JP6732544B2 - 調理機器オペレーションシステム - Google Patents

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Description

本発明は、煮炊き調理や、保温保管等を行う調理の工程にともなう調理機器オペレーションシステムに関するものである。
店舗等で食材を調理加工や煮焚きをして、所望の料理を顧客に提供することが行われている。その料理の元となる食材は工場等で調理済や半加工されたものが店舗等に運び込まれ解凍調理される場合もあるが、より新鮮で美味しいものを提供するために、食材そのものを各店舗等にて加工調理することも行われている。店舗等にて加工調理する場合、各店舗にて調理者がその場で食材を加工し、鍋等で煮焚き、盛り付けして提供される。いずれであっても、店舗等内で鍋等による煮焚きを含む調理を行う場合には、調理者による作業となり、所定の手順をもって行うことになる。
例えば、煮炊きを伴う調理の基本的な流れとしては、元となる食材を用意し、適宜洗浄・加工し、加熱・調理し、必要により保管し、盛付け、配膳となる。
各調理工程においては、調理者の判断に依存するところが多く、調理者の経験や、顧客の出入り状況、時間帯等により、料理の仕上がりや味等に影響を与えないとは限らないし、また、店舗毎に差異を生じないとも限らない。また、保温中の食材と加熱・調理した食材との混入にも注意が必要となる。さらに、保温保管の時間が長時間経過すると味の劣化にもつながるため注意が必要となる。
従って、調理者は、相当な注意して食材管理をしなければならず、調理しながらの気配りは相当な負荷ともなる。特に、顧客の出入り状況や注文内容と食材の在庫把握および調理状況の把握管理は重要であり、適切なタイミングにて料理を提供する必要がある。例えば、ご飯の提供を例にすると、店舗に搬入された米を洗米→炊飯→保温→飯盛りの各段階で、米/飯の移動や食材の状況、時間管理等が必要となる。
かかる問題を解決するために、本発明は、搬入された食材の保管から、時には洗浄し、煮焚き調理や保温保管等を行う調理機器の状況を把握して、調理者に適切な指示・対応を促すことを可能とし、各調理段階での調理者への作業負担を軽減し、もって適切なタイミングにて料理提供を可能とする調理機器の管理オペレーションシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、食材を調理する調理工程に係る少なくとも2つの調理機器と、各前記調理機器内に投入された食材を計測する計測手段と、前記計測手段により得られた計測値により前記調理機器の調理状態を管理する制御手段とを備えることを特徴とする調理機器オペレーションシステムを提供するものである。
また、本発明は、前記制御手段は、前記調理機器の何れかに食材が不足と判定された場合に、当該調理機器に食材の追加を指示することを特徴とする。
また、本発明は、前記制御手段は、各前記調理機器内にある食材の総量が不足と判定された場合に、前記調理機器のうち少なくとも1つの前記調理機器に食材の追加を指示することを特徴とする。
また、本発明は、少なくとも1つの前記調理機器は、食材の煮焚き機器、食材を保温する保温機器、あるいは、食材を盛付ける盛付機器の何れかであることを特徴とする。
また、本発明は、前記計測手段は前記調理機器に設けられた重量測定器であり、前記計測値は前記調理機器に投入された食材の重量の測定値であることを特徴とする。
また、本発明は、炊飯機器と、保温機器と、飯盛機器と、各前記機器に設けられた重量測定手段と、前記重量測定手段により測定された測定結果に基づき各前記機器の調理状況を示す少なくも1つの表示手段と、前記表示手段により表示された情報に基づき各前記機器の調理状態を管理する制御手段とを備えることを特徴とする調理機器オペレーションシステムを提供するものである。
また、本発明は、前記表示手段は、各前記機器にて不足する飯の追加指示を表示することを特徴とする。
また、本発明は、前記表示手段は、各前記機器に対応して設けられ、前記重量測定手段により測定された飯の重量に関する情報を前記機器に対応して表示することを特徴とする。
また、本発明は、前記表示手段は、前記飯盛機器に収容された飯の量と、前記炊飯機器および前記保温機器に収容されている飯の量とを併せた量により不足と判断され場合に、追加の炊飯を指示する情報を表示することを特徴とする。
また、本発明は、前記表示手段は、前記保温機器にて保温されている飯の保温時間が所定時間を経過すると、当該飯の廃棄を可能とする情報を表示することを特徴とする。
また、本発明は、食材を煮焚きする煮焚機器を更に備え、前記表示手段は、飯の量とともに前記煮焚機器の調理状況を表示することを特徴とする。
本発明によれば、炊飯から飯盛りの各調理工程の状況をモニタ管理でき、調理者に適切な指示・対応を促すことができる。また、炊飯、保温保管等、各調理工程の管理を容易とすることができ、調理者の負担が軽減できるとともに、食材の保管に際しても無駄がなく、店舗等における顧客数の状況に応じて食材提供も適切にできる。
本発明によれば、搬入された食材、例えば、お米を例とすると、貯米から、洗米し、炊飯や保温保管等を行う調理機器の状況を把握して、調理者に適切な指示・対応を促すことを可能とし、各調理段階での調理者への作業負担を軽減することができる。
また、飯(シャリ)等の食材の盛付に際し、飯盛機器等の調理機器内の残量管理と追加処理を促す等のオペレーションを可能とする。
また、貯米タイミングの指示、洗米、加水タイミング等と量の指示、炊飯タイミングの指示、飯盛機器への飯投入タイミングの指示、飯廃棄タイミングの指示等ができ、無駄なく効率的に工程管理ができる。
また、調理者や作業者の経験や勘に依存せずに調理機器の管理、調理工程のモニタができ、また、各調理の段階で調理者への作業負担を軽減することができる。
従って、店舗等においては、顧客の出入り状況や注文状況に応じて食材の過不足や調理状況に応じて調理指示を可能とするので、タイミングよく料理を提供することができる。また、最適な調理管理ができるので、店舗の差異によることなく、どの店舗でも美味しい料理/ご飯等を提供するための仕組みを提供可能とする。
本発明の一実施形態に係る調理機器オベレーションシステムの構成図である。 図1に示した本発明の一実施形態に係る調理機器オペレーションシステムの制御部の構成例図である。 本発明の一実施形態に係る調理機器オペレーションシステムを炊飯の調理を例として具体化した構成例図である。 図3に示した本発明の一実施形態に係る調理機器オペレーションシステムの各機器の調理状況をモニタしている画面例であり、図4(a)は専用機器として炊飯機器の状況のモニタ端末画面例、図4(b)は専用機器として保温機器の状況のモニタ端末画面例、図4(c)は調理全般の状況を含めた管理端末のモニタ画面例を示す。 本発明の一実施形態に係る調理機器オペレーションシステムの制御処理フロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る調理機器オベレーションシステムの構成図であり、各調理機器として、炊飯する場合を例にそのオペレーション動作を含め以下説明する。
図1において、本発明に係る調理機器の例として、1は貯米・洗米機器、2は炊飯機器、3は保温機器、4は飯盛機器を示し、5、6,7は表示器としてタブレット1〜3を例示し、8は制御部である。炊飯機器2、保温機器3、飯盛機器4には、夫々重量測定器(センサー)21、31、41が接続され、制御線aにより制御部8に接続されている。貯米・洗米機器1と制御部8は制御線dにより接続され貯米状況もモニタの他、洗米機器としての給水/止水等を可能としている。また、飯盛機器4と制御部8は制御線cにより接続され、飯盛機器4の機器異常をモニタ可能としている。制御部8は、これらの調理機器からの状態をモニタし、制御線bにより、炊飯機器2に対応する表示器(タブレット1)5に炊飯機器2の状況を表示し、保温機器3に対応する表示器(タブレット2)6に保温機器3の状況を表示し、飯盛機器4に対応する表示器(タブレット3)7に飯盛機器4の状況を表示する。
これらの機器構成のもと、店舗等に搬入されたお米は、まず貯米・洗米機器1にて保管、洗米される。所定の量の洗米されたお米は、調理者/作業者により炊飯機器2に移され、その炊飯された飯は保温機器3に保温保管され、また、必要に応じて炊飯機器2あるいは保温機器3から飯盛機器4に移され保持されることになる。そして店舗に入店してきた顧客の注文により、飯盛機器4から所定の器に盛られ配膳される。制御部8は、各調理機器の状態管理をおこない、各機器のモニタ状況を各表示器(タブレット)5,6,7に表示制御する。各調理者/作業者への指示を含め、これらの一連の流れにより、調理機器を管理オペレーションする。
なお、図1および以下説明する他の図示例として示す、貯米・洗米機器1、炊飯機器2、保温機器3、飯盛機器4等の各調理機器を、独立した機器として示しているが、各機器の機能を合せ持つようにしてもよく、各機器構成の数や、表示器(タブレット)の数、監視モニタの種類は一例であり、これらに限定されるものではない。例えば、貯米・洗米機器1と炊飯機器2を合体した機器でもよく、また、貯米機器と洗米機器を独立化する、あるいは洗米機能を炊飯機器2に持たせたものであってもよい。また、炊飯機器2に保温機能を持たせ炊飯機器2と保温機器3を一体化したものや、保温機器3と飯盛機器4を一体化したもの等であってもよい。また、炊飯機器2、保温機器3、飯盛機器4に各重量測定器を設けた例を図示しているが、これら測定器を内蔵してあってもよい。表示器についても、各機器に共通にあるいは兼用して1個設け、表示や指示メッセージ等を切替え表示するものであってもよい。また、各機器の調理状況、モニタ状況を表示器(タブレット)に表示、指示するもので示したが、表示に限定されるものではなく、例えば音声等別な手段により、通知や調理指示するものであってもよい。また、制御部8と各調理機器や表示器等との間を制御線で接続する例を示したが、有線に限らず無線インタフェースで接続するものであってもよい。
全体の流れとして、米の炊飯を例に説明しているが、各機器として、食材の調理に関する貯蔵機器、洗浄機器、炊飯機器、煮焚機器、保温機器、調理盛付機器等に置き換えられ得るものであり、図示例に限定されるものではない。
図2は、図1にて説明した本発明の一実施形態に係る調理機器オペレーションシステムの制御部の構成例を示している。
図2において、制御部8は、プロセッサ(CPU)81、各機器(貯米・洗米機器1、炊飯機器2、保温機器3、飯盛機器4等)の監視制御や情報編集等を行うプログラムや、重量計測器(センサー)21、31、41等からの情報や監視モニタ情報等の受信データを格納するメモリ82、各制御等で指示入力等、必要な操作を行う場合の操作盤(KEY)83、各機器に設けられた重量計測器(センサー)からの情報や監視モニタ情報等、得られる情報のやり取りを行う入出力インタフェース(IF)84、表示器(タブレット1〜3)等との情報のやり取りを行う入出力インタフェース(T−IF)84、外部センター装置等と情報のやり取りを行う入出力インタフェース(O−IF)85等を備えている。
かかる調理機器オペレーションシステムの具体例として炊飯を例に、図3および図4にて以下説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る調理機器オペレーションシステムを炊飯の調理を例として具体化した構成例を示すものである。
図3において、図1と同等の機器を同じ符号で示し、貯米・洗米機器1、炊飯機器2、保温機器3、飯盛機器4の各機器は制御部8と接続されている。また表示器(例えば、タブレット)5,6,7も、接続線を省略しているが制御部8と接続されている。各機器に設けられ或いは内蔵される重量計測器等は省略されている。
調理機器の例としての炊飯機器2の図示例では上下の棚に4台の炊飯機器が設置されてなり、それぞれの炊飯の進行状況や、炊飯機器内の飯の量が随時計測され、その状況等がモニタ画面として或いは調理者/作業者への指示表示として表示器5に表示される。
また、保温機器3の図示例では3台の保温機器からなり、それぞれの保温の経過状況や、保温機器内の飯の量が随時計測され、その状況等がモニタ画面として或いは調理者/作業者への指示表示として表示器6に表示される。
図3においては、さらに調理機器として、例えば、肉等、別種の煮焚きする調理機器9が設けられ、その調理機器9が制御部8に接続され、調理機器9の調理工程もモニタ制御可能としている。
調理機器9には、例えば、バーナ点火/消火する加熱用の運転スイッチや保温運転/調理準備運転の切替えスイッチ等(図示省略)が設けられている。調理者はかかるスイッチ等の操作により、先に炊飯調理と並行独立して肉の煮焚き等の調理を行うことができる。また調理機器9には、その内部の流動成分(例えば、タレ、汁等)の温度や濃度を計測する計測機等の機器(図示省略)を備えている。
この制御部8は、各スイッチ、計測機等からの情報を受信、蓄積し、飯盛機器4の状況と併せて表示器7に表示することもできる。このことは後述する。
例えば、調理者/作業者は、牛丼等の調理に際しては、炊飯、保温されたご飯の状況をモニタ画面としての表示器5,6を確認しながら、一方では、調理機器9による調理の進行状況と、飯盛機器4内の飯(シャリ)の量をモニタ画面としての表示器7にて確認できる。こうして顧客の注文状況により、飯盛機器4にて食器等に盛られたご飯と、調理機器9内で調理された調理品(例えば、煮肉等)を併せ(矢線A)、配膳(矢線B)することができる。
なお、図3において、炊飯機器2、保温機器3、飯盛機器4等、図示例は理解のために模式的に示したものであり、各装置や機器の大きさや相互間の比率などは実際のものに即したものではない。従って、図示の大きさや形状から限定して解釈すべきではない。
図4は、図3に示した本発明の一実施形態に係る調理機器オペレーションシステムの各機器の調理状況をモニタしている各表示器5,6,7の画面例であり、図4(a)は炊飯機器2の状況モニタ用の表示器(端末)5の画面例、図4(b)は保温機器3の状況モニタ用の表示器(端末)6の画面例、図4(c)は調理全般の状況を含め、飯盛機器4、調理機器9等の状況モニタ用の表示器(端末)7の画面例を示している。
図3における表示器5は、図4(a)の炊飯機器2の状況モニタ用の表示器であり、図3に示す4台の炊飯機器2の調理進行状況を示している。
図4(a)において、画面ST1では、図3に示す4台の炊飯機器2の各ステータス(状態)が4分割した画面構成に表示されている。
上段の1台は「炊飯中」411と表示されるとともに、炊飯の状況として残り時間が「○○」分等として表示413されるとともに、炊飯中の米(飯)の量が「○.○Kg」等として表示414される。他の1台は例えば「準備中」412として表示され炊飯機器に米・水等が入れられ炊飯開始前の状況を示している。
下段の炊飯機器は何れも「空」と表示415され、炊飯されていない初期の状態を示していることがわかる。炊飯機器に関して、これらの表示を見ながら、調理者/作業者は、炊飯状況の確認と、顧客の出入り状況から次にすべき作業手順の把握を容易とする。
図4(b)の保温機器3の状況モニタ用の表示器6では、図3に示す3台の保温機器3の保温状況を示している。画面ST2では、3台の保温機器3の各ステータス(状態)を3分割した画面構成に表示されている。
各上段には、例えば、421の「2」、422の「1」、423の「3」と表示され、保温開始した順番を示している。これから、どの保温機器から使用しているか把握できる。
また、各保温機器の保温経過時間を減算表示され、例えば、3時間から減算され、424に「残り時間120分」、426に「残り時間100分」、428に「残り時間150分」などと表示される。この経過時間はご飯の味を保つ時間との関係があり、長時間経過した時間のご飯は、その劣化を考慮して廃棄されることになる。なお、減算の例で示したが、時間を加算(計数)し所定時間になるとアラーム表示するようにしてもよい。
また、各保温機器に保温されている飯の量が表示され、例えば、425の「8.0Kg」、427の「8.0Kg」、429の「4.0Kg」等と表示される。この各保温機器の保温の量は、顧客の時間帯における出入り状況に関連し、炊飯中の量や、炊飯完了の量と連動して、保温保管量の目安が定まる。
従って、時間がきたら無前提的に廃棄されるものとは異なり、オペレーション管理のもと廃棄量も少なくできることになる。
図4(c)に示した飯盛機器4の状況モニタ用の表示器7では、システム全体の管理画面を兼ね備え、また、図3に例示した煮焚き用の調理機器との連動で飯盛機器4にて飯(シャリ)を食器に盛るとともに、調理された調理品(例えば、肉等)を盛りつける工程等を案内可能としている。
画面ST3では、上段に調理機器9の調理状況を示し、431に調理機器9内の流動成分の温度、例えば「85.0℃」等、432に調理機器9内の流動成分の濃度、例えば「16.0」等と表示される。従って、調理者は盛付け可能な状態であるか判断可能とする。下側には、飯盛機器4の状態として、飯盛機器4内の飯の量(残量)が433に例えば「6.5Kg(○○杯)」と表示される。
また、最下段には、システム全体での、即ち、保温機器にて保温されている飯の量、炊飯機器で炊飯された飯の量の全体量が、確保している飯の量として表示される。例えば、飯の確保量として434に「20.0Kg+4Kg(最短○○分)」等と表示される。
また、調理状況の変化や顧客の出入り変化にともない、画面ST3から画面ST31に遷移変化し、例えば、上段の調理機器9の流動成分の温度441、流動成分の濃度442、飯盛機器4内の飯の量(残量)443が表示されるとともに、下段に、調理作業の指示メッセージ444としてと「○Kg炊飯を開始して下さい」などと表示される。
ここで、顧客の入店、注文状況等の情報は、図2に図示した操作盤83からの入力や、店舗内のPOS端末や券売機等により顧客状況を入出力インタフェース(O−IF)85等を介してデータとして自動的に入手することもできる。即ち、顧客の入店、注文状況により飯の必要量が算出できるので、システム全体の調理進行状況と残量により、制御部は調理者/作業者に炊飯指示をすることが可能となる。
また、調理機機器、例えば飯盛機器4に異常が発生したことにより、それを制御部が検知すると、画面ST3から画面ST32に遷移し、その異常への対応を調理者/作業者に指示可能とする。画面ST32には、例えば、451に「飯盛機器に異常発生」と表示するとともに、そのエラーメッセージ「シャリ詰まり」等と表示し、452のメッセージ欄に「分解洗浄をして下さい」と表示指示する。このようにして、異常発生とその原因が判り、その対応等を取りやすくなる。また、異常を検知したときに、アラーム等の警報器(図示省略)を作動させてもよい。
従って、調理者/作業者は、この全体の管理画面により、調理盛付け作業に伴う、各調理機機器の調理状況や、飯盛機器の残量把握、炊飯、保温の飯の量の把握等ができ、次に何をすべきか把握でき、また、異常状態に対しても適切に対応することができる。
オペレーションシステムとしては、調理機器の状況を常に把握管理できるので、調理者/作業者の経験を問わず、また、勘に頼ることもなく、常に、最適な調理工程を案内可能とする。
図5は、本発明の一実施形態に係る調理機器オペレーションシステムの制御処理フロー図である。この図5の制御処理フローにより以下に本発明を説明する。なお、この図5に示す制御処理フロー図は、調理機器オペレーションに必要な処理の中で、各重量計測器他からの計測情報に基づく処理を示し、その他の機器異常や給水や煮焚き状況等のセンサー等の監視モニタなどについては図示していない。
また、これら入力される情報等は、図示省略した別処理ルートにて処理され、その結果、機器対応に検出された発生情報をイベントとして編集される。このイベントを割り込み等により通知され、制御フロー中の処理分岐に使用されることになる。
以下、調理機器毎のイベント発生入力により説明する。先の図1あるいは図3において貯米・洗米機器1における米の量の情報を受信検出するとステップS111の処理分岐にてステップS211に分岐し米の残量計算をして残量として十分か否か判別処理をする。
ステップS212の判断分岐処理にて米が十分に貯米されている場合には、残量計測の処理を繰り返す。
ステップS212の判断分岐処理にて米の残量が少ないと判断されると、ステップS213の貯米の追加指示あるいは洗米追加の指示を出す。
また、図1あるいは図3において炊飯機器2の炊飯量の情報を受信検出するとステップS111の処理分岐にてステップS311に分岐し炊飯量の計測情報を分析し現状の調理工程の流れとして、十分か否かを判断処理する。
図3の炊飯機器が4台ある場合には各炊飯機器からの重量測定情報によりその合計が現在の調理状態および顧客数等の関係から判断され、炊飯量として十分か否か判別処理をする。
ステップS312の判断分岐処理にて炊飯中を含め飯としての量が十分に炊飯中あるいは炊飯したものとして十分である場合には、炊飯量の計測の処理を継続する(即ち、次の処理分岐にて再度繰り返す)。
ステップS312の判断分岐処理にて炊飯量として不足すると判断されると、ステップS313の炊飯の追加指示となる。先の図4の状態画面ST31の例のように炊飯の追加指示を出すことになる。
また、図1あるいは図3において保温機器3の飯の保温量の情報を受信検出するとステップS111の処理分岐にてステップS411に分岐し保温量の計測情報を分析し現状の調理工程の流れとして、十分か否かを判断処理する。
図3の保温機器が3台ある場合には各保温機器からの重量測定情報によりその合計が現在の調理状態および顧客数等の関係から判断され、炊飯量と併せて保温量として十分か否か判別処理をする。
ステップS412の判断分岐処理にて保温量として十分ある場合には、保温量の計測の処理を継続する(即ち、次の処理分岐にて再度繰り返す)。
ステップS412の判断分岐処理にて保温量として不足すると判断されると、ステップS313の炊飯の追加指示となる。先の図4の状態画面ST31の例のように保温の残量表示と炊飯の追加指示の表示を出すことになる。
また、保温機器3に保温されている飯の保温時間については、所定時間の減算処理にて、時間経過した旨のイベントを受信検出しステップS111の処理分岐にてステップS511に分岐し保温時間の計測結果を分析し、まだ継続保温可能と判断されるとステップS512の判断分岐処理にて保温時間の継続計測処理となる。
また、ステップS512の判断分岐処理にて保温機器の保温されている期間が所定期間を超えると(即ち、図4の状態画面ST2において)、ステップS513の保温機器の飯の廃棄指示を表示することになる。これらの保温機器の計測判断処理として、保温機器が図3に例示するように3台あれば、各3台に対してそれぞれの処理とその合計での処理となる。
また、図1あるいは図3において飯盛機器4の飯の残量計測の情報を受信検出するとステップS111の処理分岐にてステップS611に分岐し飯盛機器の残量計測の情報をもとに、炊飯機器における炊飯量や、保温機器における保温量に基づき全体の飯の量に不足が発生するかの判断と飯盛機器自体の飯残量の判断処理を行う。ステップS612の判断分岐処理として、現状十分と判断されれば飯盛機器の継続計測の処理となる。ステップS612の判断分岐処理として、現状不足すると判断されると、ステップS613の飯投入の指示となる。このとき、全体の飯の量として十分であれば、飯盛機器4への飯の追加指示となる。また、全体の飯の量に不足と判断されると、図3の状態画面ST31にて説明したように、炊飯の追加を促す指示となる。
図5にて示した制御フローは、各調理機器の主に米あるいは飯の残量に関して説明するもので、各機器の異常検出あるいはその他必要とする検出等についての対応指示については説明を省略している。また、重量計測を中心にプログラム制御の概要を説明したもので、制御の詳細は割愛されている。また、各調理状態の追加や変更に伴いプログラム制御も追加変更や改変があり得、図5の記載された範囲に限定解釈されるべきではない。
以上説明したように、調理例として炊飯を例にあげると、各店舗での納米から飯盛までの飯の調理機器オペレーションを自動化し、各工程ごとにデータを取得、蓄積できるので、貯米の在庫管理ができ、洗米や洗米水の管理、例えば、水の加水等、使用量などの管理も可能となり、炊飯機器による炊飯の量と時間管理や、保温機器により飯の保温量と保温時間の管理ができ、飯盛機器における飯盛量の管理から、全体の米あるいは飯の残量管理もできる。
また、貯米時の米の貯米タイミングの指示、洗米時のタイミング指示、炊飯タイミングの指示、飯盛機器への飯投入タイミングの指示、飯廃棄タイミングの指示等、各調理機器におけるタイミング管理と指示も適切にすることができる。
従って、本発明の調理機器オペレーションシステムによれば、所望の調理工程で標準化でき、各店舗のどこでも美味しいご飯や料理を提供することができる。
以上説明した各実施形態は、本発明の理解のために例示されたものであり、本発明は、これら実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって定義される。また、本発明の技術思想から離れるものでない限り、特許請求の範囲に記載の構成と均等であるものも本発明の保護の範囲に含まれるものである。
本発明によれば、煮焚機器、保温機器、盛付機器等に収容された食材の重量等をモニタ管理し各調理工程における状況を表示可能とするので、調理者/作業者の経験を問わず適切な対応ができるとともに食材を有効利用することができ、店舗等において使用して経済効果大とできる。
1…貯米・洗米機器
2…炊飯機器
3…保温機器
4…飯盛機器
5…表示器(タブレット1)
6…表示器(タブレット2)
7…表示器(タブレット3)
8…制御部
9…調理機器
21…重量計測器
31…重量計測器
41…重量計測器
81…プロセッサ(CPU)
82…メモリ(M)
83…操作盤(KEY)
84、85、86…入出力インタフェース

Claims (10)

  1. 食材を調理する調理工程に係る少なくとも2つの調理機器と、
    各前記調理機器内に投入された食材を計測する計測手段と、
    前記計測手段により得られた計測値により前記調理機器の状況を把握し調理者に指示する制御手段と
    を備え
    前記調理機器は、貯蔵機器、洗浄機器、炊飯機器、煮焚機器、保温機器および調理盛付機器を含み、
    前記計測手段は前記調理機器に設けられた重量測定器であり、前記計測値は前記調理機器に投入された食材の重量の測定値であることを特徴とする調理機器オペレーションシステム。
  2. 前記制御手段は、前記調理機器の何れかに食材が不足と判定された場合に、当該調理機器に食材の追加を指示することを特徴とする請求項1記載の調理機器オペレーションシステム。
  3. 前記制御手段は、各前記調理機器内にある食材の総量が不足と判定された場合に、前記調理機器のうち少なくとも1つの前記調理機器に食材の追加を指示することを特徴とする請求項1記載の調理機器オペレーションシステム。
  4. 少なくとも1つの前記調理機器は、食材の煮焚き機器、食材を保温する保温機器、あるいは、食材を盛付ける盛付機器の何れかであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1記載の調理機器オペレーションシステム。
  5. 炊飯機器と、
    保温機器と、
    飯盛機器と、
    各前記機器に設けられた重量測定手段と、
    前記重量測定手段により測定された測定結果に基づき各前記機器の調理工程の状況を示す少なくも1つの表示手段と、
    前記表示手段により表示された情報に基づき各前記機器の調理状態を管理する制御手段と
    を備えることを特徴とする調理機器オペレーションシステム。
  6. 前記表示手段は、各前記機器にて不足する飯の追加指示を表示することを特徴とする請求項記載の調理機器オペレーションシステム。
  7. 前記表示手段は、各前記機器に対応して設けられ、
    前記重量測定手段により測定された飯の重量に関する情報を前記機器に対応して表示することを特徴とする請求項記載の調理機器オペレーションシステム。
  8. 前記表示手段は、前記飯盛機器に収容された飯の量と、前記炊飯機器および前記保温機器に収容されている飯の量とを併せた量により不足と判断され場合に、追加の炊飯を指示する情報を表示することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1記載の調理機器オペレーションシステム。
  9. 前記表示手段は、前記保温機器にて保温されている飯の保温時間が所定時間を経過すると、当該飯の廃棄を可能とする情報を表示することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1記載の調理機器オペレーションシステム。
  10. 食材を煮焚きする煮焚機器を更に備え、
    前記表示手段は、飯の量とともに前記煮焚機器の調理状況を表示することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1記載の調理機器オペレーションシステム。
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