JP2017213272A - スロットマシン - Google Patents

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【課題】目押しの技量によって小役入賞の獲得率に差異は生じるものの、遊技者が獲得しうる利益の大きさは目押しの技量にかかわらず一定のCBゲームを搭載したスロットマシンの提供。【解決手段】CBゲーム中には、ストップボタン20L、20C、20Rの操作順が何れの場合であっても、その操作タイミングに応じて、リプレイ1または2が入賞する場合と、小役2〜4の何れかが入賞する場合とがあるように設定した。また、ストップボタン20L、20C、20Rの操作順が何れの場合であっても、小役2〜4の何れかが入賞することになる操作タイミングの組合せ数が、リプレイ1または2が入賞することになる操作タイミングの組合せ数よりも多くなるように設定した。【選択図】図9

Description

スロットマシンに搭載が認められているボーナスの1つとして、第2種特別役物に係る役物連続作動装置(以下、第2種BBという)がある。
第2種BBを開始する役(第2種BB役)の入賞後は、第2種特別役物(以下、CB役という)が連続して作動し、予め定められた枚数を超える払出し、或いは、シングルボーナス(以下、SB役という)、レギュラーボーナス(以下、RB役という)の当選まで継続する。
第2種BBゲーム中は、CB役に対応する図柄の組合せが揃わなくてもCBゲームを開始してもよいこととされており、CBゲームが開始すると、スロットマシンにおいて設定された各小役の条件装置が強制的に作動して、スロットマシンが備える複数のリールのうちの少なくとも1つが、ストップボタンの操作時から75ミリ秒以内に停止するリール停止制御が採用される。なお、CBゲーム中以外には、全てのリールについてストップボタンの操作時から190ミリ秒以内に停止するリール停止制御が採用されている。
下記の特許文献1には、例えば段落0247〜0251に、特殊遊技状態(上記のCBゲームに相等)中に、無配当役(具体的には再遊技役1、2、1&2)に内部当選した場合には、特殊遊技状態中に強制的に作動する配当の異なる複数種類の小役(具体的には小役1〜5)のうち、最大の配当が得られる小役(具体的には小役1)の入賞が得られるストップボタンの操作順を、当選した無配当役の種別に応じて設定することにより、特殊遊技状態中の停止態様の多様化が図れる旨が記載されている。
特開2011−110066号公報
ところで、CBゲーム中は、上述の如く、全ての小役の入賞が許容されるとともに、少なくとも1つのリールについては、CBゲーム中以外に比べて、ストップボタン操作からリール停止までの時間が短くなるため、CBゲームは、本来的には、目押し技量の発揮により小役入賞を獲得する、技術介入性の高いゲーム期間として利用されるべき期間である。
また、上記特許文献1に記載のスロットマシンは、CBゲーム中に内部当選した無配当役の種別と、ストップボタンの操作順とによって、配当の異なる小役の何れかが入賞するものであり、目押し技量の発揮によって小役入賞の獲得率に差異が生じるといった、CBゲーム本来のゲーム性は、皆無である。
その一方で、例えば、目押し技量によって、遊技者が獲得し得る利益に大小が生じるような仕様を採用した場合には、目押し技量の低い遊技者(以下、初心者という)にとっては敷居が高く、初心者はこのような仕様のスロットマシンでの遊技を避ける傾向があるため、ホールでの稼動が芳しくないという結果を招く虞がある。
そこで、本発明の目的は、目押しの技量によって小役入賞の獲得率に差異は生じるものの、遊技者が獲得しうる利益の大きさは目押しの技量にかかわらず一定のCBゲームを搭載したスロットマシンを提供することである。
以下、本発明について説明する。なお、発明の理解を容易にするため、添付図面の参照符号等を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が表示の形態に限定されるものではない。
本発明のスロットマシン(1)は、
ゲーム開始操作に応じて、複数種類の役それぞれについて入賞を許容する否かを決定する決定手段と、
該決定手段による決定の後に、それぞれの外周面に複数種類の図柄が配された複数のリール(4L、4C、4R)を回転始動させるリール始動手段と、
該リール始動手段による前記複数のリール(4L、4C、4R)の回転始動の後、各リール(4L、4C、4R)に対する停止指示操作に応じて、当該停止指示操作に対応するリールを所定の最大引込範囲内で停止させる制御を行うリール制御手段と、
前記リール制御手段により全てのリール(4L、4C、4R)が停止した結果、該全てのリール(4L、4C、4R)に跨る有効ライン(L1〜L5)上に、前記複数種類の役毎に予め定められた入賞図柄組合せの何れかが表示されたことに基づいて、当該表示された入賞図柄組み合わせに対応する役の種別に応じた特典を付与する特典付与手段と、を備え、
前記最大引込範囲が全てのリールについて第1範囲(4コマ)に設定されるとともに、前記決定手段によって入賞が許容される複数種類の役のなかにボーナス役(RB役)を含む通常遊技状態中に、該ボーナス役(RB役)に係る入賞図柄組み合わせ(「赤7」「赤7」「黒BAR」)が表示されたことに基づいて、前記特典付与手段は、次ゲームからボーナス遊技状態(CBゲーム)へ移行させ、
該ボーナス遊技状態(CBゲーム)中には、特定リール(4L)に係る前記最大引込範囲が前記第1範囲(4コマ)よりも狭い第2範囲(1コマ)に設定されるとともに、該特定リール(4L)を除く他のリール(4C、4R)の前記最大引込範囲が前記第1範囲(4コマ)に設定され、該ボーナス遊技状態は、当該ボーナス遊技状態中に前記特典付与手段により付与されたメダル枚数が閾値を超えたゲームで終了する。
また、本発明のスロットマシン(1)は、
前記ボーナス遊技状態中に、前記決定手段は、前記通常遊技状態中の決定対象として設定された全ての小役(小役1〜小役4)の入賞と、予め定められた複数種類の再遊技役の入賞(リプレイ1〜リプレイ2)とを常に許容し、
前記ボーナス遊技状態中に、前記リール制御手段は、各リール(4L、4C、4R)に対する停止指示操作の順序が何れの場合においても、各リール(4L、4C、4R)に対する停止指示操作タイミングに応じて、前記決定手段により入賞が許容された複数種類の小役(小役1〜小役4)の何れかを入賞させる第1制御、及び複数種類の再遊技役(リプレイ1〜リプレイ2)の何れかを入賞させる第2制御のうちの何れかの制御を実行する、ことを特徴としている。
上記本発明のスロットマシンによれば、ボーナス遊技状態中の全てのゲームにおいて、決定手段により、通常遊技状態中の決定対象として設定された全ての小役の入賞が従来と同様に許容される他、予め定められた複数種類の再遊技役の入賞(リプレイ1〜リプレイ2)も合わせて許容される。
また、ボーナス遊技状態中の全てのゲームにおいて、各リールに対する停止指示操作の順序が何れの場合においても、各リールに対する停止指示操作タイミングによっては、小役入賞を取り零し、再遊技役が入賞する場合があるように設定している。
ここで、再遊技役は、入賞に対するメダル払出がない代わりに、メダルのベット不要で次ゲームの実行が可能となる役であるため、ボーナス遊技状態の終了条件である、ボーナス遊技状態中のメダルの払出枚数には影響を与えない。このため、ボーナス遊技状態を通じて増加するメダルの枚数は、ボーナス遊技状態中に小役入賞を取り零して再遊技役が入賞したゲーム数にかかわらず、一定とすることが出来る。
従って、ボーナス遊技状態中に小役入賞を取り零して再遊技役が入賞したゲーム数が多ければ多いほど、ボーナス遊技状態中のゲーム数の増加に伴い、ボーナス遊技状態の消化に要する時間が長くなるだけで、ボーナス遊技状態を通じて遊技者が得られるメダル枚数は一定とすることができる。
具体的構成において、各リール(4L、4C、4R)に対する停止指示操作の順序が何れの場合においても、前記第1制御が実行されることとなる各リール(4L、4C、4R)に対する停止操作タイミングの組合せのほうが、前記第2制御が実行されることとなる各リール(4L、4C、4R)に対する停止操作タイミングの組合せのよりも多くなるように設定するのが、好適である。
上述の通り、ボーナス遊技状態中に小役入賞を取り零して再遊技役が入賞したゲーム数が多ければ多いほど、ボーナス遊技状態中のゲーム数の増加に伴い、ボーナス遊技状態の消化に要する時間が長くなるため、再遊技役が入賞することとなる第2制御が実行されることとなる各リールに対する停止操作タイミングの組合せは、可能な限り少ない方が望ましい。
また、具体的構成において、前記通常遊技状態中の前記決定手段の決定対象役のなかには、該通常遊技状態中に前記決定手段により入賞が許容された場合には、前記リール制御手段により、各リール(4L、4C、4R)に対する停止指示操作の順序及びタイミングにかかわらず入賞する第1小役(小役3)と、前記特定リール(4L)に係る入賞図柄が前記第1小役(小役3)に係る入賞図柄(「ブドウ」図柄)とは異なる図柄(「チェリー」図柄)に設定されるとともに、該特定リール(4L)を除く他のリール(4C、4R)に係る入賞図柄が当該他のリールに配された何れの図柄でもよいことを示すANY図柄に設定された第2小役(小役4)とを含み、
前記ボーナス遊技状態(CBゲーム)中に、前記決定手段により入賞が許容される複数種類の再遊技役のなかには、前記特定リール(4L)を除く他の各リール(4C、4R)に対応する入賞図柄が前記第1小役(小役3)に係る入賞図柄と共通する図柄(「ブドウ」図柄)に設定されるとともに、前記特定リール(4L)に係る入賞図柄が前記第1小役及び第2小役に係る入賞図柄(「ブドウ」図柄及び「チェリー」図柄)とは異なる図柄(「赤7」図柄)に設定された特殊再遊技役(リプレイ2)を含み、
前記第1小役(小役3)の前記特定リール(4L)に係る入賞図柄を第1図柄(「ブドウ」図柄)、前記第2小役(小役4)の前記特定リール(4L)に係る入賞図柄を第2図柄(「チェリー」図柄)、前記特殊再遊技役(リプレイ2)の前記特定リール(4L)に係る入賞図柄を第3図柄(「赤7」図柄)としたとき、前記特定リール(4L)は、互いに隣接する2つの前記第1図柄(「ブドウ」図柄)、第2図柄(「チェリー」図柄)または第3図柄(「赤7」図柄)の間に、前記第2範囲(1コマ)を超える個数の他の図柄を挟むことなく、且つ前記第3図柄(「赤7」図柄)の配置個数が、前記第1図柄(「ブドウ」図柄)及び第2図柄(「チェリー」図柄)の合計配置個数よりも少ない図柄配列を有し、
前記リール制御手段は、前記ボーナス遊技状態(CBゲーム)中に、前記特定リール(4L)を除く他のリール(4C、4R)に対する停止指示操作が最初に行われた場合、当該最初の停止指示操作を含む以降の前記他のリール(4C、4R)に対する停止指示操作時には、そのタイミングにかかわらず、前記第1小役(小役3)及び特殊再遊技役(リプレイ2)に共通する入賞図柄(「ブドウ」図柄)を有効ライン(L1〜L5)上に停止させるとともに、前記特定のリール(4L)に対する停止指示操作タイミングが、前記第1図柄(「ブドウ」図柄)または第2図柄(「チェリー」図柄)を有効ライン(L1〜L5)上に停止可能なタイミングである場合には前記第1制御を実行する一方、前記第3図柄(「赤7」図柄)しか有効ライン(L1〜L5)上に停止させることが出来ないタイミングである場合には前記第2制御を実行する、ようにしてもよい。
該具体的構成によれば、ボーナス遊技状態中に特定リールを除く他のリールに対する停止指示操作が最初に行われた場合、再遊技役が入賞することとなる第2制御が実行されるのは、特定リールに対する停止指示操作が、特殊再遊技役の入賞に係る第3図柄しか有効ライン上に停止させることが出来ないタイミングで行われた場合のみとすることが出来る。
さらに、具体的構成において、前記通常遊技状態中の前記決定手段の決定対象役のなかには、該通常遊技状態中に前記決定手段により入賞が許容された場合に、各リールに対する停止指示操作のタイミングによっては入賞を取り零す第3小役(小役2)を含み、
前記リール制御手段は、前記ボーナス遊技状態(CBゲーム)中に、前記特定リール(4L)に対する停止指示操作が最初に行われた場合に、前記第2制御を実行する場合には、回転中のリールが残り1つとなった状態において、前記第3小役(小役2)入賞のテンパイと前記再遊役技(リプレイ1)入賞のテンパイとが同時に表示される過程を経るように各リールを停止させる制御を行う、ようにしてもよい。
該具体的構成によれば、ボーナス遊技状態中に特定リールに対する停止指示操作が最初に行われた場合、回転中のリールが残り1つとなった状態において、第3小役入賞のテンパイと再遊役技入賞のテンパイとが同時に表示される過程を経るため、第3小役入賞のテンパイライン上に、該第3小役に係る入賞図柄を停止させることが可能なタイミングで、残り1つのリールに対する停止指示操作が行われれば第3小役が入賞し、これ以外のタイミング場合には再遊技役が入賞することになる。
従って、ボーナス遊技状態中に特定リールに対する停止指示操作が最初に行われた場合には、残り1つのリールに対する停止指示操作が行われるまで、再遊技役の入賞が確定することはなく、最後まで小役入賞の機会を残すことができる。
本発明のスロットマシンによれば、目押しの技量によって小役入賞の獲得率に差異は生じるものの、遊技者が獲得しうる利益の大きさは目押しの技量にかかわらず一定のCBゲームを搭載することが出来る。
本発明の一実施形態に係るスロットマシン1の斜視図である。 スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。 左リール、中リールおよび右リールの各周面(リール帯)に描かれている図柄の配列を示す図である。 図柄停止位置および有効ラインについて説明するための図である。 スロットマシン1において、内部抽選の対象となる役の入賞図柄組合せ、遊技状態ごとの使用の有無及び配当等を示した表である。 スロットマシン1の設定値1における、遊技状態毎の各役の当選範囲に相当する抽選値を示した表である スロットマシン1のCBゲーム中において、(a)はストップボタンを左中の順で操作し、小役2とリプレイ1のダブルテンパイが成立した状態を示す図、(b)は(a)の状態から小役3が入賞した状態を示す図、(c)は(a)の状態からリプレイ1が入賞した状態を示す図である。 スロットマシン1のCBゲーム中において、(a)は、ストップボタンを左右の順で操作し、小役2とリプレイ1のダブルテンパイが成立した状態を示す図、(b)は(a)の状態から小役3が入賞した状態を示す図、(c)は(a)の状態からリプレイ1が入賞した状態を示す図である。 スロットマシン1のCBゲーム中において、リプレイ1または2が入賞することとなる各リールの操作タイミングの組合せ数と、小役2〜4が入賞することとなる各リールの操作タイミングの組合せ数とをストップボタンの操作順ごとに示した表である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン1の斜視図である。
スロットマシン1は、前面が開放された箱型の本体2と、本体2の前面を開閉可能に設けられた前扉3とを備えている。
本体2内には、上下方向の中央部より少し上方の位置に、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが左右に並べて配置されている。左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rは、ドラム状のリール枠の周面にリール帯を巻着した構成を有しており、リール枠の中心で左右方向に延びる軸を中心に回転可能に設けられている。リール帯には、21個の図柄が周方向に並べて配列されている。
前扉3には、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rと対向する位置に、表示パネルユニット5が配置されている。
表示パネルユニット5には、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの周面の一部を視認可能にするためのリール窓6が形成されている。左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転中は、リール窓6内に、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの図柄が次々に現れる(図柄の変動表示)。左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが停止すると、リール窓6内に、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rのそれぞれ3個の図柄、合計9個の図柄が表示される(図柄の停止表示)。
また、表示パネルユニット5には、遊技に関する基本的な情報を表示するための各種の表示器が備えられている。この表示器には、たとえば、クレジット数表示器7、配当数表示器8、3個のベット数表示LED9、リプレイ表示LED10、スタート可否表示LED11およびメダル受付可否表示LED12が含まれる。クレジット数表示器7および配当数表示器8は、リール窓6の下方において、左右に並べて配置されている。クレジット数表示器7および配当数表示器8は、それぞれ2桁の数字を表示可能に構成されている。3個のベット数表示LED9は、クレジット数表示器7の左側において、上下に並べて配置されている。リプレイ表示LED10、スタート可否表示LED11およびメダル受付可否表示LED12は、配当数表示器8の右側において、上下に並べて配置されている。
前扉3には、表示パネルユニット5の下方に、操作部13が設けられている。操作部13は、表示パネルユニット5の前面に対して前側に張り出しており、平坦な上面14および前側に緩やかに凸湾曲した前面15を有している。
上面14の右端部には、メダル投入口16が設けられている。上面14の左端部には、MAXベットボタン17および1枚ベットボタン18が設けられている。1枚ベットボタン18は、MAXベットボタン17の左側に配置されている。
前面15には、スタートレバー19、左ストップボタン20L、中ストップボタン20C、右ストップボタン20Rおよび精算ボタン21が設けられている。左ストップボタン20L、中ストップボタン20Cおよび右ストップボタン20Rは、前面15の左右方向の中央部において、左からこの順に並べて配置されている。スタートレバー19は、左ストップボタン20Lの左側に配置されている。精算ボタン21は、スタートレバー19のさらに左側に配置されている。
メダル受付可否表示LED12の点灯中は、メダル投入口16からメダルが投入されると、その投入が受け付けられる。メダル受付可否表示LED12の消灯中は、メダル投入口16からメダルが投入されても、その投入が受け付けられず、前扉3の最下部に設けられたメダル排出口22からメダルトレイ23にメダルが排出される。
ゲームに供するメダルがベットされていない状態において、メダルの投入が受け付けられると、そのメダルがゲームにベットされ、1個のベット数表示LED9が点灯される。つづいて、メダルがメダル投入口16から投入されると、2枚目のメダルがゲームに追加ベットされ、2個のベット数表示LED9が点灯される。さらに、メダルがメダル投入口16から投入されると、3枚目のメダルがゲームに追加ベットされ、3個のベット数表示LED9が点灯される。スロットマシン1では、1ゲーム(1回のゲーム)に対して規定数のメダルがベットされると、1ゲームが開始可能となり、スタート可否表示LED11が点灯されるとともに、リール窓6内に設定される所定の入賞ラインが有効化される。規定数のメダルがゲームにベットされている状態で、メダル投入口16からメダルが投入された場合、その投入されたメダルは、50枚を上限として、スロットマシン1にクレジットされる。クレジットされているメダルの枚数は、クレジット数表示器7に表示される。50枚のメダルがクレジットされている状態で、メダル投入口16からメダルが投入された場合、その投入されたメダルは、メダル排出口22からメダルトレイ23に排出される。
規定数以上のメダルがスロットマシン1にクレジットされ、ゲームに対してメダルがベットされていない状態において、MAXベットボタン17が操作されると、そのクレジットされているメダルから規定数のメダルがゲームにベットされ、3個のベット数表示LED9およびスタート可否表示LED11が点灯されるとともに、リール窓6内に設定される所定の入賞ラインが有効化される。また、クレジット数が規定数分だけ減り、クレジット数表示器7の表示が更新される。1枚ベットボタン18が操作された場合には、クレジットされているメダルから1枚のメダルがゲームにベットされ、1個のベット数表示LED9が点灯されるとともに、クレジット数が1だけ減り、クレジット数表示器7の表示が更新される。
ベットされたメダルは、ゲームの開始とともに消費される。スタートレバー19が操作されると、1ゲームが開始となり、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの順方向の回転が開始される。また、スタート可否表示LED11およびメダル受付可否表示LED12が消灯される。左ストップボタン20L、中ストップボタン20C、右ストップボタン20Rは、それぞれ左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rに対応して設けられている。左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転開始後、左ストップボタン20L、中ストップボタン20Cおよび右ストップボタン20Rが操作されると、それぞれ左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転が停止される。
左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rのすべてが停止した時点で、有効化されている入賞ライン(以下、「有効ライン」という。)上に所定の図柄の組合せが並ぶと、その図柄の組合せに応じた処理が行われる。以上で1ゲームが終了となり、すべてのベット数表示LED9が消灯され、メダル受付可否表示LED12が点灯される。
たとえば、有効ライン上に小役に係る図柄の組合せが並ぶと、所定の配当数のメダルが配当として付与され、その配当数が配当数表示器8に表示される。配当は、スロットマシン1に50枚を上限としてクレジットされ、50枚を超える分については、メダル排出口22からメダルトレイ23に排出される。配当がクレジットされると、クレジット数が配当数だけ増え、クレジット数表示器7の表示が更新される。
また、有効ライン上にリプレイ役に係る図柄の組合せが並ぶと、メダルのベットなしで次の1ゲームの実行が許可され、リプレイ表示LED10が点灯される。この場合、メダル受付可否表示LED12が消灯されたまま、点灯中のベット数表示LED9が一旦消灯された後に再び点灯されるとともに、スタート可否表示LED11が点灯される。
メダル受付可否表示LED12が点灯され、1枚以上のメダルがクレジットされている状態で、精算ボタン21が操作されると、クレジットされている全メダルがメダル排出口22からメダルトレイ23に排出されて、クレジット数表示器7の表示が「0」に更新される。
また、スロットマシン1には、液晶表示装置24、1対のスピーカ25L,25Rおよび1対のスピーカ26L,26Rが搭載されている。液晶表示装置24は、表示パネルユニット5の上方に配置されている。スピーカ25L,25Rは、液晶表示装置24の左側および右側に分かれて配置されている。スピーカ26L,26Rは、メダル排出口22の左側および右側に分かれて配置されている。遊技(ゲーム)の進行に合わせて、液晶表示装置24に演出画像や各種の情報などが表示され、また、スピーカ25L,25R,26L,26Rから効果音などが出力される。
図2は、スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。
スロットマシン1は、ゲームの中枢的な制御を実行するメイン基板31と、ゲームに付随する演出のための制御を実行するサブ基板32と、液晶表示装置24を制御する液晶基板33とを備えている。
メイン基板31には、CPU41、ROM42、RAM43、入出力ポート44およびデータ送出回路45が備えられている。CPU41、ROM42、RAM43、入出力ポート44およびデータ送出回路45は、バスにより、データを通信可能に接続されている。また、メイン基板31には、CPU41にクロックパルスを与えるクロック発生回路46と、乱数を生成する乱数生成回路47とが備えられている。
CPU41は、ROM42に格納されているプログラムを実行し、入出力ポート44から入力される信号に基づいて、入出力ポート44に接続されている各制御対象を制御する。
RAM43は、CPU41によるプログラムの実行時のワークエリアとして使用される。
入出力ポート(入力ポート)44には、MAXベットボタン17、1枚ベットボタン18、スタートレバー19、左ストップボタン20L、中ストップボタン20C、右ストップボタン20R、精算ボタン21、左リール位置検出センサ51L、中リール位置検出センサ51C、右リール位置検出センサ51R、メダル投入センサ52およびメダル払出センサ53が接続されている。
入出力ポート(出力ポート)44には、クレジット数表示器7、配当数表示器8、ベット数表示LED9、リプレイ表示LED10、スタート可否表示LED11およびメダル受付可否表示LED12が制御対象として接続されている。また、入出力ポート(出力ポート)44には、左リール4Lを回転駆動する左リール駆動モータ61L、中リール4Cを回転駆動する中リール駆動モータ61C、右リール4Rを回転駆動する右リール駆動モータ61R、メダル投入口16から投入されるメダルの受付/拒否を切り替えるためのメダルブロックソレノイド62および本体2内に設けられたメダル貯留部(図示せず)からメダルを払い出すためのメダル払出駆動モータ63が制御対象として接続されている。
MAXベットボタン17、1枚ベットボタン18、スタートレバー19、左ストップボタン20L、中ストップボタン20C、右ストップボタン20Rおよび精算ボタン21が操作されると、それらの個々に設けられたスイッチまたはセンサから信号が出力され、その信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。また、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが1回転する度に、それぞれ左リール位置検出センサ51L、中リール位置検出センサ51Cおよび右リール位置検出センサ51Rから信号が出力され、その信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。メダル投入口16からメダルが1枚投入される度に、メダル投入センサ52から検出信号が出力され、その検出信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。メダル払出駆動モータ63が駆動されて、メダル貯留部からメダルが払い出される度に、メダル払出センサ53から信号が出力され、その信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。
左リール駆動モータ61L、中リール駆動モータ61Cおよび右リール駆動モータ61Rには、ステッピングモータが採用されている。規定数のメダルがゲームにベットされた後、スタートレバー19が操作されると、CPU41は、左リール駆動モータ61L、中リール駆動モータ61Cおよび右リール駆動モータ61Rに駆動パルス信号を入力し、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転を開始させる。CPU41は、左リール位置検出センサ51L、中リール位置検出センサ51Cおよび右リール位置検出センサ51Rの出力信号ならびに左リール駆動モータ61L、中リール駆動モータ61Cおよび右リール駆動モータ61Rへの駆動パルス信号の出力数に基づいて、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転位置を常に把握している。
また、スタートレバー19が操作されると、CPU41は、内部抽選を実行する。具体的には、CPU41は、スタートレバー19が操作されたタイミングで、乱数生成回路47から乱数を取得する。そして、CPU41は、ROM42に格納されている抽選テーブルを参照する。抽選テーブルでは、乱数生成回路47が生成する乱数の範囲(たとえば、0〜65535)が複数の抽選区分に分けられ、抽選区分の個々に1以上の役が対応づけられている。CPU41は、乱数生成回路47から取得した乱数が属する抽選区分に対応づけられた役を当選役として決定する。また、CPU41は、乱数生成回路47から取得した乱数がどの抽選区分にも属さない場合には、内部抽選の結果を不当選(ハズレ)と決定する。
その後、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転速度が一定になると、CPU41は、左ストップボタン20L、中ストップボタン20Cおよび右ストップボタン20Rを有効化する。そして、左ストップボタン20L、中ストップボタン20Cおよび右ストップボタン20Rが操作されると、CPU41は、左ストップボタン20L、中ストップボタン20Cおよび右ストップボタン20Rが操作されたタイミングと内部抽選の結果とに基づいて、左リール駆動モータ61L、中リール駆動モータ61Cおよび右リール駆動モータ61Rへの駆動パルス信号の出力を停止し、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの停止を制御する。このとき、左ストップボタン20Lが押操作されたタイミングでの左リール4Lの回転位置を基準として、所定コマ数分の図柄が移動する引込範囲内で左リール4Lの回転が停止される(引込制御)。中リール4Cおよび右リール4Rについても同様である。
そして、CPU41は、有効ライン上に内部抽選での当選役に対応した図柄の組合せが並んでいるか否かを判定する。有効ライン上に当選役に対応した図柄の組合せが並んでいれば、CPU41は、その当選役に入賞と判定し、当選役に応じた処理を実行する。
また、CPU41は、データ送出回路45を介して、サブ基板32に各種データを送出する。各種データには、ゲーム開始の条件が成立したことを表すベット信号、スタートレバー19が操作されたことを表すレバーオン信号、左ストップボタン20Lが操作されたことを表す左停止信号、中ストップボタン20Cが操作されたことを表す中停止信号、右ストップボタン20Rが操作されたことを表す右停止信号、および内部抽選の当選役に関する情報である当選役データなどが含まれる。
サブ基板32には、データ入力回路71が備えられている。データ入力回路71は、メイン基板31のデータ送出回路45とデータを通信可能に接続されている。データ送出回路45とデータ入力回路71との間では、データ送出回路45からデータ入力回路71への一方向に通信が行われ、データ入力回路71からデータ送出回路45への通信は行われない。
また、サブ基板32には、CPU72、ROM73、RAM74、サウンドプロセッサ75、入出力ポート76およびデータ入出力回路77が備えられている。データ入力回路71、CPU72、ROM73、RAM74、サウンドプロセッサ75、入出力ポート76およびデータ入出力回路77は、バスにより、データを通信可能に接続されている。さらに、サブ基板32には、CPU72にクロックパルスを与えるクロック発生回路78が備えられている。
CPU72は、ROM73に格納されているプログラムを実行し、データ入力回路71およびデータ入出力回路77から入力される信号に基づいて、サウンドプロセッサ75にデータ(コマンド)を送信し、入出力ポート76に接続されている各制御対象を制御する。制御対象には、スロットマシン1の各部の照明のためのLED79およびバックライト80などが含まれる。また、CPU72は、データ入出力回路77を介して、液晶基板33に液晶表示装置24の制御に必要なデータを送出する。
RAM74は、CPU41によるプログラムの実行時のワークエリアとして使用される。
サウンドプロセッサ75は、CPU72から与えられるデータに基づいて、スピーカ25L,25R,26L,26Rからの効果音や音声の出力を制御する。
液晶基板33には、データ入出力回路81が備えられている。データ入出力回路81は、サブ基板32のデータ入出力回路77とデータを通信可能に接続されている。データ入出力回路77とデータ入出力回路81との間では、双方向に通信が行われる。
また、液晶基板33には、CPU82、ROM83、RAM84および駆動回路85が備えられている。データ入出力回路81、CPU82、ROM83、RAM84および駆動回路85は、バスにより、データを通信可能に接続されている。さらに、液晶基板33には、CPU82にクロックパルスを与えるクロック発生回路86が備えられている。
CPU82は、ROM83に格納されているプログラムを実行し、データ入出力回路81から入力される信号に基づいて、駆動回路85を介して、液晶表示装置24を制御する。また、CPU82は、データ入出力回路81を介して、サブ基板32にスピーカ25L,25R,26L,26Rからの効果音や音声の出力制御などに必要なデータを送出する。
また、スロットマシン1には、貸出機中継基板91が備えられている。メイン基板31とスロットマシン1に隣接して設けられるメダル貸出機(図示せず)の制御基板とは、貸出機中継基板91を介して通信可能に接続されている。
図3は、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの各周面(リール帯)に描かれている図柄の配列を示す図である。
左リール4Lの周面には、「ブドウ」、「リプレイ」、「ブドウ」、「黒BAR」、「チェリー」、「ブドウ」、「リプレイ」、「ブドウ」、「ピエロ」、「赤7」、「ブドウ」、「リプレイ」、「ブドウ」、「チェリー」、「黒BAR」、「ブドウ」、「リプレイ」、「ブドウ」、「リプレイ」、「赤7」および「ベル」の21個の図柄が左リール4Lの回転時にリール窓6内にこの順に現れるように配列されている。
中リール4Cの周面には、「チェリー」、「ブドウ」、「ベル」、「リプレイ」、「チェリー」、「ブドウ」、「黒BAR」、「リプレイ」、「チェリー」、「ブドウ」、「ベル」、「リプレイ」、「チェリー」、「ブドウ」、「黒BAR」、「リプレイ」、「ピエロ」、「チェリー」、「ブドウ」、「赤7」および「リプレイ」の21個の図柄が中リール4Cの回転時にリール窓6内にこの順に現れるように配列されている。
右リール4Rの周面には、「リプレイ」、「ベル」、「ピエロ」、「ブドウ」、「リプレイ」、「ベル」、「ピエロ」、「ブドウ」、「リプレイ」、「ベル」、「ピエロ」、「ブドウ」、「リプレイ」、「ベル」、「ピエロ」、「ブドウ」、「リプレイ」、「ベル」、「黒BAR」、「赤7」および「ブドウ」の21個の図柄が右リール4Rの回転時にリール窓6内にこの順に現れるように配列されている。
図4は、図柄停止位置PL1,PL2,PL3,PC1,PC2,PC3,PR1,PR2,PR3および有効ラインL1について説明するための図である。
左リール4Lが停止すると、リール窓6内で上下に並ぶ図柄停止位置PL1,PL2,PL3にそれぞれ1個の図柄が停止する。
中リール4Cが停止すると、リール窓6内で上下に並ぶ図柄停止位置PC1,PC2,PC3にそれぞれ1個の図柄が停止する。
右リール4Rが停止すると、リール窓6内で上下に並ぶ図柄停止位置PR1,PR2,PR3にそれぞれ1個の図柄が停止する。
スロットマシン1は、リール窓6内の上段に横一列に整列する3つの図柄停止位置PL1,PC1,PR1を通る上段ラインL1、中段に横一列に整列する3つの図柄停止位置PL2,PC2,PR2を通る中段ラインL2、下段に横一列に整列する3つの図柄停止位置PL3,PC3,PR3を通る下段ラインL3、右下がりの斜めライン上に整列する3つの図柄停止位置PL1,PC2,PR3を通る右下がりラインL4、及び右上がりの斜めライン上に整列する3つの図柄停止位置PL3,PC2,PR1を通る右上がりラインL5の5ラインが有効ラインのいわゆる5ライン機である。
内部抽選での当選役に対応した図柄の組合せが有効ラインL1〜L5に並ぶと、その当選役に入賞となる。内部抽選の抽選対象の役には、ボーナス役、小役、及びリプレイ役を含む。ボーナス役は、当選した場合は入賞するまで当選状態が維持される、所謂持越し役である。これに対し、小役及びリプレイ役は、3つのリール4L,4C,4Rが全て停止して1回のゲームが終了すると、当選状態が消滅する役である。小役は、入賞に伴いメダルが払い出される役、リプレイ役は、入賞に伴い、メダルのベット不要で次ゲームを実行することが出来る役である。
図3に戻り、左リール4L、中リール4C、及び右リール4Rの周面には、「リプレイ」図柄が、互いに隣接する2つの「リプレイ」図柄の間に、4個を超える他の図柄を挟むことがないように配置されている。同様に、「ブドウ」図柄が、互いに隣接する2つの「ブドウ」図柄の間に、4個を超える他の図柄を挟むことがないように配置されている。
スロットマシン1の最大引込範囲は、後述するCBゲーム中以外の遊技状態において4コマに設定しているため、当該遊技状態において、「リプレイ」図柄及び「ブドウ」図柄は、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングにかかわらず、有効ラインL1〜L5上に引き込むことが可能な完全引込図柄である。
図5は、スロットマシン1に搭載された条件装置(以下、役ともいう)の名称及び種別、個々の役に対応づけられた図柄の組合せ、遊技状態毎の使用の有無、及び入賞に対する配当数(メダル払出枚数)または特典を示す図である。
図5に示す如く、スロットマシン1では、ボーナス役としてBB役及びRB役の2通り、小役として小役1〜小役4の4通り、リプレイ役としてリプレイ1役及びリプレイ2役の2通り、合計8通りの役を設定している。
2通りのボーナス役BB役及びRB役のうち、BB役は遊技関連規則上の第1種特別役物に係る役物連続作動装置(以下、1種BBという)、RB役は第2種特別役物に係る役物連続作動装置(以下、2種BBという)である。
BB役の入賞図柄組合せは、有効ラインL1〜L5上に「赤7」図柄が並ぶ図柄組合せに設定している。BB役が入賞した場合、該入賞に対する配当はないが、次ゲームからビッグボーナスゲーム(以下、BBゲームという)が開始される。BBゲーム中には、規定数が通常遊技状態中の3枚から2枚に変更され、BBゲームは、BBゲーム中に払い出されたメダル枚数が345枚を超えたゲームで終了する。
RB役の入賞図柄組合せは、有効ラインL1〜L5上に左から順に「赤7」「赤7」「黒BAR」図柄が並ぶ図柄組合せに設定している。
RB役が入賞した場合、該入賞に対する配当はないが、次ゲームからチャンスボーナスゲーム(以下、CBゲームという)が開始される。CBゲーム中には、規定数が通常遊技状態中の3枚から2枚に変更され、小役1〜小役4の全ての小役の入賞が許容されるとともに、左リール4Rの最大引込範囲が1コマとなる。CBゲームは、CBゲーム中に払い出されたメダル枚数が105枚を超えたゲームで終了する。
なお、BB役及びRB役の2通りのボーナス役は、BBゲーム中及びCBゲーム中には内部抽選の対象から除外されるため、通常遊技状態のみ入賞が許容される場合がある役である。
小役1の入賞図柄組合せは、有効ラインL1〜L5上に「ベル」図柄が並ぶ図柄組合せに設定している。小役1が入賞した場合、遊技状態(規定数)にかかわらず、配当として15枚のメダルが払い出される。
小役2の入賞図柄組合せは、有効ラインL1〜L5上に「ピエロ」図柄が並ぶ図柄組合せに設定している。小役2が入賞した場合、配当として、通常遊技状態中(規定数が3枚の場合)には10枚、BBゲーム中及びCBゲーム中(規定数が2枚の場合)には15枚のメダルがそれぞれ払い出される。
小役3の入賞図柄組合せは、有効ラインL1〜L5上に「ブドウ」図柄が並ぶ図柄組合せに設定している。小役3が入賞した場合、配当として、通常遊技状態中(規定数が3枚の場合)には7枚、BBゲーム中及びCBゲーム中(規定数が2枚の場合)には15枚のメダルがそれぞれ払い出される。
小役4の入賞図柄組合せは、左リール4Lについては「チェリー」図柄、中リール4C及び右リール4Rについては各リールに配された何れの図柄でもよいことを示すANY図柄に設定している。従って、左リール4Lに対応して縦一列に整列する3つの図柄停止位置PL1,PL2,PL3(図4参照)の何れかに「チェリー」図柄が停止すれば、小役4の入賞となる。小役4が入賞した場合、配当として、通常遊技状態中(規定数が3枚の場合)には1枚、BBゲーム中及びCBゲーム中(規定数が2枚の場合)には15枚のメダルがそれぞれ払い出される。
但し、通常遊技状態中に、図柄停止位置PL1に「チェリー」図柄が停止した場合、上段ラインL1及び右下がりラインL4の2本の有効ラインに入賞が成立することになるため、2枚のメダルが払い出される。同様に、通常遊技状態中に、図柄停止位置PL3に「チェリー」図柄が停止した場合、下段ラインL3及び右上がりラインL5の2本の有効ラインに入賞が成立することになるため、2枚のメダルが払い出される。一方、通常遊技状態中に、図柄停止位置PL2に「チェリー」図柄が停止した場合、入賞が成立する有効ラインは、中段ラインL2の1本であるため、1枚のメダルが払い出されることになる。
図5に示す如く、4種類の小役は、通常遊技状態中、BBゲーム中、及びCBゲーム中の全ての遊技状態において、入賞が許容される場合がある役である。
リプレイ1の入賞図柄組合せは、有効ラインL1〜L5上に「リプレイ」図柄が並ぶ図柄組合せに設定している。また、リプレイ2の入賞図柄組合せは、有効ラインL1〜L5上に左から順に「赤7」「ブドウ」「ブドウ」図柄が並ぶ図柄組合せに設定している。
リプレイ1は、通常遊技状態中及びCBゲーム中に入賞が許容される場合がある一方、リプレイ2はCBゲーム中にのみ入賞が許容される。上述の通り、リプレイ1またはリプレイ2が入賞した場合には、ベット不要で次ゲームの実行が可能となる。
図6に、スロットマシン1の設定値1における、遊技状態毎の各役の当選範囲に相当する抽選値を示している。なお、内部抽選処理での乱数値の範囲は0〜65535のため、各抽選グループの当選確率は、抽選値/65536により算出できる。
通常遊技状態中のBB役の抽選値は228、その当選確率は約1/287.4に設定している。
通常遊技状態中のRB役の抽選値は152、その当選確率は約1/431.2に設定している。
従い、通常遊技状態中のBB役及びRB役の合算の当選確率、即ちボーナス当選確率は約1/172.5に設定している。
小役1及び小役2に関して、通常遊技状態中の抽選値はそれぞれ64、その当選確率はそれぞれ1/1024、BBゲーム中及びCBゲーム中の抽選値はそれぞれ65536に各設定している。
小役3に関して、通常遊技状態中の抽選値は10320、その当選確率は1/6.35、BBゲーム中及びCBゲーム中の抽選値は65536に各設定している。
小役4に関して、通常遊技状態中の抽選値は1819、その当選確率は1/36.0、BBゲーム中及びCBゲーム中の抽選値は65536に各設定している。
従い、BBゲーム中及びCBゲーム中は、毎ゲーム、小役1〜小役4の入賞が許容されることになる。
リプレイ1に関して、通常遊技状態中の抽選値は8978、その当選確率は1/7.3、BBゲーム中には入賞が許容されることはなく、CBゲーム中の抽選値は65536に設定している。
リプレイ2に関して、通常遊技状態中及びBBゲーム中に入賞が許容されることはなく、CBゲーム中の抽選値は65536に設定している。
従い、CBゲーム中は、毎ゲーム、リプレイ1及びリプレイ2の入賞が許容されることになる。
以上の説明から分かるように、スロットマシン1は、BBゲーム及びCBゲームのボーナスゲームによって、メダルを増加させる所謂Aタイプのスロットマシンである。また、通常遊技状態中及びBBゲーム中については、従来のAタイプのスロットマシンと同等であるため、説明は省略し、従来のAタイプのスロットマシンとは異なる、CBゲーム中について、以下説明する。
スロットマシン1において、CBゲーム中には、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作順が何れの場合であっても、その操作タイミングによっては小役1〜小役4を取り零す場合があり、且つ小役1〜小役4を取り零した場合にはリプレイ1または2が入賞するように設定している。
上述の通り、遊技機関連規則上、CBゲームは、内部抽選結果にかかわらず全ての小役(小役1〜4)の入賞が許容されるものの、リプレイ役については内部抽選結果により、入賞を許容する必要がある。このため、図6に示す如く、CBゲーム中にはリプレイ1及リプレイ2に係る抽選値を65536に設定し、内部抽選の結果として、リプレイ1及リプレイ2の入賞が毎ゲーム許容されるように設定している。
これにより、CBゲーム中には、毎ゲーム小役1〜4及びリプレイ1〜2の6種類の役の入賞が許容されることになる。
次に、CBゲーム中のリール停止制御の詳細について説明する。
上述の如く、CBゲーム中には、左リール4Lの最大引込範囲が1コマとなる。このため、CBゲーム中以外、即ち最大引込範囲が4コマの遊技状態中には常時引込が可能であった小役3及びリプレイ1も、CBゲーム中には、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングによっては取り零す場合が生じることになる。
以下、各ストップボタン20L、20C、20R操作時の各リール4L、4C、4Rの回転位置や各リール4L、4C、4Rの停止位置について言及するが、該回転位置や停止位置は、対応するリール4L、4C、4Rの中段ラインL2上に位置する図柄の図柄番号により示す。
1)最初に左リール4Lに対する停止操作(左ストップボタン20L)を操作した場合
1−1)左リール4Lに対する停止制御
図3に示す如く、左リール4Lにおいて、2つの隣接する「ブドウ」図柄の間に最も多くの他の図柄が配置されているのは、図柄番号18と図柄番号1の間の3図柄であるが、例えば、左ストップボタン20L操作時の左リール4Lの回転位置が、図柄番号20の場合であっても、1コマ滑らせれば、上段に「ブドウ」図柄を停止可能であるため、左リール4Lについては、最大引込範囲が1コマとなるCBゲーム中においても、上段/中段/下段の何れかに、「ブドウ」図柄を停止させることが可能な図柄配列を有している。
このため、最初に左リール4Lに対する停止操作(左ストップボタン20L)を操作した場合には、CBゲーム中においても、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングにかかわらず、小役3を入賞させることが出来る図柄配列を有している。
しかしながら、本スロットマシン1においては、その後の各リール4C、4Rに対する停止操作タイミングに応じて、小役3を遊技者が納得のいくように取り零しつつ、リプレイ役を入賞させる制御を実行する必要がある。この制御において、重要な役割を担っているのが、小役2に係る入賞図柄である「ピエロ」図柄である。
図3に示す如く、左リール4Lにおいて、「ピエロ」図柄は、図柄番号9に1つしか配置されていない。このため、CBゲーム中において、上段/中段/下段の何れかに「ピエロ」図柄を停止させることが出来るのは、左ストップボタン20L操作時の左リール4Lの回転位置が、図柄番号7〜10の場合に限られる。また、その後の各リール4C、4Rに対する停止操作タイミングに応じて、小役2、小役3及びリプレイ1の何れかを入賞させることになるため、小役2に係る入賞図柄である「ピエロ」図柄と同時に、小役3に係る入賞図柄である「ブドウ」図柄と、リプレイ1に係る入賞図柄である「リプレイ」図柄を、上段/中段/下段の何れかに停止させる必要がある。
「ピエロ」図柄、「ブドウ」図柄及び「リプレイ」図柄を上段/中段/下段の何れかに同時に停止させる位置は、停止位置が図柄番号8の場合しかない。CBゲーム中に、図柄番号8で左リール4Lを停止させることが出来るのは、左ストップボタン20L操作時の左リール4Lの回転位置が、図柄番号7〜8の場合に限られる。
このため、左ストップボタン20L操作時の左リール4Lの回転位置が、図柄番号7〜8の場合には、図柄番号8で左リール4Lを停止させることとしている。
1−2)左リール4Lの停止位置が図柄番号8以外の場合の中リール4C及び右リール4Rに対する停止制御
この場合、第2停止時には、左リール4Lにおいて「ブドウ」図柄が停止している何れかの有効ラインL1〜L5上に「ブドウ」図柄を停止させ、第3停止時には、「ブドウ」図柄が2つ並んだ、即ち小役3がテンパイした有効ラインL1〜L5上に「ブドウ」図柄を停止させる。これにより、小役3が入賞することになる。
1−3)左リール4Lが図柄番号8で停止した後、中リール4C、右リール4Rの順で停止させた場合の停止制御
この場合、第2停止時には、左リール4Lにおいて「ピエロ」図柄が停止している何れかの有効ラインL1〜L5上に「ピエロ」図柄を停止させることが出来、且つ、左リール4Lにおいて「リプレイ」図柄が停止している何れかの有効ラインL1〜L5上に「リプレイ」図柄を停止させることが出来る場合、即ち、小役2とリプレイ1とのダブルテンパイ形を形成できる場合には、そのように停止させる。一方で、小役2とリプレイ1とのダブルテンパイ形を形成できない場合には、左リール4Lにおいて「ブドウ」図柄が停止している何れかの有効ラインL1〜L5上に「ブドウ」図柄を停止させる。
図7(a)は、左リール4Lが図柄番号8で停止した後、次に中リール4Cを停止させるべく、中リール4Cの回転位置が図柄番号15〜17にあるタイミングで、中ストップボタン20Cが操作された場合を示している。
図3に示す如く、中リール4Cにおいて、「ピエロ」図柄は、図柄番号17に1つしか配置されておらず、また、図柄番号17の「ピエロ」図柄に隣接した図柄番号16に「リプレイ」図柄が配置されている。このため、小役2とリプレイ1とのダブルテンパイ形を形成するためには、図柄番号17で中リール4Cを停止させる必要がある。図柄番号17で中リール4Cを停止させることが出来るのは、中リール4Cの回転位置が図柄番号13〜17にあるタイミングで、中ストップボタン20Cが操作された場合に限られる。
なお、中リール4Cの回転位置が図柄番号13〜14である場合には、図柄番号14の「ブドウ」図柄を中段に停止させることも可能であるため、この場合には、図柄番号14の「ブドウ」図柄を中段に停止させることとしている。
よって、図7(a)に示す如く、小役2とリプレイ1とのダブルテンパイ形が形成されるのは、中リール4Cの回転位置が図柄番号15〜17にあるタイミングで、中ストップボタン20Cが操作された場合に限られる。これ以外のタイミング、即ち、中リール4Cの回転位置が図柄番号1〜14、及び18〜21にあるタイミングで、中ストップボタン20Cが操作された場合は、「ブドウ」図柄を中段に停止させることとしている。
図7(b)及び図7(c)は、図7(a)に示す小役2とリプレイ1とのダブルテンパイ形を経た後、最後の第3停止として、右リール4Rに対する停止操作を行った結果を示しており、図7(b)は小役2が入賞した場合、図7(c)はリプレイ1が入賞した場合をそれぞれ示している。
上述の如く、「リプレイ」図柄は、右ストップボタン20Rの操作タイミングにかかわらず、リプレイ1のテンパイラインである下段有効ラインL3上に停止させることが可能である。
一方、図3に示す如く、右リール4Rには、図柄番号3、7、11及び15の4箇所に、「ピエロ」図柄が配置されているが、図柄番号15と図柄番号3の間のコマ数は、最大引込範囲の4コマよりも大きいため、右ストップボタン20Rの操作タイミングによっては、右下がりの有効ラインL4上である下段に、「ピエロ」図柄を停止させることが出来ない場合がある。具体的に、右リール4R下段に「ピエロ」図柄を停止させることが出来ないのは、右リール4Rの回転位置が図柄番号17〜20にあるタイミングで、右ストップボタン20Rが操作された場合である。
従って、右リール4Rの回転位置が図柄番号17〜20にあるタイミングで右ストップボタン20Rが操作された場合には、右リール4R下段に「リプレイ」図柄を停止させる一方、これ以外のタイミング、即ち、右リール4Rの回転位置が図柄番号1〜16、及び21にあるタイミングで右ストップボタン20Rが操作されて場合には、右リール4R下段に「ピエロ」図柄を停止させることとしている。
1−4)左リール4Lが図柄番号8で停止した後、右リール4R、中リール4Cの順で停止させた場合の停止制御
第2停止時には、1−3)と同様に、左リール4Lにおいて「ピエロ」図柄が停止している何れかの有効ラインL1〜L5上に「ピエロ」図柄を停止させることが出来、且つ、左リール4Lにおいて「リプレイ」図柄が停止している何れかの有効ラインL1〜L5上に「リプレイ」図柄を停止させることが出来る場合、即ち、小役2とリプレイ1とのダブルテンパイ形を形成できる場合には、そのように停止させる。一方で、小役2とリプレイ1とのダブルテンパイ形を形成できない場合には、左リール4Lにおいて「ブドウ」図柄が停止している中段有効ラインL2上に「ブドウ」図柄を停止させる。
図8(a)は、左リール4Lが図柄番号8で停止した後、次に右リール4Rを停止させるべく、右リール4Rの回転位置が図柄番号1〜16または21にあるタイミングで、右ストップボタン20Rが操作された場合を示している。
上述の如く、右リール4Rには、図柄番号3、7、11及び15の4箇所に、「ピエロ」図柄が配置されており、各「ピエロ」図柄の2コマ下には、「リプレイ」図柄が配置されているため、これら4つの「ピエロ」図柄の何れかを右リール4R上段に停止させることにより、小役2とリプレイ1とのダブルテンパイ形を形成することができる。図柄番号3、7、11及び15の「ピエロ」図柄の何れかを右リール4R上段に停止させることが出来るのは、右リール4Rの回転位置が図柄番号1〜16または21にあるタイミングで、右ストップボタン20Rが操作された場合となる。一方、これ以外のタイミング、即ち、右リール4Rの回転位置が図柄番号17〜20にあるタイミングで、右ストップボタン20Rが操作された場合には、右リール4R中段に「ブドウ」図柄を停止させる。
図8(b)及び図8(c)は、図8(a)に示す小役2とリプレイ1とのダブルテンパイ形を経た後、最後の第3停止として、中リール4Cに対する停止操作を行った結果を示しており、図8(b)は小役2が入賞した場合、図8(c)はリプレイ1が入賞した場合をそれぞれ示している。
上述の如く、「リプレイ」図柄は、中ストップボタン20Cの操作タイミングにかかわらず、リプレイ1のテンパイラインである下段有効ラインL3上に停止させることが可能である。
一方、図3に示す如く、中リール4Cにおいて、「ピエロ」図柄は、図柄番号17に1つしか配置されていないため、小役2のテンパイラインである上段有効ラインL1上に「ピエロ」図柄を停止させることが出来るのは、中リール4Cの回転位置が図柄番号12〜16にあるタイミングで、中ストップボタン20Cが操作された場合に限られる。
従って、中リール4Cの回転位置が図柄番号12〜16にあるタイミングで中ストップボタン20Cが操作された場合には、中リール4C上段に「ピエロ」図柄を停止させる一方、これ以外のタイミング、即ち、中リール4Cの回転位置が図柄番号1〜11及び17〜21にあるタイミングで中ストップボタン20Cが操作された場合には、中リール4C下段に「リプレイ」図柄を停止させることとしている。
2)最初に中リール4Cまたは右リール4Rに対する停止操作(中ストップボタン20Cまたは右ストップボタン20R)を操作した場合
この場合は、中リール4C及び右リール4Rについては、上段に「ブドウ」図柄を引き込む停止制御を行う。これについては、説明を省略する。一方、左リール4Lについては、上段に「ブドウ」図柄を引き込める場合、または「チェリー」図柄を上段/中段/下段の何れかに引き込める場合はこれを引き込む一方、何れも引き込めない場合は、上段に「赤7」図柄を引き込む停止制御を実行する。即ち、左リール4Lに対する停止操作タイミングに応じて、小役3及び/または小役4が入賞する場合と、リプレイ2が入賞する場合とがあるように、各リール4L、4C、4Rを停止させる。
図3に示す如く、左リール4Lは、通常遊技状態中には各ストップボタンの操作タイミングにかかわらず入賞させることが可能な小役3の入賞図柄に係る「ブドウ」図柄と、左リール4Lを除く他のリール4C、4Rについては有効ラインL1〜L5上に停止する図柄にかかわらず入賞となる小役4の入賞図柄に係る「チェリー」図柄と、リプレイ2の入賞図柄に係る「赤7」図柄の何れかを、最大引込範囲が1コマとなるCB遊技状態中においても、上段/中段/下段の何れかに引き込むことが可能な図柄配列を有している。また、左リール4Lには、「ブドウ」図柄を7個、「チェリー」図柄を2個、「赤7」図柄を2個それぞれ配置しており、小役3または小役4に係る入賞図柄の方が、リプレイ2役に係る入賞図柄よりも多く配置している。
具体的に、左リール4Lにおいて、「赤7」図柄は図柄番号10及び20の2箇所、「ブドウ」図柄は図柄番号1、3、6、8、11、13、16及び18の7箇所、「チェリー」図柄は図柄番号5及び14の2箇所にそれぞれ配置されている。
従って、左リール4Lの最大引込範囲が1コマとなるCBゲーム中に、「ブドウ」図柄を上段に引き込むことが出来ず、且つ「チェリー図柄」を上段/中段/下段の何れにも引き込むことも出来ないのは、左リール4Lの回転位置が図柄番号8、18及び19にあるタイミングで左ストップボタン20Lが操作された場合に限られる。
一方で、左リール4Lの回転位置が図柄番号8、18及び19にあるタイミングで左ストップボタン20Lが操作された場合、リプレイ2の入賞図柄に係る「赤7」図柄を上段に引き込むことは可能であるため、そのように停止させる。
上記停止制御により、最初に中リール4Cまたは右リール4Rに対する停止操作を行った場合には、左リール4Lの回転位置が図柄番号8、18及び19にあるタイミングで左ストップボタン20Lが操作された場合にはリプレイ2が入賞する一方、左リール4Lの回転位置が図柄番号1〜7、9〜17及び20〜21にあるタイミングで左ストップボタン20Lが操作された場合には小役3及び/または小役4が入賞することになる。
図9は、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作順ごとに、CBゲーム中に、リプレイ1または2が入賞する場合と、小役2〜4が入賞する場合のそれぞれについて、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングの組合せが何通りあるかを示した表である。
ストップボタン20L、20C、20Rを左中右の順で操作した場合にリプレイ1が入賞することになるのは、上述の通り、左リール4Lの回転位置が図柄番号7〜8にあるタイミングで左ストップボタン20Lが操作され、且つ、中リール4Cの回転位置が図柄番号15〜17にあるタイミングで中ストップボタン20Cが操作され、且つ、右リール4Rの回転位置が図柄番号17〜20にあるタイミングで右ストップボタン20Rが操作された場合であるため、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングの組合せは24通りとなる。各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングの組合せは、全体で21×21×21の9261通りあるため、ストップボタン20L、20C、20Rを左中右の順で操作した場合に小役2〜4が入賞することになるのは、9261通り−24通り=9237通りとなる。
各ストップボタン20L、20C、20Rを左右中の順で操作した場合にリプレイ1が入賞することになるのは、上述の通り、左リール4Lの回転位置が図柄番号7〜8にあるタイミングで左ストップボタン20Lが操作され、且つ、右リール4Rの回転位置が図柄番号1〜16または21にあるタイミングで右ストップボタン20Rが操作され、且つ、中リール4Cの回転位置が図柄番号1〜11または17〜21にあるタイミングで中ストップボタン20Cが操作された場合であるため、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングの組合せは544通りとなる。従って、ストップボタン20L、20C、20Rを左右中の順で操作した場合に小役2〜4が入賞することになるのは、9261通り−544通り=8717通りとなる。
各ストップボタン20L、20C、20Rを中右左、中左右、右左中、または右中左の順で操作した場合にリプレイ2が入賞することになるのは、上述の通り、左リール4Lの回転位置が図柄番号8、18及び19にあるタイミングで左ストップボタン20Lが操作された場合であるため、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングの組合せは1323通りとなる。各ストップボタン20L、20C、20Rを中右左、中左右、右左中、または右中左の順で操作した場合に小役2〜4が入賞することになるのは、9261通り−1323通り=7938通りとなる。
図9からわかるように、各ストップボタン20L、20C、20Rの操作順にかかわらず、リプレイ1または2が入賞することになる各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングの組合せ数が、小役2〜4が入賞することになる各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングの組合せ数よりも、圧倒的に少なくなるように設定している。また、6通りの操作順のうち、左中右の順で各ストップボタン20L、20C、20Rを操作する、所謂順押しを行った場合には、他の操作順に比べて、リプレイ1または2が入賞することになる各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングの組合せ数が少なくなるように設定している。
これにより、CBゲーム中には、目押しの技量の低い初心者であっても、最も自然且つポピュラーな順押しを行えば、任意のタイミングで各ストップボタン20L、20C、20Rを操作したとしても、小役2〜4を取り零すことは略なく、また、小役2〜4を取り零したとしても、リプレイ1または2が入賞することになる。
リプレイ役は、入賞に対するメダル払出がない代わりに、メダルのベット不要で次ゲームの実行が可能となる役であるため、CBゲームの終了条件である、CBゲーム中のメダルの払出枚数には影響を与えない。このため、CBゲームを通じて増加するメダルの枚数は、CBゲーム中に小役2〜4を取り零してリプレイ1または2が入賞したゲーム数にかかわらず、一定とすることが出来る。
従って、CBゲーム中に小役2〜4を取り零してリプレイ1または2が入賞したゲーム数が多ければ多いほど、CBゲーム中のゲーム数の増加に伴い、CBゲーム消化に要する時間が長くなるだけで、CBゲームを通じて遊技者が得られる利益の大きさは一定とすることができる。
以上説明した通り、上記本実施例のスロットマシン1によれば、目押しの技量によって小役入賞の獲得率及び消化時間に差異は生じるものの、遊技者が獲得しうる利益の大きさは目押しの技量にかかわらず一定のCBゲームを実現することが出来る。
また、上述の構成に加えて、例えば、左リール4Lの回転位置が図柄番号7〜8にあるタイミングで左ストップボタン20Lが最初に操作されたとき等、各ストップボタン20L、20C、20Rが、図9に示した、リプレイ1または2が入賞することになる各ストップボタン20L、20C、20Rの操作タイミングの組合せを構成する可能性があるタイミングで操作された場合には、警告を発するように構成してもよい。
これにより、目押しの技量の高い上級者は、以降のリール停止時にリプレイ入賞を回避できるように目押しを行うことで小役入賞を得ることが出来るし、初心者に対しては、次からは警告が出ないように目押しをしてみようという、向上意欲を高めることが出来る。また、警告の有無により、自身が正しく目押しできたのかを判別することができ、且つ、上述の通り、小役を取り零したとしても損をすることもないため、初心者が目押し技量の向上を図る場としても最適である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 スロットマシン
4L 左リール
4C 中リール
4R 右リール
19 スタートレバー
20L 左ストップボタン
20C 中ストップボタン
20R 右ストップボタン
41 CPU
42 ROM
43 RAM

Claims (4)

  1. ゲーム開始操作に応じて、複数種類の役それぞれについて入賞を許容する否かを決定する決定手段と、
    該決定手段による決定の後に、それぞれの外周面に複数種類の図柄が配された複数のリールを回転始動させるリール始動手段と、
    該リール始動手段による前記複数のリールの回転始動の後、各リールに対する停止指示操作に応じて、当該停止指示操作に対応するリールを所定の最大引込範囲内で停止させる制御を行うリール制御手段と、
    前記リール制御手段により全てのリールが停止した結果、該全てのリールに跨る有効ライン上に、前記複数種類の役毎に予め定められた入賞図柄組合せの何れかが表示されたことに基づいて、当該表示された入賞図柄組み合わせに対応する役の種別に応じた特典を付与する特典付与手段と、を備え、
    前記最大引込範囲が全てのリールについて第1範囲に設定されるとともに、前記決定手段によって入賞が許容される複数種類の役のなかにボーナス役を含む通常遊技状態中に、該ボーナス役に係る入賞図柄組み合わせが表示されたことに基づいて、前記特典付与手段は、次ゲームからボーナス遊技状態へ移行させ、
    該ボーナス遊技状態中には、特定リールに係る前記最大引込範囲が前記第1範囲よりも狭い第2範囲に設定されるとともに、該特定リールを除く他のリールの前記最大引込範囲が前記第1範囲に設定され、該ボーナス遊技状態は、当該ボーナス遊技状態中に前記特典付与手段により付与されたメダル枚数が閾値を超えたゲームで終了するスロットマシンにおいて、
    前記ボーナス遊技状態中に、前記決定手段は、前記通常遊技状態中の決定対象として設定された全ての小役の入賞と、予め定められた複数種類の再遊技役の入賞とを常に許容し、
    前記ボーナス遊技状態中に、前記リール制御手段は、各リールに対する停止指示操作の順序が何れの場合においても、各リールに対する停止指示操作タイミングに応じて、前記決定手段により入賞が許容された複数種類の小役の何れかを入賞させる第1制御、及び複数種類の再遊技役の何れかを入賞させる第2制御のうちの何れかの制御を実行する、ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 各リールに対する停止指示操作の順序が何れの場合においても、前記第1制御が実行されることとなる各リールに対する停止操作タイミングの組合せのほうが、前記第2制御が実行されることとなる各リールに対する停止操作タイミングの組合せのよりも多くなるように設定されている、請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記通常遊技状態中の前記決定手段の決定対象役のなかには、該通常遊技状態中に前記決定手段により入賞が許容された場合には、前記リール制御手段により、各リールに対する停止指示操作の順序及びタイミングにかかわらず入賞する第1小役と、前記特定リールに係る入賞図柄が前記第1小役に係る入賞図柄とは異なる図柄に設定されるとともに、該特定リールを除く他のリールに係る入賞図柄が当該他のリールに配された何れの図柄でもよいことを示すANY図柄に設定された第2小役とを含み、
    前記ボーナス遊技状態中に、前記決定手段により入賞が許容される複数種類の再遊技役のなかには、前記特定リールを除く他の各リールに対応する入賞図柄が前記第1小役に係る入賞図柄と共通する図柄に設定されるとともに、前記特定リールに係る入賞図柄が前記第1小役及び第2小役に係る入賞図柄とは異なる図柄に設定された特殊再遊技役を含み、
    前記第1小役の前記特定リールに係る入賞図柄を第1図柄、前記第2小役の前記特定リールに係る入賞図柄を第2図柄、前記特殊再遊技役の前記特定リールに係る入賞図柄を第3図柄としたとき、前記特定リールは、互いに隣接する2つの前記第1図柄、第2図柄または第3図柄の間に、前記第2範囲を超える個数の他の図柄を挟むことなく、且つ前記第3図柄の配置個数が、前記第1図柄及び第2図柄の合計配置個数よりも少ない図柄配列を有し、
    前記リール制御手段は、前記ボーナス遊技状態中に、前記特定リールを除く他のリールに対する停止指示操作が最初に行われた場合、当該最初の停止指示操作を含む以降の前記他のリールに対する停止指示操作時には、そのタイミングにかかわらず、前記第1小役及び特殊再遊技役に共通する入賞図柄を有効ライン上に停止させるとともに、前記特定のリールに対する停止指示操作タイミングが、前記第1図柄または第2図柄を有効ライン上に停止可能なタイミングである場合には前記第1制御を実行する一方、前記第3図柄しか有効ライン上に停止させることが出来ないタイミングである場合には前記第2制御を実行する、請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記通常遊技状態中の前記決定手段の決定対象役のなかには、該通常遊技状態中に前記決定手段により入賞が許容された場合に、各リールに対する停止指示操作のタイミングによっては入賞を取り零す第3小役を含み、
    前記リール制御手段は、前記ボーナス遊技状態中に、前記特定リールに対する停止指示操作が最初に行われた場合に、前記第2制御を実行する場合には、回転中のリールが残り1つとなった状態において、前記第3小役入賞のテンパイと前記再遊役技入賞のテンパイとが同時に表示される過程を経るように各リールを停止させる制御を行う、請求項1〜3の何れか1項に記載のスロットマシン。
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