JP2017217059A - 連続焼成機 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な焼成温度の設定を可能にすることを可能とした連続焼成機を提供する。
【解決手段】被焼成物を加熱域41、43、45で焼成走行部39に載せて搬送する耐熱性のベルト27と、加熱域41、43、45を区画して焼成走行部39の走行方向に隣接する複数の焼成庫7、9、11と、焼成庫7、9、11間を部分的に連通させベルト27を通す焼成庫間連通部51、53と、走行方向の端部に位置する一方の焼成庫7を部分的に開放してベルト27を通す入口開口部47と、走行方向の端部に隣接する他方の焼成庫11を部分的に開放してベルト27を通す出口開口部49と、各焼成庫7、9、11内でベルト27の焼成走行部39の上方側及び下方側に配置されベルト27の走行方向へ連設された複数のカーボンヒーター13と、連接されたカーボンヒーター13の温度を焼成庫7、9、11毎に制御する操作部15とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、惣菜、米菓、ピザ等の焼成調理等を可能とした連続焼成機に関する。
従来の焼成機として、特許文献1に記載の電気式連続焼成機がある。この電気式連続焼成機は、本体ケーシング内において並べて配置された複数個の下側ヒータと、この下側ヒータの上方に並べて配置された複数個の上側ヒータとを備えている。下側ヒータと上側ヒータとの間には、順送りされる複数枚の下側加熱板と、下側加熱板の上面に重なった態で順送りされる複数枚の上側加熱板とを備えている。さらに、複数枚の下側加熱板を順送りさせる下側コンベアと、複数枚の上側加熱板を順送りさせる上側コンベアとを備えている。
焼き菓子の原料は、電気式連続焼成機の前側に形成された原料投入口から本体ケーシング内の焼成室へ下側コンベアにより送り込まれる。具体的には、焼き菓子の原料が、下側コンベアの下側加熱板の上面に一定間隔で整列状に置かれて焼成室へと送られる。
上側コンベアは下側コンベアと同期した状態で循環駆動しており、下側コンベアの各下側加熱板には、焼成室の入口付近で上側コンベアの各上側加熱板が重なる。そのため、菓子の原料は、上下2枚の加熱板に挟まれた状態で焼成室を後方へ送られてゆく。
そして、両加熱板に挟まれた原料は、燃焼室を送られてゆく過程で、両加熱板により、加熱され焼成する。その後、焼成室の出口に差し掛かると、下側加熱板の上面に重なった上側加熱板は、自動的に離れる。下側加熱板の上面に並んだ焼き菓子は、その後、焼成室の出口後方に設けられた払い出し機により払い出される。
従って、原料の投入を連続的に行うことで、えび煎餅やイカ煎餅などの焼き菓子を連続的に生産することが可能となる。
しかし、原料が上下2枚の加熱板に挟まれた状態で焼成室を送られるため、えび煎餅やイカ煎餅など、表面が平坦な焼き菓子に限られると言う問題がある。
これに対し、焼成庫内を走行するコンベアの上方側及び下方側にカーボンヒーターをコンベアの走行方向に並べて配置し、原料を載せたコンベアを走行させ、カーボンヒーターにより上方側及び下方側から加熱する焼成機が考えられる。
かかる焼成機では、高温の熱線で焼成することが可能となり、且つ原料を挟まないので一般的な惣菜などの焼成も可能となる。
一方、原料を適切に焼成するには、コンベアの走行と共に温度勾配をつけることが肝要となる。
しかし、走行方向に並べて配置されたカーボンヒーターを夫々温度制御しても、はじめに高温でさっと焼き、中温あるいは低温でしっかり調理し、最後に高温で仕上げるなどの適切な焼成温度の設定が困難であった。
特開2012−125399号公報
解決しようとする問題点は、適切な焼成温度の設定が困難であった点である。
本発明は、適切な焼成温度の設定を可能とするため、被焼成物を加熱域で焼成走行部に載せて搬送する耐熱性の無端体と、前記加熱域を区画して前記焼成走行部の走行方向に隣接する複数の焼成庫と、前記焼成庫間を部分的に連通させ前記無端体を通す焼成庫間連通部と、前記走行方向の端部に位置する一方の焼成庫を部分的に開放して前記無端体を通す入口開口部と、前記走行方向の端部に隣接する他方の焼成庫を部分的に開放して前記無端体を通す出口開口部と、前記各焼成庫内で前記焼成走行部に対して配置され前記加熱域を加熱するヒーターと、前記ヒーターを焼成庫間で制御する温度制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明は、上記構成であるから、ヒーターの温度を焼成庫間で制御することで被焼成物に応じて適切な焼成温度の設定ができ、はじめに高温でさっと焼き、中温あるいは低温でしっかり処理し、最後に高温で仕上げるなど、自由な設定ができる。
一部を省略した連続両面焼成機の斜視図である。(実施例1) 一部を省略した連続両面焼成機の概略断面図である。(実施例1) 連続両面焼成機の側面図である。(実施例1) 連続両面焼成機の扉の開状態を示す要部遠近図である。(実施例1) 燻煙の流れを示す概略断面図である。(実施例1) 燻煙の流れを示す概略遠近図である。(実施例1) カーボンヒーターの取り付け状態を示す要部概略拡大斜視図である。(実施例1) 変形例にかかり、カーボンヒーターに石英管を嵌合させた例を示す斜視図である。(実施例1)
適切な焼成温度の設定を可能にするという目的を、被焼成物を加熱域で焼成走行部に載せて搬送する無端体と、前記加熱域を区画して前記焼成走行部の走行方向に隣接する複数の焼成庫と、前記焼成庫間を部分的に連通させ前記無端体を通す焼成庫間連通部と、前記走行方向の端部に位置する一方の焼成庫を部分的に開放して前記無端体を通す入口開口部と、前記走行方向の端部に隣接する他方の焼成庫を部分的に開放して前記無端体を通す出口開口部と、前記各焼成庫内で前記焼成走行部に対して配置され前記加熱域を加熱するヒーターと、前記ヒーターを焼成庫間で制御する温度制御部とを備えて実現した。
前記ヒーターは、不活性ガスを封入したガラス管内に炭素質の発熱体を配置したカーボンヒーターであり、前記カーボンヒーターは、焼成走行部の上方側に少なくとも配置され、前記上方側のカーボンヒーターの少なくとも前記焼成走行部への対向側に設けられ前記カーボンヒーターを保護する保護カバーを備えてもよい。
前記保護カバーは、前記上方側及び下方側のカーボンヒーターの前記焼成走行部への対向側に設けられ、前記保護カバーは、断面が前記焼成走行部への対向側へ向いた三角形状の山型に形成されてもよい。
前記ヒーターは、前記焼成庫内で前記焼成走行部の走行方向へ複数連設され、前記保護カバーは、前記複数のカーボンヒーターの前記焼成走行部に対する熱線量を前記走行方向で異ならせる機能を備えてもよい。
前記焼成庫の下部に設けた燻製庫と、前記焼成庫と前記燻製庫とを連通する燻煙通路とを備えてもよい。
[連続両面焼成機]
図1は、一部を省略した連続両面焼成機の斜視図である。図2は、一部を省略した連続両面焼成機の概略断面図である。図3は、連続両面焼成機の側面図である。図4は、連続両面焼成機の扉の開状態を示す要部遠近図である。図5は、燻煙の流れを示す概略断面図である。図6は、燻煙の流れを示す概略遠近図である。図7は、カーボンヒーターの取り付け状態を示す要部概略拡大斜視図である。なお、以下の説明において走行方向とは、コンベアによる被焼成物の搬送方向である。幅方向とは、装置幅方向であり、搬送方向に直交するコンベアの幅方向である。
図1〜図3のように、連続焼成機である実施例の連続両面焼成機1は、装置フレーム3に、コンベア5と、複数例えば3体の焼成庫7、9、11と、ヒーターとしてカーボンヒーター13と、温度制御部として操作部15とを備えている。
装置フレーム3は、金属製のパネル等で形成され、主フレーム17と、この主フレーム17に入口エプロン19a、出口エプロン19bを備えている。主フレーム17は、接地用の脚部17aを有している。
主フレーム17には、各焼成庫7、9、11に対応して、装置の幅方向両側に一対の片開きの扉21、23がそれぞれ設けられている。なお、図1には、開口のみ示し、扉は図示を省略している。
扉21、23には、開閉用の操作ハンドル21a、23aが設けられている。操作ハンドル21a、23aの扉21、23に沿った回動操作により扉21、23の閉止ロック状態を解除し、扉21、23を操作ハンドル21a、23aの引き動作により開くことができる。
扉21、23には、空気の流通による冷却構造25が設けられている。冷却構造25は、焼成庫7、9、11の説明と共に後述する。
コンベア5は、耐熱性の無端体であるベルト27が用いられている。ベルと27は、例えば金属で形成され、駆動ローラ29及び従動ローラ31、アイドルローラ33、テンションローラ35間に掛けまわされて構成されている。
駆動ローラ29及び従動ローラ31、アイドルローラ33、及びテンションローラ35は、入口エプロン19aと出口エプロン19bとに適宜配置されている。
駆動ローラ29には、図示しない電動モータが結合されている。電動モータは、操作部15での操作により駆動される。この駆動は、予め設定された一定の速度、或いはプログラミングされたタイミングと速度などで回転する。
操作部15等は、入口エプロン19aの幅方向側部等に配置されている。
ベルト27は、金属製であり、ベルト構成体が幅方向に複数列併設され、一体的なベルト構成となっている。ベルト27の複数列のベルト構成体は、同一構成であり、板状のベルト駒が走行方向に隙間をもって並べられたチェーン状の構成となっている。駆動ローラ29及び従動ローラ31、アイドルローラ33、及びテンションローラ35は、例えばベルト構成体毎に備えられている。ベルト27は、単一体で構成することもできる。
ベルト27は、駆動ローラ29及び従動ローラ31間で焼成走行部39を形成している。焼成走行部39は、焼成庫7、9、11内の加熱域41、43、45を走行し、被焼成物を載せて加熱域41、43、45を搬送する。焼成走行部39は、ベルト27が駆動ローラ17及び従動ローラ19間に位置する部分で構成されることを意味する。
焼成走行部39は、入口エプロン19aで供給部39aを構成し、出口エプロン19bで排出部39bを構成する。
3体の焼成庫7、9、11は、加熱域41、43、45を区画して焼成走行部39を順次走行させるように走行方向に隣接する。焼成庫7、9、11は、金属製のパネル等で形成され、装置フレーム3との間等が前記断熱材20で覆われている。なお、焼成庫の個数は任意であり、2体、或いは4体以上備えることもできる。
走行方向の端部に位置する一方の焼成庫7には、金属製のパネル等で形成された入口開口部47が設けられ、同他方の焼成庫11には、金属製のパネル等で形成された出口開口部49が設けられている。入口開口部47は、焼成庫7の入り口側を、出口開口部49は、焼成庫11の出口側を、それぞれ部分的に開放して主フレーム17外に開口し、焼成走行部39においてベルト27を通す。
入口開口部47の上下左右幅は、焼成庫7内への被焼成物の搬入ができ且つ焼成庫7内の加熱域41が外気から影響を受けない程度の大きさに設定されている。出口開口部49の上下左右幅は、焼成庫11内から被焼成物の搬出ができ且つ焼成庫11内の加熱域45が外気から影響を受けない程度の大きさに設定されている。入口開口部47及び出口開口部49にエアカーテンやシート状のカーテン等を設けることもできる。
焼成庫7と焼成庫9との間、焼成庫9と焼成庫11との間には、金属製のパネル等で形成された焼成庫間連通部51、53が設けられている。
焼成庫間連通部51、53は、筒状に形成され、焼成庫7、9間、焼成庫9、11間を部分的に連通させベルト27を通す。焼成庫間連通部51、53の上下左右幅は、入口開口部47及び出口開口部49に対応して形成され、本実施例では同一の寸法に設定されている。
但し、焼成庫間連通部51、53は、焼成庫7、9、11間が開口のみで直接連通結合されるとき、筒状に形成されることなく開口自体が焼成庫間連通部を構成することになる。また、焼成庫間連通部51、53は、焼成庫7、9間、焼成庫9、11間で熱を逃がさずベルト27を通すことができればよく、その形態は自由である。
焼成庫7、9、11には、加熱域41、43、45の上部側に排気空間部55,57、59が区画形成されている。排気空間部55,57、59の幅方向両端部の開口には、それぞれ複数のファン61が取り付けられている。
排気空間部55,57、59の各上部には、排気塔63が取り付けられ、この排気塔63が主フレーム17外に解放されている。各排気塔63には、それぞれファン65が取り付けられている。
図1〜図4のように、排気空間部55,57、59の幅方向両端部の開口周囲には、各扉21、23の内面が閉止状態で密接する。各扉21、23は、焼成庫7、9、11を開閉するものである。各扉21、23には、扉冷却用の空間部21b、23bが扉前面全体に渡る範囲に形成されている。空間部21b、23bの上端部は、排気空間部55,57、59のファン61を備えた開口に対向し、連通している。
空間部21b、23bの下端部は、各扉21、23の閉じ状態で主フレーム17の吸気口67に吸気通路69を介して連通する。
吸気口67及び吸気通路69、空間部21b、23b、ファン61、排気空間部55,57、59、各排気塔63及びファン65は、上記冷却構造25を構成する。冷却構造25は、ファン65、61の稼働により吸気口67から外気を取り込み、取り込んだ外気が吸気通路69、空間部21b、23bを通ることで各扉21、23の外表面を冷却する。空間部21b、23bからは、排気空間部55,57、59を通り、排気塔63から外部へ排気される。
各扉21、23の開閉は、スイッチの機能を備え、その開閉により全電源をオン、オフさせ、或いはファンの電源をオン、オフさせる。但し、各扉21、23は、スイッチの機能を備えない構成にすることもできる。
図1、図2のように、焼成庫7、9、11の底板7a、9a、11aには、カス受け71が載置されている。カス受け71は、焼成走行部39側から落下する被焼成物のカスを受ける。カス受け71は、各扉21、23を開くことで底板7a、9a、11a上をスライドさせるように焼成庫7、9、11の開口から引き出すことができ、カスの廃棄ができる。
カーボンヒーター13は、各焼成庫7、9、11内でベルト27の焼成走行部39の上方側及び下方側に上火用及び下火用として配置され、ベルト27の走行方向へ複数連設されている。各焼成庫7、9、11内のカーボンヒーター13は、長尺形態であり、装置幅方向に長手方向が向けられ、走行方向に等間隔で平行となるように、それぞれ上方側及び下方側に6本ずつ配置されている。
三相電源の場合は、カーボンヒーター13が3本一組で、単相電源の場合は、カーボンヒーター13が個別に出力調整が行なわれる。カーボンヒーター13は、焼成走行部39に対し平行となるように上方側及び下方側でそれぞれ同一高さに連設されている。
なお、カーボンヒーター13の配置高さを、傾斜配置、ランダム配置などとし、或いは走行方向での配置密度を変えることで焼成走行部39に届く熱線の強度を走行方向で変化させることができる。カーボンヒーター13の形状も長尺に限らず、種々の形状にすることができる。カーボンヒーター13の本数も限定されず、上火用、下火用各12本を配置するなど自由である。
カーボンヒーター13については、さらに後述する。
図1〜図6のように、主フレーム17の底部には、燻製庫73、75、77が設けられている。燻製庫73、75、77には、薫製チップを加熱するためのヒーター73a、75a、77aが設けられている。
燻製庫73、75、77は、焼成庫7、9、11の底板7a、9a、11aの下部にそれぞれ配置されている。各燻製庫73、75、77は、燻煙通路79により焼成庫7、9、11の底部側に連通接続されている。
燻煙通路79は、走行方向で各焼成庫7、9、11の前後に設けられている。燻煙通路79には、焼成庫7、9、11側及び燻製庫73、75、77側でそれぞれファン81が設けられている。ファン81の駆動で燻製庫73、75、77から燻煙通路79を通り焼成庫7、9、11に燻煙が送り込まれる。
燻煙は、燻製庫73、75、77内のヒーター73a、75a、77a上で燻製チップが加熱されて発生する。
操作部15の操作で、連接されたカーボンヒーター13の温度を電源の種類に応じ焼成庫7、9、11毎に制御することができる。操作部15によるカーボンヒーター13の制御は、コンピューターを用いインストールされたプログラムに応じて自動で行い、或いは手動スイッチ操作によることができる。
焼成庫7、9、11内には、温度センサーが走行方向で複数取り付けられている。温度センサーは、焼成走行部39の両側の走行部フレーム等に取り付けられる。温度センサーにより焼成庫7、9、11内の温度を検出し、カーボンヒーター13の温度を制御する。
本実施例では、上火用の各6本のカーボンヒーター13の中で、走行方向2番目及び5番目にほぼ対応して配置されている。下火用の各6本のカーボンヒーター13についても同様の配置としている。これら各焼成庫7、9、11の各温度センサーにより各焼成庫7、9、11内の温度をそれぞれ検出し、検出温度の焼成庫7、9、11毎の平均値により各焼成庫7、9、11で温度制御を行なう。
なお、温度センサーの配置形態は自由であり、走行方向の前後及び中央に配置する形態、或いは中央にのみ配置する形態など、性能の要求に応じた配置形態にすることができる。
また、温度センサーの検出温度によるカーボンヒーター13の温度制御は、焼成庫7、9、11間において相対的に制御し、或いは焼成庫7、9、11毎に走行方向でカーボンヒーター13相互に制御することもできる。
前記カーボンヒーター13は、不活性ガスを封入した石英製のガラス管であるヒーター管内に炭素質の発熱体を配置し、ヒーター管の内面一側に反射用の鏡面を形成したものである。カーボンヒーター13の本体をなすヒーター管の外周面には、シリカコ一卜溶液が塗布され、耐熱温度1000℃の保護カバーを構成している。
上火用のカーボンヒーター13の外周には、追加の保護カバーとして、加熱側に保護プレートA85a、保護プレートB87a、保護プレートC89aが取り付けられている。下火用のカーボンヒーター13の外周には、追加の保護カバーとして、加熱側に保護プレートA85b、保護プレートB87b、保護プレートC89bが取り付けられている。
加熱側とは、カーボンヒーター13が焼成走行部39へ対向する一側であり、焼成走行部39へ熱線を照射する側である。熱線を照射する側は、前記鏡面による熱線の反射方向となる。上火用のカーボンヒーター13では下面部、下火用のカーボンヒーター13では上面部となる。
なお、保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bは、カーボンヒーター13の少なくとも加熱側に設けられればよい。保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bは、カーボンヒーター13を全体的に覆う構成にすることもできる。
上火用のカーボンヒーター13の保護プレートA85a、保護プレートB87a、保護プレートC89a、下火用のカーボンヒーター13の保護プレートA85b、保護プレートB87b、保護プレートC89bは、何れも厚みが均一のフェライト系ステンレス鋼(NCA-1)により形成されている。
一般的なステンレスの場合は、850℃程度に加熱されると素材が酸化され、表面が酸化膜であばた状になり、いずれは酸化膜に剥離が起こる。これに対し、フェライト系ステンレス鋼(NCA-1)であれば剥離が無く、食材への異物混入対策となる。
上火用のカーボンヒーター13の保護プレートA85a、保護プレートB87a、保護プレートC89aの全体的な断面形状は同一であり、下側へ向いた山型、例えば下向き三角形状の中央部91aaの両側に下向きの返し部91abが一体に形成されたものである。中央部91aaは、カーボンヒーター13の外周面に接して伝熱を受ける構成となっている。
下火用のカーボンヒーター13の保護プレートA85b、保護プレートB87b、保護プレートC89bの全体的な断面形状は同一であり、上側へ向いた山型、例えば上向き三角形状の中央部91baの両側に下向きの返し部91bbが一体に形成されたものである。中央部91baは、カーボンヒーター13の外周面に接して伝熱を受ける構成となっている。
保護プレートA85a、85bは、孔或いはスリットを有していない。保護プレートB87a、87bは、熱線透過部87aa、87baとして幅1mm程度のスリットが密に形成されている。保護プレートC89a、89bは、熱線透過部89aa、89baとしてφ1mm程度の丸穴が密に形成されている。
熱線透過部87aa、87ba、89aa、89baは、カーボンヒーター13に沿った保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bの長手方向に沿って複数個所、実施例では中央部91aa、91baの両側で長手方向に沿って5箇所に区分けして形成されている。この熱線透過部87aa、87ba、89aa、89baの5箇所の区分けは、各矩形状に行なわれ、中央部91aa、91baの長手方向に沿って等間隔で行なわれている。但し、熱線透過部87aa、87ba、89aa、89baを不等間隔に形成することもできる。熱線透過部87aa、87ba、89aa、89baを、丸形状、楕円形状、三角形、菱形等、その形状設定は自由である。
保護プレートB87a、87bは、熱線透過部87aa、87baのスリット幅、スリットピッチ、スリット長さ、スリット位置を、保護プレートC89a、89bは、熱線透過部89aa、89baの丸穴径、穴ピッチ、穴位置をそれぞれ適宜調整して開口率、開口箇所を変え、熱線透過率、熱線透過位置を変え、熱線透過状態を変えることができる。
保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bの熱線透過部87aa、87ba、89aa、89baは、スリット或いは丸穴に限らず、これらの組み合わせ、或いは他の形状の熱線透過部を形成して熱線透過率等の熱線透過状態を変えることもできる。上火用のカーボンヒーター13の保護プレートA85a、保護プレートB87a、保護プレートC89a、下火用のカーボンヒーター13の保護プレートA85b、保護プレートB87b、保護プレートC89bは、何れも遠赤外線塗料を塗布した後、シリカコート溶液を塗布している。
これら保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bを備えたカーボンヒーター13、或いはシリカコ一卜溶液が塗布され保護プレートを備えないカーボンヒーター13は、適宜組み合わせて用いることができる。
本実施例では、各焼成庫7、9、11で、走行方向の始端側から保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bを順に備えたカーボンヒーター13を配置し、その次にシリカコート溶液塗布のみのカーボンヒーター13が配置され、続いて保護プレートC89a、89b、保護プレートB87a、87bを順に備えたカーボンヒーター13を配置した。
かかる配置により、保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bを備えたカーボンヒーター13は、複数のカーボンヒーター13の焼成走行部39に対する熱線量を走行方向で異ならせる機能を備える。
熱線透過部87aa、87ba、89aa、89baは、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bの長手方向に沿った複数個所で開口率、開口位置を変えて熱線透過率、熱線透過位置を変え、熱線透過状態を変えることもできる。
この熱線透過状態の設定により、カーボンヒーター13に沿ってその長手方向中央部、つまり焼成走行部39の走行方向に交差する方向、実施例では直交する方向の中央部で熱線を強くし、或いは弱くするなどが、被焼成物に応じて設定できる。
熱線透過状態の焼成走行部39の走行方向に交差する方向での設定は、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89b相互の協働設定によっても行わせることができる。つまり、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89b相互の焼成走行部39の走行方向に交差する斜め方向で開口率を一致させるなど自由な設定ができる。
保護プレートA85a、85bは、力一ボンヒーター13の熱線を遮断し、保護プレ一卜からの輻射熱と遠赤外線とで焼成走行部39上の被焼成物を加熱する。この場合、カーボンヒーター13の熱効率は30%程度落ちる。しかし、異物混入防止対策としては有効である。
但し、保護プレートを備えずシリカコート溶液を塗布しただけのカーボンヒーター13、保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bの何れかを備えたカーボンヒーター13の何れかを焼成庫7、9、11毎に統一して備えることもできる。
これら保護プレートなし、保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89b有りの選択は自由であり、要求される性能に応じた選択が行われる。
保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bは、板厚を相互に変えて、或いは長手方向で部分的に変えて熱線透過率を設定することも可能である。
上記のように、カーボンヒーター13に保護カバーとしてのシリカコートを追加することで、カーボンヒーター13を保護することができる。
つまり、シリカコートの保護カバーがヒーター管に無い場合、食材を加熱調理する際に発生する高温で蒸発した塩分がカ一ボンヒーター13の外管素材である石英のヒーター管の表面に取り付き、染み込み、石英の結晶を破壊し失透させてしまう可能性がある。そのために、種々の外面保護を行なう。
シリカコ一卜溶液は、ヒーター管の保護カバーとして強靭な膜を形成する。また、シリカコート溶液を塗布することにより、汚れがつきにくく、掃除が簡単に行える。
カーボンヒーター13に保護カバーとしての保護プレートを追加することで、カーボンヒーター13の防護、防汚対策、或いはヒーター管側からの異物混入防止対策を図ることができる。
保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bの何れかを備えたカーボンヒーター13は、カーボンヒーター13側からの飛散物を受け止め、焼成走行部39側への拡散を防止可能とする。保護プレートは、少なくとも上火用のカ一ボンヒーター13に備えることで、飛散防止対策となる。
力一ボンヒ一タ一13の加熱時は、カーボンヒーター13に接するように配置された保護プレートの表面温度は約850℃程度に加熱され、調理時に飛散する脂や調味液が保護プレートに接しても瞬時にはじき飛ばされるので、油煙を防止し、保護プレート表面の汚れを抑えることができる。
以上の構成において、操作部15によりベルト27を駆動すると、ベルト27が循環して焼成走行部39が焼成庫7、9、11の加熱域41、43、45を順次通過するように走行する。
焼成走行部39の走行により焼成走行部39上の被焼成物が焼成庫7、9、11によって順に加熱調理される。
焼成庫7、9、11は、それぞれのカーボンヒーター13を制御して温度を焼成庫7、9、11毎に制御しているから、コンベアの走行と共に温度勾配をつけることができ、原料を適切に焼成することができる。
例えば、はじめに焼成庫7の高温でさっと焼き、次に焼成庫9の中温あるいは低温でしっかり調理し、最後に焼成庫11の高温で仕上げるなどの適切な焼成温度の設定ができる。
このような焼成に際し、燻製庫73、75、77内のヒーター73a、75a、77a上で燻製チップが加熱されて燻煙が発生する。発生した燻煙は、ファン81の駆動で燻製庫73、75、77から燻煙通路79を通り焼成庫7、9、11に送り込まれる。なお、ファン81が無くても、燻煙は燻煙通路79を通り燻製庫73、75、77に充満する。
従って、焼成庫7、9、11での焼成と共に燻製庫73、75、77からの燻煙により焼成を的確に行なわせながら燻製化することができる。
燻煙は、燻製庫73、75、77でのヒーター73a、75a、77a、各ファン81の各別の制御により燻製庫73、75、77での走行方向での焼成の程度に応じて燻煙を制御し、適切な濃度の燻煙供給を行わせることができる。
このような燻煙の供給制御により焼成に応じた適切な燻製化を行わせることができる。
しかも、燻煙通路79は、走行方向で各焼成庫7、9、11の前後に設けられているので、燻煙通路79から焼成庫7、9、11内へ噴出された燻煙がベルト27の走行により均等に撹拌を受け易くなる。
このような燻煙の撹拌により、焼成庫7、9、11全体へ燻煙を充満させ易くなり、より適切な燻製化が可能となる。
作業の途中で扉21、23を開ける必要等が生じたときは、操作ハンドル21a、23aにより扉21、23の閉止ロック状態を解除し、扉21、23を操作ハンドル21a、23aの引き動作により開くことができる。
この場合、扉21、23は、冷却構造25による冷却で作業者が触れてもよい程度の温度に制御されているので、操作ハンドル21a、23aの操作による扉21、23の開閉に支障はない。
焼成庫7、9、11の何れかの扉21、23の何れかを開くと装置は停止し、閉めると再稼動する。
[実施例の効果]
本発明の実施例では、被焼成物を加熱域41、43、45で焼成走行部39に載せて搬送する耐熱性のベルト27と、加熱域41、43、45を区画して焼成走行部39の走行方向に隣接する複数の焼成庫7、9、11と、焼成庫7、9、11間を部分的に連通させベルト27を通す焼成庫間連通部51、53と、走行方向の端部に位置する一方の焼成庫7を部分的に開放してベルト27を通す入口開口部47と、走行方向の端部に隣接する他方の焼成庫11を部分的に開放してベルト27を通す出口開口部49と、各焼成庫7、9、11内で焼成走行部39に対して配置され加熱域41、43、45を加熱するカーボンヒーター13と、カーボンヒーター13を焼成庫7、9、11間で制御する操作部15とを備えている。
このため、例えば、はじめに焼成庫7の高温でさっと焼き、次に焼成庫9の中温あるいは低温でしっかり調理し、最後に焼成庫11の高温で仕上げるなどの適切な焼成温度の設定ができる。
実施例では、カーボンヒーター13の防護、防汚対策あるいはカーボンヒーター13側からの異物混入防止対策として、カーボンヒーター13のヒーター管の表面にシリカコ一ト溶液を塗布し、保護カバーを構成し、カーボンヒーター13の外面に接するように保護カバーとして保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bを配置している。
従って、保護カバーによりカーボンヒーター13の防護、防汚対策、或いはヒーター管側からの異物混入防止対策となる。
ヒーター管へのシリカコ一ト溶液の塗布による保護カバーは、カーボンヒーター13への汚れの付着防止、汚れの刹離性に優れている。カーボンヒーター13の外面の保護プレ一トへのシリカコ一ト溶液の塗布により、その掃除が容易となる。
実施例では、保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bは、断面が焼成走行部39への対向側へ向いた三角形状の山型に形成されている。
従って、飛散する脂や調味液を、さらに弾き飛ばし易く、付着し難くすることができる。
実施例では、保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bは、複数のカーボンヒーター13の焼成走行部39に対する熱線量を走行方向で異ならせる機能を備えている。
つまり、カーボンヒーター13にシリカコ一ト溶液を塗布しただけのもの、保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bを備え、保護プレートA85a、85bは、スリットや孔を形成せず、保護プレートB87a、87bには、スリットを形成し、保護プレートC89a、89bには、孔を形成している。
これらシリカコ一ト溶液を塗布しただけのカーボンヒーター13、保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bを備えたカーボンヒーター13を走行方向で適宜組み合わせて並べることで、焼成走行部39に届く熱線量を走行方向に異ならせることができる。
このため、焼成庫7、9、11毎に走行方向での温度勾配の設定を変え、また、焼成庫7、9、11間での温度遷移をより滑らかに行なわせることもできる。
実施例では、焼成庫7、9、11の下部に設けた燻製庫73、75、77と、焼成庫7、9、11と燻製庫73、75、77とを連通する燻煙通路79と、燻煙通路79に設けられ燻製庫73、75、77から焼成庫7、9、11へ送風するファン81とを備えている。
従って、従って、焼成庫7、9、11での焼成と共に燻製庫73、75、77からの燻煙により焼成を的確に行なわせながら燻製化することができ、被焼成物の付加価値を容易に高めることができる。
[変形例]
図8は、変形例にかかり、カーボンヒーターに石英管を嵌合させた例を示す斜視図である。
図8のように、カーボンヒーター13に、全体を覆う石英の保護管91を嵌合配置させてもよい。保護管91の嵌合配置に関し、カーボンヒーター13の外周に対する隙間の有無は問わない。隙間は、スペーサーにより容易に形成することができる。
食材を加熱調理する際に発生する高温で蒸発した塩分が力一ボンヒーター13の外管素材である石英管の表面に取り付き、染み込み、石英の結晶を破壊し失透させてしまう可能性もある。このため、カーボンヒーター13の外周面をさらに覆う保護菅として石英管91を嵌合配置し、力一ボンヒーター13の外管のヒーター管を保護する。
その他、上記実施例と同様であり、カーボンヒーター13にシリカコ一ト溶液を塗布しただけのもの、保護プレートA85a、85b、保護プレートB87a、87b、保護プレートC89a、89bを備えたカーボンヒーター13の構成等を採用することができる。
[その他]
被焼成物としては、食材に限られず、その他焼成を必要とするものを対象にすることができる。
各焼成庫のヒーターは、それぞれ単一数で構成し、或いは各焼成庫でその数を異ならせることもできる。数を異ならせることで、焼成庫毎に大まかな温度勾配を付ける事も可能である。
各焼成庫のヒーターを焼成庫毎でその数を異ならせる場合は、何れかの焼成庫に単一のヒーターを設け、他の焼成庫は複数のヒーターを配置する等の公正にすることができる。
ヒーターを焼成走行部の上下に配置するとき、配置数を上下で異ならせることもできる。
焼成庫のヒーターは、カーボンヒーターに限らず、被焼成物に応じて種々選択することができる。
ヒーターは、カーボンヒーターと他の電熱ヒーター等とを組み合わせて用いることもできる。
焼成庫間でのヒーターの制御は、焼成庫毎の制御に限らず、2体の焼成庫は共通に制御し、他の1体を別に制御するなど、その制御の組み合わせは自由である。
焼成機としては、両面焼成機に限らず、ヒーターが焼成走行部の上方側及び下方側の何れか一方に配置された片面焼成機でも良い。
1 連続両面焼成機(連続焼成機)
5 コンベア
7、9、11 焼成庫
13 カーボンヒーター(ヒーター)
15 操作部(温度制御部)
27 ベルト(耐熱性の無端体)
39 焼成走行部
41、43、45 加熱域
47 入口開口部
49 出口開口部
51、53 焼成庫間連通部
73、75、77 燻製庫
79 燻煙通路
81 ファン
85a、85b 保護プレートA(保護カバー)
87a、87b 保護プレートB(保護カバー)
89a、89b 保護プレートC(保護カバー)

Claims (5)

  1. 被焼成物を加熱域で焼成走行部に載せて搬送する耐熱性の無端体と、
    前記加熱域を区画して前記焼成走行部の走行方向に隣接する複数の焼成庫と、
    前記焼成庫間を部分的に連通させ前記無端体を通す焼成庫間連通部と、
    前記走行方向の端部に位置する一方の焼成庫を部分的に開放して前記無端体を通す入口開口部と、
    前記走行方向の端部に隣接する他方の焼成庫を部分的に開放して前記無端体を通す出口開口部と、
    前記各焼成庫内で前記焼成走行部に対して配置され前記加熱域を加熱するヒーターと、
    前記ヒーターを焼成庫間で制御する温度制御部と、
    を備えたことを特徴とする連続焼成機。
  2. 請求項1記載の連続焼成機であって、
    前記ヒーターは、不活性ガスを封入したガラス管内に炭素質の発熱体を配置したカーボンヒーターであり、
    前記カーボンヒーターは、焼成走行部の上方側に少なくとも配置され、
    少なくとも前記上方側のカーボンヒーターの少なくとも前記焼成走行部への対向側に設けられ前記カーボンヒーターを保護する保護カバーを備えた、
    ことを特徴とする連続焼成機。
  3. 請求項2記載の連続焼成機であって、前記保護カバーは、前記上方側及び下方側のカーボンヒーターの前記焼成走行部への対向側に設けられ、
    前記保護カバーは、断面が前記焼成走行部への対向側へ向いた三角形状の山型に形成された、
    ことを特徴とする連続焼成機。
  4. 請求項2〜3の何れか1項に記載の連続焼成機であって、
    前記ヒーターは、前記焼成庫内で前記焼成走行部の走行方向へ複数連設され、
    前記保護カバーは、前記複数のカーボンヒーターの前記焼成走行部に対する熱線量を前記走行方向で異ならせる機能を備えた、
    ことを特徴とする連続焼成機。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の連続焼成機であって、
    前記焼成庫の下部に設けた燻製庫と、
    前記焼成庫と前記燻製庫とを連通する燻煙通路と、
    を備えたことを特徴とする連続焼成機。
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