JP2017211325A - 欠点検査方法及び欠点検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの検出した欠点の位置に当該欠点の属性を表す情報を光画像で投射できるようにする。【解決手段】シート1を撮像した2次元画像14aからシート1に存在する欠点1a1〜1a3の欠点画像14a1〜14a3を得て、その欠点画像14a1〜14a3の座標に属性画像16a1〜16a3を生成し、その属性画像16a1〜16a3に応じた属性光画像17a1〜17a3をシート1の欠点1a1〜1a3に投射する。【選択図】図1

Description

本発明は、シートに存在する汚れ、傷、色ムラ、スジ、その他の欠点を検出する方法及び装置に関する。
例えば、搬送ローラ6の回転によって矢印A方向に搬送される透明無地のシート7の欠点を検出する装置として、図5に示すような構成の欠点検査装置50がある。この欠点検査装置50は、光源51によりシート7を下面から投射して、シート7の上面に設置された2次元カメラ52によりそのシート7の一部を撮像し、その撮像で得られた2次元画像を欠点検出部53で2次元の基準画像(無地画像)と比較することによりシート7の当該部分に存在する欠点を検出して、その欠点の検出時刻とその欠点のシート7上の幅方向(図5の紙面に垂直方向)位置を欠点情報として欠点記憶部54に記憶する。そして、欠点記憶部54からその欠点情報を読み出してマーキング位置制御部55に与える。このマーキング位置制御部55には、シート7の搬送速度を検出する速度センサ56で検出された速度信号が取り込まれており、その速度信号と欠点情報の検出時刻とからマーキングのタイミングデータを生成して、そのタイミングデータを幅方向位置のデータとともにマーキング装置57に送る。これにより、マーキング装置57は、シート7の当該部分がマーキング装置57の直下に搬送されてきたときに、そのシート7の欠点の位置に幅方向に移動してインクでマーキングを行う。このような欠点検査装置50は例えば特許文献1に記載されている。
このような欠点検査装置50によれば、目視では確認し難いような欠点であっても、シート7に付したインクマークによって明確な目視確認が可能となり、製造したシート7中の欠点位置を正確に確認でき、必要な措置(切り取りその他)をとることができる。
特開平9−904295号公報
ところが、上記した欠点検査装置では、インクマークをシート7に直接的に付するので、そのインクの乾燥が不十分な場合はシート7を後段でロール状に巻き取るときに、別の部分にインクが付着する恐れがあるので、所定の乾燥時間が必要となり、スループットに悪影響を与える。また、マーキング装置57をシート7の欠点位置(横方向位置)に持ち来す必要があるので、マーキング位置制御部55の制御内容やマーキング装置57の移動機構が複雑となって、欠点検査装置50がコスト高となる。
また、インクマークに代えて、ラベルをシート7の欠点の位置に近いシート縁部に貼り付ける手法も採用されている。しかしこの手法では、ラベルに費用がかかる外、実際に目視で欠点を探す際に、シート7のラベルが付された位置の幅方向を探す必要があるので、欠点の確認に時間がかかる。また、欠点が存在するシートをリサイクルする際にそのラベルが混入する問題もある。
さらに、インクマークに代えて、インクジェット方式によってシートにマークを直接的に付する手法も採用されており、この場合は付するマークの種類を多様化したり文字を付することもできるが、図5で説明した欠点検査装置50と同様にある程度の乾燥時間が必要であり、コスト高も招く。
本発明の目的は、シート上で検出した欠点の位置又は欠点の近傍に欠点の属性を示す光画像を投射するようにして、上記した全ての問題を解決した欠点検査方法及び欠点検査装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明の欠点検査方法は、シートを撮像した画像から前記シートに存在する欠点を検出し、得られた欠点に基づいて前記シートの前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に前記欠点の属性を表す属性光画像を投射することを特徴とする。
請求項2にかかる発明の欠点検査方法は、シートを撮像した画像を基準値と比較することにより前記シートに存在する欠点の位置と該欠点の属性を検出し、検出された前記欠点の位置と前記欠点の属性を欠点記憶手段に記憶し、前記欠点記憶手段から読み出された前記欠点の位置又はその近傍に前記欠点記憶手段から読み出された前記欠点の属性から作成した属性画像が配置される欠点マップを生成し、該欠点マップの前記属性画像に基づいて作成した属性光画像を前記シートの前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に投射することを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の欠点検査方法において、前記シートは一方から他方に搬送され、前記属性光画像の投射のタイミングが、前記欠点の撮像のタイミングと前記シートの移動量とに基づいて生成されるようにしたことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の欠点検査方法において、前記欠点の属性光画像は、前記欠点であること、前記欠点の種類、大きさ、又は色合い等を表すことを特徴とする。
請求項5にかかる発明の欠点検査装置は、シートを撮像した画像から前記シートに存在する欠点を検出する欠点検出手段と、該欠点検出手段で検出された欠点に基づいて前記シートの前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に前記欠点の属性を表す属性光画像を投射する投射手段とを備えることを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の欠点検査装置において、前記欠点検出手段は、前記シートの画像を得るための1次元又は2次元のカメラと、得られた前記画像と基準値とを比較することにより前記シートに存在する前記欠点の位置と前記欠点の属性を検出する欠点検出部と、該欠点検出部で検出された前記欠点の位置と前記欠点の属性を記憶する欠点記憶部とを備え、前記投射手段は、前記欠点記憶部から読み出した前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に前記欠点記憶部から読み出した前記欠点の属性に対応した属性画像を生成して配置する欠点マップ生成部と、該欠点マップ生成部で生成された前記属性画像に基づいて作成した属性光画像を前記シートの前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に投射する投射機とを備える、ことを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項5又は6に記載の欠点検査装置において、前記シートは一方から他方に搬送され、該シートの移動量を検出する移動量検出手段を備え、前記投射手段による前記属性光画像の投射のタイミングが、前記欠点検出手段による欠点検出のタイミングと前記移動量検出手段で得られる前記シートの移動量とに基づいて生成されるようにしたことを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、請求項5乃至7のいずれか1つに記載の欠点検査装置において、前記欠点の属性光画像は、前記欠点であること、前記欠点の種類、大きさ、又は色合い等を表すことを特徴とする。
本発明によれば、シートの検出された欠点に基づいて当該シートの欠点の位置又はその近傍に欠点を表す属性光画像が投射されるので、欠点の目視確認が容易となる。また、シートに何も付着させないのでそのリサイクルが容易であり、乾燥時間も不要であり、マーキング装置をシートの幅方向に移動させる機構も不要であり、欠陥検査装置を低コストで実現することができる。
第1実施例の欠点検査装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1の欠点検査装置の動作説明図である。 第2実施例の欠点検査装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3の欠点検査装置の動作説明図である。 従来の欠点検査装置の構成を示す機能ブロック図である。
<第1実施例>
図1に第1実施例の欠点検査装置10の構成を示す。本実施例の欠点検査装置10は、搬送ローラ2の回転によって矢印A方向に搬送されてくる無地不透明の鋼板あるいはプラスチック板等のシート(ウェブ)1について、そのシート1が切断機3に到達するまでの所定移動量分の領域1Aの上面の欠点を検出する。そして、検出した欠点に基づいて作成した検査結果の光画像を、当該検査対象となっていたシート1の領域1Aを切断機3で切断して分離した後に一時的に停止しているカットシート1Bの上面に投射する。
11は切断機3でカットされる直前のシート1の上面に光を投射するハロゲンランプ等の光源、12は光源11の光が投射されている搬送中のシート1の上面の幅方向(搬送される矢印A方向と交差する方向)のラインをスキャンするCCDやCMOS等を利用したラインセンサ方式のカメラである。このカメラ12のライン光軸は、シート1の所定移動量分の領域1Aの最終部(図1の領域1Aの左端)に合わせられている。13はシート1の矢印A方向への移動量を検出するエンコーダ等からなる移動量センサであり、例えば数μmの移動量毎に1パルスのセンサ信号が出力する。
14は欠点検出部であり、カメラ12でスキャンしたシート1の全幅のライン画像を移動量センサ13から出力するセンサ信号の出力毎に取り込んで、領域1A分の複数のライン画像から2次元画像を生成し、その2次元画像を基準値としての2次元の基準画像(無地画像)と比較する。そして、その比較結果によって領域1Aの上面に存在する欠点を検出し、当該欠点の座標と当該欠点の属性を検出して、その欠点座標と欠点属性を1組とする欠点情報を出力する。
15はその欠点検出部14から出力する欠点情報を格納する欠点記憶部である。16は欠点マップ生成部であり、欠点記憶部15から読み出された欠点情報の欠点の座標が中央にくるように、当該欠点の属性に対応した属性画像を作成して、その属性画像を領域1Aに対応する空間に配置した欠点マップを生成する。17は光画像を投射するプロジェクタ等からなる投射機であり、欠点マップ生成部16で生成された欠点の属性画像から作成した属性光画像を、切断後に搬送が一時停止している領域1Aに対応したカットシート1Bの上面の欠点の位置に投射する。なお、欠点がない場合は、光画像として白画像を投射し、あるいは光画像を投射しない。
請求項との関係では、カメラ12と欠点検出部14と欠点記憶部15は欠点検出手段を構成し、欠点マップ生成部16と投射機17は投射手段を構成する。
さて、検査対象となっているシート1の切断機3に到達する所定移動量の領域1Aについて、その表面に、図2(a)に示すような小汚れ欠点1a1、中汚れ欠点1a2、大汚れ欠点1a3が存在しているとすると、これをカメラ12で撮像し欠点検出部14に取り込んで作成した領域1Aの2次元画像14aは、図2(b)に示すようになる。
この2次元画像14aには、小汚れ欠点画像14a1、中汚れ欠点画像14a2、大汚れ欠点画像14a3が含まれている。この画像14aを2次元の基準画像と比較することで、小汚れ欠点画像14a1とその中心位置データx1,y1、中汚れ欠点画像14a2とその中心位置データx2,y2、大汚れ欠点画像14a3とその中心位置データx3,y3が、座標として検出される。さらに、それら小汚れ欠点画像14a1、中汚れ欠点画像14a2、大汚れ欠点画像14a3から、その欠点の属性(汚れの大きさ)も検出される。このようにして得られた各欠点の中心位置と属性のデータは、欠点情報として欠点記憶部15に格納される。
そして、欠点マップ生成部16では、欠点記憶部15から欠点の中心位置と欠点の属性のデータを読み出して、その欠点の中心位置データで示される座標が中心に来るように、その欠点の属性データに対応した属性画像が生成される。例えば、小汚れ欠点1a1には○画像16a1が、中汚れ欠点1a2には□画像16a2が、大汚れ欠点1a3には△画像16a3が、それぞれ属性画像として生成され割り当てられる。図2(c)に欠点マップ生成部16で生成された欠点の属性画像16a1〜16a3を有する欠点マップ16aを示した。
図2(d)は欠点マップ生成部16で生成された欠点の属性画像16a1〜16a3から属性光画像17aを作成して、投射機17によってカットシート1Bに投射した状態を示す図である。このように、シート1の切断されたカットシート1Bには、その表面の小汚れ欠点1a1には○型の属性光画像17a1が、中汚れ欠点1a2には□型の属性光画像17a2が、大汚れ欠点1a3には△型の属性光画像17a3が、それぞれ投射される。
以上から、検査オペレータは、投射機17でシート1の切断され一時停止中のカットシート1Bに投射された属性光画像17a1〜17a3を目視することで、カットシート1Bの上面に存在する欠点1a1〜1a3の位置と属性(汚れの大きさ)を確実に確認することできる。このようにして検査を完了したカットシート1Bは、搬送ローラ2によって後段に搬送され、欠点の有無、属性等によって仕分けされる。そして、切断機3でカットされる直前の次の領域1Aについて、カメラ12で撮像された2次元画像に基づいて欠点が検出されると同様の属性光画像が生成され、切断機3により切断された後に一時停止しているカットシート1Bに対して同様に投射が行われる。
本実施例によれば、切断後のカットシート1Bに投射される属性光画像を任意の形状、任意の大きさ、任意の色合いに設定することができ、特に形状については図2(c),(d)に示した枠形状のみでなく、より目立つ塗り潰し形状に設定することもできるので、目視では確認の難しい小さな欠点であっても、それを確実に視認することができるようになる。また、カットシート1Bにインキ、ラベル等のようなものは何ら付着させないので、欠点のあるカットシート1Bのリサイクルが容易であり、乾燥時間も不要であり、マーキング装置をカットシート1Bの幅方向に移動させる機構も不要であり、欠点検査装置を低コストで実現することができる。
<第2実施例>
図3に第2実施例の欠点検査装置20の構成を示す。本実施例の欠点検査装置20は、搬送ローラ5の回転によって矢印A方向に搬送されてくる無地透明のフィルム等のシート(ウェブ)4について、そこに存在する欠点を連続的に検査する装置である。この欠点検査装置20は、シート4の製造ラインに設置して製造直後のシート4について欠点を検査する場合や、製造済のシートを巻き戻して検査を行う場合に適用できる。
21はシート4の下面に光を投射するハロゲンランプ等の光源、22は光源21から光が投射されている搬送中のシート4の上面の幅方向(搬送される矢印A方向と交差する方向)のラインをスキャンするCCDやCMOS等を利用したラインセンサ方式のカメラである。23はシート4の矢印A方向への移動量を検出するエンコーダ等からなる移動量センサであり、例えば数μmの移動量毎に1パルスのセンサ信号が出力する。
24は欠点検出部であり、カメラ22でスキャンしたシート4の全幅のライン画像を移動量センサ23から出力するセンサ信号の出力毎に取り込んで、領域4A分の複数のライン画像から2次元画像を生成し、その2次元画像を基準値としての2次元の基準画像(無地画像)と比較する。そして、その比較結果によって領域4Aの上面に存在する欠点を検出し、当該欠点の座標と当該欠点の属性を検出して、その欠点座標と欠点属性を1組とする欠点情報を出力する。
25はその欠点検出部24から出力する欠点情報を格納する欠点記憶部である。26は欠点マップ生成部であり、欠点記憶部25から読み出された欠点情報の欠点の座標が中央にくるように、当該欠点の属性に対応した属性画像を作成して、その属性画像を領域4Aに対応する空間に配置した欠点マップを生成する。27は光画像を投射するプロジェクタ等からなる投射機であり、欠点マップ生成部26で生成された欠点の属性画像から作成した属性光画像をシート4の領域4Aが領域4Bに移動して来たときに、その領域4Bの上面の欠点の位置に投射する。なお、欠点がない場合は、光画像として白画像を投射し、あるいは光画像を投射しない。
請求項との関係では、カメラ22と欠点検出部24と欠点記憶部25は欠点検出手段を構成し、欠点マップ生成部26と投射機27は投射手段を構成する。
さて、検査対象となっているシート4の領域4Aについて、その表面に、図4(a)に示すような小汚れ欠点4a1、中汚れ欠点4a2、大汚れ欠点4a3が存在しているとすると、これをカメラ22で撮像し欠点検出部24に取り込んで作成した領域4Aの2次元画像24aは、図4(b)に示すようになる。
この2次元画像24aには、小汚れ欠点画像24a1、中汚れ欠点画像24a2、大汚れ欠点画像24a3が含まれている。この画像24aを2次元の基準画像と比較することで、小汚れ欠点画像24a1とその中心位置データx11,y11、中汚れ欠点画像24a2とその中心位置データx12,y12、大汚れ欠点画像24a3とその中心位置データx13,y13が、座標として検出される。さらに、それら小汚れ欠点画像24a1、中汚れ欠点画像24a2、大汚れ欠点画像24a3から、その欠点の属性(汚れの大きさ)も検出される。このようにして得られた各欠点の中心位置と属性のデータは、欠点情報として欠点記憶部25に格納される。
そして、欠点マップ生成部26では、欠点記憶部25から欠点の中心位置と欠点の属性のデータを読み出して、その欠点の中心位置データで示される座標が中心に来るように、その欠点の属性データに対応した属性画像が生成される。例えば、小汚れ欠点4a1には○画像26a1が、中汚れ欠点4a2には□画像26a2が、大汚れ欠点4a3には△画像26a3が、それぞれ属性画像として生成され割り当てられる。図4(c)に欠点マップ生成部26で生成された欠点の属性画像26a1〜26a3を有する欠点マップ26aを示した。
図4(d)は欠点マップ生成部26で生成された欠点の属性画像26a1〜26a3から属性光画像27aを作成して、シート4の領域4Aが領域4Bに移動してきたときに、投射機27によってその領域4Bに投射した状態を示す図である。このように、シート4の領域4Bには、その表面の小汚れ欠点4a1には○型の属性光画像27a1が、中汚れ欠点4a2には□型の属性光画像27a2が、大汚れ欠点4a3には△型の属性光画像27a3が、それぞれ投射される。
搬送ローラ5の回転により搬送されるシート4は、領域4Aで欠点が検出された際には、領域4Bにおいて属性光画像72aが投射されるときに、停止される。すなわち、シート4は領域4Aで欠点が検出されないときは、比較的高速で搬送されるが、領域4Aで欠点が検出されたときには、その領域4Aが領域4Bに移動してきた時点で所定時間だけ搬送が停止され、欠点4a1〜4a3と属性光画像27a1〜27a3を肉眼で確認できるようになる。これにより、検査のスループット向上と欠点確認作業の容易性の両者を満足させることができる。
以上から、検査オペレータは、投射機27でシート4に投射された属性光画像27a1〜27a3を目視することで、シート4上に存在する欠点6a1〜6a3の位置と属性を確実に確認することできる。このようにして検査を完了したシート4は後段に搬送され、欠点のある部分の切除等が行われる。
なお、本実施例において、光源21の箇所に光反射板を設置することもでき、この場合は光源21はシート4の上面のカメラ22の近傍に設置すればよい。また、シート4が不透明材質の場合も、光源21はカメラ22の近傍に設置すればよい。
本実施例によれば、シート4に投射される属性画像を任意の形状、任意の大きさ、任意の色合いに設定することができ、特に形状については図4(c),(d)に示した枠形状のみでなく、より目立つ塗り潰し形状に設定することもできるので、目視では確認の難しい小さな欠点であっても、それを確実に確認することができるようになる。また、シート4にインキ、ラベル等のようなものは何ら付着させないので、シート4の欠点のある部分のリサイクルが容易であり、乾燥時間も不要であり、マーキング装置をシートの幅方向に移動させる機構も不要であり、欠点検査装置を低コストで実現することができる。
<その他の実施例>
なお、以上の実施例では、欠点の属性は汚れの大きさを表すものとしたが、これに限られるものではない。欠点の属性としては、欠点の種類(汚れ、傷、色ムラ、スジ、その他)、その大きさ、色合い等があり、属性光画像としてはそれらを表す画像を使用することができる。さらに、欠点の属性の区分けが必要ない場合には、欠点が存在することそのものを属性として表してもよい。この場合の属性光画像は、欠点位置を示すのみの画像となる。
また、以上の実施例では、欠点の属性光画像を、欠点を囲むような枠画像あるいは塗り潰し画像等として表示する例で説明したが、属性光画像の表示形態はこれに限られるものではない。例えば、その欠点の近傍に欠点を説明する文字列、記号等を表示してもよい。このときは当該の欠点を矢印画像で指示することが好ましい。また、属性光画像の表示に加えて欠点の属性の内容を音声で説明するようにしてもよい。この場合は、例えば欠点を表す属性光画像に番号を付加して、当該番号の欠点について音声説明させればよい。
また、欠点検出部14、24において、検出された欠点の画像を中央に含む所定の大きさの2次元の欠点画像を生成し、その欠点画像に前記した欠点座標と欠点属性を加えてそれらを1組の欠点情報とし、各欠点情報毎に連続番号を付けて欠点記憶部15、25に格納しておけば、欠点情報の欠点画像、欠点座標、欠点属性を番号で振り分けた一覧リストにして、モニタに表示させたり、データとして保存したりすることができる。
また、得られた2次元画像と比較する2次元の基準画像としては、無地画像に限られるものではなく、絵柄等のパターン画像を使用することもできる。シート1、4の搬送される矢印A方向に特定パターン画像が予め所定ピッチで繰り返し印刷されている場合には、その特定パターン画像を基準画像とすることで、シートに印刷された特定パターン画像の中に存在する欠点を検出して、その欠点の内容を表す属性光画像を投射することができる。印刷された特定パターン画像中の印刷ムラ、汚れ、傷、その他の欠点は、目視で発見することがきわめて困難であるが、それを確実に目視確認することができるようになる。
また、以上の実施例では、ラインセンサ型のカメラを使用し、得られた複数のライン画像から2次元画像を生成して、その2次元画像を基準値としての2次元の基準画像と比較して欠点を検出しているが、これに限られるものではない。例えば、1本のライン画像の各画素の濃度を基準値と比較することで、1ラインごとに画素単位で欠点候補を検出し、1個の欠点候補からあるいは複数ラインに亘る複数の欠点候補の集合から欠点を検出することもできる。
また、以上の実施例ではカメラ12、22として高解像度が得やすいラインセンサ型の1次元カメラを使用したが、1次元カメラに代えてCCDやCMOS等を利用した2次元カメラを使用して欠点を撮像し、得られた2次元画像を使用して前記実施例で説明した手法により、同様に検査を行うことができる。
また、図1、図2で説明した第1実施例では、シート1の切断機3でカットされる直前の領域1Aの欠点を検出し、カットされてから一時停止しているカットシート1Bに属性光画像を投射する例を説明したが、予めカットされた状態で搬送されてくるカットシートについて欠点を検出し、搬送の後段で一時停止させてそのカットシートに属性光画像を投射すこともできる。
また、投射機によって投射する属性光画像は、シートの平面部分に対してのみならず、巻取りリールに順次巻き取られるシートのロールの表面に対して行うこともできる。
1:シート、1A:領域、1B:カットシート、2:搬送ローラ、3:切断機、4:シート、4A,4B:領域、5,6:搬送ローラ、7:シート
10:欠点検査装置、11:光源、12:カメラ、13:移動量センサ、14:欠点検出部、15:欠点記憶部、16:欠点マップ生成部、17:投射機
20:欠点検査装置、21:光源、22:カメラ、23:移動量センサ、24:欠点検出部、25:欠点記憶部、26:欠点マップ生成部、27:投射機
50:欠点検査装置、51:光源、52:カメラ、53:欠点検出部、54:欠点記憶部、55:マーキング位置制御部、56:速度センサ、57:マーキング装置

Claims (8)

  1. シートを撮像した画像から前記シートに存在する欠点を検出し、得られた欠点に基づいて前記シートの前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に前記欠点の属性を表す属性光画像を投射することを特徴とする欠点検査方法。
  2. シートを撮像した画像を基準値と比較することにより前記シートに存在する欠点の位置と該欠点の属性を検出し、検出された前記欠点の位置と前記欠点の属性を欠点記憶手段に記憶し、前記欠点記憶手段から読み出された前記欠点の位置又はその近傍に前記欠点記憶手段から読み出された前記欠点の属性から作成した属性画像が配置される欠点マップを生成し、該欠点マップの前記属性画像に基づいて作成した属性光画像を前記シートの前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に投射することを特徴とする欠点検査方法。
  3. 請求項1又は2に記載の欠点検査方法において、
    前記シートは一方から他方に搬送され、前記属性光画像の投射のタイミングが、前記欠点の撮像のタイミングと前記シートの移動量とに基づいて生成されるようにしたことを特徴とする欠点検査方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の欠点検査方法において、
    前記欠点の属性光画像は、前記欠点であること、前記欠点の種類、大きさ、又は色合い等を表すことを特徴とする欠点検査方法。
  5. シートを撮像した画像から前記シートに存在する欠点を検出する欠点検出手段と、該欠点検出手段で検出された欠点に基づいて前記シートの前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に前記欠点の属性を表す属性光画像を投射する投射手段とを備えることを特徴とする欠点検査装置。
  6. 請求項5に記載の欠点検査装置において、
    前記欠点検出手段は、前記シートの画像を得るための1次元又は2次元のカメラと、得られた前記画像と基準値とを比較することにより前記シートに存在する前記欠点の位置と前記欠点の属性を検出する欠点検出部と、該欠点検出部で検出された前記欠点の位置と前記欠点の属性を記憶する欠点記憶部とを備え、
    前記投射手段は、前記欠点記憶部から読み出した前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に前記欠点記憶部から読み出した前記欠点の属性に対応した属性画像を生成して配置する欠点マップ生成部と、該欠点マップ生成部で生成された前記属性画像に基づいて作成した属性光画像を前記シートの前記欠点の位置又は前記欠点の近傍に投射する投射機とを備える、
    ことを特徴とする欠点検査装置。
  7. 請求項5又は6に記載の欠点検査装置において、
    前記シートは一方から他方に搬送され、該シートの移動量を検出する移動量検出手段を備え、
    前記投射手段による前記属性光画像の投射のタイミングが、前記欠点検出手段による欠点検出のタイミングと前記移動量検出手段で得られる前記シートの移動量とに基づいて生成されるようにしたことを特徴とする欠点検査装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1つに記載の欠点検査装置において、
    前記欠点の属性光画像は、前記欠点であること、前記欠点の種類、大きさ、又は色合い等を表すことを特徴とする欠点検査装置。
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