JP2014093227A - 空気電池用空気極、及び当該空気極を備える空気電池 - Google Patents

空気電池用空気極、及び当該空気極を備える空気電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2014093227A
JP2014093227A JP2012243823A JP2012243823A JP2014093227A JP 2014093227 A JP2014093227 A JP 2014093227A JP 2012243823 A JP2012243823 A JP 2012243823A JP 2012243823 A JP2012243823 A JP 2012243823A JP 2014093227 A JP2014093227 A JP 2014093227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air electrode
mass
battery
fluoride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012243823A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hirose
寛 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012243823A priority Critical patent/JP2014093227A/ja
Priority to CN201310533109.7A priority patent/CN103811769A/zh
Priority to US14/069,828 priority patent/US20140127595A1/en
Publication of JP2014093227A publication Critical patent/JP2014093227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M12/00Hybrid cells; Manufacture thereof
    • H01M12/08Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of a fuel-cell type and a half-cell of the secondary-cell type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/8605Porous electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/8663Selection of inactive substances as ingredients for catalytic active masses, e.g. binders, fillers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/38Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of elements or alloys
    • H01M4/381Alkaline or alkaline earth metals elements
    • H01M4/382Lithium
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Hybrid Cells (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)

Abstract

【課題】空気電池に使用されることにより従来の空気電池よりも電流密度を高くできる空気極、及び当該空気極を備える空気電池を提供する。
【解決手段】空気電池に使用される空気極であって、前記空気極は、少なくとも導電性材料、及び無機フッ化物を含有し、前記導電性材料及び前記無機フッ化物の総含有量を100質量%としたとき、前記無機フッ化物の含有割合が11〜22質量%であることを特徴とする、空気電池用空気極。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気電池に使用されることにより従来の空気電池よりも電流密度を高くできる空気極、及び当該空気極を備える空気電池に関する。
空気電池は、金属単体又は金属化合物を負極活物質に、酸素を正極活物質に利用した、充放電可能な電池である。正極活物質である酸素は空気から得られるため、電池内に正極活物質を封入する必要がないことから、理論上、空気電池は、固体の正極活物質を用いる二次電池よりも大きな容量を実現できる。
空気電池の一種であるリチウム空気電池においては、放電の際、負極では式(I)の反応が進行する。
2Li→2Li+2e (I)
式(I)で生じる電子は、外部回路を経由し、外部の負荷で仕事をした後、空気極に到達する。そして、式(I)で生じたリチウムイオン(Li)は、負極と空気極に挟持された電解質内を、負極側から空気極側に電気浸透により移動する。
また、放電の際、空気極では式(II)及び式(III)の反応が進行する。
2Li+O+2e→Li (II)
2Li+1/2O+2e→LiO (III)
生じた過酸化リチウム(Li)及び酸化リチウム(LiO)は、固体として空気極に蓄積される。
充電時においては、負極において上記式(I)の逆反応、空気極において上記式(II)及び(III)の逆反応がそれぞれ進行し、負極において金属リチウムが再生するため、再放電が可能となる。
空気電池の空気極には、空気極中の導電性を担保するため、炭素材料を配合させることが知られている。特許文献1には、空気電池の空気極に使用される炭素材料として、メソポーラスカーボン等が例示されている(特許文献1の明細書の段落[0039])。
特開2012−113929号公報
特許文献1には、導電性材料としてケッチェンブラック(KB)を、結着剤としてPTFEを、空気極触媒としてニッケル粉末(Ni)を、KB:PTFE:Ni=80質量%:10質量%:10質量%の割合で混合して空気極ペーストを調製し、さらに当該空気極ペーストを用いて空気極を作製した実施例が開示されている(特許文献1の明細書の段落[0058]−[0059])。しかし、本発明者が検討した結果、特許文献1に開示されたような空気電池は、電流密度が低くなるおそれのあることが明らかとなった。
本発明は、上記実状を鑑みて成し遂げられたものであり、空気電池に使用されることにより従来の空気電池よりも電流密度を高くできる空気極、及び当該空気極を備える空気電池を提供することを目的とする。
本発明の空気電池用空気極は、少なくとも導電性材料、及び無機フッ化物を含有し、前記導電性材料及び前記無機フッ化物の総含有量を100質量%としたとき、前記無機フッ化物の含有割合が11〜22質量%であることを特徴とする。
本発明において、前記空気極は、さらに結着剤を含有し、前記導電性材料、前記無機フッ化物、及び前記結着剤の総含有量を100質量%としたとき、前記無機フッ化物の含有割合が10〜20質量%であることが好ましい。
本発明において、前記無機フッ化物は、フッ化アルミニウム(AlF)、フッ化ケイ素(SiF)、フッ化鉄(III)(FeF)、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化マグネシウム(MgF)、及びフッ化チタン(IV)(TiF)からなる群より選ばれる少なくとも1つの無機フッ化物であることが好ましい。
本発明の空気電池は、少なくとも空気極、負極、並びに、当該空気極及び当該負極の間に介在する電解質層を備える空気電池であって、前記空気極は上記空気電池用空気極であることを特徴とする。
本発明によれば、本発明の空気極が導電性材料及び無機フッ化物を最適な割合で含有することにより、空気極への酸素供給が促進されるため、空気電池に使用された場合に、従来の空気電池よりも電流密度を高くできる。
本発明の空気電池の層構成の一例を示す図であって、積層方向に切断した断面を模式的に示した図である。 実施例1−実施例2及び比較例1−比較例3のリチウム空気電池の放電曲線である。
1.空気電池用空気極
本発明の空気電池用空気極は、少なくとも導電性材料、及び無機フッ化物を含有し、前記導電性材料及び前記無機フッ化物の総含有量を100質量%としたとき、前記無機フッ化物の含有割合が11〜22質量%であることを特徴とする。
一般的に、特許文献1に記載されたような、炭素材料を空気極に用いた従来の空気電池の放電反応速度は、リチウムイオン電池のような従来の二次電池の放電反応速度と比較して、1桁以上遅いという課題があった。放電反応速度が遅い理由として、空気電池の空気極中における酸素の拡散が不十分であることが挙げられる。
本発明者は、空気極内に、酸素との分子結合が期待できる無機フッ化物を混合することにより、空気極内の酸素拡散が促進されることを見出した。本発明者は、鋭意努力の結果、特定の含有割合の無機フッ化物を空気極中に配合させることによって、従来の空気電池よりも電流密度を高くできることを見出し、本発明を完成させた。
一般的に、フッ素(F)は、酸素(O)と弱く結合するという性質を有する。したがって、フッ化物を空気極中に配合することにより、一部分に偏ることなく酸素が空気極中に満遍なく行き渡る結果、空気極の酸素拡散性を向上させることができる。
ところで、特許文献1に記載されているように、従来の空気電池の空気極には、PTFE等のフッ素を含んだ結着剤を用いることが知られている。しかし、上記の酸素拡散の効果を得るために、空気極中の結着剤の含有割合を増やした場合、空気極の密度が高くなって空気極の気孔率が低下する結果、従来の二次電池よりも電池の特性が低下するおそれがある。
そこで、本発明においては、PTFEのような結着性を有する有機フッ化物ではなく、結着性を有しない無機フッ化物を空気極に混合することにより、空気極内の気孔率を保ちつつも、空気極内の酸素供給及び拡散を促進させることができた。
本発明に係る空気電池用空気極は、好ましくは空気極層を備え、通常、空気極集電体、及び当該空気極集電体に接続された空気極リードをさらに備える。
本発明に好適に使用される空気極層は、少なくとも導電性材料及び無機フッ化物を含有する。空気極層は、さらに、必要に応じて結着剤や触媒を含有していても良い。
本発明に使用される導電性材料としては、導電性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば炭素材料、ペロブスカイト型導電性材料、多孔質導電性ポリマー及び金属多孔体等を挙げることができる。特に、炭素材料は、多孔質構造を有するものであっても良く、多孔質構造を有しないものであっても良いが、本発明においては、多孔質構造を有するものであることが好ましい。比表面積が大きく、多くの反応場を提供することができるからである。多孔質構造を有する炭素材料としては、具体的にはメソポーラスカーボン等を挙げることができる。一方、多孔質構造を有しない炭素材料としては、具体的にはグラファイト、アセチレンブラック、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、及びカーボンファイバー等を挙げることができる。
導電性材料として炭素材料を用いる場合には、1cc/g以上の高い細孔容積を有する炭素材料が望ましい。
空気極層における導電性材料の含有量としては、例えば、空気極層全体の質量を100質量%としたとき、10〜90質量%、中でも50〜80質量%であることが好ましい。導電性材料の含有量が少なすぎると、反応場が減少し、電池容量の低下が生じる可能性があり、導電性材料の含有量が多すぎると、相対的に触媒の含有量が減り、充分な触媒機能を発揮できない可能性があるからである。
本発明に使用される無機フッ化物は、フッ素原子(F)をその化学構造中に有し、且つ無機化合物であれば特に限定されない。無機フッ化物を空気極中に含むことにより、高電流密度条件であっても、酸素のような反応物質の拡散性を高めることができ、その結果、電圧を一定の値に維持することができる。
本発明に使用される無機フッ化物は、フッ化アルミニウム(AlF)、フッ化ケイ素(SiF)、フッ化鉄(III)(FeF)、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化マグネシウム(MgF)、又はフッ化チタン(IV)(TiF)であることが好ましい。これらの無機フッ化物は、1種類のみを用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの無機フッ化物の中でも、フッ化アルミニウム(AlF)を使用することがより好ましい。
本発明においては、導電性材料及び無機フッ化物の総含有量を100質量%としたとき、無機フッ化物の含有割合が11〜22質量%である。無機フッ化物の当該含有割合が11質量%未満である場合には、無機フッ化物が少なすぎるため、後述する比較例2に示すように、電流密度向上の効果が十分享受できないおそれがある。無機フッ化物の当該含有割合が22質量%を超える場合には、無機フッ化物が多すぎるため、背反として導電性材料の含有割合が減り、その結果、後述する比較例3に示すように、電池容量の低下が生じるおそれがある。
導電性材料及び無機フッ化物の総含有量を100質量%としたとき、無機フッ化物の含有割合は、13質量%以上であることが好ましく、15質量%以上であることがより好ましい。また、無機フッ化物の当該含有割合は、20質量%以下であることが好ましく、18質量%以下であることがより好ましい。
上記空気極層は、少なくとも導電性材料及び無機フッ化物を含有していれば良いが、さらに、導電性材料及び無機フッ化物を固定化する結着剤を含有することが好ましい。結着剤としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)や、スチレン・ブタジエンゴム(SBRゴム)等のゴム系樹脂等を挙げることができる。空気極層における結着剤の含有割合としては、特に限定されるものではないが、例えば、空気極層全体の質量を100質量%としたとき、1〜60質量%、中でも1〜10質量%であることが好ましい。
空気極に結着剤を配合する場合には、導電性材料、無機フッ化物、及び結着剤の総含有量を100質量%としたとき、無機フッ化物の含有割合が10〜20質量%であることが好ましい。無機フッ化物の当該含有割合が10質量%未満である場合には、無機フッ化物が少なすぎるため、後述する比較例2に示すように、電流密度向上の効果が十分享受できないおそれがある。無機フッ化物の当該含有割合が20質量%を超える場合には、無機フッ化物が多すぎるため、背反として導電性材料の含有割合が減り、その結果、後述する比較例3に示すように、電池容量の低下が生じるおそれがある。
導電性材料、無機フッ化物、及び結着剤の総含有量を100質量%としたとき、無機フッ化物の含有割合は、12質量%以上であることが好ましく、14質量%以上であることがより好ましい。また、無機フッ化物の当該含有割合は、18質量%以下であることが好ましく、16質量%以下であることがより好ましい。
本発明に使用される空気極用の触媒としては、例えば、酸素活性触媒が挙げられる。酸素活性触媒の例としては、例えば、ニッケル、パラジウム及び白金等の白金族;コバルト、マンガン又は鉄等の遷移金属を含むペロブスカイト型酸化物;ルテニウム、イリジウム又はパラジウム等の貴金属酸化物を含む無機化合物;ポルフィリン骨格又はフタロシアニン骨格を有する金属配位有機化合物;酸化マンガン等が挙げられる。空気極層における触媒の含有割合としては、特に限定されるものではないが、例えば、空気極層全体の質量を100質量%としたとき、0〜90質量%、中でも1〜90質量%であることが好ましい。
電極反応がよりスムーズに行われるという観点から、上述した導電性材料に触媒が担持されていてもよい。
空気極層の作製方法としては、例えば、上記導電性材料を含む空気極層の原料等を、混合して圧延する方法や、当該原料に溶媒を加えてスラリーを調製し、後述する空気極集電体に塗布する方法等が挙げられるが、必ずしもこれらの方法に限定されない。スラリーの空気極集電体への塗布方法としては、例えば、スプレー法、スクリーン印刷法、ドクターブレード法、グラビア印刷法、ダイコート法、インクジェット法等の公知の方法が挙げられる。
空気極層の作製においてスラリーを調製する場合、スラリーの分散媒としては、沸点200℃以下の有機溶媒を用いることが好ましい。有機溶媒の例としては、アセトン、N−メチルピロリドン(NMP)等が挙げられる。
上記空気極層の厚さは、空気電池の用途等により異なるものであるが、例えば2〜500μm、中でも5〜300μmであることが好ましい。
本発明に使用される空気極集電体は、空気極層の集電を行うものである。空気極集電体の材料としては、導電性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えばステンレス、ニッケル、アルミニウム、鉄、チタン、カーボン等を挙げることができる。空気極集電体の形状としては、例えば箔状、板状、及びメッシュ(グリッド)状等を挙げることができる。中でも、本発明においては、集電効率に優れるという観点から、空気極集電体の形状がメッシュ状であることが好ましい。この場合、通常、空気極層の内部にメッシュ状の空気極集電体が配置される。さらに、本発明の空気電池は、メッシュ状の空気極集電体により集電された電荷を集電する別の空気極集電体(例えば箔状の集電体)を備えていても良い。また、本発明においては、後述する電池ケースが空気極集電体の機能を兼ね備えていても良い。
空気極集電体の厚さは、例えば10〜1000μm、中でも20〜400μmであることが好ましい。
2.空気電池
本発明の空気電池は、少なくとも空気極、負極、並びに、当該空気極及び当該負極の間に介在する電解質層を備える空気電池であって、前記空気極は上記空気電池用空気極であることを特徴とする。
図1は、本発明の空気電池の層構成の一例を示す図であって、積層方向に切断した断面を模式的に示した図である。図1中、二重波線は図の省略を示す。なお、本発明の空気電池は、必ずしもこの例のみに限定されるものではない。
空気電池100は、空気極層2及び空気極集電体4を備える空気極6、負極活物質層3及び負極集電体5を備える負極7、当該空気極6及び当該負極7に挟持される電解質層1、並びに、当該空気極6、当該負極7、及び当該電解質層1を収納する電池ケース8を備える。なお、図1においては、空気極集電体4が点在しているが、これは空気極集電体4の一部又は全部がメッシュ状であることを示すものである。また、電池ケース8は、空気極集電体4のメッシュ状の部分にほぼ重なるように空気孔を有する。
本発明の空気電池に使用される空気極は、上述した通りである。以下、本発明の空気電池を構成する他の部材である負極及び電解質層、並びに、本発明の空気電池に好適に使用されるセパレータ及び電池ケースについて、詳細に説明する。
本発明に使用される負極は、好ましくは負極活物質を含有する負極活物質層を備え、通常、負極集電体、及び当該負極集電体に接続された負極リードをさらに備える。
本発明に使用される負極活物質層は、金属材料、合金材料、及びグラファイト等の炭素材料からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む負極活物質を含有する。負極活物質に用いることができる金属及び合金材料としては、具体的には、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;マグネシウム、カルシウム等の第2族元素;銀等の第11族元素;アルミニウム等の第13族元素;亜鉛、鉄等の遷移金属;これらの金属を含有する合金;又は、これらの金属を含有する金属酸化物、金属窒化物、金属硫化物等の化合物;を例示することができる。
リチウム元素を含有する合金としては、例えばリチウムアルミニウム合金、リチウムスズ合金、リチウム鉛合金、リチウムケイ素合金等を挙げることができる。また、リチウム元素を含有する金属酸化物としては、例えばリチウムチタン酸化物等を挙げることができる。また、リチウム元素を含有する金属窒化物としては、例えばリチウムコバルト窒化物、リチウム鉄窒化物、リチウムマンガン窒化物等を挙げることができる。また、負極活物質層には、固体電解質をコートしたリチウムを用いることもできる。
上記負極活物質層は、負極活物質のみを含有するものであっても良く、負極活物質の他に、導電性材料及び結着剤の少なくとも一方を含有するものであっても良い。例えば、負極活物質が箔状である場合は、負極活物質のみを含有する負極活物質層とすることができる。一方、負極活物質が粉末状である場合は、負極活物質及び結着剤を含有する負極活物質層とすることができる。なお、結着剤の種類及び含有比については上述した通りである。
負極活物質層が含有する導電性材料としては、導電性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば炭素材料、ペロブスカイト型導電性材料、多孔質導電性ポリマー及び金属多孔体等を挙げることができる。炭素材料は、多孔質構造を有するものであっても良く、多孔質構造を有しないものであっても良い。多孔質構造を有する炭素材料としては、具体的にはメソポーラスカーボン等を挙げることができる。一方、多孔質構造を有しない炭素材料としては、具体的にはグラファイト、アセチレンブラック、カーボンナノチューブ及びカーボンファイバー等を挙げることができる。
本発明に使用される負極集電体の材料としては、導電性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば銅、ステンレス、ニッケル、カーボン等を挙げることができる。負極集電体は、これらの内、SUS及びNiを用いることが好ましい。上記負極集電体の形状としては、例えば箔状、板状及びメッシュ(グリッド)状等を挙げることができる。本発明においては、後述する電池ケースが負極集電体の機能を兼ね備えていても良い。
本発明に使用される電解質層は、空気極層及び負極活物質層の間に保持され、空気極層及び負極活物質層との間で金属イオンを交換する働きを有する。
電解質層には、電解液、ゲル電解質、及び固体電解質等を用いることができる。これらは、1種類のみを単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
電解液としては、水系電解液及び非水系電解液を用いることができる。
非水系電解液の種類は、伝導する金属イオンの種類に応じて、適宜選択することが好ましい。例えば、リチウム空気電池に用いる非水系電解液としては、通常、リチウム塩及び非水溶媒を含有したものを用いる。上記リチウム塩としては、例えばLiPF、LiBF、LiClO及びLiAsF等の無機リチウム塩;LiCFSO、LiN(SOCF(Li−TFSA)、LiN(SO及びLiC(SOCF等の有機リチウム塩等を挙げることができる。上記非水溶媒としては、例えばエチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、エチルカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、スルホラン、アセトニトリル(AcN)、ジメトキシメタン、1,2−ジメトキシエタン(DME)、1,3−ジメトキシプロパン、ジエチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(TEGDME)、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド(DMSO)及びこれらの混合物等を挙げることができる。非水系電解液におけるリチウム塩の濃度は、例えば0.5〜3mol/Lである。
本発明においては、非水系電解液又は非水溶媒として、例えば、N−メチル−N−プロピルピペリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(PP13TFSA)、N−メチル−N−プロピルピロリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(P13TFSA)、N−ブチル−N−メチルピロリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(P14TFSA)、N,N−ジエチル−N−メチル−N−(2−メトキシエチル)アンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(DEMETFSA)、N,N,N−トリメチル−N−プロピルアンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(TMPATFSA)に代表されるような、イオン性液体等の低揮発性液体を用いても良い。
上記非水溶媒のうち、上記式(II)又は(III)で表される酸素還元反応を進行させるために、酸素ラジカルに安定な電解液溶媒を用いることがより好ましい。このような非水溶媒の例としては、アセトニトリル(AcN)、1,2−ジメトキシエタン(DME)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N−メチル−N−プロピルピペリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(PP13TFSA)、N−メチル−N−プロピルピロリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(P13TFSA)、N−ブチル−N−メチルピロリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(P14TFSA)等が挙げられる。これらの非水溶媒は、その高い酸素ラジカル耐性により、目的とする酸素還元反応以外の副反応を抑制することができる。
水系電解液の種類は、伝導する金属イオンの種類に応じて、適宜選択することが好ましい。例えば、リチウム空気電池に用いる水系電解液としては、通常、リチウム塩及び水を含有したものを用いる。上記リチウム塩としては、例えばLiOH、LiCl、LiNO、CHCOLi等のリチウム塩等を挙げることができる。
本発明に使用されるゲル電解質は、通常、非水系電解液にポリマーを添加してゲル化したものである。例えば、リチウム空気電池の非水ゲル電解質は、上述した非水系電解液に、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリアクリロニトリル(PAN)又はポリメチルメタクリレート(PMMA)等のポリマーを添加し、ゲル化することにより得られる。本発明においては、LiTFSA(LiN(CFSO)−PEO系の非水ゲル電解質が好ましい。
固体電解質としては、硫化物系固体電解質、酸化物系固体電解質、及びポリマー電解質等を用いることができる。
硫化物系固体電解質としては、具体的には、LiS−P、LiS−P、LiS−P−P、LiS−SiS、LiS−SiS、LiS−B、LiS−GeS、LiI−LiS−P、LiI−LiS−SiS−P、LiS−SiS−LiSiO、LiS−SiS−LiPO、LiPS−LiGeS、Li3.40.6Si0.4、Li3.250.25Ge0.76、Li4−xGe1−x等を例示することができる。
酸化物系固体電解質としては、具体的には、LiPON(リン酸リチウムオキシナイトライド)、Li1.3Al0.3Ti0.7(PO、La0.51Li0.34TiO0.74、LiPO、LiSiO、LiSiO等を例示することができる。
ポリマー電解質は、伝導する金属イオンの種類に応じて、適宜選択することが好ましい。例えば、リチウム空気電池のポリマー電解質は、通常、リチウム塩及びポリマーを含有する。リチウム塩としては、上述した無機リチウム塩及び有機リチウム塩の少なくともいずれか1つを使用できる。ポリマーとしては、リチウム塩と錯体を形成するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンオキシド等が挙げられる。
本発明の空気電池は、空気極及び負極の間に、セパレータを備えていてもよい。上記セパレータとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン製の多孔膜;及びポリプロピレン等の樹脂製の不織布、ガラス繊維不織布等の不織布等を挙げることができる。
セパレータに使用できるこれらの材料は、上述した電解液を含浸させることにより、電解液の支持材として使用することもできる。
本発明の空気電池は、通常、空気極、負極、及び電解質層等を収納する電池ケースを備えることが好ましい。電池ケースの形状としては、具体的にはコイン型、平板型、円筒型、ラミネート型等を挙げることができる。電池ケースは、大気開放型の電池ケースであっても良く、密閉型の電池ケースであっても良い。大気開放型の電池ケースは、少なくとも空気極層が十分に大気と接触可能な構造を有する電池ケースである。一方、電池ケースが密閉型電池ケースである場合は、密閉型電池ケースに、気体(空気)の導入管及び排気管が設けられることが好ましい。この場合、導入・排気する気体は、酸素濃度が高いことが好ましく、乾燥空気や純酸素であることがより好ましい。また、放電時には酸素濃度を高くし、充電時には酸素濃度を低くすることが好ましい。
電池ケース内には、電池ケースの構造に応じて、酸素透過膜や、撥水膜を設けてもよい。
以下に、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、この実施例のみに限定されるものではない。
1.リチウム空気電池の製造
[実施例1]
まず、導電性材料としてケッチェンブラック(LION製、ECP600JD)を、無機フッ化物としてフッ化アルミニウム(AlF)(和光純薬工業株式会社製)を、結着剤としてPTFE(ダイキン工業株式会社製)を、それぞれ用意した。これらの材料を、ケッチェンブラック:AlF=89質量%:11質量%の含有比、且つ、ケッチェンブラック:AlF:PTFE=80質量%:10質量%:10質量%の含有比となるように混合し、ロールプレスにより圧延し、乾燥させて、空気極層を作製した。
空気極集電体として、SUS304製100メッシュ(株式会社ニラコ製)を用意した。
負極集電体としてSUS304箔(株式会社ニラコ製)を用意し、当該SUS箔の片面側にリチウム金属(本城金属製)を貼り合わせて、負極を作製した。
N,N−ジエチル−N−メチル−N−(2−メトキシエチル)アンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(関東化学株式会社製、DEMETFSA)に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド(キシダ化学株式会社製)を0.32mol/kgの濃度となるように溶解させ、電解液とした。ポリオレフィン製セパレータに当該電解液を浸漬させたものを電解質層とした。当該電解質層を、気泡が入らないように、上記空気極と負極によって、重力方向略下側から、負極集電体、リチウム金属、電解質層、空気極層、及び空気極集電体の順となるように挟持し、実施例1のリチウム空気電池を製造した。以上の工程は、全て窒素雰囲気下のグローブボックス内で行った。
実施例1のリチウム空気電池は、電気化学セル内に配置した。実施例1のリチウム空気電池内に純酸素(大陽日酸株式会社製、純度:99.9%)を導入した。
[実施例2]
実施例1において、空気極層中の材料の含有比を、ケッチェンブラック:AlF=78質量%:22質量%の含有比、且つ、ケッチェンブラック:AlF:PTFE=70質量%:20質量%:10質量%の含有比としたこと以外は、実施例1と同様に空気極層を作製した。
あとは、実施例1と同様に、空気極層、空気極集電体、負極、電解質層を用いて、実施例2のリチウム空気電池を製造した。なお、実施例2のリチウム空気電池には、実施例1のリチウム空気電池と同様の態様により純酸素を導入した。
[比較例1]
まず、導電性材料としてケッチェンブラック(LION製、ECP600JD)を、結着剤としてPTFE(ダイキン工業株式会社製)を、それぞれ用意した。これらの材料を、ケッチェンブラック:PTFE=90質量%:10質量%の含有比となるように混合し、ロールプレスにより圧延し、乾燥させて、空気極層を作製した。すなわち、比較例1においては、空気極層の形成に無機フッ化物を使用しなかった。
あとは、実施例1と同様に、空気極層、空気極集電体、負極、電解質層を用いて、比較例1のリチウム空気電池を製造した。なお、比較例1のリチウム空気電池には、実施例1のリチウム空気電池と同様の態様により純酸素を導入した。
[比較例2]
実施例1において、空気極層中の材料の含有比を、ケッチェンブラック:AlF=96.7質量%:3.3質量%の含有比、且つ、ケッチェンブラック:AlF:PTFE=87質量%:3質量%:10質量%の含有比としたこと以外は、実施例1と同様に空気極層を作製した。
あとは、実施例1と同様に、空気極層、空気極集電体、負極、電解質層を用いて、比較例2のリチウム空気電池を製造した。なお、比較例2のリチウム空気電池には、実施例1のリチウム空気電池と同様の態様により純酸素を導入した。
[比較例3]
実施例1において、空気極層中の材料の含有比を、ケッチェンブラック:AlF=67質量%:33質量%の含有比、且つ、ケッチェンブラック:AlF:PTFE=60質量%:30質量%:10質量%の含有比としたこと以外は、実施例1と同様に空気極層を作製した。
あとは、実施例1と同様に、空気極層、空気極集電体、負極、電解質層を用いて、比較例3のリチウム空気電池を製造した。なお、比較例3のリチウム空気電池には、実施例1のリチウム空気電池と同様の態様により純酸素を導入した。
2.IV測定
実施例1−実施例2及び比較例1−比較例3のリチウム空気電池について、60℃の恒温槽にて3時間静置した後、以下の条件にてIV測定を行い、電流密度を測定した。
試験装置:二次電池充放電試験装置(株式会社ナガノ製、BTS2004HT)
初期印加電流密度:0.01mA/cm
電流印加時間:15分間
印加電流密度ステップ:0.02mA/cm
電流印加時の休止時間:0.1秒間
電池内温度:60℃
電池内圧力:1気圧
雰囲気:純酸素
図2は、実施例1−実施例2及び比較例1−比較例3のリチウム空気電池の放電曲線である。図2は、縦軸に電圧(V)を、横軸に電流密度(mA/cm)を、それぞれとったグラフである。図2中、三角のプロットは実施例1のデータを、Xのプロットは実施例2のデータを、菱形のプロットは比較例1のデータを、四角のプロットは比較例2のデータを、アスタリスク(*)のプロットは比較例3のデータを、それぞれ示す。
図2から分かるように、無機フッ化物を含まない空気極を用いた比較例1のリチウム空気電池の電流密度は、電圧2.3Vにおいて0.53mA/cmである。また、空気極中の材料の含有比がケッチェンブラック:AlF=96.7質量%:3.3質量%である比較例2のリチウム空気電池の電流密度は、電圧2.3Vにおいて0.43mA/cmである。また、空気極中の材料の含有比がケッチェンブラック:AlF=67質量%:33質量%である比較例3のリチウム空気電池の電流密度は、電圧2.3Vにおいて0.51mA/cmである。したがって、比較例1−比較例3のリチウム空気電池の電流密度は、電圧2.3Vにおいて、0.6mA/cmに満たない。
一方、図2から分かるように、空気極中の材料の含有比がケッチェンブラック:AlF=89質量%:11質量%である実施例1のリチウム空気電池の電流密度は、電圧2.3Vにおいて0.65mA/cmである。また、空気極中の材料の含有比がケッチェンブラック:AlF=78質量%:22質量%である実施例2のリチウム空気電池の電流密度は、電圧2.3Vにおいて0.67mA/cmである。したがって、実施例1−実施例2のリチウム空気電池の電流密度は、電圧2.3Vにおいて0.6mA/cmを超える。
以上の結果から、ケッチェンブラック及びAlFの総含有量を100質量%としたとき、AlFの含有割合が11〜22質量%である実施例1−実施例2のリチウム空気電池の電圧2.3Vにおける電流密度は、空気極に無機フッ化物を含まないリチウム空気電池(比較例1)の電圧2.3Vにおける電流密度よりも、約0.1mA/cm以上高いことが分かる。これは、空気極に無機フッ化物を配合することにより、空気極中における酸素拡散性が向上し、空気極内における酸素供給が促進された結果であると考えられる。
また、実施例1−実施例2のリチウム空気電池の電圧2.3Vにおける電流密度は、AlFの当該含有割合が3.3質量%のリチウム空気電池(比較例2)の電圧2.3Vにおける電流密度よりも、約0.2mA/cm以上高いことが分かる。
また、実施例1−実施例2のリチウム空気電池の電圧2.3Vにおける電流密度は、AlFの当該含有割合が33質量%のリチウム空気電池(比較例3)の電圧2.3Vにおける電流密度よりも、約0.1mA/cm以上高いことが分かる。これは、空気極内の無機フッ化物の含有割合が高すぎると、その背反として導電性材料の含有割合が低くなるため、電池容量の低下が生じたことを示す。
1 電解質層
2 空気極層
3 負極活物質層
4 空気極集電体
5 負極集電体
6 空気極
7 負極
8 電池ケース
100 空気電池

Claims (4)

  1. 空気電池に使用される空気極であって、
    前記空気極は、少なくとも導電性材料、及び無機フッ化物を含有し、
    前記導電性材料及び前記無機フッ化物の総含有量を100質量%としたとき、前記無機フッ化物の含有割合が11〜22質量%であることを特徴とする、空気電池用空気極。
  2. 前記空気極は、さらに結着剤を含有し、
    前記導電性材料、前記無機フッ化物、及び前記結着剤の総含有量を100質量%としたとき、前記無機フッ化物の含有割合が10〜20質量%である、請求項1に記載の空気電池用空気極。
  3. 前記無機フッ化物は、フッ化アルミニウム(AlF)、フッ化ケイ素(SiF)、フッ化鉄(III)(FeF)、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化マグネシウム(MgF)、及びフッ化チタン(IV)(TiF)からなる群より選ばれる少なくとも1つの無機フッ化物である、請求項1又は2に記載の空気電池用空気極。
  4. 少なくとも空気極、負極、並びに、当該空気極及び当該負極の間に介在する電解質層を備える空気電池であって、
    前記空気極は前記請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空気電池用空気極であることを特徴とする、空気電池。
JP2012243823A 2012-11-05 2012-11-05 空気電池用空気極、及び当該空気極を備える空気電池 Pending JP2014093227A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012243823A JP2014093227A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 空気電池用空気極、及び当該空気極を備える空気電池
CN201310533109.7A CN103811769A (zh) 2012-11-05 2013-10-31 用于空气电池的空气电极和空气电池
US14/069,828 US20140127595A1 (en) 2012-11-05 2013-11-01 Air electrode for air battery, and air battery

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012243823A JP2014093227A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 空気電池用空気極、及び当該空気極を備える空気電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014093227A true JP2014093227A (ja) 2014-05-19

Family

ID=50622663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012243823A Pending JP2014093227A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 空気電池用空気極、及び当該空気極を備える空気電池

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20140127595A1 (ja)
JP (1) JP2014093227A (ja)
CN (1) CN103811769A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016015264A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
JP2017050294A (ja) * 2016-12-05 2017-03-09 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
JP2018147897A (ja) * 2018-06-25 2018-09-20 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
US10177426B2 (en) 2014-10-09 2019-01-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air battery

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7507687B2 (en) * 2000-03-22 2009-03-24 Cabot Corporation Electrocatalyst powders, methods for producing powder and devices fabricated from same
US20070160898A1 (en) * 2006-01-12 2007-07-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Air battery and method for producing air electrode for air battery
CN101267057A (zh) * 2008-05-08 2008-09-17 复旦大学 高比能可充式全固态锂空气电池
US8741492B2 (en) * 2008-12-25 2014-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lithium air battery
KR101257852B1 (ko) * 2010-11-05 2013-04-24 삼성전자주식회사 리튬 공기 전지용 양극, 그 제조방법 및 이를 채용한 리튬 공기 전지

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016015264A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
US10177426B2 (en) 2014-10-09 2019-01-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air battery
JP2017050294A (ja) * 2016-12-05 2017-03-09 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池
JP2018147897A (ja) * 2018-06-25 2018-09-20 冨士色素株式会社 組成物、該組成物を含有する多孔性層を有する電極、および該電極を有する金属空気二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
CN103811769A (zh) 2014-05-21
US20140127595A1 (en) 2014-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5454692B2 (ja) 空気極、金属空気電池及び金属空気電池用空気極の製造方法
JP5621815B2 (ja) 金属空気電池用空気極及び金属空気電池
JP5637317B2 (ja) 金属空気電池
JP5621416B2 (ja) 金属空気電池用発電要素及びその製造方法、並びに金属空気電池
JP5163709B2 (ja) 金属空気電池用液状空気極、及び当該液状空気極を備える金属空気電池
US20130143132A1 (en) Air electrode for metal-air battery and metal-air battery provided with same
JP5115603B2 (ja) 金属空気電池用空気極、及び当該空気極を備える金属空気電池
JP5849995B2 (ja) 金属空気電池
JP2013037999A (ja) 金属空気電池
US20150318590A1 (en) Non-aqueous electrolyte solutions and lithium/oxygen batteries using the same
US20140093791A1 (en) Air electrode for metal air battery
JP5621745B2 (ja) 空気電池用電解液
JP5664622B2 (ja) 金属空気電池
JP2014093227A (ja) 空気電池用空気極、及び当該空気極を備える空気電池
JP2014075269A (ja) 金属空気電池
JP5987792B2 (ja) 空気電池及びその製造方法
JP2012138290A (ja) リチウム二次電池システム、及び当該リチウム二次電池システムの制御方法
JP2012109164A (ja) 二次電池用負極及び空気二次電池
WO2012172656A1 (ja) 空気電池
JP5601289B2 (ja) 空気電池
JP2014035857A (ja) 空気電池用空気極、及び当該空気極を備える空気電池
JP5783150B2 (ja) 金属空気電池
JP2013191284A (ja) 空気電池
JP5755604B2 (ja) 金属空気電池用空気極用炭素材料、金属空気電池用空気極及び金属空気電池
JP5668662B2 (ja) 電解液

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150317

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150721