JP2010026175A - 光ファイバコリメータアレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】煩雑な調心作業を全く必要とせずに、光ファイバコリメータの光ファイバとコリメータレンズとを所望の偏心量だけ偏心させる。
【解決手段】光ファイバ11の軸と屈折率分布形の円筒形のコリメータレンズ12の軸とを偏心させた複数の光ファイバコリメータ13を互いに平行に整列配置してなる光ファイバコリメータアレイ10である。互いに平行な複数の位置決め溝14を設けた基板15の各位置決め溝14にそれぞれ、光ファイバ11とコリメータレンズ12とが、いずれも溝内面に接触するように収容されるとともに、光ファイバ11とコリメータレンズ12との外径差が、所望の相互軸間偏心量eが得られる外径差に設定されている。光ファイバ及びコリメータレンズを位置決め溝内に単に収容する作業だけで、すべての光ファイバコリメータについて軸間偏心量が一定である光ファイバコリメータアレイが得られる。
【選択図】図1
【解決手段】光ファイバ11の軸と屈折率分布形の円筒形のコリメータレンズ12の軸とを偏心させた複数の光ファイバコリメータ13を互いに平行に整列配置してなる光ファイバコリメータアレイ10である。互いに平行な複数の位置決め溝14を設けた基板15の各位置決め溝14にそれぞれ、光ファイバ11とコリメータレンズ12とが、いずれも溝内面に接触するように収容されるとともに、光ファイバ11とコリメータレンズ12との外径差が、所望の相互軸間偏心量eが得られる外径差に設定されている。光ファイバ及びコリメータレンズを位置決め溝内に単に収容する作業だけで、すべての光ファイバコリメータについて軸間偏心量が一定である光ファイバコリメータアレイが得られる。
【選択図】図1
Description
この発明は、光ファイバの先端にコリメータレンズを設けた複数の光ファイバコリメータを互いに平行に整列配置してなる光ファイバコリメータアレイに関する。
光ファイバの先端にコリメータレンズを設けた複数の光ファイバコリメータを互いに平行に整列配置してなる光ファイバコリメータアレイは、例えば、その1対の光ファイバコリメータアレイのコリメータレンズどうしを対向させて、一方の光ファイバから他方の光ファイバに光を導通させる光学モジュールとして用いられる。
この種の光ファイバコリメータアレイでは、図8に示すように、光ファイバ1にコリメータレンズ2を接着等で接合して構成した光ファイバコリメータ3の前記コリメータレンズ2を位置決め溝4を設けた基板5に収容して、コリメータレンズ2の位置決めを行っている。
なお、図8では基板5が1つの位置決め溝4を持つように示されているが、光ファイバコリメータアレイにおける光ファイバコリメータ3の数だけ位置決め溝4を持つ。
なお、図8では基板5が1つの位置決め溝4を持つように示されているが、光ファイバコリメータアレイにおける光ファイバコリメータ3の数だけ位置決め溝4を持つ。
上記の光ファイバコリメータアレイは、コリメータレンズ2が位置決め溝4内に収容されることで正確な位置決めがなされる。2つの光ファイバコリメータアレイを精度よく位置決めして対向させることで、2つの光ファイバコリメータアレイのコリメータレンズ2間で芯ズレによる光損失の少ない光伝達が行われる。
しかし、光ファイバ1からコリメータレンズ2に入った光はレンズ端面から出射する際に一部がレンズ端面で反射(内部反射)するが、この反射光が光ファイバ1に再結合すると、光ファイバ伝送系に悪影響を与えるので、反射減衰量を大きくする必要がある。
反射減衰量を大きくするために、コリメータレンズ2の軸と光ファイバ1の軸とを図9のように互いにずらせる方法がある。
すなわち、コリメータレンズ2が屈折率分布形ロッドレンズである場合、光ファイバ1からコリメータレンズ2の軸に対して偏心した位置に入射した光はaで示すような傾斜した光束となって進んでコリメータレンズ2から出射(出射光をcで示す)するが、一部がレンズ端面2aで反射してbで示すような光束となって戻る。そこで、光ファイバ1の位置をコリメータレンズ2の軸に対して、前記反射光bが光ファイバ1と再結合しないような位置にずらすという方法である。b’は反射光bが光ファイバ1から反れた光を示す。
特開2002−18200(図3、段落番号[0018]、[0020]など)
しかし、光ファイバ1からコリメータレンズ2に入った光はレンズ端面から出射する際に一部がレンズ端面で反射(内部反射)するが、この反射光が光ファイバ1に再結合すると、光ファイバ伝送系に悪影響を与えるので、反射減衰量を大きくする必要がある。
反射減衰量を大きくするために、コリメータレンズ2の軸と光ファイバ1の軸とを図9のように互いにずらせる方法がある。
すなわち、コリメータレンズ2が屈折率分布形ロッドレンズである場合、光ファイバ1からコリメータレンズ2の軸に対して偏心した位置に入射した光はaで示すような傾斜した光束となって進んでコリメータレンズ2から出射(出射光をcで示す)するが、一部がレンズ端面2aで反射してbで示すような光束となって戻る。そこで、光ファイバ1の位置をコリメータレンズ2の軸に対して、前記反射光bが光ファイバ1と再結合しないような位置にずらすという方法である。b’は反射光bが光ファイバ1から反れた光を示す。
上記のように反射減衰量を大きくするために、コリメータレンズ2の軸と光ファイバ1の軸とを互いに偏心させる方法を採用する場合、コリメータレンズ2を光ファイバ1に接合する際に、上記のように反射光bが光ファイバ1と再結合しないようにするだけでなく、コリメータレンズ2から出力される光軸が一定の範囲に入るように、コリメータレンズ2の軸と光ファイバ1の軸との偏心量を所定の偏心量に調心する必要がある。このコリメータレンズ2の軸と光ファイバ1の軸とを偏心させる調心を各光ファイバコリメータ毎に行う必要がある。
この調芯作業には非常に時間がかかる。また、調芯機は通常約1000万円ほどする高価なもので初期投資が高額であり、また維持費にも多くの費用がかかる。
この調芯作業には非常に時間がかかる。また、調芯機は通常約1000万円ほどする高価なもので初期投資が高額であり、また維持費にも多くの費用がかかる。
本発明は上記背景のもとになされたもので、コリメータレンズの軸と光ファイバの軸とを所望の相互軸間偏心量だけずらす構造の光ファイバコリメータアレイを作製する際に、煩雑なコリメータレンズと光ファイバの調心作業を必要としない光ファイバコリメータアレイを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の光ファイバコリメータアレイは、光ファイバの軸とこの光ファイバの先端に設けられる屈折率分布形の円筒形のコリメータレンズの軸とを偏心させた複数の光ファイバコリメータを互いに平行に整列配置してなる光ファイバコリメータアレイであって、
互いに平行な複数の位置決め溝を設けた基板の各位置決め溝にそれぞれ、光ファイバとコリメータレンズとがいずれも溝内面に接触するように収容されるとともに、前記光ファイバとコリメータレンズとの外径差が、所望の相互軸間偏心量が得られる外径差に設定されていることを特徴とする。
互いに平行な複数の位置決め溝を設けた基板の各位置決め溝にそれぞれ、光ファイバとコリメータレンズとがいずれも溝内面に接触するように収容されるとともに、前記光ファイバとコリメータレンズとの外径差が、所望の相互軸間偏心量が得られる外径差に設定されていることを特徴とする。
請求項2は、請求項1の光ファイバコリメータアレイにおいて、コリメータレンズとして所定長さに切断した外径125μmのGI光ファイバを用い、光ファイバとして80ミクロン程度の光ファイバを用いたことを特徴とする。
請求項3は、請求項1の光ファイバコリメータアレイにおいて、位置決め溝がV溝であることを特徴とする。
本発明の光ファイバコリメータアレイにおいて、径の異なる光ファイバとコリメータレンズとが同じ位置決め溝内に収容されるので、光ファイバの軸とコリメータレンズの軸とが一致することはなく、互いに偏心する。
この偏心により、光ファイバコリメータにおける反射減衰量を十分大きくすることができ、光ファイバ伝送系に悪影響を与えることを防止できる。
この偏心により、光ファイバコリメータにおける反射減衰量を十分大きくすることができ、光ファイバ伝送系に悪影響を与えることを防止できる。
前記光ファイバの軸とコリメータレンズの軸との軸間偏心量は、位置決め溝の形状が一定であれば、光ファイバとコリメータレンズとの外径差により定まる。
したがって、使用する光ファイバとコリメータレンズとの外径差を適切に設定することで、光ファイバ及びコリメータレンズを位置決め溝内に単に収容する作業だけで、すべての光ファイバコリメータについて軸間偏心量が一定である光ファイバコリメータアレイが得られる。
したがって、各コリメータレンズから出力される光軸の方向がすべて正確に揃った光ファイバコリメータアレイを、調心作業を全く必要とせずに作製することができる。これにより、光ファイバコリメータアレイ作製の作業性が大幅に向上し、作製コストを安くできる。
また、調心装置のような高価な設備が不要となるので、初期投資及び維持費が不要となり、この点でも光ファイバコリメータアレイの作製コストを安くできる。
したがって、使用する光ファイバとコリメータレンズとの外径差を適切に設定することで、光ファイバ及びコリメータレンズを位置決め溝内に単に収容する作業だけで、すべての光ファイバコリメータについて軸間偏心量が一定である光ファイバコリメータアレイが得られる。
したがって、各コリメータレンズから出力される光軸の方向がすべて正確に揃った光ファイバコリメータアレイを、調心作業を全く必要とせずに作製することができる。これにより、光ファイバコリメータアレイ作製の作業性が大幅に向上し、作製コストを安くできる。
また、調心装置のような高価な設備が不要となるので、初期投資及び維持費が不要となり、この点でも光ファイバコリメータアレイの作製コストを安くできる。
請求項2のように位置決め溝をV溝にした場合、光ファイバとコリメータレンズとの外径差と、両者の軸間偏心量との関係を把握することが容易である。
以下、本発明を実施した光ファイバコリメータアレイについて、図面を参照して説明する。
図1は本発明の光ファイバコリメータアレイ10の斜視図、図2は図1における基板15の斜視図、図3は上記光ファイバコリメータアレイ10の縦断面図、図4は光ファイバコリメータアレイ10の拡大正面図、図5は図4の要部をさらに拡大した図である。
光ファイバコリメータアレイ10は、互いに平行な複数の例えばV溝(位置決め溝)14を備えた基板15の各V溝14に、光ファイバ11の先端にコリメータレンズ12を設けた光ファイバコリメータ13を収容してなる。
コリメータレンズ12は、屈折率分布形のロッドレンズであり、円柱状をなしている。光ファイバ11の外径dとコリメータレンズ12の外径Dとは互いに異なる。
コリメータレンズ12と光ファイバ11とは、図4、図5に示すようにいずれも、角度θのV溝14の内面に接触するように収容されている。コリメータレンズ12の中心をO1、光ファイバ11の中心をO2で示す。
したがって、光ファイバ11とコリメータレンズ12との軸は互いに偏心している。
両者の外径差は、後述するように所望の相互軸間偏心量eが得られる外径差に設定されている。
光ファイバコリメータアレイ10は、互いに平行な複数の例えばV溝(位置決め溝)14を備えた基板15の各V溝14に、光ファイバ11の先端にコリメータレンズ12を設けた光ファイバコリメータ13を収容してなる。
コリメータレンズ12は、屈折率分布形のロッドレンズであり、円柱状をなしている。光ファイバ11の外径dとコリメータレンズ12の外径Dとは互いに異なる。
コリメータレンズ12と光ファイバ11とは、図4、図5に示すようにいずれも、角度θのV溝14の内面に接触するように収容されている。コリメータレンズ12の中心をO1、光ファイバ11の中心をO2で示す。
したがって、光ファイバ11とコリメータレンズ12との軸は互いに偏心している。
両者の外径差は、後述するように所望の相互軸間偏心量eが得られる外径差に設定されている。
上記の光ファイバコリメータアレイ10において、図6に示すように、光ファイバ11からコリメータレンズ12の軸に対して偏心量eだけ偏心した位置に入射した光は、aで示すような傾斜した光束となって進んでコリメータレンズ12から出射(出射光をcで示す)するが、一部がレンズ端面12aで反射してbで示すような光束となって戻る。
前記偏心量eは反射光bが光ファイバ11と再結合しないように設定された偏心量であり、反射光bはb’で示した光のように光ファイバ1から反れるか、光ファイバ11と結合する光量が大幅に少なくなる。したがって、光ファイバコリメータ13における反射減衰量を十分大きくすることができる。
前記偏心量eは反射光bが光ファイバ11と再結合しないように設定された偏心量であり、反射光bはb’で示した光のように光ファイバ1から反れるか、光ファイバ11と結合する光量が大幅に少なくなる。したがって、光ファイバコリメータ13における反射減衰量を十分大きくすることができる。
この光ファイバコリメータアレイ10は、2つの光ファイバコリメータアレイ10のコリメータレンズ12どうしを、例えばフィルタやアイソレータ等の光学素子を介在させて対向させて、一方の光ファイバから他方の光ファイバに光を導通させる光学モジュール等として用いられる。
前記偏心量eは、反射光bが光ファイバ11と再結合しないというだけでなく、2つの光ファイバコリメータアレイ10を対向配置した光モジュールにおいて、一方の光ファイバコリメータアレイ10のコリメータレンズ12から出力される光軸が他方の光ファイバコリメータアレイのコリメータレンズに対して一定の範囲に入るような偏心量でもある。
前記偏心量eは、反射光bが光ファイバ11と再結合しないというだけでなく、2つの光ファイバコリメータアレイ10を対向配置した光モジュールにおいて、一方の光ファイバコリメータアレイ10のコリメータレンズ12から出力される光軸が他方の光ファイバコリメータアレイのコリメータレンズに対して一定の範囲に入るような偏心量でもある。
上記の光ファイバコリメータアレイ10の作製に際して、光ファイバ11及びコリメータレンズ12をV溝14内に単に収容する作業だけで、光ファイバ11とコリメータレンズ12とを所定の偏心量eだけ偏心させることができる。
この偏心により、光ファイバコリメータ13における反射減衰量を十分大きくすることができ、光ファイバ伝送系に悪影響を与えることを防止できる。
この偏心により、光ファイバコリメータ13における反射減衰量を十分大きくすることができ、光ファイバ伝送系に悪影響を与えることを防止できる。
また、光ファイバ及びコリメータレンズをV溝14内に単に収容する作業だけで、すべての光ファイバコリメータ13について軸間偏心量eが一定である光ファイバコリメータアレイ10が得られる。
したがって、各コリメータレンズ12から出力される光軸の方向がすべて正確に揃った光ファイバコリメータアレイ10を、調心作業を全く必要とせずに作製することができる。これにより、光ファイバコリメータアレイ作製の作業性が大幅に向上し、作製コストを安くできる。
また、調心装置のような高価な設備が不要となるので、初期投資及び維持費が不要となり、この点でも光ファイバコリメータアレイの作製コストを安くできる。
したがって、各コリメータレンズ12から出力される光軸の方向がすべて正確に揃った光ファイバコリメータアレイ10を、調心作業を全く必要とせずに作製することができる。これにより、光ファイバコリメータアレイ作製の作業性が大幅に向上し、作製コストを安くできる。
また、調心装置のような高価な設備が不要となるので、初期投資及び維持費が不要となり、この点でも光ファイバコリメータアレイの作製コストを安くできる。
光ファイバ11の先端にコリメータレンズ12を設ける手段として、光ファイバ11にコリメータレンズ12を接合するとよいが、両者間に単に屈折率整合剤(マッチンググリースやマッチングオイル)を介在させてもよい。図8に示した従来構造ではコリメータレンズ2を光ファイバ1に接合する必要があるが、本発明では前記の通り、必ずしも接合(固定)しなくてもよい。
コリメータレンズ12を光ファイバ11に接合する手段としては、接着剤による接着、
融着による接合、低融点ガラスなどのガラスによる接合等の手段を採用できる。
コリメータレンズ12を光ファイバ11に接合する手段としては、接着剤による接着、
融着による接合、低融点ガラスなどのガラスによる接合等の手段を採用できる。
コリメータレンズ12として、適切な長さに切断したGIファイバを用いことができる。
光ファイバ11はシングルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバのいずれでもよく、種類を問わない。
例えば外径が約125μmのGIファイバを用い、光ファイバ11として外径が約80μmの光ファイバを用いると、必要とする偏心量eを実際に設定する上で適当なサイズである。
なお、偏心量eは、光ファイバ11及びコリメータレンズ12の外径が一定でも、V溝の角度θによって異なってくる。V溝の角度は一定にした上で、光ファイバ11及びコリメータレンズ12の外径を適切に設定するのがよい。
光ファイバ11はシングルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバのいずれでもよく、種類を問わない。
例えば外径が約125μmのGIファイバを用い、光ファイバ11として外径が約80μmの光ファイバを用いると、必要とする偏心量eを実際に設定する上で適当なサイズである。
なお、偏心量eは、光ファイバ11及びコリメータレンズ12の外径が一定でも、V溝の角度θによって異なってくる。V溝の角度は一定にした上で、光ファイバ11及びコリメータレンズ12の外径を適切に設定するのがよい。
上述の実施例ではコリメータレンズ12の外径が光ファイバ11の外径より大であるが、これとは逆に、図7に示すように、コリメータレンズ12’の外径が光ファイバ11’の外径より小さい構造とすることもできる。
例えば、外径が125μm以下のコリメータレンズ12’と、外径が125μmより大きな光ファイバ11’との組み合わせとする。
例えば、外径が125μm以下のコリメータレンズ12’と、外径が125μmより大きな光ファイバ11’との組み合わせとする。
この場合も、コリメータレンズ12’及び光ファイバ11’をV溝に収容するだけで、光ファイバ11’の軸とコリメータレンズ12’の軸とが適切な偏心量で偏心する。
これにより、光ファイバ11’からコリメータレンズ12’に入射した光aがレンズ端面12a’で一部反射した時、その反射光bがb’で示した光のように光ファイバ11’から反れるか、光ファイバ11’と結合する光量が大幅に少なくなるようにすることができる。これにより、前記と同様に光ファイバコリメータ13’の反射減衰量を十分大きくすることができる。
これにより、光ファイバ11’からコリメータレンズ12’に入射した光aがレンズ端面12a’で一部反射した時、その反射光bがb’で示した光のように光ファイバ11’から反れるか、光ファイバ11’と結合する光量が大幅に少なくなるようにすることができる。これにより、前記と同様に光ファイバコリメータ13’の反射減衰量を十分大きくすることができる。
上述の実施例の位置決め溝はV溝14であるが、V溝の場合、光ファイバ11とコリメータレンズ12との外径差と、両者の軸間偏心量との関係を把握することが容易なので、V溝とするのが適切である。
しかし、位置決め溝はV溝に限らず、U溝、あるいは、V溝の両面が上に凸に湾曲した形状の凸湾曲V溝、その他の種々の形状の凹溝とすることも可能である。
しかし、位置決め溝はV溝に限らず、U溝、あるいは、V溝の両面が上に凸に湾曲した形状の凸湾曲V溝、その他の種々の形状の凹溝とすることも可能である。
10 光ファイバコリメータアレイ
11、11’ 光ファイバ
12、12’ コリメータレンズ
12a、12a’ レンズ端面(コリメータレンズの端面)
13、13’ 光ファイバコリメータ
14 V溝(位置決め溝)
15 基板
e (光ファイバの軸とコリメータレンズの軸と)軸間偏心量
11、11’ 光ファイバ
12、12’ コリメータレンズ
12a、12a’ レンズ端面(コリメータレンズの端面)
13、13’ 光ファイバコリメータ
14 V溝(位置決め溝)
15 基板
e (光ファイバの軸とコリメータレンズの軸と)軸間偏心量
Claims (3)
- 光ファイバの軸とこの光ファイバの先端に設けられる屈折率分布形の円筒形のコリメータレンズの軸とを偏心させた複数の光ファイバコリメータを互いに平行に整列配置してなる光ファイバコリメータアレイであって、
互いに平行な複数の位置決め溝を設けた基板の各位置決め溝にそれぞれ、光ファイバとコリメータレンズとがいずれも溝内面に接触するように収容されるとともに、前記光ファイバとコリメータレンズとの外径差が、所望の相互軸間偏心量が得られる外径差に設定されていることを特徴とする光ファイバコリメータアレイ。 - 前記位置決め溝がV溝であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバコリメータアレイ。
- コリメータレンズとして外径が約125μmのGI光ファイバを用い、光ファイバとして外径が約80ミクロンの光ファイバを用いたことを特徴とする請求項1記載の光ファイバコリメータアレイ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016057540A (ja) * | 2014-09-11 | 2016-04-21 | 住友電気工業株式会社 | 光コネクタ、及び、光コネクタの製造方法 |
JP2016061942A (ja) * | 2014-09-18 | 2016-04-25 | 住友電気工業株式会社 | フェルール |
-
2008
- 2008-07-17 JP JP2008186356A patent/JP2010026175A/ja active Pending
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