JP2000156510A - 光半導体素子および光半導体素子の製造方法ならびに光電子装置 - Google Patents

光半導体素子および光半導体素子の製造方法ならびに光電子装置

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JP2000156510A
JP2000156510A JP10330295A JP33029598A JP2000156510A JP 2000156510 A JP2000156510 A JP 2000156510A JP 10330295 A JP10330295 A JP 10330295A JP 33029598 A JP33029598 A JP 33029598A JP 2000156510 A JP2000156510 A JP 2000156510A
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light receiving
optical
optical semiconductor
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English (en)
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Kiyomi Ikemoto
喜代美 池本
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の光を受光しかつ光出力として出力する
受光素子の提供。 【解決手段】 受光素子を有する光半導体素子であっ
て、前記光半導体素子の受光領域内または受光領域の一
部に掛かって光が透過できる光透過部が設けられてい
る。前記光透過部は光半導体素子に設けられた孔や切り
欠きによる空間で形成されている。光は受光領域で受光
されてモニタされる。また、前記光透過部を透過した光
は光出力になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受光素子を有する光
半導体素子および光半導体素子の製造方法ならびにその
光半導体素子を組み込んだ光電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光半導体素子の一つとして受光素子(ホ
トダイオード)が知られている。受光素子は、半導体チ
ップ(半導体素子)の一面に受光面(受光領域)を有
し、この受光領域に入射した光を電気量として検出する
構造になっている。
【0003】受光素子は光検出器として市販されている
各種の光電子装置に組み込まれている。たとえば、光フ
ァイバ型マッハツェンダ干渉計による光変調器の動的チ
ャープ測定装置においては、被測定光は偏波制御器,偏
波保存ファイバ型マッハツェンダ干渉計を通った後、O
/E変換器で検出されて復調電気出力(高密度チャンネ
ル)として出力されるとともに、前記偏波保存ファイバ
型マッハツェンダ干渉計を通った被測定光は分岐されて
光出力として出力される。すなわち、一部の光の検出に
よる光強度の測定と、残りの光の光出力化が図られてい
る。
【0004】また、光スペクトラム・アナライザでは、
被測定光はモノクロメータを通った後は、トランスファ
・スイッチで切替えられてホトダイオードで検出される
か、またはモノクロメータの出力(出力光)として出力
される構成になっている。
【0005】一方、光加入者伝送システムにおけるシス
テム用光伝送装置(光電子装置)として、バースト伝送
光モジュールが知られている。光加入者伝送システム用
バースト伝送光モジュールについては、「FUJITS
U」48.5,(09.1995)、P480〜P486に記載されている。こ
の光モジュールにおいては、双方向光デバイスであるこ
とから、レーザダイオード(LD)から出射した前方出
射光をレンズを介してA点に案内し、B点に到達した光
を前記レンズを介して受信ホトダイオードで受光するよ
うになっている。前記受信ホトダイオードは一枚の半導
体基板にモニタホトダイオードと並んで形成され、前記
モニタホトダイオードで前記レーザダイオードの後方出
射光を受光するようになっている。また、前記A点,B
点は、フェルールに案内された光ファイバの一端に傾斜
して取り付けられたプリズムの各光軸上に位置してい
る。なお、前記文献には、「受信モード時にはドライバ
回路の動作を停止させることで消費電力の削減を図っ
た。」旨記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の受光素子は、半
導体基板の一面(主面)に受光面(受光領域)を有する
構造となり、前記受光領域に導かれた光は半導体基板の
裏側で再度被測定光として使用されることはなかった。
このため、被測定光を数回に分けて受光したり、一部の
光を受光し一部の光を光出力として出力する場合は、前
述のように被測定光を分岐させる構造が採用されてい
る。しかし、このような分岐構成では、光分岐のための
光部品や、分岐光路の設定のための光部品が必要にな
り、受光素子を組み込んだ光電子装置が大型化するとと
もに、製造コストの低減が妨げられる。また、前記光加
入者伝送システム用バースト伝送光モジュールにおい
て、前記レンズやプリズムを使用しなくても双方向光電
子装置とすることができないかを検討した。
【0007】本発明の目的は、単一の光を他の光部品を
使用することなく受光しかつ光出力として出力できる受
光素子およびその光半導体素子の製造方法ならびにその
受光素子を組み込んだ光電子装置を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、単一の光を他の光部品を使用
することなく受光できるとともに光出力として出力でき
かつ光を出力する方向からの光を受光できる受光素子お
よびその光半導体素子を組み込んだ光電子装置を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、レンズやプリズム
を使用しない双方向型の光電子装置を提供することにあ
る。本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴
は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになる
であろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)受光素子が設けられた光半導体素子であって、前
記受光素子の受光領域に隣り合って光が透過する光透過
部が設けられている。前記光透過部は光半導体素子に設
けられた孔や切り欠きによる空間で形成されている。こ
のような光半導体素子は以下の方法によって製造され
る。半導体基板の一面に受光素子の受光領域を形成する
ための第1導電型の半導体層を1乃至複数層形成する工
程と、前記半導体層に第2導電型の半導体領域を形成し
てpn接合を形成する工程と、前記第1導電型の半導体
層に電気的に接続される第1の電極を形成する工程と、
前記第2導電型の半導体領域に電気的に接続される第2
の電極を形成する工程とを有する受光素子が設けられる
光半導体素子の製造方法であって、前記受光素子の受光
領域に隣り合って孔または切り欠きを形成して光が透過
する光透過部を形成する工程を有する。
【0009】(2)前記手段(1)の構成の光半導体素
子において、前記光透過部は光が透過できる材質による
透明体で形成されている。前記透明体はレンズを構成し
ている。前記透明体は石英,ガラス,プラスチックのう
ちのいずれかの物質で形成され、かつ前記孔や切り欠き
に充填形成されている。このような光半導体素子は前記
手段(1)の製造方法において、前記孔または切り欠き
を形成した後、前記孔または切り欠きに光を透過する透
明体を充填形成する。前記透明体としてレンズを充填形
成する。前記透明体として石英,ガラス,プラスチック
のうちのいずれかの物質を充填形成する。
【0010】(3)光を案内する光ガイド部と、前記光
ガイド部の端から放射される光を受光する受光素子が形
成された光半導体素子とを有する光電子装置であって、
前記受光素子の受光領域に隣り合って光が透過する光透
過部が設けられている。前記光透過部を有する光半導体
素子は前記手段(1)または手段(2)の構成になって
いる。
【0011】(4)光を案内する光ガイド部と、前記光
ガイド部の端から放射される光を受光する受光素子が形
成された光半導体素子を有する光電子装置であって、前
記受光素子の受光領域に隣り合って光が透過する光透過
部が設けられ、かつ前記光透過部には光学的に接続され
る光ガイド部が設けられている。前記光透過部を有する
光半導体素子は前記手段(1)または手段(2)の構成
になっている。
【0012】(5)光を発光する発光素子が設けられた
光半導体素子と、前記発光素子から放射される光を案内
する光ガイド部と、前記発光素子から放射される光を受
光する受光素子が設けられた光半導体素子とを有する光
電子装置であって、前記受光素子の受光領域に隣り合っ
て前記発光素子から放射される光が透過する光透過部が
設けられているとともに、前記光透過部を透過した光は
前記光ガイド部に光学的に接続されている。前記光透過
部を有する光半導体素子は前記手段(1)または手段
(2)の構成になっている。
【0013】(6)光を発光する発光素子が設けられた
光半導体素子と、前記発光素子から放射される光を案内
する光ガイド部と、前記発光素子から放射される光を受
光する受光素子が設けられた光半導体素子とを有する光
電子装置であって、前記光半導体素子は、その表裏の対
応する二面にそれぞれ受光素子が設けられ、かつ前記表
裏の受光素子の受光領域に隣り合って光が透過できる光
透過部が設けられ、前記発光素子から放射される光の一
部は前記光透過部を透過して前記光ガイド部に光学的に
接続され、前記発光素子から放射される光の一部は前記
発光素子に対面する一方の受光素子で受光され、他方の
受光素子は前記光ガイド部の端から放射される光を受光
するように構成されている。前記発光素子は両端の出射
面からそれぞれレーザ光を出射する半導体レーザ素子か
らなっている。前記光透過部を有する光半導体素子は前
記手段(1)または手段(2)の構成になっている。
【0014】(7)前記手段(6)の構成の光電子装置
であって、前記半導体レーザ素子の前方出射側および後
方出射側に、二面に受光素子が設けられた前記光半導体
素子と前記光ガイド部を配置した構成になり、前方出射
光および後方出射光はそれぞれ光半導体素子の光透過部
を透過して光ガイド部にそれぞれ出力されるようになっ
ている。
【0015】前記(1)の手段によれば、(a)受光素
子の受光領域に隣り合って光が透過する光透過部(孔や
切り欠きによる空間)が設けられていることから、前記
光透過部を透過した光は光出力として使用できる。ま
た、前記光透過部を通過しない広がった光は前記光透過
部の周辺の受光領域で受光されることから光強度のモニ
タが可能になる。すなわち、この光半導体素子は、光を
受光領域で受けるだけで、一部の光で光強度を検出で
き、一部の光を光出力として出力することができるもの
である。 (b)このような光半導体素子は、その製造において、
受光素子の受光領域に隣り合うように、半導体製造技術
で多用されているホトリソグラフィ技術とホトエッチン
グ技術で、前記孔または切り欠きを設けることができる
ため、新たな加工設備を必要とせず、安価に製造するこ
とができる。
【0016】前記(2)の手段によれば、(a)前記光
透過部は光が透過できる材質による透明体で形成されて
いるため、前記手段(1)の構成による場合と同様に、
受光領域に光を受けるだけで一部の光で光強度を検出で
き、一部の光を光出力として出力することができる。 (b)前記透明体がレンズを構成している場合は、前記
光出力を所定の位置に焦点を結ばせることができる。し
たがって、この光出力を光ファイバ等の光ガイド部に光
学的に接続する場合、光結合効率を高くすることもでき
る。 (c)前記レンズは石英,ガラス,プラスチックのうち
のいずれかの物質で形成できるため、その製造は容易で
ある。
【0017】前記(3)の手段によれば、光ガイド部の
端から放射される光を受光領域で受光するだけで、一部
の光で光強度を検出でき、前記光透過部を透過した光を
光出力として出力することができ、従来のように光を分
岐する光部品が不要になる。この結果、光電子装置の小
型化や製造コストの低減が達成できる。また、前記光透
過部がレンズの場合では、光の焦点位置を利用すること
によって光出力を最大の状態で使用することもできる。
【0018】前記(4)の手段によれば、(a)光ガイ
ド部の端から放射される光を受光領域で受光するだけ
で、一部の光で光強度を検出でき、前記光透過部を通過
した光を前記光透過部に光学的に接続される光ガイド部
に出力することができ、従来のように光を分岐する光部
品が不要になる。この結果、光電子装置の小型化や製造
コストの低減が達成できる。 (b)また、前記光透過部がレンズの場合では、光の焦
点位置を利用することによって光出力を最大の状態にし
て光ガイド部に出力することもできる。
【0019】前記(5)の手段によれば、(a)発光素
子から放射される光を受光素子の受光領域で受光するだ
けで、一部の光で光強度を検出でき、前記光透過部を通
過した光を光ガイド部に出力することができ、従来のよ
うに光を分岐する光部品が不要になる。この結果、光電
子装置の小型化や製造コストの低減が達成できる。 (b)また、前記光透過部がレンズの場合では、光の焦
点位置を利用することによって光出力を最大の状態にし
て光ガイド部に出力することもできる。 (c)前記発光素子が半導体レーザ素子の場合、前記受
光素子の光透過部をレーザ光が透過するようにすれば、
レーザ光出力と光強度のモニタが可能になることから、
半導体レーザ素子の後方出射光の光強度は限りなく零に
近い強度や零にすることができ、半導体レーザ素子の前
方出射光の光強度を高くでき、光電子装置の光出力の増
大を達成することができる。
【0020】前記(6)の手段によれば、(a)発光素
子から放射される光を受光する光半導体素子はその表裏
の二面にそれぞれ受光素子が設けられていて、前記発光
素子から放射される光を一方の受光素子の受光領域で受
光するだけで一部の光で光強度を検出でき、前記光透過
部を通過した光を光ガイド部に出力することができるた
め、従来のように光を分岐する光部品が不要になる。 (b)また、前記光ガイド部から放射される光は他方の
受光素子の受光領域で受光することができるため、光電
子装置は双方向通信の光源用の光デバイスとして使用で
きる。バースト光伝送システムでは、受信モード時には
ドライバ回路の動作を停止させて使用させるシステムも
あることから、このようなシステムの場合には、光ガイ
ド部から放射される光が発光素子(半導体レーザ素子)
に到達しても、半導体レーザ素子は駆動状態にないこと
から、光通信に支障を来さない実益もある。 (c)前記発光素子が半導体レーザ素子の場合、前記受
光素子の光透過部をレーザ光が透過するようにすれば、
レーザ光出力と光強度のモニタが可能になることから、
半導体レーザ素子の後方出射光の光強度を零または零に
限りなく近い光強度することができ、半導体レーザ素子
の前方出射光の光強度を高くでき、光電子装置の光出力
の増大を達成することができる。 (d)前記光透過部がレンズの場合では、光の焦点位置
を利用することによって光出力を最大の状態にして光ガ
イド部に出力することもできる。 (e)以上のように単一の光半導体素子で半導体レーザ
素子のレーザ光のモニタと受信光の受光を行うことがで
き、この種光伝送用の光電子装置における光部品数の低
減から、光電子装置の小型化や製造コストの低減が達成
できる。
【0021】前記(7)の手段によれば、前記(6)の
構成による効果に加え、半導体レーザ素子の前方出射光
と後方出射光の光強度を同じにすることによって、二系
統の光伝送路との通信が可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態および実施例を詳細に説明する。なお、発明の
実施の形態および実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。また、本実施形態では受光素子
が設けられた光半導体素子について説明するが、各実施
形態では受光素子のみが設けられた光半導体素子につい
て説明する。
【0023】(実施形態1)図1乃至図11は本発明の
一実施形態(実施形態1)である受光素子が設けられた
光半導体素子に係わる図であり、図1および図2は光半
導体素子に係わる図、図3乃至図8は光半導体素子の製
造方法に係わる図、図9乃至図12は本実施形態1の光
半導体素子が組み込まれた光電子装置に係わる図であ
る。
【0024】本実施形態1の光半導体素子1は、図1お
よび図2に示すように、矩形の第1導電型の半導体基板
2の一面(主面)側に第1導電型のエピタキシャル成長
層を複数多層に形成した構造になっている。たとえば、
+型(第1導電型)のInP(インジウム・燐)から
なる半導体基板(InP半導体基板)2の主面には、n
型InPバッファ層3,n型InGaAsP光吸収層
4,n型InP窓層5,n型InGaAsP層6が順次
エピタキシャル成長によって形成されている。また、前
記n型InGaAsP層6はドーナツ状に除去されてい
るとともに、その除去部分に対応するn型InP窓層5
からn型InGaAsP光吸収層4の中層に亘ってp+
型領域(第2導電型領域)7が設けられ、このp+型領
域7と各層との間でpn接合が形成されている。
【0025】また、前記光半導体素子1の中心には、光
半導体素子1を貫通する光透過孔10が形成されてい
る。この光透過孔10は空間となることから、光が透過
する光透過部11を形成する。この光透過孔10はドー
ナツ状のp+型領域7の内側のn型領域部分に形成され
ている。これは、pn接合が前記光透過孔10に至る
と、光透過孔10の周面に露出するpn接合部分で電流
の漏れが発生して受光素子の作用を失うことを防止する
ためである。
【0026】また、前記n型InGaAsP層6上と、
+型領域7の周縁部分を除く領域上にはパッシベーシ
ョン膜12が形成されている。また、p+型領域7およ
びパッシベーション膜12上に掛けてアノード電極13
が設けられ、半導体基板2の裏面(下面)にはカソード
電極14が設けられている。
【0027】これらの構造により、光半導体素子1の主
面側には受光素子15が形成されることになる。本実施
形態1では光半導体素子1に受光素子15のみを形成し
た例であるが、受光素子15とトランジスタ等他の素子
を形成したものでもよい。
【0028】ここで、特に限定はされないが、各部の寸
法の一例を挙げる。光半導体素子1は縦横の長さが70
0μm、厚さが360μmである。n型InPバッファ
層3は厚さ2.5μm、n型InGaAsP光吸収層4
は厚さ2.5μm、n型InP窓層5は厚さ3.0μ
m、n型InGaAsP層6は厚さ1.0μmである。
カソード電極14は、たとえば、Au−Ge/Ni/P
d/Auからなり厚さは1μm、アノード電極13はA
lからなりその厚さは1μmである。また、光透過孔1
0の直径dは50μmであり、その光透過孔10の縁か
らn(n=10μm)離れて幅W(W=300μm)の
ドーナツ状の受光領域16が設けられている。
【0029】本実施形態1の光半導体素子1では、光半
導体素子1の主面側から光17を照射した場合、一部の
光17は前記光透過孔10(光透過部11)を透過し、
広がった光は受光領域16に到達して受光される。これ
は、レーザ光を光透過孔10に透過した場合でも、レー
ザ光の一部は受光領域16で受光されることになる。し
たがって、本実施形態1の光半導体素子1、すなわち、
受光素子15では、受光面側で光17を受けると、一部
の光は受光素子15によって受光され、光強度のモニタ
が可能になるとともに、一部の光は光透過孔10を透過
する。この結果、光透過孔10を透過した光を光出力と
することができる。
【0030】つぎに、本実施形態1の光半導体素子1の
製造方法について説明する。本実施形態1の光半導体素
子1は、図3のフローチャートに示すように、n+型I
nPからなる半導体基板を用意する工程(ステップ10
1)と、半導体基板の主面にエピタキシャル成長層を多
層に形成するエピタキシャル成長処理工程(ステップ1
02)と、半導体基板に光透過部としての光透過孔を形
成する工程(ステップ103)と、半導体基板の主面側
にp+型領域を形成してpn接合を形成する工程(ステ
ップ104)と、パッシベーション膜を形成する工程
(ステップ105)と、半導体基板の裏面を研磨して所
定の厚さとする工程(ステップ106)と、カソード電
極を形成する工程(ステップ107)と、アノード電極
を形成する工程(ステップ108)と、半導体基板を縦
横に分断して光半導体素子を形成するチップ化工程(ス
テップ109)によって製造される。
【0031】以下、図4乃至図8を参照しながら光半導
体素子1の製造方法について説明する。図4に示すよう
に、最初に400μm程度の厚さのn+型InPからな
る半導体基板(InP半導体基板)2を用意(ステップ
101)し、その後エピタキシャル成長処理(ステップ
102)して、InP半導体基板2の主面に厚さ2.5
μmのn型InPバッファ層3、厚さ2.5μmのn型
InGaAsP光吸収層4、厚さ3.0μmのn型In
P窓層5、厚さ1.0μmのn型InGaAsP層6を
順次形成する。
【0032】つぎに、図5に示すように、半導体基板2
の主面側に絶縁膜20を形成した後、この絶縁膜20を
選択的にエッチングして光透過孔形成用孔21を形成す
る。半導体基板2は最終段階で縦横に分断されて光半導
体素子1となるが、この光半導体素子1となる領域の中
心に前記光透過孔形成用孔21を設ける。この光透過孔
形成用孔21は、特に限定はされないがたとえば直径が
50μm弱とする。つぎに、前記絶縁膜20をマスクと
してn型InGaAsP層6から半導体基板2に至る半
導体をエッチングして光透過孔10を形成する(ステッ
プ103)。この光透過孔10は孔状の空間となること
から光が透過する光透過部11となる。前記絶縁膜20
は、特に限定はされないが、たとえばSiO2/Al2
3による複合絶縁膜となっている。
【0033】つぎに、図6に示すように、前記絶縁膜2
0をドーナツ状にエッチングする。このドーナツ穴22
は、前記光透過孔10に同心円的に形成され、ドーナツ
穴22の内周面と光透過孔10の周面との間隔nは、特
に限定はされないが10μmとする。また、ドーナツ穴
22の帯状部分の幅Wは、これも特に限定はされないが
300μmとする。その後、前記絶縁膜20をマスクと
してn型InGaAsP層6を除去し、さらに前記絶縁
膜20をマスクとしてZnを拡散してp+型領域7を形
成する。この際、p+型領域7の周面は光透過孔10の
周面から8〜9μm程度離れるように形成する(ステッ
プ104)。その後、前記絶縁膜20を除去する。
【0034】つぎに、図7に示すように、半導体基板2
の主面側にパッシベーション膜12を形成するととも
に、このパッシベーション膜12を選択的にエッチング
する。このエッチングによってp+型領域7の周縁部分
が露出してコンタクト穴25が形成される(ステップ1
05)。前記亜鉛パッシベーション膜12は、特に限定
はされないが、たとえばSiO2/PSG/Al23
よる複合絶縁膜となっている。つぎに、半導体基板2の
裏面を研磨して(ステップ106)、半導体基板2等の
厚さを360μm程度とし、図7に示すように、半導体
基板2の裏面にカソード電極14を形成する(ステップ
107)。カソード電極14は、たとえば、Au−Ge
/Ni/Pd/Auからなり厚さは1μm程度である。
これにより、光半導体素子1を形成する領域には、すな
わち半導体基板2の主面側には受光素子15の受光領域
16が形成されることになる。
【0035】つぎに、半導体基板2の主面側に厚さ1μ
m程度のAlからなるアノード電極13を形成する(ス
テップ108)。つぎに、前記半導体基板2を縦横に分
断して、図1および図2に示すような受光素子15を有
する光半導体素子1を製造する(ステップ109)。
【0036】このような光半導体素子1は、各種の光電
子装置に組み込まれて使用される。図9乃至図12は本
実施形態1の受光素子が組み込まれた光電子装置、すな
わち半導体光モジュールに係わる図であり、図9は光電
子装置の外観を示す斜視図、図10はパッケージのキャ
ップを取り外した状態を示す平面図、図11は受光素子
および光ファイバの取り付け状態を示す分解斜視図、図
12は受光素子および光ファイバの取り付け状態を示す
斜視図である。
【0037】光電子装置30の構造について、組み立て
方法をも含めて説明する。光電子装置30は図9に示す
ように、外観的にはパッケージ31と、このパッケージ
31の両端からそれぞれ突出する光ファイバケーブル3
2,33と、前記パッケージ31の一側面から突出する
2本のリード(外部電極)34とからなっている。
【0038】パッケージ31は矩形状の本体部35と、
この本体部35の両端中央から突出する細長のガイド部
36とからなっている。また、パッケージ31は下部を
構成する上部が開口したプラスチック製のケース39
と、このケース39の上部の開口部分を塞ぐように取り
付けられかつ接着剤で固定されるプラスチック製のキャ
ップ40とで構成されている。したがって、ケース39
およびキャップ40は前記本体部35およびガイド部3
6をも構成することになる。
【0039】前記リード34はケース39の本体部35
の一側から突出している。前記光ファイバケーブル3
2,33は本体部35のガイド部36の溝41に挿入嵌
合され、かつ図10に示すように、接着剤42によって
固定されている。
【0040】前記溝41は光ファイバケーブル32,3
3を案内する径の大きい溝と、光ファイバケーブル3
2,33の中心を貫く光ファイバ43を案内する細い溝
とで構成されている。すなわち、光ファイバケーブル3
2,33はその内端側ではジャケットが所定の長さ剥が
され、光ファイバ43が露出する。
【0041】そして、図10に示すように、前記光ファ
イバのうちの一方の光ファイバ、たとえば光ファイバケ
ーブル32の光ファイバ43の一端側から本実施形態1
による光半導体素子1の受光面側に光が放射され、一部
の光は前記光半導体素子1の光透過孔10を通過(透
過)して他方の光ファイバ43、すなわち光ファイバケ
ーブル33の光ファイバ43の先端に取り込まれるよう
になる。また、光ファイバ43の先端から放射される光
の一部は光透過孔10の周囲の受光素子を構成する受光
領域に至り、受光される。
【0042】光半導体素子1は、図10乃至図12に示
すように、支持ブロック50に立てた状態、すなわち、
光透過孔10の穴軸が光ファイバ43の光軸と一致する
ように取り付けられ、かつ固定される。
【0043】支持ブロック50は、図11に示すよう
に、中央に光半導体素子1を立てて挿入できる取付溝5
1が設けられているとともに、この取付溝51の両側の
支持部52の中央には、前記取付溝51に交差(たとえ
ば直交)するガイド溝53が設けられている。特に限定
はされないが、このガイド溝53はV溝からなってい
る。すなわち、光ファイバ43を高精度で案内できる構
造であれば他の構造の溝や窪み等であってもよい。
【0044】組み立てにおいては、図12に示すよう
に、光半導体素子1の下面を取付溝51の底に接触させ
る状態で光半導体素子1を支持ブロック50に固定し、
両側のガイド溝53上に光ファイバ43を載せるように
することによって、光半導体素子1の光透過孔10の穴
軸と光ファイバ43の光軸が一致するようになってい
る。したがって、接着剤54で光ファイバ43を支持部
52に固定することによって、光半導体素子1に対して
光ファイバ43を光学的に接続することができる。
【0045】光ファイバ43は、中心の直径8μmのコ
ア46と、このコア46を覆う直径125μmのクラッ
ド47とからなっている。また、図示しないがクラッド
47の表面にはメタライズ層が形成され、接着剤との接
合性が高められるようになっている。また、前記光ファ
イバ43はそれぞれ光ガイド部を構成することになる。
【0046】前記支持ブロック50の両側の支持部52
には、一部に点々を施して示すようにそれぞれ導体層5
5が設けられている。これらの導体層55によって光半
導体素子1のアノード電極13およびカソード電極14
はそれぞれリード34に電気的に接続されるようになっ
ている。導体層55は取付溝51の側面から上面を通り
さらに支持ブロック50の側面を下がり下面にまで到達
延在するパターンになっている。これら支持ブロック5
0の下面に延在する導体層55部分は、前記ケース39
の本体部35の内底面を延在するリード34部分に重な
るようになっている(図11参照)。
【0047】支持ブロック50は、図10に示すよう
に、ケース39の本体部35の内底上に固定されるが、
たとえば、この固定において、導電性の接着剤を介して
各リード34部分に、これと対応する導体層55を接続
することによって固定する。この固定によって、支持ブ
ロック50の固定と、リード34と導体層55の電気的
接続が行われることになる。
【0048】取付溝51の両側面の導体層55の表面
に、あらかじめ半田56を塗布しておき、取付溝51に
光半導体素子1を位置決めして挿入載置した後、前記半
田をリフローすることによって、光半導体素子1の受光
素子15のアノード電極13およびカソード電極14
は、それぞれ導体層55に電気的に接続されることにな
る(図10参照)。
【0049】ケース39にキャップ40を固定した後、
ガイド部36の先端中央部分の光ファイバ43が突出す
る部分を接着剤57で封止する。
【0050】本実施形態1の光半導体素子およびその製
造方法ならびにこの光半導体素子を組み込んだ光電子装
置30によれば、以下の効果を有する。
【0051】(1)受光素子15の受光領域16に隣り
合って光17が透過する光透過孔10(光透過部11)
が設けられていることから、前記光透過孔10を透過し
た光17は光出力として使用できる。また、前記光透過
孔10を通過しない広がった光17は前記光透過孔10
の周辺の受光領域16で受光されることから光強度のモ
ニタが可能になる。すなわち、この光半導体素子1は、
光を受光領域16で受けるようにするだけで、一部の光
で光強度を検出でき、一部の光を光出力として出力する
ことができる。したがって、単一の光(光ビーム)を分
岐させることなく光検出部と光出力部に導くことがで
き、光電子装置のシステム設計が容易になる。また、光
部品の部品点数の低減が図れ、光電子装置の製造コスト
の低減が達成できる。
【0052】この例では光透過孔10を透過した光は光
ファイバケーブル33の光ファイバ43に出力される
が、光出力は光ファイバ以外の光ガイド部にする構成で
もよい。たとえば、パッケージの一部に透明なガラス板
やレンズを組み込んだ窓を形成し、この窓から光をパッ
ケージ外に放射する構造でもよい。
【0053】(2)光半導体素子1は、その製造におい
て、受光素子15の受光領域16に隣り合うように、半
導体製造技術で多用されているホトリソグラフィ技術と
ホトエッチング技術で、前記光透過孔10を設けること
ができるため、新たな加工設備を必要とせず、安価に製
造することができる。
【0054】(実施形態2)図13は本発明の他の実施
形態(実施形態2)である光半導体素子(受光素子)を
示す模式的平面図である。本実施形態2では、光半導体
素子1に矩形状(スリット状)の孔または切り欠き60
を設け、この切り欠き部分を光透過部11としてもよ
い。同図において点線で囲まれる領域が受光素子15の
受光領域16である。本実施形態2の光半導体素子1で
も前記切り欠き60部分に光を照射することによって、
切り欠き60を透過した光を光出力とし、受光領域16
に照射された光で光強度を検出することができる。
【0055】(実施形態3)図14は本発明の他の実施
形態(実施形態3)である光半導体素子(受光素子)を
示す断面図である。
【0056】本実施形態3では、図2に示す実施形態1
の構造の光半導体素子1において、光透過孔10に光1
7が透過できる材質による透明体61が充填形成されて
光透過部11が形成されている。この透明体61は両端
の表面が平坦なものでもよいが、本実施形態3では両端
の表面が円弧面となるレンズになっている。したがっ
て、透明体61を透過した光17は所定の位置に焦点を
結ぶことができる。なお、光17の放射側の表面を窪ん
だ円弧面にしておいてもよい。
【0057】前記透明体61は、あらかじめ前記光透過
孔10に挿入嵌合できるように形を整えておき、光半導
体素子1の受光素子15を形成した後、光透過孔10に
挿入嵌合させる。固定は嵌合だけでもよいが、電気的に
絶縁性となる接着剤等を用いてもよい。透明体61は石
英,ガラス,プラスチック等によって形成されている。
【0058】光半導体素子1の受光素子15の製造途中
において、光半導体素子1の特性を損なわない温度で処
理できるならば、前記光透過孔10にガラスやプラスチ
ック等を余分に充填し、かつ熱を加えて露出する表面を
円弧面化するようにしてもよい。
【0059】また、図13に示すような切り欠き60
に、その形状が合うような透明体61を充填形成しても
よい。
【0060】本実施形態3の光半導体素子1によれば、
(1)光透過部11は光17が透過できる材質による透
明体61で形成されているため、前記実施形態1および
実施形態2の場合と同様に、受光領域16に光を受ける
だけで一部の光で光強度を検出でき、一部の光を光出力
として出力することができる。
【0061】(2)前記透明体61がレンズを構成して
いる場合は、前記光出力を所定の位置に焦点を結ばせる
ことができる。したがって、この光出力を光ファイバ等
の光ガイド部に光学的に接続する場合、光結合効率を高
くすることもできる。また、光の焦点位置を利用するこ
とによって光出力を最大の状態にして光ガイド部に出力
することもできる。
【0062】(3)前記透明体61は石英,ガラス,プ
ラスチックのうちのいずれかの物質で形成できるため、
その製造は容易である。
【0063】(実施形態4)図15乃至図19は本発明
の他の実施形態(実施形態4)である光半導体素子(受
光素子)に係わる図であり、図15は受光素子を示す断
面図である。本実施形態4では、表裏の二面にそれぞれ
受光素子が設けられ、かつ光透過部はこれら2個の受光
素子に亘って設けられ、光半導体素子の表面から光透過
部に入る光は光透過部を貫通して出力されるとともにこ
の光は表面側の受光素子によって光強度をモニタされ、
また、光半導体素子の裏面から光透過部に入る光は光透
過部を貫通して出力されるとともにこの光は裏面側の受
光素子によって光強度をモニタされる構成になってい
る。
【0064】つぎに、一具体例について説明する。図1
5に示すように、本実施形態4は、図1および図2に示
す前記実施形態1の光半導体素子1をカソード電極14
が重なりあうように導電性の接着剤65で貼り合わせた
構造になっている。2個の光半導体素子1の光透過孔1
0の穴軸は一致している。光半導体素子1同士の貼り合
わせによるカソード電極14は表面に筋状にしか現れな
いので、本実施形態3の場合には、複合構造の光半導体
素子1Aの周面に導電性層66を設けた構造にしてあ
る。前記導電性層66は前記接着剤65やカソード電極
14に接続するように設けられていることからカソード
電極となる。
【0065】本実施形態4の複合型の光半導体素子1A
は、表面(一面)側から光透過部11(光透過孔10)
に入る光17は光透過孔10を貫通して裏面側に出力さ
れるとともにこの光17は表面側の受光素子15によっ
て光強度をモニタされる。また、光半導体素子1Aの裏
面(他面)側から光透過部11(光透過孔10)に入る
光18は光透過孔10を貫通して表面側に出力されると
ともにこの光18は裏面側の受光素子15によって光強
度をモニタされる構成になっている。
【0066】このような光半導体素子1Aを組み込んだ
光電子装置(半導体光モジュール)を、図16乃至図1
9に示す。図16は受光素子が組み込まれた光電子装置
の原理図、図17は光電子装置の一部を切り欠いた状態
を示す平面図、図18は光電子装置の一部を切り欠いた
状態を示す断面図、図19は光電子装置における受光素
子および光ファイバの取り付け状態を示す斜視図であ
る。
【0067】本例では、発光素子70を光半導体素子1
Aの表面(一面)側に配置し、裏面(他面)側に光ガイ
ド部としてコアとクラッドからなる光ファイバ43を配
置した例である。前記発光素子70は、特に限定はされ
ないが、たとえば両端の出射面からからレーザ光を出射
する半導体レーザ素子71である。半導体レーザ素子7
1の前方出射面から出射した光17(前方出射光)は、
光半導体素子1Aの光透過部11(光透過孔10)を透
過して光ファイバ43に取り込まれる。また、光17は
光半導体素子1Aの表面(一面)側の受光素子15で光
強度をモニタされる。
【0068】一方、光ファイバ43の先端から放射され
る光18は、光半導体素子1Aの裏面(他面)側の受光
素子15によって光強度をモニタされる。このシステム
では、たとえば受信時には半導体レーザ素子71の駆動
を停止し、光ファイバ43から送り込まれる光18のみ
を光半導体素子1Aの裏面側の受光素子15でモニタす
る。したがって、光18が半導体レーザ素子71に到達
しても何ら光システムにおいて支障を来さない。このよ
うな光システムは、たとえば光加入者伝送システム用バ
ースト伝送光モジュール(光電子装置)に適用できる。
【0069】図16に示す光システムを構成する光電子
装置75は、図17乃至図19のような構造になってい
る。本実施形態4の光電子装置75は、図17および図
18に示すように、前記実施形態1の構造(図9乃至図
12参照)において、本体部35の一端側にのみ光ファ
イバケーブル32を案内するガイド部36が存在するパ
ッケージ構造となるとともに、リード34はケース39
の本体部35の両側から複数(4本)突出した構造とな
っている。また、前記リード34の配列構造はデュアル
インライン型になっている。
【0070】ケース39の内底には幅広で長い金属板か
らなるベース板76が設けられている。また、ベース板
76の周囲にはリード34の内端がそれぞれ位置してい
る。前記ベース板76上にはシリコン単結晶からなる支
持基板(シリコンプラットフォーム)77が固定されて
いる。この支持基板77の上面には、導電パターン78
が形成されている。この導電パターン78の各部分に
は、半導体レーザ素子71や支持ブロック50が図示し
ない導電性接着剤を介して固定されている。
【0071】半導体レーザ素子71を固定する部分は、
前記支持ブロック50に支持される光半導体素子1Aの
光透過孔10の穴軸と、半導体レーザ素子71の光軸を
一致させるために、一段高く形成されている(図18参
照)。
【0072】支持ブロック50は、図19に示すよう
に、前記実施形態1の構造において、支持部52の一
方、すなわち、半導体レーザ素子71の配置側では光を
透過させるのみであることから、ガイド溝53のみが設
けられる構造になっている。
【0073】しかし、光18を放射する光ファイバ43
が配置される他方の支持部52には、光ファイバ43を
案内するガイド溝53が設けられているとともに、光フ
ァイバ43から放射される光18を光半導体素子1Aの
他面側の受光素子15で受光させる必要があることか
ら、前記ガイド溝53はその途中から光半導体素子1A
側に向かって徐々に拡開する拡開部80が設けられてい
る。
【0074】支持ブロック50の取付溝51に光半導体
素子1Aを挿入する際、光半導体素子1Aの導電性層6
6が上面になるように挿入しかつ固定する。この導電性
層66は受光素子15のカソード電極14となることか
ら、この導電性層66と所定のリード34の先端(内
端)を導電性のワイヤ81で電気的に接続する。
【0075】また、光半導体素子1Aの両面の受光素子
15の各アノード電極13はそれぞれ支持部52の導体
層55に半田を介して電気的に接続(図示せず)され
る。これら各導体層55は支持ブロック50の下面で前
記導電パターン78に電気的に接続される。したがっ
て、これらの導電パターン78と所定のリード34の内
端もワイヤ81で電気的に接続されている。半導体レー
ザ素子71の上部電極と所定のリード34の内端もワイ
ヤ81で電気的に接続されている。
【0076】本実施形態4の光半導体素子1Aおよびそ
の光半導体素子1Aを組み込んだ光電子装置75によれ
ば以下の効果を有する。 (1)半導体レーザ素子71(発光素子70)から放射
される光17を受光する光半導体素子1Aはその表裏の
二面にそれぞれ受光素子15が設けられていて、半導体
レーザ素子71から放射される光17を一方の受光素子
15の受光領域16で受光するだけで一部の光で光強度
を検出でき、前記光透過孔10を通過した光を光ファイ
バ43(光ガイド部)に出力することができるため、従
来のように光を分岐する光部品が不要になる。
【0077】(2)また、前記光ファイバ43から放射
される光18は他方の受光素子15の受光領域16で受
光することができるため、光電子装置75は双方向通信
の光源用の光デバイスとして使用できる。バースト光伝
送システムでは、受信モード時にはドライバ回路の動作
を停止させて使用させるシステムもあることから、この
ようなシステムの場合には、光ファイバ43から放射さ
れる光18半導体レーザ素子71に到達しても、半導体
レーザ素子71は駆動状態にないことから、光通信に支
障を来さない実益もある。
【0078】(3)半導体レーザ素子71では、この光
システムにおいて前方出射光しか使用しないことから、
後方出射面に所定の反射膜を設けて、半導体レーザ素子
71の後方出射光の光強度を零または零に限りなく近い
光強度にすることができる。この結果、半導体レーザ素
子71の前方出射光の光強度を高くでき、光電子装置7
5の光出力の増大を達成することができる。
【0079】(4)図示はしないが、光透過部をレンズ
で構成した場合には、光の焦点位置を利用することによ
って光出力を最大の状態にして光ガイド部に出力するこ
ともできる。
【0080】(5)以上のように単一の光半導体素子1
Aで半導体レーザ素子71のレーザ光のモニタと受信光
の受光を行うことができ、この種光伝送用の光電子装置
75における光部品数の低減から、光電子装置75の小
型化や製造コストの低減が達成できる。
【0081】(実施形態5)図20は本発明の他の実施
形態(実施形態5)である受光素子が組み込まれた光電
子装置の原理図である。本実施形態5は、複数の方向に
光を放射する発光素子の各光路にそれぞれ光半導体素子
1Aと光ガイド部を配置したものである。具体例として
は、図20に示すように、両端面からレーザ光を出射す
る半導体レーザ素子71の前方出射側および後方出射側
に光半導体素子1Aと光ファイバ43を配置したもので
ある。この例では、半導体レーザ素子71の前方出射光
と後方出射光の光強度を同じにする必要がある場合は、
半導体レーザ素子71の出射面に設ける反射膜を選択す
る必要がある。
【0082】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない、たとえ
ば光半導体素子としては発光ダイオード等の他の発光素
子でもよい。
【0083】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)受光素子の受光領域に隣り合って光が透過する光
透過部が設けられていることから、前記光透過部に光を
照射することによって、一部の光は光透過部を通過し、
一部の光は受光素子によって受光される。したがって単
一の受光素子で単一の光の光強度のモニタが可能になる
とともに、一部の光を光出力として使用することができ
る。
【0084】(2)このような受光素子が設けられた光
半導体素子の使用により、光の分岐のための光路の設定
や光分岐部品が不要になることから、光電子装置の小型
化および製造コストの低減が達成できる。
【0085】(3)光透過部がレンズで構成されている
場合には、光透過部を透過した光を所定の位置に焦点を
結ばせることができる。したがって、したがって、この
光出力を光ファイバ等の光ガイド部に光学的に接続する
場合、光結合効率を高くすることもできる。また、光の
焦点位置を利用することによって光出力を最大の状態に
して光ガイド部に出力することもできる。
【0086】(4)光半導体素子の表裏の二面にそれぞ
れ受光素子を設けた構造では、前記光半導体素子の一面
側に発光素子を配置し、多面側に光ファイバ等の光ガイ
ド部を配置し、前記発光素子から放射される光および前
記光ガイド部から放射される光を受光できる。この構成
は、光加入者伝送システム用バースト伝送光モジュール
(光電子装置)にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である光半
導体素子(受光素子)を示す模式的平面図である。
【図2】本実施形態1の受光素子の断面図である。
【図3】本実施形態1の受光素子の製造方法を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本実施形態1の受光素子の製造において半導体
基板に多層にエピタキシャル成長層を形成した状態を示
す断面図である。
【図5】本実施形態1の受光素子の製造において光透過
孔を形成した半導体基板を示す断面図である。
【図6】本実施形態1の受光素子の製造においてp+
領域を形成した半導体基板を示す断面図である。
【図7】本実施形態1の受光素子の製造においてカソー
ド電極を形成した半導体基板を示す断面図である。
【図8】本実施形態1の受光素子の製造においてアノー
ド電極を形成した半導体基板を示す断面図である。
【図9】本実施形態1の受光素子が組み込まれた光電子
装置の外観を示す斜視図である。
【図10】前記光電子装置において、パッケージのキャ
ップを取り外した状態を示す平面図である。
【図11】前記光電子装置における受光素子および光フ
ァイバの取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図12】前記光電子装置における受光素子および光フ
ァイバの取り付け状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の他の実施形態(実施形態2)である
光半導体素子(受光素子)を示す模式的平面図である。
【図14】本発明の他の実施形態(実施形態3)である
光半導体素子(受光素子)を示す断面図である。
【図15】本発明の他の実施形態(実施形態4)である
光半導体素子(受光素子)を示す断面図である。
【図16】本実施形態4の受光素子が組み込まれた光電
子装置の原理図である。
【図17】本実施形態4の受光素子が組み込まれた光電
子装置の一部を切り欠いた状態を示す平面図である。
【図18】本実施形態4の受光素子が組み込まれた光電
子装置の一部を切り欠いた状態を示す断面図である。
【図19】本実施形態4の受光素子が組み込まれた光電
子装置における受光素子および光ファイバの取り付け状
態を示す斜視図である。
【図20】本発明の他の実施形態(実施形態5)である
受光素子が組み込まれた光電子装置の原理図である。
【符号の説明】 1…光半導体素子、2…半導体基板(InP半導体基
板)、3…n型InPバッファ層、4…n型InGaA
sP光吸収層、5…n型InP窓層、6…n型InGa
AsP層、7…p+型領域(第2導電型領域)、10…
光透過孔、11…光透過部、12…パッシベーション
膜、13…アノード電極、14…カソード電極、15…
受光素子、16…受光領域、20…絶縁膜、21…光透
過孔形成用孔、22…ドーナツ穴、25…コンタクト
穴、30…光電子装置、31…パッケージ、32,33
…光ファイバケーブル、34…リード、35…本体部、
36…ガイド部、39…ケース、40…キャップ、41
…溝、42…接着剤、43,44…光ファイバ、46…
コア、47…クラッド、50…支持ブロック、51…取
付溝、52…支持部、53…ガイド溝、54…接着剤、
55…導体層、56…半田、57…接着剤、60…切り
欠き、61…透明体、65…接着剤、66…導電性層、
70…発光素子、71…半導体レーザ素子、75…光電
子装置、76…ベース板、77…支持基板、78…導電
パターン、80…拡開部、81…ワイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/10 A Fターム(参考) 4M118 AA10 AB05 BA01 CA03 CA32 CA40 CB01 CB14 EA14 GA09 HA20 HA21 HA23 HA24 5F049 MA02 MB07 PA01 QA01 QA03 QA08 QA15 QA17 RA07 SE05 SE09 SE11 SS04 5F073 AA83 AB21 AB28 BA01 FA04 FA05 FA06 FA07 5F088 JA02 JA05 JA14

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子が設けられた光半導体素子であ
    って、前記受光素子の受光領域に隣り合って光が透過す
    る光透過部が設けられていることを特徴とする光半導体
    素子。
  2. 【請求項2】 前記光透過部は光半導体素子に設けられ
    た孔や切り欠きによる空間で形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の光半導体素子。
  3. 【請求項3】 前記光透過部は光が透過できる材質によ
    る透明体で形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の光半導体素子。
  4. 【請求項4】 前記透明体はレンズを構成していること
    を特徴とする請求項3に記載の光半導体素子。
  5. 【請求項5】 前記透明体は石英,ガラス,プラスチッ
    クのうちのいずれかの物質で形成され、かつ前記孔や切
    り欠きに充填形成されていることを特徴とする請求項3
    または請求項4に記載の光半導体素子。
  6. 【請求項6】 半導体基板の一面に受光素子の受光領域
    を形成するための第1導電型の半導体層を1乃至複数層
    形成する工程と、前記半導体層に第2導電型の半導体領
    域を形成してpn接合を形成する工程と、前記第1導電
    型の半導体層に電気的に接続される第1の電極を形成す
    る工程と、前記第2導電型の半導体領域に電気的に接続
    される第2の電極を形成する工程とを有する受光素子が
    設けられる光半導体素子の製造方法であって、前記受光
    素子の受光領域に隣り合って孔または切り欠きを形成し
    て光が透過する光透過部を形成する工程を有することを
    特徴とする光半導体素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板の一面に受光素子の受光領域
    を形成するための第1導電型の半導体層を1乃至複数層
    形成する工程と、前記半導体層に第2導電型の半導体領
    域を形成してpn接合を形成する工程と、前記第1導電
    型の半導体層に電気的に接続される第1の電極を形成す
    る工程と、前記第2導電型の半導体領域に電気的に接続
    される第2の電極を形成する工程とを有する受光素子が
    設けられる光半導体素子の製造方法であって、前記受光
    素子の受光領域に隣り合って孔または切り欠きを形成す
    るとともに、前記孔または切り欠きに光を透過する透明
    体を充填形成する工程を有することを特徴とする光半導
    体素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記透明体としてレンズを充填形成する
    ことを特徴とする請求項7に記載の光半導体素子の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記透明体として石英,ガラス,プラス
    チックのうちのいずれかの物質を前記孔または切り欠き
    に充填形成することを特徴とする請求項7または請求項
    8に記載の光半導体素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 光を案内する光ガイド部と、前記光ガ
    イド部の端から放射される光を受光する受光素子が形成
    された光半導体素子とを有する光電子装置であって、前
    記受光素子の受光領域に隣り合って光が透過する光透過
    部が設けられていることを特徴とする光電子装置。
  11. 【請求項11】 光を案内する光ガイド部と、前記光ガ
    イド部の端から放射される光を受光する受光素子が形成
    された光半導体素子を有する光電子装置であって、前記
    受光素子の受光領域に隣り合って光が透過する光透過部
    が設けられ、かつ前記光透過部には光学的に接続される
    光ガイド部が設けられていることを特徴とする光電子装
    置。
  12. 【請求項12】 光を発光する発光素子が設けられた光
    半導体素子と、前記発光素子から放射される光を案内す
    る光ガイド部と、前記発光素子から放射される光を受光
    する受光素子が設けられた光半導体素子とを有する光電
    子装置であって、前記受光素子の受光領域に隣り合って
    前記発光素子から放射される光が透過する光透過部が設
    けられているとともに、前記光透過部を透過した光は前
    記光ガイド部に光学的に接続されていることを特徴とす
    る光電子装置。
  13. 【請求項13】 光を発光する発光素子が設けられた光
    半導体素子と、前記発光素子から放射される光を案内す
    る光ガイド部と、前記発光素子から放射される光を受光
    する受光素子が設けられた光半導体素子とを有する光電
    子装置であって、前記光半導体素子は、その表裏の対応
    する二面にそれぞれ受光素子が設けられ、かつ前記表裏
    の受光素子の受光領域に隣り合って光が透過できる光透
    過部が設けられ、前記発光素子から放射される光の一部
    は前記光透過部を透過して前記光ガイド部に光学的に接
    続され、前記発光素子から放射される光の一部は前記発
    光素子に対面する一方の受光素子で受光され、他方の受
    光素子は前記光ガイド部の端から放射される光を受光す
    るように構成されていることを特徴とする光電子装置。
  14. 【請求項14】 前記発光素子は両端の出射面からそれ
    ぞれレーザ光を出射する半導体レーザ素子からなるとと
    もに、二面に受光素子を有する前記光半導体素子と前記
    レーザ光を案内する光ガイド部は、前記半導体レーザ素
    子の前方出射側および後方出射側にそれぞれ配置されて
    いることを特徴とする請求項13に記載の光電子装置。
  15. 【請求項15】 前記光透過部は光半導体素子に設けら
    れた孔や切り欠きによる空間で形成されていることを特
    徴とする請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記
    載の光電子装置。
  16. 【請求項16】 前記光透過部は光が透過できる材質に
    よる透明体で形成されていることを特徴とする請求項1
    0乃至請求項14のいずれか1項に記載の光電子装置。
  17. 【請求項17】 前記透明体はレンズを構成しているこ
    とを特徴とする請求項16に記載の光電子装置。
  18. 【請求項18】 前記透明体は石英,ガラス,プラスチ
    ックのうちのいずれかの物質で形成され、かつ前記孔や
    切り欠きに充填形成されていることを特徴とする請求項
    10乃至請求項17のいずれか1項に記載の光電子装
    置。
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