JP2017215017A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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謙 岡本
Ken Okamoto
謙 岡本
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Abstract

【課題】ダストブーツの耐久性を維持しながら、ピストンのディスク軸方向の長さを短くして、キャリパボディの小型化を図ることができる車両用ディスクブレーキを提供する。【解決手段】ピストン5の外周部にダストブーツ嵌着溝5cを設ける。ダストブーツ嵌着溝5cは、シリンダ軸に交差するピストン底部側の第1嵌着面5dと、第1嵌着面5dから、ピストン開口側に向けてピストン外周側に傾斜しながらシリンダ軸方向に延出する円錐面で形成される第2嵌着面5eとを有する。ダストブーツ8の嵌着部は、第1嵌着面5dに圧着する第1圧着面8dと、第2嵌着面5eに圧着する第2圧着面8eとを備え、第2圧着面8eは、ピストン底部側からピストン開口部側に向けてピストン外周側に傾斜し、第2嵌着面5eに圧着される円錐面で形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ディスクブレーキに関し、詳しくは、ピストンの外周部と、キャリパボディのシリンダ孔開口側端部との間に、シリンダ孔内への塵埃の侵入を防止するダストブーツを取り付けた車両用ディスクブレーキに関する。
従来、車両用ディスクブレーキでは、ピストンの外周部に設けたダストブーツ嵌着溝と、キャリパボディのシリンダ孔の開口側端部に設けたダストブーツ装着溝とに亘ってダストブーツを取り付け、シリンダ孔内への塵埃の侵入を防止したものがあった。このダストブーツ嵌着溝として、シリンダ軸に直交するシリンダ孔開口側面及びシリンダ孔底部側面と、シリンダ孔開口側面とシリンダ孔底部側面との間に形成されるシリンダ軸と平行な嵌着溝底面とを有する断面コ字状に形成されたものがあり、ダストブーツ嵌着溝に嵌着されるダストブーツの嵌着部は、ダストブーツ嵌着溝のシリンダ孔開口側面とシリンダ孔底部側面と嵌着溝底面とに当接する断面矩形状に形成されたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特許第5084753号公報
近年、車両用ディスクブレーキのキャリパボディでは、ホイールとの干渉を避けるために、ディスク軸方向の長さを抑えて小型化することが要求されているが、上述の特許文献1のようにダストブーツ嵌着溝やダストブーツが形成されたものでは、ピストンの開口側端部に設けられる摩擦パッド押圧部とダストブーツ嵌着溝との間のディスク軸方向の長さを短くしてピストンと共にシリンダ孔のディスク軸方向の長さを短くしようとすると、制動時に摩擦パッドとディスクロータとの摺接により発生する制動熱が、摩擦パッドとピストンの摩擦パッド押圧部とを介してダストブーツに伝達されやすく、ダストブーツの劣化が早まる虞があった。
そこで本発明は、ダストブーツの耐久性を維持しながら、ピストンのディスク軸方向の長さを短くして、キャリパボディの小型化を図ることができる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、キャリパボディに設けたシリンダ孔に、摩擦パッドを押圧する有底円筒状のピストンを開口側を前記摩擦パッドに向けて内挿し、前記ピストンの外周部に設けたダストブーツ嵌着溝と、前記キャリパボディの前記シリンダ孔の開口側端部に設けたダストブーツ装着溝とに亘ってダストブーツを取り付けた車両用ディスクブレーキにおいて、前記ダストブーツ嵌着溝は、シリンダ軸に交差するピストン底部側の第1嵌着面と、該第1嵌着面から、ピストン開口側に向けてピストン外周側に傾斜しながらシリンダ軸方向に延出する円錐面で形成される第2嵌着面とを有していることを特徴としている。
また、前記ピストンは、開口側端部の内周側に前記摩擦パッドを押圧する摩擦パッド押圧部が形成され、該摩擦パッド押圧部の外周側に、制動時に前記摩擦パッドに当接しない非接触部が形成されていると好適である。
本発明の車両用ディスクブレーキによれば、ダストブーツ嵌着溝の第2嵌着面を、第1嵌着面から摩擦パッド押圧部に向けてピストン外周側に傾斜しながらシリンダ軸方向に延出する円錐面で形成したことにより、摩擦パッド押圧部とダストブーツ嵌着溝との間のディスク軸方向の長さを短くしても、ダストブーツ嵌着溝は、摩擦パッド押圧部に近付くにつれてピストンの肉厚が厚くなることから、制動時に摩擦パッドとディスクロータとの摺接により発生する制動熱を、ダストブーツの嵌着部に伝達させ難くすることができる。これにより、ダストブーツの耐久性を維持しながら、ピストンのディスク軸方向の長さを短くすることができ、キャリパボディの小型化を図ることができる。
また、ピストンの開口側端部に形成される摩擦パッド押圧部の外周側に、制動時に摩擦パッドに当接しない非接触部を設けたことにより、摩擦パッドに発生する制動熱をよりダストブーツの嵌着部に伝達させ難くすることができる。
本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキの要部拡大断面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの断面図である。
図1及び図2は、本発明の車両用ディスクブレーキの一形態例を示す図である。本形態例の車両用ディスクブレーキ1は、ピストン対向型のディスクブレーキであって、車輪と一体に回転するディスクロータ2と、該ディスクロータ2を跨いで配置されるキャリパボディ3と、該キャリパボディ3の一対の作用部3a,3aの内側で、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド4,4とを備えている。
キャリパボディ3は、ディスクロータ2を挟んで対向配置される前記一対の作用部3a,3aと、ディスク回出側及びディスク回入側で前記一対の作用部を繋ぐブリッジ部(図示せず)とを備え、各作用部3a,3aには、ディスクロータ側が開口したシリンダ孔3c,3cが対向するようにそれぞれ設けられている。各シリンダ孔3c内には、有底円筒状のピストン5が開口部を摩擦パッド側に向けて内挿され、ピストン5は、シリンダ孔底部に画成された液圧室6に供給される液圧によって、シリンダ孔3cをディスクロータ方向へ移動するようになっている。
シリンダ孔3cの内周面には、軸方向中間部にピストンシール装着溝3dが、また、キャリパボディ3のシリンダ孔開口側端部3eには、ダストブーツ装着溝3fがそれぞれ周設され、ピストンシール装着溝3dには、ピストン5をロールバックさせるピストンシール7が、ダストブーツ装着溝3fには、シリンダ孔内への塵埃の侵入を防止するダストブーツ8の装着部8cがそれぞれ嵌着されている。
摩擦パッド4は、ディスクロータ2に摺接するライニング4aと、該ライニング4aを貼着する裏板4bとから成っており、ディスクロータ2の外周を跨いでディスク軸方向に架け渡されたハンガーピン9に裏板4bが吊持されることにより、ディスク軸方向に移動可能となっている。
ピストン5は、開口側端部の内周側に制動時に摩擦パッド4に当接する摩擦パッド押圧部5aが設けられるとともに、摩擦パッド押圧部5aの外周側に、制動時に摩擦パッド4に当接しない非接触部5bが全周に亘って設けられている。非接触部5bよりもピストン底部側の外周部には、ダストブーツ嵌着溝5cが連続して形成され、該ダストブーツ嵌着溝5cは、シリンダ軸に交差するピストン底部側の第1嵌着面5dと、第1嵌着面5dから、摩擦パッド押圧部5aに向けてピストン外周側に傾斜しながらシリンダ軸方向に延出する円錐面で形成される第2嵌着面5eとを有している。
ダストブーツ8は、リング状のベローズ8bと、該ベローズ8bの内周側端部に設けられ、ダストブーツ嵌着溝5cに嵌着される前記嵌着部8aと、ベローズ8bの外周側端部に設けられ、ダストブーツ装着溝3fに装着される装着部8cとを備えている。嵌着部8aは、第1嵌着面5dに圧着する第1圧着面8dと、第2嵌着面5eに圧着する第2圧着面8eとを備え、第1圧着面8dは、シリンダ軸に直交する平面状に形成され、第2圧着面8eは、ピストン底部側からピストン開口側に向けてピストン外周側に傾斜し、第2嵌着面5eに圧着される円錐面状に形成されている。嵌着前の状態で、ダストブーツ8の第1圧着面8dと第2圧着面8eとがなす角度は、ダストブーツ嵌着溝5cの第1嵌着面5dと第2嵌着面5eとがなす角度と同等か、若しくは大きな角度となるように形成されている。装着部8cは、シリンダ軸に直交する第1平面8fとシリンダ軸に平行な第2平面8gとを備えた断面矩形状に形成されている。
上述のように形成された車両用ディスクブレーキ1では、ダストブーツ嵌着溝5cは、摩擦パッド押圧部5aに近付くにつれてピストン5の肉厚が厚くなることから、制動時に摩擦パッド4とディスクロータ2との摺接により発生する制動熱を、ダストブーツ8の嵌着部8aに伝達させ難くすることができ、ダストブーツ8の耐久性を維持させることができる。さらに、摩擦パッド押圧部5aの外周側に非接触部5bを設けたことにより、制動熱をダストブーツ8の嵌着部8aに、より伝達させ難くすることができる。これにより、ダストブーツ8の耐久性を維持しながら、ピストン5のディスク軸方向の長さを短くすることができ、キャリパボディ3の小型化を図ることができる。さらに、ダストブーツ嵌着溝5cをピストン5の非接触部5bよりもピストン底部側に連続して形成したことにより、制動熱をダストブーツ8の嵌着部8aに伝達させ難くすることができる。
なお、本発明の車両用ディスクブレーキは上述の形態例に限るものではなく、摩擦パッド押圧部の外周側に設ける非接触部は、摩擦パッド押圧部の外周側の数カ所に設けられているものでもよく、また、非接触部を設けていないものでもよい。また、嵌着部の形状は、上述の形態例に限るものではなく、一定以上のシール面積にて一定以上の面圧を保持できる形状であれば、第2圧着面は円錐面以外の形状であってもよい。さらに、本発明の車両用ディスクブレーキは、ピストン対向型のディスクブレーキに限るものではなく、ピンスライドタイプのディスクブレーキにも適用することができる。
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパボディ、3a…作用部、3c…シリンダ孔、3d…ピストンシール装着溝、3e…シリンダ孔開口側端部、3f…ダストブーツ装着溝、4…摩擦パッド、4a…ライニング、4b…裏板、5…ピストン、5a…摩擦パッド押圧部、5b…非接触部、5c…ダストブーツ嵌着溝、5d…第1嵌着面、5e…第2嵌着面、6…液圧室、7…ピストンシール、8…ダストブーツ、8a…嵌着部、8b…ベローズ、8c…装着部、8d…第1圧着面、8e…第2圧着面、8f…第1平面、8g…第2平面、9…ハンガーピン

Claims (2)

  1. キャリパボディに設けたシリンダ孔に、摩擦パッドを押圧する有底円筒状のピストンを開口側を前記摩擦パッドに向けて内挿し、前記ピストンの外周部に設けたダストブーツ嵌着溝と、前記キャリパボディの前記シリンダ孔の開口側端部に設けたダストブーツ装着溝とに亘ってダストブーツを取り付けた車両用ディスクブレーキにおいて、
    前記ダストブーツ嵌着溝は、シリンダ軸に交差するピストン底部側の第1嵌着面と、該第1嵌着面から、ピストン開口側に向けてピストン外周側に傾斜しながらシリンダ軸方向に延出する円錐面で形成される第2嵌着面とを有していることを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記ピストンは、開口側端部の内周側に前記摩擦パッドを押圧する摩擦パッド押圧部が形成され、該摩擦パッド押圧部の外周側に、制動時に前記摩擦パッドに当接しない非接触部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
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