JP2017208291A - 金属空気電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電解液の揮発を抑制し、安定した放電及び充電を行うことができるようにした金属空気電池を提供する。【解決手段】 正極2、電解液3a、固体電解質4及び負極5を備えた金属空気電池1であって、前記電解液3aが水溶液系電解液に有機溶媒を配合して成る難揮発性水溶液系電解液であり、該難揮発性水溶液系電解液が60質量%〜80質量%で前記有機溶媒を含むこととした。【選択図】 図1

Description

本発明は、金属空気電池に関する。
金属空気電池は、負極活物質として、例えば金属Li(リチウム)、正極活物質として大気中の酸素を使用するものである。金属空気電池は、エネルギー密度が高く、とりわけリチウム空気電池は、本格的な電気自動車(EV)の普及に必要とされる700Wh/kgのエネルギー密度を得られる電池として期待されている。このエネルギー密度は、現在車載が始まっているリチウムイオン電池を7倍上回るものである。
リチウム空気電池は、負極活物質に金属リチウム又は金属リチウムを主成分とする合金若しくは化合物を使用している。リチウム空気電池は、エネルギー密度を高くできるため盛んに研究されている。
ここで、リチウム空気電池は、電解液の種類により、水溶液系と非水溶液系(非水系)の2つに大別される。一般的に、水溶液系のリチウム空気電池は、触媒が担持された集電体からなる正極、水溶液系電解液、隔離層(固体電解質)、負極からなる構造を備える。
ここで、水溶液系リチウム空気電池では、水溶液系電解液の水分が揮発し、減少すると、水溶液系電解液としての機能が阻害され、安定した放電及び充電を行うことが困難となるおそれがある。
その対策として、従来、特許文献1に開示されるように、水溶液系電解液の揮発防止方法として、空気亜鉛電池のアルカリ金属水酸化物水溶液(電解液)に、ポリメタクリル酸2−ヒドロキシエチル、ポリメタクリル酸−エチレングリコール共重合体、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド及びポリエチレンオキサイド誘導体−3官能性アクリレートから選ばれたビニル化合物の1種又は2種以上と必要により架橋剤とを混合して重合し、重合の前又は後に亜鉛粉を加えることにより製造したゲル体を使用することで電解液の揮発を長期にわたって防止し、放電特性を維持することができるという技術がある。
しかしながら、この技術をリチウム空気電池に応用した場合、長期間の放電に伴うゲル体内の電解液の塩基性が強くなることによりゲル体が劣化し、揮発を防止できなくなるという問題があった。
また、特許文献2に開示されるように、水溶液系電解液の揮発防止方法として、揮発する水溶液系電解液に水分を補給する水タンクや、揮発を抑制するための加湿器を設けることで水溶液系電解液の水分の揮発に効率よく対処できる金属空気電池システムとする技術がある。
しかしながら、この技術を用いると水溶液系電解液の揮発は防止できるものの、水タンクや加湿器の導入による重量が増加するため高いエネルギー密度を確保することが困難であるという課題があった。
さらに、特許文献3に記載されるように、水溶液系電解液の揮発防止方法として、一般的なアルカリ性や弱酸性の水溶液系電解液よりも沸点が高い強酸性の水溶液系電解液を使用し、水溶液系電解液の揮発を抑制する技術がある。
しかしながら、この技術を用いれば水溶液系電解液が酸性となるため放電は有利になるものの、充電が不利になり、二次電池として使用する上で問題があった。
また、水溶液系リチウム空気電池では、負極の金属リチウムを隔離層である固体電解質で保護する必要がある。特許文献3の技術では、固体電解質は強酸で劣化するという問題があった。
特開2002−343450号公報 特開2012−204300号公報 特開2013−012385号公報
前記事情に対して、本発明は、電解液の揮発を抑制し、安定した放電及び充電を行うことができるようにした金属空気電池を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る金属空気電池は、正極、電解液、固体電解質及び負極を備えた金属空気電池であって、前記電解液が水溶液系電解液に有機溶媒を配合して成る難揮発性水溶液系電解液であり、該難揮発性水溶液系電解液が60質量%〜80質量%で前記有機溶媒を含む。
本発明に係る金属空気電池は、その実施の形態で、前記有機溶媒が、25℃で、水の蒸気圧より低い3000Pa未満の蒸気圧を持つものが良く、好ましくは、500Pa未満のものが望ましい。
本発明に係る金属空気電池は、前記有機溶媒が、吸湿性であることが好適である。
本発明に係る金属空気電池は、他の実施の形態で、前記有機溶媒が、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)及びそれらの二種以上の混合溶媒から成る群から選ばれたものである。
本発明に係る金属空気電池は、他の実施の形態で、前記負極に用いられる負極活物質として金属リチウム又は金属リチウムを主成分とする合金若しくは化合物を使用したものである。
本発明に係る金属空気電池は、他の実施の形態で、負極集電体と、負極活物質で構成する負極層と、緩衝層と、固体電解質との積層体(ラミネート材)を上側外装体及び下側外装体により挟持して成る負極複合体を備え、前記上側外装体を構成する層のうち、前記難揮発性水溶液系電解液と接触する層をポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂で構成している。
本発明に係る金属空気電池は、他の実施の形態で、前記上側外装体を構成する層のうち、前記固体電解質と接合する層をポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂で構成している。
本発明に係る金属空気電池は、他の実施の形態で、前記上側外装体を構成する積層体の芯層を金属箔で構成している。
本発明に係る金属空気電池は、他の実施の形態で、前記上側外装体及び前記下側外装体の相対する層をポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂で構成している。
本発明によれば、電解液の揮発を抑制し、安定した放電及び充電を行うことができるようにした金属空気電池が提供される。
本発明が適用される金属空気電池の基本的概念を説明する模式的断面図である。 (a)は、従来の水溶液系電解液の作用機序を説明する概念図、(b)は、本発明に係る難揮発性水溶液系電解液の作用機序を説明する概念図である。 本発明に採用することのできる金属空気電池の負極複合体について、一実施の形態を説明する断面図である。 本発明に採用することのできる金属空気電池の負極複合体について、他の実施の形態を説明する断面図である。 本発明に係る金属空気電池の一実施の形態を説明する断面図である。 本発明で採用する電解液と、従来の電解液について、揮発性試験を行った結果を示すグラフである。 本発明によるリチウム空気電池と、従来のリチウム空気電池の充電・放電に関する性能を比較して示すグラフである。
以下に、本発明に係る金属空気電池の実施の形態を、添付図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明が適用される金属空気電池を模式的に示す。ここでは、水溶液系リチウム空気電池1を模式的に示している。
図示のように、水溶液系リチウム空気電池1は、触媒が担持された集電体からなる正極(空気極)2、水溶液系電解液3、固体電解質(隔離層)4、負極5を備える。緩衝層(保護層)6は、セパレータとも称され、固体電解質4と、負極とが直接接触しないようにするための層である。なお、負荷7を模式的に示している。
この水溶液系リチウム空気電池1は、負極5と、正極2で各々以下の反応が起こるように構成している。
負極: Li→Li+e
正極: O+4e+2HO→4OH
4Li+O+6HO⇔4LiOH・H
水溶液系リチウム空気電池1の電解液は水に塩化リチウム等の塩を溶解させた水溶液が用いられており、常温でも少しずつ揮発する。すなわち、ここで、図2(a)に示すように、水溶液系電解液は、対策を講じないと、負極複合体5と、正極2との間の水溶液系電解液3が、正極2を通り抜けて揮発8して行ってしまうこととなる。このため、水溶液系リチウム空気電池1を長期間使用すると徐々に放電電圧が低下し、充電電圧が上昇する等、放電及び充電性能が低下してしまうことがあった。
これに対して、本発明では、図2(b)に示すように、対策を講じることにより、電解液3aが、正極2を通り抜けて揮発することが抑制9される。
具体的には、水溶液系電解液に、水溶性で吸湿性があり蒸気圧の低い有機溶媒を混合した難揮発性水溶液系電解液3aを電解液として使用することとしている。
このような難揮発性水溶液系電解液3aを調製するために、水溶液系リチウム空気電池で使用される水溶液系電解液としては、塩化リチウム水溶液が最も一般的である。もっとも、水溶液系電解液として、電気伝導性を有していればよく、要するに水にリチウム塩を溶解させた水溶液系電解質が好ましい。水に溶解させるリチウム塩としては、LiCl(塩化リチウム)の他、LiOH(水酸化リチウム)、LiNO(硝酸リチウム)、CHCOOLi(酢酸リチウム)を挙げることができる。これらの塩の水溶液を二種以上を混合した水溶液でもよく、特に限定されない。
また、電解液を使用する空気電池であればリチウム空気電池に限らず本発明を適用できると理解されるべきであり、亜鉛空気電池やマグネシウム空気電池等について、適合する金属空気電池用の水溶液系電解液を適宜使用して、難揮発性水溶液系電解液3aの調製のために採用することができる。
本発明では、水溶液性電解液に配合する有機溶媒については、水溶性で吸湿性があり、蒸気圧が低い有機溶媒であればいずれを用いてもよく、特定の有機溶媒を用いたものに限定されない。有機溶媒の蒸気圧としては、25℃で、水の蒸気圧より低い3000Pa程度より小さく、より好ましくは、500Paより小さいものが望ましい。例えば、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)等を挙げることができる。これらの二種以上を用いることもできる。
有機溶媒の配合割合としては、調製される難揮発性水溶液系電解液の全量のうち60〜80質量%の範囲が好適である。この範囲であれば、水分の揮発を抑制でき、電解液としての機能を全うすることができる。
本発明に係る金属空気電池は、負極複合体と、導電性材料を含有する正極層を備えた空気極とを対向させ、負極複合体と正極層との間に難揮発性水溶液系電解液を充填し、負極複合体の固体電解質(隔離層)及び前記空気極の空気極層が、難揮発性水溶液系電解液に接するようにした構造として構成することができる。
以下、本発明に係る金属空気電池について採用することができる負極複合体の実施の形態について、図3、図4を参照しながら水溶液系リチウム空気電池を例に取って説明する。
図3に、本発明で採用することのできる金属空気電池の負極複合体の一実施の形態を示す。図3に示す実施の形態は、作製される負極複合体の一方の面のみに固体電解質を備える形態である。以下において、「金属空気電池の負極複合体」を単に「負極複合体」とも指称する。図3は、本実施の形態に係る負極複合体31を断面で示したものである。一般的な形態として、負極複合体31は、従来公知のものと同様、紙面に垂直な方向に平板状に延長するように構成する。
なお、以下の説明において、図中上方向に位置する要素を「上側」等のように表現している。しかし、これはあくまで説明上の便宜的なものであり、金属空気電池の配置される状態によって、上側として説明したものが下側となることもある。また、上下関係ではなく、左右関係に位置することもある。
本実施の形態で、負極複合体31は、負極集電体32と、負極活物質で構成する負極層(金属リチウム負極)33と、緩衝層34と、固体電解質(隔離層)35とを積層して備えるものである。負極複合体31は、固体電解質35の上面に後述する上側外装体36の開口部が位置する構成となっている。
負極集電体32は、線状又は板状を有している。負極集電体32の材料は、金属(リチウム)空気電池の動作範囲で安定して存在でき、所望する導電性を有していればよく、例えば、銅、ニッケル等を挙げることができる。
負極層33の負極活物質は、金属イオンを吸蔵放出可能な材料であれば特に限定されない。本実施の形態では、リチウムイオンを放出可能な金属リチウムである。
リチウムの他、負極活物質としては、例えば、ナトリウムや、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、リチウム等の金属を用いることができる。この中でも開放電圧が高く、実用的な観点からリチウムが好ましい。
さらに、負極活物質は、金属リチウムに限定されず、リチウムを主成分とする合金又は化合物であってもよい。リチウムを主成分とする合金は、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン、ビスマス、銀、金、亜鉛等を含むことができる。
固体電解質35は、負極複合体31が難揮発性水溶液系電解液と接する面に位置しており、負極層33を水分から保護するためのものである。
固体電解質35の材料は、耐水性及び金属イオン伝導性を有するものであれば特に限定されないが、例えば、ガラスセラミックスのような不燃性の固体電解質を用いることができる。
負極活物質として金属リチウムを用いる場合、固体電解質35のリチウムイオン伝導率は、10−5S/cm以上であることが望ましい。このような固体電解質35の材料としては、例えば、リチウムイオン伝導性に優れ不燃性であるガラスセラミック等を用いることができる。また特に、電解液に水溶液系の電解液を用いた場合には、耐水性の高いLTAP系ガラスセラミック電解質を用いることができる。LTAPとはNASICON型の結晶構造をもつLi、Ti、Al、P、Si、O等からなる酸化物である。
緩衝層34は、負極層33と固体電解質35との接触を防ぐためのものである。負極層33と固体電解質35とが接触すると、負極層33のリチウム等の負極活物質と固体電解質35のガラスセラミックスとが反応して、固体電解質35が劣化する場合がある。このことから、緩衝層34は、負極層33と固体電解質35との接触を防ぐためのものである。
緩衝層34は、金属イオン伝導性のポリマー電解質又は有機電解質である。例えば、有機電解液をセパレータ(多孔質のポリエチレンやポリプロピレン、セルロース等のシート)に浸み込ませたものを使用してもよい。負極活物質として金属リチウムを用いる場合、緩衝層34のリチウムイオン伝導率(リチウムイオン導電率とも表記する。)は、10−5S/cm以上であることが望ましい。使用される有機電解液は、例えば、炭酸エステル系有機電解液である炭酸エチレンに、炭酸ジエチルや炭酸ジメチルを混合し、さらにリチウム塩を添加したものがある。前記以外の有機電解液では、エチレングリコールジメチルエーテルやテトラエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系電解液を使用してもよい。
その他、緩衝層34は、リチウム塩をポリマーに分散させた固体電解質であってもよいし、リチウム塩を溶解した有機電解液をポリマーに膨潤させたゲル電解質であってもよい。リチウム塩は、LiPF、LiClO、LiBF、LiTFSI(LiN(SOCF)、LiFSI(LiN(SOF))、LiBOB(ビスオキサラトホウ酸リチウム)等を挙げることができる。
ポリマーとしては、PEO(ポリエチレンオキシド)、PPO(ポリプロピレンオキシド)等を挙げることができる。ゲル電解質のホストとなるポリマーは、PEO(ポリエチレンオキシド)、PVA(ポリビニルアルコール)、PAN(ポリアクリロニトリル)、PVP(ポリビニルピロリドン)、PEO−PMA(ポリエチレンオキシド修飾ポリメタクリレートの架橋体)、PVdF(ポリフッ化ビリニデン)、PVA(ポリビニルアルコール)、PAA(ポリアクリル酸)、PVdF−HFP(ポリフッ化ビリニデンとヘキサフロオロプロピレンとの共重合体)等を挙げることができる。
図3に示すように、本実施の形態に係る負極複合体31は、負極層33と、緩衝層34と、固体電解質35との積層体を上側外装体36及び下側外装体37で挟持した形態となっている。
上側外装体36は、ガスバリア性のある金属層36aと、上側樹脂層36bと、下側樹脂層36cから構成されるラミネートフィルム(ラミネート材)を用いて構成されている。
ラミネートフィルムの金属層36aは、例えば、ステンレス、アルミニウム等で構成した金属箔である。
ラミネートフィルムの樹脂層36b、36cとしては、熱耐久性及び強度が高い樹脂が好ましく、特に難揮発性水溶液系電解液に含まれる有機溶媒に対して耐久性を備えるものが好適である。特に好適には、ポリオレフィン系樹脂である。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン(PE樹脂)、ポリプロピレン(PP樹脂)等を挙げることができる。
図3の実施の形態では、樹脂層36b、36cとして、PP樹脂を用いている。
上側外装体36は、その端部で図3に示すように接合部38で固体電解質35に接合される。接合部38は、接着剤、熱溶着フィルム等当業者に公知の手段によって構成することができる。
なお、上側外装体36は、樹脂層36cもポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂を使用することで、融点が低く、熱加工が容易でヒートシール(熱溶着)に適している。
図3の実施の形態では、下側外装体37も金属層37a、樹脂層37b、7cのラミネートフィルムを用いて構成している。
上側外装体36も、下側外装体37もこのように芯材に金属箔を採用しており、ガスバリア性を有する。
負極複合体31は、固体電解質35と負極層(金属Li)33が対向するように、上側外装材36、緩衝層(リチウムイオン電池用セパレ−タ)34、負極集電体(銅箔)32に負極層(金属リチウム)33が接合されたものと、下側外装材37とを、この順で重ね、端部をヒートシーラーにより熱溶着接合することによって作製することができる。
図3の実施の形態に係る負極複合体31であれば、固体電解質35を接合している上側外装材(金属箔ラミネート材)36は、上下両面ともPP樹脂のラミネート材となる。したがって、従来の片面のみPP樹脂フィルムの金属箔ラミネート材(PP樹脂/Al箔/PET樹脂の3層ラミネート材等)と異なっている。従来の金属箔ラミネート材は、片面がPET樹脂等であり、有機溶媒を混ぜた難揮発性水溶液系電解液に耐性がなかった。本実施の形態に係る負極複合体31は、このようなことに起因する金属箔ラミネート材の破損のおそれがない。
また、上側外装材36は、両面がPP樹脂のラミネート材であり、下側外装材37も同様のラミネート材であるため、負極複合体31の作製にあたって、ヒートシール性を有するPP樹脂同士を接合すればよく、工程上の負担が少ない。すなわち、上側外装材36と、下側外装材37との相対する層をPP樹脂で構成しているので、熱溶着により容易に接合できる。
なお、上側外装材(金属箔ラミネート材)36は、上下両面ともPP樹脂のラミネート材を用いている。しかし、上下両面のPP樹脂は、3層ではなく、それぞれAl箔に向けた内層に、別の一以上の樹脂層を積層して、3層以上とすることもできる。このことは、下側外装材37でも同様である。
図3について説明した実施の形態は、負極複合体31の一方の面にのみ固体電解質35を設けている。図4は、負極複合体31の両面に固体電解質35、35を設けた形態を示している。
図4の実施の形態では、負極集電体32と、負極活物質で構成する負極層(金属リチウム負極)33と、緩衝層34と、固体電解質(隔離層)35とを積層して備え、固体電解質35の上面に後述する上側外装体36の開口部が位置する構成となっている特徴において、図3の実施の形態と異なるものではない。また、採用する部材も同様のものである。しかし、図3の実施の形態で採用した下側外装体37に代替し、負極集電体32を挟んで、負極活物質で構成する負極層(金属リチウム負極)33と、緩衝層34と、固体電解質(隔離層)35とを積層して略線対称に同様の構成を設けている。
図4の実施の形態では、上側外装材36、36を、共に両面PP樹脂の金属箔ラミネート材としている。これによって、図3の実施の形態と同様に、金属箔ラミネート材の破損のおそれがない。
加えて、図4の構造にした場合、1つの空気極の一面を1つの負極複合体31の一面に正対させて容器に封入する構造よりも体積を小さくすることができる。
前記図3、図4について説明した実施の形態を含めて、本発明に係る金属空気電池は、負極複合体の難揮発性電解液と接触する側をPP樹脂で構成しているので、PET樹脂を用いた従来例と異なり、難揮発性水溶液性電解液を用いても損傷するおそれがない。なお、PP樹脂は、同等以上の特性を備える他のポリオレフィン系樹脂とすることもできる。
図5に、本発明に係る金属空気電池の一実施の形態を示す。本実施の形態も水溶液系リチウム空気電池として説明する。
本実施の形態に係る水溶液系リチウム空気電池は、負極複合体71と、導電性材料を含有する正極層72を備えた正極構造体(正極部)73とを対向させ、負極複合体71と正極層72との間に難揮発性水溶液系電解液74を充填し、負極複合体71の固体電解質(隔離層)75及び正極構造体73の正極層72が、難揮発性水溶液系電解液74に接するようにした構造として構成している。
負極複合体71の層構成は、図3について説明した負極複合体31の層構成と同様である。しかし、図5に示すように、負極複合体71は、断面凹状に構成している。
負極層76、緩衝層77、固体電解質75、負極集電体78及び上側外装体79の素材及びそれらの機能は、各々対応する負極層33、緩衝層34、固体電解質35、負極集電体32及び上側外装体36と同様であり、図3についての説明がそのまま適合する。
ただし、下側外装体80は、金属層80aと、上側樹脂層80bとは、下側外装体37と同様とし、下側樹脂層80cをPET樹脂で構成している。このようなPP樹脂/Al箔/PET樹脂の積層体がむしろ一般的だからである。なお、PET樹脂は、PET樹脂以外の樹脂、例えばナイロン樹脂等他の同等の性能を有する樹脂に置き換えることができると共に、PET樹脂、ナイロン樹脂等を用いた3層構造以上のラミネート材を用いることとしてもよい。なお、PP樹脂の層(上側樹脂層80b)も、先に下側外装体37について述べたと同様、3層以上を積層した樹脂層として構成することができる。
負極複合体71は、正極部と合体することによって、金属空気電池を構成することができる。
正極部は、正極構造体73として構成している。このような正極構造体73は、導電性とガス拡散性を有する材料に、白金、金等の貴金属の微粒子を導電性のあるカーボンブラックに担持させた材料又はMnO等の触媒活性を示す材料とカーボンブラックを混合して構成される正極層72と、正極層72に電気的に接続される正極集電体81と、正極外装体82とを少なくとも備えるように構成することができる。
正極層72は薄板形状を有する。正極層72は、正極外装体82を備える。正極層72の一方の面は、負極複合体71の一方の面(すなわち、固体電解質75の面)に対向する。正極層72の他方の面は、正極外装体82に対向している。
正極外装体82は、内側からPP樹脂82c、アルミニウム箔82a、PET樹脂82bの順に積層した層構造となっている。図5に示すように、正極外装体82は、正極層72を挟み、負極複合体71の上側外装体79に溶着されている。なお、上側外装体79は、両面の最外層をPP樹脂としているので正極外装体82のPP樹脂82cと熱溶着により接合することができる。
なおまた、正極外装体82も、前述した下側外装体80と同様に、PP樹脂82c及びPET樹脂82bのそれぞれを機能を損ねない限り3層以上の樹脂層を積層した構造とすることができる。
負極複合体71と、正極構造体73とによって形成される電解液室83は、難揮発性水溶液系電解液74によって充填される。なお、図5で難揮発性水溶液系電解液74は、長円で示している。しかし、難揮発性水溶液系電解液74が、液体である場合、当業者が理解するように、電解液室83の内部形態に適合してこれを充填する。
さらに、正極外装体82には、空気孔84が設けられている。空気孔84は、透湿防水シート(PTFE樹脂又はPP樹脂系)で閉塞されている。これによって、電解液室83の水密状態を保ちつつ、放電に必要な空気を取り込めるようになっており、安定した放電を行うことができる
正極集電体81は、金属空気電池の動作範囲で安定して存在でき、所望する導電性を有していればよい。正極集電体の材料としては、例えば、ステンレス鋼、ニッケル、アルミニウム、金、及び白金等の金属材料、カーボンクロス及びカーボン不織布等の炭素繊維材料を用いることができる。
[実施例1]
本発明に係る金属空気電池に採用する難揮発性水溶液系電解液の揮発試験を行った。その内容を以下に示す。
1.難揮発性水溶液系電解液の調製
2M(mol/L)の塩化リチウム水溶液を調製した。この2Mの塩化リチウム水溶液1mLにN−メチルピロリドン(NMP)を9mL加えて電解液1とした。また、同様に2Mの塩化リチウム水溶液2mLにN−メチルピロリドン(NMP)を8mL加えて電解液2、2Mの塩化リチウム水溶液3mLにN−メチルピロリドン(NMP)を7mL加えて電解液3、2Mの塩化リチウム水溶液4mLにN−メチルピロリドン(NMP)を6mL加えて電解液4、2Mの塩化リチウム水溶液5mLにN−メチルピロリドン(NMP)を5mL加えて電解液5とした。さらに2Mの塩化リチウム水溶液1mLにジメチルスルホキシド(DMSO)を9mL加えて電解液6、2Mの塩化リチウム水溶液2mLにジメチルスルホキシド(DMSO)を8mL加えて電解液7、2Mの塩化リチウム水溶液3mLにジメチルスルホキシド(DMSO)を7mL加えて電解液8、2Mの塩化リチウム水溶液4mLにジメチルスルホキシド(DMSO)を6mL加えて電解液9、2Mの塩化リチウム水溶液5mLにジメチルスルホキシド(DMSO)を5mL加えて電解液10とした。実施例1の実験条件を表1に示す。
2.難揮発性水溶液系電解液の揮発試験
「1.難揮発性水溶液系電解液の調製」で調整した電解液1〜10をすべてサンプル瓶に入れ、秤量した。ふたをせずに常温、常圧下に放置し、1日経過する毎に再度秤量した。これを10日間実施し、10日間の重量変化から揮発量を評価した結果を図6(電解液1〜10)及び表1に示す。
[比較例1]
比較例として従来の水溶液系電解液で行った揮発試験について記述する。
1.電解液の調製
2M(mol/L)の塩化リチウム水溶液を10mL調製し、電解液とした。
2.電解液の揮発試験
「1.電解液の調製」で調整した電解液をすべてサンプル瓶に入れ、秤量した。ふたをせずに常温、常圧下に放置し、1日経過する毎に再度秤量した。これを10日間実施し、10日間の重量変化から揮発量を評価した結果を図6(比較例1)及び表1に示した。その結果、比較例1では10日後に20%以上の重量減少が起こったのに対し、実施例1の電解液はすべて、比較例1よりも重量減少が抑制されたことを確認した。特に電解液2では重量変化がほとんどなく電解液の揮発抑制に優れていた。
表1[実施例1・比較例1の電解液の揮発試験結果]
Figure 2017208291
[実施例2]
1.正極の作製
正極を、以下の手順で作製した。
(1)正極触媒としてMnO20.8gと、導電助剤としてケッチェンブラック(比表面積800m2/g)0.1gと、バインダー(結着剤)としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)0.1gを計り取り、乳鉢に移し、エタノールを5ml加えて混練した。
(2)(1)の混練物を2×6cmサイズのカーボンクロス二枚で挟み、ロールプレス機(宝泉株式会社製超小型卓上熱ロールプレス機)で厚さ1mmに圧延、圧着した。2×6cmサイズのカーボンクロス端部の2×2cm部分に圧着された部分以外は除去した。その後、空気中で24時間自然乾燥させて、正極を作製した。
2.負極複合体の作製
アルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、PP樹脂/Al箔/PP樹脂の両面PP樹脂のラミネートフィルムの中心部分を2×2cm角に打ち抜いた外装材、酸変性ポリプロピレンフィルム打ち抜き品(外周部3×3cm、内周2×2cm)、2.5×2.5cm角の固体電解質(LTAP)、酸変性ポリプロピレンフィルム打ち抜き品(外周部3×3cm、内周2×2cm)の順に重ねて、ヒートシーラーで熱溶着接合し、負極複合体の上側外装材とした。
固体電解質と金属Liが対向するように、上側外装材、リチウムイオン電池用セパレ−タ、銅箔(集電体)に金属Li(サイズ1.45×1.4cm、厚さ200μm)が接合されたものと下側外装材の金属箔ラミネートフィルムの順で重ね、端部3辺をヒートシーラーにより熱溶着接合した。接合していない端部より、非水系電解液(1MLiPF6/EC:EMC=1:1)を負極複合体内に1ml注入した。最後に残りの1辺の端部をヒートシーラーで接合させて密閉し、形態として図3について説明したと同様の負極複合体を作製した。
なお、固体電解質にはLTAP(株式会社オハラ製LICGC)を用いた。
3.空気電池セルの作製
図5の正極外装体82について説明したと同様に、PP樹脂(内面)/Al箔/PET樹脂の金属箔ラミネート材(正極外装体)の空気孔用の直径約1mmの穴を設け、PP樹脂系の透湿防水シートをラミネート材のPP樹脂(内面)側に熱溶着接合して、空気孔を設けた。前記で作製した図3と同様の負極複合体上に正極を配置して、正極外装体を被せて、3辺を熱溶着接合した。
2M(mol/L)の塩化リチウム水溶液3mLとN−メチルピロリドン(NMP)7mLを混合してNMP70%の電解液を調整し、接合していない1辺から、電解液を2mL注入し、残りの1辺を接合して空気電池セルとした。
4.放電及び充電試験
実施例の理論容量84mAh相当セルにおいて、理論容量に対して0.05C相当の電流密度4mA/cm2で7時間の放電及び充電を行った際の電圧の推移を25℃の温度にて北斗電工社製HJ1001SD8で測定した結果を図7(実施例2:本発明の構造)に示した。
[比較例2]
比較例として従来の水溶液系電解液で行った放電試験について記述する。
1. 正極の作製
実施例2と同一方法で作製した。
2.負極複合体の作製
実施例2と同一方法で作製したが、負極複合体の上側外装材の材質は、PET樹脂/Al箔/PP樹脂を使用した。
3.空気電池の作製
図5示すように、PP樹脂(内面)/Al箔/PET樹脂の金属箔ラミネート材の空気孔用の直径約1mmの穴を設け、PP樹脂系の透湿防水シートをラミネート材のPP樹脂(内面)側に熱溶着接合して、空気孔を設けて空気電池外装材とした。前記で作製した図3について説明したと同様の負極複合体上に正極層を配置して、正極外装体を載せて、3辺を熱溶着接合した。2M(mol/L)の塩化リチウム水溶液2mLを注入し、残りの1辺を接合して空気電池セルとした。
4.放電及び充電試験
実施例2と同一方法で実施し、結果を図7(比較例2:従来の構造)に示した。その結果、放電において、比較例2では放電時間に伴い放電電圧が減少しているのに対し、実施例2では放電時間の増加に伴う放電電圧の減少は少なく、比較的に安定していた。また、充電においても同様に、比較例2は充電時間に伴い充電電圧が増加しているのに対し、実施例2では充電時間の増加に伴う充電電圧の増加は少なく、充電電圧は安定していた。
1 水溶液系リチウム空気電池
2 正極
3 水溶液系電解液
4 固体電解質
5 負極
6 緩衝層(保護層)
7 負荷
31、71 負極複合体
32、78 負極集電体
33、76 負極層
34、77 緩衝層
35、75 固体電解質
36、79 上側外装体
37、80 下側外装体
38 接合部
36a、37a、80a 金属層
36b、36c、37b、37c、80b、80c 樹脂層
72 正極層
73 正極構造体
74 難揮発性水溶液系電解液
81 正極集電体
82 正極外装体
83 電解液室
84 空気孔

Claims (9)

  1. 正極、電解液、固体電解質及び負極を備えた金属空気電池であって、前記電解液が水溶液系電解液に有機溶媒を配合して成る難揮発性水溶液系電解液であり、該難揮発性水溶液系電解液が60質量%〜80質量%で前記有機溶媒を含む、金属空気電池。
  2. 前記有機溶媒が、25℃で、3000Pa未満の蒸気圧を持つことを特徴とする請求項1に記載の金属空気電池。
  3. 前記有機溶媒が吸湿性であることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属空気電池。
  4. 前記有機溶媒が、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)及びそれらの二種以上の混合溶媒から成る群から選ばれたものであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の金属空気電池。
  5. 前記負極に用いられる負極活物質として金属リチウム又は金属リチウムを主成分とする合金若しくは化合物を使用したものであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の金属空気電池。
  6. 負極集電体と、負極活物質で構成する負極層と、緩衝層と、固体電解質との積層体を上側外装体及び下側外装体により挟持して成る負極複合体を備え、前記上側外装体を構成する層のうち、前記難揮発性水溶液系電解液と接触するする層をポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂で構成したことを特徴とする金属空気電池。
  7. 前記上側外装体を構成する層のうち、前記固体電解質と接合する層をポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂で構成したことを特徴とする金属空気電池。
  8. 前記上側外装体を構成する積層体の芯層を金属箔で構成して成ることを特徴とする請求項6又は7に記載の金属空気電池。
  9. 前記上側外装体及び前記下側外装体の相対する層をポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂で構成して成ることを特徴とする請求項6〜8の何れか一に記載の金属空気電池。
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