローラー510が共に回転し得る。このために、前記連動部材530には上下方向に沿って長孔を形成することができ、アクチュエーターの可動部は連動部材の長孔に沿って移動し得る。
併せて、前記連動部材530には復帰スプリング550を連結することができ、ピックアップローラー510による栄養剤顆粒のピックアップが完了した後、連動部材530は、復帰スプリング550の弾性力によって初期位置(ピックアップ前の状態)に復帰することができ、ピックアップローラー510も初期位置に復帰することができる。場合に応じては、別途の復帰スプリングを排除し、アクチュエーターの自体復元力によって連動部材及びピックアップローラーが初期位置に復帰するように構成することも可能である。
また、前記排出部50は、ピックアップローラー510によってピックアップされた栄養剤顆粒を移送する移送ガイド部540を含むことができる。一例として、前記移送ガイド部540は、貯蔵部400の出口及びピックアップローラー510を取り囲むように形成することができ、移送ガイド部540には、栄養剤顆粒を粒単位で移送するための粒移送ホール542を形成することができる。前記粒移送ホール542は、出口側に下向きに傾斜するように形成することができ、粒移送ホール542に流入した栄養剤顆粒は粒移送ホール542の傾斜によって移送され得る。場合に応じては、別途の移送ガイド部を排除し、ピックアップローラーによってピックアップされた栄養剤顆粒が直接移送されるように構成することも可能である。
また、前記移送ガイド部540には、貯蔵部400から供給された栄養剤顆粒がピックアップされる前に一時的に積載される一時積載部544を形成することができ、貯蔵部400から供給された栄養剤顆粒は、一時積載部544に一時的に積載された状態で、ピックアップローラー510によって粒単位でピックアップされた後、粒移送ホール542を通じて移送され得る。
前記真空吸入部560は、栄養剤顆粒がピックアップホール512に真空吸入できるように真空吸入力を提供するために備えられ、前記真空吸入部560としては通常の真空ポンプを使用することができる。
また、前記真空吸入部560の真空圧力を感知するための真空圧力感知センサー562を提供することができる。前記真空圧力感知センサー562としては、真空吸入部560の真空圧力を感知可能な通常のセンサーを使用することができ、前記真空圧力感知センサー562で感知される信号を用いて栄養剤顆粒の正常なピックアップ有無を感知することができる。前記真空圧力感知センサー562で既に設定された設定圧力が感知されると、ピックアップホール512を通じて栄養剤顆粒が正常にピックアップされたと判断することができ、前記真空圧力感知センサー562で既に設定された設定圧力より低い圧力が感知されると、栄養剤顆粒が非正常的にピックアップされたと判断することができる。また、栄養剤顆粒が非正常的にピックアップされた場合は、手動または自動操作によって追加的に栄養剤顆粒のピックアップが行われるように構成することができる。
一方、前記真空吸入部560は、複数の供給部30にそれぞれ個別的に提供できるが、これとは異なり、複数の供給部30が一つの真空吸入部560を共用するように構成することもできる。図16を参照すると、真空吸入部560と各供給部30のピックアップローラー510は、複数の連結流路564によってそれぞれ独立的に連結することができ、前記各連結流路564上には、選択的に各連結流路564のうち少なくともいずれか一つを独立的に遮断する調節バルブ566を提供することができる。このような構造により、特定のピックアップローラー510で真空吸入によるピックアップが行われる間、他のピックアップローラー510は、調節バルブ566によって連結流路564が遮断されながらピックアップを中断することができ、このような方式で各供給部30のピックアップローラー510によるピックアップ回数を独立的に適宜調節することができる。
一方、上述した本発明の実施例では、ピックアップローラーが真空吸入方式で栄養剤顆粒をピックアップするように構成された例を挙げて説明しているが、場合に応じては、別途の真空吸入部を排除し、単純にピックアップローラーによって栄養剤顆粒が粒単位でピックアップされるように構成することができる。
図17を参照すると、ピックアップローラー510'は、貯蔵部400の出口下部に隣接するように回転可能に配置することができ、ピックアップローラー510'の外周面には、栄養剤顆粒を粒単位で収容するためのピックアップホール512'を形成することができる。
前記ピックアップローラー510'が初期位置(ピックアップ前の状態)にあるとき、ピックアップホール512'はピックアップローラー510'の上部に配置されるように構成することができ、貯蔵部400の出口に落下する栄養剤顆粒は、粒単位でピックアップホール512'に収容することができる。その後、ピックアップローラー510が一定以上回転することによって、ピックアップホール512'に収容された栄養剤顆粒がピックアップホール512'の外部に排出され得る。参考までに、図17では、ピックアップローラー510'に一つのピックアップホール512'のみが形成された例を挙げて説明しているが、場合に応じては、ピックアップローラーに複数のピックアップホールを離隔するように形成することができ、ピックアップローラーの回転時、ピックアップホールに沿って栄養剤顆粒を順次ピックアップすることができる。
また、前記ピックアップローラー510'は、一種のラックアンドピニオン方式でアクチュエーター520'の直線駆動力によって直接回転するように構成することができる。場合に応じては、上述した実施例のように、ピックアップローラーが別途の連動部材を用いてアクチュエーターの直線駆動力によって回転するように構成することができる。
上述及び図示した本発明の実施例では、ピックアップローラーによって栄養剤顆粒が粒単位で供給されるように構成された例を挙げて説明しているが、場合に応じては、スクリューフィーダー、スライド開閉部材または回転開閉部材などを用いて栄養剤顆粒が粒単位で供給されるように構成することも可能である。
再び図10を参照すると、前記包装部700は、各供給部300から供給された栄養剤顆粒を1回服用量単位別にカプセルの形態に包装するように構成することができる。前記包装部700は、下部カプセル720aを供給する下部カプセル供給部720と、上部カプセル740aを供給する上部カプセル供給部740とを含むことができ、ホッパー600で集合された栄養剤顆粒が下部カプセル720aに充填された状態で下部カプセル720aの上部に上部カプセル740aを結合することができる。このように包装された栄養剤は、図9の(b)を通じて確認することができる。
また、前記カプセル単位で包装された栄養剤は、容器包装部800によって特定の服用量単位で別途の包装容器820に包装することができる。前記容器包装部800は、カプセル単位で包装された栄養剤を一週間服用量単位で包装容器820に包装することができる。前記包装容器820としては、瓶または筒状の通常の包装容器を使用することができ、包装容器の種類及び特性によって本発明が制限または限定されることはない。
一方、上述及び図示した本発明の実施例では、包装部が撹拌された栄養剤顆粒を薬袋の形態またはカプセルの形態で包装するように構成された例を挙げて説明しているが、図9に示すように、包装部は、撹拌された栄養剤顆粒を(c)スティック型袋などの他の形態に包装することができる。
上述したように、本発明の好ましい実施例を説明したが、該当の技術分野で熟練した当業者であれば、下記の特許請求の範囲に記載した本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更可能であることを理解できるだろう。