JP2018124418A - 光コネクタ - Google Patents

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博 小澤
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Abstract

【課題】多心光プラグを接続可能であり且つ基板に取り付けられる光コネクタにおいて、基板における光素子の配置自由度を向上させた光コネクタを提供する。
【解決手段】光コネクタ1は、反射端面31が、光ファイバ光軸方向D1に対して45度に傾斜し且つ第1列の各光ファイバ124の光軸X1と第1列の各光素子224の光軸X11との交差部に位置する第1反射面34と、光ファイバ光軸方向D1に対して45度に傾斜し且つ第2列の各光ファイバ126の光軸X2と第2列の各光素子226の光軸X12との交差部に位置する第2反射面36と、第1反射面34と第2反射面36との間に連続して設けられ、光ファイバ光軸方向D1に所定長さLを有し且つ光ファイバ光軸方向D1に対して45度とは異なる角度αをなす第1中間面35と、を備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、光ファイバと光素子との間で光学的結合を図る光コネクタに関する。
従来、発光素子や受光素子等の光素子が実装された基板に取り付けられ、着脱自在に接続される光ファイバと基板上の光素子との間で光学的結合を図るための種々の光コネクタが提案されている。これらの光コネクタの中には、光ファイバと光素子との間に光軸変更手段としてのプリズムを設け、光ファイバを基板の表面に対して平行な方向に接続できるようにしたものがある。
例えば、特許文献1には、光ファイバ伝送線のフェルールを受容する光スリーブ部と、光ファイバ伝送線の端部に対向する第1レンズ、反射面、及び発光/受光面と対向する第2レンズが一体形成されてなる光軸変更手段とを具備し、光スリーブ部及び光軸変更手段は、プラスチック材料を成形することにより一体形成されてなる光コネクタが提案されている。
また、光ファイバを2列に配列すると共に、2次元面発光レーザアレイとの間で光学的結合を図る技術が提案されている。例えば、特許文献2には、2次元面発光レーザアレイと光ファイバアレイとの間の高い結合効率を有する光結合を、容易に且つ高精度に得ることができる光結合モジュールが提案されている。面発光レーザアレイから出力されるレーザ光は、側面視で直角二等辺三角形状を呈するプリズムを介して光ファイバアレイフェルールの2次元光ファイバアレイに導かれ、光ファイバの芯線に光学的に結合している。
特開平6−273641号公報 特開平9−127375号公報
しかしながら、特許文献2に記載の従来技術においては、隣り合う光ファイバ列の間隔と、基板に実装される光素子列間の間隔とを一致させて配置する必要があり、基板における光素子の配置が制約されるという課題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、多心光プラグを接続可能であり且つ基板に取り付けられる光コネクタにおいて、基板における光素子の配置自由度を向上させた光コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、互いに平行な光軸方向(D1)を有する複数本の光ファイバ(120)をN列(Nは2以上の整数)に配列して保持する多心光プラグ(100)が着脱自在に接続されると共に、前記光ファイバの光軸方向と直交する互いに平行な光軸方向(D2)を有する複数個の光素子(220)を前記N列に配列して実装する基板(200)に取り付けられ、前記各光ファイバと前記各光素子とを光学的に接続する光コネクタ(1)において、前記多心光プラグの前記各光ファイバ端面(121)に対向する位置に複数個のファイバ側レンズ(14,16)が前記N列に配列されるファイバ側端面(12)と、前記基板の前記各光素子に対向する位置に複数個の光素子側レンズ(24,26)が前記N列に配列される光素子側端面(22)と、前記光ファイバ光軸方向に対して45度に傾斜して光を反射する反射端面(31)とが、透光体によって一体的に形成されたものであって、前記反射端面は、前記光ファイバ光軸方向に対して45度に傾斜し且つ第M列(Mは1以上N−1以下の整数)の各光ファイバの光軸(X1)と前記第M列の各光素子の光軸(X11)との交差部に位置する第M反射面(34)と、前記光ファイバ光軸方向に対して45度に傾斜し且つ第M+1列の各光ファイバの光軸(X2)と前記第M+1列の各光素子の光軸(X12)との交差部に位置する第M+1反射面(36)と、前記第M反射面と前記第M+1反射面との間に連続して設けられ、前記光ファイバ光軸方向に所定長さ(L)を有し且つ前記光ファイバ光軸方向に対して45度とは異なる角度(α)をなす第M中間面(35)と、を備えている。
この構成によれば、反射端面において、第M反射面は、光ファイバ光軸方向に対して45度に傾斜し且つ第M列の各光ファイバの光軸と第M列の各光素子の光軸との交差部に位置するので、第M列の各光ファイバと第M列の各光素子とを光学的に接続する。また、第M+1反射面は、光ファイバ光軸方向に対して45度に傾斜し且つ第M+1列の各光ファイバの光軸と第M+1列の各光素子の光軸との交差部に位置するので、第M+1列の各光ファイバと第M+1列の各光素子とを光学的に接続する。さらに、第M中間面が、第M反射面と第M+1反射面との間に連続して設けられ、前記光ファイバ光軸方向に所定長さを有し且つ光ファイバ光軸方向に対して45度とは異なる角度(α)をなしているので、光ファイバ光軸方向における第M反射面と第M+1反射面との相対位置が調整可能となっている。よって、光素子の体格等に基づく配置条件に応じて、基板上で第M列の各光素子と第M+1列の各光素子との配置間隔を自在に設定することができる。
従って、多心光プラグを接続可能であり且つ基板に取り付けられる光コネクタにおいて、基板における光素子の配置自由度を向上させた光コネクタを提供することができるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明は、前記第M中間面(35)が前記光ファイバ光軸方向に対してなす前記角度(α)は、0度以上45度未満である。
この構成によれば、第M中間面が光ファイバ光軸方向に対してなす角度が0度以上45度未満であるので、基板上で第M列の各光素子と第M+1列の各光素子との配置間隔を、第M列の各光ファイバと第M+1列の各光ファイバとの配置間隔よりも大きく設定することができるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明は、前記光素子側端面は、前記光素子光軸方向における前記第M中間面に対応する領域に位置決め用の凹部(25,25H)又は凸部(25P)を有する。
この構成によれば、光素子側端面において、光素子光軸方向における第M中間面に対応する領域に設けられた位置決め用の凹部又は凸部が、基板側に設けられた凸部又は凹部と係合することによって、光コネクタが基板に対して確実に位置決めされるという効果を奏する。また、光素子光軸方向における第M中間面に対応する領域を有効活用して位置決め用の凹部又は凸部を設けることにより、省スペース化を図ることができる。
本発明の実施形態の光コネクタを示す斜視図である。 本実施形態の光コネクタを図1のII線矢視方向から視た図である。 本実施形態の光コネクタを図1のIII線矢視方向から視た図である。 光コネクタに接続される多心光プラグの一部を破断して示す側面図である。 図4の多心光プラグをV線矢視方向から視た図である。 光コネクタが取り付けられる基板の平面図である。 本実施形態の光コネクタを図2のVII線矢視方向から視た断面図である。 本実施形態の光コネクタを基板に実装し、多心光プラグを接続した状態を示す図7相当断面図である。 第一変形例における光コネクタを示す図7相当断面図である。 第二変形例における光コネクタを示す図8相当断面図である。 第三変形例における光コネクタの位置決め構造を示す図である。 第四変形例における光コネクタの位置決め構造を示す図である。
以下、本発明を具体化した光コネクタの実施形態について説明する。
まず、本実施形態の光コネクタ1の構成について、図1乃至図7を参照しつつ説明する。図1は、光コネクタ1を示す斜視図、図2は、図1のII線矢視方向から視た図、図3は、図1のIII線矢視方向から視た図、図4は、光コネクタ1に接続される多心光プラグ100の一部を破断して示す側面図、図5は、図4の多心光プラグ100をV線矢視方向から視た図、図6は、光コネクタ1が取り付けられる基板200の平面図、図7は、光コネクタ1を図2のVII線矢視方向から視た断面図、図8は、光コネクタ1を基板200に実装し、多心光プラグ100を接続した状態を示す図7相当断面図である。
光コネクタ1は、複数の光ファイバ120を保持する多心光プラグ100が着脱自在に接続されると共に、光素子220を実装する基板200に取り付けられて、各光ファイバ120と各光素子220とを光学的に接続する光学部品である。
光コネクタ1に接続される多心光プラグ100は、互いに平行な光軸方向D1を有する複数本の光ファイバ120をN列(Nは2以上の整数)に配列して保持する公知の光プラグコネクタである。多心光プラグ100は、具体的には12本の光ファイバ120が2列(N=2)に配列されて合計24本の光ファイバ120を保持する24心MPO(マルチ・ファイバ・プッシュオン)コネクタである。尚、以下の説明では必要に応じて、2列の光ファイバ120のうち、第1列と第2列とをそれぞれ光ファイバ124、126のように符号を区別して表記することとする。
光ファイバ120を保持するプラグ本体101は、外周部の先端部分をなす外側先端面102と、外側先端面102よりも軸方向先端側へ突出する内周部の先端部分をなす内側先端面103とを有している。内側先端面103には、第1列光ファイバ124及び第2列光ファイバ126の端面が露出し、これらの2列を長手方向に挟む両側に2本のガイドピン104が突設されている。ガイドピン104は、光コネクタ1側のガイド穴17に嵌合されて多心光プラグ100をラジアル方向に位置決めする役割を有するものである。
光コネクタ1が取り付けられる基板200は、互いに平行な光軸方向D2を有する複数個の光素子220をN列に配列して実装するものであって、本実施形態では12個の光素子220が2列(N=2)に配列され、合計24個の光素子220を実装している。光素子220は、半導体レーザ等の発光素子やフォトダイオード等の受光素子によって構成される。尚、以下の説明では必要に応じて、2列の光素子220のうち、第1列と第2列とをそれぞれ光素子224、226のように符号を区別して表記することとする。また、基板200表面には、第1列光素子224と第2列光素子226との中間に複数の突起部230が設けられている。突起部230は、光コネクタ1と基板200とを位置決めする役割を有するものである。
光コネクタ1は、光透過性の樹脂材料、例えば、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)等を射出成形することによって一体的に形成され、ブロック状の全体形状を呈している。光コネクタ1は、プラグ収容部10と、光素子収容部20と、プリズム部30とを備えて構成される。
プラグ収容部10は、光コネクタ1の前端面2側(図1左側)に開口する有底角筒状の収容穴11を有している。多心光プラグ100は、収容穴11内に着脱可能に収容される。
収容穴11の最奥部(図7で収容穴11の最右部)には、光ファイバ光軸方向D1に垂直なファイバ側端面12が形成されている。また、ファイバ側端面12には、図2に示すように、2列のマイクロレンズ群からなるファイバ側レンズアレイ13が形成されている。より詳細には、ファイバ側レンズアレイ13は、一列に配列された12個の第1列ファイバ側レンズ14と、第1列ファイバ側レンズ14の下方で間隔を隔てて平行に一列に配列された12個の第2列ファイバ側レンズ16とから構成される。各第1列ファイバ側レンズ14及び各第2列ファイバ側レンズ16は、多心光プラグ100が収容穴11に収容された状態で、各第1列光ファイバ124及び各第2列光ファイバ126と一対一で同軸に対向するように配置されている。
また、ファイバ側端面12の四隅には、光ファイバ光軸方向D1に突出する位置決め突起部19が突設されている。位置決め突起部19は、多心光プラグ100のプラグ本体101における外側先端面102に当接することにより多心光プラグ100をスラスト方向に位置決めする。これにより、ファイバ側レンズアレイ13が設けられるファイバ側端面12と光プラグ100の内側先端面103との間に所定の隙間が確保される。さらに、ファイバ側端面12における第1列ファイバ側レンズ14及び第2列ファイバ側レンズ16を長手方向に挟む両側に2個のガイド穴17が形成されている。ガイド穴17は、多心光プラグ100のガイドピン104が嵌合されて、多心光プラグ100をラジアル方向に位置決めする。
光素子収容部20は、光コネクタ1の下端面3側に設けられ、外周に沿って下端側に開口する略矩形状の凹部21を有している。光コネクタ1の下端面3が基板200表面に接着等により取り付けられた状態で、基板200上の光素子220が凹部21内に収容される。
凹部21の最奥部(図7では凹部21最上部)には、光素子光軸方向D2に垂直な光素子側端面22が形成されている。また、光素子側端面22には、図3に示すように、2列のマイクロレンズ群からなる光素子側レンズアレイ23が形成されている。より詳細には、光素子側レンズアレイ23は、一列に配列された12個の第1列光素子側レンズ24と、第1列光素子側レンズ24の後端側(図7では右側)で間隔を隔てて平行に一列に配列された12個の第2列光素子側レンズ26とから構成される。各第1列光素子側レンズ24及び各第2列光素子側レンズ26は、光コネクタ1の下端面3が基板200表面に接着により取り付けられた状態で、各第1列光素子224及び各第2列光素子226に一対一で同軸に対向するように配置されている。
また、光素子側端面22は、第1列光素子側レンズ24と第2列光素子側レンズ26との間にV溝25が形成されている。V溝25は、断面が光素子側端面22法線方向を中心とするV字をなす位置決め用の凹部であり、両側の斜面25a,25aがなす角度は90度である。また、V溝25の長手方向両端には、内側面25bが設けられている。V溝25は、光コネクタ1が基板200に取り付けられる際に、長手方向両側において基板200上の突起部230が両側の斜面25aと内側面25bとに当接して係合することにより位置決めされる。
プリズム部30は、光ファイバ光軸方向D1においてプラグ収容部10とは反対側(図7右方)且つ光素子光軸方向D2において光素子収容部20の反対側(図7上方)に設けられて、各光ファイバ120と対応する各光素子220との間の光路変換を行う部分である。プリズム部30は、断面形状において反射端面31を斜辺とする略直角三角形状を呈している。反射端面31は、ファイバ側端面12に近く且つ第1列ファイバ側レンズ14よりも光素子収容部20から遠い位置から、ファイバ側端面12から遠く且つ第2列ファイバ側レンズ16よりも光素子収容部20に近い位置に至る全体として傾斜する端面である。
反射端面31は、第1反射面34と、第1中間面35と、第2反射面36とが設けられている。第1反射面34は、第1列ファイバ側レンズ14の光軸X1と、対応する第1列光素子側レンズ24の光軸X11との交差部に位置する端面である。第1反射面34は、光ファイバ光軸方向D1に対して下向き45度に傾斜し、その前端がファイバ側端面12に近接し且つ第1列ファイバ側レンズ14よりも光素子収容部20から遠い側に位置し、且つその後端が第1列ファイバ側レンズ14と第2列ファイバ側レンズ16との中間に位置する。
第2反射面36は、第2列ファイバ側レンズ16の光軸X2と、対応する第2列光素子側レンズ26の光軸X12との交差部に位置する端面である。第2反射面36は、第2列ファイバ側レンズ16の光軸X2に対して下向き45度に傾斜し、その前端が第1列ファイバ側レンズ14と第2列ファイバ側レンズ16との中間位置で第1中間面35の後端に連続し、且つその後端が第2列ファイバ側レンズ16よりも光素子収容部20に近い側に位置する。
第1中間面35は、第1反射面34と第2反射面36との間に連続して設けられ、光ファイバ光軸方向D1に所定長さLを有し且つ光ファイバ光軸方向D1に対して平行な端面である。すなわち、第1中間面35が光ファイバ光軸方向D1に対してなす角度α=0度である。第1中間面35は、第1列ファイバ側レンズ14と第2列ファイバ側レンズ16との中間位置で、光ファイバ光軸方向D1へ所定長さLで延び、その前端が第1反射面34の後端に連続し且つその後端が第2反射面36の前端に連続している。第1中間面35の所定長さLは、基板200における第1列光素子224と第2列光素子226との間隔に応じて設定される。
次に、上述した構成を有する光コネクタ1における各部の作用について、図8を参照しつつ説明する。光コネクタ1は、プラグ収容部10に多心光プラグ100が収容されると共に、下端面3が基板200表面に接着等により取り付けられることにより、光ファイバ光軸方向D1と光素子光軸方向D2とが直交する状態となる。この状態で、プリズム部30の反射端面31において、第1反射面34は、第1列の各光ファイバ124と第1列の各光素子224とを光学的に接続し、第2反射面36は、第2列の各光ファイバ126と第2列の各光素子226とを光学的に接続する。
すなわち、第1列の各光素子224が受光素子である場合、第1列の各光ファイバ124の端面から出射された光は、ファイバ側端面12の第1列の各ファイバ側レンズ14を通過して平行光として図8右方へ直進した後、第1反射面34によって第1列の各光素子224側へ直角に反射され、その反射された平行光が第1列の各光素子側レンズ24によって集光されて第1列の各光素子224に入射される。或いは、第1列の各光素子224が発光素子である場合、第1列の各光素子224から出射された光は、第1列の各光素子側レンズ24を通過して平行光として図8上方へ直進した後、第1反射面34によって図8左方の第1列の各光ファイバ124側へ直角に反射され、その反射された平行光が第1列の各ファイバ側レンズ14によって集光されて第1列の各光ファイバ124の端面に入射される。
また、第2列の各光素子226が受光素子である場合、第2列の各光ファイバ126の端面から出射された光は、ファイバ側端面12の第2列の各ファイバ側レンズ16を通過して平行光として図8右方へ直進した後、第2反射面36によって第2列の各光素子226側へ直角に反射され、その反射された平行光が第2列の各光素子側レンズ26によって集光されて第2列の各光素子226に入射される。或いは、第2列の各光素子226が発光素子である場合、第2列の各光素子226から出射された光は、第2列の各光素子側レンズ26を通過して平行光として図8上方へ直進した後、第2反射面36によって図8左方の第2列の各光ファイバ126側へ直角に反射され、その反射された平行光が第2列の各ファイバ側レンズ16によって集光されて第2列の各光ファイバ126の端面に入射される。
ここで、第1反射面34と第2反射面36との間には、光ファイバ光軸方向D1に沿って所定長さLを有する第1中間面35が設けられ、その第1中間面35は、光ファイバ光軸方向D1に対して平行であるので、光ファイバ光軸方向D1における第1反射面34と第2反射面36との相対位置が調整される。これにより、基板200上で第1列の各光素子224と第2列の各光素子226との配置間隔P2を自在に設定することができる。具体的には、第1中間面35を、光ファイバ光軸方向D1に対して平行とする構成としたので、基板200上で第1列の各光素子224と第2列の各光素子226との配置間隔P2を、第1列の各光ファイバ124と第2列の各光ファイバ126との配置間隔P1よりも大きく設定することができる。
以上詳述したことから明らかなように、光コネクタ1によれば、互いに平行な光軸方向D1を有する複数本の光ファイバ120をN列(Nは2以上の整数、本実施形態ではN=2)に配列して保持する多心光プラグ100が着脱自在に接続されると共に、光ファイバ120の光軸方向D1と直交する互いに平行な光軸方向D2を有する複数個の光素子220をN列に配列して実装する基板200に取り付けられ、各光ファイバ120と各光素子220とを光学的に接続する光コネクタ1において、多心光プラグ100の各光ファイバ端面121に対向する位置に複数個のファイバ側レンズ14,16がN列に配列されるファイバ側端面12と、基板200の各光素子220に対向する位置に複数個の光素子側レンズ24,26がN列に配列される光素子側端面22と、光ファイバ光軸方向D1に対して45度に傾斜して光を反射する反射端面31とが、透光体によって一体的に形成されたものであって、反射端面31は、光ファイバ光軸方向D1に対して45度に傾斜し且つ第M列(Mは1以上N−1以下の整数、本実施形態ではM=1)の各光ファイバ124の光軸X1と第M列の各光素子224の光軸X11との交差部に位置する第M反射面34と、光ファイバ光軸方向D1に対して45度に傾斜し且つ第M+1列の各光ファイバ126の光軸X2と第M+1列の各光素子226の光軸X12との交差部に位置する第M+1反射面36と、第M反射面34と第M+1反射面36との間に連続して設けられ、光ファイバ光軸方向D1に所定長さLを有し且つ光ファイバ光軸方向D1に対して45度とは異なる角度αをなす第M中間面35と、を備えている。
この構成によれば、反射端面31において、第M反射面34は、光ファイバ光軸方向D1に対して45度に傾斜し且つ第M列の各光ファイバ124の光軸X1と第M列の各光素子224の光軸X11との交差部に位置するので、第M列の各光ファイバ124と第M列の各光素子224とを光学的に接続する。
また、第M+1反射面36は、光ファイバ光軸方向D1に対して45度に傾斜し且つ第M+1列の各光ファイバ126の光軸X2と第M+1列の各光素子226の光軸X12との交差部に位置するので、第M+1列の各光ファイバ126と第M+1列の各光素子226とを光学的に接続する。
さらに、第M中間面35が、第M反射面34と第M+1反射面36との間に連続して設けられ、光ファイバ光軸方向D1に所定長さLを有し且つ光ファイバ光軸方向D1に対して45度とは異なる角度αをなしているので、光ファイバ光軸方向D1における第M反射面34と第M+1反射面36との相対位置が調整可能となっている。よって、光素子の体格等に基づく配置条件に応じて、基板200上で第M列の各光素子224と第M+1列の各光素子226との配置間隔P2を自在に設定することができる。
従って、多心光プラグを接続可能であり且つ基板に取り付けられる光コネクタにおいて、基板における光素子の配置自由度を向上させた光コネクタを提供することができるという効果を奏する。
特に、本実施形態では、第M中間面35を、光ファイバ光軸方向D1に対して平行な構成(角度α=0度)としたので、基板上で第M列の各光素子224と第M+1列の各光素子226との配置間隔P2を、第M列の各光ファイバ124と第M+1列の各光ファイバ126との配置間隔P1よりも大きく設定することができるという効果を奏する。
また、本実施形態において、光素子側端面22は、光素子光軸方向D2における第M中間面に対応する領域に位置決め用のV溝25を有する。
この構成によれば、光素子側端面22において、光素子光軸方向D2における第M中間面35に対応する領域に設けられた位置決め用のV溝25が、基板200側に設けられた突起部230と係合することによって、光コネクタ1が基板200に対して確実に位置決めされるという効果を奏する。また、光素子光軸方向D2における第M中間面35に対応する領域を有効活用して位置決め用のV溝25を設けることにより、省スペース化を図ることができる。
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変更を施すことが可能である。以下に示す各変形例において、上記実施形態と同一部材には同一符号を付し、それらについての詳細な説明を省略する。
上記実施形態では、第M中間面35を光ファイバ光軸方向D1に対して平行(角度α=0度)とした例を示したが、これには限られない。第M中間面35は、光ファイバ光軸方向D1に対して45度とは異なる角度αをなす構成であれば、光ファイバ光軸方向D1における第M反射面34と第M+1反射面36との相対位置が調整可能である。
例えば、図9に示す第一変形例のように、第1中間面35を、光ファイバ光軸方向D1に対して0度以上45度未満の角度αに傾斜する構成としてもよい。この構成によれば、光ファイバ光軸方向D1に対して平行とした場合と同様に、基板200上で第1列の各光素子224と第2列の各光素子226との配置間隔P2を、第1列の各光ファイバ124と第2列の各光ファイバ126との配置間隔P1よりも大きく設定することができる。尚、第1中間面35を、光ファイバ光軸方向D1に対して45度よりも大きい角度に傾斜する構成とした場合、基板200上で第1列の各光素子224と第2列の各光素子226との配置間隔P2を、第1列の各光ファイバ124と第2列の各光ファイバ126との配置間隔P1よりも小さく設定することができる。
また、上記実施形態では、光ファイバ120及び光素子220を2列(本発明でN=2)とした例を示したが、3列以上(本発明でN=3以上の整数)とした場合も本発明を適用可能である。図10は、N=3とした第二変形例のコネクタ1を示す断面図である。本変形例では、光ファイバ120及び光素子220がそれぞれ3列に配列され、光コネクタ1の反射端面31には、第1列光ファイバ124及び第1列光素子224に対応する第1反射面34、第2列光ファイバ126及び第2列光素子226に対応する第2反射面36、第3列光ファイバ128及び第3列光素子228に対応する第3反射面38を設けると共に、第1反射面34と第2反射面36との間に第1中間面35(M=1の場合)を、第2反射面36と第3反射面38との間に第2中間面37(M=2の場合)をそれぞれ設けている。また、ファイバ側端面12には、第1ファイバ側レンズ14、第2ファイバ側レンズ16及び第3ファイバ側レンズ18が、光素子側端面22には、第1光素子側レンズ24、第2光素子側レンズ26及び第3光素子側レンズ28がそれぞれ設けられている。ここで、第1反射面34、第2反射面36及び第3反射面38は、光ファイバ光軸方向D1に対して下向き45度に傾斜している。一方、第1中間面35及び第2中間面37は、光ファイバ光軸方向D1に所定長さLを有し且つ光ファイバ光軸方向D1に平行(角度α=0度)となっている。よって、基板200上で第1列の各光素子224と第2列の各光素子226との配置間隔P2及び第2列の各光素子226と第3列の各光素子228との配置間隔P3をそれぞれ自在に設定することができる。
また、上記実施形態では、光素子側端面22に位置決め用のV溝25を有する構成としたが、溝形状はV溝には限られず、如何なる形状であってもよい。また、図11に示す第三変形例のように、位置決め用のV溝25に代えて、光素子側端面22に有底円筒状の位置決め穴25Hを複数箇所に設け、基板200側の突起部230Pを係合させるようにしてもよい。或いは、上記実施形態や第三変形例のように光素子側端面22に位置決め用の凹部を設ける構成に代えて、図12に示す第四変形例のように、光素子側端面22側の光素子光軸方向D2における第1中間面35に対応する領域に位置決め用凸部としての突起部25Pを設け、基板200側に突起部25Pが係合可能な位置決め穴230Hを設ける構成としてもよい。
1 光コネクタ
12 ファイバ側端面
14 第1列ファイバ側レンズ
16 第2列ファイバ側レンズ
18 第3列ファイバ側レンズ
22 光素子側端面
24 第1列光素子側レンズ
25 V溝(凹部)
25H 位置決め穴(凹部)
25P 突起部(凸部)
26 第2列光素子側レンズ
28 第3列光素子側レンズ
31 反射端面
34 第1反射面(第M反射面)
35 第1中間面(第M中間面)
36 第2反射面(第M+1反射面[M=1の場合]、第M反射面[M=2の場合])
37 第2中間面(第M+1中間面)
36 第3反射面(第M+1反射面)
120 光ファイバ
124 第1列光ファイバ
126 第2列光ファイバ
128 第3列光ファイバ
200 基板
220 光素子
224 第1列光素子
226 第2列光素子
228 第3列光素子
D1 光ファイバ光軸方向
D2 光素子光軸方向
α 角度

Claims (3)

  1. 互いに平行な光軸方向(D1)を有する複数本の光ファイバ(120)をN列(Nは2以上の整数)に配列して保持する多心光プラグ(100)が着脱自在に接続されると共に、前記光ファイバの光軸方向と直交する互いに平行な光軸方向(D2)を有する複数個の光素子(220)を前記N列に配列して実装する基板(200)に取り付けられ、前記各光ファイバと前記各光素子とを光学的に接続する光コネクタ(1)において、
    前記多心光プラグの前記各光ファイバ端面(121)に対向する位置に複数個のファイバ側レンズ(14,16)が前記N列に配列されるファイバ側端面(12)と、前記基板の前記各光素子に対向する位置に複数個の光素子側レンズ(24,26)が前記N列に配列される光素子側端面(22)と、前記光ファイバ光軸方向に対して45度に傾斜して光を反射する反射端面(31)とが、透光体によって一体的に形成されたものであって、
    前記反射端面は、
    前記光ファイバ光軸方向に対して45度に傾斜し且つ第M列(Mは1以上N−1以下の整数)の各光ファイバの光軸(X1)と前記第M列の各光素子の光軸(X11)との交差部に位置する第M反射面(34)と、
    前記光ファイバ光軸方向に対して45度に傾斜し且つ第M+1列の各光ファイバの光軸(X2)と前記第M+1列の各光素子の光軸(X12)との交差部に位置する第M+1反射面(36)と、
    前記第M反射面と前記第M+1反射面との間に連続して設けられ、前記光ファイバ光軸方向に所定長さ(L)を有し且つ前記光ファイバ光軸方向に対して45度とは異なる角度(α)をなす第M中間面(35)と、
    を備えた光コネクタ。
  2. 前記第M中間面(35)が前記光ファイバ光軸方向に対してなす前記角度(α)は、0度以上45度未満である請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記光素子側端面は、前記光素子光軸方向において前記第M中間面に対応する領域に位置決め用の凹部(25,25H)又は凸部(25P)を有する請求項1又は2に記載の光コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019060979A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよび光モジュール

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