JP2017220701A - 調理支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 煮焚き調理に伴う調理器内の流動成分の温度、濃度等をモニタし調理をする人に、食材の準備開始や投入時期などを通知することで調理工程を最適化できるようにした調理支援システムを提供すること。【解決手段】 煮焚き用の調理手段と、前記調理手段における温度を検知する検知手段と、前記検知手段による検知状況に基づき調理指示する制御手段とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、食材等を煮焚きする際に温度や濃度をモニタし、最適な条件で調理指示を可能とする調理支援システムに関するものである。
店舗等で食材を調理加工、煮焚きして、所望の料理を顧客に提供することが行われている。その料理の元となる食材は工場等で調理済や半加工されたものが店舗等に運び込まれ解凍調理される場合もあるが、より新鮮で美味しいものを提供するために、食材そのものを店舗等にて加工調理することも行われている。食材そのものを店舗等にて加工調理する場合、各店舗にて調理者がその場で食材を加工し、鍋等で煮焚き、盛り付けして提供される。
いずれであっても、店舗等内で調理器による煮焚きを含む調理を行う場合には、調理者による作業となり、所定の手順をもって行うとしても、その調理人の判断に依存することになる。
特に、調理器による煮焚きには、煮込む食材の温度管理や食材の流動成分の濃度管理を必要とし、煮込む温度や濃度は、調理人の判断に依存するところが多い。従って、その調理人の経験や、顧客の出入り状況、時間帯等により、料理の出来上がり、味等に影響を与えないとは限らないし、また、店舗毎に差異を生じないとも限らない。
かかる問題を解決するために、本発明は、店舗等における煮焚き調理に伴う調理器内の流動成分の温度、濃度等をモニタし、調理をする人に食材の準備開始や投入時期などを通知することで調理工程を最適化できるようにした調理支援システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、煮焚き用の調理手段と、前記調理手段における温度を検知する検知手段と、前記検知手段による検知状況に基づき調理指示する制御手段とを備えることを特徴とする調理支援システムを提供するものである。
本発明によれば、調理状況をモニタし調理をする人に、食材の準備開始や投入時期などを通知することで調理工程を最適化でき、品質を安定化できる。
また、本発明は、前記検知手段は前記調理手段内の特定成分の濃度検知を含み、前記制御手段は前記温度および濃度により調理状況を判断することを特徴とする。
また、本発明は、前記調理手段に投入された食材の温度が所定温度に達したことを前記検知手段により検知し、前記制御手段により調理開始を指示することを特徴とする。
また、本発明は、前記調理手段には温度制御手段を含み、前記制御手段は、前記温度制御手段の操作による状態をモニタすることで、調理状態の遷移を管理するとともに調理指示することを特徴とする。
また、本発明は、前記制御手段は、前記調理手段が調理開始の状態となったときに調理作業手順を通知することを特徴とする。
また、本発明は、異常対応手段を更に備え、前記調理手段に異常が発生したとき、前記異常対応手段により当該異常を通知することを特徴とする。
なお、調理手段としては、食材を煮焚き調理できるものであればよく、鍋、釜に限られるものではない。また、煮焚きも、電気、ガスあるいはその他の燃料材により調理されるものであってもよい。また、制御手段としては、調理状況に応じてその状態を伝達することができればよく、温度、濃度の通知、調理手順の通知や調理の指示するものであって、その通知や指示する手段は例えば表示器を介するものや、あるいは、音声やその他の伝達手段により通知や指示できるものであってもよい。また、調理手段の温度制御手段は、調理に当たり運転スイッチや加熱スイッチ等、温度制御することのできるものであればよい。また、異常対応手段としては、表示器等に異常の通知情報を表示するものや、アラーム等による警報手段であってよい。
本発明によれば、例えば、店舗等における煮焚き用の調理器内の流動成分の温度、濃度等をモニタし、調理をする人に、食材の準備開始や投入時期などを通知することで調理支援できるとともに、調理の仕上がりの品質の安定化に寄与できる。
また、本発明は、煮焚き用の調理器と、前記調理器に接続された温度制御手段と、前記調理器内の食材の温度を計測する計測機と、前記計測機より入手した温度を含め、前記調理器の調理状況に基づき調理指示する制御手段とを備えることを特徴とする調理支援システムを提供するものである。
また、本発明は、前記制御手段は、前記計測機より入手した温度を通知するとともに前記調理器の調理状態を通知することを特徴とする。
また、本発明は、前記計測機は前記調理器内の温度に加え食材の特定成分の濃度の計測を含み、前記制御手段は前記計測機により計測した前記調理器内の温度および濃度を通知することを特徴とする。
また、本発明は、前記制御手段は、前記調理器内の温度が所定温度に達したことを前記計測機にて計測したとき、調理開始の指示をすることを特徴とする。
また、本発明は、前記調理器による調理開始の状態になったとき、前記制御手段は調理作業手順を通知することを特徴とする。
また、本発明は、前記調理器に不要な油等の灰汁取り検知機能を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記調理器に異常が発生したとき、前記制御手段は当該異常の状態を通知することを特徴とする。
また、本発明は、前記制御手段は、前記調理器の調理終了を検知したとき、前記調理器の清掃を指示することを特徴とする。
なお、調理器としては、食材を煮焚き調理できるものであればよく、鍋、釜に限られるものではない。また、煮焚きも、電気、ガスあるいはその他の燃料材により調理されるものであってもよい。また、制御手段としては、調理状況に応じてその状態を伝達することができればよく、温度、濃度の通知、調理手順の通知や調理の指示するものであって、その通知や指示する手段は例えば表示器を介するものや、あるいは、音声やその他の伝達手段により指示できるものであってもよい。また、調理手段の温度制御手段は、調理に当たり運転スイッチや加熱スイッチ等、温度制御することのできるものであればよい。また、異常対応手段としては、表示器等に異常の通知情報を表示するものや、アラーム等による警報手段であってよい。
本発明によれば、経験を問わず、調理器の状態を表示器によりモニタしながら調理をすることができ、適宜スイッチの切替え操作や調理操作ができ、調理の品質を安定化できる。また、調理機器や調理状況における異常状態に対応することもできる。
本発明によれば、煮焚き調理に伴う調理器内の流動成分の温度、濃度等をモニタでき、調理をする人に、食材の準備開始や投入時期などを適切に通知することができるので、いつでも、手順よく調理でき美味しい料理を提供できる。また、時間管理も適切にでき、調理する人の知識や経験によらずに最適に調理をすることができるので、誰が調理しても、美味しい料理の提供を可能とする。さらには、同じ調理支援システムを各店舗に備えることで、店舗間で提供する調理の味の優劣差異もなく、常に最適で美味しい料理を提供することができる。言い換えれば、どこの店舗でも品質の安定した最適で美味しい料理を提供することができる。
また、各調理工程に沿って調理指示する機能をロボットへの指示に変えることにより、全ての工程をロボットによる全自動化も可能となる。
本発明の一実施形態に係る調理支援システムを説明するための状態遷移図である。 本発明の一実施形態に係る調理にともなう各状態における指示画面等の例図であり、図2(a)は調理器内の流動成分の温度、濃度の状況をモニタしている画面、図2(b)は調理の準備を促す画面、図2(c)は調理開始と操作手順を示す画面、図2(d)〜(g)は各工程における具体的な作業・行動を指示する画面を示す。 本発明の一実施形態に係る煮焚き用の調理器における温度推移と濃度推移の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る調理支援システムの構成図である。 本発明の一実施形態に係る調理支援システムの制御部の構成例図である。 本発明の一実施形態に係る調理支援システムの制御処理フロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る調理支援システムを説明するための状態遷移図で、例えば、煮焚き調理に関する調理器の状態と所定の操作指示を表示する画面に連動している。
図1において、まず調理支援の基本的流れを説明する。調理器(例えば煮焚き用鍋)の運転スイッチが入力ONされることにより初期状態(Start)1から保温中状態2に遷移する。この状態2の最初は所定温度になるまで加熱されることになるが、以後は一定の温度を維持することになる。また、調理後にも保温中となり調理器温度を保つことになる。この保温中状態2から運転スイッチが切断OFFされることにより初期状態(Start)1に遷移し終了となる。保温中状態2にて調理者が調理準備のスイッチを入力ONすることにより調理準備中の状態3に遷移する。この準備中状態3において、煮焚きの所定温度まで加熱されるとともに、調理者は所定の調理準備をすることになる。この調理準備中の状態3にて調理器内の温度が調理できる温度になると調理中の状態4となり、画面表示にて実際の調理開始を調理者に促すことになる。準備中状態3において調理不要等で調理準備のスイッチが切断OFFとされると、保温中状態2に戻る。
調理開始/調理中の状態4にて、調理人は、調理器に食材を入れ煮ることになる。食材が所定時間加熱され出来上がると調理器より上げられ、必要に応じて次の食材を入れ煮込む等、操作が繰り返されることになる。この調理中状態4にて、調理を中断する等で調理準備のスイッチ(例えば加熱操作)が切断OFFされると保温中状態2に遷移する。また、調理終了で運転スイッチが切断OFFされると初期状態1に戻る。
また、調理者の必要な操作がない場合や、異常状態が生じた場合には、システムとして必要な操作を促し、調理者を支援する。保温中状態2にて、所定の温度で保温中に所定時間経過しても調理準備のスイッチ操作が無いと煮込みの準備を促す調理開始指示の状態5に遷移し、調理者にスイッチ操作を促し、スイッチ入力ONの操作があると準備中状態3に遷移する。また、調理中状態4にて煮物のできる温度下で所定時間経過すると、保温ヘ切替えを促す指示状態6へ遷移する。この切替え指示状態6にて、調理者が準備スイッチを切断OFFすると保温中状態2へ、また、運転スイッチを切断OFFすると初期状態1へ遷移する。
また、保温中状態2にて、調理操作がなく所定時間経過後に、調理器自体の清掃(例えば、食材中の流動成分としての煮汁等の交換)を促す清掃指示状態7へ遷移する。清掃指示状態7にて清掃を検知すると、保温中状態2に復帰する。
また、保温中状態2、準備中状態3、調理中状態4の各状態で鍋内の温度が高温になる等、異常を検知すると、異常状態8へ遷移する。異常状態8にて異常が解決すると所定の状態あるいは初期状態に復帰する。
こうして初期状態1から、保温中状態2、準備中状態3、調理開始/調理中状態4の間で調理者に適宜必要となる調理操作を画面表示で指示することで調理支援ができ、また、適宜操作が必要な指示や、異常状態を通知することもできる。従って、調理者は経験や勘に頼ることなく所定の調理を進めることができる。
なお、図1に示した状態遷移は主な例を示すもので、各状態を更に追加変更があってもよく、また、詳細分割されたものがあってもよく、本図に示した状態だけに限定されるのではない。
また、上記例で、運転スイッチと準備スイッチを別のスイッチとして説明したが、共通のスイッチとしてもよく、また、種々調理段階の応じたスイッチを設けたものであってもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る調理にともなう各状態における調理者に通知する指示画面等の例図であり、後述するシステム構成中の表示器としてタブレットに表示されるものを例示する。この調理支援システムの適用例として限定されるものではないが、例えば、牛丼等の肉煮の料理に適用することができる。また、ラーメン等麺類や煮込みスープ等の調理に適用するものであってよい。
図2(a)は調理器(例えば、鍋)内の温度、濃度の状況をモニタしている画面、図2(b)は調理の準備を促す画面、図2(c)は調理開始(例えば、肉煮開始)の画面、図2(d)〜(g)は各工程における具体的な作業・行動を指示する画面を示す。
以下、図2の各画面表示について、図1の状態遷移図を基に説明する。
図2(a)は調理器内の温度、濃度の状況をモニタし、調理者に現在の状況を知らせている画面で、調理器の運転スイッチが入力ONされることにより初期状態(Start)1から所定温度となる保温中状態2にて表示される。図2(a)において、「保温中」の状態表示とともに、調理器の中に投入されている食材の流動成分(例えば、タレ、汁等)の温度21(例えば、「70.0度」等)、その流動成分の濃度22(例えば、「17.5」等)が随時表示され、また、経過時間23や必要に応じて前回清掃した時刻24が表示される。従って、調理者は、調理器内の流動成分の温度や濃度等の状況を知ることができ調理準備へと促すことができる。
調理者の調理準備スイッチの入力ONを検知すると調理器は加熱工程に入り調理準備中状態3(図1)に遷移し、図2(b)の調理の準備を促す調理準備中の表示画面となる。図2(b)において、「調理準備中」と表示をするとともにタレ温度21が表示され、投入すべき食材(例えば、肉)の量25が例えば「2.0kg」と表示される。また、調理者へのメッセージとして「流動成分の味見をしてください」と併記表示してもよい。この状態で調理者は調理器に入れる所定量の食材を準備することになる。
調理準備中状態3(図1)から、調理器内の流動成分の温度が上昇し、食材の煮込みの適切な温度になると調理開始/調理中状態4(図1)に遷移し、図2(c)の「調理開始」の表示となる。図2(c)において、「調理開始」の表示とともに流動成分の温度21が表示される。また、調理の操作手順(オペレーション手順)として、何をすべきかを調理者へのメッセージとして表示してもよい。このオペレーション手順としては、例えば、「加熱スイッチを押す」→「食材を投入開始」→「その他の食材投入」→・・・→「保温切替え」→「味見」等を表示し、調理者を支援する。
また、調理器の保温中状態2(図1)にて、調理準備のスイッチ操作が所定の時間を経ても無いと、食材の調理準備を促す開始指示状態5(図1)に遷移し、図2(d)のように「調理を開始してください」と表示し、調理者へ開始操作を促す。
また、調理中状態4(図1)にて調理のできる温度下で所定時間経過すると、保温ヘ切替えを促す指示状態6(図1)へ遷移し、図2(e)のように「保温に切替えて下さい」と表示し、調理者へ操作を促す。
また、保温中状態2(図1)にて、調理操作がなく所定時間経過後、例えば前回清掃(例えば、煮汁等の廃棄交換)時から相当経過した後に、調理器内の流動成分を一新する清掃指示する状態7(図1)へ遷移し、図2(f)のように「清掃作業をして下さい」と表示し、調理者へ作業を促す。
また、図1にて説明した、保温中状態2、準備中状態3、調理中状態4の各状態で調理器内の温度が高温になる等、異常を検知すると、異常状態8へ遷移し、図2(g)のように「温度異常:×××へ連絡して下さい」等、必要に応じて電話番号等の連絡先を併せて表示し、調理者へ行動を指示する。
図3は、本発明の一実施形態に係る調理器内における食材中の流動成分の温度推移と濃度推移の例を示すとともに、調理支援にともなう状態推移を説明する図である。
図3において、縦軸に流動成分の温度Aと、流動成分の濃度Bを示し、横軸に時間をとり、時間の経過とともに調理器内での温度A、Bの推移を示している。
調理開始に先立ち、例えば、食材中、流動成分の食材(例えば、タレ、汁等)を先に調理器に入れ、次いで、個体成分含め他の食材を準備し投入していく場合等において、流動成分の入った調理器の推移状態31は保温中状態を示し、推移状態32は調理器を加熱し、食材等の投入開始の出来る温度まで上げていく段階の準備中状態を示している。推移状態33は流動成分の温度が所定温度の調理開始/調理中状態を示し、他の食材等が投入調理され、調理後、調理器から取り出される等の推移を示している。推移状態34は、一旦調理を終えて、運転スイッチが切られた状態を示す。この間に、例えば、使用された流動成分等の廃棄清掃作業が行われる。推移状態35は、新たに、流動成分の食材が入れられ、再び調理のため保温中状態(最初は加熱されることになる)を示し、推移状態36は準備中状態を、推移状態37は調理を開始し調理器に他の食材が入れられ調理されている調理開始/調理中状態を示す。
かかる調理支援システムの構成例について、図4および図5にて以下説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る調理支援システムの構成図であり、図5は、図4の調理支援システムの制御部の構成例図である。
なお、図面は理解のために模式的に示したものであり、各装置や機器の大きさや相互間の比率などは実際のものに即したものではない。従って、図示の大きさや形状から限定して解釈すべきではない。
図4において、41は調理器、42は表示器、例えばタブレット、43は調理器41の状態等の監視制御を行い、タブレット42に所定の表示指示等を行う制御部である。タブレット42は、例えば、調理場に掲示可能なものであり制御部43の制御の下、各調理状態におけるモニタ情報と操作指示の表示に使用される。
調理器41には、入力ON/切断OFFによりバーナ点火/消火する加熱用の運転スイッチSW1、保温運転/調理準備運転の切替えスイッチSW2、火力の強弱切替えSW3、高温で追加加熱用スイッチSW4等が設けられている。調理者はかかるスイッチ411(SW)を制御することにより調理器にて調理を行うことができる。また調理器41には、その内部の流動成分の温度を計測する例えば熱電対412、流動成分の濃度を計測する例えば導電率計413、食材を煮込む際の上部に浮く不要な油等の灰汁を取り除く排出流路に設けられる例えば光電センサー414等を備えている。
この制御部43は、各スイッチ、センサー等からの情報を蓄積、加工等を行うもので、これの処理と同等の機能を有する計測機であってもよい。また、同機能をタブレットにもたせたものであってもよい。
これらの各スイッチ411(SW)の接点情報や、熱電対412、導電率計413、光電センサー414等から得られる情報は制御線aを介して制御部43で読取られ表示情報等に編集され、流動成分の温度や濃度等、調理の進行状況に合せた指示やメッセージ等とともに制御線bを介してタブレット42に表示される。
また、調理器41にて調理された、例えば、牛丼としての具は、例えば飯盛機44にて用意された飯の上に盛られ(A)、配膳されることになる(B)。
また、制御部43にて収集される、各スイッチ(SW)411の接点情報や、熱電対412、導電率計413、光電センサー414等から得られる情報は、例えば、通信回線(有線あるいは無線)eにより外部のセンター装置等へ送られ、店舗外の例えば本部や本社等で統計データとして処理することもできる。
また、上記の例では、調理器41に配置される各スイッチ類やセンサー等と制御部43間、タブレット42と制御部43間を各制御線にて接続した例を示したが、これら有線に限らず、無線通信により接続したものであってもよい。
また、本実施例では、調理等の指示する機器として、タブレット(表示器)を例示したが、表示器に限定されるものではなく、音声等別な手段により指示するものでもよい。また、調理状況に応じて調理指示を直接ロボットに与え、自動化するものであってもよい。
図5は、図4で説明した制御部43の構成例を示す図であり、図4にて示したものと同じものは同符号で示している。
図5において、制御部43は、プロセッサ(CPU)51、監視制御や情報編集等を行うプログラムや、接点情報や監視モニタ情報等の受信データを格納するメモリ52、各制御等でオペレーションを必要とする場合の操作盤(KEY)53、調理器に設けられた各スイッチ(SW)411の接点情報や、熱電対412、導電率計413、光電センサー414等から得られる情報のやり取りを行う入出力インタフェース(IF)54、タブレット52との情報のやり取りを行う入出力インタフェース(T−IF)55、外部センター装置等と情報のやり取りを行う入出力インタフェース(O−IF)56等を備えている。
この制御部による本発明の調理支援の制御を図6により説明する。図6は、本発明の一実施形態に係る調理支援システムの制御処理フロー図である。なお、この図6に示す制御処理フロー図は、主な処理をシーケンシャルに例示しているが、各スイッチの状態情報やセンサー等からの温度や濃度等の計測データ等の処理は示していない。これら入力される情報等は、図示省略した別処理ルートにて処理されその結果、状態遷移に係わる情報あるいは表示のための変化情報としてイベント発生される。このイベントを割り込み等により通知され、制御フロー中の判断分岐に使用されることになる。
以下、調理の状態により説明する。先に図1の状態遷移図にて説明したように、煮込み調理における、基本的な調理工程としては、最適な流動成分(例えば、タレ、汁等)の温度、濃度の管理のもとでの食材の投入と煮過ぎを防ぐことにある。そして、例えば、店舗等で調理する際には、入出する顧客数に合せて食材の準備、美味しい料理をタイムリーに提供することにある。
そのためには、図6において、最初に、ステップS111にて、調理器内の流動成分の温度、濃度を、センサーを介してモニタ(監視)制御し、ステップS211にて予定された所定値に到達したか否かを判断する。所定値に満たない場合にはモニタによりその推移を継続監視し(S111)、所定値に達した場合、ステップS311にて調理器の状態を保温中状態とするとともにタブレットに保温中であることと、流動成分の温度、濃度等、調理者に必要となる情報を表示制御する。
保留中状態にて、調理器の状態をモニタするとともに、調理者のスイッチ操作の入力監視とタイマー監視をし、操作入力のイベント発生か、あるいはタイマー監視によるイベント発生か、温度異常等のイベント発生か、イベントが発生するとステップS411にて判断分岐する。
調理準備のスイッチ操作によるイベント発生の場合、判断分岐処理S411からステップS511に分岐し、調理準備状態に遷移し、モニタ制御するとともに、タブレットに所定情報を表示制御する。
また、操作入力がなく所定時間過ぎた旨のイベントが発生した場合、判断分岐処理S411から、ステップS512に分岐し、タブレットに食材の準備を促すメッセージを表示制御する。
また、所定時間を経過し、清掃時期のイベントが発生した場合は、判断分岐処理S411からステップS513に分岐し、タブレットに清掃指示を表示制御する。
また、調理器の温度異常のイベントが発生した場合は、判断分岐処理S411からステップS514に分岐し、タブレットに異常の表示制御をし、調理者に対応を指示する。
一方、ステップS511の準備中状態を経て、調理器の温度が所定温度となり、肉の投入が可能となったことを示すイベントが発生すると、判断分岐処理S611からステップS711に分岐し、調理開始の状態をモニタするとともに、タブレットに調理開始を促す表示制御を行い、継続して調理中の推移をモニタおよびタブレットに調理状況を表示制御する。
また、調理器の温度異常のイベントが発生した場合は、判断分岐処理S611からステップS712に分岐し、タブレットに異常の表示制御をし、調理者に対応を指示する。
調理開始の状態で、調理終了のための運転スイッチ操作がされ、スイッチ切断OFFのイベントが発生した場合、判断分岐処理S811からステップS911に分岐し、終了処理をし、初期状態へ遷移する。
また、調理開始状態や調理中の状態で調理者が調理器を保温ヘスイッチ切替えしたことを示すイベントが発生した場合は、判断分岐処理S811からステップS912に分岐し、保温状態へと遷移させ、タブレットに所定の表示制御を行う。
また、調理開始状態や調理中の状態で食材の追加等による温度変化がなく所定時間を経過したことを示すイベントが発生した場合は、判断分岐処理S811からステップS913に分岐し、タブレットに保留状態への切替えの表示制御を行う。
また、調理開始状態や調理中状態などの調理状態で調理器に温度異常などの異常な状態を検知し異常状態が発生したことを示すイベントが発生した場合には、判断分岐S811からステップS914に分岐し、異常状態に遷移するとともにタブレットに異常表示と適切な処理をするように表示制御する。
図6にて示した制御フローは、調理状態の推移を中心にプログラム制御の概要を説明したもので、制御の詳細は割愛されている。また、各調理状態の追加や変更に伴いプログラム制御も追加変更や改変があり得るため、図6に記載された範囲に限定解釈されるべきではない。
かくして調理者は、経験を問わず、調理器の状態をタブレット表示によりモニタしながら調理をすることができ、適宜スイッチの切替え操作や調理操作、異常状態に対応することもできる。
以上説明した各実施形態は、本発明の理解のために例示されたものであり、本発明は、これら実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって定義される。また、本発明の技術思想から離れるものでない限り、特許請求の範囲に記載の構成と均等であるものも本発明の保護の範囲に含まれるものである。
本発明によれば、煮焚き調理に伴う調理器内の流動成分の温度、濃度等をモニタでき、調理をする人に、食材の準備開始や投入時期などを適切に指示することができ品質の安定化ができるとともに、いつでも手順よく調理でき美味しい料理を提供でき、店舗等において使用して、経済効果大とできる。
1…初期状態(Start)
2…保温中状態
3…準備中状態
4…調理開始/調理中状態
5…調理開始指示状態
6…切替え指示状態
7…清掃指示状態
8…異常表示状態
21…流動成分の温度
22…流動成分の濃度
31、35…保温中状態
32、36…準備中状態
33、37…調理開始/調理中状態
34…清掃可能期間
41…調理器
42…表示器/タブレット
43…制御部
411…スイッチ
412…熱電対
413…導電率計
414…光センサー
51…プロセッサ(CPU)
52…メモリ(M)
53…操作盤(KEY)
54、55、56…入出力インタフェース

Claims (14)

  1. 煮焚き用の調理手段と、
    前記調理手段における温度を検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知状況に基づき調理指示する制御手段と
    を備えることを特徴とする調理支援システム。
  2. 前記検知手段は前記調理手段内の流動成分の濃度検知を含み、前記制御手段は前記温度および濃度により調理状況を判断することを特徴とする請求項1記載の調理支援システム。
  3. 前記調理手段に投入された食材の温度が所定温度に達したことを前記検知手段により検知し、前記制御手段により調理開始を指示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の調理支援システム。
  4. 前記調理手段には温度制御手段を含み、
    前記制御手段は、前記温度制御手段の操作による状態をモニタすることで、調理状態の遷移を管理するとともに調理指示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1記載の調理支援システム。
  5. 前記制御手段は、前記調理手段が調理開始の状態となったときに調理作業手順を通知することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1記載の調理支援システム。
  6. 異常対応手段を更に備え、前記調理手段に異常が発生したとき、前記異常対応手段により当該異常を通知することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1記載の調理支援システム。
  7. 煮焚き用の調理器と、
    前記調理器に接続された温度制御手段と、
    前記調理器内の流動成分の温度を計測する計測機と、
    前記計測機より入手した温度を含め、前記調理器の調理状況に基づき調理指示する制御手段と
    を備えることを特徴とする調理支援システム。
  8. 前記制御手段は、前記計測機より入手した温度を通知するとともに前記調理器の調理状態を通知することを特徴とする請求項7記載の調理支援システム。
  9. 前記計測機は前記調理器内の温度に加え濃度の計測を含み、前記制御手段は前記計測機により計測した前記調理器内の温度および濃度を通知することを特徴とする請求項8記載の調理支援システム。
  10. 前記制御手段は、前記調理器内の温度が所定温度に達したことを前記計測機にて計測したとき、調理開始の指示をすることを特徴とする請求項9記載の調理支援システム。
  11. 前記調理器による調理開始の状態になったとき、前記制御手段は調理作業手順を通知することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1記載の調理支援システム。
  12. 前記調理器に不要な油等の灰汁取り検知機能を備えたことを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1記載の調理支援システム。
  13. 前記調理器に異常が発生したとき、前記制御手段は当該異常の状態を通知することを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1記載の調理支援システム。
  14. 前記制御手段は、前記調理器の調理終了を検知したとき、前記調理器の清掃を指示することを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1記載の調理支援システム。
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