JP2017206285A - 包装袋およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間に亘ってエア充填部内からエアが消失しにくく、形態の保持性及び持ち易さが良好な包装袋を提供する。【解決手段】包装袋Pは、内面が熱接着性を有する合成樹脂シートによって形成された表裏2枚の略矩形の胴材2a,2bの下側に、同一の合成樹脂によって形成された折り込み材3が、所定幅の二つ折りになった状態で挟み込まれている。そして、各胴材2a,2bには、膨出部分Bが形成されており、それらの胴材2a,2bをヒートシールすることによって鉛直な長尺状のエア充填部7が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等を包装するための包装袋に関するものであり、詳しくは、形態の保持性を付与したり、持ち易くしたりするためのエア充填部(エアバッグ等ともいう)を備えた包装袋に関するものである。
液体洗剤やシャンプー等を収納するための包装袋として、従来から、シーラントからなる内層を有する表裏2枚の合成樹脂製の積層フィルムの下端縁際に、同様な積層フィルムが折り込まれて、上端縁際、左右の側端縁際および下端縁際がヒートシールされており、内容物を充填した場合に自立するタイプの包装袋が広く使用されている。
また、そのような合成樹脂製の包装袋の中には、形態の保持性、自立性を高める目的で、包装袋の側端縁際に、表裏の合成樹脂をヒートシールしていない非融着部を形成するとともに、その非融着部と連通するように空気封入経路を設けて、内容物を充填する際に、空気封入経路から非融着部内にエアを注入した後に、空気封入経路をヒートシールすることによって、エアを充填したエアバッグを形成したもの(エアバッグ付スタンディングパウチ)もある(特許文献1)。かかるエアバッグ付きの包装袋によれば、エアバッグが一定の形態を保つため、包装袋全体の形態の保持性、自立性が高められるばかりでなく、エアバッグ部分を把持することも可能となり、良好な持ち易さを提供することができる。
特開2009−12800号公報
しかしながら、上記特許文献1の如きエアバッグ付きの包装袋は、エアバッグが元々フラットなフィルムをエアの圧力によって膨らませただけのものであるので、長期間に亘って陳列棚等に陳列されると、エアバッグ内からエアが消失してしまい(外部に漏洩してしまい)、形態の保持性や自立性が悪くなってしまう。また、一旦、製袋加工を施した後、内容物を充填する際に、改めてエアバッグ内にエアを充填してから空気封入経路をヒートシールしてエアバッグを密封しなければならないため、製造に手間が掛かる、という不具合もある。
本発明の目的は、上記従来のエアバッグ付き包装袋が有する問題点を解消し、長期間に亘ってエア充填部内からエアが消失しにくいため形態の保持性及び持ち易さが良好で、製造が容易な包装袋を提供することにある。また、本発明の目的は、長期間に亘ってエア充填部内からエアが消失しにくく、形態の保持性及び持ち易さが良好な包装袋を、容易にかつ安価に製造可能な製造方法を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、表裏2枚の合成樹脂製シートの周縁をヒートシールすることによって袋状に形成されており、左右あるいは上下の周縁際に、内部に空気を充填してなるエア充填部が形成された包装袋であって、エア充填部が、それぞれ、膨出部分を形成してなる表裏2枚の合成樹脂製シートをヒートシールすることによって形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、表裏2枚の合成樹脂製シートの周縁をヒートシールすることによって袋状に形成されており、左右あるいは上下の周縁際に、内部に空気を充填してなるエア充填部が形成された包装袋の製造方法であって、包装袋の左右あるいは上下の周縁際にエア充填部を他の部分よりも外側に膨出するように形成するエア充填部形成工程を有することを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載の発明において、前記エア充填部形成工程が、表裏2枚の各合成樹脂製シートの左右あるいは上下の周縁際に、それぞれ、他の部分よりも外側に膨出するように膨出部分を形成する膨出部分形成工程と、膨出部分を形成してなる表裏2枚の合成樹脂製シートを、各膨出部分の位置が合致するように重ね合わせて、それらの膨出部分の周囲をヒートシールするヒートシール工程とを有することを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載の発明において、前記膨出部分形成工程が、凹部およびその凹部と連通した脱気孔を設けた2個一対の金型を用いて、表裏2枚の合成樹脂製シートを加熱するとともに、その加熱と同時あるいは前後において前記脱気孔からの吸引により各金型の凹部に密着させて、各合成樹脂製シートに膨出部分を形成するものであることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項3に記載の発明において、前記膨出部分形成工程が、凹部を設けた2個一対の金型を用いて、表裏2枚の合成樹脂製シートを加熱するとともに、その加熱と同時あるいは前後においてエアの吹き込みにより各金型の凹部に密着させて、各合成樹脂製シートに膨出部分を形成するものであることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明は、請求項2〜5のいずれかに記載の発明において、前記ヒートシール工程が、表裏2枚の各合成樹脂製シートに形成された膨出部分を一回り小さくなるようにヒートシールすることによって、形成されるエア充填部の内圧を高めるものであることを特徴とするものである。
請求項1に記載の包装袋は、表裏の合成樹脂シートを他の部分よりも外側に膨出させることによってエア充填部が形成されているので、製造ラインの中で容易にエア充填部の内部にエアを充填させることができるとともに、エア充填部の形状が崩れにくいため、長期間に亘ってエア充填部内からエアが消失しにくく、形態の保持性及び持ち易さが良好である。
請求項2に記載の包装袋の製造方法によれば、従来のように製袋後にエア充填部内に空気を吹き込まなくても、エアで満たされたエア充填部を包装袋に形成することができるので、長期間に亘って形態の保持性及び持ち易さが良好な包装袋を、容易に製造することができる。
請求項3に記載の包装袋の製造方法によれば、エア充填部を、他の部分に対して明確に膨出するように形成することができるので、長期間に亘ってエア充填部内からエアが消失しにくく、形態の保持性及び持ち易さが非常に良好な包装袋を、効率的に製造することができる。
請求項4または請求項5に記載の包装袋の製造方法によれば、膨出部分を短時間で均一な形状に形成することができるので、長期間に亘ってエア充填部内からエアが消失しにくく、形態の保持性及び持ち易さが非常に良好な包装袋を、安価に歩留まり良く製造することができる。
請求項6に記載の包装袋の製造方法によれば、エア充填部の内圧が高く、形態の保持性及び持ち易さがきわめて良好な包装袋を容易に製造することができる。
包装袋を示す説明図である((a)は正面図であり、(b)は(a)におけるA−A線端面図であり、(c)は(b)におけるB−B線端面図である)。 包装袋の製造工程を示すフローチャートである。 包装袋の製造方法を示す説明図である。 エア充填部の形成に用いる金型を示す説明図である((a)は正面図であり、(b)は(a)におけるC−C線断面図である)。 エア充填部を形成する様子を示す説明図(図4(a)におけるC−C線断面)である((a)は膨出部分を形成する様子を示したものであり、(b)は予備ヒートシールする様子を示したものである)。 包装袋の製造方法の変更例を示す説明図である。
以下、本発明に係る包装袋およびその製造方法の一実施形態について詳細に説明する。本発明に係る包装袋は、合成樹脂製シートによって形成される。ここでいう合成樹脂製シートとは、合成樹脂フィルムを積層した積層フィルム、あるいは合成樹脂フィルムと紙やアルミ箔等とを積層した積層フィルム、共押出フィルム等のことである。本発明に係る包装袋に用いられる合成樹脂製シートは、少なくとも片面(内面)が熱接着性を有している必要がある。
そのような合成樹脂製シートとしては、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のベースフィルムに、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の熱接着性フィルムを積層したラミネートフィルム等を好適に用いることができる。また、そのようなラミネートフィルムの中間にポリエステルフィルムやナイロンフィルム等を挟み込んだ3層以上のラミネートフィルムも好適に用いることができる。
なお、ベースフィルムや中間層を形成するフィルムは、未延伸のものを用いることも可能であるし、一軸延伸あるいは二軸延伸したものを用いることも可能である。また、ベースフィルムと熱接着性フィルムとの界面、ベースフィルムと中間層を形成するフィルムとの界面、中間層を形成するフィルムと熱接着性フィルムとの界面には、必要に応じて、金属箔層、金属蒸着層あるいは酸化ケイ素や酸化アルミ(アルミナ)等による透明蒸着層等を設けることも可能である。一方、合成樹脂製シートの厚みは、特に限定されないが、内容物に対する保存性能や耐破袋強度等の面から、40〜250μmであると好ましく、110〜180μmであるとより好ましい。
本発明に係る包装袋は、上記した合成樹脂製シートを、所定の態様で積層し、その積層体の少なくとも側部、底部(下部)および、上部(頭部)の一部をヒートシールし、所定の形状、大きさに裁断することによって形成される。また、本発明に係る包装袋の製造においては、上記の如く製袋する際に、包装袋の左右あるいは上下の周縁際の内の少なくとも1箇所に、外向きに膨出したエア充填部(エアを充填した空洞部分)を形成する必要がある(エア充填部形成工程)。さらに、かかるエア充填部は、真空成形法や圧空形成法等の方法によって合成樹脂シートに膨出部分(外向きに膨出した部分)を形成する工程(膨出部分形成工程)、および、その膨出部分を形成した2枚の合成樹脂製シートを、膨出部分の位置を合わせてヒートシールすることによって、包装袋の周縁際等にエア充填部を形成する工程(ヒートシール工程)によって形成するのが好ましい。加えて、真空成形法や圧空形成法を利用して合成樹脂製シートに膨出部分(外向きに膨出した部分)を形成する際には、合成樹脂製シートを加熱して軟化させた後に膨出部分を成形することも可能であるし、合成樹脂製シートの周縁際等をヒートシールするときに合成樹脂製シートを加熱しながら(加熱と略同時に)膨出部分を成形することも可能である。
上記の如く形成されるエア充填部は、包装袋の形態の保持性、自立性(特に、内容物が少なくなった場合)を高めたり、良好な持ち易さを提供したりする機能を奏する。また、かかるエア充填部は、直線あるいは曲線の棒状や、直線状に並べた複数の球や楕球状等の形状にすることができる。
また、本発明に係る包装袋は、合成樹脂シートの膨出部分に、形崩れを防止するための補強層が積層されたものでも良い。そのように補強層を設ける手段としては、合成樹脂シートの表裏の片面あるいは両面に、紫外線硬化樹脂、電子線硬化性樹脂または熱硬化性樹脂等のエネルギー線硬化樹脂を塗布したり、剛性を有する樹脂片を貼着したりする方法を採用することができる。また、その場合に用いる紫外線硬化樹脂としては、フタル酸/1,6−ヘキサンジオール/アクリル酸を反応させてなるエステルアクリレート、トリレンジイソシアネート/βHPA/ポリエステルまたはポリオールを反応させてなるウレタンアクリレート、エポキシ化合物のグリシジル基とアクリル酸とを付加させたエポキシアクリレート、メラミン−ホルムアルデヒド縮合物や尿素−ホルムアルデヒド縮合物とN−メチロールアクリルアミドやβ−ヒドロキシエチルアクリレートとを反応させてなるアクリレート、カルボン酸基やエポキシ基等の官能基を有するアクリル重合体にそれらの官能基と反応し得る基(機能基)を有するアクリレートとを反応させたアクリル樹脂アクリレート、α,β−不飽和ジカルボン酸とポリオールのエステル化物(不飽和ポリエステル)とスチレンとの混合物等の光重合オリゴマーを主体とするもの等を挙げることができる。また、電子線硬化性樹脂としては、アクリロイル化合物等を挙げることができる。一方、熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂等を挙げることができる。
また、樹脂片を貼着する場合には、剛性を有する樹脂フィルムを熱接着する方法や、接着剤等で貼着する方法を採用することができる。具体的には、厚さ50〜500μm程度のポリエステル(PET)、ポリプロピレン(PP)あるいはナイロン(NY)のような剛性を有する樹脂フィルムを熱接着する方法や、接着剤等で貼着する方法を採用することができる。さらに、補強層の積層位置は、特に限定されず、合成樹脂シートの内面、外面の片面あるいは両面の何れでも良いが、形成される包装袋の美観を良好なものとするためには、合成樹脂シートの内面に設けるのが好ましい。加えて、補強層の形状は特に限定させるものではなく、表裏の合成樹脂製シートに形成された膨出部と同一の形状となるように補強層を形成することも可能であるし、膨出部より一回り小さく補強層を形成したり、膨出部より一回り大きく補強層を形成したりすることも可能である。そのように、合成樹脂シートの膨出部分に補強層を積層した場合には、形成されるエア充填部の形状がきわめて崩れにくいものとなるので、包装袋の形態の保持性がきわめて良好なものとなる、というメリットがある。
また、本発明に係る包装袋は、合成樹脂シートの膨出部分の内面に、金属等が蒸着されたもの等とすることも可能である。そのように、合成樹脂シートの膨出部分の内面に金属等を蒸着した場合には、エア充填部からエアが抜けにくくなるので、補強層を設けた場合と同様に、包装袋の形態の保持性がきわめて良好なものとなる、というメリットがある。
また、本発明に係る包装袋の袋形態は、特に限定されず、例えば、スタンディングパウチ、ガゼット袋あるいは三方袋等が挙げられ、その大きさは特に限定されない。
また、各ヒートシール(側方シール、下方シール等)および裁断は、製袋機を用いて、一連の加工として実施することも可能であるし、バッチ(非一連)の加工として実施することも可能である。なお、ヒートシールの温度は、特に限定されないが、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムを熱接着性フィルムとする合成樹脂製シートを用いる場合には、170〜210℃の範囲内にするのが好ましい。
以下、本発明の包装袋およびその製造方法の一製造例について説明する。
<包装袋の構成>
図1は、本発明の包装袋の一例を示したものである。包装袋Pは、厚さ15μmのナイロンフィルム(ベースフィルム)の上に、アルミ蒸着を施した厚さ12μmのポリエステルフィルム(中間層)を、アルミ蒸着面がナイロンフィルムと接合するように積層し、さらにその上に、厚さ130μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)を積層してなる合成樹脂製シートによって形成されており、縦×横=265mm×170mmの大きさを有している。
また、包装袋Pの表裏2枚の略矩形の胴材2a,2bの下端縁際には,折り込み材3が、所定の幅(約50mm幅)の二つ折りになった状態で挟み込まれている。なお、表裏の胴材2a,2bは、それぞれ、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層を内側にした状態で配置されており、折り込み材3は、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層を表裏の胴材2a,2bの裏面側にした状態で配置されている。
そして、包装袋Pの左右の端縁際の部分をヒートシールすることによって側方シール部5a,5bが形成されている。それらの側方シール部5a,5bの上側の部分(折り込み材3の折り込み部分より上側の部分)においては、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが融着し合っている。また、側方シール部5a,5bの下側の部分(折り込み材3の折り込み部分)においては、表側の胴材2aの裏面と折り込み材3の裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3の裏面が、それぞれ融着し合っている。
また、左側の側方シール部5aは、上端際の部分(後述する抽出口形成部11)を除いて一定幅(約7mm)の帯状になっている。また、右側の側方シール部5bは、左側の側方シール部5aより幅広な一定幅(約20mm)の帯状になっている。そして、右側の側方シール部5bには、エアを閉じ込めておくためのエア充填部7が、鉛直状に設けられている。当該エア充填部7は、図1(a),(b)に示すように、断面半円筒状の膨出部分Bを形成した表裏の胴材2a,2bを、膨出部分Bの外側(胴材2a,2bのシート面に沿った外側)でヒートシールすることによって、長尺な中空の円柱状に形成されており、上端際の部分および下端際の部分が半球状になっている。
一方、包装袋Pの下端縁際には、胴材2a,2bを全幅に亘ってヒートシールすることによって下方シール部6が形成されており、その左右両端際の部分は、側方シール部5a,5bの下端際の部分と重なり合っている。当該下方シール部6は、上端縁が下向きに凸な円弧状になっており、中央の部分の上下幅(高さ:約5mm)が左右の上下幅(高さ:約50mm)よりも低くなっている。かかる下方シール部6においては、表側の胴材2aの裏面と折り込み材3の裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3の裏面が、それぞれ融着し合っている。
さらに、側方シール部5a,5bの下端際の部分(マチの部分)には、それぞれ、スポット融着部4,4が設けられている。当該スポット融着部4,4においては、二つ折りした折り込み材3を貫通するように貫通孔(図示せず)が設けられており、その貫通孔を介して、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが直接的に融着し合っている。
また、包装袋Pの左上方のコーナー(隅部)には、使用者が手によって裁断して抽出口を形成するための抽出口形成部11が形成されている。すなわち、包装袋Pの左上方のコーナーにおいては、左側の側方シール部5aの上端際に略円弧状のくびれ13が設けられており、そのくびれ13の上方の端縁が、くびれ13の下側の端縁よりもわずかに内側に位置した状態になっている。一方、包装袋Pの上端縁の左上方のコーナー際には、幅約10mm×高さ(最下部までの高さ)20mmの帯状の切り欠き12が設けられている。その切り欠き12の底辺は、左上がりに傾斜しており、その底辺の左端に、鋭角状のノッチが形成された状態になっている。
上記の如く、くびれ13および切り欠き12が形成されていることによって、幅約20mmの摘まみ14が形成された状態になっている。そして、それらの切り欠き12およびくびれ13を繋ぐようにミシン目(非貫通孔を直線状に並べて形成したもの)15が設けられており、そのミシン目15を境界として、包装袋Pの左上方のコーナーに抽出口形成部11が形成された状態になっている。
<包装袋の製造方法>
以下、上記した包装袋の一製造例について説明する。図2は、包装袋を製造工程を示すフローチャートであり、図3は、包装袋を製造する様子を示す説明図である。包装袋を製造する場合には、製袋機に、上記した合成樹脂製シート(長尺なもの)を装着する。すなわち、包装袋の表裏を形成する一対の合成樹脂製シート(胴材2a,2b)を、ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層を互いに内側にした状態で装着するとともに、それらの一対の合成樹脂製シートの下端縁際の間に、底面を形成するための同一の合成樹脂製シート(折り込み材3)を、そのポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層側を外側にするように二つに谷折りして挿入させる(図3(a)参照)(シート装着工程)。
そして、上記の如く製袋機に装着した表裏の胴材2a,2bの外面に、所定の間隔で、紫外線硬化樹脂をコーティングすることによって、後の工程で形成される膨出部分の形崩れを防止するための補強層(図示せず)を形成する(積層する)(補強層形成工程)。当該補強層を形成する際には、形成される補強層が後の工程で形成される膨出部分より一回り大きな楕円形状(左右および上下の幅が膨出部分より1〜2mm程度大きな楕円形状)になるように形成する方法等を採用する。なお、補強層は、製袋機に装着する前の合成樹脂シートに予め形成しておくことも可能である。
しかる後、その補強層を形成した後の胴材2a,2bに、金型を利用した真空成形法によって、膨出部分Bを形成する(膨出部分形成工程)。また、そのように胴材2a,2bに膨出部分Bを形成した直後に、それらの胴材2a,2bを、各膨出部分B,Bの位置が合致するように重ね合わせて、それらの膨出部分B,Bの周囲をヒートシールすることによって、エア充填部7を形成する(ヒートシール工程)。図4は、胴材2a,2bにエア充填部7を形成する際に用いる金型を示したものであり、図5は、その金型を用いて、胴材2a,2bにエア充填部7を形成する様子を示したものである。
エア充填部7を形成する際に用いる金型21は、2個一対の金型部材21a,21bによって構成されている。各金型部材21a,21bは、縦長な直方体状に形成されており、鉛直で一定幅(幅=約10mm)の長尺な(長さ=130mm)略半円筒状の凹部22が形成されている。また、当該凹部22の外側には、断面半円筒状の3つの通気孔23,23・・が形成されているとともに、凹部22と外面とを繋ぐように、2つの円柱状の脱気孔24,24が上下方向に併設されている。そして、それらの脱気孔24,24は、それぞれ、隣り合う通気孔23,23同士の中間の高さに位置している。
エア充填部7を形成する際には、上記した金型21a,21bを所定の温度(90〜120℃)に加熱する。そして、図5(a)の如く、脱気孔24,24から凹部22内の空気を吸引することによって、胴材2a,2bを凹部22の形状に沿うように押し当てて、胴材2a,2bに熱履歴を与えることによって凹部と同一形状の膨出部分Bを形成する(膨出部分形成工程)。また、図5(b)の如く、かかる膨出部分Bの形成とほぼ同時に、加熱された金型21a,21bの間に胴材2a,2bを挟み込んで、膨出部分Bの周囲を予備的に(軽く)ヒートシールして予備シール部17を形成する(図3(b)参照)(予備ヒートシール工程)。なお、金型部材21a,21bには通気孔23,23・・が形成されているため、脱気孔24,24による凹部22内の吸引時には、それらの通気孔23,23・・から金型21a,21bの間にスムーズに空気が送り込まれるので、胴材2a,2bにシワが入ったりせず、スムーズに吸引することができる。
そのようにエア充填部7を形成した後には、図3(c)の如く、長尺な胴材2a,2bおよび折り込み材3に、所定の温度(約170±5℃)で所定の形状のヒートシールを所定の間隔で連続的に施すことによって、側方シール部5a,5bおよび下方シール部6を形成する(ヒートシール工程)。かかるヒートシール工程においては、胴材2a,2bの膨出部分Bの外側の部分がヒートシールされ、膨出部分Bはヒートシールされない。
しかる後、図3(d)の如く、側方シール部5a,5bおよび下方シール部6が形成された合成樹脂製シートの積層体を、側方シール部5a,5bの中間(エア充填部7から所定の間隔(約5mm)を隔てた位置)において、所定のカッターを用いて裁断することによって、包装袋P,P・・を得る(裁断工程)。上記した製造方法によれば、エア充填部7の内部に十分にエアが入り込んだ包装袋P,P・・を、歩留まり良く効率的に生産することが可能となる。
<包装袋の作用>
上記の如く構成された包装袋Pは、ヒートシールされていない上端縁の開口部O(切れ込み12の右側から右端縁の側方シール部5bまでの部分)から内容物を充填させて用いられる。そして、内容物を充填した後に、その上端縁の開口部Oの胴材2a,2bをヒートシールすることによって、一定の高さで(約5mm〜10mm)の帯状の頭シール部を形成するとともに、包装袋Pを密封する。なお、頭シール部は、左右の側方シール部5a,5bと重なり合うように形成する。上記の如く内容物を充填させると、包装袋Pは、折り込み材3の二つ折りになった部分が拡がり、表裏の各胴材と直交する鉛直断面の形状が略三角形状になるため、安定した状態で起立させることができる。
そして、内容物を抽出する場合には、作業者の手によって、抽出口形成部11の切り欠き12の下部のノッチを起点として、斜め下方(ミシン目15の方向)に向けて裁断して抽出口を形成する。なお、胴材2a,2bは、ベースフィルムおよび中間層がいずれも二軸延伸フィルムであるため、容易に手で裁断することができる。そのように抽出口を形成した包装袋Pは、比較的に小さな角度で傾斜させることによって内容物を抽出することができる。そして、そのように内容物を抽出した場合でも、包装袋Pは、エア充填部7によって、その周囲が直線状に保たれるので、安定した状態を保つことができる。
<包装袋および包装袋による効果>
上記した包装袋Pは、膨出部分Bを形成してなる表裏2枚の胴材2a,2bをヒートシールすることによってエア充填部7が形成されているため、製造ラインの中で容易にエア充填部7の内部にエアを充填させることができるとともに、エア充填部7の形状が崩れにくいので、長期間に亘ってエア充填部7内からエアが消失しにくいため、形態の保持性、自立性、持ち易さが良好である。
また、上記した包装袋Pの製造方法は、包装袋Pの右端縁際にエア充填部7を他の部分よりも外側に膨出するように形成するエア充填部形成工程を有しているため、従来のように製袋後にエア充填部内に空気を吹き込まなくても、エアで満たされたエア充填部7を包装袋Pに形成することができる。したがって、上記した包装袋Pの製造方法によれば、長期間に亘って形態の保持性、自立性、持ち易さが良好な包装袋を、容易に製造することができる。
さらに、上記した包装袋Pの製造方法は、エア充填部形成工程が、表裏2枚の胴材2a,2bの片方の端縁際に、それぞれ、他の部分よりも外側に膨出するように膨出部分Bを形成する膨出部分形成工程と、膨出部分Bを形成してなる表裏2枚の胴材2a,2bを、各膨出部分B,Bの位置が合致するように重ね合わせて、それらの膨出部分B,Bの周囲をヒートシールするヒートシール工程とを有している。したがって、包装袋Pの製造方法によれば、エア充填部7を、他の部分に対して明確に膨出するように形成することができるので、長期間に亘ってエア充填部7内からエアが消失しにくく、形態の保持性、自立性、持ち易さが非常に良好な包装袋Pを、効率的に製造することができる。
加えて、上記した包装袋Pの製造方法は、膨出部分形成工程が、凹部22およびその凹部22と連通した脱気孔24,24・・を設けた2個一対の金型部材21a,21bを用い、真空成形法を利用して、表裏2枚の胴材2a,2bを、脱気孔24,24・・からの吸引により各金型部材21a,21bの凹部22に密着させた状態で加熱することによって、各胴材2a,2bに膨出部分Bを形成するものである。したがって、この製造方法によれば、膨出部分B,Bを短時間で均一な形状に形成することができるので、長期間に亘ってエア充填部7内からエアが消失しにくく、形態の保持性、自立性、持ち易さが非常に良好な包装袋Pを、安価に歩留まり良く製造することができる。
<包装袋およびその製造方法の変更例>
本発明に係る包装袋の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、胴材や折り込み部を形成するための合成樹脂製シートの材質、大きさ(高さ、幅、折り込み部材の折り込み幅等)、側方シール部、下方シール部の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
たとえば、包装袋を構成する合成樹脂製シートは、上記実施形態の如く、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものに限定されず、他の材質の合成樹脂フィルムを積層させたもの等でも良い。なお、合成樹脂製シートとして、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものを用いた場合には、包装袋の強度が良好なものとなるとともに、包装袋の製造が容易なものとなる、というメリットがある。また、本発明に係る包装袋は、上記実施形態の如く、縦長な直線状のエア充填部を形成したものに限定されず、横長なエア充填部や、曲線状のエア充填部を形成したもの等でも良い。加えて、本発明に係る包装袋は、上記実施形態の如きパウチ(スタンディングパウチ)に限定されず、三方袋やガゼット袋等に変更することも可能である。
また、本発明に係る包装袋の製造方法の構成も、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、シート装着工程、エア充填部形成工程(膨出部分形成工程、ヒートシール工程)、裁断工程等の内容を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。たとえば、本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の如く、膨出部分の形成と略同時に予備的なヒートシール(通常より低温でのヒートシール)を行う方法に限定されず、膨出部分の形成時に予備的なヒートシールを行わない方法でも良い。なお、膨出部分の形成と略同時に予備的なヒートシールを行う方法を採用した場合には、表裏の胴材の膨出部分同士の位置がずれにくい、というメリットがある。
さらに、本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の如く、エア充填部の形成と略同時にそのエア充填部にエアを十分に充填する方法に限定されず、一旦、十分にエアで満たされていないエア充填部を形成した後に、エア充填部にエアを補充する方法等に変更することも可能である。そのようにエア充填部の形成後にエアを補充する方法を採用した場合には、エア補充前の包装袋が嵩張らないものとなる、というメリットがある。
加えて、本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の如く、エア充填部を設けた包装袋を内容物の充填前に形成しておくものに限定されず、内容物の充填時にエア充填部を形成する方法でも良い。図6は、そのような製造方法の一例を示したものであり、かかる製造方法においては、予め、図6(a)の如く、内容物を充填するための袋状の充填部分αとエア充填部を設けるための余白部分βとを隣り合うように設けた袋状体Pを形成する(すなわち、袋状体Pの充填部分αと余白部分βとの間に、一定幅の側方シール部5b’を形成する)。そして、当該袋状体Pへの内容物の充填時に、充填機等を利用して、図6(b)の如く、余白部分βにエア充填部7を形成する。すなわち、胴材2a,2bに膨出部分Bを形成し、その周囲をヒートシールすることによってエア充填部7を形成する。そのような製造方法であっても、上記実施形態の製造方法と同様に、製袋後にエア充填部内に空気を吹き込まなくても、エアで満たされたエア充填部7を包装袋P’に形成することができるので、長期間に亘って形態の保持性、自立性、持ち易さが良好な包装袋P’を、容易に製造することが可能となる。なお、上記の如く、内容物の充填時にエア充填部7を形成する場合でも、内容物を充填する前の袋状体Pの胴材2a,2bに予め膨出部分Bを形成しておくことも可能である。
また、本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の如く、膨出部分形成工程において形成された膨出部分の周囲に(膨出部分を除いて)ヒートシールする方法に限定されず、エア充填部が膨出部分より一回り小さくなるように(たとえば、エア充填部の幅が膨出部分の幅よりも1〜2mm程度小さくなるように)、膨出部分に重ねてヒートシールする方法等に変更することも可能である。かかる方法を採用した場合には、エア充填部内のエアの圧力(内圧)を高くすることができる、というメリットがある。
加えて、本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の如く、凹部および脱気孔を設けた2個一対の金型部材を用い、真空成形法を利用して、脱気孔からの吸引により表裏2枚の合成樹脂製シート(胴材)を各金型部材の凹部に密着させた状態で加熱することによって、各合成樹脂製シートに膨出部分を形成するものに限定されず、凹部を設けた2個一対の金型を用い、圧空成形法を利用して、エアの吹き込みにより表裏2枚の合成樹脂製シート(胴材)を、各金型の凹部に密着させた状態で加熱することによって、各合成樹脂製シートに膨出部分を形成するもの等に変更することも可能である。かかる製造方法を採用した場合でも、上記実施形態の製造方法と同様に、膨出部分を短時間で均一な形状に形成することができるので、長期間に亘ってエア充填部内からエアが消失しにくく、非常に良好な自立性を保持可能な包装袋を、安価に歩留まり良く製造することができる。
また、本発明に係る包装袋Pは、上記実施形態の如く、上端縁をヒートシールしていない開口部Oとしたものに限定されず、抽出口形成部の先端をヒートシールしていない開口部Oとしたもの等に変更することも可能である。
加えて、抽出口形成部は、上記実施形態の如く、比較的に大きな切り込みと直線状のミシン目を設けたものに限定されず、端縁に小さなノッチあるいは切り込みを設けたもの、コーナーに曲線状のミシン目を設けたもの等に変更することも可能である。また、抽出口形成部は、上記実施形態の如く、2枚の平坦な胴材が重なり合った状態のものに限定されず、抽出口を大きくする目的で、裁断される線分と直交するように、平行な折り込み線(外向きに凸なもの)を設けたものや、合成樹脂製の円筒体を溶着したもの等に変更することも可能である。
また、本発明に係る包装袋は、上記実施形態の如く、上端縁のコーナーに抽出口形成部を設けたものに限定されず、上端縁の中央あるいはコーナーに、合成樹脂製のワンピースタイプあるいはツーピースタイプのスパウト(抽出口)を固着(融着)させたものでも良い。
本発明の包装袋は、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として好適に用いることができる。また、本発明の包装袋の製造方法は、各種の液体や粉体等の包装用袋に好適な包装袋を安価に、かつ、歩留まり良く製造する方法として広く利用することができる。
P・・包装袋
2a,2b・・胴材
3・・折り込み材
5・・側方シール部
6・・下方シール部
7・・エア充填部
B・・膨出部分
9・・開口部
11・・抽出口形成部
21・・金型
21a,21b・・金型部材
22・・凹部
24・・脱気孔

Claims (6)

  1. 表裏2枚の合成樹脂製シートの周縁をヒートシールすることによって袋状に形成されており、左右あるいは上下の周縁際に、内部に空気を充填してなるエア充填部が形成された包装袋であって、
    エア充填部が、それぞれ、膨出部分を形成してなる表裏2枚の合成樹脂製シートをヒートシールすることによって形成されていることを特徴とする包装袋。
  2. 表裏2枚の合成樹脂製シートの周縁をヒートシールすることによって袋状に形成されており、左右あるいは上下の周縁際に、内部に空気を充填してなるエア充填部が形成された包装袋の製造方法であって、
    包装袋の左右あるいは上下の周縁際にエア充填部を他の部分よりも外側に膨出するように形成するエア充填部形成工程を有することを特徴とする包装袋の製造方法。
  3. 前記エア充填部形成工程が、
    表裏2枚の各合成樹脂製シートの左右あるいは上下の周縁際に、それぞれ、他の部分よりも外側に膨出するように膨出部分を形成する膨出部分形成工程と、
    膨出部分を形成してなる表裏2枚の合成樹脂製シートを、各膨出部分の位置が合致するように重ね合わせて、それらの膨出部分の周囲をヒートシールするヒートシール工程とを有することを特徴とする請求項2に記載の包装袋の製造方法。
  4. 前記膨出部分形成工程が、凹部およびその凹部と連通した脱気孔を設けた2個一対の金型を用いて、表裏2枚の合成樹脂製シートを加熱するとともに、その加熱と同時あるいは前後において前記脱気孔からの吸引により各金型の凹部に密着させて、各合成樹脂製シートに膨出部分を形成するものであることを特徴とする請求項3に記載の包装袋の製造方法。
  5. 前記膨出部分形成工程が、凹部を設けた2個一対の金型を用いて、表裏2枚の合成樹脂製シートを加熱するとともに、その加熱と同時あるいは前後においてエアの吹き込みにより各金型の凹部に密着させて、各合成樹脂製シートに膨出部分を形成するものであることを特徴とする請求項3に記載の包装袋の製造方法。
  6. 前記ヒートシール工程が、
    表裏2枚の各合成樹脂製シートに形成された膨出部分を一回り小さくなるようにヒートシールすることによって、形成されるエア充填部の内圧を高めるものであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の包装袋の製造方法。
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