JP2019060979A - 光レセプタクルおよび光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】光学素子基板への配置において、容易な位置合わせが可能である光レセプタクルを提供する。【解決手段】光レセプタクル1は、発光素子または受光素子を有する光電変換装置と、光伝送体の端面とを光学的に結合するための光レセプタクルであって、光レセプタクルの本体10は、第1面11、第2面12、第3面、および反射面131を有し、第1面は、第1光学領域111と、光電変換装置に対する光レセプタクルの配置位置を決めるマーク領域112と、を含み、第2面は、第1面に対向し、マーク領域が視認可能な第2光学領域を含み、第3面は、第3光学領域を含み、反射面は、入射した光を反射させる反射領域を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、光レセプタクルおよび光モジュールに関する。
光ファイバを用いた光通信に、面発光レーザ等の発光素子と光レセプタクルとを備えた光モジュールが用いられている。前記光レセプタクルは、光を進行させるレンズ部と、光を反射する反射面と、前記光ファイバおよび光ファイバコネクタを挿入する取付部とを有しており、前記発光素子と前記光ファイバとの間に配置される(特許文献1)。
前記光モジュールを使用する際、前記光レセプタクルは、前記発光素子を有する基板に配置され、前記取付部に前記光ファイバおよび前記光ファイバコネクタが挿入される。前記発光素子から、通信情報を含む光が出射されると、前記光レセプタクルは、前記レンズ部を介して、光を内部に進行させ、前記反射面に光が到達すると、その光を前記取付部の方向に反射させ、前記取付部に取付けられた前記光ファイバの端部が、反射した光を受光する。
前記光レセプタクルにより、前述の光の進行と反射とを、より精度良く行うには、前記光電変換装置に前記光レセプタクルを配置する際の位置合わせが重要となる。
特開2013−137507号公報
そこで、本発明は、光学素子基板への配置において、容易な位置合わせが可能である光レセプタクルの提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の光レセプタクルは、
発光素子または受光素子を有する光電変換装置と、光伝送体の端面とを光学的に結合するための光レセプタクルであって、
前記光レセプタクルの本体は、第1面、第2面、第3面、および反射面を有し、
前記第1面は、
第1光学領域と、
前記光電変換装置に対する光レセプタクルの配置位置を決めるマーク領域と、を含み、
前記第2面は、
前記第1面に対向し、前記マーク領域が視認可能な第2光学領域を含み、
前記第3面は、
第3光学領域を含み、
前記反射面は、
入射した光を反射させる反射領域を含み;
前記光電変換装置が前記発光素子を有する場合、
前記第1面の前記第1光学領域は、前記発光素子から出射された送信光を、前記光レセプタクルの本体の内部に入射させる領域であり、
前記反射面の前記反射領域は、前記第1面で入射した前記送信光を、前記第3面に向けて反射させる領域であり、
前記第3面の前記第3光学領域は、前記反射面で反射して、前記光レセプタクルの本体の内部を通った前記送信光を、前記光伝送体に向けて出射させる領域であり;
前記光電変換装置が前記受光素子を有する場合、
前記第3面の前記第3光学領域は、前記光伝送体から出射された前記受信光を、前記光レセプタクルの本体の内部に入射させる領域であり、
前記反射面の前記反射領域は、前記第3面で入射した前記受信光を、前記第1面に向けて反射させる領域であり、
前記第1面の前記第1光学領域は、前記反射面で反射して、前記光レセプタクルの本体の内部を通った受信光を、前記受光素子に向けて出射させる領域である、
ことを特徴とする。
本発明の光モジュールは、前記本発明の光レセプタクルと、光電変換装置と、を有することを特徴とする。
本発明の光レセプタクルによれば、前記光電変換装置への配置において、容易な位置合わせが可能である。
図1は、実施形態1の光レセプタクルの一例を示す概略図であり、(A)は、上面図であり、(B)は、下面図である。 図2は、実施形態1の光レセプタクルの一例を示す概略図であり、(A)は、図1(A)のI−I方向からみた断面図であり、(B)は、前記(A)の拡大図である。 図3は、実施形態1の光レセプタクルの一例を示す概略図であり、(A)は、図1(B)のII−II方向からみた断面図であり、(B)は、前記(A)の拡大図である。
本発明の光レセプタクルにおいて、例えば、前記第2面は、前記第1面の光軸と直交する面である。
本発明の光レセプタクルは、例えば、樹脂製一体成形物である。
本発明の光レセプタクルおよび光モジュールは、前記第1光学領域と前記マーク領域とを含む前記第1面に対して、対向する前記第2面を有し、且つ、前記第2面が、前記マーク領域が視認可能な第2光学領域を含むことが特徴であって、その他の構造および条件は、特に制限されない。
以下、本発明の光レセプタクルおよび光モジュールについて、図面を用いて、例をあげて説明する。本発明の光レセプタクルおよび光モジュールは、下記の実施形態によって何ら限定および制限されない。
(実施形態1)
本実施形態の光レセプタクルは、使用時において、前記光電変換装置と前記光伝送体との間に配置され、前記光モジュールとして使用される。前記光モジュールにおいては、前記光レセプタクルによって、前記光電変換装置と前記光伝送体とが、光学的に結合される。前記光モジュールは、例えば、光通信に使用できる。
本発明において、前記光レセプタクルを介した、前記光電変換装置と前記光伝送体との間において、光の進む方向は、特に制限されない。すなわち、前記光電変換装置から出射された光が、前記光レセプタクルを介して、前記光伝送体に入射されてもよいし、前記光伝送体から出射された光が、前記光レセプタクルを介して、前記光電変換装置に入射されてもよい。前者の場合、前記光電変換装置から出射された光は、例えば、通信情報を含み、送信光ともいい、具体的には、前記発光素子から出射された前記送信光は、前記光レセプタクルを介して反射し、前記光伝送体に入射する。後者の場合、前記光伝送体から出射された光は、例えば、通信情報を含み、受信光ともいい、具体的には、前記光伝送体から出射された受信光は、前記光レセプタクルを介して反射し、前記光電変換装置に入射する。
前記光電変換装置は、例えば、光電変換素子が基板に実装された装置である。前記光電変換素子は、例えば、発光素子または受光素子があげられる。前記発光素子は、特に制限されず、例えば、レーザがあげられ、具体的には、VCSEL(垂直共振器面発光レーザ:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)等の面発光レーザがあげられる。前記受光素子は、特に制限されず、例えば、PD(フォトダイオード)等があげられる。前記基板は、特に制限されず、例えば、ガラスコンポジット基板、ガラスエポキシ基板、およびフレキブシル基板等があげられる。
前記光電変換装置が前記発光素子を有する場合、本発明の光レセプタクルは、前記発光素子から出射された送信光を、前記第1面において、前記光レセプタクルの本体の内部に入射させ;前記反射面において、前記第1面で入射した前記送信光を、前記第3面に向けて反射させ;前記反射面で反射して、前記光レセプタクルの本体の内部を通った前記送信光を、前記第3面において、前記光伝送体に向けて出射させる。また、前記光電変換装置が前記受光素子を有する場合、本発明の光レセプタクルは、前記光伝送体から出射された前記受信光を、前記第3面において、前記光レセプタクルの本体の内部に入射させ;前記第3面で入射した前記受信光を、前記反射面は、前記第1面に向けて反射させ;前記反射面で反射して、前記光レセプタクルの本体の内部を通った受信光を、前記第1面において、前記受光素子に向けて出射させる。
前記光電変換装置への前記光レセプタクルの固定手段は、特に制限されず、接着剤(例えば、熱硬化性樹脂または紫外線硬化性樹脂等)等を用いた公知の手段が採用できる。
本発明の光レセプタクルは、使用時において、前記光伝送体の端面に、光学的に結合(連結)させる。前記光伝送体は、特に制限されず、例えば、光ファイバ、光導波路等があげられる。前記光ファイバの種類は、特に制限されず、例えば、シングルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバ等があげられる。前記光レセプタクルに連結される前記光伝送体の数は、特に制限されず、例えば、単数(1つ)でもよく、複数(2つ以上)でもよい。前記光伝送体が複数の場合、前記複数の光伝送体は、例えば、それぞれの端部が、前記光レセプタクルに対して、1列となるように配列されてもよいし、2列以上に配列されてもよい。各光伝送体の間隔は、例えば、一定間隔でもよいし、任意の間隔でもよい。前記光レセプタクルに連結される前記光電変換素子と前記光伝送体の数は、特に制限されず、例えば、同じ列数であることが好ましい。具体例として、例えば、前記光伝送体が1列の場合、前記光電変換素子も1列であり、前記光伝送体が2列の場合、前記光電変換素子も2列であることが好ましい。
本実施形態の光レセプタクルを、図1〜3に示す。本実施形態の光レセプタクルは、以下、便宜上、光学的に結合させる前記光電変換装置が、前記発光素子を有する例として説明する。なお、本発明において、前記光電変換装置は、前記発光素子に変えて、前記受光素子を有してもよく、本発明において、前記光電変換素子の種類は、特に制限されない。
図1〜3は、本実施形態の光レセプタクルの概略図であり、図1(A)は、上面図、図1(B)は、下面図、図2(A)は、図1(A)をI−I方向からみた断面図であり、図2(B)は、図2(A)の円で囲んだ領域Xの拡大図であり、図3(A)は、図1(B)をII−II方向からみた断面図であり、図3(B)は、図3(A)の円で囲んだ領域Yの拡大図である。
図1〜3に示すように、光レセプタクル1は、本体10を有し、本体10は、第1面11、第2面12、第3面16、および反射面131を有する。第1面11は、前記発光素子から出射された送信光を、光レセプタクル1の本体10の内部に入射させる第1光学領域111と、前記光電変換装置に対する光レセプタクル1の配置位置を決めるマーク領域112とを含む。第2面12は、第1面11に対向し、マーク領域112が視認可能な第2光学領域を含む。反射面131は、第1面11で入射した前記送信光を、第3面16に向けて反射させる反射領域を含む。第3面16は、反射面131で反射して、光レセプタクル1の本体10の内部を通った前記送信光を、前記光伝送体に向けて出射させる第3光学領域を含む。
便宜上、本体10は、図1(A)の上面図に表されている面を、上面10a、図1(B)の下面図に表されている面を、下面10b、図1(A)および(B)において、右側の端面を、前記光伝送体側の前端面10c、左側の端面を、後端面10d、前端面10cに向かって左側の側面を、左側面10e、右側の側面を、右側面10fともいう。なお、本実施形態において、前端面10cから後端面10dの方向を「前後方向」、その長さを「前後方向の長さ」、左側面10eから右側面10fの方向を「幅方向」、その長さを「左右方向の幅」、上面10aから下面10bの方向を「上下方向」、その長さを「上下方向の厚み」という。
(1)第1面11
第1面11は、図1(B)に示すように、第1光学領域111およびマーク領域112を有している。第1光学領域111は、前記発光素子から出射された送信光を、光レセプタクル1の本体10の内部に入射させる領域である。光レセプタクル1は、例えば、使用時において、第1光学領域111を有する第1面11が、前記発光素子を有する前記光電変換装置に対して対向するように、配置される。マーク領域112は、前記光電変換装置に対する光レセプタクル1の配置位置を決める領域である。
実施形態1において、第1面11は、図1(B)および図3に示すように、下面10b側に形成されている。具体的に、下面10bは、図3(A)および(B)の断面図に示すように、上方向に凹む凹部15を有し、凹部15の内部上面の一部が、第1面11であり、第1面11が、第1光学領域111およびマーク領域112を含む。
第1面11において、第1光学領域111は、第1面11において、前記送信光が通過する領域を意味する。第1光学領域111の形状は、特に制限されず、例えば、フラットな平面形状でもよいし、曲面等の非平面形状でもよい。また、前記非平面形状は、例えば、凸部の表面形状でもよいし、凹部の表面形状でもよい。第1光学領域111が、前記非平面形状を有する場合、その形状の数は、例えば、1個でもよく、2個以上でもよく、後者の場合、例えば、4個、8個、12個等が例示できる。実施形態1において、第1面11は、図3(A)および(B)に示すように、下方向に突出する凸部を有し、前記凸部が、第1光学領域111である。本実施形態1において、第1面11における第1光学領域111は、下面10b側から見た平面形状が円形であり、球面または非球面のレンズである。
第1面11の第1光学領域111において、光軸は、例えば、前記光電変換装置に光レセプタクル1を配置した際、前記光電変換装置の発光素子から出射される光の中心軸(中心光線)と一致することが好ましい。また、第1面11の第1光学領域111における光軸は、例えば、第1面11における第1光学領域111以外の領域に対して、垂直であってもよい。
第1面11において、マーク領域112は、後述するように、前記光電変換装置に対して光レセプタクル1を配置する際、第1面11と前記光電変換素子との位置合わせをするためのマークである。
マーク領域112の大きさおよび形状は、特に制限されず、例えば、光レセプタクル1の外部からマーク領域112を検出する検出手段に応じて、検出可能な大きさであればよい。前記検出手段としては、例えば、CCDカメラ等があげられる。マーク領域112の形状は、例えば、円形、角形等があげられる。マーク領域112が円形の場合、その直径は、例えば、100〜300μmである。マーク領域112が角形の場合、一辺の長さは、例えば、100〜300μmである。マーク領域112の数は、特に制限されず、1つでもよいし、2つ以上でもよい。
実施形態1において、第1面11は、図1(B)に示すように、2つのマーク領域112を有し、2つのマーク領域112は、それぞれ、光レセプタクル1の幅方向において、第1光学領域111よりも、側面側(左側面10e側および右側面10f側)寄りであって、且つ、後端面10d側に設けられている。第1面11は、図2(A)および(B)の断面図に示すように、下方向に突出する2つの凸部を有し、前記2つの凸部が、それぞれマーク領域112である。
(2)反射面131
反射面131は、第1面11で入射した前記送信光を、第3面16に向けて反射させる反射領域を有している。実施形態1において、反射面131は、図1(A)に示すように、上面10a側に形成されている。具体的に、上面10aは、図1(A)に示すように、凹部13を有する。凹部13の内部面のうち、前端面10c側の面131は、図3(A)および(B)の断面図に示すように、第1面11からの入射光の光軸に対して傾斜角を有する反射面131である。反射面131は、例えば、平面である。反射面131は、例えば、傾斜を有することによって、第1面11で入射した前記送信光を、第3面16に向けて反射させることができる。
反射面131の傾斜角は、特に制限されず、例えば、臨界角より大きな角度である。具体例として、図3(B)に示すように、下面10bからの入射光の光軸に対する傾斜角Qは、例えば、45°±5°である。反射面131の傾斜角は、例えば、第1面11により規定することもできる。反射面131の傾斜角は、例えば、図3(B)に示すように、第1面11における第1光学領域111以外の領域に対する傾斜角Rとして表すことができ、傾斜角Rは、例えば、45°±5°である。
(3)第2面12
第2面12は、第1面11に対向し、マーク領域112が視認可能な第2光学領域を有する。実施形態1において、第2面12は、図1(A)に示すように、上面10a側に形成されている。具体的に、図1(A)、図2(A)および(B)に示すように、上面10aは、凹部13を有し、凹部13の内部面において、反射面131と、その対向面132と、反射面131と対向面132との間の底面133を有する。そして、底面133の左側面10e側および右側面10f側には、第1面11に対向し、第1面11のマーク領域112に対応する部位からマーク領域112が視認可能な第2面12が設けられている。
光レセプタクル1を、前述のように、前記光電変換装置に配置する際、前記光電変換装置の前記発光素子と光レセプタクル1の第1面11との位置合わせが重要になる。実施形態1の光レセプタクル1によれば、2つの第2面12は、それぞれ、第1面11のマーク領域112と対応する箇所に設けられている。このため、光レセプタクル1を上面10a側から視認すれば、第2面12を介して、第1面11の位置を示唆するマーク領域112を検出できる。したがって、光レセプタクル1を、容易に、前記光電変換装置に配置することが可能となる。
光レセプタクル1において、第2面12は、前述のように、上面10aの凹部13内に設けられている。このため、例えば、それ以外の領域、例えば、凹部13よりも左右の外側等に第2面12を設けることによる、前記光レセプタクル1の大型化や肥厚化等を、回避できる。
光レセプタクル1は、凹部13の底面133の左側面10eおよび右側面10f側に、それぞれ第2面12を有しており、図3(A)および(B)に示すように、第2面12は、凹部13において、傾斜面131と、その対向面132とに接している。この形態によれば、図1(A)に示すように、凹部13において、第2面12の方が、底面133よりも、前後方向の長さが長くなっている。例えば、前記光レセプタクルにおいて、仮に、前記底面を前記第2面とする場合、前記底面の前後方向の長さを、前記マーク領域を検出できるだけ長さに設定する必要がある。しかし、前記底面は、他の領域と比べて薄肉であるため、前記光レセプタクルのサイズが小さい場合、前後方向の長さを長くすることにより、成形のし易さ、強度等に影響を与える可能性がある。そこで、本実施形態1の光レセプタクル1は、前述のように、凹部13内の底面133の左側面10eおよび右側面10f側に、第1面11に対向し、マーク領域112が視認可能な第2面12を設けることにより、そのような影響を十分に回避できる。
凹部13において、底面133の前後方向の長さ(A)と第2面12の前後方向の長さ(B)との比(A:B)は、例えば、1:1.25〜1.75、1:2〜2.5である。第2面12の前後方向の長さ(B)は、例えば、第1面11のマーク領域112の大きさに応じて適宜決定でき、例えば、200〜400μm、400〜1000μmである。
凹部13において、底面133から第2面12までの上下方向の長さ(第2面12の厚み)は、例えば、100〜150μm、200〜300μmである。第2面12の厚みは、例えば、相対的に薄くすることで、第2面12における光の散乱および屈折を、さらに抑制し、それによって、マーク領域112の検出をより容易にできる。凹部13における底面133の厚みは、例えば、200〜300μm、300〜400μmである。
(4)第3面16
第3面16は、第1面11から入射し、反射面131により反射された前記送信光を、前記光伝送体の端面に向けて出射させる第3光学領域を有する。第3面16の前記第3光学領域とは、第3面16において、前記送信光が通過する領域を意味する。実施形態1において、第3面16は、例えば、図3(A)に示すように、光レセプタクル1の前端面10c側から内部方向に向かって設けられた空隙14の、後端面10d側の面である。
第3面16の形状は、特に制限されず、例えば、フラットな平面形状でもよいし、曲面等の非平面形状でもよい。また、前記非平面形状は、例えば、凸部の表面形状でもよいし、凹部の表面形状でもよい。前記第3光学領域が、前記非平面形状を有する場合、その形状の数は、例えば、1個でもよく、2個以上でもよく、後者の場合、例えば、4個、8個、12個等が例示できる。実施形態1において、第3面16は、図3(A)に示すように、前端面10c側に突出する凸部を有し、前記凸部が、前記第3光学領域である。実施形態1において、第3面16における前記第3光学領域は、前端面10c側から見た平面形状が円形であり、球面または非球面のレンズである。
第3面16の前記第3光学領域が、例えば、前記非平面形状の場合、その形状の数は、例えば、第1面11の第1光学領域111と同数であることが好ましい。
第3面16において、光軸は、例えば、前記光伝送体に光レセプタクル1を連結した際、前記光伝送体の端面の中心軸と一致することが好ましい。また、第3面16における光軸は、例えば、第3面16における前記第3光学領域以外の領域に対して、垂直であってもよい。
(5)その他
光レセプタクル1は、使用時において、前述のように、前記光伝送体と光学的に結合する。具体的には、光レセプタクル1は、例えば、取付部14を有し、取付部14に前記光伝送体が取付けられる。取付部14は、前端面10c側に設けられており、後端面10方向に向かう凹部(空隙)である。光ファイバ等の前記光伝送体は、前記凹部である取付部14に、挿入される。光レセプタクル1に前記光伝送体が挿入されると、光レセプタクル1の内部方向に位置する前記光伝送体の端部が、第3面16から出射された光を受光する。
光レセプタクル1は、例えば、樹脂製である。光レセプタクル1は、例えば、樹脂成形体であり、一体成形体であることが好ましい。成形方法は、特に制限されず、例えば、射出成形法等があげられる。前記樹脂としては、特に制限されず、例えば、光通信で使用する波長の光に透過性を示す透過性樹脂があげられ、具体例としては、ポリエーテルイミド、環状ポリオレフィン等の透明樹脂等があげられる。
つぎに、前記光モジュールにおける光レセプタクル1を介した光の動きについて、説明する。光レセプタクル1は、前述のように、使用時において、第1面11が対向するように、前記光電変換装置上に配置され、取付部14に、前記光伝送体が取付けられ、前記光モジュールとして使用される。そして、前記光電変換装置に発光素子が実装されている場合、まず、前記光電変換装置の発光素子から、通信情報を含んだ光が出射されると、その光は、第1面11の第1光学領域111から光レセプタクル1の内部に進行する。そして、進行した光が、第1面11の上方に位置する凹部13の反射面131に到達すると、前記到達した光は、反射面131の傾斜角に応じて反射する。ここで、光レセプタクル1の内部に入射した光を、第3面16から出射する。そして、前端面10c側に連結された前記光伝送体に到達させるため、反射面131の傾斜角は、第3面16に反射するように設定されている。そして、反射した光は、第3面16から出射し、連結された前記光伝送体に到達し、入射される。
(実施形態2)
前記実施形態1では、光学的に結合させる前記光電変換装置が、前記発光素子を有する例をあげて説明したが、本発明は、これには制限されず、前記光電変換装置は、前記発光素子に変えて、前記受光素子を有してもよい。前記光電変換装置が前記受光素子を有する場合、特に示さない限り、前記第1実施形態と同様である。
前記光電変換装置が前記受光素子を有する場合、第3面16の前記第3光学領域は、前記光伝送体から出射された前記受信光を、光レセプタクル1の本体10の内部に入射させる領域である。また、反射面131の前記反射領域は、第3面16で入射した前記受信光を、第1面11に向けて反射させる領域である。そして、第1面11の第1光学領域111は、反射面131で反射して、光レセプタクル1の本体10の内部を通った前記受信光を、前記受光素子に向けて出射させる領域である。第2面12は、前記実施形態1と同様である。
つぎに、前記光モジュールにおける光レセプタクル1を介した光の動きについて、説明する。前記光電変換装置に受光素子が実装されている場合、まず、前端面10c側に連結された前記光伝送体から、通信情報を含んだ光が出射されると、その光は、第3面の第3光学領域から光レセプタクル1の内部に進行する。そして、進行した光が、第3面の後方に位置する反射面131に到達すると、前記到達した光は、反射面131の傾斜角に応じて反射する。ここで、光レセプタクル1の内部に入射した光を、第1面11から出射する。そして、前記光電変換装置に実装された受光素子に到達させるため、反射面131の傾斜角は、第1面11に反射するように設定されている。そして、反射した光は、第1面11から出射し前記受光素子に到達し、入射される。
以上、実施形態および実施例を参照して、本発明を説明したが、本発明は、上記発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、本明細書で引用する特許文献および学術文献等の文献に記載の内容は、全て引用により本明細書に取り込むものとする。
以上のように、本発明の光レセプタクルによれば、前記光電変換装置への配置において、容易な位置合わせが可能である。
1 光レセプタクル
10 本体
11 第1面
111 第1光学領域
112 マーク領域
12 第2面
13 凹部
131 傾斜面
132 対向面
14 取付部
16 第3面

Claims (4)

  1. 発光素子または受光素子を有する光電変換装置と、光伝送体の端面とを光学的に結合するための光レセプタクルであって、
    前記光レセプタクルの本体は、第1面、第2面、第3面、および反射面を有し、
    前記第1面は、
    第1光学領域と、
    前記光電変換装置に対する光レセプタクルの配置位置を決めるマーク領域と、を含み、
    前記第2面は、
    前記第1面に対向し、前記マーク領域が視認可能な第2光学領域を含み、
    前記第3面は、
    第3光学領域を含み、
    前記反射面は、
    入射した光を反射させる反射領域を含み;
    前記光電変換装置が前記発光素子を有する場合、
    前記第1面の前記第1光学領域は、前記発光素子から出射された送信光を、前記光レセプタクルの本体の内部に入射させる領域であり、
    前記反射面の前記反射領域は、前記第1面で入射した前記送信光を、前記第3面に向けて反射させる領域であり、
    前記第3面の前記第3光学領域は、前記反射面で反射して、前記光レセプタクルの本体の内部を通った前記送信光を、前記光伝送体に向けて出射させる領域であり;
    前記光電変換装置が前記受光素子を有する場合、
    前記第3面の前記第3光学領域は、前記光伝送体から出射された前記受信光を、前記光レセプタクルの本体の内部に入射させる領域であり、
    前記反射面の前記反射領域は、前記第3面で入射した前記受信光を、前記第1面に向けて反射させる領域であり、
    前記第1面の前記第1光学領域は、前記反射面で反射して、前記光レセプタクルの本体の内部を通った受信光を、前記受光素子に向けて出射させる領域である、
    ことを特徴とする光レセプタクル。
  2. 前記第2面は、前記第1面の光軸と直交する面である、請求項1記載の光レセプタクル。
  3. 樹脂製一体成形物である、請求項1または2に記載の光レセプタクル。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の光レセプタクルと、発光素子または受光素子を有する光電変換装置と、を有することを特徴とする光モジュール。

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