JP2017212252A - 光送信機及びこれを含む光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザーダイオードの光出力を正確にモニタリングすることができる光送信機及びこれを含む光モジュールを提供する。
【解決手段】本発明の実施例は、支持基板と、前記支持基板上に配置される温度調節モジュールと、前記温度調節モジュール上に配置されるサブマウントと、前記温度調節モジュール上に配置され、傾斜面を有するプリズムと、前記温度調節モジュール上に配置される受光素子と、前記サブマウント上に配置される発光素子と、前記サブマウント上に配置されるサーミスタと、を含み、前記受光素子は、前記サブマウントから第1方向に離隔して配置され、前記プリズムは、前記受光素子とサブマウントとの間に配置され、前記発光素子から出射された第1光の一部は、前記プリズムの傾斜面によって反射され、前記第1光の一部は、前記プリズムを通過して前記受光素子に受光される光送信機及びこれを含む光モジュールを開示する。
【選択図】図3

Description

実施例は、光通信に使用される光送信機及びこれを含む光モジュールに関する。
一般的に、光送受信モジュールは、各種光通信機能を一つのパッケージ内に収容して光ファイバと連結ができるようにモジュール化したものをいう。最近には、電力消費が少なく、長距離に活用可能なレーザーダイオードを光源として用いた光送信機と、フォトダイオードを用いて光通信をする光受信機を一つにモジュール化した双方向光モジュールが主に使われている。
双方向光送受信モジュールは、基本的に光送信機、光受信機、光学フィルター、及びレセプタクルなどを含む。また、反射ノイズによってレーザーダイオードの特性が不安定になることを防止するためにアイソレーターが装着される。
光送信機は、レーザーダイオードの温度を調節するTECと、レーザーダイオードの光出力を監視するモニタリングPDと、レーザーダイオードの温度をセンシングするサーミスタと、を含むことができる。このような光送信機は、TO−56ヘッダーを持つTO−CAN(TO−CONTROLLER AREA NETWORK)タイプであることができる。
一般的に、モニタリングPDは、外部チャネル(光ファイバ)とカップリングされるレーザーダイオードの前面(Front Facet)の光ではなく、背面(Back Facet)から出力される光をモニタリングする。したがって、実際の通信に使用される光の出力を正確にモニターできない問題があって、光出力を安定化するための回路を動作する場合、正確性が落ちる問題がある。
また、サーミスタ(Thermistor)は、空間上の問題でレーザーダイオードから遠く離れて配置される。したがって、DWDMのように波長安全性が要求される製品の場合、レーザーダイオードの波長を微細に調整するのに難しさがある。
本発明の実施例は、レーザーダイオードの光出力を正確にモニタリングすることができる光送信機及びこれを含む光モジュールを提供する。
本発明の実施例は、レーザーダイオードの温度を正確にセンシングすることができる光送信機及びこれを含む光モジュールを提供する。
本発明の実施例は、光部品の組み立てが容易な光送信機及びこれを含む光モジュールを提供する。
本発明の実施例は、光送信機とレセプタクルの光結合が優れた光モジュールを提供する。
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及された課題に限定されず、ここで言及されていない他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
本発明の一実施例による光送信機は、支持基板と、前記支持基板上に配置される温度調節モジュールと、前記温度調節モジュール上に配置されるサブマウントと、前記温度調節モジュール上に配置され、傾斜面を有するプリズムと、前記温度調節モジュール上に配置される受光素子と、前記サブマウント上に配置される発光素子と、前記サブマウント上に配置されるサーミスタと、を含み、前記受光素子は、前記サブマウントから第1方向に離隔して配置され、前記プリズムは、前記受光素子とサブマウントとの間に配置され、前記発光素子から出射された第1光の一部は、前記プリズムの傾斜面によって反射され、前記第1光の一部は、前記プリズムを通過して前記受光素子に受光される。
前記温度調節モジュールは、前記支持基板上に配置される第1パッドと、前記第1パッド上に配置される第2パッドと、前記第1パッドと第2パッドとの間に配置される少なくとも一つ以上の熱電半導体と、を含むことができる。
前記プリズム、受光素子及びサブマウントは、前記第2パッド上に配置されることができる。
前記第2パッドは、前記受光素子と電気的に連結される導電層を含むことができる。
前記第2パッドは、前記導電層上に形成されて前記プリズムが配置されるアライン(Align)溝を含むことができる。
前記発光素子は、前記プリズムに向かって前記第1光を出射する第1側面及び第1側面と対向する第2側面を含み、前記サーミスタは、一面が前記発光素子の第2側面と対向するように配置されることができる。
前記サーミスタの一面と前記発光素子の第2側面が成す角度は、25度ないし45度であることができる。
前記発光素子は、前記プリズムに向かって前方に第1光を出射する第1側面、第1側面と対向する第2側面、前記第1側面と第2側面を連結する第3側面及び第4側面を含み、前記サーミスタは、前記第3側面に隣接して配置されることができる。
前記サブマウントの幅は、前記温度調節モジュールの幅よりも大きく、前記サブマウントの幅と温度調節モジュールの幅は、前記第1方向と垂直な第2方向の長さであることができる。
前記温度調節モジュールの一側面に沿って配置される複数の第1リード電極、及び前記温度調節モジュールの他側面に沿って配置される複数の第2リード電極を含み、前記温度調節モジュールの一側面と他側面は、前記第1方向と平行な側面であることができる。
前記支持基板に結合するハウジングと、前記ハウジングに配置されて前記傾斜面によって反射された第1光を集光するレンズと、を含むことができる。
本発明の一実施例による光モジュールは、ケースと、前記ケースに挿入される光送信機と、光受信機と、レセプタクルと、を含み、前記光送信機は、支持基板と、前記支持基板上に配置される温度調節モジュールと、前記温度調節モジュール上に配置されるサブマウントと、前記温度調節モジュール上に配置され、傾斜面を有するプリズムと、前記温度調節モジュール上に配置される受光素子と、前記サブマウント上に配置される発光素子と、前記サブマウント上に配置されるサーミスタと、を含み、前記受光素子は、前記サブマウントから第1方向に離隔して配置され、前記プリズムは、前記受光素子とサブマウントとの間に配置され、前記発光素子から出射された第1光の一部は、前記プリズムの傾斜面によって反射され、前記第1光の一部は、前記プリズムを通過して前記受光素子に受光される。
前記レセプタクルは、第1光がカップリングされる光ファイバを含み、前記光ファイバの端面は傾斜することができる。
本発明の実施例よると、モニタリングPDが通信に使用される光の出力を直接モニタリングすることができる。したがって、光出力の安定化が可能になる。
また、サーミスタがレーザーダイオードに近接配置されるので、温度変化による波長安全性が優秀になる。
また、レセプタクルの光ファイバの研磨角度に応じて、プリズムの傾斜面の角度を調節して光ファイバ端面で反射を減らすことができる。したがって、光結合効率を向上させることができる。
また、光部品のダイボンディング、及びワイヤボンディングが容易くなる。
本発明の多様かつ有益な利点と効果は、前述した内容に限定されず、本発明の具体的な実施形態を説明する過程で、より容易に理解できるであろう。
本発明の一実施例による光モジュールを示す図面。 レセプタクルの光ファイバと光送信機から出力された第1光がカップリングされる状態を説明するための図面。 本発明の一実施例による光送信機を示す図面。 光送信機の具体的な構成を示す図面。 各構成部品がリード電極と電気的に連結された状態を示す図面。 レーザーダイオードとサーミスタの配置関係を示す図面。 図5の変形例。 本発明の一実施例による光送信機の製作過程を説明するための図面。 本発明の一実施例による光送信機の製作過程を説明するための図面。 本発明の一実施例による光送信機の製作過程を説明するための図面。 本発明の一実施例による光送信機の製作過程を説明するための図面。 本発明の一実施例による光送信機の製作過程を説明するための図面。 本発明の一実施例による光送信機の製作過程を説明するための図面。 本発明の一実施例による光送信機の製作過程を説明するための図面。 本発明の他の実施例による光モジュールを示す図面。
本発明は、多様な変更を加えることができ、様々な実施例を有することができるところ、特定の実施例を図面に例示して詳細に説明する。
しかし、これは本発明を特定の実施形態に対して限定することではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されるべきである。
本発明において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないものと理解されるべきである。
また、本発明で添付された図面は、説明の便宜のために拡大または縮小して図示されたものと理解されるべきである。
以下、本発明に対して図面を参考して詳細に説明し、図面符号にかかわらず同一または対応する構成要素は、同じ参照番号を付与してこれに対する重複される説明は省略する。
図1は本発明の一実施例による光モジュールを示す図面である。
図1を参照すると、本発明の一実施例による光モジュールは、ケース100と、ケース100に挿入されるレセプタクル200と、光送信機300と、光受信機400と、を含む。
ケース100は、レセプタクル200と、光送信機300と、光受信機400が挿入される複数の開口と、を含む。具体的に、レセプタクル200と光送信機300は、ケース100内で互いに対向するように配置され、光受信機400は、光送信機300が挿入された方向と垂直な方向に配置されることができる。しかし、必ずしもこれに限定されるものではなく、レセプタクル200、光送信機300、及び光受信機400の配置は多様に変形することができる。
レセプタクル200は、外部コネクタと連結されて外部から出力された第2光信号を第1光学フィルター510に向かって出力する。レセプタクル200は、ケース100に結合される第1ホルダー230と、第1ホルダー230に挟まれて内部に光ファイバ211が配置されるスタブ210と、スタブ210に結合されるスリーブ240と、第1ホルダー230に結合されて外部コネクタが連結可能な第2ホルダー250と、を含むことができる。
光送信機300は、レセプタクル200の光ファイバ211を介して外部に第1光信号を送信する。第1光信号は、光ファイバ211から出力される第2光信号の波長と異なる波長を有する。光送信機300は、光源340、支持基板、及びレンズを含む一般的なTO−CAN(TO−CONTROLLER AREA NETWORK)の構造がすべて適用されることができる。
光源340は、半導体発光素子で構成され、電気的信号を光信号に変換して出力する。光源は、レーザーダイオード(Laser Diode)であることができる。レーザーダイオードは、電力消費が少なく、スペクトルの幅が狭く、高い出力の光を微細に集光することができる長所がある。以下では、光源をレーザーダイオードとして説明する。
レーザーダイオード340が安着される支持基板310は、円板状で形成され、複数のリード電極311、312が貫通挿入される。リード電極311、312は、光源と外部の回路基板(図示せず)との間の電気的なパスを形成する。一例として、それぞれのリード電極には、正極性(+)信号、負極性(−)信号、及びグラウンド信号が出力されることができる。
レンズ390は、第1光信号を集光してレセプタクル200側に伝達する。レンズ390は、レセプタクル200の光ファイバ211と光学的に結合されるように適切な位置に配置されることができる。
距離調節部材600は、ケース100の他側に配置される第1調節部材610と、第1調節部材610に挿入固定される第2調節部材620と、を含む。第2調節部材620と第1調節部材610の挿入の程度に応じ、光送信機300から出射される第1光信号が光ファイバ211に到逹する距離が調節されることができる。したがって、第2調節部材620と第1調節部材610の挿入の程度に応じ、光送信機300の出力が調節されることができる。光送信機300は、第2調節部材620の一側に挿入固定される。
第1調節部材610と第2調節部材620は、内部が空の円筒形状で製作され、直径は互いに異なるように形成される。第2調節部材620は、第1調節部材610の適切な位置に挿入された後、溶接などによって固定される。このとき、適切な位置というのは、要求される第1光信号の出力レベルに調節された位置をいう。
光受信機400は、外部から光ファイバ211を介して受信された第2光信号を電気的信号に変換する。光受信機400は、フォトダイオード(Photo Diode)を含む。フォトダイオードに光信号が入射すると、入射光量に比例する逆方向電流が流れる。すなわち、光受信機400は,入射する光量によって出力電流を変化させて光信号を電気的信号に変換することができる。
第1光学フィルター510は、光フィルター(Optical Filter)として、光送信機300とレセプタクル200との間に配置されることができ、光送信機300から送信された光信号を通過させてレセプタクル200の光ファイバ211に伝達する。
第1光学フィルター510は、特定の波長の光信号のみを通過させるように設計されることができる。例えば、第1光学フィルター510は、光送信機300から出力される第1光信号は通過させ、外部からレセプタクル200の光ファイバ211を介して出力される第2光信号は反射させることができる。第1光学フィルター510は、45度フィルターで構成されて第2光信号を入射方向と垂直な方向に反射させることができるが、第1光学フィルター510の配置及び反射角度は必ずしもこれに限定しない。第1光学フィルターは、スプリッタ(Splitter)であることもできる。
第2光学フィルター530は、第1光学フィルター510によって反射された第2光信号を通過させる。第2光学フィルター530を通過した第2光信号は、光受信機400に送信され、光受信機400によって電気的信号に変換されることができる。
第2光学フィルター530は、第1光学フィルター510によって垂直するように反射された光信号を通過させるために第1光学フィルター510と対向するように配置することができ、0度フィルターで構成することができる。
アイソレーター520は、光ファイバ211または光モジュール内に備えた光部品によって反射されて受信される光信号を遮断することができる。アイソレーター520は、あらかじめ設定された偏光成分の光信号のみを通過させる偏光子と、検光子と、内部に入力された光信号を45度旋偏光回転させるファラデー回転子と、を含むことができる。
図2はレセプタクルの光ファイバと光送信機から出力された第1光がカップリングされる状態を説明するための図面である。
図2を参考すると、光ファイバ211の先端211aは、垂直線を基準に約8度程度の角度θを有するように研磨されることができる。したがって、光ファイバ211から出射される第2光信号Lの光経路は、中心軸Pを基準に角度θが約4度傾いて出射される。しかし、光ファイバ211の先端の傾斜角度、及び出射角度は、光モジュールの種類によって多様に変形することができる。
光ファイバ211から出力される第2光信号Lの光経路と、光送信機300から出力された第1光信号Lが光ファイバ211に入射される光経路が一致する場合、光ファイバの端面での反射が減少されることができる。したがって、光結合効率が向上することができる。ここで、光経路は主光線の経路であることができる。
すなわち、第2光信号Lを延長した第1仮想線が中心軸Pと約4度の角度を有する場合、第1光信号Lを延長した第2仮想線も中心軸Pと4度の角度を有するようになる。ここで、出射光経路とは、光ファイバ211に出射された第2光信号Lの経路であることができ、入射光経路とは、第1光信号Lが光ファイバ211に入射される最終の光経路であることができる。
第2光信号Lの出射光経路と第1光信号Lの入射光経路が一致すれば、光結合効率が向上することができる。また、光送信機300から出射された光が光ファイバ211に反射されるノイズを減らすことができて信頼性が向上される。
本発明の実施例では、レーザーダイオード340で出射される第1光信号Lを反射するプリズム360の傾斜面361の角度θを調節して第1光信号Lの入射光経路を調節することができる。このとき、傾斜面の角度θは下記の式1を満足することができる。
θ=45°±θ/2(式1)
ここで、θは、レセプタクル200の光ファイバ211の研磨角度である。
例示的に、光ファイバ211の先端が垂直線を基準に約8度程度に研磨される場合、第2光信号Lの出射光経路の角度θは、中心軸Pを基準に約4度である。このとき、プリズム360の傾斜面361の角度が約41度または49度になると、光結合効率を向上させることができる。図2を基準に傾斜面の角度θは、約41度であることができる。しかし、光送信機の傾斜面の角度が中心軸Pを基準に180度回転対称の場合には、傾斜面の角度θは、49度であることができる。
図3は本発明の一実施例による光送信機を示す図面であり、図4は光送信機の具体的な構成を示す図面である。
図3を参考すると、実施例による光送信機300は、支持基板310と、支持基板310上に配置される温度調節モジュール320と、温度調節モジュール320上に配置されるサブマウント330と、温度調節モジュール320上に配置されて傾斜面361を有するプリズム360と、温度調節モジュール320上に配置される受光素子370と、サブマウント330上に配置されるレーザーダイオード340と、サブマウント330上に配置されるサーミスタ350と、を含む。
支持基板310は、円板状を有し、一面310aと他面を有する。支持基板310は、複数のリード電極311、312が挿入されることができる。支持基板310は、TO−56ヘッダーであることができるが、これに限定しない。
受光素子370は、サブマウント330から第1方向Dに離隔して配置され、プリズム360は、受光素子370とサブマウント330との間に配置されることができる。第1方向は、支持基板310と平行して、中心軸Pと垂直な方向であることができる。
レーザーダイオード340で出射された第1光の一部Lは、プリズム360の傾斜面361によって反射され、残りの第1光の一部Lは、プリズム360を通過することができる。プリズム360の傾斜面361は、第1光と41度ないし49度の角度を有し、反射率は、92%ないし98%であることができる。したがって、第1光の92%ないし98%は、反射してレンズ390を介して外部に放出させることができる。前述のように、傾斜面361の角度を調節して出射光とレセプタクル200の光ファイバ211の光結合効率を向上させることができる。
残りの2%ないし8%の光Lは、プリズム360を通過して受光素子370のアクティブ領域に入射されることができる。受光素子370は、レーザーダイオード340で出射された第1光の出力をモニタリングすることができる。実施例によると、受光素子370が光ファイバ211と結合する光出力を直接モニタリングするので、より安定的に光出力を制御することができる。
ハウジング380は、支持基板310上に配置されて光部品を保護することができる。ハウジング380の中央に配置されたレンズ390は、傾斜面によって反射されて出射される第1光を集光したり、平行光に変換することができる。
図4を参考すると、温度調節モジュール320は、支持基板310上に配置される第1パッド321と、第1パッド321上に配置される第2パッド322と、第1パッド321と第2パッド322との間に配置される少なくとも一つ以上の熱電半導体323と、を含むことができる。温度調節モジュール320は、熱電素子であることができるが、光送信機300内部の温度を調節することができる多様な構成がすべて適用されることができる。
第1パッド321は、絶縁層上に 第1、2電極パターン321a、321bが形成されることができる。絶縁層は、Al、AINの中のいずれか一つであることができ、 第1、2電極パターン321a、321bは、絶縁層上にめっきされたAuであることができるが、絶縁層と導電パターンの材質は、特別に限定されない。
第2パッド322は、絶縁層上に導電パターンが形成されることができる。絶縁層と導電パターンの材質は、第1パッド321と同一することができる。第2パッド322は、冷却パッドであることができる。
複数の第1リード電極311は、温度調節モジュール320の一側面に沿って配置され、複数の第2リード電極312は、温度調節モジュール320の他側面に沿って配置されることができる。複数の第1リード電極311と第2リード電極312は、第1方向に行くほど突出されるように配置されることができる。すなわち、温度調節モジュール320と電気的に連結される第1−1リード電極311aは、レーザーダイオード340と電気的に連結される第1−3リード電極311cよりも低く配置されることができる。
プリズム360は、第2パッド322に形成されたアライン溝322bに配置され、サブマウント330と密着配置されることができる。サブマウント330上には、レーザーダイオード340とサーミスタ350が配置されることができる。
図5は各構成部品がリード電極と電気的に連結された状態を示す図面であり、図6はレーザーダイオードとサーミスタの配置関係を示す図面であり、図7は図5の変形例である。
図5を参考すると、第1パッド321上に配置された第1電極パターン321bは、第1−1リード電極311aと電気的に連結され、第2電極パターン321aは、第2−1リード電極312aと電気的に連結されることができる。第1電極パターン321bと第2電極パターン321aは、熱電半導体323に電源を印加することができる。
受光素子370の上面に形成された電極は、第1−2リード電極311bと電気的に連結され、第2パッド322の上面に配置された電極パターン322aは、第2−2リード電極312bと電気的に連結されることができる。
レーザーダイオード340が配置された電極パターン331は、第1−3リード電極311cと電気的に連結されることができ、レーザーダイオード340に隣接配置されて電気的に連結された電極パターン334は、第2−3リード電極312cと電気的に連結されることができる。このような構成によると、第2−3リード電極312cの熱源がレーザーダイオード340に直接伝達されなくて、熱的信頼性を確保することができる。また、ワイヤWの長さを短くすることができる。
サーミスタ350が配置された電極パターン332は、第1−4リード電極311dと電気的に連結されることができ、サーミスタ350に隣接配置された電極パターン333は、第2−4リード電極312dと電気的に連結されることができる。このような構成によると、第2−4リード電極312dの熱源がサーミスタ350に直接伝達されなくて、熱的信頼性を確保することができる。
本発明の実施例によると、サブマウント330の幅Wは、温度調節モジュール320の幅Wより大きくすることができる。サブマウント330の幅Wと温度調節モジュール320の幅Wは、第1方向Dと垂直な第2方向の長さであることができる。このような構成によると、サブマウント330の幅Wを大きくするほどワイヤの長さを短くすることができるので、ワイヤWのL成分(インダクタンス)を減らすことができる。
サブマウント330の幅Wと前記温度調節モジュール320の幅Wの差(W+W)は、約20mmないし40mmであることができる。例示的に、温度調節モジュール320の幅は120mmであり、サブマウントの幅は150mmであることができるが、これに限定しない。
図6を参考すると、レーザーダイオード340は、プリズム360に向かって第1光を出射する第1側面341と、第1側面341と対向する第2側面342と、を含み、サーミスタ350は、一面351がレーザーダイオード340の第2側面342と対向するように配置されることができる。実施例よると、サーミスタ350がレーザーダイオード340に近接配置されてレーザーダイオード340の温度変化を正確に測定することができる。したがって、温度変化による光の波長の変化を効果的に抑制することができる。
このとき、サーミスタ350の一面351とレーザーダイオード340の第2側面342が成す角度θは、25度ないし45度であることができる。角度θが25度未満の場合には、第2側面342に出力された光がサーミスタ350の一面351に反射され、再びレーザーダイオード340に入射することができる。この場合、レーザーダイオード340の出力が不安定になることができる。角度θが45度を超過する場合、レーザーダイオード340と対向する有効面積が少なくなり、正確な温度測定が難しいことができる。
図7を参考すると、サーミスタ350は、レーザーの光出射面ではなく側面に隣接して配置されることができる。この場合、レーザーの後方に出力された光が反射されない。この場合、レーザーダイオード340が配置された電極パターン331は、第1−3リード電極311cと電気的に連結され、レーザーダイオード340とワイヤによって連結された電極パターン332は、第1−4リード電極311dと電気的に連結されることができる。
サーミスタ350が配置された電極パターン334は、第2−3リード電極312cと電気的に連結され、レーザーダイオード340とワイヤによって連結された電極パターン334は、第2−4リード電極312dと電気的に連結されることができる。すなわち、本発明の実施例によると、レーザーダイオード340とサーミスタ350は、同じ側面に配置されたリード電極に電気的に連結されることができる。
図8aないし図8gは本発明の一実施例による光送信機の製作過程を説明するための図面である。
図8aを参考すると、複数の第1リード電極311は、一側に配置され、複数の第2リード電極312は、第1リード電極311から離隔して配置されることができる。複数の第1リード電極311と第2リード電極312は、絶縁部材313に貫通挿入されて互いに電気的に絶縁されることができる。
図8bを参考すると、複数の第1リード電極311と第2リード電極312との間に温度調節モジュール320をダイボンディングすることができる。第2パッド322の電極パターン322aには、アライン溝322bを形成することができる。図8cを参考すると、アライン溝322bにプリズム360をダイボンディングすることができる。
図8dを参考すると、サブマウント330を第2パッド322のアライン溝322bにダイボンディングすることができる。このとき、サブマウント330の一面は、プリズム360に接触することができる。すなわち、アライン溝322bにプリズム360を固定した後、プリズム360に密着するようにサブマウント330を固定すると、レーザーダイオード340とプリズム360が光整列されることができる。以後、図8e及び図8fのようにサーミスタ350と受光素子370をダイボンディングすることができる。
以後、図8gを参考すると、各電極パターン331、332、333、334をワイヤWを用いて、各リード電極311、312と電気的に連結することができる。以後、支持基板310上にハウジング380を付着(Welding)して光部品を保護することができる。
本発明の実施例よると、初めて整列した状態で、回転なしにそれぞれの部品を順次に組み立て(ダイボンディング)すればよい。したがって、生産性が向上して、不必要な工程を最小化して作業の中に発生することができる不良を最小化することができる。
さらに、ワイヤボンディングをするにおいても、回転なしに同じ平面で高さのみを調節してワイヤボンディングをすることができる。したがって、生産性を向上させることができる。
図9は本発明の他の実施例による光モジュールを示す図面である。
図9を参考すると、他の実施例による光モジュールは、ケース100と、ケース100に挿入されるレセプタクル200と、第1光送信機300と、第2光送信機600と、光受信機400と、を含むことができる。レセプタクル200を介して外部から入射された光信号は、第1光学フィルター510によって反射されて光受信機400に入射されることができる。
第1光送信機300を介して出力された光信号は、第1−2光学フィルター540によって反射されて第1光学フィルター510を通過して外部に出力され、第2光送信機600を介して出力された光信号は、第1−2光学フィルター540と第1光学フィルター510を通過して外部に出力されることができる。
反射ノイズを遮断するために、第1光学フィルター510と第1−2光学フィルター540との間には、アイソレーター520が配置されることができる。このようなタイプの光モジュールは、トリプレクサ(Triplexer)タイプであることができる。
このとき、第1光送信機300及び/または第2光送信機600は、前述した光送信機の構成をそのまま含むことができる。また、第1光送信機300または第2光送信機600は、電界吸収型レーザーダイオード(Electro−Absorptive Laser、EML)であることができる。
100:ケース
200:レセプタクル
300:光送信機
310:支持基板
320:温度調節モジュール
330:サブマウント
340:レーザーダイオード
350:サーミスタ
360:プリズム
370:受光素子
400:光受信機

Claims (15)

  1. 支持基板と、
    前記支持基板上に配置される温度調節モジュールと、
    前記温度調節モジュール上に配置されるサブマウントと、
    前記温度調節モジュール上に配置され、傾斜面を有するプリズムと、
    前記温度調節モジュール上に配置される受光素子と、
    前記サブマウント上に配置される発光素子と、
    前記サブマウント上に配置されるサーミスタと、を含み、
    前記受光素子は、前記サブマウントから第1方向に離隔して配置され、前記プリズムは、前記受光素子とサブマウントとの間に配置され、
    前記発光素子から出射された第1光の一部は、前記プリズムの前記傾斜面によって反射され、前記第1光の一部は、前記プリズムを通過して前記受光素子に受光される光送信機。
  2. 前記温度調節モジュールは、
    前記支持基板上に配置される第1パッドと、
    前記第1パッド上に配置される第2パッドと、
    前記第1パッドと第2パッドとの間に配置される少なくとも一つ以上の熱電半導体と、を含む請求項1に記載の光送信機。
  3. 前記プリズム、前記受光素子及び前記サブマウントは、前記第2パッド上に配置される請求項2に記載の光送信機。
  4. 前記第2パッドは、前記受光素子と電気的に連結される導電層を含む請求項2に記載の光送信機。
  5. 前記第2パッドは、前記導電層上に形成されて前記プリズムが配置されるアライン溝を含む請求項4に記載の光送信機。
  6. 前記発光素子は、前記プリズムに向かって前記第1光を出射する第1側面及び該第1側面と対向する第2側面を含み、
    前記サーミスタは、一面が前記発光素子の前記第2側面と対向するように配置される請求項1に記載の光送信機。
  7. 前記サーミスタの一面と前記発光素子の前記第2側面が成す角度は、25度ないし45度である請求項6に記載の光送信機。
  8. 前記発光素子は、前記プリズムに向かって前方に第1光を出射する第1側面、該第1側面と対向する第2側面、並びに、前記第1側面と前記第2側面とを連結する第3側面及び第4側面を含み、
    前記サーミスタは、前記第3側面に隣接して配置される請求項1に記載の光送信機。
  9. 前記サブマウントの幅は、前記温度調節モジュールの幅よりも大きく、
    前記サブマウントの幅と温度調節モジュールの幅は、前記第1方向と垂直な第2方向の長さである請求項1に記載の光送信機。
  10. 前記サブマウントの幅と前記温度調節モジュールの幅の差は、約20mmないし40mmである請求項1に記載の光送信機。
  11. 前記温度調節モジュールの一方の側面に沿って配置される複数の第1リード電極、及び
    前記温度調節モジュールの他方の側面に沿って配置される複数の第2リード電極を含み、
    前記温度調節モジュールの前記一方の側面と前記他方の側面は、前記第1方向と平行な側面である請求項1に記載の光送信機。
  12. 前記支持基板に結合するハウジングと、
    前記ハウジングに配置されて前記傾斜面によって反射された第1光を集光するレンズと、を含む請求項1に記載の光送信機。
  13. ケースと、
    前記ケースに挿入される光送信機と、光受信機と、レセプタクルと、を含み、
    前記光送信機は、
    支持基板と、
    前記支持基板上に配置される温度調節モジュールと、
    前記温度調節モジュール上に配置されるサブマウントと、
    前記温度調節モジュール上に配置され、傾斜面を有するプリズムと、
    前記温度調節モジュール上に配置される受光素子と、
    前記サブマウント上に配置される発光素子と、
    前記サブマウント上に配置されるサーミスタと、を含み、
    前記受光素子は、前記サブマウントから第1方向に離隔して配置され、前記プリズムは、前記受光素子とサブマウントとの間に配置され、
    前記発光素子から出射された第1光の一部は、前記プリズムの前記傾斜面によって反射され、前記第1光の一部は、前記プリズムを通過して前記受光素子に受光される光モジュール。
  14. 前記レセプタクルは、前記第1光がカップリングされる光ファイバを含み、
    前記光ファイバの端面は傾斜した請求項13に記載の光モジュール。
  15. 前記プリズムの前記傾斜面の傾斜角度は、下記の式を満足する請求項14に記載の光モジュール。
    θ=45°±θ/2
    ここで、θは前記傾斜面の角度であり、θは前記レセプタクルの前記光ファイバの端面の研磨角度である。
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