JP2000062156A - 液体噴射記録装置とその調整方法 - Google Patents

液体噴射記録装置とその調整方法

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JP2000062156A
JP2000062156A JP23983098A JP23983098A JP2000062156A JP 2000062156 A JP2000062156 A JP 2000062156A JP 23983098 A JP23983098 A JP 23983098A JP 23983098 A JP23983098 A JP 23983098A JP 2000062156 A JP2000062156 A JP 2000062156A
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Yuuji Watabe
友師 渡部
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査方向や噴射滴サイズの相違による着弾位
置の誤差を補正する。 【解決手段】 開始位置レジスタ9は、記録ヘッドを搭
載したキャリッジの走査の記録開始位置を定める。順方
向補正値レジスタ10及び逆方向補正値レジスタ11
は、記録開始位置を補正するためのデータを保持する。
マグニチュードコンパレータ12は、順方向走査の際に
は順方向補正値レジスタの出力と開始位置レジスタの出
力とを加算した結果を受け入れ、逆方向走査の際には逆
方向補正値レジスタの出力と開始位置レジスタの出力と
を加算した結果を受け入れて、記録ヘッドの実際の位置
とを比較し、両者が一致したとき記録を開始させる信号
を出力する。滴サイズ補正レジスタ16L,16M,1
6Sは、記録ヘッドから噴射される噴射滴のサイズに応
じた滴着弾位置の補正値を格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルタイプの
記録ヘッドを持ち、滴着弾位置調整機能を備えた液体噴
射記録装置とその調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式のシリアルタイプの記
録ヘッドは、複数の液体噴射ノズルが主走査方向に略垂
直に並べられたノズル列を備える。液体噴射記録装置
は、例えば2組の記録ヘッドを1つのキャリッジ上に置
載し、このキャリッジを主走査方向に往復させることに
より、ノズル列に対向するよう配置された被記録媒体に
各ノズルより噴射した液滴を付着させる。
【0003】ノズルから噴射された液滴は、ノズルから
離れた後、所定の弾道を描いて被記録媒体上の目的とす
る場所に付着する。このとき、キャリッジの往動走査及
び復動走査でのキャリッジの速度差等が原因で、液滴の
着弾位置が目的とする場所からずれることがある。この
ために、実際にキャリッジを往動走査及び復動走査し
て、被記録媒体上への記録テストを繰り返し、記録ヘッ
ドを駆動するためのタイミングの最適化を図っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。上記のような着弾位置のずれが生じる原因として、
各ヘッドから噴射される液滴の初速度がヘッド毎に異な
ることが考えられる。これは、ヘッドの製造時の寸法等
のばらつきに起因するもの、カラー印刷のために各ヘッ
ドへ供給する液体の色を異ならせたときノズルから噴射
する液体自体の特性が異なることに起因するもの、多階
調の印刷やカラー印刷等で階調再現性や色再現性を向上
させるためにヘッド毎またはノズル群毎に噴射させる液
滴のサイズを変えるときの処理に起因するもの等があ
る。いずれの場合も、ヘッドの各ノズルから噴射する滴
速度が均一であるという前提での従来一般の補正方法で
は、滴着弾位置のずれが残り、解像度の劣化や、色ずれ
等を起こし記録画像の品質低下を招いていた。
【0005】また、従来は滴着弾位置を補正する際に、
各ヘッドの着弾位置のずれ確認用の記録パターンを印刷
し、印刷結果よりずれ量を計測して、そのずれ量に相当
する補正をしている。補正後は、再度確認用の記録パタ
ーンを印刷し、その補正が妥当であるかを確認し、補正
が不十分であった場合には上記操作を繰り返している。
これでは補正作業に手間がかかり、確認用のパターンを
印刷するための媒体が多く使用されるという問題もあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉記録ヘッドを搭載したキャリッジの走査の記
録開始位置を定めるデータを保持する開始位置レジスタ
と、上記記録開始位置を補正するためのデータを保持す
る順方向補正値レジスタ及び逆方向補正値レジスタと、
順方向走査の際には順方向補正値レジスタの出力と上記
開始位置レジスタの出力とを加算した結果を受け入れ、
逆方向走査の際には逆方向補正値レジスタの出力と上記
開始位置レジスタの出力とを加算した結果を受け入れ
て、上記記録ヘッドの実際の位置とを比較し、両者が一
致したとき記録を開始させるコンパレータと、多階調画
像印刷時に上記記録ヘッドから噴射される噴射滴のサイ
ズに応じた滴着弾位置の補正値を格納する滴サイズ補正
レジスタと、この滴サイズ補正レジスタの出力により上
記コンパレータの出力を補正して噴射タイミングパルス
を生成するパルスカウンタとを備えたことを特徴とする
液体噴射記録装置。
【0007】〈構成2〉構成1に記載の液体噴射記録装
置において、パルスカウンタは記録ヘッドを構成するノ
ズル数分用意され、各パルスカウンタが上記全てのノズ
ルの噴射タイミングを独立に制御することを特徴とする
液体噴射記録装置。
【0008】〈構成3〉構成1に記載の液体噴射記録装
置において、滴サイズ補正レジスタは、1ヘッドで噴射
する滴サイズの種類だけ用意され、それぞれ噴射滴のサ
イズに応じた滴着弾位置の補正値を格納することを特徴
とする液体噴射記録装置。
【0009】〈構成4〉所定条件下で、記録用紙上に第
1のピッチで等間隔に第1のマーク群を記録し、上記所
定条件とは異なる条件下で、上記第1のピッチとは異な
る第2のピッチで第2のマーク群を記録し、上記第1の
マーク群に含まれたいずれかのマークと上記第2のマー
ク群に含まれたいずれかのマークとが記録用紙上で同一
位置に並ぶように上記第2のマーク群の記録開始位置を
選定するとともに、実際に上記第1のマーク群と第2の
マーク群を記録したときに、記録用紙上で同一位置に並
んだマークが、計算上同一位置に並ぶべきマークと異な
るとき、実際に同一位置に並んだマークと計算上同一位
置に並ぶべきマークとの位置関係から、条件に応じた着
弾位置補正のためのパラメータを決定することを特徴と
する液体噴射記録装置の調整方法。
【0010】〈構成5〉所定条件下で、記録用紙上に第
1のピッチで等間隔に第1のマーク群を記録し、上記所
定条件とは異なる条件下で、上記第1のピッチとは異な
る第2のピッチで第2のマーク群を記録し、上記第1の
マーク群に含まれたいずれかのマークと上記第2のマー
ク群に含まれたいずれかのマークとが記録用紙上で同一
位置に並ぶように上記第2のマーク群の記録開始位置を
選定した、着弾位置補正用のテストパターンを出力する
ことを特徴とする液体噴射記録装置の調整方法。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 《具体例1》この具体例では、走査方向や噴射滴サイズ
の相違によって生じる着弾位置のずれを精密に補正する
ことができる、液体噴射記録装置の構成を説明する。 〈構成〉図1は、本発明の装置の主要部ブロック図であ
る。この図の説明をする前に、まず、装置全体の構成を
説明する。図2は、液体噴射記録装置の主要部斜視図で
ある。図の本体ケース40には、キャリッジ41が収納
され、このキャリッジ41上には、2個の記録ヘッド3
1A、31Bとインクタンク43とが搭載されている。
キャリッジ41は、スペースモータ5により、ガイド4
2に沿って主走査方向に往復走査される。記録ヘッド3
1A、31Bは、LFモータ6により搬送される被記録
媒体44上に記録液を噴射する図示しないノズル群を備
えている。インクタンク43は各記録ヘッド31A、3
1Bに記録液を供給する。
【0012】なお、このキャリッジ41には主走査方向
のキャリッジ位置検出用に、キャリッジエンコーダ4が
取り付けられている。このキャリッジエンコーダ4は、
キャリッジ41の走査方向に沿って所定間隔に平行に配
置された多数のスリットを有するスリット板を備え、そ
のスリットを検出しながらスリット数をカウントするこ
とで、キャリッジの移動距離を検出するものである。
【0013】また、上記記録ヘッド31A、31Bに
は、複数のノズルが副走査方向に並んだノズル列を、主
走査方向に複数列配列しているものがあり、キャリッジ
41の主走査時、各ノズル列毎にそれぞれほぼ同じタイ
ミングで駆動される。こうして、1走査毎にノズル列の
長さに等しい記録ドットの帯を記録していく。複数のノ
ズル列は互いにその主走査方向の間隔に応じた時間差で
記録を行い、複数のノズル列からの噴射滴が順次重ねら
れて1走査分の記録が完了する。この動作は従来からよ
く知られているとおりである。
【0014】図3は、上記液体記録噴射装置の全体構成
を示すブロック図である。マイクロプログラムで動作す
るCPU1は、装置各部の制御部と接続され、各制御部
の動作を総合的に管理している。このCPU1のバスに
は、ヘッド駆動制御部2とモータ制御部3が接続されて
おり、バスを介してデータの入出力を行うことで制御動
作が実行される。この他にこのバスには、パラメータ記
憶用のRAM34、CPU1の動作用プログラムを格納
したROM35とインタフェース制御部32とが接続さ
れている。インタフェース制御部32は外部装置33と
接続されて印刷データの転送を受けるように構成されて
いる。
【0015】ヘッド駆動制御部2には、ヘッド駆動回路
30Aと30Bとが接続されている。ヘッド駆動回路3
0Aと30Bはいずれも同一の構成のものである。ヘッ
ド駆動回路30Aと30Bとは、それぞれ記録ヘッド3
1A,31Bを駆動するように構成されている。記録ヘ
ッド31Aは例えば副走査方向に一列に並んだ奇数番目
のドットを印字し、記録ヘッド31Bは副走査方向に一
列に並んだ偶数番目のドットを印字するために設けられ
ている。これもこの種の記録ヘッドでよく知られた構成
である。ヘッド駆動制御部2は、駆動タイミング制御回
路20Aと20Bと、基本パルス生成回路8とディジタ
ルフィルタ7とを備えている。
【0016】図2に示したキャリッジ41のキャリッジ
エンコーダ4から出力される位置パルスP1は、ディジ
タルフィルタ7に入力する。このディジタルフィルタ7
の出力する平均化パルスP2は、基本パルス生成回路8
に入力する。基本パルス生成回路8は基本パルスを生成
して出力する回路である。ヘッド駆動制御部2は、この
基本パルスP3を受け入れてキャリッジ位置を検出し、
記録ヘッド31A,31Bの噴射タイミングを生成し、
ヘッド駆動回路30Aと30Bへタイミング信号を出力
する。ヘッド駆動回路30Aと30Bは、タイミング信
号に同期して記録ヘッド31A,31Bを動作させるた
めの高電圧の駆動信号を生成し各ヘッドを動作させる。
モータ制御部3は、主副走査のためのスペースモータ5
及びLFモータ6の駆動信号を制御する。
【0017】ここで図1に戻って、本発明の装置の主要
部についてその構成と動作を説明する。図3に示すキャ
リッジエンコーダ4からの位置パルスP1は、ディジタ
ルフィルタ7に入力されパルス周期が逐次平均化され
る。ディジタルフィルタ7からはパルス間隔がほぼ均一
な平均化パルスP2が出力され、その平均化パルスP2
を更に高周波のクロックにより処理して、平均化パルス
P2に同期したほぼ均一な時間間隔で、平均化パルスP
2を等分した基本パルスP3を得る。図3に示す基本パ
ルス生成回路8は、この基本パルスP3を、図3に示す
駆動タイミング制御回路20Aと20Bに供給する。な
お、図1には、その一方の駆動タイミング制御回路20
Aのみを示した。他方の駆動タイミング制御回路20B
の構成や動作はこれと同一である。
【0018】基本パルスP3は、パルス間隔が図2に示
すキャリッジ41の移動量に対応しており、この基本パ
ルスP3の数を計数することにより、キャリッジ41の
現在の位置を検出することが可能になる。図1の位置カ
ウンタ21は、キャリッジ41の移動方向(仮にキャリ
ッジが右に移動する場合を順方向、左に移動する場合を
逆方向とする)に応じて順方向の場合は計数値を加算
し、逆方向の場合は計数値は減算する。
【0019】また、図1の回路には、1走査の記録開始
位置を基本パルスP3を1単位に設定されたカウント値
として保持する開始位置レジスタ9と、その記録開始位
置を補正するための移動量を保持する順方向補正値レジ
スタ10と、逆方向補正値レジスタ11が設けられてい
る。順方向補正値レジスタ10はキャリッジの順方向に
記録開始位置を補正するためのものである。また、逆方
向補正値レジスタ11はキャリッジの逆方向に記録開始
位置を補正するためのものである。いずれかの補正値レ
ジスタ10,11の値は、セレクタ13を介して加算器
17に入力し、開始位置レジスタ9の値と加算されるよ
うに構成されている。加算された値はマグニチュードコ
ンパレータ12に入力され、位置カウンタ21の出力す
るキャリッジの現在位置と比較される。上記開始位置レ
ジスタ9と補正値レジスタ10,11によって、キャリ
ッジの移動方向に応じた滴着弾位置の補正と最適化が行
われる。
【0020】マグニチュードコンパレータ12の出力
は、基本パルスP3をゲートするゲート回路14に入力
される。セレクタ13は、CPU1からの切換え信号に
より、順方向走査の際には順方向補正値レジスタ10の
出力を選択し、逆方向走査の際には逆方向補正値レジス
タ11の出力を選択するように、選択が切り換えられ
る。
【0021】ゲート回路14の出力は、初期値をリロー
ド可能なパルスカウンタ15−1、15−2に入力す
る。パルスカウンタ15−1、15−2はダウンカウン
タであり、初期値に設定した数だけゲート回路14の出
力する基本パルスP1を計数すると、噴射タイミングパ
ルスN1、N2を図3に示すヘッド駆動回路30Aに出
力する構成になっている。なお、パルスカウンタは記録
ヘッド31A(図3)のノズル数分設けられているが、
ここでは、そのうちの2個だけを図示した。
【0022】ゲート回路14の出力パルスは、リロード
カウンタ22にも入力されており、リロードカウンタ2
2は設定された所定数分のパルスを計数する度に、パル
スカウンタ15−1、15−2にリロードを実行させる
リロードトリガを出力する。リロードカウンタ22で計
数される所定数はCPU1より設定が可能な構成となっ
ている。リロードカウンタ22の計数開始はマグニチュ
ードコンパレータ12の出力により制御される。リロー
ドカウンタ22は、計数開始時にリロードトリガを出力
し、以降ゲート回路14の出力パルスを所定数計数する
毎にリロードトリガを出力する。
【0023】リロードトリガはCPU1にも入力され、
CPU1にてリロードの実行をモニタすることが可能な
構成となっている。一方、多階調画像印刷時の噴射滴の
サイズに応じた滴着弾位置の補正と最適化のために、滴
サイズ補正レジスタ16L、16M、16Sが設けられ
ている。滴サイズ補正レジスタ16Lは大滴用、滴サイ
ズ補正レジスタ16Mは中滴用、滴サイズ補正レジスタ
16Sは小滴用の補正値を格納するレジスタである。パ
ルスカウンタ15−1、15−2のリロード値には、複
数の滴サイズ補正レジスタ16L、16M、16Sのう
ちのいずれか1つの値が選択される。リロード値の選択
は、記録データレジスタ23からの出力値に応じて滴サ
イズセレクタ19−1を動作させて行われる。なお、パ
ルスカウンタ15−1と15−2とは、それぞれ記録ヘ
ッドの各ノズルに噴射タイミングパルスを供給するため
のもので、いずれも同一の動作をするから重複する説明
は省略する。滴サイズセレクタ19−2と19−2につ
いても同様である。
【0024】滴サイズ補正レジスタ16L、16M、1
6Sは、1ヘッドで噴射する滴サイズの種類だけ用意さ
れており、この例では3種類とする。記録データレジス
タ20に格納された1カラム(1回の噴射タイミングで
の1ヘッドの全ノズルに対応する記録データを意味す
る)分のデータ値がそれぞれ滴サイズを示し、この値に
対応する滴サイズ補正レジスタ16L、16M、16S
の値が選択される。パルスカウンタと滴サイズセレクタ
はノズル数分用意されているから、ノズル毎に噴射する
滴サイズが異なる場合にも個別に噴射タイミングの補正
が可能である。
【0025】例えばリロードカウンタ22の設定値をn
とすると、開始位置レジスタ9の出力を順方向補正値レ
ジスタ10あるいは逆方向補正値レジスタ11の値で補
正した位置に、キャリッジ41が到達した時点から以
降、基本パルスのn倍の距離に相当するだけキャリッジ
41走査された後、パルスカウンタ15−1、15−
2、…にリロードトリガが入力される。このリロードト
リガの出力タイミングから滴サイズ補正レジスタ16
L、16M、16Sの値分遅延されたタイミングで、噴
射タイミングパルスN1,N2がヘッド駆動回路30A
(図3)に出力され滴噴射が行われる。ここで、予め基
本パルスの間隔を所望の記録密度の1/nになるように
調整しておくことで、所望の記録密度での記録が可能と
なる。
【0026】上記、開始位置レジスタ9、順方向補正値
レジスタ10,逆方向補正値レジスタ11、マグニチュ
ードコンパレータ12、ゲート回路14、パルスカウン
タ15、及び記録データレジスタ20は、記録ヘッド毎
に設けられた駆動タイミング制御回路にそれぞれ用意さ
れており、各記録ヘッド個別に設定が可能な構成になっ
ている。
【0027】図3に示すヘッド駆動回路30Aには、別
途CPU1より図1に示す記録データレジスタ23に格
納したものと同じ記録データが格納される。その記録デ
ータに対応するヘッド駆動タイミングパルスに同期し
て、ヘッド駆動回路30Aは、記録ヘッド31Aに駆動
信号を出力する。なお、記録データが非記録を示し、滴
の噴射を行わない場合にはヘッド駆動タイミングパルス
が出力されても、ヘッド駆動回路30Aは駆動信号を出
力しない。
【0028】〈動作〉図4は、各ヘッドの噴射滴の着弾
位置補正方法説明図である。図4(a)は、順方向走査
時の滴の着弾位置のずれの概念図、(b)は、逆方向走
査時の滴の着弾位置のずれの概念図である。図のヘッド
#1及び#2が同一のキャリッジ41に搭載されている
ものとする。キャリッジエンコーダ4により検出された
キャリッジ位置Pで同時に滴噴射を行うと、ヘッド#1
及び#2の順方向走査時の着弾位置がP1、P2になる
とする。この着弾位置P1、P2と、キャリッジ位置P
とのずれはそれぞれΔF1、ΔF1+ΔF2である。ま
た、(b)に示すように、順方向走査時の着弾位置P
1、P2に対する逆方向走査時の着弾位置P1′、P
2′のずれは、それぞれΔR1、ΔR2である。これら
の着弾位置を全て一致させて、同一位置に記録をさせよ
うとすれば、各ヘッドの噴射タイミングを上記ずれ量に
相当する時間早めたり遅らせたりすればよい。
【0029】この発明では、キャリッジ位置検出用のキ
ャリッジエンコーダ4の出力から、キャリッジが単位量
移動するたびに1個ずつ出力される基本パルスP3を生
成し、この基本パルス単位で噴射タイミングをずらすこ
とで、着弾位置のずれを補正する。基本パルス1個分の
単位移動距離を単位として補正を行うので、この単位移
動距離より細かな補正は不可能である。しかし、人間の
視覚の空間周波数特性は一般に25cm、明視距離で約
10本/degであることが知られている。従って、単
位移動距離を0.05mm以下に設定すれば実用上は全く問題
ない。
【0030】1つの記録ヘッドの順方向走査または逆方
向走査の1走査中に、1つのヘッドから噴射される滴の
初速度とキャリッジの走査速度を一定と考えた場合、滴
噴射は記録密度に応じた一定周期で行われるため、1走
査の開始位置を必要量ずらすことで1走査中の噴射滴全
ての着弾位置補正が可能である。一方、階調印刷のため
に1走査中で1ヘッドから複数のサイズの滴を記録デー
タに応じて噴射する場合には、滴噴射1回毎に噴射タイ
ミングをずらす必要がある。通常、滴のサイズによりノ
ズルから噴射される際の初速度が異なってくるからであ
る。
【0031】図4の場合、各記録ヘッド走査の開始位置
の補正量は次のとおりである。ヘッド#1の順方向走査
での補正量をCf1とすると、Cf1=ΔF1である。
逆方向走査での補正量をCr1とするとCr1=ΔF1
+ΔR1である。また、ヘッド#2の順方向走査での補
正量をCf2とするとCf2=ΔF1+ΔF2である。
逆方向走査での補正量をCr2とするとCr2=ΔF1
+ΔF2+ΔR2である。
【0032】ここで、ΔF1は各補正量全てに共通に使
用される値であり、キャリッジの絶対位置と各滴の着弾
位置の固定的なずれを示す値である。従って、この値が
任意の値であってもΔR1、ΔF2、ΔR2の値が決定
すればヘッド#1、#2の順逆方向走査の各着弾位置の
ずれをなくすことができる。
【0033】更に、階調印刷等でサイズの違う複数の滴
を1つのヘッドから噴射する場合には、複数のサイズの
滴の1つを基準滴として、同一の噴射タイミングで複数
のサイズの滴を噴射し、それらの滴の着弾位置のずれ量
を比較する。即ち基準滴の着弾位置から各滴の着弾位置
までの距離ΔDn,m(nは各サイズの滴の種類を、mは
ヘッド番号を表す)を求める。例えばヘッド#1で、基
準滴で決定した補正量Cf1、Cr1にΔDn,1を加減
算し、ヘッド#2で、補正量Cf2、Cr2にΔDn,2
を加減算すれば、ヘッド毎、滴サイズ毎の補正が可能で
ある。
【0034】基準滴より滴速度が速い滴サイズの場合に
は、噴射タイミングを基準滴よりΔDn,mに相当する時
間遅らせればよいが、滴速度が遅い滴サイズの場合には
噴射タイミングを基準滴より早めなければならない。実
際には、この処理を容易にするために、次のような制御
を行う。
【0035】図5に滴サイズ毎の噴射タイミング制御方
法説明図を示す。図のように、開始位置レジスタ値での
設定距離をL、順方向補正レジスタ値での設定距離をC
f1とする。従って順方向位置の設定は(L+Cf1)
である。その点は図中のX点である。これに加算される
滴サイズに基づく位置の補正値をΔDn,mで表す。この
とき、基準滴の位置補正値ΔD1,1をゼロになるように
設定する。なお、補正値ΔDn,mは、0≦ΔDn,m≦Ld
(Ldは記録密度に相当する距離)とする。基準滴は最
も滴速度が遅いものにする。その他の滴速度のものは基
準滴の噴射タイミングから所定時間遅延させることで噴
射タイミングを生成できる。
【0036】図の例では、滴サイズ#1の滴が最も滴速
度が遅い場合で、滴サイズ#1の滴を基準滴としている
(ΔD1,1=0)。滴サイズ#2の補正値はX点からΔ
D2,1、滴サイズ#3の補正値はX点からΔD3,1とな
る。これらの補正値ΔD2,1、ΔD3,1は、いずれも、滴
サイズ#1の噴射タイミングからの遅延に相当する距離
として決定している。
【0037】以下、上記補正処理の詳細な動作を説明す
る。先ず、CPU1は、図1の順方向補正値レジスタ1
0に、順方向補正量Cf1を単位移動距離Dで除した商
Cf1/Dを格納する。同様に逆方向補正値レジスタ1
1に、逆方向補正量を単位移動距離Dで除した商Cr1
/Dを格納する。
【0038】更に、CPU1は、滴サイズ補正レジスタ
16L,16M,16Sにそれぞれ滴サイズ補正値Cd
11、Cd21、Cd31を格納する。Cdnmの表記
で、nは各サイズの滴の種類を、mはヘッド番号を表
す。なお、Cdnm=ΔDn,m/Dである。前述のよう
に、基準滴の着弾位置を基準にして、その他のサイズの
滴の着弾位置を補正する場合、基準滴の補正値をΔDn,
m=0とし、基準滴の噴射タイミング間隔を予め記録密
度Ldに一致させておく。
【0039】同様にして、別の記録ヘッド用の駆動タイ
ミング制御回路についても順方向補正値Cf2/D、逆
方向補正値Cr2/D、滴サイズ補正値Cd12〜Cd
32を該当するレジスタに格納する。また、リロードカ
ウンタ22には、所定計数値としてLd/Dを設定し、
記録密度Ld毎にリロードトリガを出力させるようにす
る。
【0040】1走査の記録データがその記録すべき位置
情報と共に図3に示す外部装置33より転送された後、
CPU1は記録データをRAM34に一時格納し、位置
情報から記録開始位置を算出する。記録開始位置は単位
移動距離Dを単位として走査方向に応じて算出を行い、
図1に示す開始位置レジスタ9にその値を格納する。そ
れと共に、走査方向指定信号C1を記録開始位置に対応
した方向(ここでは、順方向がH、逆方向がLとする)
に設定する。これにより、図1のセレクタ13からは各
走査方向に対応した補正値レジスタ10,11の値が出
力され、マグニチュードコンパレータ12の大小比較の
機能が切り換えられる。
【0041】順方向に走査を行うとした場合、CPU1
は順方向にキャリッジ41を走査開始すると共に、最初
の噴射タイミングの前に順方向に第1カラム目の各ヘッ
ドに対応した記録データをRAM34より読み出して各
ヘッド毎に用意された記録データレジスタ23に格納す
る。以降、順方向に走査しながら、1回の噴射タイミン
グ毎に1カラム分ずつ順次記録データを読み出して、記
録データレジスタ23に次の記録データをオーバーライ
トして格納していく。
【0042】キャリッジ41が順方向に走査されていく
ことで基本パルスP3の数を位置カウンタ21が計数
し、位置カウンタ21の値が開始位置レジスタ9の値と
順方向補正値レジスタ10の値を加算したものとなった
場合に、マグニチュードコンパレータ12からの出力が
イネーブル(この場合H)となる。これで、ゲート回路
14がイネーブルとなり基本パルスと同等のパルスがパ
ルスカウンタ15−1及びリロードカウンタ22に出力
される。なお、他のパルスカウンタ15−2等の動作は
重複するので説明を省略する。
【0043】同時に、リロードカウンタ22の計数が開
始され、計数開始と同時にリロードトリガがパルスカウ
ンタ15−1に出力される。このリロードトリガによ
り、記録データレジスタ23の値に対応した滴サイズ補
正レジスタが滴サイズセレクタ19により選択され、補
正値がパルスカウンタ15−1にリロードされる。パル
スカウンタ15−1にリロードされる値は、そのパルス
カウンタ15−1が対応する記録ヘッドのノズルで噴射
する滴のサイズに応じた補正値である。
【0044】その後、パルスカウンタ15−1は、ゲー
ト回路14の出力パルスの入力により順次補正値の減算
を行う。この値が減少していき、0値でパルスカウンタ
15−1より噴射タイミングパルスが出力される。パル
スカウンタ15−1の計数はカウンタ値が0となった時
点で停止し、カウンタ値がリロードされるまで停止す
る。なお、リロードされる値が0であった場合には、リ
ロードトリガ後、パルス計数せずに噴射タイミングパル
スがそのまま出力されることとなる。これは、多階調記
録を行わない場合の動作である。
【0045】リロードカウンタ22は、計数開始時にリ
ロードトリガを出力した後、ゲート回路14の出力パル
スを計数し、設定値Ld/D分のパルスを計数する毎
に、リロードトリガを出力する。リロードトリガ出力毎
に、パルスカウンタ15−1に滴サイズ補正値がリロー
ドされる。これと共に、CPU1は、次の記録データに
対応する滴サイズデータを記録データレジスタ23に書
き込む。これにより、順次記録データに対応する滴サイ
ズデータが記録密度Ldに対応する間隔でリロードされ
ていく。
【0046】上記動作が各ヘッドごとに個別に実行され
ることで、各ヘッド毎に記録開始位置が順方向補正値で
補正され、更に、記録データに対応した滴サイズ補正値
で補正されたタイミングで滴の噴射が行われることにな
る。
【0047】図6と図7は、上記の装置の動作タイミン
グチャートである。図の動作は、図3に示す記録ヘッド
31Aの順方向走査での一例を示している。このヘッド
の逆方向走査、別のヘッドの順、逆方向走査について
は、各レジスタに設定する値が走査方向とヘッドに応じ
た値となることと、基本パルス入力毎の位置カウンタの
歩進が順方向走査では+1であるものが、逆方向走査で
は−1となることのみで、基本的なタイミングシーケン
スは同一である。従って、これらの説明は省略する。
【0048】図のタイミングでは、開始位置レジスタ9
には値として100が設定され、順方向補正値レジスタ
10には補正値Cf1/Dとして10が設定されてい
る。また、滴サイズ補正レジスタ16Lには滴サイズ#
1に対応する補正値Cd11として0が、同様に滴サイ
ズ補正レジスタ16M,16Sには各滴サイズ#2、#
3に対応する補正値Cd21、Cd32として各々4、
2が設定されている。ちなみにここでは、記録密度に対
応する値Ld/Dは6であり、この値がリロードカウン
タ22に設定されている。
【0049】キャリッジ走査の開始と共に、(a)に示
すように、キャリッジエンコーダ4よりエンコーダ出力
パルスが出力開始される。図中には、エンコーダ出力パ
ルス1個ごとに1番から7番まで番号を付した。このエ
ンコーダ出力パルスをほぼ等分した間隔(本例では6等
分)の基本パルスが、基本パルス生成回路より出力され
る。
【0050】基本パルスの入力に応じて位置カウンタ値
は+1ずつ歩進されていく。この位置カウンタ値が、開
始位置レジスタ値(本例では100)と順方向補正レジ
スタ値(本例では10)との加算値(本例では111)
以上になった時点で、マグニチュードコンパレータ12
の出力がLからHに遷移する。マグニチュードコンパレ
ータ12の出力がHになると、ゲート回路14から基本
パルスに対応するパルスがパルスカウンタ15及びリロ
ードカウンタ22に出力される。
【0051】リロードカウンタ22はリロードトリガを
出力し、パルスカウンタ15−1に第1カラム目の記録
データに対応する滴サイズ補正値がリロードされる。最
初は滴サイズ#1であるため滴サイズ補正レジスタ#1
の格納値0がリロードされる。リロード後、パルスカウ
ンタ15−1のカウンタ値は、ゲート回路14から出力
されるパルス毎に−1ずつ歩進していき、パルスカウン
タ15−1のカウンタ値が0となった時点で噴射タイミ
ングパルスが出力される。本例の場合、セットされたカ
ウンタ値は滴サイズ#1に対応する値(=0)であるた
め、リロードトリガ入力によりパルスを計数することな
く噴射タイミングパルスが出力される(エンコーダ出力
が3の部分)。
【0052】その後、このリロードトリガによりCPU
1は第2カラム目の滴サイズデータを記録データレジス
タ23に書き込む。リロードカウンタ22は、ゲート回
路14の出力を6パルス計数した時点で、第2カラム目
のリロードトリガを出力する。第2カラム目も滴サイズ
はサイズ#1のため、パルスカウンタには0がリロード
され、パルスカウンタからは即時、噴射タイミングパル
スが出力される。そして再びCPU1から第3カラム目
の滴サイズデータが記録データレジスタ20に書き込ま
れる(エンコーダ出力が4の部分)。
【0053】更にリロードカウンタ22にて6パルス計
数すると、第3カラム目のリロードトリガが出力され
る。第3カラム目の滴サイズがサイズ#2であるため、
滴サイズ補正レジスタ16Mの格納値4がパルスカウン
タ15−1にリロードされる。パルスカウンタ15−1
はゲート回路14の出力パルスを4パルス分計数した時
点で噴射タイミングパルスを出力する(エンコーダ出力
が5の部分)。
【0054】同様に、第4カラム目の滴サイズがサイズ
#3であるため、第4カラム目の滴サイズ補正値として
滴サイズ補正レジスタ16Sの格納値2がパルスカウン
タ15にリロードされる。ここで、ゲート回路14の出
力パルスを2パルス分計数した時点で噴射タイミングパ
ルスが出力される(エンコーダ出力が6の部分)。以
降、1走査の記録が終了するまでにこのタイミングシー
ケンスが繰り返される。
【0055】また、逆方向走査を行う場合には、走査方
向指定を逆方向にすることと、記録開始位置として逆方
向時の値を使用し、記録データをメモリよりカラム単位
で逆順に読み出していく。この変更のみで順方向の場合
と同様の動作で噴射タイミングの補正が可能である。
【0056】図8に、補正値決定方法の説明図を示す。
この図により,補正値ΔR1/D、ΔF2/D、ΔR2
/D、ΔDn,m/Dを決定する方法を説明する。このテ
ストパターンの性質等の説明は具体例2で詳しく行うこ
とにして、ここでは、補正値を求める作業のみを簡単に
説明する。ΔR1/Dを決定するには、以下の手順で行
う。まず、ヘッド#1の順、逆方向補正値レジスタ1
0,11に0、滴サイズ補正レジスタ16L,16M,
16Sに0を格納し、開始位置レジスタ9は媒体上に記
録が行えるような所定値を格納し、記録データを基準サ
イズの滴サイズを記録するためのデータとして、順方向
に走査し少なくとも1カラムの滴噴射を行いヘッド#1
全ノズルで媒体上に縦線を記録する。
【0057】図の走査方向に平行に並んだ太い縦線群
は、それぞれ別々のタイミングで記録された1カラム分
の線である。Dは単位移動距離、Ldは記録密度、aと
bは縦線を左端あるいは右端から順に数えたときの番
号、Nは自然数で例えばここではN=1とする。
【0058】次に、逆方向に走査し少なくとも1カラム
の滴噴射を行い順方向走査で記録した上に、同様に縦線
を記録する。この順逆両走査で記録した上下の縦線が、
図のΔRの部分で一致するか否かを記録結果より判定す
る。ΔRの部分で上下の縦線が一致しない場合、逆方向
補正レジスタの値を1加算、または減算した値を再格納
する。そして上記と同じ記録走査を行い再度位置の一致
を確認する。順方向の記録結果の位置が一致するまで上
記操作を繰り返し、一致した場合の逆方向補正レジスタ
の値をΔR1/Dとする。この例では、逆方向走査の際
に、1カラム分の記録のつど、逆方向補正レジスタの値
を1だけ加算し、補正量を変化させている。
【0059】ΔR2/Dは、ヘッド#2にて上記ヘッド
#1で行った操作を同様に行うことで決定することがで
きる。ΔF2/Dを決定するには、ヘッド#1及び#2
の順方向補正レジスタに0、滴サイズ補正レジスタ16
L,16M,16Sに0を格納し、開始位置レジスタ9
は媒体上に記録が行えるような所定値を格納し、記録デ
ータを基準サイズの滴サイズを記録するためのデータと
して、順方向に走査し少なくとも1カラムの滴噴射をヘ
ッド#1、#2全ノズルで媒体上に縦線を記録する。
【0060】このヘッド#1、#2での記録結果の位置
が一致するかを確認し、一致しない場合にはヘッド#2
の順方向補正レジスタの値を1加算または減算して再格
納し、再度順方向走査を行い記録結果の位置が一致する
かを確認する。一致するまで上記操作を繰り返し、一致
した場合のヘッド#2の順方向補正レジスタの値をΔF
2/Dとする。
【0061】ΔDn,1の決定は、ヘッド#1の順方向補
正レジスタに0、滴サイズ補正レジスタ16L,16
M,16Sに0を格納し、開始位置レジスタ9は媒体上
に記録が行えるような所定値を格納し、まず基準サイズ
の滴での記録を順方向走査で少なくとも1カラムの滴噴
射をヘッド#1で行い、媒体上に縦線を記録する。
【0062】次に、滴サイズを変えて第2の滴サイズで
順方向走査で少なくとも1カラムの滴噴射をヘッド#1
で行い、媒体上に縦線を記録し記録結果の位置が一致す
るかを確認する。一致しない場合には、第2の滴サイズ
に対応する滴サイズ補正レジスタ16Mの値を1加算
し、再格納し、再度順方向走査を行い記録結果の位置が
一致するかを確認する。一致するまで上記操作を繰り返
し、一致した場合の滴サイズ補正レジスタ16Mの値を
ΔD2,1/Dとする。他の滴サイズについても同様の操
作を行い、ΔDn,1/D全てを決定する。ΔDn,2/Dに
ついても、ヘッド#2で上記ヘッド#1と同様の操作を
行うことで決定することができる。
【0063】なお、上記各レジスタやコンパレータある
いはカウンタ等は、ハードウェアにより構成してもよい
し、メモリ上に割りつけた任意の記憶領域をレジスタと
し、プログラムカウンタ等を利用して、ソフトウェアに
より構成したコンパレータを用いても構わない。従っ
て、ここでいうカウンタやコンパレータは、広く同様の
機能を実現する演算処理手段を含むものとする。
【0064】〈具体例1の効果〉以上のようにすれば、
複数のヘッドの取り付け位置誤差や滴速度のばらつき、
キャリッジ走査方向毎の走査速度の違い、滴サイズによ
る滴速度の差による噴射滴の着弾位置のずれを補正し、
所望の位置に複数のヘッドからの滴を着弾させることが
可能となる。従って、記録される画像の解像度を劣化さ
せることなく、更にカラー記録、階調記録の場合には滴
の位置ずれによる色ずれ及び濃度誤差を減少させること
が可能となり、高画質の記録画像を生成することができ
る。
【0065】《具体例2》具体例1の実施にあたって
は、順方向補正値レジスタ10、逆方向補正値レジスタ
11、滴サイズ補正レジスタ16L,16M,16S等
に設定する各種の補正値を予め求めておく必要がある。
この具体例では、これらの補正値を効率良く決定する方
法を説明する。
【0066】〈構成〉これには、図8に示したテストパ
ターンを使用する。図のように、走査方向や記録ヘッド
や滴サイズ等の条件が異なる記録結果を上下に並べて比
較する。(a)では走査方向が異なるマーク群が記録さ
れている。(b)には、記録ヘッドが異なるマーク群が
記録されている。
【0067】記録用紙には、2組のマーク群がそれぞれ
異なるピッチで記録される。マークとは記録位置が明瞭
にわかる図形のことで、ここでは縦線とした。主走査方
向に上下に並べたマーク群のうち、上側のマーク群を第
1のマーク群と呼び、下側のマーク群を第2のマーク群
と呼ぶことにする。第2のマーク群の記録開始位置を第
1のマーク群の記録開始位置から少しオフセットさせて
おくと、第1のマーク群に含まれたいずれかのマークと
第2のマーク群に含まれたいずれかのマークとが記録用
紙上で同一位置に並ぶ。OFFSETとある部分がその
オフセット量を示す。L1,L2はほぼ同一位置に並ん
だマークである。
【0068】2組のマーク群の記録ピッチから計算する
と、どの位置でどのマークが同一位置に並ぶかを理論的
に求めることができる。ところが、走査方向や記録ヘッ
ドや滴サイズ等の条件が異なる場合の着弾位置に誤差が
あると、実際に第1のマーク群と第2のマーク群を記録
したときに、記録用紙上で同一位置に並んだマークが、
計算上同一位置に並ぶべきマークと異なってくる。この
とき、実際に同一位置に並んだマークと計算上同一位置
に並ぶべきマークとの位置関係から、後で説明する要領
で、条件に応じた着弾位置補正のためのパラメータを決
定する。このパラメータとは、例えば滴サイズごとの滴
噴射タイミング補正値である。
【0069】〈動作〉補正値ΔR1/D、ΔF2/D、
ΔR2/D、ΔDn,m/Dを決定する方法を説明する。
なお、以下の説明でもその都合上、順方向走査は左から
右、逆方向走査はその逆としておく。既に説明したよう
に、図8において、Dは単位移動距離、Ldは記録密
度、aとbは縦線を左端あるいは右端から順に数えたと
きの番号、Nは自然数で例えばここではN=1とする。
また、ΔR1、ΔF2、ΔR2は図4で説明した距離、
ΔDn,mは図5で説明した補正値である。(a)も
(b)も、第1のマーク群は各マーク即ち縦線の間隔が
Ldである。第2のマーク群は縦線の間隔がLd+Dで
ある。(a)は右からa番目の縦線が同一位置に並んで
いる。(b)は左からb番目の縦線が同一位置に並んで
いる。
【0070】ΔR1/Dの決定のために、ヘッド#1の
順方向補正値レジスタ10と、滴サイズ補正レジスタ1
6L,16M,16Sに0を格納し、リロードカウンタ
22には(Ld/D)×Nを格納する。まず、基準サイ
ズの滴で順方向に走査を行い、記録密度のN倍の所定間
隔で、ヘッド#1により複数本の縦線を記録する(図8
(a))。
【0071】次に、逆方向補正値レジスタ11、滴サイ
ズ補正レジスタ16L,16M,16Sに0を格納し、
リロードカウンタ22には(Ld/D)*N+1を格納
する。基準サイズの滴で逆方向に走査を行い(記録密度
の整数倍+D)の間隔で、ヘッド#1により複数本の縦
線を記録する。
【0072】ここで、最終的に補正により順方向走査の
縦線間隔と逆方向走査の縦線間隔とのずれがなくなった
ときに、逆方向走査での最右端に記録される縦線が、順
方向走査での最右端に記録される縦線の位置より右側に
位置するように調整をする。このために、予め逆方向走
査の記録開始位置X2を順方向走査の記録終了位置X1
より右側の位置に設定しておく。この逆方向走査の記録
開始位置X2と順方向走査の記録終了位置X1との距離
を基本パルス数で表した値をΔOFFSET1とする。
【0073】上記のようにして記録された複数の縦線
は、順方向走査の縦線間隔と逆方向走査の縦線間隔が相
違しているから、その中で、順方向走査での記録縦線と
逆方向走査での記録縦線で位置がほぼ一致するものを見
つける。その逆方向走査の縦線L1が、最右端から数え
てa番目であった場合、ΔR1/D=ΔOFFSET1−(a
−1)の演算によりΔR1/Dの値が決定できる。ま
た、ヘッド#2で上記と同様の操作を行うことで、ΔR
2/Dの値を決定できる。
【0074】次に、ΔF2/Dの決定のために、ヘッド
#1の順方向補正レジスタに0を、滴サイズ補正レジス
タ16L,16M,16Sに0を格納し、リロードカウ
ンタ22には(Ld/D)*N(Nは自然数)を格納す
る。基準サイズの滴で順方向に走査を行い記録密度の整
数倍の所定間隔で、ヘッド#1により複数本の縦線を記
録する(図8(b)上側)。
【0075】次にヘッド#2の順方向補正レジスタに0
を、滴サイズ補正レジスタ16L,16M,16Sに0
を格納し、リロードカウンタ22には(Ld/D)*N
+1を格納する。基準サイズの滴で順方向に走査を行い
(記録密度の整数倍+D)の間隔で、ヘッド#2により
複数本の縦線を記録する(図8(b)下側)。
【0076】ここで、(a)の場合と同様に、最終的に
補正によりずれがなくなったときに、ヘッド#2での最
左端に記録される縦線が、ヘッド#1での最左端に記録
される縦線の位置より左側に位置するように調整をす
る。このため、予めヘッド#2の記録開始位置をヘッド
#1の記録終了位置より左側の位置に設定しておく。こ
のヘッド#1の記録開始位置とヘッド#2の記録終了位
置との距離を基本パルス数で表した値をΔOFFSET2とす
る。
【0077】上記のようにして記録された複数の縦線の
中で、ヘッド#1での記録縦線とヘッド#2での記録縦
線で位置が一致するものを見つける。そのヘッド#2の
縦線の最左端からの数がbであった場合、ΔF2/D=
ΔOFFSET2−(b−1)の演算によりΔF2/Dの値が
決定できる。
【0078】滴サイズの補正値ΔDn,mを決定する場合
も上記ΔF2/Dの場合と同様に、基準サイズの滴で順
方向に走査を行い記録密度の整数倍の間隔で縦線を記録
する。その後、同じヘッドで記録開始位置をΔOFFSET3
だけずらして、基準サイズ以外の滴サイズで順方向に走
査を行い(記録密度の整数倍+D)の間隔で縦線の記録
を行う。記録された複数の縦線の中で、基準サイズでの
記録縦線と基準サイズ以外での記録縦線で位置が一致す
るものを見つける。その基準サイズ以外での縦線の最左
端からの数がcであった場合、ΔDn,m/D=ΔOFFSET3
−(c−1)の演算によりΔDn,m/Dの値が決定でき
る。全ての滴サイズについて、同様の操作を行うことで
全てのDn,mを決定することができる。
【0079】図9と図10に、上記補正方法に従った補
正用テストパターンの一例を示す。この例では、ヘッド
#1とヘッド#2の2つを使用した。各ヘッドとも3種
類の滴サイズを記録できるものとする。図9の(a)〜
(d)と、図10の(e)〜(g)の7種類のパターン
により、前述の各補正値をオペレータが決定することが
できる。なお、図中の各縦線の上に付けた数字は、図8
に示したa,bに相当する。それぞれ数値の若い方から
順に記録されていることを示す。丸印を付けたところ
は、上と下の縦線の位置が一致した部分である。
【0080】(a)はΔR1を決定するためのパターン
で、(b)はΔR2を、(c)はΔF2を、(d)はΔ
D2,1、(e)はΔD3,1、(f)はΔD2,2、(g)は
ΔD3,2をそれぞれ決定するパターンである。各パター
ンとも記録密度Ldは基本パルスの6パルス分であり、
N=1、ΔOFFSET1〜OFFSET3は全て4として印刷した場
合を示している。
【0081】ΔR1の決定は、(a)のパターンで順方
向走査の罫線と、逆方向走査の罫線の位置が一致するも
のが4である。これより、最右端の罫線からその位置ま
での罫線の本数aはa=4であり、ΔR1=ΔOFFSET1
−(a−1)=4−(4−1)=1となる。同様にΔR
2は、(b)のパターンで順方向走査の罫線と、逆方向
走査の罫線の位置が一致するものが5である。これよ
り、最右端の罫線からその位置までの罫線の本数aはa
=5であり、ΔR2=ΔOFFSET1−(a−1)=4−
(5−1)=0となる。
【0082】次にΔF2は、(c)のパターンでヘッド
#1の順方向走査の罫線と、ヘッド#2の順方向走査の
罫線の位置が一致するものが4である。これより、最左
端の罫線からその位置までの罫線の本数bはb=4であ
り、ΔF2=ΔOFFSET2−(b−1)=4−(4−1)
=1となる。
【0083】ΔD2,1は、(d)のパターンで滴サイズ
#1(基準滴)の順方向走査の罫線と、滴サイズ#2の
順方向走査の罫線の位置が一致するものが4である。こ
れより、最左端の罫線からその位置までの罫線の本数c
はc=4であり、ΔD2,1=ΔOFFSET3−(c−1)=4
−(4−1)=1となる。同様にΔD3,1、ΔD2,2、Δ
D3,2は、それぞれΔD3,1=4−(2−1)=3、ΔD
2,2=4−(3−1)=2、ΔD3,2=4−(2−1)=
3と決定される。上記決定した、ΔR1、ΔR2、ΔF
2、ΔDn,mよりCr1、Cf2、Cr2、Cdn,mを求
めることで位置合わせの補正が完了する。
【0084】オペレータによるパターンの位置番号選択
は、装置の操作パネルからのキー入力または、上位装置
から選択値を入力し、そのデータを記録装置側へ転送す
る方法をとることも可能である。
【0085】図9と図10の印刷パターンを記録装置に
1回印刷させ、その印刷結果より位置番号を順次選択し
て記録装置に入力することで、オペレータの補正作業は
終了する。ちなみに、補正が完了し位置合わせが正常に
行われた場合、図9と図10のパターンで位置番号5の
位置で全ての縦罫線が一致する。このため、容易に補正
結果の確認が可能である。
【0086】〈具体例2の効果〉上記説明したような補
正値の決定方法を行うことにより、十分に少ない試行回
数で補正値を決定することができる。更に、調整のため
に媒体へ記録するデータが少なくなることで、調整に使
用する記録媒体の使用量を減らすことができ、経済的か
つ省資源の効果が得られる。加えて、補正操作が単純化
できるため、補正に不慣れなユーザにおいても補正を容
易に行うことができる。また、装置の経年変化等で補正
が必要になった場合にも即時に補正を実施し、元の記録
品位を得るように保守が可能である。また、液体噴射記
録装置に上記のようなテストパターンを自動的に出力さ
せるようにすれば、オペレータは、それを見ながら装置
の調整をすることができる。この調整は、従って、装置
の出荷時のみならず、装置をフィールドで使用中に、随
時行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の主要部ブロック図である。
【図2】液体噴射記録装置の主要部斜視図である。
【図3】液体記録噴射装置の全体構成を示すブロック図
である。
【図4】各ヘッドの噴射滴の着弾位置補正方法説明図
で、(a)は、順方向走査時の滴の着弾位置のずれの概
念図、(b)は、逆方向走査時の滴の着弾位置のずれの
概念図である。
【図5】滴サイズ毎の噴射タイミング制御方法説明図で
ある。
【図6】上記の装置の動作タイミングチャート(その
1)である。
【図7】上記の装置の動作タイミングチャート(その
2)である。
【図8】補正値決定方法の説明図である。
【図9】上記補正方法に従った補正用テストパターンの
例説明図(その1)である。
【図10】上記補正方法に従った補正用テストパターン
の例説明図(その2)である。
【符号の説明】 1 CPU 9 開始位置レジスタ 10 順方向補正値レジスタ 11 逆方向補正値レジスタ 12 マグニチュードコンパレータ 13 セレクタ 15−1、15−2 パルスカウンタ 16L、16M、16S 滴サイズ補正レジスタ 19−1、19−2 滴サイズセレクタ 20A 駆動タイミング制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを搭載したキャリッジの走査
    の記録開始位置を定めるデータを保持する開始位置レジ
    スタと、 前記記録開始位置を補正するためのデータを保持する順
    方向補正値レジスタ及び逆方向補正値レジスタと、 順方向走査の際には順方向補正値レジスタの出力と前記
    開始位置レジスタの出力とを加算した結果を受け入れ、
    逆方向走査の際には逆方向補正値レジスタの出力と前記
    開始位置レジスタの出力とを加算した結果を受け入れ
    て、前記記録ヘッドの実際の位置とを比較し、両者が一
    致したとき記録を開始させるコンパレータと、 多階調画像印刷時に前記記録ヘッドから噴射される噴射
    滴のサイズに応じた滴着弾位置の補正値を格納する滴サ
    イズ補正レジスタと、 この滴サイズ補正レジスタの出力により前記コンパレー
    タの出力を補正して噴射タイミングパルスを生成するパ
    ルスカウンタとを備えたことを特徴とする液体噴射記録
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液体噴射記録装置にお
    いて、 パルスカウンタは記録ヘッドを構成するノズル数分用意
    され、各パルスカウンタが前記全てのノズルの噴射タイ
    ミングを独立に制御することを特徴とする液体噴射記録
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液体噴射記録装置にお
    いて、 滴サイズ補正レジスタは、1ヘッドで噴射する滴サイズ
    の種類だけ用意され、それぞれ噴射滴のサイズに応じた
    滴着弾位置の補正値を格納することを特徴とする液体噴
    射記録装置。
  4. 【請求項4】 所定条件下で、記録用紙上に第1のピッ
    チで等間隔に第1のマーク群を記録し、 前記所定条件とは異なる条件下で、前記第1のピッチと
    は異なる第2のピッチで第2のマーク群を記録し、 前記第1のマーク群に含まれたいずれかのマークと前記
    第2のマーク群に含まれたいずれかのマークとが記録用
    紙上で同一位置に並ぶように前記第2のマーク群の記録
    開始位置を選定するとともに、 実際に前記第1のマーク群と第2のマーク群を記録した
    ときに、記録用紙上で同一位置に並んだマークが、計算
    上同一位置に並ぶべきマークと異なるとき、実際に同一
    位置に並んだマークと計算上同一位置に並ぶべきマーク
    との位置関係から、条件に応じた着弾位置補正のための
    パラメータを決定することを特徴とする液体噴射記録装
    置の調整方法。
  5. 【請求項5】 所定条件下で、記録用紙上に第1のピッ
    チで等間隔に第1のマーク群を記録し、 前記所定条件とは異なる条件下で、前記第1のピッチと
    は異なる第2のピッチで第2のマーク群を記録し、 前記第1のマーク群に含まれたいずれかのマークと前記
    第2のマーク群に含まれたいずれかのマークとが記録用
    紙上で同一位置に並ぶように前記第2のマーク群の記録
    開始位置を選定した、 着弾位置補正用のテストパターンを出力することを特徴
    とする液体噴射記録装置の調整方法。
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