JP2015203844A - 光コネクタフェルール - Google Patents

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真樹 大村
祥 矢加部
Sho Yakabe
祥 矢加部
木村 哲
Satoru Kimura
哲 木村
潤治 福井
Junji Fukui
潤治 福井
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Abstract

【課題】非接続時において光が接続方向に沿って外部へ出射されることを抑制することができる光コネクタフェルールを提供する。
【解決手段】光コネクタフェルールは、光ファイバF2が固定されて光の入射若しくは出射を行う光学開口12と、他方の光コネクタフェルールとの光の授受を行う光透過面14と、光学開口12と光透過面14との間の光路上に配置された光反射面16と、該光路上に配置されたレンズ20とを備える。光学開口12と光反射面16との間の光路は、接続方向A1に沿っている。光反射面16と光透過面14との間の光路は、接続方向A1と交差する方向A3に沿っており且つ光透過面14と交差している。一対の光コネクタフェルールの各光透過面14は、互いに間隔をあけて対向するように配置される。
【選択図】図6

Description

本発明は、光コネクタフェルールに関するものである。
特許文献1には、光ファイバが固定されたレンズ付きのフェルール同士を突き当てることにより、光ファイバ同士の光接続を行う技術が開示されている。
特開2008−151843号公報
特許文献1に記載された構造では、光ファイバの光軸がコネクタ接続方向と一致しており、光ファイバから出射されてレンズを通過した光は、コネクタ接続方向に沿って出射される。通常、コネクタ接続方向における光コネクタの先端部は開口しているので、非接続時には光が接続方向に沿って光コネクタの外部へ出射されてしまい、作業者の目に光が入ってしまうおそれがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、非接続時において光が接続方向に沿って外部へ出射されることを抑制することができる光コネクタフェルールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明による光コネクタフェルールは、第1方向に沿って接続される一対の光コネクタフェルールのうち一方の光コネクタフェルールであって、光導波路部材が固定されて光の入射若しくは出射を行う光学開口と、一対の光コネクタフェルールのうち他方の光コネクタフェルールとの光の授受を行う光透過面と、光学開口と光透過面との間の光路上に配置され、光学開口と光透過面とを光学的に接続する光反射面と、第1方向において他方の光コネクタフェルールに当接する当接面と、光路上に配置されたレンズとを備え、光反射面と他方の光コネクタフェルールの光透過面との間の光路が第1方向と交差する第2方向に沿っており且つ光透過面と交差しており、一対の光コネクタフェルールの各光透過面が互いに間隔をあけて対向するように配置される。
本発明による光コネクタフェルールによれば、非接続時において光が接続方向に沿って外部へ出射されることを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る光コネクタフェルールを備える光接続構造の外観を示す斜視図である。 図2は、光コネクタフェルールの外観を示す斜視図である。 図3は、光コネクタフェルールの(a)平面図、(b)正面図、(c)背面図、及び(d)側面図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿った断面を示す側断面図である。 図5は、一対の光コネクタフェルールが互いに接続された状態を示す側断面図である。 図6は、一対の光コネクタフェルールにおける光学開口、光透過面、光反射面、及びレンズの構成を拡大して示す側面図である。 図7は、実施形態の効果を説明するための図である。 図8は、凹部を形成する際の金型の配置を示す断面図である。図8(a)は凹部内に金型が配置されている状態(すなわち成型中)を示し、図8(b)は凹部から金型を抜き取った状態を示している。 図9は、第1変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。 図10は、第2変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。 図11は、第2変形例の効果を説明するための図である。 図12は、比較例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。 図13は、第3変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。 図14は、第3変形例の効果を説明するための図である。 図15は、第4変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。 図16は、第5変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。 図17は、第6変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。 図18は、第7変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。 図19は、第8変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側断面図である。 図20は、凹部を形成する際の金型の配置を示す断面図である。図20(a)は凹部内に金型が配置されている状態(すなわち成型中)を示し、図20(b)は凹部から金型を抜き取った状態を示している。 図21は、上記実施形態の第9変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側断面図である。 図22は、光コネクタフェルールを接続方向から見た正面図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に、本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。(1)一実施形態による光コネクタフェルールは、第1方向に沿って接続される一対の光コネクタフェルールのうち一方の光コネクタフェルールであって、光導波路部材が固定されて光の入射若しくは出射を行う光学開口と、一対の光コネクタフェルールのうち他方の光コネクタフェルールとの光の授受を行う光透過面と、光学開口と光透過面との間の光路上に配置され、光学開口と光透過面とを光学的に接続する光反射面と、第1方向において他方の光コネクタフェルールに当接する当接面と、光路上に配置されたレンズとを備え、光反射面と光透過面との間の光路が第1方向と交差する第2方向に沿っており且つ光透過面と交差しており、一対の光コネクタフェルールの各光透過面が互いに間隔をあけて対向するように配置される。
この光コネクタフェルールでは、例えば光ファイバなどの光導波路部材が光学開口に固定され、該光学開口において光の入射若しくは出射が行われる。その光は光透過面を通過するが、光透過面と光学開口との間の光路は光反射面によって折り曲げられている。すなわち、非接続時には、光が接続方向(すなわち第1方向)と交差する方向に沿って光コネクタフェルールの外側へ出射されることとなるので、例えば光コネクタフェルールを覆うハウジング等によって、光コネクタ外部への光の出射を遮ることができる。従って、この光コネクタフェルールによれば、非接続時において光が外部へ出射されることを抑制することができる。また、一対の光コネクタフェルールの各光透過面が互いに間隔をあけて対向するように配置されるので、一対の光コネクタフェルールを光アダプタの挿通孔の両側において挿入若しくは抜出する際に、光透過面同士の接触を回避して光透過面の損傷を低減することができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、第1方向に沿って一対の光コネクタフェルールを接続する第1の接続部及び第2の接続部をさらに備え、第1の接続部は、他方の光コネクタフェルールの第2の接続部と、第1方向に沿って接続され、第1の接続部と他方の光コネクタフェルールの第2の接続部とが接続されることにより、当接面が他方の光コネクタフェルールの当接面と当接することとしてもよい。これにより、一対の光コネクタフェルールの位置決め及び光導波路部材の接続を容易に実現できる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、当接面が他方の光コネクタフェルールに当接した状態において、光反射面及び光透過面の他方の光コネクタフェルール側の縁が、他方の光コネクタフェルールから離間していてもよい。これにより、接続時において一方の光コネクタフェルールの光反射面及び光透過面と他方の光コネクタフェルールの光反射面及び光透過面とが互いに接触することを回避して、各々の光反射面及び光透過面の損傷を低減することができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、レンズが、光透過面若しくは光反射面と光路とが交差する箇所に配置されていてもよい。これにより、レンズを光透過面若しくは光反射面と一体に成形することができ、部品点数の低減及び製造工程の簡略化を図ることができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、第1方向及び第2方向によって規定される平面に対して垂直であり第1方向に沿った架空平面であって、該架空平面の法線方向における第1の接続部と第2の接続部との中心に位置する架空平面に対して、光透過面が光反射面側に位置してもよい。第1の接続部と第2の接続部との中心位置を基準に光透過面位置を決定することにより、一対の光コネクタフェルールの各光透過面を容易に互いに間隔をあけて対向するように配置することができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、光透過面が、光反射面と光透過面との間の光路の光軸に垂直な平面に対して傾斜していてもよい。これにより、光透過面において反射した戻り光と光導波路部材との結合を回避することができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、光透過面が、該光透過面の外側における光路の光軸が他方の光コネクタフェルール側に傾斜する向きに傾斜していてもよい。この場合、非接続時に光コネクタから光を取り出すことが容易になり、検査の際の光強度計測を容易に行うことができる。また、この場合、第1方向に沿って一対の光コネクタフェルールを接続する第1の接続部及び第2の接続部をさらに備え、第1の接続部は、他方の光コネクタフェルールの第2の接続部と、第1方向に沿って接続され、第1方向及び第2方向によって規定される平面に対して垂直であり第1方向に沿った架空平面であって、該架空平面の法線方向における第1の接続部と第2の接続部との中心に位置する架空平面に対して、光透過面の他方の光コネクタフェルール側の縁が光反射面側に位置してもよい。第1の接続部と第2の接続部との中心位置を基準に光透過面位置を決定することにより、一対の光コネクタフェルールの各光透過面を容易に互いに間隔をあけて対向するように配置することができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、光透過面が、該光透過面の外側における光路の光軸が他方の光コネクタフェルール側とは逆側に傾斜する向きに傾斜していてもよい。この場合、非接続時において光が外部へ出射されることを更に効果的に抑制することができる。また、この場合、第1方向に沿って一対の光コネクタフェルールを接続する第1の接続部及び第2の接続部をさらに備え、第1の接続部は、他方の光コネクタフェルールの第2の接続部と、第1方向に沿って接続され、第1方向及び第2方向によって規定される平面に対して垂直であり第1方向に沿った架空平面であって、該架空平面の法線方向における第1の接続部と第2の接続部との中心に位置する架空平面に対して、光透過面の中心が光反射面側に位置してもよい。第1の接続部と第2の接続部との中心位置を基準に光透過面位置を決定することにより、一対の光コネクタフェルールの各光透過面を容易に互いに間隔をあけて対向するように配置することができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、第1方向と交差する方向に並ぶn段(nは2以上の整数)に亘って光学開口が設けられており、該方向に並ぶn段の光路が提供されてもよい。これにより、更に多くの光導波路部材を高密度に実装することができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、第1方向における、当接面と他方の光コネクタフェルールの当接面に当接される面との中心位置に対し、n段の光路のうち第m番目の光路(1<m<n)に対応するレンズの該中心位置からの距離と、n段の光路のうち第(n−m+1)番目の光路に対応するレンズの該中心位置からの距離とが互いに等しくてもよい。これにより、光反射面と第1方向及び第2方向との成す角を一定角度(例えば45°)として、複数段の光学開口の光接続が可能となる。
また、上記の光コネクタフェルールは、n段の光学開口それぞれと、各光学開口に対応するレンズとの間の光路長差を補償する光路長補償部を更に備えてもよい。これにより、複数段のレンズの焦点距離を揃えることができ、レンズ形状を統一してレンズ形成を容易にすることができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、光路長補償部において、n段の光学開口それぞれと、各光学開口に対応するレンズとの間の光路長が互いに等しくなるように、第1方向におけるn段の光学開口の位置が設定されていてもよい。これにより、上記の光路長補償部を好適に実現することができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、n段の光学開口の一部が、第1方向と交差する方向における一対の側面の一方に形成された第1の凹部の側面によって構成され、n段の光学開口の残部が、一対の側面の他方に形成された第2の凹部の側面によって構成され、第1及び第2の凹部が互いに連通していてもよい。これにより、第1方向と交差する方向における光コネクタフェルールの寸法(厚さ)を大きくすることができ、光コネクタフェルールの機械的強度を高めることができる。また、光学開口における光導波路部材の固定状態の検査を、第1及び第2の凹部を介して容易に行うことができる。
また、上記の光コネクタフェルールでは、n段の光学開口が、第1方向と交差する方向における一対の側面の一方に形成された凹部の側面によって構成されていてもよい。このように一方の側面に形成された凹部によってn段の光学開口が構成されることにより、n段の光学開口の形成を容易に行うことができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る光コネクタフェルールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光コネクタフェルールを備える光接続構造1Aの外観を示す斜視図である。図1に示されるように、本実施形態の光接続構造1Aは、互いに接続される一対の光コネクタフェルール10を備えている。これらの光コネクタフェルール10は、互いに同一の形状を有する透明な樹脂製の部材であり、複数の光ファイバ(光導波路部材)F2からなる光ファイバ束F1をそれぞれ保持している。これらの光コネクタフェルール10は、一方が他方に対し上下反転して対向することにより、所定の接続方向(第1方向)A1に沿って互いに接続され、各々が保持する光ファイバ同士を光学的に結合させる。なお、以下の説明では、一対の光コネクタフェルール10のうち一方の構成について主に述べるが、他方の光コネクタフェルール10の構成も同様である。但し、一対の光コネクタフェルール10は、互いに所定の接続方向A1に沿って互いに接続されればよく、完全に同一な形状であることは必須ではない。
図2は、光コネクタフェルール10の外観を示す斜視図である。図3は、光コネクタフェルール10の(a)平面図、(b)正面図、(c)背面図、及び(d)側面図である。図4は、図2のIV−IV線に沿った断面を示す側断面図である。図5は、一対の光コネクタフェルール10が互いに接続された状態を示す側断面図である。なお、説明の便宜のため、図4にのみ光ファイバ(光導波路部材)F2が示されている。
図2〜図4に示されるように、光コネクタフェルール10は、光学開口12(図4参照)、光透過面14、光反射面16、当接面18a、被当接面18b、及びレンズ20を備えている。光学開口12は、光ファイバF2が固定されて光の入射若しくは出射を行う部分である。本実施形態の光学開口12は、接続方向A1と交差する方向A2に沿って並ぶn段(nは2以上の整数、図にはn=2の場合を示す)に亘って設けられており、該方向A2に沿って並ぶn段の光路L1を提供する。そして、n段の光学開口12の一部は、方向A2における一対の側面10a,10bのうち一方の側面10aに形成された凹部(第1の凹部)22aの側面によって構成されている。また、n段の光学開口12の残部は、他方の側面10bに形成された凹部(第2の凹部)22bの側面によって構成されている。なお、凹部22a及び22bは、方向A2において互いに連通している。
光透過面14は、他方の光コネクタフェルール10との光の授受を行う。本実施形態では、光透過面14は光コネクタフェルール10の前端部に形成されており、方向A2と交差する(具体的には、方向A2と直交する)平面に沿って延びている。図5に示されるように、光透過面14は、他方の光コネクタフェルール10の光透過面14と対向し、光透過面14同士で光の授受を行う。
光反射面16は、光学開口12と光透過面14との間の光路上に配置され、光学開口12と光透過面14とを結ぶ光路を曲折させる。光反射面16は、例えば方向A1及びA2に対して45°の角度を成す。その場合、光学開口12と光反射面16との間の光路L1と、光透過面14と光反射面16との間の光路L2との成す角度は90°である。
当接面18aは、接続方向A1において他方の光コネクタフェルール10に当接する面である。図2に示されるように、本実施形態では当接面18aが2箇所設けられ、これらの当接面18aは接続方向A1から見て光反射面16を間に挟むように配置されている。当接面18aは、接続方向A1と交差する平面に沿って延びており、接続方向A1において光コネクタフェルール10の前方へ突出している。当接面18aには、接続方向A1に延びるガイドピン挿入孔(第1接続部)24が形成されている。被当接面18bは、接続方向A1から見て、当接面18aに対し方向A2に並んで配置されている。被当接面18bからは、ガイドピン(第2接続部)26が接続方向A1に突出している。
一対の光コネクタフェルール10が互いに接続される際、一方の光コネクタフェルール10のガイドピン26が他方の光コネクタフェルール10のガイドピン挿入孔24に挿入され、同時に、他方の光コネクタフェルール10のガイドピン26が一方の光コネクタフェルール10のガイドピン挿入孔24に挿入される。そして、図5に示されるように、一方の光コネクタフェルール10の当接面18aと他方の光コネクタフェルール10の被当接面18bとが互いに当接し、同時に、他方の光コネクタフェルール10の当接面18aと一方の光コネクタフェルール10の被当接面18bとが互いに当接する。これにより、接続方向A1における一対の光コネクタフェルール10同士の相対位置が決定される。
なお、図5に示されるように、一方の光コネクタフェルール10の当接面18a及び被当接面18bと、他方の光コネクタフェルール10の被当接面18b及び当接面18aとが互いに当接している状態において、一方の光コネクタフェルール10における光透過面14及び光反射面16の他方の光コネクタフェルール10側の縁は、他方の光コネクタフェルール10に対して距離H2だけ離間している。言い換えれば、接続方向A1において、当接面18aは、光透過面14及び光反射面16の他方の光コネクタフェルール10側の縁から距離H2だけ前方(他方の光コネクタフェルール10寄り)に位置している。
レンズ20は、光学開口12と光透過面14との間の光路上に配置され、光学開口12と光透過面14とを光学的に接続している。本実施形態では、レンズ20は光反射面16と光路L1,L2とが交差する箇所に配置され、光反射面16と一体的に成型されている。レンズ20は、光ファイバF2から出射された光を平行化(コリメート)し、また、他方の光コネクタフェルール10から受けた平行光を集光して光ファイバF2に入射させる。
ここで、図6は、一対の光コネクタフェルール10における光学開口12、光透過面14、光反射面16、及びレンズ20の構成を拡大して示す側面図である。図6に示されるように、光学開口12と光反射面16との間の光路L1は接続方向A1に沿っており、光反射面16と光透過面14との間の光路L2は、接続方向A1と交差する方向A3(第2方向)に沿っている。なお、本実施形態では方向A3は方向A2(図4を参照)と一致しており、接続方向A1と直交している。また、光透過面14は、光路L2の方向A3と交差する平面に沿って延びている。
一対の光コネクタフェルール10の各光透過面14は、互いに間隔H1をあけて対向するように配置される。この間隔H1をあけるための条件は次のとおりである。いま、接続方向A1及び方向A3によって規定される平面(すなわち、光路L1及びL2を含む平面)に対して垂直であり且つ接続方向A1に沿った架空平面P1を想定する。この架空平面P1は、その法線方向における当該光コネクタフェルール10の中心に位置する。このとき、光透過面14は、架空平面P1に対して光反射面16側に位置するとよい。本実施形態において、光コネクタフェルール10の中心は、ガイドピン挿入孔(第1接続部)24とガイドピン(第2接続部)26との中心と一致する。換言すれば、架空平面P1は、光コネクタフェルール10を接続方向A1及び接続方向A1と交差する方向A2に対して垂直な方向から見た場合に、ガイドピン挿入孔(第1接続部)24とガイドピン(第2接続部)26との接続方向A1及び方向A3によって規定される平面の法線方向に延びる対称軸線である。このような定義によれば、例えば後述する第9変形例(図21を参照)に示されるように、上記法線方向における当接面の両端に、ガイドピン挿入孔(第1接続部)24とガイドピン(第2接続部)26とが形成されている場合には、光コネクタフェルール10を接続方向A1及び接続方向A1と交差する方向A2に対して垂直な方向から見た場合に、ガイドピン挿入孔(第1接続部)24とガイドピン(第2接続部)26との接続方向A1及び方向A3によって規定される平面の法線方向に延びる対称軸線として、架空平面P1が定義され得る。
また、接続方向A1における当接面18aと被当接面18bとの中心位置(図中の直線A4)に対して、n段の光路L1のうち第m番目の光路L1(1<m<n)に対応するレンズ20の該中心位置からの距離D1と、n段の光路L1のうち第(n−m+1)番目の光路L1に対応するレンズ20の該中心位置からの距離D2とは、互いに等しい。これにより、光反射面16を屈曲させることなく光反射面16と接続方向A1及び方向A3との成す角を一定角度(例えば45°)として、複数段の光学開口12の光接続が可能となる。
また、本実施形態の光コネクタフェルール10は、光路長補償部28を更に備えている。光路長補償部28は、n段の光学開口12それぞれと、各光学開口12に対応するレンズ20との間の光路長差を補償するための構造である。すなわち、光路長補償部28において、n段の光学開口12それぞれと、各光学開口12に対応するレンズ20との間の光路長が互いに等しくなるように、接続方向A1におけるn段の光学開口12の位置が設定される。言い換えれば、光学開口12からレンズ20までの距離が均等になるように、接続方向A1におけるn段の光学開口12の位置が互いにオフセットされている。
以上の構成を備える本実施形態の光コネクタフェルール10によって得られる作用効果について説明する。本実施形態の光コネクタフェルール10では、光ファイバF2が光学開口12に固定され、該光学開口12において光の入射若しくは出射が行われる。その光は光透過面14を通過するが、光透過面14と光学開口12との間の光路は光反射面16によって折り曲げられている。すなわち、光学開口12と光反射面16との間の光路L1は接続方向A1に沿っており、光反射面16と光透過面14との間の光路L2は接続方向A1と交差する方向A3に沿っている。故に、図7に示されるように、非接続時には、光が接続方向A1と交差する方向A3に沿って光コネクタフェルール10の外側へ出射されることとなるので、例えば光コネクタフェルール10を覆うハウジング等によって、光コネクタ外部への光の出射を遮ることができる。従って、この光コネクタフェルール10によれば、非接続時において光が外部へ出射されることを抑制することができる。
また、本実施形態では、一対の光コネクタフェルール10の各光透過面14が互いに間隔H1をあけて対向するように配置される。従って、一対の光コネクタフェルール10を光アダプタ3の挿通孔の両側において挿入若しくは抜出する際に、光透過面14同士の接触を回避して光透過面14の損傷を低減することができる。
また、本実施形態のように、当接面18aが他方の光コネクタフェルール10の被当接面18bに当接した状態において、光反射面16及び光透過面14の他方の光コネクタフェルール10側の縁が、他方の光コネクタフェルール10から離間していてもよい。これにより、接続時において一方の光コネクタフェルール10の光透過面14及び光反射面16と他方の光コネクタフェルール10の光透過面14及び光反射面16とが互いに接触することを回避して、各々の光透過面14及び光反射面16の損傷を低減することができる。
また、本実施形態のように、レンズ20は、光反射面16と光路L1,L2とが交差する箇所に配置されていてもよい。これにより、レンズ20を光反射面16と一体に成形することができ、部品点数の低減及び製造工程の簡略化を図ることができる。なお、光反射面16にレンズ20を形成することにより、レンズを小さく形成することができ、レンズ20が互いに干渉することを防止できる。
また、本実施形態のように、図6に示される架空平面P1に対して、光透過面14が光反射面16側に位置してもよい。これにより、一対の光コネクタフェルール10の各光透過面14を互いに間隔H1をあけて対向するように配置することができる。
また、本実施形態のように、接続方向A1と交差する方向A2に沿って並ぶn段に亘って光学開口12が設けられており、該方向A2に沿って並ぶn段の光路L1が提供されてもよい。これにより、更に多くの光ファイバF2を高密度に実装することができる。
また、本実施形態のように、n段の光学開口12それぞれと、各光学開口12に対応するレンズ20との間の光路長差を補償する光路長補償部28が設けられてもよい。これにより、複数段のレンズ20の焦点距離を揃えることができ、レンズ20の形状を統一してその形成を容易にすることができる。
また、本実施形態のように、光路長補償部28において、n段の光学開口12それぞれと、各光学開口12に対応するレンズ20との間の光路長が互いに等しくなるように、接続方向A1におけるn段の光学開口12の位置が設定されていてもよい。これにより、光路長補償部28を好適に実現することができる。
また、本実施形態のように、n段の光学開口12の一部が、方向A2における一方の側面10aに形成された凹部22aの側面によって構成され、n段の光学開口12の残部が、他方の側面10bに形成された凹部22bの側面によって構成され、これらの凹部22a,22bが互いに連通していてもよい。ここで、図8は、これらの凹部22a,22bを形成する際の金型の配置を示す断面図である。図8(a)は凹部22a,22b内に金型31,33が配置されている状態(すなわち成型中)を示し、図8(b)は凹部22a,22bから金型31,33を抜き取った状態を示している。図8に示されるように、上記のような凹部22a,22bは、側面10a側に配置される金型31と、側面10b側に配置される金型33とを用いて好適に形成することができる。従って、方向A2における光コネクタフェルール10の寸法(厚さ)T1を大きくすることができ、光コネクタフェルール10の機械的強度を高めることができる。また、光学開口12における光ファイバF2の固定状態の検査を、凹部22a,22bを介して容易に行うことができる。
(第1の変形例)
図9は、上記実施形態の第1変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。本変形例と上記実施形態との相違点は、レンズの形成位置である。すなわち本変形例の光コネクタフェルールは、上記実施形態のレンズ20に代えてレンズ21を備えている。レンズ21は、光反射面16ではなく光透過面14に形成されている。具体的には、本変形例のレンズ21は光透過面14と光路L2とが交差する箇所に配置され、光透過面14と一体的に成型されて成る。レンズ21は、光ファイバF2から出射されて光反射面16を経た光を平行化(コリメート)し、また、他方の光コネクタフェルールから受けた平行光を集光して、光反射面16を介して光ファイバF2に入射させる。なお、本変形例では、光学開口12とレンズ21との間の光路長がn段それぞれで互いに等しくなるので、光路長補償部28(図6参照)は不要である。
本変形例のように、レンズは光透過面14に形成されていてもよい。これにより、レンズを光透過面14と一体に成形することができ、部品点数の低減及び製造工程の簡略化を図ることができる。
(第2の変形例)
図10は、上記実施形態の第2変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。本変形例と上記実施形態との相違点は、光透過面の傾きである。すなわち本変形例の光コネクタフェルールは、上記実施形態の光透過面14に代えて光透過面44を備えている。光透過面44は、光反射面16と光透過面44との間の光路L2の光軸に垂直な架空平面P1に対して傾斜している。このような構成により、光透過面44において反射した戻り光と光ファイバF2との結合を回避することができる。
更に詳細に説明する。本変形例では、光透過面44と光反射面16との成す角θが45°よりも大きくなる向きに光透過面44が傾斜している。この場合、図11に示されるように、光透過面44の外側における光路L2の光軸は、他方の光コネクタフェルール側とは逆側(すなわち当該光コネクタフェルールの後方)に向けて傾斜する。従って、例えば光コネクタフェルールを覆うハウジング等によって、非接続時において光が外部へ出射されることを更に効果的に抑制することができる。
また、本変形例において、一対の光コネクタフェルールの各光透過面44は、互いに間隔H1をあけて対向するように配置される。この間隔H1をあけるためには、光透過面44の中心C1が、架空平面P1に対して光反射面16側に位置するとよい。架空平面P1の定義は上記実施形態と同様である。これにより、一対の光コネクタフェルールの各光透過面44を互いに間隔をあけて対向するように配置することができる。
なお、図12は、比較例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。図12に示されるように、仮に光透過面44の中心C1が架空平面P1に対して光反射面16とは逆側に位置するような場合には、一対の光コネクタフェルールの各光透過面44が互いに接触する可能性がある。これにより、光透過面44が損傷するおそれが生じる。本変形例では、光透過面44の中心C1が架空平面P1に対して光反射面16側に位置することによって、一対の光コネクタフェルールの各光透過面44の間に間隔H1を設けることができる。
(第3の変形例)
図13は、上記実施形態の第3変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。本変形例と上記実施形態との相違点は、光透過面の傾きである。すなわち本変形例の光コネクタフェルールは、上記実施形態の光透過面14に代えて光透過面46を備えている。光透過面46は、光反射面16と光透過面46との間の光路L2の光軸に垂直な架空平面P1に対して傾斜している。このような構成により、光透過面46において反射した戻り光と光ファイバF2との結合を回避することができる。
更に詳細に説明する。本変形例では、光透過面46と光反射面16との成す角θが45°よりも小さくなる向きに光透過面46が傾斜している。この場合、図14に示されるように、光透過面46の外側における光路L2の光軸は、他方の光コネクタフェルール側(すなわち当該光コネクタフェルールの前方)に向けて傾斜する。この場合、非接続時に光コネクタから光を取り出すことが容易になり、検査の際の光強度計測を容易に行うことができる。
また、本変形例において、一対の光コネクタフェルールの各光透過面46は、互いに間隔H1をあけて対向するように配置される。この間隔H1をあけるためには、光透過面46の他方の光コネクタフェルール側の縁46aが、光反射面16側に位置するとよい。架空平面P1の定義は上記実施形態と同様である。これにより、一対の光コネクタフェルールの各光透過面46を互いに間隔H1をあけて対向するように配置することができる。
(第4の変形例)
図15は、上記実施形態の第4変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。本変形例では、第2変形例の光透過面44に、第1変形例のレンズ21が形成されている。このような構成であっても、上述した実施形態並びに第1及び第2の変形例の効果を好適に奏することができる。
(第5の変形例)
図16は、上記実施形態の第5変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。本変形例では、第3変形例の光透過面46に、第1変形例のレンズ21が形成されている。このような構成であっても、上述した実施形態並びに第1及び第3の変形例の効果を好適に奏することができる。
(第6の変形例)
図17は、上記実施形態の第6変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。本変形例では、第1変形例の構成においてレンズ21の光軸を光路L2の光軸に対して後方(他方の光コネクタフェルールとは逆側)にオフセットさせている。これにより、光透過面14の外側における光路L2の光軸は、他方の光コネクタフェルール側とは逆側(すなわち当該光コネクタフェルールの後方)に向けて傾斜する。従って、非接続時において光が外部へ出射されることを更に効果的に抑制することができる。
なお、レンズ21の光軸を光路L2の光軸に対して前方(他方の光コネクタフェルール側)にオフセットさせてもよい。その場合、光透過面14の外側における光路L2の光軸は、他方の光コネクタフェルール側(すなわち当該光コネクタフェルールの前方)に向けて傾斜するので、非接続時に光コネクタから光を取り出すことが容易になり、検査の際の光強度計測を容易に行うことができる。
また、n段の光学開口12に対応するn個のレンズ21の一部をオフセットさせてもよいし、n個のレンズ21全てをオフセットさせてもよい。また、n個のレンズ21を互いに異なる向きにオフセットさせてもよいし、n個のレンズ21全てを同一の向きにオフセットさせてもよい。
(第7の変形例)
図18は、上記実施形態の第7変形例に係る光コネクタフェルールの要部を示す側面図である。本変形例と上記実施形態との相違点は、光反射面16の形状である。本変形例では、n段のレンズ20毎に光反射面16の傾斜角が異なっており、これによって各段の光路L2の光軸が交差している。そして、各段の光路L2は、光透過面14に対して傾斜している。このような構成によっても、光透過面14において反射した戻り光と光ファイバF2との結合を回避することができる。
(第8の変形例)
図19は、上記実施形態の第8変形例に係る光コネクタフェルール10Aの要部を示す側断面図である。本変形例と上記実施形態との相違点は、光学開口12を形成するための凹部の形状である。本変形例の光コネクタフェルール10Aは、上記実施形態の凹部22a,22bに代えて、凹部22cを備えている。凹部22cは、方向A2における一対の側面10a,10bのうち一方の側面10bに形成されており、n段の光学開口12全てが、凹部22cの側面によって構成されている。また、光ファイバF2を固定するための接着剤を注入するための凹部22dも、一方の側面10bに形成されている。
ここで、図20は、これらの凹部22cを形成する際の金型の配置を示す断面図である。図20(a)は凹部22c内に金型35、凹部22d内に金型37がそれぞれ配置されている状態(すなわち成型中)を示し、図20(b)は凹部22c,22dから金型35,37を抜き取った状態を示している。図20に示されるように、上記のような凹部22cは、側面10b側に配置される金型35を用いて好適に形成することができる。従って、n段の光学開口12の形成を容易に行うことができる。また、凹部22dも一方の側面10bに形成されることにより、金型35,37を抜き取る方向が同一となり、製造工程を更に容易化することができる。
(第9の変形例)
図21は、上記実施形態の第9変形例に係る光コネクタフェルール10Bの要部を示す側断面図である。また、図22は、光コネクタフェルール10Bを接続方向A1から見た正面図である。本変形例と上記実施形態との相違点は、当接面、ガイドピン挿入孔(第1接続部)、及びガイドピン(第2接続部)の形態である。本変形例の光コネクタフェルール10Bは、上記実施形態の当接面18a及び被当接面18bに代えて、一対の当接面18cを有する。一対の当接面18cは、方向A2に沿ってそれぞれ延びており、光コネクタフェルール10Bの前面において、接続方向A1及び方向A2と交差する方向における光コネクタフェルール10Bの両端部にそれぞれ形成されている。当接面18cの接続方向A1における位置は、上記実施形態の当接面18aと被当接面18bとの中間である。
一対の当接面18cのうち一方には、接続方向A1に延びるガイドピン挿入孔(第1接続部)25が形成されている。一対の当接面18cのうち他方からは、ガイドピン(第2接続部)27が接続方向A1に突出している。一対の光コネクタフェルール10Bが互いに接続される際、一方の光コネクタフェルール10Bのガイドピン27が他方の光コネクタフェルール10Bのガイドピン挿入孔25に挿入され、同時に、他方の光コネクタフェルール10Bのガイドピン27が一方の光コネクタフェルール10Bのガイドピン挿入孔25に挿入される。そして、一方の光コネクタフェルール10Bの当接面18cと他方の光コネクタフェルール10Bの当接面18cとが互いに当接する。これにより、接続方向A1における一対の光コネクタフェルール10同士の相対位置が決定される。
図22に示されるように、光コネクタフェルール10Bを接続方向A1から見た場合、ガイドピン挿入孔(第1接続部)25とガイドピン(第2接続部)27の接続方向A1及び方向A3によって規定される平面の法線方向における対称軸線として、上記実施形態と同様の架空平面P1が定義され得る。本変形例においても、光透過面14は架空平面P1に対して光反射面16側に位置し、これにより、一対の光コネクタフェルール10の各光透過面14は、互いに間隔H1をあけて対向するように配置されることとなる。
1A…光接続構造、3…光アダプタ、10,10A…光コネクタフェルール、10a,10b…側面、12…光学開口、14,44,46…光透過面、16…光反射面、18a…当接面、18b…被当接面、20,21…レンズ、22a〜22d…凹部、24…ガイドピン挿入孔、26…ガイドピン、28…光路長補償部、31,33,35,37…金型、A1…接続方向、F1…光ファイバ束、F2…光ファイバ、L1,L2…光路、P1…架空平面。

Claims (16)

  1. 第1方向に沿って互いに接続される一対の光コネクタフェルールのうち一方の光コネクタフェルールであって、
    光導波路部材が固定されて光の入射若しくは出射を行う光学開口と、
    前記一対の光コネクタフェルールのうち他方の光コネクタフェルールとの前記光の授受を行う光透過面と、
    前記光学開口と前記光透過面との間の光路上に配置され、前記光学開口と前記光透過面とを光学的に接続する光反射面と、
    前記第1方向において前記他方の光コネクタフェルールに当接する当接面と、
    前記光路上に配置されたレンズとを備え、
    前記光反射面と前記光透過面との間の前記光路が前記第1方向と交差する第2方向に沿っており且つ前記光透過面と交差しており、
    前記一対の光コネクタフェルールの各光透過面が互いに間隔をあけて対向するように配置される、光コネクタフェルール。
  2. 前記第1方向に沿って前記一対の光コネクタフェルールを接続する第1の接続部及び第2の接続部をさらに備え、
    前記第1の接続部は、前記他方の光コネクタフェルールの前記第2の接続部と、前記第1方向に沿って接続され、
    前記第1の接続部と前記他方の光コネクタフェルールの前記第2の接続部とが接続されることにより、前記当接面が前記他方の光コネクタフェルールの前記当接面と当接する、請求項1に記載の光コネクタフェルール。
  3. 前記当接面が前記他方の光コネクタフェルールに当接した状態において、前記光反射面及び前記光透過面の前記他方の光コネクタフェルール側の縁が、前記他方の光コネクタフェルールから離間している、請求項1または2に記載の光コネクタフェルール。
  4. 前記レンズは、前記光透過面若しくは前記光反射面と前記光路とが交差する箇所に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光コネクタフェルール。
  5. 前記第1方向及び前記第2方向によって規定される平面に対して垂直であり前記第1方向に沿った架空平面であって、該架空平面の法線方向における前記第1の接続部と前記第2の接続部との中心に位置する前記架空平面に対して、前記光透過面が前記光反射面側に位置する、請求項2に記載の光コネクタフェルール。
  6. 前記光透過面は、前記光反射面と前記光透過面との間の前記光路の光軸に垂直な平面に対して傾斜している、請求項1に記載の光コネクタフェルール。
  7. 前記光透過面は、該光透過面の外側における前記光路の光軸が前記他方の光コネクタフェルール側に傾斜する向きに傾斜している、請求項6に記載の光コネクタフェルール。
  8. 前記第1方向に沿って前記一対の光コネクタフェルールを接続する第1の接続部及び第2の接続部をさらに備え、
    前記第1の接続部は、前記他方の光コネクタフェルールの前記第2の接続部と、前記第1方向に沿って接続され、
    前記第1方向及び前記第2方向によって規定される平面に対して垂直であり前記第1方向に沿った架空平面であって、該架空平面の法線方向における前記第1の接続部と前記第2の接続部との中心に位置する前記架空平面に対して、前記光透過面の前記他方の光コネクタフェルール側の縁が前記光反射面側に位置する、請求項7に記載の光コネクタフェルール。
  9. 前記光透過面は、該光透過面の外側における前記光路の光軸が前記他方の光コネクタフェルール側とは逆側に傾斜する向きに傾斜している、請求項6に記載の光コネクタフェルール。
  10. 前記第1方向に沿って前記一対の光コネクタフェルールを接続する第1の接続部及び第2の接続部をさらに備え、
    前記第1の接続部は、前記他方の光コネクタフェルールの前記第2の接続部と、前記第1方向に沿って接続され、
    前記第1方向及び前記第2方向によって規定される平面に対して垂直であり前記第1方向に沿った架空平面であって、該架空平面の法線方向における前記第1の接続部と前記第2の接続部との中心に位置する前記架空平面に対して、前記光透過面の中心が前記光反射面側に位置する、請求項9に記載の光コネクタフェルール。
  11. 前記第1方向と交差する方向に並ぶn段(nは2以上の整数)に亘って前記光学開口が設けられており、該方向に並ぶn段の前記光路が提供される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の光コネクタフェルール。
  12. 前記第1方向における、前記当接面と前記他方の光コネクタフェルールの当接面に当接される面との中心位置に対し、前記n段の光路のうち第m番目の前記光路(1<m<n)に対応する前記レンズの該中心位置からの距離と、前記n段の光路のうち第(n−m+1)番目の前記光路に対応する前記レンズの該中心位置からの距離とが互いに等しい、請求項11に記載の光コネクタフェルール。
  13. 前記n段の光学開口それぞれと、各光学開口に対応する前記レンズとの間の光路長差を補償する光路長補償部を更に備える、請求項11または12に記載の光コネクタフェルール。
  14. 前記光路長補償部において、前記n段の光学開口それぞれと、各光学開口に対応する前記レンズとの間の光路長が互いに等しくなるように、前記第1方向における前記n段の光学開口の位置が設定されている、請求項13に記載の光コネクタフェルール。
  15. 前記n段の光学開口の一部が、前記第1方向と交差する方向における一対の側面の一方に形成された第1の凹部の側面によって構成され、前記n段の光学開口の残部が、前記一対の側面の他方に形成された第2の凹部の側面によって構成され、前記第1及び第2の凹部が互いに連通している、請求項11〜14のいずれか一項に記載の光コネクタフェルール。
  16. 前記n段の光学開口が、前記第1方向と交差する方向における一対の側面の一方に形成された凹部の側面によって構成されている、請求項11〜14のいずれか一項に記載の光コネクタフェルール。
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