JP7174412B2 - 光レセプタクル - Google Patents
光レセプタクル Download PDFInfo
- Publication number
- JP7174412B2 JP7174412B2 JP2019033937A JP2019033937A JP7174412B2 JP 7174412 B2 JP7174412 B2 JP 7174412B2 JP 2019033937 A JP2019033937 A JP 2019033937A JP 2019033937 A JP2019033937 A JP 2019033937A JP 7174412 B2 JP7174412 B2 JP 7174412B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrule
- tip
- optical
- optical receptacle
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
これを防ぐため、光ファイバの先端面を軸方向に対して斜めに傾斜させ、先端面で反射した光が送信側に戻るのを防止することが知られている。
一方、伝送損失を抑えるため、光ファイバの先端は、光レセプクルに設けられた光学系の焦点位置によって定まる所定の位置に配置される。これを確実にするため、光プラグを光レセプタクルに接続するとき、フェルールを先端方向へ向けて付勢し、光レセプタクルに押し付ける。
しかし、フェルールの先端に傾斜面を設けると、フェルールの最先端の部分に応力が集中して、変形したり破損したりする可能性があり、その結果、光レセプタクルに対するフェルールの位置がずれ、伝送損失が大きくなる可能性がある。
前記底面は、前記フェルールの前記先端のうち最先端の部分に当接しないよう回避する溝部を更に有してもよい。
前記傾斜部は、錐状であってもよい。
前記傾斜部は、複数の平面を有してもよい。前記複数の平面は、互いに異なる方向に傾斜していてもよい。
前記底面は、軸方向に対して垂直な平面を有してもよい。前記平面は、前記フェルールの前記先端が軸方向に対して垂直である第二の光プラグと接続された場合に、前記フェルールの前記先端に当接してもよい。
前記溝部があれば、前記底面が前記フェルールの前記先端のうち最先端の部分に当接しないよう回避するので、最先端の部分の変形や破損を防ぐことができる。また、最先端の部分が、前記フェルールの位置決めに影響しないので、仮に最先端の部分が変形したり破損したりしたとしても、光レセプタクルに対するフェルールの位置がずれることによる伝送損失の増大を防ぐことができる。
軸方向に対して垂直な平面があれば、フェルールの先端が中心軸に対して垂直な光プラグを接続することができる。
ハウジング11には、光プラグ80と嵌合する嵌合構造が設けられ、光プラグ80を光レセプタクル10に対して所定の位置に固定する。
受け部12には、光プラグ80のフェルール81が挿入される挿入孔13が設けられている。挿入孔13は、円筒状の側面31と、フェルール81の先端に当接する底面32とを有する。側面31は、フェルール81が挿入孔13に対して軸方向に自由に移動できるようにするため、フェルール81の外径よりもわずかに大きい内径を有する。底面32の中心には、光ファイバを通過する光が通る貫通孔33が設けられている。なお、光ファイバを通過する光を透過する透光材料で底面32を形成してもよく、その場合は、貫通孔33を設けなくてもよい。
光学素子14は、例えば発光素子であり、光学素子14から放射された光がレンズ15によって所定の焦点位置に焦点を結ぶ。あるいは、光学素子14は、受光素子であり、前記焦点位置から放射された光がレンズ15によって光学素子14に焦点を結ぶ。挿入孔13に挿入されたフェルール81によって保持された光ファイバの先端を前記焦点位置によって定まる所定の位置に合わせることにより、伝送損失を抑えることができる。
底面32には、更に、溝部35が設けられている。溝部35は、傾斜部34の外周に沿った環状であり、傾斜部34よりも窪んでいる。
光レセプタクル10に対するフェルール81の位置は、傾斜部34に当接する傾斜面82によって定まる。光レセプタクル10は、この状態でフェルール81に保持された光ファイバの先端が前記焦点位置によって定まる所定の位置にあるよう構成されている。フェルール81の先端が変形したり破損したりしなければ、光レセプタクル10に対するフェルール81の位置がずれることはない。仮に、フェルール81の最先端の部分が変形したり破損したりしたとしても、その部分は、フェルール81の位置決めとは関係ないので、フェルール81の位置がずれることはない。したがって、低い伝送損失を維持することができる。
それぞれの平面の法線が中心軸との間になす角は、フェルール81の傾斜面82の法線が中心軸との間になす角と等しい。すなわち、傾斜部34は、傾斜面82の傾斜に沿って傾斜している。
傾斜部34が円錐状であれば、フェルール81の傾斜面82の向きに関わらず、傾斜面82がいずれかの母線に当接する。これに対し、傾斜部34が角錐状である場合は、傾斜面82の向きを、いずれかの平面に合わせる必要がある。そのためには、例えば、光プラグ80と光レセプタクル10との嵌合構造により、傾斜面82の向きを制限するよう構成する。あるいは、フェルール81が中心軸を中心としてある程度自由に回転できるよう構成してもよい。そうすれば、傾斜面82が自動的に回転して、向きを合わせることができる。
フェルール81の傾斜面82が傾斜部34のいずれかの平面全体に当接するので、当接する部分の面積が広くなり、応力が更に分散される。これにより、フェルール81の変形や破損を防ぐことができる。
また、溝部35は、傾斜部34の周りを囲む環状ではなく、所定の方向にのみ設けてもよい。この例では、傾斜面82の向きが限られているので、溝部35は、そのときにフェルール81の最先端の部分が来る位置のみに設ければよい。傾斜部34が角錐状である場合も同様である。
そうすれば、フェルール81の先端に傾斜面82が設けられた光プラグ80だけでなく、フェルール81の先端が中心軸に対して垂直な光プラグも、光レセプタクル10に接続することができる。その場合、フェルール81の先端の面が、平面36に当接する。
そうすれば、傾斜面82の角度が異なる複数種類の光プラグ80を、光レセプタクル10に接続することができる。
ハウジング21には、光プラグ80と嵌合する嵌合構造が二つ設けられている。それぞれの嵌合構造に光プラグ80を嵌合させることにより、二つの光プラグ80を互いに対向する位置に固定する。
受け部22には、光プラグ80のフェルール81が挿入される二つの挿入孔23a,23bが設けられている。受け部22は、光プラグ80を通過する光を透過する透光材料で形成されている。なお、挿入孔23a,23bの底面以外の部分は、光プラグ80を通過する光を透過しない不透光材料で形成してもよい。
挿入孔23a,23bの形状は、光レセプタクル10の挿入孔13と同様である。ただし、貫通孔33の代わりに、有底穴33a,33bが設けられている。有底穴33a,33bの底面は、例えば、軸方向に対して垂直な平面である。
また、受け部22には、有底穴の先に凸部25a,25bが設けられている。凸部25a,25bは、例えば球面状であり、有底穴33a,33bの底面と協働して、レンズの役割を果たす。なお、所望のレンズとして機能するのであれば、有底穴33a,33bはなくてもよい。
挿入孔23aに挿入されたフェルール81によって保持された光ファイバの先端から放射された光は、凸部25a,25bによって、挿入孔23bに挿入されたフェルール81によって保持された光ファイバの先端に焦点を結ぶ。
なお、光レセプタクル10と同様、レンズ15を設けてもよく、その場合は、凸部25a,25bを設けなくてもよいし、有底穴33a,33bではなく貫通孔33を設けてもよい。貫通孔33を設ける場合は、光プラグ80を通過する光を透過しない不透光材料で受け部22を形成してもよい。
光レセプタクル20は、上述した光レセプタクル10と同様、フェルール81の位置がずれるのを防ぐことができるので、低い伝送損失を維持することができる。
Claims (4)
- フェルールの先端に軸方向に対して斜めに傾斜した傾斜面を有する光プラグと接続される光レセプタクルにおいて、
前記フェルールが挿入される挿入孔を有する受け部を備え、
前記挿入孔は、前記フェルールの前記先端が押し付けられる底面を有し、
前記底面は、前記フェルールの前記傾斜面の傾斜に沿って傾斜した傾斜部と、前記フェルールの前記先端のうち最先端の部分に当接しないよう回避する溝部とを有し、
前記フェルールの前記傾斜面が前記傾斜部に当接することにより、前記フェルールの前記先端に加わる応力が分散される、
光レセプタクル。 - 前記傾斜部は、錐状である、
請求項1の光レセプタクル。 - 前記傾斜部は、複数の平面を有し、
前記複数の平面は、互いに異なる方向に傾斜している、
請求項1又は2の光レセプタクル。 - 前記底面は、軸方向に対して垂直な平面を有し、
前記平面は、前記フェルールの前記先端が軸方向に対して垂直である第二の光プラグと接続された場合に、前記フェルールの前記先端に当接する、
請求項1乃至3いずれかの光レセプタクル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019033937A JP7174412B2 (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | 光レセプタクル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019033937A JP7174412B2 (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | 光レセプタクル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020140003A JP2020140003A (ja) | 2020-09-03 |
JP7174412B2 true JP7174412B2 (ja) | 2022-11-17 |
Family
ID=72264844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019033937A Active JP7174412B2 (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | 光レセプタクル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7174412B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000502814A (ja) | 1995-12-22 | 2000-03-07 | ザ ウィタカー コーポレーション | 光ファイバ端部を固定及び位置決めするための装置及びその使用方法 |
JP2006242997A (ja) | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Eudyna Devices Inc | 光学装置及びその製造方法、光学装置アダプタ並びに光学部品のストッパ |
JP2017212252A (ja) | 2016-05-23 | 2017-11-30 | オプト エレクトロニクス ソリューションズ | 光送信機及びこれを含む光モジュール |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101660958B1 (ko) * | 2014-06-13 | 2016-09-29 | 주식회사 오이솔루션 | 양방향 광송수신 모듈 |
-
2019
- 2019-02-27 JP JP2019033937A patent/JP7174412B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000502814A (ja) | 1995-12-22 | 2000-03-07 | ザ ウィタカー コーポレーション | 光ファイバ端部を固定及び位置決めするための装置及びその使用方法 |
JP2006242997A (ja) | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Eudyna Devices Inc | 光学装置及びその製造方法、光学装置アダプタ並びに光学部品のストッパ |
JP2017212252A (ja) | 2016-05-23 | 2017-11-30 | オプト エレクトロニクス ソリューションズ | 光送信機及びこれを含む光モジュール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020140003A (ja) | 2020-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5740800B1 (ja) | 光レセプタクル | |
US10718909B2 (en) | Expanded beam fiber optic connection system | |
KR20060090579A (ko) | 광섬유 접속 부품 및 이를 사용한 광섬유 접속기 | |
CA1295042C (en) | Optical semiconductor module | |
US20130272665A1 (en) | Multi-channel optical module | |
US20170219784A1 (en) | Optical receptacle and optical module | |
US6687434B2 (en) | Optical element having inclined surface | |
US20110188811A1 (en) | Fiber optic connector and fiber optic assembly having same | |
JP4127147B2 (ja) | 光レセプタクル、及び光モジュール | |
JP7174412B2 (ja) | 光レセプタクル | |
US20150309270A1 (en) | Optical coupling element and optical module having the same | |
JP2015203844A (ja) | 光コネクタフェルール | |
JP2018081144A (ja) | 光コネクタ | |
JP7202038B2 (ja) | 光レセプタクル | |
US20140334784A1 (en) | Optical connector | |
JP6494093B2 (ja) | 光モジュール | |
US8827573B2 (en) | Photoelectric converter | |
JP6492647B2 (ja) | 光コネクタフェルール | |
CN101308231A (zh) | 光耦合元件及光耦合单元 | |
JP7174411B2 (ja) | フェルール、光コネクタ、及び、それらを有する組立体 | |
JP2018124418A (ja) | 光コネクタ | |
US9261660B2 (en) | Optical coupling lens, optical communiction device, and method for assembling same | |
JPS608809A (ja) | 光コネクタ | |
WO2018221401A1 (ja) | 光レセプタクルおよび光モジュール | |
JP3103890U (ja) | デュプレックス式光信号送受信モジュール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220712 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220902 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221028 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7174412 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |