JP2017209798A - 液体吐出装置及び液体吐出方法 - Google Patents

液体吐出装置及び液体吐出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】媒体と吐出部との間隔が変動することで、吐出部から吐出された液体の着弾位置がずれることを抑制する。【解決手段】媒体を支持し移動方向Aに移動する支持部と、支持部に支持される媒体に液体を吐出する吐出部と、支持部に支持される媒体と吐出部との間隔である第1間隔が所定値未満となるところが該媒体に有るか無いかを検出する検出部と、第1間隔が所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように該第1間隔を変動することで媒体における液体の吐出領域における該第1間隔が適正値から変動する場合の、該適正値からの変動量に基づいて、吐出部の液体の吐出動作を変更する制御部と、を備える液体吐出装置1。【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出装置及び液体吐出方法に関する。
従来から、液体を吐出して媒体に画像を形成する液体吐出装置が使用されている。このような液体吐出装置のうち、媒体を支持して移動する支持部と、該支持部に支持される媒体に液体を吐出する吐出部と、を備える液体吐出装置が開示されている。
例えば、特許文献1には、被印刷体を支持して移動するプラテンと、プラテンに支持される被印刷体にインクを吐出する印字ヘッドと、プラテンが移動することに伴って印字ヘッドに干渉する虞のある干渉物を検出するセンサーと、を備えるインクジェットプリンタが開示されている。
特開2003−311938号公報
媒体を支持して移動する支持部と該支持部に支持される媒体に液体を吐出する吐出部とを備える液体吐出装置を用いて媒体に液体を吐出する場合、吐出部に干渉物が干渉する虞があれば、媒体と吐出部との間隔を調整することで、吐出部と干渉物との干渉を抑制可能である。
しかしながら、媒体と吐出部との間隔を調整すると、その後に画像を形成する際、吐出部から吐出された液体の着弾位置がずれる。このため、画像品質が低下する。
そこで、本発明の目的は、媒体と吐出部との間隔を変動することで、吐出部から吐出された液体の着弾位置がずれることを抑制することを目的にする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体吐出装置は、媒体を支持し移動方向に移動する支持部と、前記支持部に支持される前記媒体に液体を吐出する吐出部と、前記支持部に支持される前記媒体と前記吐出部との間隔である第1間隔が所定値未満となるところが該媒体に有るか無いかを検出する検出部と、前記第1間隔が前記所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように該第1間隔を変動することで、前記媒体における前記液体の吐出領域における該第1間隔が適正値から変動する場合の、該適正値からの変動量に基づいて、前記吐出部の前記液体の吐出動作を変更する制御部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、第1間隔が所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように該第1間隔を変動することで、媒体における液体の吐出領域における該第1間隔が適正値から変動する場合の、該適正値からの変動量に基づいて、吐出部の液体の吐出動作を変更する。このため、適正値からの変動量に基づいて、吐出部における液体の吐出タイミングや吐出位置などの吐出動作を変更でき、吐出部から吐出された液体の着弾位置がずれることを抑制することが可能になる。
なお、「第1間隔」とは、媒体が(すなわち支持部が)吐出部と対向する位置にあるときの媒体と吐出部との間隔を意味する。また、「第1間隔が所定値未満」とは、媒体が吐出部と対向する位置にあるときに媒体と吐出部とが接触する虞がある場合を意味する。
また、「適正値」とは、吐出部から媒体における液体の吐出領域に適正に該液体を吐出できるように予め設定された値であって、第1間隔が該適正値であることを前提にして吐出動作の初期条件が設定されている値であることを意味する。
上記課題を解決するための本発明の第2の態様の液体吐出装置は、前記第1の態様において、前記支持部と前記吐出部との間隔である第2間隔を調整する調整部を備え、前記制御部は、前記適正値からの変動量として、前記第1間隔が前記所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように前記第2間隔を調整することに伴い変動する、該第2間隔の変動量に基づいて、前記吐出部の前記液体の吐出動作を変更することを特徴とする。
本態様によれば、第1間隔が所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように第2間隔を調整することに伴い変動する該第2間隔の変動量に基づいて、吐出部の液体の吐出動作を変更する。このため、第2間隔の変動量に基づいて、吐出部における液体の吐出タイミングや吐出位置などの吐出動作を変更でき、吐出部から吐出された液体の着弾位置がずれることを抑制することが可能になる。
なお、「第2間隔」とは、支持部が吐出部と対向する位置にあるときの支持部と吐出部との間隔を意味する。
本発明の第3の態様の液体吐出装置は、前記第2の態様において、前記制御部は、前記支持部に前記検出部の検出領域を通過させ、前記吐出動作によって、前記支持部に支持される前記媒体に第1画像を形成させる第1画像形成動作と、前記第1画像形成動作後に、前記支持部に前記検出領域を通過させ、前記吐出動作によって、前記支持部に支持される前記第1画像が形成された前記媒体に第2画像を形成させる第2画像形成動作と、を実行可能であり、前記第1画像形成動作後に前記第1間隔が前記所定値未満となるところが発生した場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように前記第2間隔を調整することに伴い変動する前記第2間隔の変動量に基づいて、前記第2画像形成動作における吐出動作を変更することを特徴とする。
本態様によれば、第1画像形成動作後に第1間隔が所定値未満となるところが発生した場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように第2間隔を調整することに伴い変動する第2間隔の変動量に基づいて第2画像形成動作における吐出動作を変更する。このため、第1画像形成動作に伴う液体の着弾位置に対する第2画像形成動作に伴う液体の着弾位置を合わせることが可能になり、これらの着弾位置がずれることを抑制することが可能になる。
本発明の第4の態様の液体吐出装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記吐出部は、前記移動方向と交差する走査方向に往復移動しながら液体を吐出し、前記制御部は、前記吐出部が前記往復移動のうちの往方向に移動する際の該吐出部からの前記液体の吐出タイミングに対する、該吐出部が前記往復移動のうちの復方向に移動する際の該吐出部からの該液体の吐出タイミングを、前記適正値からの変動量に基づいて変更することを特徴とする。
支持部の移動方向と交差する走査方向に往復移動しながら液体を吐出する吐出部においては、適正値からの変動があると液体の着弾位置はずれるが、本態様によれば、吐出部が往方向に移動する際の液体の吐出タイミングに対する、該吐出部が復方向に移動する際の液体の吐出タイミングを、適正値からの変動量に基づいて変更する。このため、吐出部が往方向に移動する際の液体の着弾位置に対する吐出部が復方向に移動する際の液体の着弾位置を合わせることが可能になり、これらの着弾位置がずれることを抑制することが可能になる。
本発明の第5の態様の液体吐出装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記吐出部は、前記移動方向と交差する走査方向に往復移動しながら液体を吐出し、前記制御部は、前記吐出部の吐出動作における前記走査方向への移動時の前記液体の吐出開始位置を、前記適正値からの変動量に基づいて変更することを特徴とする。
支持部の移動方向と交差する走査方向に往復移動しながら液体を吐出する吐出部においては、適正値からの変動があると液体の着弾位置はずれるが、本態様によれば、吐出部の吐出動作における走査方向への移動時の液体の吐出開始位置を、適正値からの変動量に基づいて変更する。このため、液体の吐出開始位置を変更することにより、所望の着弾位置から液体の着弾位置がずれることを抑制することが可能になる。
本発明の第6の態様の液体吐出方法は、媒体を支持し移動方向に移動する支持部と、前記支持部に支持される前記媒体に液体を吐出する吐出部と、前記支持部に支持される前記媒体と前記吐出部との間隔である第1間隔が所定値未満となるところが該媒体に有るか無いかを検出する検出部と、を備える液体吐出装置における液体吐出方法であって、前記第1間隔が前記所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように該第1間隔を変動することで、前記媒体における前記液体の吐出領域における該第1間隔が適正値から変動する場合の、該適正値からの変動量に基づいて、前記吐出部の前記液体の吐出動作を変更することを特徴とする。
本態様によれば、第1間隔が所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように該第1間隔を変動することで、媒体における液体の吐出領域における該第1間隔が適正値から変動する場合の、該適正値からの変動量に基づいて、吐出部の液体の吐出動作を変更する。このため、適正値からの変動量に基づいて、吐出部における液体の吐出タイミングや吐出位置などの吐出動作を変更でき、吐出部から吐出された液体の着弾位置がずれることを抑制することが可能になる。
本発明の一実施例に係る印刷装置を表す概略斜視図。 本発明の一実施例に係る印刷装置を表す概略正面図。 本発明の一実施例に係る印刷装置を表す概略平面図。 本発明の一実施例に係る印刷装置のブロック図。 本発明の一実施例に係る印刷装置の要部を表す概略斜視図。 本発明の一実施例に係る印刷装置の要部を表す概略正面図。 本発明の一実施例に係る印刷装置を用いて実行可能な液体吐出方法を説明するための図。 本発明の一実施例に係る印刷装置を用いて実行可能な液体吐出方法を説明するための図。 本発明の一実施例に係る印刷装置を用いて実行可能な液体吐出方法のフローチャート。
以下に、本発明の液体吐出装置の一実施例に係る印刷装置1について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施例に係る印刷装置1の概略斜視図であり、媒体支持ユニット2が印刷開始位置にある状態を表している。また、図2は本実施例の印刷装置1の概略正面図である。そして、図3は本実施例の印刷装置1の概略平面図であり、媒体支持ユニット2が媒体P(図7参照)のセット位置にある状態を表している。なお、図1から図3のいずれも、一部の構成部材を簡略化して表している。
本実施例の印刷装置1は、媒体Pを支持部としてのトレイ4の支持面8で支持した状態で移動方向Aに移動する媒体支持ユニット2を備えている。
また、印刷装置1は、トレイ4に支持された媒体Pを移動方向Aに搬送する媒体搬送部3を備えている。移動方向Aは、方向A1と、方向A1と反対方向の方向A2と、を含む方向である。
また、媒体支持ユニット2はステージ5に着脱可能に載置されている。ここで、媒体支持ユニット2のステージ5に対する着脱方向Cは、本実施例の印刷装置1では鉛直方向である。媒体支持ユニット2はステージ5と共に、レバー9を回転させることにより、着脱方向Cに沿う方向(鉛直方向)に移動する。なお、図2で表されるように、レバー9は、アーム部11に設けられている。レバー9の詳細な構成については後述する。また、媒体Pとしては、テキスタイル(織物、布等)、紙、塩化ビニル樹脂など、種々の素材のものを用いることができる。
また、印刷装置1の本体内部には液体の一例としてのインクを吐出して媒体Pに印刷することが可能な吐出部としての印刷ヘッド7が備えられている。そして、本実施例の印刷装置1は、印刷ヘッド7が設けられたキャリッジ6を移動方向Aと交差する走査方向Bに往復移動させることで、印刷ヘッド7を走査方向Bに往復移動させながら、印刷ヘッド7からトレイ4に支持された媒体Pにインクを吐出させて所望の画像を形成する。
なお、本実施例の印刷装置1は、図1の手前側(左下方向)がトレイ4への媒体Pのセット位置である(図3参照)。そして、図1の奥側(右上方向)の印刷開始位置まで、移動方向Aのうちの方向A1に媒体Pをセットしたトレイ4を移動した後、移動方向Aのうちの方向A2にトレイ4を移動しながら印刷する。
また、本実施例の印刷装置1は、白色インク及びカラーインク(黒色インク、黄色インク、シアンインク及びマゼンタインク)を印刷ヘッド7から吐出可能な構成である。そして、トレイ4をセット位置から印刷開始位置まで移動させた後に、方向A2にトレイ4を移動させながら下地層としての第1画像を白色インクで形成することにより、第1画像形成動作を実行する。そして、再びトレイ4を印刷開始位置まで移動させた後に、方向A2にトレイ4を移動させながらカラーインクを使用して所望の画像である第2画像を形成することにより、第2画像形成動作を実行する。
ここで、本実施例の印刷装置1は、白色インク及びカラーインクを印刷ヘッド7から吐出可能な構成であるがこのような構成に限定されない。例えば、白色インクの代わりにメタリック色のインクを使用してもよい。すなわち、第1画像をメタリック色のインクで形成し、第2画像をカラーインク(黒色インク、黄色インク、シアンインク及びマゼンタインク)で形成する構成としてもよい。このとき、カラーインクは、前述した色以外の色のインクであってもよい。
なお、本実施例の印刷装置1は、吐出部として、走査方向Bに往復移動しながら印刷する印刷ヘッド7を備えているが、インクを吐出するノズルを媒体Pの移動方向と交差する交差方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える印刷装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、媒体Pの移動方向と交差する交差方向に形成されたノズルの領域が、媒体Pの該交差方向全体をカバー可能なように設けられ、印刷ヘッド又は媒体Pを相対的に移動させて画像を形成する印刷装置に用いられる印刷ヘッドである。なお、ラインヘッドの該交差方向のノズルの領域は、印刷装置が対応している全ての媒体Pの該交差方向をカバー可能でなくてもよい。
また、本実施例の印刷装置1は、図2で表されるように、検出部としてのセンサーSを備えており、トレイ4に支持される媒体Pと印刷ヘッド7との間隔である第1間隔L1(図7参照)が所定値未満となるところが該媒体Pに有るか無いかを検出することができる構成になっている。
ここで、センサーSは、発光部Seと受光部Srとを有している。そして、センサーSは、第1間隔L1が所定値となる位置で発光部Seから受光部Srに向けて光を照射し、トレイ4を移動方向Aに移動させ該光の照射領域である検出領域を通過させる際(トレイ4をセット位置から印刷開始位置まで移動させる際など)において、受光部Srで該光を受光したか否かに基づいて、該第1間隔L1が所定値未満となるところが該媒体Pに有るか無いかを検出する構成である。ただし、このような構成に限定されない。
次に、本実施例の印刷装置1における電気的な構成について説明する。
図4は、本実施例の印刷装置1のブロック図である。
制御部19には、印刷装置1の全体の制御を司るCPU20が設けられている。CPU20は、システムバス21を介して、CPU20が実行する各種制御プログラム等を格納したROM22と、データを一時的に格納可能なRAM23と、に接続されている。
また、CPU20は、システムバス21を介して、印刷ヘッド7を駆動するためのヘッド駆動部24と接続されている。
また、CPU20は、システムバス21を介して、モーター駆動部25と接続されている。そして、モーター駆動部25は、印刷ヘッド7が設けられたキャリッジ6を移動させるためのキャリッジモーター26、媒体Pを搬送する(すなわち、媒体支持ユニット2を移動する)ために媒体搬送部3に設けられた搬送モーター27、と接続されている。
さらに、CPU20は、システムバス21を介して、入出力部28と接続されている。そして、入出力部28は、センサーS、印刷データ等のデータ及び信号の送受信を行うためのPC29、と接続されている。
制御部19は、このような構成により印刷装置1の全体を制御し、後述する液体吐出方法を実行させる。
次に、本実施例の印刷装置1の要部であるレバー9について説明する。
図5は、本実施例の印刷装置1の要部であるレバー9の概略斜視図である。また、図6は、本実施例の印刷装置1におけるレバー9の形成部分を表す概略正面図である。
図5及び図6で表されるように本実施例のレバー9は持ち手部10が形成されており、持ち手部10を作業者が持って回動方向Xに動かすことにより、レバー9に載置されるステージ5及びトレイ4が着脱方向Cに移動する構成となっている。
図5で表されるように、レバー9の内部には、円弧方向に7段ずつの3ヶ所の階段部12が設けられている。また、ステージ5には、図6で表される脚部13が3ヶ所設けられており、各々の脚部13は3ヶ所の階段部12の同じ段のところに載置される。
また、図6で表されるように、アーム部11におけるレバー9の載置部14には、1から7の段数表記17が形成されている。そして、図5及び図6で表されるように、レバー9には指示部18が形成されており、脚部13が階段部12のうちの上から何段目に載置しているかを、該指示部18が示すよう構成されている。なお、図6では、上から一段目に脚部13が載置されている状態を表している。この状態は、ステージ5及びトレイ4が一番高い(すなわち、トレイ4と印刷ヘッド7との間隔が一番狭い)状態を表している。
そして、本実施例の印刷装置1は、PC29を介して、段数表記17に対応する段数を入力可能な構成となっている。そして、ROM22には、各段数に対応する吐出動作のパラメーターが格納されている。すなわち、作業者が指示部18で示される段数を変更し、PC29を介して該指示部18で示される段数を入力することで、印刷ヘッド7におけるインクの吐出動作(吐出タイミング及び吐出位置)を簡単かつ正確に変更することが可能な構成となっている。
なお、本実施例の印刷装置1は、作業者が段数表記17に対応する段数を入力することで脚部13が載置される段数を制御部19が認識する構成となっているが、レバー9(持ち手部10)の位置から自動的に脚部13が載置される段数を制御部19が認識する構成としてもよい。
次に、本実施例の印刷装置1を使用して行う液体吐出方法について説明する。
図7は、本実施例の印刷装置1を用いて実行可能な液体吐出方法を説明するための図である。なお、図7は、状態P1、P2及びP3を表している。このうち、状態P1は、媒体Pがトレイ4に適正にセットされ、インクの吐出領域Rpにおける媒体Pと印刷ヘッド7との間隔である第1間隔L1が適正値であるとともに、第1間隔L1が所定値未満となるところが該媒体Pに無い状態を表している。また、状態P2は、第1間隔L1が所定値未満となるところが該媒体Pに有り、そのままインクの吐出領域Rpに印刷をすると、媒体Pと印刷ヘッド7とが接触する状態を表している。また、状態P3は、状態P2からレバー9を作業者が操作することでトレイ4と印刷ヘッド7との間隔である第2間隔L2を調整し(具体的には、第2間隔L2を広げて)、第1間隔L1が所定値未満となるところが該媒体Pに無くなった状態を表している。ここで、状態P1、P2及びP3の何れも、トレイ4が印刷開始位置にある状態を表している。
印刷装置を用いて印刷(液体吐出)を行う際、状態P1のように媒体Pがトレイ4にセットされていることが好ましい。このような場合、そのまま印刷を開始すると適正に画像を形成することができるためである。
しかしながら、状態P2のように媒体Pがトレイ4にセットされてしまう状態になることがある。
特に、本実施例の印刷装置1のように、最初に媒体Pに第1画像を形成させ、その後に、第1画像が形成された媒体Pに第2画像を形成させる構成では、第1画像を形成することに伴ってトレイ4の支持面8に沿って媒体Pがインクで膨潤し、状態P2のように媒体Pの端部で媒体Pが盛り上がる場合がある。
状態P2のように媒体Pがトレイ4にセットされてしまう状態になった場合、そのまま印刷を開始すると媒体Pと印刷ヘッド7とが接触してしまう。
そこで、状態P2で表される状態になったら、例えば、トレイ4を下げる等して第2間隔L2を調整し、状態P3で表されるような状態とすることで媒体Pと印刷ヘッド7との接触を抑制することが可能である。
ただし、第2間隔L2を変動させると、インクの吐出領域Rpにおける媒体Pと印刷ヘッド7との間隔である第1間隔L1(L1a)も変動してしまう。
一般的に、液体吐出装置においては、媒体Pと吐出部とを相対移動させながら吐出部から液体を吐出する。このため、媒体Pと吐出部との間隔である第1間隔L1が変化すると、媒体Pへの液体の着弾位置も変化する。第1間隔L1が長いと媒体Pと吐出部との相対移動方向への液体の移動距離が長くなり、第1間隔L1が短いと媒体Pと吐出部との相対移動方向への液体の移動距離が短くなるためである。なお、媒体Pと吐出部とを相対移動させながら吐出部から液体を吐出する構成としては、本実施例の印刷装置1のような媒体Pに対して走査方向Bに吐出部を移動させながら液体を吐出する構成(相対移動方向は走査方向Bに沿う方向)、搬送される媒体Pに対してラインヘッドから液体を吐出する構成(相対移動方向は媒体Pの搬送方向)、などがある。
ここで、インクの吐出領域Rpにおける第1間隔L1aが適正でない場合の媒体Pへの液体の着弾位置のずれについて説明する。
図8は、本実施例の印刷装置1を用いて実行可能な液体吐出方法を説明するための図であるとともに、所定の吐出条件において、インクの吐出領域Rpにおける第1間隔L1aが適正間隔Lgの場合と非適正間隔Lbの場合(適正間隔Lgよりも長い場合)の印刷ヘッド7から吐出されるインクのドットDの着弾位置を説明する図である。このうち、適正間隔Lg1は、印刷ヘッド7を往復移動のうちの往方向B1に移動させた場合に、適正な着弾位置PgにドットDが着弾した様子を表している。また、適正間隔Lg2は、印刷ヘッド7を往復移動のうちの復方向B2に移動させた場合に、適正な着弾位置PgにドットDが着弾した様子を表している。また、非適正間隔Lb1は、印刷ヘッド7を往復移動のうちの往方向B1に移動させた場合に、適正な着弾位置PgにドットDが着弾しなかった様子を表している。また、非適正間隔Lb2は、印刷ヘッド7を往復移動のうちの復方向B2に移動させた場合に、適正な着弾位置PgにドットDが着弾しなかった様子を表している。
図8で表されるように、印刷ヘッド7は走査方向Bに移動しているので、印刷ヘッド7から吐出されるインクのドットDは印刷ヘッド7の移動方向(走査方向B)に移動する。このため、所定の吐出条件において適正となる適正間隔Lgからインクの吐出領域Rpにおける第1間隔L1aが変動すると、印刷ヘッド7の移動方向におけるドットDの移動量が変わるので、適正な着弾位置PgにドットDが着弾しなくなってしまう。
上記のことに対応するため、本実施例の印刷装置1は、状態P2から状態P3に変化させることに伴う第2間隔L2の変動量に基づいて、吐出動作を変更することが可能な構成となっている。
具体的には、本実施例の印刷装置1は、媒体Pを支持し移動方向Aに移動するトレイ4と、トレイ4に支持される媒体Pにインクを吐出する印刷ヘッド7と、トレイ4に支持される媒体Pと印刷ヘッド7との間隔である第1間隔L1が所定値未満となるところが該媒体Pに有るか無いかを検出するセンサーSと、を備えている。
そして、制御部19は、第1間隔L1が所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔L1が該所定値未満となるところが無くなるように該第1間隔L1を変動することで、媒体Pにおけるインクの吐出領域Rpにおける該第1間隔L1aが適正値から変動する場合の、該適正値からの変動量に基づいて、印刷ヘッド7のインクの吐出動作を変更する。このため、適正値からの変動量に基づいて、印刷ヘッド7におけるインクの吐出タイミングや吐出位置などの吐出動作を変更でき、印刷ヘッド7から吐出されたインクの着弾位置がずれることを抑制することが可能になっている。
なお、「第1間隔L1」とは、媒体Pが(すなわちトレイ4が)印刷ヘッド7と対向する位置にあるときの媒体Pと印刷ヘッド7との間隔を意味する。また、「第1間隔L1が所定値未満」とは、媒体Pが印刷ヘッド7と対向する位置にあるときに媒体Pと印刷ヘッド7とが接触することとなる場合も含む意味である。
また、「適正値」とは、印刷ヘッド7から媒体Pにおけるインクの吐出領域Rpに適正に該インクを吐出できるように予め設定された値であって、第1間隔L1が該適正値であることを前提にして吐出動作の初期条件が設定されている値であることを意味する。
別の表現をすると、本実施例の印刷装置1は、トレイ4と印刷ヘッド7との間隔である第2間隔L2を調整する調整部としてのレバー9をさらに備えている。そして、制御部19は、適正値からの変動量として、第1間隔L1が所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔L1が該所定値未満となるところが無くなるように第2間隔L2を調整することに伴い変動する該第2間隔L2の変動量に基づいて、印刷ヘッド7のインクの吐出動作を変更する。このため、第2間隔L2の変動量(すなわち、適正値からの変動量)に基づいて、印刷ヘッド7におけるインクの吐出タイミングや吐出位置などの吐出動作を変更でき、印刷ヘッド7から吐出されたインクの着弾位置がずれることを抑制することが可能になっている。
ここで、本実施例の印刷装置1は、ROM22に格納された吐出動作のパラメーターを用いて、第2間隔L2の変動量に基づくインクの吐出動作を変更しているが、このような構成に限定されない。
また、本実施例の印刷装置1は、調整部としてトレイ4を上下方向(着脱方向C)に移動させるレバー9を備えているが、このような構成に限定されず、例えば、トレイ4ではなく印刷ヘッド7を上下方向に移動させる構成としてもよい。さらには、作業者がレバー9を手動で回動させて第2間隔L2を調整する構成にも限定されず、自動で第2間隔L2を調整する構成としてもよい。
また、本実施例の印刷装置1は、第2間隔L2の変動量を作業者が指示部18で示される段数表記17の段数を入力する構成であるが、このような構成に限定されず、例えば、印刷装置1が自動で第2間隔L2の変動量を読み取る構成としてもよい。
なお、「第2間隔L2」とは、トレイ4が印刷ヘッド7と対向する位置にあるときのトレイ4と印刷ヘッド7との間隔を意味する。
また、上記のように本実施例の印刷ヘッド7は、移動方向Aと交差する走査方向Bに往復移動しながらインクを吐出する構成である。
そして、本実施例の制御部19は、印刷ヘッド7が往復移動のうちの往方向B1に移動する際の該印刷ヘッド7からのインクの吐出タイミングに対する、該印刷ヘッド7が往復移動のうちの復方向B2に移動する際の該印刷ヘッド7からの該インクの吐出タイミングを、第2間隔L2の変動量(すなわち、適正値からの変動量)に基づいて変更することが可能である。
トレイ4の移動方向Aと交差する走査方向Bに往復移動しながらインクを吐出する印刷ヘッド7においては、上記のように、第2間隔L2が変動する(適正値からの変動がある)とインクの着弾位置はずれる。しかしながら、本実施例の制御部19は、印刷ヘッド7が往方向B1に移動する際のインクの吐出タイミングに対する、該印刷ヘッド7が復方向B2に移動する際のインクの吐出タイミングを、第2間隔L2の変動量(適正値からの変動量)に基づいて変更する。このため、本実施例の印刷装置1は、印刷ヘッド7が往方向B1に移動する際のインクの着弾位置に対する印刷ヘッド7が復方向B2に移動する際のインクの着弾位置を合わせることが可能になっており、これらの着弾位置がずれることを抑制することができる。
また、上記のように本実施例の印刷ヘッド7は、移動方向Aと交差する走査方向Bに往復移動しながらインクを吐出する構成である。
そして、本実施例の制御部19は、印刷ヘッド7の吐出動作における走査方向Bへの移動時のインクの吐出開始位置を、第2間隔L2の変動量(すなわち、適正値からの変動量)に基づいて変更することが可能である。
トレイ4の移動方向Aと交差する走査方向Bに往復移動しながらインクを吐出する印刷ヘッド7においては、上記のように、第2間隔L2が変動する(適正値からの変動がある)とインクの着弾位置はずれる。しかしながら、本実施例の制御部19は、印刷ヘッド7の吐出動作における走査方向Bへの移動時のインクの吐出開始位置を、第2間隔L2の変動量(適正値からの変動量)に基づいて変更する。このため、本実施例の印刷装置1は、インクの吐出開始位置を変更することにより、所望の着弾位置からインクの着弾位置がずれることを抑制することができる。
また、上記のように、本実施例の印刷装置1は、最初に媒体Pに第1画像を形成させ、その後に、第1画像が形成された媒体Pに第2画像を形成させる構成である。第1画像を媒体Pに形成した後に該第1画像に重ねて第2画像を形成する場合において、第1画像の形成後に媒体の盛り上がりが形成されると、第1画像の形成後に媒体Pと吐出部との間隔(第1間隔L1)を調整することとなる。しかしながら、第1画像の形成後に媒体Pと吐出部との間隔(第1間隔L1)を調整すると、第2画像の形成の際に吐出部から吐出された液体の着弾位置がずれる。このため、第1画像に対する第2画像の液体の着弾位置などがずれて、画像品質が低下する。一方、第1画像の形成後に媒体Pを支持部に支持し直すことで媒体Pの盛り上がりを取り除くことをすると、支持部に対する媒体Pの支持位置がずれて第1画像の形成位置に対する第2画像の形成位置がずれることとなってしまう。本実施例の印刷装置1は、このような問題にも対処することができる。
詳細には、本実施例の印刷装置1において、制御部19は、トレイ4を移動方向Aに移動することにより該トレイ4にセンサーSの検出領域を通過させ、インクの吐出動作によって、トレイ4に支持される媒体Pに第1画像を形成させる第1画像形成動作を実行させることができる。そして、第1画像形成動作後に、トレイ4を移動方向Aに移動することにより該トレイ4にセンサーSの検出領域を通過させ、インクの吐出動作によって、トレイ4に支持される第1画像が形成された媒体Pに第2画像を形成させる第2画像形成動作を実行させることができる。そして、第1画像形成動作後に第1間隔L1が所定値未満となるところが発生した場合に該第1間隔L1が該所定値未満となるところが無くなるように第2間隔L2を調整することに伴い変動する第2間隔L2の変動量(すなわち、適正値からの変動量)に基づいて、第2画像形成動作における吐出動作を変更することができる。
すなわち、第1画像形成動作後に第1間隔L1が所定値未満となるところが発生した場合に該第1間隔L1が該所定値未満となるところが無くなるように第2間隔L2を調整することに伴い変動する第2間隔L2の変動量(適正値からの変動量)に基づいて、制御部19は、第2画像形成動作における吐出動作を変更することができる。このため、本実施例の印刷装置1は、第1画像形成動作に伴うインクの着弾位置に対する第2画像形成動作に伴うインクの着弾位置を合わせることが可能になり、これらの着弾位置がずれることを抑制することができる。
次に、本実施例の印刷装置1を用いて実行可能な液体吐出方法についてフローチャートを用いてさらに詳細に説明する。
図9は、本実施例の印刷装置1を用いて実行可能な液体吐出方法のフローチャートである。
トレイ4に媒体Pをセットし、PC29から印刷データを入力することで、本実施例の液体吐出方法を開始すると、最初に、ステップS110で、トレイ4を移動方向Aに移動することにより、該トレイ4にセンサーSの検出領域を通過させるとともに、印刷開始位置までトレイ4を移動させる。そして、第1間隔L1が所定値未満のところが媒体Pにあるか否かを制御部19の制御により判断する。本ステップで第1間隔L1が所定値未満のところが無いと判断した場合はステップS120に進み、本ステップで第1間隔L1が所定値未満のところがあると判断した場合はステップS130に進む。
ステップS120では、第1画像形成動作として、吐出動作を変更せずに白色インクで第1画像を形成し、ステップS150に進む。
一方、ステップS130では、作業者がレバー9を回動させることにより、第1間隔L1が所定値未満となるところが無くなるように第2間隔L2を調整し、ステップS140に進む。
そして、ステップS140では、第1画像形成動作として、第2間隔L2の変動量に基づいて吐出動作を変更して、白色インクで第1画像を形成し、ステップS150に進む。
ステップS150では、トレイ4を移動方向Aに移動することにより、該トレイ4にセンサーSの検出領域を通過させるとともに、印刷開始位置までトレイ4を移動させる。そして、第1間隔L1が所定値未満のところが媒体Pにあるか否かを制御部19の制御により判断する。本ステップで第1間隔L1が所定値未満のところが無いと判断した場合はステップS160に進み、本ステップで第1間隔L1が所定値未満のところがあると判断した場合はステップS170に進む。
ステップS160では、第2画像形成動作として、吐出動作を変更せずにカラーインクで第2画像を形成し、本実施例の液体吐出方法を終了する。
一方、ステップS170では、作業者がレバー9を回動させることにより、第1間隔L1が所定値未満となるところが無くなるように第2間隔L2を調整し、ステップS180に進む。
そして、ステップS180では、第2画像形成動作として、第2間隔L2の変動量に基づいて吐出動作を変更して、カラーインクで第2画像を形成し、本実施例の液体吐出方法を終了する。
このように、本実施例の液体吐出方法は、媒体Pを支持し移動方向Aに移動するトレイ4と、トレイ4に支持される媒体Pにインクを吐出する印刷ヘッド7と、トレイ4に支持される媒体Pと印刷ヘッド7との間隔である第1間隔L1が所定値未満となるところが該媒体Pに有るか無いかを検出するセンサーSと、トレイ4と印刷ヘッド7との間隔である第2間隔L2を調整するレバー9と、を備える印刷装置1における液体吐出方法である。
そして、第1間隔L1が所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔L1が該所定値未満となるところが無くなるように該第1間隔L1を変動することで、媒体Pにおけるインクの吐出領域Rpにおける該第1間隔L1aが適正値から変動する場合(ステップS130を実行することでステップS140に進む場合、ステップS170を実行することでステップS180に進む場合)、該適正値からの変動量に基づいて、印刷ヘッドのインクの吐出動作を変更する(ステップS140、ステップS180)。
詳細には、第1間隔L1が所定値未満となるところが有る場合(ステップS110からステップS130に進む場合、ステップS150からステップS170に進む場合)に該第1間隔L1が該所定値未満となるところが無くなるように第2間隔L2を調整する第2間隔L2の調整工程(ステップS130、ステップS170)と、第2間隔L2の調整工程に伴い変動する該第2間隔L2の変動量に基づいて、印刷ヘッド7のインクの吐出動作を変更する吐出動作変更工程(ステップS140、ステップS180)と、を有する。
このため、第2間隔L2の変動量(適正値からの変動量)に基づいて、印刷ヘッド7におけるインクの吐出タイミングや吐出位置などの吐出動作を変更でき、印刷ヘッド7から吐出されたインクの着弾位置がずれることを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
1…印刷装置(液体吐出装置)、2…媒体支持ユニット、3…媒体搬送部、
4…トレイ(支持部)、5…ステージ、6…キャリッジ、7…印刷ヘッド(吐出部)、
8…支持面、9…レバー、10…持ち手部、11…アーム部、12…階段部、
13…脚部、14…載置部、17…段数表記、18…指示部、19…制御部、
20…CPU、21…システムバス、22…ROM、23…RAM、
24…ヘッド駆動部、25…モーター駆動部、26…キャリッジモーター、
27…搬送モーター、28…入出力部、29…PC、D…インクのドット、
L1…第1間隔、L1a…インクの吐出領域Rpにおける第1間隔、L2…第2間隔、
Lb…所定の吐出条件において第1間隔L1が非適正である非適正間隔、
Lg…所定の吐出条件において第1間隔L1が適正である適正間隔、P…媒体、
Pg…適正な着弾位置、Rp…媒体Pにおけるインク(液体)の吐出領域、
S…センサー、Se…発光部、Sr…受光部

Claims (6)

  1. 媒体を支持し移動方向に移動する支持部と、
    前記支持部に支持される前記媒体に液体を吐出する吐出部と、
    前記支持部に支持される前記媒体と前記吐出部との間隔である第1間隔が所定値未満となるところが該媒体に有るか無いかを検出する検出部と、
    前記第1間隔が前記所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように該第1間隔を変動することで、前記媒体における前記液体の吐出領域における該第1間隔が適正値から変動する場合の、該適正値からの変動量に基づいて、前記吐出部の前記液体の吐出動作を変更する制御部と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、
    前記支持部と前記吐出部との間隔である第2間隔を調整する調整部を備え、
    前記制御部は、前記適正値からの変動量として、前記第1間隔が前記所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように前記第2間隔を調整することに伴い変動する、該第2間隔の変動量に基づいて、前記吐出部の前記液体の吐出動作を変更することを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、
    前記支持部に前記検出部の検出領域を通過させ、前記吐出動作によって、前記支持部に支持される前記媒体に第1画像を形成させる第1画像形成動作と、
    前記第1画像形成動作後に、前記支持部に前記検出領域を通過させ、前記吐出動作によって、前記支持部に支持される前記第1画像が形成された前記媒体に第2画像を形成させる第2画像形成動作と、を実行可能であり、
    前記第1画像形成動作後に前記第1間隔が前記所定値未満となるところが発生した場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように前記第2間隔を調整することに伴い変動する前記第2間隔の変動量に基づいて、前記第2画像形成動作における吐出動作を変更することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記吐出部は、前記移動方向と交差する走査方向に往復移動しながら液体を吐出し、
    前記制御部は、前記吐出部が前記往復移動のうちの往方向に移動する際の該吐出部からの前記液体の吐出タイミングに対する、該吐出部が前記往復移動のうちの復方向に移動する際の該吐出部からの該液体の吐出タイミングを、前記適正値からの変動量に基づいて変更することを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記吐出部は、前記移動方向と交差する走査方向に往復移動しながら液体を吐出し、
    前記制御部は、前記吐出部の吐出動作における前記走査方向への移動時の前記液体の吐出開始位置を、前記適正値からの変動量に基づいて変更することを特徴とする液体吐出装置。
  6. 媒体を支持し移動方向に移動する支持部と、前記支持部に支持される前記媒体に液体を吐出する吐出部と、前記支持部に支持される前記媒体と前記吐出部との間隔である第1間隔が所定値未満となるところが該媒体に有るか無いかを検出する検出部と、を備える液体吐出装置における液体吐出方法であって、
    前記第1間隔が前記所定値未満となるところが有る場合に該第1間隔が該所定値未満となるところが無くなるように該第1間隔を変動することで、前記媒体における前記液体の吐出領域における該第1間隔が適正値から変動する場合の、該適正値からの変動量に基づいて、前記吐出部の前記液体の吐出動作を変更することを特徴とする液体吐出方法。
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