JP2019130740A - 記録装置及び記録ヘッドの調整方法 - Google Patents

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Tomohito Abe
智仁 阿部
匡和 長島
Masakazu Nagashima
匡和 長島
遼平 丸山
Ryohei Maruyama
遼平 丸山
大悟 黒沼
Daigo Kuronuma
大悟 黒沼
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典之 青木
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Naoaki Wada
直晃 和田
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Abstract

【課題】記録ヘッドの上流側ノズルと下流側ノズルのギャップ差による記録ずれがあってもノズル面内における搬送方向に対する記録ヘッドの傾きを精度良く調整することが可能な記録装置と記録位置の調整方法を提供することである。【解決手段】記録装置のROMに紙間上下流差を示す情報を前もって記憶しておき、ヘッド傾き調整を行うための調整パターンを記録する際は記憶された情報から算出される補正量を加味して調整パターンを記録する。そして、その調整パターンに基づいて、記録ヘッドの傾きによる記録ずれを補正する。【選択図】 図15

Description

本発明は記録装置及び記録ヘッドの調整方法に関する。
近年のインクジェット記録装置では更なる高速化と高画質化が求められている。高速化の要求に対しては、記録幅をより長くした記録ヘッドを用いることが考えられ、高画質化の要求に対しては記録位置のずれを調整する技術を備えることが必須となりつつある。記録位置のずれは、例えば、記録ヘッドにおけるノズル面(インクを吐出するノズルの形成面)の組立誤差などによって、その記録ヘッドを移動する方向(主走査方向)に対するずれとなって表れる。詳細に言えば、複数のノズルを配列したノズル列に関し、記録媒体を搬送する方向(副走査方向)の上流側にあるノズル群による記録と下流側にあるノズル群による記録とが主走査方向にずれて記録されてしまう。
特に、CAD用途など複数の罫線で画像が構成されている線画の高速記録を行うシリアルタイプの記録装置においては、各記録走査領域の境界のずれ(以下、罫線ずれ)が目立ちやすくなる恐れがある。この課題を解決するため、従来より記録位置のずれを調整するために、記録媒体に複数のパターンを記録し、これらパターンから得られる情報から調整値を求め、この調整値に基づいてインク滴を吐出するタイミングをずらす方法が提案されている(特許文献1)。
罫線ずれの要因は記録ヘッドのノズル面での記録媒体の搬送方向に対する傾き(以下、スラント)による記録位置ずれだけではない。この他にもプラテンと記録ヘッドのノズル面との距離(以下、紙間)における、記録媒体の搬送方向の上流側ノズル群と下流側ノズル群との紙間差(以下、紙間上下流差)による記録位置ずれが要因としてある。なお、紙間から記録媒体の厚さを引いたものが記録媒体と記録ヘッドのノズル面との距離となる。
特開2013−230693号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の調整方法はスラントのみを考慮した調整方法となっており紙間上下流差を考慮した調整がなされていない。紙間上下流差を考慮した調整がなされていないと調整誤差が大きくなり、罫線ずれなどの記録画像の品質が低下してしまう可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、記録位置ずれの誤差を低減することが可能な記録装置及び記録ヘッドの調整方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は次のような構成からなる。
即ち、インクを吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有する記録ヘッドと、記録媒体を第1の方向に搬送する搬送手段と、前記ノズル列の方向がおおよそ前記第1の方向となるように前記記録ヘッドを搭載し前記第1の方向と交差する第2の方向に往復移動するキャリッジと、前記第1の方向に関する前記記録ヘッドの傾きを調整する調整手段と、前記第1の方向の上流側に位置するノズルと前記記録媒体との間の第1の距離と前記第1の方向の下流側に位置するノズルと前記記録媒体との間の第2の距離との差によって生じる前記第2の方向に対する記録ずれを補正するための補正値を算出する算出手段と、前記キャリッジが予め定められた速度で移動しているときに前記複数のノズルのうちの前記第1の方向の下流側に位置するノズルを用いて第1のパターンを記録媒体に記録し、前記キャリッジを前記予め定められた速度で前記第1のパターンの記録と同じ方向に移動しているときに前記算出手段により算出された補正値に基づいて記録位置を補正しながら前記複数のノズルのうちの前記第1の方向の上流側に位置するノズルを用いて第2のパターンを前記記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段により記録された前記第1のパターンと前記第2のパターンに基づいて、調整値を前記調整手段に対して指示する指示手段と、を有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、インクを吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有する記録ヘッドと、記録媒体を第1の方向に搬送する搬送手段と、前記ノズル列の方向がおおよそ前記第1の方向となるように前記記録ヘッドを搭載し前記第1の方向と交差する第2の方向に往復移動するキャリッジと、前記第1の方向に関する前記記録ヘッドの傾きを調整する調整手段とを備えた記録装置における記録ヘッドの調整方法であって、前記第1の方向の上流側に位置するノズルと前記記録媒体との間の第1の距離と前記第1の方向の下流側に位置するノズルと前記記録媒体との間の第2の距離との差によって生じる前記第2の方向に対する記録ずれを補正するための補正値を算出する算出工程と、前記キャリッジが予め定められた速度で移動しているときに前記複数のノズルのうちの前記第1の方向の下流側に位置するノズルを用いて第1のパターンを記録媒体に記録する第1の記録工程と、前記キャリッジを前記予め定められた速度で前記第1のパターンの記録と同じ方向に移動しているときに前記算出工程において算出された補正値に基づいて記録位置を補正しながら前記複数のノズルのうちの前記第1の方向の上流側に位置するノズルを用いて第2のパターンを前記記録媒体に記録する第2の記録工程と、前記第1の記録工程において記録された前記第1のパターンと前記第2の記録工程において記録された前記第2のパターンに基づいて、調整値を前記調整手段に対して指示する指示工程と、を有することを特徴とする記録ヘッドの調整方法を備える。
本発明によれば、記録位置ずれの誤差が低減され、画像を高品位に記録することができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の要部構成を模式的に示す斜視図である。 図1に示したインクジェット記録装置の制御構成の概略を示すブロック図である。 図1に示したインクジェット記録装置の製造工程における紙間情報取得方法を説明するキャリッジ周辺を示す側面図である。 図1に示したインクジェット記録装置の製造工程における紙間情報取得方法を説明するキャリッジ周辺を示す正面図である。 インクジェット記録装置の製造工程における紙間情報取得情報を表として示す図である。 記録ヘッドのインクを吐出するノズルが形成されるノズル面を示す図である。 図1に示したインクジェット記録装置のキャリッジの周辺の詳細な構成を示す斜視図である。 キャリッジの側面に設けられた調整レバーの詳細な構成を示す斜視図である。 キャリッジの周辺の詳細な構成を示す上面図である。 スラントによる記録ずれを示す図である。 紙間上下流差による記録ずれΔxhを示す図である。 紙間上下流差による罫線ずれΔxへの影響を示した図である。 調整パターンと調整レバーの調整値との関係を示す図である。 調整パターンと調整レバーの調整値との関係を示す図である。 記録ずれの調整処理の詳細を示すフローチャートである。 調整パターンの記録方法を説明する図である。 本発明の実施例に従う調整パターンの記録方法を適用して得られた記録結果を示す図である。 本発明の実施例に従う調整パターンの記録方法を適用しないで得られた記録結果を示す図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」「印刷」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」(「シート」という場合もある)とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
<記録装置の概要(図1〜図6)>
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置1(以下、記録装置)の要部構成を模式的に示す斜視図である。
図1において、記録ヘッド2はキャリッジ5と共に矢印X方向(主走査方向)に往復移動するヘッドホルダ6に着脱可能に搭載されている。キャリッジ5はメインガイドレール7とサブガイドレール8で摺動自在に支持されており、キャリッジモータ(不図示)を駆動することにより生じる駆動力により、これら2つのガイドレールに沿って往復移動される。
記録媒体3を所定ピッチ毎に主走査方向と交差する矢印Y方向で示される方向に搬送ローラ4により搬送する搬送動作と、キャリッジ5を往復移動させつつ記録データに基づいて記録ヘッド2のノズルから記録媒体3に対してインクを吐出する移動動作とを行う。ここで、矢印Y方向で示される方向を副走査方向という。このような動作(以下、記録パス動作)を繰り返すことにより、記録媒体3にインク滴を着弾させて文字や記号などを含む画像を記録する。
なお、記録ヘッド2からのインク吐出は、プラテン9上にある記録媒体3に対してなされる。
また、記録装置1のX方向の一端には、メッセージを表示するLCDと記録装置1に対して指示を行うために用いられるキーが設けられた操作パネル15が備えられている。
図2は図1に示した記録装置の制御構成の概略を示すブロック図である。
図2において、記録装置1の各部の動作は、制御基板131に搭載されたROM125に格納された制御プログラムをCPU124がRAM126に格納された種々のデータなどに基づいて実行することにより制御される。即ち、CPU124は、ヘッド駆動回路127を介して記録ヘッド2の吐出制御を実行し、キャリッジモータ駆動回路128を介してキャリッジモータ110の駆動を制御してキャリッジ5を移動させる。また、CPU124は搬送モータ駆動回路129を介して搬送モータ111の駆動を制御して、搬送ローラ4を回転させて記録媒体を搬送する。さらに、CPU124は、記録装置1のユーザインタフェース(UI)である操作パネル15を接続ポート150を介して接続し、操作パネル15を介して記録装置1の各種動作と表示を制御する。
また、接続ポート150を介して外部から制御基板131に電源を供給する。
次に記録装置の製造工程において紙間情報の取得および記録装置のメモリ領域への記憶方法について説明する。
図3は記録装置の製造工程における紙間取得方法を模式的に示すキャリッジ周辺の概略側面図である。図4は記録装置の製造工程における紙間取得方法を模式的に示すキャリッジ周辺の概略正面図である。図5は主走査方向のキャリッジ位置と紙間上下流差との関係を表として示す図である。
なお、図3〜図4に示されているように、記録装置1の製造工程では、キャリッジ5は記録ヘッド2の代わりにダミーのヘッド(以下、工具ヘッド)114を搭載している。工具ヘッド114は外形を記録ヘッド2の寸法と同等に作成されており、内部には複数の距離測定センサが搭載され、記録ヘッド2のノズル面に相当する面からプラテン9までの距離、即ち、紙間相当の距離を測定できるようになっている。また、工具ヘッド114からの出力は、キャリッジ5の電極パッド132を介して制御基板131に転送される。
この状態でキャリッジ5をX方向に移動させ、キャリッジ5のX方向の任意の複数の位置における、記録ヘッド2の搬送方向上流側ノズルとプラテンとの距離Huおよび記録ヘッドの搬送方向下流側ノズルとプラテン9との距離Hdを測定する。
そして、図5に示すように、キャリッジ5の主走査方向の各位置X1、X2……Xnに対応したHu1、Hu2……HnとHd1、Hd2……Hdn、それらの差(Hu−Hd)である紙間上下流差ΔH1、ΔH2……ΔHnをROM125に格納する。なお、nは1以上の正の整数である。また、図5に示すようなキャリッジ位置と紙間上下流差との関係を示す情報を紙間情報データという。
図6は記録ヘッド2のインクを吐出するノズルが形成されるノズル面2aを示す図である。
図6に示されるように、記録ヘッド2は、異なるインクを吐出するため4つのノズル列401K、401C、401M、401Yのノズル列がノズル面2aに形成される。各ノズル列には1200dpi間隔で1280個のノズル(記録素子)が配列されている。この実施例では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の4色インクがノズル列401K、401C、401M、401Yから吐出される。記録ヘッド2がキャリッジ5に搭載される場合、各ノズル列は副走査方向に向くことになり、1280個のノズルから副走査方向に解像度1200dpiでインク液滴が吐出される。
また、記録ヘッド2は、それから吐出されるインク(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロのインク)を供給するためのインクカートリッジと一体となっている。複数のノズル列401K、401C、401M、401Yはそれぞれ、記録媒体3の共通の領域にドットを記録するのに用いられる。
<キャリッジ5周辺部の構成(図7〜図9)>
図7は図1に示した記録装置1のキャリッジ5の周辺の詳細な構成を示す斜視図である。図8はキャリッジ5の側面に設けられた調整レバーの詳細な構成を示す斜視図である。図9はキャリッジ5の周辺の詳細な構成を示す上面図である。
図7〜図9に示すキャリッジ5は、図1に示すX軸とY軸とに直交するZ軸の周りに微小角だけ回転することが可能であり、ヘッドホルダ6の側面にはキャリッジ5のスラントを調整するための調整レバー10が設けられている。ユーザが調整レバー10を回動させることでキャリッジ5のスラントを調整する。
図7〜図8に示されるように、調整レバー10の先端部10aはカム形状となっており、ヘッドホルダ6に当接している。ヘッドホルダ6は引っ張りバネ11により調整レバー10のカム部に押圧されている。そのため、調整レバー10を回動させるとキャリッジ5に固定された固定軸12を中心にカム部が図1に示すZ軸の周りにヘッドホルダ6ごと記録ヘッド2を回動させる。
図8に示されるように、調整レバー10は、初期位置を“0”として+方向(反時計回り方向の矢印)と−方向(時計方向の矢印)にそれぞれ5目盛りずつ調整可能である。そして、ユーザはつまみ10bを矢印方向に回してヘッドホルダ6の位置をZ軸周りに調整する。
図9において、(a)は調整レバー10の目盛りが“0”におけるキャリッジ上面図を示し、(b)は調整レバー10の目盛りが“−5”におけるキャリッジ上面図を示し、(c)は調整レバー10の目盛りが“+5”におけるキャリッジ上面図を示している。
図9(a)から図9(b)のように調整レバー10を上方向(−方向)に回動させると固定軸12を中心に反時計回りに、図9(a)から図9(c)のように調整レバー10を下方向(+方向)に回すと固定軸12を中心に時計回りに記録ヘッド2が回動する。これにより、記録ヘッド2のノズル列の副走査方向に対する傾き(スラント)を調整できる。
<スラントにおける記録ずれ(図10〜図12)>
次に記録ヘッドのノズル面におけるノズル列が記録媒体の搬送方向(副走査方向)に対して傾いている、つまり、スラントがあるときの記録について説明する。
図10はスラントによる記録ずれを示す図である。図10(a)は記録ヘッド2による往路記録時、図10(b)は記録ヘッド2による往復記録時の様子を表している。
図10に示すスラントによる記録ずれ(Δxθ)は記録ヘッド2の往路移動時または復路移動時のみでの記録(以下、片方向記録)で同じ大きさとなる。従って、片方向記録した場合と往路移動時と復路移動時の両方での記録(以下、双方向記録)した場合で記録パス動作のつなぎ目では、図10(a)〜図10(b)に示すように、同じ大きさで罫線13のずれΔxとして画像に現れる。このときのスラントによる記録ずれΔxθは、記録ヘッド2に関し、副走査方向の最上流側ノズルと最下流側ノズルでは主走査方向にΔxθずれたものになり、このスラントによる記録ずれΔxθがそのまま罫線ずれΔxとなる。
罫線ずれΔxは、それがたとえ30〜50μmでも人の目にも視認できるため、記録ヘッド2の取り付けや部品精度などで生じる記録ヘッド2の傾きを調整する必要がある。そのため、調整レバー10は記録ヘッド2の取り付けや交換後でもユーザが操作できるようになっている。この実施例では、調整レバー10は1目盛りでΔxθ=20μmの量を補正できるように記録ヘッド2をZ軸周りに回転することが可能である。つまり、この実施例では、Δxθ=±100μmまで補正が可能である。
記録ずれは前述のスラントの他に紙間上下流差によっても生じる。これについて、図11〜図12を参照して説明する。
図11は紙間上下流差による記録ずれΔxhを示す図である。
紙間上下流差は、記録ヘッド2やキャリッジ5を支持しているガイドレール7、8、キャリッジ5、プラテン9の部品公差や組立によりそれぞれ数10μmの誤差が生じる。この誤差により、記録ヘッド2に関し、副走査方向の最上流側ノズルから吐出されたインクと最下流側ノズルから吐出されたインクにより記録媒体3に形成されたドットの位置は式(1)によって示されるように、Δxhの記録ずれが生じる。即ち、
Δxh=(Hu−Hd)/Vi×Vc ……(1)
である。式(1)において、Huは副走査方向の最上流側ノズルと記録媒体の距離を上流側紙間、Hdは副走査方向の最下流側ノズルと記録媒体の距離を下流側紙間、Vcはキャリッジ5の走査速度、Viはインクの吐出速度である。ここで、Hu=1mm、Hd=1.3mm、Vc=2000mm/秒、Vi=10000mm/秒とすると、キャリッジ5が往路方向に移動しながら記録する場合のΔxhは、以下のようになる。即ち、
Δxh=(1−1.3)/10000×2000
=−0.06mm
=−60μm
となる。
つまり、図11(a)に示されるように、最上流側ノズルによる記録位置に対して最下流側ノズルによる記録位置が左側(X軸−方向)に60μmずれた状態となる。逆に、Hu=1.3mm、Hd=1mmである場合は、図11(b)に示されるように、最上流側ノズルによる記録位置に対して最下流側ノズルによる記録位置が右側(X軸+方向)に60μmずれた状態となる。
図12は紙間上下流差による罫線ずれΔxへの影響を示した図である。
紙間上下流差による記録ずれΔxhは片方向記録の場合、図12(a)に示されるように罫線ずれΔxとして画像に現れる。これに対して、双方向記録の場合、記録ヘッド2の往路移動時に記録する場合と復路移動時に記録する場合とは、ずれの向きが図12(b)に示されるように逆になるため、紙間上下流差による記録ずれΔxhは生じるが罫線ずれΔxとしてはほぼ0となる。罫線画像精度が要求される高速記録を行う場合は、双方向記録で行うことが一般的であるため、紙間上下流差による記録ずれΔxhの補正は必ずしも必要としない。
従って、例えば、スラントによる記録ずれΔxθが無く、紙間上下流差による記録ずれΔxhのみがある記録装置の場合、双方向記録を考慮すればスラントの調整を行わなくとも罫線ずれΔxとしてはほぼ“0”となる。即ち、スラントの調整を行う必要がない。
しかしながら、後述のようにスラントによる記録ずれΔxθを補正するための調整パターンを記録する際は片方向記録で行うことが一般的である。これは双方向記録の場合での往路記録と復路記録とにおける記録位置の重ね合わせ誤差を極力低減するためである。すると調整パターンとしては、図12(a)に示した紙間上下流差による記録ずれΔxhが罫線ずれΔxとして画像に現れる。これを調整レバー10で調整した場合、図12(c)に示されるように、双方向記録において罫線ずれΔxが悪化してしまう可能性がある。即ち、調整パターンによる罫線ずれΔxは片方向記録のためスラントによるΔxθと紙間上下流差によるΔxhが足し合わされたずれとして画像に現れる。
このことから双方向記録による罫線ずれΔxを低減させたい場合は、紙間上下流差Δxhを取り除いた状態でスラントによる記録ずれΔxθのみを抽出して調整レバー10により調整させることができれば先述の誤差を低減して高精度に調整が可能となる。
<記録ずれ調整(図13〜図18)>
ここではスラントによる記録ずれΔxθを補正するための調整レバー10の調整値を、調整パターンを記録した結果に基づいて決定する。
図13〜図14は調整パターンと調整レバーの調整値との関係を示す図である。
図13〜図14に示されるように、調整パターン14は11種類のパッチの組み合わせで構成されており、左側を−方向として−5、−4、−3、−2、−1、±0、+1、+2、+3、+4、+5と数値が振られている。この数値は±0からの記録位置ずれに対応している。これらのパッチは主走査方向(X方向)に並んで記録され、各パッチには副走査方向(Y方向)に記録された罫線が含まれる。ここで、調整パターン14を構成する11のパッチ夫々に含まれる罫線に関し、1回目のキャリッジ移動で記録ヘッド2のノズル列の副走査方向に上流側半分のノズルを使って下半分の罫線を記録する。また、2回目のキャリッジ移動で記録ヘッド2のノズル列の副走査方向に下流側半分のノズルを使って上半分の罫線を記録する。調整パターン14は記録ヘッド2の双方向記録での記録ずれを防止するため往路移動時のみで記録を行う。
なお、ここでは罫線を2等分に分割して上半分と下半分とにして、これに対応する副走査方向に上流側半分のノズルと下流側半分のノズルとを用いて記録するとしたが、罫線分割とその分割記録はこれに限られるものではない。例えば、不等分に分割し、罫線の一部をこれに対応する上流側の一部のノズルで記録し、罫線の残りの部分をこれに対応する下流側の残りの部分のノズルで記録しても良い。
図13〜図14に示されるように、下半分の罫線は等間隔で記録されているのに対し、上半分の罫線は右に行くに従って20μmずつ主走査方向(X方向)の右側にずれて記録されている。つまり上半分の罫線は、左側を−、右側を+として±0の位置から−5は−100μm、+5は+100μmずれた位置に記録されている。また、記録ずれが無い場合には、図13に示されるように、±0の位置で上半分の罫線と下半分の罫線とが一致するようになっている。このように段階的に記録位置(記録タイミング)をずらして記録しているため、実際に記録媒体に記録して上側半分と下側半分の罫線が一致したところが記録ずれΔxを表すことになる。例えば、調整パターン14を記録して図13に示したように、罫線が一致した位置が0だった場合、罫線ずれ量Δx=0μmとなり、図14に示したように、罫線が一致した位置が+3だった場合、罫線ずれ量Δx=60μmということになる。
図15は記録ずれの調整処理の詳細を示すフローチャートである。図16は調整パターン14を記録する方法の例を示す図である。
まず、ユーザが記録装置1の操作パネル15からスラント調整実行を指示すると、ステップS1ではキャリッジ5が記録装置1の中央部に移動する。そして、ステップS2では移動してきたキャリッジ5に対してユーザに調整レバー10を0に合わせるよう操作パネル15で促し、ステップS3ではユーザが調整レバー10を0に合わせる。
その後、ステップS4ではROM125に格納された図5に示した紙間情報データを読み出す。そして、ステップS5では、その紙間情報データに基づいて、各キャリッジ5の位置X1、X2……Xn(nは整数)に対応する紙間上下流差による記録ずれΔxh1、Δxh2……Δxhnを補正値として式(2)を用いて算出する。即ち、
Δxhn=ΔHn×Vc/Vi ……(2)
を用いて算出する。ここで、Vcはキャリッジ5の移動速度、Viはインクの吐出速度であり、それぞれ予め定められた定数としてROM125に予め格納されている値である。
ステップS6では、キャリッジ5を速度Vcで図16に示すX方向の左側に移動させながら副走査方向に関し記録ヘッド2の下流側ノズル群を用い調整パターン14の下半分の罫線を各キャリッジ5の位置X1、X2……X11近傍にそれぞれ等間隔に記録する。そして、ステップS7では同じ速度Vcでキャリッジ5を再度X方向左側に移動させながら副走査方向に関し記録ヘッド2の上流側ノズル群を使って調整パターン14の上半分の罫線を記録する。
このとき図16に示すようにX方向に右に行くに従って20μmずつ主走査方向の右側にずらして(このずらし方向を+とする)調整パターン14の各パッチを記録するときに位置X1、X2、……XnにおけるΔxhn分を補正値として差引いて記録する。ここでΔxhnが+の場合(即ち、下流側ノズルの方が上流側ノズルより紙間が小さい場合)はキャリッジ5をX方向左側に移動させながら記録する場合、下流側ノズルのパターンをΔxhn分、図16の左側の向きにオフセットさせる向きで補正して記録する。これに対して、Δxhnが−の場合は図16の右側の向きにオフセットさせる向きで補正して記録する。
例えば、Δxhnが+である場合、図16において調整パターン14の“0”が付されたパッチは上半分の罫線と下半分の罫線とが一致するように記録させるところをΔxh6分、図16のように左側にずらすように記録させる。また、調整パターン14の“+1”が付されたパッチについては上半分の罫線を下半分に対して右側に20μmずらすように記録させるところをΔxh7分差し引いた分、即ち、20μm―Δxh7右側にずらすように記録させる。一方、調整パターン14の“−1”が付されたパッチだと上半分の罫線を下半分に対して左側に20μmずらすように記録させるところをΔxh5分上乗せさせた分、即ち、20μm+Δxh5分を左側にずらすように記録させる。
このように記録すると、実際に調整パターン14を記録したときの“0”が付されたパッチのずれ量は、片方向記録による罫線ずれ量(Δxθ+Δxh6)からΔxh6を引いた値、即ち、Δxθとなる。同様に“+1”が付されたパッチのずれ量は(Δxθ+Δxh7)に対し、パターンとしてずらす20μm分を足してさらに補正値分Δxh7を引いた値、即ち、(Δxθ+20μm)となる。
ここまでを具体的な数値を用いて説明する。
例として、記録ヘッド2が図10(a)に示す方向でスラントによる記録ずれΔxθ=−40μmであったとする(図10(a)の傾きによるずれ方向を−とする)。ここでは、キャリッジ移動速度Vc=667mm/秒、インクの吐出速度Vi=10000mm/秒とする。さらに、ROM125に格納された紙間上下流差Hu−Hdの値がキャリッジ位置X1、X2……Xnによらず一律+600μm(即ち、上流側ノズルの方が下流側ノズルより紙間が大きい)とする。この場合、紙間上下流差による記録ずれΔxhはキャリッジ位置に係らず、
Δxh=−600×667/10000=−40μm
となる(図12(a)に示す罫線13の方向にずれるため、Δxθと同じく−となる)。
図17がΔxh分を補正した時(この実施例を適用した場合)、図18は補正しなかった時(この実施例を適用しなかった場合)の調整パターン14の結果をそれぞれ示す。
この実施例を適用した場合、図17に示すように、調整パターン14の“0”が付されたパッチの場所で記録されるずれ量は前述したようにΔxθ=―40μmとなる。また、調整パターン14の“+2”が付されたパッチの場所で記録されるずれ量は、Δxθ+40=−40+40=0となる。従って、ユーザは目視で調整値“+2”が上半分の罫線と下半分の罫線とが最も一致する場合であると確認できる。
これに対して、この実施例を適用しない場合、図18に示すように、調整パターン14の“0”が付されたパッチの場所はΔxθ+Δxh=−40+(−40)=−80μm分の記録ずれが生じる。そして、調整パターン14の“+4”が付されたパッチの場所での記録ずれはΔxθ+Δxh+80=−40+(−40)+80=0となる。即ち、ユーザは目視で調整値“+4”が上半分の罫線と下半分の罫線とが最も一致する場所であると確認する。
以上説明した調整記録が終了すると、ステップS8では、再びキャリッジ5を記録装置1の中央部に移動させる。さらに、ステップS9では、最も罫線が合う箇所と同じ値を調整レバー10が指し示すように調整させる指示を操作パネル15に表示する。これに応じて、ステップS10では表示された記録結果に基づいて最も罫線が合うパターンの数値を選択するようにユーザが調整レバー10を調整する(図17に示した例では調整値“+2”)。
以上のような一連の処理によりスラントが調整されるが、紙間上下流差による記録ずれΔxhn分を補正しなかったときは、図18に示すように調整値“+4”にユーザが調整レバーを合わしてしまう。この場合、前述したように本来スラントによる記録ずれΔxθ=−40μm分のみの調整をさせたいところが−80μm分調整してしまうため、40μm分の調整誤差が生じてしまう。しかしながら、この実施例に従う方法を適用して紙間上下流差による記録ずれΔxhn分を補正すると、調整値“+2”にユーザが調整レバー10を合わせられるため、スラントによる記録ずれΔxθ=−40μm分のみの調整が行われる。即ち、より高精度にスラントの調整を行うことが可能となる。
従って以上説明した実施例によれば、紙間上下流差を予め記録装置本体のメモリに記憶させておき、調整パターンの記録に紙間上下流差による記録ずれΔxhを考慮した補正値を算出して記録に反映させることができる。具体的には、紙間上下流差による記録ずれΔxhを取り除いた状態でスラントによる記録ずれΔxθを調整し、誤差をより低減した調整を行って、罫線ずれが軽減された高品位な記録が達成できる。
2 記録ヘッド、3 記録媒体、5 キャリッジ、6 ヘッドホルダ、
7、8 ガイドレール、10 調整レバー、11 引っ張りバネ、12 固定軸、
13 罫線、14 調整パターン、15 操作パネル、114 工具ヘッド、
125 ROM

Claims (11)

  1. インクを吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有する記録ヘッドと、
    記録媒体を第1の方向に搬送する搬送手段と、
    前記ノズル列の方向がおおよそ前記第1の方向となるように前記記録ヘッドを搭載し前記第1の方向と交差する第2の方向に往復移動するキャリッジと、
    前記第1の方向に関する前記記録ヘッドの傾きを調整する調整手段と、
    前記第1の方向の上流側に位置するノズルと前記記録媒体との間の第1の距離と前記第1の方向の下流側に位置するノズルと前記記録媒体との間の第2の距離との差によって生じる前記第2の方向に対する記録ずれを補正するための補正値を算出する算出手段と、
    前記キャリッジが予め定められた速度で移動しているときに前記複数のノズルのうちの前記第1の方向の下流側に位置するノズルを用いて第1のパターンを記録媒体に記録し、前記キャリッジを前記予め定められた速度で前記第1のパターンの記録と同じ方向に移動しているときに前記算出手段により算出された補正値に基づいて記録位置を補正しながら前記複数のノズルのうちの前記第1の方向の上流側に位置するノズルを用いて第2のパターンを前記記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録手段により記録された前記第1のパターンと前記第2のパターンに基づいて、調整値を前記調整手段に対して指示する指示手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記差と前記キャリッジを前記第2の方向に移動させた場合におけるキャリッジ位置との関係を示す情報を前もって記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記算出手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記補正値を算出することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記調整手段は、前記第1の方向と前記第2の方向に直交する第3の方向の周りに前記記録ヘッドを回転させて前記記録ヘッドの傾きを調整し、
    前記指示手段は、前記調整値に従った回動が可能な前記調整手段の側面に設けられたレバーであることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記第1のパターンと前記第2のパターンそれぞれは、前記第2の方向に並べて記録される複数のパッチを含み、
    前記複数のパッチそれぞれは、前記ノズル列の方向に記録される罫線を含み、
    前記記録手段は、前記罫線のうちの一部を前記一部のノズルを用いて記録し、前記罫線のうちの残りの部分を前記残りのノズルを用いて記録することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記記録手段は、前記第2の方向に前記複数のパッチを並べて記録する際に、前記第1の方向の下流側にあるノズルによる記録位置は等間隔で記録を行い、前記第1の方向の上流側にあるノズルによる記録位置を前記補正値に基づいて補正して記録を行うことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記指示手段は、前記複数のパッチにおいて、前記上流側にあるノズルを用いて記録された前記罫線の一部と前記下流側にあるノズルを用いて記録された前記罫線の残りの部分とが一致する場合の記録位置に基づいた調整値を前記調整値として指示するよう促す表示を行うことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記罫線の一部と前記罫線の残りの部分との一致の確認は、前記第1のパターンと前記第2のパターンが記録された記録媒体に対するユーザによる目視によってなされることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記補正値は、
    Δxhn=ΔHn×Vc/Viの式に従って算出され、
    ΔHnは、前記キャリッジの前記第2の方向に関する位置X1、X2……Xn(nは整数)に対応する前記差、
    Vcは前記キャリッジの移動速度、
    Viは前記記録ヘッドから吐出されるインクの吐出速度、
    であることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記記録ヘッドは、複数のインクを吐出するために、前記複数のノズルが配列された方向とは異なる方向に前記ノズル列を複数、備えることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記記憶手段に格納される前記情報は、前記記録装置の製造工程において、前記記録ヘッドと同じ外形であり同じ寸法をもち、複数のセンサを備えたダミーのヘッドを前記キャリッジに搭載し、前記キャリッジを移動させ、前記複数のセンサにより前記第1の距離に相当する距離と前記第2の距離に相当する距離とを測定することにより得られることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載の記録装置。
  11. インクを吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有する記録ヘッドと、記録媒体を第1の方向に搬送する搬送手段と、前記ノズル列の方向がおおよそ前記第1の方向となるように前記記録ヘッドを搭載し前記第1の方向と交差する第2の方向に往復移動するキャリッジと、前記第1の方向に関する前記記録ヘッドの傾きを調整する調整手段とを備えた記録装置における記録ヘッドの調整方法であって、
    前記第1の方向の上流側に位置するノズルと前記記録媒体との間の第1の距離と前記第1の方向の下流側に位置するノズルと前記記録媒体との間の第2の距離との差によって生じる前記第2の方向に対する記録ずれを補正するための補正値を算出する算出工程と、
    前記キャリッジが予め定められた速度で移動しているときに前記複数のノズルのうちの前記第1の方向の下流側に位置するノズルを用いて第1のパターンを記録媒体に記録する第1の記録工程と、
    前記キャリッジを前記予め定められた速度で前記第1のパターンの記録と同じ方向に移動しているときに前記算出工程において算出された補正値に基づいて記録位置を補正しながら前記複数のノズルのうちの前記第1の方向の上流側に位置するノズルを用いて第2のパターンを前記記録媒体に記録する第2の記録工程と、
    前記第1の記録工程において記録された前記第1のパターンと前記第2の記録工程において記録された前記第2のパターンに基づいて、調整値を前記調整手段に対して指示する指示工程と、を有することを特徴とする記録ヘッドの調整方法。
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